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第24期 期末報告書 2008年4月1日~2009年3月31日 Harmony 「人」と「街」と「自然」の調和を目指して

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第24期 期末報告書2008年4月1日~2009年3月31日

Harmony「人」と「街」と「自然」の調和を目指して

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1 NTT都市開発

Profile

NTT都市開発は、1986年の設立より、NTTグループ唯一の総合

不動産会社として、東京・大手町をはじめ、日本各地で快適なオフィ

ス空間づくりや街づくりを手掛けてきました。

今後も大規模プロジェクトへの参画や独自の開発プロジェクトへ

のチャレンジ、さらには商業施設の開発、プロパティマネジメント

事業の拡大、不動産ファンドを活用したフィービジネスの展開など

を行い、最適な事業ポートフォリオを確立させ、バランスのとれた

総合不動産会社を目指します。

建物:グランパークタワー撮影:ノマディック工房  作品:吾妻兼治郎、1996年、「静観MU-966」

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2第24期 期末報告書

コーポレートマーク(Harmonious Stripe)にデザインされた垂直のラインは大地に立つ「人」を、水平のラインは創造される「街」を、斜めのラインはそこに息づく「自然」を表し、「人」と「街」と「自然」の調和という当社の理想を表現しています。そしてコーポレートカラー(Harmonious Green)は、人と街と自然が調和した空間、時代の変化に対応した柔軟性と普遍性、NTT都市開発の「知性」「風格」「気品」を表したカラーです。

We create harmony.「人」と「街」と「自然」が調和する、快適空間を創造し続けること。それがNTT都市開発の企業テーマです。街をつくる「人」、人にエネルギーを与える「街」、そして人と街にやすらぎを与える「自然」。この3つのファクター

が調和した時、NTT都市開発の理想的な街づくり、環境づくりは実現します。私たちは、つねに時代の変化を読み取り、柔軟な開発思想、高い建築品質、情報インフラなどの先端技術で「人」「街」「自然」が互いに調和し、美しいハーモニーを奏でる快適な都市空間をこれからも創造していきます。

ロゴに込められた想い

Contents Profile . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 1トップメッセージ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 3NTT都市開発グループ中期経営計画2010 . . . . . . . . . . . . . . . 5事業レビュー不動産賃貸事業 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 7分譲事業 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 8その他の事業 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 8主要物件一覧 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 9連結財務諸表(要旨) . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 11Communication with You . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 13会社概要/株式の状況 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 14株主メモ/街とアートのハーモニー . . . . . . . . . . . . . . . 裏表紙

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(単位:百万円)

0

50,000

100,000

150,000

200,000

2007年3月期

2008年3月期

2009年3月期

144,277138,206128,215

営業収益

不動産業界を取り巻く外部環境が厳しい中、当期の業績をどのように評価していますか?

外部環境の影響はあったものの、堅実な事業運営により、増収を確保しました。

当期(2009年3月期)の不動産業界を取り巻く環境は、世界的な景気後退の影響もあり、厳しい状況が続きました。不動産賃貸事業では、市場の賃貸オフィスの平均空室率の上昇や平均賃料の下落が顕著になる中で、当社は、大手町ファーストスクエアをはじめとする競争優位性の高い賃貸オフィスビルの戦略的賃料交渉に注力するとともに、トレードピア淀屋橋など新規収益物件の取得を推進しました。分譲事業では、分譲マンションの販売長期化による売上の減少や、たな卸資産の評価損計上の影響により、収支は大幅に悪化しました。この結果、当期の営業収益は1,442億円(前期比4.4%増)となり増収を確保しましたが、営業利益は252億円(同12.1%減)、

厳しい環境の中でも強みを活かし、さらなる成長を目指します。

3 NTT都市開発

トップメッセージ

財務ハイライト賃貸オフィスビルにおける戦略的賃料交渉および新規収益物件の

稼働などにより増収を確保したものの、厳しい外部環境の影響により、

営業利益、経常利益は減益となりました。当期純利益は、特別利益の

計上により、増益となりました。なお、当期の1株当たり年間配当金は、

前期と同額の1,200円となります。

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25,24428,718

25,09115,98914,758

12,995

24.726.825.3

(単位:百万円)

0

14,000

21,000

28,000

35,000

2007年3月期

2008年3月期

2009年3月期

営業利益

7,000

(単位:百万円)

