54期報告書 - yahoo!...

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IR REPORT 54期報告書 2016.4.1-2017.3.31 証券コード:2469 「SHOGO HAMADA ON THE ROAD 2016 "Journey of a Songwriter" since 1976」の音響・映像を担当。 また、当社グループが販売した照明システムAYRTON “MAGICPANEL-R” が採用された。

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IR REPORT

第54期報告書

2016.4.1-2017.3.31

証券コード:2469

実績紹介

〒108-0075 東京都港区港南三丁目5番14号 TEL:03-3740-4391 FAX:03-3740-4390 http://www.hibino.co.jp/

顧 客

主な納入機材

運 用 開 始

ウェブサイト

顧 客

主な納入機材

運 用 開 始

ウェブサイト

株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント様株式会社Zeppホールネットワーク様株式会社トゥ・ミックス様

機材3-Wayラインアレイ・スピーカー3-Wayラインアレイ・スピーカーサブウーファーパワーアンプパワーアンプ2-Wayフルレンジ・スピーカー3-Wayフルレンジ・スピーカーデジタルシステムコントローラーパワーアンプパワーアンプ

2017年2月

http://hall.zepp.co.jp/osakabayside/

ブランド名JBL PROFESSIONALJBL PROFESSIONALJBL PROFESSIONALAMCRONAMCRONCODA AUDIOCODA AUDIOCODA AUDIOCODA AUDIOCAMCO

製品名VTX-V25VTX-V20VTX-S28IT12000HDIT4x3500HDHOPS8G712-96LINUS CONLINUS10-CD-Power 7

 当社は、2017年2月にオープンした大型ライブハウスZepp Osaka Baysideにスピーカーシステム他、音響システム一式を納入いたしました。 Zepp Osaka Baysideは、スタンディングで2,801人収容と、全国に展開されているZeppの中でも最大のキャパシティを誇ります。安治川に面したウォーターフロント、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン®からほど近い好立地に、大阪ではZepp Namba(Osaka)に続く2館目のZeppが誕生しました。 アーティストが複数のZeppを巡る全国ツアーを行うことを考慮し、音響システムは全国のZeppで統一が図られています。大きな会場を隅々までカバーするために、メインスピーカーにはJBL PROFESSIONALラインアレイ・スピーカーの最上位モデル “VTX Series” が選ばれました。スピーカーを駆動するパワーアンプにはAMCRON “I-Tech Series” を導入。そのほか、Zepp Fukuokaから移設されたDiGiCoデジタル・ミキシングコンソールや、CODA AUDIOモニター用スピーカーなど、当社グループ取扱い製品を多数採用していただきました。 Zeppを運営する株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント様、株式会社Zeppホールネットワーク様には、1998年の開業以来、一貫してJBL PROFESSIONALのスピーカーをご支持いただいております。今回も「元気のあるサウンド・キャラクターがそのまま店のカラーになっている」「オペレーターさんの意図が反映しやすいすばらしいセット」と高い評価をいただきました。日本を代表する新たなエンターテインメントの発信基地としてZepp Osaka Baysideの今後の活躍が期待されます。

Zepp Osaka Bayside(Zepp大阪ベイサイド)様

ステージ全景。全国のZeppで最大のキャパシティを有しています。

ステージ両サイドに、ラインアレイ・スピーカーの最上位モデルJBL PROFESSIONAL “VTX-V25” が8台、ダウンフィル用に“VTX-V20” が2台ずつ吊られています。サブウーファーの “VTX-S28” は、6台ずつその下に設置されました。

パワーアンプはA M C R O N “IT12000HD”と“IT4x3500HD”を導入。

「SHOGO HAMADA ON THE ROAD 2016 "Journey of a Songwriter" since 1976」の音響・映像を担当。また、当社グループが販売した照明システムAYRTON “MAGICPANEL-R” が採用された。

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67ブランド

お客様お客様

サービスの提供SERVICE

製品・商品の販売SALE

コンサート音響部門

イベント映像部門

コンサート・イベント事業

製品・商品の提供

品質改善を提案

サービスの提供

音響機器販売・施工事業

映像製品の開発・製造・販売事業

その他の事業

照明機器販売

製品・商品の販売

システムソリューション販売

お客様お客様

1 2

78%

音響 48 映像 6 照明 7 その他 6

508組

7,432日

3,698台パワーアンプ保有数 2,559台

5,286m2

その他の事業 1.5%

音響機器販売・施工事業

58.2%16,945百万円

432百万円

映像製品の開発・製造・販売事業

3.9%1,126百万円

コンサート・イベント事業

36.5%10,628百万円

イベント映像部門

27.8%8,107百万円

売上高(連結)

29,133 百万円

コンサート音響部門

8.7%2,520百万円

 当社グループは、音響機器販売・施工、映像製品の開発・製造・販売、コンサート・イベントの音響・映像サービスを主力事業としています。音響と映像のそれぞれに販売とサービスの部門があり、互いに連携しシナジーを生むビジネスモデルは、業界他社にない強みです。 サービス部門は、最先端の機材、自社開発した高品質な機材をいち早く、かつ低コストで社内調達しコンサート・イベントの現場で使用できます。そして、現場運用によって得られたフィードバック情報を、販売部門における営業活動や製品・商品の品質向上に活かすというサイクルが、競争優位を維持する礎になっています。

ヒビノのビジネスモデル

オンリーワンのビジネスモデル

■2017年3月期売上高構成比

事業領域と強みAt a Glance

当社グループは、プロ用AV&ITのトータル・ソリューション

企業として「音」と「映像」、「販売」と「サービス」に関する

事業をマトリックス展開しております。また、新規事業であ

る照明分野を音響・映像に次ぐ事業の柱とすべく拡大してま

いります。

音と映像のトータル・ソリューション企業 有力ブランドの新規獲得と戦略的なブランドマネジメントを推進し、世界中から選りすぐった音響・映像・照明機器等を輸入販売しています。

顧客リピート率年間1,800社を超える強固で優良な顧客基盤は、設立53年の実績により育まれた信頼の証です。※前年度に引き続き継続発注されたお客様の比率。2016年度実績

担当アーティスト数集客力のある人気アーティストを数多く担当しており、ドームコンサートの79%、アリーナコンサートの63%をお手伝いさせていただきました。※2016年度実績

コンサート・イベント年間サポート日数1日平均20件のコンサートやイベントの音響・映像をサポート。膨大な数の現場で培われた技術と経験値が、ヒビノへの信頼を確かなものにしています。※2016年度実績

スピーカー保有数世界トップクラスの保有量を誇る最先端の音響機材によって、迫力に満ちたステージのバックアップに努めています。輸入代理権を有するブランドの機材は低コストでの先行導入が可能です。

LEDディスプレイ保有面積現在運用しているLEDディスプレイはテニスコート27面分で、業界屈指の規模です。システムの心臓部であるLEDプロセッサーを内製していることから、画質・安定性、使い勝手の面で優位性があります。

取扱い輸入商品ブランド数

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67ブランド

お客様お客様

サービスの提供SERVICE

製品・商品の販売SALE

コンサート音響部門

イベント映像部門

コンサート・イベント事業

製品・商品の提供

品質改善を提案

サービスの提供

音響機器販売・施工事業

映像製品の開発・製造・販売事業

その他の事業

照明機器販売

製品・商品の販売

システムソリューション販売

お客様お客様

1 2

78%

音響 48 映像 6 照明 7 その他 6

508組

7,432日

3,698台パワーアンプ保有数 2,559台

5,286m2

その他の事業 1.5%

音響機器販売・施工事業

58.2%16,945百万円

432百万円

映像製品の開発・製造・販売事業

3.9%1,126百万円

コンサート・イベント事業

36.5%10,628百万円

イベント映像部門

27.8%8,107百万円

売上高(連結)

29,133 百万円

コンサート音響部門

8.7%2,520百万円

 当社グループは、音響機器販売・施工、映像製品の開発・製造・販売、コンサート・イベントの音響・映像サービスを主力事業としています。音響と映像のそれぞれに販売とサービスの部門があり、互いに連携しシナジーを生むビジネスモデルは、業界他社にない強みです。 サービス部門は、最先端の機材、自社開発した高品質な機材をいち早く、かつ低コストで社内調達しコンサート・イベントの現場で使用できます。そして、現場運用によって得られたフィードバック情報を、販売部門における営業活動や製品・商品の品質向上に活かすというサイクルが、競争優位を維持する礎になっています。

ヒビノのビジネスモデル

オンリーワンのビジネスモデル

■2017年3月期売上高構成比

事業領域と強みAt a Glance

当社グループは、プロ用AV&ITのトータル・ソリューション

企業として「音」と「映像」、「販売」と「サービス」に関する

事業をマトリックス展開しております。また、新規事業であ

る照明分野を音響・映像に次ぐ事業の柱とすべく拡大してま

いります。

音と映像のトータル・ソリューション企業 有力ブランドの新規獲得と戦略的なブランドマネジメントを推進し、世界中から選りすぐった音響・映像・照明機器等を輸入販売しています。

顧客リピート率年間1,800社を超える強固で優良な顧客基盤は、設立53年の実績により育まれた信頼の証です。※前年度に引き続き継続発注されたお客様の比率。2016年度実績

担当アーティスト数集客力のある人気アーティストを数多く担当しており、ドームコンサートの79%、アリーナコンサートの63%をお手伝いさせていただきました。※2016年度実績

コンサート・イベント年間サポート日数1日平均20件のコンサートやイベントの音響・映像をサポート。膨大な数の現場で培われた技術と経験値が、ヒビノへの信頼を確かなものにしています。※2016年度実績

スピーカー保有数世界トップクラスの保有量を誇る最先端の音響機材によって、迫力に満ちたステージのバックアップに努めています。輸入代理権を有するブランドの機材は低コストでの先行導入が可能です。

LEDディスプレイ保有面積現在運用しているLEDディスプレイはテニスコート27面分で、業界屈指の規模です。システムの心臓部であるLEDプロセッサーを内製していることから、画質・安定性、使い勝手の面で優位性があります。

取扱い輸入商品ブランド数

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百万円 (3,148百万円減、△9.8%)

百万円 (866百万円増、 +3.0%)

百万円 (2,283百万円減、 △53.2%)

百万円 (359百万円減、 △17.9%)

営業利益

百万円 (2,248百万円減、 △51.0%)

百万円 (160百万円減、 △7.4%)

経常利益

百万円 (1,233百万円減、 △45.1%)

百万円 (150百万円減、 △10.0%)

親会社株主に帰属する当期純利益

円2017年3月期

円2018年3月期(予想)

1株当たり年間配当金

3 4

29,13330,000

2,0091,650

2,1602,000

1,5001,350

6030

 株主の皆様におかれましては、ますますご清祥のことと

お慶び申し上げます。平素はヒビノグループに格別のご高

配を賜り、厚く御礼申し上げます。第54期(2016年4月

1日~2017年3月31日)の報告書をお届けするにあたり、

謹んでご挨拶申し上げます。

当期の概況について 2017年3月期におけるわが国経済は、雇用・所得環

境の改善や堅調な企業収益を背景に緩やかな回復が続い

ておりますが、中国・新興国経済の減速や、米国政権交

代後の政策動向、英国のEU離脱問題等への懸念から海

外経済の不確実性は高まっており、金融資本市場は不安

定な状況で推移いたしました。

 このような状況のもと当社グループは、3ヵ年の中期経

営計画「ビジョン300」(2016年3月期~2018年3月期)

