防衛省規格 火 砲 弾 薬 用 発 射 薬 目 次 - mod防衛省規格 火 砲 弾 薬 用 発...
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防衛省規格
火 砲 弾 薬 用 発 射 薬
目 次
ページ
1 適用範囲 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
2 引用規格 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
3 用語の定義 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
4 種類・等級 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
5 成分・理化学的性質 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
6 外観 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6
7 形状・寸法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6
8 材料・製造方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6
8.1 材料 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6
8.2 製造方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7
9 試料採取方法 ・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・7
9.1 ロットの大きさ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7
9.2 採取方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7
10 試験方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7
10.1 成分・理化学的性質 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7
10.2 外観・形状・寸法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7
解説 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11
NDS
K 4501E
制定 昭和42.04.2 6
改正 平成23. 5.1 2
(i)
防衛省規格
火 砲 弾 薬 用 発 射 薬
1 適用範囲
この規格は,火砲弾薬用発射薬(以下,発射薬という。)の成分,理化学的性質,理化学試験
方法などについて規定する。
2 引用規格
次に掲げる文書は,この規格に引用されることによって,この規格の一部を構成する。これらの引用
規格は,その最新版を適用する。
NDS K 4003 エチルアルコール(弾薬用)
NDS K 4004 エチルセントラリット(弾薬用)
NDS K 4005 黒鉛(弾薬用)
NDS K 4006 ジエチルエーテル(弾薬用)
NDS K 4007 ジニトロトルエン(弾薬用)
NDS K 4008 ジフェニルアミン(弾薬用)
NDS K 4009 硝酸カリウム(弾薬用)
NDS K 4010 硫酸バリウム(弾薬用)
NDS K 4011 ニトログアニジン(弾薬用)
NDS K 4012 ニトログリセリン(弾薬用)
NDS K 4013 ニトロセルロース(弾薬用)
NDS K 4014 硫酸カリウム(弾薬用)
NDS K 4025 ジエチルフタレート(弾薬用)
NDS K 4031 DL-アラニン(弾薬用)
NDS K 4032 氷晶石(弾薬用)
NDS K 4033 ピログルタミン酸カルシウム(弾薬用)
NDS K 4814 火薬安定度試験方法(120℃,134.5℃耐熱試験)
NDS K 4816 発射薬理化学試験方法
NDS Y 0001 弾薬用語
MIL-D-218 Dibutylphthalate, Technical
3 用語の定義
この規格に用いる主な用語の定義は,次によるほか,NDS Y 0001による。
NDS
K 4501E
制定 昭和42.04.2 6
改正 平成23. 5.12
a) 平均偏差
平均偏差とは次の式で算出した値をいう。
ここに,MV:平均偏差
n :試料数
xi:測定値
x_ :平均値
b) 標準偏差
標準偏差とは次の式で算出した値をいう。
ここに,σ:標準偏差
4 種類・等級
種類及び等級は表1のとおりとする。
表1-発射薬の種類及び等級
種 類 等 級
シングルベース
1号
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
1A号
6号
ダブルベース
2号
8号
9号
26号
トリプルベース
30号
30A1号
30C1号
30C2号
5 成分・理化学的性質
成分及び理化学的性質は表2~4のとおりとする。
2
K 4501E
å=
-=n
iiV xx
nM
1
1
( )1
1
2
-
-=å=
n
xxn
ii
s
表2-成分・理化学的性質(シングルベース)
