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Page 1: Clear76 Blue60 Clear K76 PAIRMULTI Low...8 9 ファサード全面を覆うガラスが、通り沿いの ケヤキ並木を映し出す。東京・渋谷に完成 した「G SQUARE」は、オフィス開口部に

ビル用L ow - E複層ガラス ペアマルチL ow - E ®

PA I RM U LT I Low -E ®

Clear 76

Gray 55

Blue K 72

Clear K 76

Clear Green 68

Clear Blue 75

Blue 60

Silver 54

Clear Blue K 75

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Case Study

 ブルー60 日本経済新聞社 東京本社ビル……p06

 クリア76 G SQUARE……p08

 クリアブルー75 フジテレビ湾岸スタジオ……p10

  汐留芝離宮ビルディング……p12

  三井住友海上大阪淀屋橋ビル/淀屋橋三井ビルディング……p13

 クリアグリーン68 さいたま新常盤ビル/NTT新池袋ビル……p14

 シルバー54 JDLドミトリ葛西……p16

  東五反田スクエア……p18

 特注色 新千歳空港国際線旅客ターミナルビル……p19

ペアマルチLow-Eのご採用にあたって……p20

光学的性能・熱的性能……p22

品質保証について……p23

カラーバリエーション……p03

ペアマルチLow-Eの概要……p04

ビル用Low-E複層ガラス ペアマルチLow-E®

C o n t e n t s

P A I R M U L T I L o w - E ®

カラーバリエーション

ペアマルチLow-E(Low-E膜第2面使い)

ペアマルチLow-E(Low-E膜第3面使い)

クリアグリーン68 シルバー54

クリアブルー75

クリアK76 クリアブルーK75 ブルーK72

クリア76

ブルー60 グレー55

室内側

Low-E膜Low-Eガラスを室外側とし、Low-E膜を中空層側にコーティングしたタイプ

室外側

室内側

Low-E膜Low-Eガラスを室内側とし、Low-E膜を中空層側にコーティングしたタイプ

室外側

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4 5

(%)

W/(m2K) (η)0 50

50

60

70

80

90

100(%)

0.0 0.5 1.00

50

60

70

80

90

100(η)

W/(m2K)0 50.0

0.5

0.6

0.7

0.8

0.9

1.0

0.4

フロート板ガラス フロート板ガラス フロート板ガラス

一般複層ガラス 一般複層ガラス 一般複層ガラス

ペアマルチLow-E

1

2

9

478

5

63

1

2

94

78

56

3

1

2

9

87

4

5

63

明るい。眺望がよい

可視光透過率

断熱性能が高い

熱貫流率

可視光透過率

日射熱取得率

日射熱取得率

熱貫流率

[明るさと断熱性能]

明るい。眺望がよい

日射遮へい性能が高い

[明るさと遮熱性能]

日射遮へい性能が高い

断熱性能が高い

[断熱性能と遮熱性能]

ペアマルチLow-Eは「採光性」と「断熱性」を両立させます。

ペアマルチLow-Eは「採光性」と「遮熱性」を両立させます。

省エネ効果を得るためには、「断熱性」と「遮熱性」のバランスが重要です。

ペアマルチLow-E

ペアマルチLow-E

ペアマルチLow-E®ガラスをLow-E膜でコーティングした夏冬兼用の遮熱高断熱複層ガラスです。このLow-E膜は、透明性を損なうことなく、可視光を透過、日射を反射するので、冷房負荷を大幅に軽減するとともに、室内の熱エネルギーを室外に逃がしにくく、冬の暖房負荷の軽減に効果的です。カラーバリエーションも、透明感を高めたものからグリーン系、ブルー系、グレー系まで9種類を取りそろえています。

透過性 ガラスの透明性は損なわず、可視光線は透過するので、明るい空間をつくることができます。

遮熱性

Low-E膜の働きで、日射熱を反射するとともに、ガラス自体が吸収した熱量の80%近くも室外に放射します。これによって、室内に侵入する熱は30~40%と半分以下に抑えられ、冷房負荷を大幅に軽減します。遮熱性を重視するLow-E膜第2面使いをお奨めします。

断熱性

Low-E膜と中空層との効果で、フロート板ガラスの約3倍、一般複層ガラス「ペアマルチ」の約1.5倍の高断熱性を実現。室内の暖かさを外に逃がしにくくなるので、暖房効率の向上に効果的です。

快適な室内環境

夏は、日射熱の侵入を抑えるので、冷房効率を向上させ、室内を涼しく快適な環境に保ちます。また冬は、暖房をしていても、暖かいからだの表面から、窓ガラス付近の冷気に熱を奪われて寒く感じる冷輻射や、足元が冷え冷えとするコールドドラフト現象をやわらげます。

●特長 ●構造図(第2面使い)

室外側 室内側

Low-Eガラス

中空層

板ガラス

乾燥剤入りスぺーサー高品質デュアルシール

Low-E膜

遮熱低放射複層ガラス

●品種表

品 種 Low-E膜面 色・パターン 構成品種 最大寸法(mm) 最小寸法(mm)

ペアマルチLow-E

第2面

シルバー54 シルバー系

Low-E6  + A + FL6Low-E8  + A + FL8Low-E10 + A + FL10Low-E12 + A + FL12

3,400×2,000

350×200

クリア76 クリア系

3,400×2,300

クリアグリーン68 グリーン系

クリアブルー75ブルー60 ブルー系

グレー55 グレー系

第3面

クリアK76 クリア系 FL6  + A + Low-E6FL8  + A + Low-E8FL10 + A + Low-E10FL12 + A + Low-E12

クリアブルーK75ブルーK72 ブルー系

【表中の記号】Low-E:Low-Eガラス FL:フロート板ガラス A:中空層

・構成されるガラスの厚さが異なる場合、薄いガラスの寸法が最大寸法となります。・ 最大寸法の範囲であっても中空層(A)が6ミリの場合は面積制限があります。詳しくはP.20・中空層6ミリの場合の面積制限の表をご参照ください。

