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㈱㈱㈱㈱㈱㈱ ㈱㈱㈱㈱㈱㈱ ㈱㈱㈱㈱㈱ ㈱㈱㈱㈱ ㈱㈱㈱ ㈱㈱ ㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱ ㈱㈱ ㈱㈱ ㈱㈱ 201561㈱㈱㈱ ㈱ ㈱㈱㈱㈱㈱ ()~3() ㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱ ○㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱ ㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱ ㈱㈱㈱ ㈱㈱ ㈱㈱ ㈱㈱㈱㈱㈱㈱ ㈱㈱ ㈱㈱㈱ ○㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱ ㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱ ㈱㈱㈱㈱ ㈱㈱ ㈱㈱㈱ ㈱㈱㈱㈱ ㈱㈱ ㈱㈱㈱ ㈱㈱㈱㈱ ㈱㈱ ㈱㈱㈱ ㈱㈱㈱㈱ ㈱㈱ ㈱㈱㈱ ㈱㈱㈱㈱ ㈱㈱ ㈱㈱ ○㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱ ㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱ ㈱ ㈱㈱ ㈱㈱㈱㈱ ㈱㈱ ㈱㈱㈱ ㈱㈱㈱ ㈱㈱ ㈱㈱㈱ ㈱㈱ ㈱㈱㈱㈱ ㈱㈱㈱㈱㈱㈱ ㈱㈱ ㈱㈱㈱ ㈱㈱㈱㈱㈱㈱ () ㈱㈱ ㈱㈱㈱㈱㈱ ㈱㈱ ㈱㈱㈱ ㈱㈱㈱㈱㈱㈱ () ㈱㈱ ㈱㈱ ㈱㈱㈱ ㈱㈱㈱㈱㈱㈱ () ㈱㈱ ㈱㈱ ㈱㈱㈱ ㈱㈱㈱㈱㈱㈱ () ㈱㈱ ㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱ ㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱ ㈱ ㈱ ㈱㈱㈱㈱ ㈱ ㈱ ㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱ ㈱ ㈱㈱ 、 1 9 9 3、 2 0 1 52 2。 ㈱㈱㈱㈱㈱ 一、、、。 ㈱ ㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱ ㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱ ㈱ ㈱㈱㈱㈱㈱ ㈱ ㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱ ㈱ ㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱ 、、3、 ㈱㈱ ㈱㈱㈱ ○㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱㈱ 2001 ㈱㈱㈱㈱㈱㈱…㈱㈱㈱㈱㈱㈱ ㈱㈱㈱㈱㈱㈱…㈱㈱ ㈱㈱㈱ ㈱㈱ 21 217m 81 10m/㈱㈱ ㈱㈱㈱㈱ ㈱ ㈱㈱㈱㈱㈱ ㈱ ㈱ 650kW 50mm35mm50mm

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Page 1: h-sakudo.mine.nuh-sakudo.mine.nu/hsakudomain/image_keijiban/60_image.docx · Web view当初は2搬器とも運転操作が出来るように設計したようですが、運輸局が複数の場所で操作できるのはダメという事で、1号車をメインの操作搬器とし、2号車は無線連絡で1号車に操作を依頼する形になっているとの事です。

㈱ りんゆう観光 層雲峡事業所技術管理者 山﨑弘二

報告書件名 本州索道施設研修について

一 概要日程 2015年6月1日(月)~3日(水) 場所及びご担当 ○八海山ロープウェイ 新潟県南魚沼市山口

           支配人 渡邉 浩様  索道リーダー 樋熊 義広様

         ○高尾山ケーブルカー 東京都八王子市高尾町

           総務部長 船江 栄次様  鉄道部長 猪狩 敏郎様           工務課長 天野 隆光様  工務係長 清水 篤志様           工務係長 三須 勝様         ○身延山ロープウェイ 山梨県南巨摩郡身延町

           常務 馬場 淳一様  技術課長 近藤 光希様           技術課 大村 敏彦様メーカーご案内 安全索道   信越支店 営業課長代理 杉村 直樹様(八海山のみ)

日本ケーブル 本社   営業部次長  二宮 英晴様(高尾山のみ)

                    営業課    藤澤 功治様(身延山のみ)

札幌支店 営業課    石井 泰裕様(全行程同行)二 目的

 現在黒岳ロープウェイでは、1993年よりサイリスタ制御装置を使用しており、20

15年現在で22年使用中となっております。制御メーカーである三菱より一部部品供給

の終了を言いわたされているものもあり、当然予備品の確保はしておりますが、更新に

向けての研究を進める必要があり、今回の研修実施となりました。

 最新の制御としては、インバーター制御装置が知られており、上記の本州3施設につい

て見学させていただき、その状況について確認してきました。

三 データ

 ○八海山ロープウェイ

2001年新設当時よりインバーター制御

索道メーカー…日本ケーブル 制御メーカー…東芝

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2支索1えい索 距離2217m 山麓原動山頂緊張 81名乗り 速度10m/s原動機出力650kW 支索50mmえい索35mm緊張索50mm

