取扱説明書lib.roland.co.jp/support/jp/manuals/res/1809111/pc-180a...2 安全上のご注意...

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このたび ド PC A をお げいただきまし て、ありがとうございます。PC A れたキー ボード・コ ーです。 に GS フォーマットに のコ にその します。 この 機器を正しくお 使いいただくため に、ご使用前に「安全上 のご注意」(P.2)と「使用上のご注意」(P.8)をよくお読みく ださ い。また、この機器のす ぐれた機能を十分 ご理解いただく ため にも、この取扱説明 書をよくお読みく ださい。取扱説明書 は必 要なときにすぐに 見ることができる よう、手元に置いてく ださい。 ※ GS( です。 ※ MIDI (AMEI)の です。 また です。 © 2000 ローランド の一 しく することを じます。 取扱説明書

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このたびは、ローランド PC-180A をお買い上げいただきまして、ありがとうございます。PC-180Aは、操作性に優れたキーボード・コントローラーです。特に GS フォーマットに適合した音源のコントロールにその持ち味を発揮します。

この機器を正しくお使いいただくために、ご使用前に「安全上のご注意」(P.2)と「使用上のご注意」(P.8)をよくお読みください。また、この機器のすぐれた機能を十分ご理解いただくためにも、この取扱説明書をよくお読みください。取扱説明書は必要なときにすぐに見ることができるよう、手元に置いてください。

※ GS( )は、ローランド株式会社の登録商標です。※ MIDI は社団法人音楽電子事業協会(AMEI)の登録商標です。※ 文中記載の会社名及び製品名は、各社の商標または登録商標です。

© 2000 ローランド本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。

取扱説明書

安全上のご注意

● この機器を使用する前に、以下の指示と取扱説明書をよく読んでください。

......................................................................................................

● この機器およびACアダプターを分解したり、改造したりしないでください。

......................................................................................................

● 修理/部品の交換などで、取扱説明書に書かれていないことは、絶対にしないでください。必ずお買い上げ店またはローランド・サービスに相談してください。

......................................................................................................

● 次のような場所での使用や保存はしないでください。

○温度が極端に高い場所(直射日光の当たる場所、暖房機器の近く、発熱する機器の上など)

○水気の近く(風呂場、洗面台、濡れた床など)や湿度の高い場所

○雨に濡れる場所○ホコリの多い場所○振動の多い場所

......................................................................................................

●この機器を、ぐらついた台の上や傾いた場所に設置しないでください。必ず安定した水平な場所に設置してください。

.....................................................................................................

●AC アダプターは、必ず付属のものを、AC 100 V の電源で使用してください。

.....................................................................................................

●電源コードを無理に曲げたり、電源コードの上に重いものを載せたりしないでください。電源コードに傷がつき、ショートや断線の結果、火災や感電の恐れがあります。

.....................................................................................................

●この機器に、異物(燃えやすいもの、硬貨、針金など)や液体(水、ジュースなど)を絶対に入れないでください。

.....................................................................................................

●お子様のいるご家庭で使用する場合、お子様の取り扱いやいたずらに注意してください。必ず大人のかたが、監視/指導してあげてください。

.....................................................................................................

安全上のご注意�

火災・感電・傷害を防止するには�

以下の指示を必ず守ってください�

取扱いを誤った場合に、使用者が傷害を負う危険が想定される場合および物的損害のみの発生が想定される内容を表わしています。��※物的損害とは、家屋・家財および家畜・ペットにかかわる拡大損害を表わしています。�

取扱いを誤った場合に、使用者が死亡または重傷を負う可能性が想定される内容を表わしています。�

警告�

注意�

注意の意味について�警告と� 図記号の例�

● は、強制(必ずすること)を表わしています。�具体的な強制内容は、● の中に描かれています。�左図の場合は、「電源プラグをコンセントから抜くこと」を表わしています。�

  は、注意(危険、警告を含む)を表わしています。�具体的な注意内容は、  の中に描かれています。�左図の場合は、「一般的な注意、警告、危険」を表わしています。�

  は、禁止(してはいけないこと)を表わしています。�具体的な禁止内容は、  の中に描かれています。�左図の場合は、「分解禁止」を表わしています。�

警告� 警告�

2

● 次のような場合は、直ちに電源を切ってAC アダプターをコンセントから外し、お買い上げ店またはローランド・サービスに修理を依頼してください。

○ AC アダプター本体や電源コードが破損したとき

○異物が内部に入ったり、液体がこぼれたりしたとき

○機器が(雨などで)濡れたとき○機器に異常や故障が生じたとき

......................................................................................................

● この機器を落としたり、この機器に強い衝撃を与えないでください。

......................................................................................................

● 電源は、タコ足配線などの無理な配線をしないでください。特に、電源タップを使用している場合、電源タップの容量(ワット/アンペア)を超えると発熱し、コードの被覆が溶けることがあります。

......................................................................................................

● 外国で使用する場合は、お買い上げ店またはローランド・サービスに相談してください。

......................................................................................................

● 電池は、充電、加熱、分解したり、または火や水の中に入れたりしないでください。

● この機器とAC アダプターは、風通しのよい、正常な通気が保たれている場所に設置して、使用してください。

......................................................................................................

● ACアダプターを機器本体やコンセントに抜き差しするときは、必ず AC アダプターの本体やプラグを持ってください。

......................................................................................................

● 接続したコードやケーブル類は、繁雑にならないように配慮してください。特に、コードやケーブル類は、お子様の手が届かないように配慮してください。

......................................................................................................

●長時間使用しないときは、AC アダプターをコンセントから外してください。

.....................................................................................................