0

5,000

10,000

15,000

20,000

2007年3月期

2008年3月期

2009年3月期

当期純利益

1,2001,2001,000

0

500

1,000

1,500

2,000

3月期

(単位:%、円)

0

10.0

20.0

30.0

2007年 2008年3月期

2009年3月期

配当性向/1株配当金

(注)2007年1月1日付をもって、普通株式1株につき5株の割合で株式分割をしています。上記グラフは、当該株式分割に伴う影響を加味し、遡次修正を行った場合の数値をもとに作成しています。

経常利益は195億円(同25.5%減)の減益となりました。しかしながら、固定資産売却益を特別利益に計上したことにより、当期純利益は159億円(同8.3%増)の増益となりました。

「NTT都市開発グループ中期経営計画2010」の達成に向けた当期の取り組みについて教えてください。

コア事業を中心に、バランスのとれた施策の推進を図りました。

中期経営計画の初年度にあたる当期は、コア事業である不動産賃貸事業において、戦略的賃料交渉による収益力の向上を実現したほか、芝浦水再生センター再構築事業などの新規プロジェクトへの参画が決定するなど、順調に進捗しました。また、開発内容の多様化による「開発力の強化」を図るべく、商業施設の開発を積極化しており、本年4月には商業事業推進部を新設しました。もう一方のコア事業である分譲事業においては、当社ブ

ランド「WELLITH(ウェリス)」のロゴマークを制定し、ブランドの確立を図りました。

さらに、本年3月には、新たな不動産ファンドを立ち上げるなど、新たな成長分野の開拓も着実に進めています。

景気の先行きが不透明な中、今後の取り組み方針を聞かせてください。

堅実な事業運営によって収益力の強化・安定を図るとともに、将来への布石も打っていきます。

不動産賃貸事業においては、既存保有ビルのバリューアップやテナント営業の強化により、収益力の強化・安定を図ります。分譲事業においては、商品企画の充実と販売強化を推進していきます。また、東京都心部や関西の主要都市における開発プロジェクトの推進により、将来の成長への布石も打っていきます。当社は、引き続きコア事業の発展・成長を図るとともに、

新たな成長分野の開拓にも積極的にチャレンジし、さらなる企業価値増大を目指します。株主の皆さまにおかれましては、引き続きご支援を賜りますようお願い申しあげます。

4第24期 期末報告書

代表取締役社長

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5 NTT都市開発

NTT都市開発グループ中期経営計画2010

「NTT都市開発グループ中期経営計画2010」の数値目標および進捗状況

「開発力の強化」、「収益力の強化」、

「NTTグループとの協働」をテーマに

コア事業の持続的成長を目指してい

きます。

事業戦略1コア事業である不動産賃貸事業・分譲事業のさらなる発展、成長

ファンドビジネスとアセットソリュー

ション(資産の有効活用等)の推進な

ど、コア事業以外の新たな成長分野

の開拓を目指していきます。

事業戦略2新たな成長分野の開拓

「ビジネス基盤の強化」と「企業価値

増大に資する財務政策」をテーマに、

長期安定成長に寄与する経営基盤の

強化を目指していきます。

事業戦略3長期安定成長に寄与する経営基盤の強化

「NTT都市開発グループ中期経営計画2010」を実現するための事業戦略

中期計画の初年度である2008年度は、営業収益は1,442億円となり増収を維持したものの、営業利益は252億円、経常利益は

195億円、営業利益率は17.5%となりました。

2009年度の営業収益は1,510億円、営業利益は285億円、経常利益は215億円、営業利益率は18.9%と増収増益を目標として

おり、引き続き、中期経営計画の達成に向けて事業に取り組んでいきます。

2007年度 2008年度 → 2010年度営業収益 1,382億円 1,442億円 → 1,800億円営業利益 287億円 252億円 → 360億円経常利益 261億円 195億円 → 305億円営業利益率 20.8% 17.5% → 20.0%

