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EVANESCENCE ジャパン・ツアーでの共演など、勢いに乗るラウドロック・バンド DAZZLE VISION による
ライヴのセットリストをイメージしたスペシャル・アルバムが登場!!Maiko (Vo) John (Gt) Takuro (Ba) Haru (Dr)インタビュアー:米沢 彰 原稿制作:ムラオカ
-EVANESCENCE の東京、名古屋各公演オープニングに起用されたのにはビックリしました。私自身はお伺いできなかったのですが、EVANESCENCE との共演はいかがでしたか?
Haru(以下 H):マジで凄かったです。EVANESCENCE のライヴにかなり釘付けになっていました。メンバーもみんな凄くフレンドリーで、ドラムの Will はリハの時に俺のドラムのところに来て叩いて“俺のと違う音がする!”とか言って話したりしていました。
John(以下 J):メンバーにライヴ後に“とりあえず飲めよ!”ってビールを渡されて乾杯しましたね。
H:あと、CD くれって言われて。
Maiko(以下 M): 1日目のライヴ後に CD を Amy に渡したんですけど、その翌日にはAmy から“サインが欲しい”って言われたことがすごく嬉しかった。もちろん、私たちもサインをもらいました!もっと驚いたのは、後日には他のメンバー分も欲しいって海外から連絡があって、メンバー全員分のサインを入れて送りました。
-素晴らしい交流ですね。
M:好きだと聞いていたので、Amy には私とお揃いのマイメロディのキー・ホルダーをプレゼントしたりもしたんですよ(笑)。
-『SHOCKING LOUD VOICE』リリースおめでとうございます。今作は既存曲も入っていれば新曲やライヴ・バージョンも入っているというベスト・アルバムでもオリジナル・アルバムでもない少し変わったスタイルの作品ですね。この作品は最強のセットリストをイメージしたものと資料に書いてありますが、この曲順はどういった基準で決められたのでしょうか?
H:曲の並びはライヴを強く意識したものになっていますね。
J:曲順を決める上で、再録とか、新曲とかそういうことは関係なくて、曲を並べたときにセットリストとしてできる曲順を作りました。
M:今年はライヴの年にしたいと思っていて、それをコンセプトにしたアルバムを作ろうということになって、前作のアルバム以外からライヴで良くやっている曲をセレクトしたものを中心にしています。1st の曲だけは再録して、新曲についてはライヴを意識して曲を作りました。いつもライヴでやってる流れでセットリストを組むように並べてみました。『SHOCKING LOUD VOICE』という名前はアメリカにツアーで行った時に私たちのことを WEB や雑誌上で“SHOCKING LOUD VOICE”と紹介されていて、“すごく分かりやすくていい言葉だな”と思って、そのことからライヴの名前は『SHOCKING LOUD VOICE』にしようと決めたんです。そして、音源をこのコンセプトで作るってなった時にタイトルをどうしようかと考えたら“そのままタイトルにしちゃえばいいじゃん!”って話になって、そのままつけました。
-今まで Maiko さんのソロ・ショットをジャケットにしていましたが、今作では初のバンド・ショットを採用していますね。躍動感もあって、ライヴ・バンドという部分を今まで以上に意識したものに仕上がっているように思いますが、ジャケットもかなりライヴを意識して作られたのでしょうか?
