2019. 8. 5 no. 1390 誇れる日本の医療保険制度」 のコーナー ...(1)第1390号...

8
( 1 )第 1390 号 〔昭和 42 年 3 月 4 日第 3 種郵便物認可〕令和元年 8 月 5 日 宿宿宿宿宿宿23 宿宿労働基準法第 32 1. 使用者は、労働者に、休憩時間を除き一週間について四十時 間を超えて、労働させてはならない。 2. 使用者は、一週間の各日については、労働者に、休憩時間を 除き一日について八時間を超えて、労働させてはならない。 労働基準法施行規則第 23 使用者は、宿直又は日直の勤務で断続的な業務について、様式 第十号によつて、所轄労働基準監督署長の許可を受けた場合は、 これに従事する労働者を、法第 32 条の規定にかかわらず、使用す ることができる。 宿宿24 宿18 「医師、看護師等宿日直許可基準」 及び 「医師研鑽」 に関する厚労省局長通知が発出される 〒1138621 東京都文京区本駒込22816 電話 0339462121(代) FAX 0339466295 E-mail [email protected] http://www.med.or.jp/ 毎月2回 5日・20日発行 定価 2,400円/年(郵税共) No. 1390 2019. 8. 5 医師の働き方改革の 推進に関する検討会 ………………… 2面 都道府県医師会長紹介 ………………… 3面 日医ホームページに「世界に 誇れる日本の医療保険制度」 のコーナーを新設 3面

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  • (1)第1390号 日 医 ニ ュ ー ス 〔昭和42年3月4日第3種郵便物認可〕令和元年8月5日

     

    厚生労働省労働基準局から7月1日付で、「医師、看護

    師等の宿日直許可基準」及び「医師の研けん

    さん鑽に係る労働時

    間に関する考え方」について局長通知(左記に発番記載)

    が発出された。

     

    今号では、その内容を説明するとともに、通知発出を

    受けて7月3日に松本吉郎常任理事が行った記者会見の

    模様を紹介する。

    今回の二つの通知は、

    本年3月末に、今村聡副

    会長、城守国斗常任理事

    が出席していた厚労省の

    「医師の働き方に関する

    検討会」が報告書を取り

    まとめたことを受けて、

    解釈の明確化を図るため

    に発出されたものであ

    る。

    「宿日直許可基準」に

    関する通知では、まず、

    (1)通常の勤務時間の

    拘束から完全に解放され

    た後のものである、(2)

    宿日直中に従事する業務

    は、一般の宿日直業務以

    外には、特殊の措置を必

    要としない軽度のまたは

    短時間の業務に限る、

    (3)(1)、(2)以外に、

    一般の宿日直の許可の際

    の条件を満たしている

    ─ことの全てを満た

    し、かつ、宿直の場合は

    夜間に十分な睡眠がとり

    得る場合であることを、

    労働基準法施行規則第23

    条に基づき宿日直の許可

    を得ることができるため

    の条件として挙げてい

    る。そ

    の上で、(2)に関

    しては、①医師が、少数

    の要注意患者の状態の変

    動に対応するため、問診

    等による診察等や看護師

    等に対する指示、確認を

    行う②医師が、外来患者

    の来院が通常想定されな

    い休日・夜間において、

    少数の軽症の外来患者

    や、かかりつけ患者の状

    態の変動に対応するた

    め、問診等による診察等

    や、看護師等に対する指

    示、確認を行う

    ─こと

    といった具体例を示して

    いる。

    また、一つの病院や診

    療所等において、所属診

    療科、職種、時間帯、業

    務の種類等を限定して宿

    日直の許可を受けること

    労働基準法第32条1.�使用者は、労働者に、休憩時間を除き一週間について四十時

    間を超えて、労働させてはならない。2.�使用者は、一週間の各日については、労働者に、休憩時間を

    除き一日について八時間を超えて、労働させてはならない。

    労働基準法施行規則第23条 使用者は、宿直又は日直の勤務で断続的な業務について、様式第十号によつて、所轄労働基準監督署長の許可を受けた場合は、これに従事する労働者を、法第32条の規定にかかわらず、使用することができる。

    ができると明記。具体的

    には、「医師以外のみ」「医

    師について深夜の時間帯

    のみ」の他、「病棟宿日

    直業務のみに限定しての

    許可」を得ることも可能

    としている。

    更に、小規模の病院、

    診療所等において、医師

    等がそこに住み込んでい

    る場合には、これを宿日

    直として取り扱う必要は

    ないとしている。

    今回の通知が発出され

    たことにより、昭和24年

    に出された通知「医師、

    看護婦等の宿直勤務につ

    いて」は廃止されること

    になった。

    なお、「医師、看護師等」

    の「等」の範囲について、

    厚労省事務局は7月18日

    に行われた社会保障審議

    会医療部会でその考えを

    説明した。

    具体的な例として、診

    療放射線技師、臨床工学

    技士、臨床検査技師、薬

    剤師、保健師、助産師な

    どを挙げるとともに、「一

    連の患者対応に携わら

    ず、電話対応や会計など

    のみを行う事務職に関し

    ては、必ずしも通知の対

    象になるものではない」

    としている。

    めの研究及び論文作成

    や、専門医を取得するた

    めの症例研究や論文作

    成、(3)手技を向上さ

    せるための手術の見学

    ─の3類型に分類。類

    型ごとに、その判断の基

    本的考え方を示している。

    また、通知には、事業

    場における研鑽の労働時

    間該当性を明確化するた

    め、研鑽を行う医師が属

    する医療機関等に対して

    取り組むべき手続きや環

    境の整備などについても

    触れられている。

    手続きについては、業

    務との関連性、制裁等の

    不利益の有無、上司の指

    示の範囲を明確化するよ

    う要求。環境整備に関し

    ては、①診療体制には含

    めず、突発的な必要性が

    生じた場合を除き、診療

    等の通常業務への従事を

    指示しない②通常勤務で

    はないことが外形的に明

    確に見分けられる措置を

    講ずる③医療機関ごとに

    研鑽に対する考え方など

    所定時間外における医

    師の研鑽について3類

    型を示す

    一方、研鑽に関する通

    知は、医師の研鑽に係る

    労働時間該当性に係る判

    断の基本的な考え方、並

    びに医師の研

    鑽に係る労働

    時間該当性の

    明確化のため

    の手続き及び

    環境整備につ

    いて記すため

    に、初めて出

    されたもので

    ある。

    所定労働時

    間内の研鑽の

    取り扱いに関

    しては、当該

    研鑽に係る時

    間は当然に労

    働時間になる

    とする一方、

    医師の業務を明確化・

    現代化したものと評価

    ─松本常任理事

    今回の通知が発出され

    たことを受けて、松本常

    任理事は7月3日に記者

    会見を行い、二つの通知

    に対する日医の見解を説

    明した。

    記者会見で、同常任理

    事はまず通知の概要を説

    明した上で、これまで日

    医が主張してきた「医師

    の健康への配慮」と「地

    域医療の継続性」の両立

    という観点から取りまと

    められた厚労省の「医師

    の働き方改革に関する検

    討会」報告書

    に基づいたも

    のであると

    し、「医師の

    活動の実態を

    踏まえ、医師

    の業務を明確

    化・現代化し

    ている」と評

    価。今

    後、各地域で、都道

    府県労働局・都道府県医

    師会・都道府県医療勤務

    環境改善支援センター共

    「医師、看護師等の宿日直許可基準」及び 「医師の研鑽」に関する厚労省局長通知が発出される

    を示した書面等を作成

    し、研鑽を行う医師の上

    司や所定労働時間外に研

    鑽を行うことが考えられ

    る医師本人に周知する

    ─ことなどが望ましい

    としている。

    催の説明会が開催されて

    いくことから、日医とし

    てもその周知に努めてい

    くとするとともに、各医

    療機関において勤務環境

    の改善が図られていくこ

    とに期待を寄せた。

    また、7月5日より厚

    労省の「医師の働き方改

    革の推進に関する検討

    会」(本紙2面参照)で

    の議論が開始されること

    を踏まえ、「医師の働き

    方については、2024

    年4月の時間外労働の上

    限規制適用までに医療法

    の改正を始め、関係する

    各制度が整っていなけれ

    ばならない」との考えを

    示し、「引き続きスピー

    ド感を持って検討を進め

    て欲しい」と要望した。

    所定労働時間外において

    医師が行う研鑽について

    は、在院して行われるも

    のであっても、上司の明

    示・目次の指示に寄らず

    に自発的に行われるもの

    も少なくないとして、研

    鑽を(1)一般診療にお

    ける新たな知識、技能の

    習得のための学習、(2)

