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Title 梁嗣模、支那資本並に貨幣特殊問題

Author(s) 重藤, 威夫

Citation 商業と経済, 18(2), pp.229-258; 1938

Issue Date 1938-03-01

URL http://hdl.handle.net/10069/27099

Right

NAOSITE: Nagasaki University's Academic Output SITE

http://naosite.lb.nagasaki-u.ac.jp

梁嗣模、支那資本並に貨幣特殊問題

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票酔並に資本の問題は工業化の問題と密接に庸聯する。貨幣制度をよ-統制することによってあらゆる産業部

門に必要にして且-酢葦なる計罪の基礎を輿へることが出来る。又表に-如何なる迂回生産(Produktionsumweg)

の単品り得るかといふことは少なからず貸本市場の状況如何に依存する。それ故に、貨幣並に信用政策は、大

なる程度に於て、産業投資の範園及び方向を決定する標準となる。

金融及び貿本苗場諸現象と工業化過程との間の豊作用に柑しては抽象的理論的研究の良き封象となるのであ

るが∵）ゝでは次章以下に於て支郷の典鰹的聞置と密接な閥聯を保ちつゝこの間越に就て解明の歩を進めて行が

んとす慰支部はヨーロ㌃貸本主義諸国家とは全く興った貨幣・資本及び産業諸問題を解決せねばならないの

訟嗣損、支那栗本並に貨怖特殊問旗

l二一九

商

業

と

経

済

二三

O

であるが、しかも今世紀の初頭から漸く産業革命の段階に入ったに過ぎないために、

ω現在に於ても街ヨ

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パの欣勢に遁賂すべき過程の只中にある。如何なる支那経清問題を研究せんとするじしても、支那が現在向全く

過渡期にあり且その倖統いい拘束されてゐる農業方法は命長い間克服されないであらうことは常に顧慮さるべき事

柄である。従って、先づ第一に生産資本の快之と支那農業との本来の関係、支那に於ける資本の生産力の乏しき

こと及び熔来の資本源泉の問題につき研究し、然る後に幣制改革、支那貨幣制度の賂来及び産業投資身指導する

ところの図家的信用攻策の問題に就て観察する。

一、農業経済と資本形成

現代に於ける資本並に工業化問題更には現代支那経済事情一般を理解せんがためには、それん¥hの問題に感じ

て昔からの古き支那的生産方法を精密に研究することは根本的に必要である。若し表面的諮現象並に傍系的事情

にのみ眼を向けるならば、問題の核心の認識を訣るであらう。それ故に、現代支那坐・原資本快乏の問題そ明らか

にし且つ生産資本将来の護即応の問題を洞察せんが匁には、古き支那農業経済に於ける投資方法を深く分析する

ことが要求せられな。

〕

rEgg--が正しくも指摘してゐるやうに、

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吉。己Rpog口RZ-。。}内庁三日(】∞・3ωである。

典型的な支那家族経済は大館に於て自足的家内経湾であり、時々村の市で取引するに抱ぎないのであって、土

Vgl. mcincn Aufsatz: Die "¥Virtschaftsstruktnr Chinas und die Politik der ~ ankingregiernng. C"¥Veltwi巾 chaftlichesArchiv.) 3¥) Bd. (1¥)34: 1)， S. ，118 f. λ. Marshall， Indnstry ancl Trade. 人 Studyof industrial technique and business organization; and of their inf1nences on the conditions of variolls c1asses and natiollS. 3rd ed. LOl1dol1 Hl20. S. 5.

