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2010年度事業報告 【総括】 2010年度の基本方針は、社会福祉士及び社会福祉士会の積極的な活動であり、研修事 業による会員の能力向上とともに会員相互が協力して自己研鑽を行い、福岡県民の福祉を推 進することであった。 重点課題の一つは、会員の資質及び実力向上のため、効率的・効果的な研修事業を展開す ることであった。まず研修のあり方についてアンケート調査を行い、結果を公表し、今後の 研修体制について検討した。さらに基礎研修(2会場)を実施し、共通基盤研修を実施した。 その他、メンタルヘルスケア教室、ファシリテーション講座、当事者視点による権利擁護研 修会、ソーシャルワーク実践に必要な民法の基礎研修、社会福祉士がとらえる相談援助、少 年非行の現状と立ち直りに向けての支援、障害者の権利擁護、ケアマネジメント技法に関す る研修、地域包括支援センターにおけるソーシャルワーク実践、スクールソーシャルワーク 研修会、社会福祉士実習指導者講習会、多重債務と借金問題に関する研修会、地域でできる 子どもの虐待防止研修会等、社会福祉士が関わる各分野についての研修を行い、会員の資質 及び実力の向上を目指した。必要な研修をすべて網羅できたとは必ずしもいえず、参加者の 減少や研修実施の有効性などについて課題を残した。今後はそのようなことを改善しつつ、 会員の資質の向上につながる研修を企画し、効率的な実施に取り組みたい。 重点課題の第二は、会員の相互支援ネットワークを強化するため、広報活動、ブロック活 動を推進することであった。広報活動については、年11回の福岡社会福祉士通信の発行に よって必要な情報を会員に配信した。また、ホームページを運営し会員及び県民への情報発 信を行った。さらに県民一般を対象とした講演会を開催し、県民の福祉に資するとともに社 会福祉士の周知に努めた。ブロック活動については、県内各ブロックで併せて5回の研修会 と2回の事例検討会を実施し、その他地域催事への参加や会員懇親会等を実施した。果たし て活動が充分であったとは必ずしもいえないと考えるが、今後も会員が気軽に参加でき、社 会福祉士会の活動が身近な存在であるべく活動を推進し、1人の漏れもない会員相互ネット ワークを構築できるよう取り組みたい。 重点課題の第三は、公益社団法人への移行を視野に入れ、予算の効率的・効果的な執行を 進めることであった。公益社団法人化は、定款の策定を始めとして必要な規程の整備や公益 法人会計体制への転換を進めているが、日本社会福祉士会と歩調を合わせるため、活動を見 合わせていた部分があった。予算の効率的・効果的な執行については各執行役員が連携し無 駄のない活動を進めたため、黒字の財務状況を維持できた。今後、黒字の部分については公 益を目的とする事業・活動等にあて、民間の公益事業体としての経営に取り組みたい。 全体的に見て、それなりの活動には取り組んできたが、まだまだ、各部門において努力す べきところが多いと考える。新年度においても、新たに目標や課題を設定し、本会の活動の 向上に取り組みたい。

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2010年度事業報告 【総括】 2010年度の基本方針は、社会福祉士及び社会福祉士会の積極的な活動であり、研修事

業による会員の能力向上とともに会員相互が協力して自己研鑽を行い、福岡県民の福祉を推

進することであった。 重点課題の一つは、会員の資質及び実力向上のため、効率的・効果的な研修事業を展開す

ることであった。まず研修のあり方についてアンケート調査を行い、結果を公表し、今後の

研修体制について検討した。さらに基礎研修(2会場)を実施し、共通基盤研修を実施した。

その他、メンタルヘルスケア教室、ファシリテーション講座、当事者視点による権利擁護研

修会、ソーシャルワーク実践に必要な民法の基礎研修、社会福祉士がとらえる相談援助、少

年非行の現状と立ち直りに向けての支援、障害者の権利擁護、ケアマネジメント技法に関す

る研修、地域包括支援センターにおけるソーシャルワーク実践、スクールソーシャルワーク

研修会、社会福祉士実習指導者講習会、多重債務と借金問題に関する研修会、地域でできる

子どもの虐待防止研修会等、社会福祉士が関わる各分野についての研修を行い、会員の資質

及び実力の向上を目指した。必要な研修をすべて網羅できたとは必ずしもいえず、参加者の

減少や研修実施の有効性などについて課題を残した。今後はそのようなことを改善しつつ、

会員の資質の向上につながる研修を企画し、効率的な実施に取り組みたい。 重点課題の第二は、会員の相互支援ネットワークを強化するため、広報活動、ブロック活

動を推進することであった。広報活動については、年11回の福岡社会福祉士通信の発行に

よって必要な情報を会員に配信した。また、ホームページを運営し会員及び県民への情報発

信を行った。さらに県民一般を対象とした講演会を開催し、県民の福祉に資するとともに社

会福祉士の周知に努めた。ブロック活動については、県内各ブロックで併せて5回の研修会

と2回の事例検討会を実施し、その他地域催事への参加や会員懇親会等を実施した。果たし

て活動が充分であったとは必ずしもいえないと考えるが、今後も会員が気軽に参加でき、社

会福祉士会の活動が身近な存在であるべく活動を推進し、1人の漏れもない会員相互ネット

ワークを構築できるよう取り組みたい。 重点課題の第三は、公益社団法人への移行を視野に入れ、予算の効率的・効果的な執行を

進めることであった。公益社団法人化は、定款の策定を始めとして必要な規程の整備や公益

法人会計体制への転換を進めているが、日本社会福祉士会と歩調を合わせるため、活動を見

合わせていた部分があった。予算の効率的・効果的な執行については各執行役員が連携し無

駄のない活動を進めたため、黒字の財務状況を維持できた。今後、黒字の部分については公

益を目的とする事業・活動等にあて、民間の公益事業体としての経営に取り組みたい。 全体的に見て、それなりの活動には取り組んできたが、まだまだ、各部門において努力す

べきところが多いと考える。新年度においても、新たに目標や課題を設定し、本会の活動の

向上に取り組みたい。

2010年度事業の実施報告

委員会名・事業チーム名:( 研修委員会 支部研修部会 ) 担当理事名:山口 千恵

2010年度事業計画 2010年度事業報告

今後の基礎研修のあり方を検討する為

の基礎データを収集することを目的と

して、福岡県支部会員1,270名を対象に

調査を実施する。

2010年 6月より、調査内容及び調査手法、分析について

検討を行い、8月より調査を実施した。

調査時期:2010年 8月 1日~9月 15日

調査方法:郵送調査・インターネット調査

集計・分析:研修委員会支部研修部会

回答者:76名

自由記述への回答も含め、調査結果については通信 1 月号

にて公開した。(全12ページ)

メンタルヘルスケア教室の開催

(2会場で開催する)

社会福祉専門職が、適切なセルフケアを

習得することによって自身のバーンア

ウトを予防する。

組織的な支援が可能となるような人材

を養成する。

日 時:2010年 7月 17日(土)10:00~16:00

場 所:ウェルとばた 111・112会議室

内 容:「メンタルヘルスケア教室~ストレスを抱え込まな

いために~」

参加者:19名

日 時:2010年 7月 18日(日)10:00~16:00

場 所:クローバープラザ セミナールームAB

内 容:「メンタルヘルスケア教室~ストレスを抱え込まな

いために~」

参加者:23名

基礎研修会の開催

(2 会場で開催)

① 新入会員が社会福祉士会の組

織と活動内容についての理解

を深める。

② 委員会活動への積極的な参加

を促し組織の活性化を図る。

③ 生涯研修制度の理解を深め会

員の質の向上を図る。

④ 倫理綱領を読み解きながら、自

らの専門性について実践を振

り返る。

日 時:2010年 11月 7日(日)10:00~16:00

場 所:北九州工業大学 地域連携センター401教室

内 容:社会福祉士会の組織と活動内容

生涯研修制度について・専門社会福祉士制度につい

て倫理綱領と行動規範

参加者:50名

日 時:2010年 11月 27日(土)10:00~16:00

場 所:大野城まどかぴあ 大会議室

内 容:社会福祉士会の組織と活動内容

生涯研修制度について・専門社会福祉士制度につい

て倫理綱領と行動規範

参加者:60名

ファシリテーション講座の開催

地域ケア会議や組織内での会議、事例検

討会などに応用できるファシリテーシ

ョンの技術を習得することを目的とし

て開催。

日 時:2011年 1月 30日(日)10:00~16:00

場 所:クローバープラザ 501研修室

内 容:「ワークショップデザイン講座」

・ワールドカフェ

・課題解決の話し合い等

参加者:9名

社会福祉士共通基盤研修の開催

6 領域を今後 3 年間で履修できる

体制を整備ことを目標に実施。

日 時:2010年 10月 24日(日)13:30~16:30

場 所:クローバープラザ 506研修室

内 容:第 1 回 社会福祉士共通基盤研修 相談援助スキ

ルアップ研修

領 域:「社会福祉士のとらえる相談援助」

参加者:48名

(相談援助部会、児童・障害者部会と共催)

