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シェアリング エコノミーへの 期待 新たな経済の取引通貨は「評判」と「信頼」 20145Copyright © 2014 The Nielsen Company 1

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Page 1: シェアリング エコノミーへの 期待 - Nielsen€¦ · それを実現するのがシェアリングエコノミー(共有型経済)、すなわち協調消費 と1対1の貸し借りで成り立つ経済活動です。今、世界中の人々は自身が使用

シェアリング エコノミーへの期待 新たな経済の取引通貨は「評判」と「信頼」 2014年5月

Copyright © 2014 The Nielsen Company 1

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信頼できるか

どうかの問題

世界の消費者の3分の2以上(68%)が金銭を得るために

個人資産を貸し出してもよいと考えている

シェアコミュニティで他人が提供する製品・サービスを利用することに

前向きな消費者は3人中2人(66%)

アジア太平洋地域の消費者は、自身の所有物を貸出し、

他人のものをレンタルすることに最も意欲的

シェアリング対象として人気を集めるのは電子機器、

レッスン/サービス、電動工具

シェアコミュニティは若者だけの特権ではない

自宅のガレージに眠っている自動車や自転車はありませんか。日曜大工でも

と思い立ち購入してはみたものの、結局使う機会がなさそうな電動工具、

そして1,2度使ったきりで地下室や屋根裏で場所をとるばかりのキャンプ用品

なども心当たりの方は多いのではないでしょうか。

では、そうした使われずにいるものを活用して、月に数百、あるいは数千ドル

もの副収入を得られるとしたらどうでしょうか。

それを実現するのがシェアリングエコノミー(共有型経済)、すなわち協調消費

と1対1の貸し借りで成り立つ経済活動です。今、世界中の人々は自身が使用

していない製品や空きスペース、あるいは自分にできるサービスを提供するこ

とで利益を得ています。景気の低迷、そしてインターネットを手軽に安心して

利用できる環境が整ったことが、このように個人資産を活用して片手間に少し

の収益を生み出すビジネスを生み出し、広めているのです。

2 シェアリングエコノミーへの期待

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デジタル技術を使った協調消費・共有活動の可能性を世界に広めてきた

