マネジメント・メッセージ -...

30

Upload: others

Post on 30-Mar-2021

0 views

Category:

Documents


0 download

TRANSCRIPT

Page 1: マネジメント・メッセージ - SonySCNの持分法適用会社である譁ディー・エヌ・エーにつき66億円 を、それぞれ計上しました。(注1)ビジネス別および地域別の売上高構成比は、外部顧客に対する売上高にもとづいて算出したものです。
Page 2: マネジメント・メッセージ - SonySCNの持分法適用会社である譁ディー・エヌ・エーにつき66億円 を、それぞれ計上しました。(注1)ビジネス別および地域別の売上高構成比は、外部顧客に対する売上高にもとづいて算出したものです。

1

マネジメント・メッセージ………………………………………………………

(第89回定時株主総会招集ご通知添付書類)

営業報告書…………………………………………………………………………

内部統制およびガバナンスの枠組みに関する取締役会決議(ご参考)………

連結貸借対照表……………………………………………………………………

連結損益計算書……………………………………………………………………

連結キャッシュ・フロー(ご参考)………………………………………………

貸借対照表…………………………………………………………………………

損益計算書…………………………………………………………………………

利益処分……………………………………………………………………………

会計監査人および監査委員会の監査報告書 謄本……………………………

(ご参考)

新製品・トピックス………………………………………………………………

CSR(企業の社会的責任)について………………………………………………

株主個人情報の取り扱いについて………………………………………………

ホームページのご案内……………………………………………………………

株券の電子化(株券ペーパーレス化)について…………………………………

株主メモ……………………………………………………………………………

1

2

34

38

39

42

44

45

47

48

52

54

55

55

56

57

目  次

マネジメント・メッセージ

株主の皆様には、ますますご清栄のこととおよろこび申しあげます。

さて、私どもが変革期にあるソニーの経営を引き継いで約1年を迎えようとしています。2005年度(2005年

4月1日から2006年3月31日まで)は、エレクトロニクスビジネスの業績悪化を受け、年初に見込んだソニー

グループの連結業績を大幅に下方修正せざるをえないなど、非常に厳しいスタートとなりましたが、強い危機感

のもとに新たな中期経営方針を策定し、業績の回復に取り組んでまいりました。この結果、2005年度第3四半

期以降の業績は回復基調に転じ、予想を上回る業績をあげることができました。特に、液晶テレビ「BRAVIA

<ブラビア>」シリーズが好調な売上を記録し、急成長ビジネスであるフラットパネルテレビ分野において確固

たる地位を築くことができました。また、デジタルハイビジョンビデオカメラ、デジタルカメラ、PC「バイオ」

などの新製品も大変好評を博し、エレクトロニクス事業回復の道筋が見えてまいりました。

ただし、本格的な業績の回復には未だ道半ばと認識しており、2007年度の業績目標として掲げました、エレ

クトロニクスで4%、全体で5%の連結営業利益率の達成に向けて、引き続き経営方針の徹底と改革に取り組ん

でまいります。また、エレクトロニクスとともに、ソニーの3つのコアビジネスを構成するゲームおよびエンタ

テインメント分野においては、2006年度に、次世代コンピュータエンタテインメントシステム「プレイステー

ション 3」の発売や、「ダ・ヴィンチ・コード」、ジェームス・ボンドの次回作「Casino Royale」などの映画

作品の公開が予定されていますので、ご期待いただきたいと存じます。

なお、2005年度の利益配当金につきましては、本年5月17日開催の取締役会決議により、前年度と同額の

1株につき12円50銭とし、本年6月1日を支払開始日とさせていただきました。2005年12月に1株につき12円

50銭の中間配当金をお支払いいたしておりますので、年間配当金は25円となります。

今後とも、ソニーグループを挙げて競争力向上と経営体質強化に取り組んでまいりますので、株主の皆様にお

かれましては、なにとぞ一層のご支援を賜りますようお願い申しあげます。

2006年5月

ハワード・ストリンガー 中鉢 良治

代表執行役 会長 兼 CEO

代表執行役 社長 兼 エレクトロニクスCEO

Page 3: マネジメント・メッセージ - SonySCNの持分法適用会社である譁ディー・エヌ・エーにつき66億円 を、それぞれ計上しました。(注1)ビジネス別および地域別の売上高構成比は、外部顧客に対する売上高にもとづいて算出したものです。

売上高および営業収入売上高および営業収入(以下「売上高」)は、前年度比4.4%の増収となりました(前年度の為替レートを適用した場合、若干の増収。13頁の注記3参照)。

エレクトロニクス分野は、前年度比1.7%の増収となりました。増収に貢献した製品は液晶テレビおよび液晶リアプロジェクションテレビなどでした。一方、ブラウン管テレビ、プラズマテレビなどは減収となりました。ゲーム分野は、前年度比31.4%の増収となりました。これは主にPSP獏「プレイステーション・ポータブル」(以下「PSP」)の貢献によります。映画分野は、前年度比1.7%の増収となりました。金融分野は、前年度比32.6%の増収となりました。これは主にソニー生命保険譁(以下「ソニー生命」)における運用損益の改善によります。

32

1. 営業の概況

売上高

0

20,000

40,000

60,000

80,000(億円)

2005年度 2004年度

営業利益

0

500

1,000

1,500

2,000(億円)

2005年度 2004年度

税引前利益

0

1,000

2,000

3,000 (億円)

2005年度 2004年度

175.90158.07

-30.3%-26.1%

普通株式1株当り当期純利益:

(億円)

(億円)

(億円)

(億円)

(億円)

増 減 率

71,596

1,139

1,572

290

1,638

74,754

1,913

2,863

132

1,236

122.58116.88

+ 4.4%

+67.9%

+82.1%

-54.6%

-24.5%

基 本 的(円)希薄化後(円)

売 上 高 お よ び 営 業 収 入

営   業   利   益

税  引  前  利  益

持分法による投資利益(純額)

当  期  純  利  益

(注)13頁の注記をご参照ください。

(第89回定時株主総会招集ご通知添付書類)

営業報告書(2005年4月1日から2006年3月31日まで)

(1)ソニーグループの全般的な営業の状況2005年度(当年度)

( )2005年4月1日から2006年3月31日まで

2004年度

( )2004年4月1日から2005年3月31日まで

営業利益

営業利益は、前年度比67.9%増益となりました(前年度の為替レートを適用した場合、23%の増益)。この中には、ソニー厚生年金基金の代行部分の返上完了にともなう利益735億円が含まれています。また当年度には、1,387億円(前年度は900億円)の構造改革費用を営業費用として計上しました。このうちエレクトロニクス分野で1,258億円(前年度は832億円)を計上しました。

エレクトロニクス分野では損失が縮小しました。これはエレクトロニクス分野での代行返上益645億円の計上、および為替によるプラスの影響によります。一方、外部顧客向け売上の減少、固定資産の減損および除売却損の増加、単価下落にともなう原価率の悪化など

税引前利益

税引前利益は、前年度比82.1%の増加となりました。

営業外収支の改善は、主に持分変動益として、前年度の163億円に対し、当年度に608億円を計上したことによります。当年度において、ソニーコミュニケーションネットワーク譁(以下「SCN」)の上場にともなう持分変動益215億円、株式を一部売却したことなどによる持分変動益として、ソニーの持分法適用会社であったマネックス・ビーンズ・ホールディングス譁につき206億円、SCNの連結子会社であるソネット・エムスリー譁につき120億円、およびSCNの持分法適用会社である譁ディー・エヌ・エーにつき66億円を、それぞれ計上しました。

(注1)ビジネス別および地域別の売上高構成比は、外部顧客に対する売上高にもとづいて算出したものです。 (注2)地域別の売上高構成比は、顧客の所在国別に表示されています。

■エレクトロニクス

■ゲーム

■映画

■金融

■その他

■日本 

■米国 

■欧州 

■その他地域

4.4%

ビジネス別 地 域 別

63.7% 12.3%

9.6%

10.0% 29.0%

26.2%

23.0%

21.8%

売上高構成比(2005年度)

の相殺要因がありました。ゲーム分野は、大幅な減益となりました。これは「プレイステーション 3」(以下「PS3」)ビジネスに関する研究開発費が増加したことなどによります。映画分野は、劇場興行収入やDVD/VHSソフトの世界的な減収により大幅な減益となりました。金融分野は、ソニー生命における運用損益の改善などにより大幅な増益となりました。

Page 4: マネジメント・メッセージ - SonySCNの持分法適用会社である譁ディー・エヌ・エーにつき66億円 を、それぞれ計上しました。(注1)ビジネス別および地域別の売上高構成比は、外部顧客に対する売上高にもとづいて算出したものです。

54

ゲ ー ム

エレクトロニクス

映     画

金 融

そ の 他

配 賦 不 能 費 用 控 除 ・セグメント間取引消去

連 結

2005年度(当年度)

( )2005年4月1日から2006年3月31日まで

2004年度

( )2004年4月1日から2005年3月31日まで

増減率2005年度(当年度)

( )2005年4月1日から2006年3月31日まで

2004年度

( )2004年4月1日から2005年3月31日まで

増減率

+ 1.7

+ 31.4

+ 1.7

+ 32.6

- 11.1

+ 4.4

% %

(34,273)

43,170

63,899

55,490

4,188

(18,555)

113,919

売上高 営業利益(損失)

5,150,477

958,619

745,859

743,215

408,881

(531,615)

7,475,436

百万円

5,066,833

729,754

733,677

560,557

459,894

(391,099)

7,159,616

百万円

- 79.7

- 57.1

+239.4

+286.4

+ 67.9

百万円百万円

(2)ソニーグループのビジネス別営業の状況以下の説明における各分野の売上高はセグメント間取引消去前のもので、各分野の営業利益(損失)は配賦不

能費用控除・セグメント間取引消去前のものです(13頁の注記4から6参照)。

(注)2004年8月1日付で、ソニーとBertelsmann AG(ドイツ、以下「ベルテルスマン社」)はそれぞれの音楽制作事業を合弁会社に統合させました。新しく設立された会社であるソニーBMGは、それぞれの親会社が50%ずつ所有しています。米国会計原則にもとづき、ソニーBMGはソニーの持分法適用会社となりました。この事業に関する2004年8月1日以降の当期純損益の50%は、持分法による投資損益として計上されています。

ソニーは、音楽ビジネスが、もはやセグメントとして独立させるべき重要性の基準を満たさなくなったため、2005年4月1日以降、音楽分野の業績をその他に含めて開示することにしました。これにより、従来音楽分野に含まれていた前年度の業績は、当年度に合わせて、その他に含めて再表示されています。当年度において、その他のうち、音楽ビジネスには、Sony Music Entertainment Inc.(米国、以下「SMEI」)の音楽出版事業、ならびにエレクトロニクス分野に含まれるディスク製造事業を除く譁ソニー・ミュージックエンタテインメント(以下「SMEJ」)の業績のみが含まれています。しかし、前年度のその他の業績には、前記に加え、SMEIの音楽制作事業の業績が4ヵ月分含まれています。

(30,930)

8,747

27,436

188,323

16,183

(18,504)

191,255

当期純利益

0

500

1,000

1,500

2,000(億円)

2005年度 2004年度

当期純利益

当期純利益は、前年度比24.5%減少しました。

実効税率は、前年度の10.2%に対して、当年度は61.6%となりました。当年度の実効税率が日本の法定税率を上回ったのは、ソニー譁および国内外のいくつかの連結子会社において、損失が継続したことにより繰延税金資産に対する評価性引当金を追加計上したこと、および主に海外子会社の未分配利益に対する税金引当を追加計上したことによるものです。前年度の実効税率が日本の法定税率を大幅に下回ったのは、ソニーの米国子会社において、業績の改善にともない、評価性引当金の取り崩しを行ったためです。

持分法による投資利益(純額)

0

100

200

300(億円)

2005年度 2004年度

持分法による投資利益(純額)

持分法による投資利益(純額)は、前年度に比べ54.6%減少しました。

前年度には、InterTrust Technologies Corporation(米国)につき、特許関連訴訟の和解にともない受領したライセンス契約にかかる受取金を含む持分法による投資利益126億円を計上していました。当年度の持分法による投資利益に貢献した主な会社として、SonyEricsson Mobile Communications AB(スウェーデン、以下「ソニー・エリクソン」)において前年度比116億円増加の290億円、SONY BMG MUSIC ENTERTAINMENT(米国、以下「ソニーBMG」)において、前年度の34億円の損失に対し、58億円の持分法による投資利益を計上しました。一方、Samsung ElectronicsCo., Ltd.(韓国)とのアモルファスTFT液晶パネル製造の合弁会社であるS-LCD Corporation(韓国)において72億円、Metro-

Goldwyn-Mayer Inc.(米国、以下「MGM」)*において169億円の持分法による投資損失を計上しました。

*2005年4月8日にSony Corporation of America(米国)および米国の複数投資家グループから成るコンソーシアムは、MGMの買収を完了しました。この買収で、ソニーは発行済株式総数20%の取得対価として、257百万米ドルを支払いました。しかし、ソニーは普通株式の持分割合に応

じて、MGMの純利益(損失)の45%を持分法による投資利益(損失)として計上しています。

Page 5: マネジメント・メッセージ - SonySCNの持分法適用会社である譁ディー・エヌ・エーにつき66億円 を、それぞれ計上しました。(注1)ビジネス別および地域別の売上高構成比は、外部顧客に対する売上高にもとづいて算出したものです。

76

■ゲーム

ハードウェア生産出荷台数(左軸) ソフトウェア生産出荷本数(右軸)

(万台) (万本)

1,000

500

1,500

0

2,000

2,500

3,000 30,000

25,000

15,000

20,000

10,000

5,000

0

ハードウェア/ソフトウェア

2005年度

PS2

PSP

PSP

PS2

PS2

PSP PSP

PS2

2004年度

売上高/営業利益

(億円) (億円)

2005年度

※セグメント間取引を含む

0

5,000

7,500

10,000

2,500

0

200

800

600

400

2004年度

売 上 高(左軸) 営業利益(右軸)

売上高(9,586億円) 前年度比31.4%の増加ゲーム分野の売上高は、前年度比31.4%増加しました(前年度の為替レートを適用した場合、27%の増加)。

ハードウェアについては、PSPが全世界で順調に普及し売上に大きく貢献したことに加え、「プレイステーション

2」(以下「PS2」)の売上が前年度並みを維持したことにより、欧米を中心に大幅な増収となりました。

ソフトウェアについては、PS2用ソフトウェアが減収となったものの、PSP用ソフトウェアの売上貢献により、日

本・米国・欧州の全地域でほぼ前年度並みとなりました。

営業利益(87億円) 前年度比79.7%の減少営業利益については、PS2およびPSPビジネスにおける利益が前年度を上回りましたが、PS3ビジネスに向けた

積極的な研究開発投資を継続したことに加え、PS3プラットフォームの立ち上げ関連費用を計上したことなどによ

り、前年度比344億円、79.7%減少の87億円となりました。

2006年3月末の棚卸資産は、前年度末比359億円、46.3%増加の1,134億円となりました。

これは主としてPSPが当年度に日本・米国・欧州の全地域で本格的に展開されたことによります。

■エレクトロニクス

売上高(5兆1,505億円) 前年度比1.7%の増加エレクトロニクス分野の売上高は、前年度比1.7%の増収となりました(前年度の為替レートを適用した場合、3%

の減収)。外部顧客に対する売上は前年度比0.9%の減少となりました。製品別では、全地域で販売が好調だった

「BRAVIA<ブラビア>」シリーズなどの液晶テレビ、米国を中心に売上が増加した液晶リアプロジェクションテ

レビなどが増収となったものの、フラットパネルテレビに需要が移行しているブラウン管テレビ、新規開発を中止

したプラズマテレビが減収となりました。

営業損失(309億円) 前年度比33億円の改善営業損失は、前年度比33億円改善しました。外部顧客向け売上の減少、固定資産の減損および除売却損の増加、単

価下落にともなう原価率の悪化などがありましたが、ソニー厚生年金基金の代行返上益645億円の計上、および為

替によるプラスの影響により損益改善となりました。製品別では、DVDビデオカメラおよびデジタルハイビジョン

ビデオカメラの売上が増加したビデオカメラ「ハンディカム獏」、ノートPCの販売が好調だったPC「バイオ」など

は増益となりました。一方、売上が減少したブラウン管テレビ、単価下落の影響を受けたイメージセンサーおよび

液晶テレビなどが減益となりました。

2006年3月末の棚卸資産は、前年度末比1,513億円、29.4%増加の6,657億円となりました。これは主として

PS3向け半導体および液晶テレビの新商品の在庫増加によります。

2005年度

製品部門別売上高構成比

※外部顧客に対する売上高にもとづき算出

■オーディオ

■ビデオ

■テレビ

■情報・通信

■半導体

■コンポーネント

■その他

21.4%

19.5%17.7%

5.0%

13.8%

11.3% 11.3%

売上高/営業利益

60,000

-400

-200

0

200

400

600(億円) (億円)

2005年度

※セグメント間取引を含む 売 上 高(左軸) 営業利益(右軸)

0

20,000

40,000

2004年度

液晶テレビ「BRAVIA<ブラビア>」シリーズ デジタルハイビジョンビデオカメラ 「プレイステーション 2」 PSP獏「プレイステーション・ポータブル」

Page 6: マネジメント・メッセージ - SonySCNの持分法適用会社である譁ディー・エヌ・エーにつき66億円 を、それぞれ計上しました。(注1)ビジネス別および地域別の売上高構成比は、外部顧客に対する売上高にもとづいて算出したものです。

