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- 1 - IPA 情報発信第 170 号(2018 6 月) 2018年7月2日 独立行政法人情報処理推進機構(IPA) 理事長 富田 達夫 IPA 情報発信第 170 号の内容> 今月のトピックス 1.「IPAシンポジウム 2018~社会変革に向けた新たな潮流の把握・発信へ~」を 開催 2018 年度より、IPAはサイバーセキュリティ対策や I T人材育成に加えて、「IT に 関する新たな潮流の把握・発信を行う」役割を加えた第四期中期計画をスタートさせ ました。そのスタートにあたり、有識者をお招きして IT の未来と可能性、予想され る課題とその対策について語るシンポジウムを開催しました。 2. サイバーセキュリティ対策に関する情報交流の場、コラボレーション・プラ ットフォーム第1回会合を開催 企業等の参加者が、サイバーセキュリティ対策に関する情報交換の場として活用 し、サイバーセキュリティ対策のニーズを明確化・具体化するとともに、シーズ等に 関する情報提供・情報収集を行うため、コラボレーション・プラットフォーム第 1 回 会合を開催しました。 3.産業サイバーセキュリティセンターの中核人材育成プログラム、第 1期受講者 が卒業 産業サイバーセキュリティセンターの「中核人材育成プログラム」では、1 年間を かけて、経営層と現場の橋渡しを行いつつ企業や業界のサイバーセキュリティ対策 をリードする「中核人材」を育成しています。この 6 月に第 1 期受講者である 76 名 が卒業を迎えました。 Ⅰ.情報セキュリティ対策の実現 1.第 14 回 IPA「ひろげよう情報モラル・セキュリティコンクール」2018 の作品募集を開始 2.情報セキュリティサービス基準適合サービスリストの公開及び情報セキュリティサービス の提供状況の調査における審査登録機関の募集について 3.「脆弱性関連情報として取り扱えない場合の考え方の解説」の公開 4.SECURITY ACTION 自己宣言の申請企業数が 1 万社を突破 5.サーバ用オープンソースソフトウェアの製品情報及びセキュリティ情報ページの公開 6.「SSL/TLS 暗号設定ガイドライン改訂及び鍵管理ガイドライン作成のための調査・検討」の 調査実施報告書の公開 7.「CISO等セキュリティ推進者の経営・事業に関する役割調査」報告書 別冊の公開 8.重要なセキュリティ情報(6月) Ⅱ. IT 人材の育成 1.「ITPEC試験問題選定会議」の開催

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Page 1: IPA 情報発信第 170 号(2018 年6月) · - 1 - ipa情報発信第170号(2018年6月) 2018年7月2日 独立行政法人情報処理推進機構(ipa) 理長 富田

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IPA 情報発信第 170 号(2018 年 6 月)

2018年 7月 2日

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)

理事長 富田 達夫

<IPA 情報発信第 170 号の内容>

今月のトピックス

1.「IPA シンポジウム 2018~社会変革に向けた新たな潮流の把握・発信へ~」を

開催

2018年度より、IPAはサイバーセキュリティ対策や I T人材育成に加えて、「ITに

関する新たな潮流の把握・発信を行う」役割を加えた第四期中期計画をスタートさせ

ました。そのスタートにあたり、有識者をお招きして ITの未来と可能性、予想され

る課題とその対策について語るシンポジウムを開催しました。

2. サイバーセキュリティ対策に関する情報交流の場、コラボレーション・プラ

ットフォーム第1回会合を開催

企業等の参加者が、サイバーセキュリティ対策に関する情報交換の場として活用

し、サイバーセキュリティ対策のニーズを明確化・具体化するとともに、シーズ等に

関する情報提供・情報収集を行うため、コラボレーション・プラットフォーム第 1回

会合を開催しました。

3.産業サイバーセキュリティセンターの中核人材育成プログラム、第 1期受講者

が卒業

産業サイバーセキュリティセンターの「中核人材育成プログラム」では、1年間を

かけて、経営層と現場の橋渡しを行いつつ企業や業界のサイバーセキュリティ対策

をリードする「中核人材」を育成しています。この 6月に第 1期受講者である 76名

が卒業を迎えました。

Ⅰ.情報セキュリティ対策の実現

1.第 14回 IPA「ひろげよう情報モラル・セキュリティコンクール」2018の作品募集を開始

2.情報セキュリティサービス基準適合サービスリストの公開及び情報セキュリティサービス

の提供状況の調査における審査登録機関の募集について

3.「脆弱性関連情報として取り扱えない場合の考え方の解説」の公開

4.SECURITY ACTION 自己宣言の申請企業数が 1万社を突破

5.サーバ用オープンソースソフトウェアの製品情報及びセキュリティ情報ページの公開

6.「SSL/TLS暗号設定ガイドライン改訂及び鍵管理ガイドライン作成のための調査・検討」の

調査実施報告書の公開

7.「CISO等セキュリティ推進者の経営・事業に関する役割調査」報告書 別冊の公開

8.重要なセキュリティ情報(6月)

