日邦産業...hems...
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本著作物の著作権は、公益社団法人 日本証券アナリスト協会®に属します。
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◆会社・事業概要
当社は本社を大阪府吹田市に置くが、実質的本社機能は愛知県稲沢市に置く。本年で創業 63 年目を迎え、従
業員数は、連結 3,167名、単体 270名(9月現在)である。国内営業拠点は 10拠点、生産拠点は関係会社を含め
て 5 拠点である。海外拠点はタイ、台湾、マレーシア、ベトナム、中国、インドネシア、フィリピンに展開し、現在はメ
キシコで自動車部品工場の建設を進めている。また、中国特有のリスクを考慮し、中国に生産拠点を有する台湾
資本の富優技研に出資をして、日系自動車メーカーの受け皿作りを進めている。
事業として、モビリティパーツ事業では、自動車やオートバイ用の機構部品の製造販売を行っている。樹脂成形
を核としたエンジン機構部品、駆動系機構部品などの重要保安部品を主要アイテムとしており、ガソリン車、ディー
ゼル車、ハイブリッドカーなどに採用されている。日立化成グループの特約店として、調達した金属やマグネットな
どを破損させずに樹脂成形品に組み込むインサート成形技術を強みの一つとしている。主な取引先は、本田技研
工業、デンソー、愛三工業など、日系の自動車および自動車部品メーカーである。現在の事業エリア、日本、タイ、
マレーシア、ベトナム、中国、インドネシアに加えて、来年操業に向けてメキシコでの準備を進めているところであ
る。
エレクトロニクスでは、日立化成グループの他、デュポングループとも特約店契約を締結しており、各社の商材
をベースにして、スマートフォンやタブレット端末に使用される高機能材料・治工具などを電子部品メーカーに販売
している。また、特殊技術・特殊製品を有する協力メーカーとのネットワークを活用、専門商社として技術・商材・サ
ービスを提供することをビジネスモデルとしている。主な取引先は、パナソニック、ローム、村田製作所の各グルー
プを始めとする日系電子機器・電子デバイスメーカーである。事業エリアは、日本、タイ、中国、台湾、フィリピン、
ベトナムである。
精密機器事業では、レーザープリンター、インクジェットプリンター用のユニット部品、電子辞書、カーナビシステ
ムなどの外装品を製造販売している。樹脂成形から電磁波・外観塗装・印刷・組立に至る一貫生産体制を有してい
ることが特長である。また、医療器具部品の製造販売も行っている。タイ食品医薬品局と厚生労働省からそれぞ
れ許認可を受け、当社の新たな事業の柱にすべく、事業拡大に努めている。事業エリアは日本、タイ、中国、台湾、
フィリピン、ベトナムである。
さらに住宅設備事業として、給湯器・燃料電池用の材料・樹脂成形品、介護用ベッドなどの電動コントローラーユ
ニット、HEMS のソフトウェア開発、その他実装品の企画・調達・販売を行っている。主な取引先はリンナイ、リクシ
ルグループを始めとする住宅設備機器メーカーである。事業エリアは、日本、タイ、中国である。
◆2015年 3月期第 2四半期損益状況
執行役員 三上 仙智
当第 2四半期累計売上高は 206億 44百万円、営業利益マイナス 1億 36百万円、経常利益マイナス 2億 92
9913 日邦産業 大塚 眞治 (オオツカ シンジ)
日邦産業株式会社社長
技術商社機能の拡大により業績回復目指す
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百万円、四半期純利益マイナス 3 億 41 百万円、一株当たり四半期純利益マイナス 37.79 円という結果となった。
売上高の各セグメントにおける主な増減要因は、モビリティを牽引してきたタイ事業が政情不安とエコカー減税の
終了の影響を大きく受けて減収となった。エレクトロニクスでは、リチウムイオン電池用の負極材販売の好調により
増収となった。精密機器は、中国とアセアン地域の主要顧客による生産委託計画の変更により減収、住宅設備も、
国内における建築部材と燃料電池の関連部材の引き合いが鈍化し、減収となった。その結果、本会計年度(上
期)の売上高は前年同期比 95.7%となった。
セグメント別売上高構成比は、利益率の高いモビリティパーツ、精密機器、住宅設備の 3セグメント比率が 6.4%
