年度財務実績および 2016 年度業績見通し - nissan...4.7%増加し、9兆7,199...

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5,896 7,933 +1,133 –724 –244 –197 –34 –133 +2,236 売上高 2015 年度の連結売上高は、前年比7.2% 12 1,895 億円となりました。 営業利益 2015 年度の連結営業利益は、前年比34.6% 増の7,933 億円となりました。 増減の要因は以下の通りです。 l 為替変動による減益は133 億円になりました。 l 購買コストの削減、原材料価格の下落、商品性 向上に関わる費用を含むコスト項目は、全体で 2,236 億円の増益要因となりました。 l 台数および車種構成は1,133 億円の増益要因と なりました 。 l 販売費用の増加は、 724 億円の減益要因となり ました 。 l 研究開発費は244 億円増加しました。 l 生産コストは197 億円増加しました。 l その他項目は34 億円の減益要因となりました。 2015 年度財務実績および2016 年度業績見通し 当期純利益 当期純利益は5,238 億円となり、前年度の4,576 億円から662 億円の増加となりました。 2015 年度 財務実績(中国合弁会社持分法ベース) 営業利益増減要因分析 (億円) 14年度 営業利益 コスト項目* *購買コスト削減、原材料、商品性向上を含む マーケティング・ 販売費用 研究開発費 為替影響 台数/構成 生産費用 その他 15年度 営業利益 当期純利益 (億円) (年度) (予想) 中国合弁会社比例連結ベース 中国合弁会社持分法ベース 中国合弁会社比例連結ベース 中国合弁会社持分法ベース 5,458 5,235 6,057 4,984 7,186 7,933 5,896 9,355 7,100 8,600 2016 2015 2014 2012 2013 2011 6,000 8,000 10,000 0 2,000 4,000 営業利益 (億円) (年度) (予想) 中国合弁会社比例連結ベース 中国合弁会社持分法ベース (億円) (年度) (予想) 売上高 2016 2015 2014 2012 2013 94,090 130,000 118,000 133,656 121,895 113,752 96,296 114,348 104,825 124,063 2011 0 50,000 100,000 150,000 3,414 3,424 3,890 4,576 5,238 6,000 4,500 3,000 1,500 0 2016 2015 2014 2012 2013 2011 5,250 12 NISSAN MOTOR CORPORATION ANNUAL REPORT 2016 PERFORMANCE CORPORATE FACE TIME CONTENTS TOP MESSAGE NISSAN POWER 88 CORPORATE GOVERNANCE

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  • 5,896

    7,933+1,133 –724 –244 –197 –34

    –133 +2,236

    売上高 2015年度の連結売上高は、前年比7.2%増の12兆1,895億円となりました。

    営業利益 2015年度の連結営業利益は、前年比34.6%増の7,933億円となりました。 増減の要因は以下の通りです。

    l 為替変動による減益は133億円になりました。l 購買コストの削減、原材料価格の下落、商品性

    向上に関わる費用を含むコスト項目は、全体で

    2,236億円の増益要因となりました。l 台数および車種構成は1,133億円の増益要因と

    なりました。l 販売費用の増加は、724億円の減益要因となり

    ました。l 研究開発費は244億円増加しました。l 生産コストは197億円増加しました。l その他項目は34億円の減益要因となりました。

    2015年度財務実績および2016年度業績見通し

    当期純利益 当期純利益は5,238億円となり、前年度の4,576億円から662億円の増加となりました。

    2015年度 財務実績(中国合弁会社持分法ベース)営業利益増減要因分析

    (億円)

    14年度営業利益

    コスト項目*

    *購買コスト削減、原材料、商品性向上を含む

    マーケティング・販売費用

    研究開発費為替影響 台数/構成 生産費用 その他 15年度営業利益

    当期純利益

    (億円)

    (年度)(予想)

    ■中国合弁会社比例連結ベース■中国合弁会社持分法ベース

    ■中国合弁会社比例連結ベース■中国合弁会社持分法ベース

    5,458 5,2356,057

    4,984

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    営業利益

    (億円)

    (年度)(予想)

    ■中国合弁会社比例連結ベース■中国合弁会社持分法ベース

    (億円)

    (年度)(予想)

    売上高

    2016201520142012 2013

    94,090

    130,000

    118,000

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    20110

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    02016201520142012 20132011

