2018年cdp気候変動質問書 概要.../leadership •環境スチュワードシッ...
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2018年CDP気候変動質問書概要
CDP日本事務局
2018年5月
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CDP(旧Carbon Disclosure Project)を通じた環境情報開示について
CDPは、2003年から投資家要請を受け
て、投資対象である企業に、気候変動等の
質問書を送付しています。
現在は、気候変動だけではなく、水、森
林コモディティについても扱っていることか
ら、Carbonだけではないという意味で、
CDPとなりました。
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機関投資家/顧客企業
質問書送付
要請(署名)
回答
世界中の企業
データ・分析
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2017年 CDPが介した企業の環境情報開示の流れのまとめ
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投資家要請
質問書
回答
＜投資家数と運用資産総額＞気候変動：803社（100兆ドル）水：634社（69兆ドル）森林：380社（29兆ドル）
気候変動: 約4800社(9600社送付)水：約1600社 （3500社送付）森林：90社 （250社送付）
サプライチェーンプログラム
投資家要請回答企業数と送付数
気候変動: 約2400社（5600社送付）水： 約700社（1400社送付）森林: 約200社（800社送付）
サプライヤー回答数と送付数
企業
＜メンバー企業数＞気候変動：96社水：34社森林：8社合計購買力:3兆ドル
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投資家によるCDPデータの活用
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主要な株式情報提供サービスには、CDPへの回答が多く利用されています。
投資家は、直接、間接にCDPデータを多く活用して投資判断をしています。
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2018年質問書改訂の背景と概要
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TCFD提言
セクター別
追加質問(シナリオ分析等)
質問の統合・削除・修正
回答負担の軽減
テーマ(C,W,F)間の共通構造
多言語対応の深化
新しい回答システム
簡易版の導入
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2018 気候変動質問書の変更の概要
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セクター別
農業
エネルギー
素材
輸送
セクター別
農業
エネルギー
素材
輸送
TCFD (気候変動関連財務情報開示タス
クフォース)提言
を採用
TCFD (気候変動関連財務情報開示タス
クフォース)提言
を採用
進化
将来に焦点
気候変動・水・森林の間の整合性を高める
進化
将来に焦点
気候変動・水・森林の間の整合性を高める
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公的に企業の気候変動による影響の開示の枠組みが提言されています(TCFD,気候関連財務情報開示タスクフォース)
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G20
金融安定理事会
財務大臣・中央銀行総裁会議
2015.4 「気候変動問題を金
融セクターがどのように考慮していくべきか、官民関係者
を招いて検討すること」を要請
2009～
TCFD
気候関連財務情報開示タスクフォース
2015.12～
2017.6.29最終報告
カーニー議長イングランド銀行総裁
ブルームバーグ会長TCFDでは、企業に気候変動が財務にどんな影響を与えるかについての
開示を勧告している。
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TCFDでは何を開示することを提言しているのか？
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収入
支出 資本 資金調達
資産 負債
リスク
慢性
急性
政策と法律
技術
市場
評判
資源効率性
エネルギー源
製品/サービス
市場
レジリエンス
機会
物理的リスク
貸借対照表
移行リスク
財務的インパクト
戦略的計画リスク管理
キャッシュフロー計算書
損益計算書
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簡易版：Minimum tier questionnaires
以下の組織が
回答可能です: CDP質問書に初めて回答する場合（たとえば、これまで気
候変動のみ回答だが、今年初めて森林に回答の場合は森林について適用）
または
年間売上が2億5000万€/USD(250 million, 250億
円相当)より小さい場合。With an annual revenue of less than EUR / US $250 million
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全質問書共通(C, W, F)の変更
質問の削除、追加、統合、修正
質問の流れの適正化
将来について(forward-looking)の質問
の強化
財務関連情報の強化
サプライチェーンメンバーから要請され
たサプライヤー向け質問の改訂
より明瞭に、回答しやすいように変更:
モジュールと項目の表題、質問内に使う用語、回
答の選択肢
設問の用語をより簡潔で明瞭に
設問番号：一般については、テーマをC,F,Wの1文
字で、セクター別についてはテーマとセクターを表
す略称とのセットで表示(例;. C-FB, W-FB)
TCFD用語に合わせて、「気候関連(climate-related」「水関連(water-related)」「森林関連
