6

解

題

柳

橋

詩

話

二

卷

加

藤

良

白

著

加

藤

良

白、善

庵

と

號

す、又

た

草

軒、富

春

と

號

す、姫

路

藩

の

醫

員

に

し

て

學

を

好

み

て

交

藻

あり

、江

戸

に

到り

て、太

田

錦

城

の

門

に

入

る、人

と

爲り

、滑

稽

洒

脱、好

ん

で

談

笑

し

て

人

の頤

を

解

か

し

む

と

いふ。

此

書

は

隨

園

詩

話

の體

に

傚

ひ

た

る

も

の

に

し

て、其

意

強

い

て

門

戸

を

立

てゝ

、唐

宋

の

優

劣

を

爭

は

ず、多

く

我

邦

の

古

代

の詩

に

關

す

る

逸

話

を

收

め、且

同

時

の

名

家

の作

を

も

録

せり

、又

以

て一

時

の

興

會

を

想

見

す

る

に

足

ら

ん。(冨

春

館

藏

版)

6

　

ノ　　　　　　　　　ノ　　　　　　　　　　トシテ　ノ　　　　め　　　　　　　　　か　　　　ノ　　　　　　　　　　　　　　ム

温

公

盛

徳

萬

世

師

、史

筆

汪

洋

續

宣

尼

↓緒

餘

又

見

詩

話

撰

、往

往

戯

謔

令

二

ほアシ

テ

リバフハ

ノ

　

　

　

　

　

　いワ

　

　

　

　　

ズ

　　

コ

人

嗤

嚇此

書

體

裁

雅

固

然

、巵

言

衍

蔓

非

二暇

疵

ハ金

甌

不

γ缺

二

百

載

、奎

星

光

　

ル

チ

　

　

　

リ

　

　

テ

チ

ス

　

ク

ル

ノ

芒

射

二東

維

ハ錦

心

繍

口

家

家

有

、禹

歩

舜

趨

爭

レ路

馳

、收

拾

全

憑

副

墨

功

、牛

　

　

　

　

ル

ルは

チ

　

　

フ

チ

　

ダ

カ

ノ

　　

ウ

ニ

言

隻

字

足V見レ奇、老

夫

近

來

賜二骸

貴

宿

習

未除

文

字

嬉郵

寄

落γ手

新

著

　

　

　

　

　

スル　ラソト　　シ　　　　　　　　　　　ル　ナコ　ゴトコ　　　　　ノ　　　　　　　　　ルも

書

、

一

香

快

讀

欲

γ眠

遲

、山

禽

驚

起

縁

二底

事

嚇牛

窓

梅

影

月

晴

時

。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

ス　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　コ

天

保

丙

申

孟

春

之下

澣、河合

寸

翕

題キ

播

州

仁壽

山之

水

樓蒔

年

七

十。

　

　

　

　

　

　

　

　

　　

　

　

　

　

　

　

小

西

思

順

書

靄

序

謡

、

　

題

二柳

橋

詩

話

首

m

　

　

　

　

ル　　　　ま　ズ　ルユ　　　　　　　　　　　　　　　ソ

　

余

之

於

昌草

軒

嚇非

γ有

二紙

鳶

土

城

之

契

↓而

芸

窓

同

席

、惰

好

篤

摯

、乃

酒

香

燈

　

　

　

　

　

ス　　ソド　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　チ　　　　　　　　　　　チ　　　　　　　　スト　　　　　　　レメ

脚

影

相

隨

逐

、殆

乎

四

十

年

矣

、中

間

雖

ア以

二陳

馬

飃

帆

一相

違

離

L也

、相

覯

則

相

　

　

シ　

　

　テ　

　

テ　

　

　ス　

　

　　

　

　ノ　

　

　

　　

　

　

　

セリ　

　ヒノ　

　　

　

　

　

　　

　　ノ

　

薩、必

以脚所

業切

喇、草

軒

藥

匕

餘

暇、其

學

屡

變

矣、時

両

佛

典

道藏、時

而

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

ハ　　　　　　　　　ヲ　　ゆ　　　　　　　　　　　　　　ル

　

　

　

　

　

　

ホ　　　　　　　　ギガ　　ゆ

　

蟲

經

魚

譜、獪

二蒙

莊

之

莫

不

窺

焉、其

不

γ可レ測

者、洽

博

之

所y詣

、絡

始

不

二渝

　

　

　

　

コ　　ゴトシ

　

　

セ

せ

　

レ

シ

チ

テ

ユ

シ

セ

セソト

　

更

惟

詩

文

雜

著

是

也一頃

者

出詩

話

數

質嚇就γ余

商

量、將・上

梓盞

編摩

體

　

　

　

　

シ　

　

　

　

　

し　

　

　

ま　

コ　

ハス　

　

ラ　

ノ　

　

　

　

　

　

　

ダて

ニ　

セ　

　

セメ　

テ

ジ

　を

　

裁、墓副彷

袁

簡

齋・呉

澹

皿

別

見昌新

意

納彼

洽

博

之

緒

、未

遽

鎖

披

攬

之

一可露以

　

　

ス

　　ニ

ラ

シ

テ

　ス

　ヨ

　

　

　ノシテ

　ルコト

　ヨ

シカル

ピ

　

　　レ

　

供一臥

遊

嚇旁

可翁以

資

二聞

識

一矣

,乃

其

無

硫脛

走

二千

里一可レ無

γ疑

也、今

夫

講

學

家

　

兀

兀

乎Ψ栄

陸

同

異

匙

恥

或

窮

經

氈

毎

則

闖

閔

瀞

耗臼顧.於

術

書

之

今

古塊

　

考

据

雖

v詳・研

鑽

雖V巽

不

省

亦

不γ欲

V躑"其

後

墜

一夊

伯

陽

馬

所謂

我

獨

頑

　

　

　

　

　

　

　

　

　

ス

　

　ス

　

　

　

　

　

　　

ま

ハ

　

　ミ

　

ムニ

ノ

チ

　　

タ

　

且

鄙

耶、柳-河、東

自

稱、超コ起

於

筆

研

文

墨

淺

事

奈

則

勇

三乎

踏

此

轍↓不二復

　

　

ク　

　

セ　

ヨ

クバ　

　

　

クハ　

　

　

　

メ　メルラ　

　

ニ　

ス　

　

トシテ　

ギ

　

テ

　

シ　

ラ　

シ　

チ　

　

　

　

テ　

　

ハ

謝　

高

標

榜

也

、若

詩

若

文、不務

γ投二時

爾爲

二戞

戞

難

者飯

V肝

捌

γ骨、亦

不馨敢

趣・

　

　

　

　

題柳橋詩話首　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　一

謝

　

　

　

日

本

詩

誘

叢

霤　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　ニ

　

　

　

テ

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　トシテ

　ヲ

ヲ

　　ズ

述

者

之

迹

一也

、草

軒

與

v余

乃

頽

齢

遲

暮

ムホ髪

種

種

不

こ自

知

而

嘆

'其

齒

牙

　

　

ゆアサ

　ヘモノ

　　

　

　

　

　　ドザ　ギミ

　

　　　ナリ

　ミ　　　

　

　

　　ユノ

メニ

　が

　

　　ス　

　

　

　ロ

之

動

搖

嚇向

者

酒

香

燈

影、居v近

而

日豊踈、讀

"唐

棣

之

詩爲

レ之

三

嘆

噫

嗜

翼

セリ

　

　

　　

ゴげ

ぼア

ス

れア

テ

コ

ノ

耄

矣

.在

昔

歐

陽

文

忠

晩

年

自

理

草

稿

嚇改

二窟

文

字

{夫

人

在

γ側

日

、君

今

耆

　

ルヤト

ノら

ノ

キ

ル

チ

フ

　レ

しチ

ルト

チ

ゆ

　

　

　　

コ

いベァ

宿、有

何

先

生

可"怕、公

笑

答、不v怕二先

生

畏

一後

蚩

有

v旨

哉、吾

儕

著

録

纂

綴、

　

　

　

ム　　　　　　　　　　　　　　　　ヰチ　　ル　　　　　　　　　　　ヒ　

シテ　　　　　ヅルつ　　

じ　　　　　

げも　　　　　　　　　ヒ　

ヨロリ

今

日

惟

愼

晩

進

之

士之

可.畏

焉

而

已、漫

書

以

充二草

軒

詩

話

之

緡

言爾

。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

ス　　　　　　　　　　　　　　　　　ま　　コ　　　　　　　コ　　や

天

保

丙

申

蒲

節

前

一日、它山

公榿

識手

穉

松

街

之北

窓蒔

宿

雨

方

晴

風

日

清

妍。

大

橋

知

良

書

、

6

柳橋詩話

卷之上姫

路翳員

善

庵

加

藤

良

自

撰

李

自

鱠"韋

南

陵

冰

云、君

且

爲γ我

槌副破

黄

鶴

樓門

我

亦

爲γ君

倒副卻

鸚

鵡

洲嚇按

此

首

本

意、便

在昌於

淮♂酒、進レ酒

之

要、叉

在v解昌其

心

之

繋

縛

"也、黄

鶴

樓

乃

費

緯

上

仙

之

地、太

自

歡

鑑

之

意、夢

寐

不

γ能v釋、然當獻

酬

交

錯

酣

暢

耳

熟

之

時苹

生

希

　　y仙之

意、渙

然

冰

釋、逾

蹄"于

無

何

有

之

郷門所γ謂

　　費

緯

仙

蹤、叉

何

在

哉、君

且

爲レ我

槌昌破

黄

鶴

樓嚇

　　・即

是、鸚

鵡

洲

乃

黄

租

殺昌禰

衡乏

地、凡

交

人

才

　　

子、左

邏

流

離、經昌過

于

此肉不昌慘

然

流

涕一者、殆

少、

踟　

韋

氏

亦

即

其

人、故

白

勸γ酒

以

寛"其

意嚇我

亦

爲

柳

橋

詩

話卷

之

上

李白、韋南陵冰に膾るに云ふ、「君且我が爲

に黄鶴樓を槌

破せよ、我も亦君の爲に鸚鵡洲を倒卻せんと按するに此

首本意は、便ち酒を進むるに

在り、酒を

進むるの要は、又

其心の繋縛を解くに

在り、黄鶴樓は

乃費緯上仙

の地、太

白歌鬣の意、夢寐にも

釋つる

能はす、然れども獻酬交錯

、

酣暢耳熱するの時に當り、聖生仙を

希ふの意、渙然と

し

て冰釋し、途に無何有の郷に蹄ず、謂はゆる費緯の仙蹤

又何くに在るや↓君且我が爲

に黄鶴樓を槌破せよ、帥是

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

も

れなり、鸚鵡洲

は、乃、黄祺、禰衡を殺

す

の地、凡交んオモ

r

左邏流離、此に經邇する

に、慘然流涕

ぜざる者は、殆少な

り、韋氏亦帥苴ハ人な

り、故に白、酒を勸め以て其意を

寛く

し^翁る亦君が爲に鸚鵡洲を倒卻せん」と、師此れ

なレ.要

するに是れ白の仙を

希ふ、韋氏の懐

を傷ると、彼れ此れ

陰

妄念のみ妄念を破るの策は、醉郷に遊ぶに非すして侮く

』

日

本

詩

話

叢

書

鰤　

γ君倒

卻

鴉

鵡

洲嚇即

此

也、要

是

臼

之

希"仙、與昌韋

　　

・氏

之

傷七懐、彼

此

妄

念

耳破

昌妄

念一之

策、非v遊"酵

6

　

郵

而

何

往

哉、故

首

云、愁

楽

飮漕

二

千

石、尾

亦

W　

繼γ之

云、且須琶歌

舞

寛昌離

憂鞘首

尾

參

見、則

自

之

本

意

燎

然

如レ觀γ火

也、臼

叉

有レ句

云、願

掃

鸚

鵡

洲嚇與γ君醉

千

揚、滋

可γ證

矣、大

凡

調

仙

之

詞、禪

家

所炉謂

殺レ佛

殺γ租

之

意,讀

者

爲ガ實

相

解嚇則

謬

矣.劃聴卻

君

山

好嚇李越鋪

湘

水

流n叉

云、乘レ興

…嫌…太

遲嚇焚"卻

子

猷

舟門咸

是

類

巳、瞿

宗

吉

詩

話

云、李

白

槌昌破

黄

鶴

樓嚇蓋

由.崔

頴

詩"而

發

也、然

則

韋

氏

欲v倒昌卻

鸚

鵡

洲

豈

亦

與a禰

衡

有昌宿

冤一邪。

再

捗

、李

太

自

廬

山

詩

云、手

持齢緑

F玉

板肉朝

別昌

黄

鶴

樓

n玉

岳

尋レ仙

不v辭レ遠、云

云、又

云、遙

見

仙

人

彩

雲

裡.手

把二芙

蓉朝

」玉

京肋先

期

汗

漫

一.

二

に往かんや、故に首に嚢ふ嵎愁來酒を飮む二千石、』尾も亦

之

れに繼で云ふ「且

須らく歌舞して

離憂

ゲ寛《す

べし、』

と首尾參見すれぱ、則白の本鷺燎然としで

火を

觀る

が

如し、白叉句あり.云ふ魂願くは鸚鵡洲を掃ふて丿君と醉ふ

千場

せんと滋證す

べ

し、大凡.謫仙

の詞ぼう殫家の謂はゆ

㍗

　　　　

　　　　　　　　　　

　　　

　　　　

●

る佛を殺」組ん殺,す

の意、讀者實額の解を爲せぱ、則

謬

れり〔需山の好を劃卻し、湘水の流れを辮鋪せんe又云ふ

、興に乘する太遲きを嫌ふ、子猷の舟を焚卻ぜ

ん」と.成な.

是

の顛

のみ、瞿宗吉

詩話に云ふ、李白、黄鶴樓を槌破す

る

は.葢、複顳の詩に由りて發するなりと然

らば則韋氏、鸚

鵡洲を倒卻せんと欲する、豈んと亦瀰衡と宿寃ありや.

再び按ずみに、李太白の廬山の詩

に云身手に

緑玉板を

持ち、転に黄鶴樓に別る、五嶽仙を

尋ねて遠きを

辭せ

す、云最」と.又云「遙に見る仙人彩雲の裡、手に

芙蓉を

把つて玉京に

朝す、先づ期す汗漫九垓の上、願くば盧

ρ

6㎝　……………

　

九

垓

上、願

棲隔蘆

敖遊

唱太

清唖集

中

此

類

極

多.

　

今

乃

擧5其

ご矣、蓋

謫

仙、未唱始

不》厭"人

間

之

　

垢

汗也

。

楊

升

菴

云、槌盧破

黄

鶴

樓h賜昌飜

鸚

鵡

洲

即

出6于

禪

偲

之

偈嚇太

白

未蟹始

有轟此

句一宋

初

有γ人

僞昌撰

太

臼

詩一云

云、蓋

升

菴

亦

誤昌解

此

ご

句嚇故

有轟此

回

護

之

読耳

、殊

不レ知

仙

才

之

妙、反

在昌于是"也。」

閉レ閣

只

聽

朝

暮

鼓、ヒγ樓

空

望

往

來

船、是

樂

天

雰

江

之

一聯、而

在昌忠

州乏

作

也、弘

仁

之

際、始

博萇

慶

集

周部蒂

嗜v之、日

夜

披

玩、禁

臠

之

味.

省

臣

不v染v指、}-g

幸

河̀

陽

館嚇乃

舉"是

舶聯嚇以

爲"即

事叫唯

筌

字

作レ遙

耳、小

野

篁

跪

奏

日,聖

作

玄

淵、非5臣

等

可τ議、然

邁

字、似レ未γ妥、若

改昌室

字一

奈

何、其

言

輒

與昌原

本一吻

合、帝

大

驚、途

以γ實

告、

　　　　　柳橋

詩

話卷

之

上

敖に接して太清に

遊ぱん」ど、集中

に此の類極めて多

し、今乃ち其

輔を擧ぐ.蓋.謫仙未だ

始めより人間の垢

汗を厭はすんぽあらざるなウ。

楊升菴云ふ↓黄鶴樓を槌破し、鸚鵡洲を腸飜す、」即禪曾の

偈に出づ、太白未だ

始より

此句あらす、宋初人あり、太白

の詩を僞撰して

云云すと、葢升菴も亦

此二句を

誤解す、

故

に此の回護の論あるのみ、殊に知らす、仙才の妙、反て

是に在るを。

へ閣を閉て只聽く朝暮の鼓.樓に上りて筌ぐ

望む往來の

船、」是れ樂天春江の

一聯にして、而して

忠州に在るの作

なり、弘仁の際,始めて長慶集

刷部を

傳

ふ、帝之れを嗜み、

日夜披玩す.禁臠の味、省臣指を染めす、一肩河

陽館に幸

す、乃是の

輔聯を爆げて、以で即事と爲す、唯空甑字、を

遙

と作すのみ

小野

篁跪き奏して日、聖作玄滞

臣等

の議す

ぺきκ非す・、然広遙

の字未だ愛なら

ざるに似たり、若

し

察の字に改めは奈何と、其霄輙原本と

吻合す、帝大に驚

き、途

に實を以て告ぐと、詳に大束世語文苑に載す.余竊…

κ謂らく、是の事訛傳、何ぞ以て信する

に

足」bん、浩果し

三

}一㎝　㎝…

隊准

識託

幾書

鵬　

詳

載昌大

束

世

語

丈

苑瞬矣、余

竊

謂、是

事

訛

簿、何

6

足昌以

信嚇若

果

然、可γ謂昌君

臣

倶

失一矣、何

則

樂

天

忠

州

之

貶、侘

際

無

聊、無昌復

洛

隣

宴

會

之

歡門當晶

是

時「登

臨

之

興、乃

出昌於

不▼得γ已、而

眼

前

舟

船

之

往

邏.但

爲ガ傷v懐

之

資

昂耳、故

以畠空

望

二

字嚇描`

其

羇

滯

失

意

之

状門乃

下

得

爲γ當

矣、杜

甫

云、奉

レ使虚

隨

八

月

槎、陳

午

亭

注レ之

田、今

繋γ舟

不γ欝

γ至昌京華嚇故

日虚

隨

八

月

槎、蓋

樂

天

筌

望.杜

甫

虚

隨、其

意

一也、帝

豊

然

乎

哉、萬

幾

之

暇、行

幸

出

入、唯

惷

所γ欲、陸

則

鸞

輿、水

則

鷁

首、莫γ不4咄

嗟

印

辨一偶

有6望

氛

之

興嚇八

珍

九

醴で在昌于

前明昭

容

昭

儀、侍.于

後一以γ是

觀v之、夫

賈

帆

漁

舟、往

來

倏

忽、便

足呂以

驗昌萬

民

逸

…樂

之

氣

象嚇而

山容

水

態、適

作・雲

情

怡

悦

之

具嚇當"是

之

時貼藻

思

勃

勃㍗

鴎

て然らば君臣倶に失ふと、謂ふべし、何なれぱ則榮天忠蝿

の貶、佗僚無聊」復洛陽宴會の歡なと、是の時に當り、登臨

の興、乃巳むを得ざるに掛づ、而して

眼前舟般の

往還、但

懐を傷るの資となるのみ、故に塞望二字を

以て隔其羇滞

失意の歌を描ず、乃下し得て常と爲す、杜甫

云ふ、「使を泰

じ虚しく隨ふ八月の槎」と、陳午亭

之れに注して日、今舟

を繋

いで京華

に至る能はず、故に日、「虚しく隨

ふ八

丹

の

槎しど、葢樂天の室望、杜甫の虚隨、其意は

一なり.帝豈然ら

んや、萬舞の暇、行幸幽入、唯意の欲する所のま翫なり、陸

には恥鸞輿、水にぼ則鷁首・咄墜凱辨

ぜざるはなし、侮・望

氛

の興あり、八珍九醍前に在り、昭容

昭儀後に侍る.是を

以て之れを觀れば、夫

の賈帆漁舟

往來倏忽。便ち以て萬

民沖樂の氣象を驗するに足る、而して

山容水態、適、聖惰

怡悦

の具と作る、是の時に當り、藻思勃

々、宸翰揮灑、下す

所の字面、遙に望み遠く望む等、倶に擇

ぶ

所ある

なし、唯

一の空

の字、絶

えて不可と爲ず、是れ

唯に贄賤崇卑の天

淵な

るのみならす、其苦樂の異、殆冰炭

と爲る、若果して

室の字を置かば、乃帝病

なくして

呻吟するな9、篁も亦

淋仙を責むるに奴隷の役を以するな

り、其巓倒謬錯の茜

しぎ、風を病み心を喪ふに弗」アんぱも殆是だ、至敷威、睾プ

鋤

笈

翰

痒

灑

、所・下

字

面」遙

望

遠

望

等、倶

蕊へμ有鋼所

y擇、唯

一空

宇、絶

爲ガ不

可門是

不"唯

貴

賤

崇

卑

之

天

淵肉其

苦

樂

之

異、殆

爲畠冰

炭n若

果

置昌空

孕叫乃

帝

無γ病

而

呻

吟

也、篁

亦

責昌紳

仙

以"奴

隷

之

役輯

也、其

顛

倒

謬

錯

之

甚.非昌病y風

喪》心、殆

不γ至"于

混肉要

蓬

温

樹

之

話、人

間

謬

傳、不噴獨

此

葡

巳叩

石志居士、蝣遣壅

雀磐

冠山毳

舞

憾

行、石

志

叉

有昌得

意

一聯嚇云、薪

水

蕨v勢

讒

一

力、魑

飆

艀y樂

已

多

傘。

山

谷

四

休

居

士

序

云、三

卒

二

滿

遯

帥

休、其

義

未.磯仍質、諸鯖

田馨

法撰

叢

基

日有・

建

除

滿

夲

定

執

破

危

成

牧

囎

蘭=

月

之

中、或

爲轟ゴ=牛二

滿嚇或

爲ガニ

李

三

満嚇蓋

其

事

詳

見昌明

物初濾師語鋒離

欝

〔馥

難

鹸ル韆

勸

　

　

　

　

獅橋

詩

話卷

之

上

るに是れ温樹の話」人間に謬傳す、獨此れのみなら究

石志居士讐

壟

卷禦

冠山老侯序を賜ひて梓行せ

り、石志、又得意の

一聯あり、蓉ふ、「薪水

勞を扶く纔

に

一

力、箪瓢樂を存す巳に多年。」

山谷四休居士の序に

云ふ↓三干二滿過れは即休す』と、其

義未だ

詳ならす㌧乃諸を吉田淨菴法眼

に質す、法眼日、暦

日忙健襟滿嘩定執破危

成牧開閉あり、一丹の

中歯或は三

挙二滿と爲り、或は

二畢三滿となる、葢其事詳

に明の物

初舗

語讐

見へたりζ欝

髓

軈龕嵌激馴嘉蔽

と鵠

し、巳を準

と爲

し生を主

る、午を定と僞し、来を執と爲

し、陷

を主る、油・遊鞁

と譌

し、衡を圭乃、酉逐竜と爲↓杓

を毳る、域を誠

　

　

　

　

　

　

　

　

　

蟻

{{

罎6

　

　　　　　ロ

本

詩

話

叢

書

v定、未爲レ執、主v陥、申

冩レ破

主v衡、酉

爲レ危、主v杓、戊

爲レ成、

　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

爲γ閉、主晶

主晶小徳叫亥

爲レ牧、主偶穴穂↓子

爲レ開、主昌太

歳一丑

太

陰嚇蓋

詩

家、亦

有晶

建

除

體嚇散

併葭及

之岬

　

萬

暦

野

獲

編

云、新

安

黄

黄

生

作召五

禽

言

詩嚇・

　

譏"切

京

官

之

苦勤有6三

李

兩

滿

隨γ分

度

之

句…

　

亦

原邑山

瓮

丈

衡

山、石

翕

墨

妙

四

字、乃

係鵡中

野

石

翁魍公

之

寳

貯内其

石

翕

之

稱

不レ謀

而

合、殆

如●天

地

祕

臓

、

以

侯レ公

煮

但

恨

衡

山

所γ謂

石

翕

未γ詳「所γ斥

、噌

日

公

有γ疾、淨

菴

法

眼

飛v輿

而

往、偶

擧ソ是

以

問

焉

、法

眼

日、彼

石

翕

帥

沈

石

田

其

人

也

、庚

子

滄

百久謝鼬

一雰、嵐単冊叩十

山ハ幅

皆噛倣昌宋

出兀亠人ぬ豕嚇蛙幽v不・レ瓶轟

一

・翼、爲昼石翕

最

得

意

之

筆嚇是

可昌以

證

"矣

公、斂γ襟

以

謝

云。

石二翁

公

別

業、在'葛

陂

・臼

鬚

祠

之

側嚇入γ門、則

宛

　　　　　　　　　　　　　

六

と爲し小徳を主る、亥を牧と爲し、大徳を主る、子を開と爲し、太

畿を主る、丑を閉と爲も、太陰を主る、蓋詩氛亦建除體あり、敏に

之れに併

せ及ぶ。　　　　　

,　　　　　　　　　　　　　　

,-

　萬暦野獲編に云ふ、新安黄々生五禽言

の詩を

作の、京

　官の苦を譏切す、「三準

兩滿分

に隨

って度る」の句あり一

　亦山谷に原つく。

交衡山石翁墨妙の

四字.乃中野石翁公の

寳貯に

係る、共

石翁の稱は謀らすして合す、殆天地秘蔵

し以て公を便

つ

者

の如し.但恨む衡山謂はゆる石翁未だ斥す駈を詳にせ

す、一日公疾あり、淨庵法眼輿を飛して往く、偶聖是れセ擧

げ以て問ふ、法眼臼、彼の

石翁は邸沈石

田其人なり、庚子

淌夏記に云ふ、書柵十六幅、皆

宋元大家

に倣ひ、眞を奪は

ざるなし、石翕最得意の筆たりと、是れ

以て證すべしと、

公襟を斂め以て謝すと云ふ。

石翕公の別業、菖陂白鬚耐の側に在り、門に

入れぽ,…則宛

6聯覧

然

緑

野

輌

川、田γ門、則

墨

水

控"引

其

下門芙

蓉

筑・

波

咸∵爲a几

案

之

物嚇公

幅

巾

方

袍、從"容

其

中嚇遠

望

如.紳

仙薗

中

一座

大

石、乃

刋鴎今

祭

酒

林

公

之

高

製嚇予

就昌綱

紀

僕門而

懇邑求

其

搨

杢

未レ果v得

也

。陣

陣

水

.風

吹

不v散、池

塘

搖

曳

紫

雲

英、是

祭

酒

林

公

春

晩

之

作

也錦

城

子

在

日、喜

而

誦γ之所

。

以

久

而

不7忘

也。

冷

齋

夜

話

云、山

谷

以昌集

句爲

昌百

家

衣冒

家

衣、

小

兒

丈

褓

也、本

邦

保

嬰

之

家

、亦

製

託

衣嚇則

知

風

俗

之

相

似

也、范

石

湖

云

茱

畦

麥

隴

百

家

衣.

老

媼

點

頭嘱不呂獨

臼

詩

而

巳駐、尠

囎

繍、断

脚、錵

概

丞

詩、乞レ食

從昌香

積叫裁v衣學昌虞

田輔稻

畦

帳、水

田

衣、即

零

毟

也、内

典、袈

裟

字

作昌翠

碆↓蓋

西

域

以レ毛

爲レ之』

名

組

遙

服、又

名嵩無

塵

衣嚇見昌焦

氏筆

乘

續

集噛以v此

鶴γ

之、則

石

湖

百

家

衣

之

向、亦

傚昌稻

薩

鼓、水

田

衣一也。

　　　　　

柳

橋

詩

話

卷

之

上

然緑聯轜川なり.門を出つれば.則墨水

其下に擦引し、芙

蓉筑波咸几案

の物たり、公.幅巾方袍、其中

に從容し.遠望

するに糠仙

の如し、園中

一座の大石には乃ち今の祭酒林

公

の高製を刊す、予綱紀の僕に就き.而し

て其搨本を

懇

求すれども、未だ得るを果さΨるなり。

●

「陣

々の水風吹けども散ぜす、池塘

惰曳す

紫寡英.』是れ祭

酒林公春晩の作なり、錦城子在日.喜んで

之れを

誦す↓久

ふして忘れざる所以なり。

論齋

夜話に云ふ、山谷

-.飄句を

以て

百家衣

と爲す、百家衣

は小兒の丈褓なり一本邦保嬰の家、亦此衣を

製すれば、則

知る風俗の相似たるを、范石湖云ふ、「菜畦饗隴百家衣しと、

・老籍

頭す、獨白詩のみな辛

轟

嬲

職聯霧

概靉

詩、「食

を乞

ひ香積

に從ふ、衣を裁

し盛3ーを學ぶ、」稻畦被

.水田衣

ほ、帥

袈裟

なり漕内典

"、袈裟

の字鯉}鼈

に作

る、葢

西域

毛を以て之

れを作

る、一名逍埼服、又無塵駕と呂つく、焦灰筆准績集く見ゆ、

此れを以て之れを観れぽ、則石湖

百豕衣

の句、亦碯畦鞍、冰阻衣

に傚

ふ

,

なり。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

七

誌L

363お广

)

　　　　　

日本詩

話叢

書

唐

宣

宗

云

童

子

解y吟

長

恨

歌、胡

兒

能

唱

琵

琶

篇、是

自

詩

之定

論

也.冷

齋

夜

話

謂、樂

天毎「賦"

一詩嚇質諸

老

嫗{洪

覺

範

不γ持轟妄

語

戒門何邪。

拈

花

集

一卷、凡

五

律

百

三

十

餘、咸

係昌唐

賢

集

句嚇乃

篁

園

野

村

先

生

所γ撰

也、册

首

繋

以驫清

商

江

芸

閣

朱

柳

橋

之

二

序嚇江

文

以レ長

不v録、朱

序

云、央

吟

詠

一道、作

固

不γ易、而

集v古

爲

尤̀

難嚇蓋

非↑讀諡破

萬

卷「棄v粕

取v精、衆昌取

衆

長「再

加

以昌翦

裁鹽者ハ不v能、茲

靜

E

先

生

以。集

古

一册,見v示、性

耽昌翰

畢

吏

隱

成γ名、志

在詩

書麦

壇

著v望、以髄繍

虎

雕

龍

之

手n爲旧裁v雲

鏤し月

之

篇一集ゼ腋

成y裘.聲

同昌金

石{醗レ花

作〃蜜、字

吐昌珠

磯門羅昌卷

軸

於

胸

中叫

詞

源昌三峽一邏昌化

工

於

腕

底嚇筆

挽昌千

鈞嚇僕

誦盤陽

春嚇未"免・窺・管

之

誚門霧

加麟月

旦嚇良

深4鮒

驥

之

私噛

　　　　　　　　　　　　　八

唐の宣宗云ふ魂童子吟するを解す

長恨歌、胡見能く

唱ふ

琶琵の篇、し此れ白詩の定論なり、吟齋夜話に謂〆、樂天

U

詩を賦する毎に、諸を老嫗に質すと、洪

覺範、妄語戒を持

せざるは何ぞや。

拈花集

一卷、凡五律百三十餘、咸唐賢の集句に係る、乃篁

園野村先生…選する

所数り、冊首繋る

に清商、江芸閣、朱柳

橋の二序を以てす、江の文は長きを

以て

録せず、朱の序

に云ふ、夫れ吟詠の

】道、作固に易か

らす.而し

て古を集

るを尤難しと爲す、葢、萬卷を讀破し粕を

棄て精を取り・

衆長を兼取し、再び加ふるに翦裁を以てする者に非すん

ぱ能はす、茲に翻宜先生、古集

一册を以て示さる、性、翰墨

に耽り.吏隱.名を域しざ心,詩書に在り、文

飾望を署す繍虎

彫龍の手を以て、雲を裁し月に鏤む

の篇を

爲し、腋を集

め裘を成し、聾、金石に同じ、花を醸して蜜

と作し、字、珠瓔

を吐き、卷軸を胸中に羅す、詞

三陜

に源

せり.化工を腕底

に邏らす、筆、千鈞を挽く、僕、陽春を誦す、未だ管を窺ふの

誚を冤れす、謬りて月旦を加ふ、良に附驥

の私を

深くす、

是れを序と爲す、道光四年、仲春月上旬.當湖朱柳橋と。

6謝崩

是

爲ジ序、道

光

四

年、仲

春

月

上

旬、當

湖

朱

柳

橋、」

千

峯

出v浪

險、黻

一徑

入v雲

斜、鰡

庭有v地

唯

栽

v竹、黻無電村

不昌是

花門臟重

猿

園

昌淺

井嚇飼宿

鷺

起昌

　　　　　み

圓

沙晶

此

景

吟

難

鑑.驪西

樓

倚

暮

霞躰

商○

越

嶺

千

軍

合、隊

之湘

流

一弧

逋、鮑嬋

鳴

秋

樹

痩、辟

戍鳥

宿

夜

山

筌、灘范

蠡

舟

偏

小、鰍陶

潛

屋

不ゾ豊、舶

居江

天

詩

景

好、櫞移

入昌畫

屏

申ひ騰

右

拈

花

集

中、題

畫

之

詩、僅

舉昌其

二嚇讀

者

朶v頤、

當ヨ是

恨二

臠

之

吝西

評

者

謂、五

山

先

生.本

邦

之

袁

子

才

也、是

設、但

見昌其

杜

徳

機"耳、蓋

其

似

者

三、不レ似

者

三、墨v世

推

爲昌詩

伯門其

似

一、詩

話

閧

傳、紙

價

爲

貴、其

似

二、聲

色

之

好、老

而

不レ廢、其

似

三

矣、子

才

氏

園

池

之

勝、棟

宇

之

麗、歌昌于

是嚇哭昌于

是嚇而

先

生、親

　　　　　

柳

橋

詩

話卷

之

上

「千峯婆

出で・險なり、齦

痙

雲に入りて斜なり、鰡庭

地あり唯竹を栽う、徽村として是れ花ならさるは芒

、鏃

轟

淺井を圍む、衂宿喬

沙題

つ、鰭

景吟し蠱

し難

し、響

嚢

靂

倚る、躰

商○「鼈

畫

合し、墜

湘壅

鞴鰰囎腰櫑艶鍵雑藩澱黐貯購馳

繖移して毒

中沃

る鹸

右、拈花集中、鑾

の詩、僅箕

二を繋ぐ、讀者頤キ朶る、當に是れ

一臠

の吝な

る

を

恨む

べし。

評者謂ふ、五山先生は.本邦の袁子才な嶮と、是の證但其

杜徳の機を見るのみ、葢其似たる者三、似さる者一二.世を

擧げて推して詩伯と爲す、其似たる

一、詩話閧傳、紙價爲

に貴し、共似たる二、聲色の好、老いて廢

せす、其似たる三、

子才氏、園池の勝、棟宇の麗、是に歌ひ

是に哭す、而して先

生は、鯢融屡災し、居を移して定らす、其似ざ

る

一、子才氏

の著書、開雕、世に問はざる

なし、而して先生

一點の心血、

　　　　　　　　　　　　　九

跚6W

一　　　　　

口

本

詩

話

叢

書

融

屡

災、移レ居

不γ定、其

不V似

一、子

才

氏

之

著

書、

莫v不驫開

雕

問τ世、而

先

生

一點

心

血、叉

爲昌火

駈

一

レ熱

、其

不「似

二、子

才

氏

以"穹

碑

鉅

制爲

6世

所譏

、

而

先

生

之

交、莫レ有昌白

壁

之

微

瑕n其

不v似

三

也、

其

自

邇

云「樗

櫟

能

全

只

任v天、華

巓

叉

是

及昌華

年嚇世

途

蹈

鐙

當

時

夢、老

境

汗

漫

今

日

縁、竹

院

尋v僭

林

下

屐、洞

簫

俘v客

月

中

船、青

雲

自

信

吾

無v分、卻

愧

詩

名

到

處

傳

、蓋

子

才

集

中

似γ是

紡

麗

之

作、恐

不昌多

覯

　也。

一田

舍

漢、携昌書

書

册

子

一來、使己予

寓"目、恣

態

横

塵、鸞

舞

蛇

驚、傑

昌出

於

諸

家顧者、米

菴

先

生

之

眞

蹟、莫

レ有"疑

者

"矣、因

心

口

相

語

日、蠢

然

褐

夫、修昌

何

功

徳

h以

獲

昌至

寳

一邪、所v書

亦

係昌其

得

意

之

六

言肉可配謂覧=絶一矣、急

喚昌兒

輩「使y鎌"其

詩嚇云、「漫

作

　　　　　　　　　　　

一〇

叉火

に熱

かる.其似ざる二、子才氏

穹碑の鉅制を以て、世

に譏

らる、而して

先生の交、白嬖の微瑕あるなし、其似ざ

る

三なり、其自述に云ふ魂樗櫟能く全し只天に任す、華顛

又是れ

華年に

及ぶ、世途膾磴當時の夢、老境汗漫今日の

縁、竹院僣を蕁ぬ

林下の屐、洞簫客を件

ふ

月中の船、青雲

自ら

信す吾が

分なきを、卻て愧づ詩名の到そ處に傳は

るを、」葢、子才

集中是に似たる綺膠の作、恐くは多く覯ざ

るなり。

一田舍漢、書甕册子を搆

へ來り、予をして目を

寓せしむ、

恣態横生、鸞舞

蛇驚、諸家に傑出する者

は、米菴先生の眞

蹟、疑ふ者あることなし、因て心ロ相語り

て日、蠢然たる

褐夫、何の功徳を修め、以て至竇を

獲た

るかと、書する所

亦其得意の六言に係る、二繕と謂ふべし、急に兒輩を喚

び其詩存鋒せしむ、云ふ、「漫作應酬責を塞ぎ、澄

心刻意遑

あらす、何ぞ

妨げん鬢筆の世

に鋪か

るゝを、亦幾人をし

9

RΨ'

鞭

.

の0

」

應

酬

塞v責、澄

心

刻

意

不『蓬写何

妨

贋

筆

鋪レ世、亦

使昌幾

人

潤づ觴、心

聞

意

適

誰

合、心

遽

手

忙

我

乖

、

自

愧

鐵

門

不「限、飛

亳

一

日

千

回。

湘

東

一目

誠

甘レ死、天

下

中

分

徇

可v持、可v謂己警

策↓漂

南

詩

話

日

以昌湘

束

目

巳爲"棊

眼ハ不〆憾

甚

矣、

按

桓

譚

新

論…云、使昌罫

中

死

棊

皆

生「集

韻

云、博

局

方

目.謂昌之

罫門推v是

期

湘

東

一目

與δ棊

躁

對

比、何

妨、王

若

虚

蓋

吹v毛

之

論

耳。

詩

佛

先

生、輸

棊

云、勝

負

只

從レ蓮、休v嗤

一著

非.

七

十

二

黒

子、未

γ免昌臼

登

圍ハ是

不ヨ唯

前

人

未邑道

破嚇亦

能

曉㌦秦

理一蓋

先

生

善㌦秦

故

也、棊

博

士

安

井

俊

哲

謂、夫

棊

獪v兵

焉、凶

器

之

戒、最

爲驫喫

緊門

漢

祀∵薗昌鴻,溝

峭賭

一以

來、赤

縣

紳

州、途

入昌嚢

藥門

觜

獪鵡奔

家

乘レ勝

之

時「至鵠臼

登

之

嗣「七

臼

不γ食.

　　　　　

初

橋

詩

話

卷

之

上

て膓を

潤さしむ.㌧心聞

に意適すれぼ誰にも合ふ、心遽に

手忙しければ

我に乖く、自ら愧づ

鐵門限らす、飛毫

一日

千回なるを。」

「湘東

一目誠に死を甘んす、天下中

分徇持すべし、しと

警策

と謂ふべし、淙南詩話に日、湘東目を

以て

棊眼と爲す、憾

はざる甚しと、按するに桓譚新論に云ふ、罫中の

死棊を

して皆生せし

むと、集韻に云ふ、博局方繕、之れ卆罫と謂

ふ、是れを推せば則湘東の

一目、棊眼と對比す、何

ぞ

妨げ

ん.王若虚は、葢、毛を吹くの論のみ。

　　　　　　　　　　　　　　

まか

詩佛先生の輸某に云ふ、「勝負只蓮に從す、嗤

ふを

休め

よ

一著の非、七十二の黒子も、朱だ白登の圍を冤れす、し是れ

唯に前人の未だ

道破せざる

のみならす、亦能く

棋理

を

曉る.葢先生棊を善くする、故なり、某博

士安井

俊

d謂ふ。

夫れ棋は獪、兵のごとし、凶器の戒、最喫緊と爲す.漢組、鴻

溝

一賭より以來、赤縣棘州遂に嚢蒙

に入る、譬

へば獪、奕

家勝に乘するの時のごとし、白登の

圍

に至り、七日食は

　　　　　　

なか

す、陳亭の

}著子微りせば、則全局

殆覆る、譬

へば獪、奕家

　　　　　　　　　　　　二

5

脚6

　　　　　

日本

詩

話叢

書

微嚏陳

夲

之

一著

子嚇則

全

局

殆

覆、譬

獪昌奕

家

桑

楡

之

敗嚇公

羊

傳

云、王

者

不γ治昌夷

狄蓋

不v治

之

中、有"治

者一存

焉、是

奕

家

持

滿

之

道

也、持

滿

之

道、非昌國

手一不レ能、譬

獪'王

者

坐出廟

堂

之

上嚇不v動昌

一戈一不γ勞L

卒{而

運'蠻

夷

控

馭

之

策畠也、難

哉、

是

技

也、唐

太

宗

之

於昌高

麗嚇宋

太

組

之

於昌契

丹門

獪

恃強

以

取昌敗

衂n帥

白

登

之

覆

轍

耳、苟

使ヨ王

侯

逋磽

棊

理

則

天

下

國

家、其

庶轟幾

乎

治

焉

。

六

如

上

人、關

原

詩

落

句、用τ賭昌乾

坤一三

字畠余

服8

其

警

策嚇後

讀濫韓

文

公

鵐

溝h云、誰

勸己君

王面

昌馬

首噌眞

成

此

役

賭昌乾

坤n是

上

人

所v本

也.読

者

謂、

大

坂

城

中

之

士、靦晶秀

彈

爲昌孤

注桑

、近

人

緝

成.

一詩裲云、乾坤

一賭

全

輸

了、孤

注

獪

持

十

六

年。』

天

李

十

一年、大

件

宿

禰

子

蟲

斫"殺

中

匝

宮

瘧

　　　　　　　　　　　　一二

桑楡の敗のごとし、公羊傳

に云ふ、王者は夷狄を

治めす.

ど、葢、治めざるの中、治むる者ありて存す、是れ奕家

持滿

の道なり、持滿の道は、國手に韭されば

能

匹す、譬

へぱ獪、

王者、廟堂の上

に坐

し

一戈を動さす、一卒を勞せす、而し

て蠻夷控馭の策を運ら

すが

こ

こし、難いかな、是技や、唐

の太宗の高麗

に於け

る、宋の太租の契丹に於ける、獪強

を博み以

て

敗衂を取れり、帥白登の

覆轍のみ、苟王侯を

して棊理に通曉せし

め

し

は、則天下國家、其れ治まるに

庶幾からん、

六如上人關原の詩

の落句、乾坤を賭

すの三字を

用ふ、余

其警策に服す、後、韓文公の鴻溝を讀みしに

云ふ、「誰か君

王に勸めて馬首を回す、眞成

に此役乾坤を

賭す」と、是れ

上人の本つく

所なり、論者謂ふ、大坂城中の士、秀頼を

靦

て孤注と爲す、近人緝めて

】詩を成して

云ふ魂乾坤

一賭

全く輸了す、孤注獪持す十六年。」

天準十

一年、大拌宿禰子蟲、中臣宮處

連東人を

斫殺す、其

6晦……岬

蓮

東

人嚇其

忿

爭

之

端、發

昌於

園

棊肉詳

載昌續

日

本

紀嚇是

圍

棊

見

干̀

史一之

權

輿

也、大

和

物

語

云、橘

良

利

精"於

奕「創レ髪

號昌寛

蓮鞘宇

多

帝

睿

賞

之

餘、

逾

錫呂棊

聖

大

穂

四

字

之

美

稱

一焉、延

喜

十

三

年

・

五

月

奉v詔

作

棊

式

獻レ之

矣、正

治

年

間、有

6玄

奪

者ハ撰

"圍

棊

口

傳

一卷一.即

節弘録棊

、式

之

要

一云、距

賦今

六

百

年、口

傳

現

存、獅

亦

奇

矣、口

傳

載昌棊

局

之

制q浸

一尺

四

寸

八

分、廣

一尺

四

寸、高

一尺

四

寸、大

抵

與昌今

之

楸

枠嚇略

約

相

合、則

知

寛

連

之

遺

制

仍

不レ混

矣、世

俗

亦

傳己↓

読噛云、眞

備

公

爲

"聘

唐

使嚇彼

土

園v棊、乃

與5杜

陽

雜

編、日

本

王

子

來

朝

對

奕

之

読門殆

相

符

矣、然

我

則

稱、眞

備

大

勝、彼

則

謂、王

子

大

敗、要

是

彼

此

誇

誕、各

衒昌

　　

}

其

披

,耳、曷

可v信

乎、故

無y取

焉

、按

源

氏

物

語

亦

.

　　　　　

櫛

橋

詩

話,卷

之

上

忿爭の端、園棊に發せり、詳に續日本紀

に載す、是れ

圍棋

の史に見はる

上の樺輿なり、大和

物語に

云ふ、橘の良利

奕に精し、後髪を削ゆて寛連と號す、宇

多帝容賞の餘、途

に碁聖大徳四字の美稱を-錫ふ、延喜十三年

五月、詔を

奉

し棊式を作り之れを獻す、正治年聞、玄尊と

云ふ者あり、

園棊ロ傳

一卷を撰す、帥棊式の要を節録

すと云ふ.今を

距る六百年、ロ傳現に存す、抑亦奇なり、口蘇に棊局の制

を載す、長さ

一尺四寸八分、廣さ

叫尺四寸、高さ.一尺

四寸、

大抵今の楸枠と、略約相合す、則知る寛

連の遺制仍.泯び

ざるを、世俗亦

一読を傳

へて

云ふ、眞備公.聘唐使と爲り、

彼の土にして棋を

園みたりと、乃杜

陽雜編に、日本

王子

來朝し、對奕するの読と、殆相符す、然れ

ども

我は㎝稱す、

翼備大に勝つと、彼は

則謂ふ、王子大に敗ると、要は是れ

彼此誇誕して各、其技をふ衒ふのみ、曷ぞ

信すべけんや、

故に取る無し、按するに源氏物語にも亦筌蝉圍棊の事を

載す、併べ舉げて以て

一證に備ふ。

一、三

.

…一一一

蹴6

　　　　　

晋

本

詩

話

叢

書

載纏室

蝉

園

棊

之

、事{併

血醗以

備ゴ一證ゆ

　

菅

家

文

重

載、觀

主

度

圍

棊厭

騨】主

人

一云、一死

　

山

生

癖γ道

頻、手

談

厭

卻

口

談

人、殷

勤

不v愧

　

相

嘲

哢

謾

論

當

家

有昌積

薪「自

注

云、世

有

昌大

　

唐

王

穂

薪

棊

經

一卷

'云

云、叉

云、去

冬

過昌李

　

右

軍

池

亭一對

レ奕

、乃

賭

以

畠隻

圭

新

賦

一云

云。

,我

藩

抱

一公

子、春

秋

六

十

八、捐

昌館

於

交

政

、戊

子

之

歳

一矣、公

子

少

壯

謝γ事、優

游

翰

墨嚇後

逃昌于

佛

叫働

頂

力

袍、居

無

方

外

人

也、性

有

昌異

禀

h凡

百

技

藝、莫レ所レ不v綜、最

巧昌於

繪

事n既

而

求

者

麋

至、

　　　　　　　　

よ

邃

不v能v拒、侍

者

徃

往

代昌盤

廰

之

勞嚇猾

商

贋

筆.

殆

遍昌天

下一矣、予

班v錫、絹

本

自

描

櫻

花、上

題昌二

句一云

、塩簷

勿嵩輕

展

n片

片

化

將v飛

、蓋

其

自

負

之

意、殆

與昌顧

虎

頭

之

一絶和

合、覚

天

禀

之

賢

才

、

■

一四

菅家文草に載す、王度の圍某を観、主人に獻するに

云

ふ、』

死

一生道を爭ふこと

頻なり、手添厭卻す

口談の

人、殷勤愧ぢす粗嘲哢す、謾

に説く當

家積薪ありと、」自

注に云ふ、世に大唐王積薪棋經

一卷

あり云々、又

云ふ、

去冬李右軍の池亭を過

ぎ

り、奕

に封し、乃賭るに隻圭

新賦を以てすと云云。

我藩の抱

一公子、春秋六十八、文政戊子の歳に捐館す、公

子は少壯にして事を謝し、翰墨に優遊し、後、佛に逃れ、圓

頂方袍、居然たる方外の人なり、性異

山票あり

凡百の技藝

綜べざる所なく、最、繪事

に巧なり、既にして求奢麋

坐す、

途に拒む能はす、侍者往

々盤礁の勞に代る、猾商鬢筆、殆、

天下に遍し、予が錫はりし所の絹本は、白描の櫻花、上

に

二句穿題して云ふ、「風簷に輕しく展す

る勿れ、片

々化

し

て將に飛ばんとす、」蓋其自負の意、殆顧虎頭の

】絶と相

合す、宜なり、天禀

の賢才、便ち末技に掩

はるなり。

　　　　　　　　　　塾

6躑

便

爲脇末

技

所掩

也。

抱

一公

子

嘗

謂、古

人

能倡書

畫鞠而

號"玉

澗、者、有

伊三焉、宋

信

瑩

玉

澗

其

一、宋

僧

若

芬

亦

又

號"玉

澗ハ其

二、金

孟

季

生

亦

號昌玉

澗『其

三

也、鑒

賞

家

動

輒

以昌玉

澗一籍v口誇

耀、安

知ゾ不γ頽恩於

元

史

之

十

五

脱

脱一邪、其

談

吐

風

流、一言

發v矇、大

抵

是

類

已。

　

宋

若

芬

字

仲

石、元

孟

珍

字

季

生、倶

號昌玉

澗嚇

　

見昌書

書

譜焉

、明

朱

理

吃

字

崇

甫

號昌玉

澗嚇王

　

昇

字

廷

禮、號

玉̀

澗

生嚇倶

載麟明

詩

綜一焉、唯

瑩

　

玉

澗

未v詳昌其

傳

記也

。

狩

野

素

川

所v摸、本

朝

爾

齒

會

横

卷、首

有齲鵬

齋

先

生

題

蹴

云、唐

臼

香

山

九

老

會、宋

文

濺

公耆

英

會、當

時

以

爲噌盛

事嚇後

世

圖

畫

而

傅v之

矣、本

　　　　　椀

橋

詩話

卷之

上

抱

一公千嘗て謂ふ、古人書盡を能くして、玉澗と號せし

者、三あり、宋の僣瑩玉澗庄ハ一なり、宋

の僣…若芬も亦叉玉

澗と號す、其二な9、金の

孟季生も、亦玉澗と號す、其三な

り、鑒賞家動もすれば輙玉櫚を以てロに踏き

て誇耀す、

安ぞ元史の十

汽脆々に類せざるを

知ら

んやと、其談

吐

風流、一言朦を發く、大抵是の類

のみ。

宋若芬、字は仲石、元孟珍、字は季生、倶

に玉澗と號す、書

霧譜に見ゆ、明の朱程吃字は崇甫、玉欄と

號す、王昇

字

は廷禮、玉澗生と號す、倶に明詩綜に載す、唯瑩玉欄、未

、だ其傅記を詳にせざるなり。

狩野素川摸する所の、本朝樹齒會の

横春、首

に鵬齋先生

の題辭あり、云ふ、唐白香山の九老會、宋

亭滌

鍵の耆英會.

當時以て

盛事と爲す、後世鬪書して

之れを

魯ふ、本邦保

元雫治擾亂の後、朝廷無事、士民小康、是の

時.に當り、上は

　　　　　　　　　　　

一虱

日

本

詩

話

叢

書

踟　

邦

保

元

不

治

擾

亂

之

後、朝

廷

無

事、士

民

小

康、

6

　

當亀是

之

時冖上

自昌親

王

大

臣嚇下

至駆百

執

事n省

以轟

　

交

雅

詞

藻n而

賞昌承

李嚇詞

花

集

成昌於

其

前n千

載

㏄棄

成、於其

簍

㌔

妾

、明、不.需

可.知粢

　

安

二

年、大

宮

大

進

藤

原

清

輔

等

設昌筵

于

寶

荘

　

嚴

寺h爲昌紛

齒

會葫

考

七

人、吟

哦

嘯

詠、術

然

相

樂、其

兄

弟

子

孫、及

當

時

絡

紳、端唱居

堂

廡

n奉皓頌

'

疇

之

歌冖都

人

士

女、觀

者

卯堵

牆「實

一時

之

盛

事

也、其

後

爲叩之

甍

鬪n稱晶共

事

而相

傳

焉、卆

子

徳

所v臓

畫

院

狩

野

素

川

書

岱

齒

會

合

三

頁、精

緻

巧

麗,極

有レ趣

焉、今

披.是

圖一覽レ之、一時

羣

老

風

流

餘

韻

藹"然

乎

赫

蹠

之

よ

此

會

雖.景昌慕

香

山

瀦

公

之

遺

蹤'而

效ポ之、千

載,之

後、亦

足臥以

觀唱

時

世

之

文

明、人

物

之

雅

徇一矣、時

文

化

癸

酉、夏

=

ハ

親王大臣より、下は百執事に至るまで、各、、文雅詞藻を

以

　　　　カザ

て、承雫を賁る、詞花集は其前に成り、千載集は其後

に成

る、一世の交明・問はすしヅ、知るべし、承安二年

大宮

の大

進藤原の清輔等、筵を寳莊厳寺に設け、術齒會を

爲す、胡

考七

人、吟哦嘯詠、術然相樂しむ、共兄弟子孫、及び當時の

縉紳、堂廡に端居し、頌疇

の歌を奉す、都

人

士女.觀る者堵

牆の如し、實

に一時の盛纂なり、共後之れが鬣岡を

爲り、

其事

を稱して、而して粗傳ふ、罕子徳、藏する所、讒院狩野

素川の霤、徇齒會、合て三頁、精緻巧麗、極めて趣あり、今是

の圖を披を

之れを覽る

に、}時の群老、風流餘韻、赫驍

の

上に藹然た

り、此會、香山滌公の遺蹤

を景慕し

て之れに

效ふと雖、千載の後、亦以て時世の文明、人物の雅尚を

觀

　　　　　　　　　　　　　　

む

るに鬚

時髪

化癸豊

六月中浣鵡

龠轂駄慣虫謙

政

山ハ十

・九、兆們輔

山ハ十九

、維光

六　,

十

三、詳

に古

今著

聞

集

κ見

ゆ

。

'

6

按、西門、

疑西島之

譌　　

鋤

六月、中

浣。鴇

読

難

、蟷

・泓轍畑、綴

・纏

光　亠ハ　十　一二、詳

見晶

古

今

著

聞

集

岡

按

、古

者

王

室

隆

盛

之

際

、宰

輔

之

臣

、不

v嗜

v夊

、蓋

少

矣、故

毎

設昌爾

齒

金訊若

詩

若

立、績

榮

絢

爛、令轟

後

人

追

慕一本

朝

文

粹、菅

家

交

藻、可v微

矣、貞

觀

中、南

亞

祁

公

始

設昌是

會

于

小

野

山

莊嚇安

和

中、

藤

亜

相

公

於昌粟

田

山

莊嚇天

承

中、藤

權明亜

相

公

於儒白

河

山

莊

一者、威

是

也、至昼承

安

二

.年、清

輔

等曲

而

文

章

道

襄

、僅

僅

止昌於

國

歌

騨巳。

承

安

二

年、頼

政

年

六

十

九、乃

列昌徇

齒

會

七

人

之

中㎡矣、治

承

四

年

稱レ兵

討

昌李

氏嚇敗

績

跡

番、是

時

年

右

十

八、噫

央

矍

鑠

老,翕、杖y戈

殉昌國

難冨

γ謂昌烈丈

夫

也

、西

門

蘭

溪

咏レ之

日、濳

臣

跋

廬

奈

幽

.國何、上

皇

恰

似昌投y火

蛾[憤

媼

不レ堪

高

倉

王、火

柳

橋

詩

話

卷

之

上

按するに古者王室隆盛の際。宰輔の

臣に、文を

嗜まざる

は蓋

少し、故に毎に尚齒會を設け、若

くは詩

若くは交、績

釆絢爛、後人をして追慕せしむ、本朝文粹、菅家

交藻、徴す

べし、貞觀中、南亜相公始めて是の會を

小野

の山莊に設

く.安和中、藤亜相公、粟田の由莊

に於

てし、天承中、藤權亜

相公、白河の山莊に於てせし者、咸是れ

なり、承安

二年清

輔等に至り、而して交章の道衰ふ由僅

々國歌に止

ま

る

の

み。

承安二年、頼政年六十九、乃.徇齒會七人の申に列す、治承

四年兵を稱げ李氏を討

つて、敗績し

て

自毳す、是

時年七

十八、噫夫の矍鑠た

る老翕、戈を杖て國難に殉す、烈丈夫

と謂ふべきなり、西門蘭溪之れを咏じ

て

日、「僭臣跋扈國

を奈何、上皇恰も火に投する

蛾に似たり、償慍堪

へす,高

倉王、火急制を下して干戈を動かす、互石卵を壓す

孰か.