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、、

(2)

地が経済生活のアルファでありオメが印ち全部である。農民は出来る立け自ら坐

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屈した財貨でその家族な養はん

と欲して、その父組惇来の土地に永住せんとするのみならす、商人並に手工業者も亦充分なる生討の資な符んが

府川に副業としで農業を管むのである。叉、官僚はその儒教的世界観よりして組先の家に蹄るべき義務を感じてゐ

るのであって、その故に彼はその一族に於ける組先崇拝の観念を泌養し得るのである。移住樫は殆んど行使され

-?叉『都市ノ空気ハ自由ヲ作ル』(∞E去EPBRZ骨巳)の原則に類するが如きことは人々は知らぬといふ欣態に

ある。人々が使ふところの総てのものは土地より資らされ叉人々が蓄へたところの総てのものは土地に投下され

る。各家長山が多少共貸借額を集積し或は節約し得た場合に、その理想とし叉義務とするところは突の貼に存す

る。印ち、その村の最も近い周囲に出来る、にけ多くの地所を獲得することによってその家の名墜を高め且子孫の

府川に佐一六回を残さんとすることである。

ω一般的経法機構並に儒教的経波観念に制約されて、大規模の商業或は工

業活動は起.り得歩叉それへの努力は迫求されないでゐる。約言すれば、

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地所獲得といふことは古くから支那経済愛展の上に、就中支那経済に於ける資本形成並に農業生産力の問題を

綴る上に、特別に重要な怠義守有する。我々は突の事柄を忠ひ浮べて見る。官僚或は商人が多額の貨幣を持って

その故郷へ邸ること、或は、勤勉なる民民が年々比較的多くの貨幣額を節約し得るといふこと、叉、彼がその身

分相膝に、近隣の者の地所を購入せんにめにあらゆる機合を待ってゐること、等。かh

る事柄から如何なる経済

染問枝、支那資本並に貨悠特殊問題

一一一一一一

V gl. meinen Aufsatz: BevolI王erungund Familienzusammensetzung in China. (Ostasiatische Runaschat心 Hamburg.XIV (1l;l33)， S. 493. Vgl. meinen Aufsatz: Vom Konfuzianismus bis zur neuen Kulturbcwe:;nng in China. Ebenda， S. 513. A. :NIarshall， :Money， Credit and Commerce. London 1923， S. 69.

(1)

(2)

(3)

商

業

と

経

済

一一一一一一一

上の問題が生守るであらうか?

先づ第一に支梯能力を有する買手の出現によって地債は多少共騰貴するであら

ぅ。叉、h

これほどの地所が頁却に供されてゐるか、山町田該買手は如何ほどの金額を支梯ひ得るか、叉購買力ある競

宇者が他に存在するや否やといふこと等に依ってその騰貴率に多少の相遣を生守るであらう。その村の最も近、品川、

周回に、比較的高き債絡を以てしでも街地所が得られぬ場合には、近村の地所が鰐スさるべき順序になって来

る。買手の活動範閣は、場合によっては、数粁以上に強大され得る。かL

る方法に依って支那に於ける大土地所

有制度が後生しにのである。

かh

る大土地所有制度の成立は資本形成並に農業生産力に針して如何なる結果を鷲らしにであらうか?