●この機器の上に乗ったり、機器の上に重いものを置かないでください。

.....................................................................................................

●濡れた手でACアダプターの本体やプラグを持って、機器本体やコンセントに抜き差ししないでください。

.....................................................................................................

●この機器を移動するときは、ACアダプターをコンセントから外し、外部機器との接続を外してください。

.....................................................................................................

●お手入れをするときには、電源を切ってACアダプターをコンセントから外してください。

.....................................................................................................

●落雷の恐れがあるときは、早めにAC アダプターをコンセントから外してください。

.....................................................................................................

●電池の使いかたを間違えると、破裂したり、液漏れしたりします。次のことに注意してください。

○ 電池の + と -を間違えないように、指示どおり入れてください。

○ 新しい電池と一度使用した電池や、違う種類の電池を混ぜて使用しないでください。

○ 長時間使用しないときは、電池を取り出しておいてください。

○ 液漏れを起こした場合は、柔らかい布で電池ケースについた液をよくふきとってから新しい電池を入れてください。また、漏れた液が身体についた場合は、皮膚に炎症を起こす恐れがあります。また眼に入ると危険ですのですぐに水でよく洗い流してください。

○ 電池を金属性のボールペン、ネックレス、ヘアピンなどと一緒に携帯したり保管したりしないでください。

.....................................................................................................

●使用済みの電池は、あなたの地域のゴミ分別収集のしかたに従って、捨ててください。

.....................................................................................................

警告�

注意�

注意�

3

目次

安全上のご注意..................................................................2

PC-180A について........................................................................................... 6

GS フォーマットとは................................................................................................6

主な特長 ............................................................................7

高い演奏性と表現力................................................................................................... 7

DTM(デスク・トップ・ミュージック)をより楽しく....................................7

使用上のご注意..................................................................8

各部の名称.........................................................................9

接続と設定.......................................................................10

電源について....................................................................................................10

電池の使用.................................................................................................................10

AC アダプターの使用.............................................................................................11

PC-180A の接続と設定.................................................................................12

外部のMIDI 機器をコントロールする ................................................................12

デスクトップ・ミュージック・システムでの活用 ..........................................12

PC-180Aの操作 ..............................................................14

電源の投入.................................................................................................................14

MIDI 送信チャンネルの設定..................................................................................14

音色の選択.................................................................................................................14

GS 音源でドラム・セットを選択する................................................................16

便利な機能........................................................................................................17

一時的に音のピッチを変化させる(ピッチ・ベンド)....................................17

ビブラートをつける(モジュレ-ション).........................................................17

音を持続させる(サステイン).............................................................................17

鍵盤の音域をずらす(オクターブ)............................................................18

4

データ・エントリー・スライダーで音源をコントロールする.............19

発音中の音に変化を与える(チャンネル・アフタータッチ).......................19

ベロシティーの感度を変更する ...........................................................................20

リバーブ・レベル ....................................................................................................20

コーラス・レベル ....................................................................................................20

音の定位の設定(パンポット).............................................................................21

ボリュームを調節する............................................................................................21

音が鳴りっぱなしになったら(パニック).........................................................21

その他のコントローラー番号をデータ・エントリー・スライダーに割り当てる ..............................................22

トラブル・シューティング..............................................24

MIDI インプリメンテーション・チャート ......................25

仕様..................................................................................26

索引..................................................................................27

5

PC-180AについてローランドPC-180A は、プログラム・チェンジとバンク・セレクト情報や、その他の MIDI情報(リバーブやコーラス情報など)を外部音源やコンピューターに送信する、MIDI キーボード・コントローラーです。音源は内蔵されていません。特に、GS フォーマットに対応した音源(以下、「GS音源」と呼びます。)のコントロールに適しています。

■ GSフォーマットとはGSフォーマット( )は、ローランドの音源に関する共通仕様です。GMの仕様に加え、音色数の拡張だけでなく、音色のエディット、エフェクト(リバーブやコーラス)などの機能を細かく規定することにより、互換性を高めています。また将来のニーズにも柔軟に対応できるよう、新しい音色の追加や機能の拡張性についても十分考慮されています。GSフォーマットは GM の上位互換なので、GS ミュージックデータ(GS フォーマットに基づいて作られたミュージックデータ)と同様に、GMスコアも正しく演奏することができます。

ローランドのすべてのGS音源は、General MIDIシステム・レベル 1に対応しています。

1990年、MIDI 規格は、プログラム・チェンジとバンク・セレクト情報の組み合わせ(プログラム番号とコントローラー番号CC00と CC32 を使って、音色の選択をします)を追加承認しました。これにより、GS フォーマットで選択できる音色数が、飛躍的に広がりました。

GS 音源の内蔵音色について

GS 音源は、128 の基本音色(キャピタル・トーン)とたくさんのバリエーション・トーンを持っています。キャピタル・トーンの音色並びは、MIDI システム・レベル 1に対応しています。キャピタル・トーンは、バンク 0に、バリエーション・トーンは、バンク 1から 127に内蔵されています。バリエーション・トーンの数は、音源によって異なる場合があります。使用できる音色と、設定の方法については、音源の取扱説明書をお読みください。

GS 音源の内蔵ドラム・セットについて

GS/ GM 音源のリズム・セット/ドラム・セット/ドラム・パート(MIDI チャンネル 10)のMIDI チャンネルでは、基本ドラム・セット(プログラム番号PC001)に加え、いくつかのバリエーション・セットを内蔵しています。プログラム・チェンジ情報を使って、ほとんどのドラム・セットを選択することができますが、お使いの音源でも、バリエーション・セットの番号を選択できる場合があります。詳細は、音源の取扱説明書をお読みください。