減少、国内外比率でも、同じく利益率の高い海外事業の比率が 3.5%減少している。セグメント別営業利益は全て
のセグメントで減益となった。減益要因は、モビリティパーツでは、減収と新拠点であるインドネシア、また新規アイ
テムの受注にかかる先行投資、エレクトロニクスでは、主要顧客の事業撤退とベトナムでの先行投資費用、精密
機器では、主要顧客の生産委託計画の変更、住宅設備では、減収と自社企画商品の開発費やタイにおける住宅
設備の市場開拓に向けての費用である。その他セグメントは、国内関係会社の地道な合理化活動と日邦産業本
体による営業支援により、唯一増益となった。
◆財務状況
貸借対照表上の主な特記事項については、総資産は 275億 24百万円と前期末比 2億 21百万円の増加となっ
た。資産の部については、投資その他の資産が 4億 26百万円増加、保有株式の時価の上昇、メキシコ子会社(未
連結)の株式 2 億 46 百万円が増加要因である。負債の部については、タイ・バンコクの新工場の完成に伴い、短
期借入金として調達した銀行借入金を長期借入金に切り替えている。純資産の部では、国内子会社の合理化を
進めるために、子会社株式の減損処理を行った。また、安定配当維持のために利益剰余金の一部を取り崩した。
キャッシュフローについては、営業キャッシュフローは 10 億 94 百万円の増加、投資キャッシュフローは、固定資
産の取得等により、6 億 22 百万円の減少、財務キャッシュフローは、短期借入金の減少、長期借入金の増加、リ
ース債務の返済による支出、配当金の支払いにより 2 億 89 百万円の減少となった。その結果、当第 2 四半期の
現金および現金同等物の残高は 54億 73百万円(前期末比 2億 33百万円増加)となった。
ここ数年の当社の設備投資額は約 45 億円、主な投資目的は自動車部品、医療機器部品の拡大に関するもの
である。また、数年来当社が行っている大型投資は先行投資型の投資であり、減価償却費、人件費が増加してい
る。人件費の増加は円安による為替の影響、人員増、アセアン・中国における最低賃金の引き上げなどが要因で
ある。当面の大きな課題は、売上高の拡大と人件費抑制のための自動化促進の 2点である。
◆現状分析と今後の予測
社長 大塚 眞治
モビリティパーツの状況は、アセアン各国の自動車・オートバイの取得に係わる減税措置の終了や、タイの政情
不安による自動車の生産台数の減少影響を大きく受けている。一方、2015 年度は、タイ国内の自動車生産台数
の増加とコイル部品の新規アイテムの量産への移行、新拠点のインドネシア工場の黒字転換を予測している。エ
レクトロニクスは、収益ベースであるスマートフォンやタブレット型端末の部材は業界特有の波を想定し、2015年度
の予測は横ばいとしている。精密機器はデジタル一眼レフカメラとプリンター部品を主力として、顧客の中国シフト
や内製切り替えにより 2014年度は大打撃を受けたものの、保有技術である成形・電磁波・外装塗装・印刷・組立と
クリーンルームの応用で電子辞書とカーナビゲーションシステムの外装品を新規受注、さらに医療機器部品も本
格的な量産に移行し、2015 年における本セグメントは業績回復を予測している。住宅設備は、国内の新築着工戸
数が減少する中で苦戦は否めないが、昨年度から実施してきたタイでの給湯器と家庭用ベッドの部品生産が寄与
し、2015年はほぼ横ばいを予測している。
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◆今後の事業展開について
モビリティ事業で進めているコイル部品の拡大は、自動車の燃料系、センサー系で多く用いられるアイテムであ
る。タイ工場で 2010 年から安定量産を実現、2015 年からはベトナムでも本格的な量産を開始予定で、これらの実
績が認められ、日本国内での受注も決定した。日本国内の実績を重視する自動車部品メーカーの北中米・中国へ
の展開も現実味を帯びてきてベース収益を構成する大きな柱になると考えている。
精密機器事業の OAに関しては、フィリピン工場を中国プラスワンの受け皿として 2年前より生産受託体制を整
えてきたが、2015年度からは受注量が増加し、2016年度から本格的な量産体制への移行が予測できる状況に至
っている。
DIに関しては、2014年度は苦戦したが、既存技術の応用で電子辞書・カーナビゲーションシステムなど新アイテ