の頁手印ち新しき購買力の受領者がその取得した貨幣を如何に使ふかといふことがこ』で問はるべきである。こ

の場合通常確かに言ひ得ることは、彼等はそれを生産上の目的に充用することは殆ん

E無く何等かの方法で消費

地所

して了ふといふことである。何となれば、彼等が極めて高き愛者を持ってゐるその所有地申告手離す場合には、自

然的災厄とか或は婚組・葬式・賭博とかの特殊な事情のためにかくすることを係儀なくされる場合に限るからで

ある。農業生・産力はかh

る所有の移轄によって従前よりも培加するh

ところか、反って減少する。大地主は一般に

粗放的に経営・しもその耕地に封して中・小農民の如き充分なる法窓・苦心を抑はないのである。そして小作地と

して他に貸奥しに土地は小作人により自己の所有地に於ける如き細心なる注意を以て耕作されない。かくて、土

地集中は次の加き結果を招く。印ち、

一方に於ては、地債が騰貴するために、中・小農民の地所獲得は困難とな

り、他方に於て、生産力減少は殆んど免れ得ないことになるo

更にこの他に、符一幣資本の喪失による不利盆な招

く。この事は土地頁却といふことが主要なる原因ではないにしても、それとは密接な関係を有するものである。

大所有民地が種々なる事情によって責りに出される場合には時によって右に劣らぬ位の不利な結果を招くこと

がある。多数の大山民地が同時に資りに出された場合にはそれ花け地債は低落する。その事によって、土地不足を

託ってゐる小・中農民は耕地な獲得し、それに感じて経営の規模を大ならしめ叉農業生産力+倍増加し得る機舎が

、、、

血えられる。この場合にも右と同様資本消耗(同名一EZROFCといふことは避け得られない。中・小農民によっ

て蓄積され、大地主に購入費として支排はれに貨幣額は、大地主によって消費され資本市場から消失して了ふか

らである。

以上の事より突の加く結論し得る。倖統に束縛されに支那経潰生活過程に於て、その起伏は明らかに認められ

るのであって、その標識にるべきものは地債の騰落及び貯蓄による寅買である。貯蓄を以てしては何等『賢明な迂

回生産』(巴ロ窓口百巧omO(H2poErzoロ)は起り得ない。換ニ一一目すれば、資本財(原料・道具・機械等)の助けを利用

する資本主義的・坐・産は行はれ得ない。

ω貯蓄は地所を買入るλ

に役立つに過ぎないのであって、その地所は一代

或は敏代守経ると再び貸借に交換され、消耗されることになる。貯蓄は生産上の目的に利用されることはなく、

工業経管に「結び付けられる』

(motg去らことはない。別の言葉で言へば、私的貨幣資本から図民経済的生・産資

木が生守ることはない。支那が今世紀初頭、近代図民経済勃興期に至るまでに多くの生芦資本在蓄積してゐなか

梁制枝、支那資本並に貨幣特妹問題

一一一一--一一一

E. von Bδhm-Bawerk， Positive theorie des Kapitales. 4 Aufl. Mit einem

Geleit札 vonF. ¥vアieser. (Kapital und Kapitalzins. 2. Abt.) Jena 1921. 1， s. 16， Anm. 1， S. 107 ff.・

(1)

商

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経

済

二三四

ったことの根源は、その蛍時に至るまで、支那に於ては、資本主義的企業が少しも存在してゐなかったといふ事

寅に存する。何となれば、土地は決して資本に客観化・具徳化され得ないのであって、換言すれば、生産過程に

時間的に結合され得ないからである。土地は本源的生産財であり、決して生・産されるものではない。初から存在

してゐるものであるから、資本の自然的基礎たり得ない

om土地があらゆる貯蓄な吸牧する限り、繰返し形成さ

れ、消費される種々なる大いさの私的資本が存在するに過ぎないのであって、その私的資本は生産資本に時換さ

れないのである。

以上、古き俸統に束縛されてゐる支那経燐及び現代支那図民経演に見られる資本快乏の原因に就て説明し来つ

に誇である。支那は漸ぐ今世紀の初頭から近代間民経済の段階に入り来ったのであり、時換過担任の最中にある。

それ故、今日向、古き経済様式に特有なる様相在呈するのであって、それは特に良村に於て者るしき現象であ

る。かh

る基礎的事責に就て、従来時々蛍らざる説明が下されてゐる。・弐はその一例である。『我々はこれまで、

論争の後、次の如く結論し得た。俸統的支那は西欧的技術遁用のための資本設備を比較的住少にしか有しない。

加之、支那国民経済は、生産設備を治るにめの、或は外岡よりそれを買入る』ための、係刺利潤及び貯蓄を少し

も持ってゐないといふことを言ひ得る。それ故、支那凶民経済は近代的生産方法に遁蛍して居らぬ。この間の手

情は精密なる研究を伐って始めて明らかにされ得ることで、容易に珠断するを詐されぬ。::::::恐らくは、支

那人口増加史に於てその問の事情守明らかにし得るであらう。』

ω否、それは人口増加に於てゾはなくして、右に

Vgl. s. B吋 ge，Lehre vom Geld. (Grunc1出szum Studinm der National-

okonomie. 5， 2. Bd.) Jena 1933. 1， 2， S. 18正，-besonders S. 28.

c. F. Remer， Das Problem der Kapitalbeschaf五mgin d巴rchinesischen

Volkswi巾 chaft.(¥Veltwirtschaftliches Archiv). 叫 Bd.(HJ36 II)， S. 134.