知らざらん、慷慨義を蹈み他を

計ら

で.一,戰支

へす

烏合

一七

}一一}」

踟

　　　　　日本

詩

話叢

書

急

下ゾ制

動昌干

戈内亘

石

壓v卵

孰

不膨知、慷

慨

蹈レ義

不v計γ他、一戰

不v支

烏

合

兵、高

王

巳

似昌落

鳳

坡嚇

臣

節

已

盡

有「死

耳、絶

筆

從

容

裁昌國

歌嚇異

日

諸

源

忽

螽

起、罕

族

悉

殄

西

海

波、莵

道

依

然

舊

山

水、孤

墳

一片

不呂銷

磨刈

纏

頭

布

施、江

戸

士

人、概

稱昌之

花嚇歌

妓

幇

間、以"

花

紅

柳

緑

隱.語内月昌旦

遊

客

之

豊

嗇赤

可γ笑

也、

花

蘂

夫

人

宮

詞

云、月

頭

支

給

買v花

錢、滿

殿

宮

人

近藪

千門遇昌著

唱7名

多

不v語、含v羞

走

過

御

牀

前、渉

梁

宮

人

宮

詞

云、人

間

多

棗

栗

不v到昼九

重

天剛長

吏

黄

袗

吏、花

攤

月

賜

錢、所y謂

買

花

錢、叉

云

花

攤

月

賜

錢、蓋

威

隱

諱

之

辭

耳、清

嘉

録

載、

簾

下

有γ人

新

出γ溶、玉

尖

親

數

一花

錢、叉

引轟李

翊

俗

呼

小

鎌一云、俗

數γ錢,以昂五

文一爲驫一花嚇可ヴ見富

　　　　　　　　

　　　

一八

の兵、高王己に落鳳坡に似たり、臣節巳に盡く

死あるの

み、絶筆礎容國歌を

裁

す、異日諸源忽蠢起す、牛族悉く殄

く西海の波.菟道依然たり舊山水、孤墳

「片銷磨せす。」

纏頭布施、江戸の人、概して之れを

花と稱す.歌妓幇間.花

紅柳緑の隱語を以て遊客の警嗇を

月旦す、亦笑ふべし、

花蘂夫人の宮詞に云ふ.月頭

支給す花を

買ふ錢、滿殿の

宮入數千に近し、名を

唱ふるに遇肴して多く

語らす、羞

を含んで走り過

ぐ御牀の前と、誅

梁

の宮人の宮詞に

云

ふ、「人闇棗栗多し、九重の天に到らす、長吏意袗吏、花は攤

す月賜の錢」と、謂はゆ

る買花の錢、父

諏ふ「花は攤す月賜

錢」と、蓋、威な隱諱

の辭

のみ、清嘉録に載す魂簾下人あり

新に浴を

出づ、玉尖親

しく數ふ

一花

の錢」と.叉李翊の俗

呼小録を引きて云、俗に錢を數

へ五文を以て

一花と爲す

と、人情相遠から

ざるを見る

べし、而してロに阿堵を言

はざる者は嚇

讐

の王衍のみにあらざるなり燉難

郷

亦是

の義

、清朝律

に云ふ、

男女襍處、嬉遊花費

と。

6脚

人

情

不昌相

遠鞠而

口

不γ言"阿

堵一者、不儡唯

晉

之

王

衝

也。魂

錵

娚鄰齪驫

、黼翻

解

高

麗

人

參

贊、載昌宋

人

詩

話嚇李

瀕

湖

綱

目

所γ引

帥

是

巳、近

時

官

蒔

人

參、培

蘯

滋

殖、廣

被昌天

下n

惠

民

之

澤、度昌越

前

古嚇然

製

法

不γ精、識

者

憾

焉、

石

坂

竿

齋

法

眼、曾

得.束

醫

之

祕

訣門因

奉レ旨

以

董昌製

造

之

事嚇於v是

尹

孚之

質、始

發、粹

然

之

徳

大

備、天

下

之

行

尸

走

肉、莫レ不"霍

然

而

蘇、翕

然

而

起一矣、醫

人

威

踊

躍

日、自γ今

以

往

朝

鮮

之

貢、

殆

爲昌遼

東

之

豕一矣、昔

者

孫

思

遞

著昌千

金

亥

藥

捌

之

中、多

用昌蟲

簇n塗

獲.殺

生

之

譴一云、法

眼

之

舉、乃

反昌於

是門其

所昌仰

以

奉髫

、至

仁

至

惠

之徳

意

也、所

俯̀

以

養[者、至

困

至

賤

之

病

民

也、以『是

較レ之、則

上

天

階

命、而

享昌自

日

飛

昇

之輻

一孰

敢

　　　　　

鉚

橋

詩話

卷之

上

高麗人參の贊.宋入

の詩話に載るは李瀕湖の綱目に引く

所帥是れのみ、近時官蒔の人參、培養滋.殖し.廣く天下に

被り、惠民の澤、前古に度越す、然も

製法精ならす、識者憾

む、石坂竿齋法眼、曾て東醫の祕訣を得、因て旨を

奉し以

て制造の事を董す、是に於て尹孚の質、始めて發し、粹然

の徳大に

備はる、天下の行尸走肉、霆然として蘇し、翕然

として起たざるは

なし、醫人威踊躍して日、今より

以往

朝鮮の貢、殆遼東の豕と爲ると、昔者孫思

遞、千金方を

著

し、藥劑

の中、多く蟲族を用ひて、途に殺生の譴を

獲ると

曇ふ、法眼の擧は、乃是れに反す、其仰で奉する所の者は、

至仁至惠の徳意なり、俯して以て養

ふ所の者は.至困至

賤の病民なり、是を以て之れを

較せぱ、則上天蜷りみ

命

じて、而して白

日飛昇の輻を享けん、孰れか敢て不可

と

謂はんや.法眼吟詩を

喜び、語、警拔

多

し、其偶成

に云ふ、

「架書千萬卷、中に有名の人を列す、呼取して閑寂を淌す、

嚢

日・新奇なり、警

露黔

.懸燐

鷸覊黠

鸛

據る、蘯細檢を缺

くに閃るのみ。

　　　　　　　　　　　　

"九

一{一

　　

踟

按、新奇

兩字疑互

倒

6

　　　　　

爵

本

詩

話

叢

嘗

謂畠不

可聯哉、法

眼

喜

急吟

詠

叫語

多

旧警

拔「其

偶

成

云、

架

書

千

萬

卷

、中

列駆有

名

人嚇呼

取

淌呂閑

寂ハ共

談

麁

　　　　　按、人

參.賛、最

古

矣、李

時

珍

所レ引

亦

陶・宏

日

新

奇。

　　　　　景

之

設

也、茲

據轟漁

隱

叢

話{蓋

因三于

鴃昌細

機一

耳。

清

貧

二

字.君

子

之

標

榜

也

、吾

儕

小

人、絡

日

營

營、爲

昌阿.堵

所τ役、而

以昌清

貧

一籍レロ、可レ謂γ僭

矣

、唯

・

濁

貧

・二

字

帥

極

當

矣

、濁

貧

之

尤

者、未v有駆出

田

栢

園

若

者嚇而

栢

國

不昌唯

不ワ恤、眉

宇

問

煕

煕

然、

殆

如'享孱牢

饌

一登騨春

樹h比

鄰

有昌"醫嚇家

道

大

盛、

高

堂

邃

宇、婢

.妾

曳謡綺

羅

一者

數

十

人、栢

園

則

菓・

門

蓬

戸、}婢

一僕

郵

爨

炊鰤而

巳、然

彼

入

終

以

.

》賄殞

レ命、栢

園

則

范

叔

一寒、依

然

而

無v恙

矣較

昌

此

理

則

濁

貧

獪

可、至昌濁

富嚇則

人

譴

鬼

責

、莫γ不唱

叢

集

「吁

可γ畏

哉、栢

園

罹昌甲

午

災一僑昌寓

墨

水肉漫

二〇

清貧の二字は、君子の標榜なり、簿儕小人、終日營々と

し

て、阿堵

に役せらる、而して漕貧を以て・ロに籍く九僭

湘謂

ふべし、唯濁貧の二字、即悔當なちんめ

み、濁貧

の尤な

る

者

は、未た

山田栢園に若く

者有らす、而

して栢園唯恤

へ

ざるのみならす、眉宇

の間熈々然として殆牢饌を享け春

謝に登るが如し、比鄰に

一醫あり、家道大に盛んに、高堂

邃宇、婢妾綺羅を

曳く者數十入、栢園は則篳門蓬戸、一婢

「M僕、爨炊を執るのみ、然も彼の人

は終

に鮪を以て命を

殞しふに、栢園は則范叔

一寒、依然とし

て恙なし、此理を

較れば、則濁貧獪可なり、濁富に至つては、則人譴鬼責、叢

集せざるな」鬟

るべきか籍

慴

鴫

災糧

董

水に僑寓す、漫興に云ふ、「多謝す醍融氏、魯れを驅ゆて此

間に住せしむ、四鄰只花木、…夢或は青山、齶.水

靈坿を洗

ひ、丹霞醉顔に上る、機心友滅久し、須く白鶴の闘

に拌ふ

6躙

興

云

多

謝

祀

融

氏、驅y吾

住鷁此

間西

鄰

只

花

木、

一夢

或

青

山、墨

水

洗昌靈

府触丹

霞

上昌醇

顏嚇機

心

友

滅

久、須γ伜二白

鴎

聞門其

門

生

携レ詩

來

謂

日、先

生.之

貧、清

淨

如γ此、子

之

言

誤

矣、栢

園

名

安貞。」

相

書

鼻

爲二山

根一山

根

有y疾、恐

非昌佳

兆一矣、然

東

晉

謝

安

北

宋

劉

貢

父

倶

有昌是

疾=

則

徳

望

蓋γ

世、】則

博

識

該

覽、居昌一代

諸

賢

之

右嚇予

友

呉

士

寧

精昌于

賞

鑑「人

咸

謂

今

之

貢

父

也.毎v吟v詩

則

使昌諸

友

雌

黄門成

嘆

日、擁

鼻

之

吟、何

可7容レ賑、

曉

看昌海

棠一云、睡

眼

揩

摩

破

曉

天、三

盃

卯

酒

占昌

人

先朔耽」梅

一病

今

將v瘉、又

爲昌海

棠一重

欲v顛、秋

日

偶

成

云、秋

風

渺

渺

雁

南

翔.蘭

秀

菊

芳

霜

氣

高、忽

有箪故

人

分昌薄

俸嚇呼v妻

先

擬v購昌練

袍一秋

江

獨

釣

云

雨

蓑

烟

笠

冷"萩

潭肉獨

繭

綸

輕

向g夕

嵐一

柳

橋

詩

話

卷

之

上

ぺし、」と其門生詩を攜

へ來り

謂て日.先生の貧」清淨此の

如し、子の言誤ると、栢園名は安貞。

相書に鼻を

山根と爲す、山根疾あ

る.恐くは佳兆に非・ず

然も東晉の謝安、北宋の劉貢父、倶に是

の疾あ"、一は

則

徳整世を葢ひ、一は則博識該覽、一代諸賢の右に.居る、予

か友呉子寧は賞…鑑に精

ー、人成な謂ふ

今の

貢父な砂と.

詩を吟する毎に、則諸友をして

雌黄せし

む、咸

な嘆し

て

日、擁鼻の吟.何ぞ喙を容るべけんやと、曉

に海棠を

看る

に銀ふ醤睡眼揩摩す破曉の天、三盃卯酒

人先に占む、梅

に

・耽る

一病今將に癒

へんとし,叉海棠の爲に重ねて顛せん

と欲す」と、秋B偶成に云ふ《秋風渺々雁南に翔り、蘭秀で

菊芳しく霜氣高し.忽、故人の薄俸を分

つあり、妻を呼

ん

で先づ繍袍を購はんと擬す」と、秋江獨釣に

云ふ尋雨蓑烟

笠秋潭冷に、獨繭綸輕く

夕嵐に向ふ、細逕歸來

蘆荻の暮.

沙禽飛ひ上る小魚籃。

砂;

}…{一…一い……

踟

一～鐸

ノ

　　　　　

日本

詩話

叢書

細

逕

歸

來

蘆

荻

暮、沙

禽

飛

上

小

魚

籃。

寺

田

蜀

龍、録"一齋

佐

藤

先

生

詩一見v似ハ云、東

軒

朝

讀v易、讀

罷

一吟

呻、雪

砌

冰

初

渙、煙

庭

草

發

v屯、齡今

丁昌既

濟{歡

舊

對邑同

ム

世

蹇

須】頤

養嚇乾

坤

不

盡

春、叉樓

上

望v嶽

云、一箇

蜒

洲

膝

亦

安、

曾

經昌嶽

降一著昌儒

冠門何

時

去

踞葺芙

蓉

頂門濯γ足

東

溟

百

尺瀾C予

聞

佛

身

長

山ハ千、恆

河

沁レ倶

低

那

由

多

由

旬、嬉

嶽

降

之

英

靈、寧

無其

理

哉。

寺

田

蜀

龍

諒.題「蒭

防

人

云、能

引

也

勇、不v麌

也

仁、仁

且

勇

矣、而

未v見昌其

智一焉、蓋

君

子

引

而

不

γ發、躍

如

也、安

知轟其

不7知ゾ道

邪。

洋

器

時

辰

表、蓋

以"極

小

僅

一=

二分

者一爲

v貴、初

非轟一ご

百

金

一不v能v購

也、近

時

本

邦

匠

,人、稍

稍

磽γ製、殆

興y眞

相

亂、至。大

舶寸

許

者嚇彼

亦

廉、十

二二

　　　　　　　　　　　　　　　

しめ

寺田蜀龍、一齋佐藤先生の詩を録して

似さる、云ふ、「東軒

朝に易を讀む、讀み罷んで

}たび

吟呻す、雪砌冰

始め

て

と渙け.烟庭草屯を發す、齡は今既濟に丁り、歡は舊同人

に

對す、世蹇須く

頤養すべし、乾坤不鑑の春」と、叉褸上に嶽

を望むに云ふ、一箇

の蜒洲膝亦安

して、曾て嶽降

を

經て

儒冠を著く、狗れの時か去りて芙蓉の頂

に踞し、足

を

濯

はん東溟百尺の濔

に、」と予聞く佛身長け六千、恆河沙、倶

低、那由多、由旬と、嗜嶽降の英靈、寧ぞ其理なからんや。

寺

田

蜀

龍

諒.芻防

人

に題

して

蛩

ふ、「能

く

3ー

〈

や勇

、發

せざ

る

や仁、仁

且

勇

な

り、未

だ其

智を

見す

」と、葢

君子

は

引

い

て

發

せず、躍

如

た

り、安

ん

ぞ

其

道

を

知

ら

ざ

る

を

知

ら

んや。し

　　

とげい

洋器時辰表、葢極小僅

に二三分の者を以て貴と爲す、初

めは

　二百金に非れは

購ふ能はす、近時本邦

の匠人、稍

稍製を曉る、殆眞と相亂る、大さ

一寸許

の者に至りては、

價亦廉、十金以下

にて乃辨す

へし、故に

執誇子弟荷包に

6瓢

金

以

下

乃

可レ辨

矣、故

紋

紡

子

弟

、收昌入

荷

包嚇以

繋

γ腰

焉、頃

刻

不v去、稠

人

廣

衆、必

彼

此

對

査、便

覈

驫牛

毛

繭

絲

之

贏

縮h以v此

爲昌娯

樂旧爲

誇̀

耀

一矣、

一

日

客

至、談

及"瓦

需一客

日、吾

儕

寒

士、安

貯

是

物

嚇予

答

以

購̀

藏

弗L

、其

人

錯

愕、帥

求。寓

目嚇予

探

"篋

出

昌二

本門因

謂

日、】則

清

人

沈

成

大

所v製、

一

則

本

邦

佐

藤

一齋

所〃造、倶

極

昌刻

鏤

之

妙肉洋

製翼之蔆

如也、膿

鰍、離

繝撃儀

謹

按、陽

成

帝

筑

波

根

之

睿

製、意

當昌是

絶

妙

好

辭嚇然

非"王

言

之

艚撒定

家

何

意、措昌之

百

人

一首

之

中"矣、更

云、釣

殿

御

子

者、帝

從

叔

母

也.國

色

無

雙、帝

屡

欲γ烝、固

拒

不v肯、帝

心

緒

擾

亂、輾

轉

反

側

之

餘、逾

有磊筑

波

根

之

挑

詞隔焉、釣

殿

】睹

心

動、終

不γ能昌自

持嚇後

及昌花

落

色

袤州帝

意

他

邏、

　　　　　鉚

橋詩

話

卷

之

上

牧入して以て腰に繋け、頃刻も

去らす、稠人廣衆、必彼此

對査し、趣ち牛毛繭絲の蠹縮を覈め、此を

以て娯樂と爲

し、誇耀と爲す、一日客至り、談じて此器に及ぶ、客日、吾濟

塞士安ぞ是物を貯.へん、予答ふるに購藏

hにあらざるを

以てす、其入錯愕し、帥寓目を求む、予、篋

を探り、二本を出

す、因て謂

つて日ご

は則清人沈成大の製する所、一は

則

本邦佐藤

一齋の造る所、倶に刻鏤の妙を

極む、洋製

に之

れ纔

ぶるに嘉

たり.靴撫

黐

購

鑛

櫑

、

謹んで按

す

る

に陽成帝筑波根の容製は、意ふに當に是

絶妙好辭なるべし、然も王苔の體

にあらす、定家何の意

ぞ、之れを百人

一首の中に

措くや、史に云ふ、釣殿の御子

は、帝の從叔母な

り、國

、鉦雙、帝屡烝せんと欲丁、固く拒

んで肯ん

ぜす、帝心緒擾亂し、輾轉反側

の餘、途に筑波根

の挑詞あり、釣殿

】た

び睹て心動き、絡に

自持する能は

す.後花落ち色衰ふ

る

に及び、帝意他に遷

る、因りて憤恚

し疾を成し竟に殆す、帝尋いで

狂易の疾

を發丁.乃.其属

　　　　　　　　　　　　"馳三

鐡6

　　　　　

日本

詩

話叢書

因

憤

恚

成ド疾

竟

狙、帝

尋

發昌狂

易

疾「乃

爲魯其

属

鬼

所τ祟

云鴇因γ是

觀レ之、烝

婬

穢

行

之

源、發v自昂此

三

十

一字P而

人

臣

之

分、痛

哭

流

涕

長

大

息、亦

　　　　

み

可

矣、定

家

不髦唯

不昌隱

諱嚇顯

然

表

褸、擧

以

爲昌國

歌

之

雋

逸n叉

如

何

哉、或

日、驪

姫

夜

牛

之

泣、丘

明

國

語、拳

拳

載

録

焉、玄

宗

楊

妃

月

下

之

盟、樂

天

之

詩、寫昌其

隱

私嚇國

歌

之

道、依昌倣

是

意瓦

詞

藻

美

則

采

録

矣、秉

彝

之

徳、固

所γ不レ論

也、蓋

其

然

歟、鈴

木

昌

則、恭

誦昌筑

波

根

聖

藻去

、愛

河

一

挽

筑

波

水、逾

使琶狂

瀾

漲

九̀

重叩其

措レ意、與翻定

家一

異

矣。

定

家

子

日昌爲

家

爲

家

有.二子百

爲

氏、日

爲

持、

乃

異

腹

兄

弟

也、爲

持

之

母、日昌某

氏門後

薙

髪

號昌

阿

佛期世

叉

稱昌越

部

禪

翼

蓋

以目世

襲

飛

邑

在播

　　　　　　　　　　　

二四

鬼に崇らると云ふ、是れに因

りて之

れを觀

れば、烝婬穢

行の源は、此三十

一字より

發す、而して人臣の分、痛哭流

涕長大息す

るも、亦可なり、定家唯隱諱せざる

のみなら

す、顯然表爆、擧げて以て國歌の雋逸と

爲す、叉如何ぞや、

或ぴと曰く、驪姫夜孚の泣、丘明國語

に拳々、載録す、玄宗

楊妃月下の盟、樂天の詩、其隱私を寫

す、國歌

の道、是意に

依倣す、凡、詞藻美なれ

ば則架録す、秉彜の徳、固より論せ

ざる所な9と、葢其れ然

る

か、鈴木昌則、恭しく筑波根の

聖藻を誦丁るに

云ふ魂愛河

剛た

び挽

く筑波の水、逾に狂

瀾をして九重に漲らしむ』、と其意を措

く定家と異なり。

定家の子を爲家と日ふ、爲家二子あり、日爲氏、日爲持、乃

異腹の兄弟なり、爲持の母を某氏と日ふ.後、薙髪して阿

佛と號す、世、叉越部の禪司と稱す、葢

世襲の采邑、播州越

部の莊に在るを以てなり、始め爲家

沒後、兄弟牆に、鬩

ぎ.

●

ψ

6鵬.)

州

越

部

莊也

、始

爲

家

沒

後、兄

弟

鬩y牆.爭

論

不

γ巳、象訴訟

鎌

合

慕

府一禪

尼

重

妍

束

行、乃

辯昌其

藺

蔵一是

時

撰昌十

六

夜

日

記嚇可γ謂昌女

丈

夫

而

能

V丈者'矣、予

昧"於

國

書嚇故

共

事

實

不昌甚

明

晰コ

日

讀昌寸

翕

考

主

長

篇肉始

悉昌藤

師

之

爲τ人、可γ謂昌

詩

史輌矣.其

詩

云、山

村

麥

方

熟、桑

樹

鳩

呼"雨、濟

水

乃

龍

野、沿v溪

入"越

部触峡

路

路

偏

滑、晩

歩

歩

増

苦、花

垣

弔昌佳

人"石

佛

獨

占v古、早

辭己宮

嬬

榮嚇

署v名

依昌乃

父「新

勅

撰

成

圏、慷

慨

不昌肯

取一三

帝

嬢鶴

翊、丘蜘.門、遠

西

狩、一言

足v報レ圭、肉

食

恥"

紅

璽

涌

朝

須鵡愧

死n朗

月

粂昌紅

涙嚇永

既

染肺

腑「

蓬

麻

訟鐺身

寃一歌

詠

驚幕

府靹野

水

清

如v磐、顧v影

傾"簪

組旧那

捨昌京

華

春一甘

爲"山

下

姥h丈

物

異証u

時嚇玉

闕

非畠樂

土菘

艇老

停亀風

聲葦

馥

留"蝶

舞崩流

　　　　　

柳

橋

詩

話

卷

之

上

爭論已ます・、途に諸れを

鎌倉幕府に訴

ふ、禪尼軍研東行

　　　　　　　　　

いざよ　ひ

し、乃其曲直を辯す、是時十六夜日記を

撰す、女丈夫にし

て而して交を能くする者と謂ふべし、予國書

に昧し、故

に其事實甚明晰ならす、】日寸

翕老主の長篇

を讀み、始

めて禪師の人と

なりを

悉す、詩史と謂

ふべし、其詩に云'

ふ、、山村麥方に熟し、桑樹鳩雨を呼ぶ、水を濟れば乃龍笋、

溪に澹ふて越部に入る、峽路路偏に滑かに、晩歩歩墫.苦,

し、花垣佳人》弔ふ、石佛獨膚を

占む、早く宮嬬0榮を辭

炉

し、名を署して乃父に依る、新勅撰成るの

日、慷既肯て取

ら套

蒂雛

豐

鬻

遠く西に狩し、;呈

に撃

るに

足る、肉食紅顏に恥づ、滿朝須く愧死ザベし、朗月

と紅涙

と、永く既に肺腑を染む、蓬麻身の寃を

訟

へ、歌詠幕府

を

驚かす、野水清きこと舊の如く、影を顧

みれは簪組傾く、

那ぞ京華

の春を捨てて、骨して山下の姥となる、文

物昔

時に異り.天闕樂土に非す、松老いて風聲を

停め、草馥

ふ

て蝶舞を留む、饕

我を裂

去り蓍

林塢に輝く.」鵠

典故、十六夜H詛に洋なり、朗月蓬

等

の語、亦智禪尼鴎歌

の詞

なり。

二罪

蹴6

　　　　　

日本

詩

話叢

書

鵞引γ我去落

日輝昌林鳩鷭

畿

轍

朕欝

婁

語、亦

皆

禪

尼

國

歌

之

詞

也。

姫

路

詩

人

、高

橋

倉

山

準

頭

如"渥

丹鞠性

酷

嗜レ酒

故

也、爲ゼ人

蹠

弛、不v能

昌檢

束嚇愛

者

少、而

憺

者

{幾

見γ愛

何

也、以昌其

天

翼

爛

焜冤

レ僭

何

也、乃

以γ不

　　　

、、'

γ嫻鼠

拱

羊

屈

之

苛

禮脚也、然

鼠

拱

羊

屈

之

徒、車

載

斗

量、未冒嘗

見"其

奇騨也、而

倉

山

之

詩、讀

者

莫

γ不レ磐γ節也、溪

閣

園v棊

圖

云、雲

木

映

掩

一溪

碧、

伊

誰

架γ閣

與伊世

隔、不レ知

亦

自

有轟心

機ハ成

敗

時

鬪

一局

棋、子

聲

丁

丁

午

更

靜、嵐

翠

波

光

上μ鬚

眉門墨

水

探v春

云、短

策

長

隧

蹈。歔

莎嚇春

風

無8露

不畠紛

譁触櫓

磐

截v水

來

藏γ柳、騎

影

飛γ塵

去

入γ花、

茶

店

簾

帷

遮。落

旦

酒

家

樓

閣

鑽昌殘

霞ハ狂

遊

未・

必

輸

年̀

少肉惟

愧

漣

潴

照

鬢̀

華司

畠六

姫路の詩人、高橋倉山、準頭渥丹の如く

性酷だ酒

を嗜む

故なり、人となり跡弛、檢束する能はす、愛する者少し、而

　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　

℃

して檜…む者多し、愛せらるは何ぞや、其天眞

爛漫を以て

僭まるゝは何ぞや、乃鼠拱羊屈の苛禮に嫻はざるを

以

てなり、然れども

鼠拱羊屈の徒は、車載斗量な

るに、未だ

嘗て其奇を見ざるなり、而るに

倉山

の詩は、讀者節を撃

たざるはなし、溪閣棊を園む圖に去

ふ《雲木映掩

一溪碧

伊れ誰か閣を架して世と隔つる、知

らす

亦自ら

心機あ

り、成敗時に鬪す

一局

の棋、子聲

丁々午更に翻なり、嵐翠

波光鬚眉に上る』と、墨水に春を探るに去ふ馬短策長限軟

莎を躓

み、春

風處として紛譁ならざるはなし、櫓聲水を

撃

て來りて柳驫

鋳

髴

を飛啻

て去りて花に

入る、茶店

の簾

帷落日を

遮ぎり、酒家

の樓閣殘霞に鑽さ、

る狂遊未だ必しも年少に輸せす、惟愧

づ漣潴の鬢華を照

らすを』と。

6蹣

燒

堂

在昌姫

路

城

北

一里

餘蓋

鹽

冶

高

貞

夫

入

死

節

之

所、當

時

堂

燬、故

有昌此

名一焉、後

人

因昌其

.址一建・僧

旁

一區一老

衲

奉5香

火一耳、偶

有昌人

至

者嚇

欣

然

迎

接、絮

絮

詮昌事

蹟h酬

以・數

錢吻去、但

近

時

　　　　　　　　ロゆ

所v建

碑

石、高

丈

餘、屹昌立

中

庭門洵

爲昌偉

觀門撰

文

是

村

田

繼

儒

筆

札.則

糟

谷

墨

舟、可y謂・雙

美矣

、

予

遊昌燒

堂

見昌壁

上

二

詩嚇云、洞

房

賢

媛

見昌人

挑嚇

自

誓

蘭

摧

輿聯懣

凋

芳

烈

須v歸扈鹽

冶

氏嚇繆

侯

孔

父

共

寥

寥.輔片

碑

文

故

故

鏤、丈

餘

亘

石

架昌箍

趺∵冤

魂

當ヨ基

無昌遺

恨嚇金

谷

何

人

弔6緑

珠嚇二

首

倶

佳、惜

哉

不γ記昌姓

名h按

濃

記

云、陽

侯

殺葛繆

侯「

而

竊・其

夫

人門此

典

與

孔̀

父

嘉

竝

叙、於昌鹽

冶

氏

之

事嚇可γ謂"切

當輔矣。

精

里

古

賀

先

生、七

騎

篆

碑

文

云、鹽

冶

高

貞

被

　　　　　

柳橋

詩

話卷

之

上

燒堂は姫路城北

一里餘に在り、葢鹽冶高貞夫人死節の所

なり、當時堂燬く、故に此名あり.後人其址に因り

て僣房

二匝を建つ、老衲香火を奉するのみ、偶ミ人至る者あれば.

欣然として迎接し、絮

々、事蹟を

詮く、酬ゆるに數錢を以

てして去る、但近時建

つる所の碑石、高さ丈餘、中庭に屹

立し、洵に偉觀たり、撰丈は是れ

村田繼儒、筆札は則糟谷

墨舟、雙美と

謂ふべし、予燒堂に遊び、壁上の二詩を見る

に云ふ↓洞房の賢媛人に挑まる、自ら誓ふ蘭摧と葱凋と、

芳烈須く鹽冶氏に歸すべし、繆侯孔父共に寥

々、、一片の

碑交故々に鏤す、丈餘の亘石龜趺に架す、寃魂當に是れ

遺恨無かるべし、金谷には何人か

線珠を弔せん、』二首共

に佳なり、惜

いかな姓名を記せす、按

するに禮記に

云ふ、

陽侯、繆侯を殺し.而して其夫人を

竊むと、此典、孔父嘉と

竝べ叙す、鹽冶氏の事に於て、切當なりと謂ふべし。

精里古賀先生、七騎篆の碑文に

云ふ、鹽冶高貞

讒せられ

二七

563も

　　　　　　口

本

詩

話

叢

書

μ讒潛

奔昌私

邑

於

出

雲

鴨也、弟

四

郎

告昌發

之h是

以

僞昼追

兵

所7及、弟

六

郎

從

至轟播

州

加

古

川

驛冤

邑

勢

急嚇與昌親

從

亠ハ人h反

鬪

而

死

高

貞

是

以

獲γ達昌

出

雲

嚇塗

目

殺、時

人

痙

昌六

耶

等

屍

於

驛

傍肋號

日昌

七

騎

篆肉今

年

癸

酉

邑

人

山

田

政

敬

謀ヨ糺レ財

立

・石

以

標"識

之嚇問昌交

於

予

「按昌紀

載鞘方

後̀

醍

醐

帝

之

反

正h高

貞

歸

順

出昌於

不7得v巳、帝

輟

昌宮

へ殤

γ之、蓋

欲・收昌其

心一也、然

不V旋V踵

痛

飯、降昌足

利

氏h

忽

以

昌宮

人

故嚇遭昌寄

蝸嚇致昌滅

亡

n若レ有昌天

道

齢焉、獨

六

郎、爲γ兄

義

從、爲ゾ主

桿

禦

殞v身、與昌高

貞

及

四

郎

所.爲、相昌爲

薫

蕕

「有昌足v悲

豸嚇事

距レ今

五

百

年

.許

、而

冢

獪

可v認、因

成"期

墨h良

有γ以

也い丈

化

十

年

正

月。

本

藩

儒

醫

村

田

繼

儒

號轟農

水hO

年

前、壽

八

十

二八

潛

に私邑に出雲

に奔るや、弟四郎

之れを

告發す、是を以

て追兵に及ばる、弟六郎從ひ播州加古川驛

に至り、勢の

急なるを見、親從六人と、反り

鬪ひて

死す、為貞是を以て

出雲に逑するを

獲、途

に自殺す、時人

六郎等

の屍を驛傍

に痙

め、號して七騎冢と日ふ、今年癸酉、邑人山田政敬、財

を糺め石を

立て、以て之れを

標識せんと謀り、文を予に

問ふ、紀載を按するに、後醍醐帝の

反正に方・り、高貞

の歸

順は已むを得ざるに出づ、帝、宮人を輟めて之れを

賜ふ.

葢其心を牧めんと欲してなり、然るに踵を旋らさすして

叛し、足刋氏に降る、忽宮人の故を以て、奇蝸に遭ひ、滅亡

を致す、天道あるが若し、獨六郎は、兄

の爲

に義從し、主の

爲めに捍禦して身を殞す、高貞及四則の爲す所と薫蕕を

相爲す、悲むに足る者あり、事は今を距

る五百年

許、而し

て篆獪認むべし、因りて斯擧を成す、良に以

へある

なり.

噛丈化十年正月。

本藩

の儒翳村

田纏儒は農水と號す.口年前、壽八十忙し

6蹴

而

卒

、閉レ戸

讀γ書.兀

兀

五

六

十

年、清

俸

有γ餘、而.

事

務

極

閑

辞

謂昌上

界

神

仙

之

郵

矣、天

保

庚

寅

暮

秋、塗

予

束

蹄一云、湖

中

佳

節

黄

華

酒、山

下

夕

陽

黄

葉

詩、可レ謂胛硅

句一矣、農

水

帥

皆

川

淇

園

之

高

足

也、性

過。恭

謹n故

奉昌師

説嚇殆

如駕孔

頴

達

之

覗昌鄭

玄

"也、予

嘗

戯v之

日、文

辭

之

遘、助

語

爲レ要、

然

昔

人

不昌敢

読

破嚇周

興

嗣

云、語

助

云

者、焉

哉

乎

也

、柳

宗

元

日、焉

矣

也、決

辭

也、邪

乎

哉、疑

辭

也、僅

僅

是

類

巳、及昌淇

園

先

生

出肉其

所昌撰

著一史

記

助

字

法、左

憾

助

字

法、詩

經

助

字

法、不昌一而

足"古

人

助

語

之

祕

鑰、發

揮

無轟復

遺

蘊曲可v謂昌偉

功一矣、農

水

喜

見

昌眉

字百

、我

師、眞

助

=字

之

聖

也、

未ヨ始

悟昌其

戲

謔

一也。

先

哲

云、六

朝

飜

昌譯

法

華h不y用二

　　　　　柳

橋

詩

話

卷

之

上

助

語∵膏響節

て卒す、戸を閉ぢて書を

讀み、兀々五

六十年、清俸餘りあ

り、而して事務極めて閑なり、上界祕仙

の幅と謂ふべし、

天保庚寅暮秋、予の東歸を

淦るに

云ふ『湖中の佳節黄華・

の酒、山下の夕陽黄葉の詩」と、佳句と謂

ふべし、農水は皆

川淇園の高足なり、性恭謹に過ぐ、故に師読を奉する、殆、

孔頴達の鄭玄を靦るが

如し、予嘗て之

れに戯れて日、丈

辭の道は、助諮を嬖と爲す、然るに督人敢て読破せす、周

興嗣云ふ、「語助と云ふ者は焉哉乎也」と、柳宗元日、焉矣也

,

は決辭

なり、邪乎哉は

疑辭なりと、僅

々是類のみ、洪園先

生出つる

に及び、其撰著す

る所の史

記の助字法、左傳の

助字法、詩經の助字法、一にし、て足らす、古人助語の祕鑰、

發揮して復遺蘊なし、偉功と謂ふ

ぺし、農水喜び

眉宇に

見はれて日、我師は、眞

に助字の聖なり

と、未だ

始めより

其戲謔を悟らざるな少。　　　　

、

先哲云ふ、六朝法華を飜譯して

麟の助語を

用ひす、書響

二九

跚も

　　　　　

日

本

詩

話

叢

書

奏、莫v不昌和

諧嚇喜

説助

字鰰者、可躍以

自

厘

,也。

古

徳

語

録、多

以昌蝉

字爲

昌助

語嚇盧

允

武

助

語

辭、

乃

注薗者

字臼

、或

有昌俗

語

璽

颱厳

唄本

字

意夊

注昌也字白也

字間亦有聾

字袁

解獅轤

纓

.

予

讀v書

三

十

年、喉

此

聾

字、始

得昌助

藷

注

解

之

力叩

李

石

績

博

物

志

云、二

廣

俗、好

於v門

盡昌虎

頭嚇書昌

饗

宇嚇謂

陰

司

鬼

名

也、讀昌漢

舊

史n儺昌逐

疫

鬼h又

立"桃

入

葦

索

澹

耳

虎

等叭響

爲v蓋滄

耳嚇是

亦

一

義、不γ亘不知

也、齦晦

駝黜

、難

碗豫

箪蜷擁

蓋

作v合、是、李

石、宋

人、收昌載

酉

陽一偶

誤。

播

州

室

癒

、在

昌於

管

内嚇去γ城

一日

程

而

弱、海

岸

斗

絶

之

下、別

開

昌小

洞

天嚇即

漁

也、海

、徳

隆

起

躔、

上

有出朋

憩

祠叫蓋

千

年

古

廟、是

爲飽怖旦

自v此

逶

三〇

節奏.和諧せざるなし、喜んで助字を

読く者、以て自ら反

すべきなり。

古徳の語録、多く聾

の宇を以て助語と爲

す、盧允武の助

語辭秀

ち者の字を注して目或俗語の聟膿

翻

夢

の意ありと、又也の字を

注して日、也の字

聞亦璽の字の

意あ拿

髀

鑿

の箕

貌予書を讀む三+年曄

攀

始

めて助語注解の力を得たり。

李石、績博物志に云ふ、二廣の俗、好んで門

に虎頭を畫き、

甕字を書す、謂ふ陰司鬼の名なりと、漢舊史を

讀むに.疫

鬼を儺逐し、叉桃人

葦索滄耳虎等を

立つと、翼

は滄耳を

蒙

と爲突是亦毳

知らざるべからす.雛

讎

轗

駅

爼

、貶誤篇

に見ゆ、漢舊史、舊儀に作るを當

と爲す、葢

を

合

に作る、是なり、李石は宋人、酉陽を收職して偶ぐ誤る。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

ちか

播州の室塞は、管内に

在りて城を去る

】日程にして弱

し、海岸斗絶の下、別に

小洞天を開く、帥慕なり、海面隆起

の處、上に明紳の祠あり、葢千年の古廟なり、是れを

慕ロ

と爲す、此よめ逶邁して入る、則暮腹に

至る.海舶是に於

6繝

遒

而

入、則

至"惠

腹∵し舶

於伊是

下v猫

.可γ保鼬無

虞嚇

故

水

路

諸

侯

從γ此

上

下

焉、貿

易

之

人、莫γ不一蝟

集嚇娼

樓

妓

館、櫛

比

鱗

究、絃

歌

之

聲、逹y旦

而

不

γ体、商

賈

硯

爲昌樂

土

亦

宜

也,本

藩

某

大

夫、嘗

巡"

覦

此

地嚇有v詩

云、器

宇

方

須F師

螽仙腹

納吐

呑

日

本

國

中

船、其

人

果

不v凡

矣。

室

簒

詩

入

野

本

圓

次、予

三

十

年

前、與γ之

邂

逅、

似昌所

業

"云、諄

永

繁

華

渾

一夢、唯

留

羅

襪

一向v人

誇、檀〃之

茫

然

詰昌其

故一輙

日、凡

天

下

娼

妓.天

寒

不v薯レ襪、隴

此

地

獨.否、揃

則

昔

者

畢

氏

之

敗

昌于

一谷

一也、諸

卆

倉

皇

擁昌幼

主

一泛γ海、不v暇昌他

顧門是

時

宮

人

逃

散

、彷島徨

海

岸門及昌其

溝

壑

之

瘠

巳

逼門

使

挾"琵

琶哨以

博昌商

舟

之

歡叫亦

勢

之

不ぴ得レ已

也、

故

告

朔

之

羊、逍γ今

相

洛

不v忘

耳、則

知

行昌一萬

　　　　　

鉚

橋

詩

話

卷

之

上

いか　

て.猫を下し、無虞を保すぺし、故に,水路諸侯此れより上

下す、貿易の人蝟集せざるなし、娼褸妓館、櫛比鱗次、絃歌

の聲、旦に逹して休ます、商賈靦て樂土と爲す、亦宜なり.

本藩の某大夫、嘗て此地を巡親し、詩

あり

鼓ふ、「器宇方に

須く慕腹を師とすべし、吐呑す

日本國中の艢」と、其人果

して凡ならす。

室暮

の詩人野本圓孜は、予

三十年前、之れと

邂逅せしに・

　　

しめ

所業を似して云ふ.「壽永の繁華渾て

一夢、唯羅襪を

留め

人

に向

って誇るしと、之れを韻み茫然として其故を詰

れ

ば、輙日、凡天下の娼妓は、天塞けれども

襪を著けす、唯此

　　　しか

地は獨否らす、何となれば

昔者挙氏の

一谷に敗るゝや、

諸李倉皇幼主を擁し海に泛び、他を

顧

るに暇あらす、是

時宮人逃散、海岸に彷徨し、其濺壑の疥已に

逼るに

及び・

便ち琵琶を挾み.以て商舟の歡を

博す、亦勢の巳むを得

ざるなり、故に告朔の羊は、今に逍び、相

滑ひ、忘れさるの

み、則知る

一萬里を行くは、獨り

杜詩を注す

るのみなら

ざるなし。

一三

一…へ一　㎝{}㎝

鋤6

　　　　　

日

本

詩

話

叢

書

里嚇不"獨

注昌杜

詩

閏而

巳=

室

轟

之

人、唱

鷁噌種

詞

曲り名

日昌樟

歌門亦

李

氏

之

遺

聲

云、原

田

鎭

卆

云、坐

上

衆

賓

齊

按v節、行

雲

爲

遏

棹

歌

中

、是

也、李

自

云、搶

浪

吾

有ソ曲、寄

入

棹

歌

申、其

名

同、而

其

寔

異

也。

古

者、上

自"秦

晉

齊

楚

之

大

國嚇下

及昌曹

郵

之

微

嚇

莫γ不び措轟行

《

而

其

職

必

待紘賢

以

授

焉、當

時

諸

侯、都

邸

所v措、稱

鷁留

守

居一者、是

類

巳、要

是

宜

府

奉

承

之

務、不レ論

購細

大

嚇統昌管

叢ハ事h而

四

方

專

對,

亦

悉

總

攬

、故

職

事

旁

午、戴レ星

出

入、莫y有亀門

籥…

之

禁

門少

暇、則

章

、臺

之

花、庚

樓

之

月、劇

揚

角

力

、

同

盟

徴

逐

焉、莫y不"轎

輿

飛、而

舟

舫

湊也

、譬

獪囂

宜

僚

于

朋

之

術

、行臨乎

弄

丸

甘

寢

之

屮

也、故

各

藩

以v是

爲唱精

選h苟

非.誦昌詩

三

頁

逋.風

土

物

情

脚

三

二

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

ふなうた

室

罍

の人

、一種

の詞

曲

を

唱

ふ、名

け

て

綽

歌

と

日

ふ、亦

雫氏

驢

の遺

聲

と

愛ふ、原

田鎭

罕

云

ふ、「坐

上

の衆

賓

齊

しく

節

を按

し、行

雲

爲

に遏

る林

歌

の中」と、是

れ

な

り、李

白云

ふ、槍

浪

吾

に曲

あ

り、寄

せ

て

入

る棹

歌

の中」と、其

名

は

同

じ、而

れ

ども

其

寔

は異

な

り。

古者.上、秦晉齊楚の大國より、下曹鄙

の微に及ぶまで、行

人を措かざるなし、而して其職は必賢を

待ち

以て

授く、

當時諸侯、都邸の措く所、留守居と稱

ずる者は、是の類の

み、要は是れ官府奉承の務め、細大を論

ぜず、其事を

統管

す、而して四方の專對も

亦悉≧總攬

す、故に職事旁午、星

ぞ戴きて出入し、門籥の禁あることなし、少しく

暇あ

れ

ば、則章墓

の花、庚樓

の月、劇場角力、同盟微逐轎

輿飛んで

而して舟舫湊

せざるはなし、譬

へば獪

朦宜僚于

羽の術

を、弄丸甘寢の申に行ふがごとし、故に

各藩是を

以て精

選と爲す、苟詩三百を誦し、風土物情に

通す

る者に非ざ

れば、昂ぞ能く其職に副

んや、莊野淡齋、本藩の留守居な

頚、朝霞を咏じて云兎水を籠め山を籬

め紗よりも薄く.春

妍更に此中に向つ

て加…ふ、朝暾映出す

般

汝の色、緑處は

6蹴

者"曷

能

副昌其

職

一哉、荘

野

淡

齋

本

藩

之

留

守

居

也

、咏

"朝

霞

駒云、籠v水

籠

γ山

薄

"似

紗嚇春

妍

更

向瓢此

中

齢加、朝

暾

映

出

般

般

色、緑

處

乖

楊

自

處

花、淡

齋

爲γ人、自

皙

而

長、昂

昂

乎

有

二野

鶴

之

風

度亘

善鼬和

歌一筆

札

亦

佳

、頃

者

蓮

爾

傾

逝ズハ威

謂

爲高

酒

所τ瀞、予

課、不昌必

然

n蓋

佳

木

易v枯

巳。

加

藤

九

如

號。恆

爽

聞

居

雜

咏

云、劍

書

寒

鶴

一

舶

歸

、築v屋

江

邨

掩

竹

扉嚇笠

澤

高

人

貧

亦

樂、柴

桑

處

士

事

智

非、長

隰

雪

暗

柳

無v力、淺

渚

潮

鳴

風

有

γ威、從v此

孚

生

生

計

好、烟

波

深

處

著昌蓑

衣肉

叉

木

曾

遘

中

之

作、多昌叮レ摘

之

句嚇鳥

呼

碎

雨

零

烟

暮、人

散

村

祠

野

市

秋、水

含

一溪

風

雨

急、山

蓮

四

衙

書

醐

開、旭

將

軍

螢

餘昌古

樹

嚇泉

才

女

塚

　　　　　　　　　　　　　

うだ　タノ　のユ　く

臥昌荒

邱h古

關

人

少

無

難

唱概

脚

測.謡

開漁

叟

仙

　　　　　

柳

橋

詩

話

卷

之

上

嚇

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

セか

埀

揚

白處

は

花し淡

齋

人

と

爲

り

、自誓

にし

て長

く

.昂

々

乎

と

し

て、野

鶴

の風

慶

あ

り

.且

和歌

を

善

く

し

.筆

札

も

亦佳

.頃

日

遽

爾

とし

て傾

き

逝

く、人咸謂

ふ酒

に

祕

ぜ

ら

ると

、予

は

謂

ふ、必し

も

然

らす

、蓋

佳

木

は枯

れ

易

き

のみ

と

。

』

加藤九如、恆齋と號す、閲居雜咏に

云ふ、「劍書琴鶴

一船に

して歸

け、蓙を江邨に築き

竹扉を

掩

ふ、笠澤の高人

は貧

亦樂み、柴桑の處士は事皆非なり、長陛審曙くして柳に

力なく、淺渚潮鳴りて

風に威あり、此れより

孚生生計好

し、烟波深處に蓑衣を著けん」と、叉木曾道中の作に、摘す

べきの句多し鳶鳥は呼ぶ碎雨零烟の暮、人は

散す

村祠野

市

の秋丶水合して

一溪風雨急

に、山連り

て

四面書圖開

く、」「旭特軍の營は古樹を

餘し、泉才女

の塚は

荒邱に

臥

す書

關人少に難唱な・＼韈

鱗

嬲

漁叟仙成りて鶴

の歸るありe皆誦すべし。

三三

日

本

詩

話

叢

書

三四

跚　

成

有昌鶴

軈門皆

可v誦。

6

少.陵

云、引γ杯

見v劍

長、箆

齋

亦

有畠是

癖

一矣、嘗

著嚇

劍

設

嫡部

「乃

發昌前

人

所"未レ發、畢髭其

要嚇云、本

邦

刀

劍

之

精

良、居

世̀

界

萬

國

之

首唱其

由

蓋

有γ五

焉、東

方

屬

レ木

、叉

屬ガ蒼

龍門刀

劍

.帥

蒼

龍

之

精、是

一也

開

國

紳

聖、以昌十

握

劍一芟昌刈

凶

氛n而

歴

世

授

受

之

時、草

薙

之

劍、亦

居天

寳

之

一一焉、是

其

二、後

鳥

勿

帝、以盤萬

乘

之

奠

留昌心

于

此茗

匠

數

十、輪

直

待

詔、或

至8御

手

試鶴鍛

蟀.之

法嚇是

其

三、

考

工

記

云

呉

粤

之

劍、邏"乎

其

壟

而

弗v能レ良、地

氣

使γ然

也、本

邦

當昌束

維

之

極嚇其

清

淑

英

靈

之

氣、磅

魄

而

不γ得い泄

者、悉

發.之

于

蓮

花

秋

水

之

問嚇豈

唯

地

氣

使v然

而

巳、是

其

四、干

將

莫

邪

以

下、呉

粤

良

工

僅

僅

屈γ指

耳、本

邦

之

良

匠、不昌唯

少陵云ふ↓杯を引き劍存見る長し」と、恆齋亦是癖あり、嘗

。て劍読

一部を著す、乃前入

の未だ發

せざる所を

發す、其

要を舉ぐ、云ふ↓本邦刀劒の精

艮な

るは、世界萬國の首に

居る、其由は葢五あり、東方は木に属す、叉蒼龍に圏す.刀

劒即蒼龍の精是

一なり、開國の棘聖.十握劍を以

て.凶氛

を芟刈す、而して歴世授受

の時に草薙の劒、亦大寳の

軸

に居る、是れ其二、後鳥朋帝、萬乘の尊を以て、心を此に留

む、名匠數十、輪直待詔、或は御手鍛淬

の法を

試むるに至

る、是れ其ご「考

工記に云ふ、呉粤の劍

は、其地より遜れば.

而ち良なる能はすと地氣然らしむるなり、本邦は束維の

極に當り、其清淑英靈、の氣、磅魄して

泄るゝことを得ざ

る者、悉く之れを蓮花秋水

の閤に發す豈唯地氣の然らし

　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　

●

むるのみならんや、是れ其四.干將莫邪

以下、呉粤

の良工

僅

々指を屈するのみ.本邦の良匠、唯

百倍のみ

ならす、天、

其人を生じ、將に其用を

致さんとす、上古より

以來、威武

外國を震慴するは、其效豈んど是に在

るか、是

れ其五、又

云慨ヰi¢劍.西土に簿ふる、亦徇し、安倍仲麿.命を銜み

本國

に使ひするに云

ふ「干生

一寳劒、留めて一故人に貽

6

按

今唐詩

使作還、

留貽句、

作留睡結

交人、

鵬

百

倍嚇天

生戯其

人"將レ致昌誌ハ用一自昌上

古

以

來、威

武

震認慴

外

閾嚇共

效

豈

在

昌于

是

一耶、是

其

五

矣.又

云.

本

土

之劍、傳"西

土尊亦

爪何矣、安

倍

仲

麿

銜v命

使銘

本

國一云、凖

生

一寶

劍、留

貽

』

故

人嚇可v徴

矣、歐

陽

日

本

刀

歌、後v之

殆

三

百

年

矣。

屈

大

均

贋

東

新

語

日、粤

多島番

刀一有'日昌日

本

刀

噛

者い聞

其

國

無v論

昌酋

王h鬼

子

始

生、即

以昌鑛

鐡

百

斤旧淬昌之

溪

虫

歳

凡

十

數

煉、些

及于

年種

成

昌三

刀鞠其

修

短

以y人

爲ジ度、長

者

五

六

尺、爲"上

庫

刀驫

中

者

腰

刀、短

小

者

解

腕

刀、初

治

時

殺"牛

馬苡

享。刀

師

h刀

師

卜γ日、乃

治

以

毒̀

藥

入v之、刀

成

埋鍋

諸

地

中嚇月

以

鳥

血

一澆

祭、於γ是

刀

往

往

有レ紳

、其

氣

色

陰

晴

不レ定

、毎徳

昌風

璽

躍

躍

欲γ出、有v聲

匣

中

鏗

然、其

刀

惟

刻轟上

庫

字

'者、不γ出γ境、刻昌漢

字

、

　　　　　稗

橋

詩

話

卷

之

上

る」と、徴

す

べ

し、歐

陽

が

日本

の

刀

の歌

は、之

れ

に後

る

ゝ殆

三

百

年な

り

。

屈大均の廣東新語に日、粤に

番刀多し、日本刀と日ふ者

あり、聞く其國は酋王

に論なぐ、鬼子

始めて生るれば、帥

鑽鐵百斤を以て、之れを溪中に淬し、議

に凡十數煉、丁年

　　　ころにひ

に及ぶ比、僅に三刀を成す、其修短は入を以て度と爲す、

長きは五六尺、上庫刀と爲す、中は腰刀、短小なる者は解

腕刀、初めて治する時、牛馬を殺し、以て刀師を享す、刀師

日をトし、乃治するに毒藥を

以て

して

之れを入る、刀成

れば諸を地申に埋め、月ぐ馬血を以て澆祭す.是

に於て刀

往々棘あ少、共氣色陰晴定らす、風雨に

値

ふ毎に、躍々出

でんと欲し、聲ありて

匣中に

鏗然たり、共刀、惟上庫の字

を

刻する者

のみは、境を禺さす、漢宇、或

は八幡大菩薩と

刻する、單糟　雙槽

の者は、澳門に多く

之れあり、梅花鋼、馬

身

鋼を以て

貢と爲す、刀盤

に紫銅を用ふる

者

・り、金銀

　　　　　　　　　　　

三五

一{…～一へ

臼

本

詩

話叢

書

蹤　

或

八

幡

大

菩

薩肉單

槽

隻

糟

者、澳

門

多

有・之、以・

6

梅

花

鋼、馬

身

鋼一爲v貴、刀

盤

有鴛用昌紫

銅老

ハ鏤出鐫

金

銀

一者

,燒

黒

金

者、皆

作昌梵

書

花

草曲有5小

七嚇在菖

刀

室

中嚇謂昌之

刀

奴嚇其

水

土

既

良、錘

燬

復

久、以

レ故光

芒

燐レ目、犀

利

逼v人

、切γ玉

如γ泥、吹γ芒

斷昌毛

髦天

若昌口

璽

不γ折

不y缺、其

人

率

横

行

疾

聞、飄

急

如v風、常

以鷁單

刀

一陥v陣、五

兵

莫レ禦

其

用

刀

也、

長

以

度ソ形、短

以

耀

越、蹲

以

爲v歩、退

以

爲y代、臂

以

承v腕挑

以

藏v敝、豕

突

蟹

奔、萬

人

辟

易、眞

島

中

之

絶

技

也、云

去、良

自

按、本

邦

刀

劍

之

制、室

首

承レ鐔

處、鑿

昌開

一小

室n安昌小

刀n名

日昌小

柄嚇頗

臼

利、亦

耐

劉̀

裁↓亦

開唱一室n與レ之

相

對、更

斂箭小

七

形

者

h喚

爲

撫漸純

銅

製

造、不y用昌鋼

鐡

【也、屈

翕

虚

所シ謂

刀

奴.想

必

此

二

者

也、然

斯γ謂

小

七、焉

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

三穴

を鏤

鐫

ずる

者

あり

、燒

黒

金な

る者

あ

り

.皆

梵

書

花

草を

作

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

こつか

る、小

匕

あ

り、刀室

中

に在り

、之

れを

刀

奴

と

謂

ふ、其

水

土既

に

良

し、鮭

燬

復

久

し、故

を

以

て光芒

目

を

舷

し、犀

利

人

に逼

り、玉

を

切

る

泥

の如く、芒

を吹

き

毛髪

を

斷

ち

、入

り

て

國

研

の若

く、折

れす

賦け

ず、其

入

率

ね構

行

疾

聞、飄

急、風

の如く

.

常

に

單

刀

を

以

て陣

を

陥

れ、五兵

も

禦

ぐ

な

し、其

用

刀や、長

以

て

形

・ゲ度

り

、短

以

て邏

越

し

、蹲

以

て歩

を爲

し.邊

以

て

代

キ爲

し、腎

以

て腕

を

承

け

、挑

以

て

敝

冷藏

し、豕

突

蟹奔

、萬

人

辟易

す、翼

に

島

中

の繦

技

な

り

、云

云、良

白按

す

る

に、本

邦

刀

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

、

劍

の制、窒

首、鐔

を

承

く

る處、一小室

を

鑿

開

し.小コ

を

安

く

名け

て小

柄

と

日

ふ、頗、輕

利

、亦

割

裁

に耐

ふ、亦

一室

を

開

き.