選択したバリエーション・トーンやバリエーション・ドラム・セットがGS 音源にない場合は、音源から音が出なかったり、別の音色が発音することがあります。

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主な特長

■ 高い演奏性と表現力49鍵の標準鍵盤は、べロシティーに対応しているので、キーを弾く強弱で、細かいニュアンスを表現できます。また、オクターブ・シフト機能を使えば、鍵盤の発音域を簡単にずらすことができます。

またPC-180A には、ベンダー/モジュレ-ション・レバーがあり、サステイン/ホールド・ペダルを接続するサステイン・スイッチ端子があります。

プログラム・チェンジとバンク・セレクト情報(CC00 と CC32)の組み合わせで音色を切り替えることができます。GS 音源に搭載されているバリエーション・トーンを選択することもできます。

さらに、多様なコントロール情報(コントロール・チェンジ)をデータ・エントリー・スライダーに自由に割り当ててコントロールすることができます。

■ DTM(デスク・トップ・ミュージック)をより楽しくPC-180A は、非常にコンパクトなため場所を取りません。

PC-180A は、リアルタイム録音やステップ録音だけでなく、マイナスワン(ひとつのパートだけを再生しないようにする)演奏を聴きながら、そのパートを自分で弾いて練習する用途にもお使いいただけます。

7

使用上のご注意

2ページに記載されている「安全上のご注意」以外に、次のことに注意してください。

電源について● 雑音を発生する装置(モーター、調光器など)や消費電力の大きな機器とは、別のコンセントを使用してください。

● AC アダプターを長時間使用すると AC アダプター本体が多少発熱しますが、故障ではありません。

● この機器は消費電流が大きいため、AC アダプターの使用をお薦めします。電池で使用する場合はアルカリ電池を使用してください。

● 電池のセットや交換は、誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐため、他の機器と接続する前にこの機器の電源を切った状態で行なってください。

● 接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐため、必ずすべての機器の電源を切ってください。

設置について● 直射日光の当たる場所や、発熱する機器の近く、閉め切った車内などに放置しないでください。変形、変色することがあります。

● 故障の原因になりますので、雨や水に濡れる場所で使用しないでください。

お手入れについて● 通常のお手入れは、柔らかい布で乾拭きするか、堅く絞った布で汚れを拭き取ってください。汚れが激しいときは、中性洗剤を含んだ布で汚れを拭き取ってから、柔らかい布で乾拭きしてください。

● 変色や変形の原因となるベンジン、シンナーおよびアルコール類は、使用しないでください。

修理について●お客様がこの機器や AC アダプターを分解、改造された場合、以後の性能について保証できなくなります。また、修理をお断りする場合もあります。

●当社では、この製品の補修用性能部品(製品の機能を維持するために必要な部品)を、製造打切後6 年間保有しています。この部品保有期間を修理可能の期間とさせていただきます。なお、保有期間が経過した後も、故障箇所によっては修理可能の場合がありますので、お買い上げ店、または最寄りのローランド・サービスにご相談ください。

その他の注意について●故障の原因になりますので、ボタン、つまみ、入出力端子などに過度の力を加えないでください。

●ケーブルの抜き差しは、ショートや断線を防ぐため、プラグを持ってください。

●音楽をお楽しみになる場合、隣近所に迷惑がかからないように、特に夜間は、音量に十分注意してください。ヘッドホンを使用すれば、気がねなくお楽しみいただけます。

●輸送や引っ越しをするときは、この機器が入っていたダンボール箱と緩衝材、または同等品で梱包してください。

8

各部の名称

ベンダー/モジュレーション・レバー(BENDER/MODULATION)�

データ・エントリー・スライダー(DATA ENTRY)�

MIDIパラメーター選択ボタン/インジケーター(MIDI/SELECT)�

パワー・インジケーター(POWER)�オクターブ・ボタン(OCTAVE +/-/STANDARD)�MIDIチャンネル設定セクション(MIDI CHANNELS)�

コーラス・センド・レベル設定キー(CHORUS LEVEL)�リバーブ・センド・レベル設定キー(REVERB LEVEL)�ベロシティー設定キー(VELOCITY)�アフタータッチ設定キー(AFTERTOUCH)�

ボリューム設定キー(VOLUME)�パンポット設定キー(PANPOT)�

コントローラー番号設定キー(CC SELECT)�

バンク・セレクト・セクション(BANK SELECT L/H)�

プログラム番号設定キー(PROGRAM CHANGE)�パニック・キー(PANIC)�

数値入力セクション(NUMERIC ENTRY 0~9)�

キャンセル・キー(CANCEL)�エンター・キー(ENTER)�

電源スイッチ�バッテリー・カバー�

MIDIアウト端子�サスティン・スイッチ端子�

ACアダプター端子�

9

接続と設定

電源について

PC-180A は、ACアダプターまたは乾電池で駆動できます。

■ 電池の使用電池で動作させる場合は、単 3電池 6本が必要です。安定した状態で長時間使用できるようにアルカリ電池(別売)の使用をお薦めします。電池の寿命は、使用状態によって異なりますが、アルカリ電池を連続使用して約 100時間ほど持つことを目安にしてください。パワー・インジケーターが点滅を始めたら、残り時間は約 8時間です。