98

■映 画

映画分野に関する金額は、全世界にある子会社の業績を米ドルベースで連結している、米国を拠点とするSony PicturesEntertainment Inc.(以下「SPE」)の円換算後の業績です。ソニーはSPEの業績を米ドルで分析しているため、一部の記述については「米ドルベース」と特記してあります。

※セグメント間取引を含む 売 上 高(左軸) 営業利益(右軸)

2,000

0

4,000

6,000

8,000

売上高/営業利益

(億円)

0

200

400

600

800(億円)

2005年度 2004年度

売上高(7,459億円) 前年度比1.7%の増加映画分野の売上高は、円安の影響により前年度比1.7%増加しました(米ドルベースでは4%の減少)。米ドルベー

スの売上の減少は、主として劇場興行収入やDVD/VHSソフト売上の世界的な減少によります。この減少はテレ

ビ番組の増収により一部相殺されました。劇場興行収入とDVD/VHSソフトの売上が前年度に比べ減少したのは、

主として、前年度には「スパイダーマン2」の大きな貢献があったこと、および当年度に公開した「ステルス」、「ザ

スーラ」、「レジェンド・オブ・ゾロ」などの作品の不振によります。テレビ番組の増収は、SPEが保有するいくつ

かの米国外の番組配信事業において広告収入や受信料収入が増加したこと、テレビ向けライブラリー作品の売上が

増加したこと、および「Wheel of Fortune」に関するライセンス契約が延長されたことによります。

営業利益(274億円) 前年度比57.1%の減少営業利益は、前年度に比べ365億円減少して274億円となりました。この大幅な減少の要因は、前記の劇場興行

収入やDVD/VHSソフト売上の減少です。一方、テレビ番組関連の営業利益は、前記のテレビ番組関連の増収と

同じ要因により、前年度に比べて増加しました。

■金 融

金融ビジネス収入/営業利益

※セグメント間取引を含む

(億円)

2005年度 0

2,000

8,000

6,000

4,000

(億円)

0

1,000

2,000

500

1,500

2004年度

金融ビジネス収入(左軸) 営業利益(右軸)

金融ビジネス収入(7,432億円) 前年度比32.6%の増加金融ビジネス収入は、主にソニー生命の増収により、前年度比32.6%増加して7,432億円となりました。ソニー

生命の収入は、前年度比1,708億円、36.0%増加して6,450億円となりました。これは主に日本の株式市況が好

転した影響などによる運用損益の改善、および保有契約高の堅調な推移による保険料収入の増加によるものです。

営業利益(1,883億円) 前年度比239.4%の増加営業利益は、主としてソニー生命において一般勘定の運用損益が大幅に改善したことから、前年度比1,328億円、

239.4%増加して1,883億円となりました。これは日本の株式市況の好転により転換社債の株式転換権の評価損

益が改善したことなどによります。ソニー生命の営業利益は、前記の要因により、前年度比1,274億円、208.8%

増加して1,884億円となりました。

(注)ソニー生命の収入および営業利益は、米国会計原則に則って算出されています。したがって、ソニー生命が国内の会計原則に則って個別に開示している業績とは異なります。

爲 2005 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.

HITCH(邦題:最後の恋のはじめ方)

FUN WITH DICK AND JANE(邦題:ディック&ジェーン 復讐は最高!)

爲 2005 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved. ソニー生命ライフプランナーによるコンサルティング

ソニー損保ホームページ http://www.sonysonpo.co.jp

Page 7: マネジメント・メッセージ - SonySCNの持分法適用会社である譁ディー・エヌ・エーにつき66億円 を、それぞれ計上しました。(注1)ビジネス別および地域別の売上高構成比は、外部顧客に対する売上高にもとづいて算出したものです。

1110

(3)ソニーグループの設備投資および資金調達の状況当年度の設備投資額は3,843億47百万円(前年度比7.7%増加)で、主として半導体をはじめとする製造設

備の増強に対して行いました。これら設備投資の所要資金は、自己資金によりまかないました。資金調達については、債務償還資金に充当するため2005年9月に3種類の普通社債(総額1,200億円)、また2006年度分の償還資金目的として2006年2月に3種類の普通社債(総額1,000億円)をそれぞれ発行しました。普通社債の内容については、後記「2.(4)株式、新株予約権および社債の状況」に記載のとおりです。

(4)ソニーグループの対処すべき課題ソニーを取り巻く事業環境については、多くのビジネス分野において競争が激化しており、引き続き厳しい状

況が続くものと予想されます。このような状況の下、「市場での競争に勝ち抜くことができる、より力強い、集中力を高めた企業体」である

新しいソニーを作るための変革の第一歩として、2005年9月に中期経営方針(2005年度~2007年度)を発表しました。2007年度に連結営業利益率5%を達成することを目標に掲げ、エレクトロニクス、ゲーム、エンタテインメントの3つのコアビジネスに経営資源を集中するとともに、エレクトロニクス事業の復活を最重要課題として、競争力向上と経営体質強化に向けた以下の諸施策を着実に実行してまいります。まず、緊急に取り組まなくてはならない課題がテレビビジネスの再建です。2005年度のテレビビジネスは、

フラットパネルテレビ市場における厳しい価格競争により損失を計上しましたが、ソニーが注力する液晶テレビにおいては、昨年「BRAVIA<ブラビア>」という新しいブランドを立ち上げ、2005年10月~12月期に全世界でトップクラスのシェアを獲得するなど非常によいスタートを切りました。引き続き収益改善に向け、ブラウン管テレビの製造拠点の集約や基本設計体制の一極集中化などの施策を推進し、2006年度下期にテレビビジネス全体で黒字化をめざします。次に、デジタル時代の厳しい競争の中で、効率のよい、スピード経営を実現するため、カンパニー制を廃止し、

集中する事業領域を明確化した事業本部制を導入すると同時に、全社横断的な機能の強化を図りました。具体的には、商品戦略、技術、資材調達、生産、販売・マーケティングの重要領域において、横断的な連携の仕組みを強化し、製品分野を超えた意思決定の迅速化、全体最適化を進めています。また、これらに加えて、不採算事業・非戦略事業の収束、製品モデル数の削減、製造拠点の統廃合などを軸と

する構造改革の推進により、2,000億円のコスト削減を実施します。すでに収益性・成長性・戦略性の3つの観点から15の事業領域を抽出し、これらの領域において事業の収束・縮小や他社との業務・資本提携などの施策を推進しています。一方、成長戦略として、ソニーはHD(High Definition=高精細、以下「HD」)関連機器およびモバイル商

品群に経営資源を集中するとともに、これら商品の差異化の源泉となる半導体・デバイスの開発に注力します。HD分野では、ソニーはその持てる技術力を最大限に活かせるポジションにあり、放送業務用から民生用に至る幅広い機器群に加え、豊富なコンテンツをともに提供できる世界唯一の企業として、HD関連ビジネスを今後の収益の柱として拡大させていきます。また、HDビジネスの成長拡大のドライバーと期待されるブルーレイディスクドライブを搭載した、次世代コンピュータエンタテインメントシステム「プレイステーション 3」を2006年11月上旬に発売する予定ですが、エレクトロ二クス、エンタテインメントとの連携を強化し、ソニーグループの総力を結集して、ビジネスの円滑な立ち上げに努めます。ソニーは、掲げた目標の進捗については、株主の皆様にもよくご理解いただけるよう、四半期ごとに公表して

いきます。2005年度末現在では予定通り進捗していますが、2007年度に向けてこれらの施策を着実に実行し、ソニーグループ全体の収益力の向上に全力を挙げて取り組んでまいります。

■その他

売上高/営業利益

※セグメント間取引を含む

2005年度 0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

0

50

100

150

200

250 (億円) (億円)

2004年度

売 上 高(左軸) 営業利益(右軸)

音楽ビジネス以外は、前年度に比べて増収となりました。主な増収事業は、アニメーション作品の制作・販売事業、

SCNおよびその子会社、ならびに輸入生活用品小売事業などです。

営業利益(162億円) 前年度比286.4%の増加営業利益は、前年度から120億円増加して162億円になりました。これは主として、前記のとおり合弁会社ソニ

ーBMGの一部になったSMEIの音楽制作事業が前年度に損失を計上していたこと、および引き続き好調なSMEJの

業績によります。SMEJの営業利益は、前年度に比べて大幅に増加しました。これは主として、原価率の改善、お

よび厚生年金基金の代行部分のうち過去分の返上にともなう利益によります。

音楽ビジネス以外では、ソニー譁におけるネットワーク関連事業において経費を削減したものの、主として米国の

娯楽施設売却にともなう資産の除売却損により、損失を計上しました。

売上高(4,089億円) 前年度比11.1%の減少その他の売上高は、前年度比11.1%減少しました。

前年度の売上高にはSMEIの音楽制作事業が4カ月分含ま

れていましたが、SMEIの音楽制作事業は前記のとおり

ベルテルスマン社の音楽制作事業と統合され、持分法適

用合弁会社ソニーBMGの一部になりました(5頁の注

参照)。

SMEJの売上高は、前年度に比べてほとんど変わりませ

んでした。当年度の売上に貢献した作品は、平井堅の

「Ken Hirai 10th Anniversary Complete Single

Collection '95-'05“歌バカ”」、ORANGE RANGE

の「ИATURAL」、および中島美嘉の「BEST」などです。

平井 堅ソニーコミュニケーションネットワーク譁So-net ブロードバンドのキャンペーン

Page 8: マネジメント・メッセージ - SonySCNの持分法適用会社である譁ディー・エヌ・エーにつき66億円 を、それぞれ計上しました。(注1)ビジネス別および地域別の売上高構成比は、外部顧客に対する売上高にもとづいて算出したものです。

1312

7,496,391

98,902

144,067

88,511

95.97

87.00

(41.80)

378,264

514,483

9,090,662

2,378,002

2,563.67

25.0

162,000

売上高および営業収入

営 業 利 益

税 引 前 利 益

当 期 純 利 益

普通株式:

基本的1株当り当期純利益

希薄化後1株当り当期純利益

子会社連動株式:

基本的1株当り当期純利益(損失)

設 備 投 資 額

研 究 開 発 費

総 資 産

純 資 産

普通株式:

1 株 当 り 純 資 産

1 株 当 り 配 当 金

従 業 員 数

20,000

40,000

60,000

80,000

売上高

20022001

営業利益

0

(億円)

500

1,000

1,500

2,000

20012003 20022004 2005 2003 2004 2005

0

(億円)

7,578,258

134,631

92,775

15,310

16.72

16.67

(15.87)

326,734

433,214

8,185,795

2,370,410

2,570.31

25.0

168,000

7,473,633

185,440

247,621

115,519

125.74

118.21

(41.98)

261,241

443,128

8,370,545

2,280,895

2,466.81

25.0

161,100

7,159,616

113,919

157,207

163,838

175.90

158.07

17.21

356,818

502,008

9,499,100

2,870,338

2,872.21

25.0

151,400

7,475,436

191,255

286,329

123,616

122.58

116.88

384,347

531,795

10,607,753

3,203,852

3,200.85

25.0

158,500

当期純利益

500

1,000

1,500

2,000

2001 2002 2003 2004 2005

0

(億円)

2002年度

( )2002年4月1日から2003年3月31日まで

2003年度

( )2003年4月1日から2004年3月31日まで

2004年度

( )2004年4月1日から2005年3月31日まで

2005年度(当年度)

( )2005年4月1日から2006年3月31日まで

(百万円)

(百万円)

(百万円)

(百万円)

(円)

(円)

(円)

(百万円)

(百万円)

(百万円)

(百万円)

(円)

(円)

(名)

連結業績に関する注記1.当年度末の連結子会社(変動持分事業体を含む)は936社、持分法適用会社は58社です。

2.過年度の金額は当年度の表示に合わせて組み替え再表示されています。

3.当年度の米ドルに対する平均円レートは112.3円、ユーロに対する平均円レートは136.3円と前年度の為替レートに比べそれぞれ5.1%の円安、2.0%の円安となりました。文中に記載されている前年度の為替レートを適用した場合のビジネスの状況は、円と現地通貨の間に為替変動がなかったものと仮定して、前年度の月別平均円レートを当年度の月別現地通貨建て売上、売上原価、販売費・一般管理費に適用して試算した売上高および営業利益の増減状況を表しています。なお、前年度の為替レートを適用した場合の業績は、ソニーの連結財務諸表には反映されておらず、米国会計原則にも則っていません。またソニーは、前年度の為替レートを適用した場合の業績開示が米国会計原則にもとづく開示に代わるものとは考えていません。しかし、ソニーは、この開示が投資家の皆様にソニーのビジネス状況に関する有益な追加情報を提供するものと考えています。

4.2004年8月1日付で、ソニーとベルテルスマン社はそれぞれの音楽制作事業を合弁会社として統合しました。この合弁会社設立に関連して、これまで音楽分野に含まれていた海外のディスク製造・物流事業をエレクトロニクス分野の「その他」部門に移管しました。また、2005年4月1日より、これまで音楽分野に含まれていた国内のディスク製造事業についても同様に移管しました。前年度のエレクトロニクス分野の業績は、これらの組み替えに合わせて再表示されています。これらの変更の結果、音楽分野は独立した報告対象セグメントとする重要性の基準を満たさなくなりました。2005年4月1日より、音楽分野の業績はその他の中に含められています。したがって、エレクトロニクス分野とその他の前年度の実績は新区分に合わせて組み替え再表示されています。

5.2004年7月、ゲーム分野に含まれていた譁ソニー・コンピュータエンタテインメントの半導体製造部門は、エレクトロニクス分野の「半導体」部門に移管されました。これにともない、エレクトロニクス分野において新たな売上および費用が発生しています。なお、移管された半導体製造部門は、ゲーム分野の中で一つの独立事業としては運営されていなかったため、前年度については比較可能な数字が実務的に入手不可能であり組み替え再表示をしていません。

6.当年度より、エレクトロニクス分野の製品部門区分を一部見直しました。主要製品         旧製品区分  新製品区分業務用プロジェクター   「テレビ」→「情報・通信」

7.普通株式と子会社連動株式のそれぞれについて、米国財務会計基準書 (以下「基準書」) 第128号「1株当り利益」にもとづき、1株当り情報を計算・表示していました。子会社連動株式の保有者(以下「子会社連動株主」)は、普通株式の保有者とともに利益に参加する権利を有するものとみなされていたため、同基準書にもとづき2種方式を適用していました。2種方式のもとでは、普通株式および子会社連動株式の基本的1株当り利益は、それぞれに配分される利益を各算定期間に流通する加重平均株式数で除して計算されていました。子会社連動株式に配分される利益は、SCNの配当可能利益または繰越損失の増減額のうち、子会社連動株主に帰属する部分として計算されていました。2005年10月26日開催の当社取締役会において、子会社連動株式を当社普通株式に一斉転換する方法にて終了させることを決議し、2005年12月1日に実施しました。そのため、2005年度において子会社連動株式の1株当り利益の計算は行っていませんが、2005年度の普通株式の1株当り利益は、2005年11月30日に終了する8ヵ月間における子会社連動株式に配分される利益を控除して計算しています。

2001年度

( )2001年4月1日から2002年3月31日まで

(注)2002年度において当期純利益が大幅に増加したのは、営業利益の増加に加え、持分法適用会社であった米国のスペイン語番組制作・放送グループの株式を売却したことによる売却益665億円を計上したことなどによるものです。

2003年度において営業利益が減少したのは、主としてエレクトロニクス分野において退職関連費用を中心に構造改革費用が増加したことによるものです。

2004年度において当期純利益が大幅に増加したのは、映画分野が好調な業績を収めたことに加え、持分法による投資利益(純額)が増加したことなどによるものです。

2005年度(当年度)については、前記「(1)ソニーグループの全般的な営業の状況」に記載のとおりです。

(5)ソニーグループおよび当社の営業成績および財産の状況の推移

連 結(ソニーグループ)

Page 9: マネジメント・メッセージ - SonySCNの持分法適用会社である譁ディー・エヌ・エーにつき66億円 を、それぞれ計上しました。(注1)ビジネス別および地域別の売上高構成比は、外部顧客に対する売上高にもとづいて算出したものです。

1514

2001年度

( )2001年4月1日から2002年3月31日まで

2002年度

( )2002年4月1日から2003年3月31日まで

2003年度

( )2003年4月1日から2004年3月31日まで

2004年度

( )2004年4月1日から2005年3月31日まで

2005年度(当年度)

( )2005年4月1日から2006年3月31日まで

売 上 高

営 業 利 益 ( 損 失 )

経 常 利 益 ( 損 失 )

当 期 純 利 益 ( 損 失 )

1株当り当期純利益(損失)

配 当 性 向

総 資 産

純 資 産

1 株 当 り 純 資 産

従 業 員 数

2,644,195

(52,994)

(6,122)

29,635

32.22

77.6

3,602,269

1,871,124

2,024.10

17,090

(百万円)

(百万円)

(百万円)

(百万円)

(円)

(%)

(百万円)

(百万円)

(円)

(名)

2,526,264

(136,644)

(29,525)

(4,868)

(5.46)

3,529,749

1,824,770

1,968.62

17,159

2,814,577

(139,709)

(68,758)

(98,530)

(106.55)

3,695,642

1,726,303

1,856.37

17,672

2,895,413

(64,622)

45,755

56,656

60.81

42.4

3,684,545

2,042,798

2,040.32

15,892

3,179,579

(15,590)

18,661

34,478

34.55

72.4

3,654,062

2,079,196

2,077.25

16,194

(注1)1株当り当期純利益(損失)および1株当り純資産は、2002年度より「1株当たり当期純利益に関する会計基準」(企業会計基準第2号)および「1株当たり当期純利益に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第4号)を適用して算定しています。なお、同会計基準および適用指針を2001年度以前に適用して算定した場合に与える影響は軽徴です。

