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目次 17はじめに はじめに 1 レッスン1 Autodesk Inventorユーザインタフェース 2 複数の環境について 3 プロジェクトファイルについて 5 Inventorのファイルタイプ 6 ユーザインタフェース 8 コンテキスト(状況)依存ツール 10 マーキングメニュー 14 Autodesk Inventor Wikiヘルプ 15 実習:Autodesk Inventorユーザインタフェースを確認する 18 レッスン2 ビューの操作 21 グラフィックスウィンドウについて 22 オービットツール 24 ViewCubeについて 27 ViewCubeを使用する 28 ホームビューを使用する 31 ビューを復元する 33 実習:モデルビューを操作する 34 レッスン3 パラメトリックパーツをデザインする 37 パラメトリックパーツモデルについて 38 設計意図を反映する 40 パラメトリックパーツモデルを作成する 43 パーツ環境 44 ミニツールバー 45 実習:パラメトリックパーツを作成する 47 実習:ミニツールバーを操作する 48 章のまとめ 49 基本的なスケッチの作成 51 レッスン1 2Dスケッチを作成する 52 スケッチについて 53 点の位置合わせ 56 初期スケッチの方向を変更する 56 基本的なスケッチツール 57 1 2

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目次 (17)はじめに

はじめに� 1レッスン1 Autodesk Inventorユーザインタフェース 2

複数の環境について 3プロジェクトファイルについて 5Inventorのファイルタイプ 6ユーザインタフェース 8コンテキスト(状況)依存ツール 1 0マーキングメニュー 1 4Autodesk Inventor Wikiヘルプ 1 5実習:Autodesk Inventorユーザインタフェースを確認する 1 8

レッスン2 ビューの操作 2 1グラフィックスウィンドウについて 2 2オービットツール 2 4ViewCubeについて 2 7ViewCubeを使用する 2 8ホームビューを使用する 3 1ビューを復元する 3 3実習:モデルビューを操作する 3 4

レッスン3 パラメトリックパーツをデザインする 3 7パラメトリックパーツモデルについて 3 8設計意図を反映する 4 0パラメトリックパーツモデルを作成する 4 3パーツ環境 4 4ミニツールバー 4 5実習:パラメトリックパーツを作成する 4 7実習:ミニツールバーを操作する 4 8

章のまとめ 4 9

基本的なスケッチの作成 5 1レッスン1 2Dスケッチを作成する 5 2

スケッチについて 5 3点の位置合わせ 5 6初期スケッチの方向を変更する 5 6基本的なスケッチツール 5 7

第1章

第2章

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目次(18)正しいスケッチを作成するためのガイドライン 6 1実習:2Dスケッチを作成する 6 2

レッスン2 ジオメトリ拘束 6 4ジオメトリ拘束について 6 5拘束の推定と適用について 6 7ジオメトリ拘束を適用する 6 9拘束を表示および削除する 7 1正しい拘束を設定するためのガイドライン 7 3スケッチの自由度記号表示の切り替え 7 4実習:スケッチを拘束する 7 6

レッスン3 スケッチの寸法を設定する 7 8寸法拘束について 7 9ヘッズアップ表示(HUD)インタフェースとダイナミック入力 8 0寸法拘束を作成する 8 2寸法の表示と関係について 8 6スケッチの寸法設定のガイドライン 8 9実習:スケッチの寸法を設定する 9 0

レッスン4 スケッチブロック 9 2スケッチブロックについて 9 2実習:スケッチブロックの作成 9 4

章のまとめ 9 6

基本形状の作成 9 7レッスン1 基本的なスケッチフィーチャを作成する 9 8

スケッチフィーチャについて 9 9押し出しフィーチャを作成する 1 0 1回転フィーチャを作成する 1 0 3操作と範囲の指定 1 0 6スケッチの方向を設定する 1 1 1実習:押し出しフィーチャを作成する 1 1 2実習:回転フィーチャを作成する 1 1 6

レッスン2 スケッチの線種 1 2 1スケッチの線種について 1 2 2構築ジオメトリを作成および使用する 1 2 4参照ジオメトリを作成および使用する 1 2 6実習:構築ジオメトリと参照ジオメトリを使用したパーツの作成 1 3 0

第3章

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複数の環境についてデザインの柔軟性と再利用を最大限に実現するため、各パーツ、アセンブリ、図面は個別のファイルに保存されます。

