建築積算(演習編)mbw.la.coocan.jp/h29/support/data/enshuu-h29.pdf一般積算 3 遣り方...

39
1~3 直接仮設の数量積算 積算協会実習用教材より 4・5 土工・地業の数量積算 テキストP57~P59 6~8 躯体の数量積算 テキストP67~P86 9~12 鉄骨の数量積算 テキストP112~P119 13~15 外部仕上の数量積算 テキストP127~P139 16~18 内部仕上の数量積算 テキストP149・P150 19~21 建具の数量積算 テキストP151~P154 22・23 内訳書の作成 テキストP41~P46 公益社団法人 日本建築積算協会 中国四国支部 〒730-0013 「建築積算(演習編)」は、テキストの例題等を使って建築積算の流れ 広島市中区八丁堀3-12 を実務的にまとめたものです。 砂原ビル 301号 練習問題と参考資料も、この中に収めてあります。 TEL (082)221-9759 FAX (082)221-9794 建築積算(演習編)

Upload: others

Post on 30-Mar-2020

2 views

Category:

Documents


0 download

TRANSCRIPT

№ 内 容

1~3 直接仮設の数量積算 積算協会実習用教材より

4・5 土工・地業の数量積算 テキストP57~P59

6~8 躯体の数量積算 テキストP67~P86

9~12 鉄骨の数量積算 テキストP112~P119

13~15 外部仕上の数量積算 テキストP127~P139

16~18 内部仕上の数量積算 テキストP149・P150

19~21 建具の数量積算 テキストP151~P154

22・23 内訳書の作成 テキストP41~P46

公益社団法人 日本建築積算協会

中国四国支部

〒730-0013

「建築積算(演習編)」は、テキストの例題等を使って建築積算の流れ 広島市中区八丁堀3-12

を実務的にまとめたものです。 砂原ビル 301号

練習問題と参考資料も、この中に収めてあります。 TEL (082)221-9759

FAX (082)221-9794

建 築 積 算 ( 演 習 編 )

№ 1

直接仮設の数量積算

問題1 №2の仮設計画図から直接仮設の下記項目の数量を求めましょう。 №2の仮設計画図から外部足場の数量を求めましょう。

項 目 数 量 項 目 数 量遣り方 69.00 ㎡ 安全手摺 53.61 m墨出し 112.50 ㎡ 外部足場(枠組本足場) 290.02 ㎡養生 112.50 ㎡整理清掃後片付け 112.50 ㎡ まず、安全手摺の数量を算出します。内部足場(脚立足場) 112.50 ㎡ 安全手摺は、足場の最上部に転落防止のために設けられる

もので、その数量は足場の水平長さとします。足場は、外壁面から1.0mの位置をその中心と考えて数量を

仮設は、受注者の任意で行われることが前提であることから、それ 算出するので、安全手摺や養生シートも同じ位置(足場の中心)ぞれの仮設材そのものを計測せずに仮設の設置範囲(建築面積・ で数量を算出します。延床面積)を数量とする項目と、設計寸法から計測・計算する項目があります。 安全手摺の数量(長さ:m)は、№2の外部足場計画図(平面)より

X方向のA・B通り 14.58 x 2 = 29.16上記の直接仮設の項目は、建築数量積算基準(テキストP168)で、 Y方向の1~3通り 8.15 x 3 = 24.45

遣り方 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・建築面積 合計 53.61 m墨出し、養生、整理清掃後片付け・・・・・・・・・・延床面積内部足場・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・延床面積 次に、足場の面積を算出しますが、足場の面積は

を数量とすると定められています。 足場の中心の水平長さ × 構築物等の上部までの高さとして算出します。

内部足場は、階高が4.0m以上の場合は、その高さに応じて足場の種類を変えたり、階段室・EVシャフト等は区分します。 外部足場の数量(面積:㎡)は、№2の外部足場計画図(立面)よりこの問題では、階高が4.0m未満で、階段室やEVシャフト等がない 南面・北面 14.58 x 6.90 x 2 = 201.20ものとして、一般的な脚立足場の一種類だけと考えて下さい。 2~3通り間の減 -4.25 x 3.30 x 2 = -28.05

続いて、南面・北面を参考に、西面・東面の外部足場の面積を算出外部足場等は、一般に設計図書に描かれていないので建築数量 して全体の合計数量を求めましょう。積算基準のきまりに従って仮設計画図を作成して数量を求めます。 西面(1通り) 8.15 x 6.90 = 56.24 ㎡

東面(2通り) 8.15 x 3.83 = 31.21 ㎡東面(3通り) 8.15 x 3.61 = 29.42 ㎡

仮設工事の数量は、計画数量になります。 合計 290.02 ㎡計画数量は、設計図書に具体的に記載されてないものの数量で、施工計画に基づいて計測・計算されます。

GL

6,900

3,295

3,605

7,250 4,250

11,500

10,325 4,250

14,575

1,000 1,000 75 1,000 1,000 1,000

6,000

8,150

6,150

75 75

6,900

1,000 1,000

6,000

8,150

6,150

75 75

1,000 1,000

6,000

8,150

6,150

75 75

3,295

3,605

3,830

3,070

2 31 A B A B

1/200西 面 東面(②通り) 東面(③通り)

B A

A

B

6,000

屋根2屋根1

250

4,250

11,500

7,000

7,250

1,000

75

6,000

751,000

8,150

1,000 1,000 11,500 75 1,000

14,575

10,325 4,250

1,000

30970

屋外

階段

1 32

1/200外部足場計画図(平面) 1/200外部足場計画図(断面)

250

4,250

11,500

100

7,250

7,000

535

100

3,000

3,300

500

6,900

500

6,000

3,330

3,830

2,970

3,605

3,295

1FL

GL

1FL

GL

2CL

1,00075 75

75

2 31A B

延床面積 69.00 + 43.50 = 112.50 ㎡

建築面積 11.50 x 6.00 = 69.00 ㎡

2階床面積 7.25 x 6.00 = 43.50

1階床面積 11.50 x 6.00 = 69.00

外部足場計画図(立面) 南面(北面は逆)

車庫 倉庫

事務室

外部足場中心線外壁面から1mの位置

外部足場中心線外壁面から1mの位置

ハッチ部分の面積が

外部足場の数量となります。

1,000

1,000安全手摺

養生シート

安全手摺、養生シートも足場の中心の

中心線の位置で数量を算出します。

№ 2

一 般 積 算 № 3

遣り方 建築面積 ㎡ 69.00

墨出し 延べ面積 ㎡ 112.50養生整理清掃後片付け

安全手摺 枠組本足場用 №2の外部足場計画図より X方向 A.B通 14.58 × 2 = 29.16 m 53.61Y方向 1-3通 8.15 × 3 = 24.45

外部足場 枠組本足場 №2の外部足場計画図より X方向 A.B通 14.58 × 6.90 × 2 = 201.20 ㎡ 290.022-3通 ▲ 4.25 × 3.30 × 2 = ▲ 28.05

Y方向 1通 8.15 × 6.90 × 1 = 56.242通 8.15 × 3.83 × 1 = 31.213通 8.15 × 3.61 × 1 = 29.42

内部足場 脚立足場 延べ面積 ㎡ 112.50

数量名称 【直接仮設の数量積算】 計算式 単位

同じ数量となる項目をまとめて算出しています。(墨出し=112.50㎡、養生=112.50㎡、整理清掃後片付け=112.50㎡)

延べ面積に入らないバルコニー・外部階段等は別途考慮しますがここでは省略しました。

安全手摺の数量も、足場の中心の水平長さ

で計測・計算します。 外部足場の数量は、足場の中心の水平長さ × 建物の上部までの高さ

による面積とします。足場の中心は、外壁面から1.0mの位置を標準とします。

上記以外にも直接仮設の項目には、地足場・災害防止(養生シート張り)等がありますがここでは省略しました。

№2の外部足場計画図(立面)のハッチ部分の面積が外部足場の数量となります。

仮設計算書 P-1

№ 4

土工・地業の数量積算

問題1 テキストP57の例題演習の土工・地業関係の下記の項目の数量を右の根切り計画図を参考にして求めましょう。

【土工】根切り 41.11 ㎥床付け 12.68 ㎡埋戻し(根切り土使用) 28.97 ㎥建設発生土処理 12.14 ㎥【地業】砂利地業 1.27 ㎥捨コンクリート 0.63 ㎥

条件 の確認土質は、普通土埋戻しは、根切り土を流用(使用)設計GL=現状GL

建築積算では、土砂量は地山数量とします。(掘削による増加、締固めによる減少は考慮しません。)

根切基準線は設計地盤を原則とします。ただし、

現状GL>設計GLの時は、設計GL=根切基準線(設計GLまで、すきとり又は切土します。)

現状GL=設計GLの時は、設計GL=根切基準線現状GL<設計GLの時は、現状GL=根切基準線

(設計GLまで、土を盛ることはしません。)

土工事の数量は、計画数量になります。計画数量は、設計図書に具体的に記載されてないものの数量で、施工計画に基づいて計測・計算されます。 (テキストP34)

項 目 数 量

800 5,200 800

1,000 1,000 1,000 1,000

2,000 4,000 2,000

6,000

1,650

150

1,800

1,300

150

1,450

1,150

1,300

770 2,000 770 500 2,000 500

3,540 2,730 3,000

500

3

10

150

540

1,000 1,000 1,000 1,000

2,000 4,000 2,000

6,000

800 5,200 800

800

1,000

1,000

1,770 1,770 1,500 1,500

3,540 2,730 3,000

1,770

1,770

3,540

550

1,550

500

500

GL

根切り計画図 Scale 1/100

150

基礎と基礎梁の重複部

基礎と基礎梁の重複部

600 4,000 600

1,000

300 650

650

テキストP58の例題演習の積算例 № 5

(深さ) (倍数) (A)根切り つぼ・布掘り F(H=1800) 3.54 × 3.54 × 1.80 × 1 = 22.56 ㎥ 41.11

F(H=1450) 3.00 × 3.00 × 1.45 × 1 = 13.05FG(H=1300) 2.73 × 1.55 × 1.30 × 1 = 5.50

〆(倍数)

床付け Fx2か所分 2.20 × 2.20 × 2 = 9.68 ㎡ 12.68FG 0.75 × 4.00 × 1 = 3.00

〆(厚さ) (倍数) (B)

捨コンクリート 基礎下 F(厚50)x2か所分 2.20 × 2.20 × 0.05 × 2 = 0.48 ㎥ 0.63FG(厚50) 0.75 × 4.00 × 0.05 × 1 = 0.15

〆(厚さ) (倍数) (C)

砂利地業 基礎下 F(厚100)x2か所分 2.20 × 2.20 × 0.10 × 2 = 0.97 ㎥ 1.27FG(厚100) 0.75 × 4.00 × 0.10 × 1 = 0.30

