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国土交通省近畿地方整備局
Kinki Regional Development Bureau
Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism
近畿地方整備局
配布
日時
平成 29年 3月 17日
16時 00分 記 者 発 表
件 名
「和歌山 GPS波浪計事故調査・安全対策検討委員会」
(第 1回)の議事の概略について
概 要
●平成 29年 2月 21日に発生した和歌山下津港における
GPS波浪計の調査中の爆発事故について、「和歌山 GPS
波浪計事故調査・安全対策検討委員会」(委員長:髙山
知司京都大学名誉教授)を設置し、第 1回委員会を実施
しましたのでお知らせします。
議事の概略は別紙のとおりです。
取 扱 い -
配布場所
神戸海運記者クラブ 神戸民放記者クラブ
みなと記者クラブ 和歌山県政記者クラブ
和歌山県政放送記者クラブ 和歌山地方新聞記者クラブ
問 合 せ 先
■国土交通省 近畿地方整備局 港湾空港部
港湾空港企画官 平井 洋次
電話:078-391-4214
海洋環境・技術課
課長 津田 行男
電話:078-391-3103
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別紙
第1回和歌山 GPS波浪計事故調査・安全対策検討委員会
議事の概略
1.日時
平成 29年 3月 16日(木)14:00~16:00
2.場所
TKPスター貸会議室虎ノ門カンファレンスルーム 501
3.委員(敬称略)
髙山知司(委員長)、河合弘泰、田村裕之、山口義彰
4.議事
(1)委員会規約の確認
(2)和歌山南西沖GPS波浪計の概要
(3)和歌山下津港における爆発事故の概要
(4)和歌山GPS波浪計の保守・点検の実施状況
(5)事故原因の究明に向けた調査の視点
(6)今後の委員会開催スケジュール
5.議事概要
・「和歌山 GPS波浪計事故調査・安全対策検討委員会」規約(案)が了承
された。
・「GPS波浪計の概要」と「爆発事故の概要」、「保守・点検の実施状況」を
事務局から説明後、質疑を行った。
・事故原因の究明に向けて、可燃性ガスの発生要因、発火要因に対する調査
の視点を整理した。
・2ヶ月後を目処に中間とりまとめを行うことが了承された。
・各委員からいただいた意見について、次回委員会までに事務局で整理する
こととなった。
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和歌山 GPS波浪計事故調査・安全対策検討委員会 規約
(名称)
第1条 本委員会は、和歌山 GPS波浪計事故調査・安全対策検討委員会(以下
「委員会」という。)という。
(目的)
第2条 委員会は、平成 29年 2月 21日に発生した和歌山下津港における
GPS波浪計の調査中の爆発事故について、事故原因の究明と再発防止
に向けた検討を行うことを目的とする。
(検討内容)
第3条 委員会においては、以下に掲げる事項について検討を行う。
(1)事故発生時の状況把握
(2)GPS波浪計の保守・点検方法の確認
(3)事故原因の検討
(4)再発防止策の検討
(5)その他目的に必要な事項の検討
(委員)
第4条 委員会の委員は、別表のとおりとする。
(委員長)
第5条 別表のとおり、委員会に委員長を置く。
2 委員長は委員会の議長となり、議事の進行にあたる。
3 委員長がやむ得ない理由により出席できない場合は、委員のうちか
ら委員長があらかじめ指名する者が、その職務を代理する。
(事務局)
第6条 委員会の事務局は、国土交通省近畿地方整備局港湾空港部とする。
(委員会の招集)
第7条 委員会の招集は、委員長が行うほか、委員長の了承を得て事務局が
招集を行うことができることとする。
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(関係者からの意見聴取)
第8条 委員長が必要と認めるときは、関係者を呼び意見を聞くことができ
る。
(議事の公開)
