agc chemicals
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Literature Reference: Fluon XXXX General JP/2014.11
AGC Chemicals
1) このカタログに掲載のデータは、すべて代表値または弊社が調査した文献値であり製品の規格範囲を示すものではございません。
またデータ項目も規格項目を示すものではございません。さらに当該データを使用した特許、事故、損害には責任を負いかねます。
2) このカタログに記載の商品を取り扱う際には弊社の安全性データシート (SDS) を必すお読みいただき、正しくお取り扱いください。
3) この資料に記載された商品は、人体に移植したり、体液や生体組織に接触する医療用具用途への使用を目的として、特別に設計・製造
されたものではありません。弊社は、当該用途に関しての適正や安全性についての試験は行っておりません。
4) 本カタログの内容は予告なく変更する場合がありますのでご了承ください。
取扱上の注意
製造/販売
AGC化学品カンパニー(東京) フロロポリマーズグループ
AGC化学品カンパニー(大阪) フロロプロダクツグループ
AGC Chemicals Americas, Inc.
AGC Chemicals Europe, Ltd.
AGC Asia Pacific Pte. Ltd.
AGC Chemicals Trading(Shanghai) Co., Ltd.
〒 100-8405 東京都千代田区丸の内 1-5-1 新丸の内ビルディング 33FTel 03-3218-5875 Fax 03-3218-7856www.agc.comFluon® ウェブサイト : www.fluon.jp
〒 530-0012 大阪府大阪市北区芝田 1-1-4 阪急ターミナルビル 12FTel 06-6373-5850 Fax 06-6373-5947www.agc.com
55 E. Uwchlan Avenue, Suite 201 Exton, PA 19341 USATel +1 610 423 4300 Fax +1 610 423 4301www.agcchem.com
PO Box 4, York House, Hillhouse International Thornton Cleveleys Lancashire FY5 4QD UKTel +44 1253 861800 Fax +44 1253 861950www.agcce.com
460 Alexandra Road #32-01 PSA Building 119963 SINGAPORETel +65 6273 5656 Fax +65 6276 8783www.agc-flatglass.sg
2701-2705 Metro Plaza,No.555 Lou Shan Guan Road, Shanghai 200051 CHINATel +86 21 63862211 Fax +86 21 63865377 / 5378www.agcsh.com Literature Reference: Fluon XXXX
General JP/2014.11
未知のかたちへ。未踏の品質へ。Fluon®PFAは「自由な加工性」と、
「豊かな可能性」を備えたフッ素樹脂です。Fluon®PFAは、四フッ化エチレン(C2F4)とパーフルオロアルコキシエチレンとの共重合体です。PTFEと同等の特性を備えているうえ、熱可塑性樹脂として溶融成形に適した特性も合わせ持ち、
「射出」「押出」「ブロー」など様々な加工法に対応しています。Fluon®PFAはすぐれた加工・成形性を備えた高機能なフッ素樹脂として、化学工業、電子・電気機器、精密機器など、ものづくりの幅広い分野において、その可能性を大きく広げています。
■「Fluon®PFA」耐熱性
絶縁性
耐薬品性
耐候性透明性
成形性
機械的特性
(-O-Rf パーフルオロアルコキシル基)
O
Rf
F
C
F
F
C
F
F
C
F
C
F
F
C
F
F
C
F
熱可塑性 + 安定性。フッ素化学のAGCがハイエンドなフッ素樹脂をお届けします。
Fluon®PFAは、高機能で信頼性の高いパーフルオロ樹脂です。
フッ素樹脂のなかでも、卓越した成形・加工性に加え、
優れた化学的・電気的・機械的特性や表面特性などを備えています。
そのため、電線被覆やライニング、半導体製造装置、電気・電子・精密部品などとして、
薬品や高熱などに晒される厳しい環境下においても、安定した状態で使用することが可能です。
Fluon®PFAは、加工・成形の容易なフッ素樹脂です。ボトル、チューブ、パイプ、キャリア、継ぎ手、フィルム、配管コーティングなど複雑な形状のパーツに姿を変え、多彩な用途に対応します。
成形品:サンプル 円柱状ペレット
■「Fluon®PFA」の特性易加工性 不燃性
耐薬品性
低表面エネルギー電気特性
機械強度保持性
耐候性
溶融成形できる熱可塑性樹脂としての特性を持ち、射出、押出、ブローといった熱溶融成形法による、よりフレキシブルな加工が可能です。
酸素指数が 95%以上あり、不燃材としての特性がさまざまな分野への利用を広げます。
