easy setup tool 設定ガイド -...

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20.102.01-043.02 2017 3 © NEC Corporation 2016, 2017 Easy Setup Tool 設定ガイド

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20.102.01-043.02

2017 年 3 月

© NEC Corporation 2016, 2017

Easy Setup Tool 設定ガイド

ii

商標について

Microsoft、Windows、Windows Server は米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登

録商標です。

本書のサンプル画像などで使用している名称は、すべて架空のものです。実在する品名、団体名、個人名

とは一切関係ありません。

記載の会社名および商品名は各社の商標または登録商標です。

iii

ご注意

(1) 本書の内容の一部または全部を無断転載することは禁止されています。

(2) 本書の内容に関しては将来予告なしに変更することがあります。

(3) NEC の許可なく複製・改変などを行うことはできません。

(4) 本書の内容および本書を使用した結果について明示的にも黙示的にも一切の保証を行いません。

© NEC Corporation 2016, 2017

iv

目次

1 はじめに ................................................................................................................................................ 6

2 ツールの概要 ......................................................................................................................................... 6

2.1 このツールでできること ................................................................................................................ 6

2.2 設定テンプレートについて ............................................................................................................. 6

3 インストール・アンインストール ......................................................................................................... 8

3.1 インストール .................................................................................................................................. 8

3.2 インストール (オフサイトモード) ............................................................................................... 11

3.3 アンインストール ......................................................................................................................... 14

4 初期導入設定について ......................................................................................................................... 15

4.1 設定手順の概要 ............................................................................................................................ 15

4.2 設定の前に準備すること .............................................................................................................. 16

4.3 ツールを起動する ......................................................................................................................... 16

4.4 本装置のネットワークを設定する ................................................................................................ 20

4.5 NTP を設定する ............................................................................................................................ 26

4.6 DHCP を設定する ......................................................................................................................... 27

4.7 スイッチ・カメラなどのデバイスを設定する .............................................................................. 32

4.8 カメラ利用ソフトとの連携を設定する ......................................................................................... 49

4.9 XProtect にカメラを追加する ....................................................................................................... 66

4.10 初期導入設定を終了する ........................................................................................................... 67

5 導入後の設定確認・変更について ....................................................................................................... 69

5.1 ツールの起動 ................................................................................................................................ 69

5.2 本装置のネットワーク設定を確認・変更する .............................................................................. 71

5.3 NTP の設定を確認・変更する ...................................................................................................... 75

5.4 DHCP の設定を確認・変更する ................................................................................................... 76

5.5 スイッチ・カメラなどのデバイスの設定を確認・変更する ......................................................... 78

5.6 カメラ利用ソフトとの連携の設定を確認・変更する ................................................................... 94

5.7 XProtect の設定ファイルを作成する .......................................................................................... 106

6 設定テンプレートのカスタマイズ ..................................................................................................... 107

6.1 カスタマイズ手順の概要 ............................................................................................................ 107

6.2 ツールの起動方法 ....................................................................................................................... 108

6.3 ネットワークを設定する ............................................................................................................ 109

6.4 NTP を設定する .......................................................................................................................... 115

6.5 DHCP を設定する ....................................................................................................................... 116

v

6.6 スイッチ・カメラなどのデバイスを設定する ............................................................................ 119

6.7 カメラ利用ソフトとの連携を設定する ....................................................................................... 132

7 保守・管理について .......................................................................................................................... 150

7.1 デバイスがおかしいとき ............................................................................................................ 150

7.2 スイッチ・カメラ・表示灯・LANIO モジュール以外の装置を追加する .................................... 160

7.3 各種ツールを起動する ................................................................................................................ 165

7.4 ログを採取する .......................................................................................................................... 166

7.5 本装置を工場出荷状態に戻す ..................................................................................................... 166

8 注意事項 ............................................................................................................................................ 167

8.1 ツールについて .......................................................................................................................... 167

8.2 デバイスについて ....................................................................................................................... 167

8.3 カメラ利用ソフトとの連携について .......................................................................................... 168

8.4 ヘルプ表示について ................................................................................................................... 168

6

1 はじめに

本書では、Easy Setup Tool Version 2.0.0 を使用した本装置の設定手順について説明します。

2 ツールの概要

2.1 このツールでできること

Easy Setup Tool(以降、本ツールと記載します)は、本装置にカメラなどのデバイスを接続し、XProtect

でのカメラ画像管理、KAOATO による顔認証、FieldAnalyst による年齢性別判別と連携したデバイス管理

を可能とするための設定を行うツールです。主に以下の機能を有します。

【本装置にインストールして実行する場合】

① 本装置導入時の初期設定(初期導入設定)

② 導入後の本装置・スイッチ・カメラなどのデバイス管理

【オフサイトモードで実行する場合】

① カスタマイズテンプレートの作成(カスタマイズテンプレートに関しては、「2.2 設定テンプレート

について」 を参照してください)

オフサイトモードとは、クライアント PC など、本装置以外の装置において、想定する環境に合わせて設

定テンプレートを事前にカスタマイズする機能です。本機能を利用することで、現地での作業を効率的に

進めることが可能となります。また、実績のあるカスタマイズテンプレートを流用することで、同一構成

を多数拠点に展開する際にも効果的な機能です。

2.2 設定テンプレートについて

本ツールでは、初期導入設定時に設定テンプレートから各種設定を読み込んで設定を行います。設定テン

プレートには以下の2種類のものがあります。

① 初期テンプレート

本装置の標準的な設定を記載したテンプレートです。通常はこの初期テンプレートを使用して、初

期導入設定を行います。

7

② カスタマイズテンプレート

初期テンプレートとは異なる設定を行う場合にカスタマイズテンプレートを使用します。カスタマ

イズテンプレートの作成方法は「6 設定テンプレートのカスタマイズ」を参照してください。

本ツールの初回起動時(初期導入設定時)にどちらの設定テンプレートを使用するかを指定する必要があ

ります。

8

3 インストール・アンインストール

本ツールのインストール・アンインストール方法について説明します。

3.1 インストール

本装置にインストールする場合は、以下の手順でインストールを行います。

① 本装置にビルトイン Administrator でサインインします。

② 装置添付の EXPRESSBUILDER を起動し、「各種アプリケーション」の「Easy Setup Tool」をクリッ

クします。

③ 以下のメッセージが表示されますので、「はい」ボタンを押します。

④ 以下の画面が表示されますので、「次へ」ボタンを押します。

9

⑤ 以下の画面が表示されますので、「次へ」ボタンを押します。

⑥ 以下の画面が表示されますので、「インストール」ボタンを押します。

10

⑦ インストール完了後、以下の画面が表示されますので、「完了」ボタンを押します。

11

3.2 インストール (オフサイトモード)

オフサイトモードでインストールする場合は、以下の手順でインストールを行います。

① インストール対象装置に、管理者権限を持つユーザーでサインインします。

② 装置添付の EXPRESSBUILDER を起動し、「各種アプリケーション」の「Easy Setup Tool」をクリッ

クします。

なお、「各種アプリケーション」の「Easy Setup Tool (オフサイトモード)」をクリックすることで、イ

ンストールせずにオフサイトモードで実行することも可能です。

③ 以下のメッセージが表示されますので、「いいえ」ボタンを押します。

【注意】

オフサイトモードは、以下のオペレーティングシステム上での動作をサポートしています。

Windows 7、Windows 10、Windows Storage Server 2012 R2、Windows Server 2012 R2

また、.NET Framework 4.5.2 がインストールされている必要があります。

【注意】

「いいえ」ボタンを押した後、「ユーザー アカウント制御」の画面が表示された場合は、「はい」ボタ

ンを押してください。

12

④ 以下の画面が表示されますので、「次へ」ボタンを押します。

⑤ 以下の画面が表示されますので、インストール先ディレクトリを変更する場合は、「変更」ボタンを押

して変更します。インストール先が確定しましたら、「次へ」ボタンを押します。

13

⑥ 以下の画面が表示されますので、「インストール」ボタンを押します。

⑦ インストール完了後、以下の画面が表示されますので、「完了」ボタンを押します。

【注意】

管理者以外のユーザーで本ツールを実行する場合は、インストール先のフォルダに該当ユーザーのア

クセス権を付与してください。

14

3.3 アンインストール

以下の手順でアンインストールを行います。

① インストールしたユーザーでサインインします。

② コントロールパネルの「プログラムと機能」を表示します。

③ 一覧から「Easy Setup Tool」を選択し、「アンインストール」 ボタンを押します。

④ 「Easy Setup Tool をアンインストールしますか?」 というメッセージが表示されますので、「はい」

ボタンを押してアンインストールを行います。

【注意】

「はい」ボタンを押した後、「ユーザー アカウント制御」の画面が表示された場合は、「はい」ボタン

を押してください。

15

4 初期導入設定について

本装置を初めて使用する際の初期導入の設定について説明します。

4.1 設定手順の概要

以下の手順で初期導入設定を行います。

① 事前準備(スイッチやカメラなどのデバイスの接続)

② 本ツールを起動する

③ 本装置のネットワークを設定する

④ NTP を設定する

⑤ DHCP を設定する

⑥ スイッチ・カメラなどのデバイスを設定する

⑦ XProtect にカメラを追加する(XProtect ライセンスを購入している場合のみ)

⑧ FieldAnalyst 連携を設定する(FieldAnalyst for Gate または FieldAnalyst for Signage ライセンスを購入

している場合のみ)

⑨ KAOATO 連携を設定する(KAOATO ライセンスを購入している場合のみ)

なお、上記設定手順は途中で中断できます。中断した場合、次回本ツール起動時に続きの初期導入設定か

ら開始します。初期導入設定完了後に、もう一度最初から初期導入設定をやりなおしたい場合は、「7.5 本

装置を工場出荷状態に戻す」を参照して工場出荷状態に戻した後、再度本ツールを起動してください。

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4.2 設定の前に準備すること

本装置に設定を行う前に、インストレーションガイドに従い、Easy Setup Tool を本装置にインストールし

てください。

また、インストレーションガイドに従い、スイッチ・カメラなどのデバイスの接続を行ってください。

本装置で使用する LAN ポートには、すべて LAN ケーブルを挿しておいてください。LAN ケーブルが挿さ

っていない LAN ポートへの IP アドレス設定は失敗することがあります。

FieldAnalyst を使用する場合は、Easy Setup Tool の初期導入設定実行前に、本装置に FieldAnalyst のライ

センス登録をしておいてください。

4.3 ツールを起動する

① デスクトップの「Easy Setup Tool」のアイコンをダブルクリックし、ツールを起動します。

【注意】

本ツールの初期導入完了後に、FieldAnalyst のライセンスを登録またはライセンス台数を追加登録し

た場合は、FieldAnalyst のマニュアルに従い適宜カメラ設定を行ってください。

【注意】

FieldAnalyst ライセンスのカメラ台数の上限を超えて連携設定を行った場合は、ライセンス数を超え

た分について、FieldAnalyst への設定は行われません。

割当の変更が必要な場合は、「2.8.2 FieldAnalyst 連携を設定する」の手順で、ライセンス数を超え

ないように FieldAnalyst 連携の設定を行ってください。

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※「スタート」メニュー→「アプリ」→「Easy Setup Tool」を選択し、起動することもできます。