レイチェル・ボッツマン氏は、消費者間での賃貸を指すコンシューマー・レンタル

の市場規模はおよそ260億米ドルに達したと推定しています。また、2014年には

自動車シェアリングのサービスのZipcarに5億米ドルを投資したとされるAvis

Budget Groupや、全店舗の半数で製品貸し出しサービスを展開するThe Home

Depotなどの企業もこの新たな経済活動に加わっています。

ニールセン・戦略イニシアチブ担当プレジデントのジョン・バーバンクは次のよう

に述べています。「シェアコミュニティの広がりは、人々が認識できるほどに大き

な経済の変革をもたらしています。インターネットを使った買い物、資産管理、情報

検索や動画の閲覧は、多くの一般消費者にとってもはや日常の一部とも言えるほど

当たり前の行為になりました。インターネットを介した個人の所有物の貸し借りにつ

いても、今ではある程度安心して行えるものと認識されていますが、これはわずか

数年前には到底考えられなかったことでしょう。」

ではマーケターにとって、こうした状況は何を意味するのでしょうか。シェアリングエ

コノミーは新たな価値を生み出すのでしょうか。それとも既存のビジネスを脅かすの

でしょうか。答えはその両方であり、言い換えればあらゆる関係者にとって朗報とも

なり得ます。成功の要となるのは評判と信頼、すなわちこの新たな経済活動で取引

される「通貨」をいかに構築できるかです。

60の国と地域で3万人を超えるインターネットユーザーを対象に実施されたニール

センのグローバル調査では、消費者のシェアコミュニティ参加意向を把握するため

に、どのような人々が、どのような製品・サービスの貸し借りに興味を持っているの

かを地域別に聴取しています。本レポートではこの調査結果をもとに、企業がシェ

アリングエコノミーに適応し、さらにその中で成功を収めるための方法を検証してい

ます。

グローバル調査について

本調査結果は、60の国と地域の消費者を対象に実施されたインターネット

によるアンケートに基づいています。オンラインによるアンケートでは、世界

各地から驚異的な規模で回答が得られるものの、その回答者はインターネ

ットユーザーに限られ、総人口が反映されるものではありません。

新興市場のインターネット普及率はまだ上昇を続けている段階であり、利用

者は対象国の人口全体に比べると比較的豊かで若い世代が多いことが特

徴です。また、購買習慣に関する内容は実測データではなく消費者の回答

に基づいています。

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自分のモノを共有して

お金を稼ぐ 個人資産を共有して副収入を得ようという考えが生まれたそもそもの背景は、景

気の低迷、そして一向に上がらない賃金です。しかし、一部の消費者が少しの

小遣い稼ぎとして始めた行為が、今年は35億ドルを生み出すビジネスにまで

成長するであろうとフォーブスは予測しています。 「そして、ほぼすべてのものが共有対象となるのです」とバーバンクは説明し

ます。「自動車、住宅、電動工具、衣類、家具、電子機器、スポーツ用品、キ

ャンプ用品、そしてペットまで、シェアリングエコノミーにおいては所有者が生

産者であり、消費者でもあるのです。」 今回のニールセン調査では、回答者の3分の2以上(68%)が金銭を得るため

に個人資産を貸し出してもよいと考えていることが明らかになりました。同様

に、回答者の66%がシェアコミュニティ内で他人が貸し出す製品やサービス

を利用するだろうと答えています。 地域別に見ると、この考えに最も受容的なアジア太平洋では、回答者の78%

が自身の資産を貸し出すことに、81%が他人のものを利用することに意欲的

で、ともに他のすべての地域を上回ります。中南米では70%、中東/アフリカ

では68%の回答者が自分のものを貸し出す意志を、またそれぞれ73%、71%

が他人のものを借りる可能性を表明しています。 欧州(54%)と北米(52%)でも過半数は金銭のために個人の資産を貸し出すこと

に前向きですが、他人の製品・サービスをお金を払って利用すると答えた人は少

数派(それぞれ44%、43%)でした。 バーバンクは次のように述べています。「世界にはインターネットがまだ普及して

いない地域も多く残りますが、新興国でオンラインアンケートに参加する人々が

シェアコミュニティへの参加に極めて積極的であるという結果を見ると、インター

ネットがいかに素早く社会に溶け込んでいくものであるかが分かるでしょう。

また、新興市場のインターネット利用者には国の人口全体に比べると比較的豊

かで若い世代が多いことも、意欲的で熱意あふれる回答が目立った理由と言

えるかもしれません。」 シェアコミュニティで他人が提供する製品やサービスを利用することに積極

的な消費者が多いのは 中国(94%)、インドネシア(87%)、スロベニア

(86%)、フィリピン(85%)、タイ(84%)、ブルガリア(79%)、メキシコ(79%)、ブ

ラジル(78%)、香港(78%)、インド(78%)、エジプト(77%)、そしてベトナム

(76%)でした。

4 シェアリングエコノミーへの期待

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シェアコミュニティへの参加意志 地域別の傾向

自身のものを

共有したい

68%

78%

70%

68%

54%

52%

全体平均

アジア 太平洋

中南米 中東・ アフリカ

欧州

北米

他人のものを

共有したい

66%

81%

73%

71%

44%

43%

他人が提供する製品・

サービスの利用に

意欲的な国・地域

94% 中国

87% インドネシア

86% スロベニア

85% - フィリピン

84% タイ

79% メキシコ

79% ブルガリア

78% 香港

78% インド

78% ブラジル

出典:ニールセン シェアコミュニティに関するグローバル調査 2013年第3四半期

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手元のもの

(あるいは知識)を

お金に変える

全回答者の4分の1以上(28%)が電子機器であれば共有/レンタルしても良い

と考える理由は、おそらく持ち運びのしやすさ、そして感情的結びつきが薄いこ

とでしょう。アジア太平洋地域では世界平均を上回る39%が前向きな回答をし

ています。

「しかし、共有物は形のあるものとは限りません」と、バーバンクは指摘します。

約4人に1人(26%)はレッスンやサービスといった形で自身の知的財産を共有し

たいと答えています。他人のために買い出しに行く、インターネット上で語学や

音楽のレッスンを提供する、あるいは犬の世話をする等のサービスは、時間と

能力さえあれば誰にでもできることです。こうした活動に特に強い興味を示した

のは中南米の消費者で、世界平均を超える30%が金銭を得るために知識や技

能を提供したいと答えています。

次いで人気が高いのはそれぞれ約2割の回答者が貸し出す意志があると答え

た電動工具(23%)、自転車(22%)、衣類(22%)、日用品(22%)、スポーツ用品

(22%)、自動車(21%)です。アウトドア/キャンプ用品(18%)、家具(17%)、住

宅(15%)そしてオートバイ(13%)を共有したいと考える人は比較的少数でした。

6 シェアリングエコノミーへの期待

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他人と共有してもよいと思うもの

全体平均

28% 26% 23%

電子機器 レッスン/ 電動工具

サービス

22% 22% 22%

自転車 衣類 日用品

22% 21% 18%

スポーツ用品 自動車 アウトドア/

キャンプ用品

17% 15% 13%

家具 住宅 オートバイ 出典:ニールセン シェアコミュニティに関するグローバル調査 2013年第3四半期

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シェアは若者だけの

特権ではない

*以下の数値については、P9「シェアコミュニティ内で他人が貸し出す製品・サービスの利用に前向きな回答者の内訳」もご参照ください デジタル時代に育つことの恩恵は確かにあります。いわゆる Z世代(20歳