Ⅱ. IT人材の育成

1.「ITPEC試験問題選定会議」の開催

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2.「MITOU Exhibition & Meetup 2018」及び「2017年度(第 24回)未踏 IT人材発掘・育成

事業 修了式 兼 スーパークリエータ認定証授与式」を開催

3.「MITOU Exhibition Extra」を開催

4.2018年度「未踏 IT人材発掘・育成事業」採択プロジェクトを決定

5.「セキュリティ・ジュニアキャンプ in 高知 2018」を開催

6.情報処理安全確保支援士:サイバーセキュリティ対策に取り組む企業・組織の方々向け特

別無料セミナーを開催

7.情報処理安全確保支援士:活用企業インタビューを掲載

8.平成 30 年度春期「情報処理安全確保支援士(登録セキスぺ)試験」及び「情報処理技術

者試験」(応用情報技術者試験、高度試験)の合格者を発表

Ⅲ.IT社会の動向調査・分析・基盤構築

1.「AI社会実装課題の調査と対策の方向性に関する報告書」を公開

2.「第 5回 DEOS協会 オープン シンポジウム」にて講演

3.CSAJの「第 1回 IoT推進研究会セミナー」にて講演

4.6月発行の書籍のご案内

Ⅳ.組織再編のお知らせ

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今月のトピックス

1. 「IPA シンポジウム 2018~社会変革に向けた新たな潮流の把握・発信へ~」を

開催

(担当:戦略企画部)

IPAは、6月 8日(金)に「IPAシンポジウム 2018 ~社会変革に向けた新た

な潮流の把握・発信へ~」を JPタワー ホール&カンファレンス(東京都千代

田区)で開催しました。

2018年度より、IPAはサイバーセキュリティ対策や I T人材育成に加えて、

「ITに関する新たな潮流の把握・発信を行う」役割を加えた第四期中期計画を

スタートさせました。そのスタートにあたり、有識者をお招きして ITの未来と

可能性、予想される課題とその対策について語るシンポジウムを開催しまし

た。

当日は、経済産業省寺澤商務情報政策局長の来賓挨拶で始まり、富田理事長

が開会講演を行いました。さらに、筑波大学の落合陽一准教授(学長補佐)ら

豪華な講師陣にご登壇いただき、基調講演及びパネルディスカッションにて、

ITの未来について語っていただきました。

午後は、「刻々と巧妙化するサイバー攻撃とどう向き合うか?」、「重要インフ

ラを防御する人材育成」、「デジタルイノベーションで 日本はどう変わる?」、

「未来に向けた先進的な IT人材育成」の4つのパネルディスカッションを 2ト

ラックに分けて行いました。どの講演、パネルディスカッションにおいても会

場はほぼ満席となり、盛況のうちに終了しました。

「IPAシンポジウム 2018~社会変革に向けた新たな潮流の把握・発信へ~」

の詳細については、次の URLをご覧ください。

https://www.ipa.go.jp/about/event/ipasympo2018/index.html

2. サイバーセキュリティ対策に関する情報交流の場、コラボレーション・プラット

フォーム第1回会合を開催

(担当:セキュリティセンター 企画部(旧セキュリティセンター))

IPAは、6月 13日(水)に第 1回コラボレーション・プラットフォームを

IPA(東京都文京区)で経済産業省と共同で開催しました。

コラボレーション・プラットフォームは、企業や研究開発機関等の参加者に

対し国内外のサイバーセキュリティ政策をめぐる動向について情報を提供する

とともに、これらの動きに対するご質問やご意見をお伺いする機会を設け、本

会合での議論を通じて参加者の方々が、サイバーセキュリティ対策のニーズを

明確化・具体化するとともに、サイバーセキュリティ対策のシーズ等に関する

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情報提供・情報収集を行うなど、参加者同士の情報交流の場としてご活用いた

だくことを目指しています。

第 1回では、経済産業省が「産業サイバーセキュリティ強化へ向けたアクシ

ョンプラン」について説明したほか、「サイバーセキュリティビジネスにおける

現状と課題について」、「サイバー・フィジカル・セキュリティ対策フレームワ

ークの活用について」と題する 2つのパネルディスカッションを実施しまし

た。当日は約 180 名の方にご参加いただき、盛況のうちに終了しました。

第 2回は、7 月 23日(月)に開催する予定です。

「コラボレーション・プラットフォーム」の詳細については、次の URLをご

覧ください。

https://www.ipa.go.jp/security/announce/collaborationplatform.html

3. 産業サイバーセキュリティセンターの中核人材育成プログラム、第 1 期受講者

が卒業

(担当:産業サイバーセキュリティセンター)