日 時:2010年 12月 5日(日)13:30~16:30

場 所:クローバープラザ 506AB

内 容:第 2 回 社会福祉士共通基盤研修 社会福祉士が

抱えるジレンマ

領 域:「社会福祉士のとらえる権利擁護」「社会福祉士の

とらえる実践研究」

参加者:40名

(権利擁護部会・ユース委員会と共催)

総括 (2011年度に向けた課題等)

基礎研修会について、今回は新生涯研修制度への移行時期ということが影響したと思われ、新入会員

だけではなく入会後3年以上経過した会員の参加が目立った。

今後、新生涯研修制度の動向を見据えながら、さらに会の活性化を図るため、会活動参加の動機付け

につながる内容を精査していくことも重要と考えている。

社会福祉士共通基盤研修については、将来的には必修となることも想定されているため、本部のガイ

ドラインに準じた企画を組織的に進めるための体制を確保することが課題である。

以 上

2010年度事業の実施報告

委員会名・事業チーム名:( 研修委員会 権利擁護部会 ) 担当理事名:上釜 光輝

2010年度事業計画 2010年度事業報告

権利擁護の実践に向けて会員が必要

な知識や技術を取得するための研修会

を開催する。

(1)研修会の開催

①第1回研修会

支部研修部会、ユース委員会と共催(別掲)

②第2回研修会

日 時:2011年 3月 12日(土)13:00~16:00

場 所:クローバープラザ セミナールームA

内 容:当事者の視点による権利擁護実践

『教育実践の現場から“福祉”を超えて

~「自立」と「支援」の多様性に向けて~』

参加者:21名

権利擁護委員会のコンセプト・目的を

再検討する。

委員会規程の見直しを受け、新たに委員を選任し再出発

を図った。本委員会の目的を確認し、権利擁護について幅

広い研修機会の提供を目指し、本会が実施する他の研修会

との共催を進め、他の委員会が実施できていない「権利擁

護」研修会を開催することとした。

また、新生涯研修制度への移行を念頭に、本会の研修制

度見直しに関する検討会も開始した。他委員会担当理事と

の共同で検討。

関連性の深い高齢者虐待対応委員

会・地域包括支援センター支援委員会と

密な連携を図り、効率的に事業を実施す

る。

専門職の視点における権利擁護の研修企画として、地域

包括支援センター専門職会議及び合同研修「ソーシャルワ

ーク実践に必要な民法の基礎研修」を共同企画した。

専門職が職場を超えて連携し、情報共有することの意義

を理解し、利用者の権利擁護実践のためには、法的知識も

欠かせないことを受講者にも十分伝えることが出来たので

はないかと考える。

総括 (2011年度に向けた課題等)

今年度は事業計画に沿って研修企画及び研修会開催を行うことが出来た。次年度の計画においては、

本会の他委員会との共催を進め、また他の委員会が実施していないテーマに絞って研修を企画してい

きたい。「子どもの権利擁護」「医療現場における高齢者の権利擁護」という 2つのテーマについて研

修会を開催していきたい。

新生涯研修制度への移行に向けて本委員会がどのような役割を担えるのか、他の委員会との協議を

ふまえ検討していく必要がある。

以 上

2010年度事業の実施報告

委員会名・事業チーム名:( 研修委員会 児童・障害者部会 ) 担当理事名:北川 皇史

2010年度事業計画 2010年度事業報告

児童分野交流会 (情報交換、 スクー

ルソーシャルワーカーの活動、児童養

護の現状)

委員会にて福岡市スクールソーシャルワーカーである梶

谷優子委員から実際の活動について現状報告。児童養護の

現状については、福岡県福岡児童相談所に勤務している石

井秀子委員等、児童福祉に実際に携わっている委員から積

極的に現状について報告を受けた。

児童部会研修会の開催「少年非行に関す

る講演」

日 時:2010年 8月 8日(日)13:30~16:00

場 所:クローバープラザ 西棟5階セミナールームC

内 容:「少年非行の現状と立ち直りに向けての支援」

参加者:29名

障害者部会研修会の開催「障がい

者総合福祉法(仮称)」について

日 時:2011年 3月 11日(日)13:30~16:30

場 所:クローバープラザ 西棟5階セミナールームC

内 容:「障害者の権利擁護~障害者権利条約と現在検討さ

れている障害者の虐待防止の観点から」

参加者:47名 (権利擁護委員会と共催)

2011-2012 年度障害程度区分認定審査

会審査委員の推薦

児童・障がい者委員会にて 3 回にわたり議論を重ね、登

録希望者の中から、市町村へ計37名を推薦した。

内閣府主催「地域フォーラム in

ふくおか」参画

日 時:2011年 2月 12日(土)13:00~16:30

場 所:クローバープラザ アリーナ棟2階大ホール

内 容:「地域フォーラムinふくおか」

参 加:参画団体として福岡県社会福祉士会北川理事参加

総括 (2011年度に向けた課題等)

児童と障がい者分野における講演研修は行うことができ、内容的に大変好評であった。2011年度

も様々な角度から現状に即した講演会を開催する。

児童と障がい者分野に勤務する福岡県社会福祉士会会員は、児童障害関係約 30 名、知的障害者福

祉関係約 70 名、精神障害者福祉関係約 10 名(2010 年 6 月末現在)となっているが、会員同士の結

び付きが他の分野に対して薄く、2010 年度は委員会委員における情報交換会にとどまったため、分

野別交流会を会員に広め開催していく。

障害程度区分認定審査会審査委員の推薦については,早急に委員の推薦基準と推薦手続を福岡県

社会福祉士会として定めていく。

以 上

2010年度事業の実施報告

委員会名・事業チーム名:( 研修委員会 高齢者部会 ) 担当理事名:金子 浩太郎

2010年度事業計画 2010年度事業報告

介護保険制度及びケアマネジメント技

法等についての研修を行う。

日 時:2010年 12月 19日(日)10:00~16:30

場 所:福岡交通センタービル 9階大ホール

内 容:介護保険法改正とケアマネジメント、社会福祉士

の役割

参加者:36名

講 師:大阪市立大学大学院 教授 白澤 政和 氏

特 記:福岡ケアマネジメント研究会共催

介護保険制度及びケアマネジメント技

法等についての情報収集を行う。

上記研修会において、2012 年度改正予定の介護保険制度

における制度改正の趣旨や方向性、政府及び厚生労働省で

検討されている課題を白澤政和氏より講義形式で提供して

いただいた。

介護認定審査会現任研修の開催

日 時:2011年 2月 27日(日)13:30~16:00

場 所:クローバープラザ 501研修室

内 容:介護認定審査会委員に関する法令と留意事項

介護認定審査会委員推薦基準について

参加者:39名

特 記:アンケート実施

2011 年度~2012 年度介護認定審

査会委員推薦者の選考

15 保険者からの推薦依頼に基づいて、延べ 129 名の介護

認定審査会委員推薦者の選考を行った。

特 記:「介護認定審査会委員推薦基準及び推薦手続」原案

の作成

総括 (2011年度に向けた課題等)

1.介護保険制度及びケアマネジメント技法等についての研修及び情報収集について

高齢者分野に携わる福祉職において介護保険制度とケアマネジメントは大きなウエイトを占める。

よって、2011 年度も 2010 年度同様、介護保険制度及びケアマネジメント技法についての研修及び情

報収集を行う。具体的には、2011 年度内に 2012 年 4 月に改正施行となっている介護保険制度につい

ての研修会を開催し、改正介護保険法施行と同時にスムーズな業務の取り組みが行えるような研修会

を目指す。

2.介護認定審査会現任者研修について

介護認定審査会委員現任者研修は、厚生労働省老健局長通知「認定調査員等研修事業の実施につい

て」において「介護認定審査会委員研修実施要綱」が定められ、実施主体である都道府県又は指定都

市より委託を受けた市町村等が適宜研修を実施している。また、その研修内容は詳細に定められてい

る。これらを鑑みて、介護認定審査会現任者向けの研修会を本会が独自に開催する目的とその研修内

容、研修対象者など、需要と公平性の観点から2011年度は介護認定審査会現任者研修のあり方を研修

会開催の要否も含めて検討する。

以 上

2010年度事業の実施報告

委員会名・事業チーム名:( ユース委員会 ) 担当理事名:大塚 晃子

2010年度事業計画 2010年度事業報告

施設見学研修の開催(県内3施設) 会員からのニーズをもとに 3 施設から 2 施設へ減らし、内

容を熟慮した

・施設見学研修

日 時:2010年 9月 15日 10:00~14:30

場 所:『第一野の花学園』『福岡市視力障害者センター』

参加者:6名

施設見学ツアーの開催(県外もしくは県

内2施設)