〆(D)

地中埋設数量 捨コンクリート 上記の計算結果 (B)より 0.63 ㎥ 12.14砂利地業 上記の計算結果 (C)より 1.27基礎F 2.00 × 2.00 × 0.80 × 1 = 3.20基礎柱C 0.80 × 0.80 × 0.85 × 1 = 0.54基礎F 2.00 × 2.00 × 0.80 × 1 = 3.20基礎柱C 0.80 × 0.80 × 0.50 × 1 = 0.32基礎梁FG 5.20 × 0.55 × 1.15 × 1 = 3.29

▲ 0.60 × 0.55 × 0.30 × 1 = ▲ 0.10▲ 0.60 × 0.55 × 0.65 × 1 = ▲ 0.21

建設発生土処理(不用土処理) 地中埋設数量に同じ ㎥ 12.14

(A)より (D)より埋戻し 場内堆積土 根切りの数量 - 地中埋設数量 = 41.11 - 12.14 = ㎥ 28.97

(根切土使用) ↑(根切りによってできた空間の体積)

数量名称 【土工・地業の数量積算】 計算式 単位

埋戻しに根切りで発生した土を使うと、地中埋設数量と同じ体積の土が残るので、その土を建設発生土として処理します。

地中埋設数量は、埋戻しに必要な数量を算出するために仮に算出した数量で、これ自体は土工事に計上される項目ではありません。

根切り底面を平坦に仕上ること。数量は、地業面積とします。

基礎と基礎梁の重複分の減

土工・地業計算書 P-1

№ 6

躯体の数量積算

問題1 鉄筋コンクリートの数量積算では、骨組を分解して各部材ごとの №7は躯体の部分別集計表で、№8は躯体の階別集計表です。数量を算出し、その数量を合計して全体の数量を求めます。そうすることで、 テキストの例題では階の指定がないものがあるので、2階建ての

ひとつひとつの部材の数量の計算が簡単で間違い難くなり 建物と考えて、ひとつひとつの部材ごとの数量を知る S1は、RS1

ことができます。 W15は、2W15として、階別集計表を作成してあります。

テキストの例題を部分別に集計した部分別集計表(№7)を参考にして、下記項目の数量を求めましょう。

【コンクリート】コンクリートの総体積 16.18 ㎥【型枠】型枠の総面積 91.06 ㎡【鉄筋】異形鉄筋 D10 の所要数量 0.50 t異形鉄筋 D13 の所要数量 0.60 t異形鉄筋 D16 の所要数量 0.07 t異形鉄筋 D19 の所要数量 0.06 t異形鉄筋 D22 の所要数量 0.23 t異形鉄筋 D25 の所要数量 0.47 t鉄筋の総重量(設計重量) 1.86 tガス圧接継手 D19とD19 2.0 か所ガス圧接継手 D22とD22 6.0 か所ガス圧接継手 D22とD25 10.0 か所ガス圧接継手 D25とD25 12.0 か所 各階は、

その階の梁の天端から直上階の梁の天端まで所要数量とは、定尺寸法(市場製品規格寸法)による切り無駄や が、範囲になります。施工上やむをえない損耗(ロス)を含んだ数量です。 (テキストP34) (上図の、2G・2S等は、階別集計表では1階に入ります。)

項 目 数 量

実際の配筋 積算上のはかま筋積算上のベース筋

600

1,400 1,400

600

1,400

15d 15d 15d15d

躯 体 積 算

か所 体 積 か所 面 積 形 状 径 長さ 本数 か所 D10 D13 D16 D19 D22 D25

【基礎】 X Y Z 周長 Z

F1 1.40 1.40 0.60 1 1.18 5.60 0.60 1 3.36 ベース筋 D16 1.40 14 1 19.60

ベース斜筋D16 1.98 6 1 11.88

はかま筋 D13 3.00 8 1 24.00

㎥ ㎡ m m

ページ計 1.18 3.36 24.00 31.48

名 称コ ン ク リ ー ト 型 枠 鉄 筋

寸 法 寸 法

長さ=1.40x √2=1.98m

長さ=1.40+0.60x2+0.20x2=3.00m下端部が、15d折れ曲がるので

径13㎜の15d 13x15=195㎜⇒0.20mを加算します。

本数=X方向+Y方向=4+4=8本

基本となる、コンクリートの計算式は、例題(独立基礎)リストよりX方向(X) =1400㎜ = 1.40mY方向(Y) =1400㎜ = 1.40m高さ(Z) =600㎜ = 0.60m

型枠の数量は、周長×高さ で、周長 = 2*(X+Y)

= 2*(1.40+1.40)= 5.60m

高さ(Z) = 0.60m

鉄筋の長さと本数X方向の鉄筋長さは、X = 1.40m

本数は、7-D16 ⇒ 7本Y方向の鉄筋長さは、Y = 1.40m

本数は、7-D16 ⇒ 7本まとめて、1.40mの鉄筋が、14本

躯体積算 P-1

躯 体 積 算

か所 体 積 か所 面 積 形 状 径 長さ 本数 か所 D10 D13 D16 D19 D22 D25

【布基礎】

F1(X方向) 1.00 0.20 6.00 2 2.40 0.40 6.00 2 4.80短辺方向ベース筋 D13 1.00 35 2 70.00

長辺方向ベース筋 D13 7.00 5 2 70.00

同上継手 D13 0.52 5 2 5.20

F1(Y方向) 1.00 0.20 4.00 2 1.60 0.40 4.00 2 3.20短辺方向ベース筋 D13 1.00 21 2 42.00

長辺方向ベース筋 D13 5.00 5 2 50.00

㎥ ㎡ m

ページ計 4.00 8.00 237.20

名 称コ ン ク リ ー ト 型 枠 鉄 筋

寸 法 寸 法

高さ=0.20x2(両側)=0.40m

この例題の場合、断面が同じなので、芯々の長さで計算しています。

X方向短辺長さ=フウーチング幅

=1.00m短辺本数=5.00÷0.15

=33.33 ⇒ 34;1=35本長辺長さ=X方向外々寸法

=7.00m6.00m毎に 1か所の継手を計上します。鉄筋D13の40d=0.52m

Y方向短辺長さ=フウーチング幅

=1.00m短辺本数=3.00÷0.15

=20.00 ⇒ 20+1=21本長辺長さ=Y方向外々寸法

=5.00m6.00m未満なので継手は計上しません。

継手1か所(40d)D13の40d=0.52m

躯体積算 P-2

躯 体 積 算

か所 体 積 か所 面 積 形 状 径 長さ 本数 か所 D10 D13 D16 D19 D22 D25

【基礎柱】 B D H 周長 H

FC1 0.60 0.60 1.00 1 0.36 2.40 1.00 1 2.40 主筋 D25 1.75 12 1 21.00

帯筋 D13 2.40 12 1 28.80

㎥ ㎡ m m

ページ計 0.36 2.40 28.80 21.00

名 称コ ン ク リ ー ト 型 枠 鉄 筋

寸 法 寸 法

基本となるコンクリートの計算式は、例題(基礎柱)リストよりB x D = 600㎜ x 600㎜B = 0.60m、 D = 0.60m

高さ(H)は、基礎天端~基礎梁天端H = 0.70+0.30 =1.00m

型枠の数量は、周長×高さ で、周長 = 2*(B+D)

= 2*(0.60+0.60)= 2.40m

高さ(H)=1.00m

基礎柱の鉄筋は、基礎下端まで含まれます。主筋の長さは、

柱長さ(H) + 基礎厚 + 余長(折曲り=150㎜)= 1.00 + 0.60 + 0.15 = 1.75m

フープ筋(帯筋)長さ = 柱断面の周長 = 2.40m本数 = 長さ(H+基礎厚)÷間隔(@150㎜:仕口部)

= (1.00+0.60)÷0.15 = 10.6 ⇒ 11+1 = 12本基礎柱の場合は、全体が仕口部になるので、フープ筋の間隔が一般部の1.5倍になります。また、補助フープも入りません。基礎柱は、最下階柱のうち、基礎天端か

ら基礎梁天端までの範囲をいいます。積算上分けてあるだけなので、配筋は最下階柱の配筋になります。

躯体積算 P-3

躯 体 積 算

か所 体 積 か所 面 積 形 状 径 長さ 本数 か所 D10 D13 D16 D19 D22 D25

【基礎梁】 B D L L

FG1 0.45 1.20 3.40 1 1.84 2.40 3.40 1 8.16主筋 上端通し筋 D25 5.16 3 1 15.48

主筋 上端端部筋 D25 2.11 2 1 4.22

主筋 下端通し筋 D25 5.16 3 1 15.48

主筋 下端中央筋 D25 2.70 1 1 2.70

F1取合 -0.45 0.30 0.45 2 -0.12 -0.60 0.45 2 -0.54

腹筋 D13 3.46 4 1 13.84

スタラップ D13 3.30 18 1 59.40

幅止筋 D10 0.45 10 1 4.50

B L L

増打 0.45 0.20 3.40 1 0.31 0.25 3.40 1 0.85 増打主筋 D16 4.52 3 1 13.56

増打スタラップ D13 1.51 18 1 27.18

㎥ ㎡ m m m m

ページ計 2.03 8.47 4.50 100.42 13.56 37.88

名 称コ ン ク リ ー ト 型 枠 鉄 筋

寸 法 寸 法

長さ=梁長さ(L)+定着(35d)x2(両側)=3.40+0.56x2=4.52m

増打のスタラップは、コの字形なので長さ=梁幅(B)+(増打高さ+定着(25d))x2

=0.45+(0.20+0.33)x2=1.51m本数=梁長さ(L)÷間隔(@200㎜)

=3.40÷0.20=17.0 ⇒ 17+1=18本

増打とは、リストの基礎梁の上部の高さ200㎜の部分をいいます。

増打の型枠高さは高さ=増打高さx2(両側)-床板厚

=0.20x2-0.15=0.25m

基礎と基礎梁の重複部の減 【必ず差引く】(基礎が優先なので、基礎梁の方で減する)重複部幅=基礎梁幅(B)= 0.45m重複部高さ=基礎梁成(D)-GL+300から基礎天端まで

=1.20-(0.30+0.60)= 0.30m重複部長さ=(基礎幅-柱幅)÷2

=(1.50-0.60)÷2= 0.45m

基本となるコンクリートの計算式は、例題(基礎梁)リストよりB x D = 450㎜ x 1200㎜B = 0.45m、 D = 1.20m

長さ(L) = 柱芯々寸法 - (柱幅/2)*2(両側)= 4.00 - (0.60/2)*2 = 3.40m

基礎梁の型枠の数量は、両側面(梁成:D*2)だけ両側面 = D*2

= 1.20*2 =2.40m長さ(L) = 3.40m

腹筋長さ=梁長さ(L)+余長(30㎜)*2

=3.40 + 0.03*2= 3.46m本数=2*2= 4本

スタラップ長さ=梁断面の周長=2*(B+D)=2*(0.45+1.20)=3.30m本数=梁長さ(L)÷間隔(@200㎜)