・ 使用にあたっては、耐風圧強度、熱割れなどをご検討のうえ、ガラス品種・呼び厚さ・面積を選定ください。・上記以外の仕様についてはお問い合わせください。

ガラス選定のポイントとなる3つの性能ガラスの性能が向上したため、断熱・日射遮へいという省エネ性に対応しながら、明るさや眺望という採光性を確保した透明建築が可能になります。このようなガラスの選定には、下記の3つの性能がポイントになります。

性能を表す単位=熱貫流率(W/m2K)室内外の温度差によって、ガラスを通過する熱量です。熱貫流率が小さいほど断熱性能に優れています。

性能を表す単位=日射熱取得率(η)ガラスに入射した日射熱が、室内側に流入する割合です。日射熱取得率が小さいほど、日射を遮へいします。

性能を表す単位=可視光透過率(%)可視光透過率が大きいほど、採光性能が高くなります。

断熱性能…

遮熱性能…

採光性能…

シルバー54(AS)クリアグリーン68(AJ) クリアブルー75(AC)クリア76(AL2) ブルー60(AN) クリアK76(AL)グレー55(AO) クリアブルーK75(AM) ブルーK72(AW)

第2面使い 第3面使い

●3つの性能の相関関係

❶ ❷ ❸ ❹ ❺ ❻ ❼ ❽ ❾

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日本経済新聞社 東京本社ビル(大手町一丁目地区第一種市街地再開発事業)

所在地:東京都千代田区大手町建築主:大手町開発、日本経済新聞社設計者:日建設計施工者:清水建設構 造:S造・SRC造・RC造階 数:地下3階・地上31階延べ面積:7万4751.03m2

竣 工:2009年4月

空調・照明エネルギーを低減有効面積の確保にも寄与中正公平を旨とする企業姿勢を表現した、透明性の高いLow-E複層ガラスのファサードが、超高層ビルをまるごと包む。このプロジェクトではLow-E複層ガラスを使うことで、複数のメリットを同時に引き出している。まず、空調負荷を低減しつつ大きな開口部が可能になった。大きな開口部は、自然採光を増やせるので照明エネルギーの低減にもつながる。また、ダブルスキンなどに比べて奥行きの小さいLow-E複層ガラスの採用は、特に都心部では貴重なオフィスの有効面積の確保にも寄与した。Low-E複層ガラスの大開口は、ペンの形をしたデザインのアルミ製フィンによって、ファサードの外側で支持されている。外部で支持することで確保した開放的な眺望は、オフィスで働く社員の知的生産性の向上を意図したものでもある。ファサードを包むLow-E複層ガラスの色には、日本経済新聞社のコーポレートカラーであるブルーを用いている。

日本経済新聞社 東京本社ビル

使用したペアマルチLow-E

ブルー60(AN)

西側ファサードの見上げ。アルミのフィンとフレームとで支持する繊細なカーテンウォール

南西からの全景。空の青さと同調するスカイブルーのLow-E複層ガラスを使用

構造のフレームや設備を最小化して、開放感に満ちた開口部を創出した

photo_堀内 広治

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ファサード全面を覆うガラスが、通り沿いのケヤキ並木を映し出す。東京・渋谷に完成した「G SQUARE」は、オフィス開口部にLow-E複層ガラスを採用したテナントビル。設計では、シンプルで透明性の高いガラスの箱を意図した。また、社会全体の環境意識の高まりを受けて、当初からLow-E複層ガラスの採用を打ち出した。テナント誘致でも、環境性能の高さを前面に打ち出し、竣工時までに全フロアの入居者が決まっている。

開口部がLow-E複層ガラスである一方、層間部分はフロート板ガラスで、内側に白色の耐火ボードを張り、LED照明を内蔵している。日が暮れると、照明が落ちるオフィス開口部と、LEDで白く浮かび上がる層間部分とが、ストライプのファサードとなって渋谷の街を演出する。Low-E複層ガラスもフロート板ガラスも、一枚あたりの寸法は約1800mm角。ファサード全体に均等に割り付けられ、MPG工法で支持されている。

フロート板ガラスのような透明性の高い開口部

G SQUARE所在地:東京都渋谷区道玄坂建築主:ルイージ設計者:久米設計施工者:フジタ構 造:SRC造・S造階 数:地下2階・地上9階延べ面積:6809.19m2

竣 工:2009年10月

G SQUARE

開口部のペアマルチLow-Eには、層間部分のフロート板ガラスとの違いが分からないほど透明性の高い製品を使用

透明な色調のペアマルチLow-Eによって、クリアな眺望を確保した

夜景。層間部分に内蔵されたLEDによって白黒のストライプが浮かび上がる

南東に面したファサードの全景。設計では、透明なガラスの箱を意図した

使用したペアマルチLow-E

クリア76(AL2)

photo_山崎 浩治

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東京・お台場のフジテレビ本社の近くに、ガラスのカーテンウォールで包まれた同社の巨大なスタジオがお目見えした。高さは約30m、外周の延長は約600mにもなる。建物の四方を包むカーテンウォールのなかでも、西側のファサードは、独特のつくりを見せる。そのファサードは、室内側がLow-E複層ガラス、室外側がフロート板ガラスというダブルスキン。室外側は、屏風のように折れ曲

がっている。ダブルスキンは、効率的な自然換気を促すほか、電動ブラインドなども内蔵。室内側のLow-E複層ガラスのサッシは、手動で開閉できる。強い西日と海風という外的要因、さらには外部からの視線などに対して、タレントが個々に最適な室内環境を得られるように、このガラスのカーテンウォールには細かな配慮が尽くされている。