に基づき、「音響」「映像」「音楽」「ライブ」分野における多

角化とシナジーの創出により強い事業構造を構築する

「ハニカム型経営」の実践に取り組んでおります。M&A

を成長戦略の中核と位置づけ、第1四半期には業務用制

御機器及び家庭用ハイエンドオーディオ機器の有力ブラ

ンドの輸入総代理権を有する株式会社エレクトリを、第3

四半期には当社の持分法適用関連会社であり、業務用

音響・映像機器のシステム設計・施工を手掛ける株式会

社JVCケンウッド・アークスの株式を追加取得し、連結

子会社化いたしました。

 当期は、2020年に向けた設備投資や旺盛なコンサー

ト・イベント需要を背景とした良好な経営環境の中、新

規連結子会社の寄与、大型施工・販売案件の獲得やコ

ンサート・イベント市場の活況により計画を上回って推移

いたしました。しかしながら、電波法改正による特定ラジ

オマイクの周波数移行に伴う特需がピークアウトしたこと

から、売上高は29,133百万円(前期比9.8%減)となり

ました。営業利益は、利益貢献度の高かった特需の減少、

連結子会社増加に伴う販売費及び一般管理費の増加等

により2,009百万円(同53.2%減)となりました。経常

利益は、特定ラジオマイクの周波数移行に伴う固定資産

受贈益等を計上したことにより、営業利益に比べ減少幅

が抑えられ、2,160百万円(同51.0%減)となりました。

親会社株主に帰属する当期純利益は、特別損益の改善、

法人税等の減少等により1,500百万円(同45.1%減)と

なりました。特需のピークとなった前期には及ばなかった

ものの、売上高及び各利益は、過去2番目の実績となり

ました。

今後の取り組みについて 2018年3月期は、中期経営計画「ビジョン300」の最

終年度となります。「ビジョン300」の名の通り、全事業

増収による売上高300億円を計画しております。特定ラ

ジオマイク特需剥落の影響は避けられないものの、当社

グループを取り巻く環境については、都市再開発事業の

推進、インバウンド(訪日外国人)需要の増加、MICE※

市場の成長、2020年の東京オリンピック・パラリンピッ

クの開催など、中期的なビジネスチャンスが豊富にあると

認識しております。

 これまでの2年間で行ってきたM&Aにより、オンリーワ

ンの突出した製品・商品、卓越した技術を新たに獲得す

ることができました。収益構造は多様化し、対象とする

市場もグローバルに広がってきております。

 こうした中、変革のためのエネルギーが十分にある今

こそ、10年後、20年後の未来を切り拓く一歩を踏み出

す時であると考え、世界4極体制(日本・欧州・アジア・

北米)への挑戦を決意いたしました。2017年5月25日、

米国市場への本格進出を果たすべく、米国カリフォルニ

ア州に中間持株会社となる子会社「Hibino USA, Inc.」

及びコンサート・イベント事業を展開する孫会社「H&X

Technologies, Inc.」を設立しております。まずは、米

国で開催されるモーターショーを照準に、当社がこれま

で培ってきた運用技術や実績を生かし、高品質な大型映

像サービスを提供していく計画です。

 さらに、将来の成長に向けての先行投資として、次世

代4K LEDプロセッサーの製品化や超高精細パネルの実

用化等に向けた「研究開発」や、中長期的な展望を語る

うえで欠かすことのできない「人材」にも積極的な投資を

行ってまいります。

 広がる市場、多岐にわたる事業分野から生まれるさま

ざまなグループシナジーを源に、ナンバーワン、オンリー

ワンの事業基盤を盤石なものにしたいと考えております。

配当について 当社は、株主の皆様への利益還元を重要な経営課題

と考え、内部留保と成果配分とのバランスを勘案しながら、

安定配当を継続していくことを基本方針としております。

 当社は、2017年4月1日付で普通株式1株につき2株

の株式分割を行っております。

 次期の配当につきましては、上記基本方針に基づき、

1株当たり中間配当15円、期末配当15円とする年間30

円の安定配当を継続する予定であります。

 株主の皆様におかれましては、企業価値の向上に向け

て進化を追求し続ける当社グループにご理解とご支援を

賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

売上高

2017年3月期 連結経営成績

( )内は前期比●2017年3月期 連結経営成績●2018年3月期 連結業績予想

2018年3月期 連結業績予想

※2017年4月1日付で普通株式1株につき2株の株式分割を行っております。2017年3月期については、当該株式分割前の実際の配当金の額を記載しております。また、2018年3月期(予想)については、当該株式分割の影響を考慮した金額になります。

※MICE(Meeting、Incentive Travel、Convention、Exhibition/Event) 会議やセミナー、報奨・研修旅行、国際会議や学会、展示会・見本市など多くの集客交流が見込まれるビジネスイベントの総称※MICE(Meeting、Incentive Travel、Convention、Exhibition/Event) 会議やセミナー、報奨・研修旅行、国際会議や学会、展示会・見本市など多くの集客交流が見込まれるビジネスイベントの総称

トップメッセージ

特需終息も、全事業増収による売上高300億円を計画。海外進出、人員増強等成長に向けた投資が先行するが、確実な計画達成を目指す 

特需減少の影響大きく減収減益となったが、M&A効果と大型案件の獲得で計画を上回って着地

オンリーワンの製品・商品、技術で世界に挑戦し、未来を切り拓いてまいります

代表取締役社長

日比野 晃久

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百万円 (3,148百万円減、△9.8%)

百万円 (866百万円増、 +3.0%)

百万円 (2,283百万円減、 △53.2%)

百万円 (359百万円減、 △17.9%)

営業利益

百万円 (2,248百万円減、 △51.0%)

百万円 (160百万円減、 △7.4%)

経常利益

百万円 (1,233百万円減、 △45.1%)

百万円 (150百万円減、 △10.0%)

親会社株主に帰属する当期純利益

円2017年3月期

円2018年3月期(予想)

1株当たり年間配当金

3 4

29,13330,000

2,0091,650

2,1602,000

1,5001,350

6030

 株主の皆様におかれましては、ますますご清祥のことと

お慶び申し上げます。平素はヒビノグループに格別のご高

配を賜り、厚く御礼申し上げます。第54期(2016年4月

1日~2017年3月31日)の報告書をお届けするにあたり、

謹んでご挨拶申し上げます。

当期の概況について 2017年3月期におけるわが国経済は、雇用・所得環

境の改善や堅調な企業収益を背景に緩やかな回復が続い

ておりますが、中国・新興国経済の減速や、米国政権交

代後の政策動向、英国のEU離脱問題等への懸念から海

外経済の不確実性は高まっており、金融資本市場は不安

定な状況で推移いたしました。

 このような状況のもと当社グループは、3ヵ年の中期経

営計画「ビジョン300」(2016年3月期~2018年3月期)

に基づき、「音響」「映像」「音楽」「ライブ」分野における多

角化とシナジーの創出により強い事業構造を構築する

「ハニカム型経営」の実践に取り組んでおります。M&A

を成長戦略の中核と位置づけ、第1四半期には業務用制

御機器及び家庭用ハイエンドオーディオ機器の有力ブラ

ンドの輸入総代理権を有する株式会社エレクトリを、第3

四半期には当社の持分法適用関連会社であり、業務用

音響・映像機器のシステム設計・施工を手掛ける株式会

社JVCケンウッド・アークスの株式を追加取得し、連結

子会社化いたしました。

 当期は、2020年に向けた設備投資や旺盛なコンサー

ト・イベント需要を背景とした良好な経営環境の中、新

規連結子会社の寄与、大型施工・販売案件の獲得やコ

ンサート・イベント市場の活況により計画を上回って推移

いたしました。しかしながら、電波法改正による特定ラジ

オマイクの周波数移行に伴う特需がピークアウトしたこと

から、売上高は29,133百万円(前期比9.8%減)となり

ました。営業利益は、利益貢献度の高かった特需の減少、

連結子会社増加に伴う販売費及び一般管理費の増加等

により2,009百万円(同53.2%減)となりました。経常

利益は、特定ラジオマイクの周波数移行に伴う固定資産

受贈益等を計上したことにより、営業利益に比べ減少幅

が抑えられ、2,160百万円(同51.0%減)となりました。

親会社株主に帰属する当期純利益は、特別損益の改善、

法人税等の減少等により1,500百万円(同45.1%減)と

なりました。特需のピークとなった前期には及ばなかった

ものの、売上高及び各利益は、過去2番目の実績となり

ました。

今後の取り組みについて 2018年3月期は、中期経営計画「ビジョン300」の最

終年度となります。「ビジョン300」の名の通り、全事業

増収による売上高300億円を計画しております。特定ラ

ジオマイク特需剥落の影響は避けられないものの、当社

グループを取り巻く環境については、都市再開発事業の

推進、インバウンド(訪日外国人)需要の増加、MICE※

市場の成長、2020年の東京オリンピック・パラリンピッ

クの開催など、中期的なビジネスチャンスが豊富にあると

認識しております。

 これまでの2年間で行ってきたM&Aにより、オンリーワ

ンの突出した製品・商品、卓越した技術を新たに獲得す

ることができました。収益構造は多様化し、対象とする

市場もグローバルに広がってきております。

 こうした中、変革のためのエネルギーが十分にある今

こそ、10年後、20年後の未来を切り拓く一歩を踏み出

す時であると考え、世界4極体制(日本・欧州・アジア・

北米)への挑戦を決意いたしました。2017年5月25日、

米国市場への本格進出を果たすべく、米国カリフォルニ

ア州に中間持株会社となる子会社「Hibino USA, Inc.」

及びコンサート・イベント事業を展開する孫会社「H&X

Technologies, Inc.」を設立しております。まずは、米

国で開催されるモーターショーを照準に、当社がこれま

で培ってきた運用技術や実績を生かし、高品質な大型映

像サービスを提供していく計画です。

 さらに、将来の成長に向けての先行投資として、次世

代4K LEDプロセッサーの製品化や超高精細パネルの実

用化等に向けた「研究開発」や、中長期的な展望を語る

うえで欠かすことのできない「人材」にも積極的な投資を

行ってまいります。

 広がる市場、多岐にわたる事業分野から生まれるさま

ざまなグループシナジーを源に、ナンバーワン、オンリー

ワンの事業基盤を盤石なものにしたいと考えております。

配当について 当社は、株主の皆様への利益還元を重要な経営課題

と考え、内部留保と成果配分とのバランスを勘案しながら、

安定配当を継続していくことを基本方針としております。

 当社は、2017年4月1日付で普通株式1株につき2株

の株式分割を行っております。

 次期の配当につきましては、上記基本方針に基づき、

1株当たり中間配当15円、期末配当15円とする年間30

円の安定配当を継続する予定であります。

 株主の皆様におかれましては、企業価値の向上に向け

て進化を追求し続ける当社グループにご理解とご支援を

賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

売上高

2017年3月期 連結経営成績

( )内は前期比●2017年3月期 連結経営成績●2018年3月期 連結業績予想

2018年3月期 連結業績予想

※2017年4月1日付で普通株式1株につき2株の株式分割を行っております。2017年3月期については、当該株式分割前の実際の配当金の額を記載しております。また、2018年3月期(予想)については、当該株式分割の影響を考慮した金額になります。