=3.40÷0.20=17.0 ⇒ 17+1=18本幅止筋長さ=梁幅(B)=0.45m本数=梁長さ(L)÷間隔(@1000㎜)

=3.40÷1.00=3.4 ⇒ 4+1=5本 ⇒ 5本*2段= 10本

基礎梁の主筋の長さ通し筋(全長にわたる鉄筋)の長さは、主筋(上端筋)長さ=梁長さ(L)+定着(35d)*2

=3.40 + 0.88*2= 5.16m主筋(下端筋)の長さ=主筋(上端筋)長さ= 5.16m単独梁の継手のか所数は、通則できまります。

鉄筋径が16㎜以上の場合は、7mごとに1.0か所(今回は、鉄筋長さが 5.16m なので継手なし)

端部・中央部の長さ端部=梁長さ(L)÷4=3.40÷4 = 0.85m中央部=梁長さ(L)÷2=3.40÷2= 1.70m

端部上端筋の長さ=端部長さ+定着(35d)+余長(15d)=0.85+0.88+0.38= 2.11m

中央部下端筋の長さ=中央部長さ+余長(20d)x2=1.70+0.50x2= 2.70m

躯体積算 P-4

躯 体 積 算

か所 体 積 か所 面 積 形 状 径 長さ 本数 か所 D10 D13 D16 D19 D22 D25 圧D25

【柱】 B D H 周長 H

1C1 0.60 0.60 3.52 1 1.27 2.40 3.52 1 8.45 主筋 D25 3.52 10 1 35.20

主筋 D25 3.90 2 1 7.80

圧接継手圧D25 1.0 12 1 12.0

帯筋 D13 2.40 35 1 84.00

副帯筋 D10 0.60 28 1 16.80

㎥ ㎡ m m m か所

ページ計 1.27 8.45 16.80 84.00 43.00 12.0

名 称コ ン ク リ ー ト 型 枠 鉄 筋

寸 法 寸 法

基本となるコンクリートの計算式は、例題(柱)1C1リストよりB x D = 600㎜ x 600㎜B = 0.60m、 D = 0.60m

高さ(H) = 1FCL~2FCL= 3.50 + 0.05 - 0.03 = 3.52m

柱の範囲は、基礎梁天端から上階の梁天端まで

型枠の数量は、周長×高さ で周長 = 2*(B+D)

= 2*(0.60+0.60)= 2.40m

高さ(H) = 3.52m

柱は、一般部と仕口部に分かれます。仕口部は、柱と梁が交差したところで、フープ筋の間隔が一般部の1.5倍になります。また、仕口部には補助フープは入りません。

フープ筋長さ = 柱の周長 = 2*(B+D) = 2.40mフープ筋の本数は、間隔が異なる一般部と仕口部に分けて考えます。一般部 範囲=3.52-0.70=2.82m

2.82÷0.10=28.2 ⇒ 29本仕口部 範囲=梁成=0.70m

0.70÷0.15=4.6 ⇒ 5本全体で 29本+5本+1本 = 35本

補助フープ筋長さ= B および D = 0.60m補助フープ筋は、一般部だけに入るので本数=2.82÷0.50=5.6 ⇒ 6+1=7段

(1段に4本なので) ⇒ 4x7=28本

柱の主筋一般階の全長にわたる主筋の長さは、柱高さになります。鉄筋長さ = 柱高さ(H) = 3.52m

計測する階で終わる主筋は、梁に定着(35d)する場合 (3.52-0.70)+0.88=3.70m上の階の余長(15d)を考慮する場合 3.52+0.38=3.90m

を比較して、長い方(3.90m)を採用します。

全長にわたる主筋の継手は、各階1か所計上します。

躯体積算 P-5

躯 体 積 算

か所 体 積 か所 面 積 形 状 径 長さ 本数 か所 D10 D13 D16 D19 D22 D25 圧D22+25

【柱】 B D H 周長 H

2C1 0.60 0.60 3.30 1 1.19 2.40 3.30 1 7.92 主筋 D25 1.00 10 1 10.00

主筋 D22 2.57 10 1 25.70

圧接継手

圧D22+25 1.0 10 1 10.0

帯筋 D13 2.40 32 1 76.80

副帯筋 D10 0.60 21 1 12.60

㎥ ㎡ m m m m か所

ページ計 1.19 7.92 12.60 76.80 25.70 10.00 10.0

名 称コ ン ク リ ー ト 型 枠 鉄 筋

寸 法 寸 法

基本となるコンクリートの計算式は、例題(柱)2C1リストよりB x D = 600㎜ x 600㎜B = 0.60m、 D = 0.60m

高さ(H) = 2FCL~RFCL = 3.30m柱の範囲は、梁天端から上階の梁天端まで

型枠の数量は、周長×高さ で周長 = 2*(B+D)

= 2*(0.60+0.60)= 2.40m

高さ(H) = 3.30m

フープ筋長さ = 柱の周長 = 2*(B+D) = 2.40mフープ筋の本数は、間隔が異なる一般部と仕口部に分けて考えます。一般部 範囲=3.30-0.60=2.70m

2.70÷0.10=27.0 ⇒ 27本仕口部 範囲=梁成=0.60m

0.60÷0.15=4.0 ⇒ 4本全体で 27本+4本+1本 = 32本

補助フープ筋長さ= B および D = 0.60m補助フープ筋は、一般部だけに入るので本数=2.70÷0.50=5.4 ⇒ 6+1=7段

(1段に3本なので) ⇒ 3x7=21本

柱の主筋最上階の全長にわたる主筋の長さは、柱高さにフックの長さを加えた長さになります。長さ= 柱長さ + フック長さ = 3.30 + 0.27 = 3.57m

ただし、下階の主筋と径が異なる場合の継手位置は、積算では、床板上面から +1.00m の位置と考えます。下階の径(D25)の主筋長さ=1.00mその階の径(D22)の主筋長さ=(柱長さー1.00m)+フック長さ(0.27m)

= (3.30-1.00) + 0.27 =2.57m全長にわたる主筋の継手は、各階1か所計上します。この例題では、D22とD25の径の異なる圧接継手が、1か所/本となります。

柱は、一般部と仕口部に分かれます。仕口部は、柱と梁が交差したところで、フープ筋の間隔が一般部の1.5倍になります。また、仕口部には補助フープは入りません。

躯体積算 P-6

躯 体 積 算

か所 体 積 か所 面 積 形 状 径 長さ 本数 か所 D10 D13 D16 D19 D22 D25 圧D22

【大梁】 B D L

2G1 0.40 0.75 5.18 1 1.55 1.75 5.18 1 9.07主筋 上端通し筋 D22 6.25 3 1 18.75

L

圧接継手圧D22 1.0 3 1 3.0主筋 上端

端部筋(左) D22 1.93 1 1 1.93主筋 上端端部筋(右) D22 2.40 1 1 2.40

【壁W20の欠除】主筋 下端通し筋 D22 6.25 3 1 18.75

-0.20 5.18 1 -1.04 圧接継手圧D22 1.0 3 1 3.0

L 主筋 下端中央筋 D22 3.47 1 1 3.47

腹筋 D13 5.24 2 1 10.48

スタラップ D10 2.30 36 1 82.80

幅止筋 D10 0.40 7 1 2.80

㎥ ㎡ m m m か所

ページ計 1.55 8.03 85.60 10.48 45.30 6.0

名 称コ ン ク リ ー ト 型 枠 鉄 筋

寸 法 寸 法

糸尺とは、断面の形状に添って測定した長さ

基本となるコンクリートの計算式は、例題(大梁)リストよりB x D = 400㎜ x 750㎜B = 0.40m、 D = 0.75m

長さ(L)= 通り間寸法 - (柱幅/2)+0.075-(柱幅)= 6.00 - (0.60/2)+0.075-0.60= 5.175 ⇒ 5.18m

腹筋長さ=梁長さ(L)+余長(30㎜)*2

=5.18 + 0.03*2= 5.24m本数=2本

スタラップ長さ=梁断面の周長=2*(B+D)

=2*(0.40+0.75) = 2.30m本数=梁長さ(L)÷間隔(@150㎜)

=5.18÷0.15=34.5 ⇒ 35+1=36本幅止筋長さ=梁幅(B)=0.40m本数=梁長さ(L)÷間隔(@1000㎜)

=5.18÷1.00=5.18 ⇒ 6+1=7本

大梁の主筋の長さ通し筋(全長にわたる鉄筋)の長さは、主筋長さ=梁長さ(L)+定着(35d)+柱幅/2

=5.18 + 0.77 + (0.60/2)= 6.25m主筋(下端筋)の長さ=主筋(上端筋)長さ= 6.25m連続梁の継手は、梁長さ(L=5.18m)できまります。

5.00m以上10.00m未満 1.0か所端部・中央部の長さ端部=梁長さ(L)÷4=5.18÷4 = 1.295m ⇒ 1.30m中央部=梁長さ(L)÷2=5.18÷2= 2.59m

端部上端筋の長さ長さ(左側)=端部長さ+柱幅/2+余長(15d)

=1.30+(0.60/2)+0.33= 1.93m長さ(右側)=端部長さ+定着(35d)+余長(15d)

=1.30+0.77+0.33= 2.40m中央部下端筋の長さ=中央部長さ+余長(20d)x2

=2.59+0.44x2= 3.47m

型枠の数量は、糸尺×長さ で、糸尺 = B+D*2-床板厚

= 0.40+0.75*2-0.15= 1.75m

長さ( L) = 5.18m

接続部の面積が、1.0㎡を超える場合に差し引く。(1.0㎡以下の場合は、差し引かない。)