部屋ごとに環境を整えられる多機能型ダブルスキン

フジテレビ湾岸スタジオ

フジテレビ湾岸スタジオ所在地:東京都江東区青海建築主:フジテレビジョン設計者:KAJIMA DESIGN施工者:鹿島構 造: ハイブリッド・マルチコア・システム(ス

タジオ地上部SRC造・スタジオ地下部RC造・その他S造、外周一部CFT)

階 数:地下1階・地上7階延べ面積:7万1060.65m2

竣 工:2007年3月

建物の東側にある、高さ18mの吹き抜けのレストラン

西側ファサードの足元。ダブルスキンになる3階以上でペアマルチLow-Eを使っている

プロムナードに面した西側のファサードはダブルスキン。室外側は、屏風状に折れ曲がったフロート板ガラスで、室内側がペアマルチLow-E。ここで採用された「クリアブルー75」の色調は、ペアマルチLow-Eのラインナップ中、現在、最も多く使われている

使用したペアマルチLow-E

クリアブルー75(AC)

photo_木田 勝久/FOTOTECA

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CASBEE大阪のSランクを取得大阪の都心部にある2区画を一体的に整備した再開発事業。1棟は保険会社の本社機能、もう1棟はテナントオフィスで、双方の下層部には商業ゾーン「淀屋橋odona」が入る。風格ある御堂筋の街並みに調和した外観は、主に花崗岩とガラスで構成。環境計画では、Low-E複層ガラスをはじめ、自然換気や緑化、太陽光発電などの各手法を採り入れ、CASBEE大阪(大阪市建築物総合環境評価制度)のSランクを取得している。

三井住友海上大阪淀屋橋ビル所在地:大阪市中央区北浜建築主:三井住友海上火災保険設計者:日建設計施工者: 竹中・鹿島・大林・錢高・鴻池・三井住友・

フジタ・奥村組土木・ノバック共同企業体構 造: S造・一部SRC造・RC造階 数:地下4階・地上16階延べ面積:4万6818.82m2

竣 工:2008年3月

淀屋橋三井ビルディング所在地:大阪市中央区今橋建築主:三井不動産設計者:日建設計施工者:大林・竹中・大幸・藤木・錢高共同企業体構 造: S造・一部SRC造・RC造階 数:地下3階・地上16階延べ面積:4万4936.57m2

竣 工:2008年3月

三井住友海上大阪淀屋橋ビル淀屋橋三井ビルディング

汐留芝離宮ビルディング

汐留芝離宮ビルディング所在地:東京都港区海岸建築主:飯野海運、日本土地建物設計者:竹中工務店施工者:竹中・清水建設共同企業体構 造:SRC造・S造階 数:地下3階・地上21階延べ面積:3万5015.25m2

竣 工:2006年7月西から見た全景。ペアマルチLow-Eを全面的に採用している

開放的な基準階のコーナー部分

外観のディテール

御堂筋に面した東側の外観。写真の左半分が淀屋橋三井ビルディング、右が三井住友海上大阪淀屋橋ビル

使用したペアマルチLow-E

クリアブルー75(AC)

低層部の商業施設、高層部のテナントオフィスからなる複合高層ビル。オフィス階の外装ガラスに、Low-E複層ガラスを採用している。断熱性の高いLow-E複層ガラスと、「エアバリア」と呼ばれる簡易エアフローシステムとを

組み合わせることで、省スペースで合理的なペリメータレス化を図り、環境性能の優れたテナントオフィスを実現。テナント誘致に有利な、高い競争力を備えた。

「エアバリア」とセットで効率よくペリメータレス化

使用したペアマルチLow-E

クリアブルー75(AC)

photo_奥村 浩司

photo_東出 清彦

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さいたま新常盤ビル

さいたま新常盤ビル所在地:さいたま市浦和区常盤建築主:NTT東日本プロパティーズ設計者:NTTファシリティーズ施工者:さいたま新常盤ビル新築工事共同企業体構 造:S造階 数:地上8階延べ面積:1万5205.17m2

竣 工:2008年9月

NTT新池袋ビル所在地:東京都豊島区東池袋建築主:NTT東日本プロパティーズ設計者:NTTファシリティーズ施工者:大林組・第一ヒューテック建設共同企業体構 造:S造・SRC造階 数:地下1階・地上9階延べ面積: 3万430.20m2

(うち工事部分は1万1160.89m2)竣 工:2008年6月

コールドドラフト対策で北面にもLow-E複層ガラス環境の時代をリードしつつ、高い競争力を保てるエコロジカルなテナントオフィスを目指して、Low-E複層ガラスを標準化するデベロッパーも出てきた。ほぼ同時期に完成した「さいたま新常盤ビル」と「NTT新池袋ビル」は、そんな例だ。いずれも外観は、開口を絞り込んだ横連窓と、外部に開かれたガラスのカーテンウォールとで構成。ペリメータの熱負荷を低減するために採用したLow-E複層ガラスは、日の当たる東西南の3面だけでなく、北面にも使っている。ガラスとしては高い断熱性に着目して、冬のコールドドラフト対策にも使った形だ。周辺のプライバシーや、外観デザインなどを総合的に判断して、どちらの建物も、透明性を持ち合わせた淡いグリーン系の色調を選んでいる。

さいたま新常盤ビルNTT新池袋ビル

さいたま新常盤ビル NTT新池袋ビル

NTT新池袋ビル

開放的な雰囲気のオフィス空間 外観の見上げ

北から見た全景。周辺のプライバシーとの兼ね合いで、大きく開放できる東面と北面の一部を、ペアマルチLow-Eを用いたガラスのカーテンウォールとしている

北西から見た全景。コールドドラフト対策にもなるペアマルチLow-Eを使って、大通りに面した北面を全面ガラスの開放的なファサードとした

使用したペアマルチLow-E

クリアグリーン68(AJ)

photo_エスエス東京 photo_川澄建築写真事務所

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JDLドミトリ葛西所在地:東京都江戸川区東葛西建築主:日本デジタル研究所設計者:前澤建築事務所施工者:清水建設構 造:RC造・一部S造階 数:地上5階延べ面積:2518.58m2