IPAは、6月 16日(土)に産業サイバーセキュリティセンター(ICSCoE)「第 1

期中核人材育成プログラム」の修了式を行いました。「第 1期中核人材育成プロ

グラム」では、1年間をかけて、経営層と現場の橋渡しを行いつつ企業や業界

のサイバーセキュリティ対策をリードする「中核人材」を育成し、76名が卒業

しました。

修了式では、来賓の方々からの激励の言葉を受けて、受講者代表からは、決

意表明が行われるとともに、単にセキュリティのスキルを習得できただけでな

く海外の専門家とのネットワークを構築できたこと、受講者同士のそれぞれの

専門性を活かしたコラボレーションにより物事を広く捉えられるようになった

ことなど、この一年の総括が語られました。

さらに、本プログラムで培った横のつながりを卒業後も活かし、日本全体の

セキュリティを向上させていきたいと、今後の抱負が力強く語られました。

また、修了式後に、派遣元企業の方々をお招きして卒業プロジェクトの発表会

が実施されました。受講生が 1年間の総まとめとして創り上げた現場向け対策ガ

イドや制御システムに対する攻撃を可視化するシステム等々のプロジェクト成

果を披露したところ、自社や業界において早速の実装を待望するコメントが寄せ

られるなど、受講者にとっては、帰社後の待ったなしの活躍に向けて決意を新た

にする機会となりました。

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Ⅰ.情報セキュリティ対策の実現

1.第 14 回 IPA「ひろげよう情報モラル・セキュリティコンクール」2018 の作品

募集を開始

(担当:セキュリティセンター 企画部(旧セキュリティセンター))

IPAは、6月 1日(金)に「ひろげよう情報モラル・セキュリティコンクー

ル」2018の作品の募集を開始しました。

IPAでは、情報セキュリティへの意識醸成を目的に、2006 年から、小学生か

ら高校生まで及び高専生を対象とした標語、ポスター等の募集を行うコンクー

ルを実施しており、2018年度は 14回目(2007年は 2回実施)を数えます。昨

年度は全国から約 7万点の応募がありました。

第 14回 IPA「ひろげよう情報モラル・セキュリティコンクール」2018の詳細

については、次の URLをご覧ください。

https://www.ipa.go.jp/security/event/hyogo/index.html

2.情報セキュリティサービス基準適合サービスリストの公開及び情報セキュリテ

ィサービスの提供状況の調査における審査登録機関の募集について

(担当:セキュリティセンター セキュリティ技術評価部(旧セキュリティセンタ

ー))

IPAは、6月 5日(火)に情報セキュリティサービスの提供状況の調査におけ

る審査登録機関の募集を開始しました。

IPAでは、経済産業省からの依頼を受けて、同省が平成 30 年 2月に策定、公

開した「情報セキュリティサービス基準」に適合する情報セキュリティサービ

スの提供状況について調査を行い、情報セキュリティサービスを利用しようと

する者が参照することができるよう、調査結果を「情報セキュリティサービス

基準適合サービスリスト」としてホームページに公開する予定です。今回募集

する審査登録機関には、この調査への協力を依頼する予定です。

情報セキュリティサービス基準適合サービスリストの公開及び情報セキュリ

ティサービスの提供状況の調査における審査登録機関の募集の詳細について

は、次の URLをご覧ください。

https://www.ipa.go.jp/security/it-service/service_list.html

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3.「脆弱性関連情報として取り扱えない場合の考え方の解説」の公開

(担当:セキュリティセンター セキュリティ対策推進部(旧セキュリティセンタ

ー))

IPAは、6月 7日(木)に「脆弱性関連情報として取り扱えない場合の考え方

の解説」を公開しました。

IPA及び JPCERT/CC1は、脆弱性関連情報の適切な流通及び対策の促進を図

り、一般利用者の被害を予防することを目的として、2004 年 7 月 8 日に「情

報セキュリティ早期警戒パートナーシップ」の運用を開始しました。

しかしながら、届出を受けた脆弱性関連情報の中には、「情報セキュリティ早

期警戒パートナーシップガイドライン」の定義に合致しないことから、取扱い

の対象とならず不受理となるものがあります。本ガイドラインの取扱対象を理

解することで、本パートナーシップをより効率的に活用できるよう、過去に不

受理となった届出のうち特に件数が多い事例をもとに、本ガイドラインにおけ

る考え方を解説しました。

「脆弱性関連情報として取り扱えない場合の考え方の解説」の詳細について

は、次の URLをご覧ください。

https://www.ipa.go.jp/security/vuln/report/notice/handling_notaccept.html

4.SECURITY ACTION 自己宣言の申請企業数が 1 万社を突破

(担当:セキュリティセンター セキュリティセンター企画部(旧セキュリティセ

ンター))