単位 %
特性 試 験
項 目
種 類 試 験
方 法 1号 1A号 6号
成分
ニトロ
セルロース
(窒素量)
85.0±2.0
(13.15±0.05)
100
(12.60±0.15)
87.0±2.0
(13.15±0.05) NDS K 4816
ジニトロ
トルエン 10.0±2.0 - 10.0±2.0 NDS K 4816
ジブチル
フタレート 5.0±1.0 - 3.0±1.0 NDS K 4816
ジフェニル
アミン
(外割り)
0.9~1.2
(外割り)
0.5±0.05
(外割り)
0.9~1.2 NDS K 4816
硫酸
カリウム
(外割り)
指定量 a)±0.3
(外割り)
指定量 a)±0.3
(外割り)
指定量 a)±0.3
NDS K 4816
黒鉛(光沢) (外割り)0~0.3 (外割り)0~0.3 (外割り)
0~0.3
NDS K 4816
理化
学的
性質
全揮発分 - 図2による - NDS K 4816
全水分 0.6±0.2 0.6±0.4 0.6±0.2 NDS K 4816
灰分 0.4 以下 - 0.4 以下 NDS K 4816
残留溶剤 b) 図1による - 図1による NDS K 4816
熱安定
度
(134.5
℃)
変
色
時
間
40 分間以上 60 分間以上 40 分間以上
NDS K 4814 爆
燃
時
間
5時間以上 5時間以上 5時間以上
圧縮率 c) 30 以上 35 以上 30 以上 NDS K 4816
吸湿度 1.35 - 1.35 NDS K 4816
注 a) 指定量とは仕様書で指定された量を添加量という。
b) 残留溶剤とは全揮発分から全水分を差し引いたものをいう。
c) 圧縮率は,等級Ⅰ(7孔管状薬)にだけ適用する。
3
K 4501E
表3-成分・理化学的性質(ダブルベース)
単位 %
特性 試 験
項 目
種 類 試 験
方 法 2号 8号 9号 26 号
成分
ニトロセ
ルロース
(窒素量)
77.45±2.00
(13.25±
0.05)
52.15±1.50
(13.25±
0.05)
57.75±1.50
(13.25±
0.05)
67.25±1.80
(13.15±
0.05)
NDS K 4816
ニトログ
リセリン 19.50±1.00 43.00±1.50 40.00±1.50 25.00±1.00 NDS K 4816
エチルセ
ントラリ
ット
0.60±0.15 0.60±0.20 0.75±0.10 6.00±0.50 NDS K 4816
ジエチル
フタレー
ト
- 3.00±0.50 - -
NDS K 4816
硝酸
バリウム 1.40±0.25 - - 0.75±0.20
NDS K 4816
硝酸
カリウム 0.75±0.25 1.25±0.25 1.50±0.50 0.70±0.25
NDS K 4816
黒鉛
(練り込
み)
0.30±0.10a) - - 0.30±0.10a)
NDS K 4816
黒鉛
(光沢)
(外割り)
0~0.3a)
(外割り)
0~0.3
(外割り)
0~0.4
(外割り)
0~0.3a)
理化
学的
性質
全揮発分 図3による 0.4 以下 0.5 以下 2.00 以下 NDS K 4816
水分 0.7 以下 0.4 以下 - 0.7 以下 NDS K 4816
熱安定度
(120℃)
変色時間
40 分間以上 40 分間以上
40分間以上。
60 分間以内
に発煙して
はならない
40 分間以上
NDS K 4814
灰分 0.4 以下 0.4 以下 0.4 以下 - NDS K 4816
吸湿度 1.50 以下 - - - NDS K 4816
注a) 黒鉛が,練り込みと光沢の両方に使用されているときは,練り込みのパーセントは仕
込みの組成値を採用し,光沢のパーセントは,黒鉛の総量の分析値から練り込みの仕
込み組成値を差し引いた値とする。
4
K 4501E
表4-成分・理化学的性質(トリプルベース)
単位 %
特性 試 験
項 目
種 類 試 験
方 法 30 号 30A1号 30C1号 30C2号
成分
ニトロ
セルロース
(窒素量)
28.00±1.30
(12.60±
0.10)
28.00±1.30
(12.60±
0.10)
28.00±1.30
(12.60±
0.10)
28.00±1.30
(12.60±
0.10)
NDS K 4816
ニトロ
グリセリン 22.50±1.00 22.50±1.00 22.50±1.00 22.50±1.00 NDS K 4816
ニトロ
グアニジン 47.70±1.00 47.00±1.00 47.70±1.00 47.70±1.00 NDS K 4816
エチルセ
ントラリ
ット
1.50±0.10 1.50±0.10 1.50±0.10 1.50±0.10 NDS K 4816
硫酸
カリウム - 1.00±0.30 - - NDS K 4816
氷晶石 0.30±0.10 - 0.30±0.10 0.30±0.10 NDS K 4816
DL-
アラニン
(添加) a)
- - (外割り)
5.0±0.5 -
ピログルタ
ミン酸
カルシウム
(添加) a)
- - - (外割り)5.0
±0.5 -
黒鉛(光沢) (外割り)
0~0.3
(外割り)
0~0.3
(外割り)
0~0.3
(外割り)
0~0.3 NDS K 4816
理化
学的
性質
全揮発分 0.5 以下 0.5 以下 0.5 以下 0.5 以下 NDS K 4816