之

れ

と

相

對

し、更

に小七

形

の者

を

斂

め、喚

ん

で笄

と

爲

す、

鈍

釧

にて

製

造

し、鋼

鐵

を

用

ひざ

る

な

り、屈

翕

山

の

謂

はゆ

る

刀奴

じ、想

ふ

に

必此

の

二者

な

らん、然

も謂

ふ

所

の小名

焉

んぞ

・匕

自

の例

に非

ざ

るを

知

ら

ん

や、然

らば

則其

指

斥

す

る所

は.葢

小柄

な

る

か。」

.6錨

知γ非

昌七

首

之

劉

乎、然

則

其

所昌指

斥蓋

小

柄

歟。』

加

藤

恆

夫、石

本

龜

齡、前

後

相

繼

而

除轟留

守

居

之

職

一焉、恆

夫

嘗

嘆

日、龜

齡

亦

墜

酒

肉

地

塑

矣、

其

新

除

之

苦

態、可レ察

也、̂龜

…齢

嘗

謂、外

史

之

目.

出昌周

禮

春

官

n蓋

覦昌内

史"糠

有昌崇

卑

之

別

一耳、後

世

布

衣

文

墨

之

流、猥

以昌外

史

騨宮

居、可γ謂y僭

矣、

按

唐

賀

知

章

隱昌居

鑑

湖ハ崑

號融祕

書

外

膨皿乃

以昌

頭

街一爲

超戲

謔

亘

、後

人

逾

組昌其

意嚇而

外

史

之

稱、

亦

逾

假

而

不γ反

也。

山

陽

詩

集

刋"於

生

前門山

陽

外

史

刻出于

沒

後嚇黌

舎

之

人、莫「不鸚踴

躍

ハ蓋

綯

陽

屡

遘昌仁

壽

山'矣、所

v謂與γ山

有昌宿

縁

一也。

唐

它

山

漫

筆

云、癸

丑

五

月=、西

上、十

三

日、途

入驫

伊

勢嚇過

藤

納

言

遺

蹤ハ得v詩、云、手

捧昌諌

疏

期

昌紫

　　　　　梛

橋

詩

話

卷

之

上

加藤恆夫、石太霾齡、前後

相繼

いで

留守居の職に除せら

る、恆夫嘗て嘆じて日、龜齡、亦、酒肉地獄

に墮つと、其新除

の苦態、察すべきなり、龜齢嘗て謂ふ、外皮の目、周禮

春官

　　　　　　

ぐら

に出づ、葢内史に覗ぶれば、唯崇卑の

別ある

のみ、後世布

　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　覧

衣文墨の流、猥

に外史を以て自ら居る、僭と

謂ふべしと

按するに唐の賀知章鑑湖に隱居し、自ら

祕書外監と號

す、乃頭銜を以て戯謔を

爲すのみ、後人途に其意を

組と

し、而して外史の稱、途に假診て反さ

ゝるなη翁

山陽詩集は、生前に刊し、山陽外史は、沒後に刻せり、黌舍

の人踴躍せざるなし、蓋山陽屡.仁壽

山に

遊べbノ、謂はゆ

る山と宿縁あるなり。

唐它山漫筆に云ふ、癸丑五月、西上、十三日、途

伊

勢

に

入

り、藤納言の逡蹤を過り、詩を得たり、云ふ、「手に諛疏を捧

げて紫微に朝し、艷妻榮惑事方に非

なり、區

々たる

一草

　　　　　　　　　　　

三宰

一

蹣6

'

　　　　　

日本

詩

話叢

書

微門靆

妻

熨

惑

事

方

非、區

區

U草

和唱三

木旧不レ及

藤

公

早

見レ機、路

上

倉

卒

口

寓v興

已、余

與笛頼

子

成朱

昌嘗

和

識

折

入γ京、通レ介

相

見、}見

如v奮、因

問皿近

製粕帥

出

覗v之、山

陽

撃レ節

再

三、亦

見γ似邑藤

公

埋

髪

篆

作}云n黒

頭

非昌是

不'勝y簪、薙

制

誰

知

此

意

深、王

土

終

歸ゴ姦

賊

手n空

埋

曲

局

戴y天

心"

一読

云、藤

房

挂

冠

嘉

遁

之

後、邃

參己關

山

國

師嚇

鑽

研

有γ年,終

嗣昌大

法h妙

心

第

二

世

授

翕

宗

弼、

帥

其

人

也、元

政

上

人

著出扶

桑

隱逸

傳肉乃

載昌其

事嚇元

政

釋

子

之

麟

鳳、豈

妄

言

者

邪、蓋

必

有γ據

也。

尾

崎

正

風

云、到

香

家、乃

製昌羊

角

方

寸

許嚇點

香̀

其

上嚇火

勢

不γ猛、漸

漸

而

熱、名

日昌銀

葉嚇陸

放

翕

云、銀

麋

無膨煙

靜

蛇レ香、即

是

也、蓍

溪

漁

隱

亦

云、

　　　　　　　　　　　

三八

と三木と、及ぱす藤公の早く機を

見る

に、」路上倉卒且く

興を寓する

のみ、余、頼子成と未だ嘗

て相識らす、折れて、

京に入り、介を通じ相見えしに、一見舊

の如し、因て近製

を問はる、即禺して之れを靦す、山陽節を撃2再三、亦藤

公埋髪寂の作を似さる、云ふ《黒頭是れ簪

に勝

へざる

に

あらす、薙割誰

か知らん

此意の

深きを、王土絡に姦賊の

手に歸し.室しく埋む曲局天を戴くの心」と。'

】詮に云ふ、藤房、挂冠嘉遞

の後、途に

關山國師に參し、鑽

研年あり纏

に大法を嗣ぐ、妙心第二世

授翁完弼とは

即

其人なりと、元政上人、扶桑隱逸傳を著

し、乃其事を載す、

元政は釋子の麟鳳、豈妄言する

者ならんや、蓋、必據あら

ん。

尾崎正風云ふ、判香家、乃、羊角方寸詐

のものを

製し、香を

其上に點す、火勢猛ならす、漸々にして

蕪く、名けて銀葉

と日ふ、陸放翁云ふ身銀世烟なく靜に香を蛇す』と、郵是れ

なり、蓍溪漁隱亦云ふ、「小院春深くして寂寥忙閉し、杏花

6蹴

小

院

春

深

閉昌寂

寥

杏

花

枝

上

雨

傭

濾、午

窓

蹄

夢

無亀人

叫『銀

葉

龍

涎

香

漸

銷。.

海

老

澤

霞

漁

觀温煙

火一云、水

國

趁γ凉

煙

火

飄、晝

船

如レ織

界昌長

橋「光

衝.天

狗隔妖

星

墜、聲

駭昌馮

夷一

爆

竹

器,十

二

燈

毬

撃轟貝

闕=

雙

龍

餤

降昌雲

霽嚇

昇

革

無復

邊

烽

警触買昌醉

紅

樓度

尽幾

費

巣・父

飯

牛

躅

云、美

譽

芳

聾

膩

若γ油、肯

容

湘

滴

汚"吾牛嚇

箕

出

清

節

高属千

古唱卻

被闘先

生

出昌咽頭舶

芹

田

靜

所

詠昌落

笙

云、偶

來昌林

底覓

蔆

壟

春

事

匆

匆

彈

指,中、芳

信

霎

時

難ツ避v雨香

魂

一縷

不

γ堪γ風、墜レ模

土碎

情

偲

切、奔レ月

丹

成

跡

巳

塞、解嶋

脱

塵

縁一仍

色

相、後

身

應「在霹蘂

珠

宮刈

宋

景

文

筆

記

云

蜀

人

見v物

驚

異、輙

日δ噫

薩汎李

太

白

作"蜀

逡

難嚇因

用γ之、蓍

溪

胡

仔

日、蘇

子

瞻

　　　　　柳

橋詩

話

卷之

上

枝上雨浦女、午窓の歸夢人の叫ぶなく、銀蘖の

龍涎香漸

く銷す」と。

海老澤霞漁、煙火を觀るに

云ふ(水國凉

を趁ふて煙火飄

り、書船織るが如く長橋を界す、光は

天狗を衝

いて妖星

墜ち、聲は馮夷を駭かして爆竹囂し、十二の燈毬貝囲

に

螫げ、一雙の龍餤雲雰より降る、昇雫復漫烽

の警なし、醉

を紅樓に買

ひて幾霄を度る、」奥父飯牛

の鬪に

云ふ《美譽

芳聲膩油

の如く、肯て容れんや涓滴の

吾牛を

汚

すを.箕

山の清節千古に高きも、卻て先生に

一頭を出さる。」

芹田静所、落花を詠じて

云ふ、「偶戞林底

に來り

殘紅を

覓

む、春事匆

々彈指の中.芳信霎時雨を

避け

難く.香魂

閣縷

風に…堪へす、樓より塗ちて

玉碎す情何ぞ

切なる、月に奔

りて丹成る跡巳に

筌し塵

縁を解脱す

るも

仍色相、後身

は應に蘂珠宮に在るべし。』

宋景交筆記に

云ふ、蜀入、物を

見て驚異すれば、輙ち噫嚏

と口ふ、李太白、蜀逋難を作の、図て之を用ふ、蓍溪

の胡仔

臼、蘇子瞻は蜀の人なり、後赤壁賦を作りて云ふ↓鳴呼憶.

　　　　　　　　　　　　

三九

諭3も

　　　　　

日本詩

話叢書

蜀

人

也、作昌後

赤

壁

賦婚云、鳴

呼

噫

嗜

我

知"之

矣、

洞

庭

春

色

賦

云、鳴

呼

噫

喀

我

言

夸

矣、永

原

葵

軒

雌

嘗

謂、局

頌

噫

噂

云、噫

喀

成

王、意

是

詩

亦

成昌於

蜀

人

之

手一耶、予

爲

噴

飯、交

人

趁v筆

之

際、

往

往

不レ經v意

致昌是

失

勘朔不γ可v不v戒

也、李

華

弔`

古

戰

場女

亦

云、鳴

呼

噫

噫丶時

耶、命

耶㍉騨腑

餅

日、於

戲

嗟

嗟、非晶且

之

力↓乃

丈

王

之

穂、四

字

疉

那、是

爲v古

矣。

志

水

洒

齋

嘗

謂、儒

者

碗昌利

休

千

氏n不昌但

寇

讐一

何

也、蓋

以巨其

有

盛

名嚇爲

所v忌

耳、不v然、休

一韻

士

也、何

足v捷"躑

牙一乎、唯

鳩

集

先

生

駛

藁

雜

話、

頗

稱昌利

休

之

爲ガ人

矣、近

人

所v撰

梅

花

仙

史

云、

初

休

有昌一女

顧

妓

鸚、巳

嫁、豊

太

閤

聞昌其

美

嚇強

レ休使レ進昌之

掖

庭n休

不鉱月奉τ制、未γ幾

誣

以レ罪、逾

賜昌自

裁苡

v是

觀

レ之へ休

亦

有

6氣

節著

、豈

脂

韋

"椣

　　　　　　　　　　　　

四Q

喀.我れ之を知る」ご、洞庭春色

の賦に云ふ(鳴呼噫嚏.我が

　　　　　　　　　

き

言夸なり、」と戎

原葵軒繼

.て謂ふ、周頌に噫嬉

芸

ふ、噫

嗜

成

王

と、意

ふ

に

是詩

亦

蜀

人

の

手

に

成

る

か

と、予爲

に

償

飯

せり

、文

人

筆

を

趁

ら

す

の

際、往

々

意

を

經

す、是

の

失

勘

を

致

す

、戒

めざ

る

ぺか

らざ

るな

わ、李

華

古

戰

場

を

弔

ふ

丈

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

ヨリ

に亦云纛

呼踐

讐

るか霪

る変

彫講

麟

町、

公力

L非

ず

、乃

文

王

の徳

と、四字

疊

且

用す

る

は

、是

れ

を

古し

と爲

す。

志水洒齋、嘗て謂ふ、儒者利休千

氏を硯る、但に冦讎のみ

ならざるは何ぞや、蓋其盛名

あるを

以て、爲に忌まるゝ

のみ、然らすんば、休は

「韻士なり、何ぞ

齒牙に挂るに足

らんや、唯、鳩集先生の駿豪雜話に、頗、利休の人と爲りを

稱せり、近人撰する所の梅花仙史に云ふ、初、休、一女あり、

頗妓艷、巳に嫁ぜり、豐太閤、其美を聞き、休に強ぴて之を

掖庭に進めしむ、休肯て制を奉ぜす、未

だ幾く

ならすー.、

て誣ふるに罪を以てし、途に自裁を

賜

ふと、是を

以て

之,

を觀れば、休亦氣節ある者、豈脂韋漢沼の士ならんや、京

師の頼子成、利休を詠じて云、「杯椀評を經ば

邸百城、憐む

6細

愨

之

士

哉、京

師

頼

子

成

詠盤利

休一云、杯

椀

經v詐

帥

百

城、可v憐

薀

醢

先昌韓

彭

卻

勝

猴

郎

鬼

長

餒、

松

風

傳

得

一家

聲、東

都

太

田

喬

松

云、韻

士

誤

炉身休v恨y他、犧

牛

轂

鰊

奈γ君

何、惺

惺

茶

味

卻

成

ノ累、不v及醉

郷

明

哲

多、其

議

論

雖γ異、倶

可ゲ喜

也、

久

留

米

茶

博

士

川

上

宗

壽

云、屬

鏤

夢

中

夢、清

茶

燈

外

燈、十

字

括

蠱、亦

妙

矣。

小

詮

載、利

休

之

靈、時

出

爲y崇、他

人

不γ見、唯

太

閤

覩v之、近

人

大

阪

懐

古

云、金

殿

玉

樓

春

寂

寂、

寃

魂

依v舊

點v茶

來、蓋

太

閤

一時

戡"定

天

下門然

其

殺昌無

軣

亦

不y可霹勝

數冤

氣

蘊

塞、宮

中

多v怪、

亡

國

之

兆、令島入

悚

然畦

本藩

茶

博

士

橋

本

抱

鶴

茗

宴

云、謦

歙

一聲

賓

入v戸、主

入

恭

逕

小

龍

團、釋

子

鶯

浦

茶

匙

云、一

　　　　　柳

橋詩

話卷

之

上

　　　　　　

ギ

し萢醢韓彭

に先だちしを、卻て勝る猴郎の鬼長く

餒る

に二松風傳

へ得たり

一家の聲}と、東都の太田喬松云ふ、『韻

士身を誤まる他を

恨むを

休めよ、犧牛轂疎君を

奈何」捏

々たる茶味卻て累を

成す、及ぼ爭

醇,郷明哲の多きに』と、

其議論異りと雖、倶に喜ぶべき

な

り、久留米の茶博士川

上宗壽云ふ、「屬鏤夢中

の夢h清茶燈外の燈」と、十字括盡す

亦妙なり。

小詮に載す、利休の靈、時に出て畏り

を爲す、他入には見

えす、唯太閤のみ之れを睹ると、近人の

大阪懷古に云ふ.

「金殿玉樓春寂

々、寃魂舊に依りて茶を點じ來る」と、蓋、太

閤

一時天下を戡定す、然も

其無纂を殺す、亦勝げて

數ふ

ぺからす、寃氣蘊塞し、宮中に怪多し、亡國

の兆、人をして

悚然たらしむ。

本藩

の茶博士橋本抱鶴

の茗宴に

云ふ、「謦欺

一聲

賓戸一に

入る、主人恭

しく進む小龍團」と、釋子鶯浦の茶匙に弐ふ・

　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　、

『一枝知る是れ籀龍の種、手に隨って白甍翠奚を生す」と

　　　　　　　　　　　

四"

脚6

　　　　　

日本

詩

話叢書

魎枝

知

是

篷二龍

種、隨v手

臼

甕

生昌翠

雲嚇皆

可v舗

也。

王

昌

齡

天

宮

寺

茶

集、鮑

君

徽

東

亭

茗

燕、劉

長

卿

惠

幅

寺

茶

會、李

嘉

砧

招

隱

寺

東

峰

茶

宴、可

見唐

賢

擧餌擧

乎

茗

宴蔀

如v此

也,不鷁唯

陸

勿

盧

ロ

び

仝

之

二

人

而

巳湘

松

夲

徽

典

嘗

云、茶

湯

・即

煎

茶、醫

家

葛

根

湯

可戸

例

郵

矣「邦

人

呼亀點

茶顧爲昌茶

湯嚇謬

甚、元

槇

詩

距

邂

云、宮

人

手

裏

過δ茶

湯嚇叉

劉

元

城

語

録

載㍉獨

樂

園

在"洛

申一最

爲昌簡

素天

以昌温

公

之

故嚇春

時

必

遊僧洛

中初

看、園

子

所レ得

茶

湯

錢閉

薗

日、與"

主

人一夲纈分

之"云

云、是

可V證

矣、噫、徽

典

年

四

十

二、沒"于

天

保

巳

丑

之

歳嚇吾輩

殆

如γ失儡慈

奨

予

哭y之

日、豈

比

少

陵

無二

語吶爲レ君

閲

卻

海

棠

花、

蓋

以卞園

栽"臼

海

棠門因

扁騰於

共

室"爲.。號

也。

皆誦すべきなり。

四二

王昌齢、天宮寺の茶集、鮑君徽東亭の茗燕、劉長卿、惠輻寺

の茶會、李嘉砧、招隱寺の東峰茶宴、見るべし

唐賢

茗宴に

拳

々たるを、都て此の如きなり、唯、陸朋盧

仝の二人のみ

ならす。

松弔徽典嘗て云ふ、茶湯は邸煎茶、醫家

の葛根湯、例し

硯

るべし、邦人點茶を呼びて茶

の湯と爲す、謬り

甚し.元稘

の詩に姦

唱、云条.宮人手裏茶湯過ぐ・又劉元城の語録

に載す、獨樂園は洛甲に在り、最簡素と爲す.人、温公の故

を以て春時必洛中に遊べは、例に看る、園子得る

所の茶

　　　　

　　　　の

湯錢、園を閉る日、主人と之れを李分す、云云」是れ證すべ

し、噫、徽典年四十二、天保己丑の歳に沒

す、吾輩殆.慈母を

失ふが如し、予之れを

哭して日↓豈比せんや

少陵

一語な

きに、君が爲に間卻す海棠花」と、蓋、園に白海棠を栽え、因

て其室に扁して號と爲すを以てなり。

6跚

少

陵

母

諱

海

棠、故

絡

身

未8嘗

咏昌是

叢

是

附

會

之

読

耳、不γ足γ置喙

、陸

放

翕

云、少

陵

非γ舞

詩、蓋

散

落

不膨傳

也、是

獪

慊昼其

不.措=

詞鞠故

造昌此

設嚇

耳、試

問

唐

諸

賢

詠v之

者、果

有昌幾

人一耶、但

不v過冒

王

建

海

棠

花

下

打"流

鶯乏

類轟巳、及昌坡

仙

出嚇以◎

七

古

大

作明描邑寫

麗

艷

之

質納於γ是

乎、花

壇

之

月

旦、或

以"是

花一班菖乎

桃

李

之

上驃矣。

　

按

鄭

谷

蜀

中

賞縋海

掌

云、濃

淡

芳

春

滿

蜀̀

郷嚇

　

孚

隨昌風

雨齢斷昌鶯

腸門浣

花

溪

上

堪L惆

悵「子

美

　

無レ情9爲

發

揚嚇後

人

附

會

之

読、蓋

自y此

興

矣。

河

合

屏

山

少

壯

時、負昌笈

于

菅

茶

山

之

門嚇加

以轟

過

庭

之

訓嚇其

主

成

可レ知

矣、同腔諸

友一宿昌仁

壽

山嚇

孕

夜

雨

作

云、漠

漠

溪

雲

似v結γ愁、枕

頭

夢

斷

輔

燈

幽、踈

鐘

聲

濕

牛

霄

雨、散

作昌千

山

楓

葉

秋司

　　　　　

狒

橋

詩話

卷之

上

少陵、母の譁は海棠、故

に絡身未だ嘗て

是の花を咏ぜす

と、是れ附會

の設のみ矇

を置くに足らす.陸放翕

云ふ、少

陵詩なきに非す、蓋散落して傳はら

ざるなりと.是獪

其

嘲詞を措かざるを廉す、故に

此論を造

すのみ、試に問は

ん.唐諸賢之れを詠せし者.果して幾人あ

るか、但、王建の

海棠花下に流鶯を打つの類に過ぎざる

のみ.=披佃出るに

及び、七古の大作を以て麗鸚の質を

描寫す、是に於てか

花壇の月旦、或は是花を以て桃李の上に班せり。

　按するに鄭谷、蜀申、海棠を賞する

に曇ふ↓濃淡芳春蜀

　郷に滿

っ、牛は風雨に隨ふて鶯腸を断す、浣花溪上稠

　悵するに堪

へたり、子美爲に發揚するに情なし」と、後

　人附會

の設、蓋此より興る。

河合屏山少壯

の時、笈を

菅茶山の門に負

ひ、加ふ

るに過

庭の訓を以てす、其玉成知るべし、諸友と

同じ

く

仁壽山

に宿し、牛夜雨作るに云ふ、勹漠

々たる溪

雲愁を結ぶに似

たり、枕頭夢斷えて

一燈幽なり、疎鐘甍は濕ふ孚害の雨,

散して千山楓葉の秋と作る」と。四

三

糀6

　　　　　

穉

本

詩

話

叢

書

高

須

氏

號昌覗

鵞

齋

嚇亦

伐

冰

之

家

也、器

宇

海

涵

、

入

莫"能

測門廨v謂

澄厂之

不γ清、渾γ之

不y濁、昔

聞該其

語嚇今

見

蹴其

人一也

,春

日

漫

成

云一儀

休

拔γ菓

可レ稱…レ

高。遮

莫

春

風

發邑野

桃嚇局

務

清

閑

無

』

轟

朝

來

唯

揖

箔

書

勞。

擲

筆

山、抛

筆

松、倶

在"東

海

道

中"矣、蓋

言闘天

然

妙

致

難昌於

描

寫軌

、書

史

鈴

木

其

一、西

遊

之

日、

獲v詩、云、自

負

吾

儂

膽

如γ斗、人

抛y筆

處

卻

濡γ毫、

其

意

氣

可v掬

也。

河

合

孫

一郎

嘗

謂

日、明

大

學

士

劉

健

不F喜v詩

、

謂

v人

日、縱

爲

"李

杜嚇亦

不レ過"一酒

徒

一耳、袁

子

才

引

昌論

語…斷

廊

證篇其

非

嚇抑

亦

迂

矣、讀

昌漁

洋

詩

話一

乃

知

是

言

未"必

出魑于

衷n抑

由

昌門

戸

之

爭醂耳、麓

堂

詩

話

載、其

英

廟

輓

歌

日、天

傾

玉

蓋

旋γ從"北、

四四

高須氏、觀鵝齋と號す.亦伐冰

の家なり、器宇海涵.人能く

測るなし、謂はゆる之れを澄せ

ど

も

清ます、之れを渾せ

ども濁らす、昔、其語を

聞く、今煢

八を見る、春月漫成に云

ふ磯儀休茱を

拔く

高と稱すぺし、遮莫あれ春風の野桃を

發くを、局務清閑

一事衄晒し」朝來唯.揖す簿書の勞」と.

擲筆山、抛筆・松、倶に東海道中に在・り、蓋、天然の妙致、描寫

に難きを言ふなり、畫史鈴木其

M.西遊

の

日、詩を獲たり、

云ふ(自負す吾儂の膽斗の如きを、人の筆を抛っ處

卻て

毫を濡ほす」と、其意氣掬すべし。

河合孫

一郎嘗

て謂ふて日、明の大學士

劉健は誇を

喜ぱ

す、人に謂つて日、縦ぴ李杜と爲るも、亦

鯛の酒徒に過ぎ

ざるのみと、袁子♪、論語を引き、断

々として是非を

證す、

抑亦迂なり、漁洋詩話を讀み、乃知る是

の言未た

必しも

衷に出です、抑、門戸の爭に由るのみ、麓堂詩話に載す、其

英廟

の輓歌に日↓天傾きて玉蓋北より

旋り、日昃きて金

輪卻て復た申す」と、前後皆稱ふ、佳作と謂ふべし、是れ

を

6跚

日

昃

金

輪

郤

復

中、前

後

皆

稱.可v謂昌佳

作噛讀レ是

則

知.子

然

殺昌鄭

析嶋而

用舮其

竹

刑亠也。

徐

氏

筆

精

日、古.樂

府

暫

泊昌于

渚

磯幽…歡

不γ下"艇

板嚇即

今

上レ岸

透

板

也、刻

本

誤

作γ廷、非、高

橋

恕

庵

深

川

竹

枝

云、艇

板

堪v憐

亦

堪γ恨、能

迎"郎

至

塗

郎

邏

出

淵

爺、角

田

哥、綿

貫

叔、倶

遊臨芒

花

樓騨矣、芒

花

樓

蓋

深

川

娼

館

之

傑

然

者

也、出

淵

擘

頭

朗

吟

、

日、越

女

一笑

三

年

留、辮

退角

田

應レ聲

日、不γ知

身

世

薗

悠

悠、辭

商綿

貫

績

日、百

年

三

萬

六

千

韓

繋

復

日、傷、心丕

獨爲恚

麸

響

・是

一韻

溢

底、綿

連

不v巳、殆

三

十

韻

皆

以

集雛唐

賢

句

啣也、

蓋

狐

、腋

成v裘、咄

嗟

帥

辨、可γ謂昌唐

伯

虎、靦

允

明

之

後

塵

'矣.篇

以

γ長

不昌具

録「予

嘗

欲賢刋驫是

詩一以

　　　　　

擲

橋

詩

話

卷

之

上

讃めば則、子然、郵析を殺し、而して其竹刑を用ふるを知

るなり。

徐氏筆精に日、古樂府に『暫く渚磯に泊す、歡、艇板を下さ

す』と、帥今

の岸に上る透板なり、刻本誤りて

廷に作るは

非なり、高橋恕庵の深川竹枝

に云ふ、「艇板憐むに堪

へた

り亦恨むに…堪へたり、能く郎の至る

を迎

へ郎の還る

を

逡る』と。

　　　　　　　　　　　

おぱなる

出淵爺隔角田哥、綿貫叔、倶に芒花縷に遊ぶ、芒花樓は蓋、深

川娼館の傑然たる者なり、出淵擘頭に朗吟

して目磯越女

奨

三年留る論

退角田聲に應して日、.智

穿

世自ら

悠

々麟

商綿貫續きて

貝.百年三萬六千朝蠱

爺

咨

、「心.

を傷むるは獨秋を悲むが爲のみならす」と、璧

れ

よ

り

一韻透底」綿連巳ます、殆三十讃、皆以て唐賢の句を

集め

しなり、蓋、狐腋、裘を成し、咄蜷邸辨す、唐伯虎靦允明の後

塵と謂ふべし註篇は長きを以て

具に録せす、予嘗て是詩

を刊し以て近人深川竹枝の後に繋け

ん

と

欲す縄二十年

前舊板橋し懐

に已む能はざる所以なり。

四丑

一…}M

謝6

　　　　　

ロ

本

詩

話

叢

書

繋甲近

人

深

川

竹

枝

之

後"二

十

年

前

舊

板

橋、所。

以

不τ能レ已昌于

懐脚也、」

菅

野

松

鳩

衂

仁

壽

山

之

都

講

也、嘗

作昌堰

瀦

記嚇

　　　　　

齢雇

丈

有昌法

度竊

意

堰

瀦

二

字

似鱈妄

立昌名

旦

恐

未

γ有レ據也、一日

偶

讀鵬出

谷

詩n杷

種

聟葺

眞

注、引齒

東

坡

録

奏、單

鍔

呉

中

水

利

歌一日、諸

縣

高

原

陸

野

之

郷、皆

有昌塘

牙朔或

三

百

畝、四

百

畝、爲邑一竏嚇

蓋

土

入、停

畜̀

水鰰以

灌"民

畏

云

云、則

知

松

塢

堰

瀦、帥

塘

牙

也、凡

丈

家

鑿

空

立v名、往

往

不v免昌後

人

嗤

笑嚇不v可v不昌相

與

忠

告'也。

長

澤

信

逋、伊

奈

高

堅、倶

後

進

之

才

雋

也、高

堅

鱠レ予

云、尋V梅

共

跼

溪

邊

雪、啜V茗

同

園

燈

下

棋、

信

逋

迭昌予

東

歸一云、相

途

橋

頭

鏨

駐v鞍、關

雲

驛

樹

路

漫

漫、羨

君

陪〃駕

恩

榮

足、満

地

風

霜

不シ識

漏

四六

菅野菘轟

籍

壽山の都講な軌嘗て讒

の記を作る。

文に法度あり、竊に意ふ堰瀦の二字妄

に名目を立っるに

似たり、恐くは未だ據あらすと、一日偶.山谷の詩を讀み

しに、「杷椏牙戸に豐なり」と、注に

東坡録奏す單鍔呉中水

利歌を引きて日、諸縣

高原陸野の郷.皆塘牙ありて、或は

三百畝、四百畝を

…牙と

爲す、蓋土人水を

停畜し、以て民

田に灌ぐ云云と、則知る松塢堰瀦は、帥塘竏

なるこ

とを

と、凡、文家鑿室

して名を立

っるは往

々後人の嗤笑を冤

れす、相與に忠告せざるべからざるなり。

長澤信通、伊奈高堅は倶に後進の才雋なり、高堅、予に

贈

りて云ふ、「梅

を尋ねて共に搨む溪邊

の雪、名を啜りて

同

じく園む燈下の棋」と.信通、予の東歸を途りて去ふ、『相途

り橋顧鏨く鞍を駐め、關雲驛樹路漫々、羨む

君が

駕に陪

して恩榮足る.滿地の風霜寒を識らす、」未だ幾く

ならす論

6驪

γ寒、未γ幾高

堅

訃

晋

至、蓋

小

女

之

之

中、叉

損=

介門可y悼

巳。

石

原

路

一嬾

迭昌予

東

歸働序

丈、殆

二

千

言、以レ長

不γ能v録、路

一嘗

道、唐

許

瑤

題昌懐

素

上

人

草

書一

云、志

在昌新

費

無昌定

則嚇古

痩

灘

驪

孚

無v墨、醉

來

信v手

兩

三

行、醒

後

卻

書

書

不レ得、袁

簡

齋

以

爲鵡

趙

承

旨

作噌則

謬

矣。

天

保

已

丑、予

撰驫西

遊

文

藻

二

卷内成

是

遊

所y獲

之

詩、上v之

京

攝

諸

名

家、次ノ之

西

邦

才

人

之

作、

偶見

瞥観

羣

坏・釆

鋒

瑪

近

藤

守

正駁・其

書目

之

非

一日、足

下

來

昌于

本

鎭一非v銜v命、則

必

扈

從、今

謂

乏

遊

噌可

乎、易

以驫西

役n即

櫃

矣、余

日、宦

遊

二

字、見昌史

記

司

馬

相

如

傳h唐

人

依ソ是、杜

審

言

所

γ謂、獨有昌宦

遊

人内是

也、宋

張

世

南

亦

撰昌溝

宦

紀

　　　　　柳

橋詩

話卷

之

上

高堅の訃音至る.蓋小友の中、又

}

み、

損す、悼むべきの

石原路

噴磯

予の東歸を逡る序文は、殆・二千言、長を

以て

録する能はす、路

一嘗

て道ふ、轡許瑤、懐素上人の草書に

題して云ふ、「志は新奇に在りて

定則なく、古痩灘瘤賜牛

は

墨なし、醉來手π信す

兩三行、醒後卻て

書すれば書し得

す、」趙簡齋以.て趙承旨の作と爲すは、則謬礼り。

天保巳丑、予、西遊文藻二卷を撰す、咸な是

の遊に獲し所

の詩、之れを上にしては京攝諸名家、之れを

次にしては

西邦才人の作、偶見暼覩、采録せさるは

なし、近藤守正、其

書目の非を駁して日、足下本鎭

に來る、命を

銜むに非さ

れば、則必扈從す、今之れを遊と謂ふて

可ならんや、易ゆ

るに西役を以て

せぱ、帥偃はん、余日、宦遊二字、史記司馬

相如の傅に見ゆ、唐人是れに依る、杜審言

謂はゆる「獨宦

遊の人のみあり」と、是なり、宋の張世南

も亦、游宦紀聞を

撰す、束

坡、惠州

に赴

くに云ふ、「此遊奇

絶卒生に冠たり

とe乃證すべきな鯵と.守成憤然とし

て肯んぜす、獪旁引

　　　　　　　　　　　

四七

跚6

　　　　　

日

本

詩

話

叢

書

聞噂東

坡

赴"惠

州

軅云、此

遊

奇

絶

冠"夲

生哨乃

可レ證

也、守

成

憤

然

不v肯、獪

旁

引

曲

暢、鳴〃鼓

不レ止、予

西

遊

之

日、獲盤駁

正

之

盆

於

守

成肋最

多、不昌唯

此

而

巳n噫

其

人

今

則

亡

矣。

巳

丑

歳、予

在"本

鎭天

月

二

十

七

日、酷

吏

稍

去、

故

人

方

家、蓋

以。西

播

炎

塙

殊

甚"也、乘レ快

將レ遊風

仁

壽

輿

迂y路

訪"鈴

木

昌

則嚇欲昌拉

共

牲n昌

則

端昌

坐

一室肖屏昌去

妻

孥門如昌持

齋

者嚇乃

詰階其

故h昌

則

日、本

日、係昌至

聖

孔

子

誕

辰嚇故

清

朝

聖

天

子

乃

創出律

令朔毎

年

是

日、以

及唱軍

民

人

等致

齋

二

日、

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

ヒ

不v理"刑

名剛禁昌止

屠

宰嚇本

邦

雖v不v設昌此

律

靹然

吾

輩

讀

書

之

士、亦

所

財宜昌遯

奉h故

持臨心

齋

茸

、予

瞿

然

不γ告γ故

而

辭

去、此

事

似v迂、而

昌

則

之

篤

行

可γ見

矣。網融

靉、描継

購昌無、伽

翩

谿

舒

鰤

齟、聾

四八

曲、暢鼓を鳴

らして止ます、予、西遊の日、駁正の釜を守正

に獲る最多し、唯に此れのみならす,噫、其人今は則亡し。

巳丑の歳、予本鎭に在り八月二十七日、酷吏稍,去り、故人

方

に來る、葢.西播炎焔殊に甚しきを

以てなり、快に乘じ

將に仁壽山に迹ばんとし、路を迂して鈴木昌則を訪ひ.拉

して共に往かんと欲す、昌則

一室に端坐し、妻拏を屏去

し持齋者の如し、乃其故を

詰る、昌則

日、本日は至聖

孔子

の誕辰に係る、故に清朝聖天子乃律令を

創む.毎年

是の

日、以て軍民人等に及ぶまで致齋

二日、刑名を理めず、屠

宰を禁止す、本邦此律を設けすと雖、然も

吾輩讀

書の士

亦宜く邂奉すべき所、故に心齋を

持す

る

のみと、予瞿

然

として宜くを告げすして辭し去る、此事迂に似たり.画も

昌則の篤行見るべ』

鐶谿

黶

雛

鰲

攤㌻賠怨

蕨

・

6謂ξ

　

清

入

陳

允

錫

二

十

一史

緯

云、公

羊

傳

襄

公

　

二

十

一年

十

有

一月

庚

子

孔

子

生、査

十

一

　

月

無町庚,子嚇而

穀

梁

傅

以

爲鵡十

月

庚

子肉按

十

　

月

庚

辰

朔

庚

子

二

十

輔日

也、或

言

孔

子

庚

　

戌

生、二

十

一年

係昌己

酉嚇非昌庚

戌n路

史

叉.以

　

爲鷯二

十

二

年

十

月

庚

子{乃

二

十

七

日、定

爲"

　

今

之

八

月

二

十

七

旦

去γ聖

巳

遠、亦

不v得昌其

　

詳

也̀、良

自

按、明

宋

濂

亦

著昌孔

子

生

卒

年

月

　

辨

筮

學

者

併

考、可

也。

月

泉

吟

杜、劉

應

覊

云、税

足

溪

無.人

照7癰、高

須

熟

齋

云、癰

.即

杖

瘡

也.

諸

葛

氏

在5本

邦門未v暇γ詳昌其

譜門世

人

於"武

侯

之

　　　　

の

徳嚇不レ能v無昌欣

慕肉故

動

輒

日、本

邦

之

諸

葛、亦

出・

於

蜀隔也、或

日、非

也、蓋

呉

之

諸

葛

之

後

裔

避γ亂

　　　　　柳

橋

詩

話卷之

上

清人陳允錫二十

一史緯に去ふ.公羊傅襄公二十

一年十

有

一月庚子孔子生る、査するに

十

一月に庚子なし、而

して穀梁傳以て十月庚子と爲すト按するに十月庚辰朔

庚子二十

隅日なり、或は言ふ孔子

庚戍に生ると、二十

一年は

己酉に係る、庚戌に非す、路史叉以て二十二年

十月庚子と爲す、乃二十七日、定めて今

の八月二十七

日と爲す、聖を去る已に遠し、亦其詳を

得すと、良

白按

するに、明の宋濂、亦、孔子生卒年月辨篇を

著す、學者併

せ考

へて、可なり。

月泉吟沚の劉應驢云ふ↓視足り

て溪に

は人の癰を

照す

なし』と、高須熟齋云ふ、應は即ち杖瘡なりと。

諸葛氏は本邦に在ゆて、未だ其譜

を詳

にするに暇あら

す、世人、武侯の徳に於て、欣慕するなき能はす、故に動も

すれは輙日、本邦の諸葛、亦蜀に出るな

りと.或は日、非な

りと、葢呉の諸葛の後裔亂を避け東移

せしのみ、然も

縉

　　　　　　　　　　　　囚九

』{へ一

瀰6

　　　　　

日本詩

話叢

書

　　　　　　　へ

東

移

耳、然

縉

紳

先

生、未"嘗

聞サ有昼冒v之

者叫唯

顯魯

於

藝

林

文

墨

之

聞嚇何

也、抑

典

午

以

來、中

原

之

域、淪昌胥

于

胡

馬嚇故

交

墨

之

技、江

南

爲・尤

盛門風

習

之

所γ漸、安

知醵諸

葛

之

丕爲

"之

所サ化

邪、近

時

畫

更、有魯諸

葛

監嚇可v徴

矣、本

藩

侍

讀、諸

葛

艮

軒

治γ經

之

外、叉

精昌於

暦

算

音

韻

六

書

之

學q蓋

今

之

學

者、遊轟馬

融

之

門嚇而

不v困昌於

推

歩一者、果

又

有魯幾

人一乎、唯

艮

軒

可ン謂レ繼昌康

成

之

後

塵一矣、其

嗣

東

野

爲γ予

誦昌其

禪

房

花

木

深一云、林

壑

無v雲

晝

自

陰、自

桃

紅

杏

繞7窓

深、山

僧

夜

夜

和v花,睡、

不レ碍

尸

羅

清

淨

心。

諸

葛

東

野

記8雨

毛門瑰

奇

可γ喜、其

詞

云、酒

價

年

年

高、願

天

賜御醴

醪粕油

直

日

日

貴、願

天

降播脂

膏哂

不γ圖

皇

天

貽"下

民短

者

如γ鬚

長

如γ旄、想

當事天

　　　　　　　　　　　

霊0

紳先生、未だ嘗て之れを冐せし者あるを聞かす.唯藝林文

墨の間に顯はるゝは何ぞや、抑、典午以來、中原の域.胡馬

に淪胥す、故に文墨の技、江南を尤盛

なりと爲す、風習

の

漸する所、安んぞ諸葛の之れに化せられしにあらざるを

知らんや、近時畫史に諸葛監あり

後す

べし、本藩の侍讃、

諸萱

軽

經を治むるの外苳

暦簍

.墾

ハ書の學譌

レ

葦

今の學萱驫

の門に遊瑛而、鮮

推歩に困まざるも

の、果して又幾人あるか、唯艮軒は康成の後塵を

戀ける

と謂ふべ

し其醐東野、予が爲

に其禪房花木深きを

誦し

て最ふ魂林壑雲なく晝自ら陰る、白桃紅杏窓を

繞りて

深

し、山僣夜

汝花に和して睡る、碍

へす

尸羅清淨の心」と。

諸葛東野、雨毛を記す、瑰奇喜ぶべし、其詞に云ふ"酒價年

々高し、願くば、天、醴醪を賜

へ、油直日

々貴

し、願くば、天、

脂膏を降せ、圜らざりき皇天下民に貽

る、短き

者は

鬚の

如く長きは旄の如し、想ふ

に當に天、三冬被な

き學士の

6

憫昼三

冬

無γ被

學

士

寒門綴昌成

裘

褐

一代中緇

袍

旧不v然

齟

天

憐

昌十

年

窓

下

吟

客

苦嚇縛昌成

管

城一佐昌彩

毫噌茹レ

毛

飮v血

太

古

世、今

日

魚

熊

盗

中̀

庖内定

知

肉

食

多亀貪

墨h大

意

乃

是

惡昌餮

饕門何

啻

風

毛

與昌雨

血肉

黠

吏

搏

噬

鵬

攫v揉、定

知

民

生

日

困

悴.天意

乃

是

戒

"侵

鈔帆或

謂

焜

崗

朝

發レ火、毛

朋

皆

同

昌玉

石'

焦、陸

渾

山

中

百

獸

斃、桑

谷

之

載

焚娼其

…巣嚇或

謂

天

上

碧

翕

老、衰

容

不臓復

比島垂

髫n拔

鵬去

霜

毛

幅鑷"

雪

鬚

〒

遺

不レ惜

如昌弁

髦嚇始

制昌丈

字軸天

雨レ粟、如レ

是

我

聞

雨

花

飄、以"何

困

縁一欽

拔

羅、不昌繞ド添

居

輌

亂

髟

髟、若

使昌先

主

在門取y之

結.氈

僻蝦若

使昌趙

王

在嚇假レ之

續昌蝉

貂嚇若

使蘇

卿

在一不属必

齧昌旃

毛門節

旄

盡

脱

落、以v之

補

昌其

維n客

詰r余

日

公

勿v謔、古

瀰　

昔

先

王

畏"棄

妖嚇列

國

咎

休

徴

史̀

策歴

代

興

亡

柳

僑

詩

話

卷

之

上

寒きを閲み、裘葛を綴り

成し

緯袍に

代ふべし.然らすん

ぱ天、十年窓下吟客の苦を騰み、管找

桑縛成し

て彩毫を

佐く、毛を茹ひ血を飮む太古の世、今

日魚熊中庖に

盗る.

定め

て知る肉食貪墨多く、天意乃是れ餮饕を悪む、何ぞ

啻に風毛と

雨血とのみならん.點吏搏噬は鵑

の]揉を攫

むが

ごとし、定めて知る民生日.に困悴、天意乃是れ侵鈔

を戎む.或は謂

ふ焜朝に火を

發し、毛茄皆王石と

同く焦

し、陸渾山中百獸斃れ、桑谷の戴其巛黙を焚かん、或は

謂ふ

　　　　　　　　　　　　　　

もへ

天上碧蓊老

い、嚢容復垂髫に比せす、霜毛を

拔去し

雲鬚

を雛し、下し遺り惜ます弁髦の如し、始め

て文字を制し

天粟を

雨す、是の如く我れ聞く雨花飄る、何の因縁を

以

て欽拔羅、濠を繞り居らす、亂れて髟

々、若し先主

をして

在らしめぱ、之れを取り聒鯒を

結ば

ん.若し趙王をして

在らし

めぱ、之れを

假りて嬋貂を績

かん、若し蘇卿をし

て在らしめぱ、必しも

旃毛を齧

ます

節旄毳く脱洛せば、

之れを以て其繍を

補はん、客余を

詰り

て

日公謔する勿

れ、古昔先王蘖妖を畏る、列國

咎体史策

に徴す、歴代の興

亡童謠に黔す、漢の

天漢元年

三月

天毛を雨らす、術者云

ふ邪入進み賢人逃ると、晉の太元十四年

四月地に毛を

生す、史臣嚢ふ經略

多箏人

勞すぎ、本邦

此事慶安三年聖

正

一

鋤6

　鳩四

　　　　　

a本

詩

話叢霤

鯰.童

謠「漢

天

漢

元

年

三

月

天

雨F毛、術

者

云、邪

人

進

賢

人

逃、晉

太

元

十

四

年

四

月

地

生γ毛、史

臣

云、經

略

多

事

人

勞、本

邦

此

事

在昌慶

安

三

年

聖

天

子

之

朝h是

歳

九

月

洪

水

漂、余

對v之

日、君

言

然、雖レ然

小

診

不昌必

兆嚇白

面

議

論

多昌柱

膠門況

余

才

愧嵩張

茂

先触海

鳧

不レ辨

頼

莫γ嘲、金

甌

酣

歳

無邑虧

缺嚇玉

燭

連

年

少燮

調嚇書

生

所郵

油

與v酒、

夜

窓

何

以

慰昼無

聊h天

保

丙

申

轟

渉「夏、陰

寒

襲γ

人

雨

蓮

朝、客

來

鯰γ予

雨

毛

異、寔

在昌六

月

十

九

霄ハ先y是

國

門

盜

禦レ人、訛

言

日

興

頗

繹

騷、塾　明

在レ上

盜

斯

獲、從レ今

常"務

所昌豊

舞

高

宗

修v政

雉

蝸

滅、大

戊

正v徳

桑

祚

清、君

不γ見

天

寶

末

年

長

安

道、自

書

賊

行

如昌蝟

毛噌

　

寛

政

癸

丑

七

月

十

五

日、亦

有"此

異ハ其

毛

色

　　　　　　　　　　

　

五二

天子の朝

に在り、是の歳九月

洪水漂

ふと、余

之れに劉

へ

て日、君の言然り、然と雖小珍h必しも

兆ぜす、白面の議論

柱膠多し、況や

余の才張茂先に愧づ、海鳧辨せす頼に嘲

る莫れ、金甌廂歳虧缺なし、玉燭蓮年

燮調少し、書生郎る

所は油と

酒と、夜窓何を以て

無聊を

慰めん、天保丙申春

より夏

に渉り、陰寒人を

襲ひ雨ふる連朝、客來り予に詮

ぐ雨毛異と、寔

に六月+九宵に在り、是より

先き國門盜

　　とに

人を禦め.訛言日に興り

頗繹騒だり、聖明上に

在れば盜

斯に獲らる、今より當に

務めて黌饒を

所るぺし訟咼宗政

を修めて雉蝸滅し、大戊徳を

正して

桑群淌す、君見すや

天寳末年長安の道、白書賊行く蝟毛の如し」と。

寛政癸丑七月十五日亦此異あり、其毛色長短略相同じ

6

「・劉

　

長

短.略

相

同

矣、見昌橘

睿

輝

北

窓

瑣

談噸

唐它畆

觀角

力,婁

廠・乎聞鑾

地朔凡可

『容

呂十萬

人

葹

6其

虫

壇

而

琿、如"圜

兵

廣

若

干

歩、

樹

昌四

柱ハ彩

帛

裹レ之、或

云

象轟須

彌

四

天嚇蓋

表

昌方

位

而

巳、無置復

有昌遮

障門是

爲"角

力

之

揚焉

、將

y使

昌

挌

鬪強日吐

高

朗

者

名

斥

呼γ之、應ゾ聲

而

出、壯

央

二

入、所レ謂

力

士

也、疆

幹

偉

大、容

貌

瑰

鹸、駢

脅

E

腹丁、肩

背

肉

隆、手

足

肥

碩、擁

腫

螺

砌、望γ之

如"

金

剛

大

士、仁

王

佛嚇發

蹤

者、將

而

上、是

名轟行

事嚇

獪

昌軍

帥嚇力

士

皆

聽γ命、把昌一便

而n黒

漆

鬆

v之.金

銀

環

昌二

钁

柄

撃"彩

絛

嚇二

士

相

郷

而

跪、掎

角

爲

v勢

、如昌虎且

負7嵎

如昌能…將

7出γ穴、行

事

握v柄

側

立、

必

待6其

氣

息

精

紳

相

勾

嚇U摩

、二

士

郎、挌、前

撞

後

距、左

曳

右

攫

一■起

一伏

、離

合

翕

張、擣γ虚

扼

　　　　　

櫛橋

詩話

卷

之

上

　

橘春輝の北窓瑣談に見ゆ。錫

唐它畆

角力を觀る記に云ふ、農

の地を廠し、凡+萬

入を容るべくし、其中を虚にし、壇して埠

し、園丘の如し、

廣さ若干歩、四柱を樹て、彩・吊之れを裹む、或は

云ふ、須彌

　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　

、

の四天に象ると、蓋、方位を表するのみ,復遮障あるなし

是れを角力の場と爲す、將に挌

鬪

せしめんとす隔昔吐高

朗

の者名

斥し之れを呼ぶ.聲に應じて出づ、壯夫二人、謂

はる力士なり、軈幹偉大、容貌魂峨、駢脅互腹、肩背肉隆く贐

手足肥碩、擁腫

碾珂、之れを望めば金剛大士

仁王佛

の如

し、發蹤者、將ひて上る、是れを行事と名く、獪ほ軍帥

の如

し、力士皆命を聽く、鰰便面を把る、黒漆之れを

操し、金銀

にてこ曜を瑣し、柄

に彩絛を埀る、二士

相郷ひて跪き、掎

角勢を爲し、虎且ぐ嵎を負ふ如がく、熊將

に穴を

出

んと

するか如し.行事柄を握り側立す、必其氣息精禪相匂きを

待ちて

一麾

す、二士帥挌し、前に撞き後に距き、左に曳き

右擡

三

壟

篷

翕

叢

を鄭

眈を扼畫

石轉

じて而して盤根撹

へ、悍馬軼して六轡

控す、一瞬變化、名

趺す可からず、始は處女の如く、敵誤りて

隙を啓けば、後

は腕兎

の如く、彼れ避くるに

及ばす、是に於て

勝負制る、

　　　　　　　　　　　　

流三

　一一

㎜6

　　　　

日本詩

話叢

書

r吭、互石

轉

而

盤

根

攤

矣、悍

馬

軼

矣

六

轡

控

焉、

一瞬

變

化、不レ可昌名

状{始

如昌處

女崩敵

誤

啓v隙、後

如印脱

兎嚇彼

不γ及ソ避、於レ是

勝

負

到

矣、衆

口

大

喝、

殷

電

吼

曜、潮

斯

湧、山

斯

瞶、沼

近

人

家、屋

屍

皆

震、其

挌

鬪

之

殷

也、觀

者、肩

相

倚、手

相

挂、叛

僵

酒

覆、羮

飜

衣

汚、一皆

不v知、疾

痛

病

癢、莫賢曾

存"

于

心一者ハ何

況

寵

辱

得

喪

乎、昔

有驫海

上

隨γ鴎

而

遊嚇恍

遺目思

念門是

一人

之

偶

得

也、難v推昌之

於

衆嚇

今

會都

下

之

入嚇寡

亦

數

千、衆

則

萬

萬、能

使賢其

億

兆

之

人、觀蹲獰

狸

搏

撃

之

戲嚇爲ゲ海

鳥

忘

機

之

遊ハ嗟

夫

角

力

之

戲、果

紳

邪、掬

仙

邪、帥

世

之

所v

街、聲

色

紛

華

之

娯、我

知"其

非ワ樂

矣、雖γ然、靈

公

之

鍵、適

瓷瓢乎

悖

逆嚇季

孫

之

難、乃

媒"于

蝸

亂嚇則

畜凶力

士一者、宜7識》所γ戒、焉。

}

　　　　　　　　　　

議

衆

ロ大に喝し.殷雷吼障.潮斯に湧き、山斯に瞶る、澹近

の

人家屋瓦皆震ふ、其挌鬪

の殷なるや觀る

者、肩相倚り、手

相柱

へ、瓶僵れ酒覆

へり、羮飜り、衣汚る

一に

皆知らす、疾

痛渮冖癢、曾て心に存

ずる者莫し、何ぞ

況や寵辱得喪をや、

昔.海上、鴎に隨ひて遊ぶ者あり、恍として思念を遺る、是

は

一人の偶.得るなり、之れを衆に推し難し、今都下の人

を會し、寡も亦數千、衆なれは則萬

々、能く

其億兆の人を

して獰獰搏撃の戯を觀て海鳥忘機の遊を爲さしむ、嵯夫

角力の戯は、果して紳か、抑.仙か、帥世の徇ぶ所の輕色紛

華

の娯み、我

置ハ樂に非

ざる

を知

る、然りと雖、靈公の奏

は、滴、、悖逆に資し、季

孫の難は,乃蝸

亂を

媒すれば、則力

士を密ふ者は、宜く戒むる所を識るべし。

8鵬

清

王

蓮

纛

甫

集

載、相

撲

之

戲、蒙

古

最

重

筵

,

宴

時、必

陳γ之、本

朝

以v是

練

習̀

健

士嚇謂昌之

布

古嚇

　　　　　　　　　ナ

蒙

古

語、謂

嚊之

布

克一脱

帽

短

構

兩

兩

相

角、以昌搏

γ之

仆"地

爲γ分昌勝

負嚇其

詩

日㌶

人

突

出

張昌鷹

拳嚇

輔

人

昂

7首

森昌編

肩嚇欲v搏

未v搏

意

飛

動、廣

場

占

立

分昌雙

甄一猛

虎

棹ヒ尾

宿

莽

内蒼

鵑

側v翅

秋

雲

巓須

臾

忽

合

互

角

觝、揮

霍

掀

擧

思v爭v先、擣レ虚

時

時

,見

"蹴

踏n扼γ吭

往

往

愁.傾

顛嚇幾

心

終

擬γ作鵬

後

勁嚇努

力

寧

肯

輸忌先

鞭n三禽

三

縱

逾

拗

怒、再

接

再

属

紛

騰

騫.曳レ柴

僞

遯

陋"狡

獪『擧v鼎

絶v瞶

獪

喧

闡

、要

使。一蹶

不轟歿

振茹

己鳥

躡v翅

魚

投》筌、

勝

者

昂

藏

作5山

立嚇命レ酒

飽

食

黄

羊

鮮、相

叉

相

撲

郵、麟

雖

小

装

較藝

亦

足γ威窮

婆

出昆,如翹

醐

拔

河

戲嚇僅

資儡囁

據"誇輕

僕蝋

柳

橋

詩

話

,卷

之

上

清の王逑轟

甫集に載畜

撲の戲は、蒙嚢

重んす、筵

宴

の時、必之れを陳ぬ、本朝是れを

以て

健士を

練咎せし

む、之れを布古と謂ふ、蒙古の語に、之れを布克と謂ふ、蛻

帽短構、兩

々相角し、之れを搏ち地に仆すを

以て、勝負を

分つと爲す、其詩に日↓一人は突出して鷹擧を張り、一人

　　　　　　　　　

さかん

は首を昂くして驅肩を森にす、搏たんと欲して未た搏だ

す意飛動し、廣場に

占立して雙甄を分つ、猛虎尾を掉ふ

宿莽の内、蒼鵬翅を側

つ秋雲の巓、須

臾にして忽ち合し

互に角胝す、揮霍掀擧先を爭ふを思ふ、盧を

擣き

時々蹴

踏せられ、耽を扼し往タ傾顛を

愁ふ、壯心絡に

後勁と作

らんと擬す.努力寧ぞ肯て先鞭を輸せ

ん、三禽三縱逾4拗

怒、再接再属紛として縢騫柴

を曳き僞り遯れ

狡獪を

陋

し、鼎を擧げ瞶を絶ち獪喧闖、要は

一獗復振はざらしむ、

鳥の翅を跼け魚の筌に投するが如くす、勝者は昂藏…山立

を作し、酒を命し飽食す黄羊の鮮、相叉し相撲っ眼讎堆小

技と雖、藝を較べ亦窮遽を威すに足る、豈翅脚拔河の戯

の如くにして僅

に膃嗾に資し輕儂を誇る

のみならんや

五五

{……

藏石

　　　　　　

日本

詩

話叢

書

趙

雲

菘

簷

曝

雜

記

云、布

庫、一名

撩

脚。

野

見

宿

禰

帥

相

撲

之

鼻

祕、詳

見昌國

更嚇蓋

宿

禰

爲γ人、賢

且

智、不昌唯"膂

力

絶"人、史

稱、上

古

以

來、

宮

車

晏

駕、殉

者

必

以γ十

數

焉、宿

禰

竊

悼、逾

建

議

日、陶

埴

以

像γ之、以γ此

易γ彼、乃

典

禮

不γ缺、而

庶"乎

不7傷レ仁

矣、終

從齲其

議n黄

鳥

之

詩、絶5響

于

世嚊者、蓋

宿

禰

之

勳

也、朝

廷

嘉v之、逾

錫麟土

部

臣

之

姓嚇世

掌唱喪

儀嚇獪昌宗

伯

之

職一焉.噫

作v俑

無v後、

聖

言

炬

赫、宿

禰

獨

否、作v俑

之

福、處昌于

後

資

是

豈

有レ他

哉、奘

事

殆

輿昌聖

言騨背

馳、而

所翼以

拯昌於

不

仁h墹

合自於

鏖

意朔故

也。

明

人

李

春

亭

邊冠五

郎

太

歸晶日本一云、敬

將蟲玉

島一

覲昌天

顏嚇囘v首

扶

桑

杏

渺

問、缸

泊

古

鄭

三

佛

地、

杯

傳

新

酒

四

明

山、梅

黄

細

雨

江

頭

別、帆

引"清

　　　　　　　　　　　

五六

趙雲菘簇曝雜記に云ふ、布庫。一名は撩脚と.

