東京都ものづくりベンチャー育成事業
~Tokyo Startup BEAM プロジェクト~
公募要領
令和2年6月
東京都
三菱 UFJリサーチ&コンサルティング
【目次】
Ⅰ.東京都ものづくりベンチャー育成事業の目的・概要・・・・・・・・・1
Ⅱ.事業スケジュール・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
Ⅲ.対象者の要件・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3
Ⅳ.対象プロジェクトの要件・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5
Ⅴ.事業類型と契約・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6
Ⅵ.応募手続き等・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8
Ⅶ.審査・採択について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11
Ⅷ.開発成果の帰属・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12
Ⅸ.問い合わせ先・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12
補 足 プロジェクト支援費の経費一覧・・・・・・・・・・・・・・・13
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三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社(以下「MURC」という)では、東京都によ
る「東京都ものづくりベンチャー育成事業 Tokyo Startup BEAM※プロジェクト」に係る事
業コーディネーター業務を受託し、新たな製品開発等のプロジェクトを行うものづくりベ
ンチャーを、以下の要領で募集します。
※ BEAM:Build up、Ecosystem、Accelerator、Monozukuriの略。
Ⅰ.東京都ものづくりベンチャー育成事業の目的・概要
都内製造業の出荷額等・付加価値額は減少傾向にあり、ものづくり産業は厳しい状況に
直面しています。今後都内ものづくり産業がより一層発展していくためには、新たな担い
手となる優れたものづくりベンチャーを数多く育成する必要があります。
一方、創業間もないものづくりベンチャーは、アイディアやコアとなる技術はあるものの、
アイディアを形にするための設備や資金、ノウハウが不足しており、企業が成長するまでに
多くの時間と労力を要します。そこで、近年、急速に成長している中国深セン市のものづく
りのエコシステム※を参考に、東京都と支援機関等が連携し、ものづくりベンチャーが短期
間でアイディアを形にすることができ、技術指導や機器利用、資金調達等、段階に応じて必
要な支援を受けながら短期間で成長できるようなエコシステムを東京都に構築するため、
本事業を実施します。
※ ものづくりエコシステム:ものづくりベンチャーをはじめとする中小製造業者が、相互
交流を深めながら、短期間で自らのアイディアを試作品や設計図等に具体化すること
で、取引先や投資家等との商談や製品化等の事業活動をスピーディに進め、成長できる
継続的なしくみ又はその好循環のこと。
<事業の全体スキーム>
上記目的の達成に向けて、MURC は、ものづくりベンチャーと都内製造事業者が連携して
ハードウェアの製品開発を行うプロジェクトを募集し、審査の上で 12件を採択し、プログ
ラムパートナー※と連携したハンズオン支援やプロジェクト支援費による支援を行います。
※ プログラムパートナー:本事業で採択するものづくりベンチャーに対して、技術面やビ
ジネス面に関して専門家としての立場から助言や支援を行う連携先のこと。プログラ
ムパートナーの一覧は特設 WEBサイト( https://startup-beam.tokyo )を参照。
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Ⅱ.事業スケジュール
◼ 事業スケジュール概要
令和 2年 6月~7 月に公募を行い、同年 8月~10月に審査の上で採択企業 12社を選定
します。その後、プログラムパートナーと連携したハンズオン支援やプロジェクト支援
費による支援を行い、令和 4 年 1 月の最終報告会で採択企業より事業成果を報告いた
だきます。(スケジュールは変更になる場合がございます。)
<事業全体スケジュール>
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Ⅲ.対象者の要件