ムへの切り替えができた。MD(医療機器)に関しては、自動車部品と同様に厳しい品質保証が求められることから、
拡大を焦らずに内部体制の構築に力を入れてきたが、2015 年度には黒字転換を予測している。顧客である医療
機器メーカー各社から、日本国内での医療機器の製造業ライセンス取得を求められており、長期的視点で国内製
造の準備を進めていく計画である。
◆トピックス
5 月 15 日にプレスリリースをしたアライアンスによるメキシコ進出については、現在、自動車部品工場の建設を
進めている。メキシコ中部のサン・ルイス・ポトシ州はメキシコの大都市間をつなぐ交通の要所であり、諸外国の自
動車、Tier 0 メーカーも進出を進めている。当社は、この進出に当たり、売上規模約 80億円の金属プレスメーカー
と手を組み、合弁会社を設立した。自動車部品は、品質保証体制など量産に至るまで厳しいプロセスを求められ
ることから、黒字転換は 2年後を予想している。
2015 年 3 月期の業績は極めて厳しい状況にあり、本年 5 月 15 日に公表した通期連結業績予想を下方修正し
た。しかし、これまで行ってきた活動がようやく来期の業績に寄与することが予測できる状況となったため、一株当
たり 15円の期末配当予想は据え置くことと決定した。
◆質 疑 応 答◆
各事業の強みは何か?
モビリティ:他の成形業者では、コイル部品の製造まで対応できているところはない。
医療機器:品質エラーが命に直結する商品群であることもあり、当社は品質保証体制をもって差別化を図って
いる。
コスト競争力はどこにあるのか?
以前のように海外=コスト競争力という図式は成り立たない。そのため、当社では自動化の推進をテーマとして
掲げ、且つコスト競争に巻き込まれない「付加価値」の高いアイテム群を狙った先行投資を積極的に行ってきた。
為替の足元の影響はどうか?
大きく2つの影響を受けている。
ひとつめは、連結決算時における現地通貨から円への換算影響で、円安は、売上・利益を増加させる効果もあ
るが、一方損失も大きくなる。本年度は海外主要拠点のいくつかで営業損失を計上している。
ふたつめは、親子ローンの評価差損益となる。当社の場合、為替影響の 9 割近くをこの親子ローンが占めてい
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るが、この円安トレンドが継続すれば、2Qの差損も、通期では差益に転じる見込みである。
事業毎の競合先(会社、事業、それぞれのベンチマーク先)はどこか?
上場企業を中心に業態や財務データを比較したことはあるが、同じ業態の会社はほぼ存在しない。従って、「商
社機能とメーカー機能の複合化」が差別化に繋がると考えている。
3年、5年、10年、会社のポジショニングをどのように考えているのか?
一般投資家を含めて、もっと存在感を示していくべきではないか?
規模の追及というよりは、業界をリードできる存在になりたいと考えている。そのために今何をすべきかというこ
とを全社をあげて取り組んでいる。IRが積極的でないというご指摘は真摯に受け止めます。
業績が下がる中、配当金をどのように考えているのか。剰余金の原資をみれば当面の継続はできそうだが、投
資状況を考えると配当を止めるという考え方でも良いのではないか?
安定配当は大塚社長のこだわりでもあるが、来期業績の回復が見込める中にあって、現段階で配当を止めると
いうような考え方はもっていない。
(平成 26年 11月 27日・東京)
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日邦産業株式会社(証券コード : 9913)
2015年3月期 第2四半期決算説明会
代表取締役社長
2014年 11月 27日
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Ⅱ 2015年 3月期 第2四半期 決算ハイライト P9Ⅱ 2015年 3月期 第2四半期 決算ハイライト P9
Ⅳ 2015年 3月期 業績予想 P27Ⅳ 2015年 3月期 業績予想 P27
Ⅲ 今後の事業展開 P20Ⅲ 今後の事業展開 P20
Ⅴ 補足資料 P31Ⅴ 補足資料 P31
Ⅰ会社・事業概要 P1Ⅰ会社・事業概要 P1
大塚眞治
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会社概要会社概要
商 号 日邦産業株式会社 (英字名:NIPPO LTD.)