未満)やミレニアル世代(21歳~34歳)にとって、銀行取引から買い物、情

報検索までをクリック一つで即座に済ませられるインターネットなしの生活な

ど考えられないでしょう。当然と言えるかもしれませんが、ミレニアル世代は

年長世代に比べてシェアコミュニティへの参加意向が高いという結果が出て

います。今回の調査では、シェアコミュニティで他人が提供する製品・サービ

スを利用するだろうと答えた回答者(66%)の年代別内訳をみると、35%はミ

レニアル世代で、7%は Z世代が占めていました。

また、シェアコミュニティで他人の所有物をレンタルしてみたいと答えた回答

者を地域別にみると、アジア太平洋では、81%(このうちミレニアル世代は

49%)、中東・アフリカでは71%(同45%)となりました。これに対し、中南米で

は73%(同28%)、北米で43%(同18%)、欧州で44%(同17%)でした。

それでも、年長世代を除外してはいけません。彼らも同様に参加への意欲を

見せています。

調査結果では、シェアコミュニティで製品・サービスの貸し借りをすることに

前向きな回答をした人(66%)の内訳として、X 世代(35 歳~49 歳)が 17%、

ベビーブーマー(50 歳~64 歳)が 7%を占めていました。特に年長世代の参

加意欲が顕著であった中南米では、シェアコミュニティでレンタルをしてみた

いと答えた人 73%のうち、X 世代が 22%、ベビーブーマーが 15%を占め、と

もに世界平均を超えています。

また、男女別では欧州以外のすべての地域で女性に比べて男性のほうがシ

ェアコミュニティへの参加に積極的であることが分かりました。欧州で他人か

ら製品・サービスをレンタルしてみたいと答えた人は44%でしたが、その内訳

は男女22%ずつで均等に分かれています。中南米と北米でも男女比はほぼ均等

ながらやや男性が上回り、中南米は男性38%に対し女性が35%、北米は男性

23%に対し女性が20%でした。 一方、中東・アフリカ(男性52%対女性19%)そしてアジア太平洋(男性49%対

女性32%)では、シェアコミュニティ参加希望者に占める男女の割合の差が

顕著に現れました。 8 シェアリングエコノミーへの期待

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シェアコミュニティへの参加意欲 世代別の傾向

シェアコミュニティ内で他人が貸し出す製品・サービスの利用に前向きな回答者の内訳

*「シェアコミュニティ内で他人が貸し出す製品・サービスの利用に前向きな回答者の内訳」とは、P5で「他人のものを共有したい」と回答した

人々の年代別内訳を指します

全体平均 アジア太平洋 中東・アフリカ 中南米 北米 欧州

Z世代(20歳以下)

7% 10% 8% 7% 4% 3%

ミレニアル世代

(21歳~34歳)

X世代

(35歳~49歳)

ベビーブーマー

(50歳~64歳)

49% 45%

35% 28% 18% 17%

17% 18% 15% 22% 13% 14%

7% 5% 3% 15% 7% 8%

沈黙の世代

(65歳以上)