各パーツファイルは単独のエンティティであり、さまざまなアセンブリファイルや図面ファイルで使用できます。パーツ

を変更すると、このパーツを参照しているアセンブリや図面のそれぞれに変更内容が反映されます。アセンブリファイル

は他のアセンブリファイル、プレゼンテーションファイル、図面ファイルで参照することができます。また、IDWファイ

ルとDWGファイルは互換性が確保されるようになりました。ワークフローと設計の後工程で使用されるアプリケーショ

ンに対する必要性に応じて、これらいずれかのファイル形式で製造図面を作成できます。

次の図は、一般的な3Dデザイン内の基本的なファイル参照を示しています。

① アセンブリファイル IAMファイルはパーツファイルを参照します。また、図面ファイルにより参照されます。

② パーツファイル IPTファイルはアセンブリファイルと図面ファイルにより参照されます。

③ 図面ファイル DWGファイルはアセンブリファイルとパーツファイルを参照します。

④ Inventor図面ファイル IDWファイルはアセンブリファイルとパーツファイルを参照します。

レッスン1 Autodesk Inventorユーザインタフェース

テンプレートファイルは、新規作成するすべてのファイ

ルの基礎となります。テンプレートファイルからファイル

を開始する場合、新しいファイルの単位、スナップ間隔、

許容差などの既定の設定を指定できます。

アプリケーションにはファイルの各種類に対応したテン

プレートファイルがあります。テンプレートファイルは、

英米式単位で使用する英単位(インチとフィート)、およ

びメートル法単位で使用するメートル法(ミリメートルと

メートル)の2つのグループに大別されます。

[新規ファイル]ダイアログボックスには、[既定]

[English][Metric]の3つのタブがあります。[既定]タ

ブにはインストール時に選択した既定の単位に基づいてテ

ンプレートが表示されます。[English]タブと[Metric]

タブには、各単位に対応するテンプレートが表示されます。

Inventor Tooling,Inventor Profesional には金型設計用

のテンプレートタブ[Mold Design]も追加されます。

テンプレートファイルを使用する

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第2章  基本的なスケッチの作成84

次の手順は、平行パラメトリック寸法を適用する方法を

示しています。

❶[一般寸法]ツールを起動します。

❷平行寸法を適用するスケッチ要素を選択します。カー

ソルをジオメトリの近くに移動します。[平行寸法]

アイコンが表示されたらクリックします。

❸寸法を配置します。

操作方法:平行寸法を作成する

ジオメトリの近くにカーソルを移動して[平行寸法]アイコンを表示するかわりに、長さ寸法の作成時と同様に要素を選択することもできます。寸法を配置する前に、ショートカットメニューで[傾斜]をクリックして寸法の種類を平行寸法に設定します。