本 社 大阪府吹田市江坂町一丁目23番28
本 部 愛知県稲沢市祖父江町島本堤外1番地
設 立 1952年 3月 6日
代 表 者 代表取締役社長 大塚眞治
営 業 拠 点 (国内) 10拠点 (海外) 04拠点
生 産 拠 点 (国内) 05拠点 (海外) 08拠点 ※メキシコは建設中
従 業 員 数 (連結) 3,167名 (単体) 270名
2014年 9月30日現在
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国内外ネットワーク国内外ネットワーク
グローバル化を進めるお客様のビジネスパートナー
アセアン・中国に営業拠点4ヵ所、生産拠点8ヵ所
中華圏(富優技研:業務提携先)に生産拠点6ヵ所
営業拠点10ヵ所、生産拠点5ヵ所
日邦メタルテック株式会社
九州営業所
本社・関西支店
京都営業所・株式会社京都映工社
コラート工場
台北支店
上海支店
フィリピン工場
ジャカルタ工場
マレーシア工場
深 工場
富優科技(北海)富優技研(台湾)
富優技研(上海)
富優技研(蘇州)
◆
◆◆
●
●富優技研(金研・東莞)
埼玉事業所
アジア地域統括会社・
バンコク工場・支店
磐田事業所・NTメカトロニクス株式会社
●
ベトナム工場
香港支店
●
●日邦産業グループ営業拠点日邦産業グループ生産拠点
◆富優技研グループ生産拠点
◆
◆
本部・ 稲沢事業所
東京支店
東北営業所
北陸営業所
日邦メタルテック株式会社横浜営業所
●
●●●
●
●
●●
●
●
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ビジネスモデル(解析・評価・設計)
樹脂成形品・同組立品を核とした冷熱機器部品、エンジン機構部品、駆動系機構部品、走行安全機構部品等の企画・設計・量産機能
自動車用ウォーターポンプ・燃料ポンプ部品、電子制御用ユニット等の複合提案機能(調達した金属・マグネット等を樹脂成形品との組合せ)
マレーシア
事業エリア
タイ
日本
モビリティパーツモビリティパーツ
ベトナム
中国
主要アイテム:ハイブリッドカー用モーター部品、電子制御用ギア部品等主要アイテム:ハイブリッドカー用モーター部品、電子制御用ギア部品等
インドネシア
メーカー&商社機能
メーカー&商社機能
メーカー機能
商社機能
商社機能
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ビジネスモデル
日立化成グループのビジネスパートナー機能
技術商社ならではの高機能材料のコーディネート機能
品質マネジメント体制に裏付けされた購買代行機能
エレクトロニクスエレクトロニクス
中国
タイ
日本
事業エリア
プリント配線板 ディスプレイ用フィルム
主要アイテム:電子・半導体・液晶・LED用の部材、治具主要アイテム:電子・半導体・液晶・LED用の部材、治具
台湾
フィリピン
ベトナム
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ビジネスモデル
樹脂成形品・同組立品を核としたLBP(Laser Beam Printer)、インクジェット
プリンター向け部品・同組立品の量産機能
プリンター部品・同組立品、精密機器外装品の量産機能
樹脂成形・塗装・印刷・組立に至る一貫生産機能
事業エリア
タイ
日本
ベトナム
中国
主要アイテム:家庭用プリンター向け各種機能部品主要アイテム:家庭用プリンター向け各種機能部品
精密機器(OA/Dl)精密機器(OA/Dl)
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事業エリア
タイ
日本
主要アイテム:麻酔科・眼科・循環器科各領域における医療機器部品主要アイテム:麻酔科・眼科・循環器科各領域における医療機器部品
精密機器(MD)精密機器(MD)
ビジネスモデル
樹脂成形品・同組立品(消耗品)の量産機能
医療における各領域
麻酔科領域:加圧式医薬品注入器
眼 科 領 域:手術用カセットパック
循環器科領域:ガイドワイヤー
(コネクター、プロテクター部)
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ビジネスモデル
材料、金属加工品、樹脂成形品・同組立品の複合提案機能
HEMSコントロールユニットのデザイン、ソフトウェア開発、実装品の製造機能
お客様の要望をカタチにする受託機能およびファブレス(一部自社生産)機能
住宅設備住宅設備
事業エリア
日本
主要アイテム:給湯器・燃料電池用の機能部品、HEMSのソフトウェア開発・実装主要アイテム:給湯器・燃料電池用の機能部品、HEMSのソフトウェア開発・実装
タイ
中国(富優)
燃料電池
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Ⅱ 2015年 3月期 第2四半期 決算ハイライト P9Ⅱ 2015年 3月期 第2四半期 決算ハイライト P9
9
Ⅰ 事業概要 P1Ⅰ 事業概要 P1
Ⅳ 2015年 3月期 業績予想 P27Ⅳ 2015年 3月期 業績予想 P27
Ⅴ 補足資料 P31Ⅴ 補足資料 P31
Ⅲ 今後の事業展開 P20Ⅲ 今後の事業展開 P20