新しい電池と一度使用した電池や、違う種類の電池を混ぜて使用しないでください。

電池の +と - を間違えないように入れてください。

長時間使わない場合は、電池の液漏れによる損傷を防ぐため、電池を取り出しておいてください。

AC アダプターを使用する場合でも電池を入れておくと、万一 AC アダプターのコードが抜けても演奏が続けられます。

1. PC-180A がオフになっていることを確認します。

2. 本体裏面にあるバッテリー・カバーを取り外します。

1. 背面の方向に引く�

2. ふたを持ち上げる�

10

接続と設定

3. バッテリー・ケースを取り出し、表裏に 3つずつ電池をセットします。

4. バッテリー・カバーを閉めます。

■ ACアダプターの使用

1. PC-180A がオフになっていることを確認します。

2. ACアダプターをAC アダプター端子(DC IN)に接続し、ACアダプターを電源コンセントに接続します。

指定されたACアダプター(ACA シリーズ)のみを使用してください。他のタイプを使用すると、故障や感電を起こすことがあります。

ユニットを長期間使わない場合は、ACアダプターを電源コンセントから抜いてください。

11

接続と設定

PC-180Aの接続と設定

音源やオーディオ機器と接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐため、必ずすべての機器の音量を絞った状態で電源を切ってください。

PC-180A は、MIDI コントローラーです。本体には、音を出力させる回路はありませんが、ここから様々な MIDI 情報を送り、外部機器(音源やコンピュータなど)をコントロールすることができます。

■ 外部のMIDI 機器をコントロールする

1. PC-180A のMIDI アウト端子とコントロールする音源のMIDI イン端子を接続します。

fig.logo.eps

■ デスクトップ・ミュージック・システムでの活用コンピューターと音源をシリアル接続する場合、コンピューターの種類、接続端子の形状に合ったものをお使いください。音源に「COMPUTER/TO HOST」のスイッチがある場合は、該当する場所に設定してください。(コンピューターの機種や、接続方法、ソフトウェアの仕様により異なります。)

音源のシリアル端子を使ってコンピューターに接続する

1. PC-180A のMIDI アウト端子と音源のMIDI イン端子を接続します。

MIDIアウト�

MIDIイン�

PC-180A

GS音源�

ステレオ・セットなど�

アウトプット�端子�

モニター・スピーカー�(電源付き)�

インプット端子�

LINEイン、AUX�またはTAPE IN

12

接続と設定

fig.ser.eps

音源の MIDI端子を使ってコンピューターに接続する

1. PC-180A のMIDI アウト端子とMIDIインターフェース(MPUシリーズやサウンドカードなど)のMIDI イン端子を接続します。

fig.mpu.eps

この接続では、シーケンサ-・プログラム側のMIDI スルー /MIDI Echo機能(MIDI インから受信したMIDI 情報をMIDIアウトにそのまま送信する機能)をオンにする必要があります。

MIDIアウト�

コンピューター�端子�

MIDIイン�

RS-232C端子�

コンピューター・スイッチ�(パソコンに合った設定)

PC-180A

GS音源�

コンピューター�

コンピューター・ケーブル�

MIDIアウト�

MIDIイン�

コンピューター・スイッチ(MIDI)

PC-180A

GS音源�

コンピューター�

MIDIアウト�

MIDIイン�

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PC-180Aの操作

■ 電源の投入正しく接続したら、必ず次の手順で電源を投入してください。手順を間違えると、誤動作をしたりスピーカーなどが破損する恐れがあります。最初に、MIDI 情報を出力するユニット(ここでは PC-180A)の電源を入れます。PC-180Aのパワー・インジケーターが点灯します。

次に、音源の電源を入れ、続いてオーディオ機器の電源を入れます。

スイッチを切るときは、逆の順番で行います。

PC-180A は、回路保護のため、電源を投入してからしばらくは動作しません。

電池だけで使用する場合、電池が消耗してくるとインジケーターが点滅します。早めに電池を交換してください。

■ MIDI 送信チャンネルの設定音源をコントロールするには、PC-180A のMIDI 送信チャンネルを音源側と合わせます。マルチティンバー音源の場合は、PC-180A のMIDI 送信チャンネルを、音源のコントロールしたいパートのMIDI チャンネルと同じになるように設定します。

1. MIDI パラメーター選択ボタン(MIDI/SELECT)を押します。(インジケーターが点灯)

2. MIDI チャンネル設定キーを押して、MIDI チャンネルを選択します。

3. MIDI パラメーター選択ボタン(MIDI/SELECT)を押します。(インジケーターが消灯)

■ 音色の選択プログラム・チェンジ/バンク・セレクト情報は、通常パートの音色や、ドラム・パート(MIDI チャンネル 10)のドラム・セットを切り替えるときに使われます。

GS 音源の音色を切り替えるGS音源の音色は、コントローラー番号CC00(ここでは「H」と呼びます)とCC32(「L」と呼びます)を使ってバンク・セレクト情報を送信し、その後プログラム・チェンジ情報(PC)を使って切り替えます。音色のバンクは、「H」と「L」両方を使って設定します。しかし、これらの情報を送信するだけでは、音色を切り替えることはできません。プログラム番号の送信も必要です。PC-180A では、これらの3つの情報は、1つの組として送信されます。

• コントローラー番号 CC00(H)の設定

• コントローラー番号 CC32(L)の設定

• プログラム番号

14

PC-180Aの操作

音色を切り替えるとき、PC-180A のパネル右上部分にある、GS/ GM音色グループ・リストを参照してください。また、お使いの音源の取扱説明書を参照してください。