    博士の学位を取得するた

    〒113-8621 東京都文京区本駒込2-28-16電話 03-3946-2121(代)FAX 03-3946-6295E-mail [email protected]://www.med.or.jp/

    発行所

    毎月2回 5日・20日発行 定価 2,400円/年(郵税共)No. 13902019. 8. 5

    ●医師の働き方改革の 推進に関する検討会 ………………… 2面●都道府県医師会長紹介 ………………… 3面●日医ホームページに「世界に 誇れる日本の医療保険制度」 のコーナーを新設 … 3面

  • 日 医 ニ ュ ー ス 第1390号(2)令和元年8月5日〔第3種郵便物認可〕

    風しんの抗体検査を呼び掛ける意見広告を掲載

     日本では昨年以降、風しんが流行し、国は現在、風しんの追加的対策として、日医の協力の下、対象者への予防接種を実施している。 これを受けて、日医では風しんの抗体検査と予防接種を受けることの呼び掛けを目的として、横倉義武会長と、元体操選手で2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会理事の田中理恵さんとの対談を東京オリンピック・パラリンピック開催のちょうど1年前に当たる7月24日に、朝日新聞全国版の朝刊に掲載した。 対談の詳細は、日医のホームページ(http://www.med.or.jp/people/opinion/008742.html)にも掲載しているので、ぜひご覧頂きたい。

    厚生労働省「医師の働

    き方改革の推進に関する

    検討会」の初会合が7月

    5日、都内で開催され、

    日医からは今村聡副会

    長、城守国斗常任理事が

    出席した。

    本検討会は、2024

    年4月から医師に適用さ

    れる時間外労働の上限規

    制の具体的内容等につい

    て検討してきた「医師の

    働き方改革に関する検討

    会」が取りまとめた報告

    書において、引き続き検

    討するとされた事項につ

    いての議論を目的として

    設置された。

    具体的な検討事項とし

    ては、(1)

    師の時間外労

    働の上限規制

    に関して、医

    事法制・医療

    政策における

    措置を要する

    事項(①地域

    医療確保暫定

    特例水準及び

    集中的技能向

    上水準の対象

    医療②機関の

    特定にかかる

    枠組み③追加

    的健康確保措

    置の義務化及

    び履行確保に

    かかる枠組み

    ④医師労働時間短縮計

    画、評価機能にかかる枠

    組み等)、(2)医師の時

    間外労働の実態把握

    等が挙げられている。

    当日は、冒頭、吉田学

    厚労省医政局長より、「最

    速で来年の通常国会に必

    要な法的提案ができるよ

    う、年内に一定の取りま

    とめをお願いしたい」旨

    のあいさつがあった後、

    互選により座長には遠藤

    久夫構成員(国立社会保

    障・人口問題研究所長)

    が選ばれた。

    議論の中では、「3次

    救急病院」や「年間に救

    急車1000台以上を受

    要がある。そのためには、

    評価機能による確認は遅

    くとも2022年度から

    行われなければならな

    い」と指摘。具体的には

    医療現場を熟知している

    ことが必要だとするとと

    もに、都道府県に設置さ

    れている「医療勤務環境

    改善支援センター」の機

    能を強化し、活用するこ

    とを提案した。

    城守常任理事は、評価

    がスムーズにいくよう

    に、時短計画を国が指標

    として提示することや、

    「医療勤務環境改善支援

    センター」の実態把握が

    必要であると主張した。

    その他、当日の検討会

    厚労省「医師の働き方改革の推進に関する検討会」の初会合

    年内取りまとめに向け、

    評価機能に係る枠組み等について議論を開始

    け入れる2次救急病院」

    など、地域医療確保に欠

    かせない機能を持つ医療

    機関で、労働時間短縮等

    に限界がある場合には、

    期限付きで医師の時間外

    労働を年間1860時間

    以下までとする(いわゆ

    るB水準)の医療機関に

    ついて、「労働時間短縮

    にしっかり取り組んでい

    るか」などを、評価する

    組織(都道府県から独立

    した組織)について、さ

    まざまな意見が出された。

    「医療勤務環境改善支

    援センター」の機能強

    化を提案

    今村副会長は、「20

    24年4月に新たな時間

    外労働上限を適用するた

    めには、都道府県が20

    23年度中にB水準医療

    機関等の特定を終える必

    医師の働き方改革の推進に関する

    検討会

    構成員名簿

    家保 英隆(高知県健康政策部副部長)

    今村  聡(日本医師会女性医師支援センター長)

    遠藤 久夫(国立社会保障・人口問題研究所長)

    岡留 健一郎(福岡県済生会福岡総合病院名誉院長)

    片岡 仁美(�

    岡山大学医療人キャリアセンター

    MUSCUT�

    センター長)

    城守 国斗(日医常任理事)

    島崎 謙治(政策研究大学院大学教授)

    島田 陽一(早稲田大学法学部教授)

    鈴木 幸雄(横浜市立大学産婦人科・横浜市医療局)

    堤  明純(北里大学医学部教授)

    馬場 武彦(社会医療法人ペガサス理事長)

    水島 郁子(大阪大学大学院高等司法研究科教授)

    村上 陽子(日本労働組合総連合会総合労働局長)

    森  正樹(�

    日本医学会副会長/九州大学大学

    院消化器・総合外科教授)

    森本 正宏(全日本自治団体労働組合総合労働局長)

    山本 修一(千葉大学医学部附属病院長)

    では、本年9月2日から

    8日までの間に、1万9

    000を超える病院、診

    療所(有床・無床)、老

    健施設、介護療養型医療

    施設、介護医療院に勤務

    する14万人超の勤務医を

    対象として、「医師の働

    き方実態調査」を行うこ

    とを決定した。

    調査は、小池創一自治

    医科大学地域医療センタ

    ー教授を代表者とする研

    究班が行うこととなって

    おり、主たる勤務先とそ

    れ以外での診療業務と診

    療外業務、上司からの指

    示の有無、宿日直などの

    調査をすることになって

    いる。

    調査票案について、今

    村副会長は「この実態調

    査は、極めて重要な調査

    だ」とした上で、医師の

    負担軽減を求めるととも

    に、現場の医師に調査の

    必要性が伝わるようなメ

    ッセージを付記すること

    を求めた。

  • (3)第1390号 日 医 ニ ュ ー ス 〔第3種郵便物認可〕令和元年8月5日

    日医ホームページに 「世界に誇れる日本の医療保険制度」の コーナーを新設

    広岡会長を再選

    (奈良県医)

