aws - amazon pinpoint でユーザーを掴んで離すな · 2020-06-06 ·...

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Amazon Pinpoint でユーザーを掴んで離すな〜Amazon Digital User Engagement〜

塚田朗弘ソリューションアーキテクト, アマゾンウェブサービスジャパン株式会社

A 3 - 0 1

John Burry, Principal Solutions Architect, Digital User Engagement, Amazon Web Services


アジェンダ

1. なぜデジタルユーザーエンゲージメントが重要なのか（5分）

2. エンゲージメント向上に役立つ AWS のサービス群（15分）

1. Amazon Pinpoint

2. 様々なサービスを統合したソリューション

3. 事例紹介（5分）

1. ルームクリップ株式会社 - RoomClip -

2. Disney ストリーミングサービス

4. 機械学習を組み合わせた Amazon Pinpoint デモ（15分）


このセッションで得られるもの

1. カスタマーエンゲージメントの重要性の理解

2. それに対する AWS の活用方法

3. 実際のサービスにおける AWS 活用事例


ユーザーの興味は多種多様

のエンドポイントが

までに相互に接続される

出典: McKinsey & Co., Inc., Statista


84%のユーザーは、"数値" でなく "人" として扱われることを非常に重要視

51%のマーケットリーダーは、ユーザーの期待に完全には応えられていないと認識

–Salesforce Research Fifth Edition State of Marketing Report [Q1 2019]


絶えず進化しつづけるユーザーの期待値

単純な一括メッセージング

形式的なコンタクト

サイロ化（孤立）した体験

個人個人に最適化されたメッセージング

(パーソナライズ)

より自然なコンタクト

連続性のあるつながった体験


Amazon Pinpoint とは

○○購入

イベント・属性収集

居住地

好きなスポーツ

...etc ダッシュボード

• ユーザ行動の解析と可視化

• ターゲティング通知・個別通知

• モバイルプッシュ/Email/SMS/Voice etc

• 配信数、開封率の把握などの分析

AWSによるユーザーエンゲージメントプラットフォーム

可視化・分析

開発者・マーケター

該当ユーザのみに通知送信

名古屋の野球好きに「限定イベント中！」と送信

ターゲティング（セグメンテーション）通知


補足：Amazon Pinpoint の網羅的な把握にはこれらの資料もご参照ください

Amazon Pinpoint で始めるモバイルアプリのグロースハック

[AWS Start-up ゼミ] よくある課題を一気に解説！御社の技術レベルがアップする 2019 春期講習補講＆おかわり編

https://www.slideshare.net/AmazonWebServicesJapan/aws-black-belt-online-seminar-2017-amazon-pinpoint-81953543

https://www.slideshare.net/AmazonWebServicesJapan/aws-startup-2019-141266557/54


マーケターにもデベロッパーにも使いやすいプラットフォームでしっかりエンゲージ


ファネル分析を活用したサービスのチューニング

LP閲覧

住所入力

内容確認

購入ボタンクリック

2310

658

641

381

-72%!

-3%

-41%!

イベント名イベント発生数

改善効果が

大きい箇所を

把握する


イベントベース通知機能

特定のアクションをしたユーザーにメッセージをリアルタイム送信する

• モバイル決済を使用したユーザーに領収書を送信（右図）

• ショッピングカートにスマホを追加したユーザーにその商品に適したスマホケースや充電器のクーポンを送信...etc

• ユースケース例


Voice チャネルサポート

電話をかけて自然な自動音声を届ける新しいチャネル

フルグローバルなアプローチのために様々な言語に対応

音声メッセージとSMSをまたがる

シームレスで信頼性の高い顧客体験

テキストを読み上げ簡単にユーザーに

音声メッセージを届ける


配信性能ダッシュボード

Eメールがちゃんと受信箱に届いているかをチューニング

スパムフォルダでなく受信箱にメールを届けることをサポートする

ツール群

Eメールの配信問題を送信前に検知し解決する

メールが受信箱に届いているか、世界のトップ ISP からの情報を

もとに理解する

https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/pinpoint/latest/userguide/channels-email-deliverability-dashboard.html#channels-email-deliverability-dashboard-pipt