ほとんどの薬品に対して侵されることのない、化学的に安定性の高い材料です。強活性の化学薬品に定常的に接触する半導体分野向け部材の成形材料に最適です。
極めて低い誘電率および誘電正接を示す卓越した電気絶縁材で、エレクトロニクス分野の 信頼性向上に貢献します。
低摩擦性、非粘着性、撥水・撥油性など表面特性も信頼性が高く、流動体の抵抗を小さくするなど優れた効果を発揮します。
−200℃〜+260℃という広範囲な温度帯で機械的強度を維持し、安定した状態で使用できます。
直射日光、風雨、排気ガスなどによる機能低下や劣化がなく、長期間野外に曝露しても特性は変化しません。
特性 単位 ASTM 試験法 P-66P/PT P-76PT P-65P P-63P / PT P-73PT P-62XP / XPT
物理的
融点 ℃ − 308 312 307 308 315 304
MFR g/10min D3307 1〜3 1〜3 4〜6 7〜18 7〜18 24〜40
比重 D792 2.12 2.13 2.13 2.13 2.15 2.14
機械的
引張強さ23℃ MPa D638 43 43 42 40 39 36
250℃ MPa D638 15 13 12 9 8 7
伸び23℃ % D638 400 390 420 450 470 460
250℃ % D638 830 820 620 690 710 600
衝撃強さ アイゾット、ノッチあり J/m D256A 破壊せず 破壊せず 破壊せず 破壊せず 破壊せず 破壊せず
硬さ デュロメーター D1706 60 59 58 59 60 60
曲げ弾性率 MPa D790 590 580 550 560 550 590
熱的
熱伝導率 W/m・℃ C177 0.25
比熱 kJ/kg・℃ − 1.05
線膨張係数 −15〜150℃ 10-5/℃ D696 15
最高使用温度(連続) ℃ − 260
電気的
体積抵抗率 Ω・cm D257 >1017
表面抵抗率 Ω /□ D257 >1017
誘電率1KHz D150 < 2.1
1MHz D150 < 2.1
誘電正接1KHz D150 < 0.0003
1MHz D150 < 0.0003
耐アーク性 S D495 >300
その他
吸水率 % D570 < 0.03
燃焼性 UL-94 V-0
Oxygen Index D2863 >95
グレード 形状 MFR 用途 成形方法
P-66P/P-66PT/P-76PT 円柱状ペレット 1〜3 チューブ、ライニングなど 押出成形、トランスファー成形ブロー成形、圧縮成形
P-65P 円柱状ペレット 4〜6 チューブ、ボトルなど 押出成形、ブロー成型
P-63P/P-63PT/P-73PT 円柱状ペレット 7〜18 電線、射出成形部品など 押出成形、射出成形
P-62XP/P-62XPT 円柱状ペレット 24〜40 高流動性グレード細物電線、小型射出成形部品など 押出成形、射出成形
■「Fluon®PFA」特性一覧
■「Fluon®PFA」グレードと仕様
熱分析挙動
0
50
2.1
10-3
10-4
104
10-5
2.0
104
5×103
5×104
5×103
103
1035×102
102 103 104 105 106 10710
5 10 51 1050 100 100500 1000
102 103 104 105 106 10710
800 25
20
15
10
5
0
700
600
500
400
300
200
100
0
40
30
20
10
0
50
100
300
TGA
DTA
P-66PP-65PP-63PP-62XP
P-66P
P-66PP-66P
P-65P
P-65P
P-63P P-63PP-62XP
P-62XP
340℃
360℃
380℃
400℃
320℃
340℃
360℃
380℃
400℃
MP↓
↓吸熱
↑dp
発熱↑
500 100 150 200 250 300 500 100 150 200 250 300 500 100 150 200 250 300
400温 度 (℃)
温 度 (℃)
周 波 数 (Hz)
せん断速度(1/s)オリフィス:2.095mmφ×8mm オリフィス:2.095mmφ×8mm
せん断速度(1/s)
周 波 数 (Hz)
温 度 (℃) 温 度 (℃)
500 600
(1)引張破断強度の温度依存性
(1)誘電率の周波数依存性
(1)溶融粘度のせん断速度依存性(P-63Pの場合)(1)溶融粘度のせん断速度依存性(P-63Pの場合) (2)溶融粘度のせん断速度依存性(P-66Pの場合)(2)溶融粘度のせん断速度依存性(P-66Pの場合)
(2)誘電正接の周波数依存性
(2)引張破断伸度の温度依存性 曲げ強度の温度依存性
昇温スピード:10℃/min、空気中融点:302~310℃熱重量減量開始点:450℃付近700℃における分解残渣はありません
熱的性質1
機械的性質2 曲げ強度、弾性率3
電気的性質4
成型性5
引張破断強度(MPa)
引張破断強度(MPa)
曲げ強度(MPa)
重
量
減
(%)
誘
電
率
(ε)
見掛溶融粘度(Pa・s )
見掛溶融粘度(Pa・s )
誘
電
正
接
(tanδ)