野見,宿彌は即相撲の鼻組、詳に國史に見ゆ、蓋、宿瀰

人

と爲り、賢且智陶唯膂力、入に絶するのみならす、史に稱す、

上古以來、宮車晏駕すれば、殉者必十を

以て數ふ、宿禰竊

に悼み、逾に建議して日、陶埴以て之れに像り、此を以て

彼に易

へば、乃典禮缺け交

而して仁を

傷はざるに庶し

と.絡に其議に從ふ、黄鳥の詩、響を

世

に絶つ者は、蓋宿禰

の勳なり、朝廷之れを嘉し、途に土部の臣の姓を錫

ふ、世毫

喪

儀を掌る、獪、宗伯の職のごとし、噫、俑を作りて後なき

は.聖言燈赫、宿彌は獨否らす、俑を作るの福、後裔に及ぶ.

是れ豈他あらんや、其事

殆聖言と背馳す、而して不仁を

拯ふ所以は、則、聖意に合する故なり。

明人李春亭、五郎太のE本に歸るを

逡

るに

云ふ「敬みて

玉畠…を將

て天顏を覲る、首を

回せぱ

扶桑杏渺の照、航は

泊す古郵三佛の地、杯は傳ふ薪酒四明の

山、梅は

黄なり

細雨江頭の別れ、帆は清風を引て海上より還る、明に到れ

6鰯

風一海

上

邏、明

到

賢

王

糠

"有

"餌、八

方

職

貢

隘昌朝

班

獺

躰徽、賄

馨

囎

粧魔

騨

駄聯

鞠

蟄數・

梁

星

巖

語嵩於

予"日、五

郎

太

又

號昌鮮

瑞陶

甕

之

巧、籍

藉

簿㌦r、蓋

伊

勢

人、其

裔

今

在、南

遊

之

日、

嘗

訪"其

居嚇李

春

亭

詩

幅、今

爲出叢

林

之

藏

物叫亦

現

存

目

撃

焉.凡

書

幅

之

可昌寳

重著

、第

此

幅

與晶

彦

九

郎一耳併

謂5雙

壁一可

矣。瀕儲

取麟

獅輔

歉軼

書

幅輔然

則

紳

物

遲

無v脛

両

走

也。

唐

伯

虎

遞巳彦

九

郎

邏昌日

杢

詩

幅

搨

本

傳y世、其

眞

蹟

舊

在"都

下

富

豪「輾

轉

久

之、今

爲ピ本

藩

河

合

氏

之

物嚇初

富

豪

獲γ之、又

聞ヨ李

春

亭

書

幅

在`

伊

勢嚇遣v人

重

價

募v之、蓋有

」

箭

射昌雙

鶻

"之

意遵

云、居

少

之、富

豪

贓

罪

發

覺、自

裁

以

終、官

以昌其

名

家

之

裔翼

嗣

仍

襲昌街

市

總

轄

之

職焉

、因

書

　　　　　

麹

橋

詩

話

卷

之

上

凶

は賢王應に問ふあるふべし.八方の職貢朝班に隘るか

さ

髞絵鄭議翌觴鞭醐驍饕髏る、

梁

星

巖

予

に語

げ

て日、五

郎太

.又鮮

瑞

と號

す、陶薀

の巧、藉

々と

し

て

世

に傳

は

る、蓋

伊

勢

の

人

、其

裔

今

に

在

り、南

遊

の

日、嘗

て其

居

を

訪

ひ

し

に、李

春亭

の詩

縣、今、叢

林

の

藏

物

と

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

タヨ

爲

り、亦

現

存

し

て目撃

す、凡、書

孀

の寳

重

す

べ

き

者

は、第此

幅と彦九郎とのみ扉

せて雙譬

謂

ふて可なり.傾緞

燗

夫

士

方氏

、購

ふ

て李

春{苧の書

幅

を得

たり

と、

然

らば

野紳

物

逾

に脛

無く

し

て走

るな

り。

唐伯虎、彦九郎が日本に還る

を邊る、詩幅の搨本世に簿

ふ、其眞蹟舊都下の富豪

に在b、輾轉久

して、今は

本藩河

合氏の物と爲る、初め富豪之れを

獲、又

李春亭の書幅伊

勢に在るを聞き、人を

遣はして

軍價之れを

募る、蓋

一箭

　　　　　　　　　　　　　しばらく

雙鵬を射るの意ありと云ふ、居る少

くして、富豪

臓罪發

覺し、自裁以て絡る、官、其名家の裔

なるを

以て、其嗣仍街

市總轄の職を襲がしむ、因て書書散落し、復存す

る

者な

し、此事今を距る三十年予

い.しく

覩

る所、然れ

ども

當今

　　　　　　　　　　　　五七

㎜6

　　　　　日本

詩話叢

香

畫

散

落、無呂復

存

者唄此

事

距v今

三

十

年、予

所昌親

覩嚇然

當

今

之

世、富

豪

之

嗜昌書

甕闘者、亦

不v易v得

矣。

亡

友

金

星

氏

有"異

才噌嘗

嘆

日、孝

靈

天

皇

四

年

富

士

涌

出、而

近

江

州

生=

太

湖n是

古

今

未

曾

有

之

奇

異

也、豈

料

數

千

年

後、至昌享

保

之

際嚇西

土

之

名

勝.亦

飛昌渡

于

東

方

者

多

矣.不昌亦

咄

咄

怪

事㌦哉、若

夫

妄

意

立v名

種

種

捏

造、既

反昌盂

名

之

訓門叉

悖昌稽

古

之

訓嚇其

罪

大

矣、一日

有冒携墨所

業詰

v盆

者ハ開

卷

第

」日、楊

柳

青

青

白

馬

津、問

・日

馬

是

何

處、日.墨

水

下

流、舊

有昌御

厩

津哨先

賢

`

以鵬其

非雅

、改

名"白

墨

好

箇地

名、便

與昌唐

詩』

般、金

星

疋γ色

佃、予

亦

欲γ革昌一事q肯

從

否、問

奈

何、日

欲y更"君

姓

孚

王

昌

齡耳

、其

人

赧

差

而

去、

　…}鴨

　　　　　　　　　　　

五八

の世、富豪の書霊を嗜む者、亦得易すからす.

亡友金星氏異才あり.嘗て嘆して日、孝靈

天皇四年.富士

涌出し、而て近江州に

…太湖を

生すと、是れ

古今

未曾有

の奇異なり

豈料らんや數千年後、享保の際に至り、西土

の名勝、亦飛で東方に渡る者多し、亦咄々怪事ならすや、

若夫れ妄意名を立て種々捏造す.既に

正名の訓に

反す、

叉稽古の訓に悖る、共罪大なり、一B所

業キ攜

へ.釜を請

ふ者あり、開卷第

一に日、「揚柳青

々たり白馬の津」、問ふ白

馬とは是れ何れの處ぞ、日、墨水の下流、舊、御厩

の津あり.

先賢其雅に非ざ

る

を以て、改め

て白馬と名く、好箇の地

　

すなはち

名、便

唐詩と

一般と、金星色を正し

て日、予亦

叫事を革め

んと欲す、肯て從はんや否や、問ふ奈何んと、日君の姓字

を王昌齡と更めんと欲する

のみ

と、共人赧羞し

て去れ

」9。

'

6

上

總

瀕

海

之

地、名顕九

十

九

異

一名

白

里、入

間晶

其

故噌乃

云、臼

加昌一畫

則

百

矣、今

損邑一畫嚇丕

則

九

十

九

一乎漁

撼

之

人、偶

然

創γ名、其

言

有γ理、夭

雅

君

子、卻

似v有。愧

色

叩

金

星

之

詩、壞

異

極

矣、雜

詠

云、干

于

畢

竟

同"三

豕

匠γ恃

楊

家

一字

師、予

詰

其̀

出

處肉輙畢出凌

廸

知

氏

族

博

考一云、楊

萬

里

論昌晉

于

寶=

吏

取擘禮

部

韻

書

注

晉

有轟干

簟

歩

進

日、乃

干

寳

非v于

也、

楊大葺以爲・斈

師鹸

蠶

、辭等

然余家所

γ藏宋

板

晋

書

交

選、亦

但

作γ于、無v有昌稱v干

者n胡

承

之

以

爲、字

畫

相

沿

之

訛、而

取唱于

子

書爲

v證.

按

春

秋

有虧干

讐一後

漢

有昌干

言{寶

山豆其

後

邪、然

　　

亦

自

有昌于

定

國

焉

知昌寶

之

不づ爲5其

裔甲也、陸

法

謝　

言

廣

韻、止

引呂干

讐門而

不レ及v寶、何

法

盛

晉

書

稱、

　　　　　　　

柳橋

詩

話卷之

上

』 嚇

上總瀕海の地を、九+九里と名く、一名は白里、人其故を

問ふ、乃云ふ、白に一書を加ふれば則百なり、今

一書を

損

すれば、則九+九ならすやと、漁鹽

の人、偶然名を

創む、其

冒理あり、大雅の君子、卻て愧色あるに似たり。

金星の詩は壞異極まる、雜詠に

云ふ↓干于畢竟

三豕に同

じ、恃み匝し揚家

一字の師」と.予其出處を

詰る、輙ち凌迪

知の氏族博考を擧て

云ふ、楊萬里晉の于寳を

論す、}吏

禮部韻書の注に晉干寳有るを

取り、以て

進みて

日、乃干

寳にして于に

非すと.楊大に喜びの以て

}宇の師と爲す、

鑿

癰

慰

谺

鶴然るに余か騫

撃

る所の耒版晉書

文邏、亦但于に作る、干と稱する

者あることなし、胡承之

以爲く、字畫相…滑ふの訛、と而し

て干子書を取り

證と爲

す.按するに春秋に干讐あり、後漢

に干吉あ診、寳は豈ん

ど其後か、然承亦自ら

于定國あり、焉んぞ寳の其裔たら

　　　　　　　　　　　　　

タタ

ざるを知らんや、陸法言の廣韻は、止干讐を

引て.而し

て

寳に及ばす、何法盛の晉書に稱す、竇は晉紀及

捜紳紀を

撰すと、而して干の字に及ばす、恐

く

は

未だ據るぺから

五九

網

跚6

剛納……　～ 　　　　　

日本

詩

話叢書

寳

撰昌晉

紀

及

捜

紳

紀h而

不v及昌干

字「恐

未γ可v據。」

歐

陽

修

日

本

刀

歌

云、徐

福

行

時

書

未v焚

荷

書

百

篇

今

尚

存、令

嚴

不y許

逋"中

興

舉

世

無8人

識昌一

古

交嚇毛

奇

齡

日、福

建

潭

浦

學

廩

生、蔡

氏

請

徴邑

海

外

古

文

尚

書乏

疏、蓋

爲轟歐

言

所ツ誤

耳、金

星

嘗

有γ詩

云、臣

不γ臣

兮

君

不γ君、唐

虞

麗

讓

尚

紛

耘、百

王

一姓

長

垂v統、何

必

區

區

祕8古

交岶

有'像昌梨

園

戲

子、各

種

言

語脚者ご

轉

喉

間、抑

揚

高

下、殆

奪"其

眞門彼

、土

所γ謂

像

聲齲・緬

騨

帥

是

也、其

術

與5日

技偖相

似、然

口技、必

在昌障

屏

中h像

　　　　　　　　ゼ

聲

則

稠

人

中

露

坐

不・忌

唯

手

把・一筆

耳

其

吭

一

瓏

轉

換、乍

而

旦・乍

而丑・乍

而

正

末、隨昌意

所'欲、}

應橿人

所"求、各

各

莫y不v入唖猜

微嚇於v是

聽

者

目

瞠

舌

橋、腕

扼

泣

下、而

恍

惚

默

存

而

已

矣,遊

手

幇

六〇

歐陽修の日本刀の歌に罍ふ4徐幅行く

時書未だ

焚かす、

尚書百篇今樹存す、令嚴にして許さす

中國に通するを、

擧世、人の古文を識る無し、」と、毛奇齡日、編建潭浦の舉廩

生寓蔡氏請ふて海外古文徇書を

微す

るの疏は、蓋歐の言

に誤らるゝのみ、金星嘗て詩あり云ふ、「臣は臣たらす、君

は

君たらす、唐虞禪讓省紛紜、百王

一姓長く

統を埀る、何

ぞ必しも區

々古文を祕せん」と。

梨園の戲子各種の言語を

像どる者

あり、一轉喉の間、抑

揚高下釐其眞を奪ふ塞

の謂はゆる像螽

諭

瞥

是れなり、其術、口技と相似たり、然も

口技は、必、障屏中に

在り、像聲は則稠人中.露坐して忌ます、唯手に

一箏を把

るのみ、其眈瓏轉換、乍にして旦、忽にして丑、乍にして正

末、意の欲する所に膸ひ、入の求むる

所に應す、各々精微

に入らざるなし、是に於て聽者目瞠し

舌僑り、腕扼し泣

下る、而して恍惚默存するのみ、遊手幇

間、是を

以て命と

爲す、宴席招邀、殆虚日なし、臂を良民中に撥げ、醉飽

日を

渉るなり、又乞丐あり、夜に乘じ街市比屋の簷下に

佇立

6、脚

　問、以v是

爲v命、宴

席

招

邀、殆

無。虚

日=擾昌臂

良

民

中嚇醉

飽

渉

日

也、又

有心乞

丐乘

レ夜

佇6立

街

市

比

屋

簷

下脳手

柏

覆v面、奏v技

隹尸藝、少

頃

行

入

蜂・擁

抛v錢、嚢

豪

充

實、則

長

揖

辭

去、亦

花

兒

之

理

殍

者

矣、近

人

有γ詠v此

云、幻

華

倏

忽

梨

園

申」宛

輿昌

人

間

榮

悴伺

、但

把昌五

明騨演昌妙

舌嚇卻

勝

口

技

隔邑

屏

璽

金

星

氏

日、楊

升

港

有v道.今

之

儒

者、宋

人

之

應

聲

蟲

也、叉

有轟與γ此

相

似

者嚇臨

濟

和

術

日、三

乘

十

二

分

之

敏、威

是

拭畠不

淨"之

故

紙

也、陸

象

山

て

亠ハ經

注y我、帥

自㌦銘

冊…祗

流酬ム矢、藤

氏

山楓四燈

之

説

徇

矣、朱

文

公

道

統.圖、亦

從y是

而

敷

演

也.彼

二

先

生、亦

應

聲

之

読

也。

近

人

云、茶

褐

麻

袍

依

樣

成、梨

園

不γ墜

覦

先

名、

　

　

　

　

柳

橋

詩

話卷

之上

し、手帖面を覆ぴ、技を奏し藝を售る、少頃にして

行人蜂

魔して錢を抛つ、嚢案充實すれば、則長

揖して辭し去る、

亦花兇の瑠玲たる者なり.近人此れを融するあ

り、云ふ、

「幻華倏忽梨園の中、宛も人間の榮悴と同じ、但、五明を把

りて妙舌を演す、卻て勝る口技

の屏風を隔つるに。」

金星氏日、楊升菴.道ふあり、今の儒者は、宋入の應聲蟲な

り、叉此と相似たる者あり、臨濟和徇日、三乘

十二分

の歡、

咸な是れ不淨を拭ふの

故紙なり、陸象

山六經

我を注す、

即此れよりして組述す、祕氏傳燈の詮徇し、朱交

公道統

鬪、亦是れよりして數演するなり、彼の

二先生も、亦應聲

の読なり。

近人云ふ魂茶褐の麻袍依樣に成り.梨園墜さす

組先の名.

　

　

　

　

　

　

　

　

　

亠二

…一』{……

謝6

　　　～

　　

　　　

H

本

詩

話

叢

書

休v誇

春

信

金

衣

早、絲

竹

林

中

喚

一聲.又

云、斬

γ關攫

v費

見鷂精

興

頭

髪

蒙

茸

輙

脆v巾、今

日

梨

園

推8耆

宿門眼

空二

世

=即

斯

人

、竝

是

梨

園

弟

子

之

寫

眞

也、王

阮

亭

觀嬉瓊

花

夢

樽

奇

啣云、自

播

昌檀

痕

一

親

顧

'曲、江

東

誰

似

阿

龍

超、讀"彼

二

詩

"者

、當γ作`

如

是

觀哺

袁

子

才

詩

話、詳

載雌劉

三

李

桂

官

之

塁

丕

可γ謂昌

梨

園

無

7人

也。

趙

雲

菘

觀

昌演

劇

"云、今

古

茫

茫

貉

噸丘、恩

讐

事

已

隔

驫千

秋嚇不レ知

於γ我

預駆何

事h聽

到轟傷

心齢也

涙

流。

佳

人

薄

命

胚

島蝸

叢門遞

遒

蝋

書

無γ意y窺、儂

愛

微

風

吹

v碎

解,夜

深

樓

上

立

多

時、叉

云.留

蓮

三

日

泥昌杯

觴一門

諜

何

景

嘗レ膽

長.一

隊

紅

襤

薺

拍v手、

…皿〆　　　　　　　　　　　

六二

　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　℃

誇るを休めよ春信金衣の早きを.絲竹林

申喚ぶ

一聲」と

叉云ふ、「關を斬り寳を攫み精祚を

見る.頭髪蒙茸

輒ち由

を脱す、今日梨園耆宿を

推す、眼、一世を筌するは卻此人」

と、竝に梨園弟子の寫眞な

り、王阮亭、瓊花夢

の傅奇を

觀

るに云ふ、「自ら檀痕を稻り親し

く

曲を顧みる、江東誰か

似たる阿龍超」と、彼二詩を讀む者、當に如是觀を作

す

べ

し。

袁子才詩話に、詳に劉三・李桂官の事を

載す、梨園に人な

しと謂ふべからす。

趙雲菘、演劇を觀るに云ふ↓今古茫々貉

剛丘、恩讐裏巳に

千秋を隔つ、知らす我に於て何事に預らん、聽

いて傷心

に到れば也尢涙流る」と。

「佳人薄命鍋基を胚す、遞途の蝋書窺ふに意なし、儂は愛

す微風醉を吹き醒すを、夜深く樓上

立つこと

多礁e叉云

ふ、「留連三日杯觴に泥む、間諜何ぞ量らん

膽

を嘗むる長

〔翫を、一隊の紅裙…齊く手を拍ち、相追ひ相逐

ふて

諾藏を

6謝軸～幌♂

……～加…追

相

逐

捉昌迷

藏闘成

是.近

人

觀昌赤

穗

傳

奇一之

作

也。

先

儒

詆昌誤

大

石

氏一多

矣、近

世

功

名

之

士、亦

或

丕慊昌于

伊

人

先

儒

之

意、乃

惑

於̀

春

秋

之

書

法嚇

姑

置

不γ論

焉、彼

功

名

之

士、乃

以"其

身

分"與v之

影

對、其

心

以

謂、彼

何

人、予

何

入

予

樽昌呂

仙

金

丹

之

祕

訣『故

銷昌蝸

於

未

形嚇速昌編

於

未

臻嚇…嚴

毅

之

顔、莫レ不驫離

然

而

嗤轍焉

.使。難レ發

之

口、能

如矗鵡

夷

之

倒

傾一也、飛

也

非v翼、走

也

非v足、然

獪

非昌其

至者門若

夫

凝昌芳

菲

于

嚴

冬毯

.冰

雪

干

炎

夏飜

轟

掀

世

人

之

耳

目嚇亦

辨昌之

禹

歩

咒

語

之

問噛彼

唯

以昌劍

解

一途崩親爲昌上

乘嚇是

以

卒昌於

龜

毀

玉

碎一

而

已、不勝亦

惜一乎、某

氏

代"大

石圏答v之

云、花

飛

孰

不ひ恨昌東

風嚇描

出

勾

欄

翠

蟆

中、劍

解

須v供昌人

抵

　　　　　

柳

橋詩

話卷

之

上

{

捉ふ』と隔成な是れ近人の赤穗傳奇を觀

るの作なり.

先儒に大石氏を詆6するもの多し、近世功名の

士.亦或

は伊の人に慊たらす、先儒の意は.乃春

秋の書法に惑

へ

ば、姑置いて論ぜす、彼の功名の士は、乃其身分を

以て、之

れと影對し、其心に以謂らく、彼

れ何人ぞ、予何人ぞ、予、呂

仙金丹の秘訣を傳ふ、故に蝸を未形に

銷し、臈を

未臻に

速く、嚴毅の顏も、齷然として瞶

けざる莫し、發き難きの

ロ能く鴟夷の倒傾の如く

ならしむ、飛

ぶや翼

に非す、走

る、や足に非す、然も獪其至れる者に非す、若し夫れ芳菲

を嚴冬に發し、冰雪を炎夏に造り、世人の

耳目を

飜掀す

亦之れを掲歩呪語の闇に辨す」彼れ

唯劍解

一途を

以て、

視て上乘と爲す、是を以て霾毀れ

玉碎

くに卒るのみ、亦

惜からすや、某氏、大石に代り之れに答

へて

云ふ、「花飛ん

で孰れか東風を

恨まざらん、描出す

勾欄翠蟆

の中、劍解

は須く入の抵掌に供すべし、功名附與す

呂仙翁しと、其退

抑遜讓、美を推して人

に與

ふ、能く良雄氏のロ氣

に省似

せり。

六三

O

鵬6

　　　　　

日本

詩

話叢書

掌嚇功

名

附

與

呂

仙

翕、其

遏

抑

遯

讓、推レ美

與v人、

能

省属似

良

雄

氏

之

口

氣一也.

鳩

集

先

生

義

人

録.可レ謂出赤

穂

之

司

馬

邏}矣、東

厘

先

生

萱

野

三

李

傳、不鵬啻

楮

少

孫

之

補軸也、明

良

洪

範

亦

載昌小

島

喜

兵

衞

箏嚇予

頃

者

演

譯

焉、

亦

庶

幾

乎

索

隱

述

贊

之

績也

。

它

山

讀轟義

人

録詩

云、不

朽

千

年

稽慨匪

躬h閭

閻

演

戲

威昌兇

童h惜

遺昌曲v突

移v薪

賂肉羞

徇昌伏レ橋

呑

レ炭忠珍

寳

妖

妹

阨

能

脱、黍

離

麥

秀

怨

無v功、書

生

議

論

休昌苛

責h霜

雪

凛

然

貞

士

風、前

聯

巧

緻

極

矣。　　

　　　

'

寮

友

中

根

善

長

栽騰梅

數

百

杢

自

號昌梅

花

長

煮

且

署

掲出楯

聞ツ即

詩

佛

老

人

之

筆

也、按

儒

家

所

γ謂長

者

即

年

高

有

徳

之

稱…巳、釋

子

勝γ謂、給

孤

脚…}一…{…　　　　　　　　　　　　六四

鳩巣先生の義入録は、赤穗の司馬邏と謂ふ

可し、東圧先

生の萱野三甼傳は蕾に緒少孫の補のみならす、明良洪範

にも亦小嶋喜兵衞の事を載す、予、頃日演譯す、亦索隱

述

贊の績を庶幾ふなり。

它山、義人録を讀む詩に云ふ、不朽

千年匪躬と稱し、閭閻

の演戲兒童を感ぜしむ、惜む突を曲げ薪を移すの略を遺

して、羞らくは橋に伏し炭を

呑むの忠に徇ふ、珍寳妖蛛

、阨能く脱す、黍離麥秀怨も功なし、書生の

議論苛責を休

めよ,霜雪凛然貞士の風」と、前聯巧緻極まれり。

寮友中根善長.梅數百本を栽え、自ら

梅花長者と號す.且

署して楯間に揚ぐ、即詩佛老人の筆な

り、按す

るに儒家

に謂ふ所の長者は、帥ち年高有徳の稱の

み、繹子の誚

ふ

所の、給孤園の長者、法華經の譬喩に

引く所の長

灘は、竝

6鄒

園

長

者、法

華

經

醤

喩

所γ引

長

者、竝

指昼亘

富

之

室朔本

邦

近

古、乃

謂鰌素

封

齢爲昌長

者嚇亦

賓邑浮

屠一也、

然

則

梅

花

長

者

四

・字、亦

豈

謂

不̀

可一邪、且

梅

花

長

者

自

居、則

其

人

不v凡

可〃知

矣、漫

成

云、梅

花

長

者

縁荷

事嚇疎

影

暗

香

渾

潤v家。

東

都

淺

草

門

外、厥

倉

所v在

焉、墨

水

襟昼帶

其

真

吉

原

盤瓢踞

其

北n觀

曾

祠

宇、金

碧

輪

奐直

當昌九

軌

之

衝輌焉、雷

紳

之

門、赤

號

霞

起、七

級

之

塔、金

莖

露

滴、百

貨

肆

躑.櫛

比

鱗

次、五

歩

一茶

店、十

歩

一酒

館、凡

列唱居

其

側著

、威

是

陶

朱、夏

屋

渠

渠、可v謂馴齡洞

天

幅

地矣

。然

富

則

侈、侈

則

敗、敗

則

天堂

地

獄、倏

忽

變

化、甚

可γ痛

哉、佛

力

廣

大、洞5

見

其

理肉於v是

乎

一寸

入

分

之

紫

磨

金

身、乃

出鼻

世

子

千

有

餘

年

之

前鰰矣、蓋

豫

開昌一大

化

城嚇專

　　　　　

柳

檎

詩話

卷

之上

に亘富の室を

指せり、本邦にては、近古.乃素封を謂

つて

長者と爲す、亦淨屠に資

るなり、然ら

ば則梅花長者の四

字、亦豈不可と謂はんや、且梅花長者

も

て自ら居れば、勦

其人凡ならざる知るべ

し.漫成

に云ふ「梅花長者何

事に

縁るか、疎影暗香渾て家を潤す」と。

東都淺草門外、原倉の在る所、墨水、共東

に襟帶し、吉原、其

北に盤踞し、觀昔の祠宇、金碧輪奐、直に

九軌

の衝に當る、

雷聯の門、赤城霞起り、七級

の塔、金莖露滴る、百貨の肆躑.

櫛比鱗次し、五歩に

}茶店、十歩に

}酒館、凡、其側に列居

する者、咸な是陶朱、夏屋渠々、洞天福地ど謂ふぺし、然も

富は則侈り、移れば則敗る、敗れば則天堂地獄、倏忽變化、

甚痛む

へきかな、佛力廣大、其理を洞見す、是に於てか

一

・寸八分の紫磨金身、乃、千有餘年の前に

出世す、蓋、豫め

噸

大化城を開き、專是地の

豪富を濟度す

るのみ踊然も禍敗

の家、往

々獪

武

を接する者は何ぞや、豈

叫旦之れを陷穽

　　　カと

の中に擠すも、千手援けざるが若く、千眼見ざるが

如く、

九十の化身漠然として省覗せざるか若

し、困阨懲創心を

洗ひ面を革め、而し

て後終に善に歸せ

し

むるか、將尢不

　　　　　　　　　　　　

六五

…㎜…一一…

鋤6

……酌

　　　　　日

本詩

話叢

書

濟菖度

是

地

之

豪

冨茸

、然

渦

敗

之

家、往

往

獪

接

、

レ武者

何

哉、豈

一旦

擠"之

於

陷

穽

之

中嚇千

手

若

レ不γ援、千眼

如γ不v見.十

九

化

身

漠

然

若v不昌省

親嚇

使"困

阨

懲

創

洗芯

革γ面

而

後

終

歸昌于

善一也

歟、

將

不

屑

之

濟

度、亦

濟"度

之"也、近

時

叉

有'觸昌法

網"蒙"譴

責"者2

僂

子

嘗

有レ詩

云、乃

公

箸

了

觀

昔

鑽、呼

做6端

然

妙

相

人h西

土

謂昌手

枷一爲ピ觀

督

鑽嚇故

造"此

謔一巳。

予

嘗

閲昌五

川

堂

詩

話肋始

知凹守

村

鴎

嶼

爲昌錦

腸,

繍

口

人=

日

遊5墨

水

長

命

寺嚇讀驫荷

塘

散

人

碑嚇

叉觀昌鴎

嶼

五

朶

之

妙一矣、爾

後

乃

獲"鴎

嶼

之

詩

於

擁

鼻

山

人嚇殆

如γ遇昌舊

識n他

日

叉

得昌鴎

嶼

之

墨

妙嚇當協復

有信此

想鞭也、淌

夏

吟

云、風

樹

客

來

供

v酒初、銀

盤

只

是

列縄園

疏h忽

聽

門

外

傳錫佳

語嚇叫

　　

　　　　

　　　　

　

六六

屑の濟度も、亦之れを濟度ずるか、近時叉

法網に觸れ譴

責を蒙る者あり、「攘子嘗て

詩あり云

ふ弓乃公

著了す觀

　　

　　　　

　　　　

　　　　

　　

てぢゃう

音の鎖、呼んで端然妙相の人と倣す」と、西土手枷を謂ふ

て觀晋鎖と爲す、故に此の謔を造するのみ。

予嘗て五山堂詩話を閲し、始めて守村鴎嶼の錦腸繍ロの

人たるを

知れり、一日

墨水長命寺

に遊

び、荷塘山人の碑

を讀み、叉鴎嶼五朶

の妙を觀る、爾後、乃、鴎嶼

の詩を擁鼻

山人に獲しに、殆、舊識に遇ふが

如し、他日叉鴎嶼の墨妙

を得れば、當に、復此想あるべし、消夏の吟に云ふ魂風樹客

來りて酒を供する初め、銀盤只是れ園蔬を列す、忽聽

く

門外佳語を傳

ふるを、叫了す聲

々晩市

の魚」と、金澤

雜

咏

に嚢ふ、「遙嵐繞水塵寰を隔て、佛閣榊祠海灣に蓮なる、昨

●

宀り

了

聲

聲

晩

市

魚、金

澤

雜

咏

云、邁

嵐

繞

水

隔昌塵

簑肋佛

閣

神

祠

蓮昌海

灣嚇昨

雨

糢

糊

米

家

墨、今

朝

變

作呂范

寛

山ハ鴎

嶼

名

約

字

希

曾、二宇

抱

儀、閲ガ

鴎

嶼

之

別

號n其

所ソ居

與邑墨

水騨相

接、不v問

而

知

矣.

夏

目

成

延

近

從u梅

鳩遊

、日

寫昌法

華

經嚇勇

猛

精

進、不v見昌其

止鞠可v謂"在

家

菩

薩触成

延

畜=

妾h亦

善

女

人、或

謂

是

娑

竭

羅

龍

女

之

化

身

也。

雨糢糊たり米家の墨、今朝變して范寛の山と

作るしと、鴎

嶼名は約字は希曾、一の字は抱儀とす、鴎

嶼の別

號を

閲

すれば、共居る所、墨水と相接すること.問

はすして

知

れ

わノ。

夏目成延、近ごろ梅塢に從ひて遊ぶ.日に

法華經を

寫し.

勇猛精進、其止るを見す、在家の菩薩

と謂ふ可し、成延

一

妾を畜ふ、亦善女人、或ひと謂

ふ、是れ娑竭羅龍

女の化

身

なりと。

鄒

柳

橋

詩

話

卷

之

上

六七

日

本

詩

話

叢

啓

・

六(

蹴

　6

柳

橋

詩

話卷之

上

絡

6

柳

橋詩話卷之下

善

庵

加

藤

良

白

撰

ρ

絣

河

合

氏

斯v藏

玉

盞、形

似γ區、有昌構

柄納僅

受昌二

勺

許嚇外

邊

雕昌鏤

梨

花n姿

態

横

出、可v愛

也、予

以

爲、

所レ謂

梨

花

盞、麸

也、若

溪

漁

隱

引嶋陸

元

光

回

仙

録一云、飮

器

申、惟

鍾

鼎

爲ゼ大、屈

巵

螺.盃

次γ之、而

梨

花

蕉

葉

最

小

也、叉

山

谷

謝墅楊

景

逞雛酒

器一云、

楊

君

喜v我

梨

花

杯、卻

念

初

無薗生

酒

魁ハ注

云、梨

花、謂昌酒

盃鬣

製

如レ此。

梨

花

蕉

葉、倶

小

盞

也.而

蕉

葉

獨

爲昌小

戸

之

逋

稱嚇東

坡

飮v酒、但

三

蕉

葉、陳

后

山

云、易γ醉

易γ醒

蕉

葉

量、陸

放

翕

云、酒

纔

三

蕉

葉、跿

類

可γ見矣。」

　　　

　

柳

橋

詩話

卷之

下

河合氏の藏…する所の玉盞は、形、匝に似

て、樋…柄あり、僅

に

二勺許を受く.外漫に梨花を雕鏤

す.姿熊

横出、愛すべき

なり、予以爲らく、謂はゆる梨花盞は是

なりと.蓉溪漁隱

陸元光の回仙録を引て去ふ、飮器中、惟鍾

鼎を

大と爲し.

屈巵螺盃之れに次ぎ、而して梨花蕉葉最小

なり

と、叉山

谷の楊景が酒器を逸るを

謝するに云ふ↓楊君我れを

喜

ぱす梨花の杯、郤て念ふ初めより

注酒

の魁なきを」と、注

に轂ふ、梨花は酒盃を謂ふと、様製此の如くならん。

梨花蕉葉、倶

に小盞なり、而して蕉葉のみ、獨り

小戸の通

稱と爲れり、東竣、酒を飮む但三蕉葉、陳后山云ふ、「醉易く

醒め

易きは蕉葉量しと、陸放翁

云ふ↓酒纔に三蕉葉」と、此

の類見る可し。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

"

…㎜{{…}…{

跚6

　　　　　

H本

詩

話叢

書

宮

人

參昌朝

儀門本

朝

今

獪

爲γ然、蓋

唐

制

然

巳、杜

甫

云、戸

外

昭

容

紫

袖

垂、雙昌瞻

御

座一引昌朝

儀嚇是

　　　　　　

冷

也、然

唐

天

祕

二

年、下〃詔

罷'之、自y是

以

還.彼

土

此

制

絡

廢

矣.本

朝

邇

不γ改、而

沿ゾ舊

也、按

李

唐

創昌此

制嚇想

在昌女

主

垂

簾

之

日一邪、天

肪

二

年

始

悟"其

非門而

罷v之、蓋

蕘

舜

在v上、而

昭

容

之

紫

袖、

翩躔

於

泉

塰

稷

契

之

間嚇或

庶轟幾

乎

姪

蝶「

凡

精…祕

注

處、都

謂昌之

眼

明{陸

放

翁

喜

用昌此

宇嚇

苦

筍

云、藜

肇

盤

中

忽

眼

明、又

云、眼

明

對.此

幽

棲

墨

始

覺邸吾

廬

分

外

奢嚇桃

源

云、十

年

俗

客

明昌

雙

眼h叉

云、解レ鞅

名

園

眼

借

明

之

類、不レ可放

墨『

少

陵

云、鷓

鵜

鸛

鵬

莫昌漫

喜n吾

輿昌汝

輩

倶

眼

明、

蓋

放

翁

之

駈v本

也ρ

働嚇繝

棚翹

灘轍

膜

網

鹹購

開

、肖

香

山

琵

琶

行

云

、

如

「聽

漏仙

樂

一耳

,暫

明

。

　　　　　　　　　　　　　二

宮人朝儀に參す、本朝

今獪然りと爲す.蓋。膚制然るのみ、

杜甫云ふ、「戸外に昭容の紫

袖

垂

れ、御座を雙瞻し

て朝

儀を引く』と、是れなり、然れども唐天鮪二年、詔を

下して

之れを罷む、是れより

以逡彼土にも

氈制終に廢れたり、

本朝は途に

改めす、而して舊に滑ふなり、按するに李唐

にて此制を

創めしは、想ふに女主垂簾

の日に在るか、天

肪二年始めて其非を

悟りて.之

れを罷

めしは、蓋、尭舜上

に在り、而して

昭容の紫袖」泉羹稜契の

聞に翩躇する、或

は嫂媒に庶幾しとするか。

凡、精紳の注ぐ處は、都

て之れを

眠明と謂ふ、陸放翕

喜ん

で此字を用ふ、苦筍に

云ふ、「藜藍盤中

忽醸明』と、又

云ふ噛

眼明に此幽棲圖に對し、始め

て

吾廬

の分外に箸るを覺

ゆ」と、桃源に銀ふ《十年俗客雙眼を

明にす』と、又云ふへ鞅

を解く名園眼倍.明なり」の類、放舞すべか

ら

す、少陵

云

ふ、「鷓鵜鸛鷯漫に喜

ぶ莫れ、吾れ汝が蜚

と倶に眼明しと、

葦蓊

の本つく所なり。譲

鶲懃

髴

謎

驫儀

と、均香由琵琶行

に云ふ、「仙

樂

を聽くが如く耳暫

朋」と。

5跚

岡

崎

庄

八

云、普

請

二

字,原

出瓠予

釋

子↓古

者

僭…

徒

人

人

執v務、不γ辭昌勞

碌嚇斯v謂

普

請、蓋

以

饕L

山

大

衆

之

カ一也、陸

放

翁

詩

云、堂

靜

僧

聞

普

請

踈、

栗

肉

先

生、伍

石

小

廬

山

銘、爲"元

鼎

賢

友一云、萬

層

峯

千

尺

泉、下

無v地

上

惟

天、輿レ之

伍

誰

也

鉉、

蝶

乎

凝

肩

盤

穿、騎雲

背踏

嵐

肩嚇肉

雖レ温

骨

已

懸、韻

而

歌

我

是

彦.憶

先

生

墓

木

已

拱、而

我

伍

石

老

人、鮎

背

兒

齒、仍

遣唱蓬

乎

丈

墨

之

間ハ栗

由

子

豊

豫

兆昌華∴封

之

覦}歟。

觀

濤

處

三

大

字、幾昌乎

徑

丈↓永

根

入

郎

之・遺

筆

也、近

時

其

父

伍

石

老

人、乃

携昌紙

本一往"本

鎭「鐫鵡

之

瀕

海

懸

崖

之

額門筆

力

遒

勁

爲昌偉

觀"云、或

日、

老

人

無昌裘

明

之

失ハ而

謀昌筆

札

之

不朽肺可レ謂轟偉

　　　　　柳

橋詩話

卷

之

下

岡寄莊八云ふ、普請の二字、原、釋子より出づ.古ぼ僣徒人

々務を執りて、勞碌を辭せす、謂はゆる善請け、蓋、以て

一

山大衆

の力を資るなりと、陸放翁の詩

に云ふ魂堂靜に信

間にして普講踈なりしと。

栗山先生、伍石が

小廬山の銘に、元鼎賢友の爲にすと

云

ふに、「萬暦の峯千尺の泉、下にほ地無く上には惟天、之れ

と伍するは誰そや鉉、蝶か睫か日、、に盤穿、雲背に

騎」風

肩を踏む、肉

は温と雖骨は己に僊す.韻

して一歌ふは

我是

れ彦」と、噫.先生の墓木已に拱せり、而る

に我伍石老人は、

飴背兒齒、仍文墨

の間に逍遙す、栗山子、豈んど豫め華封

の鯢を兆するか。

觀濤處の三大字、徑丈に幾し、永根八郎

の遺筆

なり、近時

其父伍石老人、乃紙本を携

へ、本鎭に往き.之れを

瀕海懸

崖の額に鐫す、筆力遒勁、偉觀と爲すと

云ふ、或ひと日、老

入喪明の失無く.而して筆札の不朽を

謀る、偉人なり

と

謂ふ可し、更に喜

ぶ可、きは、雕工の費、數

+金、廼ち河合

氏

　　　　　　　　　　　　

三

冖一一……一亠一一}

蜘δ

日

本

詩

話

叢

書

入

矣.更

可v喜

者、雕

工

之

費、數

十

金

廼

出昌於

河

合

氏

之

惠噂可レ謂囂世

有纏范

丈

正頓矣

.原

田

鎭

李

與畠

老

入

膳交

篤、頗

經

邑紀

此

擧「有レ詩

云、駐ジ馬

行

入

歎

賞

去、不γ知

紅

涙

墮

磨

崖一

丙

午

災、糟

谷

墨

瓩

疾

篤、家

入

舁

出、焔

煙

縱

横、

避レ火

群

衆、狼

狽

推

挨、左

排

右

闢、纔

股"火

道n抵昌

一知

友

家(是

時

奄

奄

一息

而

巳、友

人

佐

藤

仲

甫

馳

往

省レ之、手

煎昌人

參曲以

灌γロ焉、門

生

小

西

古

蘭

續

至、護

観

周

至、既

而

調

治

牛

載

稍

稍

有昌

起

色嚇然

鷄

骨

斐γ牀、僅

蛻β鬼

籍一耳。墨

舟

筆

札

端

正、確昌守

古

法嚇乃

異昌於

當

琶

名

譟

之

流嚇具昌一隻

　　　　　

タ

眼鴒者弗必

能

辨レ之

矣、墨

舟

病

申

無

聊、有5人

來

者嚇

必

分レ韻

賦v詩、其

題緕孟

浩

然

歸

隱

圖ハ三

首

倶

佳、

.墨

舟

云、緑

水

青

山

護昌奮

途嚇寒

松

痩

竹

映昌吟

鬚n

四

の惠

に出づ、世に范交正ありと謂ふ可し、原田

鎭挙、老人

と交り篤し、頗.此擧を經紀し、詩あり云

ふ、「馬を駐めて行

入…歎賞し去り、知らす紅涙の磨崖に墮

つるを」と。

丙午の災、糟谷墨舟病篤し、家人舁ぎ

出づ、焔煙縦横なり・

火を避くる群衆は、狼狽して推挨す、左排右闢、纔に火道

を脱し、】知友の家に抵れり、是時奄

々たる

一息のみ、友入

佐藤仲甫、馳せ往きて之れを

省れば、手つから人參を煎

じ以て

ロに灌げり、門生小西古蘭績で

至り、護覗周く至

れり、既にして調治牛載、稍々起

色あり、然して鷄骨牀を

支

へ、僅

に鬼籍を蛻するのみ、墨舟は筆

札端正にして古

法を確守す、乃當世名譟の流に異なり、一隻眼を

具する

者は

必能く之れを辨ぜん、墨舟病中無聊、人の來る者あ

れば.必

韻を分ち詩を賦す、其ハ、孟浩然歸隱の鬮に題せし

は、三宵倶

に佳なり、墨舟云ふ、「線水瀞山舊途を謹り.寒松

痩竹吟鬚に映す.詩人失意清

き芝

許く

の如し.寧ぞ比せ

んや明蠡

に入蠡

に・と驤

醗羅

獣

る籍

云ふ.

「道ふ莫れ坎軻

の孟浩然と、機を見るは須らく是れ高賢

6鋤飼

詩

人

失

意

清

如γ許、寧

比

明

皇

入レ蜀

圖、聾

瞰蛉

融嚇静濁

仲

甫

云一莫γ道

坎

軻

孟

浩

然、見y機

須構是

屬昌高

賢ハ卻

憐

禁

省

王

維

輩、凝

碧

池

頭

聽昌管

絃肉

古

蘭

云、高

風

難v繼

鹿

門

歌.蹲

鐙

官途

不γ可レ嗟、

金

「戸

玉

堂

無

此̀

景門夜

窓

松

月

擺"烟

蘿内鰓膳

輯

麟楊,誠

齋

詠畠梁

武

帝一云、梵

王

豈

是

無嵩甘

露嚇不賢爲"

君

王脚致γ蜜

來苛

v謂"最

上

設

法嚇皇

組

檜

陰

翕

詠昌

聖

徳

太

子'云、焉

識蟹醍

醐

非昌毒

藥h山

陵

幾

日

草

茫

茫、亦

不v落昌第

二

義一矣、予

嘗

撰昌六

國

更

論

五

卷門而

於昌太

子

諦嚇亦

襲昌述

其

意一今

忘昌固

陋崩此

掲"

一篇嚇以

問レ世、他

日

得雛全

帙

梓

行、慰昌皇

租

歸

天

之

魂肉爲篩天

之

所v假

不㌦非。

貍

徳

太

子

論

日,虎

狼

不7興昌麒

麟營同う群、鵬

鶚

不.

　　　　　

柳

橋詩

話卷

之下

に屬すべし、卻て憐む

禁省王維の輩、凝碧池頭に管絃を

聽く、」古蘭云ふ歳嵩風繼ぎ難し鹿門の歌、膾踵たる宣途噬

く可からす、金戸

玉堂には此景なし、夜窓

の松月姻蘿を

擺ふ、・驫

籃

蕗轡

楊識齋、梁の武帝を詠じて云ふ、「梵王豈是れ

甘露

鉦嚇から

んや、君王の爲に蜜を致し來らす』と.最上の説法

と謂

ふ

可し、皇租檜陰翕、聖徳太子を詠して云ふ魂焉んぞ醍醐σ

憲藥

に非ざるを

識らんや、山陵幾

日か草茫

々と、亦

第二

義に落ちす、予嘗

て六國史論五卷を

撰

せり、耐して

太子

論に於ても、亦其の意を

襲述せり、今周陋を

忘れて、此に

】篇を掲げ、以て世に問ふ、他日全帙梓行し、皇組歸天

の

　　　　　　　　　　　　

うす

魂を慰むるを得ば、天の假す所菲からすと爲す。

聖徳太子論に曰く、虎狼は

麒麟之群を

同じくせす、鵬鶚

　　　　　　　　　　　　七三

日

本

詩

話

叢

書

姻　

與・鳳

皇

榊興ψ類、姦

雄

丕

與・聖

賢

竝

文

如・是

而

後

　　

善v善

惡γ悪

之

法、途

定

"于

一嚇而

不レ可昌移

易

一矣、是

6

乃

史

筆

之

所ヨ以

垂昌千

萬

世葡

姦

臣

賊

子、所ヨ以

毛.髮

竪

肝

膽

碎

而

無昌復

容v身

之

地也

、僂昌擧

上

古

聖

賢髄者、必

以昌厩

戸

太

子

居昌其

7焉.以レ予

觀

γ之、挽虎

狼

邪、…麒

麈

邪、鵬

鶚

邪、鳳

皇

邪、其

名

實

之

相

反、未v有γ甚昌於

是一也、若

眩.其

名岫而

昧昌其

實n

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　塾

取自其

華葡

遺㌦興

根嚇則

董

狐

之

目、眩昌於

五

色嚇而

仲

尼

之

筆、惑呂乎

浬

渭

矣、當昌敏

逹

帝

之

時蘇

我

馬

子、物

部

守

屋

倶

爲昌左

右

匡

輔

之

大

甲嚇方昌是

壁

高

麗

貢昌佛

典

及

丈

六

銅

像駕

手

大

喜、愈

奉

甚

至、守

屋

抗

議

而

斥レ之、二

子

釁

隙

逾

自γ此

啓

矣、厩

戸

太

子

亦

喜γ佛

之

尤.而

與昌馬

子着訂密・契一

焉、故

H

後

守

屋

之

滅

亡、陽

髏昌于

廢

立

之

議嚇陰

七四

は鳳皇と類を共に

せす、姦雄は聖賢と竝び立た

す、是の

如くにして後、善を善とし悪を悪とす

る

の法、途に

一に

定り、而して、移易噛すべからす、是れ乃史筆の千萬世に垂

る

』所以、而して姦臣賊子の、毛髮竪ち

肝膽碎け

所して

復た身を容るゝの坤無き所以なり、上古の聖賢キ僂擧す

る者は、必す廏戸の太子を以て其の

一に居く、予を以て

之を觀れば、抑も虎狼か、麒鏖か

鵬鶚か、鳳皇か、其の名實

の相反する、未だ

是れより

甚だしきは

有らざるなり.若

亡其の名に眩みで、而して其實

に昧ぐ、井の華を取噸て

其の根を遺れば、則ち

董狐の目は、五色

に眩み、仲尼の筆

は、湮渭に惑はん、敏達帝の時に常り、蘇

我馬子、物部守屋

倶に左右匡輔

の大臣たり、是

の時に方り、高麗、佛典及び

丈六の銅像を貢す、馬子大

に喜び、覃奉甚だ

至れり、守屋

　　　　　　　　　　　　　　　

　

よ

抗議して之を斥く、二子の釁隙途に此れ

自り啓けり.厩

戸太子亦佛を喜

ぶの尤.而して馬子

と

密契有り.故に日

後守屋の滅亡するや、陽に廢立の議を

發

ー、陰に佛を斥

　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　

イヅク

るの致す所に由ると

云ふ、鳴呼是れ其

の形跡のみ、庸証

ソゾ其

事情を悉さんや、夫れ

馬子は

恕人

なり、守屋も亦剛悍

にして鱧を知らす、倶に與に大政に參す、磐ぱ獪ほ虎狼

の檻を同じうし

甅蛇の穴を

共にするが

ご乏し、嚇呑.一

δ螂

一　　 由昌於

斥y佛

之

所"致

云、鳴

呼

是

其

形

跡

耳、庸

証

悉"其

事

情輔乎

哉、夫

馬

子

怨

人

也、守

屋

亦

剛

悍

而

不γ知γ禮、倶

與

參。大

政h譬

獪'̀虎

狼

之

同v檻、魃

蛇

Z

共7穴、一呑

一噬,何

有"底

止嚇幸

而

是

時

莫

v有昌佛

之

東

傳

一邪、二

臣

竟

保鱈于

無

ヤ隙

歟、又

上v之

爲ゴ皐

鬘

稷

契

嚇下レ之、爲昌蕭

曹

邨

魏h徳

庇自蒼

生嚇績

垂.史

珊

一邪、予

決

知己其

不ワ然

也、冬

有

陰

寒ハ春

有"

瘠

首嚇二

疾

之

作、必

根唱于

内嚇而

覆"於

外嚇愚

者

輙

咎昌於

春鴨日、汝

何

以

發昌若

疾

噂矣

、又

責

自於

多

日、而

何

以

醗6若

癇

冖矣

、豈

理

也

哉、二

臣

怨

毒

之

疾

、根昌

結

于

五

藏

之

虫

久

矣、彼

佛

之

來

也、獪包春

氣

冬

令、行・于

時嚇二

臣

之

疾

、適

觸「是

而

發

耳

、何

足鱈深

怪嚇以・是

觀γ之、二

臣

之

相

與

呑

噬、有下未

昌必

可7讓昌

於

佛

闘者よ矣、太

子

與"馬、子一相

比、亦

有y由、是

時

草

　

　　　　抑

橋

詩

話

卷

之

下

噬、何の底止する有らんや、幸にして

是時佛の東傳す

る

有

る莫

から

んか、二臣竟に隙無きを保せんか、又

之を

上

にして皐羹稷契

と爲り、之を下にし

て、蕭曹郁魏と爲

り、徳、蒼生を庇ひ、績、史册に垂れんか、予決して其の然ら.

ざるを知

るなり・、冬は陰塞有少、春は瘠

首有り、二疾の作

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

イハ

る、必す内に

、根し、而して外に發す、愚者輙ち春を咎そ

日

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

なんお

　　　　　カくのごと

く、汝何を以て若き疾を發すと、叉參を責めて曰く.而何

　　

カくのごと

を以て若

き痾を醸すと、豈埋ならんや.二臣怨毒の

疾は、

五藏の中に根結する、久し、彼

の佛の來るや、獪、春氣冬令、

時に行はるがごとし、二臣の疾、適.是れ

に觸れて發する

のみ、何ぞ深く怪むに足らん、是を之て之れ

を觀れば、二

臣の相與に答噬する、未た必らすし広佛

に議すべからざ

る者有り、太子の馬子と相ひ比す

るも、亦由あり、是時草

昧の習ひ未だ除かす、而して嫡庶の

分明かな

ら

す、負鼠

して南面する者、往

々根房

庶華の間に出づ、是を以て諸

皇子覬覦

の心、固より

一日に非す、巖廊

の上に逐鹿の爭

ぴ有り、彼

の馬子は伊霍の權、震主の威

を挾て、而して浮

屠を

崇徇する、適

、太子と相ひ投す、是に於て磁芥相ひ8ー'

き、膠漆相ぴ合ひ、水魚相

ひ親し

む.焉ぞ他日援立の謀、誦

經念佛の際に定るに非ざるを知らんや、或るひと難じて

七五

、鑓

本

詩

話

叢

書

蠕　

昧

之

習

未レ除、而

嫡

庶

之

分

不ど研、負

屡

而

南

面

6

～ 、岩、往

往

出ガ於

椒

房

庶

肇

之

閻嚇是

以

諸

皇

子

覬

鯱

之

心、固

非越一日h巖

廊

之

上、有唱逐

鹿

之

爭一焉、

彼

馬

子

者

挾昌伊

霍

之

權、震

主

之

戚叫而

浮

屠

之

崇

両適

興の太

子

相

投、於伊是

磁

芥

相

引、膠

漆

相

合、水

魚

相

親、焉

知v非罠他

日

援

立

之

謀、定轟于

誦

經

念

佛

之

際"邪、或

難

日、馬

子

之

弑薗崇

峻

帝嚇太

子

亦

與y謀

歟、日

固

也、然

則

是

時

盍v帥

γ位

焉、日、

是

太

子

至

險

至

姦

之

心、所露以

自

…欺

且

欺γ人、以

博菖爨

賢

之

名嚇何

者、遽

取蠡大

物門天

下

後

世、其

謂"

之

何一若

以レ漸

及

焉.獪

有v辭

矣、以5聰

明

繦

倫

之

資鞠藉"金

仙

誕

漫

之

壷

文v之.以昌莽

操

姦

雄

之

才『

何

事

而

不v成、何

物

而

不レ服、宜

乎

舉昌噌世蒲

爲唱

之

所曜欺

也、且

天

下

之

易γ制

易ワ欺

者、弧

兒

寡

婦

七六

日.馬子の崇峻帝を弑する.太子亦謀

に與るかと.曰く固

よりなり、然らぱ則ち

是時盍ぞ位に即かざる、曰く、是れ

太子華.險至姦の心、自ら欺き且つ人を欺き、以て聖賢の

　　　　　　　　　なんと

名を博

する所以なり、何なれば、遽に大物を取らば、天下

後世、共れ之を何と謂はん、若し漸を

以て及ば

ば獪ほ辭

　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　かぢ

有り、聰期絶倫の資を

以て、金仙誕漫

の論を藉り、之を文

るに莽操姦雄の才を

以てす、何事か

戴らざらん、何物か

服せざらん、宜なるかな

一世を擧て之

れ

に欺

かる

るや、

且天下の制し易く、欺き易き

者は、孤兒寡婦の

み、推古帝

は、乃ち敏逹帝の寡婦なり、是の時に常り、太子始めて國

儲と

爲り.萬幾を總攝す、謂はゆる馬子

が昔日奉戴の謀.