※MICE(Meeting、Incentive Travel、Convention、Exhibition/Event) 会議やセミナー、報奨・研修旅行、国際会議や学会、展示会・見本市など多くの集客交流が見込まれるビジネスイベントの総称※MICE(Meeting、Incentive Travel、Convention、Exhibition/Event) 会議やセミナー、報奨・研修旅行、国際会議や学会、展示会・見本市など多くの集客交流が見込まれるビジネスイベントの総称

トップメッセージ

特需終息も、全事業増収による売上高300億円を計画。海外進出、人員増強等成長に向けた投資が先行するが、確実な計画達成を目指す 

特需減少の影響大きく減収減益となったが、M&A効果と大型案件の獲得で計画を上回って着地

オンリーワンの製品・商品、技術で世界に挑戦し、未来を切り拓いてまいります

代表取締役社長

日比野 晃久

Page 6: 54期報告書 - Yahoo! Japandownload.finance.yahoo.co.jp/common/profile/2469/2469...のほか、Zepp Fukuokaから移設されたDiGiCoデジタル・ ミキシングコンソールや、CODA

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ヒビノが目指すスポーツビジネス

・日産スタジアム・横浜アリーナ・さいたまスーパーアリーナ・ボートレース平和島・Koboパーク宮城(宮城球場)

①スタジアム・アリーナの建設・改修 スポーツを核とした街づくり②アマチュアスポーツの振興 日本版NCAA(大学スポーツを統括する組織)創設③プロスポーツの興行収益拡大④スポーツツーリズム等周辺産業の拡大⑤IoT技術等の活用による新ビジネスの創出⑥ヘルスケア産業の拡大

出典:スポーツ庁、経済産業省「スポーツ未来開拓会議中間報告」より当社作成

・ANAウインドサーフィンワールドカップ横須賀大会・パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ2017・JAPAN SWIM 2017(第93回日本選手権水泳競技大会)・東京マラソン2017・第8回アジア冬季競技大会・キックボクシングイベントKNOCK OUT vol.1・B.LEAGUE ALLSTAR GAME 2017・コカ・コーラ インターナショナル・プレミア・テニス・リーグ ・ルイ・ヴィトン・アメリカズカップ・ワールドシリーズ 福岡大会・東京2020ライブサイト in 2016 -リオから東京へ-・2016 AUTOBACS SUPER GT Round2 FUJI GT 500km RACE

国際大会が連続する絶好の機会の到来

スポーツ×テクノロジー 大型映像の未開拓競技への切り込みスポーツ市場は拡大する

最近の主な実績

映像・音響設備の販売

大型映像・音響(PA)サービス

・スポーツ市場の拡大(政府の計画)

観戦スポーツ分野で商機を開拓

臨場感の高いパブリックビューイングの実現(4K・8K高精細映像、プロジェクションマッピング、立体音響等)

これまでにない観戦体験の創造(4K・8K高精細映像、プロジェクションマッピング、立体音響等)

イベント主催者や各スポーツ団体との連携促進

2018

2019

2020

2021

・女子バレーボール世界選手権・女子ソフトボール世界選手権

・ラグビーワールドカップ・女子ハンドボール世界選手権 熊本・FIVBバレーボールワールドカップ

・東京オリンピック・パラリンピック

・関西ワールドマスターズ・世界水泳選手権 福岡

音楽・エンターテインメントとの融合

コンサート現場で培った最先端の演出を応用・展開

5.5兆円

10.9兆円

15.2兆円

現状 2020年目標 2025年目標

特集

ヒビノは、スポーツ分野を収益の柱の一つに育てるべく、2017年4月1日付で専門チームを新設し取り組みを強化しています。スポーツイベントにおける大型映像サービス、音響(PA)サービスを中心に、スポーツ施設への映像・音響設備の販売拡大でさらなる成長を目指します。

欧米では、スポーツを有望市場と捉え、スポーツビジネスが巨大な産業となっています。スポーツ庁と経済産業省は、日本でも「スポーツの産業化」を目指すとし、官民一体となって推進していくことを打ち出しています。

広がるビジネスチャンスと戦略の方向性

IT技術の進展により、選手や競技の情報を得ながら観戦できるデバイスや競技会場外でも臨場感のある観戦ができる未来が近づいています。先進のテクノロジーを活用し、競技会場では、サービス映像やスポンサーロゴの提供といった用途にとどまらない観戦者の楽しみを広げる映像サービスを、競技会場の外では、遠隔観戦とは思えないライブ感を共有できる没入感の高いパブリックビューイングを開発してまいります。

「eスポーツ(e-sports)」とは、プロゲーマーが大勢の観衆を前にステージ上でゲームをし、その技を披露しながら観衆を楽しませ対戦する競技のこと。欧米や韓国・中国など世界中で人気を集め、市場規模が拡大

ウインドサーフィンワールドカップでは、大型映像を初めて活用

動く物にプロジェクションマッピングしたり、人の動きと映像を完全同期することができるモーショントラッキングシステム

プロバスケットボール「B.LEAGUE ALLSTAR GAME 2017」の映像をサポート。音楽と映像、光のショー演出によって、非日常的なエンターテインメントを実現

SALE

SERVICE

マラソンやウィンタースポーツなど、オリンピック競技へのアプローチを強化

さいたまスーパーアリーナLEDディスプレイ・システムを納入

Koboパーク宮城スピーカー、アンプ等音響設備一式を納入

日本では、今後、2020年の東京オリンピック・パラリンピックをはじめとする大規模な国際大会を連続して迎えることから、スポーツへの国民の関心や企業の投資意欲は高まっています。この機に、当社が積極的にアプローチしていきたいのは、“スポーツを観る”分野です。

スポーツは、競技そのものがドラマであり、そこには十分なエンターテインメントが存在しています。コンサートの現場で培った最先端の演出を応用し、スポーツにおけるエンターテインメント性をより高めるサポートを展開してまいります。特に、試合中のハーフタイムショーは、ヒビノが持つ経験や資源を活かせるフィールドであると考えております。

日本国内では「スポーツ」といえば運動や体育のイメージがありますが、本来スポーツは “楽しむ”や “競技”を意味します。スポーツを広く捉え、コンピューターゲームの対戦競技「eスポーツ」など、新市場の開拓に取り組みます。また、アウトドアスポーツやウォータースポーツといった大型映像装置が設置困難とされてきた競技へも、機動力のある車載型ビジョンや超軽量LEDスクリーンを用いて、積極的に参画してまいります。

©B.LEAGUE

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5 6

ヒビノが目指すスポーツビジネス

・日産スタジアム・横浜アリーナ・さいたまスーパーアリーナ・ボートレース平和島・Koboパーク宮城(宮城球場)

①スタジアム・アリーナの建設・改修 スポーツを核とした街づくり②アマチュアスポーツの振興 日本版NCAA(大学スポーツを統括する組織)創設③プロスポーツの興行収益拡大④スポーツツーリズム等周辺産業の拡大⑤IoT技術等の活用による新ビジネスの創出⑥ヘルスケア産業の拡大

出典:スポーツ庁、経済産業省「スポーツ未来開拓会議中間報告」より当社作成

・ANAウインドサーフィンワールドカップ横須賀大会・パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ2017・JAPAN SWIM 2017(第93回日本選手権水泳競技大会)・東京マラソン2017・第8回アジア冬季競技大会・キックボクシングイベントKNOCK OUT vol.1・B.LEAGUE ALLSTAR GAME 2017・コカ・コーラ インターナショナル・プレミア・テニス・リーグ ・ルイ・ヴィトン・アメリカズカップ・ワールドシリーズ 福岡大会・東京2020ライブサイト in 2016 -リオから東京へ-・2016 AUTOBACS SUPER GT Round2 FUJI GT 500km RACE

国際大会が連続する絶好の機会の到来

スポーツ×テクノロジー 大型映像の未開拓競技への切り込みスポーツ市場は拡大する

最近の主な実績

映像・音響設備の販売

大型映像・音響(PA)サービス

・スポーツ市場の拡大(政府の計画)

観戦スポーツ分野で商機を開拓

臨場感の高いパブリックビューイングの実現(4K・8K高精細映像、プロジェクションマッピング、立体音響等)

これまでにない観戦体験の創造(4K・8K高精細映像、プロジェクションマッピング、立体音響等)

イベント主催者や各スポーツ団体との連携促進

2018

2019

2020

2021

・女子バレーボール世界選手権・女子ソフトボール世界選手権

・ラグビーワールドカップ・女子ハンドボール世界選手権 熊本・FIVBバレーボールワールドカップ

・東京オリンピック・パラリンピック

・関西ワールドマスターズ・世界水泳選手権 福岡

音楽・エンターテインメントとの融合

コンサート現場で培った最先端の演出を応用・展開

5.5兆円

10.9兆円

15.2兆円

現状 2020年目標 2025年目標

特集

ヒビノは、スポーツ分野を収益の柱の一つに育てるべく、2017年4月1日付で専門チームを新設し取り組みを強化しています。スポーツイベントにおける大型映像サービス、音響(PA)サービスを中心に、スポーツ施設への映像・音響設備の販売拡大でさらなる成長を目指します。

欧米では、スポーツを有望市場と捉え、スポーツビジネスが巨大な産業となっています。スポーツ庁と経済産業省は、日本でも「スポーツの産業化」を目指すとし、官民一体となって推進していくことを打ち出しています。

広がるビジネスチャンスと戦略の方向性

IT技術の進展により、選手や競技の情報を得ながら観戦できるデバイスや競技会場外でも臨場感のある観戦ができる未来が近づいています。先進のテクノロジーを活用し、競技会場では、サービス映像やスポンサーロゴの提供といった用途にとどまらない観戦者の楽しみを広げる映像サービスを、競技会場の外では、遠隔観戦とは思えないライブ感を共有できる没入感の高いパブリックビューイングを開発してまいります。

「eスポーツ(e-sports)」とは、プロゲーマーが大勢の観衆を前にステージ上でゲームをし、その技を披露しながら観衆を楽しませ対戦する競技のこと。欧米や韓国・中国など世界中で人気を集め、市場規模が拡大

ウインドサーフィンワールドカップでは、大型映像を初めて活用

動く物にプロジェクションマッピングしたり、人の動きと映像を完全同期することができるモーショントラッキングシステム

プロバスケットボール「B.LEAGUE ALLSTAR GAME 2017」の映像をサポート。音楽と映像、光のショー演出によって、非日常的なエンターテインメントを実現