【注意】

同一装置内で本ツールを同時に複数起動することはできません。

【注意】

本ツールの前回終了時に、初期導入設定が完了していないと、「ウィザードが途中でキャンセルされ

ました。前回の途中から設定を再開しますか?」というダイアログが出力されます。

前回終了時点から初期導入設定を継続する場合は、「はい」ボタンを押してください。初期導入設定を

最初からやり直す場合は、「いいえ」ボタンを押してください。

18

② 「ベーステンプレート指定画面」でベーステンプレートを指定します。

通常は「初期テンプレートを使用」を選択します。カスタマイズテンプレートを使用する場合は、「テ

ンプレートファイルを指定」を選択し、「参照」ボタンからカスタマイズテンプレートファイルを指定

します。

※初期テンプレートを使用する場合

19

※カスタマイズテンプレートを使用する場合

③ 「次へ」ボタンを押します。

20

4.4 本装置のネットワークを設定する

4.4.1 お客様のネットワークに接続するLANポートを確認・変更す

る お客様のネットワークに接続する LAN ポートを必ず設定する必要があります。

① 画面上部に表示されるお客様のネットワークに接続する LAN ポートの設定を確認します。

② LAN ポートの設定に変更がない場合は、「4.4.2 カメラ等のデバイスを接続するネットワークを確認・

変更する」に進んでください。

LAN ポートの設定に変更がある場合は、「変更」ボタンを押し、「LAN ポート設定変更」ダイアログを

表示します。

21

③ 必要に応じて、下記の情報を設定します。

IP アドレス(必須)

プレフィックス(必須)

デフォルトゲートウェイ(省略可能)

DNS サーバ(省略可能)

④ 「設定実行」ボタンを押して設定を行い、「LAN ポート設定変更」ダイアログを閉じます。

22

4.4.2 カメラ等のデバイスを接続するネットワークを確認・変更す

① 「カメラ等のデバイスを接続するネットワーク」が使用するベース IP アドレスを確認します。

ベース IP アドレスをもとに、「カメラ等のデバイスを接続するネットワーク」の IP アドレスが自動的

に決まります。

画面上部に表示されているお客様のネットワークのネットワークアドレスと「カメラ等のデバイスを

接続するネットワーク」のネットワークアドレスが重複する場合は、ベースの IPアドレスを変更して、

「LAN ポート毎設定に反映」ボタンを押します。

なお、プレフィックス(20)を変更することはできません。

② 「カメラ等のデバイスを接続するネットワーク」の「本ツールでの管理」を確認します。

下記の場合は、必ず設定を変更してください。

特定の LAN ポートを使用しない場合

⇒「無効化」ボタンを押し、無効状態にしてください。

使用したい LAN ポートが無効になっている場合

⇒「有効化」ボタンを押し、有効状態にしてください。

23

③ 「カメラ等のデバイスを接続するネットワーク」の設定情報を確認します。

通常は設定変更の必要はありません。設定を変更しない場合は、手順⑦に進んでください。

LAN ポートの設定で、特定の IP アドレスやネットワークアドレスに変更したい、デフォルトゲートウ

ェイや DNS サーバを設定する必要があるなど LAN ポートの設定を変更する場合は、「LAN ポート毎

設定」チェックボックスにチェックを入れてください(下図③-1)。チェックを入れると、「設定変更」

欄の「変更」ボタンを押すことができるようになります(下図③-2)。

設定を変更する LAN ポートの「変更」ボタンを押し、「LAN ポート設定変更」ダイアログを表示しま

す。

③-1 ③-2

24

④ 必要に応じて、下記の情報を設定します。

IP アドレス(必須)

デフォルトゲートウェイ(省略可能)

DNS サーバ(省略可能)

※ プレフィックスは変更できません。24 固定です。

⑤ 「設定実行」ボタンを押して、「LAN ポート設定変更」ダイアログを閉じます。

25

⑥ すべての LAN ポートの確認・設定を行います。

⑦ すべての LAN ポートの確認・設定が完了したら、「設定実行」ボタンを押して、設定を確定します。

26

4.5 NTPを設定する

① 上位 NTP サーバを設定する場合は、「上位 NTP サーバ」欄に NTP サーバの IP アドレス、ホスト名を

入力します。

② 「設定実行」ボタンを押して、設定を確定します。

27

4.6 DHCPを設定する

① 各 LAN ポートの「DHCP 動的割当 開始・終了 IP アドレス」を確認します。(上図①-1)

通常は変更する必要ありません。変更しない場合は、手順「4.7 スイッチ・カメラなどのデバイスを設

定する」に進んでください。

IP アドレスの動的割当範囲を変更する、もしくは DHCP を使用しない場合は、「変更」ボタンを押し

て、「DHCP 動的割当 IP アドレスの範囲変更」ダイアログを表示します。(上図①-2)

①-1 ①-2

28

② 「DHCP 動的割当 IP アドレスの範囲変更」ダイアログで DHCP 設定を変更します。

DHCP 動的割当 IP アドレスの範囲を変更する場合 (上図②-1)

割り当て範囲の開始、終了アドレスを設定します。

DHCP を使用しない場合 (上図②-2)

「DHCP を使用しない」ボタンを押します。

固定割り当ての IP アドレスを利用する場合は、1~179 の範囲で利用することを推奨します。

運用開始後、DHCP を使用する運用に変更する場合には、そのままの状態で開始、終了アドレス

を設定してください。この時、既に運用している固定割り当ての IP アドレスがあれば、指定範囲

に存在しないように十分に注意してください。

確認して「OK」ボタンを押します。(上図②-3)

②--1

②--2

②--3

29

③ すべての LAN ポートの設定の確認、変更が完了したら、「設定実行」ボタンを押して、設定を確

定します。

④ 注意事項が表示されるので、「OK」ボタンを押して、ダイアログを閉じます。

30

⑤ 「推奨 IP アドレスの自動設定」が Step1~Step4 まで実行されます。Step2 ではデバイス再起動に関

する通知が表示されますので、確認して「OK」ボタンを押します。(下図⑤-1)

⑤--1

31

32

4.7 スイッチ・カメラなどのデバイスを設定する

4.7.1 1G PoEスイッチを追加する 1G PoE スイッチを追加する場合は、本手順が必要です。

① 「デバイス追加」ボタンを押して、「デバイス追加」(追加場所の特定)ダイアログを表示します。

33

② 「デバイス追加」(追加場所の特定)ダイアログで以下の項目を入力します。

LAN ポート:デバイスを追加する LAN ポートをプルダウンから選択します。

スイッチ配下(追加先スイッチ)にスイッチを追加する場合、追加先スイッチが属し

ているネットワークの LAN ポートを指定します。

「LAN ポート配下に PoE スイッチを追加する」ラジオボタンをチェックします。

③ 「次へ」ボタンを押して、「デバイス追加」(デバイス種別の定義)ダイアログを表示します。

34

④ 「デバイス追加」(デバイス種別の定義)ダイアログで以下の項目を入力します。

スイッチ名(必須)

IP アドレス(必須):スイッチの IP アドレスを入力します。

パスワード(必須)

メモ(任意)

⑤ 「OK」ボタンを押して、「デバイス追加」(デバイス種別の定義)ダイアログを終了します。

【注意】

スイッチには必ずパスワードを設定してください。

【注意】

1G PoEスイッチ以外のスイッチを追加する場合は、本設定は不要です。

35

4.7.2 スイッチの設定を確認する

① 「デバイスツリー」から設定を確認するスイッチをマウスで選択し左クリックします。

② 右側ペイン(デバイス情報表示領域)で設定情報を確認します。

36

4.7.3 カメラ・表示灯・LANIOモジュールを設定する

カメラ・表示灯・LANIO モジュール(デバイスと表記します)の設定、ならびにデバイスを追加するスイッ

チの種別に応じて、下記を参照して設定してください。

デバイスの IP アドレスの設定方法

DHCP(固定) DHCP(動的) DHCP 不使用

1G PoE スイッチ 4.7.3.1 4.7.3.2 4.7.3.3

1G PoE スイッチ以外

のスイッチ

4.7.3.4 4.7.3.5 4.7.3.6

※IP アドレスの設定方法

本装置ではデバイスに対して3種類の IP アドレスの設定方法があります。

DHCP(固定)

DHCP を使用して特定の IP アドレスをデバイスに設定する。

DHCP(動的)

DHCP を使用して任意の IP アドレスをデバイスに設定する。

DHCP 不使用

DHCP を使用して IP アドレスを設定しない。

【注意】

以下のデバイスは自動で IP アドレスが設定されません。手動で設定する必要があります。

1G PoE スイッチ以外のスイッチ配下のデバイス

ベーステンプレートに推奨 IP アドレスがないデバイス

【注意】

DHCP(固定)、DHCP(動的)の装置は、以下の操作を行った場合は、デバイスの再起動を行ってく

ださい。

デバイス設定(追加/割り当て)

IP アドレス変更

37

4.7.3.1 1G PoEスイッチにカメラ・表示灯・LANIOモジュールを設定する(DHCP

固定)

① デバイスツリーから該当デバイスを左クリックし、右側ペイン(デバイス情報表示領域)に設定を表示

します。

② 設定を確認します。

③ 設定を変更する場合は、各項目の「変更」ボタンを押し、変更ダイアログで設定を変更します。

変更できる項目は「変更」ボタンが表示されている項目のみです。

38

4.7.3.2 1G PoEスイッチにカメラ・表示灯・LANIOモジュールを設定する(DHCP

動的)

① デバイスツリーから該当デバイスを左クリックし、右側ペイン(デバイス情報表示領域)に設定を表示

します。

② 設定を確認します。

③ 変更できる項目は「変更」ボタンが表示されている項目のみです。

39

4.7.3.3 1G PoEスイッチにカメラ・表示灯・LANIOモジュールを設定する(DHCP

不使用)

① デバイスツリーから該当デバイスを左クリックし、右側ペイン(デバイス情報表示領域)に設定を表示

します。

② 設定を確認します。

③ 設定を変更する場合は、各項目の「変更」ボタンを押し、変更ダイアログで設定を変更します。

変更できる項目は「変更」ボタンが表示されている項目のみです。

40

4.7.3.4 100M PoEスイッチにカメラ・表示灯・LANIOモジュールを設定する

(DHCP固定)

