第 ３ ５ 回

豊 熟 シ ニ ア の 主 張

入 選 作 品 集 平 成 2 ８ 年 度

一般財団法人

滋賀県老人クラブ連合会

（びわこ豊 熟 シニアクラブ）

目

次

優

秀 私の世代間交流

甲賀市

城戸

兵衞

(1)

老人クラブの活性化をめざして

―みんなで役割分担―

彦根市

藤田

治夫

(2)

「仲間になってください」

甲賀市

松村

幸子

(4)

佳

作

豊熟シニアの主張

健康・友愛・奉仕

甲賀市

奥村

照子

(5)

老人クラブの役割と蘇生

大津市

近藤

功

(6)

私のボケ防止

体の健康法について

大津市

早田

照久

(8)

（注）【

掲載順序は、賞別、作者氏名五十音順

】

- 1 -

私の世代間交流

甲賀市

城

戸

兵

衞

戦争を

経験して

来た私も去年で

目出度も米寿を

迎えて

、長い長い人生に今日あるを

感謝と

感激の

気持ちで

いっぱいです。そうした中で

の長寿国日

本を象徴す

る全国老人クラ

ブの存在は、大規模で

且現代社会に大き

く逞しく貢献して

いると

信じて

います

。健康・友愛・奉仕の三大運

動の推進で

先

ず第一に健康で

ある事を

目標に掲げて

、今から約

三十年前から小規模ながら年間を

通して毎日の畑

仕事に精を

出して

頑張って

います

。大地の恵みと

適確なる肥培管理で

穫れ

た、多品目の新鮮で

食味

値の優れ

た安心・安全な収穫物を

ＪＡの直売所等

に出荷して

、消費者の皆さんに笑顔を

絶や

さず交

流を続けて

います

。

また、元来子供好きの私は、近くにある市立南

保育園の園児達に毎年一回収穫物体験の場を

ＪＡ

指導課と

共催で

設けており、今年も去る六月二十

日に開催しました。園児総参加（五十余名）。挨拶

のあと

、じゃ

がいもの作り方等の説明を聞き

、そ

のあと

一斉にいも掘り体験に夢中になって

いる園

児の姿を

見て

は、毎年毎年大き

く、そうして

逞し

く育って

いってくれ

る事を

念願します

。

この園児達は小学生、中学生、高校生になって

も道で

出逢うと

、必ず「おはよう」、「今日は」、「た

だいま」と

、何げなく挨拶を

して

くれ

、こ

のよう

な子供達に出逢えて

私も感激の極みです。昔の諺

に「三つ子の魂百まで」と

言われて

います

。き

っ

と

、こ

の子供達は立派な社会人へと

成長して

くれ

ることを

念願します

。

また、当保育園に

は敷地内に約百㎡余

りの畑地があり、年

に二回程度学区内の

老人クラ

ブの役員が

輪番制で

出役、五月

中旬頃に夏野菜の苗

の定植、サツマイモ

のつるさし等、当日

は大変ハードな半日

ですが、園児達と

の

よき

交流になって

い

優秀

- 2 -

ます

。その後の肥培管理は、「水や

り」等で野菜の

成育を

楽しみながらよく世話を

して

くれます

。私

もアドバイザー役と

して

週二回程度の見廻りに行

き

管理して

います

。十一月には、園児待望の焼き

いも体験大会が年中行事の一環と

して

園の広場で

開催され

、地区の老人クラ

ブの役員さん達の参加

で

世代間交流の場となり、私もこ

の催しの準備係

と

して

参加し、園児達と

共に楽しんで

います

。園

児達が大きな輪となり、焼き

上がった甘い甘い、

いもを

食べて

いる笑顔を

見て

いると

、この一年間

の達成感に浸って

感謝と

感激の至りです。

健康第一を

目標に、また来年も再来年も園児達

と

の絆を

大切に続けて行き

たいと思います

。

老人クラブの活性化をめざして

―みんなで役割分担―

彦根市

藤

田

治

夫

さあ、みなさん、マンネリ化と

組織ばなれで

低

迷して

いる老人クラ

ブを

、今こ

そ魅力と活力ある

クラブに変身させようで

はありませんか。方策は、

次の通りです