駸

々乎として成る、是を以て之を觀

れば、太子と馬子と

相ひ比するも、亦必らすしも佛

に議す

べから

ざる者有

り、始め太子は儒俯を

博士覺曹

に受く、豈弑逆の大罪た

　　　　　　　

ロ　し

るを知らざらんや、設使儒を

以て之を

論ナれば、則ち太

子止趙盾・之を如何せん・佛は則ち然嚥

す・凡そ此經を誦

する者は、十悪五逆の罪も、帥時に淌滅せざ

る莫し、蓋、此

のこ言、乃ち以て仲尼春秋の旨を抹搬ず可し、而して太

子滔天の罪、亦得て

以て掩覆す苛し、是を以て之を觀れ

ば、太子の人となり、聖賢か、姦雄か、明者を待たすし

て知

5獅　

耳.推

古

帝」乃

敏

逵

帝

之,寡

婦

也、常"是

墜

太

子

　

始

爲昌國

鑓

總5攝

萬

幾門所レ謂

馬

子

昔

日

奉

戴

之

　

謀、駸

駸

乎

成

矣、以γ是

觀レ之

、太

子

與"馬

子一相

比、

　

亦

有'未昌必

可

τ讓下于

佛

著

出矣

、始

太

子

受昌儒

術

於

　

博

士

覺

曹一豈

不v知ヨ弑

逆

之

爲

"大

罪

一乎

哉.設

使

　

以γ儒

輪蟹之、則

太

子

止

趙

盾

如ド之

何、佛

則

不v然、

.凡

誦"此

經

囀者、十

悪

五

迹

之

罪、莫

レ不"・即

時

沿…滅嚇

　

蓋

此

之

一言、乃

可醒以

抹昌搬

仲

尼

春

秋

之

旨肉而

　

太

子

滔

天

之

罪、亦

可鵠得

以

掩

覆

脚矣、以レ是

觀γ之、

　

太

子

之

爲y人、罍

賢

邪、姦

雄

邪、不v待"明

者

一而

知

佇

　

矣.然

觀孤太

子

之

薨昌於

推

古

之

末

年嚇豈

天

邪、抑

品　

所γ謂

罪

障

潸

滅

之

設、亦

途

無"一效一邪、或

日、太

　

子

憲

法

十

七

章、言

格

訓

懿、垂昌千

載

法

戒門併

謂昌

　

之

非而

可

乎、鳴

呼

九

錫

之

美」炳鷁焉

于

曹

魏肖周

　

　

　

　

柳橋

詩

話卷

之下

らん、然れ

ども太子の推古の末年に薨

ず

ろを觀

る、豈ん

ど天なるか、抑、、謂ゆる

罪障淌滅

の論も

亦途に

哺效無き

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

たビ　　　　うつぐ

か、或るひと曰く、太子、憲法十七章、言格しく訓懿しく.千

載の法戒を垂る、併せて

之を非と謂ふて、可なならんや、

鳴呼九錫

の美、曹魏に炳焉たり、局官井

出の法.薪莽に秩

然たり、夫れ丈字制度の以て

恃む可からざるや久し、獨

り太子のみならす。

弋鴫

{{…一

輔6

　　　　　

ロ本

詩話叢

書

官

井

田

之

法、秩儡然

于

新

莽嚇夫

文

字

制

度

之

不

γ可昌以恃也

久

矣、不u獨

太

子

而

已叩

括

嚢

交

集

三

卷、乃

先

考

之

所昌撰

述h而

手

澤

如

v新、乙酉

冬、火

發"北

鄰嚇不昌唯

屋

宇

燠

燼嚇此

册

亦

烏

有、毎。思

及ツ之、五

内

且v裂、蓋

先

考

晩

年

獲齢何

雪

漁

圏

章晒乃

鐫昌括

嚢

一一孚茵

號鵡括

嚢

老

人一焉、

予

乏

騰記

性嚇若

詩

若

交、回

誦

者

無麁

、今

録昌其

一

一訳以

當邑蓼

莪

之

融最墨

水

觀y花

云、不昌是

高

樓

一

百

塞

湘

簾

鱗

次

旋

煎レ茶、年

年

春

色

無驫租

税h數

里

長

堤

渾

是

花、又

經"箱

根

山

中軸云、驛

亭

人

噂

沓、山

路

馬

玄

黄。

先

考

嘗

言、毛

萇

注昌我

馬

玄

黄一日、玄

.馬

病

則

黄、

讎

玄

注脇何

草

不γ黄、何

草

不7玄、日、始

春

之

時、草

木

蘗

渚

必

玄、二

家

之

陋、固

不γ容γ喙、蛭

世

考

證

雫八

括嚢文集三卷、乃ち

先考の

撰述する所.而して手澤新な

るが如し、乙酉の冬丶火、北鄰

に發し、唯に屋宇の爆燼たる

のみならす、此の册も亦烏有す、思ふて之

に及ぶ毎に.五

内且に裂けんとす、蓋し先考晩年、何雪漁

の岡章を

獲

て、

乃ち括嚢二字

を鐫し、因て嚢括老人と號せり、予記性に

乏し、若くば詩、若くは交、ロ誦する者幾ぼくも無し、今、其

詩

}二を録して、以て蓼莪の篇に當つ、墨水に花を觀るに

　　　　　　　　　　　　　　　　　

いつ

云ふ↓是れ山咼糧二

百家のみ

ならす、湘簾鱗次旋で茶

を前…

る、年年春色租視無し、數里の長堤渾て是れ花」、又、箱根山

中を經るに云ふ、「驛亭人噂沓、出路馬玄黄」と。

先考嘗て云ふ、毛萇.窺馬玄黄を注して

曰く、玄馬病めぱ

則ち黄なりと、鄭玄「何の草か黄

ならざらん、何の草か

玄

ならざらん」を注し

ヤ日、始春の時、草

木の擘する者は

必

ちす玄と、二家の陋.固より

喙にれられす、近世の考證家

6絣

家、讀霜玄黄

勵爲虞眩

惶一是

読

亙レ通昌於

馬内于v草

則

窮

矣.爾

雅

釋

詁

云、甅

頽

玄

黄、病

也、郭

璞

云、皆

人

病

之

通

名、設

者

便

謂昌之

馬嚇失鶴其

義一也、以γ是

考

γ之、則草

木

黄

落、亦

謂

之̀

玄

黄脚耳.按

瘠

鹵

之

地、

　　　　　　　　　　　　

セ

謂"之

不

毛n亦

謂・之

窮

髪嚇刊要

是

草

木

毛

物

相

通

之

理

自

不γ可v誣

也、小

戴

内

則

日

馬

黒

脊

而

盤

臂

漏、狗

赤

股

而

躁

躁、鄭

玄

云、盤

臂、前

脛

般

般

然

也、赤

股、股

裏

無v毛

也、蓋

盤

臂

赤

股、可繍以

案昌狗

馬

之

病朔而

黄

落

之

候、亦

可榔以

證"草

木

之

病箕

理

蓋

一幾

推

南

子

繼

務

云、舜

文

黒、又

黼

都

云、深

目

玄

鬢、劉

向

九

歎

云、顔

黴

黒

以

倶

敗、

蓋

玄

色

之

爲v病、亦

可昌以

徴魍矣。

雲

和

不レ止L

物内楊

師

道

詠v笙

云、來

應

雲

和

琴

卸

琴

名

也、陳

子

昂

修

竹

篇

云、逾

偶

雲

和

瑟.亦

　　　　　

柳

橋

詩

話卷

之下

は、玄黄を讀んで眩惶と爲す、是の論宜く馬に通ず

べし.

草に于て

は則

ち窮す、爾雅釋詁に云、魃頽玄黄は、病なり

と、郭璞云、皆人病の通名と、読者便ち

之を馬と謂ふ、其のト

義を失するなり、是を以て之を

考ふれば、則ち

草木

黄落

も、亦之を玄黄と謂ふのみ、按するに瘠鹵の地、之を

不毛

と謂ひ、亦之を簍

と謂讒

要するに是れ草木は毛物

と相通するの理、自ら誣

ふ可からざるなり、小戴の内

則

に曰く、馬、黒脊にして盤臂なるは漏.狗、爺股にして躁な

るは躁と、鄭玄云ふ、盤臂は、前脛般

々然

πり、赤股は、股裏

毛無きなり

と、蓋、盤臂赤股、以て狗馬の病めるを

案す可

し、而して黄落の候、亦以て草木の病めるを證す可し、共

理は蓋し

轟

淮南子譱

務云毳

董

螢

叉舗應云ふ、

深目玄鬢、と劉向の九歎に云ふ、顔

の黴

黒は以て倶に敗

ると.蓋、玄色の病たる、亦以て徴す可し。

雲和は

一物に止らす、楊師道、笙を詠じて

云ふ占來應す雲

和の琴、」即、琴

の名な

り、陳子昂

の修

竹篇

に云ふ高途に偶

す雲和の瑟、」亦瑟の名なり、白樂天の雲和に云ふ(琴に非

七九

期6

　　　　　

日本

詩

話叢書

瑟

名

也、白

樂

天

雲

和

云、非v琴

非v瑟

亦

非v箏、別

復

一物

也、武

帝

内

傳

云、董

雙

成

吹菖雲

和

之

笙「

亦

爲舘笙

名嚇然

則

雲

和

一名、鋼

爲驫四

物h先

考

在

日、舉

以

質γ之、先

考

日、梧

桐

憎名

雲

和、抱

朴

子

云、鐸

陽

雲

和、可盤以

證鰰美、宜

其

名

逋

諸̀

樂

髀嚇未"

必

止西

物

而

己h醐

畢鰍

銅髞い數

耡、舵

蟹

膿

醜鴕

木輔用

爲レ悪、其

聾

濬…亮、因

以

名レ瑟、

兒

貞

自

讀"江

戸

繁

昌

記"云、靜

軒

何

事

弄v亳

忙、

曾

向昌虞

初

一傳昌此

方肉楮

葉

刻

成

人

駭

見、龍

肝

魚

熟

客

爭

嘗、塞

儒

未ヨ必

謀昌褞

飽嚇冷

語

唯

能

醒昼熟

腸「寫

出

名

都

許

多

事、家

家

莫v不レ読昌繁

昌刈

臨

濟

語

録'日、日

淌蝦禺

繭禺

黄

金嚇注

云、沿…,獪γ用

也

、

蓋

唐

人

俗

語

也、自

樂

天

雲

和

云、欲v散昌白

頭

千

萬

恨頁

.滄

紅

袖

兩

'三

聲、李

遶、長

日

唯

,沿…一局

　　　　　　　　　　　　

八O

す瑟に非す亦箏に非す」と、別に復た

幗物

なり、武帝内傅

に去ふ、董雙成、雲和の笙を吹くも、亦笙

の名と爲す、然ら

ば則ち雲和の

一名、判して

四物たり、先考在日.擧て以て

之を質せしに、先考曰く、梧桐の

一名は

雲和、抱朴子に

云

ふ、峰陽の雲和と、以て證す可し、宜なり

其

の名の諸樂器

に攣

る粲

だ学

しも四物のみに止らす.燗蹼

貔

管

、雲

利

の琴

瑟

と、鄭

玄

曰く

、雲

和

は

、山

の名、地

良木

を

産

す

、用

て瑟

と爲

す

、其麗

清亮

、因

て

以

て瑟

と名

《

。

,兒貞白、江戸繁昌記を讀むに云ふ、「静軒

は何事ぞ

毫を

弄

ぶの忙しき、曾て虞初に向て

此方を傅

ふ、楮葉

刻し成

し

て人駭き見る、龍

肝包熟客爭ふて嘗む、寒儒

未だ必すし

も源飽を謀らす、冷語唯能く熱腸を

醒せり、寫し出す

名

都許多の事、家

々繁昌を読かざる莫し』と。

臨濟語録に曰く、日に萬

々の黄金を淌

ゆと、注に

云ふ、消

は獪用のごときなりと、蓋、唐人の俗語なり噛白樂天

の雲

・

和に云ふ、『白頭千萬の恨を散ぜんと

欲し、只淌ゆ

紅袖兩

三聲』と、李遠の「長日唯淌ゆ晶局の棋Cと、竝に此義なり。

6蜘

棋、竝

此

義

也。

李

長

吉

云、金

鵞

舞

風

蜀

山

夢、或

日.本

朝

所γ傳、

鴨

毛

屏

風、帥

李

唐

物

、也、所γ謂

金

鵞

豈

是

歟。

茅

茨

土

階

美

則

美

矣、然

我

仁

徳

天

皇、上

漏

下

濕.又

加.一等嚇故

高

臺

之

詠、將下駕昌盤

壤

南

風而

ヒφ之

也、慊

堂

松

崎

先

生、大

阪

覽

古

云.大

江

南

表

古

今

流、王

伯

升

沈

此

水

頭、欲冒酪昌三

杯商

ゆ江

水ハ渚

花

洲

草

自

悠

悠、仁

皇

御v世

有γ如v傷、月

照昌

屋

梁

雨

滴v牀、艸

木

也

知昌恩

澤

渥嚇登γ樓

初

詠驫富

一

民

章門百

城

擢

破

一城

成冉仰

看

金

湯

雲

共

夲、獪

有ヨ後

人

笑

君̀

拙h須

臾

哲

婦

瞥

然

傾。

幻

景、即

浮

屠

氏

醒v世

之

語

也、然

百

年

一瞬、桑

滄

變

邏、莫贋一非"幻

景葡

人

之

處γ世、榮

悴

窮

蓬、

異鵬於

鏡

花

水

月鞠者、其

與

幾

何、慊

堂

先

生、闢昌澁

　　　　　柳橋

詩

話

卷

之下

李長害云ふ鳶金鵞屏風蜀山の夢」と.或人曰く.本朝に傳は

る所の、鴨毛屏風は.帥ち李唐

の物なり

と、謂はゆる金鵞

は豈んど是れなるか。

茅茨土階、美は則ち

美なり、然れども

我仁徳天皇の、上漏

り下濕ふは、叉

一等を加ふ、故に高臺

の詠は、將に撃壌南

風に駕して而して之に上らんとするなり、慊堂松崎先生

の、大阪覽古に云ふら大江南に去て古今流る、王伯の升沈

此水の頭、三杯を酪して

江水に問はんと

欲すれば、渚花

洲草自ら悠悠、仁皇世に御す傷

つく

が

如き有b、月は屋

梁を照し雨は

牀に滴る、艸木也た恩澤

の渥きを

知る.櫨

に登り初めて富民の章を詠す、百城摧

破せられて

一城成

る、仰き看る金湯雲と共に

畢なり、獪ほ

後人、君の拙を笑

ふ有り、須臾にして哲婦暼然として傾く。

幻景は、帥ち淨屠氏世を

醒すの語なり、然も百年

～瞬、桑

滄攣遷、一として

幻景に非ざるは莫し、而し

て人の世に.

」腱る、箪.悴窮逹.鏡花水

月に異る者は、其れ

幾何

ぞや、誰

堂先生、澁谷の邨居を

闢き、一古印を土中に獲たり、乃ち

　　　　　　　　　　　

八一

へ{一…}

日

本

詩

話

叢

書

蜘　

谷

邨

居嚇獲昌一古

印

於

土

中嚇乃

幻

景

ご

字

也、先

6

生

手

狡

石̀

經嚇上昌諸

梓門所γ謂

十

四

經

駸

駸

開"生

面嚇然

則

君

子

之

徳、本

不γ爲画幻

景

移葡

不

朽

盛

案、豈

謂目之

鏡

花

水

月一乎

哉、清

乾

隆

皇

帝、亦

有昌

四

幻

景

詩嚇見・御

製

文

集一云嫐、鷺

飆↓臙冖輯鮪昌締

鰤℃

小

西

古

蘭

近

以昌重

價,購鵬明

人

林

烽

草

書

横

卷叫

蓋

其

所。自

作叫和昌少

陵

秋

興

八

首一之

詩、三

覆

至鷓

廿

四

首

之

侈「其

書

禿

筆

揮

灑、而

遒

勁

有昌恣

態嚇

宜

其

十

襲

不昌輕

親n按

林

烽

載

在驫書

畫

譜n此

不

レ贅、謝肇

溯

云、吾

閲

林

布

衣

嬶、學

松̀

雪

而

稍

勁、

泰

山

有雷唐

時

磨

崖

碑h至

爲"鉅

麗h而

近

人

以昌林

埠

忠

孝

廉

節

四

大

漕ヂ

覆γ之、蓋

當

時

監

司、愛島其

書〒

"郡

縣一鐫麟之

石嚇而

下吏

凡

俗、急

承昌風

旨門塗

爲出此

熬

風

景帆臨

雜上

丈

謂∴張

北

部

烽

得繍法

於

八二

幻景の二字

なη、先生

手つから

石經

を校し.諸を梓

に上

す、謂はゆる十四經駸

々として生面を

開けり、然

らぱ則

ち君子の徳、本より幻景

に移されす、而して不朽

の盛業

は、豈之れを

鏡花水月と謂んや、清

の乾隆皇帝も、亦四幻

景の詩有軌御爨

篷

見ゆと云纛

羅

囎期譱

鵡

鷲小西古蘭近ごろ重價を以て明人林輝

の草書横卷を購ふ、

蓋し其

自作する所なり、少陵の秋興

八首に和するの詩、

三覆して廿四首の侈に至る。其の書禿筆揮灑、而も

遒勁

　　　　　　　　　　　　　　　　

　

しめ

にして

恣態有り、宜なり其十襲して輕しく

親ざ野るや、

按するに林嚊は載て書書譜に在れば、此に贅せす」、謝肇

黼

云ふ、吾が閲の林布衣嬶は、松雪を學んで.而して稍.勁

し、泰山に唐時の磨崖碑有り、至て鉅麗たり、而して近人

林鱆の忠牽廉節

の四大字を以て之を

覆ふ、蓋

當時の監

司、其書を愛し、郡縣に下して之を石に

鐫す、而して下吏

凡俗、急に風旨を承け、途髭

の熬風景を爲す毳

雜

上文に謂ふ、張比部偉

は、法を米に得て、而して參するに

己が意を以す、其の題識する所は尋丈を

逾るに

至レ.天

然の趣を極めざるは莫しと、則ち林張二家竝に大字を善

6蜘

来朔而

參

以麟己

意嚇其

所昌題

織一至γ逾昌尋

丈「莫y不レ極昌

天

然

之

趣嚇則

林

張

二

家

竝

以v善"大

字一著

稱、至昌

徑

丈

徑

尋

之

曠

耳

也、近

披"讀

廣

東

新

語嚇云、吾

粤

先

輩

多

善γ書、有唱趙

東

臺

者嚇於昌詞

林一書ヨ集

唐

嘉

樹

四

大

字n而

黎

瑤

石

於塾錦

石

山騨書昌華

表

石

三

大

字嚇大

徑

丈.入

皆

以

爲昌紳

筆嚇閲

也

譽

也、經昌

呉

耿

之

亂門其

亘

觀

大

筆、存

不

亦

未v可γ知

也、永

根

奕

孫

曾

揮。觀

濤

處

三

大

字嚇乃

翕

冰

齋

鐫"之

管

内

海

瀕

之

石

崖

盖

與鱈閾

粤嚇隔レ地

相

映

射

者

矣。

仙

臺

公

族

大

夫、伊

達

氏

號昌三

山

亭薗

池

放昌鶴

一雙嚇曾

怠レ鍛レ翩、乃

騫

然

颱

去、數

年

之

後、復

相

與

旋

歸、和

鳴

飯

啄、動

止

自

適、從v是

後、翩

亦

不

γ殺、幾乎

如レ安昌九

皐

之

中焉

、女

校

書

紅

蘭

爲

裁昌

　　　　

・籾

橋

詩

話

卷

之

下

するを以て著穩せ

らる、徑丈徑尋の曠

亘

に至れ

り、近ご

ろ廣東新語を披き讀むに、云ふ、吾粤

の先輩

多くは書を

善くす、趙東臺といふ者有り、訶林に

於て集唐嘉樹の四

大字を書す、而して黎瑤石は錦石山に於て華表石の三大

字を書す、大さ徑丈、人皆以て神筆・と爲す、閲や粤や、呉耿

　　　　　　　　　　　　　　　いな

の亂を經たり共且觀の大筆、存するや不や亦未だ知る可

からざるなりと"氷根奕孫曾て

觀濤處の三大字を

揮

ふ.

乃、翁冰齋之を管内海瀕の石崖に鐫す、蓋、閲粤

と、地を隔

てゝ相ひ映射する者なり。

仙臺の公族大夫、伊逹氏三

山亭と

號す一園池に鶴

一雙を

放てり、曾て翩を錣…るに怠る、乃ち騫

然として

闥り去り.

數年の後、復た相ひ與

に旋り歸り,.和鳴して飮啄し、動止

自遖なり、是れ

從り後、翻亦殺がす、幾んど

九皐の中に安

んするが如し、女校書紅蘭は爲に

七律を裁して

云ふ《年

　　　　　　　　　　　

八三

{…一㎞{}一　

日

本

詩

話

叢

書

鵬　

七

律一云、經v年

歸

到

舊

園

林、露

下

依

然

吐昌勿

音h

6

對

無

豈

縁昌人

目

悦内和

鳴

似γ威昌主

恩

深ハ池

亭

夜

月

三

山

夢、雲

海

秋

風

萬

里

心、世

上

乘y軒

者

何

限、勢

榮

相

警

不γ如γ禽、紅

蘭

張

氏、名

景

婉

字

道

華、梁

星

巖

之

室

也、蓋

梁

氏

之

室、世

有鱈賢

操嚇然

伯

鸞

之

妻、貌

不γ稱y徳、才

華

亦

遜、其

優

劣

豈

待

γ辨

哉

.

唐

人

鄭卩審

則

信

憑、今

乃

在昌江

州

飯

室

正

禪

寺嚇

奮

是

叡

山

之

祕

藏

云、蓋

傳

歡

大

師

齦

自レ唐

齎

來

者

矣、元

亨

釋

書

日、當乱蹄

紅

之

時嚇期

州

太

守、-

鄭

審

則

乃

與唱公

據

印

署以

讃

美

焉、帥

此

物

也、

始

岡

本

牛

介

鱸

年

十

五

六

讀二書

叡

山

俗

房「會昌

織

田

氏

兵

燹門乃

抱昌鄭

審

則

文

書一而

逃

去、事

定

後、復

還露投

之

寺

庫h迄レ今

殆

千

年

矣、唐

人

眞

蹟

八四

を經

て歸り到る舊園林,露下依然として

羽音を

吐く、對

舞豈人目の悦に縁らんや、和鳴主恩の深きを感するに似

たり、池亭夜月三山の夢、雲海秋風萬里

の心、世上軒

に乘

る者何ぞ限ら

ん、勢榮相警む禽に如かざるを、」紅蘭は張

氏・名は景婉、字は道華、梁星巖の室な

り、蓋.梁氏の室.琶.

賢操有り、然れども伯鸞の妻は、貌.徳

に稱はす、才華も

亦

遜

る.其の優劣豈辨を待たんや。

唐人鄭審則の信憑.今乃ち

江州飯室

の

正禪寺に在り、舊

と是れ叡山の靉

と云衾

し傳教大師

讖唐より齎し

來る者、元亨釋書に曰く.歸紅の時に

當り、明州

の太守、鄭

審則乃ち公據印署を與

へ、以て讃美す、帥ち

此物なり、飴

め岡本牛介肇

+五六書を警

の僣房に護姦

塁

の兵燹に會

ふ、乃ち鄭審

期の丈書を抱

て逃れ

去り、龜ぬ一.

つて後、復た之を寺庫に遐投す、今に迄

で殆ど千年、唐八

の眞蹟完好現存する.亦岡本

宣就の渤なり、宣就は後に

彦根に仕

へ、戎馬

の功赫著π9、其の

童年の不凡なる.批

の擧にて見る可し。

6………

完

好

現

存、亦

岡

本

宣

就

之

勣

也、宣

就

後

仕・彦

根嚇戎

馬

之

功

赫

著、其

童

年

之

不

凡、此

擧

可γ見

矣。

岡

本

氏

歴

世

爲昌彦

藩

之

名

閥嚇今

其

裔

名

廸

字

吉.甫

號贔秋

石一申

介

之

稱、則

因

襲

不γ改、蓋

從憐邦

俗

一焉.韜

鉛

之

略、文

藻

之

美、倶

不γ愧昌乃

祀

鰤也、秋

夜

讀

昌九

歌

一云、奈

此̀

秋

風

蕭

索

一何、空

江

木

落

月

明

多、時

清

何

用

懐昌孤

憤h宵

永

惟

宜v誦邑九

歌嚇楓

樹

夜

猿

悲

欲γ斷、女

蘿

山

鬼

語

相

和、五

更

捲レ卷

恍

無γ寐、心

遠

天

南

湘

水

波、春

日

威

懐

云、袞

袞

街

塵

十

丈

紅、奔

車

走

馬

漫

西

東、豈

能

括レ舌

爲"

樓

護

且

擬

回v心

學5塞

翕閲

v易

聞

聽

春

館

雨

艱

v花悄

立

曉

堤

風、此

生

未昌是

全

無つ事、愧

爾

沙

邊

水

勃

公。

　　　　　柳

橋

詩

話卷

之下

岡本氏は歴世彦藩の名閥たり.今其の裔、名は

廸字

は吉

甫、秋石と號す、牛介

の稱は.則ち

因襲し

て改めナ、蓋、邦

俗に從

ふなり、韜鈴

の略、文藻の羮、倶に

乃組に愧ぢざる

なり.秋夜、九歌存讀むに云メ、・此秋風蕭索を奈何んせん、

室江木落ちて月姻多し.時清して何ぞ用ひん孤憤を懐く

を、宵永くして惟九歌

を誦する

に宜し、楓樹夜猿悲み斷

えんと

欲し、女蘿

山鬼語相ひ和す、五更卷を捲き

恍とし

て寐る

無く、心は、遠し

天南

湘水の波e春日廡懐に去ふ、

養

々たる街塵+丈紅

なり、奔車走馬漫

に西東す、豈能く

舌を括て樓護と爲らんや、且ほ擬す心を回て塞翁を學ば

　　　　　　　　　　　　　　　

　

か　　　

うれ

んと、易を閲して聞に聽く

春館の雨、花を艱

こて忙ひて

立

つ曉堤の風、此生未

だ是れ

全く事無

きにはあら

す.愧

づ沙邊

の水勃公」と。

八近

一"

}油……}一晶

鍋6

　　　　　

胃

本

詩

話

叢

書

韓

逞

之

寄叫盧

全一云、立

召賊

曹

呼.伍

伯「馘酢一毳

取昌鼠

輩戸

昌諸

市「蒋

之

翹

註

云、伍

伯

見昌古

今

註門

什

伍

之

長

也、束

漢

瀰…衡

傳、令昌五

百

將

出

加ワ簍、

注、五

百

獪・今

之

同

事

者嚇按

三

隱

集、繍云、若

解

・捉昌老鼠一不レ在昌五

百

猫嚇便

以昌五

亘

爲轟猫

兒

名"矣、

蓋

狸

奴

之

捕レ鼠、譬錆諸

五

百

之

執㌻役、故

命昌其

名一

耳、且

三

隱

初

唐

人、而

在"退

之

前h期

其

爲昌猫

兒

名赤

久

矣。

和

合

紳

圖、防昌于

近

量蒙

家

掛γ壁、薦

祀

維

虔

焉、

或

云

顧

鐵

卿

清

嘉

錐.所レ謂

和

合

壽

星

帥

此

也、

不y知

然

否、近

人

咏γ之

云、南

極

老

人

示邑變

相h家

家

爭

先

襟葱愚鬧門豈

料

君

亦

愛δ銅

臭一笑

容

粲

然

歡

且娯、三

思

始

悟

君

意

厚、人

間

萬

事

憑昌青

蚊嚇

大

則

天

下

小

則∵家、由γ是

和

合,不レ可y誣、招

福

駸

八六

韓退乏盧全に寄せて云ふ、「立うに賊曹

を

召し伍伯を呼

蕊

伽唔

奪

鼠輩叢

2

諸を市に尸せん・と梦

翹

の注

に云ふ、伍伯は古今注に

見ゆ、什伍

の

長なり、東漢瀰

衡傳に、五百をし

て將に出で筵を加しむと、注に五百は

獪馨

の同響

のごとしζ撃

るに三隱集

驫

云ふ.

「若し

老鼠み捉ふるを解せぱ、五百猫

に在らす

」と、便ち五

百冷以て猫兒の名と爲す、蓋

狸奴の鼠

を捕ふる、諸を五

百の役を執るに譬ふ、故に其名を

命す

るのみ、且つ三隱

は初唐の人、而して退之の前に在れば、則ち

其猫兒の名

たる亦久し。

　　　　　　　　

ばじま

和合榊

の圖は、近世に肪る、家

々壁に掛て、禧祀維れ虔む、

或ひと云ふ、顧鐵卿の清嘉録に謂ゆる拍合壽星即ち此な

りと、知らす然るや否や、近人之を咏じ

て云ふ、「南極

老人

變相を示し、家

々爭ふて先づ畫鬪を掛く、豈

料らルや

君

亦銅臭を.夏し、笑容粲然歓び且つ娯む、三思して始て悟

ス君が意の厚を、人闇萬事青蛛

に憑る.大は則ち

天下小

吐則ち家、是に由て和合調ゆ可らす、招鯔

駸

々靈驗有わ、

旦々香火膏腴を疇る、漸く見る屋宇光彩を

生するを、恰

6螂

駿

有昌靈

驗叫旦

旦

香

火

祷

督

腴ハ漸

見

屡

宇

生β光

彩「恰

如昌甘

雨

枯

菱

蘇門格

物

致

知

莫v先レ是、勿v迸

天

下

此

理

無、試

畢話一事一爲餌左

劵「蘇

子多v金

妻

謝・辜.琴

瑟

弦

斷

朱

買

臣

有

溢

往

往

泣昌妻

拏嚇冀

製脇此

圖

千

、萬

本ハ要レ貽

陋

巷

君

子

儒。

韓

退

之

憶

昨

行、和"張

十

二云、張

君

名

姓

座

衡

財屬、起舞

先

醉

長

松

摧,宿

醒

未ジ解

舊

店

作、蓋

以鵬.

長

松

摧脚換昌玉

山

頽….}矣

、所レ謂

陳

言

務

之

去

也。

碧

桃

帥

自

桃、葛

原

詩

話

辨γ之

矣、今

夊擧轟一證門

高

季

廸

大

桑

集

載、壺

中

挿昌緋

碧

桃

花q既

而

碧

桃

先

落

云、白

嫩

倚

黏

嬌h朝

看

訪昌獨

飄晒應7縁

"霞

氣

暖h煥

得

雪

～先銷粕

鴎

集

賂…藁

一卷、應

永

年

間

詩

僊

沈

衡

江

之

詩

也逋計殆三百髫、舗

繊婁

離

馨

器

.

　　　　　籾

橋

詩話

卷

之

下

象昔雨に枯亥の蘇するが

如

し、格物致知

是より

先なる

は莫し、道

ふ勿れ天下

に此理無

し↓̀、試

に

一事を

擧けて

左劵と爲さん、蘇子金多

くし

て妻享を謝す、琴瑟絃

は斷

ゆ朱買臣、有道往

々妻孥を泣か

し

む諂異くは此圖千萬本

を製して、貽らんことを要す陋巷の君子儒。」

」

韓退之憶昨行、張十

一に和して云ふ魂張君名

姓座の屬す

る所、起舞先づ醉ふて長松摧く、宿

醇未

だ解けす

舊病作

る、」と、蓋、長松摧を以て玉山頽るに換へたり、謂はゆる陳

言務て之れ去るなり。

碧桃は帥ち白桃なり、葛原詩話に之を

辨ぜり、今又

一證

を擧げん、高季廼の大全

集ド載す、壷中

に緋碧花を挿す、

既にして碧桃先ち落

つるに去痛、肩嫩.厩嬌

祷

り、朝

に

看て獨り飄

へるを訪ゐ.應に霞氣

の暖に

線りて、煤

し得

て雪先づ銷

せしなるべt」と。

鴎巣註藁

一卷は、應永年聞の詩檎況

晦江

の詩

なり.邁計

殆んξ三吾

雛

語

難

姻蘚

贈

梶

・、蓋、南江の詩

は.扶桑若木集、花上集等に散見す

る者

は威な觀る可し、

　　　　　　　　　　　　八七

…　　～湖

O

螂「　　　16

　　　　　日本

詩

話叢書

齣

五

蓋

南

江

詩、散

見。扶

桑

若

木

集、花

上

集

等鹽

者

咸

可y觀

焉、今

復

摘昌共

一二h海

客

椰

帆

懸昌暮

馬門蠻

僧

蕉

縷織昌秋

風嚇午

雨

欲γ零

雪

著γ地、頭

風

難γ愈

日

如γ年、提"嬲

渭

北

春

天

句h參

得

江

西

宗

派

人、又餞昌大

内

源

公

西

}翠

云、三

年

巳

罷

九

州

師、封

内

清

風

海

内

知、忽

上墨青

霽一却

回

贊.舟

中

唯

載

野

僑

詩、他

至7贊.剛休

壽

像門悼

江

西

老

ム

之

詞胡乃

衲

衣

下

事

耳、故

不v録

矣。

尺

八、詳

見繍容

齋

隨

筆h且

云、今

無レ由γ曉昌其

形

製一

也、然

則

南

宋

時、其

製

巳

不y傳

矣、本

邦

所v傳

尺

八、豈

其

遺

製

邪、將

原

是

別

物、而

冒.尺

八

之

稱一

邪、南

江

詩

有潮

村

尺

八

之

言嚇則

知

室

町

氏

之

時、尺

八

盛

行

矣。

納

凉

之

遊、極昼盡

豪

奢嚇經"四

五

十

年

之

久勤而

都

　　

　　

　

　　

　

　　

八八　　　　　　　,

今復た其の

=

】を摘せん魂海客は椰帆を

暮雨

に懸け、蠻

僣は蕉縷を秋風に

織る、丶午雨零ちんと欲して雲地に著

き、頭風愈え難く日は年の如し、」「渭北

率天の句を

提揖し

て、參し得たり江西宗汲の人」と、又大内

源公西に還るを

餞して云ふ(三年已に罷む

九州の師、封内の清風海内

知

る、忽ち青雰に上り卻て回去す、舟中唯載で野僣の詩、」他、

一休壽像に贊し、江西老入を悼むの詞

に至ては.乃

ち衲

衣下の事のみ、故

に録せす。

尺八は詳

に容齋隨筆に見ゆ、且つ云ふ、今其形製を

曉

る

に由無しと、然らば則ち南宋の時漉其製巳に傅はら

ざ

る

なり、本邦

に傅はる所の尺八は、豈ん

ど其の遺

製なるか・

將た原と是れ別物にして、尺八の稱を

胃すか、南江の

詩

に「湖村尺八」の言有れば.則ち匁る室町氏の時、尺

八盛に

行るゝを。

納凉の遊びに、豪奢を極め諡して、四五十年の久

き

を

經

6

入

獪

遐昌其

笋

者、横

山

潤

是

也

.其

爲

昌豪

侈

齢也、都

卞

遊

舫

.千

百

艘、一

日

悉

買γ之、殆

不v遺昌一隻嚇毎

"

舫

聾

妓

幇

間

倶

二

三

人、絲

竹

酒

饌

竝

陳、自轟墨

　水

上

流嚇至"兩

國

下

流h舟

舫

魚

貫、掩γ流

而

下、其

主

盟

横

山

氏、與

親̀

交

一二

入肖駕

小̀

舟

脚往昌來

其

"

間

嚇杯

酌

交

驩、一日

之

費

、千

金

不レ啻

、可v謂昌天

物

暴

殄

之

極

一矣

、横

山

氏

家

舊

富

殖、藏

鎚

百

萬、至

.潤、其性

慷

慨、揮

y金

如γ土、且

讀v書

學レ字、所v交

皆

一時

名

流

也、而

蘯毳

家

産

亦

未鵜曾

不7由.此

輩

贊

襄・也、周

亮

工

書

影

載、茅

元

儀

趾

作昌午

日

秦

潅

大

祗h弔昌汨

羅嚇毳縞兩

岸

樓

藁

亭

謝h及

河

中

之

E

艦

扁

舟

、無レ不v倩

也

、盡

昌四

方

之

詞

人

墨

客h及

　　

曲

中

之

歌

妓

舞

女、無v不レ集

也、分

明

結v俘、遞

相

瓣　

招

邀、傾レ國

出

遊

無事非レ赴.止

生

之

瓧

伽者ね止

生

之

柳

橋

詩

話

卷

之

下

て.而も都人獪緑其事を道ふ者は、横山潤是れ

な

り、其の

夷侈たるや、都下の遊舫、千百艘、一日悉く之を

買ひ、殆ど

璃隻を遺さす毎舫聲妓幇間倶に二三人、絲竹酒饌竝べ陳

ね、墨水の上流より、兩…國の下流に至るまで、舟舫

魚貫.流

を掩

ふて下る許其主卿横山氏、親交

=

一人と、小舟

に駕し

其悶を往來し、杯酌交も驩

ず、一日の費、千金も蕾

ならす、

天物暴殄の極と謂ふ可し、横山氏

家舊と富殖、藏錨白萬、

潤に至て、其性慷慨、金を揮

ふ土の如く、且つ書を、凝み字

を學び、交る所は皆

一時の名流なり.而して家.産

を蘯蓋

する、亦未だ曾て此輩の贊裹に由らすんぱあ

ら

ざ

るな

軌周亮工の書髪

載実茅元蕋

午日秦淮

森

を作し

て、汨羅を弔し、兩岸の樓蘯亭檄を審し、及び河

申の亘艦

　　　　　　　　　　　　　　　

肝

扁舟、倩はざる無く、四方の詞人墨

客を號

し、及び曲中の

歌妓舞女、築らざる

無きなり、分明に拌を結

び、遞いに相

び招邀す、國を傾

け出

遊す

るは、止生の敢に赴くに非る

者無し、止生の名、逾に大に噪し.今

に至るまで以て美談

と爲す、蓋し横山

氏の納凉は茅生の大瓧と、豪擧相類す、

而して其の爽侠奇宕、亦以て頡

頏對

射するに足る、潤翕

詩草

一卷有り、靦融

に奪ひ去られ、今存

せすと

云ふ、惜む

可きのみ、其子敏齋醫に隱れ、予友とし善し、故に其の大

八九

蜘6

　

　

　

　

日本詩

話叢書

名、逾

大

噪、至γ今

以

爲昌美

談"矣蓋

横

山

氏

納

凉

與a茅

生

之

大

瓧内豪

舉

相

類、而

其

爽

快

奇

宕、亦

足昌以

顴

頏

對

射幽矣、潤

翕

有出詩

草

一卷嚇爲且祝

融

所昌奪

去嚇今

不γ存

云、可シ惜

巳、其

子

敏

齋

隱"於

醫噛

予

友

善、故

得隅其

大

梗刈

朝

川

善

庵

先

生

以鵬經

術一自

任、其

造

詣

非"後

生

所"窺、予

與"先

生騨同昌別

號鞠故

世

以

謂

今

之

陳

驚

坐

也、先

生

漫

成

云、浮

利

淨

名

心

巳

炭、三

槐

何

必

擬"三

台移

γ牀

坐

就

新

陰

卞、也

怯

南

柯

入ヴ夢

來、或

日、先

生

經

術

丈

章

之

餘、亦

爲7春

城

無ヨ處

不"飛

花.之

韓

翊亀也。

清

人

顧

鐵

卿

寄.貽

善

菴

先

生鰰詩

扇、曾

蒙ビ借

觀鞠-

背

寫昌牡

丹

一朶h著

色

輕

鬆、雅

致

可v掬、蓋

顧

氏

臨

池

繪

事

之

妙、可唱併

見一焉、録6其

近

製「云、輕

陰

梗を得たり。

九〇

朝川善庵先生、經術を以て自ら任す.其の造詣は.後

世

の

窺ふ所に非ず、予先生と別號を同うす、故に世

以謂ふ今

の陳驚坐なりと、先生の漫成に云ふ「浮利浮各心巳

に荻.

三槐何ぞ必しも三台に擬せん、牀を移

し坐して就く新陰

の下、也た怯る南柯夢に入り來るを、」或人曰く、先生

經術

交章の餘、亦「春城處として飛花

ならざるは無し」の韓翊

たり。

清人顧鐵卿、善菴先生に寄貽せし

詩扇、曾て借觀を

蒙り

しに」背に牡丹

一朶を寫せり、著色

輕鬆、雅致掬す可し、蓋

顯氏、臨池繪事の妙、併せ見る可し、共

の近製を録す、云ふ、

州輕陰曾て記す征驂を護りしを、歸夢

迢々思

ひ堪へす、惟

6鱒

曾

詑

護昌征

驂n蹄

夢

迢

迢

思

不"堪.惟

有"桑

乾

河

胖

麹

朝

來

分γ緑

至驫江

南ひ風風

雨

雨

惜縞年

韮

纔

覺薇

暄"嬾

更

眠、曉

起

荷

寒

宵

自

暖、誤"佗

賂

媛黴

弄。秋千び無

言

桃

李

自

成v蹊、自

白

朱

朱

放

已

齊、

挽

住̀

落

英

風

裏

舞嚇不賢隨昌飛

絮一共

沾↓泥、」郵尉

香

霏

滿昌翠

巒{問

誰

携取

一枝一看、淡

雲

微

露

瞳

瞳

日、似写爲昌梅

花誰

浄嫩

寒鈩茅屋

臨γ流

釣

客

翹、晩

煙

淡

淡

羃偶青

蘿嚇殼

紋

織

得

簾

波

細、看

到

斜

陽

近

γ水多、」敲v詩獨

自

擒唱茅

扉↓荊

樹

花

開

香

滿γ衣、庭

艸

不v嫌

春

意

淺、一雙

蝴

贖

上v階

飛、」絳

紗

燈

暖

夜

迢

迢、水

閣

依γ前

奏碧

簫

略

記

年

時

停昌畫

塑

衣

香

人

影

赤

欄

橋。

太

閤

記

載

瀬

川

采

女

事

蹟、奇

矣、然

ま

嘗

聞7有麟

先

賢

修

辭'也、近

時

太

田、睛

軒

敦跋昌于

墨

本」云、

　　　　　椀

橋

詩

話卷

之

下

桑乾河畔の柳有り」朝來線を分ちて江南に至る、」、風々雨

々年華を惜む、纔に微瞳を

覺れば

嬾更

に眠る、暁起は徇

寒く宥は自ら暖に、佗の脆燼を誤て秋千を弄す、』「無言の

桃李目ら蹊を成し許日々朱々放て

巳に齊し、落英の風裏

に舞を挽住し、飛絮に隨て北、に泥に沾はしめず、」「郡尉香

霏翆巒に滿つ、問ふ誰れか

一枝を搆取して

看る、淡雲微

に露す瞳

々の日、梅花

の爲めに嫩寒を護るに似たり、」「茅

屋流に臨み釣客過ぎ

る、晩煙淡

々青蘿

を羃

ふ、穀紋織9

得たり簾波の細を、看到る斜陽水に近きて

多し、㌧詩を敲

き獨自ら茅扉を捻ふ、荊樹花開き香衣

に滿つ、庭艸

嫌は

す春意の淺きを、},雙

の蝴睫階に上り

て飛ぶ、」、絳紗

燈暖

にして夜迢々、水閣前に依て碧簫を奏す、略ぼ

記す

年時

書舫を停む、衣杏人影赤欄橋し。

」

太閤記に載す、瀬川采女の事蹟、奇なり、然往ども未だ嘗

て先賢の修辭あるを聞かす、近時太田晴軒敦盤奉に跋し

て云ふ、文祿元年、瀧造寺聴下の兵士灘川

采女、軌鮮の役

　　　　　　　　　　　

二三

旨

本

詩

話

叢

書

蜘　

交

祿

元

年、龍

造

寺

麾

下!兵

士

瀬

川

釆

女、從昌朝

君

鮮

之

役h深

入呂異

壞∵音問

隔

絶、其

妻

某

氏、輙

作

此

函h囑昌商

舶

一以

遞

逹

焉、中

途

颶

風、舟

幾

覆、不

囀

唯

貨

物

烏

有「此

函

併

淪脇于

洪

波

之

中矣

.後

會

有昌拾

獲

者嚇以

聞昌于

豊

太

閤「太

閤

覽v之、悽

然

途

菟昌釆

女

之

役肉還昌之

本

國

一云、嗟

乎

幽

閨

之

婦

女、

一發昌伯

兮

之

歟

n言

有.出

昌于

丹

衷

齢者ハ獪

足亨以

動昌

天

地門威中鬼

神h郵此、況

忠

臣孝

子、至

誠

惻

怛

之

言、萬

世

不レ容昌泯

滅

隔者

乎、瀧

岡

之

表、脱昌於

風

濤嚇

鐵

凾

之

史

出α于

讐

井嚇蓋

理

之

必

然、無v足γ怪

也、

李

穆

堂

日、能

拾麟人

遺

交

殘

篇n而

代

存y之

者、其

功

徳

正

與賢哺

棄

兒葬串枯

骨上同、旨

哉

言

也、刻

工

霞

年

祕"藏

此

画久

矣、而

世

無レ有昌知

者n恐盃ハ昧

沒

而

不り傳

也、遂

以

公鵡同

嗜n剖ハ荊

山

之

璞「遜届潛

　　　　　　　　　　　　二四

に從ひ、深く異壌に入り.音問隔絶す.其妻

某氏、輙ち此函

.

を作り、商舶に矚し以て遞達す、中途

颶風

にて、舟幾んど

覆らんとす、唯貨物の烏有のみならタ、此の函も

併せて

洪波の申に淪鞭後彎

拾ひ獲し者蔚

・以て豐太閤に聞

す、太閤之を覽、悽然として途に

采女の役を冕し、之を本

國に還すと云ふ、嗟乎幽閨の婦女、}たび

伯兮の歎を

發

す、言、丹衷より出る者有り、獪ほ以て天地を

動し、鬼騨を

感ぜしむるに足る、此の如し、況や

忠臣孝子.至誠

側旭の

言、萬世泯滅すべからざる者をや、瀧

岡の表、風濤を

脱し、

鐵函の史智井よ

'9出づ、蓋理の必然、怪むに足る無し、李

穆堂曰く、能く人の遺文殘篇を拾ひ、而して

代りて之

を

存する者、其功徳正に棄兒に哺し、枯骨を

葬むると同

じ

と、旨あるかな言や、刻工霞年此函を祕藏する

久し、而.も

世

に知る者有る無し、其の昧沒して傳らざるを

恐る途

に

以て同嗜を公にす、荊山の璞

を剖

ち、潛徳の光を發す、

其の功徳大なり、予知る

日後の報・ガ獲る、必然疑ひ無き

なり'、因て跋す。

6螂…

(

徳

之

光門其

功

徳

大

矣、予

知

日

後

之

獲v報、必

然

'

無レ疑

也.因

跋。

唐

邊

將

張

眺

防

戎

十

餘

年、其

妻

侯

氏、繍昌回

來

作層㌦龜

形h詣レ闕

進v之、帝

覽γ詩

放レ騰

還v郷、賜昌絹

三

百

疋ハ以

彰昌才

美

h詩

云、揆

離

恰

是

十

秋

強、對v鏡

那

堪

重

理v粧

、聞v雁

幾

回

修

尺

素見

v霜

先

爲

製縞

衣

裳ハ開v箱

聾

練

時

垂v涙、拂v杵

調γ碪

更

斷γ腸、繍

作

}龜

形

獻

篇天

子嚇願

歡

u征

客

早

歸ア郷、蓋

其嘉略ぐ

興

柔

女一相

類

、詳

見5名

媛

詩

歸刈

,

評

者

謂、米

元

章、書

家

之

申

韓

也、卷

菱

湖

先

生

覦昌米

法嚇土

苴

不v翅、唯

申

韓

之

言、頗

庶

幾

焉、是

以

一燈

能

書

之

流、無二

當邑其

意

噸者い若

其

人

與

昌

先

生

一邂

邏

、乃

精

紳

沮

喪、殆

如彗小

壓

之

見昌大

巫一

云、或

日.昔

者

懐

素.張

旭

之

徒、巧驫狂

草一罕

生

假鱈

　

　　　　

柳

橋

詩

話・9卷

之

下

唐の遽將張膜防戎十餘年、其妻

侯氏、回丈を

繍して竈形

を作り、闕に詣り之を進む、帝詩を覽て、揆を

放ち郷に還

らしむ、絹三百疋を賜ひ、以て才美を彰す、詩に云ふ、「揆離

恰も是れ十秋強、鏡

に對して那ぞ堪へん重ねて粧を理す

るに、雁を聞て幾回か尺素を修め、霜を

見て

先つ爲に衣

裳を制す、箱を開き練岸疊て時に涙を

埀る、杵を拂ひ碪

を調て更に膓を断

つ、繍して霾形を

作りて

天子に獻す.

願くは征

客をして早く郷に歸らしめんことを、妻皿、其事、

略、、采女と相ひ類す

、詳に名媛詩歸に見ゆ。

評者謂ふ、米元章・は.書家の申韓なり、卷菱

湖先生、米法を

　　　　　タサ

覗て、土苴も翅ならす、唯申韓の言は、頗

る庶幾し、是を以

て

一世能書

の流、一も其意に當る

者無し.若し其の入と

先生と邂逅せば、乃ち精瀞沮喪し、殆ど

小

巫の大巫を

見

るが如けんと云ふ、或ひと曰く、昔、懷素・張旭の徒、狂草に

巧みなり、甼生、酒徳を假り、以て典の飄

逸の氣を佐く、馬

生の端楷、歐虞と相ひ上下す、而して被

酒顛狂、亦懷張

二

九三

…一{{{…

6

弸…

　

　　　

　

日

本

詩

話

叢

書

酒

徳苡

佐

戛

飄

逸

之

氣亮

生

端

槽、輿廠

璽

相

上

下、砺

被

酒

顛

狂、亦

出昌懐

張

二

家

之

上焉

、宜

其

矚篇一卅岷眼

底

無v人、而

近

體

詩

亦

頗

自

負、所

レ謂、菱湖

有⑳餘

翠

一也、其

擬下友

人

登

窟̀

士

山

一作嘉云、

高

峻

誰

將呂丈

尺

　論、雲

梯

萬

里

似ヴ升レ天、十

秋

積

雪

凝

如v玉、六

月

驚

飃

冷

透v綿、仰

親

蟻

珠

分篇斗

漢h俯

臨昌溝

壟

一認昌山

川肉紳

奇

最

是

難v猜

處、絶

頂

源

源

有濡

泉叩

陳

元

贇

富

士

五

古

云、直

豎

互

靈

指、笑

粲

滕

六

齒

、可v謂v佳

矣、落

句

云、貧

乃

士

之

常、富

亦

何

足

財喜、惜

哉

龍

頭

蛇

尾。

艶耽楚

亠ハ帖

一ム、H

本

}土

城駈果

・北…一†餘,甲洪、右}v山

名昌

冨

士嚇或

云、是

蓬

莢

也

.高

峻

無v際、…二海

臨レ海、山

頂

常

有v姻

突

起

焉、腰

既

言、輿

"釋

子

西

京

之

和

,

　　

　　　　

　　　　

　九四

家

の上に出づ

、宜なり其の

一翫を

鵬ふして、眼底入無

き

ゃ、而して近髏詩亦順白負す、諮はゆる「菱湖餘翠有るしな

・り、其の友人が富土山に登る

作に擬するに云ふ魂高峻誰

か丈尺を將て論ぜん、雲梯萬里天

に升るに似たり、千秋

の積雲凝て玉の如く、六弓驚

颱

溌綿に透る、仰ぎ覗る螻

珠斗漢を分かつ、俯しザ.溝壟に臨み山

川を認む、騨

奇

最

馬是れ猜し難き震、絶頂源

々涌泉有り。』

陳

元

贇、富

士

の五古

に云

ふ、「直

豎

す

互

靈

の指

、笑

は粲

な

り

縢

六

の齒、」走、佳

と

謂

ふ

可し.落

句

に

云

ふ、「貧

ぼ乃

ち

士

の

常

、篇

亦

何

ぞ喜

ぶ

に

足ら

ん、」と惜

いか

た、瀧

頭

蛇

尾

なり。

.義

楚六

帖

に云

ふ、日本

王城

、東

化

千餘

里、山有

り

富

士と

名

つ

く、或

は、云

ふ、是

れ

蓬

莱

㌧へり

と、高

峻

際

無

く、三

面海

に臨

み

、山

頂常

に烟

有り

て

突

起

す

と、按

す

る

に

疵

言、釋

子西

京

の和

歌

と、殆ど

符

を

合す

る

が

如

し赤

奇

な

砂、而

る

に

凍

元

&螂

謙

門殆

如γ合レ符、亦

奇

矣、面

陳

元

贇

題昌富

士

山"序

云

、富

士

山

當瓢倭

國

之

中n巍

峩

雄

偉

、孤

拔

萬

仭、

沓

嶂

廻

巒、森

誰

環

携.如γ立

如v坐、隱

現

出

沒、蟠昌

據

三

州h跨昌衍

數

郡一束

扼

一筥

根ハ爲

昌武

關

之

屏

翰h

蓋

日

域

之

岱

岳

也、其

巓

積

雪、盛

夏

不v悄、四

時

雲

氣

繚

繞、旦

暮

霞

彩

變

幻、若▼有昌仙

聾

棲

鼻

故

土

人

呼

爲

昌蓬

莢

瑤

島曲其

凹

頂

如v池、名昌天

池一池

有

昌七

小

嶼

肖名昌七

星

嶼内麓

有鵬人

穴嚇名瓢仙

迥

毎B天

欲昌大

風h則

先

從昌池

穴

虫

嗷

號

而

出、亦

紳

奇

矣、

云

云覇

妬

襯嗽、鴫厩

獅

白

石

新

井

先

生

富

嶽

証

云、凡

其

欲降

、則

箕蹠

於

積

沙

岸

上門尻

以

爲v輿、脚

以

爲レ輪、車

轉

而

下、

瞬

息

之

間、身

既

在島乎

林

麓矣

、蓋

萬

仭

之

由.隨`

崩

沙

之

勢触頃

刻

直

下、帥

富

士

之

一奇

也、自

石

　　　　　

柳

橋詩

話卷

之

下

富土山に題すス序に

云ふ、富士山は

倭國の中に當り.巍

峩雄偉、孤拔萬仭、沓嶂廻巒.森護環拱、立

つが如く坐する

が如く、隱現出沒、三州に蟠據し、數郡に跨衍し

東は筥桜

を扼し.武關の屏翰と爲る、蓋日城の岱岳

なり、其

の巓

の

積雪は、盛

夏にも浩…えす、四時雲氣繚繞

し、旦暮霞

彩變幻

す、仙嶷有り棲息するが若

し、故に士人呼んで蓬葉

瑤島

と爲す、此ハの凹頂は池の如し、天池と名つく、池

に七

小嶼

　　　　　　　　　　　　　　　　

　

ナ

有り、七星嶼と名つく、麓に人穴有り、仙洞と名つく、天大

風せんと欲

する毎に、則ち先づ池穴申より、激號して出

づ赤騨奇な軌云云涌轟

磊

驚

騾

黷

白石新井先生の富嶽記に云ふ、凡そ興の降らんと欲する

ときは、則ち積沙岸上に箕踞し、尻以て

輿と爲し、脚以て

輪と爲し、車轉して

下る、瞬息の間に、身

は既に

林麓に在

り、蓋、萬仭の山、崩沙の勢に隨ひ、頃刻直下す、・即冨士の

一

奇なりと、白石先生僅

々數十字、其情欺を

摸寫す、妙筆と

九五

画一

捌6へ　M

}

～㎝～

　　　　　

日本

詩話

叢書

先

生

僅

僅

數

十

字、摸"寫

其

情

腴噌可v謂昌妙

筆一矣、

土

人

云、積

沙

之

下

者、夜

復

上"故

處{義

楚

六

帖

云、凡

諸

寶、自

晝

在目山

下ハ暮

則

歸昌山

上赤

訛昌傳

崩

沙

之

事聯已。舶嚇師瀚

謎い耀槁

昌斯

螻飆・遲

明

永

樂

悶年

封昌本

邦

之

山∵爲昌壽

安

鎭

國

之

山ハ

即

、肥

後

阿

蘇

田

也、束

厘

秉

燭

談、備

載昌其

設

焉.

近

人

詠"富

士'云、萬

仞

唯

君

操

如v雪、笑

看

封

冊

至"阿

蘇

昔

者、長

騎

詩

人

高

彜、重

賂"商

舶嚇投昌詩

卷

於

沈

徳

潛h乞

求昌製

序h徳

潛

不γ許、商

人

計

窮.邃

使百幺

麿

代昌大

匠一凡

徳

潛

以

下

一時

名

士

數

人、盗・鸚

駄・鞭

燗歡

領

駐

爛、煉・殷假

託

齎

來、大

抵

七

古

大

作

也、細

讀v之、虚

譽

溢

美、斬

侮

可レ僭、然

高

彝

不

γ悟、奉爲鄲拱

璧嚇燕

石

之

誚、人

口

藉

藉、其

事

備

見昌

　　　　　　　　　　　　九六

謂ふ可し.土人云ふ.積沙の下る者、夜復

故

處に上ると、義

楚六帖に云ふ、凡そ諸寳、白晝山下に在り、暮

には則ち山

難

軅

牒

萠沙の事を訛傳するの論

蘊

韓

簸

に

あ

り

。

明の永樂四年、本邦の山を封じ、壽安

鎭國

の山と爲す、邸

ち肥後の阿蘇山なり、東匿の秉

燭談に、備

に其の読を載

す、近人富士を詠じて云ふ、「萬仭唯君操

雪

の如し、笑つて

看る封甜の阿蘇

に至るを」と。

昔者、長崎の詩人高彝.重く商舶に賂ひ、詩卷を沈徳濳に

投じ、乞て製序を求む、徳濳許さす、商人

計窮り、途に幺暦

黠攤灘熟攤鬆櫓縫難

骸錚

なり、細

に之を讀めぼ、虚譽轟美なり、斬侮僭む

可し、然れ

ども高彝悟らす、奉じて拱壁と爲す、燕石

の誚、人口に藉

々たり、註ハの事備に原

澀夫の詩學薪論に

見ゆ、或ひと曰

く、束里の魚、鼎護に泣く、何ぞ獨り彝を咎

めん、且つ近時

6蠅

原

温

夫

詩

學

新

論門或

日、束

里

之

魚.泣昌于

鼎

錢h

何

獨

咎5于

彜亘

近

時

清

商

所昌齎

來諸

貨

何

物

非V膺、不己獨

詩

巳門徳

潛

記輔巽

事嚇七

律

落

句

云、悵

望

停

雲

我

所γ師、噫

徳

潛

以昌停

雲一自

比、亦

不竃敢

犯夷

虜

二孛嚇蓋

禁

省

貴

人

鼻

喫邑三

斗

醇

酢

處。

確

士

七律、

報轟其餘

集鴻

王

述

菴

鯲、甫・春

融

堂

集

辮

載、沈

公

歸

愚

所v刻

七

子

詩

選、流昌傅

日

本嚇大

學

頭

默

眞

迦、見

而

嗜

γ之、附3書番

舶曲以

上昌沈

公嚇叉

毎γ人

寄昌憶

}詩門寄亀

先

生一云、薪

畭

兩

卷

電昌痲

沙嚇海

雨

江

風

入昌齒

牙嚇

洵

有膩詩

書

歸ゴ典

酬門偶

將昌烟

月一鬪5芳

華肉人

如邑句

曲

陶

宏

景門詞

比

新

宮

蔡

少

霞、我

欲邑褸γ梧

同

詠

嘯

滄

溟

何

處

覓蠧

槎簗

星

巖

嘗

道、此

乃

高

彜

之

作、逹昌彼

土一之

一證、所y寄

七

律

亦

彜

詩

也、蓋

　　　　　柳

橋

詩話

卷

之下

清商齎來する所の諸貨.何物か膠に非らん、獨り

詩のみ

ならす、徳潛其の事を記す七律落句に云ふ、「帳窒す

停雲

は我師とする所」と,噫、徳潜、停雲を以て自ら比す、亦敢て

夷虜二字を犯さ・ず、蓋、禁省貴人

鼻に三

斗の醇

酢を喫す

る處なり.難羅

餐

餘

王述轟

曜

蠢

堂篷

饗

羨

公歸愚挈

る所の七

子詩邏、日本に流傳す、大學頭、默虞迦見

て之を嗜み、書を

番舶に附し、以て沈公に上る、叉人毎

に

一詩を

寄憶す、先

生に寄するに云ふ「新喰兩卷

麻沙を

重ね、海雨江

風齒牙

に入る、洵に詩書

の典則に歸する有り.偶ま

烟月を

將て

芳は華キ岡はす、人は句曲の陶宏景の

如く.詞は

比す

新

宮の蔡少霞、我梧に據りて同く

詠嘯せんと

欲す、滄溟

何

の處

にか靈

槎を覓めん.』梁星巖嘗て道

ふ、此れ乃ち高彝

の作、彼土に逹する

の

一證、寄する所

の七律亦彝が詩な

り、蓋、祭酒林公の大名、原より海

外に播くこと久し.故に

誤て以て其の人と爲すなり。

九七

…{祠

螂

按、末

段

蠕諦葱

竝作生、

(

此世字疑

訛

6

　　　　　　口本

詩

話叢

書

祭

酒

林

公

之

大

名、原

播昌海

外一久

矣、故

誤

以

爲ゼ

其

入一也。

芹

田

靜

所

語昌於

予一日、菅茶

山

有v言、東

都

詩

人

以轟岡

本

華

亭一爲昌冨

擘一問

華

亭

先

生

之

作、奈

何、

旋

録昌數

首見

γ貽、噫

微靜

駈肉予

殆

無γ目

者

也、峽

猿

鬮

云、援

落

風

悲

巫

峡

夕、蒼

山

爽v水

崖

千

尺、

烟

暗

蘿

深

叫

何

處.老

松

倒

桂

牛

天

石、掩v篷

孤

.