以前より会員からコロニー雲仙の複数事業所を見学したい

との希望が挙がっており、ようやく実施にこぎつけた

・施設見学ツアー

日 時:2011年1月28日 13:30~16:30

場 所:南高愛隣会『コロニー雲仙』

参加者:17名

研修会の開催「“SWのジレンマ”につ

いて」 講師:本多 勇氏(予定)

テーマを「社会福祉士が抱える“ジレンマ”」と変更、社会

福祉士共通基盤研修とした

研修委員会支部研修部会、権利擁護部会と共催

・第2回社会福祉士共通基盤研修

日 時:2010年 12月 18日 13:30~16:30

テーマ:社会福祉士が抱えるジレンマ

講 師:本多 勇氏(介護老人保健施設『太郎』)

会 場:クローバープラザ 506研修室

参加者:40名

レクリエーション・懇親会の実施 気軽に参加し、会員同士の交流をもつことができるような

レクリエーションを季節に合わせる形で実施した

①アサヒビール博多工場見学

日 時:2010年 8月 21日 11:00~14:30

場 所:アサヒビール博多工場

参加者:11名

②Let’s go to “かき小屋”

日 時:2010年 12月 5日 12:00~14:30

場 所:福吉漁港

参加者:10名

③懇親会

日 時:2010年 12月 18日 18:00~20:00

場 所:もつ鍋 一慶

参加者:18名

総括 (2011年度に向けた課題等)

会員のニーズに合わせる形での研修開催に心がけた。施設見学研修では見学先への配慮もあり定員

に限りがあることは否めない。2011年度もこれまで同様、会員のニーズを最優先し実りある研修開催

となるよう努めたい。レクリエーションについては、会員より研修以外で交流の場を持てればとのニ

ーズで開催しているものの参加者数が伸び悩んでいるのが実情である。会員がどのような交流の場を

望んでいるのか把握しながら、2011年度も会員同士のネットワークづくりに尽力したい。

以 上

2010年度事業の実施報告

委員会名・事業チーム名:( 貧困問題研究委員会 ) 担当理事名:北川 皇史

2010年度事業計画 2010年度事業報告

研修会の開催について

日 時:2010年 6月 26日(土)13:30~16:10

場 所:クローバープラザ 508A研修室

内 容:「解決できない借金問題はない~多重債務者の実情

と救済方法について~」

参加者:64名

施設見学研修の開催(北九州ホームレス

自立支援機構における事業)

日 時:2011年 3月 12日 13:30~

見学先

1、社会福祉法人グリーンコープ「抱樸館」

福岡市東区多の津5丁目5-8

2、福岡市博多区「福岡市就労支援センター」

福岡市博多区某所

2010 年度ホームレス支援リーダー養成

研修(本部主催)への参加

日 時:2011年 2月 19日(土)13:00~17:00

2011年 2月 20日(日) 9:00~15:30

場 所:東京都千代田区神田駿河台総評会館204会議室

研修名:「住居および就労不安定者」支援者研修

参加者:1名(貧困問題研究委員会委員長北川理事参加)

2010 年度ホームレス支援リーダー養成

研修伝達研修の開催

2010年度のホームレス支援リーダー研修は、毎年10月頃

に実施されていたが、年度末である2月末に行われたため、

日程調整ができず現在のところ伝達講習は実施できなかっ

た。

総括 (2011年度に向けた課題等)

研修会は、約 80 名の参加があり好評であった。特に会員外の保健師、看護師等の参加者が約 2

割おり医療、福祉の各分野での多重債務者における支援の仕方や方法等の関心の高さが目についた。

また、2010 年度ホームレス支援リーダー養成研修は、「人材の育成」に主眼をおいて行われた。

例年は10月前後に行われている研修が2011年2月に行われたこともあり、日程調整の上早期に2010

年度ホームレス支援リーダー養成研修伝達研修を開催する。2011 年度も研修会、講演会を開催し、

日本社会福祉士会ホームレス支援委員会と連携を取りながら、ホームレス支援リーダー研修に参加

していく予定である。

以 上

2010年度事業の実施報告

委員会名・事業チーム名:( サービス管理責任者研修事業推進チーム ) 担当理事名:青栁 壮悟

2010年度事業計画 2010年度事業報告

県指定研修事業「福岡県サービス管理責

任者研修」の企画、実施

介護、就労、地域生活(知的・精神)、地域生活(身体)、

児童の各分野ごとに責任者を配置し、企画・運営を行った。

厚労省主催「サービス管理責任者指導者

養成研修会」への参加

就労、地域生活(知的・精神)、児童、介護の各分野4名参

加。

「サービス管理責任者指導者養成

研修会」伝達研修会の開催

日 時:2010年 9月 30日(木)9:30~16:00

会 場:クローバープラザ(春日市)

内 容:(午前)指導者養成研修参加者による研修内容伝達

(午後)各分野に分かれて研修内容の企画会議

参加者:サービス管理責任者研修ファシリテーター26名

「福岡県サービス管理責任者研修」の開

日 時:2010年 10月 27日(水)9:30~16:30

会 場:クローバ-ホール(春日市)

内 容:全分野共通講義

修了者数:260名

日 時:2010年 11月 11日(月)9:30~17:30

2010年 11月 12日(火)9:30~16:45

会 場:クローバ-プラザ(春日市)

内 容:就労分野

修了者数:124名

日 時:2010年 11月 22日(月)9:30~17:30

2010年 11月 23日(火)9:30~16:45

会 場:クローバ-プラザ(春日市)

内 容:介護分野

修了者数:121名

日 時:2010年 11月 30日(火)9:30~17:30

2010年 12月 1日(水)9:30~16:45

会 場:クローバ-プラザ(春日市)

内 容:地域生活(知的・精神)

修了者数:122名

日 時:2010年 12月 8日(水)9:30~17:30

2010年 12月 9日(木)9:30~16:45

会 場:クローバ-プラザ(春日市)

内 容:地域生活(身体)

修了者数:16名

日 時:2010年 12月 8日(水)9:30~17:30

2010年 12月 9日(木)9:30~16:45

会 場:クローバ-プラザ(春日市)

内 容:児童分野

修了者数:39名

日 時:2011年 1月 12日(水)9:30~16:30

会 場:クローバ-ホール(春日市)

内 容:全分野共通講義(補講)

修了者数:144名

日 時:2011年 1月 14日(金)9:30~17:30

2011年 1月 15日(土)9:30~16:45

会 場:クローバ-プラザ(春日市)

内 容:介護分野(補講)

修了者数:117名

日 時:2011年 2月 25日(金)9:30~17:30

2011年 2月 26日(土)9:30~16:45

会 場:クローバ-プラザ(春日市)

内 容:就労分野(補講)

修了者数:72名

日 時:2011年 3月 5日(土)9:30~17:30

2011年 3月 6日(日)9:30~16:45

会 場:クローバ-プラザ(春日市)

内 容:地域生活 知的・精神(補講)

修了者数:74名

総括 (2011年度に向けた課題等)

2006年度から始まったサービス管理責任者研修は、2010年度で5回目の開催を迎えた。研修の企画運

営については、過去に指導者養成研修(厚労省主催)を受講したスタッフが中心となり行った。2011

年度においてもサービス管理責任者研修事業チームとして、各分野ごとに責任者を配置し、2011年度

の指導者養成研修参加者を中心に企画・運営を行う。その他としてフォローアップ研修の開催ニーズ

が高まっており、福岡県と協議をしながら準備を進めていきたい。

以 上

2010年度事業の実施報告

委員会名・事業チーム名:( 研修委員会 相談援助部会 ) 担当理事名:新島 幸祐

2010年度事業計画 2010年度事業報告

相談援助に関する研修会を開催する。

第1回 社会福祉士共通基盤研修を実施した。

(共催、支部研修部会・児童障害者部会)

日 時:2010年 10月 24日(日)14:00~16:30

場 所:クローバープラザ

(福岡県総合福祉センター、春日市)

内 容:「社会福祉士がとらえる相談援助」

領 域:相談援助

参加者:48名

外部団体からの委託相談に積極的に応

じる。

部員間で外部からの委託相談に応じる体制を整えていた

が、外部団体からの依頼が得られなかった為、実施せず。

次年度は外部からの委託相談を得られるよう、積極的な周

知の方法を工夫することとする。

地域密着型の相談体制を整える(巡回・

出張相談などの体制整備)。

①福祉の職場説明会への相談員派遣

②大学祭での福祉相談活動の実施

③相談援助技術スキルアップ研修会の

開催

① 例年実施している福祉の職場説明会(県社協主催)に相談員を派遣し、相談に応じた。近年の社会情勢・求人状

況を反映して盛況であった。又、形態は就職相談である

が、県民のみなさまの福祉に対するイメージの把握や、

本会の広報の意味も含むものと考えられ、重要な活動と

位置付けている。 ② 今年度、実際の大学祭へ派遣せず。 前年度の実施状況(大学 2 校、実質上の相談は 1~2 件

程度)を踏まえ、効果的に相談が実施できるような環境

について詳細に検討した。相談員の展開先や参加方法・

対象について改善を加えて実施予定。

③ 上記実施の「第1回 社会福祉士共通基盤研修」は、当初スキアップ研修として企画立案された。このことか

ら、共通基盤研修の実施をもってスキルアップ研修の実

施に替えるものとした。

総括 (2011年度に向けた課題等)