1. PC-180A のMIDI 送信チャンネルと音源のパートやチャンネルが合うように設定します。

2. MIDI パラメーター選択ボタンを押します。 (インジケーターが点灯)

3. バンク・セレクト「H」キー(G#4キー)を押します。

4. 数値入力セクションのキーを押して、「H」(CC00)を設定します。

設定値は、その桁数だけキー入力します。必ず 3桁入力する必要はありません。

5. エンター・キーを押します。

数値入力を破棄して、入力しなおす場合は、キャンセル・キーを押します。

6. バンク・セレクト「L」キー(F#4キー)を押します。

7. 数値入力セクションのキーを押して、「L」(CC32)を設定します。

8. エンター・キーを押します。

9. プログラム番号設定キー(A#4キー)を押します。

10.数値入力セクションのキーを押して、プログラム番号を選択します。

11.エンター・キーを押します。

12.MIDI パラメーター選択ボタンを押します。(インジケーターが消灯)

設定例ローランドSC-8850で、バリエーション番号「8」、インストゥルメント番号「3」(ピアノ3w)を選択する。

1. PC-180A のMIDI 送信チャンネルを音源のパートと合わせます。

2. MIDI パラメーター選択ボタンを押します。(インジケーターが点灯)

3. バンク・セレクト「H」キー(G#4キー)を押します。

4. 数値入力セクションで「8」(A5 キー)を押します。

5. エンター・キーを押します。

6. バンク・セレクト「L」キー(F#4キー)を押します。

7. 数値入力セクションで「0」(C#5キー)を押します。

「L」は、バンク・セレクト LSB(CC32)に相当します。この情報は、別の音源モードで使われることがあります。その場合は、いくつかの「L」の設定がサポートされています。詳細は、音源の取扱説明書をご覧ください。

15

PC-180Aの操作

8. エンター・キーを押します。

9. プログラム番号設定キー(A#4キー)を押します。

10.数値入力セクションで「3」(E5 キー)を押します。

11.エンター・キーを押します。

12.MIDI パラメーター選択ボタンを押します。(インジケーターが消灯)

■ GS音源でドラム・セットを選択するGS 音源のドラム・パート(MIDI チャンネル 10)は、バンク・セレクト情報に反応しません。しかし、PC-180A からプログラム・チェンジ情報を送信すると、同時にバンク・セレクト情報も送信されてしまいます。最後に選択した音色が記憶されているためです。そのため、「H」と「L」には「0」を入力し、その次にプログラム番号を入力すると、必要なドラム・セットを選択できます。

「L」は、バンク・セレクト LSB(CC32)に相当します。この情報は、別の音源モードで使われることがあります。その場合は、いくつかの「L」の設定がサポートされています。詳細は、音源の取扱説明書をご覧ください。

1. MIDI 送信チャンネルを「10」に設定します。(P.14参照)

2. MIDI パラメーター選択ボタンを押します。(インジケーターが点灯)

3. バンク・セレクト「H」キー(G#4キー)を押します。

4. 数値入力セクションで、「0」(C#5キー)を押します。

5. エンター・キーを押します。

数値を消去して、入力しなおす場合は、キャンセル・キーを押します。

6. バンク・セレクト「L」キー(F#4キー)を押します。

7. 数値入力セクションで、「0」(C#5キー)を押します。

8. エンター・キーを押します。

9. プログラム番号設定キー(A#4キー)を押します。

10.数値入力セクションで、選択するキーを押します。

例:SC-8850マップの場合、PC#49 のドラム・セット(オーケストラ・セット)を選択するには、「4」(F5 キー)と「9」(A#5キー)を押します。

11.エンター・キーを押します。

12.MIDI パラメーター選択ボタンを押します。(インジケーターが消灯)

16

PC-180Aの操作

便利な機能

■ 一時的に音のピッチを変化させる(ピッチ・ベンド)ベンダー・モジュレーション・レバーを左右に動かしてピッチ・ベンド情報を送信し、音に微妙な変化を加えます。

ピッチ変化の範囲は、音源の設定によります。

■ ビブラートをつける(モジュレ-ション)ベンダー・モジュレーション・レバーを上に動かして、モジュレ-ション情報(CC01)を送信し、音にビブラート効果を加えます。

この情報での音色変化は、音源側で設定します。フィルターやボリュームに効果を与え、ワウワウやトレモロ効果を生み出します。

■ 音を持続させる(サステイン)オプションのDP-2、DP-6、またはBOSS FS-5U フット・スイッチをサステイン・スイッチ端子に接続します。演奏中にフット・スイッチを踏むと、踏んでいる間はサスティン効果がかかります。MIDI 情報としては、ホールド 1情報(CC64)が送信されます。ペダルを踏んでいる間、オン値(127)を送信し、放すとオフ値(0)を送信します。

データ・エントリー・スライダーに CC64を割り当てるとスライダーを動かすことによってダンパー効果を加えることができます。(P.22参照)

17

PC-180Aの操作

鍵盤の音域をずらす(オクターブ)fig.oct.eps

オクターブ・ボタンによって、鍵盤の発音域を上げたり下げたりできます。これにより、49 鍵だけでは演奏できない広い音域が使えるようになります。

オクターブを上げる

オクターブ・ボタン(+)を 1回押すと、キーボードから送信されるノート番号を 1オクターブ上げます。くり返すと、2オクターブ上げることができます。このボタンを 4回押すと、キーボードのピッチを4オクターブまで上げることができます。

キーボードを4オクターブ上げたときは、灰色のキー(右図中)は、反応しなくなります(ノート情報を送信しません)。

オクターブを下げるオクターブ・ボタン(-)を 1回押すと、キーボードから送信されるノート番号を1オクターブ下げます。これで、C2キーが、1オクターブ右に動き、C6キーが使えなくなりました。この作業ををくり返して、ピッチを 3オクターブまで下げることができます。

