好材料を背景に期待高まるインド債券市場 -...
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当資料の「留意点」については、巻末をご覧ください。
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ロシア
ブラジル
インド
インドネシア
メキシコ
南アフリカ
トルコ
(%)
ご参考資料 2019年1月25日
好材料を背景に期待高まるインド債券市場
金利据え置きやインフレ率の低下を背景に、足元、債券および為替市場は反発
相対的に低い債務状況、財政収支の改善見込み、比較的高い信用力などが、織り込まれていない模様
本年春の総選挙でモディ首相が続投すれば、市場はさらに見直されよう
ルピー相場の推移
ルピー高/円安・米ドル安
ルピー安/円高・米ドル高
出所 : リフィニティブのデータをもとにHSBC投信が作成
出所 : リフィニティブのデータをもとにHSBC投信が作成
100%を超えると警戒水準
インドは対外債務を返済出来る
十分な外貨準備高を保有
外貨準備高に対する短期対外債務比率(2016年末)
経常赤字は対GDP比では管理可能
経常収支の対GDP比と経常赤字額(2010年度~2019年度)
*予想はインド準備銀行、IMF出所 : インド準備銀行、リフィニティブ、IMF World Economic Outlook
Database (October 2018)のデータをもとにHSBC投信が作成
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751.4
1.5
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1.8
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2
13/01 14/01 15/01 16/01 17/01 18/01
対円(左軸)
対米ドル(右軸)
ルピーの推移 (2013年1⽉末~2018年12⽉末)
海外への支払い能力は十分な水準
-0.6
-1.9
-2.7 -2.6
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-900
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-1.0
0.0
10 11 12 13 14 15 16 17 18 19
経常赤字額(右軸)
経常収支の対GDP比(左軸)
(%)
予想
(年度)
(年/⽉)
(ルピー/円) (米ドル/ルピー、逆目盛)
最高値1ルピー1.97円15年6月5日
最安値1ルピー1.43円13年8月28日
中銀によるルピー買い介入などもあり、反発傾向
(億米ドル)
22 当資料の「留意点」については、巻末をご覧ください。
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12/1 13/1 14/1 15/1 16/1 17/1 18/1
消費者物価指数(全項目、左軸)
燃料価格(左軸)
政策金利(右軸)
(年/⽉)
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日本 シンガポール 中国 オーストラリア ニュージーランド インド インドネシア
家計債務 企業の銀行借り入れ 政府債務
アジア諸国・地域の債務状況 (対GDP比、2017年末)
相対的に低水準なインドの債務状況:米国の利上げによる影響は軽微
出所:BIS、HSBCグローバル・アセット・マネジメント(香港)リミテッドのデータをもとにHSBC投信が作成
(%)
124%
燃料価格の下落からインフレ率は低下傾向
政策金利とインフレ率の推移(2012年1⽉末~2018年12⽉末)
※消費者物価指数、燃料価格は前年同月比出所 : リフィニティブ、ブルームバーグのデータをもとにHSBC投信が作成
ルピーの下落幅は相対的に低い
各新興国通貨の18年2⽉以降の下落率(対米ドル、2018年1⽉末~2018年12⽉末)
-13.1%
-8.2%
-0.5%
-47.9%
-29.5%
-18.9%
-18.3%
-17.5%
-11.3%
-8.9%
-6.9%
-60% -40% -20% 0%
オーストラリアドル
ユーロ
日本円
アルゼンチンペソ
トルコリラ
ロシアルーブル
ブラジルレアル
南アフリカランド
ハンガリーフォリント
インドルピー
インドネシアルピア
出所:リフィニティブのデータをもとにHSBC投信が作成
(%) (%)
18年8月以降、政策金利は6.5%で据え置き
33 当資料の「留意点」については、巻末をご覧ください。
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08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18
(兆ルピー)
(年)
債券市場の推移
10年物国債利回りの推移(2013年1⽉末~2018年12⽉末)
足元、利回りは低下傾向(国債価格は上昇傾向)
出所:リフィニティブのデータをもとにHSBC投信が作成
拡大する現地通貨建債券市場
現地通貨建債券市場時価総額の推移(2008年1⽉末~2018年11⽉末)
外国機関投資家からの買い需要が高まろう
国債の投資家別保有比率(2018年6⽉末)
※ 1ルピー=1.63円(2018年11月末現在)で換算
出所 : ナショナル証券取引所、リフィニティブのデータをもとにHSBC投信が作成
2018年11月末現在約79兆ルピー(約129兆円)
※ グラフは表示単位未満を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があります。
出所:インド準備銀行のデータをもとにHSBC投信が作成
銀行41.8%
保険会社24.2%
インド準備銀行11.6%
年金基金5.8%
外国機関投資家3.8%
その他12.7%
6.0
6.5
7.0
7.5
8.0
8.5
9.0
9.5
13/01 14/01 15/01 16/01 17/01 18/01
外国機関投資家への投資枠拡大予定を背景に保有比率は高まる見込み
(%)
(年/⽉)
中銀の利上げ見送り
インフレ率の落ち着きが鮮明化
約3.8倍
44 当資料の「留意点」については、巻末をご覧ください。