研修について:

今年度の研修は共通基盤研修であり、大規模のものとなった。次年度はスキルアップ研修として小

規模のもの実施したい。小規模の特性を生かし、アクティビティーのある演習をふんだんに取り入れ

たものを提供したい。

相談活動について:

恒例の「福祉の職場説明会」については今後も丁寧に実施していきたい。職場説明については社会

情勢を反映し、ニーズが刻々と変化するためこれに応えるべく万全の備えをもってあたりたい。

大学祭での相談活動については、これまでの検討を実行に移し改めて活動を再開することとする。

以 上

2010年度事業の実施報告

委員会名・事業チーム名:( 高齢者虐待対応事業推進チーム ) 担当理事名:上釜 光輝

2010年度事業計画 2010年度事業報告

高齢者の権利擁護に資するため、虐待

対応にあたる職員等の高齢者虐待対応

力を向上させるための研修を企画運営

する。

(1)研修会の開催

①2010年度福岡県高齢者虐待対応専門職員研修

日 時:2010年 7月 13日(火)、14日(水)、23日(金)

場 所:福岡市交通局 研修室

内 容:日本社会福祉士会・虐待対応現任者標準研修

プログラム(3日間)

参加者 66名

本会と福岡県弁護士会とが連携して

結成した「福岡高齢者虐待対応チーム」

を通して、在宅高齢者虐待の防止に努め

る。対応チームの業務を円滑に実施する

ため、弁護士会と密な連携を図る。

(1)事業実施状況

①契約・支援状況報告

契約市町村数 13市町村(広域連合33市町村含む)

県内の75%をカバー

支援状況 支援件数 25件

支援内容 ケース会議出席、出張・来所相談、

電話相談、研修講師派遣

②運営管理委員会

回 数 計 10回

「福岡高齢者虐待対応チーム」の登録

員(社会福祉士)に関する諸規定やマニ

ュアルの整備を行う。

「福岡高齢者虐待対応チーム」に登録する社会福祉士の基

準を内規として作成し、虐待対応チームの帳票を改訂した。

会員の虐待対応に関する知識、技術に

関する資質向上のため、必要な研修を企

画運営する。

③チーム登録者研修の開催

1)第1回研修会

日 時:2010年 7月 3日(土)10:00~16:00

場 所:クローバープラザ 502研修室

内 容:「高齢者虐待対応ソーシャルワーク実践ガイ

ド」に基づく虐待対応の流れを確認する

参加者:31名

2)第2回研修会

日 時:2011年 1月 15日(土)10:00~15:30

場 所:クローバープラザ 506A研修室

内 容:ⅰ事例検討会

ⅱ「高齢者虐待対応ソーシャルワーク実践

ガイド」を読み解く

参加者:17名

総括 (2011年度に向けた課題等)

「福岡県高齢者虐待対応専門職員研修」は、前身の福岡県委託事業で 2年間、日本社会福祉士会・

虐待対応標準研修として2年間実施してきた。延べ受講者数は430名を超え、市町村及び地域包括支

援センターの虐待対応力の向上に寄与していると考える。

弁護士会との共同事業である「福岡高齢者虐待対応チーム」は 3年半を経過し、契約市町村数も伸

び、ケース会議出席等、チーム(弁護士・社会福祉士)での助言についても高い評価を得ている。

今後の課題として、虐待対応研修について地域包括に従事する現任者を講師として養成していくほ

か、虐待対応チームについても、専門性を強化しつつ、障害者虐待防止等にも幅広く対応できる社会

福祉士をチーム登録していくことが課題となってくる。

以 上

2010年度事業の実施報告

委員会名・事業チーム名:( 福岡ブロック ) 担当理事名:新島 幸祐

2010年度事業計画 2010年度事業報告

ブロック活動の位置づけや将来のビジ

ョンについて議論し、福岡ブロックの方

向性を明確にする。

定期的に開催される幹事会において、ブロック活動の方

向性について検討を加えた。地域で開催される催し「福祉

まつり」などの地域活動に力を注いでいくことが合意され

た。

福岡ブロックは面積・会員共に支部の大部分を占めてい

る。一口に福岡ブロックといっても地域ごとの実情が相当

異なることから、ブロック分割問題についても重点的に検

討した。

ブロック活動の充実をはかる。 (地域相談活動等) ①福岡ブロック独自の研修会開催

②地域活動の実施

①! 福岡ブロック独自の活動を実施した。 日 時:2010年 9月 25日(土)14:00~16:30

場 所:クローバーブラザ

(福岡県総合福祉センター、春日市)

内 容:「福岡県の生活保護施策の現状と課題」

参加者:31名

②地域相談活動の嚆矢として地域活動へ参加した。

日 時:2010年 11月 28日(日)10:00~15:00

場 所:シーメイト

(志免町総合福祉施設、志免町)

行事名:「ふくしのこころまつり」

(主催、ふくしのこころまつり実行委員会共催、

志免町社会福祉協議会・志免町ボランティア連

絡協議会)

総括 (2011年度に向けた課題等)

福岡ブロックが独自に実施する研修会として、2010 年度は生活保護をテーマに取り上げた。生活保

護を切り口に、昨今社会問題となっている貧困問題にまで踏み込んだ研修会とすることができた。次

年度も研修テーマの今日性とブロックの特色に根ざした魅力のある研修を企画・実施したい。

また、地域相談活動では地域の福祉まつりへの参加には成功したが、必ずしも十分な成果をあげら

れたとは言い難い。今後はより効果的な活動を展開できるよう、参加する催しや参加方法を吟味した

い。

以 上

2010年度事業の実施報告

委員会名・事業チーム名:( 北九州ブロック ) 担当理事名:今村 浩司

2010年度事業計画 2010年度事業報告

1、会員の組織化と相互交流を深めるこ

とにより、身近な地域で活動できる場を

作る。 2、北九州ブロック独自の事業を展開し、

関連団体等連携を図り、地域福祉サービ

スの推進と向上に寄与する。 3、北九州ブロックにおける会員の資質

向上を目的とし、独自の研修会等を開催

する。 4、本部が主催する研修会等の北九州ブ

ロックでの開催について、そのサポート

を行う。

左記の事業計画をもとに下記事業を行った。

(1) 研修会の開催

①第1回研修会

日 時:2011年1月21日(金)19:00~21:00

場 所:ホテルニュータガワ

内 容:「最近の社会福祉士を取り巻く環境状況

について」

参加者:52名

②第2回研修会

日 時:2011年 3月 26日(土)18:30~20:30

場 所:北九州市立商工貿易会館 多目的ホール

内 容:北九州地区社会福祉専門職5団体合同研修会

「発達障害の理解」

参加者:80名

(2) 幹事会の開催

①第1回幹事会

日 時:2010年 11月 10日(水) 19:00~20:00

場 所:小倉蒲生病院

②第2回幹事会

日 時:2011年 1月 12日(水) 19:00~21:00

場 所:小倉蒲生病院

③第3回幹事会

日 時:2011年 3月 26日(土)20:30~21:00

場 所:北九州市立商工貿易会館

総括 (2011年度に向けた課題等)

基本的に事業計画通りに実施できた。ブロック独自の研修会は懇親会と同時開催であり、現実的に

顔の見える範囲での活動の展開に繋がった。第 2回の研修会は、北九州地区に存在する社会福祉専門

職5団体との合同開催であり、今年度で5回の開催となる。社会福祉士会のみではなく、その他の社

会福祉専門職能団体との連携も深まり、実質的な内容の濃い研修会となった。

そのような研修会等々をスムーズに運営する為に幹事会等を有効に活用し、次年度の更なる飛躍に

繋いで行きたい。

以 上

2010年度事業の実施報告

委員会名・事業チーム名:( 筑豊ブロック ) 担当理事名:青栁 壮悟

2010年度事業計画 2010年度事業報告

福岡県社会福祉士会の委員会と連携し

た研修会や活動を行う。

ぱあとなあ福岡の委員と連携して研修会を企画、実施した。

筑豊ブロックとしての研修会や交流会

を行う。

日 時:2011年 3月 26日(土)13:30~16:30

場 所:立岩公民館(飯塚市立岩)