。

一

行事・事業型から常時活動型へ

例年変わらぬ事業として

、旅行、盆会、忘年会、

スポーツ大会等の事業運営で

は、年齢差、体力差

が大き

く、全員参加ができない。望ましい参加の

視点から、事業を

見直し精選す

る。一方、公民館

を

活用し、健康体操、カラオケ教室、映画鑑賞、

輪投げ等、常時活動として

、だれで

もでき

る活動

を

増や

し、たくさんの人が参加でき

るものを

重視

す

る。

二

役員の負担軽減と会員の役割分担

優秀

- 3 -

「役員は仕事が多すぎる」と

いう課題がある。

これを

会員の役割分担で

軽くしたい。活動実施に

当って

は、参加者の中から運営担当者を決め活動

を

推進す

る。準備や

後始末は、全員で

行う方法や

当初から参加者を

割り当て

当番制で

行う方法など

があり、実態に即しながら実施する。

役員は、活動計画の策定、事業の実施等の運営

に当たるが、活動は、役割を

みんなで

分担しなが

ら行う方法に改めて

はどうだろうか。かなり有効

で

参加意識が高まる。

三

アンケートを実施しクラブの活動に生かす。

一年に一回以上行い、広く会員の声を聞く。孤

立、ひきこもり、認知症など

の予防活動も視野に

おき、サロン的な活動も実施でき

る体制づくりを

整える。

四

「楽しさ」を大事にした運営

楽しさは、自分の心が満たされたときに感じる。

生きがい、幸福感も同様で

ある。これは、仲間づ

くりの過程で

、望ましい仲間づくり、人間関係が

できたとき

に生まれ

る。

五

友愛訪問を常時活動へ

土産を

持ち

定期的に役員が行う友愛訪問から、

常時必要に応じて

気軽に訪問す

る方法に変えたい。

本人と

出会い対話す

る中で

、仲間と

しての絆、喜

び、生きがい、幸せを感じて

もらえる訪問が大事

で

ある。互いに励まし合える活動まで

発展させた

い。 六

子どもと交流し元気をもらう

子どもと

の活動は共に得るものが多い。知恵を

出し合い、元気をもらう。昔の遊び、戦争の話な

どぜひ

、語りつぎたいもので

ある。

結び

いよいよ高齢者が増え、平均寿命も延びる。不

安いっぱいの世の中、こ

の中で

、楽しく、生きが

いと夢を

持って

生き

るために、今こ

そみんながし

っかりと

つながり、自

ら活性化に取り組まな

くてはなりません。

みなさん、自分自身

のため、みんなのため

にがんばりましょう。

老人クラ

ブ連合会の温

かい支援を

お願いしま

す

。

- 4 -

「仲間になってください」

甲賀市

松

村

幸

子

私達の楽団の活動を紹介させて頂き

ます

。

信楽町指定の鳥「ホトトギス」にち

なんで

名付

けられ

た「ほととぎすアンサンブル」は、信楽町

老人クラ

ブ連合会のサーク

ル活動と

して産声を

あ

げました。和楽器・洋楽器を

問わ

ず、手元にある

楽器を

持ち

寄って

始められ

たこ

の楽団も、いつし

か歳月を

重ね今年十四年目に入りました。クラ

シ

ックのみならず様々なジャンルの曲に幅広く取り

組んで

おります

。福祉施設への慰問、各地区の敬

老会、いき

いき

サロン、保育園、小学校等で

演奏

させて

頂く機会もあったりと

、暖かい交流を

持た

せて頂く中で

、私達自身も元気をもらって

おりま

す

。

昨年は、全老連の広報誌の表紙を

飾って

頂く光

栄にも浴しました。これはいくつになって

も明日

への夢を

持ち

続けようと

励んで

いる姿への応援か

もしれ

ません。特筆すべきは、私達のメンバーの

大半は全くのしろうと

．．．．で

あることです

。

戦中戦後の混乱の中で

成長期を

過ごさなければ

ならなかった私達の年代の大方が、音楽とは縁の

遠い暮らしの中で

老後を

迎えました。音楽教育が

重視され

、だれもが平等に楽器体験の出来る恵ま

れ

た現代からは想像もつかない時代があったので

す