躯体積算 P-7

躯 体 積 算

か所 体 積 か所 面 積 形 状 径 長さ 本数 か所 D10 D13 D16 D19 D22 D25 圧D19

【小梁】 B D L

2B1 0.30 0.60 4.48 1 0.81 1.24 4.48 1 5.56主筋 上端通し筋 D19 5.35 2 1 10.70

L

圧接継手圧D19 0.5 2 1 1.0主筋 上端

端部筋(左) D19 2.08 1 1 2.08主筋 上端端部筋(右) D19 1.61 1 1 1.61

主筋 下端通し筋 D19 5.16 2 1 10.32

圧接継手圧D19 0.5 2 1 1.0

主筋 下端中央筋 D19 3.37 1 1 3.37

腹筋 D10 4.54 2 1 9.08

スタラップ D10 1.80 24 1 43.20

幅止筋 D10 0.30 6 1 1.80

㎥ ㎡ m m か所

ページ計 0.81 5.56 54.08 28.08 2.0

名 称コ ン ク リ ー ト 型 枠 鉄 筋

寸 法 寸 法

基本となるコンクリートの計算式は、例題(小梁)リストよりB x D = 300㎜ x 600㎜B = 0.30m、 D = 0.60m

長さ(L) = 通り間寸法+0.075-大梁幅/2-大梁幅= 5.00+0.075-(0.40/2)-0.40= 4.475 ⇒ 4.48m

型枠の数量は、糸尺×長さ で、糸尺 = B+D*2-床板厚*2

= 0.30+0.60*2-0.13*2= 1.24m

長さ = L = 4.48m

糸尺とは、断面の形状に添って測定した長さ

腹筋長さ=梁長さ(L)+余長(30㎜)*2

=4.48 + 0.03*2= 4.54m本数=2本

スタラップ長さ=梁断面の周長=2*(B+D)

=2*(0.30+0.60) = 1.80m本数=梁長さ(L)÷間隔(@200㎜)

=4.48÷0.20=22.4 ⇒ 23+1=24本幅止筋長さ=梁幅(B)=0.30m本数=梁長さ(L)÷間隔(@1000㎜)

=4.48÷1.00=4.4 ⇒ 5+1=6本

小梁の主筋の長さ通し筋(全長にわたる鉄筋)の長さは、

(定着長さが異なるので、上端筋と下端筋で異なる)テキストP81 図12.14 小梁配筋図 より主筋(上端筋)長さ=梁長さ(L)+定着(35d)+大梁幅/2

=4.48 + 0.67 + (0.40/2) = 5.35m主筋(下端筋)の長さ=梁長さ(L)+定着(25d)+大梁幅/2

=4.48 + 0.48 +(0.40/2) = 5.16m連続梁の継手は、梁長さ(L=4.48m)できまります。

5.00m未満 0.5か所端部・中央部の長さ端部(上端筋)=梁長さ(L)÷4=4.48÷4 = 1.12m中央部(下端筋)=梁長さ(L)x7/12=4.48 x 7/12 = 2.61m

端部上端筋の長さ長さ(左側)=端部長さ+定着(35d)+余長(15d)

=1.12+0.67+0.29= 2.08m長さ(右側)=端部長さ+柱幅/2+余長(15d)

=1.12+(0.40/2)+0.29= 1.61m中央部下端筋の長さ=中央部長さ+余長(20d)x2

=2.61+0.38x2= 3.37m

躯体積算 P-8

躯 体 積 算

か所 体 積 か所 面 積 形 状 径 長さ 本数 か所 D10 D13 D16 D19 D22 D25

【床板】 X Y t X Y

S1 5.48 2.65 0.135 1 1.96 5.48 2.65 1 14.52短辺上端筋 D10 3.15 29 1 91.35

同上重ね継手 D10 0.20 29 1 5.80

短辺下端筋 D10 2.95 29 1 85.55

同上重ね継手 D10 0.20 29 1 5.80

長辺上端筋 D10 6.18 12 1 74.16

同上継手 D10 0.40 12 1 4.80

長辺下端筋 D10 5.78 12 1 69.36

㎥ ㎡ m

ページ計 1.96 14.52 336.82

名 称コ ン ク リ ー ト 型 枠 鉄 筋

寸 法 寸 法

基本となる、コンクリートの計算式は、例題(床板)リストより厚さ(t) = 135mm = 0.135m

X方向(今回は、長辺方向)X=通り間寸法 - (大梁幅/2) + 0.075 - 柱幅=6.00 - (0.40/2) + 0.075 - 0.40= 5.475 ⇒ 5.48m

Y方向(今回は、短辺方向)Y=通り間寸法 - (大梁幅/2) - (小梁幅/2)=3.00 - (0.60/2) - (0.30/2) = 2.65m

床板の数量の計測・計算では、基本となるコンクリートの計算式は、

断面表(リスト)から、厚さ伏図から、短辺・長辺の長さ

を、求めます。 床板の鉄筋の長さの計測・計算では、隣接する床板と連続するかしないかで、鉄筋の継手が変ります。今回は、短辺方向は隣の床板に連続し、長辺方向は連続していません。

また、連続する場合の継手は、床板の長さできまり、連続しない場合は、通則により、鉄筋径が13㎜以下の場合は、6mごとに1か所の継手を計上します。

短辺方向(Y方向)上端筋長さ=床板長さ(Y)+定着(35d)+(小梁幅/2)

=2.65+0.35+(0.30/2)= 3.15m連続床板の継手は、床板長さ(L=2.65m)できまります。

4.50m未満 0.5か所(D10なので、継手1か所は、40d=0.40m)

継手長さ=0.40mx0.5か所 = 0.20m本数=長辺長さ(X)÷短辺間隔(@200)

=5.48÷0.20=27.4 ⇒ 28+1= 29本(本数は下端筋も同じ)

下端筋長さ=床板長さ(Y)+定着(150㎜)x2(両方向)=2.65+0.15*2= 2.95m

下端筋の定着は、10dかつ150mm以上

長辺方向上端筋長さ=床板長さ(X)+定着(35d)x2(両方向)

=5.48+0.35x2= 6.18m単独床板の継手のか所数は、通則できまります。

鉄筋径が13㎜以下の場合は、6mごとに1か所(今回の上端筋は、6.18mなので、継手有り)

継手長さ=0.40mx1.0か所 = 0.40m本数=短辺長さ(Y)÷長辺間隔(@250)

=2.65÷0.25=10.6 ⇒ 11+1= 12本(本数は下端筋も同じ)

下端筋長さ=床板長さ(X)+定着(150㎜)x2(両方向)=5.48+0.15x2= 5.78m

(今回の下端筋は、5.78mなので、継手無し)

躯体積算 P-9

躯 体 積 算

か所 体 積 か所 面 積 形 状 径 長さ 本数 か所 D10 D13 D16 D19 D22 D25

【壁】 W H t W H

W15 5.18 2.35 0.15 1 1.83 5.18 2.35 2 24.35 縦筋 D10 3.05 54 1 164.70

同上重ね継手 D10 0.40 54 1 21.60

横筋 D10 5.88 26 1 152.88

幅止筋 D10 0.15 28 1 4.20

AW1開口 -0.60 0.60 0.15 1 -0.05 -0.60 0.60 2 -0.72開口補強縦筋 D13 1.64 4 1 6.56

開口補強横筋 D13 1.64 4 1 6.56

開口補強斜筋 D13 1.04 8 1 8.32

㎥ ㎡ m m

ページ計 1.83 24.35 343.38 21.44

名 称コ ン ク リ ー ト 型 枠 鉄 筋

寸 法 寸 法

1か所当り 0.50㎡以下の開口部等は、コンクリート・型枠・鉄筋

共に欠除はないものとみなします。ただし、開口補強筋は計上します。

基本となる、コンクリートの計算式は、例題(壁)リストより厚さ(t) = 150mm = 0.15m

幅(W)=通り間寸法-柱幅/2+0.075-柱幅=6.00-(0.60/2)+0.075-0.60= 5.175 ⇒ 5.18m

高さ(H)=階高 - 梁成(2G1のD寸法)=3.00 - 0.65 = 2.35m

壁の型枠は、両面に必要なので、2倍となります。

縦筋長さ=壁高さ(H)+定着(35d)*2(上下)

=2.35 + 0.35*2 = 3.05m本数=幅(W)÷縦筋間隔(@200㎜)

=5.18÷0.20=25.9 ⇒ 26+1=27本ダブル配筋なので 27本 * 2 = 54本

縦筋の継手は、各階1か所計上します。(腰壁・垂壁には、継手を計上しません。)

横筋長さ=壁長さ(W)+定着(35d)*2(両側)

=5.18 + 0.35*2 = 5.88m本数=高さ(H)÷横筋間隔(@200㎜)

=2.35÷0.20=11.7 ⇒ 12+1=13本ダブル配筋なので 13本 * 2 = 26本

横筋の継手のか所数は、通則できまります。鉄筋径が13㎜以下の場合は、6mごとに1か所(今回の横筋は、5.88mなので、継手無し)

幅止筋長さ=壁厚(t)=0.15m本数は、

幅方向= W ÷ @1000㎜=5.18÷1.00=5.18 ⇒ 6+1 = 7本

高さ方向= H÷@1000㎜=2.35÷1.00=2.35 ⇒ 3+1 = 4本

本数= 7 * 4 = 28本

縦・横筋の補強筋の長さは、開口内法寸法+定着(40d)x2

縦補強筋=0.60+0.52x2=1.64m横補強筋=0.60+0.52x2=1.64m

斜補強筋の長さは、斜補強筋=定着(40d)x2

=0.52x2=1.04m補強筋の本数は、設計図によります。

壁の数量の計測・計算では、基本となるコンクリートの計算式は、

断面表(リスト)から、厚さ伏図・軸組図から、幅・高さの長さ

を、求めます。

躯体積算 P-10

№ 7部分別集計表

体 積 面 積 D10 D13 D16 D19 D22 D25 圧接D19 圧接D22 圧接D22+D25 圧接D25

【テキストの記号】

基礎 F1 1.18 3.36 24.00 31.48

布基礎 F1 4.00 8.00 237.20

基礎大梁 FG1 2.03 8.47 4.50 100.42 13.56 37.88

柱 FC1+1C1+2C1 2.82 18.77 29.40 189.60 25.70 74.00 10.0 12.0

大梁 2G1 1.55 8.03 85.60 10.48 45.30 6.0

小梁 2B1 0.81 5.56 54.08 28.08 2.0

スラブ RS1 1.96 14.52 336.82

壁 2W15 1.83 24.35 343.38 21.44

㎥ ㎡ m m m m m m か所 か所 か所 か所

合計 16.18 91.06 853.78 583.14 45.04 28.08 71.00 111.88 2.0 6.0 10.0 12.0

単位質量(Kg/m) 0.56 0.995 1.56 2.25 3.04 3.98

設計数量(Kg) 478.12 580.22 70.26 63.18 215.84 445.28

↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ t

設計数量(t) 0.48 0.58 0.07 0.06 0.22 0.45 設計数量合計= 1.86

割増率 4.0% 4.0% 4.0% 4.0% 4.0% 4.0%

t

所要数量(t) 0.50 0.60 0.07 0.06 0.23 0.47 所要数量合計= 1.93

コ ン ク リ ー ト 型 枠 鉄 筋

この部分別集計表は、テキストの例題の数量を集計したものです。柱は、基礎柱(FC1)と柱(1C1・2C1)の合計数量となっています。

(階別集計ではそれぞれの階に分けて集計します。)