(forest-related)」を利用
設問構造: 例えば、「合うものをすべて選んでくだ
さい」ではなく、「以下から選んでください」に変更
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CDPのセクター分類の考え方
多くの企業は「一般」の質問書への回答要請を受けます。
なお、影響の大きいセクターについては、そのセクターに応じた質
問を受けます。（TCFDにてセクター別開示が示されている部門）
セクター分けは、CDP独自の産業分類であるCDP-ACSシステムを
利用しています。ブルームバーグに基づき売上額の最も大きい活動
から、CDPの設定したセクターにマッピングをしています。
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CDPのセクター分類の考え方（図解）
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ブルームバーグDBからの売上
最も売上の大きい“活動”を抽出
活動をもとに、TCFDに応じて
“セクター”分類
CDP 産業(13) CDP 活動グループ(49) CDP 活動(188) 回答セクター
化石燃料 O&G採掘 石油採掘 石油・ガス
ガス採掘 石油・ガス
インフラ建設 公益事業送電線建設 一般
エネルギー公益ネットワーク 電力公益事業 電力
ガス公益事業 石油・ガス
エネルギー以外公益ネットワーク リサイクル 一般
廃棄物管理 一般
水供給 一般
TCFDにおける記述
ブルームバーグの売上から活動へマッピング
※活動ベースで細かくマッピングしていることから、産業分類とは一致しない場合があります。
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テーマ別のクラスターとセクター(2018年質問書)
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気候変動 水 森林
農業
食料・飲料・タバコ (FB)農産品 (AC)紙・林業(PF)
食料・飲料・タバコ (FB) 紙・林業(PF)
エネルギー
石炭(CO)電気事業(EU)石油・ガス(OG)
電気事業(EU)石油・ガス(OG)
素材
セメント(CE)化学(CH)金属・鉱業(MM)鉄鋼(ST)
化学(CH)金属・鉱業(MM)
輸送輸送機器製造 (TS)輸送サービス (TS)
一般
セクター別質問書に該当しな
い他の全企業
セクター別質問書に該当しない
他の全企業
セクター別質問書に該当しな
い他の全企業
クラスター
セクター
テーマ
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CDPのスコアリング方法: 段階別評価
開示/Disclosure •透明性
認識/Awareness•企業にとって環境課題がどのような意味を持つかを理解
管理/Management•環境課題に対して行動をとり、リスクを低減、機会を実現
リーダーシップ/Leadership•環境スチュワードシップの模範となる
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スコアリング手法
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情報開示 認識 マネジメント リーダーシップ
得点 配点 得点 配点 得点 配点 得点 配点
C1.1 1 1 1 1 2 3 0 0.5C1.1a 1 1 0 0 2 2 0 0
最終設問
合計 162 180 60 100 32 80 5 20レベルスコア
162/180 = 90% 60/100 = 60% 32/80 = 40% 5/20 = 25%
・・・・・
スコア算出のイメージ
・・・・・
・・・・・
・・・・・
・・・・・
・・・・・
・・・・・
・・・・・
・・・・・
レベルアップの閾値は80%の予定（最終的な閾値は回答締切後に設定されます）
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評価のためのカテゴリの導入
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モジュール(C
1)
カテゴリ
カテゴリ
カテゴリ
小設問C1.1小設問C1.1a
マネジメント、リーダーシップは、
カテゴリごとのウェイトを設定（セクター別）
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スコアリングの基本
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カテゴリ内の得点合計/カテゴリ内の配点合計=該当カテゴリの得点率（％）
該当カテゴリの得点率（％）＊該当カテゴリのウェイト（％）＝該当カテゴリからの得点（％）
Σ(該当カテゴリからの得点（％）)=該当レベルの得点率
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セクター別ウェイト付け（化学の例）
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TCFD提言との対応ガバナンス 戦略 リスク管理 指標と目標組織の気候関連リスク・機会のガバナンスの開示
組織の事業、戦略、財務計画にとって重要な、顕在化した、または潜在的な気候関連リスク・機会についての顕在化した影響、潜在的な影響の開示
組織が気候関連リスクをどのように見つけ、評価し、管理するかについての開示
該当する気候関連リスク・機会を評価・管理するために重要な指標や目標の開示
推奨開示項目（ガバナンス） 推奨開示項目（戦略） 推奨開示項目（リスク管理） 推奨開示項目（指標と目標）
a) 取締役の気候関連リ
スク・機会の監督についての説明
C1.1b
a) 組織が短期・中期・長期において
気候関連リスク・機会としたものについて説明
C2.1, C2.2b, C2.3, C2.3a, C2.4, C2.4a
a) 組織の気候関連リスクの決め方について説明
C2.2b, C2.2c
a) 組織が気候関連リスク・機
会を、戦略やリスク管理プロセスに沿って評価するために利用する指標
C4.2
b) 気候変動関連リスク・
機会の評価と管理についての経営の役割について説明
C1.2, C1.2a
b) 気候関連リスク・機会が組織の
事業、戦略、財務計画にもたらす影響.