    6月27

    日の定例

    代議員会

    で広岡孝

    雄(ひろおかたかお)現会

    長を再選した。

    広岡会長は昭和22年奈良

    県の出身。昭和48年関西医

    大を卒業、現在奈良市で

    内・外・皮・泌尿器科診療

    所を開設。奈良市医副会

    長・会長を経て、平成29年

    現職に就任。71歳。

    寺下会長を5選

    (和歌山県医)

    6月15

    日の定例

    代議員会

    で寺下浩

    彰(てらしたひろあき)現

    会長を5選した。

    寺下会長は昭和22年和歌

    山県の出身。昭和47年和歌

    山県立医大を卒業、現在和

    歌山市で整・リハ・放・リ

    ウマチ科医院を開設。県医

    理事・副会長を経て、平成

    24年現職に就任。71歳。

    助(ませだいすけ)現会長

    を4選した。

    馬瀬会長は昭和25年富山

    県の出身。昭和56年埼玉医

    大を卒業、現在富山市で小

    児科医院を開設。富山市医

    副会長・会長を経て、平成

    25年現職に就任。68歳。

    池端氏を選定

    (福井県医)

    6月16

    日の定例

    代議員会

    で池端幸

    彦(いけばたゆきひこ)氏

    を選定した。

    池端新会長は昭和30年福

    井県の出身。昭和55年慶應

    大を卒業、現在越前市で外

    科病院を開設。県医理事・

    副会長を経て、令和元年現

    職に就任。64歳。

    副会長を経て、平成19年現

    職に就任。80歳。

    尾㟢会長を3選

    (東京都医)

    6月16

    日の定時

    代議員会

    で尾﨑治

    夫(おざきはるお)現会長

    を3選した。

    尾﨑会長は昭和26年東京

    越智会長を再選

    (滋賀県医)

    6月20

    日の定例

    代議員会

    で越智眞

    一(おちしんいち)現会長

    を再選した。

    越智会長は昭和27年兵庫

    県の出身。昭和57年京都府

    立医大大学院を修了、現在

    大津市で内・外科医院を開

    設。県医理事・副会長を経

    て、平成30年現職に就任。

    67歳。

    松井会長を再選

    (京都府医)

    6月16

    日の定時

    代議員会

    で松井道

    宣(まついみちのり)現会

    長を再選した。

    松井会長は昭和32年京都

    府の出身。昭和58年兵庫医

    大を卒業、現在京都市で病

    院、クリニックを開設。府

    医理事・副会長を経て、平

    成29年現職に就任。61歳。

    関会長を5選

    (長野県医)

    6月15

    日の定例

    代議員会

    で関隆教

    (せきたかのり)現会長を

    5選した。

    関会長は昭和19年長野県

    の出身。昭和45年信州大医

    学部を卒業、現在中野市で

    整形外科医院を開設。県医

    常務理事・総務理事を経

    て、平成24年現職に就任。

    75歳。

    松本会長を再選

    (三重県医)

    6月15

    日の定例

    代議員会

    で松本純

    一(まつもとじゅんいち)

    現会長を再選した。

    松本会長は昭和27年三重

    県の出身。昭和54年杏林大

    を卒業、現在伊勢市で泌尿

    器科クリニックを開設。県

    医常任理事・副会長、日医

    常任理事を経て、平成30年

    現職に就任。67歳。

    都道府県医師会長紹介

    (令和元年改選)

    長瀬会長を7選

    (北海道医)

    6月15

    日の定時

    代議員会

    で長瀬清

    (ながせきよし)現会長を

    7選した。

    長瀬会長は昭和13年北海

    道の出身。昭和44年北大大

    学院を修了、内科医。道医

     今号では、今年改選期を迎えた11の都道府県医師会長

    の略歴を紹介する。

    日医ではこのほど、日

    医ホームページに「世界

    に誇れる日本の医療保険

    制度」をテーマとした国

    民向けのコーナーを新設

    した。

    その内容は、(1)日

    本の医療保険制度の優れ

    た特徴、(2)日本の医

    療の現状、(3)日本の

    医療保険制度の仕組み、

    (4)国民皆保険の歴史、

    (5)日本と違う? 

    外国の医療事情、(6)

    世界に冠たる国民皆保険

    を守るために

    ─の6部

    構成となっている。

    (1)では、日本の医

    療保険制度の特徴である

    国民皆保険、フリーアク

    セス、現物給付について

    説明するとともに、世界

    に誇れる仕組みとして

    「高額療養費制度」「母子

    健康手帳」を紹介。

    (2)では、日本の医

    療が世界有数の長寿国を

    達成し、世界からも高い

    評価を受けていること、

    また、(3)では公的医

    療保険制度の仕組みを詳

    説している。

    (4)では、国民皆保

    険が実現するまでとその

    後の変遷を、更に、(5)

    では、日本の医療保険制

    度の良さを改めて知って

    もらうため、イギリス、

    アメリカ等の海外の状況

    について解説している。

    最後の(6)では、日

    医では〝かかりつけ医〟

    をもつことを呼び掛けて

    いることや生涯を通じた

    健診データ管理のシステ

    ムづくりを目指している

    ことの他、日本健康会議

    の取り組みについて説

    明。国民に対しては、糖

    尿病やフレイル対策に取

    り組むことの重要性を訴

    えるものとなっている。

    本コーナーは、スマー

    トフォン対応にもなって

    いるので、ぜひご覧頂く

    とともに、その周知に対

    する協力をお願いした

    い。

    都の出身。昭和52年順天堂

    大を卒業、現在東久留米市

    で内・循環器科クリニック

    を開設。都医副会長、日医

    監事を経て、平成27年現職

    に就任。67歳。

    菊岡会長を再選

    (神奈川県医)

    6月15日の定例代議員会

    で菊岡正和(きくおかまさ

    かず)現会長を再選した。

    菊岡会

    長は昭和

    20年神奈

    川県の出

    身。昭和46年日大医学部を

    卒業、現在川崎市で内科医

    院を開設。県医理事・副会

    長を経て、平成29年現職に

    就任。73歳。

    馬瀬会長を4選

    (富山県医)

    6月20

    日の定例

    代議員会

    で馬瀬大

    フォト部門エッセー部門

    応募締切

    2019年10月3日㊍必着

    生命を見つめるフォト&エッセー 検索

     日医では、患者さんとの思い出や、ご自身あるいはご家族の闘病経験、介護や生命の誕生にまつわるお話、あるいは生命の輝く瞬間を捉えた写真を募集しています。ぜひ、ご応募下さい。

    詳細はこちら⬇

  • 日 医 ニ ュ ー ス 第1390号(4)令和元年8月5日〔第3種郵便物認可〕

    手塚治虫の鉄腕アトム

    で育ち、その後、ブラッ

    クジャックの漫画の中で

    の手術に驚き、ワクワク

    させられ、外科医に憧れ

    た。また、手塚治虫の近

    未来を見る目に驚かされ

    た。ブ

    ラックジャックはい

    ろいろな珍しい患者、例

    えばシャチや馬、宇宙人

    しまいには幽霊まで手術

    する。某大学医学部の学

    生団体から「でたらめを

    描くな」とクレームを受

    けたこともあるが、「で

    たらめが描けない漫画な

    んてこの世にあるもの

    か」と反論している。そ

    んなブラックジャ

    ックの一話に、コ

    ンピューターさえ

    も患者にした物語

    がある。

    最先端医療を行う病院

    で、患者の診療や手術を

    行うコンピューター「U

    18」の回路に異常が生

    じる。病院側は、修理も

    しくは廃棄をしようとす

    るが、それを「病気」だ

    と主張する「U─

    18」は

    入院患者を人質とし、ブ

    ラックジャックに回路の

    手術をさせるように要求

    した。

    「U─

    18」は、

    ブラックジャッ

    クにとってコン

    ピューターの回

    路の手術も、脳の血管を

    いじるみたいなものだと

    分かっていたからだ。

    ブラックジャックは病

    院側の中止要請に対し、

    「私は修理工ではない。

    病人を治す医者なんだ」

    と言い、「U─

    18」を一人

    の患者とみなして「手術」

    を終える。

    そして、「U─

    18」は「人

    間ヲナオスノハ、ヤッパ

    リ人間ニシカデキナイ」

    と、今回の「病気」をき

    っかけに「医者」の引退

    を決意する。

    今後はAIが診断、手

    術などに多用されるよう

    になる。ブラックジャッ

    クの漫画を再読しなが

    ら、どのような医療の世

    界になるのだろうかと想

    像させられた。

    (禿)