。六十代も後半になった頃、私はこ

の「ほとと

ぎすアンサンブル」と出会いました。始まって

三

ケ月目の頃で

、ほんわかと

楽しい雰囲気につられ

迷わず入会しました。あれ

から十三年余り、老化

現象にもめげずに続けてこられ

たのは、我ながら

驚きです

。これひとえに良き

指導者にめぐり会え

た事にほかなりません。それぞれ

の楽器の持つ特

徴を生かした編曲で

、未熟な私達を

気長く導いて

くださいました。お蔭で

音と

心を

合わ

せて

演奏す

る楽しさを

知り、音楽の深

みにも少しだけ触れら

れ

た気がして

います

。

また、忘れて

ならないのは、音楽をこよなく愛

し、こ

の楽団を

発案して

くださった初代の団長。

生みの親と

育て

の親があったればこ

そ、だれもが

参加出来る楽しい楽団が今存在するわけです

。

先生はこ

の度ご都合で

引退され

たのですが、後

優秀

- 5 -

を

引き

継いで

くださった先生もまた、劣らず素晴

らしい指導者で

、私達は本当に恵まれていて

有難

い事です

。嬉しいことに、最近若い仲間も増え元

気を取り戻して

おります

。音楽のボランティア活

動は決して

一方通行のもので

はなくて

、楽しんで

くださること

に励みを得、より良い演奏をと

努力

す

ることで

生き

甲斐も見つけられ

ます

。足腰が弱

っても続けられ

る活動です

。何かと

慌ただしい暮

らしの中から暇を

見つけて

人や

社会にかかわ

って

行くのも、若さと

健康を

保つ秘訣かもしれ

ません。

是非、仲間になって

ください！

大歓迎いたし

ます。

豊熟シニアの主張

健康・友愛・奉仕

甲賀市

奥

村

照

子

戦中生まれ

の私は会社と

家の往復で

、また、帰

るとす

ぐ農業の仕事をし、まじめに働くことが美

徳とされ

る時代に、ほと

んど

人生を

ついや

してき

ました。

六十歳で

会社を

定年退職したある日、役員様が

老人クラ

ブに入会す

るようすす

めて

くださいまし

た。

その時すで

に、主人は認知症の症状がでて

おり

心配な毎日で

した。老人クラ

ブにはいろいろな行

事があります

。春は、道路のロータリー部分が花

壇になって

いるところの花植え、梅林の世話、公

民館、天神社のまわ

りの草ひき

、日帰りで

はあり

ますがバス旅行、運

動会、皆で

集う総会等こ

の行

事に主人を

連れ

出して認知症からぬけ出そうと

考

佳作

- 6 -

えました。参加でき

る行事には努めて

参加しまし

た。主人も皆さんと

しゃ

べり、ニュースを

教えて

もらいニコニコで

した。そして

、私は症状が進ま

ないことを

祈って

いました。

「お父さんどないや」と

聞いて

くださるし、皆

さんから背中を

おしてもらって

今日の日を

全うし

て

おります

。

途中、老人クラ

ブが「きずなクラ

ブ」に改名さ

れ

ましたが、主人も十年もの長い間元気でクラ

ブ

に参加出来たこと

、この上もない喜びです

。

症状もだんだん進んでき

ましたが、きずなクラ

ブの皆さん、ご近所の方々が私の背中をおして

く

ださいます

。ある

時は、自分の仕事

もほって

車で

送っ

て

来て

くださいま

す

し電話もかけて

くださいます

。ま

た、「走ってきてあ

っちの方向に歩い

て

いる」と

連絡を

くれたりします。

感謝の気持ちでい

っぱいです

。

どれもこれもきずなクラ

ブに入会したたまもの

です。皆さんのあたたかい心、奉仕出来るよろこ

び、認知症の主人をもったことで

健康が第一で

あ

ることを

知り、身をもって

体験し、皆さんの厄介

になりながら、先の見えない介護に頑張って

いま

す

。

お互い助け合って

、明日にむ

かって

健康で

過ご

したいものです。

老人クラブの役割と蘇生

大津市

近

藤

功