内 容:「高齢者・障がい者の権利擁護について」

参加者:19名

※交流会を研修会終了後開催

地域の他機関や団体との協力や連

携をはかる。

連携までは至っていないが、研修会・交流会を通じて他機

関の会員、非会員とのネットワーク作りを行った。

研修会を2回開催

2回開催予定であったが、幹事の変更、組織化に遅れがあり、

1回のみ開催。

総括 (2011年度に向けた課題等)

2010年度は、幹事を中心とした筑豊ブロックの組織化からスタートした為、研修会を1回しか開催

できなかった。2010 年度、幹事、会計等の役割分担が明確化したので、2011 年度は必ず研修会を 2

回開催する。また、研修会等を通じて会員を増やし、ブロック内で顔の見えるネットワーク作りを行

っていく。

以 上

2010年度事業の実施報告

委員会名・事業チーム名:( 筑後ブロック ) 担当理事名:猿渡 進平

2010年度事業計画 2010年度事業報告

社会福祉士としての資質の向上、会員相

互の交流を目的として筑後ブロック主

催で研修会等を開催する。

① 研修会、事例検討会の開催

(年3回予定)

より多くの会員が参加しやすいような内容の事例検討

会、研修会を予定通り催した。

また筑後ブロック圏内の会員がより参加しやすいように

開催場所も考慮した。

①第1回

日 時:2010年 9月 18日(土)13:30~16:30

内 容:医療機関からの事例(事例検討会)

テーマ:大牟田市 静光園 地域交流センター

参加者:22名

②第2回

日 時:2010年 12月 4日(土)13:30~16:30

内 容:在宅介護支援センターからの事例(事例検討会)

場 所:久留米 石橋文化センター 研修室

参加者:17名

③第3回

日 時:2011年 3月 19日(土)13:30~16:30

内 容:「医療あれこれ」と題して一般から療養型、結核、

精神病院等の医療機関所属の会員から、医療制度、

介護保険制度、自立支援医療等を学ぶ研修会

場 所:大牟田市 静光園 地域交流センター

参加者:52名

総括 (2011年度に向けた課題等)

研修会、事例検討会を予定通り実施することができた。

ブロック活動を通し社会福祉士会への入会相談があった事を大変嬉しく思う。企画に関しては、会

員のニーズに沿い実施することが非常に重要であると改めて感じた。

今後、研修会を行う際は他団体や一般の方々へも積極的に呼びかけを行い参加者の拡大を目指して

いく。来年度も会員の資質の向上、相互の繋がり持ち、ネットワークが出来るような研修会や事例検

討会を開催していく予定である。

以 上

2010年度事業の実施報告

委員会名・事業チーム名:( 実習指導者養成研究委員会 ) 担当理事名:青栁 壮悟

2010年度事業計画 2010年度事業報告

社会福祉士実習指導のあり方を研究す

る。

実習指導者講習会の開催、本会独自の実習指導者に関する

研修会は、開催できたが実習指導に関しての研究にまでは

至らなかった。研究に関しては、今後の課題として取り組

みたい。

実習指導に関する団体との協力や

連携をはかる。

○社会福祉士養成校協会との協力

や連携をはかる。

○実習受け入れや指導を行う施設

や機関等の協力や連携をはかる。

○社会福祉士養成校協会との協力や連携について

本会の実習指導者養成研究委員会の委員構成としては、大

学教員が 2 名、事業所等での指導者が7名と先ず委員会の

中で教員と現場の指導者との連携をはかっている。今後、

委員会として社会福祉士養成校協会との連携をすすめてい

きたい。

○実習受入、指導を行う事業所や機関等の協力連携につい

フォローアップ研修会にて、教員や事業所の指導者が集ま

り意見交換を行った。受講者からは、実際のプログラムを

参考にして所属事業所で活用したいとの意見が多く聞かれ

た。また、教員の参加が多く、教員、事業所の指導者との

交流がはかれた。

本部委託事業「2010 年度社会福祉

士実習指導者講習会」を開催する。

「2010 年度社会福祉士実習指導者講習会」

日 時:2010 年 10 月 30 日(土)9:30~17:45

2010 年 10 月 31 日(日)9:00~17:00

場 所:クローバープラザ(春日市)

修了者数:153 名

本会独自の実習指導に関する研修会を

開催する。

実習指導者研修会「実習プログラミングについて」

日 時:2011年 2月 5日(土)13:00~16:30

場 所:クローバープラザ(春日市)

参加者:11名

総括 (2011年度に向けた課題等)

2010 年度は、2008 年度に続き本部委託事業「社会福祉士実習指導者講習会」を開催した。委員 8

名の内、6名が2008年度社会福祉士実習指導者講習会のスタッフ経験者であり、企画、運営とも支障

なく、153名が本講習会を修了された。

2011 年度の取り組みとしては、10 月 29 日(土)、30 日(日)クローバープラザにて実習指導者講

習会の開催、その後フォローアップ研修会の開催予定。

その他として、2012年度から本部委託事業ではなく、各県社会福祉士会で開催するような流れで考え

ているとの本部からの方針が打ち出されたので、2012年度に向けた準備を2011年度中に行いたい。

以 上

2010年度事業の実施報告

委員会名・事業チーム名:( スクールソーシャルワーク研究委員会 ) 担当理事名:大西 良

2010年度事業計画 2010年度事業報告

スクールソーシャルワーカー研修会

の開催

日 時:2011年 9月 11日(土)10:30~16:00

場 所:クローバープラザ 大ホール

内 容:基調講演「わが国の学校におけるソーシャルワ

ークの現状と課題」。シンポジウム「学校ソーシ

ャルワークを活用した児童・生徒支援~ソーシャ

ルワーク活用で実践現場はこう変わる~」。 参加人数:41名

三団体との連絡調整

上記研修会の開催にあたっては、社団法人福岡県社会福

祉士会、福岡県精神保健福祉士協会、日本学校ソーシャ

ルワーク学会の三団体が連携・協働を図った。

また、スクールソーシャルワーカー活用事業の要望活動

においては、三団体が協力して教育委員会等への要望活

動を実施した。

行政・教育委員会の連携

上記研修会の開催にあたって、福岡県教育委員会の担当

主事よりスクールソーシャルワーカー活用事業に関する

行政の取り組みについて、詳細なご報告をいただいた。

また、スクールソーシャルワーカー活用事業の要望活動

においては、行政および教育委員会との連携を図ること

ができた。

スクールソーシャルワーカーに関す

る実態調査の実施

スクールソーシャルワーカーの勤務状況および職務内

容、現場で抱える悩みなどの実態を把握すべく、調査票

の作成を行った。次年度には、作成した調査票を用いて、

スクールソーシャルワーカー対象の実態調査を実施す

る。

スクールソーシャルワーカー候

補者の人材登録のための基準を

策定する

スクールソーシャルワーカー候補者の人材登録に向けた

基準および仕組みづくりに向けての検討を行った。

本年度は、特に人材確保の仕組みづくりに向けた情報収

集を中心に実施した。本事業に関しては、次年度も継続

して検討していく。

総括 (2011年度に向けた課題等)

本年度は、上記の5事業に関して年間計画に則って実施した。特に研修会や要望活動の実施によ

り、三団体との協働および行政・各教育委員会との連携が図られたことは、本年度事業の成果と言

える。また、本年度の研修会では、中学校校長、児童相談所職員、役場福祉課職員、スクールソー

シャルワーカーの参加によるシンポジウムが行われ、様々な機関が連携・協働した研修を行うこと

ができたことも成果である。次年度は、本年度の成果を踏まえて、福岡県精神保健福祉士協会、日

本学校ソーシャルワーク学会等の関係団体に加え、行政や教育委員会、児童相談所等の子どもの教

育や福祉に係る関係機関との連携・協働関係を深化することによって次年度の事業計画を遂行する。

以 上

2010年度事業の実施報告

委員会名・事業チーム名:( 社会福祉実践研究支援委員会 ) 担当理事名:室岡 明美

2010年度事業計画 2010年度事業報告

研究誌の発行(第4号研究誌)

研究誌に掲載する論文や事例報告を募集し、論文集とし

て発行できるようにする。

編集のための委員会を、2010年 7月 24日、9月 25日、

2011年 1月 9日に行い、査読~掲載準備を行った。

2011年 4月末日発行。

「論文の書き方」の研修会を予定

日頃の実践を論文として形に残すため、その方法を研修す

る予定だったが、未実施となっている。

総括 (2011年度に向けた課題等)