    5,250

    12NISSAN MOTOR CORPORATION ANNUAL REPORT 2016

    PERFORMANCECORPORATE FACE TIMECONTENTS TOP MESSAGE NISSAN POWER 88 CORPORATE GOVERNANCE

  • 貸借対照表項目 2015年度末の総資産は1.9%増の17兆3,736億円となりました。 流動資産は、2014年度末に比べて4.2%増加し、10兆7,476億円となりました。これは主として販売金融債権が3,404億円、現金及び預金が1,577億円それぞれ増加したことによるものです。固定資産は、2014年度末に比べ1.5%減少し、6兆6,261億円となりました。 流動負債は、2014年度末に比べて5.4%増加し、6兆7,642億円となりました。これは主としてコマーシャル・ペーパーが2,992億円、1年内償還予定の社債が1,411億円それぞれ増加したことによるものです。 固定負債は、2014年度末に比べて1.6%増加し、5兆4,687億円となりました。これは主として社債が1,255億円減少したものの、退職給付に係る負債が879億円、長期借入金が384億円、繰延税金負債が183億円それぞれ増加したことによるものです。 2015年度末の純資産合計は、2014年度末の5兆2,473億円に比べて2.0%減少し、5兆1,407億円となりました。これは主として利益剰余金が3,389億円増加したものの、為替換算調整勘定(損)が3,356億円、退職給付に係る調整累計額(損)が738億円それぞれ増加し、その他有価証券評価差額金が316億円減少したことによるものです。

    フリーキャッシュフロー・実質有利子負債(自動車事業) 2015年度のフリーキャッシュフローは累計で4,812億円のプラスとなりました。2015年度末の自動車事業のネットキャッシュは前年度から改善し、1兆5,029億円のキャッシュポジションとなりました。 また、引き続き徹底した在庫管理に取り組み、2015年度末時点で在庫台数は79万台となっています。厳格な在庫管理によりフリーキャッシュフローへの影響を最小限に抑えます。

    ファイナンシャル・ポジション(中国合弁会社持分法ベース) 長期信用格付け 格付投資情報センター(R&I)による日産の長期信用格付けは「A+」(方向性:安定的)です。スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は、「 A–」(見通し:ポジティブ)、ムーディーズは「 A3」(見通し:安定的)となっています。

    格付け

    Aa3 AA–

    A1 A+

    A2 A

    A3 A–

    Baa1 BBB+

    Baa2 BBB

    Baa3 BBB–

    Ba1 BB+4/15 10/15 4/164/05 10/05

    R&I

    S&P

    ムーディーズ

    4/06 10/06 4/07 10/07 4/08 10/08 4/09 10/09 4/10 10/10 4/11 7/11 7/12 1/13 9/14

    13NISSAN MOTOR CORPORATION ANNUAL REPORT 2016

    PERFORMANCECORPORATE FACE TIMECONTENTS TOP MESSAGE NISSAN POWER 88 CORPORATE GOVERNANCE

  • 6,000

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    3,000

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    02011 2016201520142012 2013

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    3.9%

    配当 日産の戦略的な取り組みは、グローバル企業として持続可能な価値創造を果たすという長期的なビジョンだけでなく、株主価値を最大化するという日産のコミットメントを反映したものでもあります。 2015年度の配当金については、期末配当金を1株当たり21円といたします。年間配当金では、中 間 配 当 金21円と合わせ、1株当たり42円としました。 2016年度の配当金につきましては、現在の経営状況と今年のリスクおよび好機を鑑みた上で、年間で48円の配当を実施する予定です。

    (予想)

    (予想)

    (年度)

    販売金融部門 販売台数の増加に応じて、2015年度の販売金融事業の総資産は前年度の9兆2,813億円に比べ4.7%増加し、9兆7,199億円となりました。また、営業利益は前年度の1,955億円に比べ、2015年度は2,321億円となりました。

    将来への投資 2015年度、当社は、将来の競争力維持のための投資を行ないました。設備投資は4,790億円となり、売上高比3.9%となりました。 新技術および新製品開発のための研究開発費は5,319億円となりました。アライアンスを通じてルノーの研究開発部門と協力関係を築き、広範囲におよぶ共同開発を行なっていることは日産の大きな強みとなっています

    研究開発費

    設備投資

    (億円)

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    2025

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    (予定)(年度)

    1株当たり年間配当金額

    (円)

    (年度)

    ■中国合弁会社比例連結ベース■中国合弁会社持分法ベース

    ● 売上高比率(中国合弁会社比例連結ベース)● 売上高比率(中国合弁会社持分法ベース)

     2016年度の当社のグローバル販売台数は前年比3.3%増の560万台を見込んでいます。グローバルな全体需要は前年比2.6%増の8,940万台を前提に、当社のグローバル市場占有率は6.3%を想定しています。 以上の見通しに基づき、2016年度の業績予想は、為替前提を1米ドル105円とし、以下の通りとしています。

    2016年度連結決算予想n 連結売上高 11兆8,000億円n 連結営業利益 7,100億円n 連結当期純利益 5,250億円

    2016年度 業績見通し(中国合弁会社持分法ベース)

    14NISSAN MOTOR CORPORATION ANNUAL REPORT 2016

    PERFORMANCECORPORATE FACE TIMECONTENTS TOP MESSAGE NISSAN POWER 88 CORPORATE GOVERNANCE