寸法をクリックすると値を定義できます。必要に応じて、特定の計測単位(ミリメートル、センチメートル、メートル、

インチ、フィートなど)を設定することもできます。既定の単位のサフィックスを入力する必要はありません。

パーツが複数の計測単位で構成されている場合、既定以外の単位サフィックスを入力する必要があります。たとえば、

既定の計測単位がミリメートルの場合、50ミリメートルを表すには50と入力し、サフィックスは入力しません。同じパー

ツで50センチメートルの値を指定するには、50cmと入力します。

アプリケーションでは値の入力時に値を評価します。値が赤色で表示されている場合、値または形式が適切でないこと

を表します。値が黒色で表示されている場合、値が有効と評価されていることを表します。

単位サフィックスとパラメータでは大文字と小文字が区別されます。単位サフィックスを入力する場合、小文字で入力

する必要があります。たとえば、「50cm」は有効であると評価されますが、「50CM」は無効と評価されます。

寸法の値と単位

❹寸法を選択して新しい値を入力します。

❺[Enter]を押すか、[寸法編集]ダイアログボックス

の緑色のチェックマークをクリックして、ジオメトリ

に新しい寸法が反映されるようにします。

❻グラフィックスウィンドウを右クリックしてショート

カットメニューで[完了]をクリックするか、引き続

き他の寸法を配置します。

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第2章  基本的なスケッチの作成90

実習:スケッチの寸法を設定するこの実習では、寸法をスケッチに適用します。このレッ

スンで学習した手法により、各種のパラメトリック寸法を

スケッチジオメトリに適用します。

❸各種の要素でスケッチをドラッグ拘束し、拘束条件を

確認します。

❹ブラウザで[スケッチ1]をダブルクリックし、スケ

ッチをアクティブにします。

❺全体のパラメトリック寸法を配置します。

●[一般寸法]ツールを起動します。

●スケッチの左下と右下のコーナーを選択します。

●寸法を配置して選択します。

●[寸法編集]ダイアログボックスで50と入力します。

●緑のチェックマークをクリックします。

❻[寸法編集]ダイアログボックスを[自動]に設定し

ます。

●[一般寸法]ツールがアクティブなままの状態で、

グラフィックスウィンドウを右クリックします。

●[寸法編集]をクリックします。

●寸法を配置すると[寸法編集]ダイアログボックス

が自動的に表示されます。

❶m_Rod-Support.iptを開きます。

❷ビューを回転するには、次の手順を実行します。

●ViewCubeで[前]をクリックします。

●矢印をクリックしてビューを反時計回りに90度回

転させます。

完了した実習

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123レッスン2 スケッチの線種

さまざまな線種と使用方法を以下に示します。

① スタンダード(標準線) スケッチの既定の線種です。この線種は、スケッチフィーチャの形状を定義するため

に使用されるプロファイルまたはパスを定義します。

② コンストラクション(構築線) 構築線は、標準ジオメトリの構築と拘束を支援するために使用されます。スケッチを

拘束するための追加のジオメトリが必要で、その追加のジオメトリをフィーチャのプ

ロファイルの定義に加えたくない場合に、構築線を使用します。

③ 中心線 中心線の線種は、標準線の別のタイプです。プロファイルを回転させるための中心線

を定義し、回転フィーチャを作成するために使用できます。中心線ともう一方のスケ

ッチジオメトリの間に寸法を追加すると、直径寸法として処理されます。

④ 参照 参照ジオメトリは、既存のパーツの頂点、エッジ、および面からスケッチに投影され

たジオメトリです。参照ジオメトリを使用して、パーツの既存のフィーチャに対して

標準のスケッチジオメトリを拘束します。参照ジオメトリは、元のパーツの頂点、エ

ッジ、および面に関連付けられたままです。また、参照ジオメトリを使用してスケッ

チフィーチャのプロファイルまたはパスを定義できます。

スケッチの線種

右側のブロックフィーチャで使用される左側の切欠き長

方形のスケッチは、標準の線種を使用して作成されていま

す。標準の線分は、スケッチの間は実線として表示されま

す。

標準の線種の例

右の例では、左側の図の対角の点線が構築線です。構築

線の終点は、面の反対側の角に拘束されています。構築線

の中点は、円の中心の向きを決めるために使用されます。

円は標準の線種を使用して定義されます。円は[切り取り]

オプションを使用して押し出され、このブロックに開いた

シャフトを定義します。

構築の線種の例

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第3章  基本形状の作成162

ここでは[作業平面]コマンドを使用した平面作成の手順を確認します。

[作業平面]コマンドの使用例

❶[作業平面]コマンドを実行します。

コマンド実行直後はジオメトリ選択ではモデルの面、

エッジ、頂点いずれも選択が可能です。 モデル上部

の面を選択します。

❷2つ目の選択を確認します。

マウスカーソルをモデルの面、エッジ、頂点に合わせ

るとその組み合わせで作成される平面がプレビューさ

れます。

また、手順❶で選択した面に対して垂直な面は、平面

を作成する為の有効な組み合わせが無いので、選択が

フィルターされています。

ここではモデルの底面を選択します。

❸その結果、2つの平行な平面に対して中間の位置に平

面が作成されます。

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163レッスン5 作業フィーチャを作成する

次のドロップダウンメニューを使用した作業平面を作成します。

手順:作業平面を作成する

選択1:作業平面 選択2:円柱状フィーチャ

結果

コマンド:[サーフェスに正接し、平面に平行]

座標平面に対して平行および円柱サーフェスへの接線

正接作業平面

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第3章  基本形状の作成164

選択1:パーツの面 選択2:パーツの面

結果

面に対して平行および2つの面の中点

コマンド:[2つの平行平面間の中点平面]

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187レッスン6 基本的なスイープ形状を作成する

スイープを使用して、非線形または非垂直の押し出しを

作成します。押し出しは常にスケッチ平面に対して垂直な

フィーチャを作成しますが、スイープを使用して、スケッ

チ平面に対して垂直でない押し出しパスを定義できます。

また、パスには2Dまたは3Dを使用できます。

スイープフィーチャの定義

多くのハウジングでは、何らかの方法でコンテナをカバ

ーするために作成された蓋でシールを作成するために、ハ

ウジングの周りに出っ張りが必要です。次の図に、スイー

プフィーチャがこの簡単なハウジングに出っ張りを作成す

る様子を示します。

スイープフィーチャの例

スイープフィーチャを作成するスイープフィーチャを作成するプロセスは他のスケッチフィーチャの使用と似ており、スケッチプロファイルが必要です。

スイープフィーチャが異なる点は、従うスケッチパスも必要であるということです。そのため、スイープフィーチャを作

成するには、2つの未使用のスケッチ(パス用とプロファイル用)が必要です。パスは線分、スプライン、およびその他

のスケッチジオメトリで構成できます。または、線分、スプライン、および曲げなどの3Dスケッチツールを使用して作成

できます。

パスとしてスケッチの代わりに既存のモデルエッジを使用することもできます。

スイープ

リボン:[モデル]タブ >[作成]パネル

キーボードショートカット:[CTRL]+[SHIFT]+[S]

