一般社団法人 日本インタラクティブ広告協会|jiaa
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2019 年(令和元年)12 月 11 日
一般社団法人 日本インタラクティブ広告協会(JIAA)
JIAA、インターネット広告に関するユーザー意識調査結果を発表 「キーワードは“信頼性”」
JIAA がインターネットユーザー全国 5,000 人に対して実施した「2019 年インターネット
広告に関するユーザー意識調査」において、インターネットユーザーは広告の役割やメリッ
トを理解しており、広告を受容する意識が非常に高いことが明らかになった反面、インター
ネット広告に対して不信感や嫌悪感を感じていることも同時に確認されました。JIAA はこ
のようなユーザーの不信感を軽減させるため、インターネット広告の信頼性向上に向けた
各種施策を行なってまいりましたが、本調査にて、JIAA が取り組んできた各種施策は、ユー
ザーのインターネット広告に対する印象変化に貢献していることも実証されました。ユー
ザーに今後も価値を感じ続けてもらうためにはインターネット広告の信頼性向上が必要で
あり、そのために JIAA が果たすべき役割の重要性を再認識させられる結果となりました。
一般社団法人日本インタラクティブ広告協会(所在地:東京都中央区、理事⾧:髙田佳夫、
略称:JIAA)は、定款に定めてある「インターネット及びインターネット広告に対する消
費者の接触態度・評価などの調査・研究活動」を具現化するため、ユーザーがインターネッ
ト広告に感じている率直な意識、並びに、現在業界が進めている各施策の有用性や今後の
取り組みの方向性を把握するための調査を企画・実施いたしましたので、その結果をお知
らせいたします。
本調査では、ユーザーの「インターネットメディア・広告への意識」、「情報取得活用へ
の意識」、「業界が取り組んでいる各施策への意識」、「広告への期待」を確認しました。
Ⅰ.メディア(デバイス)への意識 ; インターネットのポジションは?
インターネット(PC/スマートフォン)の 1 日平均利用時間は 3 時間半を超え、必要性
は 80%を超えるなど、多くの人の生活の中心のメディアと位置付けられ、ユーザーから
の評価は高い。一方で、信頼性は新聞の 62%、テレビ・ラジオの 55%に対して雑誌と同
じ 46%であった。
ユーザーの 9 割が広告を受容 ユーザーの 6 割が広告役割・メリットを理解 ユーザーの 8 割が情報活用に不安を感じている
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Ⅱ.広告への意識 ; インターネット広告はどう評価されている?
インターネット広告は「しつこい/不快」「邪魔な/煩わしい/うっとうしい」がいずれも
30%前後と、ユーザーにネガティブなイメージを持たれている。また、半数以上のユー
ザーが「広告表示のされかた」に対して嫌悪感を抱いており、インターネット広告特有
の要素がマイナスイメージを醸成する要因となっている。
Ⅲ.個人に関わる情報取得活用への意識 ; 情報取得や活用は正しく認識されている?
ユーザーの 85%がインターネット広告への情報活用に不安を感じているという結果と
なった。ユーザーの 61%は個人に関する情報が取得されていることを認識しており、特
に、プライバシー性の高い情報の取得・活用に対して抵抗感を感じている様子も明らか
になった。
Ⅳ.各施策への意識 ; 業界が行っている施策に対するユーザーの評価は?
JIAA が行っている各種施策の内容まで理解しているユーザーは少なく、「インフォメー
ションアイコン」で 15%、「オプトアウト」では 7%とその浸透レベルは低かった。しか
し、各施策に対して一定の評価は得られており、詳細を理解することでユーザーのイン
ターネット広告の信頼性は 20~30%アップすることが示された。
Ⅴ.広告への期待 ; 広告の必要性はどれだけ感じられている?
ユーザーの 59%が広告の役割やメリットに共感しており、91%が広告を受け入れる姿勢
を見せるなど、ユーザーは広告の価値を認識している様子が明らかになった。
※結果の詳細は Web サイトで公開しています
図 1:メディア(デバイス)への意識 図 2:広告受容度
0
20
40
60
80
100インターネット
(PC)
インターネット
(タブレット)
インターネット
(スマートフォン)
テレビ
(受像機)
ラジオ
(受信機)
新聞
(紙面)
雑誌
(誌面)
9.4
77.6
13.1
信頼性
必要性
好感度
広告受容者 90.6% 広告が表示されなくなるなら、サービスが有料でもかまわない
無料でサービスを利用できるなら、広告はあっても良い
サービスの有料・無料にかかわらず、広告はあっても良い
楽しさ 役立ち度
*各メディア利用者ベース
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ユーザーの率直な意識を確認することで、インターネット広告を、適切な方法で、適切
な表現でターゲットに配信することがユーザーにとっても、インターネット広告業界に
とっても望まれる姿であると改めて認識できたといえます。
ユーザーのインターネット広告に対する不安感・不信感の排除を進める上で、業界とし
て進めている各施策を浸透させていくとともに、今後もユーザー視点に立った施策の検討・
実施を進め、インターネット広告の信頼性向上に取り組んでまいります。
【2019 年インターネット広告に関するユーザー意識調査 調査概要】
調査エリア:全国
調査対象者:15~69 才 男女個人
※毎日インターネット利用する方
※全国を 8 地区に分け、ネット利用者構成に合わせて地区・性年代別に割付
調査方法:インターネット調査
調査時期:2019 年 9 月
サンプル数:5,000 サンプル(有効回収数)
【一般社団法人 日本インタラクティブ広告協会(JIAA)について】
一般社団法人 日本インタラクティブ広告協会(Japan Interactive Advertising Association:略称
JIAA)は、1999(平成 11)年 5 月にインターネット広告推進協議会として発足したインターネッ
ト広告の業界団体です。設立以来、デジタルコンテンツやネットワークコミュニケーションを支
える経済的基盤であるインターネット広告の社会的責任を認識しながら、ビジネス活動の環境整
備、改善、向上を推進しています。現在、インターネット広告の媒体社、広告会社など 275 社が
集まり、消費者保護の観点に基づいたガイドラインの策定、より円滑なビジネス推進のための標
準的ルールの整備や調査研究、業界内外への普及啓発などの活動を行い、インターネット広告の
健全な発展と社会的信頼の向上に取り組んでいます。
⟨本件についての問い合わせ先⟩ 一般社団法人日本インタラクティブ広告協会(JIAA)事務局 担当:柳田・片山 〒104-0061 東京都中央区銀座 7 丁目 13-5 NREG 銀座ビル 7 階 TEL. 03-6278-8051 FAX. 03-6278-8052 E-mail:[email protected] http://www.jiaa.org