熱安定度
(120℃)
変色時間
40 分間以上 40 分間以上 40 分間以上 40 分間以上 NDS K 4814
注a) DL-アラニン及びピログルタミン酸カルシウムは添加量を確認するものとし,成分分
析は行わないものとする。安定剤として,ジフェニルアミンを1%(外割り)以下添加
することができる。
5
K 4501E
6 外観
発射薬の表面には,傷,ひび割れ,変形,異物の混入付着など性能に有害な欠陥があってはな
らない。また,薬粒の不規則なものが過度に混入してはならない。
7 形状・寸法
発射薬の形状は表5のとおりとし,寸法は表6のとおりとする。
表5-発射薬の形状
等 級 形 状
Ⅰ 7孔管状 筒軸に平行な孔を中心部に1つ,その周りに等間
隔で6つの孔を有すること。
Ⅱ 単孔管状 筒軸に平行な孔を中心部に1つ有すること。
Ⅲ シート状 -
Ⅳ フレーク状 -
表6-発射薬の寸法
項 目 等 級
Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ
平均薬長L-と平均薬径D
-の比
L-/D-
2.10~2.50 3.00~6.00
- -
平均薬長(L-
)又は
平均薬径(D-)に対する
個々の寸法の平均偏差
(MV)の百分率
平均薬長L- 6.25 %以下 6.25 %以下
平均
薬径
D-
5.1 mm以上 3.13 %以下 3.13 %以下
5.1 mm未満 6.25 %以下 6.25 %以下
平均薬経(D-)と平均口径(d
-)の比 D
-/d- 5~15 2~4
薬厚の均一性
外側薬厚の平均
値(W_
o)と内側薬
厚の平均値(W_
i)
との差が平均薬
厚(W_
a)の15 %
以下
薬厚の標準偏差
が 平 均 薬 厚 の
20 %以下
- -
8 材料・製造方法
8.1 材料
発射薬の製造に使用する原材料は,次の規格に適合するものでなければならない。
NDS K 4003 エチルアルコール(弾薬用)
NDS K 4004 エチルセントラリット(弾薬用)
6
K 4501E
NDS K 4005 黒鉛(弾薬用)
NDS K 4006 ジエチルエーテル(弾薬用)
NDS K 4007 ジニトロトルエン(弾薬用)
NDS K 4008 ジフェニルアミン(弾薬用)
NDS K 4009 硝酸カリウム(弾薬用)
NDS K 4010 硫酸バリウム(弾薬用)
NDS K 4011 ニトログアニジン(弾薬用)
NDS K 4012 ニトログリセリン(弾薬用)
NDS K 4013 ニトロセルロース(弾薬用)
NDS K 4014 硫酸カリウム(弾薬用)
NDS K 4025 ジエチルフタレート(弾薬用)
NDS K 4031 DL-アラニン(弾薬用)
NDS K 4032 氷晶石(弾薬用)
NDS K 4033 ピログルタミン酸カルシウム(弾薬用)
MIL-D-218 Dibutylphthalate, Technical
8.2 製造方法
発射薬は,材料の配合,ねっか(捏和)又はねつえん(捏延),成型,乾燥,混同などの工程を経て
製造し,工程中は日光の直射,異物の混入付着など,製品の品質に悪影響を及ぼすことのないように管
理するものとする。
なお,発射薬の製造工程中に生ずる清浄なくず薬(ニトロセルロース及び発射薬)は,製品の規格を
満足する範囲内において混入,再使用することができる。
9 試料採取方法
9.1 ロットの大きさ
ロットの大きさは,ロット構成上特に指示がある場合を除き50 t以下とする。
9.2 採取方法
理化学試験試料は,1ロットからランダムに選んだ7個の容器から均等に合計1kgを採取する。採取
した試料は十分に混合してNDS K 4816の箇条6に従って取り扱うものとする。試験は,この混合試料につ
いて実施する。また,保存試験用試料として3kgを理化学試験用試料として同様に採取するものとする。
10 試験方法
10.1 成分・理化学的性質
成分及び理化学的性質の試験方法は,NDS K 4814及びNDS K 4816によるものとする。
10.2 外観・形状・寸法
外観及び形状については目視により確認し,寸法については,NDS K 4816による。
7
K 4501E
0.0
1.0
2.0
3.0
4.0
5.0
0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5 4.0 4.5 5.0 5.5 6.0
平均薬厚,Wa
残留溶剤許容値
,%
平均薬厚 Wa,mm
図1-1号・6号 発射薬の残留溶剤
8
K 4501E
0.0
1.0
2.0
3.0
4.0
5.0
6.0
7.0
8.0
9.0
0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5 4.0 4.5
平均薬厚,Wa
全揮発分許容値,%
平均薬厚 Wa,mm
図2-1A号 発射薬全揮発分
9
K 4501E
0.0
0.5
1.0
1.5
2.0
2.5
3.0
3.5
4.0
0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0
平均薬厚,Wa
全揮発分許容値,%
平均薬厚 Wa,mm
図3-2号 発射薬の全揮発分
10
K 4501E
火 砲 弾 薬 用 発 射 薬 解 説
1 改正の趣旨及び経緯
この規格は,米軍規格 MIL-STD-652C(MU) 30 Nov 1973 Propellants,Solid for Cannons