J:狙い通りのジャケットに仕上がりました。
H:今までは女性ヴォーカルであることを表現したかったので Maiko のことを前面に押し出していましたが、今回はライヴな感じにしたかったんです。
M:普通のアルバムじゃないんで、バンド感をすごく出したかったんです。今までってそれが出てなかったと思うんです。男らしさとか激しさとか、強さとかも出したくて、こういう感じになりました。
-PV も見させていただきました。PV とリリック・ビデオが合わさったような新しい感覚のものですね。
M:ジャケットや PV は大体私がネタを持ってくるんですけど、今までの PV では私はこれまでウィッグをつけていて、本気で暴れたことがなかったんです。今回はライヴの躍動感があるジャケットで、PV でも思いっきり頭を振りたいし激しく暴れたいというのと、叫んでいる内容が何だか分からないのは嫌なので、それを出したいということを考えていました。
H:意外と日本語ですし、意味を知ってもらったらまたイメージも変わると思いますね。
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-新曲となる Track.1の「セカンド」は今までの DV の曲の中でも最も尖っている曲ですね。それでいてメロディもキャッチーで頭に残ります。この曲ができた過程を教えてください。
J:原曲は自分が作って、ドラムとかベースとか、メロディとかもある程度入れてみんなに聴かせて、そこから Maiko が歌いやすいように変えていって、最後にスタジオにみんなで入って詰めていくという流れです。バンドで合わせてみて、何か違うなってとこも出てきたりするので、それを直していきました。
H:John が持ってきた時にライヴで攻めれそうな曲だと思っていました。打ち込みは僕が全部やってるんですけど、ガンガン盛り上がるように、のれるように意識しました。
J:ライヴで盛り上がる曲ってある程度構成やリズムが単調な方が良いんですよね。あんまり変拍子とか入れると格好良くはできるんですけど、やっぱみんなのれないところが出てきちゃうので、構成とかサビを持ってくる位置は考えました。
M:サビはサビらしくないとイヤなんです。それは「セカンド」に限らず頭に残る、分かりやすいメロを意識して作っています。
-話は変わりますが、“渋谷の真ん中でデス・ヴォイスを叫ぶ!”的な企画が渋谷 109 特設スタジオで行われたそうですが、これはどういったものだったのでしょうか?
M:BARKS と第一興商の企画で、カラオケの『DAM★とも』でデス・ヴォイスのキングとクイーンを決めるっていう内容だったんですが、デス・ヴォイス・ヒロインとしてコメントさせてもらうことになったんです。コンテストは 2 回行われて、あまりに好評だったので、“勝手にデスボイス・コンテスト 3D”として 109 前でやりたい人を募ってイベントが実現しました。最後は私たちが 1 曲演奏させていただいたりして、もう人が溢れて大変でした。
J:流石にドラムレスでしたが。
M:真冬の寒い中では、声って出にくいんだなって思いました。
H:イベントはモッシュが起きたりして超盛り上がっていましたけど(笑)。
-今後さらにライヴ活動を強化していく DV ですが、これからのライヴに対する意気込みを教えて下さい。
J:暴れるだけじゃない、ということですね。激しい曲もあって、聴かせる曲もあってコントラストが付いてるんで、暴れる曲は暴れて、聴く曲では泣いちゃうぐらいの魅力が出せたらいいなと思っています。
H:もっと振り幅を出していきたいね。
M:個人的には飽き性なので、いつも同じことをやりたくないんです。1ライヴ、1ライヴ、1つでも今までやってなかったことをやりたいって思います。それが最近ちょっとはできてるなって自覚しているから、これからやるうちに更にすごいライヴになっていくと思っています。
Takuro:今までやったことのないことに挑戦していきたいです。例えばですけど、コーラスなんかにも挑戦していきたいなーと思っています。
H:できるハズだよ、兄妹なんだから(笑)。
先日の EVENESCENCE の来日公演では PTP とオープニングを分け合い出演したことで、一躍ラウドロック・シーンにおいて知名度を上げた紅一点 Maiko(Vo)を擁する DAZZLE VISION。彼女たちから新たに届けられた音源は、既存曲だけでなく新曲 2 曲やライヴ・トラックなどが、ライヴの最新セットリスト通りの曲順で収録されている特別盤だ。アルバム冒頭に収録されている新曲「セカンド」はすでに PV が YouTube に上がっているが、DV 史上最高にストレートでアグレッシヴなキラー・チューンとなっており、ライヴでのフロアの熱狂が容易に想像できる素晴らしいトラックだ。今までは嬢メタル・シーンを中心に活動してきた彼女たちだが、今後はより広いラウドロック・シーンでの活躍に期待したい。 ムラオカ
DAZZLE VISIONSHOCKING LOUD VOICENOW ON SALE!!
LABEL : HUMAN NOISE recordGENRE : LOUDROCK, NU-METALFOR FANS OF : HEAD PHONES PRESIDENT, THE AGONIST, FLYLEAF, IN THIS MOMENT