100M PoE スイッチ配下に DHCP 有効デバイスを検出した場合、未割り当て MAC アドレスの配下に表示

されます。これをカメラなどのデバイスとして登録したい場合、下記の設定を行ってください。

① 「デバイス追加」ボタンを押して、「デバイス追加」(追加場所の特定)ダイアログを表示します。

41

② 「デバイス追加」(追加場所の特定)ダイアログで以下の項目を入力します。

LAN ポート:デバイスを追加するスイッチが属しているネットワークの LAN ポートをプルダウ

ンから選択します。

「スイッチ配下にデバイスを追加する」ラジオボタンをチェックします。

親スイッチ:「スイッチ」をプルダウンで選択します。

③ 「次へ」ボタンを押して、「デバイス追加」(デバイス種別の定義)ダイアログを表示します。

42

④ 「デバイス追加」(デバイス種別の定義)ダイアログで以下の項目を入力します。

デバイスタイプ:該当するデバイスのラジオボタンをチェックします。

デバイス名(必須)

メモ

⑤ 「実デバイス割当設定へ」ボタンを押して、「デバイス追加」(実デバイス割当設定)ダイアログを表示

します。

43

⑥ 「デバイス追加」(実デバイス割当設定)ダイアログで以下の項目を入力します。

アサイン種別(プルダウンして選択)

MAC アドレス(プルダウンして選択)

ツリー上に アイコンで表示されていた MAC アドレスを選択

IP アドレス

⑦ 「設定実行」ボタンを押して、「デバイス追加」(実デバイス割当設定)ダイアログを終了します。

⑧ デバイスツリーに追加したデバイスが表示されることを確認します。

⑨ 追加されたデバイスを左クリックして、デバイス情報表示領域を表示し、設定を確認します。

⑩ その他の設定を変更する場合は、各項目の「変更」ボタンを押し、変更ダイアログで設定を変更しま

す。変更できる項目は「変更」ボタンが表示されている項目のみです。

44

4.7.3.5 100M PoEスイッチにカメラ・表示灯・LANIOモジュールを設定する

(DHCP動的)

「4.7.3.4 100M PoE スイッチにカメラ・表示灯・LANIO モジュールを設定する(DHCP 固定)」と同じ手

順で設定を行ってください。

45

4.7.3.6 100M PoEスイッチにカメラ・表示灯・LANIOモジュールを設定する

(DHCP不使用)

100M PoE スイッチに DHCP を使用しないデバイスを追加したいときは、下記の手順を行ってください。

① 「デバイス追加」ボタンを押して、「デバイス追加」(追加場所の特定)ダイアログを表示します。

46

② 「デバイス追加」(追加場所の特定)ダイアログで以下の項目を入力します。

LAN ポート:デバイスを追加するスイッチが属しているネットワークの LAN ポートをプルダウ

ンから選択します。

「スイッチ配下にデバイスを追加する」ラジオボタンをチェックします。

親スイッチ:「スイッチ」をプルダウンで選択します。

③ 「次へ」ボタンを押して、「デバイス追加」(デバイス種別の定義)ダイアログを表示します。

47

④ 「デバイス追加」(デバイス種別の定義)ダイアログで以下の項目を入力します。

デバイスタイプ:該当するデバイスのラジオボタンをチェックします。

デバイス名(必須)

メモ

⑤ 「実デバイス割当設定へ」ボタンを押して、「デバイス追加」(実デバイス割当設定)ダイアログを表示

します。

48

⑥ 「デバイス追加」(実デバイス割当設定)ダイアログで以下の項目を入力します。

アサイン種別(プルダウンして選択)

「DHCP 不使用」を選択

IP アドレス

⑦ 「設定実行」ボタンを押して、「デバイス追加」(実デバイス割当設定)ダイアログを終了します。

⑧ デバイスツリーに追加したデバイスが表示されることを確認します。

⑨ 追加されたデバイスを左クリックして、デバイス情報表示領域を表示し、設定を確認します。

⑩ その他の設定を変更する場合は、各項目の「変更」ボタンを押し、変更ダイアログで設定を変更しま

す。変更できる項目は「変更」ボタンが表示されている項目のみです。

49

4.8 カメラ利用ソフトとの連携を設定する

FieldAnalyst や KAOATO にカメラなどを追加します。

FieldAnalyst 、KAOATO を使用しない場合は、手順「4.9 XProtect にカメラを追加する」に進んでくださ

い。

4.8.1 カメラログインIDを設定する XProtect 設定をエクスポートしたり、KAOATO や FieldAnalyst とカメラを連携したりするためには、カメ

ラログイン ID を設定する必要があります。

① 連携するカメラに「カメラログイン ID」が設定されている場合は、手順「4.8.2 FieldAnalyst 連携を設

定する」に進みます。(下図①-1)

「未設定」の場合は、「カメラログイン ID」欄の「設定」ボタンを押して、「カメラログイン ID 設定」

ダイアログを表示します。(上図①-2)

①-1

①-2

50

② 「カメラログイン ID 設定」ダイアログで以下を設定します。「OK」ボタンを押して、ダイアログを閉

じます。

ログイン ID (必須)

パスワード(パスワードがない場合は入力不要)

③ 「OK」ボタンを押して、「カメラログイン ID 設定」ダイアログを閉じます。

51

4.8.2 FieldAnalyst連携を設定する 本装置に FieldAnalyst for Gate または FieldAnalyst for Signage のライセンスが有効となっている場合のみ、

ライセンスの種類に応じて FieldAnalyst 連携の設定が表示されます。

FieldAnalyst 機能を使用しない場合は、手順「4.8.3 KAOATO(監視)連携を設定する」に進んでください。

カメラの「FieldAnalyst for Gate 連携」または「FieldAnalyst for Signage 連携」欄を確認します。

未設定:FieldAnalyst と連携しません。

連携:FieldAnalyst と連携しています。

なお、連携設定方法や設定内容は、FieldAnalyst for Gate と FieldAnalyst for Signage で同じです。これ

以降、共通の連携手順、連携解除手順を説明します。

52

4.8.2.1 「未設定」のカメラをFieldAnalystと連携する場合

① 連携するカメラの「FieldAnalyst for Gate 連携」または「FieldAnalyst for Signage 連携」欄の「設定」

ボタンを押し、「FieldAnalyst 連携」ダイアログを表示します。

53

② 「FieldAnalyst for Gate 連携」または「FieldAnalyst for Signage 連携」ダイアログで以下の設定を行

います。

ポート番号:カメラのポート番号を入力します。

カメラ種別:カメラのメーカ名と一致するカメラ種別をプルダウンから選択します。

解像度:カメラの解像度をプルダウンから選択します。

フレームレート:カメラのフレームレートをプルダウンから選択します。

③ 「OK」ボタンを押して、ダイアログを閉じます。

4.8.2.2 「FieldAnalyst連携」のカメラをFieldAnalyst連携しない場合

54

① 「FieldAnalyst for Gate 連携」または「FieldAnalyst for Signage 連携」欄の「解除」ボタンを押しま

す。

55

4.8.3 KAOATO(監視)連携を設定する 本装置に KAOATO(監視)のライセンスが有効となっている場合のみ、KAOATO(監視)連携の設定が表示さ

れます。

KAOATO(監視)機能を使用しない場合は、手順「4.8.4 KAOATO(入退)連携を設定する」に進んでください。

カメラの「KAOATO 監視連携」欄を確認します。

未設定:KAOATO(監視)と連携しません。

連携:KAOATO(監視)と連携しています。

56

4.8.3.1 「未設定」のカメラを「KAOATO連携(監視)」と連携する場合

④ 連携するカメラの「KAOATO 監視連携」欄の「設定」ボタンを押し、「KAOATO 監視連携」ダイアロ

グを表示します。

57

⑤ 「KAOATO 監視連携」ダイアログで以下の設定を行います。

「Onvif」ラジオボタン:カメラが Onvif 対応の場合にチェックします

「画像取得 URL」ラジオボタン:画像取得 URL を指定する場合にチェックします。

チェックした場合は、画像取得 URL を入力します。

監視間隔:数値を設定します。

LANIO モジュール、LANIO モジュール端子:カメラが LANIO モジュールと連携する場合に

プルダウンから選択します。

表示灯:カメラが表示灯と連携する場合にプルダウンから選択します。

⑥ 「OK」ボタンを押して、ダイアログを閉じます。

4.8.3.2 「KAOATO連携(監視)」のカメラをKAOATO連携しない場合

58

② 「KAOATO 監視連携」欄の「解除」ボタンを押します。

59

4.8.4 KAOATO(入退)連携を設定する 本装置に KAOATO(入退)のライセンスが有効となっている場合のみ、KAOATO(入退)連携の設定が表示さ

れます。

KAOATO(入退)機能を使用しない場合は、手順「4.8.5 KAOATO ログ削除を設定する」に進んでください。

カメラの「KAOATO 入退連携」欄を確認します。

未設定:KAOATO(入退)と連携しません。

連携:KAOATO(入退)と連携しています。

4.8.4.1 「未設定」のカメラを「KAOATO連携(入退)」と連携する場合

60

① 連携するカメラの「KAOATO 入退連携」欄の「設定」ボタンを押し、「KAOATO 入退連携」ダイアロ

グを表示します。

61

② 「KAOATO 入退連携」ダイアログで以下の設定を行います。

「Onvif」ラジオボタン:カメラが Onvif 対応の場合にチェックします

「画像取得 URL」ラジオボタン:画像取得 URL を指定する場合にチェックします。

チェックした場合は、画像取得 URL を入力します。

LANIO モジュール、LANIO モジュール端子:カメラが LANIO モジュールと連携する場合にプル

ダウンから選択します。

表示灯、動作タイミング:カメラが表示灯と連携する場合にプルダウンから選択します。

③ 「OK」ボタンを押して、ダイアログを閉じます。

4.8.4.2 「KAOATO連携(入退)」のカメラをKAOATO連携しない場合

62

① 「KAOATO 入退連携」欄の「解除」ボタンを押します。

63

4.8.5 KAOATOログ削除を設定する 本装置に KAOATO(監視)または KAOATO(入退)のライセンスが有効となっている場合のみ、KAOATO ログ

削除の設定が表示されます。

① 「KAOATO ログ削除設定」を確認します。

② 「KAOATO ログ/アプリケーションログ」の設定を変更する場合、「ログ削除設定変更」ボタンを押し

て、「KAOATO ログ削除」ダイアログを表示します。

64

③ 「ログ削除設定変更」ダイアログで以下の項目を変更して、「OK」ボタンを押します。

KAOATO ログ

「保存日数」

「発報ログ保存日数」

アプリケーションログ

「保存日数」

④ 「タスクスケジュール」の設定を変更する場合、「タスクスケジュール設定変更」ボタンを押して、「タ

スクスケジュール設定」ダイアログを表示します。

65

⑤ 「タスクスケジュール設定変更」ダイアログで以下の項目を変更して、「OK」ボタンを押します。

「間隔」

「開始時刻」(hh:mm:ss 形式)