一、クラ

ブの現状と高齢化社会

本年四月より思いがけずも亀寿会の会長の重責

を

果たすこととなり、新前会長と

して学区老ク

連

理事会への参加等、今まで

に無い出会いや

初体験

のスタートで

ありました。

佳作

- 7 -

六月の定例理事会の議題資料に大津市老ク

連の

会員数年度比較があり、その内容は次のと

おりで

あった。

平

成

二

十

七

年

度

二

十

八

年

度

比

較

会

員

七、

四

三

二

人

六、

〇

九

〇

人

減

一、

三

四

二

人

ク

ラ

ブ

一

四

六

一

一

八

減

二

八

この数字が物語るものは、過去一年間に約二割

のクラ

ブが消滅し、千三百人を

超えるクラ

ブ会員

が仲間から脱退され

た現実で

ある。

この大幅な減少に驚き

、関係者の苦難と

努力を

察しつつも先行き

への深

刻な不安を

痛感した。先

輩役員の話によれば、二十八年度の実数はピーク

時の約半分にまで

減ったと

のことで

あった。

足元の私共亀寿会も会員数三十名を

切って

はな

らぬと

歴代会長は色々と

努力して

頂き

、現在や

っ

と

上昇に向かい三十八名となった。それで

も町内

の七十歳以上の人数と比較して

みると

、クラ

ブ加

入率は近年三十二％～四十％に過ぎず、常に非加

入者が六十％以上で

ある。こ

の傾向は、大津老ク

連全体で

も各学区で

もほぼ同様と推察する。

昨年十月に実施された国勢調査の結果が過日総

務省より発表され

た。

その見出しは、「高齢化加速」「六十五歳以上二

十六、七％超で

初めて高齢者が四人に一人を

超え

た」と

報じた。また、世帯別で

は男性は八人に一

人、女性は五人に一人が独り暮らしで

、今回の調

査でも高齢化と単身世帯の増加が実証され

た。

二、クラ

ブの位置づけと

役割

世界屈指の長寿国日本で

、毎日の老人生活に最

も身近な存在の単位クラ

ブで

は、「会員相互の親睦

をはかり、健康で

豊かな生活と

福祉の増進に寄与

す

ること

」の趣旨を

会則に掲げて運営努力されて

いる。

老人の健康な生活を維持す

るため、行政機関が

第一義的責任者と

して毎年多額の予算を付けて

対

応して

いる。その行政事業を

より充実するため、

周辺協力組織の改善強化に努めつつ推進して

いる

のが現実の姿であろう。

単位クラ

ブは、限られ

たエリアの中での集いで

ありシニア世代の毎日の暮らしに最も近い組織で

あり、その特性を

生かして

独居生活者との対話活

動や老化防止に寄与すると

思われ

る事業に、今一

歩積極的に取り組み、クラ

ブの魅力と

存在感を

示

してその責任を果たす必要がある。

対話の無い一日や

、いつも一人で

の食事は現在

- 8 -

社会で

の生活側面で

あり、淋しさや

苦しさには個

人差もあろうが、誰もが時には非日常の世界へ飛

び出して

、老人仲間が楽しく集い、食を共にし、

病気を

語り、失敗談で笑って

、老いと

孤独を

発散

す

る場づくりこ

そがクラ

ブの今日的最優先の使命

と

考えられ

る。

三、むすび

人生経験豊かな世代で

は、生活歴に個人差もあ

り一概にクラ

ブの魅力を

結論づけるのは困難で

あ

る。しかし、将来を

思えば誰もが等しく加齢し身

体的に老化す

る現実に向き

合い、これ

からの生活

を

可能な限り元気に快適にを

願うのは誰もが共通

で

ある。その願いに応えるためにも「気楽に・楽

しく・元気に」の場を一人で

も多くに提供す

るこ

とを

目的に、当面加入率

五十％を

目標に未加入者

対策に取り組むことを提

案したい。毎年度初めに、

自治会と

連携してクラブ

年齢到達者を

中心に未加

入者に事業計画も添えて

入会勧誘を

積極的に取り

組み、会員激減の雪崩現象を

阻止しなければなら

ない時に立っていると思考す