Requirements and Packing,MIL-P-231A Propellants,Pyrocellulose,防衛庁規格及び現行の陸
上自衛隊仕様書並びに海上自衛隊仕様書に準拠し作成したものである。
前回の改正では,旧規格は“トリプルベース発射薬”であったが,シングルベース及びダブル
ベースの発射薬を追加したので,“火砲弾薬用発射薬”と改め,上記米軍規格を主として準拠する
ため改正された。
今回の改正では,規格において規定する成分及び理化学試験方法が近代化され, 新たな試験方
法を規定した発射薬理化学試験方法が改正されるに至り,近代化された理化学試験方法を反映す
るため,本規格を改正する必要が生じた。また, 近年の理化学試験方法の進歩に伴って,我が国
及び諸外国, ニトログリセリンが高い含有率で含まれるダブルベース発射薬について,用いられ
てきた安定剤(ジフェニルアミン)がダブルベール発射薬の安定性を阻害する可能性があるとの
研究成果があり,本規格の改正において理化学試験方法の近代化の反映と共に, ニトログリセリ
ンが高い含有率で含まれるダブルベース発射薬に用いる安定剤の種類の変更を行った。
2 改正点
2.1 共通的な条件
今回の改正については,以下のとおりである。
a) 引用していた防衛省規格 NDS K 4002 アセトン(弾薬用)の廃止に伴い,引用規格から削除し
た。
b) “防衛省規格原案(案)の作成要領” 及び JIS Z 8301(規格票の様式)の変更に伴い,引用規格
の項目を追加するなどの書式の整合を図った。
2.2 適用範囲
前回の改正では,適用範囲は,火砲弾薬用発射薬の成分,理化学的性質及び理化学試験方法に
ついて規定した。
2.3 用語の意味
前回の改正では,この規格に用いる用語のうち,平均偏差と標準偏差の定義を明確にし,誤解
のないようにした。
2.4 種類・等級・形状
前回の改正では,発射薬の種類は,シングルベース,ダブルベース,トリプルベースの3種類
とした。種類の記号は,米軍規格に準拠した。ただし,5インチ砲用のピロセルロース発射薬に
ついては,米軍規格にも記号がないため,この発射薬の組成から考えてシングルベース発射薬の
種類に入れ,1A号とした。
この規格と,旧規格と米軍規格との種類の対照は,解説表1に示す。
11
K 4501E
解 1
解説表1-本規格の現行と旧規格及び米軍規格との発射薬の種類の対照
NDS K 4501D NDS K 4501C MIL-STD-652C(Mu)
1号 - M1
1A号 - -
6号 - M6
2号 - M2
8号 - M8
9号 - M9
26号 - M26
30号 30号 M30
30A1号 30A1号 M30A1
30C1号 30C1号 -
30C2号 30C2号 -
等級及び形状は,次の四つの等級に分けて規定した。
Ⅰ:7孔管状
Ⅱ:単孔管状
Ⅲ:シート状
Ⅳ:フレーク状
この中で,等級Ⅲ,Ⅳについては米軍規格にない呼び方であるが,呼称の統一を図るため本規
格独自に規定した。
2.5 成分・理化学的性質
前回の改正については,以下のとおりである。
成分及び理化学的性質は,種類別に解説表3のとおり規定した。
a) 黒鉛は練込み用と光沢用をMIL-STD-652U(MU)に準じて区別し表示した。光沢用はNDS K 4
501Cでは光沢必要量と明記されているが,添加量の幅を陸上自衛隊仕様書GW-Y-733103の「0.
3 %以下」を適用して各組成とも「0~0.3 %」として統一し,光沢を付与しないものは添加
量零と解釈するものとした。ただし,ダブルベース9号については例外として取扱うことに
し,0~0.4 %とした。
b) 1A号の発射薬は従来ニトロセルロース100部に対し他の成分の比率を定めていたが,他の種
類と同様のパーセント表示を採用した。
c) 各種類ごとに変更した箇所を解説表2に示す。
12
K 4501E
解 2
解説表2-旧規格と新規格との比較
種類 項目 旧規格 新規格
シングル
ベース
1号 ジフェニルアミン 1.0±0.1 % 1.0 +0.2 %
-0.1
6号 ジフェニルアミン 1.0±0.1 % 1.0 +0.2 %
-0.1
ダブル
ベース
2号 硝酸バリウム 1.40±0.20 % 1.40±0.25 %
8号 熱安定度(120 ℃)
変色時間
60分間以内に発煙し
てはならない。
40分間以上
9号 熱安定度(120 ℃)
変色時間
60分間以内に発煙し
てはならない。
40分間以上
60分間以内に発煙し
てはならない
26号 ニトログリセリン 25.00±0.75 % 25.00±1.00 %
じんあい及び異物 0.75 %以下 削除
トリプル
ベース
30号
30A1号
30C1号
30C2号
熱安定度(120 ℃)
変色時間
60分間以内に発煙し
てはならない。
40分間以上
今回の改正については,以下のとおりである。
a) 成分・理化学的性質を規定する解説表3の中で試験方法に関してNDS K 4816 発射薬理化学試
験方法通則の個別規格を引用していた個所をNDS K 4816 発射薬理化学試験方法に改正した。
改正の理由としては,平成15年度に NDS K 4816が見直され,個別規格を取り込んだ統合規格と
して新たに改正された経緯を反映するためである。
b) 成分・理化学的性質を規定する表のうち,表5 成分・理化学的性質(ダブルベース発射薬)に規定
されているジフェニルアミンを削除した。表5の成分のうち,ジフェニルアミン及びエチルセント