SALE

SERVICE

マラソンやウィンタースポーツなど、オリンピック競技へのアプローチを強化

さいたまスーパーアリーナLEDディスプレイ・システムを納入

Koboパーク宮城スピーカー、アンプ等音響設備一式を納入

日本では、今後、2020年の東京オリンピック・パラリンピックをはじめとする大規模な国際大会を連続して迎えることから、スポーツへの国民の関心や企業の投資意欲は高まっています。この機に、当社が積極的にアプローチしていきたいのは、“スポーツを観る”分野です。

スポーツは、競技そのものがドラマであり、そこには十分なエンターテインメントが存在しています。コンサートの現場で培った最先端の演出を応用し、スポーツにおけるエンターテインメント性をより高めるサポートを展開してまいります。特に、試合中のハーフタイムショーは、ヒビノが持つ経験や資源を活かせるフィールドであると考えております。

日本国内では「スポーツ」といえば運動や体育のイメージがありますが、本来スポーツは “楽しむ”や “競技”を意味します。スポーツを広く捉え、コンピューターゲームの対戦競技「eスポーツ」など、新市場の開拓に取り組みます。また、アウトドアスポーツやウォータースポーツといった大型映像装置が設置困難とされてきた競技へも、機動力のある車載型ビジョンや超軽量LEDスクリーンを用いて、積極的に参画してまいります。

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7 8

音響機器販売・施工事業 業務用音響機器の輸入販売及びシステム提案

映像製品の開発・製造・販売事業 LEDディスプレイ・システムの開発・製造・販売

その他の事業 舞台照明機器の輸入販売

株式会社テレビ朝日様EXけやき坂スタジオにCALRECデジタル・ミキシングコンソール新製品 “brio.36”を納入

■一般社団法人700MHz利用推進協会他 ワイヤレスシステム■株式会社テレビ東京・BSジャパン スタジオ音響設計・施工、デジタル・ミキシングコンソール、映像・音声システム他

■中京テレビ放送株式会社 デジタル・ミキシングコンソール他■Zepp Osaka Bayside スピーカーシステム他■日産スタジアム スピーカーシステム■ダイキンチェコR&D棟20HP 無響室設計・施工

主な案件

●放送局やスタジオ、ホールやシアター、コンサート音響会社を中心に、世界中のプロフェッショナルから高い評価を得る音響機器等を輸入販売。国内外の音響機器メーカーとネットワークを持ち、マルチベンダーならではの自在なシステム構築を実現

●最新技術に精通した経験豊かなスタッフ、全国6ヵ所の営業・サービス体制、メンテナンス技術により「最高の音」をサポート

●音響設計・施工(建築音響)から音響システム販売(電気音響)まで、一気通貫体制を構築

世界中から厳選した商品と抜群の営業・サービス体制で業界トップのポジションを築き上げる

コンサート・イベント事業

コンサート音響部門 コンサート音響(PA)、ライブレコーディングサービス

アリーナ公演にてCODA AUDIOスピーカーシステム“AiRAY”を運用

■関ジャニ∞ アリーナツアー/ドームツアー■DREAMS COME TRUE アリーナツアー■ONE OK ROCK ワールドツアー/野外コンサート/アリーナツアー■ドラゴンクエスト ライブスペクタクルツアー■UVERworld ホールツアー/アリーナツアー/アリーナコンサート/ライブハウスツアー■コブクロ ドーム・アリーナ・ホールツアー■浜田省吾 アリーナツアー■矢沢永吉 アリーナ・ホールツアー■浜崎あゆみ アリーナツアー/ホール・ライブハウスツアー/アリーナコンサート■ゴールデンボンバー アリーナ・ホールツアー/ホール・ライブハウスツアー

主な案件

●日本のコンサート音響業界を確立。豊富な実績に裏打ちされた確かな技術力と運用ノウハウ、質・量ともに圧倒的な機材と現場運営スタッフ(32チーム体制でドーム・スタジアム5ヵ所同時運用可能)により、常に業界をリード

●輸入代理権を有するブランドの機材は低コストでの先行導入が可能

●ロック、ポップス系を中心に、130超の著名アーティストのコンサートをレギュラーでサポート。長年にわたるアーティストとの信頼関係が参入障壁となり、高いシェアを維持

日本のコンサート音響のパイオニアとして構築してきた事業基盤で業界トップシェアを確保

イベント映像部門 コンサート・イベント映像サービス

B.LEAGUE ALLSTAR GAME 2017の映像を担当

■嵐 アリーナツアー/ドームツアー/嵐のワクワク学校2016■三代目 J Soul Brothers ドームツアー■HiGH&LOW THE LIVE ドームツアー■ATSUSHI ドームツアー■G7伊勢志摩サミット2016■東京2020ライブサイト in 2016 -リオから東京へ-■乃木坂46 アリーナツアー/アリーナコンサート他■THE YELLOW MONKEY アリーナツアー■水樹奈 々ドームコンサート/野外コンサート/アリーナ・ホールツアー■EXILE THE SECOND アリーナツアー

主な案件

●LEDディスプレイやプロジェクター等、最新鋭の大型映像機材を世界有数の規模で導入。自社開発のLEDディスプレイ・システムを独占的に運用することで、画質・安定性で差別化を実現

●業界黎明期より築いてきた映像調整技術と運用ノウハウで、機材の性能を最大限に引き出す優れた技術者を数多く配置

●コンサートや展示会、コンベンション、スポーツイベント、博覧会、式典等、幅広いマーケットで豊富な現場実績を誇る

高度な運用技術を駆使した大型映像であらゆる演出イメージを具現化し感動の空間を創造

日産自動車株式会社様ショールーム「NISSAN CROSSING」に超高精細4K LEDディスプレイ・システムを納入

■NISSAN CROSSING LEDディスプレイ・システム3面、音響・制御システム他■サンシャインシティ LEDディスプレイ・システム、音響・照明システム他■横浜アリーナ LEDディスプレイ・システム、デジタルサイネージシステム■白馬ジャンプ競技場 LEDディスプレイ・システム■ボートピア習志野 LEDディスプレイ・システム■福島県広野町役場 ユニバーサル型LED防災ボード

事業紹介

主な案件

●高度な映像制御技術を有し、高品質・高精彩LEDディスプレイ・システムの自社ブランドを確立

●コンサート・イベントでの運用によって得られた現場の生きたニーズを製品開発に反映

●商業・公共施設、スポーツ施設、街頭ビジョン等、国内外のハイエンドユーザーへビジュアルプレゼンテーションの可能性を拡大

世界に誇る映像品質とともに、現場で実証された信頼性、使いやすさが強み

●音響・映像機器販売で構築した販売網等の強みを活かし、音響・映像・照明のトータル・ソリューションを提供照明関連事業を音響・映像に次ぐ事業の柱に育成

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7 8

音響機器販売・施工事業 業務用音響機器の輸入販売及びシステム提案

映像製品の開発・製造・販売事業 LEDディスプレイ・システムの開発・製造・販売

その他の事業 舞台照明機器の輸入販売

株式会社テレビ朝日様EXけやき坂スタジオにCALRECデジタル・ミキシングコンソール新製品 “brio.36”を納入

■一般社団法人700MHz利用推進協会他 ワイヤレスシステム■株式会社テレビ東京・BSジャパン スタジオ音響設計・施工、デジタル・ミキシングコンソール、映像・音声システム他

■中京テレビ放送株式会社 デジタル・ミキシングコンソール他■Zepp Osaka Bayside スピーカーシステム他■日産スタジアム スピーカーシステム■ダイキンチェコR&D棟20HP 無響室設計・施工

主な案件

●放送局やスタジオ、ホールやシアター、コンサート音響会社を中心に、世界中のプロフェッショナルから高い評価を得る音響機器等を輸入販売。国内外の音響機器メーカーとネットワークを持ち、マルチベンダーならではの自在なシステム構築を実現

●最新技術に精通した経験豊かなスタッフ、全国6ヵ所の営業・サービス体制、メンテナンス技術により「最高の音」をサポート

●音響設計・施工(建築音響)から音響システム販売(電気音響)まで、一気通貫体制を構築

世界中から厳選した商品と抜群の営業・サービス体制で業界トップのポジションを築き上げる

コンサート・イベント事業

コンサート音響部門 コンサート音響(PA)、ライブレコーディングサービス

アリーナ公演にてCODA AUDIOスピーカーシステム“AiRAY”を運用

■関ジャニ∞ アリーナツアー/ドームツアー■DREAMS COME TRUE アリーナツアー■ONE OK ROCK ワールドツアー/野外コンサート/アリーナツアー■ドラゴンクエスト ライブスペクタクルツアー■UVERworld ホールツアー/アリーナツアー/アリーナコンサート/ライブハウスツアー■コブクロ ドーム・アリーナ・ホールツアー■浜田省吾 アリーナツアー■矢沢永吉 アリーナ・ホールツアー■浜崎あゆみ アリーナツアー/ホール・ライブハウスツアー/アリーナコンサート■ゴールデンボンバー アリーナ・ホールツアー/ホール・ライブハウスツアー

主な案件

●日本のコンサート音響業界を確立。豊富な実績に裏打ちされた確かな技術力と運用ノウハウ、質・量ともに圧倒的な機材と現場運営スタッフ(32チーム体制でドーム・スタジアム5ヵ所同時運用可能)により、常に業界をリード

●輸入代理権を有するブランドの機材は低コストでの先行導入が可能

●ロック、ポップス系を中心に、130超の著名アーティストのコンサートをレギュラーでサポート。長年にわたるアーティストとの信頼関係が参入障壁となり、高いシェアを維持

日本のコンサート音響のパイオニアとして構築してきた事業基盤で業界トップシェアを確保

イベント映像部門 コンサート・イベント映像サービス

B.LEAGUE ALLSTAR GAME 2017の映像を担当

■嵐 アリーナツアー/ドームツアー/嵐のワクワク学校2016■三代目 J Soul Brothers ドームツアー■HiGH&LOW THE LIVE ドームツアー■ATSUSHI ドームツアー■G7伊勢志摩サミット2016■東京2020ライブサイト in 2016 -リオから東京へ-■乃木坂46 アリーナツアー/アリーナコンサート他■THE YELLOW MONKEY アリーナツアー■水樹奈 々ドームコンサート/野外コンサート/アリーナ・ホールツアー■EXILE THE SECOND アリーナツアー

主な案件

●LEDディスプレイやプロジェクター等、最新鋭の大型映像機材を世界有数の規模で導入。自社開発のLEDディスプレイ・システムを独占的に運用することで、画質・安定性で差別化を実現

●業界黎明期より築いてきた映像調整技術と運用ノウハウで、機材の性能を最大限に引き出す優れた技術者を数多く配置

●コンサートや展示会、コンベンション、スポーツイベント、博覧会、式典等、幅広いマーケットで豊富な現場実績を誇る

高度な運用技術を駆使した大型映像であらゆる演出イメージを具現化し感動の空間を創造

日産自動車株式会社様ショールーム「NISSAN CROSSING」に超高精細4K LEDディスプレイ・システムを納入

■NISSAN CROSSING LEDディスプレイ・システム3面、音響・制御システム他■サンシャインシティ LEDディスプレイ・システム、音響・照明システム他■横浜アリーナ LEDディスプレイ・システム、デジタルサイネージシステム■白馬ジャンプ競技場 LEDディスプレイ・システム■ボートピア習志野 LEDディスプレイ・システム■福島県広野町役場 ユニバーサル型LED防災ボード