使用方法

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第4章  詳細形状の作成206

❻残りのエッジにフィレットを作成します。

●[フィレット]ツールをクリックし、次のようにエ

ッジを選択します。

●[半径]に4mmと入力します。[OK]をクリックし

ます。

❼前の手順のように、同じフィレットフィーチャをパー

ツの反対側にも作成します。

❽すべてのファイルを閉じます。保存はしないでくださ

い。

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第4章  詳細形状の作成214

[穴]ツールの[線分]配置オプションを使用して穴フ

ィーチャを作成する場合の手順は次のとおりです。

❶リボンで[穴]をクリックし、[配置]リストで[直

線状]を選択します。

❷穴の上の向きを決める面を選択してから、穴の位置を

決める参照エッジを2つ選択します。選択するエッジ

は、選択する面と同一平面上にある必要はありません。

❸各寸法を選択して、ミニツールバーに正確な値を入力

します。

❹[穴]ダイアログボックスでオプションを調整します。

[適用]をクリックして穴を作成し、他の穴を配置す

る操作を続けます。

操作方法:[同心円]オプションを使用して穴フィーチャを作成する

[穴]ツールの[同心円]配置オプションを使用して穴

フィーチャを作成する場合の手順は次のとおりです。

❶リボンで[穴]をクリックし、[配置]リストで[同

心円]を選択します。

❷穴の向きを決める平面を選択してから、参照する同心

円として曲がったサーフェスを選択します。

❸[穴]ダイアログボックスでオプションを調整します。

[適用]をクリックして穴を作成し、他の穴フィーチ

ャを配置する操作を続けます。

操作方法:[直線状]オプションを使用して穴フィーチャを作成する

●●①

●●②

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215レッスン2 穴とねじを作成する

操作方法:[スケッチを参照]オプションを使用して穴フィーチャを作成する

穴の位置のスケッチジオメトリを使用して穴を作成およ

び編集するには、次の手順に従います。

❶穴フィーチャの中心点の位置が含まれる新しいスケッ

チを作成します。

❷リボンで、[スケッチを終了]をクリックしてスケッ

チを終了します。

❸リボンで[穴]をクリックして、[スケッチを参照]

配置オプションを選択します。点/穴中心スケッチオ

ブジェクトを使用する場合は、穴の中心が自動的に選

択されます。作成する必要のある穴のタイプに応じ、

ダイアログボックスでオプションを調整します。[OK]

をクリックすると、穴が作成されます。

操作方法:[点上]オプションを使用して穴フィーチャを作成する

[穴]ツールの[点上]配置オプションを使用して穴フ

ィーチャを作成する場合の手順は次のとおりです。

❶穴の位置に作業点(1)を作成します。

❷リボンで[穴]をクリックします。[配置]一覧で[点

上]を選択してから、作業点を選択します。

❸穴の方向を決める面、エッジ、または座標軸を選択し

ます。面や平面を選択した場合、方向は面や平面に対

して垂直になります。

●●①

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第4章  詳細形状の作成216

ねじを作成する[ねじ]ツールを使用して、外部または内部のサーフェスにねじフィーチャを作成できます。[穴]ツールの使用時にめ

ねじに使用できるオプションの多くは、[ねじ]ツールでも使用可能です。ねじは配置フィーチャとみなされるため、[ねじ]

ツールには未使用のスケッチは不要です。必要なのは、ねじフィーチャを適用する既存の円筒サーフェスだけです。

次の図に、おねじフィーチャ(1)を示します。

[ねじ]ツールでは、円筒面をねじフィーチャに変換で

きます。円筒の直径がねじの呼び径になるように作成する

必要があります。[ねじ]ツールは、自動的に直径に適し

たねじを選択します。

ねじフィーチャは、マスプロパティの計算に影響しませ

ん。ただし、図面環境内の[穴注記]と連動します。

多くの場合、[穴]コマンドを使用してめねじを作成し

ますが、[ねじ]ツールが必要になることがときどきあり

ます。それはほとんどの場合、[回転フィーチャ]ツール

で内径を作成するときです。右の図のモデルは、[回転]