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2015年 3月期 第2四半期 決算ハイライト2015年 3月期 第2四半期 決算ハイライト
(単位 : 百万円 ・ 百万円未満切捨て)
科目2014年 3月期 第2四半期 2015年 3月期 第2四半期
構成比 前年同期比 構成比 前年同期比
売上高 21,565 100.0% 102.2% 20,644 100.0% 95.7%
営業利益 110 0.5% 19.7% △136 - -
経常利益 442 2.0% 82.9% △292 - -
当期純利益 238 1.1% 192.6% △341 - -
一株当たり利益(EPS) 26.89円 - - △37.79円 - -
売 上 高 : エレクトロニクスは増収。メーカー部門(モビリティ、精密機器、住宅設備)は、主要顧客の生産計画変更の影響を受け、減収となった。
営業利益 : 利益率の高いメーカー部門の減収とあわせ、新拠点投資、既存拠点(工場)の増床などの先行投資(減価償却費)の影響を受け、減益となった。
経常利益 : 親子ローンにかかる為替評価損の影響を受け、減益となった。(現在の為替トレンドならば、本決算期は為替評価益に転じる見込み)
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売上高売上高
18,000
19,000
20,000
21,000
22,000
2014年3月期2Q モビリティ エレクトロニクス 精密機器 住宅設備 その他 調整額 2015年3月期2Q
増収 減収
20,644+259
△99
△694
21,565
単位 : 百万円百万円未満切捨て
+176
△1,006
+443
モビリティ : 本セグメントを牽引してきたタイ事業が政情不安とエコカー減税終了の影響を受けて減収となった。
エレクトロニクス : リチウムイオン電池向けの負極材販売が増加して増収となった。
精密機器 : 中国とアセアン地域の主要顧客による生産委託計画の変更により減収となった。
住宅設備 : 国内における建築材料と燃料電池の関連部材の引合が鈍化して減収となった。
△921
-
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セグメント
2014年 3月期 第2四半期 2015年 3月期 第2四半期
構成比 売上高国内
構成比 売上高国内
海外 海外
モビリティパーツ 28.6% 6,1602,779 45.1%
26.5% 5,4662,903 53.1%
3,381 54.9% 2,562 46.9%
エレクトロニクス 43.2% 9,3187,796 83.7%
45.9% 9,4948,461 89.1%
1,521 16.3% 1,032 10.9%
精密機器 18.5% 3,984254 6.4%
14.4% 2,978359 12.1%
3,729 93.6% 2,619 87.9%
住宅設備 8.1% 1,7451,742 99.8%
7.9% 1,6451,636 99.4%
3 0.2% 9 0.6%
その他 4.7% 1,015984 96.9%
6.1% 1,2741,163 91.3%
31 3.1% 111 8.7%
調整額(親子間取引等)
△3.1% △658- -
△1.0% △215- -
△658 △100.0% △215 △100.0%
合計 100.0% 21,56513,557 62.9%
100.0% 20,64414,523 70.4%
8,008 37.1% 6,121 29.6%
セグメント別業績 売上高(前年比較)セグメント別業績 売上高(前年比較)
(単位 : 百万円 ・ 百万円未満切捨て)
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2014年 3月期 2Q 実績
精密機器14.4%
その他6.1%
モビリティパーツ26.5%
エレクトロニクス45.9%
住宅設備7.9%
セグメント別 売上高構成比と国内外比率セグメント別 売上高構成比と国内外比率
2015年 3月期 2Q 実績国内 : 海外 = 66.4% : 33.6%
2014年 3月期 2Q 実績国内 : 海外 = 62.9% : 37.1%
2015年 3月期 2Q 実績
※セグメント間取引は反映していません
※ 国内外比率に関するセグメント毎のデータは、補足資料をご参照下さい。
モビリティパーツ エレクトロニクス 精密機器 住宅設備 その他0
2,000
4,000
6,000
8,000
0
2,000
4,000
6,000
8,000
10,000
0
1,000
2,000
3,000
4,000
5,000
0
500
1,000
1,500
2,000
0
500
1,000
1,500
(百万円) 海外国内
住宅設備8.1%
エレクトロニクス43.2%
モビリティパーツ28.6%
その他4.7%
精密機器18.5%
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営業利益営業利益
-400
-300
-200
-100
0
100
200
300
400
2014年3月期
2Q
モビリティ エレクトロニクス 精密機器 住宅設備 その他 調整額 全社費用 2015年3月期