    ブラックジャックとAI

    日中医学交流会議20

    19東京が、日中医学協

    会と中国医師会(中華医

    学会)の主催並びに日医

    共催により、6月19日に

    日医会館で開催された。

    当日は中国から中国医

    師会関係者、座長・演者

    等総勢55名、日中医学協

    会役員及び演者・座長34

    名の他、一般参加者約3

    00名が参加した。

    本会議は、1987年

    からほぼ毎年開催されて

    いる学術シンポジウム

    で、昨年は、日中国交正

    常化45周年を記念し、北

    京で「生活習慣病:日中

    における現状と対策」を

    テーマに開催された。

    本年度のテーマは、日

    中両国の医療における最

    大の関心事である「がん

    治療の現況と近未来」で

    あった。

    開会式では、日中医学

    協会の跡見裕、春日雅人

    両業務執行理事の司会の

    下、小川秀興同協会理事

    長の開会宣言、

    久史麿

    同協会長、饒克勤中国医

    師会副会長兼秘書長のあ

    いさつに引き続き、根本

    匠厚生労働大臣(代読)、

    孔鉉佑中華人民共和国駐

    日本特命全権大使、横倉

    義武日医会長/世界医師

    会前会長、笹川陽平日本

    財団会長から祝辞が述べ

    られた。

    饒中国医師会副会長兼秘書長と

    は、「がん対

    策は世界各国

    が直面する深

    刻な問題の一

    つである。高

    齢社会におけ

    る医療費の増大を踏まえ

    ると、がんの予防と治療

    は、世界レベルの協力体

    制の下で取り組むべき課

    題となっている。日医と

    世界医師会は6月13、14

    日、『Health�Pro-

    fessional�Meeting

    (H20

    2019

    』を開催し、ユニバ

    ーサル・ヘルス・カバレ

    ッジ(UHC)の達成に

    向けた取り組みを強化す

    る『東京宣言』を採択し

    た。UHCの下、がん治

    療を必要とする全ての患

    者に提供することを目指

    し、がん克服の方向性に

    ついて両国の医学・医療

    関係者が議論することは

    非常に有意義である」と

    述べた。

    開会式に続き、本庶佑

    京都大学特別教授が「P

    D─

    1阻害によるがん免

    疫療法」と題し、基調講

    演を行った。

    その後のシンポジウム

    では、「ウイルス治療」「分

    子標的治療」「放射線治

    療」「内視鏡治療」の四

    つのセッションが行わ

    れ、日中双方の専門家が

    講演を行った。

    シンポジウムの最後に

    は、日中両国専門家の共

    同による「東京宣言」が

    採択された。

    宣言では、がん治療に

    おいて、日中両国の医・

    歯・薬・看護などの専門

    家の意思疎通と交流を強

    化し、長期的かつ効果的

    な協力体制を構築し、そ

    の成果を共有することを

    約束している。

    また、学術プログラム

    終了後には、両国から約

    140名が参加し、情報

    交換会も開催された。

    イギリス医師会年次総会に出席

    道永常任理事2019年イギリス医

    師会(BMA)年次総会

    が、6月23日から27日を

    会期として北アイルラン

    ドのベルファストで開催

    され、横倉義武会長への

    招待に応じ、道永麻里常

    任理事が日医役員、世界

    医師会理事会副議長とし

    て出席した。

    24日には、海外賓客の

    夕食会が行われ、日医の

    他、世界医師会(WMA)

    からエイデルマン会長

    (イスラエル医師会前会

    長)、モントゴメリー理

    事会議長(ドイツ医師会

    前会長)、アイルランド、

    アメリカ、カナダ、オー

    ストラリア、オランダ、

    ガーナ、スリランカ、中

    国、マレーシア、マルタ、

    ナイジェリア、トリニダ

    ード・トバコ各医師会か

    らの参加があった。

    25日の総会式典では、

    新会長にインペリアル・

    日中医学交流会議2019東京

    カレッジ・ロンドン医の

    倫理の名誉教授であるラ

    アナン・ギロン教授が就

    任した。

    ギロン教授は、BMA

    に50年以上加入し、医の

    倫理委員会、Journal�of�

    Medical�Ethics

    の編集、

    国際委員会、欧州常設委

    員会BMA代表を務めて

    きた。

    同教授は就任あいさつ

    で、WMAの医の倫理に

    関する「ジュネーブ宣言

    改訂」(2017年10月)

    に触れ、時代に即した改

    訂と評価するとともに

    〝fairness

    〟(公平性)と

    いう言葉を加えたいとの

    意向を示した。更に、現

    在WMAで改訂作業中の

    「医の倫理国際綱領」に

    も言及するなど、WMA

    に対する関心を示したこ

    とが特徴的であった。

    式典では海外賓客が

    個々に紹介され、日医代

    表として道永常任理事が

    壇上で新会長にあいさつ

    をした。

    日 

    本 

    医 

    師 

    ダイヤルイン

    総務課(人事・労務)

    03―3942―6493・総務課

    03―3942―6481/

    03―3942―6477・施設課

    03―3942―7027・経理課

    03―3942―6486・広報課

    03―3942―6483・情報システム課

    03―3942―6135・医療保険課

    03―3942―6490

    介護保険課

    03―3942―6491・年金・税制課

    03―3942―6487・生涯教育課

    03―3942―6139・編集企画室

    03―3942―6488・日本医学会

    03―3942―6140・情報サービス課 03―3942―6482・医学図書館

    03―3942―6492・国際課

    03―3942―6489

    総合医療政策課

    03―3942―6514・医事法・医療安全課

    03―3942―6506/03―3942―6484・地域医療課

    03―3942―6137・健康医療第一課

    03―3942―6138・健康医療第二課

    03―3942―8181・感染症危機管理対策室

    03―3942―6485

    医賠責対策課

    03―3942―6136・日医総研

    03―3942―7215・女性医師バンク

    03―3942―6512・治験促進センター

    03―5319―3781・電子認証センター

    03―3942―7050(防災センター

    03―3942―6516・日本医師連盟

    03―3947―7815)