66

4.9 XProtectにカメラを追加する

XProtect にカメラを追加するための設定ファイルを作成します。

① XProtect に追加するカメラに関して、「XProtect 設定エクスポート」欄のチェックボックスをチェック

します。なお、すべてのカメラにチェックをつける場合は、「すべてチェック」ボタンを押します。す

べてのカメラにチェックしない場合は、「すべてチェックを外す」ボタンを押します。

② 「XProtect 設定をエクスポート」ボタンを押します。フォルダ選択画面が表示されます。任意のフォ

ルダに任意のファイル名で設定ファイルを作成してください。

【注意】

初期導入設定完了後、XProtect Management Application において、②で作成したファイルをインポー

トしてください。

67

4.10 初期導入設定を終了する

カメラ利用ソフトとの連携の設定が完了したら、「設定実行」ボタンを押して、設定を確定します。

68

初期導入設定が完了し、各種設定を変更するための画面が表示されます。画面の詳細は「5 導入後の設定

確認・変更について」を参照してください。設定を確認し問題がなければ、本ツールを終了してください。

必要に応じて、設定をバックアップすることを推奨します。設定のバックアップ方法については、「メンテ

ナンスガイド」を参照してください。

69

5 導入後の設定確認・変更について

初期導入設定後、設定の確認、変更を行う方法を説明します。

5.1 ツールの起動

① デスクトップの「Easy Setup Tool」のアイコンをダブルクリックし、ツールを起動します。

70

※「スタート」メニュー→「アプリ」→「Easy Setup Tool」を選択し、起動することもできます。

【注意】

同一装置内で本ツールを同時に複数起動することはできません。

71

5.2 本装置のネットワーク設定を確認・変更する

5.2.1 「サーバ基本設定」画面を表示する

① 「サーバ設定」ボタンを押します。

② 「サーバ基本設定」タブを押し、「サーバ基本設定」画面を表示します。

72

5.2.2 お客様のネットワークを接続するLANポートの設定を確認・

変更する

① 画面上部にあるお客様のネットワークを接続する LAN ポートの設定を確認します。(上図①-1)

設定を変更する場合は、「変更」ボタンを押し、「LAN ポート設定変更」ダイアログを表示します。(上

図①-2)

①-1

①-2

73

② 必要に応じて、下記の情報を設定します。

IP アドレス

プレフィックス

デフォルトゲートウェイ

DNS サーバ

③ 「設定実行」ボタンを押して設定を行い、「LAN ポート設定変更」ダイアログを閉じます。

74

5.2.3 カメラ等のデバイスを接続するネットワークを確認・変更す

① 「カメラ等のデバイスを接続するネットワーク」が使用する LAN ポートの設定を確認します。

設定済みの LAN ポートの設定値を本画面で変更することはできません。設定変更を行う場合は、再度

初期導入設定を行う必要があります。

本画面では「無効」となっている LAN ポートの有効化のみ行うことができます。その手順を②以降に

記載します。

② 「有効化」ボタンを押し、「DHCP 範囲設定」ダイアログを表示します。

③ 表示内容を確認し、「設定実行」ボタンを押し、ダイアログを閉じます。

設定内容を変更する場合は、変更後「設定実行」ボタンを押し、ダイアログを閉じます。

75

5.3 NTPの設定を確認・変更する

① 「サーバ設定」ボタンを押します。

② 「NTP サーバ」タブを押し、「NTP サーバ設定」画面を表示します。

③ NTP サーバのステータスを確認します。

「開始」状態でない場合は、「開始」ボタンを押しサービスを開始します。

④ 上位 NTP サーバの設定を確認します。

上位 NTP サーバを追加・変更する場合は、「上位 NTP サーバ」欄に NTP サーバの IP アドレス、ホス

ト名を入力します。

⑤ 「設定実行」ボタンを押して、設定を確定します。

76

5.4 DHCPの設定を確認・変更する

① 「サーバ設定」ボタンを押します。

② 「DHCP サーバ」タブを押し、「DHCP サーバ設定」画面を表示します。

③ DHCP サーバのステータスを確認します。

「開始」状態でない場合は、「開始」ボタンを押しサービスを開始します。

④ 各 LAN ポートの「DHCP 動的割当 開始・終了 IP アドレス」を確認します。(上図④-1)

当該 LAN ポート配下にデバイスが存在する場合は、「DHCP 動的割当 開始・終了 IP アドレス」を変

更することはできません。変更する場合は、当該 LAN ポート配下のすべてのデバイスを削除する、も

しくは再度初期導入設定を行う必要があります。

デバイスが存在しない LAN ポートの設定を変更する場合は、「変更」ボタンを押して、「DHCP 動的割

当 IP アドレスの範囲変更」ダイアログを表示します。(上図④-2)

④-1

④-2

77

⑤ 「DHCP 動的割当 IP アドレスの範囲変更」ダイアログで DHCP 設定を変更します。

DHCP 動的割当 IP アドレスの範囲を変更する場合 (上図⑤-1)

割り当て範囲の開始、終了アドレスを設定します。

DHCP を使用しない場合 (上図⑤-2)

「DHCP を使用しない」ボタンを押します。

⑥ 「OK」ボタンを押して、ダイアログを閉じます。

⑤-1

⑤-2

78

5.5 スイッチ・カメラなどのデバイスの設定を確認・

変更する

5.5.1 デバイス構成画面について

デバイス構成画面は以下の構成をとります。

本画面を表示するためには、「カメラなどのデバイス一覧」ボタンを押してください。(下図①)

デバイスツリー (上図②)

デバイス構成をツリー形式表示します。

デバイス情報表示領域 (上図③)

デバイスツリーで選択されたデバイスの設定情報を表示します。

79

5.5.2 スイッチを追加・変更・削除する

5.5.2.1 スイッチの設定を確認・変更する

① 「デバイスツリー」から設定を確認するスイッチをマウスで選択し左クリックします。

② デバイス情報表示領域で設定情報を確認します。

③ 設定を変更する場合は、変更する項目の「変更」ボタンを押して、各設定の変更ダイアログを表示し、

設定を変更します。「変更」ボタンが表示されない設定は変更できません。

5.5.2.2 スイッチを追加する

1G PoE スイッチを追加する場合は、本手順が必要です。

【注意】

1G PoEスイッチ以外のスイッチを追加する場合は、本設定は不要です。

80

① 「デバイス追加」ボタンを押して、「デバイス追加」(追加場所の特定)ダイアログを表示します。

81

② 「デバイス追加」(追加場所の特定)ダイアログで以下の項目を入力します。

LAN ポート:デバイスを追加する LAN ポートをプルダウンから選択します。

スイッチ配下(追加先スイッチ)にスイッチを追加する場合、追加先スイッチが属し

ているネットワークの LAN ポートを指定します。

「LAN ポート配下に PoE スイッチを追加する」ラジオボタンをチェックします。

③ 「次へ」ボタンを押して、「デバイス追加」(デバイス種別の定義)ダイアログを表示します。

82

④ 「デバイス追加」(デバイス種別の定義)ダイアログで以下の項目を入力します。

スイッチ名(必須)

IP アドレス(必須):スイッチの IP アドレスを入力します。

パスワード(必須)

メモ

⑤ 「OK」ボタンを押して、「デバイス追加」(デバイス種別の定義)ダイアログを終了します。

5.5.2.3 スイッチを削除する

【注意】

スイッチには必ずパスワードを設定してください。

83

① 「デバイスツリー」で削除したいスイッチを左クリックで選択し、右クリックでメニューを表示しま

す。

② 「削除」を選択します。

【注意】

スイッチ配下にデバイスが存在する場合、スイッチの削除はできません。配下のデバイスを削除した

後、スイッチを削除してください。

84

5.5.3 カメラ・表示灯・LANIOモジュールの設定を確認・変更する

5.5.3.1 カメラ・表示灯・LANIOモジュールのIPアドレスを変更する

① デバイスツリーから該当デバイスを左クリックし、右側ペイン(デバイス情報表示領域)に設定を表示

します。

② 設定を確認します。

③ 「IP アドレス変更」ダイアログで以下の項目を入力します。

アサイン種別(プルダウンして選択)

IP アドレス

④ 「OK」ボタンを押し、設定を変更します。

【注意】

DHCP(固定)、DHCP(動的)の装置は、以下の操作を行った場合は、デバイスの再起動を行ってく

ださい。

デバイス設定(追加/割り当て)

IP アドレス変更

85

5.5.3.2 カメラ・表示灯・LANIOモジュールのその他の設定を確認・変更する

【注意】

デバイスの IP アドレス変更後は、デバイスの再起動を行ってください。

「アサイン種別」が「DHCP 不使用」の時は、デバイス側の IP アドレスの設定も合わせて変更してく

ださい。「アサイン種別」を「DHCP(固定)」もしくは「DHCP不使用」に変更したデバイスを「DHCP(動

的)」に変更する場合は、一旦、「実デバイス割当解除」を行った後、「実デバイス割当」を行ってくだ

さい。

DHCPを使用する場合は、デバイスにIPアドレスが払い出されるまでアサイン種別の表示は意味をも

ちません。

86

⑤ デバイスツリーから該当デバイスを左クリックし、右側ペイン(デバイス情報表示領域)に設定を表示

します。

⑥ 設定を確認します。

⑦ 設定を変更する場合は、各項目の「変更」ボタンを押し、変更ダイアログで設定を変更します。

変更できる項目は「変更」ボタンが表示されている項目のみです。

87

5.5.3.3 カメラ・表示灯・LANIOモジュールを追加する

⑪ 「デバイス追加」ボタンを押して、「デバイス追加」(追加場所の特定)ダイアログを表示します。

88

⑫ 「デバイス追加」(追加場所の特定)ダイアログで以下の項目を入力します。

LAN ポート:デバイスを追加するスイッチが属しているネットワークの LAN ポートをプルダウ

ンから選択します。

「スイッチ配下にデバイスを追加する」ラジオボタンをチェックします。

親スイッチ:デバイスを追加するスイッチをプルダウンで選択します。

PORT INDEX:デバイスを追加するスイッチが PoE スイッチの場合のみ、デバイスを追加する

スイッチ内のポート番号をプルダウンで選択します。PoE スイッチでない場合は選択できません。

⑬ 「次へ」ボタンを押して、「デバイス追加」(デバイス種別の定義)ダイアログを表示します。

89

⑭ 「デバイス追加」(デバイス種別の定義)ダイアログで以下の項目を入力します。

デバイスタイプ:該当するデバイスのラジオボタンをチェックします。

デバイス名(必須)