普通の音域に戻す(スタンダード)オクターブ・ボタン(+)と(-)を同時に押します。

通常の発音域(STANDARD)�

C2(36)�

C3(48)� C7(96)�

+2オクターブ�

C4(60)� C8(108)�

+3オクターブ�

C5(72)� C9(120)�

+4オクターブ�

C6(84)� G9(127)�

+1オクターブ�

通常の発音域(STANDARD)�

C2(36)� C6(84)�

C1(24)� C5(72)�

-2オクターブ�

C0(12)� C4(60)�

-3オクターブ�

C -1(0)� C3(48)�

-1オクターブ�

C6(84)�

18

PC-180Aの操作

データ・エントリー・スライダーで音源をコントロールするデータ・エントリー・スライダーには、これらの機能を割り当てることができます。

fig.dte.eps

fig.tbl.eps

スライダーを少しだけ動かす場合、効果が少なかったり、変化があらわれないことがあります。その場合は、一度スライダーを上下に大きく動かしてから、値を設定してください。

■ 発音中の音に変化を与える(チャンネル・アフタータッチ)PC-180A のキーボードは、チャンネル・アフタータッチ情報を送信しません。しかし、データ・エントリー・スライダーにチャンネル・アフタータッチ機能を割り当て、スライダーを上下に動かすことによって、同様の効果を得られます。チャンネル・アフタータッチは、鍵盤に圧力をかけることにより、すでに発音された音に変化を加える機能です。

1. PC-180A のMIDI 送信チャンネルを音源のチャンネルに合わせて設定します。(P.14参照)

2. MIDI パラメーター選択ボタンを押します。(インジケーターが点灯)

3. アフタータッチ設定キー(F3 キー)を押します。

4. MIDI パラメーター選択ボタンを押します。(インジケーターが消灯)

割り当てられる機能� 働き�

チャンネル・アフタータッチ� 発音中の音に変化を与える(音量、ピッチ、フィルター等)�

ベロシティー� 音の強弱を変える�

リバーブ・センド・レベル(CC91)�リバーブ効果の深さを調節する�

コーラス・センド・レベル(CC93)�コーラス効果の深さを調節する�

パンポット(CC10)� 音の左右の定位を調節する�

ボリューム(CC07)� 音量を調節する�

CC00~127 コントローラー番号によって異なる�

19

PC-180Aの操作

これで、データ・エントリー・スライダーを動かして、チャンネル・アフター・タッチ情報(スライダーの位置を反映した値)を送信できます。

GS 音源は、アフタータッチ情報に反応するように設定を変えることができます。詳しくは音源の取扱説明書をご覧ください。

■ ベロシティーの感度を変更するキーを弾くと、そのノート番号だけでなく、キーを押す強さを示す値(ベロシティー)も送信します。ベロシティー機能は、ベロシティーの感度を設定できます。

1. MIDI 送信チャンネルと音源のチャンネルを合わせるように設定します。(P.14参照)

2. MIDI パラメーター選択ボタンを押します。(インジケーターが点灯)

3. ベロシティー設定キー(F#3キー)を押します。

4. MIDI パラメーター選択ボタンを押します。(インジケーターが消灯)

データ・エントリー・スライダーで、ベロシティーの感度を決めます。スライダーが最大のときに、ベロシティー値 1~ 127すべてを送信できます。

■ リバーブ・レベルこの機能は、使っている音源のリバーブ(残響)効果のかかりかたを設定します。各パートの音色に、どの程度のリバーブを加えるのかを設定します。

1. MIDI 送信チャンネルと音源のチャンネルが合うように設定します。(P.14参照)

2. MIDI パラメーター選択ボタンを押します。(インジケーターが点灯)

3. リバーブ・センド・レベル設定キー(G#3キー)を押します。

4. MIDI パラメーター選択ボタンを押します。(インジケーターが消灯)

これで、データ・エントリー・スライダーを使って、各パートのリバーブ・センド・レベル(エフェクト 1デプス、CC91)を設定できます。

GS以外の音源では、この情報(CC91)に正しく反応しない場合があります。

■ コーラス・レベルこの機能は、使っている音源のコーラス効果のかかりかたを設定します。各パートの音色に、どの程度のコーラスを加えるのかを設定します。

1. MIDI 送信チャンネルと音源のチャンネルを合わせるように設定します。(P.14参照)

2. MIDI パラメーター選択ボタンを押します。(インジケーターが点灯)

3. コーラス・センド・レベル設定キー(A#3キー)を押します。

4. MIDI パラメーター選択ボタンを押します。(インジケーターが消灯)

20

PC-180Aの操作

これで、データ・エントリー・スライダーを使って、各パートのコーラス・センド・レベル(エフェクト 3デプス、CC93)を設定できます。

GS以外の音源では、この情報(CC93)に正しく反応しない場合があります。

■ 音の定位の設定(パンポット)音源がステレオ接続されているとき、それぞれの音の定位(L/R)を設定します。ドラム・パート(チャンネル 10)では、パーカッション音全部のステレオ定位を移動させます。