(注2)2002年度および2003年度の配当性向は、当期純利益が計上されていませんので記載していません。(注3)2001年度および2002年度において営業損失を計上したのは、当該年度の売上高の減少および価格競争の激化にともなう原価率の悪化などによるものです。

(注4)2003年度において当期純損失が大幅に拡大したのは、円高にともなう輸出採算の悪化および研究開発費の増加に加え、早期退職制度等を通じた人員の最適化の実施により大幅な特別損失を計上したことなどによるものです。

(注4)2004年度において損益が大幅に改善したのは、原価削減を中心とした合理化の効果に加え、厚生年金基金代行部分返上益を計上したことなどによるものです。

(注4)2005年度(当年度)については、為替によるプラスの影響に加え、液晶テレビの販売好調などにより増収となりましたが、主として子会社からの受取配当金の大幅な減少などにより、経常利益、純利益ともに前年度を下回りました。

2. 会社の概況(2006年3月31日現在)

(1)ソニーグループの主要な事業内容

ソニーグループは、エレクトロニクス、ゲーム、映画、金融分野およびその他の事業から構成されており、ビ

ジネスセグメント情報は当該区分により作成されています。エレクトロニクス分野では主として音響・映像・情

報・通信関係の各種電子・電気機械器具・電子部品の設計・開発・製造・販売、ゲーム分野では主としてゲーム

機およびゲームソフトの設計・開発・制作・販売、映画分野では主として映画・テレビ番組の企画・製作・配給、

金融分野では主として個人生命保険・損害保険ビジネス、リースおよびクレジットファイナンス事業、銀行業、

その他では主として音楽ソフトなどの企画・制作・製造・販売、インターネット関連サービスを含むネットワー

クサービス事業、アニメーション作品の制作・販売事業、輸入生活用品小売事業、広告代理店事業などを行って

います。

各分野の主要製品または事業内容は次のとおりです。

ゲ ー ム

エレクトロニクス

オ ー デ ィ オ

ビ デ オ

テ レ ビ

情 報 ・ 通 信

半 導 体

コ ン ポ ー ネ ン ト

そ の 他

家庭用ゲーム機、ソフトウェア

映画、テレビ番組、デジタルエンタテインメント事業

生命保険、損害保険、リースおよびクレジットファイナンス事業、銀行

音楽ソフトウェア、インターネット関連サービス事業、アニメーション作品の制作・販売事業、輸入生活用品小売事業、広告代理店事業、その他の事業

家庭用オーディオ、携帯型オーディオ、カーオーディオ、カーナビゲーションシステム

ビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、ビデオデッキ、DVDビデオプレーヤー/レコーダー

ブラウン管テレビ、プロジェクションテレビ、液晶テレビ、コンピューター用ディスプレイ、デジタル放送受信システム

パーソナルコンピューター、プリンターシステム、携帯情報端末、放送用・業務用オーディオ/ビデオ/モニター、その他の業務用機器

LCD、CCD、その他の半導体

光学ピックアップ、電池、オーディオ/ビデオ/データ記録メディア、データ記録システム

上記カテゴリーに含まれない製品やサービス

映     画

金 融

そ の 他

ビジネス分野 主 要 製 品 ま た は 事 業 内 容

単 独(ソニー譁)

Page 10: マネジメント・メッセージ - SonySCNの持分法適用会社である譁ディー・エヌ・エーにつき66億円 を、それぞれ計上しました。(注1)ビジネス別および地域別の売上高構成比は、外部顧客に対する売上高にもとづいて算出したものです。

130,800

1716

(2)ソニーグループの主要な事業拠点

本社:ソニー譁〔東京都品川区〕

エレクトロニクス分野ソニーイーエムシーエス譁〔東京都品川区〕ソニーセミコンダクタ九州譁〔福岡県福岡市〕ソニーマーケティング譁〔東京都港区〕Sony Electronics Inc.〔米国〕Sony France S.A.〔フランス〕Sony Deutschland G.m.b.H.〔ドイツ〕Sony United Kingdom Ltd.〔英国〕Sony Electronics Asia Pacific Pte. Ltd.〔シンガポール〕Sony EMCS (Malaysia) Sdn. Bhd.〔マレーシア〕

ゲーム分野譁ソニー・コンピュータエンタテインメント〔東京都港区〕Sony Computer Entertainment America Inc.〔米国〕Sony Computer Entertainment Europe Ltd.〔英国〕

映画分野譁ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント〔東京都中央区〕Sony Pictures Entertainment Inc.〔米国〕

金融分野ソニー生命保険譁〔東京都港区〕ソニー損害保険譁〔東京都大田区〕ソニー銀行譁〔東京都港区〕譁ソニーファイナンスインターナショナル〔東京都港区〕

その他譁ソニー・ミュージックエンタテインメント〔東京都千代田区〕ソニーコミュニケーションネットワーク譁〔東京都品川区〕譁アニプレックス〔東京都千代田区〕譁ソニープラザ〔東京都港区〕譁フロンテッジ〔東京都港区〕

(3)ソニーグループの従業員の状況

(注)従業員数は百人未満を四捨五入して記載しています。

ビ ジ ネ ス 分 野 従 業 員 数

エ レ ク ト ロ ニ ク ス

金 融 6,500

ゲ ー ム 4,700

そ の 他

全    社   (共    通)

7,400

2,200

映 画 6,900

前 年 度 末 比

+ 7,200

- 300

+ 400

- 1,500

+ 300

+ 1,000

合 計 158,500 + 7,100

(4)株式、新株予約権および社債の状況

発行株式数および株主数

普 通 株 式子会社連動株式

合     計

会社が発行する株式の総数

3,500,000,00096,900,531

3,596,900,531(前年度末比 3,099,469株減少)

1,001,679,664―

1,001,679,664(前年度末比 1,396,451株増加)

718,449―

718,449(前年度末比 64,814名減少)

発行済株式の総数 株 主 数

(注1)会社が発行する株式総数の減少は、2005年12月1日付をもって行いました子会社連動株式(3,099,469株)の普通株式への一斉転換によるものです。(注2)発行済株式総数の増加は、子会社連動株式の一斉転換にともなう新株式発行(3,452,808株)ならびに当年度中の転換社債の転換、新株引受権付社債の新株

引受権および新株予約権の行使によるものです。

株 株 名

大株主(上位10名)

従業員数は、日本、北米、欧州、東南アジア地域で構造改革にともなう削減を実施した一方で、東アジア地域の製造拠点において大幅に増加した結果、前年度末に比べ約7,100名増加し、約158,500名となりました。

名 名

14.5

4.2

4.0

3.7

2.8

1.7

1.2

0.9

0.8

0.8

(注1)ADR(米国預託証券)の受託機関であるJPMorgan Chase Bankの株式名義人です。(注2)主として欧米の機関投資家の所有する株式の保管業務を行うとともに、当該機関投資家の株式名義人となっています。(注3)各社の所有株式は、すべて各社が証券投資信託等の信託を受けている株式です。

大 株 主 名

M o x l e y a n d C o m p a n y

The Chase Manhattan Bank, N.A. London

日本トラスティ・サービス信託銀行譁(信託口)

日本マスタートラスト信託銀行譁(信託口)

State Street Bank and Trust Company

State Street Bank and Trust Company 505103

住 友 信 託 銀 行 譁(信託B口)

三 菱 U F J 信 託 銀 行 譁(信託口)

㈱ 三 井 住 友 銀 行

BNP Paribas Arbitrage, S.N.C.

% 千株 %

持株比率所有株式数当社の当該株主への出資状況

所有株式数 出資比率

145,074

41,780

39,716

36,847

28,016

17,302

11,565

9,190

8,384

8,320

千株

(注1)

(注2)

(注3)

(注3)

(注2)

(注2)

(注3)

(注3)

(注2)

Page 11: マネジメント・メッセージ - SonySCNの持分法適用会社である譁ディー・エヌ・エーにつき66億円 を、それぞれ計上しました。(注1)ビジネス別および地域別の売上高構成比は、外部顧客に対する売上高にもとづいて算出したものです。

1918

新株予約権の状況

(注1)第1回から第11回までの新株予約権は、いずれもストック・オプション付与を目的として無償にて発行したものです。(注2)第2回、第5回および第8回の子会社連動株式新株予約権は、いずれも全て行使されました。(注3)転換社債型新株予約権付社債(発行総額2,500億円)の新株予約権は、社債からの分離譲渡はできず、かつ新株予約権が行使されると代用払込により社債は消

滅し、社債と新株予約権が相互に密接に関連することを考慮し、また、新株予約権の価値と、社債の利率、発行価額等のその他の発行条件により得られる経済的な価値とを勘案して、その発行価額を無償としたものです。

発行年月日(権利行使期限)

新株予約権の   数

目的となる株 式 の 数

新株予約権の行使時の1株当り払込金額

新株予約権行 使 率

第 1 回 普 通 株 式新 株 予 約 権

第 3 回 普 通 株 式新 株 予 約 権

第 4 回 普 通 株 式新 株 予 約 権

第 6 回 普 通 株 式新 株 予 約 権

第 7 回 普 通 株 式新 株 予 約 権

第 9 回 普 通 株 式新 株 予 約 権

第10回 普 通 株 式新 株 予 約 権

第11回 普 通 株 式新 株 予 約 権

転 換 社 債 型新株予約権付社債

2002年12月9日(2012年12月8日)

2003年3月31日(2013年3月31日)

2003年11月14日(2013年11月13日)

2004年3月31日(2014年3月31日)

2004年11月18日(2014年11月17日)

2005年3月31日(2015年3月31日)

2005年11月17日(2015年11月16日)

2005年11月17日(2015年11月17日)

2003年12月18日(2008年12月4日)

11,957

12,000

13,304

11,510

14,242

10,094

11,241

13,675

50,000

個 株

1,195,700

1,200,000

1,330,400

1,151,000

1,424,200

1,009,400

1,124,100

1,367,500

44,603,033

5,396.0

36.57

4,101.0

40.90

3,782.0

40.34

4,060.0

34.14

5,605.0

0.4

17.1

4.8

5.9

0

0

0

0

0

円 %

米ドル

米ドル

米ドル

米ドル

株式の所有者別状況

外国人 金融機関 個人・その他 一般法人 証券会社

2003年度

2004年度

39.4% 20.7% 34.0% 4.8% 1.1%

48.1% 17.2% 30.0% 1.0% 3.7%

2005年度 50.1% 18.5% 27.0% 0.9% 3.5%

外 国 人

金 融 機 関

個 人 ・ そ の 他

一 般 法 人

証 券 会 社

合 計

2003年度(2004年3月31日現在)

2005年度(当年度)(2006年3月31日現在)

366,289,954

192,651,120

316,428,972

44,113,525

10,006,709

929,490,280

1,444

386

823,335

5,726

97

830,988

2004年度(2005年3月31日現在)

480,990,694

172,413,987

300,072,586

37,334,315

9,471,631

1,000,283,213

1,409

350

776,192

5,240

72

783,263

502,219,220

184,831,560

270,118,452

35,031,017

9,479,415

1,001,679,664

1,375

293

712,033

4,650

98

718,449

株 名 株 名 株 名

自己株式の取得、処分等および保有の状況

漓取得株式

普通株式 89,449株

子会社連動株式 69株

取得価額の総額 394百万円(注)株主からの単元未満株式の買取によって取得したものです。

滷処分株式

普通株式 16,877株

処分価額の総額 70百万円(注)株主からの単元未満株式の買増請求により処分したものです。

澆失効手続きをした株式

該当ありません。

潺決算期における保有株式

普通株式 740,888株

Page 12: マネジメント・メッセージ - SonySCNの持分法適用会社である譁ディー・エヌ・エーにつき66億円 を、それぞれ計上しました。(注1)ビジネス別および地域別の売上高構成比は、外部顧客に対する売上高にもとづいて算出したものです。

2120

社債の状況

発 行 年 月 日 年限 利率 発 行 総 額 転 換 価 額社債残高(転換率)

米 貨 建 転 換 社 債

米 貨 建 転 換 社 債

米 貨 建 転 換 社 債

米 貨 建 転 換 社 債

2000年4月17日

2001年4月16日

2001年12月17日

2002年4月15日

10

10

5

10

0

0

0

0

% 千米ドル

57,331

77,056

57,307

67,297

13,220.0

8,814.0

5,952.23

6,931.0

円 千米ドル

発 行 年 月 日 年限 利率 発 行 総 額 行 使 価 額新株引受権未行使額(行使率)

第 10 回 無 担 保新 株 引 受 権 付 社 債

第 13 回 無 担 保新 株 引 受 権 付 社 債

第 14 回 無 担 保新 株 引 受 権 付 社 債

2000年10月19日

2001年12月21日

2001年12月21日

6

6

6

1.55

0.9

0.9

% 百万円

12,000

7,300

150

12,457.0

6,039.0

2,962.3

円 百万円

46,276(0%)

49,273(0%)

32,728(41.5%)

39,067(0%)

発 行 年 月 日 年限 利率 発 行 総 額 社 債 残 高

第7回2号無担保普通社債

第8回2号無担保普通社債

第 9 回 無 担 保 普 通 社 債

第11回 無 担 保 普 通 社 債

第12回 無 担 保 普 通 社 債

第15回 無 担 保 普 通 社 債

第16回 無 担 保 普 通 社 債

第17回 無 担 保 普 通 社 債

第18回 無 担 保 普 通 社 債

第19回 無 担 保 普 通 社 債

第20回 無 担 保 普 通 社 債

2000年7月26日

2000年7月26日

2000年9月13日

2001年9月17日

2001年9月17日

2005年9月8日

2005年9月8日

2005年9月8日

2006年2月28日

2006年2月28日

2006年2月28日

7

10

10

5

10

5

7

10

4

7

10

1.99

変動

2.04

0.64

1.52

0.80

1.16

1.57

1.01

1.52

1.75

% 百万円

15,000

5,000

50,000

100,000

50,000

50,000

40,000

30,000

40,000

35,000

25,000

百万円

15,000

4,900

50,000

100,000

50,000

50,000

40,000

30,000

40,000

35,000

25,000 11,490(0%)

6,920(0%)

─(100%)

(5)主要な借入先

借   入   先

Sony Global TreasuryServices plc.〔英国〕

借 入 金 残 高

21,473 ――

借入先が有する当社の株式数

(注)Sony Global Treasury Services plc. は、ソニーグループの為替・資金取引を集約することを目的として設立された当社全額出資子会社(間接所有)です。

百万円

〔転換社債〕 〔普通社債〕

〔新株引受権付社債〕

(注)米貨建転換社債は、いずれも株価連動型のインセンティブ・プランとして米国の関係会社の役員・幹部社員に対し割り当てることを目的として発行したものです。なお、転換率が0%の米貨建転換社債は、失権分としてその一部を買入消却したことにともない、発行総額と社債残高がそれぞれ一致していません。

(注1)新株引受権付社債は、いずれも株価連動型のインセンティブ・プランとして同社債の新株引受権部分を当社取締役等(第14回無担保新株引受権付社債についてはソニーコミュニケーションネットワーク譁の取締役等)に対し支給することを目的として発行したものです。なお、第10回および第13回の無担保新株引受権付社債については、行使率はいずれも0%ですが、失権分として新株引受権の一部を消却したことにともない、発行総額と新株引受権未行使額がそれぞれ一致していません。

(注2)第7回無担保新株引受権付社債(40億円)は、2005年8月23日に満期償還されました。

(注1)2号無担保普通社債は、いずれもアイワ㈱の吸収合併にともない承継したものです。なお、第8回2号無担保普通社債については、額面総額1億円が買入消却されています。

(注2)第8回2号無担保普通社債の利率は、20年物スワップレートから2年物スワップレートを差し引き1.00%を加えた利率(ただし、計算の結果がゼロを下回る場合には0%)となります。

(注3)第8回無担保普通社債(1,000億円)および第6回2号無担保普通社債(150億円)は、2005年9月13日および10月21日にそれぞれ満期償還されました。

Page 13: マネジメント・メッセージ - SonySCNの持分法適用会社である譁ディー・エヌ・エーにつき66億円 を、それぞれ計上しました。(注1)ビジネス別および地域別の売上高構成比は、外部顧客に対する売上高にもとづいて算出したものです。

22

企業結合の成果

当年度の連結業績の概要については、前記「1.(1)ソニーグループの全般的な営業の状況」に記載のとおりです。

企業結合の経過

漓㈱ウェブポケットは、パーソナルストレージ需要の高まりに対応したストレージ事業の拡大強化と、グループ

内のストレージ機能集約による収益性改善を図るため、2005年7月1日に会社分割を実施し、同社の商号を

㈱ダブリュピーに変更するとともに、業務を継承する新会社を設立しました。また、㈱ダブリュピーが保有す

る新会社の株式を直接保有し、ソニーグループ全体の中でストレージ事業の連携・強化を図るため、同年10月

1日を合併期日として同社を吸収合併しました。

滷ソニーコミュニケーションネットワーク㈱は、2005年12月20日に、株式を㈱東京証券取引所マザーズに

上場しました。また、株式上場の際に実施した公募新株式発行および株式の売出しにともない、当社の出資比

率は60.1%(間接所有を含む)となりました。

澆2006年2月、リテール事業群の事業価値の最大化を実現するため、当該リテール事業群を傘下におく持株会

社を新設し、そのファイナンシャルパートナーとして日興プリンシパル・インベストメンツ㈱に当該持株会社

の51%の株式を譲渡することで同社と基本合意しました。

リテール事業群の対象企業は、㈱ソニープラザ、㈱ソニー・ファミリークラブ、㈱B&Cラボラトリーズ

(㈱CPコスメティクスを含む)、マキシム・ド・パリ㈱および㈱ライフネオです。

前記持株会社設立に関連して、㈱ソニー・カルチャーエンタテインメントは、当年度末後の2006年5月17日

に会社分割を実施し、同社の商号を㈱エスシーユーに変更するとともに、リテール系事業とリテール系事業以

外をそれぞれ統括する2子会社を設立する予定です。また、同日付で、当社は、㈱エスシーユーが保有する

2子会社の株式を直接保有するため、同社を吸収合併する予定です。

潺光ディスクドライブ事業を一層強化し、信頼性の高い製品を家電やパソコンメーカーにタイムリーに提供する

ため、当年度末後の2006年4月1日を分割期日として、当社と日本電気㈱の光ディスクドライブ製品に関す

る営業を会社分割し、ソニーNECオプティアーク㈱を設立しました。

(6)企業結合の状況 重要な子法人等の状況

会    社    名 資 本 金 出 資 比 率 主 要 な 事 業 内 容

ソニーイーエムシーエス㈱ 6,741 100.0 電子機器の設計・製造・販売

ソニーマーケティング㈱ 8,000 100.0 電子機器の販売

㈱ソニー・コンピュータエンタテインメント 1,933 100.0 家庭用ゲーム機・ソフトウェアの企画・開発・製造・販売

ソニー生命保険㈱ 65,000 100.0(注)