ラリットは,ダブルベース発射薬の劣化による自然発火を防止するための安定剤として配合されて
いるものである。近年の発射薬の劣化特性に関する研究成果より,解説図1のNOx化学発光分析結果
が示すように, ニトログリセリンが高い含有率で含まれるダブルベース発射薬の安定剤としてジフ
ェニルアミンを用いた場合,他の安定剤に比べ,製造当初は,安定剤としての効果が大きい。しか
し,65 ℃での強制加速劣化において,経時に伴って劣化が急激に進行する自触媒型劣化反応を示す
ことが判明し,ニトログリセリンが40 %含有されている9号ダブルベース発射薬に用いる安定剤と
してジフェニルアミンを用いないよう削除した。ニトログリセリンが高い含有率で含まれるダブル
ベース発射薬に対しジフェニルアミンが安定剤として効果を有しない理由としては,解説図2の超
高感度熱量計による微小発熱量測定結果が示すように液体の硝酸エステル化合物(硝酸アミル)に
ジフェニルアミンを添加した場合,硝酸アミル単体に比べ,劣化が進行する結果が得られており,
解説図2の結果から,ダブルベース発射薬に含まれる液体硝酸エステル化合物(ニトログリセリン)
13
K 4501E
解 3
が,ジフェニルアミンと反応し,発射薬の劣化を逆に進行させるものと考えられる。解説図2の結
果は,今後新規の発射薬組成を考案する場合,発射薬成分として液体硝酸エステルを用いた場合,
安定剤の選定に十分注意すべきであることを示している。
14
K 4501E
0
0.2
0.4
0.6
0.8
0 10 20 30 40 50
NO
x発生量
(ピーク値),
ppm
/g
● ジフェニルアミン添加発射薬
◆ 2ニトロジフェニルアミン添加発射薬
▲ アカルダイトII添加発射薬
■エチルセントラリット添加発射薬
65℃強制加速劣化期間,日
安定
性小
→←
安定性
大
解説図1-NOx 化学発光分析によるダブルベース発射薬(ニトログリセリ
ン 40%配合)への種々の安定剤の安定効果比較
0
10
20
30
40
0 1 2 3 4
発熱
量,μ
W/g
時間,時
ジフェニルアミン添加硝酸アミル
硝酸アミル(安定剤無添加)
安定
性小
→←
安定性
大
解説図2-微小発熱量測定による硝酸エステル化合物(硝酸アミル)への
種々の安定剤の安定効果比較
解 4
2.6 外観
前回の改正では,“発射薬の表面には,傷,ひび割れ,変形異物の混入付着など性能に有害な
欠陥があってはならない。また,薬粒の不規則なものが過度に混入してはならない。”とした。
したがって性能に有害でないものの混入は可とした。
2.7 形状・寸法
前回の改正では,形状は,等級Ⅰが7孔管状,等級Ⅱが単孔管状とし,等級Ⅲ,等級Ⅳのシー
ト状及びフレーク状については用途によって形状が指定されるので,規定しないことにした。等
級Ⅰと等級Ⅱの寸法は,MIL-STD-652U(MU)を引用した。等級Ⅲ,等級Ⅳは,適用弾薬によって
寸法が異なるので,規定しないことにした。
2.8 弾道性能
前回の改正では,NDS K 4501Cでは弾道性能を規定していたが,この規格のベースであるMIL-S
TD-652U(MU)の考え方に従い,弾道性能についての規定はしないことにした。その理由は,次の
とおりである。
a) 発射薬を弾薬の要求性能から考えるとき,最も重要な要件は弾道性能である。ある発射薬が
弾道性能を満足すればその組成は,1号,2号・・・のいずれであっても差支えなく,また,
理論的にも一つの弾薬に使用しうる発射薬は種々の組成をとることが可能である。弾道性能
を規格に適合させるために発射薬粒を規制するものは薬組成と薬粒寸度とを組合せたもので
あり,従来の自衛隊仕様書及び米軍仕様書,また,MIL-STD-652U(MU)にも規定されていな
いのが通例である。それは,これらの規格の運用方法が,ある弾薬について,数ある火薬の
標準的組成の中から,その砲弾の重量,初速,薬室容積,砲身の焼食,その他を考慮し採用
すべき組成を決め,その組成に合わせて薬粒寸度を考えるからである。また,数ある弾薬に
ついて,その個々の弾種に適するそれぞれの火薬を特別に開発してはいない。したがって,
この規格は発射薬の弾薬に対するはん(汎)的規格と考えられるもので,弾薬の調達に当た
っては,弾道性能と発射薬の等級,形状を指定してはじめて仕様を満足させる発射薬の製造
が可能である。
発射薬の仕様としては,組成及び理化学的性質を規定した部分と,弾道性能を規定した部分
との両者が必要である。
b) 参考までに現在調達されている弾薬用の発射薬の等級,形状及び弾道性能の一覧を解説表3
に示す。
2.9 材料
前回の改正では,発射薬の製造に使用する原材料の規格は,防衛庁規格を採用した。ただし,
ジブチルフタレートだけは防衛庁規格がないのでMIL-D- 218(Dibutylphthalate, Technical)
を採用した。
今回の改正では,材料において引用していたNDS K 4002を規格の廃止に伴って削除した。
15
K 4501E
解 5
2.10 製造方法
前回の改正では,製造方法は,主な製造工程を記述した。アセトン,アルコール,エーテルな
どの溶剤を用いる発射薬は,ねっか(捏和)を経,無溶剤のシート状発射薬は,ねつえん(捏延)
を経て成形する。
2.11 ロットの大きさ
前回の改正では,ロットの大きさは,品質保証,経済性,調達見込量などを考慮し,最大50
トンとした。
2.12 試料採取方法
前回の改正では,試料採取方法は,次のとおりとした。