C2.5, C2.6, C3.1, C3.1c
b) 組織の気候関連リスク管理のプロセスを説明
C2.2c, C2.2d
b) スコープ1,2,該当する場合はスコープ3のGHG排出と関連するリスクを開示
C6.1, C6.3, C6.5
c) 組織の戦略のレジリエンス（対応力）について、2℃以下となるシナリ
オを含む複数の気候関連シナリオを考慮して説明
C3.1a, C3.1d
c) 気候関連リスクの決定、評
価、管理のプロセスが、組織の全体的リスク管理にどのように統合されているかを説明
C2.2 c) 組織が気候関連のリスク・
機会を管理するための目標と、その目標の達成度合いを説明
C4.1, C4.1a, C4.1b
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モジュールの流れ
CDPは2018年気候変動質問書
を再構築しました。
その主な理由は: • 整理された構造
• テーマ間での同様の構造
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2018年モジュール
C0 導入/Introduction
C1 ガバナンス/Governance
C2 リスクと機会/Risks and opportunities
C3 事業戦略/Business strategy
C4 目標と実績/Targets and performance
C5 排出量計算方法/Emissions methodology
C6 排出量データ/Emissions data
C7 排出量の詳細¥Emissions breakdown
C8 エネルギー/Energy
C9 追加指標/Additional metrics
C10 認証/Verification
C11 カーボンプライシング/Carbon pricing
C12 エンゲージメント/Engagement
C13 その他土地利用管理/Other land management
C14 サインオフ/Sign off
★★
★★
★
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変更箇所について
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質問の~82%については:• 変更なし
• 少し修正
• 修正あり
新しい質問は~18%
7つの質問 (2017)を削除(former 2017 CC8.5, CC8.6b, CC9.1, CC10.1,
CC13.1, CC14.3, CC14.3a)
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%
C14 SignoffC12 Engagement
C11 Carbon pricingC10 Verification
C9 Additional metricsC8 Energy
C7 Emissions breakdownC6 Emissions data
C5 Emissions methodologyC4 Targets and performance
C3 Business strategyC2 Risks and opportunities
C1 GovernanceC0 Introduction
New question Modified question Minor or no change
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質問書・ガイダンス・評価手法＋技術ノート
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質問書(Questionnaires) ガイダンス(Guidance)
評価手法(Scoring Methodology)
技術ノート(Technical Notes)
TCFD シナリオ分析
水会計(Water Accounting)
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2017との対応表、カテゴリ資料
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2017年との対応表カテゴリ別重みづけ（セクター別）
※マネジメント（B）レベル、リーダーシップ（A）レベルのみ
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スコアリングの原則
独立性: CDPによるトレーニングを受けたパートナー機関が実施します。全スコアは厳格な品
質保証チェックを受けます。
比較可能性: CDPの方法論は、全世界の企業に対して、同一セクター内は同一手法です。 –同じ内容の実施や同じ情報の提供が評価されます。
透明性: ガイダンスやスコアリング方法についてオンラインで入手可能です。ウェビナーや説
明もどなたでもご覧いただけます。
広範囲での実施: 2017年には, 8475以上の個別スコアを付けました。
影響: スコア（評価）はCDPウェブサイトや報告書、ブルームバーグ、グーグルファイナンス、ド
イツBorse、日経QUICKなどの端末にて公開され、投資家が直接利用します。
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段階ごとのスコアの閾値
レベルごとに２段階ずつ
This way the score is communicated in a consistent, intuitive way and illustrates the continuous