舟

聽

者

誰、郷

心

萬

里

未

歸

客、容

涙

滴

盡

猿

聲

斷、十

二峯・頭

秋

月

臼、叉

詩

佛

鹽瀧

水

弥嚇長

句

言γ謝

云、勸.人

飮》酒

者、五

百

世

無γ手、佛

説

如v是

誰

不レ懼、休γ言

有v酒

旨

且

樂、一杯

薄

酒

業

報

然、

何

況

芳

醇

淦"幾

斗嚇詩

佛

老

人

巳

佛

身、何

將昌此

味欟與レ人

誘。圃切

衆

生

斷駆智

根門敗v家

亡v國

渦

由

酒

爲γ救迭

情読昌方

璽騨鹸

蟻

皐.佛

是

衆

生

慈

力八

芹田靜所、予に語りて

曰く湘菅茶由言

へる有り.東都の詩

人は岡本華亭を以て亘擘と爲すと、周

ふ華亭

先生の作

　　　　　ずなは　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　なかり

は、奈何んと、旋ち數首を録し貽らる、噫、齢祈擬ぜは、予は

殆ど目き者な"、峽猿の圏に

まふ、援落風は悲む巫陜の

夕、蒼山水を爽む.崖千尺、烟賠く

蘿深く

叫ぶ何の薩ぞ、老

松倒に挂る孚天の石、篷を掩ふ孤舟に

聽ぐ

者は誰ぞ、継

心萬里未歸の客、客涙滴り盡して猿聲斷え、+二峯頭

秋

月白ししと、又詩佛、瀧水容を贈らる、長句もて謝を言ふに

云「入に酒を飮むを勸る者は、五百幾手

無しと、佛論是

の

如し誰か懼

剰ざらん、言ふを休よ

酒有

り旨く且

つ樂

し.

一杯の薄酒業に報然り、何ぞ

況や

芳醇幾

斗を途るをや、

詩佛老人巳に佛身、何ぞ此

吹を將て人

に與

へて誘ん、一

切衆生智根を斷じ、家を

敗り

國を

亡す繭け酒に由る、迷

簍

救はんが爲めに方婆

読丸

噬騨

嬰

籐

佛は

是れ衆生の慈父母、詩佛の方便は

何の

論か有る、詩を釣

るの鈎愁を

掃ふの帚、愁無く

詩有り

害事足る、無量の清

編巵を墨げ.て受く、濕…水傾瀉し大に快と

呼ぶ、笑ふ佗

の

6

父

母詩

佛

方便

有駆何

鶉

・詩之

鈎

掃愁

帚、無

警

詩

吾

事

足、無

量

壷

翼

危

受、瀑

水

傾瀉

難　　

其證薊

蝕

不v可辨

者

近

杲

省

偶有・得・於

楊

卿

升菴赤

悉携γ之、是

以

二+

八

字

之

銘、黒

而

　　　　　　　

柳

橋詩

話

卷

之

下

斗酒諸を婦に謀るを、勞する無して沽ひ去り錢綾

協

かる甫

ひ毳

し來りて巾、首を脱するを、嗇

の風流

込

花に坐し・陶潛の興趣、春、柳に生す、醉吟直に到る極樂界

黠

聖

是れ藕

叟、君餽義

れ受く大功徳、我嚇

め

天

飮む亦何ぞ咎めん、吾

生の事佗に

一任す、舞

手

無き。か・寧ぞ・讐

からん、能く飮み能く人を驚塗

9語

髓驢糠

讐

簍窮

艷肺

つ吟じ且婁

眠し、卻郤星

前身

聳

、唯願柔

來五

百

生・生

々相歡

し

詩酒

の友

た

ら

ん、」と。

王蒙

奪の時

驫

し所の疂

子孫の鑑.奮

氏に藝

らるゝ舊し銘

文の享

の假婁

る者、此目時竹舊

異

の證蓊

ふ翁

蝕辨寄

らざる者.晋

霄

偶ま楊升菴

に得る奮

赤悉く之を攀

、是を以て二夫

字の銘、得

墨

く讀む可し、梁星…警

を嗜むの癖ぢ

.爲め鬟

歌

　　　　　　　　　　　

九九

」

伽6V

　　　　　

艮

本

詩

話叢

書

全

讀

'矣、梁

星

巖

有轟嗜レ古

之

癖

嚇所

島以

不ワ憚質爲

裁6

長

歌顧之

勞ハ其

詞

云、雕

奩

寒

生

銅

一片、青

緑

斑

駁

古

氣

森、有γ似贊月

逢昌妖

蟇

厄嚇光

華

銷

霾

魄

深

沈、徑

五

寸

強

重

百

廿

五錢、二

十

八

字

銘

在レ陰『

万

是

新

莽

之

所び造、不γ知

何

由

傅

至γ今、將

母7天

誅篇大

姦畢、故

留縄其

器一爲叩世

箴h豈

特

摩

渺

養。古

心嚇憶

昔

炎

徳

中

微

金

甌

剖、王

家

權

焔

眞

炙レ手、

五

大

司

馬

九

諸

侯、諸

父・昆

弟

耀昌章

綬∵莽

也

孤

貧

如昌儒

生嚇恭

儉

力

行

事倡慈

母=

朝

博

得

沙

鹿

眷、簸昌弄

詮

衡蓮

昌羣

有嚇鴟

目

豺

聲

何

威

詐、大

漢

禪

鼎

輕昌琵

缶一租

龍

法

皆

從γ我

始、燔レ書

坑v儒

復

何

咎、莽

也

則

不v然、六

經.丕

離

γ口、影昌借

黄

虞

騨自

欺

罔、宜

哉

顛

覆

險墨桀

紂一雖γ云昌三

萬

六

千

歳

數

多

非

命

之

運豈

能

久、君丕見

内

廷

日按

紫

閣

一〇〇

を裁するの勞を憚らざる所なり、其詞

に

云、「雕奩塞は生

す銅

一片、青緑斑駁古

氣森たり、月の妖蟇の厄に逢ふに

似たる有り、光華銷え盡て瞬深く

沈む、徑五寸

強重さ百

廿五錢、二十八字銘陰に在り、乃ち是れ

新莽の遘りし所、

知らす何に由てか傳

へて今に至る、將た

天大姦

を

誅し

畢り、故らに其の器を留めて

世箴と爲す

毋らんや.豈特

に摩尠して古心を養ふのみならんや、憶ふ昔炎徳中微金

甌剖れ、王家權焙眞に手を炙き、五大司馬九

諸侯、諸父

昆

弟章綬を耀かす、莽や孤貧儒

生の如し、恭儉

力行

慈母に

事

へ、一朝博し得たり沙鹿の眷、銓衡を

簸弄し撃有を

遐

し、鴟目豺聲何ぞ威詐、大漢の励鼎瓦缶

より輕く、齟

龍

法

皆我より始む、書を燔

き儒を坑す復た何

ぞ咎めん、莽や

則ち然らす、六經口を離

さす、黄虞を

影借して自ら欺岡

す、宜なるかな巓覆桀紂より險に、三萬六千歳

數

多し

と

云ふと雖、非命

の邃豈能く久からんや、君見すや内

廷

日

に按ず紫閣の圖、五石銅を範し斗樞に象る.是

の時冽

寒

入馬

斃れ、乃ち

上帝汝を罪する杪の先驅

なる毋らんや、h

前金鑒

置て

問はす、枉て寳鏡を鋳て石符に配す、呼嵯

山

河破碎、支體徇且ほ保つ能はす、子孫長宜何をか

爲んや、

乾坤を

再遘せん忙誰某葎待だん.白水貫人洪爐を躡す」

6劒

圖、範昼五

石

銅一象弓斗

橿門是

時

冽

寒

人

馬

斃、母昌乃

上

帝

罪y汝

之

先

驅

目

前

金

鑒

置

不レ問、枉

鑄8寳

鏡一配唱石

符h吁

嗟

山

河

破

碎、支

體

爾

且

不y能y保、

子

孫

長

宜

何

爲

乎、再篇逡

乾

坤'待誰

某嚇自

水

眞

人

出昌洪

爐「竹

坪

獲v詩

距

躍

三

百、亦

裁昌七

古一以

申

謝

焉、結

句

云、先

生

一夕

捻昌吟

鬚↓卻

勝

古

人

十

年

功.蓋

潘

緯

十

年

賦昌古

鏡n見島東

谷

贅

言舶

梁

星

巖

夜

聞昌落

葉

云鰥

鰥

羇

緒

對昌殘

釘棗

策

俄

來

落腿耳

雙嚇幾

度

衝v霜

移昌宿

鳥嚇孤

村

吠v月

有"

驚

鬼ハ五

更

聲

亂

醺

闘

鼓、一陣

寒

敲

野

寺

窓、拈昌

　

　

　

　

　

へ

起

秋.風

吹ぴ渭

句嚇敏蓼人

漫

憶"賈

長

江嚇又

戲

題"挿

花

瓶

一云、一雙

毎

倒

沙

頭

玉、百

尺

長

沈

井

底

銀、

'何

物

聖㎝瓶

能

大

{膿、柑欲…v涵

三

{禺亠ハ千

臥春。

清

人

王

岡

齡

山

塘

鐙

船

行

云.黄

頭

之

郎

蝸

角

　

　

　

　

初

橋詩

話卷

之下

と、竹坪、詩を獲て距躍三百.亦七古を裁し以て申謝す、結

句に云ふ、「先生

嚇夕吟鬚を捻り、卻て勝る古人十年の功し

と蟹、潘緯十年

古鏡を

賦せしこと.東谷贅言に見ゆ。

梁星巖、夜落葉を聞くに云ふ「鰥

々羇緒殘鉦に劉し。策

々

俄に來て耳雙

に落

つ、幾度か霜を

衝いて宿烏を移

し.孤

村

月に吠る驚尨有り、五更聲は

亂る礁門の鼓、一陣塞に

敲く野寺

の窓、秋風渭を吹くの句を

拈起し、入

をして漫

に賈長江を憶

はしむ、」又戲に挿花瓶

に題する

に

云ふ、

コ

雙毎に倒る沙頭の玉、百尺長

へに

沈む

井底の銀、何物

の窯瓶か能く大膽、涵さんと欲す三萬

六千春」と。

清人王岡齡の

仙塀鐙船行に云ふ凋黄頭

の郎蝸角の妓もと、

　

　

　

　

　

　

　

　

一〇一

O

　一…{

ロ

本

詩

話叢

霤

婀　

妓、予

居

柳

橋

近

側、毎v到昌夏

時嚇所v謂

蝸

角

作γ群

　　

爲ジ隊、紅

裙

飄

搖、髪…屐

鍵

然、午

前

必

赴

浴̀

堂《是

6

時

卯

酒

未v醒、雲

鬟

撩

亂、洛

水

祕

女、不v問

而

可

γ知也、午

後、乃

盛

飾

四

散、娼

樓

酒

館

戲

園

舟

舫、

尋レ盟

蹈γ約、莫γ所レ不v至、晶氾y冬

稍

嚢

、蓋

以昌烟

火

止、

遊

客

少、而

舟

舫

之

嬉

廢一也、余

戲

日、蚌

蛤

之

大、

獪

隨v月

淌

長、矧

蝸

角

乎。

】耆

宿

嘗

日、薪

屍

一篇、中

根

束

里

所γ撰、其

中

載昌橘

町

婀

飜・墜

聲

妓

之

事嚇舉v是

以

戒昌其

女

兒.

云、束

里

始

及"物

徂

徠

室

鳩

菓

之

門h則

距v今

殆

百

年、蓋

是

時

聲

妓

總

住昌橘

璽

他

處

莫v有、先

輩

詩

葷、誰

測

風

流

手

談

外、人

間

別

有"橘

中

仙剛即

是

也、今

乃

各

處

街

坊、莫γ不昌雜

居n橘

町

寥

寥

踪

跡

殆

繦、噫

弦

索

淫

蛙

之

揚、亦

不屮無昌漁

碧

之

嘆'

一〇二

予が居は柳橋の近側なれば、夏時に到る

毎に、謂

はゆる

蝸角群を作し隊を爲し.紅裾飄捲、鬆屐

鏗然、午前必

溶堂

に赴く、是時卯酒未だ醒めす、聾毒簑擦メ、洛

水の紳女たる

は、問はすして知る可し、午後、乃ち盛飾四散、娼櫻酒館、戯

園舟舫、盟を尋ね約を蹈み、至らざる所莫t、冬に逧べば

稍衰ふ、蓋烟火止み、遊客少くして、舟舫

の嬉み

廢るるを

以てなり、余戯て曰く、蚌蛤の大も、獪月に隨て淌長す、矧

や蝸角をや。

一老日宿嘗

て曰

く、薪

瓦

一篇

は、中

根

東

塁

の

撰

す

る

所

なり、

其の中に鱒

岡纛讐

賜襞

の夢

載す寔を擧げ以

て其女兒を

戒むと云ふ、束里は始め物徂徠・室鳩欒の

門

に及ぶ、…則ち今を距る殆ど百年、蓋是の

時の聲妓は

總て

橘町に佳し、他處には有る莫

し、先輩の詩に

云ふ♪,誰か測

らん風流手談の外、入聞別に橘

甲の仙有んとはeと

邸ち

是れなり、今は乃ち各處の街坊に、雑居せざるは莫し、橘

町は寥として踪跡殆ど絶ゆ、噫、弦索淫蛙の場、亦滄碧

の

嘆無く

んぱあらぎるなり。

ゴ

6　

也。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　下野佐野歳

郷の菅鶏

の嬖

は.15ち束里先生の撰す

　　

下

野

佐

野

天明郷

菅

神

廟碑

交、乃

係昌束

里

先

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　る所に係る、昔者錦城師翕、屡、、之を稱し.以て大手筆と爲

舞臻ギ

　　　解{寥

寥

數

言、戚"慨

古

今噛乃

知團疊

山

之

有"寄

託酬

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

れど柔

だ、更に別本の公行する有るを知らす、一日、疊

蠍

槃

γ知薯

昌別

枩

霊

、言

篝

翕

唐

絶

翕の唐絶句注解を、海保碆

に獲

り.樵匹ロ興議

のみ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

一〇三

　　　　　　　　

務

橋

詩

話卷

之

下

槻

　 　　　　　ロ本

詩

話叢

霄

.

句

注

解

於

海

保

漁

村嚇不"唯

眞

珠

船嚇而

漁

村

之

考

證、頗

爲昌詳

備嚇亦

詩

家

刮レ膜

之

金

箆

也、文

長

不レ録、當.於"嗣

編一摘

録=

楊

漣

絶

命

詞

云、一笑、一笑.又

一笑、刀

斫昌東

風門

於γ我

何

有

哉

無

學

和

徇

嫐齲、翫隔罅舒晶辮、餽

騨、麒

調

狸

爲"元

兵

所発璽読v偈

日、乾

坤

無v地v卓昌孤

毓塑

喜

得.人

筌呻法

亦

塞、珍

重

大

元

三.尺

劍、電

光

影

裏

斬冨春

風n則

知

名

臣

烈

士、與昌悟

道

之

人嚇固

莫

γ有鵬ご

致一也。

馬

文

淵

之

惹

苡、李

長

源

之

糖

猊.爲◎人

臣

炳

戒n

況

開

國

元

勣、伐v國

拓v境何

曾

不γ致昌意

于

此一乎、

胡

元

丞

相

伯

顔

度稚

蝉

云、馬

首

徑

從昼庚

鎭

歸、

王

師

至

處

悉

夲

夷、憺

頭

不v帶

江

南

物、只

挿

梅

花

一兩

枝、讀

者

嘉忌奬

共

風

流

灑

脱、不ワ蹟昼嫌

疑

　　　　　　　　　　　

一〇四

ならす、而して漁村の考證は、頗る詳備たり、亦詩家、膜を

刮するの金箆なり.文長ければ録せす、當に

嗣編に於て

摘録すぺし。

楊漣

絶

命

の

詞

に

云ふ、一笑、}笑.又

一笑

、刀、東

風

を

斫

る、

我に於て禦

有んや蠢

學和爾

鼎編

探

暢

晒霾

墾

讖

驪

あ元兵に逼まられ偈を説て受

.乾坤孤節

を卓

つるに

地無く、喜ぶ人室を得て法亦室しきを、珍重

す大元三尺の劒、電光影裏に春風を斬る」と、則ち

知る名

臣烈士、悟道の人と、固より二致有る莫きなり。

馬丈淵の薫苡、李長源の糖猊、人臣.の炳戒たり、況や開國

の元勣、國を伐ち境を拓く、何ぞ曾て意を

此に致さざら

んや、胡元の丞相伯顏、梅嶺を度るに云ふ、「馬首徑に痩嶺

より歸る、王師至る處悉く

準夷。擔

閃帶びす

江南

の物、只

挿む梅花

】兩枝」と、讀者其の風流灑脱、嫌疑の禍機を

蹈

まざるを嘉獎す。

6繝

へ之

蝸

機

矣

。

甲

越

兩

雄

相

角

之

時、較昌其

兵

士

之

衆

寡舳則

上

杉

氏

不レ及出武

田

解."遠

甚

、而

二

公

之

英

靈、今

傳遣

　　　　　　

ん　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　り

于

韻

語

之

問一者、亦

與レ之

相

類、豈

不v奇

乎、機

肉

之

詩

、世

所v傳、殆

十

餘

首

、而

越

將

之

詩、唯

」

首

耳

、越

將

之

詩、冷

峭

可γ喜、而

機

山

之

詩、株鼬守

法

度靹故

川

中

島

之

役、機

山

敗、而

不"全

敗肉越

將

椦、

而

不昌全

勝嚇於γ詩

亦

然

矣。

大

田

雄

飛

大

醉

歌

云、丈

命

胼

胝

賜玄

圭一何

如

一飲

三

百

盃、周

公

紳

功

虎

豹

走、何

如

月

下

擧菖

新

酷n春

秋

褒

貶

三

百

年、何

如

花

邊

倒昌金

罍

崩治

亂

循

環

付昌皇

天

聯

躅

偏

沼

麹

秀

才、伯

夷

盜

跖

一亡

羊、悲

歡

百

年

骨

厘v苔

、願

穆。東

海

歳

昌美

酒h

乘

以昌太

白一到畠蓬

莢

肋李

公

勿y慕

太

倉

鼠

、欲v牽昌黄

　　　　　鉚

橋

詩

話

卷

之

下

甲越兩雄相角の時、其の兵士の衆寡

を

較すれば.則ちh

杉氏は武田氏に及ぼざる

こと遠き

甚し、而も

二公の英

靈、今韻語の間に傅ふる者、亦之れと

相類す、豈奇ならず

や、機山の詩、世に傳ふる所、殆と十餘首、而して越將の詩

は、唯

棆首のみ、越將の詩は、冷峭喜ぶ可く、而して機山の

詩は、法度を株守す、故に川中島

の役、機山敗る、而れども

全敗せす、越將勝っ、而も全勝せす、詩に於て亦も然り。

大田雄飛、大醇歌に云ふ魂文命併胝玄圭を賜ふ、何如んぞ

一飮三百盃、周公禪功虚豹走る、何如λぞ

月下に

新酷

を

墨げん、春秋褒貶三百年、ム何如んぞ花邊に金罍を倒さん、

治亂循環皇だに付す、聯跼偏に招く

麹秀才、伯夷盜

跖

】

亡羊、悲歡百年骨、苔を生Lア、願くは東海を瀦じて美酒

と

域し乘

∵るに太白を以てして蓬莱

に到らん、李公慕ふ勿

れ太倉の鼠、黄犬を牽かんと欲するも何ぞ

得んや、陸子

嘆するを休めよ華

亭の鶴.顯官元無妄の災有り.名山我

　　　　　　　　　　　

一〇霊

一一……一…【

継6

●

　　　　　

日

本

詩

話

叢

書

犬荷

得哉、陸

子

休γ嘆

華

亭

鶴

顯官

元有翻無

妄

災噛名

山

爲昌我

身

後

冢n百

年

事

業

付昌大

塊嚇江

上

風

月

不v用v錢、名

花

豈

爲

求栃良

媒=

醉

典

卻

千

金

裘、螻レ酒

不レ嫌

家

隈

頽、崑

崙

礁

嶢

三

萬

里、愁

與昌黄

河蓑

袞

來、試

來

講"此

一觴

酒慧

氣

忽

如

r上5春臺嚇嗟

雄

飛

年

甫

二

十

五

而

卒、玉

樓

之

召、

千

古

同

嘆。

大

田

金

剛

踪

跡

不v定、忽

而

客

遊

數

月、忽

而

在昌

孺

人

膝

工

慣

見

爲レ常、恬

不7爲v怪、一

日

叩「戸、乃

謂

日、上

毛

之

富

豪

、遣v怦

延V之、明

日

且V赴、故

來

辭、問呂近

製

立

援レ筆

録

昌一首一而

去、未レ幾

訃

音

至

　

　

　

　

　

　

の　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　コ

矣

、今

讀

昌其

詩

噌氣

象

慘

但

.不

v類

.李

生

俊

快

嚇豈

豫

兆

昌不

鮮

歟

、山

村

云

、寥

落

山

邨

聊

寄

y生

、幽

吟

叉

作

昼不

李

鳴

苛

v憐

遙

夜

歸

γ家

夢

、常

向

"故

園

熟

處

葡

　　　　　　　　　　　

一〇六

か身後の家

たり、百年の事業大塊に付す、江上の風月は

錢を用ひす、名花豈爲に良媒を

求めん

や、】醉

典卻す

千

金の裘、酒を釀し嫌はす家隕頽、崑…崙礁嶢三

萬里、愁は黄

河と褒

々として來る、試に來り

此

一觴

の酒を盡

せ、意氣

忽ち春臺に上るが如

けんと、」墜、、雄飛年甫めて二十五に

して卒す、玉樓

の召し、千古同嘆なり。

大

田

金剛

、踪

跡

定ら

交

忽

にし

て

客

遊

數

月、忽

にし

て

孺

人

の

膝

下

に在

り、慣

れ見

て

常

と爲

し、恬

と

し

て

怪

む

を爲

さ

す、M日戸

を

叩

き、乃

ち

謂

て

曰く、上

毛

の

富

豪、怦

を遣

し

て

　

　

　

　

　

　

なさ

之

を

延け

り

、明

日

且に

赴

か

ん

と

す、故

に

來

り

辭

す

と、近製

を問

へば

、立

う

に筆

を援

り

一首

を

録

し

て

去

れ

り

、未

だ幾

な

らす

し

て訃

音

至

る、今其

の

詩

を讃

む

に、氣

象

慘

怛、平

生

の俊

快

に類

せ

す、豈

ん

ど豫

め

不

鮮

を

兆す

るか

、山村

に

云

ふ擁寥落

た

る

山邨

に聊

か

生

を

寄

す、幽

吟

又

不

李

の鳴

を

作

ロ　　リハなド　ロレ　　　ノ　　のニるナしロずも　　　　ゐも　　　り　のし　リロニ　　　　の　し　

しむらロコフ　　　　

づ

桜

も

亘し

蓬

菰豸

に歸

る夢

席

に敞

匱要

虔

に向

て

行

く』

と、何等

の悽

椀

ぞ

。

6孀

行、何

等

悽

椀。

大

田

晴

軒

客

遊

在昌參

州

吉

田肉惜

哉、富

贍

之

學、

奇

偉

之

才、何

不y開昌業

都

下門而

甘

作昌汗

漫

之

遊「

豈

性

之

所v適

歟、其

於昌韻

語門固

非γ所v長、然

讀

者

鑿ゾ節、用

其

自

負

者

可レ知

矣、食

貧

云、年

來

對v案

發萇

吁h不特

無τ魚

楽

亦

無、銀

鱗

玉

膾

酒

如レ海、

臥

看

朱

門

夜

宴

圖、睡

起

聞v鶯

云、未v到昌華

胥"夢

忽

驚、滿

簾

挿化影

夕

陽

明、緑

楊

紅

杏

渾

無v語、鼓"

吹

春

光一凝

此

聲。

近

世

偉

人、以簪

師

保

巳

一麟

檢爲亘

擘

焉、所

v著

群

書

類

從

六

百

三

+

五

册-醐・嫩

↑評

翫、可

γ謂纈大典

策一矣韮日者

南

畝

先

生

駄

田

膾v之

云、區

冤

螢

雪

君

無v用、默

記

汗

牛

充

棟

書、蓋

紀レ實也。」

在

素̀

封

之

帰嚇而

或

訖

乾

攻γ經、或

考

据

精

到、或

　　　　　

初橋

詩

話卷

之

下

大田晴軒客遊して參州吉田に在り、惜いかな㍗富贍の學昏

奇偉の才、何ぞ業を都下に開かざすして甘んじて汗漫の

遊を作す、豈んど性

の適する

所か.其韻語に於ける、固よ

り長する所に非す、然れども讙者節

を撃つ、則ち

其の自

負する左知る可し、食貧きに云ふ(年來案に對して

長呼

を發す、特に魚無きの

みなら邯茶も

亦無し、銀鱗玉膾酒、

海の如し、臥して看る朱門夜宴の囲」と、睡起鶯を

聞くに

云ふ魂未だ華胥に到らすして夢忽ち

驚く、滿簾

の花影夕

陽明なり、緑楊紅杏

渾べて

語無し、春光を鼓吹するは只

此聲」と。

近世の偉人は、瞽師保己の一噸

を以て亘譬

爲す、著す

所の鑾

贔

從六百三+毒

懿

翳

舞

噂充

典讐

謂

寄

し、昔し、南畝先驫

田之婦

て云ふ《區婁

る蠶

君摺ふる無し、默記す

汗牛充棟の書」と、蓋

實を

紀する

なり。

素封の流に在Pて、或は砲

々として經を攻め、或は

考据

　　　　　　　　　　　

}〇七

娜6

　　　　　

日本

詩話

叢書

博

雅

好

古、一時

之

名

家

傾v葢相

交、不昌亦

闘

閼

之

麟

鳳

率、近

世

都

下、獲M三

入焉

.市

野

屋

三

治

號速

菴「是

其

一、津

輕

屋

三

衞

號・掖

齋n是

其

二、

鍵

屋

牛

兵

號"醒

齋「是

其

三

也、掖

齋

箸昌和

名

鈔

箋

注

十

卷本

朝

度

量

權

衡

考

三

卷、旗附

録

蹴

蟹

一若

干

卷n迷

菴・醒

齋

之

著

述、當鱈復

他

日

捜

索

記7之

也。

三

十

年

前

曾

聞

有"葺

工

匠

師

者一通

稱

某、其

人

好

閉v戸

讀v書、博

覽

莫v所v不レ逋、藝

林

之

士、往

往

有"資

盆卿焉,然

片

言

隻

宇、莫γ有昌傅

者一惜

夫、伊

川

先

生

獲邑易

読

於

一箍

匠嚇豈

虚

談

哉、或

'云、其

著

述、烏昌有

於

近

時

都

下

之

火

厄叩

　

一日

過昌書

肆

玉

巖

堂語

次

偶

及昌芸

工

宗

師嚇

　

肆

主

日、其

人

獪

無v恙、齢

喩v七

望v八、矍

鑠

不

　　　　　　　　　　　

一〇八

精到、或は博雅好古、一時の名家葢を傾け

相ひ交

る、亦闡

闖

の麟鳳ならざらんや、近世都下、三人を

獲たり、市野屋

三治、迷菴と號す、是

'其の

一、津郵屋

三鵆、液齋と號す、是

れ其

の二、鍵屋傘兵、酔齋と號す、是れ其の三なり、掖齋、和

名鈔箋注+雀本朝度霹

衡考三澹

附録

薪

圖萃

卷を著す、迷菴醒齋

の著述、當に

復た他日搜索

して之を

記すべし。

三十年前曾て聞けり

葺工の匠師なる者あり、通稱某、其.

の人好んで戸を

閉ぢ書を讀み、博覽、通ぜぜる所莫し、藝

林の士、往

々資釜する有り、然れども

片言隻字、傳ふる者

有る莫t、惜

いかな、伊川先生易読を

}箍匠に獲たりと.

豈盧談ならんや或

人云ふ、其の著述、近時都下の火厄

に

烏有すと。

一日書肆玉巖堂

に過ぎり、語次偶

.葺工宗師に及ぶ、肆

主日、赴ハ入獪恙なし、齒、七を踰え八を望む、矍鑠、讀書を

癈せす、姓は北、名は愼言.字拡有和、梅倒と號す、又翻廬

6.

瓣～

　

レ廢以讀

書蒔姓

北、名

愼

言.字

有

和、號鵠梅

園叫叉

稱嚇

　

靜

璽

薯v書

凡

十

五

種、如昌五

雜

俎

訓

纂

.十

六

　

卷、梅

園

日

記

四

卷嚇近

將嚇苻

v梓

以

問7世

鷺、予

　

聞

而爽

然

自

失、口

急

援v筆、以

救山原

本

之

踈

　

謬吃巴。

當"4

之

時嚇避昌世

於

金

馬.門嚇荻

野

梅

鳩、豈

其

人

邪、名

長

字

子

善、一字

元

亮、梅

塢

其

號、或

叉

號昌

蛇

山嚇蓋

取昌於

地

名騨云、其

人

精齲於

瞿

曇

氏

之

典"

矣、嗟

近

世

釋

子

盆

寰、其

所昌企

望「不v過7施試紫

衣隔

住"大

剃嚇盛昌徒

隷哨焙申燿

一,時占已、能

不v愧"于梅

芻

者、鮮

矣。

　

梅

塢

有v詩

云、虚

靈

廓

落

眞

如

海、幻

出

乃

翕

　

自

在

身き煙

鳩

殘

花

雨

塘

月襟

中

妙

境

孰

清

　

新。　

　

　

　

嶺

　　　　　柳

僑

詩話

巻

之下

と稱す、書を著す.凡そ十五種、五雜爼訓纂

十六寒、梅殴

日記四卷め如き、近く將

に梓に付し以

て世に問はん

とすと、予聞て爽然自失せり、口急に筆を援り、以て原

本の疎謬を救ふのみ。

今

の時に當り、世を

金馬門に避るは、荻野梅塢豈んど

其

人なるか、名は長、字は子善、一の字は元亮、梅塢は其號、或

は叉蛇山と號す、蓋地名に

取ると去ふ、共人瞿曇氏の典

に精し、嵯.沂世釋子釜ξ襄ふ」其企望す

る所は、紫衣

を施

き大刹に佳し」徒隷を盛にし、一時に絃燿するに過ぎざ

るのみ、能く栴塢

に愧ぢざる者は鮮し。

梅塢詩あり、去ふ、虚麋廓落眞如

海、幻出す

乃翕自在の

身、烟塢の殘花雨塘の月、襟中の妙境孰か清斬」と。

一〇九

朔お

　　　　　日

本詩

話叢

書

山

田

小

葭

嘗

邁、日

儒、日佛、日

管

晏、日

老

莊.成

居瓰百

家

九

流

之

一,焉、比。諸

撥

亂

反

正

之

功h乃

幺

璽

不γ足v數、若

夫

垂

名

于

一藝

一道嚇豈

謂"大

丈

夫一邪、是

梅

塢

先

生

之

持

論

也、予

日、是

二

十

年

前

之

梅

塢、而

非"今

之

梅

鳩昌也

小

葭

叉

日、梅

塢

先

生

始

受胤儒

術

于

栗

山

先

生一問蠻

夷

學

于

前

野

良

次h漢

醫

則

今

井

松

菴、洋

醫

則

宇

田

川

元

瑞、其

所"師

資の也、予

笑

日、足

下

之

言、豈

不琶亦

癡

人

汲昌瞿

塘"乎、以v予

觀μ之、梅

鳩

子

・即

今

之

張

無

霊

也。

中

江

藤

樹

先

生

文

集

一卷、頃

者

得v之、不γ知

先

生

之

文

止昌于

是一邪、將

復

有昌別

本一邪、今

墨昌其

寄

レ友

一首齟以

寓昌李

生

仰

止

之

懐一云、産

業

隨v時

不

v須v擇、伊耕"薬

野噛呂

漁

翕、當

磚

不㌍有斜殷

周

遇嚇依

　　　　　　　　　　　=

0

山田小葭嘗て道ふ、曰く儒、曰く

佛、曰く

管・晏.曰く

老莊。

威な百家九流

の

一に

居る、諸を撥亂反啀の功に

比ずれ

ぽ、乃ち幺麼數

ふる

に足らす、若し夫れ

名を

}藝

一道に

る垂るは、豈大丈夫と

謂はんや、是れ

栴塢先生の持論な

り、予曰く、是れ二十年前の栴塢

にして、今の梅塢に非る

なりと.小葭又曰く、梅塢先生始め儒術

を栗山先生に受

け、燮夷の學を前野良次に問ひ、漢醫は則ち今井松菴、洋

醫は則ち

宇田川元瑞.茸師資す

る所なりと、予笑て曰く、

足下の言、豈亦癡人の瞿塘

に汲むならすや、予左

以て之

を觀れば、=梅塢子は帥ち今ひ張無鑑なり。

　　　　　　　　　

コノゴロ

中江藤樹先生丈集

一卷、頃者之を

得たり許知らす

先生の

文是に止るか、將た復た

別本有るか、今

其友に寄する

一

首を擧げ、以て畢生仰止の懐を寓す、云ふ、「産業時に隨て

擇ぶを須ひず、伊は藥野に耕し呂は漁翁、當時

殷周の遇

有ちすん催、舊に依て釣磯獣畝の中もと。

◎糊～

v舊

釣

磯

畉

畝

中。

大

田

喬

松

親

墓.宇

士

新

先

生

眞

蹟見

v親、云、韓

人

所v書

清

和

院

三

字、題

日"蔓

雪「蓋

其

人

之

別

號

也、爾

雅

云、甍

忘

也、読

文

云、蓋

令晶人

忘"憂

草

也、引智詩

焉

得慈

草馳或

作ゆ萱、然

則

憂

護

萱

同

是

一字、而

後

世

專

用v萱

焉.謝

惠

連

雪

賦

云、折昌園

中

之

萱

草嚇杜

甫

臘

日

云、侵轟凌

雪

色岫邏昌萱

草嚇"爰

雪

之

號

、蓋

取"於

此傭也、萱

之

草

宇、形

與》雪

相

似、

豈

厭昌其

重嚇而

用伊甍

邪、憂

之

草

字、其

在"偏

傍嚇或

省驫其

董

此

既

減v畫、又

略"其

牛嚇故

難レ讀

耳

寛

保

辛

酉

八

月

宇

鼎

謹

考。

劉

州

大

夫

杉

村

氏

語v予

日、藤

樹

先

生

之

嗣

子、

筮騨仕

本

藩n秩

貳

百

石、瓜

欧

綿

延、獪

襲昌舊

秩h共

家

所γ藏、先

生

遣

照、近

時

郵昌致

東

都嚇乃

爲

講呂祭

　　　　　抑

橋詩

話

卷之

下

　　　　　　　　　　　　　　　

　しめ

大田喬松、親ら宇士新先生の眞蹟を墓・七靦さ

る.云ふ、韓

入書する所の清和院三字、題して蘿窰

と

日ふ、蓋其人の

別號なり、爾雅に嚢ふ、蔓は忘るゝ也.詮文

に云ふ、襃は人

　　　　

しむ

に憂を忘れ令る草なりと、詩「焉ぞ懸草を得」、或は萱

に作

ると引く、然らば則ち襲護萱同く是

れ

一字、而tて後世

專ら萱を用ふ、謝惠蓮、雪の賦に

云ふ、園中の萱草を折る

と、杜甫臘日に云ふ(雪色を侵凌し萱草に還る」、と褒窶の

號、蓋此に取るなり、萱

の草字は、形、雪と相ひ似

たり、豈

ん

　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　

、

ど其重を厭ひて、夷を用ふるか、慶の草字、其偏傍に在て

或は其叢を

雀く、此れ既に書を減じ、又其牛を略す、故

に

讀み難きのみ、寛保辛酉八月宇鼎謹ん

で考ふ。

黝州の大夫杉村氏予に語げて

曰く、藤

樹先生の嗣子.本

藩に筮仕し、秩貳百石、瓜艪綿延、獪ほ舊秩を

襲ぐ.其家藏

する所の、先生の遺照、近時東都に郵致

し、乃爲めに祭酒

林公の贊

語を請ふ、予之れが紹介を

爲し、途に允許を蒙

一一

一

㎝一』…

蜘響

　　　　　

旧日目本

詩

話、叢

書

酒

称

・公

之

贊

謡

焉

、予

爲

繭之

紹

介

嚇逾

蒙"允

許

叫林

公

父

子

倶

賜昌漉

筆劬可y謂γ榮

矣

。

嶺

紀

柳

溢

先

生

春

雪

云、恐v凍

推レ窓

看昌雪

暗嚇不昌

碓

茅

舍

竹

籬

清h滿

庭

依

約

藤

溪

紙、月

書昌梅

花一

影

.正

横

、嗟

先

生

春

秋

未

γ滿邑五

十「巳

掲昌館

舍「惜

夫、追

憶

暮

草

堂

中

凾

丈

毎レ課v詩

、先

生

必

先

獲昌

驪

珠一焉、恍

然

舊

夢

殆

三

十

年

矣。駐

難

黼輔釧、肺昌

詩

注

去、游

普

牛

切、義

與v拌

通。

山

崎

菁

圃

法

眼

春

遲

云、梅

未v啓ゾ唇

柳

眉

縮、鶯

・喉

更

嬾v報

.春

來{大

膳

亮

勉

齋

先

生

初

夏

云、粉

蝶

驚

醒

三

月

夢、黄

鶯

叫

蠡

一揚

春、蓋

斷

圭

碎

玉、咸　獲

昌之

煽

頭稲

樗

園

杉

本

法

印

寄昌鱠

河

合

氏

馴云、經

濟

當

今

推

昌

此

人雨サ

心

憂γ國

不レ憂レ貧、}朝

硯

北

曾

投レ筆、卅

　　　　　　　　　　　一ご一

る林公父子倶に渦筆を賜ふ、榮と謂ふ可し.

多紀柳溢先生春

婁西云ふ端凍を邸

窓

を推し雲晴を看

る、唯に茅舍竹籬

の清

のみならす、滿庭

依約藤溪の紙.月

は梅花を盡きて影正に横はる」と.嗟.先生春秋未だ

五十

に滿たすして.己に露舍を捐つ、惜いかな、追憶す春草堂

中函丈詩を課する

毎に、先生必先づ

驪珠を

獲たり.恍然

として舊夢殆ど三+年覊

贈

鞣驪

覊

翼鑪

耀に

山崎菁圃法眼の春遲に云ふ「梅未だ脣

を啓か-す

棚眉縮

む、鶯喉更に春來を報するに嬾し」と、大膳

の亮勉齋先生

初夏に云ふ《粉蝶驚き醒む三月の夢、黄鶯叫び盡す

一場

の春」と、蓋、斷圭碎玉、咸な之を島頭に獲

たり。

樗園杉本法印、河合氏に寄贈

ずるに云ふ磯經濟

當今

此人

を推す、寸心國を憂

へて貧を愛へす、一朝硯

北曾て

筆を

投じ、卅歳關東塵を厭はす、身は悴れて

鬢邊毛に雪を雜

hO轍

歳

關

東

不レ厭v塵、身

悴

鬢

遽

毛

雜膨雲、民

休

境

内

物

,皆

春、依

然

仁

壽

山

頭

月、應γ照

急

流

勇

退

身。」

韓

翊

云、寒

食

朿

鳳

御

柳

斜、、一読

讀v御

爲担禁

獅

非

也、盧

綸…云

御

竹

潛

逋v筍、王

昌

齢

日、霜、飛

天

苑

御

梨

秋、王

建

云、御

菓

呈

來

毎

度

嘗、李

適

云、

御

桃

舞

蝶

飛

行

飄、劉

憲

云

御

酒

新

寒

退、王

濯

云、御

火

傳.香'殿「王

建

叉

云、御

詩

新

集

未v敏γ傳、

竝

典

.例

也、佗

如昌御

路

御

宿,御

服

御

衣

御

箭

御

印

御

扇

泡

類h不γ暇昌枚

墨{世

読

鰕

勅昌御

妓一吹v篏、

襤[豹

古

今

注、艮

安

御

溝

謂"之

楊

溝h謂v植昌高

楊

於

共

上馬也、然

則

尊

上

之

物、一切

必

冠遷御

字2木馳

必

始傷于

唐

人.也。

黄

由

谷

揀

芽

詩赤

嚢

歳

上

雙

龍

璧、曾

見鵡前

朝

盛

事一來、想

得

天

香

陥。御

所h延

春

閣

道

轉"輕

雷「

　　　　　擁

橋

詩黷

卷之

下

へ、民は体して境内

物皆春、依然

たる仁壽山頭の月。應に

照すぺし急流勇退の身』と。

韓翊云ふ魂寒食東風御柳斜なり』と、一設に御を讀

みて禁

櫛

と爲すは非なり、盧綸云ふ、御竹潛

に筍に通ず」、王昌齡

曰く身霜は飛ぶ天苑御梨

の秋』と、王建

云

ふ、「御菓呈

し來

り毎晦嘗む」と、李適云ふ、「御桃

の無蝶

飛行して飄る」と、

劉憲量ふ「御酒薪寒退くしと、王濯.試ふ、「御火香殿

に傳

ふ」

と、玉建叉云ふ4御詩新集未だ傅らしめす」、と竝に其例な

り、佗御路・御宿・御服・御衣・御箭・御印・綱搦

の類の

加き.枚

窪

暇あら交

世詮驫

禦

に勅し簍

吹かしむ、壗豹

の古今注に、長安御溝之を揚溝と

謂

ふ、高楊を

其上に植

うるを謂ふなり、然らば

則ち尊上

の物、一切必御字を

冠

す、未だ必すしも唐人に始らざるなり。

黄山谷揀芽の詩

にへ赤嚢蔵ヒ上る雙龍

の璧.曾て前朝の盛

事を見來る、想ひ得たり

天香御厨に

隨ひ、延春の閣道輕

雷を轉すしと、六如上人云ふ、御所は、帥御坐の所を

假ウに

　　　　　　　　　　　一一三

ψ6

　　　　　

日本詩

話叢書

六

如

上

人

云、御

所、即

假昌目

御

坐

之

所一耳、非鷹總

指瑟ポ内噺也、其

設

見昌葛

原

詩

話

前

篇輌矣、村

瀬

栲

亭

日、品

字

箋

云、以昌文

章

或

他

務封

昌達御

所h謂晶

之

進

皇六南

渡

典

儀、有昌御

服

御

絲

鞋

所

之

稱h其

設

載昌葛

原

詩

話

後

編一矣、大

田

喬

松

遣、六

如

栲

,

亭

皆

謂

御

所.二

字

肪昌于

趙

宋

之

時一殊

不γ知

其

稱

後

漢

巳

有γ之

矣、鄭

玄

注"周

禮

蜩

氏一日、姻

今

御

所

食

蛙

也。

　

按

左

傳

哀

公

三

年、司

鐸

火

云

云.命昌周

人一出隔

　

御

書「杜

預

云、御

書

進轟於

君輯者

也。

.劉

夢

得

楊

柳

枝

詞、曇.城

外

春

風

颱昌酒

旗叫行

人

　　　　　　　　

か

揮γ袂

日

西

時,長

安

陌

上

無

窮

樹、唯

有8垂

楊

管轟

別

離h胡

次

奈

注γ之

日、夢

得

此

詩

不レ知レ作昌於

何

時嚇若

在事改昌連

州一以

後ハ當智爲ガ柳

子

厚"言ゆ之、子

厚

　　　　　　　　　　　=

四

むヴ

目くるのみ、總て禁

門か指ずに非・ず、と其設、葛原詩話

前

篇に見ゆ、村瀬栲亭日、品字箋に

云ふ、文章或は他務を

以

て御所

に封達す、之を進呈と謂ふ、南漣の典儀に、御服

御

絲鞋所の稱

あり、其読は葛原詩詰後編に載す、大田喬松

道ふ、六如・栲亭皆謂ふ、御所の二字趙宋の時に肪ると、殊

に知らす其稱、後漢邑に之

れ有り、鄭

玄、周禮姻氏に注し

て日、膕

は今の御所の食蛙なり。

　按するに左傳哀公三年、司鐸火

云罍、周人に命じ.御書

　を出す、杜預云ふ、御書は君に進むる者なり。

　　　　　　　　　　　　　　

　　　　

ゆら

劉夢得の柳楊枝の詞

に云ふ魂城外の

春風

酒旗颱めく、行

入袂を揮ふ臼西する畦、長安陌上無窮

の…樹、唯ζ乖楊

の別

離を管する有り」と、胡家幾之に

注し

て曰く、夢得此詩.何

の時に作るを、知らす、若し蓮州に改

めらる

る以後に在

らば、當

に柳チ厚の爲に之を

言ふべし、子厚、柳州を以て.

播

に易るを願ふ、豈、惟ぜ垂揚の別離を管する有りといふ、

6螂

願"以

"柳

州易

壺播、豈

非智惟

有

還垂

楊

管昌別

離

一者よ耶、

凡

注

邑唐

詩・『不y如γ是、不昌以

足サ抓"痒

處

一也。

崔

道

融

長

門

怨

云、長

門

花

泣

一枝

春

、爭

奈

君

恩

別

處

薪、錯

把臨黄

金

買詢

賦肺相

如

自

是

薄

情

人、謝

疊

山

云、漢

武

帝

時、陳

皇

后

失y寵

居曝長

門

宮噌聞"司

馬

相

如

能解賦、而

結

"知

天

子嚇以艝千

金

師賂昌

相

如h作。長

門

賦

"以

獻

レ上、上

覽レ之

悽

然、召昌陳

皇

后一歸

寵椒

房嚇寵

幸

如y故、相

如

仕v漢

爲v郎、買麟茂

陵

人

之

女

蜘爲ゼ妾、文

君

失γ意

、作矗自

頭

吟h以

怨v之、事

見昼琴

操嚇故

日、相

如

自

是

薄

情

人、此

乃

前

人

所

γ未γ道、次楽

日、按

長

門

賦

序

謂、相

如

爲

γ文

悟

レ圭、

　　　　　　

　ン

陳

皇

后

復

得レ幸、但

攷"之

史

傳険

皇

后

擅y寵

驕

妬、叉

爲昌誣

蠱ハ武

帝

使己有

司

賜ワ詔、云

云、罷

退昌居

長

門

宮嚇數

奪

廢

后

薨、蓋

未昌嘗

得γ幸

復

入窄宮

也、

　　　　　

柳

誘

詩話

卷

之下

者に非すや、凡そ唐詩を注する、是の如く

なら

ざれば.以

て痒處を抓く

に足らざるなり。

…崔道融.長門怨に云ふ、「長門花に泣く

一枝の春、爭で奈せ

ん君恩の別處に赫なるを.錯て黄金を

把て詞賦を買ふ、

相如自ら是れ薄情の入しと、謝疉山云

ふ、漢の武帝

の時.陳

皇后寵を失ひ褐門宮に居る.司馬相如、賦を能くし、而し

て知を天子に結

ぶと聞き、千金を以

て網如に賂ひ.長門

の賦を作らしめ以て

上に獻す、上之を覽て悽然たり、陳

皇后を召し椒房

に歸し」寵幸故の如し、相如漢に仕

へ郎

と爲る、茂陵の人の女を買ひ妾と爲

す、文君意を

失ひ、白

頭吟を作り、以て之を怨む、事は琴操に見ゆ、故に曰くハ柑

如は自ら是れ

薄情の人」と、此れ乃ち

前人の未だ

道はざ

る所なり、し次蠱

曰く、按するに長門賦序

に謂ふ、相如丈を

爲り主を悟とす、陳皇后復た幸を得ると、但亡之を史傳に

攷ふるに、陳皇后寵を壇

にして驕妬、叉誣蠱を

爲す、武帝、

有司を

して詔を

鯣はしむ、云云、罷めて長門宮に退居す、

數年にして廢后薨すと、蓋未だ嘗て幸

を得て復た宮に入

らざるなり、此詩に謂

ふ、「錯イ、黄脅を把て詞賦を買ふ、相

如白是れ

薄情

の入ρ蓋、相如、茂陵人」の女卆聘し.文君に

　　　　　　　　　　　

一一五

螂6

　　　　　

隠本

詩

話叢

書

此

詩

謂、錯

把昌黄

金,買"詞

賦門相

如

自

是

薄

情

人、

蓋

爲卞相

如

聘昌茂

陵

入

々嚇背巾負

文

磐h薄

情

如レ此、

熨協其

作

黶

何

補画於

事嚇所苡

謂昌之

錯一也

此

醗

正

與》史

合、若

陳

后

再

得γ入v宮、寵

幸

如γ故、則

賣レ賦

有γ功、何

得菖叉

謂唾之

錯嚇惜

不γ及7與"疉

翕"商り之也。」

常

州

小

川

郷

人、本

間

玄

調

頃

者

寄昌親

近

製「摘

v句云、常

把.刀

圭一在"醫

壘

儘

將昌鉛

槧一人躋儒

林{形

如麗枯

木

槎

杤

立{心

似昌寒

蛩一蕭

瑟

吟、方

讀昌此

二

聯一其

入

品

事

業、好

讀γ書

耽昌吟

咏「不v問

而

可γ知

矣。

海

霞

漁、鍾

山

退

居

圖

去、鵑

語

驚y人

萬

緑

稠、天

津

過

客

早

回v頭、爭

如雪

竹

霜

笥

裏、一鳥

不レ鳴

山

更

幽、嗟

乎

宋

之

天

下

壊昌于

安

石嚇學

術

亦

壞轟

于

安

石=

鳥

不γ鳴

則

天

下

晏

然、靖

.康

南

.渡

之

　　　　　　　　　　　

一一六

背負ザと

震ず、薄情此の如し、其作賦を

費る.何ぞ事

に補

あらんや.之を

錯ると謂ふ所以なり、此詮正に史と合す、

若し

陳后再び宮に入るを

得て、寵幸故の如く准らば、則

ち賦を費り

て功有り、何ぞ叉之を錯ると

謂ふを

得ん、借

　　　　　　　

はか

いかな驫翕と之を商るに及ぱざるを。

常州小川の郷入、本闇玄調、頃者近製を

寄ぜ

親さる.摘句

に嚢ふ魂常に刀圭を把て醫壘に在り、儘.鉛槧を將て儒林

に入る、形は柚木の槎枅として立つが

如く、心は

寒蛩π

似て蕭瑟として吟す」と、方に此二聯を

讀めぱ、共

人品慕

業、好んで書和讀み吟脉に耽ける、問はすして知る可し。,

海霞漁、鍾山退居の圓に云ふ、「鵑語人を驚かして

萬緑稠

し、天津

の過客早く頭を

回らす.爭でか

如かん

雪竹霜笥

の裏、一鳥鳴かす山更　幽なるに、し嗟

乎宋

σ天下は

安瘡

に壌られ、學術も亦安石π壌窮る、一鳥鳴か

ざれば

天下

晏然…だり、靖康南渡

の蠻.萌蘖有る莫

圃.今乃ち

其詩を引

6蠅

…變{莫

レ有驫萌

蘖

矣

、今

乃

引昌共

詩

以

賣

虧其

入門是

謂實

騎

讚賊

馬

斷而

起参賊

也。

辻

本

菘

港

漫

成

云、耳

門

數

莖

草、眉

宇

一雙

霜、

讀

者

首

肯

日、是

辻

本

翕

之

小

照

也。

有

竹

居

集

姙

眺

麟

載昌日

本

源

監

詩

稿

序一云、此

競

秀

亭

詩

一卷、廼

廿

年

前

日

本

人

源

東

谿

氏、

鯀

昌賈

舶

伽來

寄昌正

於

余嘱者

也、源

監

館

監、罷レ職

後

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

ヘ　ビ

所『居

亭

、故

以

名雄其

集

一爾、披

昌其

詩

肉紳

理

清

超、風

格

雋

逸、直

堪臥犀

昌尾

唐

賢n飜

齣・鰍

麹

賑

髄

敵

脚、

翻・躡

使

レ居

.中

華

嚇當ヨ亦

自

名=

家門葢

知

宇

宙

之

大

、無昌地

不"生レ才、何

方

隅

之

囿

耶、昔

王

麼

詰

有7

途

冨晁

監

還昌日

本

"網詩

ハ流

傳

至γ今、余

固

未智敢

希昌

風

麼

詰嚇而

源

監

當γ不γ亜昌晁

監

其

人一巳、錦

近

世

朱

錫

鬯

編

明̀

詩

綜門於昌日

本

"不y過y蒐σ羅

兩

三

篇

肉

　　　　　

柳

橋

詩

話

卷

之

下

き以て其入を責む.是れを.賊の馬に騎りて賊を

遅ふと

謂

ふなり.

辻本菘菴、漫成に云ふ斗耳門數莖

冫草.眉宇

一雙

の霜」と。

讀者首肯して曰く、是れ辻本翕の小照なりと。

有竹居集に飜

麟杲

源監蘿

序を載せて云ふ、砦

競

秀亭の詩

一卷は、廼廿年前

日本人源東谿氏、賈舶に鯀て

來て正を余に寄する者なり、源監

は館監、職を

罷て後、居

る所の亭、故に以て其集に名つくる

のみ.其詩を

披くに、

紳理清超、風格雋逸、直に唐賢を届屍するに堪

へた

り.

