カジノ経済が日本を救う

～カジノ合法化による日本経済の変化～

京都産業大学 経済学部 菅原ゼミ THE☆MEN

山本・筒井・池上・太田・堀尾

目次

・『カジノ』とは

・カジノのイメージと

データが示すギャップ

～‘理想的な日本式カジノ’とは～

・早急に解決すべき問題

・今、我々がすべきこと

低迷する日本景気、そんな中、 各業界の期待を一手に 寄せる事業。

カジノ

狭義の意味でのカジノ

→ ギャンブルを行う施設の一つ

広義の意味でのカジノ

→ Integrated Resort（統合型リゾート）

以下IR

カジノをメインとした特定複合観光施設

＝

カジノとは

特定複合観光施設

飲食施設

宿泊施設

コンベンション施設

医療施設

IR

カジノ

娯楽施設

なぜ、カジノなのか

雇用の増進

五大要素

税収の増加

外貨の獲得

地域活性化 外貨の獲得

産業の発展

シンガポールの成功例

シンガポールに来る国際観光客数 国際観光客 一人あたりの消費内訳

観光収入 約４９％ の増

２０１０年外国人観光客の総数１１６０万人

http://blog.livedoor.jp/takashikiso_casino/ カジノ合法化に関する１００の質問 木曾 崇

シンガポールの成功例

•Meeting （会議・研修・セミナー）

•Incentive tour （報奨・招待旅行）

•Convention （大会・学会・国際会議）

•Exhibition （展示会）

MICE型 ＊IR⊃MICEカジノ

アップセリング＝高価な商品を購入させる

クロスセリング＝関連する商品を購入させる

観光産業規模＝訪問客数×消費単価

0

2000

4000

6000

8000

10000

12000

14000

16000

18000

宿泊費 交通費 飲食費 土産物代等 観光・娯楽その他

一般観光客

MICE参加者

http://blog.livedoor.jp/takashikiso_casino/ カジノ合法化に関する１００の質問 木曾 崇

２０１２．１１．１０

事実

IR収入全体の約７～８割がカジノ事業によるものである！

その収益で他の単体では成り立たない部門を支える形となる。

カジノ

娯楽施設

飲食施設

医療施設

アップセリング

クロスセリング

• カジノ構想に関する関西在住の２０歳以上を対象としたアンケート

• 質問内容：あなたは関西(とりわけ大阪)にカジノができることに〔賛成〕ですか？

賛成８１票

60%20%

10%10%

税収のUP

興味がある

外貨の獲得

その他

10% 5%

85%治安悪化

興味がない

その他

反対５３票

• 治安の悪化

• 教育に悪影響

• 勤労意欲の低下

これらは正しいパーセプションを 与えることにより解決できる！！

カジノが関西にできることに 対するイメージ

オースチンの１６年間の犯罪統計

殺人 強姦 強盗 暴行 窃盗

1980 11.8 53.1 134.7 187.6 4169.8

1988 10.3 65.7 158.2 235.9 4781.0

1996 16.5 54.9 191.1 282.3 5025.0

（数字は１０万人についての発生件数）

出所）

１６年間で

・強盗件数が４３％増 ・暴行件数が５１％増 ・窃盗件数が２１％増

人口増加に伴い、犯罪件数も増える典型的なパターンである

殺人 強姦 強盗 暴行 窃盗

1980 22.4 67.6 530.2 404.3 4769.6

1988 13.7 66.7 386.2 348.7 3866.0

1996 12.8 62.9 382.0 396.8 3648.0

出所）LIGALIZED CASINO GAMING IN THE UNITED STATES-The Economic and social Impact(合衆国における合法カジノゲームーその経済的、社会的影響) カンサス州立大学