メモ

⑮ 「実デバイスの接続設定へ」ボタンを押して、「デバイス追加」(実デバイス割当設定)ダイアログを表

示します。

90

⑯ 「デバイス追加」(実デバイス割当設定)ダイアログで以下の項目を入力します。

アサイン種別(プルダウンして選択)

IP アドレス

⑰ 「設定実行」ボタンを押して、「デバイス追加」(実デバイス割当設定)ダイアログを終了します。

⑱ デバイスツリーに追加したデバイスが表示されることを確認します。

⑲ 追加されたデバイスを左クリックして、デバイス情報表示領域を表示し、設定を確認します。

5.5.3.4 カメラ・表示灯・LANIOモジュールの接続を確認する

91

① 「デバイスツリー」で接続を確認したいデバイスを左クリックで選択し、右クリックでメニューを表

示します。

② 「ping 送信」を選択します。

92

5.5.3.5 カメラ・表示灯・LANIOモジュールを削除する

① 「デバイスツリー」で削除したいデバイスを左クリックで選択し、右クリックでメニューを表示しま

す。

② 「削除」を選択します。

5.5.3.6 カメラ・表示灯・LANIOモジュールのIPアドレスを推奨IPアドレスに変

更する

設定テンプレートで設定されている IP アドレス(推奨 IP アドレス)と実際に設定されている IP アドレスが

異なる場合、デバイスツリーの当該デバイスに「情報」アイコン が表示されます。

【注意】

表示灯・LANIO モジュールを削除する場合は、事前に KAOATO 連携設定で、カメラとの連携を解除

しておく必要があります。

また、カメラを削除する場合は、事前に KAOATO 連携設定、FieldAnalyst 連携設定で、連携を解除

しておく必要があります。

93

「情報」アイコン を左クリックすると、下記のダイアログを表示します。

必要に応じて、推奨 IP アドレスへの変更を行ってください。IP アドレス変更方法は「5.5.3.1 カメラ・表

示灯・LANIO モジュールの IP アドレスを変更する」を参照してください。

【注意】

推奨IPアドレスはデバイスの初期表示時、または「最新の情報に更新」を行った場合のみチェッ

クされます。そして、「情報アイコンを表示」の切り替えが表示状態のときのみ「情報」アイコンを

表示します。

94

5.6 カメラ利用ソフトとの連携の設定を確認・変更

する

FieldAnalyst・KAOATO 連携の設定確認・変更、カメラの追加を行います。

① 「カメラ」マークを押します。

② 「カメラ利用ソフトとの連携」タブを押し、「カメラ利用ソフトとの連携」画面を表示します。

KAOATO 連携にカメラ・表示灯・LANIO モジュールを追加する場合は、「5.5.3.3 カメラ・表示灯・LANIO

モジュールを追加する」でカメラ・表示灯・LANIO モジュールを追加した後、本画面で設定を行ってくだ

さい。

95

5.6.1 カメラログインIDを設定する XProtect 設定をエクスポートしたり KAOATO や FieldAnalyst とカメラを連携したりするためには、カメラ

ログイン ID を設定する必要があります。

本手順でカメラログイン ID を設定してください。

連携するカメラに既に「カメラログイン ID」が設定されている場合は、本設定は不要です。

① 「カメラログイン ID」欄の「設定」ボタンを押して、「カメラログイン ID 設定」ダイアログを表示し

ます。

96

② 「カメラログイン ID 設定」ダイアログで以下を設定します。

ログイン ID(必須)

パスワード(任意)