2008年度より新たにスタートし、2010年度を最終年度とする「NTT都市開発グループ中期経営計画2010」の概要、進捗、取り組み状況についてご報告します。

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6第24期 期末報告書

「大手町一丁目地区第一種市街地再開発事業」が「大手町地区連鎖型再開発事業」の最初の

プロジェクトとして、2009年4月1日に竣工しました。「連鎖型都市再生」という日本で初めて採

用される革新的な手法を用いて、日本経済の心臓部である大手町の機能を止めることなく、

オフィスビルの連続的な建て替えを実現しています。地区内はオフィス、商業施設、国際カン

ファレンスセンターなどの複合施設で構成されています。

■「大手町一丁目地区第一種市街地再開発事業」の竣工

2009年2月に、「(仮称)四条烏丸ビル」を着工しました(竣工:2010年秋予定)。同ビルは京都

のビジネスエリアと商業エリアが交差する一等地にあります。当社が2001年にオープンした

商業施設「新風館」とともに、京都の賑わいある中心地にふさわしいランドマークとなることを

目指して、オフィスと商業の複合施設を開発する予定です。

■「(仮称)四条烏丸ビル」の開発着工

本計画は、東京都下水道局が地下に整備する下水道施設などの上部に環境

配慮型の業務・商業系ビルを建設するものです(竣工:2014年予定)。当プロ

ジェクトでは、下水道施設の上部利用という特殊性とともに、下水再生水や下

水熱などの未利用エネルギーの積極的活用など、国内最高水準の「環境モデ

ルビル」として、「21世紀の持続可能な都市づくり」を目指します。

■「芝浦水再生センター再構築に伴う上部利用者公開募集」において当社を代表企業とするグループが事業者として決定

中期経営計画の「事業戦略1」に基づき、当期に進捗した開発プロジェクトを3件紹介します。これらのプロジェクトに取り組むことで、当社の開発力と収益力を強化し、将来にわたる持続的成長を目指していきます。

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7 NTT都市開発

事業レビュー

(単位:百万円)

0

40,000

60,000

80,000

100,000

2007年3月期

2008年3月期

2009年3月期

99,92889,91785,312 35,560

26,0253.1

4.2

2.12.8

0.50.9

23,184

営業収益

20,000

(単位:百万円)

0

10,000

20,000

30,000

40,000

2007年3月期

2008年3月期

2009年3月期

営業利益 (単位:%)

0

2.0

4.0

6.0

2007年3月期

2008年3月期

2009年3月期

空室率 全国都心5区

不動産賃貸事業

当期の不動産賃貸事業では、秋葉原UDXを保有する会社の連結子会社化やトレード

ピア淀屋橋などの新規取得物件の賃料収入、アーバンネット大手町ビルや大手町

ファーストスクエアなど既存物件の賃料収入の増加などにより、前期に対して増収増

益となりました。また、保有物件の空室率は、市場平均に対して低い水準で推移し、

東京都心5区で2.8%、全国ベースで3.1%となりました。

新規ビルの開発事業については、大手町一丁目地区プロジェクトが2009年4月1日

に竣工するとともに、(仮称)四条烏丸ビル、および大阪駅北地区プロジェクトなどが順

調に進行中です。また、東京都下水道局の芝浦水再生センター再構築プロジェクトに

おいて、当社を代表企業とするグループが事業者として決定するなど、将来の成長への

布石も進めています。

以上の結果、当期の不動産賃貸事業の営業収益は、999億円(前期比11.1%増)、

営業利益は355億円(同36.6%増)と増収増益となり、営業利益率は、前期の28.9%か

ら35.6%に改善しました。

営業収益構成比

67.0%

撮影:フォワードストローク

不動産賃貸事業は秋葉原UDXを保有する会社の連結化や新規物件取得および既存物件の戦略的賃料交渉による収益力向上の結果、増収増益となりました。一方、分譲事業は販売の長期化による売上の減少に加え、たな卸資産の評価損を計上した影響により、営業損失となりました。

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8第24期 期末報告書

(単位:百万円)

0

20,000

30,000

40,000

50,000

2007年3月期

2008年3月期

2009年3月期

営業収益

10,000

(単位:百万円)

0

4,000

8,000

2007年3月期

2008年3月期

2009年3月期

営業利益

32,68838,415

32,680

△6,018

6,5935,228

-8,000

-4,000

分譲事業

当期の分譲事業は、ウェリスシティ大森タワーやウェリス駒込レジデンスなどの分譲

マンションの収益を計上するとともに、当社ブランド「WELLITH(ウェリス)」のロゴマーク

を制定してブランドの確立を図りました。しかしながら、市場の低迷により販売が長期

化するとともに、たな卸資産の評価損を計上した影響により、収支は大幅に悪化し、当

期の分譲事業の営業収益は326億円(前期比14.9%減)、営業損失は60億円(前期は65億

円の営業利益)となりました。

営業収益構成比

21.9%

(単位:百万円)