Sony Americas Holding Inc.〔米国〕 10 100.0

Sony Electronics Inc.〔米国〕 570 100.0(注)

Sony Computer Entertainment America Inc.〔米国〕 100 100.0(注)

Sony Pictures Entertainment Inc. 〔米国〕 110 100.0(注)

Sony Europe Holding B.V. 〔オランダ〕 363,024 100.0

Sony Europe G.m.b.H. 〔ドイツ〕 1,023 100.0(注)

Sony Computer Entertainment Europe Ltd.〔英国〕 75,077 100.0(注)

Sony Global Treasury Services plc.〔英国〕 8,073 100.0(注)

Sony Holding (Asia) B.V. 〔オランダ〕 181,512 100.0

Sony Electronics Asia Pacific Pte. Ltd. 〔シンガポール〕 117 100.0

日本における生命保険および生命保険の再保険の事業

米国の関係会社に出資する持株会社

Sony Corporation of America〔米国〕 11,316 100.0(注) 米国を主とする関係会社の管理

電子機器の製造・販売

家庭用ゲーム機の販売およびソフトウェアの企画・開発・製造・販売映画・テレビ番組の企画・製作・配給

欧州の関係会社に出資する持株会社

欧州の関係会社の管理

家庭用ゲーム機の販売およびソフトウェアの企画・開発・製造・販売ソニーグループの為替・資金取引の集約・一元管理アジアの関係会社に出資する持株会社

電子機器のマーケティング

百万円

百万円

ソニーセミコンダクタ九州㈱ 24,250 100.0 半導体の設計・製造・販売百万円

百万円

㈱ソニー・ミュージックエンタテインメント 100 100.0 音楽・映像ソフトウェア等の企画・制作・製造・販売

百万円

ソニーフィナンシャルホールディングス㈱ 5,500 100.0 日本における生命・損保・銀行事業の経営管理

百万円

百万円

千米ドル

百万米ドル

米ドル

Sony DADC US Inc.〔米国〕 100 100.0(注) ゲーム・音楽・映像ソフトウェアの製造

米ドル

米ドル

米ドル

千ユーロ

千ユーロ

千ユーロ

千米ドル

千ユーロ

千米ドル

23

重要な持分法適用会社の状況

会    社    名 資 本 金 出 資 比 率 主 要 な 事 業 内 容

エスティ・エルシーディ譁 23,000 50.0 液晶表示装置の製造・販売

InterTrust Technologies Corporation〔米国〕

MGM Holdings, Inc.〔米国〕

1 49.5(注)

45.0(注)

デジタル著作権保護技術に関する知的財産権の開発・許諾映画・テレビ番組の企画・製作・配給

百万円

米ドル

5,305千米ドル

SONY BMG MUSIC ENTERTAINMENT〔米国〕 53,517 50.0(注) 音楽・映像ソフトウェア等の企画・制作・販売

千米ドル

Sony Ericsson Mobile Communications AB〔スウェーデン〕 100,000 50.0 携帯電話端末の企画・開発・製造・

販売千ユーロ

S-LCD Corporation〔韓国〕 2,100,000 50.0(注) 液晶表示装置の製造・販売百万韓国ウォン

(注)間接所有を含む比率です。

(注)間接所有を含む比率です。

Page 14: マネジメント・メッセージ - SonySCNの持分法適用会社である譁ディー・エヌ・エーにつき66億円 を、それぞれ計上しました。(注1)ビジネス別および地域別の売上高構成比は、外部顧客に対する売上高にもとづいて算出したものです。

24

取締役

(7)取締役および執行役

氏    名 主   な   職   業

Howard Stringer(ハワード・ストリンガー)

中 鉢 良 治

井 原 勝 美

* 岡 田 明 重

* 河 野 博 文

* 小 林 陽太郎

* 橘・フクシマ・咲江

* 宮 内 義 彦

* 山 内 悦 嗣

* Peter Bonfield(ピーター・ボンフィールド)

* 住 田 笛 雄

Goran Lindahl(ヨーラン・リンダール)

当社代表執行役 会長

当社代表執行役 社長

当社代表執行役 副社長

㈱三井住友銀行特別顧問

JFEスチール㈱専務執行役員

富士ゼロックス㈱取締役会長

Korn/Ferry International日本担当代表取締役社長

オリックス㈱取締役 兼 代表執行役会長・グループCEO

㈱三井住友フィナンシャルグループ取締役

Telefonaktiebolaget LM Ericsson取締役

住田会計事務所長

LivSafe Group会長 兼 CEO、INGKA Holding B.V.取締役

執行役

氏    名 担 当

* Howard Stringer(ハワード・ストリンガー)* 中 鉢 良 治* 井 原 勝 美大根田 伸 行木 村 敬 治Nicole Seligman(ニコール・セリグマン)中 川   裕

CEO

エレクトロニクスCEO

資材戦略・テレビ・ビデオ事業担当

CFO

技術戦略担当

ジェネラル・カウンセル

商品戦略・デジタルイメージング事業・オーディオ事業担当

役    位

代表執行役 会長

代表執行役 社長

代表執行役 副社長

執 行 役 EVP

執 行 役 EVP

執 行 役 EVP

執 行 役 EVP

(注1)*は取締役を兼務する者です。(注2)当年度中に退任いたしました執行役は次のとおりです。

(注1)*は商法第188条第2項第7号ノ2に定める社外取締役であって当社の執行役でない者です。(注2)当年度中に退任いたしました取締役は次のとおりです(いずれも2005年6月22日付)。

担    当

氏    名 退 任 時 の 担 当 お よ び 主 な 職 業

指名委員

指名委員

報酬委員会議長、指名委員

取締役会副議長、指名委員

取締役会議長、指名委員会議長

監査委員

報酬委員

監査委員会議長

監査委員

報酬委員

出 井 伸 之

安 藤 国 威

真 崎 晃 郎

久 夛 良 木   健

中 暉 久

大 西 昭 敞

中 谷   巌

Carlos Ghosn(カルロス・ゴーン)

指名委員、当社代表執行役 会長

指名委員、当社代表執行役 社長

取締会副議長、報酬委員、当社執行役 副社長

㈱ソニー・コンピュータエンタテインメント代表取締役 社長 兼 グループCEO

ソニーフィナンシャルホールディングス㈱代表取締役社長

監査委員(常勤)

取締役会議長、㈱UFJ総合研究所理事長

指名委員、日産自動車㈱取締役社長 兼 CEO

執行役 副社長(ゲームビジネスグループ・セミコンダクタソリューションズネットワークカンパニー・ホームエレクトロニクスネットワークカンパニー担当)

執行役 上席常務(ホームエレクトロニクスネットワークカンパニー デピュテイ・プレジデント)

代表執行役 会長(グループCEO)

代表執行役 社長(グローバル・ハブ プレジデント、パーソナルソリューションビジネスグループ担当)

執行役 副社長(中国総代表、クオリア担当)

執行役 副社長(グループ・ジェネラル・カウンセル)

執行役 上席常務(マーケティング・広報担当)

執行役 常務(財務・IR担当)

執行役 常務(人事担当)

氏    名 退 任 時 の 地 位 お よ び 担 当

2005年4月 1 日

2005年5月31日

2005年6月22日

2005年6月22日

2005年6月22日

2005年6月22日

2005年6月22日

2005年6月22日

2005年6月22日

退 任 年 月 日

久 夛 良 木   健

新 村   勉

出 井 伸 之

安 藤 国 威

篠 静 雄真 崎 晃 郎西 田 不二夫湯 原 隆 男桐 原 保 法

■取締役会および委員会の活動状況

・取 締 役 会:8回開催され、ソニーグループの経営の基本方針に関する各種意思決定、代表執行役・執行役の選解任、定期的な経営状況のレビュー等を通じて、その監督機能の強化・実践に努めました。

・指名委員会:5回開催され、取締役候補者決議およびこれに付随する審議(資格要件等)、社外役職兼任の審議等を行いました。

・監査委員会:11回開催され、定期的な決算情報に係る計算書類および財務諸表の作成プロセスの妥当性、情報開示体制、内部統制体制、コンプライアンス体制、リスクマネジメント体制、内部監査体制、内部通報制度等に関する監査を実施し、その結果を取締役会に報告しました。

・報酬委員会:7回開催され、役員報酬に関する方針、役員の報酬プランおよび個別報酬、ならびに株価連動報酬プランおよび個別配分案(取締役会への提案)等を決議しました。

25

(注3)当年度末後の2006年4月1日付で次の取締役の主な職業につき異動がありました。

氏    名 異 動 後 の 主 な 職 業

小 林 陽太郎 富士ゼロックス㈱相談役最高顧問

Page 15: マネジメント・メッセージ - SonySCNの持分法適用会社である譁ディー・エヌ・エーにつき66億円 を、それぞれ計上しました。(注1)ビジネス別および地域別の売上高構成比は、外部顧客に対する売上高にもとづいて算出したものです。

2726

取締役および執行役に支払った報酬等の額

定 額 報 酬 業績連動報酬 退 職 慰 労 金

支給人員 支 給 額 支給人員 支 給 額 支給人員 支 給 額

取   締   役

執   行   役

合     計

13

16

29

144

824

969

13

13

4

9

13

(注1)当社は、執行役を兼務する取締役に対しては取締役としての報酬は支給していませんので、取締役には執行役を兼務する取締役は含まれていません。(注2)当社は、執行役を兼務しない取締役に対して業績連動報酬を支給していません。(注3)上記のほか、取締役および執行役に対し、ストック・オプション付与を目的として当社普通株式を対象とする新株予約権を無償で発行しました。新株予約権の内

容については、後記「(10)当年度中に株主以外の者に対し特に有利な条件で発行した新株予約権」に記載のとおりです。(注4)2006年4月24日開催の報酬委員会の決定により、執行役7名に対して総額819百万円の業績連動報酬を、同年6月に支給する予定です。

②執行役報酬について

執行役がソニーグループの業務執行の中核を担う経営層であることに鑑み、会社業績の一層の向上を図るため、

グローバルな観点で優秀な人材をソニーの経営陣として確保するとともに、短期および中長期の業績向上に対

するインセンティブとして有効に機能させることを執行役報酬決定に関する基本方針とする。

具体的には、執行役の報酬の構成を

・執行役報酬(定額報酬)

・執行役賞与(業績連動報酬)

・株価連動報酬

・株式退職金

とし、各報酬項目の水準および構成比については、業績および株主価値への連動を重視し、前記方針に沿った

設定を行うものとする。具体的には第三者による国内外企業経営者の報酬に関する調査にもとづき、担ってい

る職責に応じ適切な報酬水準とする。執行役賞与(業績連動報酬)については、営業利益率等のグループ連結

業績および担当職務に関する業績達成度を支給内容決定の基礎とし、標準支給額に対し、0%から200%の

範囲で支給額が変動するものとする。

なお、2005年度より、さらなる株主価値への連動を実現するため、退職慰労金制度を廃止し、株価に連動

した退職金制度を導入する。具体的には各在任年度毎に報酬委員会にて定められるポイントを執行役に付与し、

退任時にその累積数に当社普通株式の株価を乗じて算出される金額を退職金とする。退任する執行役は、この

支給された退職金を用い、当社より当社普通株式を購入することとする。

百万円名 名 名

─(注2)

297

297

百万円

117

1,057

1,174

百万円

(注1)

取締役および執行役の報酬に関する基本方針

報酬委員会によって定められた個人別の報酬の内容の決定に関する方針は、次のとおりです。

①取締役報酬について

取締役の主な職務がソニーグループ全体の業務執行の監督であることに鑑み、グローバル企業であるソニーグ

ループの業務執行の監督機能の向上を図るため、グローバルな観点で優秀な人材をソニーの取締役として確保

するとともに、その監督機能を有効に機能させることを取締役報酬決定に関する基本方針とする。

具体的には、取締役の報酬の構成を

・取締役報酬(定額報酬)

・株価連動報酬

・株式退職金

とし、各報酬項目の水準および構成比については、前記方針に沿った設定を行うものとする。具体的には第三者

による国内外企業経営者の報酬に関する調査にもとづき、適切な報酬水準とする。

また、執行役を兼務する取締役に対しては取締役としての報酬は支給しないものとする。

なお、2005年度より、さらなる株主価値への連動を実現するため、退職慰労金制度を廃止し、株価に連動

した退職金制度を導入する。具体的には各在任年度毎に報酬委員会にて定められるポイントを取締役に付与し、

退任時にその累積数に当社普通株式の株価を乗じて算出される金額を退職金とする。退任する取締役は、この

支給された退職金を用い、当社より当社普通株式を購入することとする。

Page 16: マネジメント・メッセージ - SonySCNの持分法適用会社である譁ディー・エヌ・エーにつき66億円 を、それぞれ計上しました。(注1)ビジネス別および地域別の売上高構成比は、外部顧客に対する売上高にもとづいて算出したものです。

2928

(9)会計監査人に支払うべき報酬等の額

当社および当社子法人等が当社の会計監査人(中央青山監査法人 東京都千代田区霞が関三丁目2番5号 霞が

関ビル)に支払うべき報酬等の額は、次のとおりです。

1.当社および子法人等が支払うべき報酬等の合計額

2.1.の合計額のうち、公認会計士法(昭和23年法律第103号)第2条第1項の監査証明業務の対価として支払うべき報酬等の合計額

3.2.の合計額のうち、当社が支払うべき会計監査人としての報酬等の額

553

502

146

(注)当社と会計監査人との間の監査契約において、「株式会社の監査等に関する商法の特例に関する法律」にもとづく監査と証券取引法にもとづく監査の監査報酬等の額を区分していませんので、上記3.の金額はこれらの合計額を記載しています。

百万円

(10)当年度中に株主以外の者に対し特に有利な条件で発行した新株予約権

第10回普通株式新株予約権

①新株予約権の内容

新株予約権の数 11,241個

新株予約権の目的となる株式の種類および数普通株式 1,124,100株(各新株予約権の行使により発行する株式数 100株)

新株予約権の発行価額 無償

新株予約権の行使時の1株当り払込金額 4,060円

新株予約権の行使期間 2006年11月17日から2015年11月16日まで

新株予約権の行使の条件

イ)各新株予約権の一部行使はできないものとする。ロ)当社を完全子会社とする株式交換または株式移転が当社株主総会において承認されたときは、新株予約権者は当該株式交換または株式移転の日以降新株予約権を行使することができない。

ハ)その他権利行使の条件は、株主総会決議および取締役会の決議にもとづき、当社と新株予約権者との間で締結する新株予約権割当契約に定めるところによる。

新株予約権の消却事由および条件 新株予約権の消却事由は定めない。

「株式会社の監査等に関する商法の特例に関する法律」第21条の7第1項第2号および商法施行規則第193条

にもとづく取締役会決議の概要は、次のとおりです。

漓監査委員会の職務を補助すべき使用人およびその使用人の執行役からの独立性の確保に関する事項

監査委員会の職務執行を補佐する者として、当社の使用人から監査委員会の補佐委員を任命することとし、そ

の任命および解任については監査委員会の同意を必要とする。また、補佐委員は、ソニーグループの業務の執

行に係る役職を兼務しないこととする。

滷執行役および使用人が監査委員会に報告すべき事項その他の監査委員会に対する報告に関する事項

執行役および使用人は、監査委員会の定めるところに従い、定期的に監査委員会に報告することとする。主な

報告事項は次のとおりとする。

・ソニーグループの内部統制に関わる部門の活動概要

・ソニーグループ各社の監査役・監査委員の活動概要

・ソニーグループの重要な会計方針・会計基準およびその変更

・業績および業績見込の発表内容、重要開示書類の内容

・内部通報制度の運用および通報の内容

澆執行役の職務の執行に係る情報の保存および管理に関する事項

執行役は、その職務の執行に係る文書その他の情報につき、当社の社内規定に従い適切に保存および管理を行

う。

潺損失の危険の管理に関する規程その他の体制に関する事項

グループ本社機能に関する業務を担当する執行役は、自己の担当領域について、ソニーグループ全体のリスク

管理の体制を構築する権限と責任を有する。また、コンプライアンス担当執行役は、これらを横断的に推進し、

管理する。

潸執行役の職務の執行が法令および定款に適合し、かつ、効率的に行われることを確保するための体制に関する

その他の事項

グループ本社機能に関する業務を担当する執行役は、自己の担当領域について、法令等の遵守体制を構築する

権限と責任を有する。また、コンプライアンス担当執行役は、これらを横断的に推進し、管理する。

(8)監査委員会の職務の遂行のために必要な事項についての取締役会決議の概要

Page 17: マネジメント・メッセージ - SonySCNの持分法適用会社である譁ディー・エヌ・エーにつき66億円 を、それぞれ計上しました。(注1)ビジネス別および地域別の売上高構成比は、外部顧客に対する売上高にもとづいて算出したものです。

3130

(当社従業員、当社関係会社の取締役および従業員:上位10名)

新株予約権の数(個)氏   名 区 分会   社   名

久 夛 良 木   健

加 藤   優

David Reeves

平 井 一 夫

John Tretton 蠱

Phil Harrison

Jim Ryan

篠 静 雄

小 宮 山   英   樹

山 内 一 典

480

240

240

240

180

150

120

100

100

100

㈱ソニー・コンピュータエンタテインメント

㈱ソニー・コンピュータエンタテインメント

Sony Computer Entertainment Europe Ltd.