 ○高尾山ケーブルカー

  索道メーカー…日本ケーブル 制御メーカー…三菱

  2014年に2次抵抗制御からインバーター制御へ更新

  距離1000m 山頂原動 136名乗り 速度3.3m/s 原動機出力380kW 綱索42mm ○身延山ロープウェイ  索道メーカー…日本ケーブル 制御メーカー…三菱

  2012年に2次抵抗制御からインバーター制御へ更新

  1支索2えい索 距離1664m 山頂原動山麓緊張 45人乗り 速度5m/s 原動機出力200kW 支索56mmえい索24mm平衡索20mm緊張索50mm

 ○大雪山層雲峡・黒岳ロープウェイ

  索道メーカー…日本ケーブル 制御メーカー…三菱

  1993年にサイリスタ制御装置に更新。2015年現在使用中。

  2支索2えい索 距離1645m 山頂原動山麓緊張 101人乗り 速度5m/s  原動機出力280kW 支索50mmえい索28mm平衡索24mm緊張索50mm

四 内容

 1八海山ロープウェイ

  ①インバーター制御について

   索道メーカーは安全索道で、制御メーカーは東芝製です。盤の大きさは高さ2m×奥行き80cm×横幅7mほどです。全9面に分割され、6面がコンバーター部で2面がインバーター部、1面が電源部になっています。

   ほとんどの盤に扉開閉のリミットスイッチがついており、開けると保安停止する

ので中を見ることは出来ませんでした。コンバーターのブレーカーを入り切りする

盤は開ける事が出来ましたが、コンバーター部及びインバーター部は見る事が出来

ませんでした。

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       コンバーターインバーター盤

   シーケンス盤は全4面で、黒岳で使用しているAシリーズくらいの大きさのシー

ケンサーが使用されていました。

   

      シーケンス盤               シーケンサー

   モーターの容量は650kwで、外観大きさは高さ120cm×奥行き60cm×幅幅120cmほどです。高さの半分から上は冷却部で、かなり大きなファンが乗っ

ていました。

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     三相誘導電動機(上半分は冷却ファン)

   2001年の新設当初よりインバーター制御を導入しているようです。交走式とし

ては日本で初めてかそれに近い時期での導入だということです。

   営業開始以来、特に制御関係で不具合というのはなかったようです。音もそれほど

うるさくなく、当社で使用しているサイリスタ盤より少し静かなくらいでした。

   入場は 0.2m/sですが、速度不安定もなく、また過速減速もスムーズでした。  ②その他機械設備について

   山麓原動で、運転室も山麓にありますが、運転室に人は置かず、搬器内で無線を使

用して運転しているそうです。搬器内に運転、減速、停止スイッチやタッチパネル

盤などがあり、すべての運転操作をすることができ、また運転室で確認できるすべ

ての情報が確認出来るようになっているようです。

   当初は2搬器とも運転操作が出来るように設計したようですが、運輸局が複数の場

所で操作できるのはダメという事で、1号車をメインの操作搬器とし、2号車は無線

連絡で1号車に操作を依頼する形になっているとの事です。

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       搬器内運転盤③その他

   最速10m/sで運転できるようですが、振動が大きく、部品の消耗も激しいため、普段は7m/sで運転しているとの事です。

 2高尾山ケーブルカー

  ①インバーター制御について

   索道メーカーは日本ケーブルで、制御メーカーは三菱です。2014年に2次抵抗

制御からの更新で、原動装置一式も併せての更新となっています。盤の大きさは高さ

2m×奥行80cm×横幅5mほどです。全3面で、1面の幅は140cm程度です。コンバーター盤、インバーター盤、出力盤で1面ずつ使用されていました。

   コンバーター部、インバーター部は箱に覆われており、中身を見たり調整するの

は制御メーカーのみという事です。

   インバーター盤内には整流用コンデンサが置かれていました。

   入場速度は0.2m/sですが、現在0.1m/sまで下げられるか検討中だという事です。昔のインバーター制御は細かい速度制御が難しく、ロープウェイに使用す

るのは大変だと聞いたことがありますが、すっかり改善されているようです。

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     コンバーター部           インバーター部

   シーケンスには Qシリーズが使用されていました。ブレーカー部とシーケンス部の2面です。

  インバーター盤とコンバーター盤、電源盤、シーケンス盤で合わせて横幅7 mほどになりますが、同じものを2セット設置しており、何かあった時の対策にしている

とのことでした。この日は点検のため、交互に使用しているとのことでした。

   インバーター盤、シーケンス盤いずれにもアース切り離し端子が付いており、雷

発生時には電源を落として、アースを切り離す事で誘導雷の進入を防止しているとの

ことです。

   モーターは380kwです。制御装置と同様に、2台同じものが並列しておかれて

おり、出力側に等速機という切替え装置が付いていました。

        三相誘導電動機と等速機

  ②その他機械装置について

   下山時には並行して営業しているリフトに乗車しました。東京索道製で山頂原動山

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麓緊張です。旧藻岩山山頂リフトと同じようなタイプで、原動滑車地下に原動設備が