0

6,000

12,000

18,000

2007年3月期

2008年3月期

2009年3月期

営業収益 (単位:百万円)

0

400

800

1,200

1,600

2007年3月期

2008年3月期

2009年3月期

営業利益

16,62413,84513,524

1,500

973951

その他の事業

当期のその他の事業は、テナント工事関係や建物管理収入などの増加により、営業

収益は166億円(前期比20.1%増)、営業利益は15億円(同54.0%増)となり、増収増益

となりました。

営業収益構成比

11.1%

撮影:フォワードストローク

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東海エリア

アーバンネット名古屋ビル所在地:名古屋市東区土地面積:5,997m2[950m2](※2)建物延床面積:75,047m2

竣工:2005年9月

中国・四国エリア

NTTクレド基町ビル所在地:広島市中区土地面積:21,801m2

建物延床面積:160,418m2

竣工:1994年3月

関西エリア

UD御堂筋ビル(※1)所在地:大阪市中央区土地面積:2,097m2

建物延床面積:11,284m2

竣工:1967年10月

九州エリア

NTT-Tビル所在地:福岡市中央区土地面積:8,526m2[249m2](※2)建物延床面積:61,506m2

竣工:1996年9月

③9 NTT都市開発

主要物件一覧(2009年3月31日現在)

良好な立地条件と最新のビル設備を兼ね備えるオフィスビル、NTTブランドの信頼性をベースとした高品質な住まいを提供する分譲マンション。当社の主な所有ビルと分譲物件をご紹介します。

不動産賃貸事業(主な所有ビル)

賃貸物件:6

賃貸物件:9

賃貸物件:40

賃貸物件:19

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東北・信越エリア

アーバンネット五橋ビル所在地:仙台市青葉区土地面積:3,902m2

建物延床面積:12,859m2

竣工:1998年4月

首都圏エリア

アーバンネット大手町ビル所在地:東京都千代田区土地面積:9,361m2

建物延床面積:117,618m2

竣工:1990年6月

北海道エリア

アーバンネット札幌ビル所在地:札幌市中央区土地面積:5,369m2

建物延床面積:31,255m2

竣工:2004年10月④

10第24期 期末報告書

分譲事業(トピック物件)

都市の風をつねに感じ

ながらも、喧噪と程よく離

れた閑静な住宅街「目黒区

大岡山1丁目」。今ここに、

深い寛ぎを創造した29邸

の〈ウェリス目黒大岡山〉が

誕生します。心を解き放ち

自分自身を開放させる「都深区」。深い寛ぎの生活空間が日常を優雅

に駆け抜ける人々 を優しく包み込みます。地上5階建ての重厚感ある

外壁にはダークブラウンのレンガ調タイルを採用。どっしりとした、

フォーマルな外観が道行く人の憧憬を集めます。アクセスも東急目黒

線・大井町線「大岡山」駅徒歩8分をはじめ、4駅3路線が利用可能な至

便な立地を有しています。詳細は専用のウェブサイトをご覧ください。

http://www.toshinku.jp/

ウェリス目黒大岡山

賃貸物件:55

賃貸物件:8

賃貸物件:12

お客さまに安心して住んでいただける、より信頼性の高い確かな品質の住まいの提供を目指します。

「WELL」(心地よい)+「WITH」(共に)=「WELLITH」(“共に心地よい”暮らしを)

ブランドメッセージ

ウェリス= 理性品質

撮影:①川澄建築写真事務所 ②イトープロフォート ③車田写真事務所④⑤フォワードストローク ⑥三輪晃久写真研究所

※ 各エリアで保有する賃貸物件数を記載しています。なお、物件数には当社の子会社が保有する物件も含んでいます。

※1 共有物件であり、面積は所有持分を記載しています。※2 一部借地上の物件であり、所有部分の面積を記載しています。[ ]内は借地面積です。

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11 NTT都市開発

連結財務諸表(要旨)

(参考)

有利子負債 451,849 521,070

固定資産

トレードピア淀屋橋や千代田区内神

田における土地取得など、将来の成

長に向けた収益物件や開発用地に対

する積極的な投資の結果、固定資産

は増加しました。

固定負債

開発用地や収益物件の取得に伴う資

金需要に対応するために、長期借入

金や社債の発行などにより資金を調

達したことから、固定負債は増加し

ました。

連結貸借対照表 (単位:百万円)

