第29回松江プラバ音楽祭 yulianna...yulianna avdeeva piano recital...
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Y u l i a n n aAvdeevaP i a n oRecital
第29回松江プラバ音楽祭飛躍する若きヴィルトゥオーゾたち!
●再生紙を使用しています。●環境にやさしい大豆インキを使用しております。
松江市総合文化センター《プラバホール》松江市西津田6-5-44 TEL 0852-27-6000 FAX 0852-26-0094E-mail:[email protected]
主催:松江市・松江市教育委員会・NPO法人松江音楽協会
全席指定 1階16列はB席からA席に、1階両サイドの補助椅子席はC席からB席に変更しました。
個別発売8月24日(日)午前10時より下記プレイガイドにて発売開始!
《松江橋北》島根県民会館チケットコーナー(0852)22-5556/井上楽器店(0852)21-2918《松江橋南》プラバホール(0852)27-6000/タカキ楽器店(0852)21-4509 今井書店グループセンター店STUDIO WONDER(0852)20-8686《出 雲》今井書店出雲店(0853)22-8181/大島屋楽器店(0853)63-3016《米 子》米子しんまち天満屋4階チケットコーナー(0859)35-1166/らぱん(0859)34-5767
申し込み・問い合わせ・電話受付先
各プレイガイドとも、プラバと同じように座席の画面を見て、チケットの購入が出来ます。プレイガイド
◆公演終了後、プラバホール前より臨時バスが発車します。◆松江市総合文化センターの有料駐車場をご利用の方は、駐車券を認証機に通し、割引サービスをお受けく
ださい。なお、台数に限りがございますので、公演時はできるだけ公共交通機関をご利用下さい。※近隣店舗の駐車場の利用は固くお断りします。※プラバでは電話でのご購入も受け付けます(発売初日に限り午後1時から)。ただしプラバ窓口にお越しの方を優先させていただきます。
※プレイガイド、電話でのご購入いずれの場合もキャンセルは出来ません。※障がい者の方とその介助者は、1割引となります。チケット購入時に手帳をご提示下さい。※未就学児の入場はできません。おやこ室
か託児をご利用ください。但し、託児は1週間前までにプラバホールまでご予約下さい。(2歳児~小学2年生・無料)
【S席】一般6,500円/学生3,300円【A席】一般5,900円/学生3,000円【B席】一般4,600円/学生2,300円【C席】一般2,000円/学生1,000円
検 索プラバホール
松江市総合文化センター プラバホール2014.10.26日―15:00開演(14:30開場)
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ユ リ ア ン ナ ・ ア ヴ デ ー エ ワピ ア ノ ・ リ サ イ タ ル
©Harald Hoffmann
ショパン:夜想曲 第20番 嬰ハ短調(遺作) ショパン:夜想曲 第16番 変ホ長調 作品55-2ショパン:幻想曲 へ短調 op.49 ショパン:4つのマズルカ op.17 ショパン:ポロネーズ 第5番 嬰へ短調 op.44
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ 第8番 変ロ長調 op.84
*都合により曲目など内容を変更する場合がございます。予めご了承ください。
◆公演終了後、プラバホール前より臨時バスが発車します。
プラバホール前→作橋→朝日町→天神町→松江大橋→県民会館→北堀町→石橋町→島根大学→川津終点橋北
プラバホール前→松江駅→津田小入口→合庁前→古志原→県短前→乃木駅前→卸団地→県立美術館前橋南
◆松江市総合文化センターの有料駐車場をご利用の方は、駐車券を認証機に通し、割引サービスをお受けください。なお、台数に限りがございますので、公演時はできるだけ公共交通機関をご利用下さい。
臨時バス・駐車場のご案内
※近隣店舗の駐車場の利用は固くお断りします。
松江市総合文化センター《プラバホール》松江市西津田6-5-44 TEL 0852-27-6000 FAX 0852-26-0094E-mail:[email protected]
お問い合わせ
[文化センター入口]﹇文化センター東入口﹈
←至出雲 至米子→
﹇美月﹈
至桧山トンネル↓
くにびき道路
↑至松江駅
●北駐車場(出演者・身障者用)
西駐車場(33台)
南駐車場(21台)
﹇文化センター前﹈
東駐車場
(63台)
プラバホール
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第29回松江プラバ音楽祭次回公演
検 索プラバホール
11月30日日15:00開演(14:30開場)
二期会マイスタージンガー「歌の花束コンサート」
PROFILE
9月28日(日)午前10時より個別発売
【S席】一般4,500円/学生2,300円【A席】一般4,100円/学生2,100円【B席】一般3,200円/学生1,600円【C席】一般1,400円/ 学生700円
二期会8名の声楽ユニット彼らのコンセプトは
「品格を損なわず、楽しくわかりやすいコンサート」