研修誌の発行は 4回目となり、徐々に論文投稿者が限定されつつある。論文となると忙しい業務の

中でまとめる時間もなく難しい作業と言える。広く会員の方々に業務内容や事例内容を文章化する

ことに、大切さや重要さを研究誌を通して感じてもらえるように編集していきたい。

今後の課題としては、

1、事例報告等手短にまとめられる文章の掲載を積極的に行う

2、論文の査読をスムーズに行う

3、多種多様な分野からの論文を掲載できるようにしたい。

その他会員から研究誌に関する意見を取り入れて、有意義なものに仕上げられるよう前進していこ

うと考えている。

以 上

2010年度事業の実施報告

委員会名・事業チーム名:( ぱあとなあ福岡委員会 ) 担当理事名:田原 豊治

2010年度事業計画 2010年度事業報告

成年後見活用講座開催(県内3箇所) 久留米・北九州・福岡と3会場にて、合計70名の参加があ

り、参加者からは、好評であった。

法人後見受任体制の構築 委員の改正等もあり、取り掛かるのに時間を要したが、年

度末に、新たな規約等を作成し、次年度に繋げることがで

きた。

後見受任依頼増加に対応できるシステ

ムを構築する

登録者にメールにて情報を提供して立候補をして頂く方法

を行った。

関係機関・各自治体との連携を行う 福岡家庭裁判所と北九州支部の 2 箇所の連絡協議会に参加

し、「ぱあとなあ福岡」の活動について説明を行った。

また、地域包括支援センター等に出向き、成年後見制度の

説明を行った。

総括 (2011年度に向けた課題等)

福岡県社会福祉士会としての重点課題に掲げているように、「成年後見制度」について、より現実的

な行動が必要と思われる。

成年後見受任要請が右肩上がりで増加しており、それを担うマンパワーも当然であるが、事務局体

制を確立し、ぱあとなあ福岡として独立したシステムに向けて、財源確保を基本として、事務局スタ

ッフを配置し、受任者フォローアップ等が磐石にできることが今後の発展につながると思う。

以 上

2010年度事業の実施報告

委員会名・事業チーム名:( 地域包括支援センター支援委員会 ) 担当理事名:梅本 政隆

2010年度事業計画 2010年度事業報告

1.地域包括支援センター支援委員会の

開催

年 9 回開催し、研修等の企画立案・運営に関する協議を行

った。

2.地域包括支援センター社会福祉士実

務研修会の開催

「地域包括支援センター社会福祉士初

任者実務研修」の開催(年1回2日間開

催する)

「地域包括支援センター現任者実務研

修」の開催(年1回3日間開催する)

「地域包括支援センター社会福祉士初任者実務研修」

日 時:2010年 5月 22日 9:25~17:30

2010年 6月 12日 9:55~17:30

場 所:クローバープラザ

内 容:地域包括支援センターにおけるソーシャルワーク

実践、チームアプローチ、総合演習等

参加者:21名

「地域包括支援センター現任者実務研修」

日 時:2010年 12月 4日 10:20~17:00

2010年 12月 5日 10:00~16:30

場 所:ウェルとばた

内 容:家族法、家族システム論に基づく相談支援、ジェ

ノグラム面接の具体的展開、事例検討等

参加者:19名

3.地域包括支援センター公開講座の開

実務研修の一部を一般に公開し、計 4 回開催した。参加者

数は延べ101名。

4.地域包括支援センター専門職会議の

開催

日 時:2011年 3月 5日 13:15~17:00

場 所:クローバープラザ

内 容:研修委員会権利擁護部会との合同研修「ソーシャ

ルワーク実践に必要な民法の基礎知識」

地域包括支援センター業務についての意見交換

参加者:研修会37名、意見交換会20名

5.「評価シート」支援者養成研修の開

支援者養成研修は未実施。メンター制度(試行事業)内で

「評価シート」を活用した。

6.(社)日本社会福祉士会主催の研修会

への委員派遣

委員会内の講師候補者の充実に伴い、派遣を見合わせた。

7.地域包括支援センター社会福祉士向

け相談窓口の体制構築・運営

メーリングリストの運営

メンター制度(試行事業)の実施

メーリングリストの管理・運営を行った。登録者は40名。

経験の少ない社会福祉士を支援するために、2 名の応募

者に対して、メンター制度を半年間試行的に実施。2011

年度中に効果を検証していく予定。

8.行政・地域包括支援センターとの連

携 初任者実務研修において福岡県高齢者福祉課担当職員か

ら行政報告を頂いた。また、実務研修においては県、福

岡市、北九州市、広域連合から名義後援を頂いた。

本会の包括センター支援活動の現状と課題を報告書にま

とめ報告した。

9.他委員会との連携 高齢者虐待対応委員会と連携し「福岡県高齢者虐待対応専

門職員研修」を開催した。

10.広報活動 通信・ホームページにて研修案内・報告を行った。

研修会の案内を県内・外の地域包括支援センターに直接送

付した。

総括 (2011年度に向けた課題等)

地域包括支援センターに従事する社会福祉士を支援するために、研修開催と情報交換の場の提供、

そして2010年度から新たにメンター制度(試行事業)を実施してきた。

実務研修については、毎年研修内容を見直すことで内容は充実しているが、20名前後の参加者とな

っており、効率的・効果的な開催に向けて県や他団体との調整等開催のあり方を検討する必要がある。

公開講座については、毎回一定の参加者があり好評を得ているため継続していく。

メーリングリストの参加者は増加しており、今後益々活用が期待されているため、管理・運用を継

続していく。

メンター制度については、6 ヶ月の試行事業が 7 月末で終了予定のため、効果を検証し本格実施す

るかどうか検討する予定である。「評価シート」については、メンター制度内で活用していく。

以 上

2010年度事業の実施報告

委員会名・事業チーム名:( 評価調査事業推進チーム ) 担当理事名:森髙 清一、矢羽多昭生

2010年度事業計画 2010年度事業報告

福岡県福祉サービス第三者評価機

関として、福祉サービスの質の向上

と利用者の選択に資することを目

的に、事業者の提供するサービス

の評価を実施

・今年度、第三者評価調査の実施は1事業所に留まる

・訪問調査終了後、評価決定委員会を開催(1月実施)

調査員研修、調査員会議の開催

・内部研修(調査員研修、1回・2月実施)

日 時:2011年 2月 6日 10:00~13:00

場 所:博多事務局

内 容:平成22年度評価調査者指導者研修会の報告

事例報告、意見交換(質疑応答も含む)

参加者:7名

・調査員会議開催(1回、10月実施)

・調査員に継続意思確認のアンケート調査を行う(6月)

評価調査者継続研修(県社協

主催)の参加及び委員等派遣

・調査員の参加(1回、3月実施)

・福岡県推進機構認証委員会および評価事業普及協議会

からの派遣依頼は今年度要請なし

県内の介護サービス情報の公表指

定調査機関として、事業所の介護

サービス情報の調査を実施

(実施時期:8月~2月)

・昨年8月から今年2月までの7ヶ月間にわたって事業

所の調査を実施

・調査員61名体制で最終的に合計503件の事業所調査を

行った

調査員内部研修会の開催

(実施時期:7月、12月、3月)

・内部研修の開催(1回・12月実施)

日 時:2010年 12月 11日 15:00~17:00

会 場:ASCビル

内 容:来年度事業継続について解説

平成22年度県発行Q&Aの解説

参加者:27名

(※調査員用Q&Aの明示および2011年度事業に関する

福岡県からの報告が10月に延期し機会を逸した)

調査員フォローアップ研修の参加

(実施時期:6月 22日、28日、

30日、7月 2日 県社協主催)

・事業に携わる調査員の質の担保を目的としたフォロー

アップ研修に調査員および事務職員が参加した

第三者委員会の開催(2回)

(実施時期:8月、3月)

・第三者委員会開催(1回、2月実施)

(※福岡県の事業報告・計画提示が11月に延期したため

8月は開催せず)

総括 (2011年度に向けた課題等)

1)福岡県福祉サービス第三者評価機関として第三者評価の実施の拡大を図る

・当会の通信・ホームページ活用や関係機関との連携協力を図り、対外的PRを積極的に行う。

・調査員の質的向上を図るための研修会を継続実施し、併せて第三者評価実施の受け皿となる

人材の発掘を行う。

2)「介護サービス情報の公表」調査員の確保と質の向上を図る

・2011年度も従来通り介護サービス情報の公表調査を行うという福岡県の方針を受け、今後

も調査員の確保をさらに行い、併せて内部研修の開催等を通して質の向上を図り、当会の

社会的使命が果たせるよう尽力する。

以 上

2010年度事業の実施報告

事業チーム名:( 長期入院被保護者社会復帰コーディネイト・アドバイザー業務委託事業 )

担当理事名:大塚 晃子、泉 賢祐

2010年度事業計画 2010年度事業報告

福岡県(保護援護課)及び宮若市(保護

課)からの委託を受け、コーディネート

アドバイザーチームを編成し、各福祉事

務所において、長期入院被保護者の退

院、社会復帰に取り組む。

・福岡県においては、県内 8 箇所(田川、鞍手、糟屋、筑

紫、遠賀、京築、朝倉、八女)の福祉事務所に11名のコー

ディネートアドバイザーを配置し、長期入院費保護者の退

院・社会復帰に取り組んだ。年間の出勤日数は1671日であ

った。

・宮若市においては、宮若市福祉事務所に 1 名のコーディ

ネートアドバイザーを配置し、長期入院費保護者の退院・

社会復帰に取り組んだ。年間出勤日数は150日であった。

総括 (2011年度に向けた課題等)

