12 多くの案から一つを選ぶ

京大サマーデザインスクール2014

京大サマーデザインスクール2014　

　(c)2014 西尾泰和(サイボウズ・ラボ)

西尾泰和

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多くの案から一つを選ぶ

多くの案から一つを選ぶ　

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このスライドでは複数の選択肢から複数人で一つ選ぶ際の方法について学びます

多くの案から一つを選ぶ　

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方法は大きく分けて二つ

・ 投票して多数決*

・ 合意が取れるまで議論**

多くの案から一つを選ぶ　

* 『ゲームストーミング』p64 Dot Votingなど ** 同p234 20/20 Visionなど　

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投票のメリットすぐ決まる

投票のデメリット少数意見を無視

多くの案から一つを選ぶ　

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少数意見の尊重が大事なのでは？

多くの案から一つを選ぶ　

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「何がもっともよいか」の意見の食い違いは解消すべきでは？

多くの案から一つを選ぶ　

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価値観の相違こそがアイデアの源泉だから掘り下げるべきでは？

多くの案から一つを選ぶ　

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確かにその通り

多くの案から一つを選ぶ　

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時間が許すならもう一度発散→収束のプロセスをやりたい

多くの案から一つを選ぶ　

きっと得るものがあるはず！　

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しかし使える時間は無限ではない

多くの案から一つを選ぶ　

時間も有限のリソース　

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議論のメリット少数意見の尊重

議論のデメリット時間が掛かる

多くの案から一つを選ぶ　

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“時間”の価値と“新しいアイデア”の価値の大小関係によってどちらがよいか決まる

多くの案から一つを選ぶ　

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双方の弱点を理解した上でうまく使おう

多くの案から一つを選ぶ　

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議論を効率化するTIPS

多くの案から一つを選ぶ議論を効率化するTIPS

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議論に掛ける時間を事前に決めておく

多くの案から一つを選ぶ議論を効率化するTIPS

タイムアップ→投票。いいとこ取り　

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判断基準を書き出して共有

多くの案から一つを選ぶ議論を効率化するTIPS

意見の食い違いの多くは判断基準のズレが原因　

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長所・短所を書き出して共有

多くの案から一つを選ぶ議論を効率化するTIPS

短所に気づかないまま投票することを避ける　

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一度投票し少数派弁護の書き出しをする

多くの案から一つを選ぶ議論を効率化するTIPS

「多数派」を仮想敵としてみんなで「悪魔の代弁者」をやる“悪魔の代弁者”に関してはsee “同調圧力に抵抗する”

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書いてから考えよう

書くことは並列でできる

限られた時間でみんなの意見を共有することができる

多くの案から一つを選ぶ議論を効率化するTIPS

「書いてから考えよう」の原則は個人だけでなくチームでも有用　

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投票の方法

多くの案から一つを選ぶ　

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投票の一手段Dot Voting

多くの案から一つを選ぶ　

『ゲームストーミング』p64　

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・候補を共有する

・最高5票を一斉に投票

・強く推したい候補には　2票以上入れても良い

多くの案から一つを選ぶ　

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•Dave Gray, Sunni Brown, James Macanufo (2011)『ゲームストーミング : 会議、チーム、プロジェクトを成功へと導く87のゲーム』野村恭彦 監訳,武舎広幸, 武舎るみ訳, オライリー・ジャパン

多くの案から一つを選ぶ参考文献

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このスライドは、サイボウズ・ラボの西尾泰和と竹迫良範が、 京都大学サマーデザインスクール 2014で行った「学び方のデザイン」の講義資料の一部です。

他のスライドは http://nhiro.org/kuds2014/ で見つけることができます。

　このスライドについて

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