第9条 会議の議事については、非公開で行う。ただし、議事の概略につい
て、事務局は委員長の確認を得たのち会議後速やかにホームページに
公開する。
(守秘義務)
第 10条 委員は、委員会を通じて知り得た秘密を漏らしてはならない。そ
の職を退いた後も同様とする。
附則 この規約は、平成 29年 3月 16日から施行する。
(別表)
委員長 京都大学 名誉教授 髙山 知司
委 員 国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所
港湾空港技術研究所 海洋情報・津波研究領域長 河合 弘泰
委 員 総務省 消防庁 消防大学校 消防研究センター
大規模火災研究室長 田村 裕之
委 員 一般社団法人 電池工業会 二次電池部会
技術委員会 委員 山口 義彰
(敬称略)
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和歌山GPS波浪計 爆発事故の概要
○発生日時:平成29年2月21日(火)14時45分頃 ○発生場所:和歌山下津港 西浜ヤード ○事故の概要 ・近畿地方整備局が、和歌山県白浜沖の沖合約17kmの海上に設置していた ブイ式のGPS波浪計に不具合(電圧低下による機器の停止)が生じたため、 昨年12月18日に引き揚げ、和歌山下津港 西浜ヤードに保管。 ・製造メーカーである日立造船(株)は、現地にて平成29年2月21日から調査を 実施。現場作業員がブイ本体内部にてバッテリー室に入ろうとしたところ爆発が 発生、1名死亡、1名負傷。
事故発生後の現場状況 事故発生箇所(西浜ヤード)位置図
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宮城北部沖 (H20年3月設置)
<気仙沼広田湾沖>
宮城中部沖 (H19年3月設置)
<宮城金華山沖>
三重尾鷲沖 (H20年2月設置)
<三重尾鷲沖>
高知西部沖 (H19年11月設置)
<高知足摺岬沖>
青森東岸沖 (H20年3月設置)
<青森八戸沖>
岩手中部沖 (H20年3月設置)
<岩手宮古沖>
岩手南部沖 (H19年4月設置)
<岩手釜石沖>
青森西岸沖 (H22年7月設置)
<青森深浦沖>
秋田県沖 (H22年8月設置)
<秋田男鹿沖>
山形県沖 (H22年7月設置)
<山形酒田沖>
徳島海陽沖 (H27年1月再設置)
<徳島海陽沖>
静岡御前崎沖 (H21年2月設置)
<静岡御前崎沖>
福島県沖 (H21年3月設置)
<福島小名浜沖>
岩手北部沖 (H21年2月設置)
<岩手久慈沖>
各地点名称は リアルタイムナウファス*での表示名 * http://www.mlit.go.jp/kowan/nowphas/ < >内は気象庁発表名称
宮崎日向沖 (H26年3月設置)
<宮崎日向沖>
和歌山南西沖 (H19年12月設置)
<和歌山白浜沖>
伊勢湾口沖 (H25年6月設置)
<伊勢湾口沖>
GPS波浪計設置状況(平成28年12月現在)
高知室戸岬沖 (H26年11月設置)
〈高知室戸岬沖〉
設置基数:全国18基
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和歌山南西沖GPS波浪計の概要
GPS波浪計
GPS衛星
波
GPS波浪計システムの概要
水深 200m程度
約17km
港湾整備に必要な沖合の波浪を精度良く観測するGPS波浪計を平成19年12月19日に和歌山南西沖に設置し、沖合波浪観測を実施。 平成28年12月18日に機器の不具合のため引き揚げ。
陸上局 (GPS基地局 田辺市)
観測局 (和歌山港湾事務所)
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今後の委員会開催スケジュール
2月 3月 4月 5月以降~
3/16 第1回検討委員会 ・GPS波浪計の概要 ・事故状況の把握 ・保守・点検方法の実施状況 ・事故原因の検討
2/21
事故発生
現地調査
第2回検討委員会 ・事故原因の検討 ・再発防止策の検討 ・保守・点検時の 安全対策の検討 ・中間取りまとめ
全国のG
PS
波浪計で緊急点検
必要な対策の実施