前期 当期科 目2008年3月31日現在 2009年3月31日現在

(資産の部)

流動資産 150,037 148,447固定資産 750,287 788,202資産合計 900,325 936,650

(負債の部)

流動負債 127,406 116,772固定負債 594,949 636,284負債合計 722,356 753,056

(純資産の部)

資本金 48,760 48,760資本剰余金 34,109 34,109利益剰余金 53,392 65,103その他有価証券評価差額金 133 176少数株主持分 41,573 35,443純資産合計 177,969 183,593負債純資産合計 900,325 936,650

(単位:百万円)

0

50,000

75,000

100,000

2007年3月期

2008年3月期

2009年3月期

投資額推移

25,000

75,638

93,367

48,595

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12第24期 期末報告書

営業キャッシュ・フロー

分譲用地仕入れに伴うたな卸資産の

増加や仕入債務の減少、法人税等の

支払いなどにより、営業キャッシュ・

フローはマイナスとなりました。

営業利益

不動産賃貸事業の好調が全体を牽引

し、営業収益は増収を維持したものの、

分譲事業において、たな卸資産の評価

損の影響額を営業原価に含めたことが

響き、営業利益は減益となりました。

当期純利益

資産の組換えに伴い固定資産売却益

を計上したことにより、当期純利益は

増益を維持しました。

連結損益計算書 (単位:百万円)

前期 当期科 目 2007年4月1日から 2008年4月1日から

2008年3月31日まで 2009年3月31日まで

営業収益 138,206 144,277営業原価 96,042 104,259営業総利益 42,163 40,017販売費及び一般管理費 13,445 14,773営業利益 28,718 25,244営業外収益 2,801 2,373営業外費用 5,323 8,113経常利益 26,196 19,504特別利益 743 12,037特別損失 1,929 4,147税金等調整前当期純利益 25,010 27,393法人税、住民税及び事業税 11,600 6,547法人税等調整額 △1,348 3,208少数株主利益 0 1,648当期純利益 14,758 15,989

連結キャッシュ・フロー計算書 (単位:百万円)

前期 当期科 目 2007年4月1日から 2008年4月1日から

2008年3月31日まで 2009年3月31日まで

営業活動によるキャッシュ・フロー 5,700 △12,091投資活動によるキャッシュ・フロー △77,893 △57,397財務活動によるキャッシュ・フロー 85,038 63,079現金及び現金同等物の増減額 12,846 △6,409現金及び現金同等物の期首残高 2,255 15,101現金及び現金同等物の期末残高 15,101 8,691

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Communication with YouQ.A.

NTTグループの中での貴社の役割や位置付けはどのようなものですか?

Q.A.

地方都市にも多くの物件を保有していますが、その理由を説明してください。

NTT都市開発では、株主の皆さまとのより良い関係を築くために、皆さまからのご質問に真摯に答えていきます。

13 NTT都市開発

当社は、NTTグループ唯一の総合不動産会社であり、2つの大きな

役割を担っています。

1つ目は、NTTグループが培ってきた不動産事業のノウハウを核に、

グループの非通信事業の拡大に貢献していくことであり、1986年の当

社設立以来、着実に規模を拡大しています。

2つ目は、NTTグループの不動産戦略を支援することです。当社は

NTTグループが保有する優良な不動産の利活用の推進において大きな

役割を果たすとともに、グループ各社のオフィス戦略のサポートも行っ

ています。

資産ポートフォリオが地域的に分散していること(地方都市にも多くの物件を保有しているこ

と)は、当社の特長であり強みの一つです。地域分散により、オフィスビル賃貸市場の変動に対

する耐性が高いと考えています。

また、昨今、地方都市部のオフィスビルの空室率の上昇が顕著になってきていますが、当社

の保有物件は、立地面、建物グレード面で競争優位性が高いため、各地域の平均空室率より

も低い水準を維持しています。

ウェリス麻布狸穴NTTグループから仕入れた用地の事業化例

グランパークタワー主要テナント:NTTコミュニケーションズ(株)(株)NTTファシリティーズ

撮影:三輪晃久写真研究所

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14第24期 期末報告書

会社概要/株式の状況(2009年3月31日現在)