a) 理化学試験用試料は,発射薬の均一性射撃試料を抜き取る容器と共通になるように選んだ7
個の容器から採取することとし,その数量は,再試験に必要な量を含め最小の整数で1 kgと
した。
b) 保存試料は,米軍規格(MIL-STD-652U(MU))では,5lbs(2.3 kg),陸上自衛隊の火砲
弾薬共通仕様書(GW-Y710103)では,2.3 kg,火砲弾薬用発射薬仕様書(GW-Y733203),
(MIL-P-270A)では,3kgと規定されているが,現行の規定の最大量に統一した。
c) 射撃試験用試料は,陸上自衛隊仕様書及び海上自衛隊仕様書に規定されているが,薬量決定
試験を含んだ試料重量としては,実際に必要な量に不足するなど,実情に合わない点がある。
したがって統一的,合理的な試料重量を決めることが望まれ,検討の結果下記の計算式によ
り算出した薬量を試料重量の標準とすることが好ましいと考える。
射撃試験試料の量 =(必要薬量÷予備弾3発分)×1.10)
2.13 試験方法
2.13.1 成分・理化学的性質
前回の改正では,成分及び理化学的性質は,NDS K 4816を適用し,それぞれ組成ごとに該当す
る方法によるものとした。ただし,トリプルベース30C1号のDLアラニン及びトリプルベース30
C2号のピログルタミン酸カルシウムについては,測定方法が確立されていないため,添加量を
確認し,成分分析は行わないものとした。
今回の改正では,成分及び理化学的性質に関する試験方法は,NDS K 4814及びNDS K 4816によるもの
とし,NDS K 4816の当該個別規格の引用を削除した。
2.13.2 外観・形状・寸法
今回の改正では,外観・形状・寸法は, NDS K 4816によるものとし, NDS K 4816の当該個別規格の
引用を削除した。
2.13.3 弾道試験
前回の改正で,この規格から弾道性能を除外したので,弾道試験法について記述する必要はな
いと思われるが,将来これについても規格化が予定されているので現状の方法を概説し,問題点
を提起してそのときの参考に供しておきたい。
a) 火砲用発射薬の領収試験については,現在大きく分けて二つの方式がある。一つは陸上
自衛隊の採用している,米軍仕様書MIL-P-17959 Powder, Propellant, Ballistics of,
16
K 4501E
解 6
for 3inch/ 50 Caliber Gun及びMIL-P-22314 Propellant, U.S. Navy Guns, Ballistic
Appendixを適用する方法である。
1) Ordnance Proof Manual Vol.1(O.P.M. Vol.1)の方法は,規定初速をその範囲に含む何点か
の装薬量に発射薬をてん薬した弾薬を基準弾と比較しながら1門の砲身で射撃する。こう
して得た薬量対速度・圧力の曲線から規定初速を出す装薬量を求め,その薬量で均一性射
撃を実施する方法である。
2) MIL-SPECの方法は,O.P.M.と同様何点かの装薬量で発射し,薬量対速度・圧力の関係を求
めて決定薬量を算出するのであるが,発射には砲歴の異なる2門又は4門を使い,それぞ
れの砲について規定の初速を出す薬量を求める。また,何点かの装薬量での射撃のうち,
1点は規定初速にできるだけ近づけて射撃しなければならない。そのため,予測のための
予備発射が許されており,これにより予想薬量を算出し,射撃の途中で薬量を調整して,
前述の要求を満たしている。また,均一性試験は,O.P.M.の場合のように改めて行うので
はなく,規定初速に近づけた薬量での射撃の発射弾数を増やすことにより,薬量決定射撃
と均一性射撃試験を同時に実施している。決定薬量は2門又は4門の砲身で得た値の平均
をとる。
b) 今回,この規格が制定された場合,発射薬は一つの仕様書で作られるが,弾道性能について
種々の方法で試験を行い合否を判定するようになる。一方製造上それぞれの弾道試験法に合
格させるための特別の配慮を行っているわけではなく,また,過去においても配慮を行って
いないがための不具合も発生していない。以上により,試験法を別々に分けておく理由は発
射薬の良否を判定するうえからは必要ないものと思われる。しかしながら,弾道試験は発射
薬の良否ばかりでなく,弾薬としての性能に対してもある程度の配慮がなされているものと
思われるので,規格化の場合においては,技術面経済性及び試験の簡便性などを総合的に検
討して制定する必要があるものと思われる。
17
K 4501E
解 7
解説表3-弾道性能
18
K 4501E 火砲
弾丸
発射薬
速度
圧力
均一
性試験
弾数
過装
薬射
撃試
験弾
数
装薬
重量
kg
基準
速度
m/s
均一性試
験基準
速度に
おけ
る圧力
MPa
均一性
試験
平均
速度
m/s
標準
偏差
最大
m/s
最大
偏差
最大
m/s
平均圧力
MPa
標準
偏差
最大
MPa
砲種
型 式弾種
重量 kg
種 類等級
標 準最大
最小
最 大最 小
最 大最 小
37mm
高射
機関
砲
67 式67式
37mm
高射
機関
砲え
い光
自爆
りゅ
う弾
0.61
1 号Ⅱ
792.5
(792.5
±2.0%)
-15
.9-
-207
173
-7
2-
--
40mm
機関
砲
MK1
40mm機関
砲焼
い自
爆り
ゅう
弾薬
包
0.91
1 号Ⅰ
880
-6.4
-301
266
--
16
射順
I2×4
射順
II5×4
1×4
-0.