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(2)

述べ来った如く所有時換による資本減少(関与

ErgのZog円日正予号ロ問。民円

NJ2♀5-)に於てY

あ

るo

支那では北口からの任かの生産資本しか椴承されてゐないのであり、しかも今その急速なる増加

は牛一じ得ないから、支那・産業革命に於ては日以初から障碍が存在する。その障碍たるや徐々に努力に

依って除くことが出来る性質のものである。

二、支那資本の生産力

資本の生産力に就て問。苦虫は尖の如く述べてゐる。

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我々はよro【)『)、

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のな味中也、生産方法並に生産物に感じて幾化する可銭的且不定なる大さとして

理解する。周知の如く、資本の生産力は経法阜者が一般に典件として観察するところの技術的・人

的・経済的且枇合的要因に依存する。換ム一目すれば現業停働者の能力及び数、生産機構の種類及び規

枝、技術の欣態、競争の程度、消設者の晴好及び悦習、種々なる弊働強度の下に於ける限界牧盆、経管

管理並に組織の設備、枇合組織、図民経憐的所得の配分

ωに依存する。かh

る諸要因は図民経済並に

その原因系列を描き出す場合に「重要なる地位』(江口

omg広三問。虫色。)を占むるものであるといふ

∞各50]一日の言葉に賛同する。

ωにとへ、他方に於て、それらの要因は、

-50円円。

(]2閃民生島昨日(出

梁嗣税、支那資本並に貨幣特殊問題

二三五

J. M. 1王eynes，The general theory of employment， interest and ll1oney. London 1936. S. 138.一ー-Vgl.aucl1 K. Diehl， Die Lehre von cler Pro-duktivitat. 1n: Die ¥¥アirtschaftstheoriecler Gegenwart. Hrsg. von H. ::¥Iayer in Verb. mit F. A. Fetter und R. Reisch. ¥Vien 1932. U， S. 258 ff. Eζeynes， a. a. 0.， S. 245.一一-Vgl.auch ¥V. Eucken， Kapitaltheoretische Untersnchungen. l¥Iit einer Einl. I11 die Sammlung: ¥Vas leistet die na'~ional­okol1omische Theorie? (Probleme der theoretischen Nationalokonomic. H. 1.) Jena 19B.!. S. 57正， 65. G. Schmoller， Grundriss der Allgemeinen Volkswirtschaftslehre. Unveriind. Neudruck cler erg. ll. verm. 2. Au日.Leipzig 1923. 1， S. 127.

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(2)

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者詑)に於ては、何等研究の針象にり得ないといふことが強調されねばならないにしても。

ω

(持者註)己目閉め聞は素朴なろ貨幣理論島

PEE--PE聞の一回ゅのゆEF022と総郁しておろ

o例へば、(一)貨幣俄位品賞金属の畑山

位に師すろ類、或は(二)致合法に於げろが如く貨幣使用の根涼島岡山本の命令に依ろものB

として、貨幣低位在

g-RE宮田町門戸田

(名目付興似値)とすろもの、(三)類推の方法た用ひて、生物車的表呪ら借リ、貨幣島血液に堕一目へ、以て貨幣理論島説明ぜんと

すろもの、(問)法律の術諸島借リて、貨幣た人よリ人へ宛

ttろ指岡設歩合同ロO〉540一mgmgロ』包2gpロロきこの仏日目白ロロ

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川川値た交換法則によって説明ぜんとすろものであろo

【]O円九戸口出円一巳ロ聞のrJ「ο円}】戸】門口町回目。・

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土地の性質並に庚さは自然によって一定されたものであるから、我らは支那資本の生産力弱きこと在論詮せん