  • (5)第1390号 日 医 ニ ュ ー ス 〔第3種郵便物認可〕令和元年8月5日

    2018~2019年

    度武見フェロー帰国報告

    会が7月16日、日医会館

    で開かれ、2018年8

    月から約11カ月間、ハー

    バード大学T.H.�

    Chan

    衆衛生大学院武見プログ

    ラムで研究に従事し、帰

    国した3名のフェローか

    ら研究成果の発表が行わ

    れた。

    冒頭あいさつした横倉

    義武会長は、武見プログ

    ラムについて、国際保健、

    医療政策、公衆衛生を学

    ぶユニークな学際的プロ

    グラムとして、ハーバー

    ド大学において高い評価

    3名のフェローが研究成果を発表

    2018〜2019年度武見フェロー帰国報告会

    を受けている

    こと、日本製

    薬工業協会等

    の支援によ

    り、ハーバー

    ド大学と日医

    の間で今年、

    5年間の契約

    更新を行った

    こと、近年で

    は低所得国か

    ら参加するフ

    ェローも着実

    に増えている

    ことなど、武

    見プログラム

    の現状を報

    告。今後も、

    武見フェロー

    が世界規模で

    国際保健や住民の健康水

    準の向上に寄与すべく活

    動していけるよう、全力

    を挙げて支援していく意

    向を示した。

    引き続き行われたフェ

    ローによる発表では、ま

    ず、杉浦至郎あいち小児

    保健医療総合センターア

    レルギー科医長が、名古

    屋市で行われている集団

    乳幼児健診(4カ月、18

    カ月)の結果を用いて行

    った「乳児期早期重症

    喘ぜんめい鳴

    」及び「食物アレル

    ギー発症ハイリスク児」

    の予測に関する研究結果

    について説明した。

    「乳児期早期重症喘鳴」

    については、乳児期早期

    の喘鳴を伴う入院を防ぐ

    一つの方策として、禁煙

    や手指衛生の推奨が考え

    られるとするとともに、

    今後は実現可能性の高い

    予防法をデータに基づい

    て議論・評価していく考

    えを示した。

    また、「食物アレルギ

    ー発症ハイリスク児」に

    関しては今後、4カ月健

    診時のデータを用いて、

    18カ月健診時の食物アレ

    ルギーを予測する縦断的

    解析も行い、食物アレル

    ギー発症予防に有効性が

    報告されている抗原早期

    摂取を推奨すべきハイリ

    スク児を適切に同定して

    いきたいとした。

    高橋宗康岩手県高田病

    院第二内科長は、テロメ

    ア長を用いて、東日本大

    震災で家屋被害の有無に

    より、子どもが長期にわ

    たって受けたストレスを

    比較した結果を報告。「家

    屋被害有り群で、有意に

    テロメア長が短縮したこ

    と」などを示した上で、

    「テロメア長の測定は、

    将来の震災トラウマによ

    る精神疾患を防ぐため

    に、震災後スクリーニン

    グのバイオマーカーとし

    て有用な可能性がある」

    と述べた。

    ハーバード大学T.H. Chan 公衆衛生大学院武見プログラムとは

     武見プログラムは、1983年に武見太郎元日医会長の構想である「医療資源の開発と配分」に着目したハーバード大学が、日医の協力の下に同大学公衆衛生大学院に設置

    し、毎年世界各国より10名程度の中堅の専門家・研究者がフェローとして選考され、研究活動を行っている。 2020年─2021年の武見フェローに関しては本年秋頃、本紙並びに日医のホームページでも募集案内を掲載するのでぜひ、ご応募願いたい。

    問い合わせ先:日医国際課 [email protected]

    キーワード

    杉浦氏

    高橋氏

    石川雅俊元厚生労働省

    医政局総務課課長補佐

    は、

    Accountable�Care�

    Organization

    (オバマケ

    アに盛り込まれた医師、

    病院、その他ヘルスケア

    関連事業者による自発的

    な組織)の現状を紹介。

    日本への導入にはハード

    ルが高いとするととも

    に、日本で医療の質の評

    価・公表を行う仕組みの

    開発が必要になると指摘。

    その他、医師偏在に関

    して日本の三師調査を用

    いて分析した結果や全国

    の分娩取扱病院の診療科

    責任者・勤務医を対象と

    して行った「産婦人科医

    師の勤務実態と働き方改

    革に関する調査」の概要

    についても説明を行った。

    その後は、フェローと

    出席者との間で活発な質

    疑応答があり、会は終了

    となった。

    石川氏

    日 

    本 

    医 

    師 

    ダイヤルイン

    総務課(人事・労務)

    03―3942―6493・総務課

    03―3942―6481/

    03―3942―6477・施設課

    03―3942―7027・経理課

    03―3942―6486・広報課

    03―3942―6483・情報システム課

    03―3942―6135・医療保険課

    03―3942―6490

    介護保険課

    03―3942―6491・年金・税制課

    03―3942―6487・生涯教育課

    03―3942―6139・編集企画室

    03―3942―6488・日本医学会

    03―3942―6140・情報サービス課

    03―3942―6482・医学図書館

    03―3942―6492・国際課

    03―3942―6489

    総合医療政策課

    03―3942―6514・医事法・医療安全課

    03―3942―6506/03―3942―6484・地域医療課

    03―3942―6137・健康医療第一課

    03―3942―6138・健康医療第二課

    03―3942―8181・感染症危機管理対策室

    03―3942―6485

    医賠責対策課

    03―3942―6136・日医総研

    03―3942―7215・女性医師バンク

    03―3942―6512・治験促進センター

    03―5319―3781・電子認証センター

    03―3942―7050(防災センター

    03―3942―6516・日本医師連盟

    03―3947―7815)

  • 日 医 ニ ュ ー ス 第1390号(6)令和元年8月5日〔第3種郵便物認可〕

    書籍紹介

    本書は、医学の歴史に

    ついての膨大な資料を整

    理し、適切な項目に分類

    して解説した本格的な医

    学史であり、特に挿図の

    多さや簡明な記述、重要

    な人欄などが配置され、

    読んでいて楽しめる書と

    なっている。

    著者は解剖学の教授を

    務め、現在、日本医史学

    会の理事長としても活躍

    しているが、本書の記述

    図説

    医学の歴史坂井

    建雄 著

     小中学校の児童生徒のキャリア教育(一人ひとりの社会的・職業的自立に向け、必要な基盤となる能力や態度を育てることを通じて、キャリア発達を促す教育)に使用することを目的として制作された冊子『おしごと年鑑2019』(発行:朝日新聞社、非売品)を抽選により、5名の方にプレゼントします。 本書には、多くの企業・団体の仕事が分かりやすく説明されており、今回、日医として医師の仕事に関する記事を掲載しています。ぜひ、お子様へのプレゼントや待合室に置くなど、ご活用下さい。 なお、当選の発表は書籍の発送をもって代えさせて頂きます。◆応募方法

    ①住所②氏名③日医ホームページに関する意見・要望(必須)を明記の上、下記宛先まで、はがきまたはメールにて、ご応募下さい〔令和元年8月9日(金)消印有効〕◆応募・問い合わせ先

    日医広報課〒113─8621 文京区本駒込2─28─16

    03─3942─6483(直) [email protected]

    『おしごと年鑑2019』をプレゼントお知らせ

    に当たり、まずは社会の

    歴史や文化的背景を理解

    することの重要性を指

    摘。その上で、①原著の

    重視②時代を超えた視点

    での観察③医学の進歩に

    貢献した英雄よりも積み

    上げられた進歩を重視す

    るといった方針を示し、

    本書の内容に反映されて

    いる。

    また、著者が教職にあ

    ったことから、医学教育

    の歴史にもぺージを割い

    ているのも特徴と言える。

    医学の分野では極度の

    細分化、専門分科が進み、

    ごく最近の医学の歴史を

    一人で執筆することが困

    難な状況にある中で、本

    書は待望の本格的医学の

    歴史書であり、多くの人

    に読んで欲しい名著と言

    える。

    定価 

    6264円(税込)

    発行 

    医学書院

    全国国民年金基金

    日本医師・従業員支部

    案内

    社会保険料控除対象額について

    国民年金基金に加入す

    るメリットとして、掛金

    全額が、総所得金額から

    社会保険料控除の対象と

    なることがある。

    この控除の対象は、1

    月から12月末までに納付

    した金額となっている。

    国民年金基金の掛金の

    口座引き落としは2カ月

    遅れの1日(第1営業日)