◼ 対象者の要件として、次の 1~6 の全ての要件を満たす必要があります。また、プロジ
ェクトを終了するまで、引き続き要件を満たす必要があります。
1. 自らが中心となり何らかのハードウェアを開発し、それを活用した新規性の高い事業
を立ち上げようとする中小企業あるいは個人事業主。
➢ 中小企業とは中小企業基本法第 2 条第 1 項に規定されているもの、かつ、大企業
が実質的に経営に参画※していないもの。
業種 資本金及び従業員
製造業、ソフトウエア業、情報処理サ
ービス業、建設業、運輸業、その他
3億円以下又は300人以下
卸売業 1億円以下又は100人以下
サービス業 5,000万円以下又は100人以下
小売業 5,000万円以下又は50人以下
※ 「大企業が実質的に経営に参画」とは、次に掲げる事項に該当する場合をいう。
・ 大企業が単独で発行済株式総数又は出資総額の 2 分の 1 以上を所有
又は出資している場合。
・ 大企業が複数で発行済株式総数又は出資総額の 3 分の 2 以上を所有
又は出資している場合。
・ 役員総数の 2 分の 1 以上を大企業の役員又は職員が兼務している場
合。
・ その他大企業が実質的に経営に参画していると考えられる場合。
2. 基準日(令和 2年 6月 1日)時点で、次のア、イのいずれかに該当するもの。
ア 法人の場合は、法人設立後 10年以内の事業を営んでいる者で、東京都内に登記簿
上の本店または支店があること。
イ 個人事業主の場合は、開業後 10年以内の事業を営んでいる者で、東京都内に開業
届出があり、支援終了後 2 年以内に事業化に係る法人を設立する計画のあるもの。
3. 次の全てに該当すること。
ア 事業コーディネーター(MURC)およびプログラムパートナーと連携した、ハンズオ
ン支援プログラムに参加をすること。
イ ハンズオン支援プログラムを通じて、事業コーディネーター(MURC)が定期的なプ
ロジェクトの進捗確認を行えること。
ウ 令和 3 年 7 月開催予定の中間報告会、および、令和 4 年 1 月開催予定の最終報告
会に参加し成果発表を行うこと。
・ ア~ウが遵守されない場合、採択後であっても取り消しとなる場合がありま
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す。
4. 次のア、イのいずれかに該当するもの。
ア 法人の場合は、登記簿謄本(履歴事項全部証明書)により、都内の本店もしくは支
店の所在等が確認できること。
イ 個人事業主の場合は、都内税務署に提出した個人事業の開業・廃業等届出書の写し
(税務署受付印のあるもの)により、都内所在等が確認できること。
5. 次の全てに該当する本事業の実施場所等を有していること。
ア 自社の事業所、又は工場等であること(賃借の場合を含む)。
イ 原則として東京都内であること。
ウ 申請書記載の購入予定物品、開発人員、当該補助事業における成果物等が確認でき
ること。
・ 購入した物品等について、実施場所に設置・保管されていることが確認できな
い場合は対象外となります。
・ 実施場所が、申請書記載の住所と異なることが判明した場合、採択後であって
も取り消しとなる場合があります。
6. 次の全てに該当すること。
ア 同一のテーマ・内容・対象経費で、都、(公財)東京都中小企業振興公社(以下「公
社」という)、道府県、区市町村等から補助または委託を受けていないこと(過去
も含む)。
イ 法人事業税及び法人都民税等の滞納がないこと。(都税事務所との協議のもと、分
納している期間中も申請できません。)
ウ 都及び公社に対する賃料・使用料等の債務の支払いが滞っていないこと。
エ 過去に都、公社、道府県、区市町村等からの補助事業等で不正等がないこと。
オ 民事再生法又は会社更生法による申立て等、プロジェクトの継続性について不確
実な状況が存在しないこと。
カ プロジェクトの実施にあたっては、必要な許認可を取得し、関係法令を遵守するこ
と。
キ 「東京都暴力団排除条例」に規定する暴力団関係者又は遊興娯楽業のうち風俗関
連業、ギャンブル業、賭博等、社会通念上適切でないと判断されるものではないこ
と。
ク その他、公的資金の補助先として適切でないと判断されるものではないこと。
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Ⅳ.対象プロジェクトの要件
◼ 申請者は以下の 1.2.の要件を満たすプロジェクトを実施する必要があります。なお、
プロジェクト実施における契約締結やその後の事業実施については、あくまで申請者の
判断と責任において行い、申請者やプロジェクト参加者が被った不利益や不都合に関し
て、都・MURC・プログラムパートナーは、一切の責任を負いません。