313
0.285
40mm
機関
砲
MK1
40mm機関
砲え
い光
自爆
りゅ
う弾
薬包
0.91
1 号Ⅰ
880
-6.4
-301
266
--
16
射順
I2×4
射順
II5×4
1×4
-0.
313
0.285
75mm
戦車
砲
M17
67式
75mm
戦車
砲り
ゅう弾
6.67
1 号Ⅰ
594.4
--
8.9
249
214
--
-7
2-
--
75mm
りゅ
う弾
砲
M17
67式
75mm
りゅ
う弾
砲M4
8りゅ
う弾
6.67
1 号Ⅱ
381.0
(381.0
±1.5%)
-5.
7-
-200
166
-7
2-
--
105mm
戦車
砲
67A1
75式
105mm
粘着
りゅ
う弾
2型
10.80
1 号Ⅰ
760
760±
15
8-
--
196
--
7-
--
-
105mm
りゅ
う弾
砲
M241,
M4105mmり
ゅう
弾砲M1
りゅ
う弾
14.97
1 号
(1号
~2
号装
薬)
Ⅰ
(2号装
薬)
216.0
--
3.2
--
--
-7
--
--
(3号
~7
号装
薬)
Ⅱ
(7号装
薬)
472.4
--
7.1
224
180
--
-7
2-
--
105mm
りゅ
う弾
砲
M241
,M4
69式
105mm
りゅ
う弾
砲演
習弾
Ⅰ型
14.97
1 号
(1号
~2
号装
薬)
Ⅱ
--
--
--
--
--
--
-
(3号
~5
号装
薬)
Ⅱ
(5号装
薬)
311.0
--
4.7
--
--
-7
2-
--
解 8
解説表3-弾道性能(つづき)
19
K 4501E
火砲
弾丸
発射薬
速度
圧力
均一
性試験
弾数
過装
薬射
撃試
験弾
数
装薬重量
kg
基準
速度
m/s
均一性試
験基準
速度に
おけ
る圧力
MPa
均一性
試験
平均
速度
m/s
標準
偏差
最大
m/s
最大
偏差
最大
m/s
平均圧力
MPa
標準
偏差
最大
MPa
砲種
型 式弾種
重量 kg
種 類等級
標 準最大
最小
最 大最 小
最 大最 小
105mm
りゅ
う弾
砲
M241
,M4
69式
105mm
りゅ
う弾
砲演
習弾
Ⅱ型
14.97
1 号(1号
~2
号装
薬)
Ⅰ
--
--
--
--
--
--
--
(3号
~5
号装
薬)
Ⅱ
(5号
装薬
)31
1.0
--
4.7
--
--
-7
2-
--
155mm
りゅ
う弾
砲
M1155mm
りゅ
う弾
砲M107
りゅ
う弾
43.09
1 号Ⅱ
371,9
371.9
-3.
7221
131
--
-4
1-
--
203mm
りゅ
う弾
砲
M2203mm
りゅ
う弾
砲M106
りゅ
う弾
90.70
1 号Ⅱ
420.6
420.6
-4.
2228
179
--
-4
1-
--
54口
径5in
砲
MK16
,18
76式
54口
径5in砲
装薬
包
31.65
1 A 号
Ⅰ808
-4.0
-317
285
--
9.8
射順
I2×4
射順
II5×4
1×4
-8.
750
8.070
76mm
戦車
砲
M32
76mm戦車
砲M3
52り
ゅう弾
6.80
6 号Ⅰ
731.5
--
11.0
249
162
--
-7
2-
--
50口
径3in
砲
MK3
376式
50口
径3i
n砲対
空弾
薬包
5.90
6 号Ⅰ
823.0
823.0
±8.0
(平均
偏差
)4.
0-
--
263
231
(平
均偏 差
)6.
0
5×2
1×2
-1.
971.
77
50口
径3in
砲
MK3
376式
50口
径3i
n砲対
空演
習弾
薬包
5.90
6 号Ⅰ
823.0
823.0
±8.0
(平均
偏差
)4.
0-
--
263
231
(平
均偏 差
)6.
0
5×2
1×2
-1.
971.
77
50口
径3in
砲
MK3
376式
50口
径3i
n砲演
習弾
薬包
5.90
6 号Ⅰ
823.0
823.0
±8.0
(平均
偏差
)4.
0-
--
263
231
(平
均偏 差
)6.
0
5×2
1×2
-1.
971.