Sony Computer Entertainment America Inc.

Sony Computer Entertainment America Inc.

Sony Computer Entertainment Europe Ltd.

Sony Computer Entertainment Europe Ltd.

Sony (China) Ltd.

Sony Electronics Inc.

㈱ポリフォニー・デジタル

取締役

取締役

取締役

取締役

従業員

従業員

従業員

取締役

取締役

取締役

②新株予約権の割当を受けた者の氏名および割当を受けた新株予約権の数(当社取締役:合計9名、新株予約権の数162個)

新株予約権の数(個)氏   名 新株予約権の数(個)氏   名

岡 田 明 重

河 野 博 文

小   林   陽 太 郎

橘・フクシマ・咲江

宮 内 義 彦

山 内 悦 嗣

18

18

18

18

18

18

18

18

18

(当社執行役:合計5名、新株予約権の数1,590個)

新株予約権の数(個)氏   名 新株予約権の数(個)氏   名

中 鉢 良 治

井 原 勝 美

大 根 田   伸   行

1,000

240

100

木 村 敬 治

中 川   裕

100

150

(当社取締役および執行役の割当株式数のうち最も少ない数以上の割当を受けた当社関係会社の取締役)

新株予約権の数(個)氏   名 会   社   名

西   田   不 二 夫

宮 下 次 衛

永 田 晴 康

小 寺   圭

中 沢 啓 二

榎 本 和 友

Yoon, Yeo-Eul

Domingo Jaumandreu

Claudio Borroni

Derry Newman

掃 部 義 幸

月 丘 誠 一

大 久 保       清

谷 敷   誠

Manfred Gerdes

Gildas Pelliet

Serge Foucher

Sylvain Antol

Philippe Citroen

Costas Balafoutas

Robert Ashcroft

Steve Dowdle

70

50

50

40

40

36

30

30

30

30

20

20

20

20

20

20

20

20

20

20

20

20

Sony United Kingdom Ltd.

ソニーマーケティング㈱

Sony United Kingdom Ltd.

Sony (China) Ltd.

S-LCD Corporation

㈱ソニー・ミュージックエンタテインメント

Sony Computer Entertainment Korea Inc.

Sony Espana S.A.

Sony Italia S.p.A.

Sony United Kingdom Ltd.

ソニーエンジニアリング㈱

ソニーケミカル㈱

ソニーセミコンダクタ九州㈱

ソニーサプライチェーンソリューション㈱

Sony Deutschland G.m.b.H.

Sony e-Solutions Europe B.V.

Sony Europe G.m.b.H.

Sony France S.A.

Sony France S.A.

Sony Hellas S.A.

Sony United Kingdom Ltd.

Sony United Kingdom Ltd.

③当社従業員、当社関係会社の取締役および従業員に対し発行した新株予約権の区分別内訳

新株予約権の数(個) 目的となる株式の種類および数 割当を受けた者の総数

当 社 従 業 員

関 係 会 社 取 締 役

関 係 会 社 従 業 員

3,482

2,501

3,506

普通株式 348,200株

普通株式 250,100株

普通株式 350,600株

233名

118名

258名

Peter Bonfield(ピーター・ボンフィールド)

住 田 笛 雄

Goran Lindahl(ヨーラン・リンダール)

Page 18: マネジメント・メッセージ - SonySCNの持分法適用会社である譁ディー・エヌ・エーにつき66億円 を、それぞれ計上しました。(注1)ビジネス別および地域別の売上高構成比は、外部顧客に対する売上高にもとづいて算出したものです。

3332

蟆蟆蟆蟆蟆蟆蟆蟆蟆蟆蟆蟆蟆蟆蟆蟆蟆蟆蟆蟆蟆蟆蟆蟆蟆蟆蟆蟆蟆蟆蟆蟆蟆蟆蟆蟆蟆蟆蟆蟆蟆蟆蟆蟆蟆蟆蟆蟆蟆蟆

(注)本営業報告書中の連結計算書類にかかわる記載金額は百万円未満を四捨五入して表示し、単独計算書類にかかわる記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しています。

第11回普通株式新株予約権

①新株予約権の内容

新株予約権の数 13,675個

新株予約権の目的となる株式の種類および数普通株式 1,367,500株(各新株予約権の行使により発行する株式数 100株)

新株予約権の発行価額 無償

新株予約権の行使時の1株当り払込金額 34.14米ドル

新株予約権の行使期間 2005年11月18日から2015年11月17日まで

新株予約権の行使の条件

イ)各新株予約権の一部行使はできないものとする。ロ)当社を完全子会社とする株式交換または株式移転が当社株主総会において承認されたときは、新株予約権者は当該株式交換または株式移転の日以降新株予約権を行使することができない。

ハ)その他権利行使の条件は、株主総会決議および取締役会の決議にもとづき、当社と新株予約権者との間で締結する新株予約権割当契約に定めるところによる。

新株予約権の消却事由および条件 新株予約権の消却事由は定めない。

②新株予約権の割当を受けた者の氏名および割当を受けた新株予約権の数

(当社執行役:合計2名、新株予約権の数4,300個)

新株予約権の数(個)氏   名

Howard Stringer(ハワード・ストリンガー)

Nicole Seligman(ニコール・セリグマン)

4,000

300

(当社関係会社の取締役および従業員:上位10名)

新株予約権の数(個)氏   名 区 分会   社   名

Michael LyntonSteve MoskoRobert WiesenthalRobert OsherClint CulpepperLeah WeilDoug BelgradMatt TolmachDavid HendlerAndrew House

450301300201168168162162151150

Sony Pictures Entertainment Inc.Sony Pictures Entertainment Inc.Sony Corporation of AmericaSony Pictures Entertainment Inc.Sony Pictures Entertainment Inc.Sony Pictures Entertainment Inc.Sony Pictures Entertainment Inc.Sony Pictures Entertainment Inc.Sony Pictures Entertainment Inc.Sony Corporation of America

取締役従業員従業員従業員従業員従業員従業員従業員従業員従業員

③当社関係会社の取締役および従業員に対し発行した新株予約権の区分別内訳

新株予約権の数(個) 目的となる株式の種類および数 割当を受けた者の総数

関 係 会 社 取 締 役関 係 会 社 従 業 員

6258,750

普通株式   62,500株普通株式  875,000株

8名491名

Page 19: マネジメント・メッセージ - SonySCNの持分法適用会社である譁ディー・エヌ・エーにつき66億円 を、それぞれ計上しました。(注1)ビジネス別および地域別の売上高構成比は、外部顧客に対する売上高にもとづいて算出したものです。

3534

(ご参考)

内部統制およびガバナンスの枠組みに関する取締役会決議(監査対象外)

2006年4月26日開催の取締役会において、会社法第416条第1項第1号ロおよびホに掲げる当社および

ソニーグループの内部統制およびガバナンスの枠組みに関する事項につき、以下に述べる現体制を確認のうえ、

かかる体制を継続的に評価し、適宜改善することを決議しました。

1 監査委員会の職務を補助すべき取締役および使用人に関する事項

監査委員会の職務執行を補佐するため、取締役会の決議にもとづき、監査委員会を補佐する者を置く。この者は、

監査委員の指示のもと、自ら、あるいは、関連部門と連携して、監査の対象となる事項の調査・分析・報告を行

うとともに、必要に応じて監査委員会を補佐して実査・往査を行っている。

2 前号の取締役および使用人の執行役からの独立性に関する事項

監査委員会を補佐する者は当社の使用人であり、その選任および解任につき監査委員会の同意を要する。また、

この者の業績評価は監査委員会がこれを行う。なお、この者は、監査委員会の監督に服し、ソニーグループの業

務の執行にかかわる役職を兼務しない。

3 執行役および使用人が監査委員会に報告をするための体制その他の監査委員会への報告に関する体制

執行役および使用人は、以下に定めるものにつき定期的に監査委員会に報告している。報告内容の詳細、頻度お

よび報告担当者は、監査委員会の定めるところに従っている。

・ ソニーグループの内部統制に関わる部門(内部監査・経理・財務・IR・コンプライアンス、その他)の活

動報告概要

・ ソニーグループ各社の監査役・監査委員の活動報告概要

・ ソニーグループの重要な会計方針・会計基準およびその変更(変更前に報告)

・ 業績および業績見込の発表内容、重要開示書類の内容(開示前に報告)

・ 経理・財務関連資料

・ 内部通報制度の運用報告および受領した通報内容の報告

・ 弁護士による米国証券関連法違反等の報告

・ 会計監査人の監査パートナーの交代

・ 監査委員会が同意権を有しないソニーグループ各社の監査役・監査委員の選解任

執行役は、ソニーグループに著しい損害を及ぼすおそれのある事実を発見したときは、直ちに、当該事実を監査

委員会に報告する。

前記報告事項に加え、当社のCEOおよびCFOは、米国証券関連法の定めに従い、以下の事項を監査委員会へ報

告する。

① 当社の財務情報を記録・処理・要約・報告する能力に悪影響を与える合理的可能性のある、財務報告に係る

内部統制の設計および運用における重要な問題点もしくは欠陥。

② 重大であるか否かを問わず、当社の財務報告に係る内部統制において重要な役割を果たすマネジメントもし

くは従業員による不正行為。

4 その他監査委員会の監査が実効的に行われることを確保するための体制

・ 監査委員会は、ソニーグループの内部統制システムの有効性を評価するうえで、グループ各社の内部監査部

門および監査役と連携している。

・ 監査委員会は、会計監査人を監督するとともに、会計監査人の監査計画、報酬、非監査業務、および監査パ

ートナーの交代につき事前に承認している。また、財務および会計に関する相当程度の知見を有している監

査委員が随時会計監査人より会計に関する報告を受けている。

5 執行役および使用人の職務の執行が法令および定款に適合することを確保するための体制

当社は、法令・社内規則の遵守および企業倫理を定めた「ソニーグループ行動規範」、ならびに重要な社内方

針・規則を、社内の情報ネットワークを通じてソニーグループの役員・社員へ継続的に周知し、必要に応じて啓

発活動や研修を行う。また、当社は、法令や社内規則違反の予防/発見のため、通常の指揮命令系統から独立し

た内部通報制度を構築・維持している。その運営状況については、担当執行役・使用人が定期的に監査委員会へ

報告している。当社のコンプライアンス統括部門は、前記の活動に加え、「コンプライアンスネットワーク」

(No.9の「コンプライアンスに係る体制」を参照)を活用し、以下の仕組みによるソニーグループ全体のコンプ

ライアンス体制の維持などを通じて、コンプライアンス活動を継続的に推進する。

① 「決裁規定」(No.9の「意思決定に係る体制」を参照)およびその他の内部統制による、所定の範囲を超え

た権限行使の抑止

② 不正行為に関する本社への報告の義務化

③ コンプライアンスに関する事項の周知・徹底、啓発、導入、報告についてのコンプライアンス統括部門によ

る監督の仕組み

Page 20: マネジメント・メッセージ - SonySCNの持分法適用会社である譁ディー・エヌ・エーにつき66億円 を、それぞれ計上しました。(注1)ビジネス別および地域別の売上高構成比は、外部顧客に対する売上高にもとづいて算出したものです。

3736

6 執行役の職務の執行に係る情報の保存および管理に関する体制

執行役は、その職務の遂行に係る文書その他の情報につき、法令および当社の社内規定に従い適切に保存および

管理を行っている。以下の文書については、少なくとも10年間保存する。

① 執行役による決裁

② 執行役より権限を委譲された使用人による決裁

③ 代表執行役の職務執行を補佐する会議体の記録

7 損失の危険の管理に関する規程その他の体制

ソニーグループの各ビジネスユニット、子会社、関連会社、社内部署は、其々の担当事業領域において、定期的

にビジネスリスクを検討・評価し、損失のリスクの管理のため必要な体制(リスクの発見・情報伝達・評価・対

応の仕組み等)の整備・運用を行う。これに加え、当社の執行役は、自己の担当領域において、ソニーグループ

に損失を与えうるリスクの管理のために必要な体制の構築・維持を行う権限と責任を有する。コンプライアンス

担当執行役は、コンプライアンス、内部監査、その他関連部門による活動を通じて、かかるリスク管理体制の整

備・運用を横断的に推進する。

8 執行役の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制

当社の取締役会は、執行役の職務分掌を定め、各執行役が責任を持って担当する領域を明確にしたうえで、業務

執行の決定権限を執行役に委譲している。各執行役は、自己の担当領域に関する業務目標の達成を通じてグルー

プ全体としての経営目標の達成に努める。業務執行にあたって、各々の職務を遂行するに際して自らと指揮命令

関係にない他の執行役の担当領域に影響を及ぼす場合には、当該執行役と協議のうえ、グループにとって最適な

選択肢を追求することを原則とし、必要に応じて、双方の領域を管轄または担当する上位の執行役の決定を仰ぐ。

また、各執行役は、「ソニー株式会社決裁規定」の定めるところにもとづき、下位の役員に、自らの職務の一部

を委譲することができる。

9 当該株式会社ならびにその親会社および子会社から成る企業集団における業務の適正を確保するための体制

【意思決定に係る体制】

当社の取締役会は、ソニーグループの企業価値向上を目指した経営を推進することを目的として、法令、定款お

よび取締役会規定に定める事項を決議し、ソニーグループの業務の執行を監督する。当社の執行役は、担当領域

につき、グループ全体に関する責任と権限を有し、グループ全体としての経営目標の達成に努める。

かかる体制のもと、ソニーグループにとっての重要案件が、子会社から漏れなく当社のマネジメントへ上程され、

適切な機関によって意思決定されることを確保するため、当社は、子会社が事前に当社のマネジメントの承認を

要する事項、子会社の機関に決定権限を委譲する事項および子会社から当社への報告を求める事項等を明文化し

た「ソニーグループ決裁規定」を定め、ソニーグループ内に適宜周知・徹底している。また、当社においても、

取締役会、CEOその他執行役、または執行役から権限委譲を受けた者の事前の承認を要する事項等を明文化し、

「ソニー株式会社決裁規定」(以下「ソニーグループ決裁規定」と併せ「決裁規定」という。)として定め、社内

に周知・徹底している。決裁規定により決定権限を委譲された者は、案件の目的、実施方法、費用、効果、リス

クなどに関する十分な情報を入手のうえ、これらを評価し、ソニーグループにとって最善の利益をもたらすと合

理的に判断する内容の意思決定を行う。

【情報開示に係る体制】

ソニーグループにとっての重要事項が、本邦および米国の証券関連法、米国証券取引委員会(SEC)、当社が上

場している証券取引所の規則等に則って適時にかつ正確に開示されることを確保する仕組みとして、当社は「情

報開示に関する統制と手続(Disclosure Controls and Procedures)」を構築・維持している。この仕組み

の設計・実施・評価に関し、当社のCEO、社長およびCFOを補佐する機関として、社内の関連部門の責任者に

より構成される「ディスクロージャーコミッティ」を設置している。適切かつ適時な開示を確保するため、ディ

スクロージャーコミッティは、前記の決裁規定および別途定める「重要事項開示に関する報告要請」等にもとづ

き、ソニーグループの主要なビジネスユニット、子会社、関連会社、社内部署から付議/報告された事項につい

て、ソニーグループ全体にとっての重要性を評価したうえで、前記の法令・証券取引所の規則等に照らし、開示

の必要性を検討し、CEOおよびCFOへ報告してその判断に供する。

【コンプライアンスに係る体制】

当社は、グループ全体で、コンプライアンス体制の構築・維持および企業倫理の重要性の継続的周知・徹底を行

っている。その一環として、「ソニーグループ行動規範」、その他重要なグループ共通の方針・規則を整備してい

る。また、法令・社内規則違反に関する社員からの報告や問題提起を奨励するための内部通報制度を整備し、グ

ループ各社に導入している。かかる活動を推進するため、当社に設置したコンプライアンス統括部門、ソニーグ

ループの各地域(米州・欧州・東アジア・パンアジア)に設置した地域コンプライアンス統括部門が連携してグ

ループ各社のコンプライアンスを確保する体制(「コンプライアンスネットワーク」)を構築している。

当社のコンプライアンス統括部門は、グループ全体のコンプライアンス体制を整備し、コンプライアンス活動を

横断的に推進する機能を有している。各地域コンプライアンス統括部門は、これを補佐して、担当地域内のグル

ープ各社におけるコンプライアンス体制を整備し、法令・社内規則等の遵守をはじめとするコンプライアンス活

動を推進する機能を有している。各地域コンプライアンス統括部門の長たる地域コンプライアンスオフィサーは、

担当地域内のグループ各社に対する指示・監督権を含め、かかる機能を実現するために必要な権限を有している。

Page 21: マネジメント・メッセージ - SonySCNの持分法適用会社である譁ディー・エヌ・エーにつき66億円 を、それぞれ計上しました。(注1)ビジネス別および地域別の売上高構成比は、外部顧客に対する売上高にもとづいて算出したものです。