配信性能ダッシュボード

Eメールがちゃんと受信箱に届いているかをチューニング




その他、細やかな配信設定

• 秒間最大送信数（送信速度調整）:50〜25,000

• 一人のユーザが受け取る一日辺り最大メッセージ数: 1 〜 100

• 一人のユーザが受け取るキャンペーン辺り最大メッセージ数: 1 〜 100

• キャンペーン辺り最長持続時間:0〜

• 配信除外時間（現地時刻考慮）

• 省略表示: 10,534,534 など大きな数字を 10.53M と単位付きで簡素に


Amazon Pinpoint を中心に他のサービスを組み合わせたデジタルユーザーエンゲージメントのための統合スタック

Amazon Connect AWS IoTAWS Lambda

Amazon Personalize

Amazon DynamoDB

Amazon S3

Amazon SNS

AWS Step Functions

AWS Amplify

AWS AppSync

Amazon Kinesis

Amazon EMR

Amazon Lex Amazon Polly


インポート機能による柔軟なセグメンテーション

インポートされたセグメントに通知を配信

AmazonPinpoint

AmazonS3

PinpointにインポートAmazon

S3AmazonAthena

配信先リストさえ作れれば（ AWS Mobile SDK を導入しなくても）高速プッシュ通知基盤として利用可能

AmazonRDS

データベース等を使ってプッシュ配信したい集団を自由なクエリで抽出しCSV/JSONをS3に配置


イベントストリームを活用したより柔軟な分析


https://www.slideshare.net/AmazonWebServicesJapan/amazon-pinpoint-x


PushをもっとPDCAするためのPinpoint

23



Copyright © RoomClip Inc. All Rights Reserved

RoomClipについて

「部屋って（みんな思ってる以上に）もっと遊べるよ！」

24




要求仕様

1. 自由なセグメントに、自由な文面のpushを

2. 規模を気にせず

3. 安く

4. 簡単に送れて

5. 効果計測できる

25




RoomClipにおけるPushの歴史

• とにかく真正面から送信するパターン

26

multi proc

multi proc

multi proc

single proc

全送信対象リスト取得

分配

push

push

push

シンプルで使い勝手はいいが、基本は根性。CPU効率を考えマルチプロセスにするとすぐに複雑になる。リトラ

イ、エラーハンドリングなどは各インスタンス任せで不安定。送信時にDB接続するような処理を挟むとDBコネク

ト周りで即破綻。




RoomClipにおけるPushの歴史

• push送信部分だけマネジメントサービス使って見るパターン

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SNSによって送信部分は確実、高速なものに。大量にできるTopicsとDBと

二重管理されるEndpoint。さらに、メッセージは柔軟ではなくなる。。。

Amazon

SQS

Amazon

SNS

php proc

送信対象リスト取得

クエリ/メッセージ登録

ブロックにして

キュー

サブスクライバ

topics生成

push




最近のPinpoint

• 最小でPinpoint使ってみるパターン

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JSONまではシングルプロセスで安全に運ぶ。出来上がったJSONをちょっと

事前にみとく、みたいなこともできる。送信タイミングはまぁどんなに多くても

10分ずれる、とか程度で済むような調整もできる。

proc

送信対象リスト取得

クエリ/メッセージ登録

JSON生成

push

Amazon

S3

Amazon

Pinpoint

キャンペーン生成




ユーザーエンゲージメントケーススタディAmazon Pinpoint を使ったプッシュ通知


MLB 配信におけるプッシュ通知


MLB 配信におけるプッシュ通知

• 適切な顧客をターゲットにする

• キャンペーンの配信状況をモニタリングする

• ファンを知る

• オーディエンスのサイズ


適切な顧客をターゲットにする

• 一斉通知のたびに新しいセグメントとキャンペーンを自動作成

• 一日あたり 1000 セグメントが作られる

• 古いセグメントとキャンペーンを削除する処理も自動化

Save segment and campaign metadata with

TTL

Amazon DynamoDB

Delete segment

Delete campaign

triggers

Lambda Function

Lambda Function

Amazon Kinesis

trig

gers

Cre

ate

segm

ent

Cre

ate

cam

pai

gn

Amazon Pinpoint


ファンを知る

イベントストリームレポート

Amazon Pinpoint

event (event-based)

Amazon S3 AmazonAthena Lambda

Function

AmazonDynamoDB

Amazon S3

Query campaign endpoints

Get segment and campaign

information

Write results


ファンを知る

エンドポイントのエクスポートと分析

Amazon S3Amazon S3Amazon Pinpoint

Lambda Function

AWS Glue

Create export job

ML モデルは自分のデータでトレーニング他のAWSユーザーとは

共有されない

継続的な改善

様々なアルゴリズムを使い、ユーザーの行動に関する

イテレーションを回す

自分のデータで自分のモデルを

開発者の方がML を簡単に使えるように

AutoML でより容易に

より迅速に、よりよいものをユーザーに届ける


ソリューション: 予測的ユーザーエンゲージメントPredictive User Engagement

ETL Function

Item and User Metadata

AWS Cloud

Execute Solution

User & Item Data

Personalized Notifications

Web & Mobile App Usage Data

Update User Segment in Pinpoint

Amplify.js Native Support

1

2 3 4

567

8


Pinpoint + Amazon Personalize Demo


Pinpoint + Amazon QuickSightAmazon Pinpoint と Amazon QuickSight を活用した高度な分析情報の可視化


全てのユーザーのためのサービスQuickSight は手軽なデータ閲覧者からダッシュボード管理者、パワーユーザー、データアナリストまで、セルフサービスな分析を必要とするすべてのユーザーをカバー

Exploreパワーユーザーやアナリストが、自分たちの管理下にあるデータで自由にデータ分析を実行できる

Create様々なユーザー向けのリッチでインタラクティブなダッシュボードを作成

Consume読み取り専用権限によって組織内の誰にでも、様々なデバイスで、インタラクティブダッシュボードやレポートへのセキュアで簡単なアクセスを提供可能


Pinpoint から QuickSight にデータをフィードするユーザー数に関係なくスケールし、これまでにないパフォーマンスを提供する高速な計算エンジン SPICE が QuickSight を支える

SPICEAmazon Pinpoint Kinesis Stream (またはその他のデータソース)


まとめ

• 適切なカスタマーエンゲージメントは今後より重要になっていく

• AWS は Amazon Pinpoint を中心とした

カスタマーエンゲージメントプラットフォームを提供

• 機械学習（パーソナライズ）、データ分析と可視化など

高度なアプローチも簡単に可能

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