1. 申請者が中心となり、何らかのハードウェアの製品開発等を行い、その量産化と事業化
を目指すプロジェクトを対象とします。
➢ ここでの「ハードウェアの製品開発」とは、以下に定義する機能試作・量産試作段
階のハードウェアの設計、デザイン、試作品製作、部品製作、組み立て、試験、実
証実験等を指します。また、本プロジェクトにおいて開発するハードウェアは、最
終的な製品の一部分(核となる部品の製作等)や、事業上必要なハードウェア(社内
利用の専用機器)を製作する場合でも可とします。
・ 機能試作:機能や性能を限定しつつ実際にプロダクト(またはその一部)をつ
くってみることで、ユーザが実際に価値を感じるかどうかを確認し(=
Validation)、その上でデザインや仕様上の改善をしながら要件定義書や仕様
書、試作図面等をブラッシュアップすることを繰り返すことでプロダクトの
完成度を高めていく段階。
・ 量産試作:機能試作を経て具体化された仕様書、図面等を基に、量産化を見越
した試作品、成果物(ジグ・量産設備等)を作りこんでいく段階。
➢ プロジェクトには、ハードウェアの製品開発および事業化に必要な行為であれば
上記以外の業務も含めることができます(付随業務)。この付随業務には、組み込み
ソフトウェア開発、アプリ開発、マーケティング活動等が含まれます。ただし、プ
ロジェクト全体において、ハードウェアの製品開発が主、付随業務が従となるよう
にする必要があります(詳細は P14を参照)。
2. 製品開発にあたり、1社以上の都内製造事業者(都内に事業所を持つ製造事業者)との
連携を行うプロジェクトを対象とします(1 社以上の都内製造事業者と連携をすれば、
他連携先に都外の企業が含まれていても可)。
➢ 都内製造事業者との「連携」とは、都内製造事業者への設計、デザイン、試作品製
作、部品製作、組み立て、試験等の委託、および、共同開発契約に基づく共同開発、
製品開発・量産に関するコンサルティング業務委託等を指します。
<都内製造業者との連携による対象可否>
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Ⅴ.事業類型と契約
◼ 事業類型と採択件数
➢ Ⅰ:機能試作段階(法人および個人事業主) 7件程度
➢ Ⅱ:量産試作段階(法人のみ) 5件程度
<事業類型と採択件数>
・ 機能試作:機能や性能を限定しつつ実際にプロダクト(またはその一部)をつ
くってみることで、ユーザが実際に価値を感じるかどうかを確認し(=
Validation)、その上でデザインや仕様上の改善をしながら要件定義書や仕様
書、試作図面等をブラッシュアップすることを繰り返すことでプロダクトの
完成度を高めていく段階。
・ 量産試作:機能試作を経て具体化された仕様書、図面等を基に、量産化を見越
した試作品、成果物(ジグ・量産設備等)を作りこんでいく段階。
◼ 契約形態
➢ 業務委託契約
採択決定後、MURC と採択者は速やかに業務委託契約を締結します。その後、採択
者によるプロジェクト実施への支援費として、プロジェクト支援費を MURCが支払
います(精算払い)。なお、採択決定後から業務委託契約締結までの間に、MURCと
の協議を経て、プロジェクト内容・構成、事業規模、金額などに変更が生じる可能
性がございます。さらに、契約条件が合致しない場合には、委託契約の締結ができ
ない場合がございます。
<契約形態>
◼ 契約期間
➢ 令和 2年 10 月上旬~令和 4年 1月頃
経費の計上は、委託契約締結日以降に発生(発注)したもので、事業期間中に終了
(支払)したものが対象となります(詳細は P15を参照)。
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◼ 契約金額
➢ Ⅰ:機能試作段階は 1件あたり 350万円、Ⅱ:量産試作段階は 1件あたり 1,000万
円を上限とします。なお、採択にあたっては、事業内容や全体の予算の都合等によ
り、契約金額の根拠となる対象経費を調整する場合があります(対象となる経費は
P13参照)。
◼ 委託金の支払時期
➢ 委託金の支払いは、原則として、各フェーズ(第 1フェーズ:令和 3年 7月頃、第
2フェーズ:令和 4年 1月頃)終了後の検査を経て精算払いとなります。なお、検
査対象は、第 1フェーズの金額の一部を事前に支払う着手金も含めます。着手金に
ついては、検査次第では返金となる可能性があります。
<フェーズ毎の支払いイメージ>
◼ 計画の変更
➢ 経費計画の変更は各フェーズの期中でも、事業コーディネーター(MURC)と協議す
ることで、認めることとします。
➢ 開発目標に変更が生じる場合は、第 1 フェーズ終了後の中間報告会での検討内容