長さ×単位質量で算出111.88m×3.98Kg/m=445.28Kg

単位をKgからtに直したもの445.28Kg ⇒ 0.45t

所要数量=設計数量×割増率=0.45×1.04=0.468 ⇒ 0.47t

所要数量のD10~D25までを合計したもの。

設計数量のD10~D25までを合計したもの。

鉄筋工事の内訳書では、材料費は、所要数量鉄筋加工組立や運搬費は、設計数量

で計上します。

躯体集計表 P-1

横段 隆弘
テキストボックス
横段 隆弘
テキストボックス
横段 隆弘
テキストボックス
横段 隆弘
テキストボックス
横段 隆弘
テキストボックス
横段 隆弘
テキストボックス
横段 隆弘
テキストボックス

№ 8階別集計表

【ページ・記号】×倍数 体 積 面 積 D10 D13 D16 D19 D22 D25 圧接D19 圧接D22 圧接D22+D25 圧接D25

P69-F1 × 1 1.18 3.36 24.00 31.48

P71-F1 × 1 4.00 8.00 237.20

P73-FC × 1 0.36 2.40 28.80 21.00

P75-FG1 × 1 2.03 8.47 4.50 100.42 13.56 37.88

F階計 F1+F1+FC+FG1= 7.57 22.23 4.50 390.42 45.04 58.88

地下計 (F階計に同じ) 7.57 22.23 4.50 390.42 45.04 58.88

P77-1C1 × 1 1.27 8.45 16.80 84.00 43.00 12.0

P80-2G1 × 1 1.55 8.03 85.60 10.48 45.30 6.0

P82-2B1 × 1 0.81 5.56 54.08 28.08 2.0

1階計 1C1+2G1+2B1= 3.63 22.04 156.48 94.48 28.08 45.30 43.00 2.0 6.0 12.0

P78-2C1 × 1 1.19 7.92 12.60 76.80 25.70 10.00 10.0

P84-RS1 × 1 1.96 14.52 336.82

P86-2W15 × 1 1.83 24.35 343.38 21.44

2階計 2C1+RS1+2W15= 4.98 46.79 692.80 98.24 25.70 10.00 10.0

地上計 1階計+2階計= 8.61 68.83 849.28 192.72 28.08 71.00 53.00 2.0 6.0 10.0 12.0

㎥ ㎡ m m m m m m か所 か所 か所 か所

合計 地下計+地上計= 16.18 91.06 853.78 583.14 45.04 28.08 71.00 111.88 2.0 6.0 10.0 12.0

単位質量(Kg/m) 0.56 0.995 1.56 2.25 3.04 3.98

設計数量(Kg) 478.12 580.22 70.26 63.18 215.84 445.28

↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ t

設計数量(t) 0.48 0.58 0.07 0.06 0.22 0.45 設計数量合計= 1.86

割増率 4.0% 4.0% 4.0% 4.0% 4.0% 4.0%

t

所要数量(t) 0.50 0.60 0.07 0.06 0.23 0.47 所要数量合計= 1.93

鉄 筋コ ン ク リ ー ト 型 枠

この階別集計表は、テキストの例題の結果をF階(基礎階)

独立基礎(F1)、布基礎(F1)、基礎柱(FC1)、基礎梁(FG1)

1 階柱(1C1)、大梁(2G1)、小梁(2B1)

2 階柱(2C1)、床版(RS1)、壁(2W15)

に分けて集計したものです。

長さ×単位質量で算出111.88m×3.98Kg/m=445.28Kg

所要数量=設計数量×割増率=0.45×1.04=0.468 ⇒ 0.47t

単位をKgからtに直したもの445.28Kg ⇒ 0.45t

躯体集計表 P-2

横段 隆弘
テキストボックス
横段 隆弘
テキストボックス
横段 隆弘
テキストボックス
横段 隆弘
テキストボックス
横段 隆弘
テキストボックス
横段 隆弘
テキストボックス
横段 隆弘
テキストボックス

12

250

700

650

25

25

フランジ

フランジ

ウェブ

FPL-25x2

50

FPL-25x2

50

WPL-12 F2(す

み肉両面溶接)

梁長さ

№ 9

鉄骨の数量積算

問題1 テキストの例題では、鉄骨柱の積算例を解説してありますが、 高力ボルトの締付け長さに加える長さ(単位:㎜)柱は非常に複雑で理解することが難しいと思います。そこで、今回は簡単な形をしている 大梁G3 の1か所分の数量を求めて、下記の表に記入しましょう。

【鋼板】PL-25 SS400 1.95 ㎡PL-22 SS400 0.53 ㎡PL-12 SS400 3.53 ㎡【ボルト類】M20 L=95 F10T 80.00 組M20 L=70 F10T 36.00 組【溶接】工場溶接 6㎜換算 35.10 m

BH(ビルトエッチ)溶接によりH形を作った鋼材で、板厚やH形の幅や高さ等を 上図左側が JIS形高力ボルト(F10T・F8T)、右側が トルシア形高力ボルト(S10T)です。自由につくることができるため、柱や梁の主要材料としてよく使われています。 例題の首下長さの計算(JIS形高力ボルトの場合)

板厚の合計(t1+t2+t3)+締付け長さに加える長さ(S)フランジの場合

L(首下長さ)=(12+25+22)+35=94 ⇒ 95mmウェブの場合

L(首下長さ)=(12+12+12)+35=71 ⇒ 70mm

項 目 数 量

市販品の寸法が5㎜きざみのため、二捨三入又は七捨八入してまるめます。

横段 隆弘
横段 隆弘
四角形

鉄 骨 積 算

STKR400 SS400 SS400 SS400 SS400 SS400

か所 □-500 PL-25 PL-16 PL-12 PL-6 AB M24 長 さ 換算係数 換算長さ

x500x9 L=1000 m k m

【柱】

C1-1台

(シャフト) BASE PL 25 0.700 × 0.70 × 1 1 0.49

AB M24 L=1000 4 × 1 1 4.00L=4.90-0.025-0.70=4.175m

主材 □ 500x500x19 4.18 × 1 1 4.18

柱頭・柱脚 HT1 19 0.50 × 4 × 2 1 4.00 12.81 51.24

(仕口) DF PL 25 0.560 × 0.56 × 2 1 0.63L=0.70-0.025x2=0.65m

主材 □ 500x500x19 0.65 × 1 1 0.65

DF上下HT1 19 0.50 × 4 × 2 1 4.00 12.81 51.24L=0.50-0.19x2=0.462m

内DF PL 25 0.462 × 0.46 × 1 1 0.21

HT1 25 0.46 × 4 × 1 1 1.84 19.85 36.52

L=1.20-0.28=0.92m

G1 F 上下 PL 25 0.300 × 0.92 × 2 1 0.55

HB2 25 0.30 × 2 1 0.60 19.65 11.79L=1.20-0.25=0.95m H=0.70-0.025x2=0.65m

W PL 16 0.650 × 0.95 × 1 1 0.62L=0.65+0.95x2=2.55m

F2 16 2.55 × 1 1 2.55 8.00 20.40

m ㎡ ㎡ 本 m赤字は、数値の算出式です。 4.83 1.88 0.62 4.00 171.19ページ計

溶 接

名 称 形 状 ・ 寸 法 計 算

鉄骨計算書 P-1

鉄 骨 積 算

STKR400 SS400 SS400 SS400 SS400 SS400

か所 □-500 PL-25 PL-16 PL-12 PL-6 AB M24 長 さ 換算係数 換算長さ

x500x9 L=1000 m k m

L=1.20-0.28=0.92m

G3 F 上下 PL 25 0.250 × 0.92 × 2x2 1 0.92

HB2 25 0.25 × 2 × 2 1 1.00 19.65 19.65L=1.20-0.25=0.95m

W PL 12 0.650 × 0.95 × 1x2 1 1.24L=0.65+0.95x2=2.55m

F2 12 2.55 × 1 × 2 1 5.10 4.50 22.95L=1.00+0.10-0.28=0.82m

CG1 F 上 PL 25 0.300 × 0.82 × 1 1 0.25L=1.00+0.10-0.25=0.85m

F 下 PL 25 0.300 × 0.85 × 1 1 0.26

HB2 25 0.30 × 1 1 0.30 19.65 5.90

HT1 25 0.30 × 1 1 0.30 19.85 5.96L=1.00+0.10-0.25=0.85mH=0.60-0.025x2=0.55m

W PL 12 0.550 × 0.85 × 1 1 0.47L=0.55+0.85x2=2.25m

F2 12 2.25 × 1 1 2.25 4.50 10.13L=0.20-0.006=0.194m H=0.60-0.025x2=0.55m

B1 GPL PL 6 0.194 × 0.55 × 2 1 0.21

PL 6 -0.050× 0.16 × 1/2x2 1 -0.01L=0.55+0.14x2=0.83m

F2 6 0.83 × 2 1 1.66 1.39 2.31

㎡ ㎡ ㎡ m赤文字は、数値の算出式です。 1.43 1.71 0.20 66.90

溶 接

名 称 形 状 ・ 寸 法 計 算

ページ計

工場で大梁に取付けてくる小梁端部のGPL(ガセットプレート)やスチフナーなどは、数量積算基準では、小梁の区分となっていますが、このテキストでは柱に取付くCG1といっしょに拾ってあります。

建築積算テキストと溶接の数量算出の順序が異なりますが、この計算書では、材料を算出したすぐ後にその材料の溶接の長さを算出しています。

鉄骨計算書 P-2

鉄 骨 積 算

SS400 SS400 SS400 SS400 SS400 F10T F10T

か所 PL-25 PL-22 PL-16 PL-12 PL-9 M22 M20 長 さ 換算係数 換算長さ

L=105 L=75 m k m

【大梁】

G1-1台主材 L=7.60-1.20x2=5.20m

F PL 25 0.300 × 5.20 × 2 1 3.12主材 H=0.70-0.025x2=0.65m

W PL 16 0.650 × 5.20 × 1 1 3.38L=7.60-1.20x2=5.20m

F2 16 5.20 × 2 1 10.40 8.00 83.20添板

F PL 16 0.300 × 0.62 × 2x2 1 0.74

PL 22 0.110 × 0.62 × 4x2 1 0.55L=16+25+22+40=103⇒105

HTBM22 L=105 24 × 2 × 2 1 96.00添板

W PL 12 0.300 × 0.44 × 2x2 1 0.53L=12+16+12+35=75

HTBM20 L=75 28 × 2 1 56.00

L=0.20-0.008=0.192m H=0.70-0.025x2=0.65m

B2 GPL PL 9 0.192 × 0.65 × 2 1 0.25

PL 9 -0.050× 0.20 × 1/2x2 1 -0.01L=0.65+0.14x2=0.93m

F2 9 0.93 × 2 1 1.86 2.72 5.06

㎡ ㎡ ㎡ ㎡ ㎡ 本 本 m赤文字は、数値の算出式です。 3.12 0.55 4.12 0.53 0.24 96.00 56.00 88.26

溶 接

名 称 形 状 ・ 寸 法 計 算

ページ計

工場で大梁に取付けてくる小梁端部のガセットプレートやスチフナーなどは、数量積算基準では、小梁の区分になっていますが、一般に大梁で拾うことが多いので今回も大梁の拾いに入れてあります。名称欄の「B2・GPL」は、小梁B2を取付ける為のガセットプレートの略です。