科      目前年度(ご参考)

( )2004年4月1日から2005年3月31日まで

当  年  度

( )2005年4月1日から2006年3月31日まで

7,159,616

6,565,010

537,715

56,891

7,045,697

5,000,112

1,535,015

482,576

27,994

113,919

97,623

14,708

31,709

5,437

16,322

29,447

54,335

24,578

3,715

524

25,518

157,207

16,044

85,510

△ 69,466

141,163

1,651

29,039

168,551

△ 4,713

163,838

百万円百万円

連結損益計算書

売 上 高 お よ び 営 業 収 入

純 売 上 高

金 融 ビ ジ ネ ス 収 入

営 業 収 入

売上原価、販売費・一般管理費およびその他の一般費用

売 上 原 価

販 売 費 お よ び 一 般 管 理 費

金 融 ビ ジ ネ ス 費 用

資産の除売却損および減損(純額)

営 業 利 益

そ の 他 の 収 益

受取利息および受取配当金

特 許 実 施 許 諾 料

投資有価証券売却益(純額)

子会社および持分法適用会社の持分変動にともなう利益

そ の 他

そ の 他 の 費 用

支 払 利 息

投 資 有 価 証 券 評 価 損

為 替 差 損(純額)

そ の 他

税 引 前 利 益

法 人 税 等

当 年 度 分

繰 延 税 額

少数株主損益、持分法による投資損益および会計原則変更による累積影響額前利益

少 数 株 主 損 失

少 数 株 主 利 益

持 分 法 に よ る 投 資 利 益 ( 純 額 )

会計原則変更による累積影響額前利益

会計原則変更による累積影響額(2004年度:税効果2,675百万円控除後)

当 期 純 利 益

7,475,436

6,692,776

720,566

62,094

7,284,181

5,151,397

1,527,036

531,809

73,939

191,255

153,616

24,937

35,161

9,645

60,834

23,039

58,542

28,996

3,878

3,065

22,603

286,329

176,515

96,400

80,115

109,814

626

13,176

123,616

123,616

連結貸借対照表

〔連結〕 〔連結〕

38 39

百万円

3,769,524

703,098

536,968

1,075,071

△ 89,563

804,724

221,311

517,915

360,372

3,519,907

285,870

3,234,037

1,388,547

178,844

926,783

2,327,676

116,149

△ 2,160,905

1,569,403

207,034

299,024

383,156

178,751

501,438

科    目 当 年 度(2006年3月31日現在)

前年度(ご参考)(2005年3月31日現在)

科    目 当 年 度(2006年3月31日現在)

前年度(ご参考)(2005年3月31日現在)

資 産 の 部

流 動 資 産

現金・預金および現金同等物

有 価 証 券

受取手形および売掛金

貸倒および返品引当金

棚 卸 資 産

繰 延 税 金

前払費用およびその他の流動資産

繰 延 映 画 製 作 費

投 資 お よ び 貸 付 金

関連会社に対する投資および貸付金

投資有価証券その他

有 形 固 定 資 産

土 地

建 物 お よ び 構 築 物

機械装置およびその他の有形固定資産

建 設 仮 勘 定

減 価 償 却 累 計 額

そ の 他 の 資 産

無 形 固 定 資 産

営 業 権

繰 延 保 険 契 約 費

繰 延 税 金

そ の 他

負 債 の 部

流 動 負 債

短 期 借 入 金

1年以内に返済期限の到来する長期借入債務

支払手形および買掛金

未 払 金 ・ 未 払 費 用

未払法人税およびその他の未払税金

銀行ビジネスにおける顧客預金

そ の 他

固 定 負 債

長 期 借 入 債 務

未払退職・年金費用

繰 延 税 金

保険契約債務その他

そ の 他

負 債 合 計

少 数 株 主 持 分

資 本 の 部

資 本 金

子会社連動株式(額面無し)2004年度末授権株式数-100,000,000株発行済株式数-3,072,000株

普通株式(額面無し)2004年度末授権株式数 - 3,500,000,000株発行済株式数 - 997,211,213株2005年度末授権株式数 - 3,500,000,000株発行済株式数-1,001,679,664株

資 本 剰 余 金

利 益 剰 余 金

累積その他の包括利益(損失)

未実現有価証券評価益

未実現デリバティブ評価損

最小年金債務調整額

外 貨 換 算 調 整 額

自 己 株 式

子会社連動株式(額面無し)2004年度末-32株

普通株式(額面無し)2004年度末-1,118,984株2005年度末 - 740,888株

資 本 合 計

負債、少数株主持分および資本合計

百万円

3,200,228

142,766

193,555

813,332

854,886

87,295

599,952

508,442

4,166,572

764,898

182,247

216,497

2,744,321

258,609

7,366,800

37,101

624,124

624,124

1,136,638

1,602,654

△ 156,437

100,804

△ 2,049

△ 39,824

△ 215,368

△ 3,127

3,203,852

10,607,753

百万円

2,809,368

63,396

166,870

806,044

746,466

55,651

546,718

424,223

3,795,547

678,992

352,402

72,227

2,464,295

227,631

6,604,915

23,847

621,709

3,917

617,792

1,134,222

1,506,082

△ 385,675

62,669

△ 2,490

△ 90,030

△ 355,824

△ 0

△ 6,000

2,870,338

9,499,100

百万円

3,556,171

779,103

460,202

1,113,071

△ 87,709

631,349

141,154

519,001

278,961

2,745,689

252,905

2,492,784

1,372,399

182,900

925,796

2,192,038

92,611

△ 2,020,946

1,545,880

187,024

283,923

374,805

240,396

459,732

資   産   合   計 10,607,753 9,499,100

Page 22: マネジメント・メッセージ - SonySCNの持分法適用会社である譁ディー・エヌ・エーにつき66億円 を、それぞれ計上しました。(注1)ビジネス別および地域別の売上高構成比は、外部顧客に対する売上高にもとづいて算出したものです。

4140

償却対象となる無形固定資産は、主にアーティスト・コントラクト、ミュージック・カタログ、特許権および販売

用ソフトウェアからなっています。アーティスト・コントラクトおよびミュージック・カタログは、主に40年を

上限として均等償却しています。特許権および販売用ソフトウェアは3年から10年の期間で均等償却しています。

眈 引当金の計上方法

製品保証引当金

当社は、製品グループまたは個々の製品ごとに、その収益認識時点で製品保証引当金を計上しています。製品保

証引当金は、売上高、見積故障率および修理単位あたりのアフターサービス費の見積額にもとづいて計算されて

います。製品保証引当金の計算に用いられた見積・予測は定期的に見直されています。

エレクトロニクス分野の一部の連結子法人等は、一定の対価の受領をともなう製品保証延長サービスを提供し

ています。このサービスの提供により顧客から受領した対価については繰延処理を行うとともに、その保証期間

にわたって定額法により償却し、収益を認識しています。

2. 連結貸借対照表関係

盧 担保に供している資産

有価証券 65,722百万円

投資有価証券 58,869百万円

盪 保証債務等

保証債務 21,072百万円

3. 連結損益計算書関係

盧 基本的1株当り当期純利益(普通株式) 122円58銭

1. 重要な会計方針

盧 連結計算書類の作成基準

当社の連結計算書類は、商法施行規則第179条第1項の規定により、米国で一般に公正妥当と認められた会計基準

による用語、様式および作成方法に準拠して作成しています。ただし、同項の規定に準拠して、米国において一般

に公正妥当と認められた会計基準により要請される記載および注記の一部を省略しています。

盪 棚卸資産の評価基準および評価方法

エレクトロニクス、ゲーム、音楽および映画(繰延映画製作費を除く)分野における棚卸資産は、時価を超えない

取得原価で評価しており、先入先出法を適用している一部のエレクトロニクス連結子法人等の製品を除き、平均法

によって計算しています。

蘯 有価証券の評価基準および評価方法

①市場性のある負債および持分証券

売却可能証券に区分された、負債証券および公正価額が容易に算定できる持分証券は、その公正価額で計上され

ており、未実現評価損益(税効果考慮後)は累積その他の包括利益の一部として表示されています。売買目的証

券に区分される負債証券および持分証券は公正価額で計上されており、未実現評価損益は損益に含まれています。

償還期限まで保有する負債証券は償却原価で計上されています。売却可能証券または償還期限まで保有する個々

の証券について、その公正価額の下落が一時的な場合を除き正味実現可能価額まで評価減を行い、評価減金額は

損益に含まれます。実現した売却損益は平均原価法により計算し損益に反映しています。

②非上場会社の持分証券

非上場会社の持分証券は公正価額が容易に算定できないため、取得原価で計上されています。非上場会社に対す

る投資の価値が下落したと評価され、その下落が一時的でないと判断される場合は投資の減損を認識し、公正価

額まで評価減を行います。減損の要否の判定は、経営成績、事業計画および将来の見積キャッシュ・フローなど

の要因を考慮して決定されます。公正価額は、割引キャッシュ・フロー、直近の資金調達状況の評価および類似

会社との比較評価などを用いて算定しています。

盻 固定資産の減価償却の方法

①有形固定資産

有形固定資産の減価償却費は、当該資産の見積耐用年数(主として建物および構築物については15年から50年、

機械装置およびその他の有形固定資産については2年から10年の期間)にもとづき、当社および国内連結子法人

等においては、定額法によっている一部の半導体製造設備および建物を除き主として定率法、海外連結子法人等

においては定額法により、それぞれ計算しています。

②営業権およびその他の無形固定資産

営業権および耐用年数が確定できない無形固定資産は償却せず、年1回および減損の可能性を示す事象または状

況の変化が生じた時点で減損の判定を行っています。これらの資産の公正価額は一般的に割引キャッシュ・フロ

ー分析により算定しています。

〔連結〕 〔連結〕

Page 23: マネジメント・メッセージ - SonySCNの持分法適用会社である譁ディー・エヌ・エーにつき66億円 を、それぞれ計上しました。(注1)ビジネス別および地域別の売上高構成比は、外部顧客に対する売上高にもとづいて算出したものです。

163,838

372,865

276,320 22,837

―27,994 (1,722)(16,322)(69,466)(15,648)4,713

(22,056)34,128

(294,272)31,473

3 144,143 (65,051)(28,524)(29,699)46,545 64,898 646,997

(453,445)34,184

(1,309,092)(158,151)923,593 25,849 3,162 2,728

(931,172)

57,232 (94,862)11,397 294,352 (40,400)(22,978)4,023

(3,587)205,177 8,890

(70,108)849,211 779,103

2004年度

( )2004年4月1日から2005年3月31日まで

2005年度(当年度)

( )2005年4月1日から2006年3月31日まで

連結キャッシュ・フロー計算書

営業活動によるキャッシュ・フロー当期純利益営業活動から得た現金・預金および現金同等物(純額)への当期純利益の調整有形固定資産の減価償却費および無形固定資産の償却費( 繰 延 保 険 契 約 費 の 償 却 を 含 む )

繰延映画製作費の償却費退職・年金費用(支払額控除後)厚生年金基金代行部分返上益資産の除売却損および減損(純額)投資有価証券売却益および評価損(純額)子会社および持分法適用会社の持分変動にともなう利益繰延税額持分法による投資(利益)損失(純額)(受取配当金相殺後)会計原則変更による累積影響額資産および負債の増減受取手形および売掛金の(増加)減少棚卸資産の(増加)減少繰延映画製作費の増加支払手形および買掛金の増加(減少)未払法人税およびその他の未払税金の増加保険契約債務その他の増加繰延保険契約費の増加金融ビジネスにおける売買目的有価証券の増加その他の流動資産の増加その他の流動負債の増加その他営業活動から得た現金・預金および現金同等物(純額)

投資活動によるキャッシュ・フロー固定資産の購入固定資産の売却金融ビジネスにおける投資および貸付投資および貸付(金融ビジネス以外)金融ビジネスにおける有価証券の償還、投資有価証券の売却および貸付金の回収有価証券の償還、投資有価証券の売却および貸付金の回収(金融ビジネス以外)子会社および持分法適用会社株式の売却による収入その他

投資活動に使用した現金・預金および現金同等物(純額)財務活動によるキャッシュ・フロー長期借入長期借入金の返済短期借入金の増加(減少)金融ビジネスにおける顧客預り金の増加銀行ビジネスにおけるコールマネーおよび売渡手形の増加(減少)配当金の支払子会社の株式発行による収入その他

財務活動から得た現金・預金および現金同等物(純額)為替相場変動の現金・預金および現金同等物に対する影響額現金・預金および現金同等物純減少額現金・預金および現金同等物期首残高現金・預金および現金同等物期末残高

123,616

381,843

286,655 (7,563)(73,472)73,939 (5,767)(60,834)80,115 9,794

17,464 (164,772)(339,697)(9,078)29,009 143,122 (51,520)(37,394)(8,792)105,865 (92,675)399,858

(462,473)38,168

(1,368,158)(36,947)857,376 24,527 75,897 346

(871,264)

246,326 (138,773)(11,045)190,320 86,100

(24,810)6,937 4,809

359,864 35,537

(76,005)779,103 703,098

百万円 百万円

連結キャッシュ・フロー(監査対象外)

営業活動での収支:3,999億円の収入(前年度比2,471億円の収入減少)<金融を除く分野>当年度は、主として「プレイステーション 3」向け半導体および液晶テレビの新商品の在庫が増加したものの、減価償却費などを加味した結果、収入が支出を上回りました。<金融分野>主にソニー生命保険㈱(以下「ソニー生命」)での保有契約高の伸長にともなう保険料収入の増加により、収入が支出を上回りました。

投資活動での収支:8,713億円の支出(前年度比599億円の支出減少)<金融を除く分野>当年度は、主に半導体の製造設備などエレクトロニクス分野を中心とする固定資産の購入を行った一方、ソニーコミュニケーションネットワーク㈱の上場にともなう同社株式の一部売却や投資有価証券の売却などを行いました。なお、前年度には、半導体製造設備への投資に加えて、S-LCD Corporation(韓国)への出資がありました。<金融分野>主に、ソニー生命が国内債券を中心に投資を行ったこと、ソニー銀行㈱における住宅ローンによる貸付や有価証券への投資が増加したことから、投資および貸付が、有価証券の償還、投資有価証券の売却および貸付金の回収を上回りました。

財務活動での収支:3,599億円の受取(前年度は2,052億円の受取)<金融を除く分野>当年度は、社債を含む長期借入金の返済を行った一方、当年度および2006年度の債務償還のための普通社債発行による資金調達を行いました。<金融分野>ソニー生命における契約者勘定の増加や、銀行ビジネスにおける顧客預金の増加により、収入が支出を上回りました。

営 業 活 動 で の 収 支投 資 活 動 で の 収 支財 務 活 動 で の 収 支現金・預金および現金同 等 物 の 期 末 残 高

2004年度

( )2004年4月1日から2005年3月31日まで

増減額

1,681(4,214)2,564

2,594

1,471(5,638)2,749

1,176

- 209-1,424+ 185

-1,417

(億円)

(億円)

(億円)

(億円)

2005年度(当年度)

( )2005年4月1日から2006年3月31日まで

2004年度

( )2004年4月1日から2005年3月31日まで

増減額

4,854(4,721)(954)

5,197

2,520(2,964)

746

5,855

-2,335+1,757+1,700

+ 657

2005年度(当年度)

( )2005年4月1日から2006年3月31日まで

金融分野を除く連結キャッシュ・フロー 金融分野キャッシュ・フロー

以下の表は、金融分野を除くソニー連結の要約キャッシュ・フロー計算書、および金融分野の要約キャッシュ・フロー計算書です。この要約キャッシュ・フロー計算書はソニーの連結財務諸表の作成に用いられた米国会計原則では要求されていませんが、金融分野はソニーのその他の分野とは性質が異なるため、ソニーはこのような比較表示が連結財務諸表の理解と分析に役立つものと考えています。

営 業 活 動 で の 収 支

投 資 活 動 で の 収 支

財 務 活 動 で の 収 支

現 金 ・ 預 金 お よ び 現 金同 等 物 の 期 末 残 高

2004年度

( )2004年4月1日から2005年3月31日まで

2005年度(当年度)

( )2005年4月1日から2006年3月31日まで

増 減 額

3,999

(8,713)

3,599

7,031

6,470

(9,312)

2,052

7,791

-2,471

+ 599

+1,547

- 760

(億円)

(億円)

(億円)

(億円)

42 43

〔連結〕 〔連結〕(ご参考)

Page 24: マネジメント・メッセージ - SonySCNの持分法適用会社である譁ディー・エヌ・エーにつき66億円 を、それぞれ計上しました。(注1)ビジネス別および地域別の売上高構成比は、外部顧客に対する売上高にもとづいて算出したものです。

科      目前年度(ご参考)

( )2004年4月1日から2005年3月31日まで

当  年  度

( )2005年4月1日から2006年3月31日まで

2,895,413

2,590,973

369,062

64,622

85,568

84,286

7,515

51,960

45,755

53,922

9,787

89,890

△ 6,244

39,478

56,656

160,399

3,816

11,572

201,667

損益計算書

3,179,579

2,817,925

377,244

15,590

44,240

79,320

5,546

83,762

18,661

49,067

12,650

55,079

△ 21,766

3,951

38,415

34,478

169,206

1,160

0

12,456

190,067

経 常 損 益 の 部

営 業 損 益 の 部

売 上 高

売 上 原 価

販 売 費 お よ び 一 般 管 理 費

営 業 損 失

営 業 外 損 益 の 部

営 業 外 収 益

受 取 利 息 ・ 配 当 金

雑 収 入

営 業 外 費 用

支 払 利 息

雑 支 出

経 常 利 益

特 別 損 益 の 部

特 別 利 益

関 係 会 社 株 式 売 却 益

厚生年金基金代行部分返上益

特 別 損 失

早 期 退 職 者 特 別 加 算 金

税 引 前 当 期 純 利 益

法 人 税 ・ 住 民 税 ・ 事 業 税

過 年 度 法 人 税 等

法 人 税 等 調 整 額

当 期 純 利 益

前 期 繰 越 利 益

合併による子会社株式消却損

自 己 株 式 処 分 差 損

中 間 配 当 金

当 期 未 処 分 利 益

百万円 百万円

〔単独〕

百万円

969,925

102,390

2,536

536,987

29,310

9,578

2,917

158,756

76,894

52,204

△ 1,650

2,684,059

(230,254)