2Q
増益 減益
△136
△56 △31
△195
110
△112
△132
+143
モビリティ : 減収と新拠点(インドネシア)・新アイテムの受注にかかる先行投資費用の影響を受けて減益となった。
エレクトロニクス : 増収となるも、主要顧客の事業撤退とベトナムでの先行投資費用の影響を受けて減益となった。
精密機器 :中国とアセアン地域の主要顧客による生産委託計画の変更により減益となった。
住宅設備 : 減収と自社企画商品の開発費・タイにおける市場開拓費用の影響を受けて減益となった。
そ の 他 : 前期営業赤字であった国内関係会社が、増収と合理化により増益となった。
+135
単位 : 百万円百万円未満切捨て
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セグメント
2014年 3月期 第2四半期 2015年 3月期 第2四半期
構成比 営業利益国内
構成比 営業利益国内
海外 海外
モビリティパーツ 40.3% 30518 6.0%
27.2% 11065 59.0%
287 94.0% 45 41.0%
エレクトロニクス 43.1% 326294 90.0%
52.9% 214224 104.7
32 10.0% △10 -
精密機器 5.4% 41△13 -
△22.5% △911 -
54 132.6% △92 -
住宅設備 13.6% 103104 101.0%
11.6% 4748 102.1%
△1 - △1 -
その他 △2.5% △19△20 -
30.7% 124102 82.3%
0 - 22 17.7%
全社費用 - △630 △630 国内100% - △495 △495 国内100%
セグメント間取引 - △17 △17 海外100% - △48 △48 海外100%
合計 100.0% 110△247 -
100.0% △136△54 -
357 324.8% △82 -
セグメント別業績 営業利益(前年比較)セグメント別業績 営業利益(前年比較)
(単位 : 百万円 ・ 百万円未満切捨て)
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貸借対照表貸借対照表
決算期2014年3月期
2015年3月期 2Q
増減額
資産の部
流動資産 15,064 15,098 34
現預金 5,299 5,530 231
受取手形及び売掛金 7,171 6,931 △240
たな卸資産 2,162 2,185 23
繰延税金資産 219 207 △12
その他 187 220 33
固定資産 12,239 12,425 186
有形固定資産 9,351 9,124 △227
無形固定資産 148 136 △12
投資その他の資産 2,738 3,164 426
資産合計 27,303 27,524 221
(単位 :百万円・百万円未満切捨て)
決算期2014年3月期
2015年3月期 2Q
増減額
負債の部
流動負債 13,497 13,247 △250
固定負債 3,522 4,373 851
負債合計 17,020 17,621 601
純資産の部
資本金 3,137 3,137 0
資本剰余金、利益剰余金及び自己株式 6,938 6,563 △375
その他の包括利益累計額 142 138 △4
少数株主持分 63 63 0
純資産合計 10,283 9,903 △380
負債・純資産合計 27,303 27,524 221
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キャッシュ・フロー計算書キャッシュ・フロー計算書
0
1,000
2,000
3,000
4,000
5,000
6,000
7,000
2014年3月期末
現金(同等物)残高
営業活動 投資活動 財務活動 換算差額 2015年3月期2Q
現金(同等物)残高
・短期借入金の純増減額 △781百万円
・長期借入れによる収入 1,000百万円
・長期借入金の返済による支出 △294百万円
・リース債務の返済による支出 △130百万円
・自己株式の売却による収入 99百万円
・配当金の支払額 等 △132百万円 等
・税金等調整前当期純利益 △ 312百万円
・減価償却費 613百万円
・支払利息 65百万円
・売上債権の増減額 166百万円
・たな卸資産の増加 △45百万円
・仕入債務の増加 717百万円 等
・有形固定資産の取得による支出 △546百万円
・有形固定資産の売却による収入 157百万円
・子会社株式の取得による支出 △246百万円 等
増加要因 減少要因
5,473
+50△289△1,860
5,240
単位 : 百万円百万円未満切捨て
△622
+1,094
-
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中期事業収益の拡大に向けた設備投資中期事業収益の拡大に向けた設備投資
セグメント
投資拠点
有形固定資産
2011年3月期末
2013年3月期末
対比(連結消去前)
増加資産(投資金額)
投資目的回収計画
モビリティパーツ
バンコク 465 1,633 +1,168
土地 +501 生産能力の拡大(先行投資)ダブルオペレーション解消(集約)