事業紹介

主な案件

●高度な映像制御技術を有し、高品質・高精彩LEDディスプレイ・システムの自社ブランドを確立

●コンサート・イベントでの運用によって得られた現場の生きたニーズを製品開発に反映

●商業・公共施設、スポーツ施設、街頭ビジョン等、国内外のハイエンドユーザーへビジュアルプレゼンテーションの可能性を拡大

世界に誇る映像品質とともに、現場で実証された信頼性、使いやすさが強み

●音響・映像機器販売で構築した販売網等の強みを活かし、音響・映像・照明のトータル・ソリューションを提供照明関連事業を音響・映像に次ぐ事業の柱に育成

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©B.LEAGUE

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百万円

2,868百万円減△14.5%

百万円

150百万円増+15.5%

百万円

113百万円減

(111百万円増、+4.6%)

(224百万円減、△2.7%)

△1.1%

百万円

317百万円減△42.3%

コンサート音響部門

イベント映像部門

百万円

277百万円増+1.6%

百万円

229百万円増+20.4%

百万円

202百万円増

(243百万円減、△9.7%)

(446百万円増、+5.5%)

+1.9%

百万円

157百万円増+36.3%

コンサート音響部門

イベント映像部門

53期2016年3月期

54期2017年3月期

52期2015年3月期

51期2014年3月期

50期2013年3月期

53期2016年3月期

54期2017年3月期

52期2015年3月期

51期2014年3月期

50期2013年3月期

53期2016年3月期

54期2017年3月期

52期2015年3月期

51期2014年3月期

50期2013年3月期

53期2016年3月期

54期2017年3月期

52期2015年3月期

51期2014年3月期

50期2013年3月期

6.9

53期2016年3月期

54期2017年3月期

52期2015年3月期

51期2014年3月期

50期2013年3月期

53期2016年3月期

54期2017年3月期

52期2015年3月期

51期2014年3月期

50期2013年3月期

53期2016年3月期

54期2017年3月期

52期2015年3月期

51期2014年3月期

50期2013年3月期

53期2016年3月期

54期2017年3月期

52期2015年3月期

51期2014年3月期

50期2013年3月期

当期(2017年3月期)の概況 次期(2018年3月期)の見通し

16,945

1,126

10,628

432

17,223

1,356

10,831

590

32,281

19,22017,670

15,161

29,133

13.3

1,2576.5

1,290

7.3

755

5.0

4,409

1,350

7.0

1,143

6.5

577

3.8

2,160

7553.9

651

3.7

257257

1.7

23,855

16,14814,365

12,828

7,484

5,0694,6674,049

31.6 32.5 31.431.4

38.3

22,430

8,586

149.88

857.82

22.0

43.6

8.9

15.5

8.4

15.0

4.4

6.5

18.7

9.3

30.00 30.00

40.00

80.00

中間15.00

中間15.00

中間15.00

期末15.00

期末15.00

中間10.00

(記念配当)

期末15.00

中間20.00

中間30.00

期末30.00

期末40.00

(特別配当)

期末20.00

60.00

2,0091,500

4,293

7.4

13.7

2,733

8.5

26.18

411.48

65.96

467.88

75.50

506.42

273.12

747.76

5.1

2,520百万円

8,107百万円

2,277百万円

8,553百万円

※2017年4月1日付で普通株式1株につき2株の株式分割を行っております。 50期(2013年3月期)の期首に当該株式分割が行われたと仮定して、 1株当たり当期純利益及び1株当たり純資産を算定しております。

音響機器販売・施工事業

映像製品の開発・製造・販売事業

コンサート・イベント事業

その他の事業

■放送局、設備市場における大型案件の受注や、売上の基礎となる流通商品の販売が過去最高となるなど、全体的に堅調に推移

■新たに連結子会社とした株式会社エレクトリ及び株式会社JVCケンウッド・アークスが寄与

■特定ラジオマイク特需がピークアウトした影響が大きく、減収減益

売上高(百万円)

■都市再開発や訪日外国人観光客への対応などを背景に、大型映像装置の新設・リニューアル需要は拡大傾向

■自動車メーカーショールーム、大型商業施設、横浜アリーナ等の大型受注により増収、黒字転換

■前期の大型案件(ミラノ国際博覧会及び東京モーターショー)剥落による減少分を好調が続くコンサート案件で補い、高水準を堅持。コンサート案件売上高は過去最高を更新■「G7伊勢志摩サミット2016」、リオデジャネイロオリンピック・パラリンピック関連イベントなどの大型案件を獲得。企業イベントやゲーム系イベントの受注も順調に進捗

■コンサート用機材等の積極投資により減価償却費等が増加し、減益

■新規ブランドの取得、既存ブランドの活性化に取り組むも、大型案件を獲得できず、減収減益

売上高 前期比前期比 売上高(予想)■営業利益(百万円)●営業利益率(%)

■経常利益(百万円)●経常利益率(%)

■親会社株主に帰属する 当期純利益(百万円)

●親会社株主に帰属する 当期純利益率(%)

■総資産(百万円) ■純資産(百万円)●自己資本比率(%)

●1株当たり当期純利益(円)●1株当たり純資産(円)

●ROE(自己資本当期純利益率)(%)●ROA(総資産経常利益率)(%)

1株当たり配当金(円)

事業活動の概況(連結) 連結決算ハイライト

■株式会社JVCケンウッド・アークスが通年寄与するが、利益貢献度の高かった特需の終息により、増収減益を予想

■M&Aにより強化したエンジニアリング機能を活用しシステムソリューション提案を促進、市場規模の大きなAV設備市場をターゲットに売上拡大を目指す

■都市再開発等の事業機会を取り込み、黒字基盤を確立■電機メーカーや広告代理店、ディスプレイ会社への営業強化、コラボレーションの推進

■次世代4K LEDプロセッサーや超高精細パネルの開発、海外への拡販に向けたプロモーションなどのアクションプランを実行

■コンサート市場は好調を維持、東京モーターショー等大型イベントの開催があり、増収増益の見通し

■国内では今後もワールドスポーツイベントが数多く開催、スポーツ分野を新たな成長ドライバーに育成

■主力ブランドAYRTON製品(舞台照明機器)のレンタル業務を開始し、新たな収益源を獲得■取扱いブランドを増強し、コンサートだけではなく、スタジオや店舗など新規マーケットを開拓

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百万円

2,868百万円減△14.5%

百万円

150百万円増+15.5%

百万円

113百万円減

(111百万円増、+4.6%)

(224百万円減、△2.7%)

△1.1%

百万円

317百万円減△42.3%

コンサート音響部門

イベント映像部門

百万円

277百万円増+1.6%

百万円

229百万円増+20.4%

百万円

202百万円増

(243百万円減、△9.7%)

(446百万円増、+5.5%)

+1.9%

百万円

157百万円増+36.3%

コンサート音響部門

イベント映像部門

53期2016年3月期

54期2017年3月期

52期2015年3月期

51期2014年3月期

50期2013年3月期

53期2016年3月期

54期2017年3月期

52期2015年3月期

51期2014年3月期

50期2013年3月期

53期2016年3月期

54期2017年3月期

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53期2016年3月期

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52期2015年3月期

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6.9

53期2016年3月期

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54期2017年3月期

52期2015年3月期

51期2014年3月期

50期2013年3月期

当期(2017年3月期)の概況 次期(2018年3月期)の見通し

16,945

1,126

10,628

432

17,223

1,356

10,831

590

32,281

19,22017,670

15,161

29,133

13.3

1,2576.5

1,290

7.3

755

5.0

4,409

1,350

7.0

1,143

6.5

577

3.8

2,160

7553.9

651

3.7

257257

1.7

23,855

16,14814,365

12,828

7,484

5,0694,6674,049

31.6 32.5 31.431.4

38.3

22,430

8,586

149.88

857.82

22.0

43.6

8.9

15.5

8.4

15.0

4.4

6.5

18.7

9.3

30.00 30.00

40.00

80.00

中間15.00

中間15.00

中間15.00

期末15.00

期末15.00

中間10.00

(記念配当)

期末15.00

中間20.00

中間30.00

期末30.00

期末40.00

(特別配当)

期末20.00

60.00

2,0091,500

4,293

7.4

13.7

2,733

8.5

26.18

411.48

65.96

467.88

75.50

506.42

273.12

747.76

5.1

2,520百万円

8,107百万円

2,277百万円

8,553百万円

※2017年4月1日付で普通株式1株につき2株の株式分割を行っております。 50期(2013年3月期)の期首に当該株式分割が行われたと仮定して、 1株当たり当期純利益及び1株当たり純資産を算定しております。

音響機器販売・施工事業

映像製品の開発・製造・販売事業

コンサート・イベント事業

その他の事業

■放送局、設備市場における大型案件の受注や、売上の基礎となる流通商品の販売が過去最高となるなど、全体的に堅調に推移

■新たに連結子会社とした株式会社エレクトリ及び株式会社JVCケンウッド・アークスが寄与

■特定ラジオマイク特需がピークアウトした影響が大きく、減収減益

売上高(百万円)

■都市再開発や訪日外国人観光客への対応などを背景に、大型映像装置の新設・リニューアル需要は拡大傾向

■自動車メーカーショールーム、大型商業施設、横浜アリーナ等の大型受注により増収、黒字転換

■前期の大型案件(ミラノ国際博覧会及び東京モーターショー)剥落による減少分を好調が続くコンサート案件で補い、高水準を堅持。コンサート案件売上高は過去最高を更新■「G7伊勢志摩サミット2016」、リオデジャネイロオリンピック・パラリンピック関連イベントなどの大型案件を獲得。企業イベントやゲーム系イベントの受注も順調に進捗

■コンサート用機材等の積極投資により減価償却費等が増加し、減益

■新規ブランドの取得、既存ブランドの活性化に取り組むも、大型案件を獲得できず、減収減益

売上高 前期比前期比 売上高(予想)■営業利益(百万円)●営業利益率(%)

■経常利益(百万円)●経常利益率(%)

■親会社株主に帰属する 当期純利益(百万円)

●親会社株主に帰属する 当期純利益率(%)

■総資産(百万円) ■純資産(百万円)●自己資本比率(%)

●1株当たり当期純利益(円)●1株当たり純資産(円)

●ROE(自己資本当期純利益率)(%)●ROA(総資産経常利益率)(%)

1株当たり配当金(円)

事業活動の概況(連結) 連結決算ハイライト

■株式会社JVCケンウッド・アークスが通年寄与するが、利益貢献度の高かった特需の終息により、増収減益を予想

■M&Aにより強化したエンジニアリング機能を活用しシステムソリューション提案を促進、市場規模の大きなAV設備市場をターゲットに売上拡大を目指す

■都市再開発等の事業機会を取り込み、黒字基盤を確立■電機メーカーや広告代理店、ディスプレイ会社への営業強化、コラボレーションの推進

■次世代4K LEDプロセッサーや超高精細パネルの開発、海外への拡販に向けたプロモーションなどのアクションプランを実行

■コンサート市場は好調を維持、東京モーターショー等大型イベントの開催があり、増収増益の見通し

■国内では今後もワールドスポーツイベントが数多く開催、スポーツ分野を新たな成長ドライバーに育成

■主力ブランドAYRTON製品(舞台照明機器)のレンタル業務を開始し、新たな収益源を獲得■取扱いブランドを増強し、コンサートだけではなく、スタジオや店舗など新規マーケットを開拓