雛

蠍麟

鯒謬

囎澀

.申華に居らしめ讐

に弯

ら

一家に名つくべし、葢、知る宇宙

の大、地として才を生

ぜざる無し、何ぞ

方隅に之れ

圃せんや昔、王摩詰、晁監.の

日本

に還るを

逡る

】詩有り、流傳して

今に

至る、余固よ

り夫だ敢て風を摩詰

に希はす、而して源監當に晁監其人

　

つに亞がざるべき

のみ、抑、近世朱錫鼈、明詩綜を編す、日本

に於ては兩三篇を蒐羅するに過ぎす、茲

れは則ち衷然と

して成集す、實に遠く

並二碣中心の諸家數に過ぐ、後

流

傳して、我朝¢文歡單く撒

きて、洵π海

隅B出の邦を遺

　　　　　　　　　　　

=

七

9

心…へへ

螂6

　 　　　　　

日本

詩話叢

書

茲

則

袞

然

成

集、實

遠

過昌普

編

中

心

諸

家

數囀矣、

流昌傳

於

後{俾"知面我

朝

文

歡

單

敷

洵

不ワ遺。海

隅

日

出

之

邦贐也。

按

源

盈

東

谿、不v審荷

所

ム

詢昌諸

人噛亦

莫"知

養

近

時

或

者

日、長

崎

之

譯

士、而

有γ文

者

也、今

徴6

諸

任

兆

麟

之

交門則

瓊

浦

商

人

之

館

盈、似γ不γ謬

矣。

賀

知

章

日6賀

監門仲

廉

呂

日昌晁

監触倶

帯縋祕

書

之

官

銜肉故

云爾

矣.筋y謂

源

監

其

號

相

似、而其

實

大

異

也。

李

自

哭轟晁

卿

衡h王

維

淦越祕

書

晁

監

蹄

肩

本嚇儲

光

義

洛

中

胎朝

校

書

衡「朝

帥

日

本

人

也、趙

騨

逶露晁

補

闕

邏昌日

本

國苞

佶

逡昌日

本

聘

賀

使

晁

亘

卿嚇劉

長

卿

鱠昌日

本

聘

使冗

讀畠其

詩門又

閲昌其

一さざるを知らしむるなり。

一一八

夢

按するに源監東谿は、何の所の人

なるを審

にせす、諸を

人に詢ふに、亦知る者莫し、近時或者

曰く、長崎

の譯士に

して文有る者なりと、今諸を

任兆麟の文

に徴するに、則

ち瓊浦商人の館監、謬らざるに似旋り。

賀知章を賀監と日ひ、仲痲呂を晁監と

日

ふ、倶に祕書の

官銜〃帶ぶ、故に爾か云ふ腎謂はゆる

源監

に其號相似た

り、而も其の實は大に異るなり.

李白の晁卿衡を哭し、王維の祕書晁監が日本に麟るを遘

る、儲光義の洛中にて朝校書衡に殿る、朝

は

則ち

日本入

なり、訟騨の晁補闕が

日本國に還るを途る、包佶

の日本

聘賀使晁亘卿を遘る、劉長卿の

日本聘使

に鱠る、凡そ

其

詩を讀み.又其命題を闘すれば、則ち

仲麿

の位置稱謂、鮫

6

命

題嚇則

仲

麿

之

位

署

稱

謂、皎

然

如唱自

日矣

。

古

者、王

室

賜"姓

氏

於

勳

閥

之

臣門或

日"眞

人門或

日昌朝

輿

故

冐轟翼

人

朝

臣

之

姓嚇榮

莫v大v焉、阿

倍

仲

鷹

在γ唐『留

學

之

日、姑

改v姓

爲財晁「覦

朝蓋

單"

用

朝

臣

之

朝"而

已、身

在昌海

外嚇其

心

未懲嘗

不ツ在脇

朝

廷門宋

芻

越

吟、誰

敢

不v哀

哉、仲

麿

始

將v邏"本

國

門王

維

之

詩、蓋

在昌是,時

隔矣、解v纜

之

後、遭"颶

風

一

幾

沒、李

白

之

哭、蓋

在昌是

際一矣.既

面

飄奢

安

南

間

關

千

里、百

苦

備

蓋、不v知7絡

逹昌于

洛

陽鵯經障幾

歳

月

之

久占也、由v是

觀γ之、仲

慶

之

心

事、不昼亦

明

自

乎、然

則

拜昌祕

書

曩

若昌之

何百

、異

邦

之

人、加鴨

之

官

銜以

寵

異

焉、本

邦

不v無昌其

例薗

史

顯

然

　　

矣、何

獨

咎昌於

李

唐嚇叉

何

獨

責隅於

仲

麼一乎、然

則

娜　

終

不轟還

蹄嚇面

沒昼于

彼

土一何

也、日

國

史

所γ載、聘

柳

橋

詩

話

卷

之

下

然として白日の如し。

古者、王室、姓氏を勳…閥の臣に賜ふ、或は眞人と

日ひ、或は

朝臣と日ふ、故に眞人朝臣の姓を

冐するは、榮、焉れより

大なるは莫し、阿倍仲麿.唐

に在り留學

の日、姑く姓を

改

曽

晁と爲丈矚

葦朝臣の朝畫

用するの塑身海外

に在り、其心は未だ

嘗て朝廷に在らす

んぱ

あらす、宋爲

越吟、誰れか敢て哀まざらんや、仲麿始め將

に本國

に還

らんとす、王維

の詩は蓋是の時に在り、纜を

解くの律、颶

風に遭ひ、幾ん

ど沒せんとす、李白の哭するは、甍是除に

在り、既にして安南

に飄著し、間關千里、百苦備

に嘗む、経

に洛陽に逹し、幾歳月の久きを經るを

知らす、是

に由て

之を觀れば、仲麿の心事、亦明白ならすや、然ぱ則ち

祕書

監を拜す、之を若何んと、口く.異邦

の入、之に官銜を加

へ

以て寵異す、本邦其例無きにあらす、國史に顯然

たり、佃

ぞ獨り李唐

牽咎めん、又何

ぞ獨り伸麿を責めん、然ぱ則

終に還歸せすして彼の土に沒するは、何ぞや、曰く、國史

載する所、聘唐の使者、凡魚腹に葬らる』者、十に

八九、仲

麿曾て傷弓の鳥

たり、躊躇遲疑、飼復た

一日.將た歸らん

と欲せんか、帥ち前日瀕死の厄に懲る、將だ歸ら

ざらん

=

九

{　　一

蜘6

　　　　　

日

本

詩

話

叢

書

唐

之

使

者、凡

葬昌于

魚

腹"者、十

八

九、仲

麼

曾

爲ガ

傷

弓

之

鳥嚇躊

躇

遲

疑、日

復

一日、將

欲y歸

耶、即

懲

"前

日

瀕

死

之

厄.矣、將

欲『不γ歸

耶、上

負

唱聖

朝「

下

負鷯慈

母嚇不昌唯

是一叉

置昌宗

一跖

於

何

地一乎、於「是

伸

麿

之

心、不昌旧日

九

廻

」者

幾

希、未ぴ麁、彼

土

乃

有

昌蘇

山

之

亂h天

下

鼎

沸、天

子

蒙

塵、而

仲

麼

死昌

于

兵

燹

之

中一不レ可γ知

也、或

與昌王

維

輩嚇倶

被

己囚

辱

「而

沒昌于

是

時

赤

不γ可γ知

也、史

無

昌明

交h可レ謂"

仲

麿

之

不

幸

鱒矣

、然

當

時

之

人、能

察昌其

心h朝

廷

亦

察

昌其

忠而

褒

邸

之

典、行餡於

數

+

年

之

後h由

v是觀v之、仲

麿

稽

留

之

罪、不言亦

君

子

恕

而

不.苛

責

一乎、歐

陽

宋

耶

輩、不レ審昌其

事

蹟肋載

筆

踈

漏、未包

始

知昌歸

紅

飄

流

之

事h唯

謂

爲"儀

王

所

τ愛、或

謂

惓

昌捲

中

國

一而

不v忍v去

矣、於ぴ是

本

邦

先

哲、爲"歡

　　　　　　　　　　　

=輔O

と欲するか、上、聖朝に負き、下、慈母に負

く、唯是のみなら

す、夊宗「帽を何れの地に置かんや」是に

於て仲麿の心.N

日九廻　ざる者は幾んど希なり.未だ幾ばく

なちす、歓

土に乃ち祿山の亂有り、天下鼎沸し、天子蒙塵す、而じて

伸麿兵燹の中に死するも亦知る可らざ

るなり、或は王維

輩と倶

に囚辱せられて.是時に

沒するも

亦知る

可らざ

るなり、史に明文無し、仲麿の不幸と

謂

ふ可し、然ぎも

當

時の人、能く其心を察し、朝廷亦其忠を

察し、勵して褒邸

の典、數十年の後に行は

る、是

k由て之を

觀れば、仲麿

稽留の罪、亦君子恕して而して苛責せ

ざるにあらす

や、

歐陽ん杢郡

の輩、其事蹟を審にせず'、載筆踈漏.未だ

始より

歸虹飄

硫の事を知らす、唯謂ふ儀王

に

愛せらると、或は

謂ふ中國に惓

々として而してまるに忍

びすと、是に於て

本邦先哲、歐

宋

に

紿

かれ、輒ち責むるに首丘の義を以

,てし、靦て君を忘れ親を逡るゝの罪人と

爲す、而して仲

麿の寃、世

に白

ぜ

ざ

る

こと・殆ど響餘越

苟も

然らすん

ぱ王室文明、賢臣

滿廷

の時に當わ、狸麿淑懸

の衷、獪ほ

察する能はす.稽留の罪、樹ほ正す能はす、而して贈典

匙

海外叛臣の枯骨に錫,ふ.寧ぞ是理有らんや、故

に予撰す

る所の六國史論、嘗て仲麿

虐於て三たび

煮を

致せしも

6蜘

宋

所

ヤ紿

、輙

責

以

孱首

丘

之

義

嚇親

爲ガ忘

v君

遺

v親

之

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

し

罪

入嚇而

仲

麼

之

寃、不㍗日

于̀

世著

、殆

千

餘

載

矣、

苟

不μ然、常昌王

室

文

明、賢

臣

滿

廷

之

時鞘仲

麼

淑

懸

之

衷、獪

不v能v察、稽

留

之

罪、碕

不v能v正、而

錫

昌

鱠

典

于

海

外

叛

臣

之

枯

骨嚇寧

有蠶是

理一哉、故

予

所v撰

六

國

史

論、嘗

於昌仲

麿

開三

致γ意

焉、蓋

爲γ是

也、

瞞

伽坏

魏、殀警

圦

灘鞆

敢甑

離

雛攜

蝦離轣

鱒簿

騾

覊

飆二灘

沸、翠鴕趣蠍極钁

噸

レ氏、或眞

人、或

朝

臣、源

姓

王

家

流

終昌臣

節輔云

云、0

績

ー

本

紀

、承

和

三

年・五

月、便

附

膾

往

歳

入

唐

使、井

留

學

等

、舵レ彼

身

沒

者

八

入、位

記

以

慰晟幽

魂嚇云

云、日、留

學

問

鱠

二

品

安

焙

朝

臣

仲

滿

大

唐

光

碌

大

夫

右

散

騎

常

侍

驤

御

史

中

丞

北

侮

郡

開

國

公

膾

酪

州

大

都

督

覇

衡

可レ膾二正

二

晶嚇云

蒙、○

按、家

翕

之

言、未三嘗

無昌

韈

栽駿

購

、蹴

・鸞

鑑

翫織鋤・難

、脱

慚

朝黏

黻、飾

騨

鵬

齣鶇

黼

誠

鰰

嘩

鰭、構

罰

配、黻勲

是

觀v之、不v河v謖二史

礦菖明

交一矣、然

丑

時李

唐

使

人

孫

興

邏

等

來、始

告二仲

麿

之

盈

謝↓安

鄭

仲

麿

墓

木

之

巳

麹

橋

詩

話

卷

之

下

～

蓋是が爲めなり.髀

論

爨冴毅貔

轣

籤

縫

縱

天王曾孫建内宿翻…、君

に事ふるの忠

を盡

し、人臣の節を致し、創

めて八民の飆と爲り、永く萬代の基

を遯す、是よ略以擁、姓を賜

ひ氏を命じ、或は虞人、或は朝

臣、源姓壬家流臣師

に終

る、丞

云、C續日本紀、承瀦

三年五月、便附膾往畿入唐使、竝に留學等、・

彼

κ在て身を沒する者八人、位謁以て幽魂

を慰む、云々、日く、留

學問膾

二品宴倍朝

ほ仲滿、大唐光碌

人弐

右散騎常侍漿伽史巾丞

雛謁嬲齦強鑞継讐灘糶糠終瓶驪齲飢編堅師纛

紀寶龜元年に見ゆ、是

κ由て之を觀れば、彼土大暦

の,際

、仲麿

衡

ほ畿心無き也、又續紀寳縮九軍五

"丙寅、蘭學

生阿倍朝臣仲麿唐

に乖

りて亡す、家

口偏乏、葬禮闕

郁り、勅

して策紘

こ百疋、白綿

三百屯を賜ふ、是

に由

て之を

鯉

れば、史に明文無しξ謂

ふ

可ら

ず

、然

れども是時李唐

の使人孫興逾等來り、始

て仲麿

の狙謝を告

ぐ、安

ぞ知らん仲磨蕩木

の巳に撲なるを、且つ藤

原河溝乃ち聘唐

大使

と爲

り0口0

梅して竟

に棺を海外

に葢

ふ、亦仲麿

と相ひ似

たり、論者被を咎

めずして是を咎む、

崙寃無

しと謂はん

や、男貞直鞠記す。

ご二

一{…

蜘6

　　　　　

日

本

詩

話

叢

書

嫐馳櫞、瓶鱧塑赭期褊邸橢噸謙鞭癪湘袖蘭鰤

レ此、豊

謂レ無レ寃

哉、

男

貞

白

附

記。

　

仲

慶

㈱レ命

使

昌本

國

一之

五

古、見畠交

苑

英

華{王

　

維

迭昌祕

書

晁

監

齢詩

之

引、載出全

唐

詩嚇二

者

併

　

考、則

其

事

瞭

然

矣。

杜

鵑

性

躁、豈

饂

養

之

物

哉、近

時

鳥

戸

始

悟

"籠

畜

之

法{噫

何

其

奇

也

、杜

甫

杜

鵑

行

云、生

γ子

百

鳥

欒

、百

鳥

不驫敢

嗔h乃

爲

餒"其

子肉禮

若γ奉"至

奪門

元

槇

云、杜

鵑

無昌百

作

嚇天

逧昌百

鳥

哺》雛、夫

鳥

戸

之

言、亦

與

'杜

甫

元

糧r殆

相

契

合、亦

奇

之

尤

奇

者

矣、鳥

戸

謂

子

規

腿γ聲、正

是

育γ卵

之

時.人

熟"

察

其

機…探驫之

鳥

巣

莫

γ不y獲γ卵、因

使

.家

難

伏嚇居

然

而

生.肖γ小

齪

養、習'與ゾ性

成

、或

進"炭

火

脚稍昼息

之「彼

爲γ之

所γ紿、裂

帛

之

昔、駿昌于

彫

籠

之

中

一矣、

一輪三

伸磨命を啣み本國に使するの五古、文苑英華に見え、

王維、襲書晁監を逡る詩の引、全唐詩

に載す、二者併せ

考ふれば、則其事瞭然たり。　　　　　　　　　　　

ゲ

杜鵑は性躁し、豈饂養の物ならんや、近時

鳥戸始めて籠

・畜の法を悟れり、噫、舸ぞ其れ

奇なるや、杜甫の杜舶轡"に

去ふ"子を生む百鳥の藁、百鳥敢て嗔らす、乃ち爲めに共

子を矮ふ、禮至尊に奉するが若し」と、元槇云ふ、、杜鵑百作

無く、天百鳥に雛を哺せしむしと、夫の鳥戸の言、亦、杜甫元

と殆ど

相ひ

契合す、亦奇の尤も

奇なる者なり、鳥戸謂

ふ子規の聲を發するは、正に是れ卵を

育つるの時なり.

人其機を熟察し、之を鳥欒に探れば卵を

獲ざること

莫

し、因て家難をして伏せしむ、居然とし

て生る、小よの

饌

琴すれば、脅ぴ性と成り、或は炭火を進めて之を滔息す、

彼れ之

が爲めに紿かれ、裂帛の晋、彫籠

の申に發.す、便房

曲∵室、或は費鵬と伍を爲す、主人莞爾として耳を

傾く、而

9揃犠……へ嚇

便

房

曲

室.或

與昌黄

鵬"爲γ伍、圭

八

莞

爾

傾γ耳、而

客

在昌戸

外一者、莫レ不蠕錯

愕

而

詰翼

由}也、幅

田

恕

菴

咏爲籠

鵑

云、描

去

東

西

與昌南

北嚇近

來

閑

卻

邵

蕘

夫。

杜

牧

云、霜

葉

紅昌於

ご

月

花蓋

斥驫桃

花り也、月

令、

仲

春

桃

始

華、小

杜

據乏

矣、叉

漢

書

日、來

春

桃

花

水

盛、是

謂昌二

月

雨

水

盛嚇滋

可"以

證一也。

自

樂

天

一雁

蹲昌槍

墾

謝

榛

猫

蹲

花

庭

午、蹲

字

下

得

倶

佳、寮

友

坂

井

長

軒

云、釣

客

蹲昌蘆

汀　問

有y據

否、日、莊

周

有y言、任

公

子

蹲"乎

會

稽嚇投"竿

東

塰

蒲

生

氏

郷

爲目豊

氏

所昌藥

殺門是

世

俗

之

所v傳

也、

然

翠・竹

翕

記

牒

詳

載"其

患

状門安

在昌其

毒

手一也、

或

者

謂

藥

殺

有昌緩

急

二

途嚇急

者

即

斃、綾

者

荏

　　　　　御

橋

詩

話卷之

下

して客

の戸外に在る者、錯愕して其由を

詰らざるは

莫

し.幅田恕菴、籠鵑を咏じて云ふ魂攜…へ去

る東西と甫北と、

近來閑郤す郡堯夫馬と。

杜牧云ふ鵡霜葉は二月の花よりも

紅なり』と.蓋桃花を斥

す

な

り、月令

に、仲春桃始め

て華く、小杜之に據るなり、

叉漢書に

曰く、來春桃花水盛なりと、是れ

二月雨

水盛な

るを謂ふ、滋以て證す可きなり。

白樂天「一雁滄州に蹲す、』謝榛「猫は蹲る

花庭の午、』蹲の

字下し得て倶に佳、寮友坂井長軒云ふ↓釣客蘆汀に蹲る

.

問ふ據有りや

否や、曰く、莊周言

へる

有り、任公子會稽

に

蹲り、竿を東海に投すと。

蒲生氏郷幽丘氏に藥殺.せらると、是れ世俗⑳傳

ふ

る

所な

り、然ども翠竹翕の記牒詳に其患歌を

載す、安ぞ其毒争

に在らんや.或者は謂ふ、藥殺に、綾急

二捻有り、急なる者

は即ち斃れ、綏なる者は荏苒數月にし

て起たすと、明の

　　

.　　　　　　　　　　ρ二三

㎝蝋一{一一

鰡6

H

本

詩

誕叢

書

苒

數

月

而

不レ起、明

胡

惟

庸

進昌毒

于

劉

韮

基

自

『是綿

機、然

迄昼于

屬

緩門凡

閲且數

旬

一矣、以v是

推レ之、

安

知・氏

郷

之

疾

不"類昌于

劉

伯

温

甲耶、翠

竹

翕

唯

墨

昌候

證聯耳、未叢必

窮昌其

病

原

"耶,或

隱

忌

而

不.顯

言

一耶、且

氏

郷

悟v爲γ所盤中

傷「輙

賦昌國

歌

一以

寓γ意

焉、是

可v證

也、赤

堀

逋

菴

咏昌氏

郷鰰云、多

士

豈

無γ

愧、寥

寥

寧

子

忠、用昌左

傳

寧

武

子

貨γ醫

薄毒

之

事門亦

取昌世

俗

之

説一耶、逋

菴

帥

蒲

生

氏

之

子、而

螟昌蛉

于

赤

堀

氏肉故

其

家

譜

所v傳、或

如v此

耶、予

將

昌行

質

7之

也

.

園

大

暦

日、粂

好

法

師

之

故

舊、日出橘

成

忠嚇成

忠

除昌伊

賀

守∵兼

好

始

居5京

師嚇後

如"伊

賀h遂

寓昌于

成

忠

之

家{居

有γ頃、乃

建昌精

舎

于

國

見

山

之

麓嚇

以

運匙徙

焉、春

欷

山ハ十

一二、貞

治

一兀

年

病

沒

幽矢.私知

　　　"　　　　　　　

=西

胡惟庸.毒を劉基た進む、基是れより

綿機す、然ども

籘續

に迄ぶまで、凡そ數旬を閲す、是を以て之を推せぱ、安ぞ

氏郷

の疾、劉伯温に類せざ

る

を知らんや、翠竹翕は

唯候

證を擧るのみ、未だ必

す

し

も其病原を窮めざるか、或は

隱忌して顯言せざりしか、且つ氏郷・中傷せらるるを

悟

り、輙ち國歌を賦し

以て意を寓す、是

れ證す可きなり2亦

堀通蕃、氏綿を咏じて云ふ弗多士貴愧

ぢ無らんや、寥

々た

り寧子の忠」と、左傳、寧武子醫

に貨し、毒を薄くするの事

を用ふ、亦世俗の詮を取る

か、通菴は即ち

蒲生氏の子.而

して赤堀氏に螟蛉た

り、故に其家譜

傳ふる所、或は此の

如きか、予將に行土之を質さんとす。

匿大暦に曰く、象好法師の故舊を、橘成忠と日ふ、成忠、伊

賀

の守

に除せらる、鍍好始め

京師に

居り、後ち伊賀に如

き.途に成忠の家に寓す、居ること

頃らく

有り、乃ち精舍

を國見山の麓

に建て.以て遷徒

す、春秋

六十三、貞治

元年

病沒す、始め成忠に

一女有り、兼好の

才華を

慕ひ註竊に慇

懃を通す、巾視往來ず、尨也傭々たり、創ち象好集中載す

6

成

忠

有昌一女叫慕.粂

好

才

羹

竊

逋"慇

懃「巾

蛻

往

來

、鬼

也

嗜

噌、帥・条

好

集

中

所ゼ載

忍

山

之

和

歌

、

蓋

寓"其

意

一云、然

扶

桑

隱

逸

傳、不驫一言

及ワ之

何

哉、元

政

豈

爲v之

回

護

耶、或

不γ讀風園

大

暦「而

唯

依昌據

太

雫

記

一乎

、近

人

喜昌条

好

一者

多

矣、嘗

咏v之

云、緇

衣

未ヨ必

了昌縁

閃丙

眼

從

來

難γ認v眞、形

跡

區

區

君莫ヴ問、鳩

摩

羅

什

是

前

身。

一説

日、兼

好

始

爲

蹣士

人

覗昌王

室

嚢

替

、不"可昌奈

何肉邃

逃昌緇

素n優

遊

卒

γ歳.然

耿

耿

之

心、寧

一日

忘γ之

哉、是

以

武

弁

凶

徳、莫v不昌贊

歳嚇彼

漁v色

黷

γ貨唯吾

所γ欲.彼

罪

貫

盈

以

自

斃、亦

吾

所y所

也、彼

一木夙敗、莪

木

γ蝿

矣

、武

弁

不v替、王

室

不隆

矣

、是

兼

　　　　　　

マを

好

之

本

意、而

人

莫

"之

察

嚇史

筆

莫昌之

傳

者一不v然、

剱　

象

好

一好

漢

也、豊

曳出裾

于

高

氏

之

門'哉、是

設

柳

橋

詩

話

卷

之

下

る所の怨山の和歌は、蓋、其の意を

寓すと

云ふ、然ども抉

桑隱逸傳は、一言も

之に

及ばざるは何

ぞや、元政豈んど

之れが爲に回穫ずるか、或は園大暦を讀ますして、唯、大

罕記に依據するか、近人、象好を喜

ぶ者多し、嘗て之を、咏

じて云ふ《緇衣未だ必ずしも縁因を了

せす、肉眼

從來眞

を認め難し、形跡區

々君問

ふこと莫れ、鳩摩羅

什

是れ前

身」と。

一読

に曰く、験好は始め士人たり、王室衰替し、奈何ともす

可らざるを親、途に緇素に逃れ優遊歳を卒ふ、然ども耿

々の心、寧ぞ一日も之を忘れんや、是を以

て武弁凶徳、贊成

　　　　　　　　　　　　

げが

せざる莫し、彼れ色を漁し貨に黷る、吾が

欲する所め

ま

ゝにす、彼の罪貫盈し以て自ら斃る、亦吾が

所る

所なり、

彼敗れざれぱ、我興らす、武弁替れすん

ぼ、王室隆なら交

是れ蓑好

の本意、而して人之を察

す

る

莫し戯史筆之を傳

ふる者莫し、然らす

んぱ、秉好は

】好漢なり、豈、裾を高氏

の門に曳かんやと、是の読未だ必す

し

も

然ら・ず、叉未だ

必らナしも然らすんぱあらす、識者以

て如何と爲す。

一二五

…{{一㎝

ロ

本

詩

話

叢

書

鯤　

未

昌必

然

翼

未

必̀

不'然、識

者

以

爲"如

何

一哉。

崎

～ 徒

然

草

日、鎌

倉

海

中

産

轟堅

魚

一焉

、瞰v之

右ジ毒.讀

者

以

謂

堅

魚

創

出恩于

鎌

倉

氏

之

墜

殊

不レ知

東

海

産巳堅

魚"固

巳

久

蠢凸延

喜

式

糊

鞴

日、伊

豆

所

レ賞堅

魚

二

百

十

二

斤、是

可レ證

也、物

徂

徠

有γ言、

勲

好

不γ讀"延

喜

式嚇蓋

以レ此

故

歟、按

萬

葉

集

長

歌

所γ咏

堅

魚、帥

斥画南

海

之

産n其

事

最

古

矣、以

O

γ是

觀

レ之

、条

好

不

昌唯

不

Ψ讀

昌式

支

「併

不

y讀

鵬萬

葉

集

一

　

。

按

古

人

讀v書

之

難

、比昌諸

今

入晒不昌啻

千

百

倍輔不三

巳　

　

啻

無晶印

本

圃兵

革

之

世、無レ所昌乞

貸↓縉

紳

家

纔

傳轟

裳

レ靆

、鰍聯歡

輪

、婀触、讎離

于

和名

鈔

日、

鰹

魚岱唐

韻

云

鏗.鰭・鰹、蟆

鄲緲

鰍、鋤鉾

大

鯛

也、

大

日v飼

小.日v鯱、蕪新

撰

字

鏡

日、雛

鰹

鯒

三

字、

,

其

訓

日昌加

豆

乎納叉

云、鰹

古

年

反、其

訓

日昌左

女旧

按

昌

住

爲胤加

豆

乎崩別

作目難

鯉

鏡

三

宇〔其

訓

P

一二六

徒然草に曰く、鎌倉海申堅魚を産す.之を一瞰ふに

毒有り

と、讀者以謂、堅魚は創め鎌倉氏の時に

出と、殊に知ら・す

轟

緊魚を産する固より己に久セ蜑

隣式貔

にヲ

丶伊

豆貢する所の堅魚二百十二斤と、是れ證す

可きなり、物

徂徠言ふ有り、襲好、延喜式を讀まずと、蓋、此を以の故か、

按するに萬葉集の長歌に咏する所の堅魚は

帥ち南海の

産を斥す、其事最古し、是を以て之を觀ば、襲好.唯、式文を

讃まざるのみなら交併て萬葉箏

讀まざるの塑讐

焔

書

を讀

むの難、諸を今人に比すれば、啻

に千百倍

のみならず、啻

に印本無き

のみならず、兵革

の世、乞貸す

る所無

し、縉紳家纔

に

髭驚課

銘翻黎

歎

轟

鶴讐鰐

醒

螻和名

鈔に日蠱

象唐韻に云ふ鰹籍嚢

賭蟹

誓鰯超発

鯛輿大を鯛畠

ひぶを轟

と冥

新撰字鏡に曰く、雛

鮭鏡三字、其訓加豆乎と日ふ、叉云ふ、鰹

は古年

の反、其訓

左女と

日ふ、按するに昌住.加豆乎の爲に、別に難鮭鏡三

字を作り、其訓を加豆乎と

日ふ、豈んど據

る

所有るか、將

た謂はゆる新撰、する者か。

6獅

　加

豆、乎

「豈

有v所レ據

耶、將

所γ謂

新

撰

者

乎。

績

臼,本

紀

載、石

上

朝

臣

堅

魚

、乃

養

老

年

間

人

也、豈

斯

人

降

誕

之

時.偶

有智餉

昌堅

魚

[者晶而

其

父

以

名昌其

子一焉

耶、堅

魚

異

名

謂島之

松

魚「鰊

鑢

叉

細閉昌鉛

錘

魚嚇灘

字爲ジ脯

者、謂昌之

佳

蘇

魚嚇鰰

蜘

傳

按

堅

魚

爲v肺

者.堅

硬

如昌木

片コ

先

生

謂、清

人

方

言、謂昌之

木

魚噌不レ知

然

否、古

昔

之

人、不γ知昌生

食

唯

脯

以

薦

昌祭

祀n供飴四差

轍而

巳

、兼

好

観

如9怪

物

触可雛以

徴鱒矣。

予

ご

十

年

前、作昌松

魚

歌

n意

頗

自

負、近

時

細

閲、

其

穎

有v批、・一友

慫

慂

日、世

不γ無"逐v臭

嗜v痂

之

入h姑

存v之

可

也、詞

日、寒

食

清

明

渾

一夢、緑

陰

滿

地

杜

宇

鳴、夏

味

稍

稍

出昌交

鷂嚇嗜

慾

一至

不

γ可v防、東海

波

臣

姓

日菘

、碧

緑

衣

兮

銀

縷

裳、不

柳

橋

詩

話

卷

之

下

績日本紀

に載する、石上の朝臣堅魚は、乃ち養老年聞の

な　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

チク

人なり、豈んど斯八降誕の時、偶ま

堅魚を餉る者有り、而

し

て

其父以て其子に名つくるか、堅魚、異名之を

松魚と

謂燕麗

又鈴錘魚と彊

、雙

脯と爲せる耄

を舞

魚と謂轟

蜘傳蓚

堅鵡

禽

したる耋

殫木片の

如し、一先生謂ふ、清人の方言に、之を木魚と謂ふと.知

ら

す然るや否や、古瞥の人、生食するを知らす、唯脯に

し

て

以て祭祀に薦め、膳羞に供す

る

の

み、褻好靦て怪物の如

くす、以て徴とす可し。

予二十年前、松魚の歌を作る、意に頗る

自負せり.近時細

に閲れぱ、其の類泄たる有り、}友慫慂

して

曰く、世に

は

臭を逐ひ痂を嗜むの人無きにはあらず、姑く之を存して

可なりと、詞

に曰く、「寒食清明渾

て

廓夢、線陰滿地杜宇鳴

く、夏味稍

々交鷁

を出だす、嗜慾

】たび

至れば防ぐ

可ら

ず、東海の波臣姓を松と日ふ、碧緑の衣や銀縷の裳、初翼

を

假ら

す飛んで市

に上る、市人

}見し

て喜び且つ狂し、

一二七

　{亠……}…

柵6

日

本

詩

話

叢

書

v假昌勿翼

飛

上レ市、市

人

一見

喜

且

狂、一尾

輕

重

均"周

鼎「東

西

何

異v便出殷

湯苞

茅

不v入

楚

罪

大、

幾

人

水

濱

問昌昭

王靹死

且

不γ辭

矧

魚

肉、都

人

遊

侠

不γ可v當、大

鵬

斥

鸚

不昌相

讓門白

屋

朱

門

爭

先

嘗、爾

時

良

庖

技

癢

甚、發レ硼

好

刀

二

尺

張、去γ乙

曾

講"禮

家

壹只奢

然

割

撃

傳昌於

莊門聶

切

片

片

方

寸

許、色

相

離

合

自

成ぴ章、自

玉

盤

中

堆昌珊

瑚「或

諤

洛

紳

歩昌冰

霜h休v設

閲

苑

抗

瀝

味、何

如

絳

雪

沁饂肝

腸h芥

子

綽

楽

羮

蘆

聴

.争

邂

韲

粉

和◎現

漿「

棘

鬣

瑤

柱

無

謁顏

色琴

γ聲

屏v氣

鯉

與γ魴、}呼

牛

飮

何

足ン多、不出啻

耳

熱

噌叉

腐v腸、從

來

畏

途

有γ他

哉、口

腹

輿v身

爲轟劍

鎹h君

不γ見

古

訓

洋

洋

延

喜

式、艇

脯

但

陳

蛆

豆

旁、匹

似

荷

書

稱昌鹽

梅h不レ及

踈影與藷

登

一二八

一尾輕重すること周鼎

に均し、東西何ぞ殷湯を便に異な

らん、包茅入らす楚の罪大、幾人か

水濱昭王を問ふ、死も

且ほ辭せす

矧んや魚肉をや、都人遊侠當る

可らす、大鵬

斥鸚相

ひ譲らす、白屋朱門爭て先づ嘗む、爾の時良庖

技

癢

髄し、硼を發する好刀二尺強、乙を去るは

曾メ禮家

の

霄を

講す、碧然割

撃莊より傅

ふ、聶切片

々方寸訥、色屈離

合

自ら章を成し、白玉盤中珊瑚堆し、或

は誨る洛紳冰霜

に歩するかと、誂くを休めよ閲苑抗瀝

の味.何如

か

ん絳

　　　　

しむ

雪の肝腸に沁に、芥子萪茱菱蘆葩、爭

ひ進む

韲粉瓊漿に

和す、棘鬣瑤柱顏色無し、聲を呑み氣を屏く

鯉と魴と、一

呼牛飲何ぞ多しとするに足らん.蕾に耳熟するのみ　ら

す叉腹を腐らす.從來畏途

他

有らんや、ロ腹み身

と劒鋩

たり、君見すや古訓

洋々たり

延喜式、腱脯但陳す爼豆の

旁.匹似す徇書鹽梅を稱し、疎影と晤香

とに及ぼ

さ

ざ

る

に。

s

東

叡

山

大

慈

院

主.名

亮

融、號豁

如

堂楓

紅

未

　　

v遍云、新

霜

染

出

幾

株

楓、叉

是

斜

陽

襯

得

紅、天

鞭　　　貴昌於

壁

始

察

人

聞

遠

志

亡。

娜

摩

登

伽

之

爲紮

久

矣、阿

讐

汗、況

其

他

乎、我

　　　　　　　　

初橋

詩

話卷

之下

東整

の大慈院主、名は亮融.谿墾

と號

す.楓紅未蓋

からざるに云ふ、新霜染め出だす

幾株の楓、蕘

斜

陽襯

し得て紅な

り、天酒傳

へ來て獪ほ未だ

遍からす、牛醒牛

聽

の西墓

村莊、菊轟

ぬるに云ふ、.村食

來り看る隱

逸の姿・陶家

の遺靉

も奇とする堪

へた

り、山檜應

に

主人に笑はるぺし、復た道風の晉時

に如く無し・と.

松葉蘭は・始め南島に産す、性、暖皇

、み寒鬟

る、形質幺

麼最

も培養し難し、上野の覺成院主、乃ち讒

か術を曉

る二

たび其手を經ぱ、凡そ枯稿する者、勤然として作る、

故に松蕎

を貯ふ、亦警

甌に至る、安邑千樹の棗、蔆

千

樹

の橘

も

、多

とす

る

に足

ら

ざ

るな

り、當、て詩

有

り

云

ふ

.欝

たる風姿三寸強、初て南島從り東方に致す、諦に觀

れば恰も青絲髪に似たり、常に貯

ふ

尤宜し

白磁の疂、須

く鑽

に向て籍

と號す

べし、或は蠻觸

に於て蒙

に

擬す・近來小蟇

より

も貴し、始

て

察す人間遠志の亡る

を

」と

。

摩登禦

累を爲す久し、阿難幾んど汗されんとす、況霙

　　　　　　　　　　　

一二九

}』　…宀一㎜

鶲負6

　　　　　

日

本

詩

話

霞

婁

天

台

開

粗、有

v見"於

此冖乃

以y羊

易γ牛、枉ヴ尺

直γ尋、

建昌規

於

不

規

之

中噌設儲律

於

不

律

之

問嚇即

欒

童

之

嬖

.所レ不昌敢

忌一矣、京

師

之

有昌宮

川

悲門東

都

之

有畦芳

街蔵

是

畜昌妓

兒

働之

所、而

延昌台

徒一之

地、譬

獪露士

廡

之

有昌北

里

苹

康

焉

、逹

人

大

觀

、一翻

舊

貫嚇焉

識ゲ不囓靈山會

王相

輿

拍レ手、而

歎

其̀

創

制

之

妙

鱒乎、嘗

閲'̀龍

陽

祕

籔

肉斷v袖

分v桃、目

與

γ之

遇、今

擧"其

弐

曇、食

前

方

丈

筍

勲y蔬、般

若

微

醺

歡

有

γ餘、始信

何

郎

非ン傅v粉、手

巾

拭レ面

泣昌前

魚h齦

鞭

口、陰

俗

相

傳、男

寵

之

作、花昌空

海

入

唐

之

時噛非

也、

遘

瓢

王

與昌侍

童隔相

狎、見轟續

日

牢

紀↓則

其

來

術

矣。

石

本

箍

齡、五

言

長

城、而

咏

史

多"佳

句

n今

摘レ之、

鞠

云、懸y鏡

戰

功

赫、裁v襤

恭

儉

全、雄

才

雖γ將v將、

懿

徳

恥レ賢

賢、一從昌良

狗

煮

藏

有

芻牝

鷄

晨

叉

醉

美

人

云、肯

向昌紅

鞍

磚把6銀

燭n海

棠

睡

熟

盆

多

情、

一三〇

他をや、我が天台の開組、此に見る有り、乃ち羊を

以て牛

に易

へ、尺を枉げ蕁を直し、規を不規

の申に建て、律を不

律

の間に設く、帥、變童の嬖、敢て忌まざる所、京師の

宮川

巷有る、東都の芳街有る、咸な是れ

妓

見を畜ふの所にし

て台徒を延くの地なり、譬ぱ

獪士庶

の北

里挙康有

るが

ごとし、逹入は大觀し、舊貫を

一翻す、焉ぞ靈山會上

相與

に手を拍て、而して其創制の妙を

歎

ぜざるを

識らんや・

嘗て龍陽祕籤を閲せし

に、袖を斷ち

桃を分ち鴨目

之

卦遇

ふ、今其

一を擧く、云ふ、食前方丈筍と蔬と、般若微醺歡、餘

り有り始めて信す何郎の粉を傅くる

に非るを、争巾面を

拭て前魚に泣～狽廉鼈

叡騫

貔犠嬲黼潔鑼講

揮

る、續

日本

紀

に見

ゆ、則

ち其

來

る術

し。

石本龜齡は、五言の長城、而して

咏史

に佳句多し.今之を

摘驫

云鏡憙

け戰功樊

り魔を裁ち恭鑾

し癨才

將に將たりと雖、懿徳賢存賢とするを

恥づ、一たび良狗

の煮られて從り、穢で牝難の晨する

有り、」叉醉美人に

云

ふ↓肯て紅独

に向て銀燭を

把らんや.海棠

睡熱して釜竜

6柵

へ倉

叉

千

里

鏡

銘

云、何

遠

之

有、莫v顯島於

微嚇拗

移昌此

才

學

於

職

事「何

職

不"協、何

事

不v幹

哉。

烏

絲

闌、謂"之

畦

紙嚇方

言

也、名

亦

佳、小

林

一菴

云、硯

田

畦

紙

力

耕

筆、帥

是

儂

家

貨

殖

傳、一菴

帥

高

遠

藩

之

侍

醫、刀

圭

之

暇、貨殖

于

硯

田

畦

紙

之

間叫予

焉

獲γ不話爲

書.牛

劵一耶。

予

嘗

在驫片

倉

鶴

陵

坐

嗣

子

仲

永

垂

髪

嬉

遊、一

客

問

日、陸

游

字

務

觀、據昌於

何

典n仲

永

應γ聾

日、

列

子

云、務島外

游門不v知γ務昌内

觀{是

也、輔座

大

驚、

識

者

咸

有鴨紳

童

之

目軸焉、惜

哉、齒

纔

弱

冠、患昌風

扉肉奄

奄

不レ癨、所ジ謂

苗

而

不r秀

者

矣。

黄

眠

卿

逾下馮

躋

仲

同"錦

衣

家

弟h之昌日

域齢借西師

云、整昌頓

飛

鳬瞬出風甬

東h稜

稜

劒

氣

出弓雙

墅

牛

肩

行

李

山

河

重、一紙

弱

書

日

月

通、聲

徹

秦̀

庭冖悲昌

　　　　　柳橋

詩話卷

之

下

多情、叉千里鏡の銘に云ふ「何の遠ことか之れ

有らん.微

より顯る弐ぼ莫し、』と抑も此の才學を

職事に移

さば、何

の職か協はざらん、何の事か幹せざらんや

烏絲闌、之を畦紙と謂ふ、方言なり、名亦佳、小林

一菴去ふ、

「硯田畦紙力耕

の筆、帥ち是れ儂家

の貨

殖傳.」一菴

は帥ち

高遠藩の侍醫、刀圭の暇、硯田畦紙の間

に貨殖す、予焉ぞ

爲に牛劵を書せざるを獲んや。

予嘗て片倉鶴陵の坐に在り、嗣子仲永垂髫

嬉遊す、哺客

間て日て.陸游字は務觀、何の典に據るかと、仲永蜂に應

じて曰く、列子に嚢ふ、外游を務めて、内觀を務る

を

知ら

す、是なり乏、岡座大に驚く、識者成な紳童の目有り、惜い

かな、齒纔に弱冠、風癖を患ひ、奄々として癢

えす、謂はゆ

る苗

にして秀でざる者なり。

黄眠卿、馮躋仲.錦衣家弟と同く、日域に之て師を借るを

逡るに云ふ、「飛鳧を整頓して甬東を出で、稜

々たる劍氣

雙虹を出

だ

す、孚肩

の行李山河重く、一紙の羽書日月通

す、聲渡秦庭に徹して夜雨を講み、煙は赤壁を

鎖し

て天

　　　　　　

　　　　

;

二

一　…一}一

臼

本

詩

話

叢

舂

蜘　

夜

雨h煙

銷"赤

壁一借昌天

風「謾

誇

郭

子

聯昌回

維「麟

6

閣

今

標

駕

海

功、二

十

年

前、有写人

持昌此

詩

幅一來

費

者畠價

亦

廉、當

時

諸

名

家

不γ曉"尤

物「披

閲

匆

匁、唯

評

昌書

法

之

娟

…塑

耳、近

時

明

末

清

初

之

書、

　　　　

　　　

ぱ

盛

行y世、明

末

溝

初

之

人

物、莫レ不5荷

友{於γ是

乎

卞

氏

之

璧

、始

顯

"于

世h人

人

追

恨、而

共

幅

不γ知ヨ

逾

歸

脳チ

何

入'矣、夫

當

昌朱

Ψ

之

末

造n鄭

成

功

糾昌

合

義

衆

虎"踞

海

島n且

乞昌援

于

本

邦肉其

呈昌長

崎

鎮

臺噛之

書、今

獪

傳レ世、可呂覆

親

"也、然

彼

武

夫

也.

理

有"或

然

者矣

、至5馮

躋

仲、黄

宗

羲

之

徒嚇一介

之

儒

生、眇

然

儒

夫、感

憤

不γ巳、航

海

千

里、倶

抵昌

于

環

沛

傚寨

庭

之

哭

謀謳回

紘

之援肖所γ謂

仁

者

之

勇、獪

有.出昌成

功

之

上騨者h今

讀轟其

詩嚇想昌共

人嚇

獪

令λ

破

涕h黄

娠

卿

所昌指

斥肉錦

衣

家

弟

者、即

　　

　　　　

　　　　

崗三二

風を借る.謾

に誇る郭子回紘を聯

ぬる

を、麟閣今標す

駕

海

の功、し二十年前、人此の詩幅を持ち來て賣る者有り、價

亦廉、當時諸名家、尤物たるを曉らす、披閲匁

々、唯書法の

娟娃を評するのみ、近時明末清初の書、盛に世に

行はる、

明末清初の人物、徇友せざる莫し、是に

於てか

卞氏の璧、

始めて世に顯はれ、人

々追恨す、而るに其幅途に何入に

歸

せし

か

を知らす、夫れ朱明の末造に當り、鄭成功、義衆

を糾合し、海島に麗踞す、且つ援を本邦

に乞ふ、共

長崎鎭

喜に呈

丁る

の書.今獪ほ世に傳

ふ、役靦す可きなり、然ど

も彼は武夫

な

り、理或は然るもの有らん、馮躋仲・黄宗羲

の徒に至

て

は.噌介の儒生、眇然た噛̀9懦夫たれども.感憤

巳ます、航海千里、倶に瓊浦に抵り、秦庭の哭

に傚ひ、回紘

の援を課る.誚はゆ

る仁者

の勇、狢、破功の上に萬る者有

り、今其詩を讀みゐ其人を想ふも、獪ほ

人をして破涕

せし

む、黄泯卿の指斥す

る所の、錦衣家弟

の者とは、勘ち黄宗

羲なりと云ふ、

6蛻

黄

宗

羲

云。

荊

公

云、紅

梨

無瓢菓庇昌稽

身門讖

畿樂

天

云、竹

身

三

年

老、薛

濤

云、水

面

魚

身

總

帶v花、王

直

方

詩

話

日、橄

欖

以v鹽

擦

木̀

身嚇明

張

元

頽

與張

聶一書

云、今

黄

河

以

北、多

存穐江

浦嚇舊

身

但

上

下

浬

沒、

浩

然

齋

雅

談、唯

基7詩

成

親

傍昌竹

身慙

之

句鍋偶

隨γ胼ぴ見

以

補脇一二一巳。

束

坡

去、燠

糟

鄙

俚

叔

孫

邇、燠

糟

二字、丕

曉昌其

義門楊

誠

齋

詩

話

云、燠

糟

即

鏖

糟.蓋

糜

爛

之

章、

今

人

讀v鏖

爲γ港、讀眺糟

子甘

切舶

雲

山

老

人

館

澤

夜

雪

云、自

戰

酣

時

天

未レ明、風

刀

冰

刀

擁詩

璽

筆

鋒

難v敵

素

軍

勇、叉

向昌青

州一

借援

兵舶

東

坡

云、臼

戰

不v許v待昌寸

鐵

h按

自

戰

之

臼、帥

白

　

　　　　柳

橋

詩

話

卷

之

下

荊公

頁

身紅梨葉

の花身を庇ふ無し・と、韆

樂天云ふ↓竹

身三年老」と.薜濤云ふ、「水面魚身總て花

を帶ぷ」と、王直

方詩話に曰く魂橄欖鹽を以て木身に擦す、」明張元祺

ザ、張

鼎

に與ふる書に云ふ↓今黄河以北、多く江淤を

存す、舊身

但た上下湮沒す」と、浩縦齋雅談に「唯臼詩成7、親ら竹身に

傍

て題する」の句を擧ぐ、偶ま見る所に随ひ

以て

一二を.

補

ふのみ。

東坡

云ふ、燠糟鄙慳の叔孫通と、燠糟二字、其義を

曉ら熏・

楊誠齋詩話に云ふ、燠糟は即ち鑒糟、蓋、糜鵜の意、今べ・鏖

,

を讀み菴と爲し、糟を子甘切と讀む。　

幽,　　　

・

雲山老入鴨

馨

に云ふ屯白戰酣時天未だ明けす、風刀

冰刀詩城を擁す、筆鋒敵

し難し

素軍

の「勇、又青州に働て

援兵を借る』と。

東坡丞ふ↓白戰、寸鐵を持つを許さす」と、按すゐに白戰の

、

一三三

一晶

姻登

　　　　　

日

本

詩

話

叢

書

取、灘

纛

談、白

喫、鰍

滸自著

黷

締自

望、

齢

自

身

縱

鱇舶

醐遊

之

臼、同v義

矣、咏v雪

較γ才、

一語

不v及v體γ物、不・是

臼

戰一乎、或

日、若

夫

咏v花

賦v霞

亦

禁轟鱧

物請

"之

赤

戰一亦

可

也、赤

脚、赤

手、

赤

貧、赤

地、赤

族

之

蓑、亦

可"以

見一也。

舊

友

東

條

琴

臺、學

盆

殖、著

書

盆

富、名

亦

盆

振、

所v著

續

先

哲

叢

談、世

嘔昌其

精

確

焉、續

唐

宋

聯

珠

詩

格

亦

詩

家

之

眞

珠

無

也、文

章

大

牛

爲副丙

丁

兒

所"奪、唯

録昌口

誦

之

作"而

巳、咏γ更

云、玉

帛

徴γ賢

下昌紫

宸門至

尊

撫γ背

意

相

親、誰

道

客

星

侵昌

帝

座h想

應ヨ太

虫

誤昌時

人ハ凜

然

偉

略

一時

雄、嘗

γ膽坐y薪

計

不γ窮、活

路

巳

知

屈

伸

理、何

妨

貨

殖

有隅朱

公叩

高

駢.山

亭

夏

日

云、緑

樹

陰

濃

夏

日長、樓

臺

倒

　　　　　　　　　　　

ご昌四

隆

帥ち白取飜

驪

談、白驫

滸白著靆

締白驫

白

蠱

訴

鷸

の白と、義を同く丈萋

咏じ才を較べ、壽

も物を體するに及ぱす、是白戰

ならす

や」或ひと曰く、若

し夫れ花を咏じ霞を賦す、亦體物を

禁す、之を

赤戰と謂

ふも亦可なり、赤脚、赤手、赤貧、赤地、赤族

の義も亦以て見

るべし。

舊友東條琴臺、學盆.殖し、著書

釜、、富み、名も亦釜.振ふ.

著す所の績先哲

叢談、世、其精確を稱す、績唐宋聯珠詩格

も亦詩家の眞珠船なり、文章は大牛丙丁兒に奪は

る、唯ミ

ロ誦の作を録するのみ、史を咏

じて

云ふ↓玉帛賢を徴し

紫宸より下り、至尊背を撫し

意相親む・誰か

道ふ客星帝

座を

侵すと.想ふに應に

太史

の時人を

誤るなるぺし、凛

然だる偉畧

一時の雄、擔を嘗め薪に

坐し計窮らす、活路

己に知る屈伸の理、何ぞ妨げん貨殖に朱公有るを。

高駢.山亭.夏日に致ふ擁緑樹陰濃かにして夏日長く、褸臺

6描

影γ入8池

塘門水

精

簾

動

微

風

起、一架

薔

薇

滿

院

香、謝

疉

山

注γ之

云、水

精

簾

動、乃

微

風

吹昌池

水噌

其

波

紋

如昌水

精

簾

瞬也、胡

次

羨

云、簾

動

香

滿、以

レ有昌微

鳳鴫也、無自微

風噛則

簾

不レ動、香

不レ滿

也.體

用

粂

該、以y是

觀

v之.水

精

簾

蓋

爲昌兩

読焉

、且

簾

波

二

字、襲

用

已

久

矣、則

疉

山

之

言、亦

不レ可γ廢也、』

今

之

世

閨

秀

善v詩

者

、景

鸞

・素

玉・繍

文・蕣

花・秀

子

之

徒

、僅

僅

數

人

耳、素

玉

修"理

別

業

一云、換

卻̀

園

林

舊

樣

姿程

工

日

夜

鑿昌清

池h薔

微

一架

新

移

植、要γ伜

昌縷

臺

倒γ影

時嚇素

玉、名

萬、字

天

香、森

川

氏

之

室

也。

昔

人

讀昌源

氏

物

語鰤云、竪

儒

眼

如γ豆、一斑

不γ得

"窺、夫源

語

與v儒

何

渉、辭

失"體

要嚇而

自

甘屋于

卑

屈鞠其

人

眞

竪

儒

矣、清

水

肪

甫

題昌源

氏

竹

川

卷一

　　　　　柳

橋

詩話

卷

之下

影を倒にして池塘に入る、水精簾

動いて微風起る.一架

の薔薇滿院香し♂謝疊山之に注して

云ふ、水精簾動は、乃

ち微風池水を吹き、其波紋水

精簾

の如き

なりと、胡次委

云ふ、簾動き香滿…るは、微風有るを以

て

なり、徴風無れば

則簾動かず、香滿たざるなり、體用兼ね該す、是を

以て之

を觀れば、水精簾は輩、兩読を爲す、且つ簾波二字は.襲用

己に久し.則ち疉山の言、亦發す可らざるなり。

今の世、閨秀の詩を

善す

る者は、景鸞・素玉・繍文・蕣花・秀

子の徒、僅

々數人のみ、素玉別業を修埋して

彖ふ《園林舊

様の姿を

換卻して、程工日夜

清池を鑿

つ、蓄薇

一架

新に

移植し、樓臺影を倒にするの時に拌は

ん

と要す、』素玉名

は萬、字は天香、森川氏の室なり。

昔人源氏

物語を讀む忽去ふ.「竪儒眼、豆の如く.一斑窺ふ

を得す.」と夫れ源語は儒と何ぞ渉らん、辭、體要を失ひ、而

して自ら卑屈に甘んす、其人薦に竪儒なり、清水肪甫、源

　　　　　　　　　　　　　　　

　　　

うかぽ

氏竹川卷に題して云、「錯て人をして

玉

の纎纎を闖はし

=

盖

・

一一誌一　}一

蝦6

　　　　　

日

本詩

話叢書

云、錯

欷叢人

闖昌玉繊

舞

相

饗

爭

顰

隔繍

簾

一局

贏

輪

賭騨】春

負

落

琵

如ヴ雨

撲昌棋

奩話

甫

嗜昌國

歌嚇

且

逋結嶢

源

語門宜

措レ詞

之

的

當

也。

　　　　　　　

や

予

妹

嫁昌福

田

氏著

、名

菅

、號

魯

墨

嘗

歎

日、一部

西

廂

記、破

壞̀

世

間

許

多

好

女

子門恨

不レ付昌祺

龍

一火一也、韻

語

亦

頗

露

昌駄盆思一云、碧

玉

十

三

四、歡

レ裁表

與

嚢

、洞

房

花

月

夕、必

莫v玩酋

廂而

全

唐

詩

載、沈

頌

迭

.金

交

學

還昌日

本

"詩、所v謂

金

文

學

無レ所v攷

、或

云、績

日

本

記、寶

覊

八

年、在

唐

大

使

藤

原

清

河、學

生

朝

衡

付昌書

新

羅

入

金

初

正

鰰以

遞

逹

焉、唐

人

誤

以昌初

正"爲昌本

邦

入

幅耶。

酉

陽

雜

俎

云、野

狐

名

紫

、夜

斃ジ尾

出v火、將v爲ジ怪、

必

戴

昌髑

髏

一拜昌北

斗h不v墜

則

化

爲レ人

矣、高

橋

倉

山

觀薗狐

火

}云、小轟於

漁

火天

"於

螢嚇光

畑

無γ芒

看

　　　　　　　　　　　一三六

'

む、柏對して爭ぴ顰して繍簾を隔つ、一局贏踰

春色を賭

す、落花雨の如く棋奩を撲つ、」鮪甫、幽歌を嗜み、且つ源語

に通曉す、宜なり詞を措くの的當なるや。

予の妹、幅田氏に嫁する者、名は菅、自鳳

と號す、嘗て歎じ

て曰く.一部の西廂記、世間許多

の好女

子を破壞す、恨む

らくは組龍の

一火に付せざることを、宀韻語も亦館る其

意を露す、云ふ、「碧玉十三四.衣と裳とを裁するを歡ふ、洞

房花月の夕.必西廂を玩ぶ莫れ。」

全唐詩に載す、沈頌の金

文學が日本に

還るを逡る詩の.

謂はゆる金文學は攷ふる所無し或

は云ふ、績

日本紀

寳

霾八年、在唐の大使藤原清河、學生朝衡、書を新羅

の人金

初正に付して以て遞達すと、唐人誤

て

初正を

以て

本邦

の人と爲すか。　　　　　　　　

へ

　　　　　　　　　　　　　

う

酉陽雜爼に云、野狐名は紫、夜

尾を鼈ちて火を幽だす漁將

に怪を爲さんとすれば、必觸髏を戴き北斗

を拜す、塗.ち

ざれば則ち化して入と爲ると、高橋倉山、狐火を觀る

に

〔7.丹漁

穴より小く螢より大に、光滔芒無

く看更に青し、點

6螂

更

青、點

點

不γ知

何

處

去、林

風

野

雨

夜

冥

冥。

當

世

有

驫一酒

令鞘命

日"狐

拳門乃

建昼三

件

目」焉、一

爲

v狐、一爲驫里

正嚇一爲昌鳥

銃肉三

者

成

手

勢

像v之、

初

甲

乙

對

坐、輙

拍y掌

三

下、是

爲

引̀

首嚇繼

以昌手

勢

嚇蓋

里

正

可γ敬、然

遇γ狐

逾

所γ蠱

、狐

有亀紳

通n安

敵鳥

銃一哉、鳥

銃

利

噐、叉

奈凶里

正

何嚇三

者

交

錯

、

如鵬環

無

"端、一勝

一負

、輒

淨雌太

自h聲

妓

日

夜

以

ゲ是爲ゼ命、自

然

慣

習、赳

魁

之

士、毎レ戰

見レ擒、即

糟

丘

之

陷

穽、酒

池

之

羅

網、安

知レ非昌凶

身

敗

家

之

囮

一哉、近

人

咏γ之

云、里

正

蒹v狐

条昌鳥

銃嚇孰

優

孰

劣

決

崢雌

雄嚇酒

船

常

額

踰働千

萬

一吸

靈

佳

人

一笑

中。

太

自

即

亘

舟

也、抱

朴

子

云、溝

獪

之

流、不γ能v運曝

太

白

之

船嚇是

也、叉

互

杯

也、古

樂

府

云、將γ進γ酒

　　　　　柳

橋

詩

話

卷

之

下

知らす何の處にか去る.林風野雨夜

冥々た0』と.