80,979

4,035

83,762

32

18,858

31,267

11,317

(85,154)

35,315

49,839

(2,368,649)

2,057,258

102,787

51,934

55,001

1,381

74,159

28,217

△ 2,090

78

78

貸借対照表

科    目 当 年 度(2006年3月31日現在)

前年度(ご参考)(2005年3月31日現在)

科    目 当 年 度(2006年3月31日現在)

前年度(ご参考)(2005年3月31日現在)

資 産 の 部

流 動 資 産

現 金 ・ 預 金

社債償還に係る預け金

受 取 手 形

売 掛 金

製 品 ・ 商 品

半 製 品 ・ 仕 掛 品

原 材 料 ・ 貯 蔵 品

未 収 入 金

繰 延 税 金 資 産

そ の 他

貸 倒 引 当 金

固 定 資 産

(有 形 固 定 資 産)

建 物

構 築 物

機 械 ・ 装 置

航空機・車両・運搬具

工 具 ・ 器 具 ・ 備 品

土 地

建 設 仮 勘 定

(無 形 固 定 資 産)

ソ フ ト ウ ェ ア

そ の 他

(投資その他の資産)

関 係 会 社 株 式

関 係 会 社 出 資 金

投資有価証券・出資金

長 期 貸 付 金

長 期 前 払 費 用

長 期 繰 延 税 金 資 産

そ の 他

貸 倒 引 当 金

繰 延 資 産

社 債 発 行 差 金

負 債 の 部

流 動 負 債

支 払 手 形

買 掛 金

短 期 借 入 金

1年以内に償還期限の到来する社債

1年以内に償還期限の到来する転換社債

未 払 金

未 払 費 用

未 払 法 人 税 等

諸 預 り 金

賞 与 引 当 金

製 品 保 証 引 当 金

そ の 他

固 定 負 債

社 債

転 換 社 債

新 株 予 約 権 付 社 債

退 職 給 付 引 当 金

役員退職慰労引当金

パソコン回収・再資源化引当金

そ の 他

負 債 合 計

資 本 の 部

資 本 金

資 本 剰 余 金

資 本 準 備 金

利 益 剰 余 金

利 益 準 備 金

特 別 償 却 準 備 金

買換資産圧縮記帳積立金

子会社連動株式消却積立金

別 途 積 立 金

当 期 未 処 分 利 益

株 式 等 評 価 差 額 金

自 己 株 式

資 本 合 計

負 債 ・ 資 本 合 計

百万円

890,381

8,089

503,654

21,473

112,000

4,185

39,135

157,977

1,239

4,184

21,414

6,880

10,145

684,485

347,350

16,125

250,000

62,151

111

5,233

3,514

1,574,866

624,124

830,666

830,666

603,932

34,869

4,205

390

20,000

354,400

190,067

23,600

△ 3,127

2,079,196

3,654,062

百万円

1,053,584

4,033

434,687

259,598

119,000

50,698

127,334

2,243

14,001

22,728

5,990

13,269

588,162

239,350

24,527

250,000

66,494

1,073

3,211

3,505

1,641,746

621,708

828,250

828,250

595,529

34,869

4,187

404

354,400

201,667

114

△ 2,803

2,042,798

3,684,545

百万円

921,969

102,153

54,172

8,953

479,301

664

7,699

4,548

182,428

33,866

48,522

△ 340

2,762,551

(243,710)

85,074

4,173

86,308

1,551

18,607

31,312

16,682

(69,249)

29,442

39,807

(2,449,591)

2,056,131

102,787

11,918

73,001

7,759

171,391

29,662

△ 3,060

23

23

〔単独〕

44 45

資 産 合 計 3,654,062 3,684,545

Page 25: マネジメント・メッセージ - SonySCNの持分法適用会社である譁ディー・エヌ・エーにつき66億円 を、それぞれ計上しました。(注1)ビジネス別および地域別の売上高構成比は、外部顧客に対する売上高にもとづいて算出したものです。

〔単独〕

1. 重要な会計方針盧 資産の評価基準および評価方法

漓たな卸資産移動平均法による原価法滷有価証券貎イ 子会社株式および関連会社株式移動平均法による原価法貎ロ その他有価証券時価のあるもの決算日の市場価格等にもとづく時価法(評価差額は全部資本直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定)

時価のないもの移動平均法による原価法

盪 固定資産の減価償却の方法漓有形固定資産 定率法1998年4月1日以降に取得した建物(建物附属設備を除く。) 定額法特定の半導体製造設備 定額法滷無形固定資産 定額法

蘯 引当金の計上方法漓貸倒引当金貸倒懸念債権等の特定債権に対する取立不能見込額と、一般債権に対する貸倒実績率により算出した金額との合計額を計上しております。滷賞与引当金執行役および従業員に対する支給見込額にもとづき計上しております。澆製品保証引当金売上高を基準として過去の経験率にもとづき計上しております。潺退職給付引当金当年度末における退職給付債務および年金資産の見込額にもとづき計上しております。数理計算上の差異は、各事業年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(13年)による定額法により按分した額をそれぞれ発生の翌事業年度から費用処理することとしております。過去勤務債務は、その発生時の従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(13年)による定額法により費用処理しております。(追加情報)当年度において、退職率の見直し等により平均残存勤務期間が短縮されたため、数理計算上の差異および過去勤務債務の費用処理年数を従来の年数(13~16年)から13年に変更しております。この変更が損益に与えた影響は軽微であります。当社は、厚生年金基金の代行部分について、2005年9月20日に返還額の納付を行いました。これに伴い、当年度において過去分返上認可により修正された代行部分に係る退職給付債務と実際返還額との差額118百万円を営業外収益として計上しております。潸役員退職慰労引当金当社内規による必要額を計上しております。この引当金は商法施行規則第43条に規定する引当金にあたります。澁パソコン回収・再資源化引当金売上台数を基準として支出見込額を計上しております。

盻 ヘッジ会計の方法繰延ヘッジ処理によっております。なお、金利スワップについては特例処理によっております。

眈 消費税および地方消費税の会計処理税抜方式を採用しております。

2. 貸借対照表関係盧 関係会社に対する短期金銭債権 656,131百万円関係会社に対する長期金銭債権 55,364百万円関係会社に対する短期金銭債務 592,907百万円関係会社に対する長期金銭債務 3,502百万円

盪 有形固定資産の減価償却累計額 348,559百万円蘯 有形固定資産の圧縮記帳実施額

国庫補助金等 -百万円(累計額 856百万円)

保険金等 2百万円(累計額  11百万円)

盻 退職給付引当金および前払年金費用と相殺表示している退職給付信託における年金資産額

退職一時金制度 66,396百万円 43,609百万円企業年金基金制度 101,969百万円 62,605百万円適格退職年金制度※ 1,826百万円 3,328百万円※適格退職年金制度につきましては、年金資産控除後の前払年金費用を「投資その他の資産」における「その他」に含めて表示しております。

眈 保証債務等債務保証契約 173,964百万円経営指導念書等の差入れ※ 228,720百万円※経営指導念書等は、関係会社の信用を補完することを目的とした関係会社との合意書が主なものであります。

眇 新株引受権付社債の新株引受権の残高、新株引受権の行使により発行する株式の内容、および発行価格

(2006年3月31日現在)

眄 商法施行規則第124条第3号に規定する純資産額 23,600百万円

3. 損益計算書関係盧 関係会社との取引高

売上高 2,982,760百万円仕入高 2,760,181百万円営業取引以外の取引高 98,687百万円

盪 1株当りの当期純利益(普通株式) 34円55銭蘯 過年度法人税等の計上

過年度法人税等は、海外子会社との間におけるCDおよびDVDディスク事業に関する取引に対する移転価格の更正によるものであります。

年金資産控除前退職給付引当金

退職給付信託における年金資産額

銘   柄

2006年満期1 . 5 5%利 付 第 1 0 回 無 担 保新 株 引 受 権 付 社 債

2 0 0 7 年 満 期 0 . 9 %利 付 第 1 3 回 無 担 保新 株 引 受 権 付 社 債

2 0 0 7 年 満 期 0 . 9 %利 付 第 1 4 回 無 担 保新 株 引 受 権 付 社 債

新株引受権の残高

11,490百万円

6,920百万円

-百万円

発行する株式の内容

普通株式

普通株式

普通株式

発行価格

12,457円

6,039円

2,962円30銭

(注)<当年度>

〔単独〕

46 47

摘       要 金       額

利益処分

当 期 未 処 分 利 益

特 別 償 却 準 備 金 戻 入 額

買 換 資 産 圧 縮 記 帳 積 立 金 戻 入 額

子会社連動株式消却積立金戻入額

これを次のとおり処分します。

配   当   金[1株につき12.5円]

特 別 償 却 準 備 金

次 期 繰 越 利 益

190,067,171,985

1,446,530,584

13,366,715

20,000,000,000

211,527,069,284

12,511,734,700

1,072,763,760

197,942,570,824

(注1)2005年12月1日に12,456,491,438円(1株につき12.5円)の中間配当を実施しました。(注2)子会社連動株式消却積立金は、商法および当社定款の規定にもとづいて種類株式(子会社連動株式)の消却を行う場合の財源として設定したものですが、当該

種類株式は当社普通株式に転換する方法にて2005年12月1日をもって終了しましたので、その全額を戻し入れました。

(2005年度貸借対照表、損益計算書および利益処分に関する参考事項)

商法特例法第21条の31第1項および商法施行規則第141条にもとづく利益処分の理由その他の事項

1.利益処分の理由

当年度の普通株式の利益配当金については、2006年5月17日開催の取締役会決議により、株主の皆様へ

の安定的な配当を継続するため、前年度と同額の1株につき12円50銭とさせていただきました。(2005年

12月に1株につき12円50銭の中間配当金をお支払いしておりますので、年間配当金は25円となります。)

なお、ソニーコミュニケーションネットワーク㈱を対象とした子会社連動株式は、2005年12月1日をも

って当社普通株式に一斉転換されましたので、子会社連動株式消却積立金の全額を取り崩しました。

2.利益還元に関する中長期的な方針

当社は、株主の皆様への利益還元は、継続的な企業価値の増大および配当を通じて実施していくことを基本

と考えています。安定的な配当の継続に努めたうえで、内部留保資金については、成長力の維持および競争

力強化など、企業価値向上に資するさまざまな投資に活用していく方針です。

Page 26: マネジメント・メッセージ - SonySCNの持分法適用会社である譁ディー・エヌ・エーにつき66億円 を、それぞれ計上しました。(注1)ビジネス別および地域別の売上高構成比は、外部顧客に対する売上高にもとづいて算出したものです。

48

会計監査人の監査報告書 謄本(連結計算書類)

49

監査委員会の監査報告書 謄本(連結計算書類)

独立監査人の監査報告書

2006年5月15日

ソニー株式会社取締役会 御中

中 央 青 山 監 査 法 人

指 定 社 員公認会計士 浦 英 夫 賤業務執行社員

指 定 社 員公認会計士 木 村 浩一郎 賤業務執行社員

指 定 社 員公認会計士 岩 尾 健太郎 賤業務執行社員

当監査法人は、旧「株式会社の監査等に関する商法の特例に関する法律」第21条の32第2項の規定

に基づき、ソニー株式会社の2005年4月1日から2006年3月31日までの2005年度の連結計算書類、

すなわち、連結貸借対照表及び連結損益計算書について監査を行った。この連結計算書類の作成責任は

経営者にあり、当監査法人の責任は独立の立場から連結計算書類に対する意見を表明することにある。

当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。監

査の基準は、当監査法人に連結計算書類に重要な虚偽の表示がないかどうかの合理的な保証を得ること

を求めている。監査は、試査を基礎として行われ、経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに

経営者によって行われた見積りの評価も含め全体としての連結計算書類の表示を検討することを含んで

いる。当監査法人は、監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している。なお、

この監査は、当監査法人が必要と認めて実施した子会社又は連結子会社に対する監査手続を含んでいる。

監査の結果、当監査法人は、上記の連結計算書類が、法令及び定款に従いソニー株式会社及びその連

結子法人等から成る企業集団の財産及び損益の状態を正しく示しているものと認める。

会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。

以 上

連結計算書類に係る監査報告書

当監査委員会は、2005年4月1日から2006年3月31日までの2005年営業年度の連結計算書類

(連結貸借対照表および連結損益計算書)に関して監査いたしました。その結果につき以下の通り報告

いたします。

1. 監査の方法の概要

当監査委員会は、その定めた監査の基本方針および実施計画ならびに監査委員間での業務分担に従

い、執行役が作成した連結計算書類および会計監査人の監査報告書について、執行役および会計監査

人から、それぞれ報告および説明を受け、監査を実施いたしました。また、必要に応じて子会社およ

び連結子会社から会計に関する報告を求め、その業務および財産の状況を調査いたしました。

2. 監査の結果

(1)会計監査人である中央青山監査法人の監査の方法および結果は相当であると認めます。

(2)子会社および連結子会社の調査の結果、連結計算書類に関し指摘すべき事項は認められません。

なお、全ての監査委員の意見は一致しており付記する事項はありません。

2006年5月16日

ソニー株式会社 監査委員会

監査委員(議長) 山 内 悦 嗣 賤

監査委員 橘・フクシマ・咲江 賤

監査委員     住 田 笛 雄 賤

注)監査委員全員が、旧商法特例法第21条の8第4項ただし書に規定する社外取締役であります。

Page 27: マネジメント・メッセージ - SonySCNの持分法適用会社である譁ディー・エヌ・エーにつき66億円 を、それぞれ計上しました。(注1)ビジネス別および地域別の売上高構成比は、外部顧客に対する売上高にもとづいて算出したものです。

5150

会計監査人の監査報告書 謄本 監査委員会の監査報告書 謄本

独立監査人の監査報告書

2006年5月15日ソニー株式会社

取締役会 御中

中 央 青 山 監 査 法 人

指 定 社 員公認会計士 浦 英 夫 賤業務執行社員

指 定 社 員公認会計士 木 村 浩一郎 賤業務執行社員

指 定 社 員公認会計士 岩 尾 健太郎 賤業務執行社員

当監査法人は、旧「株式会社の監査等に関する商法の特例に関する法律」第21条の26第4項の規定に基づき、

ソニー株式会社の2005年4月1日から2006年3月31日までの2005年度の計算書類、すなわち、貸借対照表、

損益計算書、営業報告書(会計に関する部分に限る。)及び利益処分案並びに附属明細書(会計に関する部分に

限る。)について監査を行った。なお、営業報告書及び附属明細書について監査の対象とした会計に関する部分

は、営業報告書及び附属明細書に記載されている事項のうち会計帳簿の記録に基づく記載部分である。この計算

書類及び附属明細書の作成責任は経営者にあり、当監査法人の責任は独立の立場から計算書類及び附属明細書に

対する意見を表明することにある。

当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。監査の基準

は、当監査法人に計算書類及び附属明細書に重要な虚偽の表示がないかどうかの合理的な保証を得ることを求め

ている。監査は、試査を基礎として行われ、経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営者によって

行われた見積りの評価も含め全体としての計算書類及び附属明細書の表示を検討することを含んでいる。当監査

法人は、監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している。なお、この監査は、当監査法

人が必要と認めて実施した子会社に対する監査手続を含んでいる。

監査の結果、当監査法人の意見は次のとおりである。

(1)貸借対照表及び損益計算書は、法令及び定款に従い会社の財産及び損益の状況を正しく示しているものと

認める。

(2)営業報告書(会計に関する部分に限る。)は、法令及び定款に従い会社の状況を正しく示しているものと認

める。

(3)利益処分案は、法令及び定款に適合しているものと認める。

(4)附属明細書(会計に関する部分に限る。)について、旧商法の規定により指摘すべき事項はない。

会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。

以 上

監  査  報  告  書

当監査委員会は、旧「株式会社の監査等に関する商法の特例に関する法律」(以下 旧商法特例法)第21条の8第2項第1号の規定に基づき、2005年4月1日から2006年3月31日までの2005年営業年度における取締役および執行役の職務の執行について監査いたしました。その結果につき以下の通り報告いたします。

1. 監査の概要当監査委員会は、監査の基本方針および実施計画ならびに監査委員間での業務分担を定め、これに従い、旧商法特例法

第21条の7第1項第2号および旧「商法施行規則」第193条の掲げる事項に関する取締役会決議の内容が当監査委員会が必要と認める監査を実施するために適切であることを確認し、また、当社の内部統制を所管する部門から内部統制の整備状況や運用等について、内部監査部門から監査計画、監査手続きならびに監査結果について、それぞれ報告を受け、当社の内部統制が適切に機能していることを調査したうえで、監査を実施いたしました。すなわち、(1)執行役の会議等重要な会議に出席しまたは監査委員会の職務を補助すべき使用人をして出席せしめ、取締役および

執行役からその職務の執行について定期的に報告を受け、また適宜報告を求め、重要な決裁書類等を閲覧しまたは監査委員会の職務を補助すべき使用人をして閲覧せしめ、本社および主要な事業所において業務および財産の状況を調査いたしました。