③ 「OK」ボタンを押して、「カメラログイン ID 設定」ダイアログを閉じます。

97

5.6.2 FieldAnalyst連携を設定する 本装置に FieldAnalyst for Gate または FieldAnalyst for Signage のライセンスが有効となっている場合のみ、

ライセンスの種類に応じて FieldAnalyst 連携の設定が表示されます。

カメラの「FieldAnalyst for Gate 連携」または「FieldAnalyst for Signage 連携」欄を確認します。

未連携:FieldAnalyst と連携しません。

連携:FieldAnalyst と連携しています。

なお、連携設定方法や設定内容は、FieldAnalyst for Gate と FieldAnalyst for Signage で同じです。これ

以降、共通の連携手順、連携解除手順を説明します。

【注意】

本ツールの初期導入完了後に、FieldAnalyst のライセンスを登録またはライセンス台数を追加登録し

た場合は、FieldAnalyst のマニュアルに従い適宜カメラ設定を行ってください。

なお、その際に FieldAnalyst の設定ツール上で、カメラ種別に「Analog」および「XProtect(VMS)」

以外を設定したカメラについては、その後本ツールからの FieldAnalyst 連携設定も可能となります。

設定方法詳細については「5.6.2 FieldAnalyst 連携を設定する」を参照してください。

98

5.6.2.1 「未連携」のカメラをFieldAnalystと連携する場合

① 連携するカメラの「FieldAnalyst for Gate 連携」または「FieldAnalyst for Signage 連携」欄の「設定」

ボタンを押し、「FieldAnalyst for Gate 連携」または「FieldAnalyst for Signage 連携」ダイアログを表

示します。

② 「FieldAnalyst for Gate 連携」または「FieldAnalyst for Signage 連携」ダイアログで以下の設定を行

います。

ポート番号:カメラのポート番号を入力します。

カメラ種別:カメラのメーカ名と一致するカメラ種別をプルダウンから選択します。

解像度:カメラの解像度をプルダウンから選択します。

フレームレート:カメラのフレームレートをプルダウンから選択します。

③ 「OK」ボタンを押して、ダイアログを閉じます。

5.6.2.2 「FieldAnalyst連携」のカメラをFieldAnalyst連携しない場合

① 「FieldAnalyst for Gate 連携」または「FieldAnalyst for Signage 連携」欄の「解除」ボタンを押しま

す。

② 表示される「FieldAnalyst for Gate 連携解除」または「FieldAnalyst for Signage 連携解除」ダイアロ

グで設定を確認し、「OK」ボタンを押します。

5.6.2.3 「FieldAnalyst連携」のカメラの設定を確認・変更する場合

① 「FieldAnalyst for Gate 連携」または「FieldAnalyst for Signage 連携」欄の「詳細」ボタンを押し、

「FieldAnalyst for Gate 連携詳細」または「FieldAnalyst for Signage 連携詳細」ダイアログを表示し

ます。

② 「FieldAnalyst for Gate 連携詳細」または「FieldAnalyst for Signage 連携詳細」ダイアログで設定を

確認します。

③ 設定を変更したい場合は、「5.6.2.2 「FieldAnalyst 連携」のカメラを FieldAnalyst 連携しない場合」

に従い連携を解除後、「5.6.2.1 「未連携」のカメラを FieldAnalyst と連携する場合」に従い設定を行

います。

【注意】

ポート番号が「0」と表示されている場合は、通常の場合カメラの 80 番ポートに接続します。ただし

使用するカメラによっては異なる場合がありますので、「0」以外の番号を明示的に指定することを推

奨します。

99

5.6.3 KAOATO(監視)連携を設定する 本装置に KAOATO(監視)のライセンスが有効となっている場合のみ、KAOATO(監視)連携の設定が表示さ

れます。

カメラの「KAOATO 監視連携」欄を確認します。

未連携:KAOATO と連携しません。

連携中:KAOATO(監視)と連携しています。

5.6.3.1 「未連携」のカメラを「KAOATO(監視)」と連携する場合

① 連携するカメラの「KAOATO 監視連携」欄の「設定」ボタンを押し、「KAOATO 監視連携」ダイアロ

グを表示します。

② 「KAOATO 監視連携」ダイアログで以下の設定を行います。

「Onvif」ラジオボタン:カメラが Onvif 対応の場合にチェックします。

「画像取得 URL」ラジオボタン:画像取得 URL を指定する場合にチェックします。

チェックした場合は、画像取得 URL を入力します。

監視間隔:数値を設定します。

LANIO モジュール、LANIO モジュール端子:カメラが LANIO モジュールと連携する場合に

プルダウンから選択します。

表示灯:カメラが表示灯と連携する場合にプルダウンから選択します。

100

③ 「OK」ボタンを押して、ダイアログを閉じます。

5.6.3.2 「KAOATO連携(監視)」のカメラをKAOATO連携しない場合

① 「KAOATO 監視連携」欄の「解除」ボタンを押します。

② 表示される「KAOATO 監視連携解除」ダイアログで設定を確認し、「OK」ボタンを押します。

5.6.3.3 「KAOATO連携(入退)」のカメラを「KAOATO連携(監視)」に変更する場

KAOATO(入退)に連携しているカメラを KAOATO(監視)に連携する場合は、一度 KAOATO(入退)連携を解

除した後、KAOATO(監視)に連携してください。

5.6.3.4 「KAOATO連携(監視)」のカメラの設定を確認・変更する場合

① 「KAOATO 監視連携」の「詳細」ボタンを押し、「KAOATO 監視連携詳細」ダイアログを表示します。

② 「KAOATO 監視連携詳細」ダイアログで設定を確認し、設定・変更または削除を行います。

監視間隔:数値を設定します。

LANIO モジュール、LANIO モジュール端子:カメラが LANIO モジュールと連携する場合に

プルダウンから選択します。

表示灯:カメラが表示灯と連携する場合にプルダウンから選択します。

③ 設定・変更または削除を行わない場合は、「閉じる」ボタンを押して、ダイアログを閉じます。

101

5.6.4 KAOATO(入退)連携の設定を確認・変更する 本装置に KAOATO(入退)のライセンスが有効となっている場合のみ、KAOATO(入退)連携の設定が表示さ

れます。

カメラの「KAOATO 入退連携」欄を確認します。

未連携:KAOATO(入退)と連携しません。

連携中:KAOATO(入退)と連携しています。

5.6.4.1 「未連携」のカメラを「KAOATO(入退)」と連携する場合

① 連携するカメラの「KAOATO 入退連携」欄の「設定」ボタンを押し、「KAOATO 入退連携」ダイアロ

グを表示します。

② 「KAOATO 入退連携」ダイアログで以下の設定を行います。

「Onvif」ラジオボタン:カメラが Onvif 対応の場合にチェックします

「画像取得 URL」ラジオボタン:画像取得 URL を指定する場合にチェックします。

チェックした場合は、画像取得 URL を入力します。

LANIO モジュール、LANIO モジュール端子:カメラが LANIO モジュールと連携する場合に

プルダウンから選択します。

表示灯、動作タイミング:カメラが表示灯と連携する場合にプルダウンから選択します。

③ 「OK」ボタンを押して、ダイアログを閉じます。

102

5.6.4.2 「KAOATO連携(入退)」のカメラをKAOATO連携しない場合

① 「KAOATO 入退連携」欄の「解除」ボタンを押します。

② 表示される「KAOATO 入退連携解除」ダイアログで設定を確認し、「OK」ボタンを押します。

5.6.4.3 「KAOATO連携(監視)」のカメラを「KAOATO連携(入退)」に変更する場

KAOATO(監視)に連携しているカメラを KAOATO(入退)に連携する場合は、一度 KAOATO 監視連携を解

除した後、KAOATO(入退)に連携してください。

5.6.4.4 「KAOATO連携(入退)」のカメラの設定を確認・変更する場合

① 「KAOATO 入退連携」の「詳細」ボタンを押し、「KAOATO 入退連携詳細」ダイアログを表示します。

② 「KAOATO 入退連携詳細」ダイアログで設定を確認し、設定・変更または削除を行います。

LANIO モジュール、LANIO モジュール端子:カメラが LANIO モジュールと連携する場合にプル

ダウンから選択します。

表示灯、動作タイミング:カメラが表示灯と連携する場合にプルダウンから選択します。

③ 設定・変更または削除を行わない場合は、「閉じる」ボタンを押して、ダイアログを閉じます。

103

5.6.5 KAOATOログ削除を設定する 本装置に KAOATO 基本ライセンスが有効となっている場合のみ、KAOATO ログ削除の設定が表示されま

す。

① 「KAOATO ログ削除設定」の設定を確認します。

② 「KAOATO ログ/アプリケーションログ」の設定を変更する場合、「ログ削除設定変更」ボタンを押し

て、「KAOATO ログ削除」ダイアログを表示します。

104

③ 「ログ削除設定変更」ダイアログで以下の項目を変更して、「OK」ボタンを押します。

KAOATO ログ

「保存日数」

「発報ログ保存日数」

アプリケーションログ

「保存日数」

④ 「タスクスケジュール」の設定を変更する場合、「タスクスケジュール設定変更」ボタンを押して、「タ

スクスケジュール設定」ダイアログを表示します。

③-1

③-2

105

⑤ 「タスクスケジュール設定」ダイアログで以下の項目を変更して、「OK」ボタンを押します。

「間隔」

「開始時刻」(hh:mm:ss 形式)

⑤-1

⑤-2

106

5.7 XProtectの設定ファイルを作成する

XProtect にカメラを追加するための設定ファイルを作成します。

なお、XProtect に登録されているカメラの設定変更、ならびにカメラの削除は XProtect Management

Application で行う必要があります。

① 「カメラ」マークを押します。

② 「カメラ利用ソフトとの連携」タブを押し、「カメラ利用ソフトとの連携」画面を表示します。

③ XProtect に追加するカメラに関して、「XProtect 設定エクスポート」欄のチェックボックスをチェック

します。なお、すべてのカメラにチェックをつける場合は、「すべてチェック」ボタンを押します。す

べてのカメラにチェックしない場合は、「すべてチェックを外す」ボタンを押します。

④ 「XProtect 設定をエクスポート」ボタンを押します。フォルダ選択画面が表示されます。任意のフォ

ルダに任意のファイル名で設定ファイルを作成してください。

【注意】

設定エクスポート後、XProtect Management Application において、④で作成したファイルをインポー

トしてください。

107

6 設定テンプレートのカスタマイズ

設定テンプレートのカスタマイズ手順について説明します。

6.1 カスタマイズ手順の概要

以下の手順で設定テンプレートのカスタマイズを行います。

① 本ツールをオフサイトモードで起動する

② ネットワークを設定する

③ NTP を設定する

④ DHCP を設定する

⑤ スイッチ・カメラなどのデバイスを設定する

⑥ XProtect 連携を設定する(設定した内容の実環境への反映には XProtect ライセンスの購入が必要)

⑦ FieldAnalyst 連携を設定する(設定した内容の実環境への反映には FieldAnalyst ライセンスの購入が必

要)

⑧ KAOATO 連携を設定する(設定した内容の実環境への反映には KAOATO ライセンスの購入が必要)

なお、上記手順は途中で中断できます。

108

6.2 ツールの起動方法

① EXPRESSBUILDER の「各種アプリケーション」から「Easy Setup Tool (オフサイトモード)」をクリ

ックし、ツールを起動します。

② 「ベーステンプレート指定画面」でカスタマイズ元となるベーステンプレートを指定します。

通常は「初期テンプレートを使用」を選択します。既にカスタマイズされているテンプレートを使用

する場合は、「テンプレートファイルを指定」を選択し、「参照」ボタンからカスタマイズ元となるカ

スタマイズテンプレートファイルを指定します。

③ 「次へ」ボタンを押します。

109

6.3 ネットワークを設定する

6.3.1 お客様のネットワークを接続するLANポートについて

① お客様のネットワークを接続する LAN ポートの設定に関して、特定の IP アドレスやネットワークア

ドレスを設定したい、デフォルトゲートウェイや DNS サーバを設定する必要があるなど LAN ポート

の設定を変更する場合は、「変更」ボタンを押し、「LAN ポート設定変更」ダイアログを表示します。

(上図①)

設定を変更しない場合は、「6.3.2 カメラ等のデバイスを接続するネットワークを確認・変更する」に

進んでください。

110

② 必要に応じて、下記の情報を設定します。

IP アドレス(必須)

プレフィックス(必須)

デフォルトゲートウェイ(省略可能)

DNS サーバ(省略可能)

③ 「OK」ボタンを押して、「LAN ポート設定変更」ダイアログを閉じます。

111

6.3.2 カメラ等のデバイスを接続するネットワークを確認・変更す

① 「カメラ等のデバイスを接続するネットワーク」が使用するベース IP アドレスを確認します。

ベース IP アドレスをもとに、「カメラ等のデバイスを接続するネットワーク」の IP アドレスが自動的

に決まります。

画面上部に表示されている「お客様のネットワーク」のネットワークアドレスと「カメラ等のデバイ

スを接続するネットワーク」のネットワークアドレスが重複する場合は、ベースの IP アドレスを変更

して、「LAN ポート毎設定に反映」ボタンを押します。

なお、プレフィックス(20)を変更することはできません。

② 「カメラ等のデバイスを接続するネットワーク」の「本ツールでの管理」を確認します。

通常は設定変更の必要はありません。設定を変更しない場合は、手順③に進んでください。

特定の LAN ポートを使用しない、もしくは使用する LAN ポートが無効になっている場合は、下記の

設定を行ってください。

特定のポートを使用しない場合:「無効化」ボタンを押し、無効状態にしてください。

使用する LAN ポートが無効になっている場合:「有効化」ボタンを押します。

112

④ 「カメラ等のデバイスを接続するネットワーク」の設定情報を確認します。

通常は設定変更の必要はありません。設定を変更しない場合は、手順⑦に進んでください。

LAN ポートの設定に関して、特定の IP アドレスやネットワークアドレスに変更したい、デフォルトゲ

ートウェイや DNS サーバを設定する必要があるなど LAN ポートの設定を変更する場合は、「LAN ポ

ート毎設定」チェックボックスにチェックを入れてください。(上図③-1) チェックを入れると、「変更」

ボタンが押すことができるようになります。設定を変更する LAN ポートの「変更」ボタンを押し、

「LAN ポート設定変更」ダイアログを表示します。(上図③-2)

③-2

113

⑤ 必要に応じて、下記の情報を設定します。

IP アドレス(必須)

デフォルトゲートウェイ(省略可能)

DNS サーバ(省略可能)

※ プレフィックスは変更できません。24 固定です。

⑥ 「OK」ボタンを押して、「LAN ポート設定変更」ダイアログを閉じます。

114

⑦ すべての LAN ポートの確認・設定を行います。

⑧ すべての LAN ポートの確認・設定が完了したら、「次へ」ボタンを押して、設定を確定します。

ウィザードが完了し、各種設定を変更するための画面が表示されます。

115

6.4 NTPを設定する

① NTP サーバ設定を確認・変更する場合は、「NTP サーバ設定」を押します。

② 上位 NTP サーバを追加・変更する場合は、「上位 NTP サーバ」欄に NTP サーバの IP アドレスを入力

します。

③ 「設定実行」ボタンを押します。

※「設定実行」ボタンを押さないと、設定テンプレート作成時に変更が反映されませんので、ご注意

ください。

116

6.5 DHCPを設定する

① DHCP 設定を確認・変更する場合は、「DHCP サーバ設定」を押します。

② 各 LAN ポートの「DHCP 動的割当 開始・終了 IP アドレス」を確認します。(上図②-1)

変更しない場合は、手順「6.6 スイッチ・カメラなどのデバイスを設定する」に進んでください。

IP アドレスの動的割当範囲を変更する、もしくは DHCP を使用しない場合は、「変更」ボタンを押し

て、「DHCP 動的割当 IP アドレスの範囲変更」ダイアログを表示します。(上図②-2)

②-1 ②-2

117

③ 「DHCP 動的割当 IP アドレスの範囲変更」ダイアログで DHCP 設定を変更します。

DHCP 動的割当 IP アドレスの範囲を変更する場合 (上図③-1)

割り当て範囲の開始、終了アドレスを設定します。

DHCP を使用しない場合 (上図③-2)

「DHCP を使用しない」ボタンを押します。

④ 「OK」ボタンを押して、ダイアログを閉じます。

③-1

③-2

118

⑤ すべての LAN ポートの設定の確認、変更が完了したら、「設定変更」ボタンを押します。

※「設定実行」ボタンを押さないと、設定テンプレート作成時に変更が反映されませんので、ご注意

ください。

119

6.6 スイッチ・カメラなどのデバイスを設定する

スイッチ・カメラなどのデバイスの設定を行う場合は、「カメラ」マークを押した後、「デバイス構成設定」

タブを押します。

120

6.6.1 スイッチを追加する

① 「デバイス追加」ボタンを押して、「デバイス追加」ダイアログを表示します。

121

② 「デバイス追加」(追加場所の特定)ダイアログで以下の項目を入力します。

LAN ポート:デバイスを追加する LAN ポートをプルダウンから選択します。

スイッチ配下(追加先スイッチ)にスイッチを追加する場合、追加先スイッチが属し

ているネットワークの LAN ポートを指定します。

「LAN ポート配下に PoE スイッチを追加する」ラジオボタンをチェックします。

③ 「次へ」ボタンを押して、「デバイス追加」(デバイス種別の定義)ダイアログを表示します。

122

④ 「デバイス追加」(デバイス種別の定義)ダイアログで以下の項目を入力します。

スイッチ名(必須)

IP アドレス(必須):スイッチの IP アドレスを入力します。

パスワード(必須)

メモ(任意)