を踏まえて事業コーディネーター(MURC)が承認の判断を行います。
◼ 支払額の確定方法
➢ 採択者は MURC の「委託事業事務処理マニュアル」に則り、事務処理を行います。
そして、各フェーズ終了後、申請者より提出いただく実績報告書に基づき現地調査
による検査を行い、支払額を確定します。
➢ 支払額は契約金額の範囲内であって実際に支出を要したと認められる費用の合計
となります。そのため、全ての支出には、その収支を明らかにした帳簿類及び領
収書等の証拠書類が必要となります。また、支出額及び内容についても審査し、
これを満たさない経費については、支払額の対象外となる可能性がございます。
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Ⅵ.応募手続き等
◼ 募集期間
➢ 募集開始日:令和 2年 6月 15日(月)
➢ 締切日:令和 2年 7月 31日(金)17時必着
◼ 申請時応募書類
➢ 申請時は次の全ての書類を添付ファイルとして、申請者本人が電子メールにて送
付してください。電子メールのタイトルには、「東京都ものづくりベンチャー育成
事業 申請書」と記載して送付してください。なお、提出された申請書類は返却が
できません。また、場合によっては、提出資料の説明や追加資料の提出を求めるこ
とがございます。
ア 申請書(押印済みのものをスキャン等したデータ)
・ 申請書の✔欄は必ず全ての項目を確認の上で✔を行ってください。全て
の項目に✔が付いていない場合は、受付できない場合がございます。
イ 申請者の情報(様式 1)
ウ 役員・株主名簿(様式 2)
エ プロジェクト内容説明書(様式 3)
オ 暴力団排除に関する誓約書(押印済みのものをスキャンしたデータ)(様式 4)
カ 税務署へ提出した直近 2 期分の確定申告書の全ての写しをスキャン等したデ
ータ
【法人:①別表(税務署へ提出したもの全て)、②決算報告書(株主資本等変
動計算書・個別注記表を含む)、勘定科目明細書、法人事業概況説明書】
【個人:①第一表、②すべての事業の収支内訳書又は青色申告決算書(貸借対
照表を含む)】
・ 税務署の受付印があるものを添付してください。
・ 電子申告の場合は、税務署から送信された受付結果(受付通知)を添付し
てください。
・ 創業 2年未満の場合は確定申告書直近 1期分の写しで可です。
・ 申請時点で 1 期目、又は申請時点で確定申告を行っていない 2 期目の法
人、個人事業主は提出不要です。
キ 登記簿謄本等
【法人:発行後 3か月以内の登記簿謄本(履歴事項全部証明書)の原本をスキ
ャンしたデータ】
【個人:都内税務署に提出した「個人事業の開業等届出書」の写しをスキャン
したデータ】
ク 納税証明書(直近期分)の原本をスキャンしたデータ
【法人:①法人事業税納税証明書(都税事務所発行)、②法人都民税納税証明
書(都税事務所発行)※①②の 2件の同時記載可】
【個人:①個人事業税の納税証明書(都税事務所発行)※非課税の場合は、代
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表者の所得税証明書「その1」(所管税務署発行)、②代表者の住民税の納税証
明書又は非課税証明書(区市町村発行)】
ケ 社歴書(経歴書)
・ 会社概要でも可です。
コ その他補足説明資料(企画書、仕様書、図面、システム構成図、フローチャー
ト、特許等の公報の写し等をスキャン等したデータ)
・ A4 用紙 10ページ以内に収めてください。
・ 提出は任意です。
➢ 採択者と契約を交わす際には、電子データで応募をいただいた書類の一部【ア・オ・
カ(電子申告の場合は不要)・キ・ク】を提出いただくことになりますので、採択
結果が判明するまでは大切に保管してください。
➢ 応募書類等の作成費はプロジェクト支援費の経費には含まれません。また、選定の
成否を問わず、提案書の作成費用は支給されません。
➢ 提案書に記載する内容については、今後のプロジェクト実施の基本方針となりま
す。なお、採択後であっても、申請者の都合により記載された内容に大幅な変更が
あった場合には、不採択となることがあります。
◼ 応募書類の提出先
応募書類は、下記の宛先へ電子メールにて提出してください。締め切りを過ぎての提出
は受け付けられないため、審査の対象外となります。なお、ファイル容量が大きい場合
は、ファイル転送サービスやオンラインストレージサービスを活用して提出してくだ
さい。
➢ (宛先)東京都ものづくりベンチャー育成事業事務局
三菱 UFJリサーチ&コンサルティング株式会社 経済政策部
E-mail:[email protected] (受付用プロジェクト窓口)
・ 応募書類の受付後、事務局より申請者へ受付完了メールを数日以内に送付い
たします。受付完了メールが数日以内に届いていない場合は、正しく受付され