ツールで作成されました。めねじとおねじは、両方とも[ね

じ]ツールで作成されました。

ねじフィーチャについて

❹[穴]ダイアログボックスでオプションを調整します。

[適用]をクリックして穴を作成し、他の穴を配置す

る操作を続けるか、[OK]をクリックして穴を作成し、

プロセスを終了します。

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219レッスン2 穴とねじを作成する

実習:穴とねじを作成するこの実習では、[穴]ツールの配置オプションを複数使

用して、ねじ穴、皿面取り穴、ざぐり穴、貫通穴を作成し

ます。また、[ねじ]ツールを使用して、めねじとおねじ

を作成します。

実習のこのセクションでは、[穴]ツールの配置オプシ

ョンを複数使用し、[点上]配置オプションでねじ穴と通

し穴を作成します。

❶Hole_Thread_Features1.iptを開きます。

❷パーツの面上にねじ穴を作成します。

●リボンで[穴]ツールをクリックします。

●[穴]ダイアログボックスで、[配置]リストから

[直線状]を選択します。

●[面]をクリックします。

穴を作成する

❸正面の左下コーナー付近の位置を選択します。

❹左のエッジを[参照1]として選択します。下のエッ

ジを[参照2]として選択します。

❺穴を配置するには、次の手順を実行します。

●[参照1]寸法をクリックします。

●距離を4mmと入力します。

●[参照2]寸法をクリックします。

●距離を4mmと入力します。

完了した実習

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第4章  詳細形状の作成220

❻設定の選択を完了し、穴を作成します。

●[穴タイプ]で[皿面取り]を選択します。

●[その他の穴タイプ]で[ねじ]を選択します。

●[ねじ]領域の[ねじタイプ]で[ANSI Metric M

Profile]を選択し、[サイズ]で6mm、[指定]で

[M6×1]を選択します。

●[穴パラメータ]で皿面取り径6mm、穴深さ10mm

を指定します(1)。

●[ねじ]領域で、[全ねじ]オプションを選択します(2)。

●[適用]をクリックして、穴を作成します。

❼前の手順を繰り返して、同様の穴を面の反対側にも作

成します。

❽[穴]ダイアログボックスで、[配置]リストから[同

心円]を選択します。

❾機械処理された小さいフランジが3つ含まれるパーツ

の上面を選択します。

�フランジを貫通するM6 x 1ねじ穴を作成します。

●機械処理されたフランジの円形状エッジを選択して、

参照する同心円を設定します。穴は、円形状エッ

ジや円筒面と同心円になるように配置できます。

●必要に応じて設定を変更し、貫通するM6 x 1ねじ

穴を作成します。

●[適用]をクリックして、穴を作成します。

�前の手順を繰り返して、残りの小さいフランジに2つ

の穴を追加作成します。完了したら[穴]ダイアログ

ボックスを閉じます。

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221レッスン2 穴とねじを作成する

�ブラウザで、[作業軸3]を右クリックします。[表示

設定]をクリックします。ビューを図のように回転さ

せます。

�[点上]オプションを使用して穴を作成します。

●[H]を押して[穴]ツールを開始します。

●[穴]ダイアログボックスで、[配置]一覧から[点

上]を選択します。

�点を選択し、[点上]の穴の方向を指定します。

●グラフィックスウィンドウで[作業点3]を選択し

ます。

●[作業軸3]を選択して、穴の方向を定義します。

注: 平面、座標軸、エッジを使用して、穴の方向を定

義できます。穴がパーツの外側にプレビューされ

る場合は、[方向を反転]ツールをクリックする

必要があることがあります。

�[点上]の穴を完成させます。

●直径を4mmに変更します。

●[終端]を[貫通]に設定します。

●[適用]をクリックして、穴を作成します。

�すべてのファイルを閉じます。保存はしないでくださ

い。

実習のこのセクションでは、[穴]ツールの配置オプシ

ョンを複数使用して、皿面取り穴、ざぐり穴、ボルト穴を

作成します。また、[ねじ]ツールを使用して、めねじと

おねじを作成します。

❶Hole_Thread_Features2.iptを開きます。

❷ボルト穴を作成します。

●[穴]ツールを起動します。

●[配置]で[点上]を選択します。

●穴タイプで[ボルト穴]を選択します。

穴とねじを作成する

作業点 3

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第4章  詳細形状の作成222

❸グラフィックスウィンドウで、大きいフランジ上の

[作業点2]を選択します。

❹グラフィックスウィンドウで、その点が存在する面を

選択して、穴の方向を定義します。

❺次の手順に従い、ボルト穴を完成させます。

●6mm六角頭ねじのざぐりを使用して、フィット3級

のボルト穴を指定します。ボルト穴に使用するデ

ータは、Clearance.xlsスプレッドシートに格納さ

れています。このファイルはInventorのインストー

ル先フォルダツリーのDesign Dataフォルダにあり

ます。

●[適用]をクリックします。

❻前の手順を繰り返して、パーツの反対側の大きいフラ

ンジ上に同じ穴を作成します。[完了]をクリックして、

[穴]ダイアログボックスを閉じます。

❼パーツの下側にねじフィーチャを追加します。必要に

応じて、ビューを回転して面を選択します。

●リボンで[ねじ]ツールをクリックします。

●次のように外部表面を選択します。

❽ねじの仕様を設定します。

●[ねじ]ダイアログボックスで、[仕様]タブをクリ

ックします。

●[指定]を[M90x4]に設定します。[OK]をクリ

ックして、ねじを作成します。

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223レッスン2 穴とねじを作成する

❾内部フィーチャにねじを作成します。

●[ねじ]ツールを起動します。

●次のように内部表面を選択します。

�仕様を設定してねじを完成させます。

●[ねじ]ダイアログボックスで、[仕様]タブをクリ

ックします。

●[指定]を[M30x2.5]に設定し、[左ねじ]をクリ

ックします。

●[OK]をクリックして、ねじを作成します。