當世

一酒令有り.命じて狐拳と日ふ、乃ち

三件の

坦を建

つば

は狐と爲し、↓は里正と爲し、図は鳥銃と

爲す、三の

者咸な

手勢之を像とる、初め甲乙對坐す、輙ち掌を拍っ

三下.是を引首と爲

す、繼

に手勢を以

てす、蓋、里正は敬ふ

　　　　　　

　　　

なとりは

可し、然ども狐に遇ぽ途に蠱さる.狐、紳通有りとも.安ぞ

鳥銃に敵せんや、鳥銃の利器も.叉里正を

奈何にせん、三

者交錯して、環

の端無きが如く、一勝

}負、輒ち

太白を浮

ぶ、聲妓日夜是を以て命と爲す、自然

に慣習し、赳

々の士殉

戰ふ毎に擒にせらる、帥ち糟丘の陷穽、酒池の羅網、安ぞ

凶身敗家の囮に非ることを知らんや.近人之を咏じて云

ふ嶬里正と狐と鳥銃と、孰れか

優り孰

れか

劣ると雌雄を

決す、酒船常額千萬を踰ゆ、吸ひ盡す佳人

一笑の中しと。

太白は帥ち亘舟なり、抱朴子に

去ふ、溝獪

の流.太白の舟

を運ら能はすと、是なり、叉亘杯なり、古樂府に云ふ↓將に

　　　　

　　　　　　

一三七

…一畆

鰯6

　　　　　

胃

本

蒔

話

鬟

書

乘

昌太

白嚇是

也、杯

形

擬y舟、是

以

同レ名

矣

、自レ此

而

後、絖

船、難

鰍、蹴

飜

一金

無、鍼

蝋

瓣

把昌銀

船、騨

孅

黼

灘・酒

自

玉

船

麟

瑳、野

塑

之

稱

、紛

紛

而

作

矣。　

　　

ト一、い

e「,＼

刈,・　

　

　　

-

U

劉

禹

錫

詩

云、罰

籌

長

竪レ灘、胱

盞

探

如レ細、滋

∴

可γ證

也。

,莊

周

云、置伊杯

膠

焉、水

淺

舟

大

也、可y見

杯

之

爲

ド舟亦

久

矣、以γ是

考レ之、高

信

傳

所y載、杯

渡、郎

泛

v舟

艘v河、何

足昌以

怪嚇逹

磨

乘"蘆

葉門不。是

詩

所v謂

乙

葦

杭サ之

乎.大凡

浮

屠

之

好

幻、與毋甕

匠

之

創

奇

肉併

爲昌無

稽

之

根

,本一矣。

本

藩

儒

員

高

橋

靜

齋

名

熙

字

君

雍、本

會

津

人、

中

年

解昌禍

本

藩噂春

秋

若

干、卒昌于

二

十

年

之

前

の

矣、詩

染昌享

保一然

其

佳

處、有昌自

不γ可v掩

者鞠逡羃上

　　　　　　　　　　　

輔三八

酒を進めんとして太白に乘ず」と、是

れなり、杯形.舟に擬

す、髪

以て名喬

う蕋

れよりして後繕

覈

轍鍛

金轟

蠶

て璧

銀轟

暴驚

弊皇

轟

轡響

薗

　　　　　　　オコ

の稱、紛々として作れり。　　　　　　　　　　

.

劉馬錫の詩に云ふ、罰籌長く

纛を

竪て.絖譱様刧の如

しと、滋.證すべし。

莊周云ふ、杯を置けば

膠す.水濺く舟大なれば

なりと、見

る

可し杯の舟たるも亦久し、是を以て之を

考ふるπ、高

僧傳に載する所の」杯渡は.帥ち舟を泛べ河を渡るなり、

何ぞ以て

怪むに足らんや。逹磨、蘆葉

に乘る、是れ詩に謂

はゆる

一葦之に

杭するにあらすや、大凡そ

浮屠の妊幻

と、畫匠の創奇と、併せて無稽の根本と爲

る。

本藩儒員、高橋翻齋、名は煕.字は君雍、本と會津の人、中年

妙を太藩に解けり、春款若干にし

」で、二十年0

前に卒せ

り.詩は享保に染む、然ども其佳處は、自ら

掩ふ可ぢざる

者有り、上田伯高が會津た遐る斎逸る

に云ふ3江東春

老

弓

¢娜

　田

伯

高

還昌會

漆"云、江

東

瀞

老

椥

磐

鬱、富

貴

還

γ家舞"兩

驂

可v羨

圃鳬

飛

向v北、誰

憐

孤

劍

獨

留

レ南、雲蒸昌瀧

澤一籠

澱̀

樹h雪

霽昌盤

梯一起昌夕

嵐門三

十

年

前

人

両

在㍉爲

言

垂v臼

臥

除̀

酣門解轡賄

灘遡

推二大

老叫河

勞

門

下

頌轟三艚『膾唱昌爽

鳩

氏一云、

書

籤

藥

裹

春

無レ恙、孤

劍

塞

衣

髴

有v華。

一名

家

序昌於

金

詩

選

一日、勿

吉、古

粛

愼

地、又

號

唱

靺

鞨h多

乏

奮

史薇

昌之

古

碑謹ハ地

在

"我

東

北

海

外ハ輿矗蝦

夷

接

、其

人

或

来

、或

叛、或

授

以

晶官

爵∵然

此

時

未v聞v有昌文

字

}也、蓋

靺

鞨

後、分

爲

魑二

部"焉、

嗣爲風渤

塰

當昌我

中

葉

「貢

職

惟

謹、其

使

裴

氏

之

徒

以v時

來

獻昌禁

靺

樂

天

朝

詞

臣、與v之

唱

和、以

寵

鷏

之

一矣、一爲レ金

、云

云、按

此

読

誤

甚

、續

日

本

紀

醂

輪

云諒渤

海

郡

舊

高

麗

國

也」淡

海

朝

廷

七

年

冬

十

月、唐

將

李

勣

伐

滅、其

後

久

絶

矣、至ぴ是

　　　　　

柳

橋

詩

話

卷

之

下

いて柳毯

々、富貴家に還り爾驂舞ふ、羨む

可し

一鳬飛ん

で

北に向ふ、誰か憐

まん孤

劍

獨り南に

留るを、雲は瀧

澤

に蒸して深樹を

籠め、零は

盤梯に霽れで

夕嵐を起さ

ん、三千偲前人徇を

在り、爲に言

へ白を垂れて餘酣に臥

すξ艨鸚驢邸器竺縫驢斃跪難

「婁嚢

蘇恙無し、孤劒寒衣

髯ぜ華有り」と。

慟名家金詩暹に序して曰く.勿吉は古

の肅慎の地、叉靺鞨

と號す、之を舊史に考

へ、之を

古碑に微するに、其地、我東

北の海外に在り、蝦夷と接す、其人或は來り、或は叛く、或

は授く

るに官爵

を以てす、然ども此時未だ文字あるを聞

かす.藩靺鞨の後.分れて二部と爲り、噌は勃海と

爲す、我

が中葉に當つて、貢職惟れ謹めウ、其使裴氏の徒、時を

以

て來りて禁靺の樂を獻ぜり天朝

の詞

臣、之れと唱和し以

て之に寵賜せり、一は金と爲す、云々、按に、此の論誤り甚

し、替

本紀鰰轡至

渤

毳

は舊の高麗國なり淡

覇

廷七傑冬十月、唐將李勣伐ち

滅す、其後久しく絶ゆ、是

に

至て渤　郡王、寧遠將軍高仁

義等二十四人を

遺し朝貢

す.云々、夊渤海王に勅書を賜ひ

て

云ふ、天皇謹みて高麗

　　　　　　　　　　　

一三九

一一…

鵬6

　　　　　日本

詩話寮

露

渤

海

郡

王、遣"寧

遠

將

軍

高

仁

義

等

二

十

四

人齢

朝

貢、云

云、叉

賜昌渤

海

王

勅

書一云、天

皇

謹

問昼高

.

麗

王h云

云、以レ是

觀…レ之、…渤海

帥

高

麗、未軍始

與嵩…靺

鞨醜

渉n其

使

臣

裴

氏

之

徒

亦

高

麗

人、宜

丈

藻

之

美、不v困鴟于

專

對鰤也。

佐

藤

榮

元

號恩竹

坡嚇年

十

七、詩

才

泉

涌、今

録"梁

星

巖

加錘朱

圈著

ハ夏

山

云、洗

來

山

色

滑

如レ油、水

墨

淋

漓

滴

欲γ流、香

蠱

博

山

雲

斷

絶、夕

陽

邊レ影

透簾

鈎

亠ハ月

晦

ロ図修

勲鴨事、其

來

爪阿矣、"其

法

…以巳竹

片一爲鷁

筌

箍「其

中

可γ容レ人、修

禊

之

人、口唱虧咒

語嚇鞠

躬

而

出儡入

箍

中嚇凡

三

匝

焉、不v曉其

故門或

詢晶諸

博

識

之

士n亦

莫v有昌知

耋

竊

謂、是

本

邦

之

習

俗

耳.

一日

偶

讃"全

唐

詩嚇云、中

宗

春

幸償梨

春

園州竝驫渭

　　　

　　

　　

　　

　

一四〇

王に問ふ云々と、是を以て之を觀

れば渤海は

帥ち

高麗.

未だ始より靺鞨と關渉せす.甑使臣裴氏の徒も亦高麗

の人、宜なり、丈藻の美專對に困まらざるなウ。

佐藤榮元、竹坡と號す声年十

七、詩才

泉涌、今、梁星巌、朱圏

を加

ふる者を録す、夏山に

云ふ病洗ひ來りて山色滑

にし

て油の如し、水墨淋漓滴りて流れん

と欲す、香讒きて溥

山雲斷絶し、夕陽影を途り簾鉤に透

る。」

六月晦日修禊の事、其來る徇し、其法

竹片を

以て賞癒

を

爲り、其中に入を容る可し、修禊

のヘ

ロに咒諭を唱

へ、鞠

躬して箱

中に

出入し.凡そ三匝す、其故を

曉与す.或るK

諸を博識

し士に詢ふ、亦知る者有る

莫し、竊に

謂ふ、是れ

本邦の習俗のみと、}日偶.全唐詩を讀みしに

云ふ.中宗

春、梨春園に幸し、渭水に竝ひて、祓除

す、則

ち細

柳圏を賜・

ひ悪を肆けしむと、予手を拍て喜びて飼く、謂はゆる

竹

6嫻

へW……

水一祓

除、則

賜昌細

柳

屡

辟v惡.予

拍v手

而

喜

日、所

レ謂竹

箍、亦

細

柳

圈

之

遺

法

也、蓋

中

夏

古

法、泯

然

淌

滅、而

成

存昌乎

百

代

一王

之

國門不昌獨

禊

事

之

瑣

瑣

而

旦

嘗

親讐主

室

古

圖庭

上

設昌兩

肺

石

焉、周

禮

肺

石h彼

土

學

者

睚

知鵬於

丈

掌

之

問齲耳、

本

邦

則

巍

然

現

存、吾

儕

小

人

獪

得琶按レ圖

以

考8

古

制嚇不儡亦

天

之

寵

靈

乎、此

種

事

不レ暇"枚

墨嚇予

嘗

於蓬

莢

徴

古

録

虫

即

牧糞

大

孕り焉、獣

醐騨

胎

行弓干

天

武

帝

之

時嚇金

火

相

剋、所高以

祓

除層焉、見靴

櫻

陰

腐

談↓○

班v咒

國

歌

二首、載員散

事

根

元

記刈

木

偶

人

謂縄之

雛

n初

不レ解"其

義嚇既

而

悟

日、是

芻

靈

之

芻、誤

添v隹

耳

、文

昌

雜

録

云、唐

歳

時

節

物、

三

月

三

H、則

有昌鏤

人

噌矣,今

所レ謂

雛、帥

鏤

人

之

、遺

制、而

其

義

取"芻

靈

莫レ有レ疑

焉、鰤

鐵、職卿纐

黛

人

馬剛謂昌之

靈

卩

者

、鯨

之

類

也。　

　

↓

　

　

　

　

　

籾

橋

詩

話

卷

之

下

籍胆亦細棚冖圏の遺法なり.蓋中夏の古法は.泯然淌滅し、而

して成な百

代

一王の國に存す、獨、禊事

り瑣

々のみなら

す、嘗

て王宀至古圜を觀しに.庭上に兩肺石を

設く、周

禮の

肺

石は、彼土の學者も

唯ヒ文宇の閥に知るのみ、本邦は則

ち巍然として現存す、吾儕小入獪圖を按

じ以て古制を考

・

ふるを得たり、亦天の寵靈ならすや、此の種の事

枚墾に

暇あらす、予嘗て蓬莢徴吉録中に於て、帥ち其大孕を

牧

めたり、請籍譲

繋難聽謹発語皺脚認職

除す根元認

に

敷事載

す。

木偶人之を雛と謂ふ、初め

其義を解せす、既にして悟り

て曰く、是れ芻靈の芻、誤て隹を添ふ

る

のみと、文昌雜錬

に鼓ふ、唐

の歳時節物、三月三日、則ち鏤人有り、今謂ふ

所

の雛は邸ち鏤人の遺制、而しザ、其義芻靈

に取る、疑ひ有

る莫レ豐鑒錐麸霾糴諺

雛奴賑

宀四

一

…皿　一一㎜…∵へ

粥ハリ.

　 　

　　　　

日

本

詩

話

叢

書

田

田

安

朴

號昌小

葭「其

人

自

皙

、眉

頭

有

昌蹙

文=

貴

人

嘲v之

日、假"是

人

之

面h以

行昌弔

喪

之

聾

可

也、予

日、假v面

弔レ喪、見昌後

漢

禰

衡

熔「帥

嘲踏苟女

若

乏

語

耳、然

則

足

下

徳

容

製都文

若

釉

似

歟、且

丈

若

不鵬獨

爲呂曹

魏

之

忠

臣「其

心

亦

忠昌于

漢門東

坡

謂

爲"聖

人

之

徒門足

下

與γ之

爲ゼ伍、榮

亦

甚

矣、

一

日

示昂其

遒

意

之

作

一云、隸

法

萎

靡

久

失レ師、程

家

逡

法

沒昌人

知門自

嗤

一事

似鵬文

若嚇臨

墓

夲

生

嗜

・漢

碑一所・著

三

碑

逋

論

搬

齦

辮

一卷

、漢

隷

逢

原

五

卷

、臨

池

家

莫

レ不昌嘆

服一也。

社

詩

命

題、如罰遣v悶、遣レ憂

.遣レ憤

、遣v心、遣レ意、遣7興

之

類h不昌一而

足一矣、注

家

以越潰

造

一解冨之、非

也、何

則

悶

也、憤

也

、憂

也、謂昌之

淌

浩γ而

可

矣

、至昌於

心

也

、意

也、興

也蝋安

得

而

誚

造

哉,按

遣

獪γ言γ逹

焉、

　　　　　　　　　　　

一四二

山田安朴小葭と號す、共人白誓.眉頭に蹙文有り、噌貴人

之を嘲りて日、是人の面を假り以て弔喪

の禮を.有ふて可

なりと.予曰く、面を假り喪を弔するは、後漢禰衡傳

に見

ゆ、帥ち苟文若を嘲

るの語のみ、然ぱ則ち足下

ザ徳容、文

若と相ひ似たるか、且つ文若獨り曹魏の忠臣たるのみな

らす、共心も亦漢

に忠なり、東坡謂ふ

聖人の徒たわと、足

下之れと伍を爲す、榮も亦甚

と、】日

其遣意

の作を示せ

しに云ふ鵡隷法萎靡久く師を失ふ、程家

の遺法人の知る

な沒し、自ら嗤ふ

一事文

若に似たるを、臨墓甼生

漢碑を嗜

む、窘

す所三碑通轟

聾

冢

、漢隷逢原五卷、臨池餐

服せざる莫し。

杜

詩

の

命

題

、悶

を

遣

る、憂

を

遣

る

、憤

を

遣

る

、心

を

邉

る

、意

を

遣

る、興

を

遣

る

の

類

の如

き

一に

し

て

足

ら

す

、注

家

滔

遣

を

以

て

之

を

解

く

、非

な

り

、何

と

な

れ

ぱ

則

ち

悶

也

、憤

也

、憂

也

.之

を

淌

遣

と

謂

ふ

て

可

な

り

、心

也

、意

也

.興

也

に

至

て

は

、安

ぞ

得

て

消

遣

せ

ん

や

、藤

歩

る

に

遣

ぱ

酋

な

耋

と

言

ム

ド

ご

と

し

、霄

　

　　　　　　　　ロ　　　　　　　コ　　　ロコヨ　コ　　　　　　　　　ニゴ　オ　　き

　ニ

コヤコ　　　ロ　　ロロロに　　　　　ぼ　　　コく　　　じ　　　　　ヨ　

は

ゆ

る

心

を

遣

し

、興

を

造

マ

る

は

、帥

ち

心

を

逹

し

、興

を

逹

す

δ

一侃

晒犠駄

衡μ謂

遣γ心、遣γ興、即

選v心、達γ興

也、衞

竕

云、非

理

相

干、可β以γ理

遘h此

是

遣

字。,

角

南

了

菴、健

筆

也、多

多

昼

辨「惜

哉

年

廿

四

五、

化

爲昌異

物嚇噫

筆

札

之

小

技、天

獪

斉}於

薄

福

之

ヘ一耶、咏

史

云、肇

頭

鼠

目

持

朝

柄門飯

袋

酒

嚢

掌。

簿

書刈

荒

井

蕘

民、今

之出円烏

子

也、所v著

龍

背

發

祕

可・

以

見一矣、春

塘

云隔鵬

鵜

閑

浴

落

箱

水、胡

蝶

低

飛

芳

草

風∵

高

階

信

宇

子

義、受昌易

於

海

保

漁

村崩學昌字

於

卷

菱

湖翼

入

晶

可レ知

也、漁

村

爲膨予

誦驫其

一.聯}云、

窓

外

吟v風

竹、門

前

溶v雨

山、佳

句

也。

福

田

和

號畠恕

蒜嚇才

氣

碎

然、幾轟眉

宇

間「詩

亦

超

逸、墨

水

岬聯

云、麝

鳥

背島斜

旦落

花

帶邑晩

鐘n此

　　　　　鉚橋

詩

話卷

之

下

るなり、衞珍云ふ、非理相

ひ干さは、理を

以て逡す可しと.

此れ鳧の遣

の字。　　

圏　　　　　　

　　

「、

角南了菴は健筆なり、多々盆.辨ず、惜

いかな年廿四五.化

して異物と爲れり、噫、筆札の小技、天獪ほ薄　の人に吝

するか、咏史に云ふ(肇頭鼠目朝柄を持し.飯袋酒

嚢簿書

を掌る』と。

荒井堯民は今の青烏子なり、著

鳳す所の龍背麓祕以て見

る可し、春塘に云ふ、「鷓鷦閑

に浴す落花

の水、胡蝶低く飛

ぷ芳草の風」と。

高階信字は子義、易を海保漁村に受け、字を

卷菱湖に

學

ぶ.其人知る可し、漁村予が爲めに其

}聯を誦す、云ふ考窓

外風に吟する竹、門前雨に浴する山しと、佳句なり。、

幅田和、恕菴と號す、才氣膵然、眉宇の聞

に發し、詩も亦超

逸なり、墨水の

一聯に云ふ、「蹄鳥斜日を

背にし、落花晩鐘

を帶ぶ」と、此れ是

の帶の字、少陵の「春星草堂を帶ぶ

」よリ

　　

　　　

　　

　　

　

一図三

一」一{……}

柵9

　

　　　　

日

本

詩

話

叢

書

是

帶

.字、自圃少

陵

春

星

帶昌草

堂

一得

來。

蘭

香

尼

詩

才

超

妙、巳

在"笄

年嚇况

近

時

卸"鉛

華

之

粧h而

脱γ俗

超v塵

乎、春

日

云、坐

睡

醒

來

日

脚

遲

、此

中

幽

趣

有

v誰

知、一簾

花

影

忽

搖

動、枝

上

琳

禽

移v樹

時、哭γ弟

云、有

7才

無レ壽

是

前

因、遺

墨

如γ新

更

愴v紳、去

載

江

縷

相

遇

日、豈

思

汝

作昌遠

行

入h尼

始

嫁昌古

筆

氏嚇彼

家

所v傳

賞

鑑

之

法、威

極

昌其

蘰

底h是

以

古

人

筆

札

、一目

不v逃墨妍

媛h尼

失

"意

所

天

以

入旧拂

界コ

衣

一鉢隨

v縁

度v日、而

至

處

參

徒

群

集

者

何

也、蓋

以γ布昌施

其

賞

鑑一也。」

松

本

君

號昌虎

由門予

少

年

徴

逐

之

盟

主

也、今

乃

死

・灰

巳

燃、丹

爐

候γ火

之

時

也、其

入v朝

之

時、轎

者

四

人、兩

士

挾v轎

以

馳、持γ鎗

者

、肩γ篋

者、捧y履

者

、頗

意

氣

從"其後

一焉、二

十

年

前

倶

遊"墨

水h君

來

る。

一四四

得蘭香尼詩才超妙、巳に笄

年に在り、況んや

近時鉛華の

粧を卸し、而して俗を脱し塵を超るをや、熹日に

云ふ^坐

睡醒め來れば日脚遲し、此中の幽趣誰れ

有てか

知らん,

一簾の花影忽ち揺動

す、枝上の春禽樹に移る時、し弟を哭

するに云、「才有り壽無し是れ前因、遺墨新

の如く

更た

棘

を愴ましむ、去載江樓相ひ遇

かの日、豈思はん

や

汝か遠

行の人と作んとけ、」尼.始め古筆氏に嫁す、彼の家傳ふ所

の賞鑑の法、威な其蘊底を極む.是を以て

古人の筆札、一

目妍姐を逃さす、尼、意を所天に失ひ、以て佛界に入り、一

衣

一鉢、縁に隨ひ日を度り、而して至る處參徒群集す

る

者は何ぞや、蓋、其賞鑑を布施するを以てなり。

松本君、虎山と號す、予少年徴逐の盟主な

り、今乃ち

死次

巳に燃え、丹爐火を候するの時なり、其朝

に入るの蒔、轎

者四人、兩士、轎を挾み以て馳す、鎗を持

つ者」篋を周ふ者、

履を捧ぐる者、頗る意氣共後に

從ふ、二十年

前倶に墨水

に遊び、君句を得泥り、云、「幽花多くは水に俯し、古寺孚は

6鵬

得レ句

云、幽

花

多

俯γ水、古

寺

孚

藏γ松.是

際

已

卜・

.日

後

之

榮

逹鹽矣。

岐

伯

作鐃

歌h見薗古

今

注周

亮

工

日、岐

伯

醫

外

能レ詩、古

聖

何

所レ不v該、惜

哉、其

詞

不γ傳

也。

姻

家

佐

藤

氏、藏昌多

紀

桂

山

先

生

詩

扇久

矣.筆

法

古

朴、可v仰、可レ敬、其

詩

果

先

生

所v賦

耶、或

偶

然

弄v筆、而

録昌古

人

之

作軸乎、詞

云、緑

葉

紅

英

遍、

仙

經

自

討

論、偶

移巖

胖

菊鋤

斷

白

雲

根。

邦

俗

所v謂

頼

母

子、一名

無

盡、清

人

謂6之

七

賢

會門見昌徐

時

作

閑

居

偶

録一予

交

友

有賢創亀此

會'者"

小

西

古

蘭…戲

咏

日、想

當轟太

史

奏

聞

急嚇今

夜

江

樓

聚

徳̀

星

讀

者

莫v不昌捧

腹明

薩

州

儒

官、山

田

君

豹

號昌月

州嚇嘗

録昌其

所

業n以

寄"靦

清

人

王

夢

樸「令y下昌雌

黄助卷

中

朱

批

殆

遍、

　　　　　

柳橋

詩話

卷之

下

曜

松に藏る、」是際己に冨後の榮逹をト

せり。

岐伯、鏡歌を作る、古今注に見ゆ

周亮工曰く、岐伯は醫の

　　　　　　　　　　　カネ

外に詩虎能くす、古聖啀の該ざる

所あらん、措

いかな、其

詞傳はらざ.るなり。

姻家佐藤氏、多紀桂山先生の詩扇を藏

する

久し.筆法

古

朴仰ぐ可く、敬すべし.其詩

は果して先生の賦する

所か.

或は偶然筆を弄して、而して

古人の

作を

録するか、詞に

云ふ、「線葉紅英遍く.仙經自ら

討論す、偶.巖畔の菊を

移

し、鋤き斷す白雲の根』と。

　　　　　　なのもし

邦俗謂ふ所の頼母子、一名

無盡、清人之を

七賢會と謂ふ

徐時作の閑居偶録に見ゆ、予の交友に此會を創めし者有

り、小西古蘭、戯に咏じて曰くへ想ふ當に

太史奏聞の急な

るべし、今蒋江樓に徳屡聚る」と、讀者捧腹せざるは莫は

し。

薩州の儒官、山田君豹、月州と號す、嘗

て其所業を録し」以

て清人

王夢樓に寄せ硯し、雌

軣を下さしむ、卷中、朱批殆

んど遍し、今其二首を抄す、蘇宮怨に宏ふ↓日暖にして長

　　　　　　　　　　　

一四五

一一晶{……一～

儡36

　　　　　

日

本

詩

話

叢

書

今

抄昌其

二

首唱春

宮

怨

云、H

暖

長

門

玉

漏

稀、粧

厄

成

更

懶γ著昌春

衣

一雙

胡

蝶

無魯人

管嚇自

向縞百「花

深

處

顧飛

.静

鱶

蝉

黙

金

爐

風

梟

篆

烟

斜

芳

草

春

深

輦

路

除、絡

日

西

宮

入

不γ見、憑レ欄

數

蠱

御

溝

花一麟

璽

贓

仲・離

朱ガ署

其

首

一云、諸

作

取昌材

漢

魏嚇一

　　　　

垂γ吐「

　　趣F諺

脱塾骨

三

唐

気

體

清

窟、紳

韻

凝

永、駸

駸

乎

去v古

不レ蓮

矣、論

詩

家

云、詩

不「廢驫墓

擬叩杜

於昌何

遜嚇李

於昌陰

鏗肉有畠先γ我

而

行γ之

者嚇君

殆

此,祕

者

歟、若

夫

言

微

旨

遽、語

淺

情

深、朱

絃

疏

越

之

昔、清

廟

明

堂

之

奏、則

存

登乎

閉

戸

者

之

多.歳

月

茸

、江

楓

單

句、亦

足8以

稱.海

水

之

奇躰也、京

江

王

文

治

詐。

卷

中、有下邊昌靜

齋

先

生

歸　驍

橋一七律ね按

靜

齋

河

口氏、

閏昌於

鳩

巣

芝

門輔乃

爲邑河

越

丈

學剛児

覡

輿v之

有属師

燹

之

契一云、O

夢・樓

工v書、見昌湖

海

詩.傳輔叉

善γ詩、蔵昌嚢

子

才

詩

器凶

呉

乎

霸

一日

袖v詩

來、告

日、是

雲

山

之

翼

面

目

　　　　　　　　　　　　一四六

門玉漏稀なり、粧ひ成るも更に森衣を薯くるに懶し

一雙

の胡蝶人の管する無し、自ら百花深き處

に向つて飛ぶ、

蘿

離

釁

.舞

爨

て篆烟斜に、芳暮

深くして露

畭なり、絡日西宮人見えす、欄

に憑て數

へ盡す御溝の拒、」

糶

触賢雛

鞍

巷

集

署して云ふ藷作、材を轟

に

取り、骨を三唐に脱し、氣體清富、瀞韻

凝

永、駸

々乎

として

古を去る遠からす、論詩家云ふ、詩は慕擬を廢せす.杜

の

何遜に於る、李

の陰鏗に於る、我に先ち

て之を行ふ者有

り、君は殆と此祕なる者か、若し夫れ

言は

微に旨は遠く、

語は淺く情は深し、朱絃疏越の書、清廟

明堂の奏、則ち

閉

戸者の歳月

に多きを存す

るのみ、江楓

の單句も、亦以て

海外の套

稱する足る、京江の王文治擘

.蜷麒

驪

砒

を邊

る七律有り、按

に、靜齋は河

q氏、鳩集

の門に出づ、帥ち河越

の丈學

と爲

る、戸州之れと師賓

の契有りと雲ふ、0夢櫨書

に工な・

リε、瀚海詩傳

に見ゆ、又詩

を善

くす、袁子オ詩話に載す

。

呉子寧、榊日詩左袖にし來り、告て

目く、是れ雲山の眞面

'

6姉

也、呈。秋

謝

成

島

少

公門偉ジ家

儒

業

號昂精

醇門不γ枉

移

居

來

トレ鄰、臺

閣

交

章

新

進

士、江

湖

風

月

舊

詩

人、龍

門

逋レ謁

曾

慨"レ路、鴎

肚

訂v盟

今

有γ因、正

是

鳥

飛

花

落

日、愧

將"臼

髮對

昌青

春「題麟金

澤

酒

擦

云、勝

區

眞

箇

冠蘭

東肉雨

日

烟

波

晴

日

風、隔

γ水蘆

花

秋

雪

自、漫

山

楓

葉

夕

陽

紅、抽v身

入

影

衣

香

底、寄γ跡

鴎

天

鷺

國

中、莫"怪

老

夫

挨噌嫻

醉嚇

盛

遊

難

得

此

回

同、殿

騒

・守

雲

山名

雉字

紳

遊、雲

山

之

外.叉

有鼬桂

花

仙

史、塊

然

道

人、牛

醉

翕

之

別

號h所ソ謂

横

看

成v嶺

縱

成レ峯、莫v怪

其

稻

謂

之

多

也『

石

川

章

宇

君

達、住昌居

城

西

麹

坊朔曾

託v人

寄.示

所

業

今

舉昌其

一朝

日

將

軍

云、曾

看

北

陸

掛昌朝

曦帆忽

被竃東

風

吹"自

籏誰

遣

烏

江

騅

不γ逝、將

軍

　　　　　

柳橋

詩

話卷

之下

目なり、秋檄成島少公に呈せりと魂家に

傳

、臥る

儒業糟醇

と號す、枉げす移居來て鄰をト

「、臺閣

の文章薪進士.江

湖の風月舊詩人、龍門謁を通でる曾て路無く、鴎耐盟を訂

す今因有り、正に是れ鳥飛び

花落る日、愧づ

白髪を

將♂、

青春に對す』と、金澤酒樓

に題して武ふ峨勝區薦箇

に關東

に冠たり、雨日は烟波晴日は風、水を隔

て蘆花秋雲臼く、

漫山の楓葉

夕陽紅なり、身を

抽す人

影衣香の底、跡を寄

す鴎天鷺國の申、怪む

莫れ

老夫の爛醉を撓すを.盛遊得

難し此の回の同じきを飜

膿

難

雲山名は雉、字轟

遊、雲山の外、叉桂花仙史、塊然道人.牛醉翕

の別號有り、誚

はゆる「横に看ぱ嶺を成し縦は峯を成す、』怪む莫れ

其稱

謂の多きを。

石川章字は君逹、城西麹坊に住居す、曾

て入に託し所業

を寄せ示す、今其

hを墨ぐ、朝日將軍に

云ふ、「曾て看る

北

陸に朝曦を掛くるを、忽ち東風に白簇

を吹かる、誰か

道

ふ烏江雛禁

ま

、漿

肯て黶

を戀は遥

鑞

協

　　　　　　　　　　　

一四七

紬」」

端6

　　　

マ　

貯本詩

話叢書

不麗肯

戀昌虜

姫「築

蠣一塑

以

備

中

笠

置

人、臀

本

萬

春

始

親昌炙

頼

子

成∵今

爲"

中

津

交

學h讀島其

詩一者、不レ問

而

知表

鉢

之

所ワ傳

也、秋

江

云、漲

落

初

嘶

雁、塞

輕

未γ醉

楓、斜

陽

一

疋

練、幾

點

書"漁

翕刈

姫路へ角

田義方題諍

姫歌舞圖

糶

鮪、鰡

鑞蝉

糊卸

云、飛

蓬

怨「見

柳

營

春、不冨爲a將

軍

爾

.

7顰晶歌

曲

安

知

非昌諷

諌語

憐

芳

野

雪

中

人、亦

可γ喜

也。

予

嘗

觀"前

九

年

後

三

年、六

波

羅

行

幸、結

城

合

戰、豪

古

退

治

等

諸

書

卷門不囚唯

有己倚v軾

寓y目

之

想噛乃

古

今

制

度

之

沿

革、亦

略

可昌因v是

以

考

究噛

焉、宜

考

證

家

之

擧昌拳

乎

此一也、津

藩

文

學

鹽

田

隨

齋、詩

名

赫

赫、予

聞

有"朝

鮮

征

伐

圖

七

古竊

一四八

備申笠置の人、野本萬春始め頼ナ成

に親炙す、今中津σ

丈學たり、其詩を讀む者は、問はすして

衣鉢の傳はる

所

を知らん、秋江

に云ふ内漲は落

つ初嘶

0雁、塞は輕し

未だ

醉はざるの楓、斜陽

}疋の練、幾黜か漁

笏を豊く』と。

姫路のへ角田義亥鸚

歌藷

に題して髞

擁驪

驫

鑑

暢諏

灘云ふ・飛蓬見るに忽びんや柳營の春碍軍の

爲に

一顰を開かす、歌曲安んぞ

知らん

諷諌に非るを、誰

か憐れむ芳野雪中の人、」亦喜ぶ可し。

予嘗

て前九年、後三年、六波羅行幸、結城

合戰、蒙古退淪等

の諸畫卷を觀る、唯に軾に倚り目を寓

するの想有るのみ

ならす、乃ち古今制度の滑革、亦略ぼ是

に因て以て考究

す可し、宜なり考證家の此に拳

々た

○ことを、津藩の文

塵

鹽田隨齋、詩名赫

々、予聞く朝鮮征伐圓

七古有9と.竊

に意ふ此鯉も亦近代の名手に出づ、況んや隨齋排界

W才

を逞し、而して描寫紳に

入る

をや、頃ろ

一箇の沈惟敬を

6卿

意

此

圖

亦出

驫於

近

代

之

名

手嚇況

隨

齋

逞昌排

寡

之

才嚇而

描

寫

入F騨

乎、頃

遣し

箇

沈

惟

敬一懇

求

再

三、然

惟

敬

途

未嫡友

命吃者

何

哉、豈

清

正

行

長

等、獪

未昌之

許嵐耶。

横

田

延

壽

宇

萬

年、號轟樂

只

堂「予

日、君

刀

圭

役

役、不v遑昌暇

食嚇何

樂

只

之

有

哉、及v讀"其

詩嚇爽

然

自

失、偶

成

云、園

林

長

夏

草

萋

萋、硯

北

不シ知

日

向F西、書8破

蒲

葵一非農我

事n藥

名

手

把鎚小

牌脚題。

周

之

量

花

鳥

一幅、亦

係驫二

句嚇云、花

似"楊

妃

睡

未ヲ醒、鳥

如昌明

帝

眥

難サ捨、予

改

日、花

如鳥妃

子

醉

増ワ娟、鳥

似"君

王

看

不ワ足、蓋

取陽樂

天

終

日

君

王

看

不γ足

之

句一爾、下

田

牧

子

笑

日、其

佳

否

姑

不

v論也、眥

難

捨

三

字、描畠禽

鳥

凝

観

之

歌嚇不赤

梦

乎、君

眞

不γ曉γ書

耳、牧

子

名

謙

號。地

山嚇姫

路

人、

　　　　　柳

橋

詩

話卷

之

下

遣ゆ、懇求再三せしむ、然れども

惟敬途

に反命せざるは

何ぞや、豈んど清正行長等、獪未だ之を許さざるか.

横田延壽、字は萬年、樂只堂と號す西予曰く、君は刀圭に役

々として、暇食に逞あらす、何の樂みか

之れ有ちんやと.

且詩存讀むに及び、爽然とレて自失す、偶成に云ふ、「園林

長夏草萋々、硯北知らす

日の西に向ふを、蒲葵に書破ず

るは我事に非す藥

名手から小牌を把て題～

と。

周之冤

の花鳥

}幅、亦二句を係く、武ふ占花は楊妃の睡り

て未だ醒めざるに似、鳥は明帝の眥捨て、難きが

如し」と

予改めて曰く、花は妃子の醉ふて娟

乞増すが姐く、鳥は.

鴛王の看て足らざるに似たりしと、蓋、樂天「絡日君王看れ

ども足らす」の句に取るのみ、下田牧子笑て

曰く、其佳否

は姑く論ぜす、眥捨て難きの三字、禽鳥凝覗の歌を

描す、

亦妙ならすや、君は眞

に書を

曉

らざ

るのみと、牧子名は

謙、地田と號す、姫路の人、竇を浦上春琴に學び、而して共

　　　　　　　　　　　一四九

癇θ

　　　　　口

本

詩話

叢書

學昌畫

於

浦

上

春

琴嚇而

入嚏其

室一者

也。

後

閑

霞

圧

精鷁丹

青

之

學曲予

嘗

問

日、宋

人

書

幅、

傅

本̀

邦憊

僅

耳、獨

牧

溪

頗

多

何

哉、日、禪

刹

之

　　　　　　八

遍鰯天

下赤

久

矣、王

侯

士

庶

喜

參v禪、亦

非昌輔日鰤

矣.況

當昌北

條

氏

之

時門建"五

大

刹

於

鎌

倉嚇以

延昌

海

外

衲

子嚇於γ是

一棒

輔喝.之

徒、來

者

如レ雲、而

人

入

袱

包

中、莫γ不智齎"此

書泰

ハ蓋

以昌道

侶

之

筆

蹟、易㍗獲亀於

咄

嗟一也、其

所雛以

致サ多、何

足

以̀

怪一焉、

叉

問

日、閲昌書

盡

譜「牧

溪

頗

有.貶

議一何

也

日、否

否、査

初

臼

人

海

記

載昌内

府

收

藏

書

瓮

其

尤

妙

者

繭二十

五

種門其

申

有昌宋

信

牧

溪

果

蔬

鳥

雀

圖嚇

觀γ是

則。其

爲晶璞

壁赤

可γ知、足

下

必莫レ爲昌瀞

盡

譜

所鷸

也.覊醜

麟劒

鱸

獻繍

曜

嶼融

顰

耀瞬

鯲輔

噛舮墨

晒

成、意

患

簡

富

不F費　紛

飾

輔旭

践

悪

無昌古

法

噛識

非晶雅

玩岶

室

に入

る

者

なり。

一五Q

後閑霞圧、丹青の學に精し、予嘗て問

て曰く、宋人

書幅、太

邦に傳はる僅

々のみ、獨、牧溪頗る多きは何ぞやと、曰く、

禪刹の天下に遍きも亦久し、王震士庶喜で禪

侭參す、亦

唱日に非す、況んや

北條氏の時

に當

り、五大剥を鎌倉に

建て、以て海外の衲チを延く、是に於

て

一棒

一喝の徒、來

る者雲の如く、両して人々の袱包中

に、此霞を齎し來ら

ざる莫し蓋、道侶

の筆蹟噌

嗟に

獲易きを

以てなり、其多

を致す所以、何ぞ以て怪むに足らん、叉鋤て

日、書書譜を

閲するに、牧溪

は頗る

貶議有るは何ぞや日、否々、査勅白

の人海記に内府牧藏の書螢其尤妙なる者三十五種を載

す、其中に宋僣牧溪の異蔬鳥雀の圖有り.是を

觀て則ち

其璞壁たる亦知る可i、足下必書書譜

に誤

らる」莫れ.

書書譜に、書更會要を引て日く、法常は牧溪と號す、龍四猿秘蘆

雁山水人物を畫く、皆筆に隨ひ墨を點して域る、意思簡笥、薪飾

夕費さず、但気驫悪として古

決無し、誠に雍玩に非ず.

6卿

奉

・璃

宗

榿

先生

夏

日

云、簷

陰

三

尺

人

爭v路廡

卞

幾

廻

犬

振γ蠅、居

然

釘

鋏

打

油

之

流

矣、布

川

弦

五

,乃

出"其

門門而

詞

藻

清

新、不鵬與v師

相

類門弟

、

子

未自必

不"勝レ師、予

有"取.于

韓

子

之

葺

焉.秋

夜

遊

瀧̀

餌

云、萬

重

楓

葉

寵"鐘

閣=

帶

溪

流

繞昌竹

根嚇牛

夜

山

僭

如レ有v待、冷

烟

塞

月

未y關レ門、叉

摘昌

其

句叫宿矗金

輪

寺

木

魚

聲

斷

風'吹y葉、山

犬

眠

濃

月.度γ牆、冬

日

偶成

衰、蓊

日

孚

簾

偉

曝レ背、塞

梅

、一樹

客

敲v門。

菘

卞

鬻

字

仙

鶴

號昌碧

海「近

者

寓"居

于

小

松

川

村

五

分

一馳

之

信

舍肉因號呂牛

佛

菴h性

孤

介丶不

り樂賦世軣

年

紀

強

仕、而

決

然

已

賦途

初焉

、初

從昌

它

山遊

、後

參

星

黶

一一家

成

日、詩

輿γ蕀

莫r有5二

致助唯

曉齢乾

屎

蟹

耳、遞、吃

碓

研,討

有γ年

矣、則

知

　　　　　

鉚

橋

詩話

卷

之下

挙田宗催先生の夏日に云ふ4簷陰三尺

人、路を爭ひ、廡下

糶廻、犬、蜥を振ふ、と」居然たる釘鋏打油の流、布川弦五乃

ち其門に出づ、而して詞藻清新、師

と相ひ類せす、鵡子

未

だ必しも師

に勝らすんぱあらす、予、韓子の言に

取る有

り、秋夜瀧川に遊ふに云ふ魂萬重の楓葉鐘閣を

籠め、一帶

の溪流竹根を繞

る.牛

夜山僭待

つ有

るが如く、冷烟

寒月

未だ門を關さす」と、叉其句を摘せぱ、金輪寺に宿するに、

「木魚聲斷えて風、葉を吹き、山

犬眠濃

かにして月、牆を慶

る」と、冬日偶

成に嚢ふ.「斜日牛簾

幣、背

を

曝し、塞梅

一樹

客、門を敲く。」

松下徭、字は仙鶴、碧海巍

す、近ごろ小松川村

五分磊

の俗舍に寓居す、因て牛佛菴と號す、性孤介、世事を樂ま

す、年紀糧仕、而も、决然、巳に途初を賦す、勒め右山に從ひ

遊び、後星巖

に參す、二家威な日、詩と禪と二致有る莫し、

唯乾屎概を曉る

のみ　、途に乾

々とーて

研討年有り、勧

ち知る漆桶を打破するの日、殆んど

遽きに在らざるを、

春夜に云ふ、「梅花梢上月輪咼く、一椀

の清茶濁醪に換ふ.

　　　　　　　　　　　一五一

一　

櫛も

　

　

　

　

日

本詩

話叢書.

打

破̀

漆

桶一之

日、殆

不v在γ遠

矣、春

夜

云、梅

花

稍

上

月

輪

高。一椀

清

茶

換呂濁

醪嚇山

鬼

從

來

佳

友

也湘

簾

孚

捲

讀5風

騷刈

唐

人

用属也

字稻

頗

多

矣、蔡

蒙

齋

不レ收γ之

何

也、

歐

陽

麿

轢

囎店

云、嬋

娟

有γ麗

玉

如

也、美

笑

當

》予繋"予

馬嚇羅

幃

碧

箪

豈

相

容、行

到昌山

頭輛憶昌山

下嚇劉

商

嬲

谿趾.蹴

云、玉

英

期"共釆嚇雲

嶺

獨

先

過、應レ得昌靈

芝鴨也、詩

情

一倍

多、此

其

一斑

爾。

清

川

靄

數

遊昌池

上

本

門

寺陶云、翠

嵐

深

處

認昌朱

甍嚇五

百

年

來

大

化

城,果

識

一天

歸昌妙

法嚇滿

出

松

栢

自

梵

聲、韓

交

公

有γ言、餘

事

作・詩

人嚇豈

靄

…敏

之

謂

歟、其

洞

垣

之

妙、固

不γ俟レ贊

矣.靄

燉

名

玄

逍。

三

木

純

甫

盲松

下

考

槃

云、松

杉

鬱

鬱

緑

成v幃.日

　

　

　

　

　

　

　

　

一五二

山鬼從來佳友也、湘簾牟ば捲いて風騒を讀む」と。

唐人也の字を用ふる格頗

る多

し、蔡蒙

齋之を牧めざるは

何ぞ蠡

矮

齷

店云盡

纒

有り玉の如き填耋

予に當り予の馬を繋ぐ、羅幃碧箪豈相ぴ容れ

んや、行て

山頭に到り山下を婁

勃

商霾

ひ罐

暢

寄せ云ふ・玉

英共采を期す、雲嶺獨り先づ過ぐ、應

に靈芝を

得べき也.

詩情

一倍多し、其此れの

一斑のみ。

清川靄激、池上本門寺に遊ぶに云ふ↓翠嵐深き處に朱甍

炉

を認む、五百年來の大化皴、果して識る

}天

妙法に歸すー,

滿山の松栢自ら梵聲」と、韓文公言

へる

有り、餘事詩人と

作ると、豈んど靄激

の謂ひか、其洞垣の妙、固より贊を

俟

たす、靄嗷名は玄道..　

　　　　　　　　　　　

,

三木純甫が松下考槃に

云ふ鵡松杉鬱

々

として緑、緯を成

6鯢辱

午

青

苔

露

未v晞、時

倩.清

風一煮。茶

鼎門臥

看

孤

舳

.

白

雲

飛、純

甫

今

親昌炙

靄

徴h然

一瓣

香

當.爲鱈倉

山

姓占也.

杜

甫

遊爵龍

門

塞

先

寺一云、天

闕

象

緯

逼、雲

臥

衣

裳

冷、西

清

詩

話

載、荊

公

日、L天

闕

當γ作菖天

閲門對昌

雲

臥髄爲唱親

切旧云

云、按

此

読

甚

鑿、果

作"天

閲嚇其

義

亦

晦

矣、李

自

口

號

鱠

盧̀

徴

君

鴻一云、雲

臥

留昌

舟

壑冖天

書

降鄭紫

泥旧其

甥

屬

與γ杜

同

例、荊

公

亦

將

「改

"天

書

一邪

。

綾

瀬

在塾

水

上

流颪

景

佳

絶、然

其

名

未睦甚

顯嚇

自昌綾

瀬

先

生

斑

一焉、天

下

之

人、成

岡γ不昌拭v目

觀7

レ之、叉罔.不ヨ刺γ舟

而

延鶴縁

於

湍

渚

葦

荻

之

問

聯可

γ見

古

今

之

勝

槃、未

下始

不停輿昌名

人

逹

士一相

須轟焉、

中

村

周

敬

有v詩

云、父

子

名

儒

所レ少y聞、鷽

鳩

嘲

　　　　　

柳

橋

詩

話

卷

之

下

し、日午青苔露未だ晞

かす、時に清風キ倩て

茶鼎を

煮る、

臥して看る孤岫白雲の飛ぶを、』純甫

は今靄激

に親炙す、

然れども

一瓣香

當に倉山の爲めに蛙すべし。

杜甫、龍門奉先寺に遊びて

云ふへ天闕象緯邁り、雲臥衣裳

冷なりと、西清詩話に載す、荊公曰く、天闕は當に

天閲に

作るべし、雲臥に樹して

親切たり.云云、按するに

此の論

甚だ鑿す、果して天閲に作ぱ、其義亦

晦し、李白、ロ號盧徴

君鴻

に贈るに嚢ふ"雲臥、舟壑に留り、天書紫

泥

に降詔,』

と、其對屡、杜と同例、荊公亦將に天書を改めんとするか。

綾瀬は墨水の

上流に在りて、風景

佳絶なり、然れども其

名未だ甚だ顯れす、綾瀬先生

出でゝ

より、天下の人、咸な

　　　　　　　　　　　　　　　　

の

日を拭ひて之を觀ざる罔し、叉舟を刺して湍渚葦荻

の間

に延縁せざるは罔し、見る可し執古今

の勝檗、未だ

始より

名入達士と相ぴ須たすんぱあらざるを、中村周徽詩有り

云ふ↓父子名儒聞くこと少き所、鷽鳩嘲笑徇ほ紛

々、大鵬

の水撃三千里、剩し見る垂天綾瀬の雲、』周敬、鵬翕の門に

　　　　　　　　　　　

一五三

…一心一………

魏6

　　　　　

日本

詩

話叢

書

笑

荷

紛

紛、大

鵬

水

撃

三

千

里、剩

見

垂

天

綾

瀬

雲、周

敬

遊昌鵬

翁

之

門肴

v年

矣、其

入

諧

謔、毎轟醉

後

耳

熱h拂v衣

趨

舞、噫

人

摩

共

亡

矣。

杜

甫

咏レ竹

云、風

吹

細

細

香、張

籍

云、竹

香

新

雨

後、李

自

云、瑤

臺

雪

花

數

十

塁、片

片

吹

落

春

風

香、元

槇

云、雨

香

雲

淡

覺"微

和h盧

相

云、雲

氣

香雛

流

水苡

上

香

宇、咸

胚扈胎

于

月

令

水

泉

必

香

之

一句一矣、高

誘

注・潅

南

子一騰

鯛矧鴫引.噛日、香

無"穢

悪

之

氣肉以γ是

推y之、無昌適

而

不7合

也。

萬

世

先

生

咏昌楠

公騨云、百

方

仰

攻

雲

梯

巧、三策

　　　　　　　世

時

摧

蟻

附

兵、又

檀

浦

懐

古

云、六

軍

風

亂

群

山

樹、萬

馬

秋

驕

大

海

波、予

毎γ誦昌二

聯嚇仰

止

戚

憺、

不レ能昌已

北

蓋

予

幼

時、掴倡衣

門

下哨童

子

何

知、抵

記昌大

雅

之

萬

ご耳、他

日復

與昌賢

嗣

相

謀、完

壁

.

　　　　　　　　　　　一証四

遊ぶ年有り、共人諧謔、醉後耳熟する毎に、衣を拂ひ起て

舞

へり、噫人琴共

に亡びたり。

杜

甫

竹

を

咏じ

て

云

ふ、「風

吹

て

細

々香

し」と、張籍

云

ふ、「竹

は香

し新

雨

の後

」と、李

自

云

ふ魂瑤

臺

の雪

花

數

+

里、片

々吹

落

して

春風

香

し』と、元稘・云、「雨香

しく

雲

淡

く

微

和

を軽

ゆ」

と、盧

相

云↓雲

氣

流

水

に

香

し』と、以上

香

の字

、咸

な

月

令

の

水泉

必香しの

肩

に胚胎す、高護淮車

に注して階

鷂

唆

曰く香緩

悪の蠡

しと、是を以て之を推せば、

適くとして合はざる無はし。

萬世先生楠公を咏じて嚢ふ身百方

仰ぎ攻む雲梯の巧、三

策時に摧

く蟻附の兵」と、又梗浦懷古に云ふ馬六軍風に亂

る群山の樹、萬馬秋に驕る大海の波』と、予二聯を誦する

毎に、仰止感愴、已み止む、能はす、蓋、予、幼時、衣を門下

に

掴勾＼童子何ぞ知らん、祗に大雅の萬

一を記するのみ、他

日復た賢嗣と相ひ謀り.完璧を謹羯

せん、正に是れ商を

引き朋を刻むの

日なり、先生姓は荻原、始め藤邱と號し、

6鰯

謹

掲

焉、正

是

引レ商

刻レ朋

之

日

也、先

生

姓

萩

原、

始

號昼藤

邱嚇後

改

昌萬

世h門

徒

之

盛、近

世

少昌其

儔

価

矣。

唐

人

喉

子

之

制、可v見

昌于

今

一者、奧

州

多

賀

城

碑

是

巳、元

槇

詩

琴

開

遠

門

前

萬

里

喉、自

注

云、罕

時

開

遠

門

外

立y猴、云、去5安

西

一九

千

九

百

里、以

示v戎、云

云、按

古

者

奧

朋

地

方、背

噂

不ド常、征

討

無昌盧

歳h是

以

設昌鎮

守

大

府

隔焉

、且

建轟堰

子

于

此嚇

元

槇

所v謂

示

戎

之

意

巳。

菅

公

餞

昌別

奥

州

刺

吏

一云、程

里

一千

五

百

里、即

與昌多

賀

碑

相

符

矣、又

陪昌源

亜

相

第

餞

儡安

鎮

西

藤

陸

州一云、相

淦

別v西

又

別v束、二

千

五

百

里

程

申、則

知

自串鎭

西

}至"多

賀

柵ハ以昌二

千

五

百

里一爲`

定

制

矣

。

　　

　　

　柳

橋

詩

話

卷

之

下

後萬世と改む、門徒の盛なる、近世其儔少れなり。

唐人喉子の制、今に見る

可き者は.奥州多

賀城の碑是れ

のみ、元稘

の詩に

云

ふ、『開遽門前

萬里の喉」と、自

盛に云

ふ、甼時開遠門外に喉を立つ、云ふ、安西を去

る九千九百

里、以て

戎

に

示

す、云云、按するに古、奥朋地方、背畔常な

らす、征討虚歳無し、是を以て鎭守大府を

設け、且つ墺子

'を此に建つ、元種の謂はゆる示戎の意のみ。

菅公.奥州刺史に餞別して云ふ↓程里

一千五百里」と、即ち

多賀碑と相ぴ符す、又源亜相の第に

陪し、安鎭西

藤陸州

を餞するに云ふ「相ひ逡りて西に別れ

叉東に別る、二千

五百里程の中」と、則ち知る鎭

価コよ

り

多賀柵に

至る、二

千五百里を以て定制と爲せbノ。

鴫五五

一{へ…一

捌6

　　　　　

日本

詩話叢

書

、

予

嘗

於.鉅

公

家嚇睹晶龍

頭

一門以銅

色

蒼

然、殆

數

百

年

物

也、賞

鑑

家

遣

以γ是

安.頓

杖

頭嚇古

人

所

「謂龍

頭

杖

也、韓

退

之

赤

藤

杖

云、入v懐

冰

雪

生・

秋

思門倚v壁

蛟

龍

護昌書

眠「山

谷

竹

杖

贊、浩

翕

盡

眠、蒼

龍

掛γ壁、成

指8此

物"云、讀

者

以

謂

唯

用"費

長

房

故

事"巳、寧

知γ有昌現

成

之

龍

頭櫛乎

哉。

高

階

竹

西

始

師昌事

木

村

東

門

先

牛朔東

門

之

學、

率

以昌躬

行一爲ゼ先、是

以

門

下

諸

子、耳

染

目

濡、糜

膨有鼬站行嚇宜

矣

竹

西

之

爲目君

子

入鞠也、卷

菱

湖

先

生

嘗

云、在昌藪

倉

素

封

之

流嚇臨

池

之

娟、如"竹

西鱒

者

殆

希昌其

儔円予

亦

所蜜以

屡

摘"其

句肉而

不う辭昌操

觚

之

屡鱒也、秋

夜

云、雨

休

盧

枕

溪

流

響、風

動

踈

簾

月

影

篩、郊

行

云、虹

橋

攀

上

菅

禪

廟、螺

舍

環

行

羅

漢

宮、近

郊

踏

青

之

人、大

抵

受驫用

此

二

句一

　　　　　　　　　　　

一五六

予嘗て鉅公の家に於て、龍頭

】Uを

睹る.銅色

蒼然、殆ん

ど數百年の物なり、賞鑑家道ふ、是を

以て、杖頭を

安頓す

と、古人の謂はゆる龍頭杖

なり、韓退之、赤藤杖

に云ふ内懐

に入る冰雪秋思を生じ、壁に倚る蛟龍晝眠を

護る」と.山

谷竹杖の贊

に《倍翕晝眠り、蒼龍壁に掛る』と、成た此物を

指して弐ふなり、讀者以謂

へらく、唯費長房

の故事を

用

ふるのみと、寧ぞ現成の龍頭あることを知らんや。

高階竹西、始、木村東門先生に師事す、東門の學、傘むね躬

行を以て先と爲す、是を以て門下の

諸チは、耳染

まり目

濡ひ、砧行有る靡し、宜

なり竹西の君子入たるや、卷菱湖

先生嘗て云ふ、厥倉素封の流に在りて、臨池の娟なる、竹

西の如き者は、殆んど其の儔希なり、予も亦屡.其句を摘

み、而し

て

操觚の屡なるを辭せざる所以なり、秋夜に

云

ふ、「雨休んで虚枕に溪流響き、風動きて疎簾月影篩ふ」と、

郊行に云ふ、「虹橋攀ぢ上る菅棘廟螺

舎環行す羅漢宮」と・

近郊踏青の人、大抵此の二句を受用す。

6

矣

、

一

》

854

柳

橋

詩

話

卷

之

下

瑠五七

臼

本

詩

話

叢

書

一紙(

864

一一

.

.

も

柳橋

詩

話卷

之下絡