略記号の説明主材の、Fはフランジ、Wはウェブを表します。ここではBHなので分けて鋼板の面積を算出しています。添板(SPL:スプライスプレート)の、Fはフランジ部、Wはウェブ部の添板を表します。

鉄骨計算書 P-3

鉄 骨 積 算 №10

SS400 SS400 SS400 F10T F10T

か所 PL-25 PL-22 PL-12 M20 M20 長 さ 換算係数 換算長さ

L=95 L=70 m k m

【大梁】 G3-1台主材 L=6.30-1.20x2=3.90m

F PL 25 0.250 × 3.90 × 2 1 1.95主材 H=0.70-0.025x2=0.65m

W PL 12 0.650 × 3.90 × 1 1 2.54工場溶接 L=6.30-1.20x2=3.90m

F2 12 3.90 × 2 1 7.80 4.50 35.10添板

F PL 12 0.250 × 0.60 × 2x2 1 0.60

PL 22 0.110 × 0.60 × 4x2 1 0.53L=12+25+22+35=94⇒95

HTBM20 L=95 20 × 2 × 2 1 80.00添板

W PL 12 0.170 × 0.58 × 2x2 1 0.39L=12+12+12+35=71⇒70

HTBM20 L=70 18 × 2 1 36.00

ボルトの本数の表示には、

片面の本数と両面の本数の2通りがあります。

この問題では、両面の本数で表示してあります。 工場溶接㎡ ㎡ ㎡ 本 本 m

上記の赤文字は、数値の算出式です。 1.95 0.53 3.53 80.00 36.00 35.10ページ計

溶 接

名 称 形 状 ・ 寸 法 計 算

略記号の説明主材の、Fはフランジ、Wはウェブを表します。この梁はBHなので、フランジ・ウェブの鋼板の面積を算出しています。

(BHとは、鋼板を溶接して作ったH形鋼)添板(SPL:スプライスプレート)の、Fはフランジ部、Wはウェブ部の添板を表します。その他

PL=鋼板、HTB=高力ボルト(ハイテンションボルト)、F2=両面すみ肉溶接

溶接換算表 F2 の板厚12㎜より係数(K)=4.50

を採用します。

すみ肉溶接の場合の換算係数の板厚(t)は、下図の(t1)と(t2)の部材の薄い方の板厚を使います。・フランジのSPL-①の、「PL」は、

上下のフランジに必要です。・フランジのSPL-②の、「2PL」は、

ウェブの両側にあるという意味です。これも、上下のフランジに必要です。

・フランジのHTBの本数「n1」は、上側または下側だけの本数です。

・ウェブのSPL-③の「2PL」は、ウェブの両面にあるという意味です。「PL」の場合は、片面だけになります。

鉄骨計算書 P-4

横段 隆弘
四角形

鉄 骨 積 算

SS400 SS400 F10T

か所 H-400x PL-6 M16 長 さ 換算係数 換算長さ

x200x8x13 L=50 m k m

【小梁】

B1-1台L=6.30-0.20x2=5.90m

主材 H 400x200x8x13 5.90 × 1 1 5.90

添板

W PL 6 0.150 × 0.24 × 2x2 1 0.14L=6+8+6+30=50

HTBM16 L=50 6 × 2 1 12.00

m ㎡ 本赤文字は、数値の算出式です。 5.90 0.14 12.00ページ計

溶 接

名 称 形 状 ・ 寸 法 計 算

工場で大梁に取付けてくる小梁端部のガセットプレートやスチフナーなどは、数量積算基準では、小梁の区分となっていますが、このテキストでは柱に取付くCG1といっしょに柱で拾ってあるので、ここでは、添板(SPL:スプライスプレート)とボルトだけを小梁で計上してあります。

略記号の説明等主材は、既製品のH形鋼なので長さで算出してあります。添板(SPL:スプライスプレート)のWはウェブ用の添板の意味です。

鉄骨計算書 P-5

集 計 表 〔 鉄 骨 集 計 表 〕 №11

形鋼-1 形鋼-2 鋼板-1 鋼板-2 鋼板-3 鋼板-4 鋼板-5 鋼板-6

SS400 STKR400 SS400 SS400 SS400 SS400 SS400 SS400

H-400×200 □-500×500 PL-25 PL-22 PL-16 PL-12 PL-9 PL-6×8×13 ×19

P-1・2 柱C1 4.83 3.31 0.62 1.71 0.20

P-3 大梁G1 3.12 0.55 4.12 0.53 0.24

P-4 大梁G3 1.95 0.53 3.53

P-5 小梁B1 5.90 0.14

m m ㎡ ㎡ ㎡ ㎡ ㎡ ㎡

合計 5.90 4.83 8.38 1.08 4.74 5.77 0.24 0.34

単位質量 Kg 65.40 277.00 196.20 172.70 125.60 94.20 70.65 47.10

設計数量 Kg 385.86 1337.91 1644.16 186.52 595.34 543.53 16.96 16.01

↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓t

設計数量 t 0.39 1.34 1.64 0.19 0.60 0.54 0.02 0.02 設計数量 計 4.74

割増率 5.0% 5.0% 3.0% 3.0% 3.0% 3.0% 3.0% 3.0% t

所要数量 t 0.41 1.41 1.69 0.20 0.62 0.56 0.02 0.02 所要数量 計 4.93

スクラップ 0.13=(所要-設計)×70%

テキストP116の柱C1の計算書の結果

№10の大梁G3の計算書の結果

単位を Kg から t に直したもの16.01Kg ⇒ 0.02t

所要数量=設計数量×割増率=0.39t×1.05=0.4095 ⇒ 0.41t

面積×単位質量で算出します。0.34㎡×47.10Kg/㎡ = 16.014

⇒16.01Kg

P-1、2、3、5の計算書は省略してあります。

鉄骨集計表 P-1

集 計 表 〔 鉄 骨 集 計 表 〕 №12

ボルト類-1 ボルト類-2 ボルト類-3 ボルト類-4 ボルト類-5 ボルト類-6 その他-1

F10T F10T F10T F10T F10T SS400 工場溶接

HTB M22 HTB M20 HTB M20 HTB M20 HTB M16 AB M24 すみ肉6mmL=105 L=95 L=75 L=70 L=50 L=1000 換算

P-1・2 柱C1 4.00 238.09

P-3 大梁G1 96.00 56.00 88.26

P-4 大梁G3 80.00 36.00 35.10

P-5 小梁B1 12.00

本 本 本 本 本 本 m 本

合計 96.00 80.00 56.00 36.00 12.00 4.00 123.36 HTB 計 280.00

本/t

HTB/設計t 59.07

割増率 4.0% 4.0% 4.0% 4.0% 4.0%

(所要数量) 99.84 83.20 58.24 37.44 12.48

本 本 本 本 本 本

所要数量 100 83 58 37 12 4

アンカーボルトには、ロスが発生しません。

P-1、2、3、5の計算書は省略してあります。

№10の大梁G3の計算書の結果

テキストP116の柱C1の計算書の結果

所要数量=設計数量×割増率=96×1.04=99.84 ⇒ 100本

鉄骨集計表 P-2

区 分 : 屋根

数 量 数 量 数 量 数 量 数 量

【基本寸法の算出】 アスファルト防水 ㎡ ㎡ m

X方向=18.00-0.075x2=17.85m 220.45 24.16 216.84

Y方向=12.50-0.075x2=12.35m 17.85*12.35= 220.45 2*(17.85+12.35)*0.40= 24.16 2*(17.90+12.35)= 216.84

立上り高さ=0.40m〆 〆 〆

13.23

厚さ-60 17.85*12.35*0.06= 13.23

㎡ m か所

220.45 59.92 4.00

17.85*12.35= 220.45 2*(17.73+12.23)= 59.92

〆 〆か所

m m 4.00

伸縮目地 175.70 60.40

17.85*5= 89.25 2*(17.85+12.35)= 60.40 か所

12.35*7= 86.45〆

16.00

乾式防水押え材 H=340入隅コーナー

ルーフドレイン(材種・形状・寸法・・・等)

吊り環(材種・形状・寸法・・・等)

軽量コンクリート

コンクリート直均し(仕上げ)

コーナーモルタル

乾式防水押え材H=340

仕 上・計 算 式 仕上・計算式 仕 上・計 算 式

パラペット笠木アルミ笠木

コンクリート直均しアスファルト防水下地

(立上り)

アスファルト防水コンクリート打放し面補修

天 井

仕 上・計 算 式

その他

仕上・計算式

まず最初に基本寸法を算出します。屋根の基本寸法は、X・Y方向の躯体内法の最大寸法をとります。基本寸法を間違えると多くの数量に影響がでるので、特に注意をする必要があります。

外装計算書 P-1

区 分 : 外壁(北面) テキストP130の外壁(北面)の積算例 №13

数 量 数 量 数 量 数 量 数 量

【基本寸法の算出】 (根廻り) ㎡ か所

X方向=18.00+0.075x2=18.15m モルタル塗り 9.98 縦樋 L=12,250 2.00

建物高さ=12.80m 根廻り高さ=0.45m 18.15*0.55= 9.98〆

(外壁) ㎡

モルタル塗り 吹付タイル 187.02

18.15*12.35= 224.15

AW1 -3.70*1.50*6= -33.30

(庇 端部) m抱き・マグサ 4.02

16.50 AW2 -2.10*1.20*3= -7.56

先端部 5.50*3= 16.50抱き・マグサ 1.35

〆AW3 -0.40*1.20*3= -1.44

抱き・マグサ 0.84

(庇 上面) ㎡ (庇 端部) m 庇 -5.50*0.15*3= -2.48 ㎡

防水モルタル塗り 8.75 3.18〆

8.75

5.50*0.53*3= 8.75 両端部 0.53*2*3= 3.18 庇上面に同じ〆

〆 〆

防水モルタル塗りH=120~150

防水モルタル塗りH=120

仕 上・計 算 式

(3.70+1.50*2)*0.10*6=

(2.10+1.20*2)*0.10*3=

(0.40+1.20*2)*0.10*3=

床 幅 木

仕 上・計 算 式 仕上・計算式

コンクリート打放し面補修増打コンクリート t=10

天 井

仕 上・計 算 式

その他

仕上・計算式

(庇 下面)吹付タイル

まず最初に基本寸法を算出します。外壁のX方向(幅)の基本寸法は、建物の躯体の外外をとります。基本寸法を間違えると多くの数量に影響がでるので、特に注意をする必要があります。