�ざぐり穴を作成します。

●[穴]ツールの[直線状]配置を開始します。

●[ざぐり(SF)]および[テーパねじ穴]オプショ

ンを選択します。

●次のように面を選択します。

�穴を配置するには、次の手順を実行します。

●1番目の線分参照で、正面のエッジを選択します。

12と入力します。

●2番目の線分参照で、上面または下面を選択します。

22.5と入力します。

�ねじの仕様を、次のとおり指定します。

●ねじタイプで[DIN Taper]を選択します。

●サイズで[M5]を選択します。

�穴を定義するには、次の手順を実行します。

●ざぐりの直径に12と入力します。

●ざぐりの深さに1と入力します。

●ドリルの深さに15と入力します。

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第4章  詳細形状の作成224

�[OK]をクリックして、ざぐりテーパねじフィーチャ

を作成します。

�すべてのファイルを閉じます。保存はしないでくださ

い。

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231レッスン3 フィーチャのパターン化およびミラー化

最適化された矩形パターンを作成するには、次の手順に

従います。

❶パターン化するフィーチャが1つ以上存在するパーツ

を作成します。

❷リボンで[矩形パターン]ツールをクリックして、パ

ターン化するフィーチャを選択します。[方向1]の下

の[パス]ボタンをクリックし、パターンのパス、パ

ーツエッジ、または基準軸を選択します。オカレンス

の数と距離の値を入力し、必要に応じて間隔をとる方

法を調整します。任意で[方向2]の情報を追加し、

[OK]をクリックします。

操作方法:最適化された矩形パターンを作成する

❸オカレンスの総数が50以上になると、最適化計算オ

プションの使用を検討するよう促されます。[OK]を

クリックして、メッセージボックスを閉じます。

❹[矩形状パターン]ダイアログボックスで、[詳細]ボ

タンをクリックしてダイアログボックスを展開し、[最

適化]を選択します。

❺[OK]をクリックして、最適化されたパターンを作成

します。

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第4章  詳細形状の作成234

[円形状パターン]ダイアログボックスの[作成方法]セクションでは、次のオプションを使用できます。

ダイアログボックスでのアクセス先

オプション 説明

最適化 パターンオカレンスが50以上存在する場合に、パターンのパフォーマンスを最適化します。

同一 この方法を使用すると、他のフィーチャと交差する場所に関係なく、各オカレンスで同一の終端方法を使用します。

調整 各オカレンスの終端が計算されます。この方法ではより多くの処理が必要になるため、大規模なパターンでは計算時間が増える場合があります。

作成方法のオプション

[円形状パターン]ダイアログボックスの[配置方法]セクションでは、次のオプションを使用できます。

ダイアログボックスでのアクセス先

オプション 説明

増分 オカレンス間の角度を表す角度値を設定します。

フィット パターンの合計回転角度を表す角度値を設定します。

配置方法のオプション

次の手順では、ソリッド全体の円形状パターンを作成し、

作業フィーチャをパターンに含める方法について説明しま

す。

❶パターン化するフィーチャを含むパーツを作成します。

❷リボンで、[円形状パターン]ツールをクリックし、

[ソリッドをパターン化]ボタンをクリックします。

操作方法:ソリッド全体の円形状パターンを作成する ❸

[作業/サーフェスフィーチャを含む]ボタンをクリッ

クし、パターンに含める作業フィーチャを選択します。

回転軸を選択します。

❹数量の配置情報を指定します。

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第4章  詳細形状の作成236

[ミラー]ツールを開始すると、[ミラー]ダイアログボ

ックスが表示されます。

[ミラー]ダイアログボックス

[ミラー]ダイアログボックスでは、次のミラータイプを使用できます。

ダイアログボックスでのアクセス先

オプション 説明

個々のフィーチャ このボタンをクリックすると、個々のフィーチャがミラー化されます。

ソリッド全体 このボタンをクリックすると、ソリッド全体がミラー化されます。

[個々のフィーチャをミラー]ボタンを選択すると、次の選択オプションを使用できます。

ダイアログボックスでのアクセス先

オプション 説明

フィーチャ パターン化するフィーチャを1つ以上選択します。

対称面 対称面として使用する平面または作業平面を選択します。

ソリッド このボタンは複数のソリッドボディが存在する場合にのみ使用できます。このボタンを使用して、フィーチャを適用するソリッドボディを特定します。

[ソリッド全体をミラー]ボタンを選択すると、次の選択オプションを使用できます。

ダイアログボックスでのアクセス先

オプション 説明

ソリッド このボタンは複数のソリッドボディが存在する場合にのみ使用できます。このボタンを使用して、フィーチャを適用するソリッドボディを特定します。

作業/サーフェスフィーチャを含む

ミラーに含める作業フィーチャを選択します。

対称面 対称面として使用する平面または作業点を選択します。

オリジナルを削除 このオプションの横のボックスにチェックマークを付けると、フィーチャのパターンの作成に最初に使用された元のソリッドが削除されます。

ミラータイプオプション

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237レッスン3 フィーチャのパターン化およびミラー化

[ミラー]ダイアログボックスの[作成方法]領域では、次のオプションを使用できます。

ダイアログボックスでのアクセス先

オプション 説明

最適化 パターンパフォーマンスを最適化します。

同一 既定。元のフィーチャと同一の、ミラー化されたオカレンスを作成します。

調整 ミラー化された新しいオカレンスがモデルジオメトリ内の変更に適合できるようにします。たとえば、パーツを押し出すカットフィーチャをミラー化する場合、このオプションを使用すると、このカットフィーチャはパーツの厚さが変更されてもパーツを反対側に押し出すことができます。注: 新しいオカレンスを計算するには追加の処理リソースが必要になるため、