竣 工:2010年3月

JDLドミトリ葛西

IT関連企業の単身者向け社員寮。低層の住宅が多い立地なので、外装にガラスを多用して、建物全体に透明感をもたせ、5階建てというボリュームを抑えている。40室からなるある居室はすべてスタジオタイプで、眺望と日当たりのよい南向きに配置。幅5m、高さ2mの掃き出しの大開口を設けて開放感を与えている。

同時に、その開口部には、シャープなシルバー系の反射色を持つLow-E複層ガラスを採用。暖房負荷だけでなく、冷房負荷の大幅な低減も図っている。この会社は複数の社員寮を持つが、社会の環境意識の高まりを受けて、今回の寮で初めてLow-E複層ガラスを採用した。

大開口の開放的な居室で空調負荷を大幅に低減

北側の正面外観。階段室や共用廊下を半透明ガラスで包み、周辺に対する建物のボリューム感を抑えた

居室の並ぶ南側のファサード見上げ。シャープな印象を与えるシルバー色のペアマルチLow-Eを採用

ペアマルチLow-Eを採用した居室。耐熱強化ガラス「パイロクリア」と組み合わせることで、3×2mの大開口をワイヤレス化。クリアな視界を確保している

使用したペアマルチLow-E

シルバー54(AS)

photo_篠澤建築写真事務所

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新千歳空港国際線旅客ターミナルビル所在地:北海道千歳市美々建築主:北海道空港設計者: 日建・空港コンサル・アラップ・久米設計監理

共同企業体施工者:鹿島・宮坂・荒井特定建設工事共同企業体構 造:S造・一部RC造階 数:地上4階延べ面積:6万1119.63m2

竣 工:2010年1月

空調負荷を低減するターミナルの大空間新千歳空港の新しい国際線ターミナルは、入国審査施設を一直線上に並べ、階層移動を少なくするなど、誰にでも使いやすい施設構成を追求している。出発ロビーと出発ラウンジは、それぞれ46m、28mスパンの大空間。その外観には、冬場の空調負荷を抑えつつ、自然採光による照明の省エネルギーを図るためにLow-Eガラスを採用し、北海道の玄関口にふさわしい明るく開放的な空間となるよう透明度の高い特注色で対応した。

新千歳空港国際線旅客ターミナルビル

東五反田スクエア所在地:東京都品川区東五反田建築主:東五反田二丁目第2地区市街地再開発組合プロジェクトマネージャー:三井不動産設計者:日本設計施工者:鹿島・奥村建設共同企業体構 造:S造・一部SRC造階 数:地下2階・地上16階延べ面積:2万8142.84m2

竣 工:2009年4月

東五反田スクエア

外観の見上げ

ペアマルチLow-Eで日射遮へいを図った西向きの正面外観

エアサイドの外観。プロジェクトに求められた各種条件を満たすために、特注色のペアマルチLow-Eを使用した

3階の出発ロビー

使用したペアマルチLow-E

シルバー54(AS)

日射遮へいにLow-E複層ガラス街並みと調和するカラーを選定再開発の進む地区に完成したテナントオフィスビル。快適なオフィス環境を提供するために、開口部を大きくとりつつも空調負荷を抑える設計がされている。特に、強い日差しを受ける西面では、日射遮へいを目的にLow-E複層ガラスを採用した。建物の外観を、街並みと調和させるために、Low-E複層ガラスの色にもこだわった。外壁タイルなど、複数の外装材との組み合わせをモックアップで確認し、シルバー系のLow-E複層ガラスを選定している。

使用したペアマルチLow-E

特注色

photo_エスエス東京

photo_新津写真

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◉採用上のご注意複層ガラスの封着部は有機材料によってその機能を保っている関係上、寿命のある製品です。その機能を長期間保つためには、施工方法が重要な要因となりますので、複層ガラスの標準施工に示す必要な最小値、および下記の注意事項をお守りください。

◉共通のご注意断熱性能を高めるため複数枚のガラスを有機材料で張り合わせたガラスのため、以下の点に留意が必要です。・製造可能形状や寸法・高温・高湿・気圧等の使用環境・熱割れ・反射映像・金属膜付き複層ガラスに関する注意点・施工法に関するご注意・維持点検・交換【発注について】1 ガラスの組み合わせによっては製造できない場合があります。2 製造後の切断・加工ができませんので、寸法・形状は正確にご注文ください。【使用環境について】1 網入板ガラスで構成する場合、室内温水プールのトップライトなど、使用部位が高温多湿の環境でご採用になられる際には、一般の防錆処理よりハイレベルな防錆処理方法をおすすめします。2 トップライト、温室などに使用する場合は、日射や温度の影響上、厳しい使用条件になりますので、事前にご検討ください。3 温度70℃以上または多湿の環境下での長期間使用は封着材に悪影響を及ぼし、寿命を短くしますのでお避けください。4 海抜1,000m以上の高地に使用する場合、空気圧力調整が必要ですので、ご注文の前にご相談ください。5 封着部を突き合わせする施工の場合はペアマルチSGをご採用ください。【反射映像について】1 温度変化によって、中空層内部の空気圧が変化