    となるので、仮に新規加

    入の場合、8月中旬頃ま

    でに申出書を送付する

    と、8月分の引き落とし

    は10月1日となり、令和

    元年は3カ月分が控除対

    象となる。

    ただし、加入時に一括

    納付の手続きをすると、

    来年3月分まで納付でき

    るため、この場合、令和

    元年は8カ月分を控除対

    象とすることが可能であ

    る。ご

    希望の方は、基金ま

    でご連絡頂きたい。

    問い合わせは、基金事

    務局(

    0120─

    70

    0650)まで。

    「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」の宣言を受けた

    エボラ出血熱に係る協力依頼について 世界保健機関(WHO)は、コンゴ民主共和国におけるエボラ出血熱の発生が北キブ州の州都ゴマに及んだことを受けて、日本時間7月18日、この事態が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)」に該当すると宣言しました。 つきましては、コンゴ民主共和国及びウガンダ共和国に渡航された方が医療機関を受診された場合には、エボラ出血熱を念頭においた診療を行って頂きますよう、お願いいたします。 詳しくは、厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708.html )をご参照下さい。

    今日から安全衛生担

    当シリーズ 

    産業医の仕事

    坂田晃一  

    福成雄三 著

    「産業医の仕事」=健

    康診断や企業内診療所で

    の診療というのは過去の

    ことで、現在では過重労

    働対策やストレスチェッ

    クなどのメンタルヘルス

    対策が求められており、

    業務の幅は広がりを見せ

    ている。

    本書は専門知識を生か

    しながら、事業場内の関

    係者と連携して、産業医

    として期待される役割を

    発揮するための考え方や

    動き方を、産業医と安全

    衛生担当者の両者の視点

    から提示する内容になっ

    ており、産業医を目指す

    人にとって、また産業医

    として働き始めた人にと

    って指針となる一冊と言

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    なお、10月までに、中

    央労働災害防止協会ホー

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    or.jp/order/

    )から申し

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    と1割引で購入可能(本

    年8月1日以後)となる。

    定価 

    1836円(税込)

    発行 

    中央労働災害防止

    協会肺

    癌薬物療法のエ

    ビデンスとコツ

    加藤晃史 他監

    関根朗雅 他編

    医療をどう捉えるか、

    そして生存とは何を意味

    するのか? 

    その鍵を握

    るのは、伝統医療や代替

    医療も含めた幅広い視点

    からの考察である。

    本書は、東アジアや米

    国における伝統医療の実

    践例に加えて、経済的・

    倫理的・構造的側面から

    の理論的な分析を基に、

    その疑問に対する包括的

    な理解を目指して執筆さ

    れたもので、7章の構成

    となっている。

    第1章では医療におけ

    る伝統と近代をありのま

    まの姿で伝えるととも

    に、用語についても解説。

    第2章では東アジア諸国

    の、第3章では米国の、

    医療の中の伝統と近代に

    医療にみる伝統と

    近代

    津谷喜一郎  

    長澤道行  著

    ついて、それぞれ示して

    いる。

    第4章では、日本の国

    民医療費と伝統医療にか

    けられているコストを分

    析、第5章では倫理的視

    点、第6章では構造的視

    点から、伝統医療が果た

    している代替や補完の意

    義等に言及している。

    そして、終章では伝統

    と近代を踏まえた上で改

    めて現代の医療をどう捉

    えることができるか、考

    察が加えられており、興

    味深い内容となっている。

    定価 

    3240円(税込)

    発行 

    明石書店

    近年、肺がん領域での

    薬物療法は、エビデンス

    の蓄積により大いに進歩

    する一方で、免疫チェッ

    クポイント阻害薬など新

    しい薬も増えて選択肢が

    広がり、治療選択に迷う

    機会も増えてきている。

    本書では、症例をベー

    スにまずはエビデンスの

    ポイントを絞って紹介す

    るだけでなく、それを基

    に「実際の現場ではどう

    するか」という治療選択

    の考え方が論理立てて解

    説されている。

    加えて、実際の投与に

    ついての解説には、有害

    事象に対する対策など、

    経験豊富な著者陣のコツ

    も盛り込まれていて、参

    考になる。

    その他、本文とは別に

    コラムという形で治療を

    続けていく上で助けとな

    るさまざまな情報もまと

    められており、多様な選

    択肢の中からより良い治

    療法を考える上でも役立

    つ一冊と言える。

    定価 

    5940円(税込)

    発行 

    羊土社

  • (7)第1390号 日 医 ニ ュ ー ス 〔第3種郵便物認可〕令和元年8月5日

    大阪府箕面市医師会報No.521より

    今晩何つまむ?飯

    田 和美

    東京都三鷹医人往来第296号より

    診療所の中心で愛を

    さけぶ

    髙松 慶太

    富山県医報とやまNo.1720より

    季節外れの

    バレンタインチョコ

    鳥畠 康充

    しそ、みょうがなどの

    薬味が美味しい季節にな

    ってきました。

    私は毎晩晩酌を欠かさ

    ないため、「今晩のつま

    みをどうするか」は大き

    な問題です。何を飲み、

    何をつまむかは今や私の

    ライフワークと言っても

    過言ではありません。

    脂が乗る前のきれいな

    赤身の鰹がお店に並び始

    めました。香ばしく焼き

    色のついたタタキ……。

    通常辛口の日本酒、高

    知の土佐鶴や酔すい鯨げいあたり

    が最も安心感のある相棒

    でしょう。でも、冷蔵庫

    にはキリッと冷えたソー

    ヴィニヨン・ブランが出

    番を待っております。白

    ワインと鰹のタタキとな

    ると、薄くスライスした

    鰹にヒマラヤ塩をガリガ

    リと振り、オリーブオイ

    ルを回し掛けたものに決

    まり! 