このオプションは必要な場合にのみ使用してください。

作成方法のオプション

① 終端オプションが[貫通]の、

元の穴フィーチャ

② ミラー化された穴フィーチャ

例:作成方法 = 同一

例:作成方法 = モデルに適合

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レッスン1 アセンブリをデザインする 257

次の手順では、アセンブリデザインで既存のコンポーネ

ントを使用するプロセスの概要について説明します。アセ

ンブリの個々のコンポーネントは、コンポーネントが配置

されるアセンブリの外部でデザインされています。

❶各パーツファイルは、アセンブリや他のパーツとは切

り離してデザインされます。

❷パーツを作成したら、パーツをアセンブリに配置し、

他のパーツに拘束します。

手順:既存のコンポーネントを使用する

次の図は、別々のコンポーネントを組み合わせて1つの

新しいアセンブリを作成する様子を示しています。

① フランジコンポーネント

② カラーコンポーネント

③ 標準のボルトコンポーネント

④ アセンブリモデル

次の手順では、アセンブリ内のコンポーネントをインプ

レイスでデザインするプロセスの概要について説明します。

すべてのアセンブリコンポーネントは、アセンブリのコン

テキスト内でデザインされます。

❶新しいアセンブリを作成し、アセンブリのコンテキス

ト内で新しいコンポーネントを作成します。

❷引き続きアセンブリ環境で各コンポーネントをデザイ

ンします。

❸各コンポーネントをデザインする際には必要なアセン

ブリ拘束を適用し、アセンブリ内の他のコンポーネン

トとの関係に応じてパーツを変更します。

手順:コンポーネントをインプレイスでデザインする

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267レッスン2 アセンブリデザインでプロジェクトファイルを使用する

カテゴリ 説明

タイプ プロジェクトのタイプを定義します。Autodesk Vaultもインストールしている場合を除き、シングルユーザプロジェクトファイルのみを作成します。

場所 プロジェクトファイルの物理的な場所を表示します。

スタイルライブラリを使用 プロジェクトでスタイルライブラリを使用するかどうかを定義します。[はい][読み取り専用][いいえ]から選択します。

作業スペース デザインファイルのパーソナルコピーを編集するためのユーザ専用の場所です。作業スペースで参照されるフォルダ内のファイルにアクセスできるデザイナは1人だけにする必要があります。

作業グループ検索パス このグループ内で、ファイルのアクセスに使用する検索パスを複数定義できます。組織のレベルをデザインファイルに追加したり、別のデザイナのファイルにアクセスできるようにする場合に、この操作を行います。

ライブラリ このカテゴリを使用して、親ライブラリの検索パスを定義します。パーツライブラリは、デザインで使用する標準的な既製のコンポーネントで構成されることもあれば、ユーザがデザインした共通のパーツを含む場合もあります。すべてのライブラリの共通点として、このアプリケーションでは、パスは読み取り専用で、ライブラリ検索パスに保存されたパーツはほとんど変更されないことを前提としています。ライブラリフォルダを定義する場合は、各フォルダにわかりやすい名前を付け、その名前を変更しないでください。ライブラリ名は参照内に保存されるため、ライブラリ名を変更すると、後でライブラリ参照に失敗します。

頻繁に使用するサブフォルダ このグループは、プロジェクトフォルダ構造内で頻繁に使用するサブフォルダのパスを定義する場合に使用します。

フォルダオプション このグループには、スタイルライブラリ、テンプレート、およびコンテンツセンターの各ファイルのフォルダの場所を設定するためのオプションがあります。