・2005年度に始まった県事業は、当初予定の5年間を超えて継続し、2009年度からは宮若市事業が加

わり、次年度も継続の予定である。

・本事業は、ソーシャルワーク技法を活用し、対象者の状況を正しく把握し、課題を明確にして、そ

れぞれの課題に働きかけ、少しずつ状況・環境を改善して退院・社会復帰に結びつける活動を行い、

時間をかけるが実績はでてきている。

・今後も、社会福祉士としてソーシャルワーク技法を用い、長期入院費保護者の退院・社会復帰を促

進したい。

以 上

2010年度事業の実施報告

委員会名・事業チーム名:( 低所得者自立促進事業 ) 担当理事名:泉 賢祐

2010年度事業計画 2010年度事業報告

福岡県(保護援護課)からの委託を受け、

生活保護利用要件に達しない低所得者

の、より安定した自立生活が実現できる

よう相談援助を行う。

・県内2箇所(糟屋・田川)の福祉事務所において、2名の

相談員を配置し、生活保護利用要件に達しない低所得者の、

より安定した自立生活が実現できるよう相談援助を行っ

た。

総括 (2011年度に向けた課題等)

・2009年度から2010年度にかけて、2年間の取り組みであったが、相談件数が少なく、相談員にとっ

てはもっと取り組みたいという気持ちが残った。

・本事業の経験を参考にして、次の取り組みを模索したい。

以 上

2010年度事業の実施報告

委員会名・事業チーム名:( ホームレス自立支援事業推進チーム ) 担当理事名:小田 一惠

2010年度事業計画 2010年度事業報告

(1)福岡市ホームレス巡回相談事業

※福岡市受託事業

ホームレスが個々に抱える健康上の

問題や社会的な問題(借金等)などの諸

問題を充分に把握し、問題解決のために

関係機関との連携・調整を図りホームレ

スの自立に向け支援する。

巡回相談実対応人数 1810名

新規対応者 25名

相談件数 3938件

① 相談調整及び訪問(延べ回数) ・対象者訪問又は面接 2700件

・対象者連絡・調整 688件

・家族との連絡・調整 26件

・医療機関との連絡・調整 286件

・市町村との連絡・調整 431件

・事業所等との調整 101件

・関係機関同行 284件

・不動産関係 223件

・支援団体 176件

・近隣(民生委員含) 40件

② 主たる相談内容(重複有) ・就労関係 29件

・住宅関係 808件

・健康相談 813件

・福祉関係 2367件

月例報告会および事例検討会(毎月12回)

(2)福岡市アフターケア事業

※福岡市受託事業

再ホームレス化を防ぎ、居宅に入った

元ホームレスの孤立化を予防する。長期

の路上生活のため、社会生活への適応に

時間がかかる人へ、地域生活が安定する

まで支援する。

新規対応者 109名

終了者 44名

累計対応者 715名 対応件数 2838件

① 相談調整及び訪問(延べ回数) ・対象者訪問又は面接 1348件

・対象者連絡・調整 1120件

・医療機関との連絡・調整 225件

・市町村との連絡・調整 382件

・事業所等との調整 208件

・関係機関同行 293件

・不動産関係 154件

② 主たる相談内容 ・居宅設定 293件・借金 114件・医療関係 741件・生活保護に関すること 265件・改善状況の確認 737件・生活費の使い方 611件

月例報告会および事例検討会(毎月12回) サロン活動 開催回数 27回

参加人数延べ 118名 内 容 茶話会、海岸清掃、映画鑑賞、料理教室

花見、ボーリング、バーベキュー等

(3)福岡市ホームレス概数調査

※福岡市受託事業

福岡市内

2011年1月11日~14日実施

総括 (2011年度に向けた課題等)

福岡市からの委託事業2年目で活動の方向が見えてきたところである。

この2年間、行政やNPO支援団体等との連携により公園、河川等の定住者はほぼ確認ができている。

他都市から流れてくる新規者も含め、定住者より移動型の路上生活者が増えているというのが実感で

ある。ネットカフェ、カプセルホテルでの生活者を含めれば目に見えにくいホームレス予備軍は、調

査では上がらない数として認識している。

2010年度はアフター事業に係る支援に時間がとられ、巡回相談事業を充分に実施できていない現状

であった。また支援対象者は精神疾患や障害、深刻なアディクションを抱えていることも多く、他機

関との情報交換や役割分担の確認など連携は必須で、より高い支援者の質の向上が求められている。

ともすれば即時的な活動に追われるだけで専門的対応を発揮できないことも多々あった。そのことを

踏まえ活動報告に止まらず、検討会を実施してきた。

今後の課題としてチーム編成や事例検討会など活用し支援の方向を共有し、社会福祉士会として関

わる意義を意識したより専門性の高い支援ができる工夫をする。また巡回事業相談事業とアフター事

業のバランスを考えチームアプローチにて効果的な活動展開を図る。また各関係機関や地域に多数の

会員をもつという社会福祉士会の強みである点を効果的に活用するためにも、事業の紹介やサロン活

動などボランテイアとして会員が参加できる機会をつくる広報活動にも力を入れたい。

以 上

2010年度事業の実施報告

委員会名・事業チーム名:( 新体系移行支援事業推進チーム ) 担当理事名:北川 皇史

2010年度事業計画 2010年度事業報告

障害福祉サービス事業者に対して、障害

者自立支援法の理念と制度を正しく理

解し、新体系への移行を適切に行うため

のアドバイザー派遣を行う。

福岡県社会福祉士会の会員を中心に支援アドバイザーを選

抜し、新体系移行支援事業チームを編成。福岡県から情報

提供のあった障害福祉サービス事業者にアドバイザーを派

遣した。

○派遣期間 2010年 11月から2011年 2月。

○10事業者、計17回、延べ34名のアドバイザーを派遣。

総括 (2011年度に向けた課題等)

昨年度に引き続き、福岡県(障害者福祉課)からの受託を受け事業を行った。チームとして新体

系移行に伴う施設運営上の不安軽減、利用者へのサービス低下を防止するといった一定の成果を得

ることができた。2011年度については福岡県の委託の状況によるが、継続的な協議を進めながら「移

行の手引き」改訂、アドバイザー派遣、研修会等の開催を視野に入れ準備を進めていく。

以 上

2010年度事業の実施報告

委員会名・事業チーム名:( 母子世帯等処遇支援プログラム事業 ) 担当理事名:大塚 晃子

2010年度事業計画 2010年度事業報告

母子世帯等処遇支援プログラム事業 早良区、西区に相談員1名ずつ配置

就学・進路等相談支援事業における相談支援員と共に月1

回の研究会にてピアスーパービジョン実施

総括 (2011年度に向けた課題等)

2011 年度より就学進路等相談支援事業と統合する形で、子どもの健全育成支援事業への移行とな

る。市内各区へ相談支援員を配置し、被保護者支援を継続して実施できるよう努めたい。

月1回の研究会時において、ピアスーパービジョンを行い、相談員相互のスキルアップに努めたい。

以 上

2010年度事業の実施報告

委員会名・事業チーム名:( 就学・進路等相談支援事業 ) 担当理事名:大塚 晃子

2010年度事業計画 2010年度事業報告

就学・進路等相談支援事業 福岡市新規事業。2011年 1月より業務委託。東区、博多区、

中央区、南区、城南区に相談員1名ずつ配置

母子世帯等処遇支援プログラム事業における相談支援員と

共に月1回の研究会にてピアスーパービジョン実施

総括 (2011年度に向けた課題等)

2011年度より母子世帯等処遇支援プログラム事業と統合する形で、子どもの健全育成支援事業への

移行となる。市内各区へ相談支援員を配置(東区、博多区のみ2名体制の計9名)し、被保護者支援を

継続して実施できるよう努めたい。

月1回の研究会時において、ピアスーパービジョンを行い、相談員相互のスキルアップに努めたい。

以 上

2010年度事業の実施報告

委員会名・事業チーム名:( 資格取得支援事業推進チーム ) 担当理事名: 金子 浩太郎

2010年度事業計画 2010年度事業報告

社会福祉士受験対策講座の実施

日 時:2010年 8月 21日(土)~9月 23日(木・祝)

全 8日 9:30~16:40

会 場:クローバープラザ

内 容:社会福祉士国家試験科目全19科目

申込者数及び受講者数:51名

その他1:社会福祉士受験対策講座テキストの作成

その他2:実力試験問題・解答解説の作成

社会福祉士全国統一模擬試験の実施

日 時:2010年 10月 10日(日)10:00~15:35

会 場:クローバープラザ(福岡会場)