IPAが運営する SECURITY ACTION 自己宣言の申請事業者数が、6月 15日

(金)に 1万社を突破しました。

SECURITY ACTION とは、中小企業自らが情報セキュリティ対策に取り組むこ

とを自己宣言する制度で、IPAが策定した「中小企業の情報セキュリティ対策

ガイドライン」の実践をベースに 2段階の取り組み目標を用意しています。

情報セキュリティ対策への取組みの見える化により、顧客等との信頼関係構

築に繋がります。また、SECURITY ACTION を要件とする補助金の申請や普及賛

同企業から提供される様々な支援策も利用が可能です。SECURITY ACTION の申

込みは、随時受け付けています。

SECURITY ACTION 自己宣言の詳細については、次の URLをご覧ください。

https://www.ipa.go.jp/security/security-action/index.html

1 一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター

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5.サーバ用オープンソースソフトウェアの製品情報及びセキュリティ情報ペ

ージの公開

(担当:セキュリティセンター セキュリティ対策推進部(旧セキュリティセンタ

ー))

IPAは、6月 27日(水)に「サーバ用オープンソースソフトウェアの製品情

報、及びセキュリティ情報ページ」を公開しました。

本ページは、ウェブサイト運営者、ウェブサイトを構築するシステム構築事

業者等が最新の情報を得やすくするため、サイバーセキュリティ注意喚起サー

ビス「icat」に掲載している重要なセキュリティ情報及びサーバ用オープンソ

ースソフトウェア製品(OSS製品)に関する情報を対象とし、主に製品情報及

びセキュリティに関する情報を掲載しています。

定期的に本ページを参照することで、利用しているソフトウェア製品に関す

る情報収集及びソフトウェア製品のセキュリティ対策に活用することができま

す。

主要なサーバ用オープンソースソフトウェアの製品情報及びセキュリティ情

報ページの詳細については、次の URLをご覧ください。

https://www.ipa.go.jp/security/announce/sw_sevurity_info.html

6.「SSL/TLS 暗号設定ガイドライン改訂及び鍵管理ガイドライン作成のための調

査・検討」の調査実施報告書の公開

(担当:セキュリティセンター セキュリティ技術評価部(旧セキュリティセンタ

ー))

IPAは、6月 28日(木)に「SSL/TLS暗号設定ガイドライン改訂及び鍵管理

ガイドライン作成のための調査・検討」の調査実施報告書を公開しました。

IPAでは、CRYPTREC2の活動を通じ、SSL/TLS3の適切な利用促進を目的とした

「SSL/TLS暗号設定ガイドライン」を 2015年に公開しました。その公開から 2

年以上経過し、SSL/TLSを取り巻く状況の変化等を反映した内容とするための

改訂が必要となっています。また、暗号を正しく使うためには暗号鍵の適切な

管理が重要であることから、「鍵管理ガイドライン」の作成を予定しています。

本件では、これらの作成を目的とした下記 2点の事前調査を実施し、報告書

を作成しました。

・ SSL/TLS 暗号設定ガイドライン改訂に係る最新状況の調査及び具体的な改

2 Cryptography Research and Evaluation Committees: 総務省、経済産業省、国立研究開発法人情報通信研究機

構及び IPAの 4者で運営している暗号技術評価プロジェクトで、電子政府推奨暗号の安全性の評価・監視、暗号技

術の適切な実装法・運用法の調査・検討を行っている。

3 インターネット上でデータを暗号化して送受信する方法のひとつ。

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訂案の検討

・ 鍵管理ガイドライン作成に係る最新状況の事前調査

「SSL/TLS暗号設定ガイドライン改訂及び鍵管理ガイドライン作成のための

調査・検討」の調査実施報告書の詳細については、次の URL をご覧ください。

https://www.ipa.go.jp/security/fy30/reports/crypto_survey/index.html

7.「CISO 等セキュリティ推進者の経営・事業に関する役割調査」報告書 別冊の公

(担当:セキュリティセンター セキュリティ対策推進部(旧セキュリティセンタ

ー))

IPAは、6月 28日(木)に「CISO等セキュリティ推進者の経営・事業に関す

る役割調査」報告書 別冊「CISO等セキュリティ推進者の経営・事業に関する

役割プラクティス」を公開しました。

新たな事業価値を生み出す企業の取組みにおいて、IT技術、デジタル技術

の活用の重要性が高まっています。一方で、情報セキュリティリスク、サイバ

ーセキュリティリスクが、経営や事業に与える影響も大きくなっています。

こうしたことを背景として、CISO等のセキュリティ推進者には、セキュリテ

ィ技術のみならず自社の経営や事業を理解したうえで、適切なリスク評価を行

い、セキュリティに関する取組みをリードする役割が求められています。

本書は、CISO 等に求められる経営・事業的役割を遂行する際のポイント等を

まとめたものです。企業の状況に合せてご活用いただくことを想定していま

す。

「CISO等セキュリティ推進者の経営・事業に関する役割調査」報告書 別冊

の詳細については、次の URLをご覧ください。

https://www.ipa.go.jp/security/fy29/reports/ciso/index.html

8.重要なセキュリティ情報(6月)