10年建設仮勘定 +480
機械設備 +177 コイル部品の受注(先行投資) 5年
マレーシア 332 524 +192建物・構築物 +33 インフラの整備(更新投資) 10年
機械設備 +155 生産性の向上(更新投資) 5年
ジャカルタ - 651 +651
土地 +244
商圏の拡大(先行投資)
10年
建物・構築物 +183 10年
機械設備 +224 5年
エレクトロニクス
ベトナム 467 1,493 +1,026
建物・構築物 +776コイル部品の受注(先行投資)生産能力の拡大(先行投資)
10年
精密機器
機械設備 +239 5年
フィリピン 49 190 +141建物・構築物 +76 商圏の拡大(先行投資)
※チャイナプラス1の受け皿
10年
機械設備 +65 5年
コラート 1,462 2,828 +1,366建物・構築物 +968
生産能力の拡大(先行投資)
10年
住宅 機械設備
+361 5年
合計 2,775 7,319 +4,544 - +4,482 -
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302855
466712
8801,212
613
5,928
4,732
2,986
5,341
△136
▲ 2,000
▲ 1,000
0
1,000
2,000
3,000
4,000
5,000
6,000
7,000
8,000
2012年 3月期 2013年 3月期 2014年 3月期 2014年 9月(実績)
減価償却 人件費 営業利益
主要経費の推移主要経費の推移
(単位 : 百万円)
-
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Ⅲ 今後の事業展開 P20Ⅲ 今後の事業展開 P20
Ⅰ 事業概要 P1Ⅰ 事業概要 P1
20
Ⅳ 2015年 3月期 業績予想 P27Ⅳ 2015年 3月期 業績予想 P27
Ⅴ 補足資料 P31Ⅴ 補足資料 P31
Ⅱ 2015年 3月期 第2四半期 決算ハイライト P9Ⅱ 2015年 3月期 第2四半期 決算ハイライト P9
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各セグメントの環境認識各セグメントの環境認識
21
セグメント2014年度の状況 2015年度の予測
拠点
モビリティパーツ
・タイ国内の自動車生産台数→ 大幅減 264万台→220万台・先行投資による費用の増加
・タイ国内の自動車生産台数→微増(230万台に)→コイル部品の増産(ベトナム含む)・インドネシア→本格的量産に移行。営業黒字に転換・メキシコ→先行投資による費用の増加
日本タイ(バンコク)マレーシアベトナム中国インドネシアメキシコ
エレクトロニクス ・スマートフォン、タブレット型端末と燃料電池部材の堅調な引合い
・同左日本ほか
精密機器(OA/Dl)
・中国とアセアン地域の主要顧客による生産委託計画の変更
・タイ / ベトナム→既存技術の応用による新規アイテムの増産
・フィリピン→受注拡大による営業赤字の縮小
日本タイ(コラート)ベトナムフィリピン
精密機器(MD)・先行投資による費用の増加
・タイ→医療機器部品の本格的量産に移行。営業黒字に転換タイ(コラート)
住宅設備・国内における建築材料と燃料電池の関連部材の引合いが鈍化
・同左日本タイ中国
-
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モビリティ
技 術 : 成形(インサート・コイル・封止成形)、組立
アイテム : 燃料系・センサー系など多岐に亘る「自動車のコイル部品」
22
コイル部品の拡大コイル部品の拡大
Step1
タイ・ベトナム
Step2
日本
Step3
北中米・中国
アイテムのイメージ用途のイメージ
現在
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精密機器 (OA : Office Automation)
技 術 : 成形、組立
アイテム : レーザープリンター及びインクジェットプリンターのユニット部品
精密機器 (Dl : Digital lmaging)
技 術 : シールド塗装、外装塗装、パッド印刷、組立(クリーンルーム)
アイテム : 電子辞書、カーナビゲーションシステム(いずれも外装品)
23
既存技術の応用と新規アイテムの量産既存技術の応用と新規アイテムの量産
中国プラス1の生産シフト
フィリピン工場
本格的量産
-
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国内外量産へ
精密機器 (MD : Medical)
技 術 : 成形(射出成形、押出成形)、組立(クリーンルーム)
アイテム : 高度管理医療器まで対応
補 足 : 日本でも医療機器の製造業許可を取得し、国内外量産体制を中期視点で構築する
24
国内外における医療機器部品の拡大国内外における医療機器部品の拡大
アイテムのイメージ
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名 称 : FNA MECHATRONlCS MEXlCO S.A. DE C.V.