し、ガラスにたわみが生じて、反射映像がゆがみます。そのため、反射映像が目立つことがありますのでご了承ください。2 構造上、干渉縞が見られる場合があります。室内外のガラスを同じ厚さのフロート板ガラスで構成する場合が最も生じやすくなりますのでご注意ください。品種が異なるガラスで構成する場合、また同一品種でも厚さの異なるガラスで構成する場合はこの現象は生じにくくなります。3 構造上、温度や気圧の変化により2枚のガラスが凹凸にたわみます。比較的大きな寸法で、かつ中空層の厚さが薄い場合、まれにガラス中央部が接触し、ニュートンリング(虹色の干渉環)が見られることがあります。そのため、中空層が6ミリの場合は、下表にある制約面積内でのご採用をおすすめします。その範囲を超える面積の場合には、中空層12ミリを推奨いたします。【熱割れについて】1 熱線吸収板ガラスなど日射吸収率の高いガラスや網入・線入板ガラスで構成する場合は使用条件によっては熱割れを生じることがありますので、事前にご検討ください。特に網入板ガラスの場合、フロート板ガラスと比較してエッジ強度が半分程度と低いため、熱割れ、錆割れが発生しやすいので設計時点での十分な検討が必要です。2 冷暖房の吹出し空気をガラス面に直接当てたり、ガラスに密着するようなロッカーやパーティションの設置は熱割れの原因になります。3 ガラスの表面にフィルムや紙などを貼ったり、塗料を塗ると熱割れすることがありますのでお避けください。※フィルムの取り扱いについてはフィルムメーカーへお問い合わせください。4 室内側ガラスの近くにダンボール箱等、物を置くことはお避けください。一時的な仮置きの場合でも熱割れが生じることがあります。【サッシについて】1 複層ガラスは単板ガラスの約2倍の重量がありますので、それに十分耐えられるサッシ構造が必要です。2 標準施工が可能な溝幅、深さを持つサッシをお選びください。3 水抜き穴のあるサッシをお選びください。

4 必要なかかりしろを取りやすい四方押縁のサッシをお選びください。5 下図に示すようなサッシ溝の底面が平坦でないサッシの場合、複層ガラスが不均等な支持にならないようにしてください。

【Low-Eガラスについて】1 Low-Eガラスは透過光と反射光で色調が異なります。また、反射光において若干ですが色調がムラとなって見える場合がありますが、性能面での支障はありません。2 Low-Eガラスは携帯電話などの電波機器をご使用時、送受信に障害がでる場合があります。特に窓ガラス以外の外壁に電波を通しにくい材料をご採用されている場合には注意が必要です。3 Low-Eガラスはテレビ電波などを反射します。詳しくはお問い合わせください。

◉標準施工法複層ガラスの封着部は有機材料によってその機能を保っている関係上、寿命のある製品です。その機能を長期間保つためには、施工方法が重要な要因となりますので、複層ガラスの標準施工に示す必要な最小値、および下記の注意事項をお守りください。1 エッジクリアランス・かかりしろクリアランス・かかりしろなどの数値はJASS-17(日本建築学会・建築工事標準仕様書17番・ガラス工事2003年12月1日第4版)より引用した数値を最小値(三方押縁の場合)としてください。一方押縁・二方押縁の場合は、施工時に板ガラスのやり返しが必要となりますので、作業性を考慮のうえ、別途寸法をご検討ください。2 水抜き穴封着部は長期間、水に接していると劣化が早まりますので、サッシ溝内に入った水をすみやかに排出するため、サッシ下辺部に5mmφ以上(推奨:8mmφ)の水抜き穴を3カ所以上設けてください。3 シーリング材封着部を保護するため、サッシとガラスの間のシーリング材はJIS A 5758-1997に規定する9030区分に合格する良質のシリコーン系シーリング材(酢酸系を除く)をご使用ください。※品質を長く保つために、複層ガラスとサッシの止水性が悪くなっている場合には、シーリング材を打ち直してください。4 バックアップ材バックアップ材は発泡ポリエチレンをご使用ください。5 セッティングブロックセッティングブロックは封着部に悪影響を与えない

ペアマルチLow-Eのご採用にあたって

ように、耐シリコーンタイプなど可塑剤のでない良質のものを選定してください。(推奨:EPDM耐シリコーンタイプ)また硬度は80°~90°で次の寸法のものを2個ご使用ください。・長さ:25×Amm以上(但し、最小50mm程度)    ※A:ガラス面積(m2)・幅 :ガラス厚さ+5mm程度・厚さ:7~12mm程度

◉特殊施工法JASS-17以外の施工法を用いる場合は、特殊施工になります。特殊施工の場合、封着部の耐久性が低下する場合があるため十分な検討が必要です。

◉施工上のご注意1 保管は直射日光を避け、風通しのよい屋内に保管してください。やむなく屋外に仮置きする場合は熱割れを防止するため直射日光を避ける措置を講じてください。特に網入板ガラス・線入板ガラスを含む複層ガラスは注意が必要です。※長期保管の場合は下図のような状態で屋内に保管してください。

2 標準施工法に従って施工してください。3 複層ガラスを切り欠いたり、キズつけたりしないでください。4 サッシ内の排水性を良くするため、サッシ溝を清掃してください。

◉使用上のご注意1 冷暖房の吹出し空気をガラス面に直接当てたり、ガラスに密着するようなロッカーやパーティションおよび段ボール箱などの設置は、熱割れの原因になります。また、ガラスの表面にフィルムや紙などを貼ったり、塗料を塗ることはお避けください。反射膜面やガラス面のクリーニングが困難になるうえ、熱割れの原因となります。