がにめに、之より以下に於て、躍に弊働及び企業、技術及び研究・賓験、販頁及び枇合組織に就きそれらを生産

過程と関聯せしめつ』取り上けんとする。

(1)

工業化といふことは、確かに、人聞の欲望充足のにめに自然力な利用し、支配することの謂で

ある。そのにめには、組織されたる軍隊が必要であって、それは言葉の異なるい芯味に於て産業軍

と稲することが出来る。この軍隊が強力であればあるむけ、

工業化いしい惑かに且強く進展して行

く。換÷一目すれば、賀行し指導する諸力が強ければ招きにけ、持働者及び企業家は有能になるべき

である。充分なる程度に於て教育され且訓練されたる持働者のみが‘強力なる人的組織を形成し

得るo

模範的な且牧盆性ある企業在建設すべき法一識の後明家・商人・金融業者及び専門家がそこ

に存在することによって始めて、

ω司令部と軍隊とが凶滑にその機能守護掠する。いろ/¥hの研

究の結果、支那に於ける弊働力は次の如き欣態にある。印ち、欧洲及び北米合衆図に於ける弊働

カ一m単位蛍の生産高は支那に於けるそれの数倍、時として以二十五倍に及ぶ。

ω大障に於て、支

那人企業家には近代的の資本参加制度に就ての理解が快けてゐるにめに、彼等は株式合祉よりも

家族合枇若くは組合の形式な搾ぶのである。これに封する一つの例外は上海の繊維工業である。

今日に於ても向、大なる程度に於て、

、、

引関係の基礎をなすすべて信義といふものが、血縁関係若くは走れに類似しに純粋な人的関係に

〕

-FMJ〈σσ2の尖の立-一一μ

は支那に安蛍する。『あらゆる取

その基礎を泣く場合には、それは極めて重要な経済上のな義守有する。このことは支那に於て甚

五強く見受けらる』ところのものである。』ω

梁嗣税、支那資本並に貨併特妹問題

二三七

Vgl. "¥V. Sombart， Das "¥Virtschaftsleben im Zeitalter des Hochkapitalismus. (Der moderne Kapitalismt恥 3.Bd.) Munchen u. Leipzig 1928. 1. Halbbd，. S. 1庄一一一Derselbe，Die vo止apitalistische"¥Virtschaft. (Der moderne Kapitalismus. 1. Bd.) Munchen u. Leipzig 1928. 1. Halbbd.， S. s21.--F erner H. R ichter-Altschiiffer， V olkswirtschaftliche Theorie der offentlichen Investitionen. Eine Untersuchung uber die theoretischen Stellung der offent-lichen Investitionen in der Dynamik der modernen Volkswirtschaft. Munchen u. Leipzig 1936. S. 13 f. J. L. Buck， Chinese Farm Economy. A Study of 2866 farms in seventeel1 localities and sevel1 provinces in China. Shal1ghai 1930. S. 423.一一-Vgl.auch Hu Schi， Gesammelte Anfsatze.3. Sammlul1g. Shal1ghai 1930. 1， S. 42. M. "¥Veber， Die "¥Virtschaftsethik der ¥Veltreligiol1en. (Arcl市 furSozial・

(1)

(2)

(3)

商

業

と

経

済

二三八

生産過程の構成並に組織は技術的知識並に適用されにる技術如何により定まゐ。

一闘が必要なる技術的知識を

Vgl. Schmoller， a. a. 0.， I， S. HJ2. ~Iarshall ， Industry and Trade， a. a. 0.， S. 99 f. Hier zitiert nach: J. L. IIammond and B. Hammond， The rise of modern