9 10

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資産1,424百万円減少流動資産2,941百万円減少、固定資産1,516百万円増加

受取手形及び売掛金の減少 2,261百万円

純資産1,101百万円増加

親会社株主に帰属する当期純利益の利益剰余金への計上  1,500百万円

負債2,525百万円減少流動負債2,913百万円減少、固定負債387百万円増加

未払法人税等の減少 1,407百万円

短期借入金の減少 1,127百万円

投資活動によるキャッシュ・フロー2,127百万円の支出

有形固定資産の取得による支出  1,459百万円減少要因

財務活動によるキャッシュ・フロー2,433百万円の支出

長期借入れによる収入    1,080百万円

短期借入金の純減額    1,565百万円

長期借入金の返済による支出    1,285百万円

増加要因

減少要因

営業活動によるキャッシュ・フロー4,218百万円の収入

売上債権の減少額    2,905百万円

税金等調整前当期純利益    2,216百万円

減価償却費    1,968百万円

法人税等の支払額    2,033百万円

その他流動負債の減少額     761百万円

増加要因

減少要因

7,429固定資産

16,425流動資産

23,855資産合計

8,946固定資産

13,484流動資産

22,430資産合計

7,484純資産

16,370負債

23,855

負債純資産合計

8,586純資産

13,844負債

22,430

負債純資産合計

2,689(+1,087)

4,218(+2,669)

△2,127(△918)

△2,433(△3,205) 8

(+34)45

(+45)

2,400(△288)

POINT 1 POINT 2 POINT 3 POINT 4

POINT 8

POINT 9

POINT 10

POINT 5

POINT 7

POINT 6

POINT 9

POINT 10

POINT 8

32,281

11,046

4,293 4,4092,733

29,133(△3,148)

19,195(△2,039)

9,937(△1,108)

7,928(+1,175)

2,009(△2,283)

290(+5)

138(△30)

2,160(△2,248)

77(+77)

22(△73)

2,216(△2,096)

711(△866) 3

(+3)1,500(△1,233)

POINT 2 POINT 3 POINT 4

POINT 1

POINT 6

POINT 7

POINT 5

連結財務諸表

連結損益計算書の概要 (単位:百万円) 連結貸借対照表の概要 (単位:百万円)

連結キャッシュ・フロー計算書の概要 (単位:百万円)

新規連結子会社の寄与、大型施工・販売案件の獲得やコンサート・イベント市場の活況により計画を上回って推移しましたが、特定ラジオマイクの周波数移行に伴う特需がピークアウトし、減収となりました。

特需の減少に加え、連結子会社増加に伴う販売費及び一般管理費の増加等により減益となりました。

営業利益の減少に伴い減益となりました。営業外損益は、特定ラジオマイクの周波数移行に伴う固定資産受贈益及び受取保険金等の計上、支払利息の減少等により151百万円の利益(前期比35百万円増)となりました。

営業利益及び経常利益の減少に伴い減益となりました。特別損益は、段階取得に係る差益(株式会社JVCケンウッド・アークス連結子会社化に伴う既保有株式の評価差額)の計上等により55百万円の利益(前期は96百万円の損失)となりました。

売上高

売上純利益

営業利益

前期 (2015.4.1-2016.3.31) 当期 (2016.4.1-2017.3.31)

当期 (2016.4.1-2017.3.31)

( )内は前期比

経常利益親会社株主に帰属する当期純利益

売上高 売上原価

売上純利益

販売費及び一般管理費

営業利益

営業外収益

営業外費用

経常利益

特別利益 特別損失

税金等調整前当期純利益

現金及び預金2,689

有形固定資産5,126

無形固定資産510

投資その他の資産1,792

法人税等非支配株主に帰属する当期純利益

親会社株主に帰属する当期純利益

現金及び預金2,400

有形固定資産5,450

無形固定資産1,405

投資その他の資産2,090

流動負債11,214

固定負債5,155

株主資本7,570

その他の包括利益累計額

△85

流動負債8,301

固定負債5,543

株主資本8,615

その他の包括利益累計額 △29

前期末 (2016.3.31)

当期末 (2017.3.31)

前期末 (2016.3.31)

当期末 (2017.3.31)

( )内は前期比

現金及び現金同等物の期首残高

営業活動によるキャッシュ・フロー

投資活動によるキャッシュ・フロー

財務活動によるキャッシュ・フロー 現金及び

現金同等物に係る換算差額

非連結子会社との合併に伴う現金及び

現金同等物の増加額 現金及び

現金同等物の期末残高

売上高 営業利益 経常利益 親会社株主に帰属する当期純利益

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資産1,424百万円減少流動資産2,941百万円減少、固定資産1,516百万円増加

受取手形及び売掛金の減少 2,261百万円

純資産1,101百万円増加

親会社株主に帰属する当期純利益の利益剰余金への計上  1,500百万円

負債2,525百万円減少流動負債2,913百万円減少、固定負債387百万円増加

未払法人税等の減少 1,407百万円

短期借入金の減少 1,127百万円

投資活動によるキャッシュ・フロー2,127百万円の支出

有形固定資産の取得による支出  1,459百万円減少要因

財務活動によるキャッシュ・フロー2,433百万円の支出

長期借入れによる収入    1,080百万円

短期借入金の純減額    1,565百万円

長期借入金の返済による支出    1,285百万円

増加要因

減少要因

営業活動によるキャッシュ・フロー4,218百万円の収入

売上債権の減少額    2,905百万円

税金等調整前当期純利益    2,216百万円

減価償却費    1,968百万円

法人税等の支払額    2,033百万円

その他流動負債の減少額     761百万円

増加要因

減少要因

7,429固定資産

16,425流動資産

23,855資産合計

8,946固定資産

13,484流動資産

22,430資産合計

7,484純資産

16,370負債

23,855

負債純資産合計

8,586純資産

13,844負債

22,430

負債純資産合計

2,689(+1,087)

4,218(+2,669)

△2,127(△918)

△2,433(△3,205) 8

(+34)45

(+45)

2,400(△288)

POINT 1 POINT 2 POINT 3 POINT 4

POINT 8

POINT 9

POINT 10

POINT 5

POINT 7

POINT 6

POINT 9

POINT 10

POINT 8

32,281

11,046

4,293 4,4092,733

29,133(△3,148)

19,195(△2,039)

9,937(△1,108)

7,928(+1,175)

2,009(△2,283)

290(+5)

138(△30)

2,160(△2,248)

77(+77)

22(△73)

2,216(△2,096)

711(△866) 3

(+3)1,500(△1,233)

POINT 2 POINT 3 POINT 4

POINT 1

POINT 6

POINT 7

POINT 5

連結財務諸表

連結損益計算書の概要 (単位:百万円) 連結貸借対照表の概要 (単位:百万円)

連結キャッシュ・フロー計算書の概要 (単位:百万円)

新規連結子会社の寄与、大型施工・販売案件の獲得やコンサート・イベント市場の活況により計画を上回って推移しましたが、特定ラジオマイクの周波数移行に伴う特需がピークアウトし、減収となりました。

特需の減少に加え、連結子会社増加に伴う販売費及び一般管理費の増加等により減益となりました。

営業利益の減少に伴い減益となりました。営業外損益は、特定ラジオマイクの周波数移行に伴う固定資産受贈益及び受取保険金等の計上、支払利息の減少等により151百万円の利益(前期比35百万円増)となりました。

営業利益及び経常利益の減少に伴い減益となりました。特別損益は、段階取得に係る差益(株式会社JVCケンウッド・アークス連結子会社化に伴う既保有株式の評価差額)の計上等により55百万円の利益(前期は96百万円の損失)となりました。

売上高

売上純利益

営業利益

前期 (2015.4.1-2016.3.31) 当期 (2016.4.1-2017.3.31)

当期 (2016.4.1-2017.3.31)

( )内は前期比

経常利益親会社株主に帰属する当期純利益

売上高 売上原価

売上純利益

販売費及び一般管理費

営業利益

営業外収益

営業外費用

経常利益

特別利益 特別損失

税金等調整前当期純利益

現金及び預金2,689

有形固定資産5,126

無形固定資産510

投資その他の資産1,792

法人税等非支配株主に帰属する当期純利益

親会社株主に帰属する当期純利益

現金及び預金2,400

有形固定資産5,450

無形固定資産1,405

投資その他の資産2,090

流動負債11,214

固定負債5,155

株主資本7,570

その他の包括利益累計額

△85

流動負債8,301

固定負債5,543

株主資本8,615

その他の包括利益累計額 △29

前期末 (2016.3.31)

当期末 (2017.3.31)

前期末 (2016.3.31)

当期末 (2017.3.31)

( )内は前期比

現金及び現金同等物の期首残高

営業活動によるキャッシュ・フロー

投資活動によるキャッシュ・フロー

財務活動によるキャッシュ・フロー 現金及び

現金同等物に係る換算差額

非連結子会社との合併に伴う現金及び

現金同等物の増加額 現金及び

現金同等物の期末残高

売上高 営業利益 経常利益 親会社株主に帰属する当期純利益

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会社名

68%32%

会社情報

株主優待制度

オリジナル株主優待カタログに掲載する優待品の中からご希望の1品を贈呈いたします。

●地域の名産品、雑貨等 2,000円相当●オリジナルQUOカード 2,000円分●「ケネディハウス銀座」 ミュージックチャージチケット(入場券)  4,000円相当分(1枚当たり2,000円相当×2枚)

オリジナル株主優待カタログに掲載する優待品の中からご希望の1品を贈呈いたします。

毎年1回、9月の発送を予定しております。

●地域の名産品、雑貨等 4,000円相当●オリジナルQUOカード 4,000円分●「ケネディハウス銀座」 ミュージックチャージチケット(入場券)  8,000円相当分(1枚当たり2,000円相当×4枚)

会社概要 2017年3月31日現在

商 号本社所在地

ホームページ設 立資 本 金事 業 内 容

従 業 員 数事 業 所

役 員 及 び執 行 役 員

ヒビノ株式会社 (Hibino Corporation)〒108-0075 東京都港区港南三丁目5番14号TEL:03-3740-4391 FAX:03-3740-4390http://www.hibino.co.jp/1964年11月13日17億4,865万5,600円●業務用音響・映像機器の販売、システム設計・施工・メンテナンス