    あらかじめ、し

    そとみょうがの千切りに

    醤油を合わせて、くたっ

    とさせておいた薬味を大

    量に添えます。まずはこ

    れでワイン1杯目。

    2杯目には何を合わせ

    ましょうか。冷蔵庫には

    常備してある油揚げ。ま

    取り出して、小口切りに

    したねぎとポン酢しょう

    ゆをお好みで掛けてでき

    上がり。

    子ども達は鰹のタタキ

    はサラダ風、メインは豚

    肉の生姜焼きで、もうご

    ちそうさまの状態です。

    私はゆっくりと、とろ

    けた熱々のチーズおあげ

    をつまみに、白ワインを

    2杯、3杯と楽しみます。

    まずもって、青春恋愛

    小説の名作「世界の中心

    で愛をさけぶ」の著者、

    片山恭一氏、並びにファ

    ンの方々に大変失礼なタ

    イトルとなったことを深

    謝します。

    さて、長く医者をして

    いるといろいろな患者さ

    んに出会います。先日、

    診察室で真っ赤な口紅を

    塗った患者さんから頬に

    キスをされる、しかも両

    手で顔を押さえつけられ

    ながらという初めての経

    験をしました。この患者

    さん、認知症ではないの

    で少々困っています。

    その患者さんとの出会

    いは今から10年くらい

    前、開業して間もない頃

    です。当時75歳のAさん

    は、自宅近くのB医院に

    通っていました。医者の

    言うことはほとんど聞か

    ず、マシンガンのように

    一方的に自身の話をする

    Aさんに嫌気が差したB

    先生は、門前のC薬局に

    相談。C薬局は市内に2

    店舗あり、もう一店舗の

    近くの当院に白羽の矢を

    立てました。患者さんの

    ご自宅がB医院と当院の

    間に位置し、通うのに都

    合が良かったこともあり

    ます。また、開業したて

    で患者さんも少なく、ゆ

    っくり話を聞いてもらえ

    ると読んで、C薬局は「よ

    く話を聞いてくれるいい

    先生が開業したから、そ

    ちらに通ってみてはどう

    ですか」と勧め、当院に

    通い始めました。確かに、

    当時のホームページには

    4月1日、整形外科医

    6人の元に病棟ナースた

    ちから1箱のチョコが届

    いた。小さなメッセージ

    カードには、こう書かれ

    ていた。「バレンタイン

    チョコ、遅れてごめんな

    さい。今度こそ、先生方

    皆様で召し上がってくだ

    さいね(笑)」。

    事件は2月14日、病棟

    ナース代表者がある整形

    外科医師に「先生方皆様

    へ」という想いを込めて

    大きなチョコ1箱を手渡

    したことに端を発する。

    例年、個人ごとのチョコ

    であったため、彼は何の

    疑問も抱くことなく全部

    1人で平らげてしまっ

    た。そ

    の後、義理チョコも

    贈りたくないほどの嫌悪

    感をナースが抱いている

    と思い込んだ医師らと、

    お礼の言葉すら掛けるこ

    とができない非常識な人

    達と思い込んだナースら

    との間に、鑷せ

    し子で渡され

    た綿球を何度も落とすが

    ごときギクシャク感が続

    いた。

    1カ月後のホワイトデ

    ー、例年であれば部長か

    ら届くはずのクッキーを

    彼が持ってきたことか

    ら、ナース達は事件の全

    容を知ることとなった。

    その後、彼女達がとった

    行動は特筆に値する。「皆

    様で食べて」とはっきり

    伝えなかった自分たちを

    反省し、「彼」を守るため、

    スタッフ全員に箝かん

    こうれい

    口令を

    敷いた。そして、大学の

    人事により「彼」が晴れ

    やかに当院を去った翌日

    のエープリルフールに、

    ほろ苦いチョコを贈った

    のだ。

    問題を即座に公表しな

    かった彼女達の行動は、

    医療安全上褒められたも

    のではない。しかし、令

    月を愛で和を尊ぶ花鳥風

    月の島国にあっては、梅

    の花が咲き誇り蘭の花が

    香り漂う早春の風を運ん

    でくれた。笑顔に酔いし

    れた1日だった。

    ずは、これを表面こんが

    りと魚焼きグリルで焼き

    ます。取り出して裏返し、

    モッツァレラチーズを手

    でちぎり、適当に乗せた

    ら再び魚焼きグリルに投

    入。チーズがとろけたら

    ふう、今日も色々あり

    ました。でも、自分で作

    ったつまみと大好きなお

    酒を楽しんでいると、こ

    れぞ幸せと思えます。テ

    レビは「にっぽん百名

    山」。いつか登ってみた

    いな……単独行で。

    心も脳も少し緩んでき

    た辺りで晩酌終了。明日

    も朝5時起きで愛犬の散

    歩に行かなければなりま

    せん。深酒禁物。

    明日は何を飲んで、何

    をつまもうか。そうやっ

    て日々は繰り返されてゆ

    きます。

    「ご自身のみならずご家

    族のことでも、何でもご

    相談ください」と書いて

    いたように記憶していま

    す。以上は、C薬局から

    直接聞いた話です。

    初診で来院した折、型

    どおり持病の糖尿病、高

    血圧について問診した

    後、患者さんから「先生

    は何でも話を聞いてくれ

    るのですか?」と尋ねら

    れ、「ええ、どうぞ」と

    お答えしたところ、昔、

    都心に住み、相当な資産

    があったが、夫が連帯保

    証人になり全財産を失っ

    たこと、今では服を買う

    お金がなく、既存の服を

    手づくりでリフォームし

    着ていること、娘はフラ

    ンス在住で年1回しか帰

    国しないこと、姑の面倒

    を最期までみて看取った

    ことなど、さまざまなお

    話を来院する都度伺いま

    した。

    通院を始めて数年は病

    気と身の上話が半々とい

    った診察でしたが、数年

    前に夫が他界し、独居と

    なってからは、診察室で

    の会話のほとんどが身の

    上話になっていきました。

    愛を注ぐ相手がいなく

    なったためか、診察に入

    ると私の手を固く握って

    会話するようになりまし

    た。1、2年前からは「私

    は、先生が何でも話をし

    ていいよって言ったか

    ら、何でも話したの。話

    を聞いてもらいたくて来

    ているの。体を大事にす

    るのよ。先生が倒れたら

    話を聞いてくれる人がい

    なくなるから困るの」と

    言って肩や背中をさすっ

    てくれるようになりまし

    た。ス

    ウェーデン式タクテ

    ィールケアでスキンシッ

    プの大切さを理解してい

    ましたから、当初はさほ

    ど気にはなりませんでし

    た。しかし、1年くらい

    前から「いいこ、いいこ」

    といった感じで髪の薄い

    頭をなでられるようにな

    り、さすがに気恥ずかし

    く感じるようになりまし

    た。当院看護師も経緯を

    十分承知しており、Aさ

    んが来院すると、看護師

    は皆ニコニコ? 

    ニタニ

    タ? 

    クスクス?と笑う

    ようになっていきまし

    た。その間、認知症を考

    え、HDS─

    R(長谷川

    式簡易知能評価スケー

    ル)を実施しましたが満

    点で、やはり個性的な性

    格だけのようでした。

    そして2週間前です。

    今回3カ月ぶりの来院で

    血糖値が悪化しており、

    きちんと薬を飲み、薬が

    なくなる前に来院するよ

    うお話しし、採血、検尿

    をお願いしました。

    いつものように頭をな

    でなでして、シルバーカ

    ーを押しながら採血コー

    ナーへ歩く後ろ姿に、「と

    ころで、いつもの湿布は

    必要ですか?」とお声を

    掛けたところ、その優し

    さが彼女の心の琴きん

    せん線に触

    れたようで、両手で押し

    ていたシルバーカーを投

    げ捨て、小走りで駆け寄

    り、私の顔をしっかり両

    の手で固定、左の頬に接せっ

    吻ぷんをし、「ありがとうね。

    ありがとうね。頑張るの

    よ」と言いました。

    一部始終を見ていた看

    護師、臨床検査技師もさ

    すがに目が点になってい

    ました。頬へのキスも驚

    きですが、私としては「え

    っ、走れるの?」とそち

    らの方が驚きでした。自

    分の幻覚ではないかと、

    その場にいた2人に「今、

    見た? 

    確かに走ってい

    たよね?」と尋ねると、

    「ええ、見ました。確か

    に走っていました!

    」と

    目を丸くして笑っていま

    す。

    「次は、

    口かなあ? 