⑤ 「OK」ボタンを押して、「デバイス追加」(デバイス種別の定義)ダイアログを終了します。

【注意】

スイッチにも必ず同じパスワードを設定してください。

【注意】

1G PoEスイッチ以外のスイッチを追加する場合は、本設定は不要です。

123

6.6.2 スイッチの設定を確認する

① 「デバイスツリー」から設定を確認するスイッチをマウスで選択し左クリックします。

② 右側ペイン(デバイス情報表示領域) で設定情報を確認します。

124

6.6.3 スイッチを削除する

① 「デバイスツリー」で削除したいスイッチを左クリックで選択し、右クリックでメニューを表示しま

す。

② 「削除」を選択します。

125

6.6.4 カメラ・表示灯・LANIOモジュールを設定する

6.6.4.1 カメラ・表示灯・LANIOモジュールの設定を確認・変更する

① デバイスツリーから該当デバイスを左クリックし、右側ペイン(デバイス情報表示領域)に設定を表示

します。

② 設定を確認します。

③ 設定を変更する場合は、各項目の「変更」ボタンを押し、変更ダイアログで設定を変更します。

変更できる項目は「変更」ボタンが表示されている項目のみです。

126

6.6.4.2 カメラ・表示灯・LANIOモジュールを追加する

① 「デバイス追加」ボタンを押して、「デバイス追加」(追加場所の特定)ダイアログを表示します。

127

② 「デバイス追加」ダイアログで以下の項目を入力します。

LAN ポート:デバイスを追加するスイッチが属しているネットワークの LAN ポートをプルダウ

ンから選択します。

「スイッチ配下にデバイスを追加する」ラジオボタンをチェックします。

親スイッチ:デバイスを追加するスイッチをプルダウンで選択します。

PORT INDEX:デバイスを追加するスイッチが PoE スイッチの場合のみ、デバイスを追加する

スイッチ内のポート番号をプルダウンで選択します。PoE スイッチでない場合は選択できません。

③ 「次へ」ボタンを押して、「デバイス追加」(デバイス種別の定義)ダイアログを表示します。

128

④ 「デバイス追加」(デバイス種別の定義)ダイアログで以下の項目を入力します。

デバイスタイプ:該当するデバイスのラジオボタンをチェックします。

デバイス名(必須)

メモ(任意)

⑤ デバイスに IP アドレスを設定しない場合は(例えば、DHCP で動的に IP アドレスを取得する、もしく

は初期導入設定時に IP アドレスを設定するなど)、「設定実行」ボタンを押して、「デバイス追加」(デ

バイス種別の定義)ダイアログを終了します。(上図⑤-1)

推奨 IP アドレスを利用する場合やデバイスに固定の IP アドレスを設定しておきたい場合は、「IP アド

レス割当設定」ボタンを押して、「デバイス追加」(IP アドレスの定義)ダイアログを表示します。(上図

⑤-2)

⑤-1

⑤-2

129

⑥ 「デバイス追加」(IP アドレスの定義)ダイアログで以下の項目を入力します。

アサイン種別:「DHCP(固定)」、「DHCP 不使用」を選択します。

DHCP(固定) : 推奨 IP を利用する場合に選択します。

DHCP 不使用 : デバイスが DHCP をサポートしていない場合など、デバイスに固定 IP を

設定する場合に選択します。

IP アドレス(必須)

⑦ 「設定実行」ボタンを押して、「デバイス追加」(IP アドレスの定義)ダイアログを終了します。

130

⑧ デバイスツリーに追加したデバイスが表示されることを確認します。

⑨ 追加されたデバイスを左クリックして、右側ペインを表示し、設定を確認します。

131

6.6.4.3 カメラ・表示灯・LANIOモジュールを削除する

① 「デバイスツリー」で削除したいデバイスを左クリックで選択し、右クリックでメニューを表示しま

す。

② 「削除」を選択します。

132

6.7 カメラ利用ソフトとの連携を設定する

FieldAnalyst 連携、KAOATO 連携の設定確認・変更を行う場合は、「カメラ」マークを押した後、「カメラ

利用ソフトとの連携」タブを押します。

FieldAnalyst 連携、KAOATO 連携にカメラ・表示灯・LANIO モジュールを追加する場合は、「6.6.4.2 カメ

ラ・表示灯・LANIO モジュールを追加する」でカメラ・表示灯・LANIO モジュールを追加した後、本画面

で設定を行ってください。

133

6.7.1 カメラログインIDを設定する FieldAnalyst、KAOATO とカメラを連携するためには、カメラログイン ID を設定する必要があります。本

手順でカメラログイン ID を設定してください。

① 「カメラログイン ID」欄の「設定」ボタンを押して、「カメラログイン ID 設定」ダイアログを表示し

ます。

134

② 「カメラログイン ID 設定」ダイアログで以下を設定します。

「カメラのメーカ既定値を利用する」ラジオボタン:ログイン ID としてカメラメーカの既定値

を利用する場合にチェックします。

「手動入力する」ラジオボタン:以下の項目を手動で入力する場合にチェックします。

ログイン ID(必須)

パスワード(任意)

③ 「OK」ボタンを押して、「カメラログイン ID 設定」ダイアログを閉じます。

135

6.7.2 FieldAnalyst連携設定について

カメラの「FieldAnalyst 連携」欄を確認します。

未設定:FieldAnalyst と連携していません。

連携 :FieldAnalyst と連携しています。

【注意】

FieldAnalyst ライセンスのカメラ台数を超えて、装置に FieldAnalyst 連携設定を行うことはできま

せん。この画面で設定テンプレートに出力するために FieldAnalyst 連携設定を行う場合、適用する装

置の FieldAnalyst ライセンスのカメラ台数の上限を超えないよう注意してください。

136

6.7.2.1 「未設定」のカメラをFieldAnalystと連携する場合

① 連携するカメラの「FieldAnalyst 連携」欄の「設定」ボタンを押し、「FieldAnalyst 連携」ダイアログ

を表示します。

② 「FieldAnalyst 連携」ダイアログで以下の設定を行います。

137

ポート番号:カメラのポート番号を入力します。

カメラ種別:カメラのメーカ名と一致するカメラ種別をプルダウンから選択します。

解像度:カメラの解像度をプルダウンから選択します。

フレームレート:カメラのフレームレートをプルダウンから選択します。

③ 「OK」ボタンを押して、ダイアログを閉じます。

6.7.2.2 「FieldAnalyst連携」のカメラをFieldAnalyst連携しない場合

① 「FieldAnalyst 連携」欄の「解除」ボタンを押します。

138

6.7.3 KAOATO連携設定(監視)について

カメラの「KAOATO 監視連携」欄を確認します。

未設定:KAOATO(監視)と連携していません。

連携 :KAOATO(監視)と連携しています。

139

6.7.3.1 「未設定」のカメラを「KAOATO連携(監視)」と連携する場合

③ 連携するカメラの「KAOATO 監視連携」欄の「設定」ボタンを押し、「KAOATO 監視連携」ダイアロ

グを表示します。

140

④ 「KAOATO 監視連携」ダイアログで以下の設定を行います。

「カメラのメーカ既定値を利用する」ラジオボタン:ログイン ID としてカメラメーカの既定値

を利用する場合にチェックします。

「手動入力する」ラジオボタン:以下の項目を手動で入力する場合にチェックします。

「Onvif」ラジオボタン:カメラが Onvif 対応の場合にチェックします

「画像取得 URL」ラジオボタン:画像取得 URL を指定する場合にチェックします。

チェックした場合は、画像取得 URL を入力します。

監視間隔:数値を設定します。

LANIO モジュール、LANIO モジュール端子:カメラが LANIO モジュールと連携する場合にプル

ダウンから選択します。

表示灯:カメラが表示灯と連携する場合にプルダウンから選択します。

④ 「OK」ボタンを押して、ダイアログを閉じます。

141

6.7.3.2 「KAOATO連携(監視)」のカメラをKAOATO連携しない場合

② 「KAOATO 監視連携」欄の「解除」ボタンを押します。

142

6.7.4 KAOATO連携設定(入退)について

カメラの「KAOATO 入退連携」欄を確認します。

未設定:KAOATO(入退)と連携していません。

連携 :KAOATO(入退)と連携しています。

143

6.7.4.1 「未設定」のカメラを「KAOATO連携(入退)」と連携する場合

① 連携するカメラの「KAOATO 入退連携」欄の「設定」ボタンを押し、「KAOATO 入退連携」ダイアロ

グを表示します。

144

② 「KAOATO 入退連携」ダイアログで以下の設定を行います。

「カメラのメーカ既定値を利用する」ラジオボタン:ログイン ID としてカメラメーカの既定値

を利用する場合にチェックします。

「手動入力する」ラジオボタン:以下の項目を手動で入力する場合にチェックします。

「Onvif」ラジオボタン:カメラが Onvif 対応の場合にチェックします

「画像取得 URL」ラジオボタン:画像取得 URL を指定する場合にチェックします。

チェックした場合は、画像取得 URL を入力します。

LANIO モジュール、LANIO モジュール端子:カメラが LANIO モジュールと連携する場合にプル

ダウンから選択します。

表示灯、動作タイミング:カメラが表示灯と連携する場合にプルダウンから選択します。

③ 「OK」ボタンを押して、ダイアログを閉じます。

145

6.7.4.2 「KAOATO連携(入退)」のカメラをKAOATO連携しない場合

① 「KAOATO 入退連携」欄の「解除」ボタンを押します。

146

6.7.5 KAOATOログ削除を設定する

① 「KAOATO ログ削除」の設定を確認します。

② 「KAOATO ログ/アプリケーションログ」の削除設定を変更する場合、「ログ削除設定変更」ボタンを

押して、「KAOATO ログ削除」ダイアログを表示します。

147

③ 「KAOATO ログ削除」ダイアログで以下の項目を変更して、「OK」ボタンを押します。

KAOATO ログ

「保存日数」

「発報ログ保存日数」

アプリケーションログ

「保存日数」

④ 「タスクスケジュール」の設定を変更する場合、「タスクスケジュール設定変更」ボタンを押して、「タ

スクスケジュール設定」ダイアログを表示します。

148

⑤ 「タスクスケジュール設定」ダイアログで以下の項目を変更して、「OK」ボタンを押します。

「間隔」

「開始時刻」(hh:mm:ss 形式)

149

6.7.6 カスタマイズテンプレートファイルを作成する

① 「設定テンプレートの作成」ボタンを押します。

② フォルダ選択画面でカスタマイズテンプレートを作成するフォルダ、カスタマイズテンプレートのフ

ァイル名称を入力して、「保存」ボタンを押します。

150

7 保守・管理について

7.1 デバイスがおかしいとき

7.1.1 カメラの状態を確認する

① 本ツールを起動し、「カメラ」マークを押します。

② 「デバイス構成」タブを押します。

③ 「デバイスツリー」のアイコンでカメラの状態を確認します。(上図③-1)