（数字は１０万人についての発生件数）

ラスベガス州において８０～９６年の間に人口が７９．５％と激増している ９０～９８年では、なんと５５％の増

それに対し、殺人件数５７％減 強盗件数７２％減 窃盗件数は７６％減

治安の飛躍的向上を達成

カジノ≠ブラックゾーン

カジノを健全に運営させる為に考える

・公安や警察との協力

・民間の経営者には徹底的な審査と規制を要求すること

→裏家業の人間を紛れさせない

・自国民の立ち入りに制限を設ける。

・敷居を高くする。リゾート施設であることを強調する。

→駅前のパチンコ屋のような気軽さを排除する

取材

ギャンブリング＊ゲーミング学会理事

大阪アミューズメント研究所所長

美原 融 先生

10月３１日実施

取材を通して見えてきたもの

・公営ギャンブルの現状

・理想的な日本のカジノ管理スタイル

・解決すべき問題

公営ギャンブルの現状

• 規制する組織と法を執行する組織が一体

→組織の腐敗のリスク exパチンコ業界

• 公営ギャンブルは特別

→特例処置 ex競馬は軍馬養成に役立つ

• 依存症患者への具体的処置を行っていない

→対処は民間任せの現状。見て見ぬふりの状態。

理想的な日本のカジノ管理スタイル

内閣府

カジノ管理委員会

組織図

宮内庁

金融庁

防衛庁

国家公安委員会

警察庁

防衛施設庁

特定事業者

地方公共団体

国土交通省

認証

監視

検査 実施方針

・ 公募

指定

解決すべき問題

精神疾患のひとつ

１９７７年に世界保健機構(WHO)に正式に認定される

ギャンブルをしたいという衝動を抑えられない状況のことをいう

第一段階 第三段階

第二段階

ギャンブル依存症とは

・ギャンブルが習慣となる

・ギャンブルが生活の中心にある

・ギャンブル以外の関心が薄れる

ギャンブルの為に嘘を

つく

借金

家庭環境に影響

例)ブナの樹と動物の関係

豊作と凶作の年をランダムに発生

→ネズミに習慣をつけさせない

依存症に陥るプロセス ～間欠的強化～

？

ランダム

ネズミ → 顧客

ブナの樹 → 制御されたスロットマシーン

or 百戦錬磨のディーラー達

＋

控除率の問題

• 例）ヨーロピアンスタイルのルーレットの1目賭け

1～36,0 の37通りのうちランダムに選ばれる一つの数を当てる

当たれば36倍（35倍＋掛け金）になって戻ってくる。

• つまりこのゲームは、一回の賭けに対して97.3%（=36/37）の期待値を持つので、 2.7%（=1/37） これが控除率である。

依存症に陥るプロセス

資金力のある胴元が勝つ

・厳しい入場制限をかける

最新式顔認証システムの導入

＋

公安・警察と協力＝ブラックリストの情報提供

＆身柄の拘束

・ＮＰＯ団体との協力し、

国が依存症患者に対するカウンセリングの

補助をする。

予想される対策

今、我々がすべきこと

カジノのメリットを わかってもらうに

は

正しい知識さえあれば、 カジノを受け入れてもらえるはずだ！

・アンケート調査の強化

・ソフト部分の調査

～ディーラー育成専門学校への取材～

～JTB への取材 『今後の展望、インバウンド産業の未来』～

・大阪府特別顧問 橋爪紳也 氏への取材

・取材で得たカジノに関わる活動等を動画で

撮影、動画サイトに掲載！ そして、

我々の研究そのものが

カジノ推進に向けての一環 になれば！

私たちの研究をもっと知ってもらおう！

参考文献

• 図解でわかる依存症のカラクリ 作者: 磯村毅 出版社/メーカー: 秀和システム 発売 2011/03

• ギャンブリング＊ゲーミンング学研究 第３号 P３５～４６ 『カジノによる地域集客戦略』 橋爪 紳也 ギャンブリング＊ゲーミング学会発行 ２００７．３

• ギャンブリング＊ゲーミング学研究 第８号 P１～８ 『関西における統合型リゾートの取り組み』 橋爪 紳也 ギャンブリング＊ゲーミング学会発行 ２０１２．３

• 『カジノが日本にできるとき 「大人社会」の経済学』 谷岡一郎 PHP研究所〈PHP新書〉、2002年9月

• カジノ新ビジネスが日本を救う ３０万人新規雇用、３０兆円売上を実現！？2002年03月 発売 室伏哲郎 史輝出版

• 戦略研レポート 観光戦略としてのカジノ ２０１１．３．１５ 三原 融 三井物産戦略研究所

参考サイト

カジノ合法化に関する１００の質問 木曾 崇

http://blog.livedoor.jp/takashikiso_casino/ ２０１２年１１月１０日

ギャンブリング＊ゲーミング学会

http://www.jaggs.org/ ２０１２年１１月８日

観光庁ホームページ

https://www.mlit.go.jp/kankocho/ ２０１２年１１月８日

ギャンブラーズアノニマス

http://www.gajapan.jp/ ２０１２年１１月１１日

御清聴ありがとうございました

Special thanks

京都産業大学新聞部のみなさん

JTB西日本 中川 様

大阪商業大学アミューズメント研究所所長

美原 融 先生

大阪府特別顧問 橋爪 紳也 先生

and You…..