●LEDディスプレイ及び周辺機器の開発・製造・販売

●コンサート・イベント用音響システム・映像システムの企画立案、レンタル、オペレート並びにコンサート・イベントの録音、中継、トラックダウン、オーサリング

単体485名 連結944名東京、北海道、宮城、神奈川、愛知、大阪、福岡

取締役会長 日比野宏明代表取締役社長 日比野晃久代表取締役副社長 野牧 幸雄取締役 常務執行役員 橋本 良一取締役 常務執行役員 芋川 淳一取締役 常務執行役員 久野 慎幸取締役 常務執行役員 吉松 聡取締役(社外) 清水 建成常勤監査役 深沢 澄男監査役(社外) 金子 基宏監査役(社外) 唯木 誠執行役員 小林 瑞夫執行役員 井澤 孝執行役員 堀田 久幸執行役員 大関 靖執行役員 田中 祐輔

「ケネディハウス銀座」は、当社グループが運営するライブハウスです。

株主の皆様への感謝のしるしとして、毎年3月31日現在の当社株主名簿に記載された100株以上ご所有の株主様を対象に、株主優待制度を実施しております。

グループ会社

連結子会社

2017年3月31日現在

設立 資本金

日本音響エンジニアリング株式会社

ヒビノインターサウンド株式会社

株式会社JVCケンウッド・アークス

株式会社エレクトリ

ヒビノイマジニアリング株式会社

スチューダー・ジャパン-ブロードキャスト株式会社

ヒビノメディアテクニカル株式会社

ヒビノベスコ株式会社

ヒビノライティング株式会社

Hibino Asia Pacific Limited

Hibino Europe Limited

Hibino Asia Pacific (Shanghai)Limited

1974年 4月

1985年 5月

1960年 3月

1964年12月

1950年 9月

2008年 3月

1984年 3月

1988年 9月

1988年 3月

2007年 8月

2007年 4月

2010年 4月

3,000万円

4,000万円

3,500万円

6,000万円

8,000万円

1億5,000万円

3,500万円

1,000万円

1,000万円

3,500万香港ドル

50万英ポンド

270万米ドル

株式の状況

大株主 持株数(株) 持株比率(%)

有限会社ハイビーノ日比野晃久日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口)ヒビノ従業員持株会日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)日比野宏明日比野純子BNP PARIBAS SECURITIES SERVICES LUXEMBOURG/JASDEC/FIM/LUXEMBOURG FUNDS/UCITS ASSETS

日本生命保険相互会社株式会社みずほ銀行株式会社三菱東京UFJ銀行野村ホールディングス株式会社

1,499,960522,150319,000241,656174,000120,280117,200

116,000

104,200100,000100,000100,000

29.210.16.24.73.32.32.2

2.2

2.01.91.91.9

2017年3月31日現在

(注)1.当社は自己株式127,910株(2.4%)を保有しております。   2.持株比率は発行済株式総数(自己株式を含む)に対する割合を表示しております。

発行可能株式総数発行済株式総数株主数

17,000,000 株5,132,740 株

2,147 名

2 4 6 9

http://www.e-kabunushi.com

〈実施期間〉

株主の皆様へのアンケート下記URLにアクセスいただき、アクセスコード入力後に表示されるアンケートサイトにてご回答ください。

※本アンケートは、株式会社 a2media(エー・ツー・メディア)の提供する「e-株主リサーチ」サービスにより実施いたします。(株式会社 a2mediaについての詳細  http://www.a2media.co.jp)※ご回答内容は統計資料としてのみ使用させていただき、事前の承諾なしにこれ以外の目的に使用することはありません。

アクセスコード

TEL:03-5777-3900(平日 10:00~17:30) MAIL:[email protected]アンケートのお問い合わせ 「e-株主リサーチ事務局」

ご回答いただいた方の中から抽選で薄謝(図書カード500円)を進呈させていただきます。本書がお手元に到着してから約2ヵ月間

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新たなグループ会社の紹介

株式会社JVCケンウッド・アークス (2016年12月連結子会社化)

●2016年度売上高 3,095百万円●2016年度売上高 3,095百万円

●事業内容●事業内容強み エンジニアリング

ホール音響・AV設備施工

プロモーション

コンテンツ制作

エンジニアリング約2,100百万円

官公庁自治体

公共団体

企業

流通

運営支援

民間施設

プロモーション約1,000百万円

米子コンベンションセンター BiG SHiP様ホール内音響システムの改修設計・施工を担当

株式会社JVCケンウッド・アークスは、創業以来57年にわたり業務用音響・映像機器のシステム設計・施工を手掛ける国内有数のエンジニアリング企業であり、全国自治体・ホール、体育施設、文教・文化施設等に豊富な実績を有しています。

●建築音響から電気音響までの一気通貫体制で、 ホール市場のシェアを拡大●音響と映像のハードとソフトを融合させた オンリーワンのビジネスを推進

●建築音響から電気音響までの一気通貫体制で、 ホール市場のシェアを拡大●音響と映像のハードとソフトを融合させた オンリーワンのビジネスを推進

●五輪競技施設の建設・改修、統合型リゾート(IR)やMICE施設 の建設計画の具体化で、設備投資は堅調推移●インバウンド(多言語対応)や「コト消費」ニーズの高まりで、 流通会社でコンテンツ需要が増加

●五輪競技施設の建設・改修、統合型リゾート(IR)やMICE施設 の建設計画の具体化で、設備投資は堅調推移●インバウンド(多言語対応)や「コト消費」ニーズの高まりで、 流通会社でコンテンツ需要が増加

●特定建設業許可を所持。ホール音響を中心に豊富な設計・施工実績

●官公庁、地方自治体との長年にわたる信頼関係、流通業界をはじめとするユーザー直結の強固な顧客基盤

●創業事業である映写機で培った大型映像システム構築力

①ホール音響を中心とした高度なエンジニアリング 技術と強固な販売ルート

●システム販売のみならず、コンテンツ制作やイベント運営も支援

●プロモーション企画提案からシナリオ作成、レコーディング・編集・パッケージ制作まで対応可能

②ハードとソフトの融合

●施設の音響設計・施工(建築音響)から、音響・映像機器の供給、システムエンジニアリングまで、ワンストップで対応

③建築音響から音響・映像システム構築まで 当社グループで完結

●音響・大型映像設備の販売、システム設計・施工・メンテナンス●上記システムの運用サポート(オペレート)

●映像・音声CM制作●BGM・サウンドロゴ・オリジナルソング制作●映像・音声配信サービス●デジタルサイネージコンテンツ制作

業務内容

ホール・劇場、体育施設、文教・文化施設、映画館、コンベンション施設、企業の会議室・プレゼンテーションルーム、会議・イベント運営支援等 

商業施設(ショッピングモール、流通店舗)、アミューズメント施設、美容・健康施設、医療・介護施設、オフィス・テナントビル等

主な活躍フィールド

官公庁、地方自治体、公共団体、設計事務所、ゼネコン、サブコン、映画興業会社、その他民間企業

大手流通会社、広告代理店、ディスプレイ会社、アミューズメント関連会社等

主な取引先

設立:1960年3月19日 資本金:3,500万円

今後の方針

市場環境

●その他株式に関する重要な事項 2017年4月1日付で普通株式1株につき2株の株式分割を行っております。

金融機関20.9%

外国人 6.5%

金融商品取引業者 2.3% 自己株式 2.4%

その他法人 31.6% 個人・その他 36.1%

※トラストラウンジではお取扱できませんのでご了承ください。

株主メモ

〈株式に関するお手続のご案内〉

お取扱窓口

お問い合わせ先

お取扱店

未払配当金のお支払

事 業 年 度定 時 株 主 総 会基 準 日

単 元 株 式 数公 告 方 法株 主 名 簿 管 理 人上場金融商品取引所証 券 コ ー ド

毎年4月1日から翌年3月31日まで毎年6月定時株主総会 毎年3月31日期末配当金  毎年3月31日中間配当金  毎年9月30日100株日本経済新聞に掲載みずほ信託銀行株式会社東京証券取引所 JASDAQ(スタンダード)2469

証券会社等に口座をお持ちの場合、住所変更や買取請求等の各種お手続は、口座を開設されている証券会社等にてお願いいたします。証券会社等に口座をお持ちでない場合(特別口座の場合)、下記のお取扱店にてお取次いたします。なお、支払明細の発行に関するお手続につきましては、みずほ信託銀行株式会社の下記連絡先にお問い合わせください。

〒168-8507 東京都杉並区和泉2-8-4 みずほ信託銀行株式会社 証券代行部0120-288-324(フリーダイヤル)(土・日・祝日を除く9:00~17:00)

みずほ証券株式会社及びみずほ信託銀行株式会社※

みずほ信託銀行株式会社※及び株式会社みずほ銀行

所有者別株式分布状況

100株以上300株未満所有の株主様

300株以上所有の株主様

贈呈時期

13 14

Page 15: 54期報告書 - Yahoo! Japandownload.finance.yahoo.co.jp/common/profile/2469/2469...のほか、Zepp Fukuokaから移設されたDiGiCoデジタル・ ミキシングコンソールや、CODA

会社名

68%32%

会社情報

株主優待制度

オリジナル株主優待カタログに掲載する優待品の中からご希望の1品を贈呈いたします。

●地域の名産品、雑貨等 2,000円相当●オリジナルQUOカード 2,000円分●「ケネディハウス銀座」 ミュージックチャージチケット(入場券)  4,000円相当分(1枚当たり2,000円相当×2枚)

オリジナル株主優待カタログに掲載する優待品の中からご希望の1品を贈呈いたします。

毎年1回、9月の発送を予定しております。

●地域の名産品、雑貨等 4,000円相当●オリジナルQUOカード 4,000円分●「ケネディハウス銀座」 ミュージックチャージチケット(入場券)  8,000円相当分(1枚当たり2,000円相当×4枚)

会社概要 2017年3月31日現在

商 号本社所在地

ホームページ設 立資 本 金事 業 内 容

従 業 員 数事 業 所

役 員 及 び執 行 役 員

ヒビノ株式会社 (Hibino Corporation)〒108-0075 東京都港区港南三丁目5番14号TEL:03-3740-4391 FAX:03-3740-4390http://www.hibino.co.jp/1964年11月13日17億4,865万5,600円●業務用音響・映像機器の販売、システム設計・施工・メンテナンス

●LEDディスプレイ及び周辺機器の開発・製造・販売

●コンサート・イベント用音響システム・映像システムの企画立案、レンタル、オペレート並びにコンサート・イベントの録音、中継、トラックダウン、オーサリング単体485名 連結944名東京、北海道、宮城、神奈川、愛知、大阪、福岡

取締役会長 日比野宏明代表取締役社長 日比野晃久代表取締役副社長 野牧 幸雄取締役 常務執行役員 橋本 良一取締役 常務執行役員 芋川 淳一取締役 常務執行役員 久野 慎幸取締役 常務執行役員 吉松 聡取締役(社外) 清水 建成常勤監査役 深沢 澄男監査役(社外) 金子 基宏監査役(社外) 唯木 誠執行役員 小林 瑞夫執行役員 井澤 孝執行役員 堀田 久幸執行役員 大関 靖執行役員 田中 祐輔