    それはさすがに困るよ。

    どうしよう?」とスタッ

    フに話し掛けると、「A

    さん、とにかく先生のこ

    とが好きで好きで仕方が

    ないんです」と女心を解

    説。「次回来院時はマス

    クをしておくといいです

    よ」とアドバイスをくれ

    ました。

    現在、当院のホームペ

    ージから「ご自身のみな

    らずご家族のことでも、

    何でもご相談ください」

    との文面は削除していま

    す。しかし、「患者さん

    が安心して治療に専念し

    ていただけるように、ま

    ずは信頼関係が重要と考

    えております」と変わら

    ず記載しています。信頼

    関係の究極の姿は、患者

    さんに愛されることなの

    でしょうか。

    (一部省略)

  • 日 医 ニ ュ ー ス 第1390号(8)令和元年8月5日〔第3種郵便物認可〕

    医療機関等を対象にした

    特別管理産業廃棄物管理責任者に

    関する講習会

    日本医師会

    医療安全推進者養成講座「

    講習会」

    日医と(公財)日本産

    業廃棄物処理振興センタ

    ーが共催している本講習

    会を、今年度は全国で5

    回開催することになっ

    た。医

    療関係機関は、感染

    性産業廃棄物を生じるた

    め「特別管理産業廃棄物

    管理責任者」を置くこと

    が義務付けられている。

    事務職員等の方は、本

    講習会を修了することに

    より、感染性産業廃棄物

    を生じる事業所の「特別

    管理産業廃棄物管理責任

    者」として、各都道府県

    等に認められる。

    なお、医師・看護職員

    等の方は講習会を受講す

    ることなく、「特別管理

    産業廃棄物管理責任者」

    の資格を既に有してい

    る。本

    講習会は資格取得の

    目的のみならず、産業廃

    棄物全般の管理に関する

    知識を習得する機会とし

    ても有効であり、ぜひ受

    講されたい。

    ◆受講料:14000円

    (WEB申し込みの場合、

    13500円)

    ◆定員:各会場150名

    程度

    ◆開催場所・申込方法:

    (公財)日本産業廃棄物

    処理振興センターのホー

    ジ(http://www.

    jwnet.or.jp/workshop/

    内の「医療関係特管責任

    者講習会」案内ページを

    参照願いたい。

    ◆問い合わせ先:日医地

    域医療課〔

    03─

    394

    2─

    6137(直)〕

    日医が実施している

    「医療安全推進者養成講

    座」(e-learning

    形式の

    通信制講座)では、カリ

    キュラムの一環として、

    1年に1回講習会を開催

    している。

    本講習会については、

    例年講座受講者以外も参

    加可能としており、今年

    度も医療従事者全般に対

    象を広げて募集を行う。

    希望者は左記の要項に従

    い、申し込み願いたい。

    ◆主催:日医

    ◆日時:10月6日(日)

    午後1時~5時

    ◆会場:日医会館大講堂

    ◆参加対象:医療の安全

    推進に取り組んでいる医

    療機関、福祉関連施設の

    従事者及び都道府県医師

    会、郡市区医師会の苦

    情・相談受付窓口業務担

    当者等

    ◆定員:300名(講座

    受講者含む)

    ◆参加費:3240円

    (講座受講者は不要)

    ◆申込方法:日医のホー

    ムページ(http://www.med.

    or.jp/anzen/yk2019.

    html

    )を参照の上、必要

    事項を明記し、電子メー

    ルまたはFAXにより申

    し込み願いたい。

    申込者には、後日、参

    加費振込先等を記載した

    電子メールまたはFAX

    を返信する(ただし、2

    019年度の講座を受講

    科学大学院大学教授)

    ・「医薬品をめぐる医療

    安全対策について~『医

    薬品の安全使用のための

    業務手順書』作成マニュ

    アルを中心に~(仮)」(土

    屋文人国際医療福祉大学

    薬学部特任教授)

    ◆問い合わせ・申し込み

    先:日医医事法・医療安

    全課〔

    03─

    3942─

    506(直)、

    03─

    39

    46─

    6295(代)、

    [email protected]

    第32回(令和元年度)

    健康スポーツ医学講習会

    ◆主催:日医

    ◆後援:厚生労働省、ス

    ポーツ庁(予定)

    ◆日時:〔前期〕11月3

    日(日)・4日(月・祝)

    〔後期〕11月30日(土)・

    12月1日(日)いずれも

    午前9時30分~

    ◆会場:日医会館大講堂

    ◆受講者資格:認定健康

    スポーツ医を希望する医

    師◆受講者数:前期・後期

    各400名

    ◆受講料:前期・後期そ

    れぞれ日医会員は120

    00円(税込)、非会員

    は18000円(税込)

    ◆申込方法:日医のホー

    ムページ(http://www.

    med.or.jp/doctor/ssi/

    を参照の上、申し込みフ

    ォームから申し込み願い

    たい。

    ◆申込締切:前期は10月

    20日(日)、後期は11月

    17日(日)。ただし、定

    員になり次第締め切る。

    ◆主な講習内容:「スポ

    ーツ医学概論」「運動の

    ためのメディカルチェッ

    ク」「運動と栄養・食事・

    飲料」「中高年者と運動」

    「メンタルヘルスと運動」

    「神経・筋の運動生理と

    トレーニング効果」「発

    育期と運動」「内分泌・

    代謝系の運動生理とトレ

    ーニング効果」「女性と

    運動」「呼吸・循環系の

    運動生理とトレーニング

    効果」「運動と内科的障

    害」「スポーツによる外

    傷と障害」「運動療法と

    リハビリテーション」「ス

    ポーツ現場での救急処

    置」「運動負荷試験と運

    動処方の基本」「保健指

    導」「障害者とスポーツ」

    「アンチ・ドーピング」

    ◆問い合わせ・申し込み

    先:日医健康医療第1課

    〔〒113─8621 

    東京

    都文京区本駒込2─28─

    16 

    03─

    3942─

    61

    38(直)〕

    ※前期と後期の修了証を

    持っている方は、日医認

    定健康スポーツ医の申請

    ができる。

    ※講習会期間中、会館内

    に無料託児所(定員5名)

    を設置する予定。希望者

    は申込時に申請願いたい。

    中の方は参加費不要につ

    き、必ず講座学習専用サ

    イトから申し込み願いた

    い)。

    ◆申込締切:9月20日

    (金)

    ◆主なプログラム:

    ・「医療安全に関する最

    近の動向について~医療

    安全対策地域連携加算を

    中心に~(仮)」(渡邉顕

    一郎厚生労働省医政局総

    務課医療安全推進室長)

    ・「医療機関における不

    要電波対策について

    (仮)」(加納隆滋慶医療

    医療機関等を対象にした 特別管理産業廃棄物管理責任者に関する講習会概要

    開催地 開催日 定員 開催会場名

    東 京 2019年 9 月13日(金) 150名 日本医師会館

    北海道 2019年10月12日(土) 100名 北海道自治労会館

    大 阪 2019年12月10日(火) 150名 大阪私学会館

    愛 知 2020年 1 月31日(金) 150名 名古屋国際会議場

    福 岡 2020年 2 月15日(土) 100名 福岡県中小企業振興センター

    ─「医師の証明ができます」─

    日本医師会 電子認証センター

    採用時に使える医師の身分証

    詳しくはホームページをご覧ください。

     医師採用時、医師資格証(HPKI カード)を、医師免許証の代わりとすることができます。詳しくは、日医電子認証センターホームページの 2017 年 12 月 22 日付 News 欄をご覧下さい。

    日本医師会 電子認証センター 検索

    SAMPLE

    【日本医師会】医療機関における キャッシュレス決済についてのアンケート

     今般、日医ではキャッシュレス化のあり方を調査・分析するため、アンケートを実施することといたしました。何卒ご協力の程、お願いいたします。 分析結果は、日医で取りまとめ、(一社)キャッシュレス推進協議会の議論等、政策提言のためにのみ活用します。 また、データは統計的に処理し、個別の医療機関の情報が特定可能な形での公表はいたしません。

    ○実施期間:令和元年8月30日(金)まで○対 象:日医会員○方 法: �下記のQRコード(スマートフォン、タブレット)、または

    URL(https://forms.gle/ActvTumb6VP9wEXr7)よりアンケートページに移動の上、お答え下さい。

    ご協力のお願い

    お問い合わせ先〒113-8621 東京都文京区本駒込2-28-16日医地域医療課(担当:木田、青木)

    TEL:03-3942-6137(直)  FAX:03-3946-2140(直)

    1390-011390-021390-031390-04_051390-061390-071390-08