1か所当り、0.5㎡以下のため差し引かない。

土に接しているので0.10mののみ込みを加えて0.45+0.10=0.55m

としています。

外壁高さは、建物高さ-根廻り高さ12.80-0.45=12.35m

となります。

テキストの図面には、増打コンクリートはないのですが、追加しています。

外装計算書 P-2

区 分 : 外壁(南面) テキストP133の外壁(南面)の積算例 №14

数 量 数 量 数 量 数 量 数 量

【基本寸法の算出】 (根廻り) ㎡ か所

X方向=18.00+0.075x2=18.15m モルタル塗り 9.98 縦樋 L=12,250 2.00

建物高さ=12.80m 根廻り高さ=0.45m 18.15*0.55= 9.98〆

(外壁 役物) m

(外壁) ㎡ 24.70

180.23 12.35*2= 24.70

18.15*12.35= 224.15〆

AW1 -3.70*1.50*9= -49.95

抱き・マグサ 6.03 (外壁 役物) m

〆平面タイル(一般のタイル)の形状 27.00

AW1 タテ (1.50*2)*9= 27.00

外壁役物タイルの形状 (95+45)x45 外壁役物タイルの形状 (45+45)x95 (外壁 役物) m

【普通曲り】 【屏風曲り】 33.30

AW1上部 3.70*9= 33.30

仕 上・計 算 式

壁床 幅 木

仕 上・計 算 式 仕上・計算式

天 井

仕 上・計 算 式

その他

仕上・計算式

役物タイル 壁出隅(95+45)x45 【普通曲り】

役物タイル 開口抱き(95+45)x45 【普通曲り】

役物タイル 開口マグサ(45+45)x95 【屏風曲り】

45二丁掛タイル下地モルタル塗り

(3.70+1.50*2)*0.10*9=

土に接しているので0.10mののみ込みを加えて0.45+0.10=0.55m

としています。

外壁高さは、建物高さ-根廻り高さ12.80-0.45=12.35m

となります。

まず最初に基本寸法を算出します。外壁のX方向(幅)の基本寸法は、建物の躯体の外外をとります。基本寸法を間違えると多くの数量に影響がでるので、特に注意をする必要があります。

外装計算書 P-3

集 計 表 〔 外 部 集 計 表 〕 №15

屋根-1 屋根-2 屋根-3 屋根-4 屋根-5 立上り-1 立上り-2 立上り-3 立上り-4 立上り-5 立上り-6

アスファルト防水 軽量コンクリート コンクリート直均し 伸縮目地庇上面防水モルタル塗 アスファルト防水

乾式防水押え材 H=340

乾式防水押え材 入隅コーナー コーナーモルタル

庇端部防水モルタル塗

庇端部防水モルタル塗

コンクリート直均しコンクリート打放し面補修

H=120 H=120~150

㎡ ㎥ ㎡ m ㎡ ㎡ m か所 m m m

合 計220.45 13.23 220.45 175.70 8.75 24.16 59.92 4.00 60.40 16.50 3.18

屋根 220.45 13.23 220.45 175.70 8.75 24.16 59.92 4.00 60.40

外壁(北面) 16.50 3.18

外壁-1 外壁-2 外壁-3 外壁-4 外壁-5 外壁-6 天井-1根廻りモルタル塗り

吹付タイルモルタル面 45二丁掛タイル

役物タイル壁出隅

役物タイル開口抱き

役物タイル開口マヅサ

吹付タイルコンクリート面

モルタル塗り 下地モルタル塗り

(95+45)x45【普通曲り】

(95+45)x45【普通曲り】

(45+45)x95【屏風曲り】

コンクリート打放し面補修

増打コンクリートt=10

㎡ ㎡ ㎡ m m m ㎡

合 計33.26 316.25 309.46 49.40 45.00 55.50 8.75

屋根

外壁(北面) 9.98 187.02 8.75

外壁(南面) 9.98 180.23 24.70 27.00 33.30

外壁(西面) 6.65 129.23

外壁(東面) 6.65 129.23 24.70 18.00 22.20

赤文字はコンクリート工事型枠工事

の項目を示します。内訳書の作成の中で説明に使っています。

この外部集計表は、テキストの外部仕上の計測・計算事例の計算結果を集計したものです。「パラペット笠木」等のその他の項目は省略しました。

外装集計表 P-1

室 名 : 事務室 テキストP149の例題演習の積算例 №16

数 量 数 量 数 量 数 量 数 量

【基本寸法の算出】 (柱型)ソフト幅木 H=60 m (柱型)EP塗り モルタル面 ㎡ ロックウール吸音板 t=9 ㎡ 窓額縁 スチールPL 25x50 m

X方向=6.80-0.075x2=6.65m (柱型)モルタル塗り 2.90 (柱型)モルタル塗り 7.37 GB-R t=12.5 LGS 19@360 45.82 SOP塗 鉄面細幅物 11.20

Y方向=7.00-0.075-0.0325=6.8925 ⇒ 6.89m (0.23+0.45)*2= 1.36柱型(B)より 2.90*2.54= 7.37 床(A)に同じ 45.82 マド 2*(1.70+1.10)*2= 11.20

天井高さ=2.60m 幅木高さ=0.06m (0.23+0.54)*2= 1.54〆

ブラインドBOX -2.00*0.15*2= -0.60

〆 〆

OAフロアー ビニル床タイル共 ㎡ ソフト幅木 H=60 m EP塗り モルタル面 ㎡ m ブラインドBOX 150x120 m

コンクリート直均し 45.82 モルタル塗り 17.98 モルタル塗り 38.69 天井廻り縁 塩ビ製 23.08 SOP塗 鉄面 4.00

6.65*6.89 45.82 周長 2*(6.65+6.89)= 27.08 (C)より 17.98*2.54= 45.67 周長(L)に同じ 27.08 (1.70+0.15*2)*2= 4.00

柱型 -0.23*0.45*2= -0.21 柱型 (B)より -2.90 マド -1.70*1.10*2= -3.74ブラインドBOX -(1.70+0.15*2)*2= -4.00

-0.23*0.54*2= -0.25 LGS面 (D)より -6.20 掲示板 -3.60*0.90*1= -3.24〆

か所

〆 〆 〆造り付掲示板 3600x900 1.00

ソフト幅木 H=60 m EP塗り ボード面 ㎡

GB-R t=12.5 4.40 GB-R t=12.5 12.08 取外しホワイトボード か所

LGS面 6.80-0.30*2= 6.20LGS面(D)より 6.20*2.54= 15.75

1200x9001.00

ドア -0.90*2= -1.80 ドア -0.90*2.04*2= -3.67 か所

〆マド -1.10*0.40*1= -0.44 天井点検口 450x450 2.00

仕 上・計 算 式

壁床 幅 木

仕 上・計 算 式 仕上・計算式

天 井

仕 上・計 算 式

その他

仕上・計算式

(C)(A)

(B)

まず最初に基本寸法を算出します。基本寸法は、その部屋の最大寸法をとります。基本寸法を間違えると多くの数量に影響がでるので特に注意をする必要があります。

(D)略記号についてGB-R:石膏ボードLGS:軽量鉄骨下地壁 :軽量鉄骨壁下地天井:軽量鉄骨天井下地

1か所当り、0.5㎡以下のため差し引かない。

壁の数量積算を幅木から上で考えています。 【№17参照】壁高さ =2.60-0.06=2.54mドア高さ=2.10-0.06=2.04m

1か所当り、0.5㎡以下のため差し引かない。

1か所当り、0.5㎡以下のため差し引かない。

(L)

内装計算書 P-1

1,800 400 600

100

2,600

2,700

800

1,200

600

10,000

(開口部を減する時に幅木の高さ分を減することを忘れないようにして下さい。)

2,100

900

② 壁面積 = 10.00 x 2.60 - ( 0.90x2.00 + 1.80x0.80 + 0.40x1.10 + 0.60x0.60 ) = 22.76 m2

幅木長さ = 10.00 - ( 0.90 + 0.40 ) = 9.10 m

① 壁面積 = 10.00 x 2.70 - ( 0.90x2.10 + 1.80x0.80 + 0.40x1.20 + 0.60x0.60 + 9.10x0.10 ) = 22.76 m2

幅木

壁の面積の算出には、①のテキストの方法の他に、②の幅木の高さ分を減した高さで計算する方法があります。

室 名 : 間仕切下地 テキストP149の例題演習の積算例 №17

数 量 数 量 数 量 数 量 数 量

【基本寸法の算出】 軽量鉄骨壁下地 ㎡ 軽量鉄骨壁下地 65形 か所

間仕切り長さ=6.80-0.30*2=6.20m

65形 @300

13.58

開口補強 900x2100

2.00

間仕切り高さ=2.80m (図面より) 6.20*2.80= 17.36

ドア -0.90*2.10*2= -3.78 軽量鉄骨壁下地 65形 か所

マド -1.10*0.40*1= -0.44

開口補強 1100x400

1.00

壁の数量積算の2つの方法について

テキストP145 図14.14 壁立面図 より

仕上・計算式

天 井

仕 上・計 算 式

床 幅 木

仕 上・計 算 式

その他

仕上・計算式仕 上・計 算 式

間仕切は、CL(コンクリートレベル)から上で考えているので、ドアの減は、-0.90*2.10 とします。

0.5㎡以下の開口でも、開口補強は計上します。

間仕切の計測・計算は、建築数量積算基準(P180) 1通則 2) より、「間仕切の数量は、原則として躯体又は準躯体の設計寸法による面積から、建具類の内法寸法等設計寸法による開口 部の面積を差し引いた面積とする。ただし、開口部の面積が、1か所当たり0.5㎡以下のときは、開口部による間仕切下地の欠除は原則としてないものとする。」

と、きめられています。

間仕切の高さは、その階の床板上面(CL)から直上階床板下面及び梁下等の高さとします。また、間仕切は、部屋と部屋の境なので、各部屋の計測・計算とは分けて別の区分として数量を算出します。