77
解 9
解説表3-弾道性能(つづき)
20
K 4501E
火砲
弾丸
発射薬
速度
圧力
均一
性試験
弾数
過装
薬射
撃試
験弾
数
装薬重量
kg
基準
速度
m/s
均一性試
験基準
速度に
おけ
る圧力
MPa
均一性
試験
平均
速度
m/s
標準
偏差
最大
m/s
最大
偏差
最大
m/s
平均圧力
MPa
標準
偏差
最大
MPa
砲種
型 式弾種
重量 kg
種 類等級
標 準最大
最小
最 大最 小
最 大最 小
90mm
戦車
砲
M32
90mm戦車
砲M7
1りゅ
う弾
10.67
6 号Ⅰ
823.0
(823.0
±1.5%)
-12
.3-
-262
234
-7
2-
--
90mm
戦車
砲
M32
90mm戦車
砲M7
1A1
りゅ
う弾
10.61
6 号Ⅰ
731.5
740.7~
722.4
2.6
--
-265
196
-7
2-
--
37mm
縮射
砲
M12,
13,1
4,15
,191
6
37mm縮射
砲M9
2演習
弾
0.55
2 号Ⅱ
389
389±
7.8
-11
.7-
-110
93-
72
--
-
81mm
迫撃
砲
64 式81mm迫撃
砲M5
6A1
りゅ
う弾
5.13
8 号Ⅲ
170.7
170.7
±2.4
2.7
5-
--
41
--
7-
--
-
107mm
迫撃
砲
M2107mm迫
撃砲
M329B1
りゅ
う弾
11.79
8 号Ⅲ
249.9
249.9
-12
.596
--
--
7-
--
-
81mm
迫撃
砲
64 式81mm迫撃
砲M3
62A1
りゅ
う弾
4.22
9 号Ⅳ
(1号
装薬
)91.
1
91.1±
2.5
-4.
6-
--
--
10
--
--
9 号Ⅳ
(5号
装薬
)--
--
--
41
--
2-
--
-
9 号Ⅳ
(8号
装薬
)235
.6
235.6
±3.0
-11
.8-
-55
--
10
--
--
106mm
無反
動砲
60 式64式
106mm
対戦
車り
ゅう弾
8.00
2 6 号
Ⅰ502.9
502.9
±6
4.8
--
-64
--
7-
--
-
解 10
解説表3-弾道性能(つづき)
21
K 4501E
火砲
弾丸
発射薬
速度
圧力
均一
性試験
弾数
過装
薬射
撃試
験弾
数
装薬重量
kg
基準
速度
m/s
均一性試
験基準
速度に
おけ
る圧力
MPa
均一性
試験
平均
速度
m/s
標準
偏差
最大
m/s
最大
偏差
最大
m/s
平均圧力
MPa
標準
偏差
最大
MPa
砲種
型 式弾種
重量 kg
種類
等 級標 準
最大
最小
最 大最 小
最 大最 小
106mm
無反
動砲
60 式68式
106mm
無反
動砲
粘着
りゅ
う弾
8.00
26号
Ⅰ498.4
498.4
±6
4.8
--
-64
--
7-
--
-
76mm
戦車
砲
M32
76mm戦車
砲M3
39え
い光
徹甲
弾
6.60
30号
30A
1号30C
1号30C
2号
Ⅰ975.4
(975.4
±1.0%)
-2.
74-
-317
--
72
--
-
90mm
戦車
砲
61 式90mm戦車
砲M3
18A1
えい
光徹
甲弾
10.92
30号
30A
1号30C
1号30C
2号
Ⅰ915.0
(915.0
±2.0%)
-18
.3-
-324
262
-7
2-
--
90mm
戦車
砲
61 式70式
90mm
戦車
砲え
い光
対戦
車り
ゅう
弾
5.90
30号
30A
1号30C
1号30C
2号
Ⅰ1170
1170±
18.0
10.
0-
--
324
--
72
--
-
90mm
戦車
砲
61 式90mm戦車
砲M3
13WP
発煙
弾
10.62
30号
30A
1号30C
1号30C
2号
Ⅰ823.0
(823.0
±1.0%)
-16
.5-
-262
--
72
--
-
解 11
解説表3-弾道性能(つづき)
22
K 4501E 火砲
弾丸
発射薬
速度
圧力
均一性
試験
弾数
過装
薬射
撃試
験弾
数
装薬重量
kg
基準
速度
m/s
均一性試験
基準速度に
おける圧力
MPa
均一性試験
平均
速度
m/s
標準
偏差
最大
m/s
最大
偏差
最大
m/s
平均圧
力MPa
標準
偏差
最大
MPa
砲種
型 式弾種
重量
kg
種類
等 級標 準
最大
最小
最 大最 小
最 大最 小
自走
105mm
りゅ
う弾
砲
7 4 式
74式
自走
105mmり
ゅう
弾砲
りゅ
う弾
14.2
030号
30A1号
30C1号
30C2号
Ⅰ(8号
装薬) 560
(560±
1.5%)
3.0
--
--
--
7-
--
-
30号
30A1号
30C1号
30C2号
Ⅰ(9号
装薬) 645
(645±
1.5%)
3.0
--
-314
--
72
--
-
155mm
りゅ
う弾
砲
7 5 式
155mmM
107
りゅ
う弾
43.0
930号
30A1号
30C1号
30C2号
Ⅰ(8号
装薬) 680
680±
10
10.0
--
--
--
4-
--
-
155mm
りゅ
う弾
砲
7 5 式
75式
155mm
りゅ
う弾
43.6
030号
30A1号
30C1号
30C2号
Ⅰ(9号
装薬) 720
720±
10
10.0
--
-304
--
42
--
-
解 12.