development a company goes through
A >80%Leadership A- 1‐79%
B 45‐79%Management B - <45%
C 45‐79%Awareness C - <45%
D 45‐79%Disclosure D - <45%
F= Failure to provide sufficient information to be evaluated by CDP
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非回答企業について
CDP情報開示要請に対して期日までに回答しなかった企業は、“F”のスコアとなります。これは、CDPに十分な情報を提供できなかったという意味でのF(failure to provide sufficient information to CDP)です。
Fは環境スチュワードシップの失敗(failure in environmental stewardship)を意味するものではありません。
この“F”については以下については適用されません。
- 自主回答企業
- Companies that are not part of a scored sample
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方法論についてのコツなど
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それぞれの設問について、ガイダンスの該当部分やスコアリング方法をしっかりと読んでください。
回答欄を空欄にしないようにしましょう。空欄にすると失点がとても大きい構造になっています。
スコアは、CDPに回答した情報に基づいてのみ評価されます。
質問書の多部分で回答していても、そこを参照するということはしないで、それぞれの設問に
対して回答を書いてください。また、リンクやウェブサイトへの参照もしないでください。いくつかの例外をのぞいて、相互参照はスコアリング対象になりません。
添付ファイルを要する設問については、そのファイルに求められているデータが入っていて、必要な個所に添付されているか、確認してください。
受け入れている認証基準のリストを参照ください。 https://www.cdp.net/en-US/Respond/Pages/verification.aspx
コツ
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スコアリングについての神話:
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神話
•エネルギー/水をたくさん使う、集約度
の高い企業なので、いいスコアをとれるはずがない。
実際
• 大量に排出していても、積極的に削減活動の成果が出ていれば、全レベルでいいスコアをとることができます。
• スコアリング方法は、排出総量や取水量総量についての評価は行いません。代わりに、排出削減活動による排出削減に着目します。
エネルギー/水 原単位
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神話
• うちの会社は成長しているから、排出削減がらみのスコアは得点できないよね～。
実際
• スコアリング手法では、企業の毎年の排出量増加について、マイナス評価はしません。
• 排出削減イニシアチブによる排出削減に対して得点が付きます。– ですから、削減イニ
シアチブがなかったら排出していた量より排出量が小さい場合、いい評価をうけることができます
成長している企業
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神話
• うちの会社はすでに削減を進めているから、今年初めて回答する同業他社のほうがいいスコアになるに決まっている
実際
• 全ての企業は、このような短期の有利さを経験します。企業がCO2排出の削減についてより高度
になるにつれて、より長期の削減機会も見つける必要が出てくるでしょう。
• スコアは削減だけにつくわけではありません。スコアリング手法では、より進んだ企業のみが実施できる行動、例えば事業戦略への気候変動・水セキュリティの統合といったことを評価しています。
すでに削減が進んでいるから不利
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神話
• 同業他社より組織のカバー率を高くしているので、データ品質の低下が心配です。一か国のみについてしか報告していない企業は、より質の高いデータが提供できるから、有利になりますよね。
実際
• 質問書には、正確性(不確実性)と除外につ
いて、開示する箇所があります。ここで投資家に対して重要な背景情報を知らせることができます。
• 不確実性のあるデータを提供する企業が失点するようにはなっていません。
グローバルなバウンダリでの報告は不利？
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神話
• CDPは、売上あたりの排出原単位や、
フルタイム勤務の従業員あたりの排出原単位をきいています。 製品の価格
があがったり、従業員数が増えると、排出原単位は下がることになります。これでは、炭素効率性が高くなることが高スコアにつながりません。
実際
• C6.10では、排出原単位が下がり、か
つ排出削減活動がその理由である場合に、認識レベル・管理レベルの得点が付くようになっています。
排出原単位