る。

私のボケ防止

体の健康法について

大津市

早

田

照

久

わたしの健康の目的は、決して

長生きす

るため

で

はありません。なるべく子供たち

の負担が最小

限で済む

ように健康であること

に努力して

います

。

よく世間で

は何か一つ趣味を

持つことが大切と

い

われて

いますが、私は色々なこと

に興味を

持ち

、

一度手がけたこと

に対して

は必ず続けることを

心

がけて

います

。

一、まず朝起き

たら三〇分から四〇分、下阪本方

面に歩き

ます

。春から夏は五時三〇分、秋から冬

は六時三〇分に家を

出ます

。しかし、私は必ず出

かける一時間前に起きて

、新聞を

読んだりテレビ

を

見たりします

。それは、体が寝て

いるのに歩い

佳作

- 9 -

て

もかえって

効果がなく無駄になるからです

。 二、午前中は必ず畑に行き

、土と

野菜と会話を

し

ます。周りの人から見たら、あの人頭がおかしく

なったのかなと

思われるかも知れ

ません。私は土

を

いじることが好きで、自分の甲斐性以上に畑を

しています

。

三、週四回から五回スポーツジムに行きます

。約

一時間（十二時から十三時三〇分まで)

定年から約

十二年続けて

います

。

このスポーツジムの参加者で

『壮春会』と

いう

サーク

ルを

作り、色々な企画を

して

います

。甲子

園へ阪神の応援に行ったり、近くの山へハイキン

グや一泊旅行に行ったりもします

。ここのジムの

人たち

は七十歳以上の方々ばかりですが、と

にか

くお元気です

。それぞれ

何か目的を

持った人たち

で

、定年前は違った会

社で

勤めてき

たので

、

皆さんが違った話題を

持っていてとて

も楽し

い仲間です

。

四、月に一度古文書を

読みます

。『坂本の歴史

に触れ

る夕べ』の勉強会が坂本市民センターで

開

かれて

います

。坂本の歴史にも興味がありますが、

こ

の勉強会に参加される方々と

の対話が楽しみで

参加して

います。

五、それともう一つ続けて

いること

。ジムの仲間

から聞いて

始めたことですが、一日一コマ日記を

続けて

います。日々

の『畑で

したこと、妻のこと、

私の出来事』などを

箇条書き

にして

います

。今で

は、八年前には何を

して

いたんだろうと、ふと

読

み返したりす

ることができ

ます

。自分の歩みがよ

く分かります

し、それが私にはまた楽しいことで

もあります

。

六、年を

重ねて

くると、他人のしたことを

まねる

ことが大変恥ずかしく思えたり、また、プラ

イド

が傷つくように思えたりす

ることが、どなたにも

あるので

はないで

しょうか。しかし、自分に合っ

たことは真似を

して

も少しも恥ずかしくなく、プ

ラ

イドが傷つくこともなく逆に自分にプラ

スにな

ることが多いので

、真似を

して

自分に取り入れ

る

ことが大切で

はと

思って

います

。ボケ防止、体の

健康にも大切ではないで

しょうか。

以上が、私がこ

の十二年間続けて

いることです

。

色々なこと

に興味を持ち

、色々な人たち

と

対話

- 10 -

をすることがボケ防止や

心身の健康法である。こ

れが私の体験からの結論です

。

まず外に出て

おひ

さまに当たり、歩くことで

対

話が始まります

。皆さんもご自身に合った健康法

を

考えて

ください。ご一緒に頑張りましょう。大

切なことは、自分や

他人にも素直になること

、頑

固にならないことだと考えて

います

。

平成２８年度 第３５回

「豊熟シニアの主張」入選作品集

発 行 平成２８年１１月 発行者 (一財) 滋賀県老人クラブ連合会 滋賀県草津市笠山七丁目８番１３８号 滋賀県立長寿社会福祉センター内 TEL．０７７－５６７－３９３０～１ FAX．０７７－５６７－３９３２ 印 刷 (一財) 滋賀県老人クラブ連合会