アイコンの意味については、本ツールのヘルプを参照してください。(上図③-2)

③-1

③-2

151

7.1.2 デバイスの追加を検出したとき

デバイスの追加を検出したとき、デバイスツリーの当該デバイスに「注意喚起」アイコン が表示されま

す。

下記の手順でデバイスの追加を行ってください。

「注意喚起」アイコン をクリックすると、「デバイス追加」ダイアログを表示します。

【注意】

別のポートに接続していたデバイスを今の位置に接続変更したため、上記のアイコンが表示された

場合には、可能であれば前の接続位置にデバイスを戻した上で、「7.1.5 カメラ・表示灯・LANIO モジ

ュールの接続ポートを変更する」の手順に従って、接続位置の変更を行ってください。これにより

KAOATO の設定を引き継ぐことができます。このとき、下記のデバイス追加操作は不要です。

前の接続位置に戻すことができない場合は、前の接続位置のデバイスを「5.5.3.5 カメラ・表示灯・

LANIO モジュールを削除する」に従って削除した後、下記のデバイス追加操作を行ってください。

「注意喚起」アイコンはデバイスの初期表示時、または「最新の情報に更新」を行った場合のみ表示

されます。

152

① 「デバイス追加」ダイアログで以下の項目を入力します。

アサイン種別(プルダウンして選択)

IP アドレス

② 「設定実行」ボタンを押して、「デバイス追加」(実デバイス割当設定)ダイアログを終了します。

③ デバイスツリーに追加したデバイスが表示されることを確認します。

④ 追加されたデバイスを左クリックして、デバイス情報表示領域を表示し、設定を確認します。

【注意】

DHCP(固定)、DHCP(動的)の装置は、追加後にデバイスの再起動を行ってください。

153

7.1.3 デバイスの交換を検出したとき

デバイスの交換を検出したとき、デバイスツリーの当該デバイスに「注意喚起」アイコン が表示されま

す。

「注意喚起」アイコン をクリックすると、下記のダイアログを表示します。

154

「7.1.4 カメラ・表示灯・LANIO モジュールを交換する」の手順でデバイスの交換を行ってください。

【注意】

「注意喚起」アイコンはデバイスの初期表示時、または「最新の情報に更新」を行った場合のみ表示

されます。

別のポートに接続していたデバイスを今の位置に接続変更したため、上記のアイコンが表示された

場合には、前の接続位置のデバイスを「5.5.3.5 カメラ・表示灯・LANIO モジュールを削除する」に

従って削除した後、「7.1.4 カメラ・表示灯・LANIO モジュールを交換する」の手順でデバイスの交換

を行ってください。

155

7.1.4 カメラ・表示灯・LANIOモジュールを交換する

7.1.4.1 カメラを交換する

カメラの交換は、旧カメラを一旦削除して、新カメラを追加することになります。

① デバイスツリーで旧カメラを左クリックで選択し、デバイス設定情報を表示します。

新カメラを設定するときに必要となるため、表示された旧カメラの内容を覚えておきます。

② KAOATO・FieldAnalyst との連携設定がある場合には、「カメラ利用ソフトとの連携」タブにて、連携

設定を表示し、内容を覚えておきます。その後、連携設定を解除します。

③ 「5.5.3.5 カメラ・表示灯・LANIO モジュールを削除する」を参照して、カメラを削除します。

④ 「5.5.3.3 カメラ・表示灯・LANIO モジュールを追加する」を参照して、カメラを追加します。

その際、必要に応じて、①で覚えておいた情報を設定します。

⑤ KAOATO・FieldAnalyst・XProtect の設定を行います。その際、必要に応じて②で覚えておいた情報を

設定します。

【注意】

DHCP(固定)のカメラを交換(削除、追加)すると、DHCP 不使用になります。この状態になった場合

は、DHCP(固定)に戻すためにカメラを再起動してください。

156

7.1.4.2 1G PoEスイッチ配下の表示灯・LANIOモジュールを交換する

表示灯・LANIO モジュールの交換は、旧デバイスを一旦削除して、新デバイスを追加することになります。

① デバイスツリーで旧デバイスを左クリックで選択し、デバイス設定情報を表示します。

新デバイスを設定するときに必要となるため、表示された旧カメラの内容を覚えておきます。

② 「5.5.3.5 カメラ・表示灯・LANIO モジュールを削除する」を参照して、デバイスを削除します。

③ 「5.5.3.3 カメラ・表示灯・LANIO モジュールを追加する」を参照して、デバイスを追加します。

その際、必要に応じて、①で覚えておいた情報を設定します。

④ KAOATO の設定を行います。

【注意】

DHCP(固定)のデバイスを交換(削除、追加)すると、DHCP 不使用になります。この状態になった場

合は、DHCP(固定)に戻すためにデバイスを再起動してください。

157

7.1.5 カメラ・表示灯・LANIOモジュールの接続ポートを変更する

① 接続 LAN ポートを変更するデバイスを左クリックで選択後、右クリックでメニューを表示し、「接続

ポートの変更」を選択します。

158

② 「接続ポートの変更」ダイアログが表示されますので、以下の設定を行います。

「変更先:親スイッチ」:新規に接続するスイッチを選択します。

「変更先:PORT INDEX」:新規に接続ポートを選択します。

③ 「OK」ボタンを押します。

159

④ 「接続ポートの変更確認」ダイアログが表示されます。デバイスの接続ポートを変更後、「OK」ボタン

を押します。

160

7.2 スイッチ・カメラ・表示灯・LANIOモジュール以

外の装置を追加する

7.2.1 カメラ・表示灯・LANIOモジュール以外の装置を組み込む スイッチにはカメラ・表示灯・LANIO モジュール以外に管理用サーバを接続することができます。その設

定を行います。

① 本ツールを起動し、「カメラ」マークを押します。

② 「デバイス構成設定」タブを押します。

③ 「デバイス追加」ボタンを押して、「デバイス追加」(追加場所の特定)ダイアログを表示します。

161

「デバイス追加」(追加場所の特定)ダイアログで以下の項目を入力して、「次へ」ボタンを押します。

LAN ポート(プルダウンして選択)

「スイッチ配下にデバイスを追加する」ラジオボタンをチェック

親スイッチ(プルダウンして選択)

PORT INDEX(プルダウンして選択)

④-1

④-2

162

④ 「デバイス追加」(デバイス種別の定義)ダイアログで以下の項目を入力後、「設定実行」ボタンを押

します。

デバイスタイプ:「サーバ」が表示されている場合は、「サーバ」ラジオボタンをチェック。

「サーバ」が表示されていない場合は、「その他」ラジオボタンをチェック。

デバイス名(必須)

メモ(任意:デバイスタイプにより設定できない場合があります)

⑤-1

⑤-2

163

7.2.2 本装置にネットワークカードを追加する ① ネットワークカードを追加した後、本装置を起動します。

② 使用する LAN ポートに LAN ケーブルを接続します。

③ 本ツールを起動します。

④ 「5.2.3 カメラ等のデバイスを接続するネットワークを確認・変更する」を参照して、追加したポート

を有効化します。

⑤ 本ツールを終了し、再度起動します。

164

7.2.3 カメラ利用ソフトとの連携画面で「不明デバイス」となってい

るデバイスを管理対象に組み込む FieldAnalyst、KAOATO(監視)、KAOATO(入退)にのみ設定されているカメラが存在している場合、カメラ利

用ソフトとの連携画面で、「不明デバイス」と表示されます。

当該カメラのデバイス名・IP アドレスと一致するように、デバイス構成画面でデバイスを追加することで、

カメラ利用ソフトとの連携でカメラのデバイス名が表示されます。

165

7.3 各種ツールを起動する

7.3.1 XProtect Management Applicationを起動する XProtect Management Application を起動する場合は、画面上部の [ツール起動(T)] – [XProtect Management

Application 起動(M)] メニューを選択してください。

7.3.2 XProtect Smart Clientを起動する XProtect Smart Client を起動する場合は、画面上部の [ツール起動(T)] - [XProtect Smart Client 起動(S)] メ

ニューを選択してください。

166

7.4 ログを採取する

本装置でコレクトログを採取することで、本ツールのログも採取されます。コレクトログの採取方法は「メ

ンテナンスガイド」を参照してください。

7.5 本装置を工場出荷状態に戻す

本装置を工場出荷状態に戻す場合は、「メンテナンスガイド」を参照してください。

167

8 注意事項

8.1 ツールについて

(1) NTP サーバの設定を OS 側で行わないでください。必ず本ツールで行ってください。OS 側から

行った場合、上位 NTP サーバと同期できなくなる場合があります。

(2) 同一装置内で本ツールを同時に複数起動することはできません。

(3) オフサイトモードで実行した際、終了時に以下のような「プログラム互換性アシスタント」のメ

ッセージボックスが表示される場合がありますが、本製品は正しくインストールされていますの

で、「このプログラムは正しくインストールされました」をクリックしてください。

8.2 デバイスについて

(1) デバイスによっては、デバイス側で DHCP を有効にしても、本装置から IP アドレスを取得でき

ない、または IP アドレスの取得に時間がかかる場合があります。そのような場合、デバイスの再

起動(電源 OFF→ON)を行ってください。

(2) スイッチ名やデバイス名を実環境で変更し、既に読み込んでいるテンプレートと設定値が異なる

場合、「情報」アイコン が出力されません。

(3) DHCP 払い出し IP アドレスのリース期限が切れても IP アドレスを再取得しないデバイスは、初

期導入ウィザードで自動的に推奨 IP アドレスを設定することができません。

このようなデバイスを利用する場合は、DHCP 無効で使用してください。

なお、一部の表示灯では本現象が確認されていますので、表示灯を接続する場合は、DHCP 無効

で使用することを推奨します。

168

8.3 カメラ利用ソフトとの連携について

(1) 本ツールの起動中に KAOATO のライセンスを登録した場合は KAOATO 連携画面に反映されま

せん。反映させるためには、本ツールを再起動してください。

(2) FieldAnalystを使用する場合は、Easy Setup Tool の初期導入設定実行前に、本装置に FieldAnalyst

をインストールしライセンス登録をしておいてください。

もし、本ツールの初期導入完了後に、FieldAnalyst のライセンスを登録またはライセンス台数を

追加登録した場合は、FieldAnalyst のマニュアルに従い適宜カメラ設定を行ってください。

なお、その際に FieldAnalyst の設定ツール上で、カメラ種別に「Analog」および「XProtect(VMS)」

以外を設定したカメラについては、その後本ツールでの FieldAnalyst 連携設定も可能となりま

す。設定方法詳細については「3.6.2 FieldAnalyst 連携を設定する」を参照してください。

8.4 ヘルプ表示について

(1) ヘルプを表示するためには、ファイルの拡張子 html が Web ブラウザに関連付けられている必

要があります。