1% 0% 0% 1% 2% 2%

出典:ニールセン シェアコミュニティに関するグローバル調査 2013年第3四半期

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新たな

関係性の構築と

信頼の大切さ

私的なものでもビジネス上のものでも、良好な関係の基礎となるのは信頼です。

では、公の生活とプライベートとの境目があいまいになったとき、何が起こるので

しょう。信頼は「望まれるもの」から「必須のもの」へと変わります。

調査回答者のおよそ7割(69%)が疑問を投じる、称賛を示す、あるいはカスタ

マーサービスへの不満を議論するためにインターネット上に意見を投稿した

ことがあるとしています。その半数以上(54%)が向かったのはソーシャル

メディアサイトでした。その他、自身の意見を表明するために製品メーカーの

ウェブサイトを利用した人は32%、小売店・販売業者のウェブサイトを利用し

た人は30%でした。

こうした意見はたいへん貴重なものです。ニールセンが2013年に実施した広

告信頼度調査では、世界の消費者の84%が、友人・家族の口コミを最も影響

力のある情報源と位置付けています。

バーバンクは次のようにコメントしています。「デジタルの世界で見知らぬ人と

の間に信頼関係を構築する力はシェアコミュニティの成功への土台となって

いますが、今後はあらゆるビジネスにとって、同様の信頼関係が欠かせない

ものとなるでしょう。そして、インターネットを利用した双方向の意見交換にお

いて、消費者は自分の意見を包み隠さずに発信してくれます。」

シェアリングをビジネスの一部として組み込む方法は様々でしょう。所有せず

とも使いたい時に使えればよいという人にはレンタルを提案する、地方への

配達にはその地域の顧客の力を借りてみる、画期的でより良い製品を生む

ために消費者とともに知恵をしぼる、などはほんの一例です。

消費者との関係は企業の大きな財産です。ぜひ、大切に扱ってください。

シェアコミュニティが価値連鎖に新たなつながりをもたらすことは十分に考えらえ

ますが、事業を妨げるものにしてはいけません。シェアリング活動の実態から

得られた知見を活かすことができれば、消費者は重要なパートナーに変わり

ます。価値あるロイヤルティ・プログラムを提供し、オンライン、オフラインの

双方で彼らの意見に耳を傾け、行動で応じることが大切です。

10 シェアリングエコノミーへの期待

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インターネットへの意見投稿はもはや一般的

疑問を投じる、称賛を示す、あるいはカスタマーサービスへの 不満を議論するために意見を投稿したことがある

インターネットで意見を共有する人の割合*

69% 77% 76%

世界 アジア 中南米 平均 太平洋

72% 60% 57%

中東・ 欧州

アフリカ 北米

利用したウェブサイト

全体平均 アジア太平洋 欧州 中東・アフリカ 中南米 北米

メーカーサイト 32% 36% 26% 25% 32% 30%

小売店サイト 30% 34% 28% 21% 21% 33%

54% 64% 60% 64%

40%

37%

ソーシャルメディア

出典:ニールセン シェアコミュニティに関するグローバル調査 2013年第3四半期

*インターネット接続が可能な消費者を対象に調査

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調査対象国・地域

欧州 アジア太平洋

市場 インターネット普及率

オーストリア 80% ベルギー 81% ブルガリア 51% クロアチア 71%

チェコ 73% デンマーク 90% エストニア 78% フィンランド 89% フランス 80% ドイツ 83% ギリシャ 53% ハンガリー 65% アイルランド 77% イスラエル 70%

イタリア 58% ラトビア 72% リトアニア 65% オランダ 93% ノルウェー 97% ポーランド 65% ポルトガル 55% ルーマニア 44% ロシア 48%

セルビア 56%

スロバキア 79% スロベニア 72% スペイン 67%

スウェーデン 93% スイス 82% トルコ 46% イギリス 84% ウクライナ 34%

出典:Internet World Stats, June 30, 2012

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市場 インターネット普及率

オーストラリア 89% 中国 40% 香港 75% インド 11%

インドネシア 22% 日本 80%

マレーシア 61% ニュージーランド 88%

フィリピン 32% シンガポール 75%

韓国 83% 台湾 75% タイ 30%

ベトナム 34%

中南米

市場 インターネット普及率

アルゼンチン 66% ブラジル 46% チリ 59%

コロンビア 60% メキシコ 37% ペルー 37% ベネズエラ 41%

中東・アフリカ

市場 インターネット普及率

エジプト 36% パキスタン 15%

サウジアラビア 49% 南アフリカ 17% アラブ首長国 71%

連邦

北米

市場 インターネット普及率

カナダ 83% アメリカ 78%

シェアリングエコノミーへの期待

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ニールセン グローバル調査について

『ニールセン シェアコミュニティに関するグローバル調査』は、アジア太平洋、欧

州、中南米、中東・アフリカ、北米の60の国と地域で3万人以上の消費者を対象

に、2013年8月14日から9月6日にかけて実施されました。サンプル数はインター

ネットユーザーをベースに、各国・地域の年齢や性別によって割り当てられ、イ

ンターネットを利用する消費者を代表するように割り付けられています。最大許

容誤差は±0.6%です。今回のニールセン調査はインターネットアクセスを持つ回

答者のみを対象にしています。インターネット普及率は国によって異なります。

ニールセンは調査に使用するデータの基準をインターネット普及率60%以上、

もしくはインターネットユーザー1,000万人以上と定めています。世界消費者信頼

感調査レポートを含むニールセングローバル調査は2005年に創刊されました。

ニールセンについて

ニールセン N.V.(NYSE: NLSN)は世界的な情報・調査企業で、マーケティ

ング及び消費者情報、テレビ等のメディア情報、オンライン情報、モバイル

情報の分野でリーダー的地位を確立しています。アメリカ・ニューヨークと

オランダ・ディーメンに本社を持ち、世界100カ国以上でビジネスを展開し

ています。

詳細はホームページをご覧ください:www.nielsen.com

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