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©2019 NTT DOCOMO,INC. All Rights Reserved.
株式会社NTTドコモ
執行役員 情報システム部長
長谷川 卓
2019/10/30
Forward Ⅲ Japan
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1. デジタル社会の実現に向けて
2. ドコモにおけるDX -デジタル企業への変革-
3. DXに向けた課題 -データドリブン経営の実現-
本日のアジェンダ
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会社概要
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1. デジタル社会の実現に向けて
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5Gプレサービス
新たな顧客体験の実現 IoTとAIによる社会課題の解決
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新料金プラン
複雑からシンプルへ
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スマホ決済・dポイント
日々のつながりへ
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2. ドコモにおけるDX
-デジタル企業への変革-
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現状の課題
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□市場 :厳しい環境
□顧客接点:デジタルマーケティングへ
□ブランド:MAによるお客様一人ひとりによりそうブランドへ
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□これから OMO(Online-merges-offline)デジタルで顧客体験をつくりこむ→物理的な店舗は差別化戦略へ
□これまで O2O(Online to Offline)オンライン(Web等)からオフライン(ドコモショップ)へと送客→物理的な店舗がボトルネック
オフライン
デジタル活用の考え方 -O2OからOMOへ-
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顧客体験
新端末をおトクに購入しませんか?
顧客体験
Web新商品ご案内
オンラインで日々つながるオフライン
オンライン
5G体験をぜひ!
応対できる数には限度がある
物理的な店舗だからできる体験を
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DMPとマーケティングオートメーション
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OMO 実現のために、DMP(Data Management Platform)を活用した
マーケティングオートメーションにとりくんでいる
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パーソナルデータ憲章
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プライバシー影響評価(PIA)制度
※PIA…Privacy Impact Assessment
パーソナルダッシュボード
健全な取り組み
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3. DXに向けた課題
-データドリブン経営の実現-
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DXの目的
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全ての企業活動をデジタル化することで、見える化し、データに
より課題を抽出し、データにより経営していくこと
例)お客様データ、企業オペレーショナルデータ、社員勤怠データ等
企業活動の中で、可視化できていない情報はたくさんある
社員がどの業務に何時間かけているか把握していますか?
データセントリックな考え方に変革し、経営スピードをあげていく
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ITシステムの課題
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□データ整備
マスタデータの不統一や鮮度の不一致はデータ活用の大きな阻害要因
→データを活用するためには「データ整備」が重要
□活用環境の構築
ユーザの見たい要望に対して、開発に数か月要し、
ユーザ部門の要望も状況に応じて変化していくため、要求に応えられない
→「IT部門がボトルネックにならない仕組み」が重要
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インメモリDB導入前の課題
レポートA用DM
レポートB用DM
レポートA
レポートB
要望レポート
要望レポート用
DM
課題2DM開発に約3~6か月を要する
課題1
Query性能を考慮すると集計軸の数が制限される
課題3見たいデータが頻繁に変わる
壁3現場要望への迅速な対応ができない
壁2欲しいタイミングから時期を逸する
壁1
どんな検索でもオンライン性能を確保する必要がある
・・
・・
・・
明細テーブル群
レポートX・・・
レポートX用DM
・・・
バッチ処理
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例)これまで乗り越えられなかった壁
BI
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解決3
見たいデータをIT部門へ
開発要求なしに自分で見ることができる
解決2汎用テーブルを作成することで
DM開発レス
解決1大量データにおいても
超高速レスポンス
汎用テーブル
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例)インメモリDBによる変革
・・
・・
・・
明細テーブル群
大福帳作成
BI
レポートA
レポートX
自由検索レポート・・・
インメモリDB導入後
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企業文化の変革
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□データドリブンな業務プロセス
共通価値をつくり、全社員がひとつの目標に向かい取り組むことが大切
→社員一人ひとりがデータで成果を確認する企業文化
DWH
ダッシュボードやセルフBIを使った打合せ
打合せ
手戻り・タイムラグあり
資料作成 印刷DM
インメモリDBリアルタイム
before
after
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人材開発
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□データから経営課題を読み取る力
□デジタル人材
DevOps開発人材
データ分析人材
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RPAの役割
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□これまで
自動化・省力化ツール
□これから
これまでできなかったあらゆる企業活動の可視化へ
企業活動 企業活動
ITシステム ITシステム
RPA
セキュリティガバナンス
可視化不可
ブラックボックス
データ 可視化
…顧客接点社員活動
勤怠業務ログ
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ドコモにおけるRPAの活用状況
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1. 推進体制
2. RPA中期計画
3. RPA活用拡大に向けた社内コミュニケーション活動の充実
4. 習熟度に応じたトレーニング/ナレッジ共有プログラムの提供
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全体管理・推進
本社 IT部門
RPA最適化推進チーム
PMO/
ガバナンス
開発 運用 サポートデスク
技術支援
Uipath
全社方針
会計処理
セキュリティ
監査
社内システム
RPA推進
本社各部
総括
RPA推進
全国
Gr各社
全社RPA推進 連携部門利用部門
各種整合
情報共有支援
推進体制
IT部門が全体のガバナンスを効かせ、関連組織と連携し、
全社的にRPAを推進
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導入推進中
各部門で開発
・各部門で開発・導入・デスクトップ型による導入・社内基幹システムへの登録・更新
するものは禁止
各部門で開発
IT部門で開発
・情報システム部で社内基幹システムへの登録・更新するシナリオの開発開始
・RPA共通基盤の本格利用開始・RPAガバナンスの確立・Gr各社のRPA開発人材の育成・サポート
各部門で開発
IT部門で開発
・RPA業務の拡大・ロボット稼働率の向上・AI技術等の活用・RPAガバナンスの高度化
RPA推進 中期計画
2018年度にRPA製品の社内利用ガイドラインを制定し、各部門での導入に関わるサポート等を実施し、2019年度より全社的な導入を推進中
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Online
Offline利用部門との個別検討会
RPA活用に積極的な部門を集め活用上の課題やIT部門への
要望などを共有し、方向性を討議する
Webサイトでの情報発信・共有
RPA専門サイトの充実によりRPA活用のきっかけや後押しを行う
社内関連サイトとの連動、
相互リンクなどにより、PR活動を図る
RPA活用拡大に向けた社内活動の充実
OnlineとOfflineを組み合わせたコミュニケーション活動を通じて、
RPA活用のきっかけづくりと継続的な活用を後押し
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RPAの基本事項や管理ルール、ガイドラインはwebや動画コンテンツで
学習
基本的な開発スキルを
対面研修で学習
各開発者が個人のナレッジやスキ
ルを共有し、互いのスキルを高め
られる勉強会(サロン)に参加
分かる!
できる!
教えられる!
セルフ形式
スクール形式
サロン形式
RPAスキルアップに向けたトレーニングロードマップ
習熟度に応じたトレーニングプログラムの提供
RPAの初心者から中級・上級者向けまでスキルアップができるトレーニングやナレッジ共有のプログラムを企画・提供
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ご清聴ありがとうございました