(担当:セキュリティセンター セキュリティ対策推進部(旧セキュリティセンタ

ー))

IPAでは、インターネットを使っている多くの利用者が影響を受けるセキュ

リティ対策情報を対象に「重要なセキュリティ情報4」として公開しています。

4 「重要なセキュリティ情報」は、次の基準で対策の緊急度を表しています。

「緊急」・・・影響度の高いセキュリティ上の問題があると公表された情報でかつ、当該問題を悪用した攻撃が実際に行

われているケース。

「注意」・・・影響度の高いセキュリティ上の問題があると公表された情報又は、当該問題を悪用した攻撃が行われる可

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「重要なセキュリティ情報」とは、放っておくと不正アクセスやデータが盗

まれるなどの危険性が高いセキュリティ上の問題と対策について伝えるもので

す。当該情報をご参照いただき、ご自身の PCやシステムへの影響を判断の上、

速やかな対策を心がけてください。

6月は、「緊急」1件、「注意」1件を公開しました。

重要なセキュリティ情報の詳細については、次の URLをご覧ください。

https://www.ipa.go.jp/security/announce/alert.html

Ⅱ. IT 人材の育成

1.「ITPEC 試験問題選定会議」の開催

(担当:IT人材育成センター 国家資格・試験部(旧 IT人材育成企画部))

IPAは、5月 30日(水)~6月 1日(金)にマニラ(フィリピン)で「ITPEC

試験問題選定会議」を開催しました。

本会議では、ITPEC5参加 6ヵ国の試験実施機関の試験委員など 24名が参加

し、第 26回「アジア共通統一試験」6(10月 28日(日)実施予定)で使用する

試験問題の精査・選定などを行いました。検討の結果、今回新たに各国で作成

した「基本情報技術者試験」及び「応用情報技術者試験」相当の試験問題は、

それぞれ次のとおり出題されることになりました。

【基本情報技術者試験】

・午前試験 25問(全 80問中7) ・午後試験 8問(全 8問中)

【応用情報技術者試験】

・午前試験 27問(全 80問中) ・午後試験 3問(全 7問中)

IPAは、ITPEC 参加各国が共同で質の高い試験問題を作成できるよう、今後も

問題作成のノウハウや運用面などで精力的に協力していきます。

能性があるケース。 5 フィリピン、タイ、ベトナム、ミャンマー、モンゴル、バングラデシュの 6か国が参加する、我が国の情報処理技術者

試験をベースとした「アジア共通統一試験」を実施するための協議会。 6 アジアにおける質の高い IT人材の確保や流動化を図ることを目的として、ITPECの参加各国で年 2回の試験を

実施。 7 今回新たに作成し採用された問題の他、過去の Question Bank より出題。「応用情報技術者試験」相当も同様。

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2.「MITOU Exhibition & Meetup 2018」及び「2017 年度(第 24 回)未踏 IT 人材

発掘・育成事業 修了式 兼 スーパークリエータ認定証授与式」を開催

(担当:IT 人材育成センター イノベーション人材部(旧イノベーション人材セ

ンター))

IPAは、6月 2日(土)に「MITOU Exhibition & Meetup 2018」及び「2017

年度(第 24回)未踏 IT人材発掘・育成事業修了式 兼 スーパークリエータ認

定証授与式」をベルサール九段(東京都千代田区)で開催しました。2017年度

の未踏 IT人材発掘・育成事業を終了したクリエータ及び未踏アドバンスト事業

を修了したイノベータと、当事業に興味を持つ産学界の方々との交流を図るこ

とを目的として行いました。

「MITOU Exhibition & Meetup 2018」では、21プロジェクトのクリエータ・

イノベータが成果を展示し、80名の産学界等の来場者の方と交流を図り、親睦

を深めました。来場者アンケートでは「ビジネスとしての可能性を感じた」、

「着想がすごいのと、実際に実現できているのが素晴らしいです」等の感想を

いただきました。

「2017年度(第 24回)未踏 IT人材発掘・育成事業 修了式」では、夏野統

括プロジェクトマネージャー(PM)からのクリエータに対する応援メッセージ

がありました。それに続き、各 PMから担当したクリエータと実施プロジェクト

の紹介があり、28名のクリエータに未踏 IT人材発掘・育成事業修了の証とな

るトロフィーが授与されました。また、「スーパークリエータ認定証授与式」で

は、竹内統括 PM の挨拶の後、14名のスーパークリエータに対し認定証が授与

されました。

IPAでは、当事業を修了したクリエータ・イノベータ達が、ITによる社会の

変革を起こすことを期待しています。

「「MITOU Exhibition & Meetup 2018」及び「2017年度(第 24回)未踏 IT

人材発掘・育成事業 修了式 兼スーパークリエータ認定証授与式」の詳細につ

いては、次の URL をご覧ください。

https://www.ipa.go.jp/jinzai/mitou/2017/juyoshiki_24th.html

https://www.facebook.com/ipa.mitou/posts/2201100223446769

3.「MITOU Exhibition Extra」を開催

(担当:IT 人材育成センター イノベーション人材部(旧イノベーション人材セ

ンター))