(2)子会社において、主要な子会社から定期的に報告を受けるほか、必要に応じて訪問し、また、子会社の監査役と連携し、その業務および財産の状況を調査いたしました。

(3)会計監査人から監査計画の提示を求めるとともに、定期的に監査の手続きならびに結果の報告を受け、監査の相当性を調査いたしました。

(4)上記の調査に基づき計算書類および附属明細書の適法性を調査いたしました。(5)旧「商法施行規則」第138条に基づく、取締役または執行役の競業取引、取締役または執行役と会社間の利益相反取

引、会社が行った無償の利益供与、子会社または株主との通例的でない取引ならびに自己株式の取得および処分等に関しては、必要に応じて取締役または執行役等から報告を求め、詳細に調査いたしました。

2. 監査の結果(1)会計監査人である中央青山監査法人の独立性は保持されており、その監査の方法および結果は相当であると認めます。(2)営業報告書は、法令および定款に従い、会社の状況を適切に示していると認めます。(3)利益の処分に関する議案は、会社財産の状態その他の事情に照らし指摘すべき事項はありません。(4)附属明細書は、記載すべき事項を遺漏なくかつ適切に記載しており、指摘すべき事項はありません。(5)取締役または執行役の職務執行に関する不正の行為または法令もしくは定款に違反する重大な事実は認められませ

ん。なお、取締役または執行役の競業取引、取締役または執行役と会社間の利益相反取引、会社が行った無償の利益供与、子会社または株主との通例的でない取引ならびに自己株式の取得および処分等についても取締役または執行役の義務違反は認められません。

(6)子会社調査の結果、当社の取締役または執行役の職務執行に関し指摘すべき事項はありません。

なお、全ての監査委員の意見は一致しており付記する事項はありません。

2006年5月16日ソニー株式会社 監査委員会

監査委員(議長) 山 内 悦 嗣 賤監査委員     橘・フクシマ・咲江 賤

監査委員     住 田 笛 雄 賤注)監査委員全員が、旧商法特例法第21条の8第4項ただし書に規定する社外取締役であります。

以 上

Page 28: マネジメント・メッセージ - SonySCNの持分法適用会社である譁ディー・エヌ・エーにつき66億円 を、それぞれ計上しました。(注1)ビジネス別および地域別の売上高構成比は、外部顧客に対する売上高にもとづいて算出したものです。

52 53

新製品・トピックス

液晶テレビ「BRAVIA<ブラビア>」V2000・S2000シリーズ自然の美しさを引き出す新高画質回路「ブラビアエンジン」と高性能液晶パネル「ソニーパネル」を搭載し、高画質なハイビジョン映像を、奥行き感や立体感のある映像、かつより鮮やかな色でお楽しみいただける液晶テレビです。

デジタルハイビジョン「ハンディカム獏」HDR-HC3大切な思い出をハイビジョンの高精細な映像で記録できる、手のひらサイズのHDV1080i方式デジタルハイビジョンカメラです。新開発「クリアビッドCMOSセンサー」搭載で、400万画素の高解像度の静止画記録、動画撮影中の静止画の同時記録も可能な一台二役のビデオカメラです。

デジタルカメラ「サイバーショット」DSC-T30 有効720万画素の「Super HAD CCD」を搭載し、「光学式手ブレ補正」機能と「高感度ISO1000」の両方に対応。“手ブレ”や“被写体ブレ”による画像のブレを抑え、大切な1枚を高画質で“撮る”楽しみに加え、3.0型の大型液晶で“見る”“見せる”楽しみも追求したデジタルカメラです。

「ロケーションフリー」ベースステーションパック LF-PK1パソコンやPSP獏と組み合わせて外出先はもちろん、海外からでも、自宅のテレビやビデオ機器の映像を視聴・コントロールすることが可能になります。今後は、携帯電話、携帯情報端末へも対応機器を広げていく予定です。

SO902i(NTTドコモ向け)有効318万画素のオートフォーカス機能付きカメラを搭載。3メガピクセルカメラを搭載した国内最小・最軽量*となるFOMA獏対応携帯電話です。FOMAの多機能と上質感をコンパクトに凝縮したスティック・スタイルが特長です。*2006年3月時点。ソニー・エリクソン調べ。*「FOMA/フォーマ」は譁NTTドコモの登録商標です。

エレクトロニクス 譁ソニー・コンピュータエンタテインメントは、「プレイステーション 3」(PS3)を2006年11月に日本・北米・欧州で同時発売します。PS3は、「プレイステーション」、「プレイステーション 2」との互換性に加え、CellやRSXが実現する次世代のエンタテインメントコンテンツを家庭内で楽しめる最先端のコンピュータシステムです。全ての機種にギガビットイーサネットとHDDを搭載することにより、ネットワークを介してさまざまなコンテンツやサービスの利用が可能です。また、従来のTVからフルHD(1080i/1080p)対応TVまで幅広くサポートすることにより、BDフォーマットの有する最高の画質・音質をさまざまなディスプレイで楽しむことができます。「PS3専用コントローラ」は、プレイステーション用コントローラを改良することに加え、新たに高精度・高速応答を実現した6軸検出システムを内蔵。コントローラがあたかもプレーヤーの体の一部になったかのような自然で直感的な操作が可能です。

「プレイステーション 3」発売 ~BDおよびHDDを標準搭載~

「THE DA VINCI CODE(邦題:ダ・ヴィンチ・コード)」Sony Pictures Animation Inc. による初のフルCG長編アニメーション映画。人間に育てられた甘えん坊のブーグ(グリズリーベア)と森いちばんのトラブルメーカーのエリオット(ミュールジカ)が出会い、狩の季節に森を舞台に繰り広げられるサバイバル・アドベンチャー作品です。

「OPEN SEASON(邦題:オープン・シーズン)」44カ国語に翻訳され、世界で5,000万部を超える大ベストセラーとなったダン・ブラウン原作「ダ・ヴィンチ・コード」の映画が、2006年5月に全世界同時公開。レオナルド・ダ・ヴィンチの絵画に秘められたミステリーを、監督にロン・ハワード、主演にトム・ハンクスなど、豪華キャスト、スタッフが集結し、映画化した話題作です。

ゲ ー ム

映  画

金  融

「from MONEYKit ポッドキャスティング」ソニー銀行譁が金融や経済を身近に感じていただけるよう、2005年12月に開始した金融情報の音声配信サービス。外貨預金や投資信託などの利用に欠かせない個人のための資産運用情報や、ニューヨークの最新マーケット情報などを音声で提供しています。

そ の 他

「Portable TV(P-TV)」“Mobile VOD”という新たなコンセプトのビデオ・オン・デマンドサービス「Portable TV(P-TV)」を開始しました。映像コンテンツをPSPのメモリースティックにダウンロードして、映画情報やドラマ、アニメ等をいつでもどこでも気軽に再生して楽しむことができます。

そ の 他

アンジェラ・アキ2005年9月のデビュー以来、その圧倒的な歌唱力で大きな注目を集めるアンジェラ・アキ。2006年3月に発売された3枚目のシングル「Kiss Me Good-Bye」は大ヒットを記録しました。現在、最も活躍が期待されるシンガーソングライターの一人です。

K2005年3月のデビュー以来、発売したシングルすべてが大ヒット。特に4枚目のシングル「Only Human」は大きな話題を集めました。1月にはファーストアルバムを発売し、本格派ボーカリストとしての揺ぎない地位を確立。2006年も大きな活躍が期待されています。

爲 2006 Sony Pictures Animation Inc. All Rights Reserved.

(ご参考)

携帯電話 ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ

W41S(KDDI向け)au LISTEN MOBILE SERVICE*に対応し、携帯電話だけでなくパソコンでもお手持ちの音楽をお楽しみいただけるCDMA1X WIN*に対応した携帯電話です。また、PCサイトビューアーを搭載し、パソコン用のWebサイトの閲覧が可能です。*「au LISTEN MOBILE SERVICE」、「CDMA 1X WIN」はKDDI譁の商標、または登録商標です。

爲 2006 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved. 「VAIO type L」使う場所、使い方により19型ワイドと15.4型ワイドの2タイプから選べるホームPCです。本体表面にアルミニウム素材を採用し、液晶の周囲を透明フレームで囲んだフォトフレームのようなデザインが特徴で、本体の基板を一枚のボードに搭載し、一体型PCから進化した“一枚型”、「ボードPC」という新しい形をご提案しています。

Page 29: マネジメント・メッセージ - SonySCNの持分法適用会社である譁ディー・エヌ・エーにつき66億円 を、それぞれ計上しました。(注1)ビジネス別および地域別の売上高構成比は、外部顧客に対する売上高にもとづいて算出したものです。

ソニーは、持続可能な社会の実現に貢献するため、「ソニーグループ環境ビジョン」にもとづいて、グループ全体で環境経営を推進しています。2005年度には、従来各事業所単位で取得していた環境マネジメントシステム認証(ISO 14001)について、ソニーグループ

の対象402事業所を統合した認証体制への移行を完了しました。このグローバルに統合された環境マネジメント体制により、世界規模で統一した環境目標の進捗状況を把握し、より効率的な管理を行うことが可能になりました。またソニーは、製品が環境に与える負荷を低減させるために、動作時・待機時消費電力や資源使用量の削減、化学物質の管理に

取り組んでいます。2005年度に発売した液晶プロジェクションテレビ「BRAVIA<ブラビア>」Eシリーズでは、集光率の高いリフレクター(反射鏡)をランプに採用した新開発の光学エンジンにより、プラズマテレビの半分以下の消費電力を実現しました。(*)

化学物質対策では、部品・原材料の調達段階からの環境配慮を世界各国のサプライヤーとともに推進し、鉛など環境を汚染する可能性のある特定化学物質を含まない部品・原材料のみを購入する体制を構築しています。欧州においては特定化学物質の製品への含有が新たに2006年7月より禁止されますが、ソニーでは2005年度末までに、欧州のみならず、全世界で出荷するほぼすべての製品において、これらの特定化学物質を全廃しました。

*50V型において、当社プラズマテレビ“KDE-P50HVX”との定格消費電力での比較

5554

CSR(企業の社会的責任)について

イノベーション(技術革新)と健全な事業活動を通じて企業価値の向上を追求することが、ソニーグループの企業としての社会に対する責任の基本をなすものです。ソニーは、その事業活動が、直接・間接を問わず、さまざまな形で影響を与えており、そのため健全な事業活動を営むためには、株主の皆様はもとより、お客様、社員、調達先(サプライヤー)、ビジネスパートナー、地域社会、その他の機関を含むステークホルダーの方々の関心に配慮して経営の意思決定を行う必要があると認識しています。ソニーでは、コーポレートガバナンス(企業統治)・コンプライアンス(法令その他の規範を遵守すること)・品質管理の体制

の強化、健全な雇用・労働環境の整備と実践、環境保全活動(地球温暖化の防止、資源生産性の向上、化学物質の管理、自然環境の保護)、社会貢献活動などを通じて、グループ全体でCSR活動に取り組んでいます。

ソニーは、事業活動を行う世界の各地域において、ソニーが得意とする分野で時代や社会のニーズに応えることを社会貢献活動の方針とし、ソニーグループ各社・各事業所、ソニーグループが支援する財団において、教育や科学、芸術などを中心にそれぞれの地域社会の特性を生かした活動に取り組んでいます。2005年度は、小・中学生向けに自然との触れ合いを通じて科学を学ぶ「科学の泉 - 子ども夢教室」(第1回)を譛ソニー教育

財団が開催したほか、譛ソニー音楽芸術振興会では、子どもたちに一流の音楽を楽しんでもらうためのプログラムとして「子どもたちに贈るオペラ ドン・ジョヴァンニ」を開催しました。また、中学・高校生の映像制作を応援するプロジェクト「ソニー・ムービー・ワークス」などを実施しました。また、米国ハリケーン「カトリーナ」、パキスタン地震などの災害に対して、社員から義援金を受け付け、その義援金総額と同

額をソニーも一緒に寄付するなど、被災者の方々への支援を行いました。

ソニーのCSRの考え方と主な活動

環境問題への取り組み

50V型大画面でも195Wの省電力を実現した液晶プロジェクションテレビ「BRAVIA<ブラビア>」Eシリーズ KDF-50E1000

コミュニティーとのかかわり

CSRに関する具体的な活動や取り組みにつきましては、CSR・環境活動ウェブサイトをご覧ください。

http://www.sony.co.jp/csr/

株主個人情報の取り扱いについて

<株主個人情報の利用目的>①商法にもとづく権利の行使・義務の履行のため。②株主としての地位に対し、当社から各種便宜を供与するため。③株主の皆様と会社の関係の中でも、社団の構成員と社団という観点から双方の関係を円滑にするための各種の方策を実施するため。潺各種法令にもとづく所定の基準による株主の皆様のデータを作成する等、株主管理のため。

<お問い合わせ先>株主の皆様に関する個人情報の取り扱いにつきましては、次の窓口までお問い合わせください。〒141-0001 東京都品川区北品川6丁目7番35号

ソニー株式会社 IR部電話:(03)5448-4826(受付時間:月~金、9:00~17:30 *祝日、年末年始を除く)

ホームページのご案内

http://www.sony.co.jp/IR/

「投資家情報ウェブサイト」では、トップマネジメントからのメッセージやソニーグループの事業紹介をはじめ、業績や新製品・新技術などの情報をタイムリーに提供しています。

■トップメッセージIRインタビュー・コーナーでは、皆様からお寄せいただいた質問にIR担当役員がお答えします(質問の受付期間は、当サイト上でお知らせします)。

■IRイベント経営方針説明会、業績説明会等のIRイベントをリアルタイムに配信しています。

■IR資料室過去の業績発表文をはじめ、アニュアルレポートやファクトブック等の資料を掲載しています。

■ニュースメール(PC/携帯電話向け)業績、新製品・新技術などの情報をいち早くお知らせします(登録無料)。

≪投資家情報ウェブサイト≫

Page 30: マネジメント・メッセージ - SonySCNの持分法適用会社である譁ディー・エヌ・エーにつき66億円 を、それぞれ計上しました。(注1)ビジネス別および地域別の売上高構成比は、外部顧客に対する売上高にもとづいて算出したものです。

5756

株券の電子化(株券ペーパーレス化)について 株主メモ

100%古紙再生紙使用

*変更届(ご住所・お届出印・姓名など)、配当金振込指定書、単元未満株式の買取請求書、株式名義書換請求書等のご請求につ

きましては、株主名簿管理人の電話(音声テープにてご案内します)およびホームページでも受付けています。

電    話: 0120-244-479(通話料無料)

ホームページ: http://www.tr.mufg.jp/daikou/

(証券保管振替制度をご利用の方は、お取引口座のある証券会社等へご照会ください。)

事 業 年 度

定 時 株 主 総 会

基 準 日

定 時 株 主 総 会

期 末 配 当 金

中 間 配 当 金

公 告 方 法

株 主 名 簿 管 理 人

同 連 絡 先(*)

同 取 次 所

単 元 株 式 数

上 場 証 券 取 引 所

: 毎年4月1日から翌年3月31日まで

: 毎年6月

: 毎年3月31日

: 毎年3月31日

: 毎年9月30日

: 電子公告

(当社のホームページ http://www.sony.co.jp/SonyInfo/IR/pn/に掲載しています)

: 三菱UFJ信託銀行株式会社

: 三菱UFJ信託銀行株式会社 証券代行部

〒137-8081 東京都江東区東砂7丁目10番11号

電話:0120-232-711(通話料無料)

: 三菱UFJ信託銀行株式会社 全国各支店

野村證券株式会社 本店および全国各支店

: 100株

:(国内)東京・大阪

(海外)ニューヨーク・ロンドン

ソニー株式会社創     立 : 1946年(昭和21年)5月7日

資  本  金 : 6,241億2,435万6,456円(2006年3月31日現在)

本     社 : 東京都品川区北品川6丁目7番35号(〒141-0001)

ホームページ : 日本語 http://www.sony.co.jp/

英 語 http://www.sony.net/

お問い合わせ先 : IR部 電話(03)5448-2111(代表)

●株券の取引等がより安全かつ迅速に行われることを目的として、2004年6月9日に「株券の電子化」

(株券ペーパーレス化)に関する法律が公布されました。

●上場会社の株券は、公布日から5年以内(2009年6月まで)の政令で定める一定の日に、一斉に電

子化(ペーパーレス化)され無効となります。

●株券をお手元にお持ちのまま、株券の電子化が実施された場合、当該株主の皆様の権利を保全するた

めに発行会社が口座(特別口座)を開設しますが、この口座は株式の流通を目的としていないため、

売買をする場合には、株主の皆様が別途証券会社に口座を開設し、株式を特別口座から移す必要があ

ります。

●証券保管振替制度をご利用の皆様は、新制度にそのまま移行されますので、特段のお手続きは必要あ

りません。

株券をお手元(自宅、貸金庫等)にお持ちの皆様は、下記をご確認のうえ、お早めにご対応をお願い

いたします。

お手元の株券はご本人名義になっていますか? ※ご家族の株券もご確認ください。

名義書換をしてください。

ご本人以外の名義になっている場合は、

株主の権利を失うおそれがあります。

●名義書換については、お取引のある証券会社または株主名簿管理人にお問い合わせください。●証券会社を通じて証券保管振替制度をご利用いただくと、ご本人による名義書換手続が不要となります。

いいえ

株主の権利に影響はありません。

ただし、株券の電子化実施後は、発行会社

が開設する特別口座で管理されますが、

そのままでは株式の売買はできません。

証券会社のご本人の口座に移す必要があり

ます。

ご本人の名義になっている場合は、

はい

*「株券の電子化」に関しては、日本証券業協会 証券決済制度改革推進センターのホームページを

ご参照ください。(http://www.kessaicenter.com/)