1. MIDI 送信チャンネルと音源のチャンネルを合わせるように設定します。(P.14参照)

2. MIDI パラメーター選択ボタンを押します。(インジケーターが点灯)

3. パンポット設定キー(C#4キー)を押します。

4. MIDI パラメーター選択ボタンを押します。(インジケーターが消灯)

これで、データー・エントリー・スライダーで、パンポットの設定ができます。スライダーが中央にあるときは中央に、上に動かすと右に、下に動かすと左に定位します。

ローランドMT-32や TD-8など、パンポット設定とは左右が逆になるものがあります。

■ ボリュームを調節する音源の各パートの音量を調節します。

1. MIDI 送信チャンネルが音源のチャンネルと合うように設定します。(P.14参照)

2. MIDI パラメーター選択ボタンを押します。(インジケーターが点灯)

3. ボリューム設定キー(D#4キー)を押します。

4. MIDI パラメーター選択ボタンを押します。(インジケーターが消灯)

これで、データ・エントリー・スライダーで、パートのボリューム設定ができます。

■ 音が鳴りっぱなしになったら(パニック)音が鳴りっぱなしになったときは、パニック機能を使って、音源の発音を止めます。

1. MIDI パラメーター選択ボタンを押します。(インジケーターが点灯)

2. パニック・キー(B4 と C5キーを同時押し)を押します。

これで、PC-180A から音源の発音をリセットする情報が送信されます。

• すべてのMIDI チャンネルのすべてのノート番号(1~ 127)を消音(ノート・オフ)します。

• すべてのMIDI チャンネルのコントローラーをリセットします。

21

PC-180Aの操作

■ その他のコントローラー番号をデータ・エントリー・スライダーに割り当てる

パンポットやボリュームなどは、ほとんどの音源で受信できる基本的なコントローラー番号です。PC-180A は、これら以外のコントローラーにも対応しています。データ・エントリー・スライダーにコントローラー番号を自由に割り当てることができます。(CC00 から CC127まで、すべてのコントローラー番号を割り当て可能)PC-180A には、送信される情報を確認するための表示装置がないので、レジスター・パラメーター番号(RPN)やノンレジスター・パラメーター番号(NRPN)のコントロールには適していません。また、CC00 とCC32 は、通常、バンク・セレクト情報として使われるので、続いてプログラム番号を入力しない限り効果はありません。

コントローラー CC00から CC95までCC コントロール機能      00 バンク・セレクトMSB (H)01 モジュレーション02 ブレス・コントローラー03 未定義04 フット・コントローラー05 ポルタメント・タイム06 データ・エントリー

(RPNや NRPNで使用)07 ボリューム08 バランス09 未定義10 パンポット11 エクスプレッション・ペダル12 エフェクト・コントロール 113 エフェクト・コントロール 214 未定義15 未定義16 汎用操作子 117 汎用操作子 218 汎用操作子 319 汎用操作子 420~ 31

未定義

CC コントロール機能      32 バンク・セレクト LSB (L)33~ 63

コントローラー 1~ 31用 LSB64 ホールド 165 ポルタメント66 ソステヌート67 ソフト・ベダル68 未定義69 ホールド 2 (フリーズ)70~ 79

未定義80 汎用操作子 581 汎用操作子 682 汎用操作子 783 汎用操作子 884~ 90

未定義91 エフェクト 1

デプス92 エフェクト 293 エフェクト 394 エフェクト 495 エフェクト 5

CC96 以上(RPN/NRPN、チャンネル・モード・メッセージ)CC コントロール機能      96 データ・インクリメント97 データ・デクリメント98 NRPN の LSB99 NPRN のMSB100 RPNの LSB101 RPNのMSB

CC コントロール機能      102~ 120

未定義121~ 127

チャンネル・モード・メッセージ用

22

PC-180Aの操作

コントローラー番号の割り当て

1. MIDI 送信チャンネルと音源のチャンネルを合わせるように設定します。(P.14参照)

2. MIDI パラメーター選択ボタンを押します。(インジケーターが点灯)

3. コントローラー番号設定キー(F4 キー)を押します。

4. 数値入力セクションのキーを押して、コントローラー番号を選択します。

5. エンター・キーを押します。

6. MIDI パラメーター選択ボタンを押します。(インジケーターが消灯)

データ・エントリー・スライダーで、特定のコントローラー番号を送信できます。

23

トラブル・シューティング

Q:PC-180Aの電源が入らない

A:電池は消耗していませんか?パワー・インジケーターが点灯していても、電池が消耗してくると正しく動作しないことがあります。

A:ACアダプターを使用する場合、付属のACA シリーズACアダプターを使用していますか?付属のACアダプター以外は使わないでください。誤動作や故障の原因となります。

Q: データ・エントリー・スライダーを動かしても、音源が反応しない

A:正しい機能に設定されていますか?また、スライダーの位置によっては、少し動かしただけでは反応しないことがあります。この場合は、一度スライダーを手前に戻し切ってから、再度設定してください。

A:MIDI 送信チャンネルを確認して、音源の受信チャンネルと合うように設定してください。

Q: 指定した音色に切り換わらない

A:サウンド・キャンバス・シリーズなど一部のGS 音源機器では、バンク・セレクト情報やプログラム・チェンジ情報の受信をオフにすることができます。受信がオンになっていることを確認してください。

A:音源は GM システム・オン情報(GM 音源にする設定)を受信していませんか?GM 音源になると、GM システム・レベル 1 の規格により、バンク・セレクト情報を認識しません。修正するには、GS リセット情報を送信して GS の初期状態に戻すか、音源の電源を入れ直してください。

※ PC-180A では、GSリセット情報を送信することができません。

A:音色の設定値をすべて送信しましたか(バンク・セレクト H、L、プログラム番号)?PC-180A は、プログラム番号だけ指定されたときも、バンク・セレクトH/ L/プログラム番号の組み合わせを送信します。バンク・セレクトの値は、変更するまで記憶されています。そのため、設定値 3つのうち 1つでも入力されなかった場合、新しい値と一緒に以前に記憶された値が送信されます。その結果、違う音色が選ばれることがあります。