「ケネディハウス銀座」は、当社グループが運営するライブハウスです。

株主の皆様への感謝のしるしとして、毎年3月31日現在の当社株主名簿に記載された100株以上ご所有の株主様を対象に、株主優待制度を実施しております。

グループ会社

連結子会社

2017年3月31日現在

設立 資本金

日本音響エンジニアリング株式会社

ヒビノインターサウンド株式会社

株式会社JVCケンウッド・アークス

株式会社エレクトリ

ヒビノイマジニアリング株式会社

スチューダー・ジャパン-ブロードキャスト株式会社

ヒビノメディアテクニカル株式会社

ヒビノベスコ株式会社

ヒビノライティング株式会社

Hibino Asia Pacific Limited

Hibino Europe Limited

Hibino Asia Pacific (Shanghai)Limited

1974年 4月

1985年 5月

1960年 3月

1964年12月

1950年 9月

2008年 3月

1984年 3月

1988年 9月

1988年 3月

2007年 8月

2007年 4月

2010年 4月

3,000万円

4,000万円

3,500万円

6,000万円

8,000万円

1億5,000万円

3,500万円

1,000万円

1,000万円

3,500万香港ドル

50万英ポンド

270万米ドル

株式の状況

大株主 持株数(株) 持株比率(%)

有限会社ハイビーノ日比野晃久日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口)ヒビノ従業員持株会日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)日比野宏明日比野純子BNP PARIBAS SECURITIES SERVICES LUXEMBOURG/JASDEC/FIM/LUXEMBOURG FUNDS/UCITS ASSETS

日本生命保険相互会社株式会社みずほ銀行株式会社三菱東京UFJ銀行野村ホールディングス株式会社

1,499,960522,150319,000241,656174,000120,280117,200

116,000

104,200100,000100,000100,000

29.210.16.24.73.32.32.2

2.2

2.01.91.91.9

2017年3月31日現在

(注)1.当社は自己株式127,910株(2.4%)を保有しております。   2.持株比率は発行済株式総数(自己株式を含む)に対する割合を表示しております。

発行可能株式総数発行済株式総数株主数

17,000,000 株5,132,740 株

2,147 名

2 4 6 9

http://www.e-kabunushi.com

〈実施期間〉

株主の皆様へのアンケート下記URLにアクセスいただき、アクセスコード入力後に表示されるアンケートサイトにてご回答ください。

※本アンケートは、株式会社 a2media(エー・ツー・メディア)の提供する「e-株主リサーチ」サービスにより実施いたします。(株式会社 a2mediaについての詳細  http://www.a2media.co.jp)※ご回答内容は統計資料としてのみ使用させていただき、事前の承諾なしにこれ以外の目的に使用することはありません。

アクセスコード

TEL:03-5777-3900(平日 10:00~17:30) MAIL:[email protected]アンケートのお問い合わせ 「e-株主リサーチ事務局」

ご回答いただいた方の中から抽選で薄謝(図書カード500円)を進呈させていただきます。本書がお手元に到着してから約2ヵ月間

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新たなグループ会社の紹介

株式会社JVCケンウッド・アークス (2016年12月連結子会社化)

●2016年度売上高 3,095百万円●2016年度売上高 3,095百万円

●事業内容●事業内容強み エンジニアリング

ホール音響・AV設備施工

プロモーション

コンテンツ制作

エンジニアリング約2,100百万円

官公庁自治体

公共団体

企業

流通

運営支援

民間施設

プロモーション約1,000百万円

米子コンベンションセンター BiG SHiP様ホール内音響システムの改修設計・施工を担当

株式会社JVCケンウッド・アークスは、創業以来57年にわたり業務用音響・映像機器のシステム設計・施工を手掛ける国内有数のエンジニアリング企業であり、全国自治体・ホール、体育施設、文教・文化施設等に豊富な実績を有しています。

●建築音響から電気音響までの一気通貫体制で、 ホール市場のシェアを拡大●音響と映像のハードとソフトを融合させた オンリーワンのビジネスを推進

●建築音響から電気音響までの一気通貫体制で、 ホール市場のシェアを拡大●音響と映像のハードとソフトを融合させた オンリーワンのビジネスを推進

●五輪競技施設の建設・改修、統合型リゾート(IR)やMICE施設 の建設計画の具体化で、設備投資は堅調推移●インバウンド(多言語対応)や「コト消費」ニーズの高まりで、 流通会社でコンテンツ需要が増加

●五輪競技施設の建設・改修、統合型リゾート(IR)やMICE施設 の建設計画の具体化で、設備投資は堅調推移●インバウンド(多言語対応)や「コト消費」ニーズの高まりで、 流通会社でコンテンツ需要が増加

●特定建設業許可を所持。ホール音響を中心に豊富な設計・施工実績

●官公庁、地方自治体との長年にわたる信頼関係、流通業界をはじめとするユーザー直結の強固な顧客基盤

●創業事業である映写機で培った大型映像システム構築力

①ホール音響を中心とした高度なエンジニアリング 技術と強固な販売ルート

●システム販売のみならず、コンテンツ制作やイベント運営も支援

●プロモーション企画提案からシナリオ作成、レコーディング・編集・パッケージ制作まで対応可能

②ハードとソフトの融合

●施設の音響設計・施工(建築音響)から、音響・映像機器の供給、システムエンジニアリングまで、ワンストップで対応

③建築音響から音響・映像システム構築まで 当社グループで完結

●音響・大型映像設備の販売、システム設計・施工・メンテナンス●上記システムの運用サポート(オペレート)

●映像・音声CM制作●BGM・サウンドロゴ・オリジナルソング制作●映像・音声配信サービス●デジタルサイネージコンテンツ制作

業務内容

ホール・劇場、体育施設、文教・文化施設、映画館、コンベンション施設、企業の会議室・プレゼンテーションルーム、会議・イベント運営支援等 

商業施設(ショッピングモール、流通店舗)、アミューズメント施設、美容・健康施設、医療・介護施設、オフィス・テナントビル等

主な活躍フィールド

官公庁、地方自治体、公共団体、設計事務所、ゼネコン、サブコン、映画興業会社、その他民間企業

大手流通会社、広告代理店、ディスプレイ会社、アミューズメント関連会社等

主な取引先

設立:1960年3月19日 資本金:3,500万円

今後の方針

市場環境

●その他株式に関する重要な事項 2017年4月1日付で普通株式1株につき2株の株式分割を行っております。

金融機関20.9%

外国人 6.5%

金融商品取引業者 2.3% 自己株式 2.4%

その他法人 31.6% 個人・その他 36.1%

※トラストラウンジではお取扱できませんのでご了承ください。

株主メモ

〈株式に関するお手続のご案内〉

お取扱窓口

お問い合わせ先

お取扱店

未払配当金のお支払

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単 元 株 式 数公 告 方 法株 主 名 簿 管 理 人上場金融商品取引所証 券 コ ー ド

毎年4月1日から翌年3月31日まで毎年6月定時株主総会 毎年3月31日期末配当金  毎年3月31日中間配当金  毎年9月30日100株日本経済新聞に掲載みずほ信託銀行株式会社東京証券取引所 JASDAQ(スタンダード)2469

証券会社等に口座をお持ちの場合、住所変更や買取請求等の各種お手続は、口座を開設されている証券会社等にてお願いいたします。証券会社等に口座をお持ちでない場合(特別口座の場合)、下記のお取扱店にてお取次いたします。なお、支払明細の発行に関するお手続につきましては、みずほ信託銀行株式会社の下記連絡先にお問い合わせください。

〒168-8507 東京都杉並区和泉2-8-4 みずほ信託銀行株式会社 証券代行部0120-288-324(フリーダイヤル)(土・日・祝日を除く9:00~17:00)

みずほ証券株式会社及びみずほ信託銀行株式会社※

みずほ信託銀行株式会社※及び株式会社みずほ銀行

所有者別株式分布状況

100株以上300株未満所有の株主様

300株以上所有の株主様

贈呈時期

13 14

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IR REPORT

第54期報告書

2016.4.1-2017.3.31

証券コード:2469

実績紹介

〒108-0075 東京都港区港南三丁目5番14号 TEL:03-3740-4391 FAX:03-3740-4390 http://www.hibino.co.jp/

顧 客

主な納入機材

運 用 開 始

ウェブサイト

顧 客

主な納入機材

運 用 開 始

ウェブサイト

株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント様株式会社Zeppホールネットワーク様株式会社トゥ・ミックス様

機材3-Wayラインアレイ・スピーカー3-Wayラインアレイ・スピーカーサブウーファーパワーアンプパワーアンプ2-Wayフルレンジ・スピーカー3-Wayフルレンジ・スピーカーデジタルシステムコントローラーパワーアンプパワーアンプ

2017年2月

http://hall.zepp.co.jp/osakabayside/

ブランド名JBL PROFESSIONALJBL PROFESSIONALJBL PROFESSIONALAMCRONAMCRONCODA AUDIOCODA AUDIOCODA AUDIOCODA AUDIOCAMCO

製品名VTX-V25VTX-V20VTX-S28IT12000HDIT4x3500HDHOPS8G712-96LINUS CONLINUS10-CD-Power 7

 当社は、2017年2月にオープンした大型ライブハウスZepp Osaka Baysideにスピーカーシステム他、音響システム一式を納入いたしました。 Zepp Osaka Baysideは、スタンディングで2,801人収容と、全国に展開されているZeppの中でも最大のキャパシティを誇ります。安治川に面したウォーターフロント、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン®からほど近い好立地に、大阪ではZepp Namba(Osaka)に続く2館目のZeppが誕生しました。 アーティストが複数のZeppを巡る全国ツアーを行うことを考慮し、音響システムは全国のZeppで統一が図られています。大きな会場を隅々までカバーするために、メインスピーカーにはJBL PROFESSIONALラインアレイ・スピーカーの最上位モデル “VTX Series” が選ばれました。スピーカーを駆動するパワーアンプにはAMCRON “I-Tech Series” を導入。そのほか、Zepp Fukuokaから移設されたDiGiCoデジタル・ミキシングコンソールや、CODA AUDIOモニター用スピーカーなど、当社グループ取扱い製品を多数採用していただきました。 Zeppを運営する株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント様、株式会社Zeppホールネットワーク様には、1998年の開業以来、一貫してJBL PROFESSIONALのスピーカーをご支持いただいております。今回も「元気のあるサウンド・キャラクターがそのまま店のカラーになっている」「オペレーターさんの意図が反映しやすいすばらしいセット」と高い評価をいただきました。日本を代表する新たなエンターテインメントの発信基地としてZepp Osaka Baysideの今後の活躍が期待されます。

Zepp Osaka Bayside(Zepp大阪ベイサイド)様

ステージ全景。全国のZeppで最大のキャパシティを有しています。

ステージ両サイドに、ラインアレイ・スピーカーの最上位モデルJBL PROFESSIONAL “VTX-V25” が8台、ダウンフィル用に“VTX-V20” が2台ずつ吊られています。サブウーファーの “VTX-S28” は、6台ずつその下に設置されました。

パワーアンプはA M C R O N “IT12000HD”と“IT4x3500HD”を導入。

「SHOGO HAMADA ON THE ROAD 2016 "Journey of a Songwriter" since 1976」の音響・映像を担当。また、当社グループが販売した照明システムAYRTON “MAGICPANEL-R” が採用された。