操 業 開 始 : 2015年10月(予定)
所 在 地 : Parque lndustrial Logistik ll, San Luis Potosi, Mexico
事 業 内 容 : 自動車部品
資 本 金 : 113,380,000ペソ(円換算 約1,000百万円)※日邦産業 株式会社 51.0%株式会社 富士プレス(金属プレスメーカー) 49.0%
25
アライアンスによるメキシコ進出アライアンスによるメキシコ進出
-
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日邦グループの継続した取組み
「ムダ取り、標準化、システム化」をとことんやり切る
25
構造改革構造改革
愚直 継続 覚悟
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Ⅳ 2015年 3月期 業績予想 P27Ⅳ 2015年 3月期 業績予想 P27
Ⅰ事業概要 P1Ⅰ事業概要 P1
27
Ⅴ 補足資料 P31Ⅴ 補足資料 P31
Ⅱ 2014年 3月期 第2四半期 決算ハイライト P9Ⅱ 2014年 3月期 第2四半期 決算ハイライト P9
Ⅲ 今後の事業展開 P20Ⅲ 今後の事業展開 P20
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2015年 3月期業績予想の修正2015年 3月期業績予想の修正
(単位 :百万円・百万円未満切捨て)
科 目2014年 3月期 2015年 3月期 期首予想 修正予想
実績 構成比 予想 構成比 予想 構成比 前年同期比
売上高 42,913 100.0% 43,000 99.8% 42,000 100.0% 97.8%
営業利益 466 1.1% 400 85.8% △130 - -
経常利益 828 1.9% 340 41.0% △100 - -
当期純利益 326 0.8% 200 61.3% △290 - -
【連結業績予想】
業績予想修正の理由決算ハイライト及び環境認識のとおり。
配当予想を据え置いた理由今後の事業展開のとおり、中・長期視点をもった事業収益の基盤づくりを進めており、それらの活動が来期業績に貢献することを見込むため、配当予想を据え置くこととした。
年間配当金
第1四半期 第2四半期 第3四半期 期末 合計
26年3月期 - 0.00 - 15.00 15.00
27年3月期 - 0.00
27年3月期(予想) - 15.00 15.00
【配当金予想】 (単位 :円銭)
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ご清聴 誠にありがとうございました。
-
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将来見通しに関する注意事項
本資料につきましては投資家の皆様への情報提供のみを目的としたものであり、売買の勧誘を目的としたものではありません。本資料における将来予想に関する記述につきましては、目標や予測に基づいており、確約や保障を与えるものではありません。また、将来における弊社の業績が、現在の弊社の将来予想と異なる結果になることがある点を認識された上で、ご利用ください。また、業績等に関する記述につきましても、信頼できると思われる各種データに基づいて作成されていますが、弊社はその正確性、安全性を保証するものではありません。本資料は、投資家の皆様がいかなる目的にご利用される場合においても、お客様ご自身のご判断と責任においてご利用されることを前提にご提示させていただくものであり、弊社はいかなる場合においてもその責任は負いません。
お問い合わせ先お問い合わせ先
電話 : 0587-98-1227E-Mail : [email protected]アドレス : http://www.nip.co.jp/
日邦産業株式会社経営企画部 加 藤 千 明
108.00円 3.30円
ドル バーツ
2015年 3月期通期業績予想