オプション このプロパティを使用して、プロジェクトファイル固有のオプションを設定します。

プロジェクトファイルを適切に実装および管理するには、

カテゴリの検索順序について理解し、覚えておくことが重

要です。右の図は、各カテゴリにパスの場所が定義されて

いる一般的なプロジェクトファイルを示しています。参照

先ファイルの検索が必要な場合は、各カテゴリに含まれる

パスを使用して次の順序でファイルが検索されます。

検索順序の簡単な覚え方は、1番目がライブラリで、そ

れ以降はプロジェクトウィンドウでの各カテゴリの表示順

序と同じです。

プロジェクトのカテゴリ:検索順序

① ライブラリ

② 作業スペース

③ 作業グループ検索パス

●●②●●①

●●③

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第5章  アセンブリデザインの概要272

シングルユーザプロジェクトを作成するには、次の手順

に従いま す。

❶[ファイル]メニュー >[プロジェクト]をクリック

して、[Inventor プロジェクトウィザード]ダイアロ

グボックスにアクセスします。

❷[新規シングルユーザプロジェクト]タイプを選択し、

[次へ]をクリックします。

❸[名前]フィールドにプロジェクトの名前を入力しま

す。[プロジェクト(作業スペース)フォルダ]フィ

ールドで、このプロジェクトのファイルを保存するパ

スの場所を入力します。[次へ]をクリックします。

操作方法:シングルユーザプロジェクトファイルを作成する

❹ライブラリが定義されたプロジェクトが存在する場合

は、この一覧にそのライブラリが表示されます。この

情報を使用して、他のプロジェクトファイルからライ

ブラリパスをコピーできます。

●[終了]をクリックして、プロジェクトを作成しま

す。

●パスの作成を促すメッセージが表示された場合は、

[OK]をクリックします。

プロジェクトファイルを編集する内部のプロジェクトエディタまたはMicrosoft Windowsの[スタート]メニューにあるスタンドアロンのプロジェクト

エディタを使用して、プロジェクトを編集できます。[プロジェクトを選択]で、編集するプロジェクトを選択します。[プ

ロジェクトを編集]領域で、編集が必要なカテゴリまたはオプションを選択します。編集する項目に応じて、ショートカ

ットメニューおよび[プロジェクトを編集]領域の右側の両方で、さまざまなオプションを使用できます。

プロジェクトを編集

リボン:[スタートアップ]タブ >[起動]パネル

Windowsメニュー: [スタート]>[すべてのプログラム]>[Autodesk]>

[Autodesk Inventor 2012]>[ツール]>[プロジェクト

エディタ]

使用方法

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第6章  コンポーネントを配置、作成、拘束する294

拘束 説明

角度拘束を使用すると、複数の面、平面、または線分間の角度を指定できます。

オプション ダイアログボックスでのアクセス先 説明

[有向角] この拘束タイプオプションを使用すると、右手ルールを使用して角度が測定されます。

[非有向角] この拘束オプションを使用すると、角度拘束のいずれかの方向が有効になります。このオプションを使用すると、拘束の駆動またはドラッグ中にコンポーネントの方向が反転した状況を解決できます。

[直接参照ベクトル]

このオプションは既定値の拘束タイプで、選択した最初の2組のジオメトリによって参照として使用する3組目のジオメトリを選択できます。

角度拘束

メイト拘束/メイト拘束タイプ:面/面

メイト拘束/メイト拘束タイプ:点/点

メイト拘束/フラッシュ拘束タイプ:面/面

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307レッスン2 コンポーネントの拘束

�リボンで[コンポーネント回転]ツールをクリックし

ます。次に示すように、[LCDMount-Secondary-

Arm:1]コンポーネントを選択し、回転させます。

�別の挿入アセンブリ拘束を指定するには、次の手順を

実行します。

●[C]を押して[拘束]ツールを起動します。

●[拘束を指定]ダイアログボックスで、[挿入]タイ

プを選択します。

●次の図で示すように、エッジ(1)と(2)を選択

します。

●[適用]をクリックします。

�角度アセンブリ拘束を適用するには、次の手順を実行

します。

●[拘束を指定]ダイアログボックスで、[角度]タイ

プと[有向角]拘束タイプを選択し、表示された

面を選択します。

●[角度]フィールドに、45 degと入力します。

●[OK]をクリックします

�拘束値を編集するには、次の手順を実行します。

●ブラウザで、[LCD-Mount-Secondary-Arm:1]コ

ンポーネントを検索して展開し、[角度:1]拘束を

選択します。

●編集ボックスに90と入力して[Enter]を押します。

�ブラウザを[モデリングビュー]に切り替え、[拘束]

フォルダを展開して拘束を表示します。

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第6章  コンポーネントを配置、作成、拘束する332

�クイックアクセスツールバーまたはリボンで、[戻る]

をクリックしてアセンブリをアクティブにします。

�アセンブリを保存して閉じます。

スケッチに基づいて新しいコンポーネントを作成する

ここでは、アセンブリを開き、スケッチに基づいて新し

いコンポーネントをインプレイス作成します。

❶Design-Robot.iamを開きます。表示されたアセンブ

リが次の図と異なる場合は、Design-Robot-2.iamを

開きます。

❷ブラウザで、Design-Robot-Axis1-2をダブルクリッ

クします。Design-Robot-2.iamを使用する場合は、

Design-Robot-Axis1-2bをダブルクリックしてくださ

い。

❸YZ平面上に新しいスケッチを作成するには、次の手

順を実行します。

●リボンで[2Dスケッチを作成]をクリックします。

●ブラウザで、現在のパーツのOriginフォルダを展開

し、[YZ Plane]を選択します。

❹新しいスケッチの平面ビューを作成するには、次の手

順を実行します。

●ナビゲーションバーで、[面を表示]をクリックし

ます。

●ブラウザで、[スケッチ3]を選択します。

❺次に示す円と同様の円をスケッチします。

❻コンポーネント上に軸を投影するには、次の手順を実

行します。

●リボンで、[ジオメトリを投影]をクリックします。

●ブラウザで、現在のパーツのZ軸原点を選択します。

❼エッジの投影を続行するには、次の手順を実行します。

●次の図のように、エッジを選択します。

●[Esc]を押してこのコマンドを終了します。