IPAは、6月 8日(金)に開催した IPAシンポジウム 2018 の併設展示会とし

て、「MITOU Exhibition Extra」を開催しました。

2017年度未踏スーパークリエータと未踏アドバンストのイノベータによるブ

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ースを展示し、IPAシンポジウムの来場者約 180名の方との交流を図りまし

た。

来場者のアンケートでは、7割の方に「大変満足」、「満足」と回答いただ

き、また「今後についてはもちろんのこと、現在の実現段階でも、非常に活用

可能分野が広範で、社会的課題への応用性も高いと感じた」、「知育・教育にも

もちろん役立つと思われるが、それ以外にも幅広く活用される可能性が感じら

れた」、「ビジネスとしての可能性を感じた」等の感想をいただきました。

「MITOU Exhibition Extra」の詳細については、次の URL をご覧ください。

https://www.ipa.go.jp/jinzai/mitou/2018/extra2018.html

4.2018 年度「未踏 IT 人材発掘・育成事業」採択プロジェクトを決定

(担当:IT 人材育成センター イノベーション人材部(旧イノベーション人材セ

ンター))

IPAは、6月 8日(金)に 2018年度「未踏 IT人材発掘・育成事業」の公募採

択の結果を公開しました。

応募のあった提案テーマについて、プロジェクトマネージャー(PM)がそれ

ぞれの審査基準に基づき独自の観点で採択候補を審査・選定し、未踏事業審査

委員会での審議結果を踏まえ、21件のプロジェクト(クリエータ数:27名)を

採択しました。

採択プロジェクトの中には、最近注目を集める IoT、ロボティクス、機械学

習に関するものなど多種多様な内容が含まれています。

2018年度「未踏 IT人材発掘・育成事業」の採択結果の詳細については、次

の URLをご覧ください。

https://www.ipa.go.jp/jinzai/mitou/2018/koubokekka_index.html

5.「セキュリティ・ジュニアキャンプ in 高知 2018」を開催

(担当:IT 人材育成センター イノベーション人材部(旧イノベーション人材セ

ンター))

IPAは、6月 23日(土)~24日(日)に高知工業高等専門学校(高知県南国

市)で、高知工業高等専門学校、(一社)セキュリティ・キャンプ協議会と共同

で「セキュリティ・ジュニアキャンプ in 高知 2018」を開催しました。

高知県でのセキュリティ・キャンプ地方大会の開催は 2回目で、専門講座の

2講座を実施しました。

専門講座(参加者 23名)では、ロボットカーの製作を通じて実際にセンサを

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攻撃し、誤作動を防ぐ方法を考察する講義や、子供達のインターネット被害へ

の対応や防止策について考察する講義などが行われました。

「セキュリティ・ジュニアキャンプ in 高知 2018」の詳細については、次の

URLをご覧ください。

https://www.ipa.go.jp/jinzai/camp/2018/minicamp2018_kochi.html

6.情報処理安全確保支援士:サイバーセキュリティ対策に取り組む企業・組織の

方々向け特別無料セミナーを開催

(担当:IT 人材育成センター 国家資格・試験部(旧 HRD イニシアティブセンタ

ー))

IPAは、6月 12日(火)に東京大学 伊藤謝恩ホール(東京都文京区)でサ

イバーセキュリティ対策に取り組む企業・組織の方々に有用な視点や情報を紹

介するセミナーを開催いたしました。

サイバーセキュリティ対策の動向や体制構築のヒント、体制構築に必要とな

る人材像やその育成・確保方法に関する講演のほか、各社の取り組みをテーマ

にしたパネルディスカッション、育成・確保手段の一つである情報処理安全確

保支援士(登録セキスペ)制度のご紹介を行いました。390名の方にご参加いた

だき、盛況のうちに終了しました。

「情報処理安全確保支援士:サイバーセキュリティ対策に取り組む企業・組

織の方々向け特別無料セミナーを開催」の詳細については、次の URLをご覧く

ださい。

https://www.ipa.go.jp/siensi/seminar180612.html

7.情報処理安全確保支援士:活用企業インタビューを掲載

(担当:IT 人材育成センター 国家資格・試験部(旧 HRD イニシアティブセンタ

ー))