あり、緊張は重錘式です。

   乗降車補助にローディングカーペットが使用されており、乗車の際はカーペット

に乗り、歩かないで立っているとカーペットより少し早い速度で回ってくる搬器に

座る、という乗車方法です。降車の際は当社と同じく左に逃げる形です。

  

   リフト乗降車補助ローディンクカーペット

 3身延山ロープウェイ

  ①インバーター制御について

   索道メーカーは日本ケーブルで、制御は三菱です。2012年に2次抵抗制御から

インバーター制御に、原動設備一式で更新したようです。盤の大きさは縦2m×奥行80cm×横幅5mほどで、コンバーター盤が幅160cm程度、インバーター盤が幅160cm程度、出力部が幅100cm程度で、それぞれ1面ずつとなっています。

           コンバーター盤            インバーター盤

   ファンも小さく、運転中ほとんど音は気になりませんでした。

   モーターは200kwで大きさは高さ60cm×奥行60cm×横幅120cm位

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の大きさで、当社ロープウェイの直流モーターより少し大きくなる程度です。

           機械室とモーター

  ②その他機械装置について

   搬器は2010年にデザインをリニューアルしたという事です。JR九州のななつ星などをデザインしている水戸岡さんにしてもらったようです。搬器内の座面や手

すり、つり革の持ち手などを木製にし、温かみのあるデザインとなっていました。

更新の計画もあるようです。

     

          搬器外観                搬器内装

   その他最近の設備更新としては、支索及びサドルの更新、平衡索緊張装置の更新と、

大型投資が相次いだようです。

   緊張重錘にはおもり移動量の指示を固定できる装置が付いており、その日の最高最

低が簡単に読み取れるようになっていました。またお客様の通路から緊張施設が見

えるようにガラス張りになっていました。

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           平衡索緊張設備          重錘移動量記録装置   お年寄りの利用も多いようで、券売機は利用者が買い求めやすいデザインとなっていました。

           券売機    ロープウェイカードを販売していました。索道協会が取りまとめ、北関東周辺の

普通索道を中心に作成しているようです。表面にはロープウェイの写真と山頂か

らの景色が、裏面には索道データが記載されていました。ここでは50円で販売

されていましたが、無料で配布している事業者もあるようです。中部地方の索道

協会でも実施しているようです。

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     ロープウェイカード表面         ロープウェイカード裏面

五 まとめ

 今回の研修では、次世代の制御装置であるインバーター制御を研究する事を主テーマと

し、3事業者様(索道メーカーとしては2種類、制御メーカーとしては2種類)を訪問し

ました。

 どちらの制御も不具合無く使用できているとの事です。また、過減速のスムーズ性や、

低速での安定性も良く、サイリスタ制御と変わりなく使用できるものと思われます。

 コンバーター部やインバーター部の中は完全なるブラックボックス状態であり、何か

あるとすべて制御メーカー任せとなるようです。

 外観大きさはサイリスタ盤と比較して、かなり大きなものになるので、設置場所の検

討が必要です。また、トランス容量も変わると思われるので、同時に検討が必要です。

 モーターがブラシレスの交流モーターに変わるので、各事業者様とも日々のメンテナ

ンスでは楽になったという事です。

 

六 感想

 今回の研修の要点であるインバーター制御については、事前の不安は払拭され、なん

ら問題のない設備であることが確認されました。率直な感想としては、索道の楽しさや

魅力を再発見し、また物を大事に使うことが大切であるということを感じることができ

た研修となりました。

 八海山ロープウェイでは、本州の山らしい急峻な八海山を望みながら、そのアクセス

としての利便性や、登山前の高揚感を感じることができました。登山ができなかったの

が残念です。高尾山では下りにリフトを使用しましたが、初めてリフトに乗るような楽

しさを味わうことができました。身延山では周辺に寺社仏閣が多数あり、山頂には奥ノ

院があるという立地の中、霊山としての重厚な雰囲気を感じながらロープウェイに乗る

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ことができました。

 索道の運行ということは、交通という意味での利用はもちろんですが、周辺環境も含

めて、乗車する楽しさもあるという事を再認識することができました。

 設備という事では、どの事業者さんも機械室を非常にきれいにしていらっしゃいまし

た。点検の基本は清掃にありますので、われわれも見習いたいと思います。また、高尾

山と身延山は、いずれも前の制御が巻線型誘導電動機を使用した二次抵抗制御でした。3

0年前後は使用されていますので、整備をまめにし、大切に使われていたことがうかが

い知れました。われわれも新しいから良いということではなく、いかに大事に、長く使

えるかということを念頭に置く必要があると感じました。

以上