-100%
-50%
0%
50%
100%
150%
08/1 10/1 12/1 14/1 16/1 18/1(年/月)
価格変動要因
為替要因
利子収入
未だ、織り込まれていない好材料が多数あり
財政収支は改善方向へ
中央政府の財政赤字(対GDP比 %、2006年度~2018年度)
3.53.3
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2
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4
5
6
7
06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18(年度)RE BE
RE=修正後予測、BE=予測予算出所:2018年度インド予算案(2018年3月現在)のデータをもとにHSBC
投信が作成
大手格付会社3社が投資適格級を付与
インド国債の格付の推移(2008年1⽉末~2018年12⽉末)
※ 格付は現地通貨建長期債格付を使用
出所 : ブルームバーグのデータをもとにHSBC投信が作成
(S&P グローバル・レーティング)(フィッチ) (ムーディーズ)
(年)08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18
投資適格級
ムーディーズ(右軸)
BBB+ Baa1
Baa3
BBB
BBB-
BB+
BB
BB-
B+
Baa2
Ba1
Ba2
B1
Ba3
フィッチ(左軸)
S&P グローバル・レーティング(左軸)
相対的に高い利回り水準
10年物国債利回りの比較(2018年12⽉末)
9.2 8.7 8.0
7.4
2.7 2.3
0.002 0
2
4
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ブラジル
メキシコ
インドネシア
インド
米国
オーストラリア
日本
出所:リフィニティブのデータをもとにHSBC投信が作成
(%)
高い利回りが為替の変動をカバー
インド債券の累積変動要因(2008年1⽉末~2018年12⽉末)
※ BofAメリルリンチ・インド国債インデックス(円ベース、トータルリターン)の月次データを用いて算出
出所:リフィニティブのデータをもとにHSBC投信が作成
トータルリターン
+39%
(%)
55 当資料の「留意点」については、巻末をご覧ください。
米国15.4%
アラブ首長国連邦10.0%
香港5.0%
中国4.3%
シンガポール4.0%
英国3.0%
ドイツ2.8%
ベトナム2.7%
バングラデシュ2.5%
ベルギー2.1%
その他48.2%
高成長国インド
インド経済 高成長を背景に世界第3位の経済大国へ
2018年7-9⽉期の実質GDP成長率
2050年には世界第3位の経済大国へ
出所:IMF World Economic Outlook Database (October 2018)、OECDのデータをもとにHSBC投信が作成
長期的に続く豊富な労働力が成長の原動力
人口ボーナス期の比較
1950 1960 1970 1980 1990 2000 2010 2020 2030 2040 2050
インド
インドネシア
ブラジル
米国
中国
日本
(年)
2040年
1990年
2010年
2010年
2020年
2030年
人口ボーナスのピーク期
※ 中位推計値を使用、人口ボーナス期=生産年齢人口/従属人口(15歳未満+65歳以上)≧2の時期
人口ボーナス年少人口(15歳未満)と老年人口(65歳以上)が少なく、生産年齢人口(15-64歳)が多い状態のこと。一般に豊富な労働力で高い経済成長が可能になると言われています。
対米輸出の割合はそれ程高くない
インドの輸出統計(国・地域別、2017年)
※ 表示単位未満を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があります。
出所 : JETROのデータをもとにHSBC投信が作成
経済規模~名目GDPの順位
2050年予想2017年実績
1位 米国
2位 中国
3位 日本
4位 ドイツ
5位 英国
6位 インド
7位 フランス
8位 ブラジル
9位 イタリア
10位 カナダ
1位 中国
2位 米国
3位 インド
4位 日本
5位 インドネシア
6位 ブラジル
7位 メキシコ
8位 英国
9位 ロシア
10位 ドイツ
出所:リフィニティブのデータをもとにHSBC投信が作成
7.1%6.5%
2.7%
1.3% 1.1%
0.01%0%
2%
4%
6%
8%
10%
インド
中国
米国
ブラジル
ドイツ
日本
米国15.4%
(前年同期比、%)
出所 : 国連 World Population Prospects: The 2017 RevisionのデータをもとにHSBC投信が作成
66 当資料の「留意点」については、巻末をご覧ください。
2018年秋に実施された中西部の州議会選挙では野党(インド国民会議派)が勝利
州選挙と総選挙では有権者の投票行動がまちまちになる傾向
過去の中西部の州選挙と国政選挙の結果
※ 与党:現在、与党のインド人民党、野党:現在、野党のインド国民会議派出所:HSBCグローバル・アセット・マネジメント(香港)リミテッド、インド上・下院ホームページのデータをもとにHSBC投信が作成
但し、2019年春の総選挙が当面のリスク
1998年 2004年 2009年 2014年 2019年
マディヤプラデシュ州
野党 与党 与党 与党 野党
チャッティスガル州
野党 与党 与党 与党 野党
ラジャスタン州
野党 与党 野党 与党 野党
インド総選挙 与党 野党 野党 与党 ?
総選挙を占うことにはならないと言える
上院
インド国会議席数
与党、30%
下院
与党、51%
出所: India Today (2018年12月28日発表)
モディ首相の支持率 61%
今後、念願の「土地収用法の改正」に着手か?
このまま、上院で与党の勢力が拡大すれば、
第1党野党(インド国民会議派)、20%
ねじれ解消へ
※ 議席数は2019年1月現在出所:各種報道をもとにHSBC投信が作成
しかし、モディ首相の支持率は高水準
これまでの州議会選の結果から17年5⽉と比較して、
上院では与党の議席数が7%増
本年春の総選挙にて与党が下院で過半数を維持すれば、
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