IPAは、6月 8日(金)に、経営陣も一体となってサイバーセキュリティ対策

に取り組んでいるカブドットコム証券(株)に、その取り組みや情報処理安全

確保支援士(登録セキスペ)制度の活用についてインタビューを行った結果を

公表しました。情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)制度をご活用いただ

いている企業・組織を紹介するもので、日本電気(株)、NRI セキュアテクノロ

ジーズ(株)に加え、3社目のインタビューとなります。

「情報処理安全確保支援士:活用企業インタビューを掲載」の詳細について

は、次の URLをご覧ください。

Page 13: IPA 情報発信第 170 号(2018 年6月) · - 1 - ipa情報発信第170号(2018年6月) 2018年7月2日 独立行政法人情報処理推進機構(ipa) 理長 富田

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https://www.ipa.go.jp/siensi/data/interview.html#section1

8.平成 30 年度春期「情報処理安全確保支援士(登録セキスぺ)試験」及び「情報

処理技術者試験」(応用情報技術者試験、高度試験)の合格者を発表

(担当:IT 人材育成センター 国家資格・試験部(旧情報処理技術者試験センタ

ー))

IPA は、6 月 20 日(水)に平成 30 年度春期「情報処理安全確保支援士(登

録セキスぺ)試験」、及び「情報処理技術者試験」のうち応用情報技術者試験・

高度試験(いずれも国家試験、4 月 15 日(日)実施)の合格者を発表しました。

■ 情報処理安全確保支援士(登録セキスぺ)試験

合格者に関する主な情報は以下のとおりです。

応募者数 受験者数 合格者数 合格率 合格者

平均年齢

情報処理安全確保支援士

(登録セキスぺ)試験 23,180 15,379 2,596 16.9% 35.3

合格者は、IPA に申請し登録を受けることによって、名称独占の国家資格で

ある「情報処理安全確保支援士(登録セキスぺ)」を取得することができます。

登録手続き等に関する詳しい情報は、次の URLをご覧ください。

https://www.ipa.go.jp/siensi/index.html

■ 情報処理技術者試験(応用情報技術者試験、高度試験)

合格者に関する主な情報は以下のとおりです。なお、今回の「エンベデッ

ドシステムスペシャリスト試験」の最年少合格者は 15 歳であり、これま

での最年少(16歳)を更新しました。

応募者

数 受験者数 合格者数 合格率

合格者 平均年齢

応用情報技術者試験 49,223 30,435 6,917 22.7% 29.3

プロジェクトマネージャ試験 18,212 11,338 1,496 13.2% 38.0

データベーススペシャリスト試験 17,165 11,116 1,548 13.9% 31.9

エンベデッドシステム

スペシャリスト試験 4,646 3,461 616 17.8% 33.5

システム監査技術者試験 4,253 2,841 408 14.4% 41.4

Page 14: IPA 情報発信第 170 号(2018 年6月) · - 1 - ipa情報発信第170号(2018年6月) 2018年7月2日 独立行政法人情報処理推進機構(ipa) 理長 富田

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統計に関する詳しい情報については、次の URLをご覧ください。

https://www.jitec.ipa.go.jp/1_07toukei/_index_toukei.html

Ⅲ.IT 社会の動向調査・分析・基盤構築

1.「AI 社会実装課題の調査と対策の方向性に関する報告書」を公開

(担当:社会基盤センター イノベーション推進部(旧ソフトウェア高信頼化セン

ター))

IPAは、6月 19日(火)に「AI社会実装課題の調査と対策の方向性に関する

報告書」を公開しました。

AI技術の日々の革新、グローバルでの社会実装を受けて、日本の社会や産業

も AIの恩恵を十分に受けられるよう、AIの社会実装をスピードアップするこ

とが必要です。そこで IPAは、AIの利用状況及び AIに関する制度・政策を調

査しました。また、産学官の有識者からなる「AI社会実装推進委員会8」を設置

するとともに、調査結果を基に AIの社会実装推進上の主な課題を整理し、社会

実装推進の方向性を取りまとめました。

「『AI社会実装課題の調査と対策の方向性に関する報告書』を公開」の詳細

については、次の URLをご覧ください。

https://www.ipa.go.jp/about/press/20180619.html

2.「第 5 回 DEOS 協会 オープン シンポジウム」にて講演

(担当:社会基盤センター 産業プラットフォーム部(旧ソフトウェア高信頼化セ

ンター))

IPAは、6月 5日(火)に慶応義塾大学 三田キャンパス(東京都港区)で行

われた「第 5回 DEOS協会 オープン シンポジウム」にて講演しました。本シ

ンポジウムは、(一社)ディペンダビリティ技術推進協会(DEOS Association9)