Q:GS 音源が、アフタータッチ情報に反応しない

A:GS音源は、初期設定ではアフタータッチ情報に反応しません。エクスクルーシブ情報によって、アフタータッチの設定が行えます(音源の MIDI インプリメンテーション参照)。コンピューターのシーケンス・ソフトウェアなどで設定することができます。

24

MIDI インプリメンテーション・チャート

ファンクション…� 送 信� 受 信� 備 考�

電源ON時�設定可能�

電源ON時�メッセージ�代用�

:音域�

ノート・オン�ノート・オフ�

キー別�チャンネル別�

0~127

:設定可能範囲�

:ソング・ポジション�:ソング・セレクト�:チューン�

:クロック�:コマンド�

:ローカル・オン/オフ�:オール・ノート・オフ�:アクティブ・センシング�:システム・リセット�

11~16

モード3

0~127

x

1~128**************

xx

xxx

xx

xx

xx

x

xx

x

xxx

xx

x:リセット・オール・コントローラー� x:オール・サウンド・オフ� x

xxx

* 1

* 1

**************

MIDIキーボード・コントローラー�Model PC-180A

Date: Jan, 2000Version: 1.00

ベーシック�チャンネル�

モード�

ノート�ナンバー�

ベロシティ�

アフター�タッチ�

ピッチ・ベンド�

コントロール�チェンジ�

プログラム�チェンジ�

エクスクルーシブ�

コモン�

リアル�タイム�

その他�

備考�

x�**************

Ox

xO

O

O

x

xxx

xx

xxOx

Ox

それぞれの情報は、個々の状態に応じて�送信される。�

モード1:�モード2:�

オムニ・オン、ポリ�オムニ・オフ、ポリ�

モード3:�モード4:�

あり�なし�

オムニ・オン、モノ�オムニ・オフ、モノ�

O:�x:�

25

仕様

●キーボード49鍵(ベロシティー対応)

●トップ・パネルMIDI パラメーター選択ボタンオクターブ・シフト・ボタン(+/-)ベンダー/モジュレーション・レバーデータ・エントリー・スライダーMIDI パラメーター選択インジケーターパワー・インジケーター

●後部パネル電源スイッチサステイン・スイッチ端子ACアダプター端子MIDI アウト端子

●電源DC 9V: AC アダプター(ACAシリーズ)または単 3乾電池 x 6(別売)

※連続使用時の電池の寿命(使用状態によって異なります)アルカリ電池約 100時間

●消費電流50 mA

●寸法816(幅)× 175(奥行)× 80(高さ)mm

●重量2.6 kg(電池およびACアダプターを除く)

●付属品ACアダプター(ACA-100)MIDI ケーブル取扱説明書保証書

●別売品DP-2/DP-6フット・スイッチ

※ 製品の仕様および外観は、改良のため予告なく変更することがあります。

26

索引

GGSフォーマット .............................................. 6

MMIDI インプリメンテーション・チャート 25MIDI 送信チャンネル .................................... 14

おオクターブ ...................................................... 18音の定位 .......................................................... 21音色の選択 ...................................................... 14

こコーラス・レベル ......................................... 20コントローラー番号 ..........................22 ~ 23

さサステイン ...................................................... 17

しシリアル端子 .................................................. 12

すスタンダード .................................................. 18

せ接続 .......................................................12 ~ 13

ちチャンネル・アフタータッチ ..................... 19

てデータ・エントリー・スライダー 17, 19, 22

とトラブル・シューティング ......................... 24ドラム・セットを選択 ................................. 16

はパニック .......................................................... 21パンポット ...................................................... 21

ひピッチ・ベンド ............................................. 17

へベロシティー .................................................. 20

ほボリューム ...................................................... 21

もモジュレ-ション ......................................... 17

りリバーブ・レベル ......................................... 20

27

※ システム保守のため、ご利用いただけない時間が ございますので、あらかじめご了承ください。��

製品情報やイベント/キャンペーン情報、よくある質問への回答、各種ソフトウェアのダウンロード・サービスなどをお届けしています。インターネットが利用できる方はぜひアクセスしてみてください。�

主に各種お知らせ(イベントやキャンペーンのお知らせやサポート情報など)や、製品情報、製品に関するQ&Aを掲載しています。最初にメニューを引き出していただき、次に必要な情報の番号を指定し、いくつでも資料を取り出すことができます(製品情報などの高品質画像を引き出す場合は時間がかかります)。ご利用は、プッシュホン回線が付いているFAX機器よりダイヤルし、音声ガイダンスに従って操作を進めてください。�

ローランドの会議室では、製品情報の入手、ファイルのダウンロード、ユーザー同士の情報交換が行なえます。NIFTY SERVE 情報サービスを利用される場合には、あらかじめNIFTY SERVEに入会していただく必要があります。�

 修理に関するお問い合わせは �

お問い合わせの窓口�

・・・商品をお求めの販売店か、保証書に同封されている「サービスの窓口」に�記載の営業所、サービス・ステーション、またはサービス・スポットまでご相談ください。�

'99 12. 28 現在(DTM)�

 商品のお取り扱いに関するお問い合わせは・・・�

■DTMホットライン�� 東京: 03-3251-5791� 大阪: 06-6345-9785� 受付時間:10:00~17:00(土日、祝祭日および弊社規定の休日を除く)�

DTMホットラインまでご相談ください。�

※上記窓口の名称、所在地、電話番号等は、予告なく変更することがありますのでご了承ください。�

尚、お問い合わせの際には取扱説明書を�ご用意ください。�

● 取扱説明書の英語版(有料)をご希望の方は、販売店にお問い合わせください。 If you should require an English Owner’s Manual (at a modest fee), please contact an authorized Roland dis- tributor.