2 複層ガラスとサッシの止水性が悪くなっている場合には、シーリング材を打ち直してください。

◉メンテナンス上のご注意1 採光、眺望を得るために使用するガラスは、定期的に清掃を行わないと汚れが付着してしまいます。そのまま放置すると付着物が取れなくなることもあり、本来の機能を著しく低下させることもありますので、定期的な清掃をお奨めいたします。2 大気中の埃、塵は定期的にクリーニングしておけば問題ありませんが、長期間放置しておくと徐々にガラスに埃や塵が固着し水や中性洗剤などによる一般的なクリーニングでは落ちなくなる場合があります。この場合は、研磨剤などで削り取る以外に方法がありません。したがって、特に反射膜面に汚れが固着した場合、キズをつけずに除去することは困難になります。3 タバコのヤニ・油類はアルコール類や砥粒の含まない食器洗い用の中性洗剤を使用すれば大部分の汚れを落とすことができます。4 頻繁に水道水を浴びる箇所や、噴水の周りなど濡れ、乾燥を繰り返す場合には水垢によりガラス表面を白濁させ、一般的なクリーニングでは落ちにくくなることがありますのでご注意ください。5 ガラス面にセメントやモルタルが固着した場合は化学的にも除去できなくなります。また、セメントやモルタルのアクが雨水などに混じってガラス面に固着した場合でも同様です。6 カーテンウォール、タイル、石などの洗浄の際、薬剤(強酸・強アルカリ・フッ化水素など)によって反射膜面やガラス面が侵されることがあります。またサッシ内に浸入した薬剤が複層ガラスの封着材に悪影響を及ぼし、寿命を短くしますので、養生は十分に行ってください。

◉クリーニングについて1 クリーニング頻度周囲の環境や大気の汚染状態によって異なりますが、一般に都心・市街地では1~2カ月に一度程度のクリーニングが必要です。2 クリーニング時のご注意点・ ガラス面のクリーニングは、室内外とも一般的な水拭きをおすすめします。

・ 落ちにくい汚れの場合は中性洗剤を使用し、その後、水で洗い流して乾拭きしてください。なおスキージーを使用する場合、裏面の金具がガラス面に当たるような使い方をしますと反射膜面やガラス面にキズがつくことがありますのでご注意ください。・ 砥粒、強酸、強アルカリ、フッ化水素などが含まれる洗剤でクリーニングすると反射膜面やガラス面にキズをつけるおそれがありますのでお避けください。・ カッターナイフなどで、反射膜面やガラス面を擦るとキズが付くことがありますのでお避けください。3 洗剤汚れの程度にもよりますので、以下の中から適切な方法をお選びください。

4 クリーニング方法a.水拭き(一般的なクリーニング)① 清水(微温湯)を浸した柔らかい布でガラス面を濡らす。② ゴムスキージーで清掃。・ 微細な固形物を水で取り除いた後に清掃してください。・ スキージーの裏側の金具をガラス面に当てないようご注意ください。・ スキージーの先端には汚れが残っていますので、その都度汚れを落として使用してください。特にガラス下辺部の固形物質にはご注意ください。③必要に応じて乾燥した布で拭く。b.中性洗剤① 中性洗剤の水溶液に柔らかい布を浸して汚れを拭き取る。・ 固形物質などは軽く押さえて拭き取るようにしてください。② a.水拭きの手順に準じてクリーニングする。

◉定期的な点検ガラスが破損したまま放置していますと破片の落下事故のもとになります。スパンドレル部分や棟屋等室内側から目視できない部分を含めて日常的な点検を行うことをお奨めします。

◉ガラスの交換複層ガラスは-寿命のある製品です。高所作業車の届かない高層部位での交換も将来的に必要となります。また、ガラス交換時に床・天井その他近接する部材も含めて取り外しの必要がないように、設計段階でガラスの交換が容易なように以下の点に留意して設計・計画していただけますようお願いいたします。・ 破損等交換予定ガラスの落下防止応急処置対策・ 交換ガラスの運搬経路・ ガラスの揚重方法と空間の確保・ 交換時の安全対策など必要な部品の事前取り付け・ 交換容易な床・天井・サッシなど周辺部材の設計

使用する洗剤 備考

a.水拭き 一般的なクリーニング

b.中性洗剤 落ちにくい汚れのクリーニング

●中空層6ミリの場合の面積制限

ガラス構成 中空層6ミリの場合の制約面積(m2)

5ミリ +中空層 +5ミリ4.0

6ミリ +中空層 +6ミリ

8ミリ +中空層 +8ミリ5.0

10ミリ +中空層 +10ミリ

12ミリ +中空層 +12ミリ 6.0

5ミリ +中空層 +網入、線入板ガラス6.8ミリ

4.0 6ミリ +中空層 +網入、線入板ガラス6.8ミリ

8ミリ +中空層 +網入、線入板ガラス6.8ミリ

8ミリ +中空層 +網入、線入板ガラス10ミリ

5.0 10ミリ +中空層 +網入、線入板ガラス10ミリ

12ミリ +中空層 +網入、線入板ガラス10ミリ

アルミなど 排水可能な寸法を確保してください。

湿気抜き穴(推奨) シーリング材によるカーテンウォール工法の場合

セッティングブロックサッシ

GW/4

GH

GW/2 GW/4

GW

水抜き穴5mmφ以上(推奨:8mmφ)

シーリング材

水抜き穴5mmφ以上(推奨:8mmφ)

セッティングブロック

バックアップ材

●施工図

複層ガラス壁

90°90°

クッション材

Page 12: Clear76 Blue60 Clear K76 PAIRMULTI Low...8 9 ファサード全面を覆うガラスが、通り沿いの ケヤキ並木を映し出す。東京・渋谷に完成 した「G SQUARE」は、オフィス開口部に

22 23

●ペアマルチLow-E  Low-E膜第2面使い(Low-Eガラスを室外側とし、Low-E膜を中空層側とした値です)

ガラス品種

品種略号構成品種

反射色調OUT

呼び厚さ(ミリ)

光学的性能 熱的性能可視光 日射 紫外線 熱貫流率 遮蔽係数

S・C日射熱取得率

η透過率(%)

反射率(%) 透過率(%)

反射率(%)吸収率(%)

透過率(%)