会  社  名 エヌ・ティ・ティ都市開発株式会社NTT URBAN DEVELOPMENTCORPORATION

本 社 所 在 地 〒101-0021東京都千代田区外神田四丁目14 番1号

設     立 1986年1月21日

資  本  金 487億6,000万円

従 業 員 数 619名(連結)

支     店 東海支店、関西支店、中国支店、九州支店、北海道支店

会社データ

代表取締役社長 三ツ村 正規代表取締役常務 村岸 公人常 務 取 締 役 三宅 広人

若泉 征也飼手 道彦大澤 秀雄

取  締  役 徳永 英樹伊藤 彰敏奥田 孝浩西村 善治篠田 智長谷川 和弘飯嶋 弘士中原 志郎山内 功

常 勤 監 査 役 榎 彦左エ門榎本 晶夫

監  査  役 池田 仁田川 久和

役員(2009年6月18日現在)

会社が発行する株式の総数 10,500,000株

発 行 済 株 式 の 総 数 3,291,200株

株    主     数 14,187名

株式の状況

株主の氏名または名称 所有株数 構成比率

日本電信電話株式会社 2,214,815 67.30%

ステートストリートバンクアンドトラストカンパニー 91,723 2.79%

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 72,552 2.20%

日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口4G) 62,616 1.90%

日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口) 53,534 1.63%

ジェーピーモルガンチェースバンク 380084 52,278 1.59%

バンクオブニューヨークタツクストリイテイジヤスデツクオムニバスツー 32,243 0.98%

ザバンクオブニューヨークトリーテイージヤスデツクアカウント 22,960 0.70%

メロンバンクトリーティークライアンツオムニバス 22,439 0.68%

ザチェースマンハッタンバンクエヌエイロンドンエスエルオムニバスアカウント 21,166 0.64%

大株主(上位10名)

株式所有者別分布状況(出資比率)

金融機関 7.2%証券会社 0.2%

事業会社その他法人(国内)67.6%

個人・その他(国内)2.6%外国法人22.3%

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株主メモ

TM

〒101-0021東京都千代田区外神田四丁目14番1号秋葉原UDXTEL(03)6811- 6300(代表) FAX(03)5294 - 8500

事 業 年 度 毎年4月1日~翌年3月31日

剰 余 金 の配 当 基 準 日 3月31日(中間配当を行う場合は9月30日)

定時株主総会 毎年6月下旬

株主名簿管理人・ 〒103-8670特 別 口 座 東京都中央区八重洲一丁目2番1号口座管理機関 みずほ信託銀行株式会社

事務取扱場所 〒168-8507 東京都杉並区和泉二丁目8番4号(お問い合わせ先) みずほ信託銀行株式会社 証券代行部

電話:0120-288-324(フリーダイヤル)

上場証券取引所 東京証券取引所 市場第一部

公 告 方 法 電子公告により、当社ウェブサイト(http://www.nttud.co.jp/)に掲載いたします。ただし、事故その他やむを得ない事由によって電子公告による公告をすることができない場合は、日本経済新聞に掲載いたします。

当社では、株主や投資家の皆さまに、事業情報や財務情報をはじめとした、積極的な情報開示を行っています。最新の情報をタイムリーに更新していきますので、是非、アクセスしてください。

ホームページのご案内http://www.nttud.co.jp/

大手町ファーストスクエアの「鳥」~西野康造「気流-風になるとき」1996~

街とアートのハーモニー

永代通りと日比谷通りの交差点に面し、その名のとおり大手町1丁目に位置する大手町ファーストスクエア。エントランスアプローチの脇に並ぶ、逆円錐形の巨大なプランターの列にいざなわれるように歩みを進めると、ビルに囲まれたサンクンガーデンにたどり着きます。下階の広場では円形に削り出された石の水盤に水が溢れ、空を見上げると鳥をかたどった金属の「バードモビール」が風にそよいでいます。太陽光を反射してきらめくシルバーの翼はあくまで人工的ですが、風をうけてゆったりと羽ばたくその姿は、空の彼方からビルの谷間のオアシスに舞い降りてきたかのように自然の息吹きを感じさせます。表通りの喧騒とは切り離されたこの「都市のガーデン」に、オフィスワーカーたちもまた、ひとときの憩いを求めて訪れ集うのです。

撮影:ナカサアンドパートナーズ

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