ていない可能性があるため、その場合はその旨を事務局宛に連絡してくださ
い。
・ 電子データでの提出ができない事情がある場合は、個別に対応をいたします
ので、必ずその旨を募集期間内に事務局に連絡してください。
◼ 申請者情報の取り扱い
➢ 個人情報
・ 氏名、住所、電話番号、その他の個人情報は、
「東京都個人情報の保護に関する条例」
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( https://www.johokokai.metro.tokyo.lg.jp/kojinjoho/gaiyo/index.html)
及び当社の「個人情報保護方針」( http://www.murc.jp/corporate/privacy )
及び、「個人情報の取り扱いについて」( https://www.murc.jp/privacy/ )に
従って適切に取り扱います。
・ 個人情報は、本事業の審査及び運営の目的に限って利用し、厳重に管理します。
・ 個人情報は、業務委託により当社以外の第三者に預託する場合があります。そ
うした場合には、十分な個人情報保護の水準を備える者を選定し、契約によっ
て個人情報の保護水準を守るよう定め、個人情報を適切に取り扱います。
・ 事業の採択に関する審査の過程において、預かった個人情報を含めて応募書
類を東京都及び本事業の審査委員へ共有いたします。また、採択後はプログラ
ムパートナーと連携したハンズオン支援を実施する上で必要な情報を、採択
者の同意を得た上で、プログラムパートナーと共有する場合がございます。
・ 前記の場合及び法令等に基づく場合を除き、預かった個人情報を本人の同意
なく第三者には提供しません。
➢ その他
・ お預かりした個人情報を行政機関からの各種事業案内に使用させていただく
場合がございます。(希望しない場合は連絡してください。)
・ 個人情報の開示、訂正、利用停止等若しくは利用目的の通知の請求、または個
人情報に関する苦情の申し出ついては、P12の【Ⅸ.問い合わせ先】まで連絡
してください。
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Ⅶ.審査・採択について
◼ 審査方法
審査委員会を設置し、以下の審査基準に基づき、相対的に評価をした上で、採択者を決
定します。また、審査フローは、応募書類を受領後、外形審査を実施した上で、書面審
査を行い、書面審査通過者については提案に関する総合審査会(面接審査)を実施する
ことといたします。
➢ 総合審査会(面接審査)日程
・ 9月 28 日(月) または 10月 1日(木)
➢ 場所
・ 書面審査通過者に個別に連絡をいたします。
・ 提出された応募書類は、総合審査会(面接審査)での審査資料として活用しま
す。
➢ 審査の観点
・ 公募要領 「Ⅲ.対象者の要件」及び「Ⅳ.対象プロジェクト」の要件を満た
しているか。
・ 申請者が本事業で開発する製品(ハードウェア)を通じて行う新たな事業活動
に新規性はあるか。
・ 市場規模・市場の成長性、ニーズの強さ、社会的インパクトの大きさはあるか。
・ プロジェクトの実施体制・役割分担は明確、かつ、プロジェクトを的確に遂行
するに足りる能力等を有しているか。
・ 具体的でかつ実現可能性が担保された適切なスケジュールおよび目標を設定
しているか。
・ プロジェクトの内容が本事業の目的に照らして適切か。
◼ 採択結果の決定及び通知について
採択結果については、本事業の特設 WEBサイトで公表するとともに、申請者に対しそ
の旨を通知します。各事業の評価・審査の経緯等に関する問合せには回答できませ
ん。
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Ⅷ.開発成果の帰属
◼ プロジェクトの実施過程で生じた発明その他の知的財産権・ノウハウ、および、製作物
の所有権等は、原則として、採択者側に帰属するものとなります。
Ⅸ.問い合わせ先
◼ 事業内容や申請に当たっての不明点等がある場合は、下記の連絡先へお問い合わせし
てください。
➢ 東京都ものづくりベンチャー育成事業事務局
三菱 UFJリサーチ&コンサルティング株式会社 経済政策部
E-mail:[email protected] (受付用プロジェクト窓口)
Tel: 03-6733-1551(祝日を除く月~金の 10:00-12:00、13:00-16:30)
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補足:プロジェクト支援費の経費一覧
◼ 本事業の対象とする経費は、プロジェクトの遂行に直接必要な経費であり、具体的には
以下の通りです。
経費項目 定義 対象となる経費例