W/(m2K)Kcal/m2h℃OUT IN OUT 冬 冬 夏 冬 夏 冬

クリア76

RSFL6AL2*+A12+FL6クリア系

24 76.0 12.3 12.2 51.0 20.0 29.0 26.9 1.8 1.5 0.66 0.66 0.58 0.58

RSFL8AL2*+A12+FL8 28 74.4 12.1 12.0 47.7 18.4 33.9 24.4 1.8 1.5 0.64 0.64 0.56 0.56

RSFL10AL2*+A12+FL10 32 72.7 11.9 11.8 44.7 17.0 38.3 22.3 1.8 1.5 0.62 0.62 0.55 0.54

RSFL12AL2*+A12+FL12 36 71.2 11.7 11.6 42.0 15.7 42.3 20.4 1.8 1.5 0.60 0.60 0.53 0.52クリアグリーン68

RSFL6AJ*+A12+FL6グリーン系

24 68.3 23.7 22.1 55.4 17.7 26.9 28.1 1.9 1.7 0.72 0.72 0.64 0.63

RSFL8AJ*+A12+FL8 28 66.7 23.3 21.6 51.2 16.7 32.1 25.5 1.9 1.6 0.69 0.69 0.61 0.60

RSFL10AJ*+A12+FL10 32 65.3 22.8 21.2 47.6 15.9 36.5 23.3 1.9 1.6 0.67 0.66 0.59 0.58

RSFL12AJ*+A12+FL12 36 63.8 22.4 20.8 44.3 15.1 40.6 21.4 1.9 1.6 0.64 0.64 0.57 0.56

シルバー54

RSFL6AS*+A12+FL6シルバー系

24 54.2 21.7 13.3 32.4 27.2 40.4 17.5 1.8 1.6 0.45 0.44 0.39 0.38

RSFL8AS*+A12+FL8 28 53.0 21.3 13.1 30.4 25.1 44.5 15.9 1.8 1.6 0.44 0.43 0.38 0.37

RSFL10AS*+A12+FL10 32 51.8 20.9 12.9 28.7 23.2 48.1 14.5 1.8 1.6 0.43 0.42 0.38 0.36

RSFL12AS*+A12+FL12 36 50.7 20.6 12.7 27.2 21.6 51.2 13.3 1.8 1.6 0.42 0.41 0.37 0.36クリアブルー75

RSFL6AC*+A12+FL6ブルー系

24 74.6 12.1 11.6 50.3 18.5 31.2 23.7 1.8 1.5 0.66 0.65 0.58 0.57

RSFL8AC*+A12+FL8 28 73.0 11.9 11.4 47.0 17.1 35.9 21.5 1.8 1.5 0.64 0.63 0.56 0.55

RSFL10AC*+A12+FL10 32 71.4 11.7 11.2 44.1 15.8 40.1 19.7 1.8 1.5 0.62 0.61 0.54 0.53

RSFL12AC*+A12+FL12 36 69.8 11.5 11.0 41.4 14.7 43.9 18.1 1.7 1.5 0.60 0.59 0.53 0.52

ブルー60

RSFL6AN*+A12+FL6ブルー系

24 59.5 16.1 10.8 39.6 21.9 38.5 24.9 1.8 1.5 0.53 0.53 0.47 0.46

RSFL8AN*+A12+FL8 28 58.2 15.8 10.6 37.1 20.3 42.6 22.5 1.8 1.5 0.52 0.51 0.46 0.45

RSFL10AN*+A12+FL10 32 56.9 15.5 10.5 34.8 18.8 46.4 20.6 1.8 1.5 0.50 0.50 0.44 0.43

RSFL12AN*+A12+FL12 36 55.7 15.3 10.3 32.7 17.6 49.7 18.9 1.8 1.5 0.49 0.48 0.43 0.42

グレー55

RSFL6AO*+A12+FL6グレー系

24 55.1 13.3 10.8 37.0 19.0 44.0 15.9 1.8 1.5 0.51 0.50 0.45 0.44

RSFL8AO*+A12+FL8 28 53.9 13.0 10.7 34.6 17.6 47.8 14.5 1.8 1.5 0.50 0.49 0.44 0.43

RSFL10AO*+A12+FL10 32 52.7 12.8 10.5 32.5 16.4 51.1 13.4 1.8 1.5 0.48 0.47 0.42 0.41

RSFL12AO*+A12+FL12 36 51.6 12.6 10.3 30.5 15.3 54.2 12.3 1.8 1.5 0.47 0.46 0.41 0.40

光学的性能・熱的性能 品質保証について

●ペアマルチLow-E  Low-E膜第3面使い(Low-Eガラスを室内側とし、Low-E膜を中空層側とした値です)

ガラス品種

品種略号構成品種

反射色調OUT

呼び厚さ(ミリ)

光学的性能 熱的性能可視光 日射 紫外線 熱貫流率 遮蔽係数

S・C日射熱取得率

η透過率(%)

反射率(%) 透過率(%)

反射率(%)吸収率(%)

透過率(%)

W/(m2K)Kcal/m2h℃OUT IN OUT 冬 冬 夏 冬 夏 冬

クリアK76

FL6+A12+*RSFL6ALクリア系

24 76.0 12.2 12.3 51.0 21.1 27.9 26.9 1.8 1.5 0.71 0.71 0.63 0.62

FL8+A12+*RSFL8AL 28 74.4 12.0 12.1 47.7 19.3 33.0 24.4 1.8 1.5 0.69 0.69 0.61 0.60

FL10+A12+*RSFL10AL 32 72.7 11.8 11.9 44.7 17.8 37.5 22.3 1.8 1.5 0.67 0.66 0.59 0.58

FL12+A12+*RSFL12AL 36 71.2 11.6 11.7 42.0 16.5 41.5 20.4 1.8 1.5 0.65 0.64 0.57 0.56クリアブルーK75