申込者数:71名

受験者数:69名

会 場:北九州テクノセンター(北九州会場)

申込者数:25名

受験者数:25名

介護支援専門員模擬試験の実施

日 時:2010年 9月 5日(日)9:30~12:00

会 場:クローバープラザ

申込者数:13名

受験者数:10名

総括 (2011年度に向けた課題等)

1.社会福祉士受験対策講座について

社会福祉士受験対策講座の受講生が、2009年度と比較し約倍増したが、当初の計画の120名には達

しなかった。委員会にてその原因について話し合ったが、各福祉系大学、専門学校において独自に社

会福祉士受験対策講座を開講し、また通信講座や民間の受験予備校の開講などの外的要因が大きいと

判断された。よって2011年度は、本会の社会福祉士受験対策講座の受講生数が真に回復基調あるのか

を見極め、講座継続の是非も含めて検討を行う。

2.社会福祉士全国統一模擬試験について

社会福祉士全国統一模擬試験の受験生数は例年と大きな変化は無かったが、北九州会場は減少傾向

にあり、2011年度は福岡会場に統合したうえで収益の効率化を図る。

3.介護支援専門員模擬試験について

介護支援専門員模擬試験は例年通り受験者数が少なく、内容も模擬試験受験後、解答

は受験生自らが解答・解説書にて行うという自宅で模擬問題を解く形態と変わらないた

め 2011 年度は開催しない。

以 上

2010年度事業の実施報告

委員会名・事業チーム名:( 法人運営事業 ) 担当理事名:太田 保

2010年度事業計画 2010年度事業報告

1.法人運営

(1) 福岡県社会福祉士会の組織再編

① 本会の組織及び運営について総合

的な見直しを行い、業務執行を効率的

かつ円滑に行うため、委員会の統合再

編を行う。

② 委員会とは別個に自主的な集まり

としての「勉強会」という形態につい

て検討する。

1.法人運営

(1) 福岡県社会福祉士会の組織再編

① 組織規程及び委員会規程を改正し、委員会の統合再編

を実施。役員選出規程、及び細則を見直し改正。

ぱあとなあ福岡の組織及び運営規程を改正。

法人後見規程、及び報酬支払細則を改正。

② 委員会規程を改正し、勉強会、研究会等の設置・運営

について新たに規定し運用可とした。

(2) 事務局体制の見直し整備

① 公益社団法人化を見据え、あるべき

組織の内部統制システム、ツール等に

ついて検討し体制整備を行う。

(2) 事務局体制の見直し整備

① 「組織強化対策室」を設置し、システム、ツール等の

体制整備を検討。

公益社団法人化に会わせて経理ソフトを新公益法人会計

基準に合わせたバージョンにアップデートさせる必要が

あり、2011年度から対応できるよう準備を開始。

職員就業規程、及び給与規程の改正を実施

臨時職員就業規程、及び給与規程を制定

育児・介護休業規程を制定

(3) 組織強化活動

① 入会促進(キャンペーン等)

策の継続実施

(会員数目標 1,350 名)

② 退会防止策の検討

③ 非会員の入会促進実施

(3) 組織強化活動

① 先行入会受付キャンペーンの実施

入会者紹介キャンペーンの実施

秋得キャンペーンの実施

国試合格おめでとう作戦の実施

② 会員の横のネットワークを広げる対策(部活等)、入会

者のメリット体験等を通信へ掲載

③ 入会資料請求者で未入会者へ入会勧誘のハガキを送付

(4) 役員改選

① 選挙管理委員会による役員改選の

実施

② 法人登記簿の変更登記

(4) 役員改選

① 選挙管理委員会による役員改選の実施

第12回通常総会(5/30)にて選挙を実施

② 法人登記簿の変更登記実施

(5) 会議開催

① 総会(2 回)

② 理事会(7 回)

(5) 会議開催

① 総会(2 回)開催

② 理事会(7 回)開催

ほか臨時理事会(6/14)開催

(6) 日本社会福祉士会代議員改選準備

① 代議員選挙管理委員会委員の募集

② 代議員選挙管理委員会の立ち上

げ、2011年代議員改選準備の開始

(6) 日本社会福祉士会代議員改選準備

本部は組織改編(連合体組織)に向け定款改正を予定し

ており、連合体移行後の正会員は社会福祉士個人から都道

府県社会福祉士会(法人)となる。このため、従来の代議

員選出を見直し、日本社会福祉会の定款改正が決定次第、

本会の代議員選任規程の改正を行い、新代議員を選出する

ことにした。

(7) 福岡県ソーシャルワーカー三団体

連絡協議会での連携

① 三団体連絡協議会での連携・協力

② 三団体合同研修会の開催

(7) 福岡県ソーシャルワーカー三団体連絡協議会での連携

① 三団体連絡協議会での連携・協力

② 三団体合同研修会の開催

日 時:2011年 2月 26日(土)13:50~16:00

場 所:福岡市立婦人会館(あいれふ)

テーマ:ホームレス問題への挑戦

参加者:100名

2.公益社団法人化

① 2010 年度内の公益認定申請にむけ

た準備内容の明確化

② 組織の設計を提案し、理事会で協

議の上、総会に定款案を上程する

③ 会員へ方針や準備状況等を随時報

告する

④ 日本社会福祉士会本部との連携・

協力

⑤ 申請手続き(書類作成~提出)

2.公益社団法人化

① 2010年度内の公益認定申請にむけた準備内容の明確化

2011 年度収支予算書を新公益法人会計基準の「正味財

産増減予算書」様式に変更し認定申請に備える。

② 公益社団法人としての定款案を第12回総会に上程し、

承認を得た。

③ 会員へ方針や準備状況等を通信等で随時報告

④ 日本社会福祉士会本部との連携・協力(情報収集)

⑤ 申請手続きは2011年度に行う。

3.会員活動支援事業

① なんでもいっちゃろかい助成

② 社会福祉実践活動助成

3.会員活動支援事業

① なんでもいっちゃろかい助成4件実施

② 社会福祉実践活動助成3件実施

総括 (2011年度に向けた課題等)

本会は2011年度内に新公益法人への移行を予定しているが、日本社会福祉士会は連合体への移行を

予定している。このため、2011年度は日本社会福祉士会の動向を見守り、併行して本会の新たな組織

体制を整備していくことが喫緊の課題となる。今後は、理事会と連携し、会員とも情報を共有しなが

ら法人運営に取り組んでいくことが重要である。

また、本会は1300名を超える会員情報管理や年々増加する委託事業の運営と、事務局の業務量は著

しく増加している。このため、事務局を整備し、円滑な会員情報管理・事業推進等の支援体制強化に

努めていかなければならない。

以 上

2010年度事業の実施報告

委員会名・事業チーム名:( 広報委員会 ) 担当理事名:矢羽多 昭生

2010年度事業計画 2010年度事業報告

①「ふくおか社会福祉士通信」の発行

○会の事業活動に関する報告、研修・

講演会開催に関する情報提供、会

員の活動紹介、その他社会福祉士

にとって有益な情報等の発信

○会員間の交流情報(委員会企画レク

リエーション、部活等)の積極的

発信

年11回発行

No.101号……70ページ (4月 5月合併号)

No.102号……26ページ (6月号)

No.103号……46ページ (7月号)

No.104号……26ページ (8月号)

No.105号……44ページ (9月号)

No.106号……24ページ (10月号)

No.107号……41ページ (11月号)

No.108号……26ページ (12月号)

No.109号……34ページ (1月号)

No.110号……31ページ (2月号)

No.111号……25ページ (3月号)

②ホームページの維持管理

ホームページを随時更新し、社団法人

福岡県社会福祉士会に関する最新情

報を発信

ホームページによる情報発信・更新

各種お知らせ

研修会案内

ソーシャルワーカー求人情報

社会福祉士会関連情報

法人関連情報公開(資料室)

その他(資料室)

③県民対象の講演会開催

広く県民を対象とした講演会等

を開催し、福祉に関する制度の

普及啓発を推進

児童虐待防止啓発講演会の開催

日 時:2011年 3月 6日(日)14:00~16:00

場 所:クローバープラザ 506AB研修室

内 容:地域でできる子どもの虐待防止

講 師:藤林 武史 氏

(福岡市こども総合相談センター 所長)

参加者:54名

④ブロック活動の広報支援

ブロックやその地域のイベント活動

に関する情報の紹介

「ふくおか社会福祉士通信」によるブロック活動の紹介

各ブロック(福岡、北九州、筑豊、筑後)主催研修会

の案内など

総括 (2011年度に向けた課題等)

*機関誌の会員外配布の検討(公益社団法人化)

*製作費用の縮減

*ニーズに対応した講演会の開催(他の委員会・他機関との共同開催等)

以 上