主業務・
付随業務の別
設計・試作に係る
外注費・委託費
製品開発に必要な設
計・試作等の開発行為
を外注・委託する費用
・製品全体の仕様設計に関する委託費
・パーツのカスタム開発に関する委託費
・加工、組み立て等に関する外注費
・金型、治具製作にかかる外注費 等
主業務
設計・試作に係る
部品・材料調達費
製品開発の設計・試作
等に用いる部品・材料
等を購入する費用
・試作品に組み付ける部品の購入費
・部品採用検討のためのサンプル購入費
・3Dプリンタ等に用いる素材購入費 等
主業務
人件費
本プロジェクトに直接
従事する時間にかかる
人件費
・開発・設計業務
・プロジェクトマネジメント業務 等
主業務/
付随業務
その他諸経費 その他プロジェクトを
行うために特に必要と
認められる諸経費
・以下の内訳を参照 付随業務
謝金 外部(専門家)から指導・助言を受けたり、外部(専門家)に相談
したりする場合に要する経費
借料及び
損料
事業を行うために必要な機械器具等のリース・レンタルに要する
経費
外注費
受託者が直接実施することができないもの又は適当でないもの
について、他の事業者に外注するために必要な経費
※設計・試作に係る外注費・委託費を除く
印刷製本
費
開発した製品等のカタログ・パンフレット・リーフレット等の印
刷製本に関する経費
産業財産
権出願費
事業化製品等の特許・実用新案等の出願に要する経費や、特許・
実用新案等(出願、登録、公告され存続しているもの)を他事業
者から譲渡又は実施許諾(ライセンス料含む)を受けるために要
する経費
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➢ 精算払いの対象となる経費の算定は、原則として委託事業者の規程等に基づくも
のであり、かつ、社会的常識の範囲を超えない妥当なものであって、適正に執行
されたもの(出勤簿や業務日誌等によりその事実が確認できるものや収支を明ら
かにした帳簿類及び領収書等の証拠書類により支出を確認できたものをいう)を
対象とします。
➢ 主業務とは、機能試作・量産試作段階のハードウェアの設計、デザイン、試作品製
作、部品製作、組み立て、試験、実証実験等を指します。
➢ 付随業務とは、上記の主業務(ハードウェアの製品開発)以外で事業化に必要な業
務であり、組み込みソフトウェア開発、アプリ開発、マーケティング活動等を指し
ます。
➢ プロジェクト全体において、ハードウェアの製品開発が主、付随業務が従となるよ
うに、付随業務に係る対象経費はプロジェクト支援費全体の 4割未満とします。
➢ 対象となる人件費は、主従業務を問わず、プロジェクト支援費全体の 5割未満と
します。
◼ 直接経費として計上できない経費の例
➢ 建物等施設に関する経費
➢ このプロジェクトを実施するための事務所借り上げ費・光熱水料等
➢ プロジェクト内容に照らして当然備えているべき機器・備品等(机、いす、書棚当
の什器類、パソコン等の事務機器等)
➢ 電話料金、インターネット料金
➢ プロジェクト実施中に発生した事故・災害の処理のための経費
➢ その他プロジェクトとの関連性が認められない経費
◼ 人件費に関する見積について
➢ 人件費とは委託事業に従事する者(以下、「事業従事者」という。)の作業時間に対
する給料その他手当てを指します。申請書作成にあたって人件費を見積る際には、
以下の計算式により構成要素ごとに計算してください。
人件費 = 時間単価(2,520円) × 作業時間数(h)
・ 時間単価については、時給 2,520円とします。また、「作業時間数」について
は、当該事業に従事した分についてのみを計上します。作業時間数の算出に当
たっては、従事日誌の作成が必要となります。
◼ 委託事業の経理処理について
➢ 委託費の考え方
委託費は調査又は研究開発等の委託契約に基づく対価的性格を有する経費であ
って、補助金のような助成的性格のものとは異なります。
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➢ 経理処理の基本ルール
・ 経費の計上は、委託契約締結日以降に発生(発注)したもので、プロジェクト期
間中に終了(支払)したもの※が対象となります。
・ 事業目的に合致した経費であって、当該事業に使用されたことが確認できる資料を整
理する必要があります。
【※委託事業における調達の委託対象可否判断例】
注「検収」とは、納品物が発注した内容に適合するか検査をする行為を指します。
以上
↓契約締結日 <委託事業期間> 完了日↓
○ 見積 発注 納品 検収注 請求 支払
× 見積 発注 納品 検収 請求 支払
○ 見積 発注 納品 検収 請求 支払
× 見積 発注 納品・検収・・・
※ 見積 発注 納品 検収 請求 支払×