の主催で、定期的なオープンカンファレンスとして、ディペンダビリティ技術

の推進・発展の促進を目的に開催されました。

IPAは、「開発指針の実践によるオープンシステムディペンダビリティの実

現」というテーマで講演しました。当日は 57名の方に聴講いただき、盛況のう

8 松尾豊氏(東京大学特任教授)を委員長に計 11名の産官学の有識者で構成。 9 DEOS Association(The Association of Dependability Engineering for Open Systems) :日本のディペンダビリ

ティ技術の研究、開発、実証、評価、普及、標準化などを推進し、より安心、安全、快適な社会の実現に資するこ

とを目的とした一般社団法人。

Page 15: IPA 情報発信第 170 号(2018 年6月) · - 1 - ipa情報発信第170号(2018年6月) 2018年7月2日 独立行政法人情報処理推進機構(ipa) 理長 富田

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ちに終了しました。

IPAでは、今後も IoT時代に求められる安全・安心な製品の開発を推進して

いくための普及活動を継続していきます。

「『第 5回 DEOS 協会 オープン シンポジウム』にて講演」の詳細について

は、次の URLをご覧ください。

http://deos.or.jp/event/symposium-20180605.html

3.CSAJ の「第 1 回 IoT 推進研究会セミナー」にて講演

(担当:社会基盤センター 産業プラットフォーム部(旧ソフトウェア高信頼化セ

ンター))

IPAは、6月 6日(水)に山王健保会館(東京都港区)で行われた「第 1回

IoT推進研究会セミナー」にて講演しました。本セミナーは(⼀社)コンピュ

ータソフトウェア協会(CSAJ10)の主催で、経営者、ソフトウェア開発技術者等

を対象に、IoT ソフトウェア開発における品質向上の啓発を図ることを目的に

開催されました。

IPAは、「安全安心な IoTの開発と検証の重要ポイント!」というテーマで、

3月に公開した「つながる世界の品質確保に向けた⼿引き」の紹介を交え、IoT

の特徴をとらえた開発と品質確保の勘所などについて解説しました。

IPAでは、今後も産業界の IoT推進への支援を継続していきます。

「『第 1回 IoT 推進研究会セミナー』にて講演」の詳細については、次の URL

をご覧ください。

http://www.csaj.jp/NEWS/committee/iot/180606.html

4.6 月発行の書籍のご案内

(担当:社会基盤センター(旧ソフトウェア高信頼化センター))

IPAは、6月に下記の書籍を発行し、販売を開始しました。IPA直販、Amazon

から購入できます。なお、PDF版も提供していますのでご活用ください。

・はじめての STAMP/STPA(活用編)

~システム思考で考えるこれからの安全~(5月 31日発行)

https://www.ipa.go.jp/sec/publish/tn18-003.html

10 CSAJ(Computer Software Association of Japan):コンピュータソフトウェア製品に係わる企業が集まり、ソフト

ウェア産業の発展に係わる事業を通じて、我が国産業の健全な発展と国民生活の向上に寄与することを目的と

した団体。

Page 16: IPA 情報発信第 170 号(2018 年6月) · - 1 - ipa情報発信第170号(2018年6月) 2018年7月2日 独立行政法人情報処理推進機構(ipa) 理長 富田

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・成功事例に学ぶシステムズエンジニアリング

~IoT時代のシステム開発アプローチ~(6月 4日発行)

https://www.ipa.go.jp/sec/publish/tn18-002.html

・つながる世界の品質確保に向けた手引き

~IoT開発・運用における妥当性確認・検証の重要ポイント~

(6月 4日発行)※IPA直販のみ

https://www.ipa.go.jp/sec/publish/tn18-001.html

・【改訂版】組込みソフトウェア開発向け コーディング作法ガイド

[C言語版]ESCR Ver.3.0(6月 29日発行)

https://www.ipa.go.jp/sec/publish/tn18-004.html

Ⅳ.組織再編のお知らせ

IPAは、今年度から、第四期中期計画(計画期間:2018年 4 月 1日~2023年

3月 31日)に基づき事業を実施しております。この計画を達成するため、7月

1 日に組織再編を行いました。新しい組織図は、次のページを参照してくださ

い。

なお、第 170 号に掲載した各事業の担当センター名は新組織の名称で記載

しており、名称変更があった組織については旧センター名を併記しております。

Page 17: IPA 情報発信第 170 号(2018 年6月) · - 1 - ipa情報発信第170号(2018年6月) 2018年7月2日 独立行政法人情報処理推進機構(ipa) 理長 富田

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●IPA組織図

本書に関するお問合せ先

戦略企画部 広報戦略G 山北・稲垣

〒113-6591

東京都文京区本駒込二丁目 28番 8号

文京グリーンコートセンターオフィス

TEL:03-5978-7503

E-mail:[email protected]