FL6+A12+*RSFL6AMブルー系

24 74.6 11.6 12.1 50.3 19.8 29.9 23.7 1.8 1.5 0.73 0.72 0.64 0.63

FL8+A12+*RSFL8AM 28 73.0 11.4 11.9 47.0 18.2 34.8 21.5 1.8 1.5 0.70 0.70 0.62 0.61

FL10+A12+*RSFL10AM 32 71.4 11.2 11.7 44.1 16.8 39.1 19.7 1.8 1.5 0.68 0.67 0.60 0.59

FL12+A12+*RSFL12AM 36 69.8 11.0 11.5 41.4 15.6 43.0 18.1 1.7 1.5 0.66 0.65 0.58 0.57

ブルーK72

FL6+A12+*RSFL6AWブルー系

24 72.2 13.7 14.8 46.5 25.8 27.7 32.5 1.8 1.5 0.66 0.65 0.58 0.57

FL8+A12+*RSFL8AW 28 70.6 13.5 14.5 43.5 23.5 33.0 29.2 1.8 1.5 0.64 0.63 0.56 0.55

FL10+A12+*RSFL10AW 32 69.1 13.2 14.2 40.9 21.6 37.5 26.5 1.8 1.5 0.62 0.61 0.54 0.54

FL12+A12+*RSFL12AW 36 67.5 13.0 14.0 38.5 19.9 41.6 24.2 1.7 1.5 0.60 0.59 0.53 0.52注:光学特性、および日射特性はJIS R 3106:1998、熱貫流率はJIS R 3107:1998、紫外線透過率はISO 9050:2003に基づいて求めた値です。  本表の数値は光学的及び熱的性能を示す一般的数値であり、各製品の性能を保証するものではありません。

●ペアマルチLow-E 1997年10月以降に製造された製品が対象となります。

保証性能項目 保証期間 補償範囲 免責事項(保証期間内でも有償となります)

内部結露(ガラスとガラスの間の中空層での結露)が発生しないこと。 10年

保証期間内の製品に、保証性能項目を守れない不具合が生じた場合には、代わりの製品を無償で出荷させていただきます。

但し、施工費用につきましては、補償対象外とさせていただきます。

尚、不具合が生じた製品を既に販売中止とさせていただいている場合には、同等品種または近似品種でのお取り替え、または販売金額の払戻しで補償させていただく場合があります。

・ 弊社指定の標準施工法及び設計上、施工上、使用上、メンテナンス上の注意事項を満足していない場合

・ 使用上の誤り及び不当な改造や修理等、人為的原因に起因する不具合(ガラス表面にフィルムを貼ることや塗料を塗ること等を含みます)

・ 火災、地震、風水害、その他天変地異に起因する不具合

・ 品質保証対象外であることを事前にご了承いただいている場合

・ 実用化された技術では予測困難な現象に起因する不具合

・ 熱割れなどのガラスの破損・ 中空層に面していないガラス面に発生した結露・ 複層ガラスを構成する板ガラスに亀裂または破損がある場合

・ 海抜1,000m以上でのご使用で、事前にお打ち合わせが行われなかった場合

・ 垂直以外でのご使用で、事前に弊社が了承していない場合(トップライト使用等)

・ 高温(70℃以上)または多湿の環境下でのご使用で、事前にお打ち合わせが行われなかった場合(温水プール、サウナルーム等)

・ 複層ガラスに弊社のマークが打刻されていない場合※

※製品に打刻されたマークにより、弊社製品であること及び製造年月日等を確認致します。

●ガラス選定のポイントとなる3つの性能

断熱性能 熱貫流率(W/m2K):室内外の温度差によって、ガラスを通過する熱量です。熱貫流率が小さいほど断熱性能に優れています。

遮熱性能 日射熱取得率(η):ガラスに入射した日射熱が、室内側に流入する割合です。日射熱取得率が小さいほど、日射を遮へいします。

採光性能 可視光透過率(%):可視光透過率が大きいほど、採光性能が高くなります。

Page 13: Clear76 Blue60 Clear K76 PAIRMULTI Low...8 9 ファサード全面を覆うガラスが、通り沿いの ケヤキ並木を映し出す。東京・渋谷に完成 した「G SQUARE」は、オフィス開口部に

●本カタログは2011年7月現在の内容について掲載しています。 ●本カタログに掲載されている性能、数値などは保証値ではありませんのでご了承ください。●本カタログに記載されている写真は、印刷のため実際の色と多少異なります。 ●製品の仕様等は、予告なく変更することがございますのでご了承ください。

製品のご使用にあたっては、別冊総合カタログの「ガラスを安全に、大切にお使いいただくために」の注意事項等をご参照のうえ、必ずお守りください。

(03)6 4 0 3 - 8 5 0 3( 0 2 2)3 5 9 - 8 6 6 5( 0 1 1)3 7 7 - 2 8 6 0( 0 6)6 2 2 2 - 7 5 3 4 ( 0 9 2)4 5 1 - 5 5 9 4( 0 5 2)2 3 8 - 1 3 9 2

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展示ルームのご案内

NSGガラススクエアより快適な居住空間を実現するために、真空ガラス「スペーシア」をはじめとする機能ガラスを展示しています。お客様にわかりやすく、その機能を視覚的、体感的に理解していただけるように、普通のガラスとの比較展示を中心に展開しています。

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日比谷通り

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GS

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詳しくはWEBサイトをご覧ください。 http://glass-wonderland.jp/glass_square/

●ご来場いただくにあたって製品説明など、アテンドのスタッフを希望される場合は、お電話にてご予約いただきますよう、お願い申し上げます。展示製品は限られており、随時入れ替えをしております。そのため、ご希望の製品をご覧いただけない場合もございますので、事前にお問い合わせいただければ展示中の製品をご案内致します。製品によっては小サイズのサンプルをご覧いただく場合もありますので、あらかじめご了承ください。

所 在 地

営業時間

定 休 日

アクセス

〒105-0013 東京都港区浜松町1丁目2番4号住友不動産東新橋ビル6号館1F日本板硝子ビルディングプロダクツ内

9:30~12:00/13:00~17:30

土・日・祝(夏季・冬季休業有)

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