1か所当り、0.5㎡以下のため差し引かない。

建築数量積算基準のきまりにより、1か所当たり面積の場合 0.5㎡以下長さの場合 0.5m以下

の開口は差し引きません。

内装計算書 P-2

横段 隆弘
横段 隆弘
横段 隆弘
横段 隆弘
横段 隆弘
横段 隆弘

集 計 表 〔 内 部 集 計 表 〕 №18

床-1 幅木-1(柱型) 幅木-2 幅木-3 壁-1(柱型) 壁-2 壁-3 壁-4OAフロアービニル床タイル共

ソフト幅木H=60

ソフト幅木H=60

ソフト幅木H=60 EP塗 モルタル面 EP塗 モルタル面 EP塗 ボード面

LGS65形 @300

コンクリート直均し モルタル塗り モルタル塗り GB-R t=12.5 モルタル塗り モルタル塗り GB-R t=12.5

㎡ m m m ㎡ ㎡ ㎡ ㎡

合 計45.82 2.90 17.98 4.40 7.37 38.69 12.08 13.58

事務室 45.82 2.90 17.98 4.40 7.37 38.69 12.08

間仕切下地 13.58

天井-1 天井-2 その他-1 その他-2 その他-3 その他-4 その他-5 その他-6 その他-7ロックウール吸音板 t=9

天井廻り縁塩ビ

窓額縁スチールPL25x50

ブラインドBOX150x120

造り付掲示板3600x900

取外しホワイトボード

天井点検口450x450

LGS 65形開口補強

LGS 65形開口補強

GB-R t=12.5捨張り

SOP塗鉄面細幅物 SOP塗 鉄面

1200x900 900x2100 1100x400

LGS19形@360

㎡ m m m か所 か所 か所 か所 か所

合 計45.82 23.08 11.20 4.00 1.00 1.00 2.00 2.00 1.00

事務室 45.82 23.08 11.20 4.00 1.00 1.00 2.00

間仕切下地 2.00 1.00

赤文字は内外装工事

の項目を示します。

この内部集計表は、テキストの内部仕上の例題演習の計算結果を集計したものです。

略記号についてGB-R:石膏ボードLGS:軽量鉄骨下地壁 :軽量鉄骨壁下地天井:軽量鉄骨天井下地

内装集計表 P-1

名称・見込

塗 装

備 考

ガラス

形状・寸法

120

700

120

木製片開き扉

SOP塗り

記号・数量 WD-1 1か所

1,800 70 1,800

1,100120 1,100

2,320

3,670

1か所AW-1

アルミ製引違い窓(2連2段)

網入磨板 ガラス 厚 6.8mm

標準金物一式 標準金物一式、アルミ水切り

7040

120

900

2,100

660

フロート板 ガラス 厚 5mm

№ 19

開口部(建具)の数量積算

問題1 右図の建具表から建具関係の下記項目の数量を求めましょう。 建具表(下図は、テキストP151の 図15.1 を建具表にしたものです。)

【建具】WD1 900x2100 1 か所AW1 3670x2320 1 か所【塗装】SOP塗り 木製建具面 4.73 ㎡【ガラス】フロート板ガラス 5mm 2.18㎡以下 0.46 ㎡網入磨板ガラス 6.8mm 2.18㎡以下 8.07 ㎡ガラス留め材 木製建具用 2.72 片mガラス留め材 アルミ製建具用 32.28 片m【枠廻り(シーリング・モルタル詰等)】シーリング 建具4周 11.98 mシーリング 建具水切取合 3.67 mモルタル詰め 防水剤入り 11.98 m

内部・外部仕上の数量積算では、建具等の開口部については、その面積を 建具表の幅・高さ寸法は、内法寸法で表示してあります。差し引くだけで、その部分にある仕上の数量を算出していません。

ここでは、建具関係の数量を、テキストP183~P187に書かれている 建築積算では、略語・記号等をよく使います。建築数量積算基準 第2章 仕上 「3.材種による特則」 から ガラスでは、

(3) 防水材 フロート板ガラスの厚5mmを、「FL-5」(8) 左官材 網入磨板ガラスの厚6.8mmを、「PW-6.8」(9) 木製建具類 と、略して使うことがよくあります。(10) 金属製建具類(11) ガラス材 板ガラスは、材種・厚さごとに定寸があり、大きさによって価格が(12) 塗装・吹付材 異なるので、面積等について計測上区分する必要があります。

の、きまりに則って 一般的には、建具のか所数・塗装・ガラス・枠廻りのシーリングやモルタル詰め フロート板ガラス等 2.18㎡以下、4.45㎡以下 ・・・・

等の数量を求めましょう。 強化・合わせ・ペアガラス等 2.00㎡以下、4.00㎡以下 ・・・・のように区分します。

項 目 数 量

№ 20

面 積 か所 面積計

符号 係 SOP塗 FL-5 PW-6.8 ガラス シーリングシーリングモルタル詰

W H A N AN 数 木建面 2.18m2以下2.18m2以下 留め材 4周 水切取合 防水剤入

SOP塗 FL-5WD1 0.90 2.10 1.89 1 1.89 木建面 2.5 4.73 2.18m2以下 0.66*0.70*1= 0.46

周長 ガラス(6.00m) 留め材 2*(0.66+0.70)*1= 2.72

PW-6.8AW1 3.67 2.32 8.51 1 8.51 2.18m2以下 3.67*1.10*2= 8.07

周長 ガラス (3.67*2+1.10*8)(11.98m) 留め材 *2= 32.28

シーリング 周長より4周 11.98*1= 11.98

モルタル詰 周長より防水剤入 11.98*1= 11.98シーリング水切取合3.67*1= 3.67

【ガラスの略記号】FL-5 = フロート板ガラス 厚5mmPW-6.8 = 網入磨板ガラス 厚6.8mm

m2 m2 m2 m2 片m m m m小計 10.40 4.73 0.46 8.07 35.00 11.98 3.67 11.98

計 算

ガ ラ ス 枠 廻 り寸 法

種 類

塗 装

種 類

建築数量積算基準では、建具本体と建具水切取合のシーリングは、建具に含まれるとしていますが、実際の現場では防水工事として施工されることが多いので、他の部分と分けて数量を算出します。

ガラスは1枚当りの大きさによって価格が異なるので、仕様だけでなく面積でも区別して数量を算出します。

ガラスを取付けるのに使われるガラス留め材は、片側の長さで数量を算出します。(片m)

建具の数量積算でも面積と周長は、大切なので、周長も先に算出しておきます。周長=2*(3.67+2.32)=11.98m

建具面の塗装は、建具面積に塗装係数を掛けて算出します。AN*塗装係数=1.89*2.5=4.73㎡(枠の塗装も含む。)

建具計算書 P-1

横段 隆弘
テキストボックス
ガラス留め材
横段 隆弘

集 計 表 〔 建 具 集 計 表 〕 №21

塗装-1 ガラス-1 ガラス-2 ガラス-3 ガラス-4 その他-1 その他-2 その他-3SOP塗木製建具面

FL-5.02.18㎡以下

PWG-6.82.18㎡以下

ガラス留め材木製建具

ガラス留め材アルミ製建具

シーリング4周

シーリング水切取合

モルタル詰防水剤入

㎡ ㎡ ㎡ 片m 片m m m m

合 計4.73 0.46 8.07 2.72 32.28 11.98 3.67 11.98

WD1(1か所) 4.73 0.46 2.72

AW1(1か所) 8.07 32.28 11.98 3.67 11.98

【参考】 【参考】建具面積(外部)

建具面積(内部)

㎡ ㎡

合 計8.51 1.89

WD1(1か所) 1.89

AW1(1か所) 8.51

建具集計表 P-1

№ 22

内訳書の作成

問題1 全ての数量積算が終わると、これらの結果を基に内訳書を作成します。 問題1では、同じ内部仕上の中で数量を調整していますが他の数量積算の区分と調整する項目もあります。

テキストP46にある集計表から内訳書(細目)を作成する解説に倣って№18の内部集計表から、同じ内外装の内訳書を作成しましょう。 躯体の数量積算では、構造図から数量を計測・計算するので、

外部仕上で計測・計算した 「増打コンクリート」等の数量は含ま№18 の内部集計表で、赤文字になっている項目が内外装に計上 れていません。する項目です。

また、躯体の数量積算で算出した型枠には、テキストP196に工種別内訳書では、数量積算で下地から表面処理までを一括して ある「打放し型枠」等のように、そのまま仕上として使われるもの合成計測・計算した結果を工種別に分けます。 もありますが、構造図ではその区別が分らないので型枠の種類また、逆に同じ部位に同じ項目があればそれを合算します。 に分けず、総面積だけしか算出されていません。(部位が異なるものは原則として合算しません。)

№8 の躯体階別集計表と、№15 の外部集計表の数量を使って例えば、 コンクリートと型枠の調整をして、下記項目の数量を求めましょう。

幅木の「ソフト幅木」は、幅木-1、-2、-3の数量を合算します。幅木-3と壁-3にでてくる「GB-R(石膏ボード) t=12.5」は、同じ壁なので合算します。 【コンクリート】

幅木(m)と壁(㎡)では単位が異なるので注意が必要です。 基礎部コンクリート 7.57 ㎥壁-3と天井-1に「GB-R(石膏ボード) t=12.5」と同じ項目があり 上部コンクリート 8.70 ㎥ますが、部位が異なるのでこれらは合算しません。 【型枠】

普通型枠 基礎部 22.23 ㎡以上のことを参考に、№23の内外装の科目の内訳書の各細目に 普通型枠 上部 35.92 ㎡数量を記入して、次に数量と単価を掛け合わせて金額を算出し、 打放し型枠 上部 32.91 ㎡小計まで求めましょう。

上部コンクリートの数量調整躯体で算出した体積 + 増打コンクリート等の体積

内訳書の細目数量は、小数点以下第1位とします。 8.61 ㎥ + ( 8.75 x 0.010 ) = 8.70 ㎥また、100以上の場合は整数とします。

型枠の調整打放し面補修を打放し型枠の数量として、躯体で算出した型枠の総数量から差し引いた残りが普通型枠となります。

打放し型枠 = 24.16 + 8.75 = 32.91 ㎡

普通型枠 = 68.83 - ( 32.91 ) = 35.92 ㎡

項 目 数 量

19 内外装

(内部)

床 H=100

OAフロアー ビニル床タイル共 45.8 ㎡ 19,000 870,200

ソフト幅木 H=60 25.3 m 260 6,578 2.90+17.98+4.40=25.28m

壁 4.40*0.06+12.08

石膏ボード張り GB-R t=12.5 12.3 ㎡ 810 9,963 =12.34m2

天井

ロックウール吸音板 t=9 45.8 ㎡ 1,370 62,746

天井

石膏ボード張り GB-R t=12.5 捨張り 45.8 ㎡ 810 37,098

小 計 986,585

名 称 摘 要 数 量 単位 単 価 金 額 備 考

内訳書の数量は、小数点以下第1位とします。(小数点以下第2位を四捨五入)ただし、100以上の場合は整数とします。(小数点以下第1位を四捨五入)基本的に、数量は設計数量、単価は複合単価(材工共)になります。

工種別内訳書 (細目別内訳) P-1