2010年のショパン国際コンクールの覇者、ユリアンナ・アヴデーエワの生演奏を初めて聴いた。昨晩ロイヤル・フェスティヴァル・ホールに登場したアヴデーエワは、ユロフスキ指揮ロンドン・フィルとブラームスのピアノ協奏曲第1番を共演した。 最初の一音から、彼女は音楽的かつ知的な洗練の極みを示していた。その音色に対する筆舌に尽くせぬセンスは驚異の一言に尽きる。アヴデーエワが引き出した半透明で神秘的なメッツァ・ヴォーチェは、ブラームスならではの親密さに満ちていた。彼女は息の長い、巧みに形成されたメロディ・ラインを紡いでいく。と同時に、その音楽は和声の構造をベースに低音から構築されていくのだ。対位法、音色、バランスのコントロールも申し分ない。彼女のスレンダーなヴィジュアルから発せられるパワーがその頂点に達すると、雷鳴のごとき轟音が響きわたる。しかしその“轟音”は、音楽がそれを必要とする時にだけ、適切に引き起こされる。
2010年にワルシャワで開催された第16回ショパン国際コンクールの覇者。クリスティアン・ツィメルマン最優秀ソナタ演奏特別賞も同時に受賞し、コンクール史上、マルタ・アルゲリッチ以来45年ぶりの女性優勝者として一躍脚光を浴びる。その後、ギルバート指揮ニューヨーク・フィル、デュトワ指揮NHK交響楽団、ブロムシュテット指揮チェコ・フィル、ホーネックおよびペトレンコ指揮フィンランド放送響、ユロフスキ指揮ロンドン・フィル、ヤノフスキ
指揮ベルリン放送響、ホーネック指揮ピッツバーグ響、ブリュッヘン指揮18世紀オーケストラのほか、ローマ・サンタチェチーリア管やエイジ・オブ・エンライトゥンメント管、ワルシャワ・フィル、ポーランド国立放送管、ベルギー王立リエージュ・フィル、パシフィック響等と共演し、磨き抜かれた高度なテクニックと深く真摯な音楽解釈が絶賛されている。 世界各地で行っているリサイタルでは、ショパン作品とともにJ.S.バッハやハイドン、モーツァルト、プロコフィエフ、ラヴェル、リストなどの作品も披露。ショパンに留まらないこだわりのプログラミングと鮮麗なピア二ズムを通して、独自の音楽世界を提示している。
1985年、モスクワ生まれ。5歳より、突出した才能のある若手音楽家のためのグネーシン特別音楽学校にて、エレナ・イヴァノワのもとでピアノを学ぶ。2003年、スイスに留学しチューリッヒ芸術大学にてコンスタンティン・シチェルバコフに師事し、2006年から09年まで、シチェルバコフの助手を務めた。並行して、故郷モスクワでも勉強を続け、グネーシン音楽院のウラディーミル・トロップのもとで学ん
だ。2008年、チューリッヒおよびモスクワの学校をトップレヴェルの成績で卒業。同年よりW.G.ナボレ主催のコモ湖国際ピアノ・アカデミーにて、バシュキロフ、ベルマン、フー・ツォンら著名なピアニストたちの薫陶を受けた。 これまで、ロンドンのバービカン・センター、チャイコフスキー記念モスクワ音楽院大ホール、マリインスキー劇場、パリのサル・コルトー、ウィーンのベーゼンドルファー・ホール、ワルシャワのフィルハーモニア、ブレーメンのグロッケ、チューリッヒのトーンハーレ等で演奏。マントン音楽祭、ワルシャワの「ショパンと彼のヨーロッパ」音楽祭、アルトゥール・ルービンシュタイン音楽祭、サンクトペテルブルクのミュージカル・オリンパス音楽祭、フランスのラロック・ダンテロン国際ピアノ音楽祭、香港アーツ・フェスティバル等の国際音楽祭から招かれている。 室内楽にも積極的に取り組み、ベルリン・フィルのメンバーによるアンサンブル「フィルハーモニア・カルテット・ベルリン」やヴァイオリンのユリア・フィッシャーらと定期的に共演。フィッシャーとはメニューイン・グシュタード音楽祭でデュオ・リサイタルのほかメンデルスゾーンの「ヴァイオリン、ピアノと弦楽のための協奏曲」を披露。2014年秋にはフィッシャーとのヨーロッパ・ツアーも予定されている。 録音では、東日本大震災の被災地を支援するため、2011年秋にチャリティCD『ショパン:ソナタ第2番「葬送」/英雄&幻想ポロネーズ』(KAJIMOTO)をリリース。同年に仙台の常盤木学園高校にてチャリティコンサートも行っている。最新盤は、2013年3月にリリースされたブリュッヘン指揮18世紀オーケストラとの共演による『ショパン:ピアノ協奏曲第1・2番』(NIFC)で、アヴデーエワは1849年製のヒストリカル・ピアノでの演奏でこの録音に参加している。
あれほど理想的にオーケストラと融合できるピアニストはそう多くないだろう。昨晩、ブラームスのあの壮大なコンチェルトは、まるで“コンチェルタンテ”の様だった。それは独奏ホルンと交わしたデュエットしかり、ピアノが巨大なオーケストラの一部としての役割を担いながら、室内楽のごとくオーケストラと密な関係を築いていたところが大きい。彼女の演奏は魅惑的な美と知性、そしてあえて分類するならば古風な趣味の良さの最高の例とでも形容できるような何かを備え――知識と知性とに十分に裏付けられながら、それでも深い直観に貫かれている。さらに彼女には、作曲家の音楽に宿る夥しい数のスペクトルそれぞれの陰影にふさわしいサウンドを見出す能力が備わっている。 ロンドンでまた彼女の演奏を聴けることを願う。
2014年1月
Jessica Duchen(音楽評論家/文筆家 ロンドン在住)
ユリアンナ・アヴデーエワのロンドン公演評~“洗練の極み”、そして“魅惑的な美と知性”
ユリアンナ・アヴデーエワ(ピアノ) Yulianna Avdeeva, piano
すこし前の話になりますが、今年1月、アヴデーエワがロンドンにてブラームスの協奏曲を披露。この演奏を聴いた音楽評論家/文筆家のJessica Duchen氏が、自身のブログ(http://www.jessicaduchen.co.uk/)でレビューを紹介しています。 (ピアノ好きの方々であれば、Duchen氏がアンドラーシュ・シフから信頼を寄せられ、昨年冬には「音楽の友」誌2013年12月号に、シフのロング・インタビューを寄稿していることにお気づきのことと思います!)
↓Duchen氏のブログ記事の抄訳、早速どうぞ↓
招聘会社KAJIMOTOウエブサイトより転載
©Harald Hoffmann