快くならば、そこに一定の生産方法以起り得ない。

ω科島市研究が工業建設にとって如何なる意義を有するかに

就ては、ドイツ化皐工業の設反がそれを明らかに示してゐる。化阜の茄芽はドイツに後生したのではなく、化鼠一・

が最初の経済上の華を咲かせたのはむしろ英国に於てゾある。然るに、大戦中、ドイツに於ける化製は他の如何

なる固に於けるよりも科阜上並に経済上一府力強く且多様に設反した。このことはドイツがその工業の賂来を自

図宜験室の科率的労作の上に懸けてゐるといふ事情並にドイツ化車工業が商人、技術家と共に科周一者4

ぜその内部

組織に加へてゐるといふ事情に基く。之、

民片山

grp一一が述べてゐるやうに勺困民経済の指導精神である。『一図

の工業が三程の宜験室守必要とするといふことは尖第に認められて来大。第一のものは一般に知識の普及を念願

とする。第二は工業の特殊部門の要求に関する知識を目的とし、第三以工業主産品の品質を標準化するものであ

る。』支那では技術のみなら宇宜験・研究すら命漸く端緒に就いにばかりであるから、工業化の準行が甚冗緩慢で

あることは敢て不思議とするに足りない。

百年程前に近代的技術の勃興に関して尖の如く苦かれてゐる。

ω『「二百年前には千人中の一人だけが靴下を穿

いて居つにし、百年前には五百人中の一人がそうであった。今や(一八二二年)千人中一人もそれを穿いてゐない

者以無い。L』確かに近代的技術は炭く凶民の各階級に従来求め得なかっに無数の物を行き渡らせに。機械的に叉

技術的に最高度に護法せる近代図民経済にとって、大昔一泊設といふこと以決定的な主要牲を有する。版寅市場無

(1)

(2)

(3)

くして工業な後肢させゃうといふことは考へ得られぬ。全館として支那凶民の枇合秩序は工業化にとって向多く

の陪砕を典へてゐる。

一例を本ぐると明瞭になるであらう。門頭部決鍛〔河北省に在り〕の多数の綴夫は農閑期の

M. S. Stewart， A Comparison between modern and primitive mining methods

at Mentoukow. (Chinese Economic J 0町 nalめ). Sl凶

S. 890.

聞にけ鎮夫として雇はれる、にのに山束、河南及び河北省より集って来に農民である。

ωこのことは他の工業部門

に就いてもあてはまる。繰り返して言ふことであるが、この場合にも、支那人のその家族に封する関係は極めて

根強いのであって、けふあすに、容劫に断ち難いものがあること守示してゐる。

訓練なき労働者と芭式企業家、隙腐な技術と取るに足らぬ科墜的研究、僅少なる昂要と倖統に拘束されに枇舎

秩序等の諸事情は相伐って、依りに支那に多くの支配し得べき資本でありとするも、多数の産業部門をして昔か

ら支那に根な張るに至らしめない。他の工業凶家では生産的に利用される資本が、支那では利用されざるま与に

印ち不生産的なるま与に止ってゐるのであって、このことは多くの重要なる諸現象の示すところに依って確認し

得る。資本創諮の問題と関聯して有数の支那経済事前研究家の・『・問。ER氏は驚き在以て次のやうな問を裂して

ゐる。

ω『支那賀業家一以何故に海外より資本を稔入し、以て支那経済に近代的生産手段守設備しないのであらう

か?-ji---海外に於ける華僑の財産は支那凶民経済にとっては長大の資本蓄積である。此程の蓄積が支那の裳展

上大なる作用也及一ほし得ないといふことは支那経前問題研究に努力しつ』ある何人もが不思議とするところであ

る。」と。私見に依れば、先に述べに二つの事的に印しては、主として、支那資本の『結託性」乏しきこと印ち、典

型的工業凶家に於けるよりも支那では資本の政金力若くは生産力之しき事宜ケ以てその説明となし得る。その故

(1)

設嗣校、支那資本並に貨体特減問題

二三九

商

業

・

と

経

済

二回

O

に多くの工業部門が一般に支那には僅かしか聡入されてゐないのである。依りに何等かの奇践が起って、支那

でI・G染料工業が同E2)若くは

によって所有・経営されにとしてもそれは存続・護展し

回一075貯

Jr12ω

得ないであらう。園民経済に於ける各々の設展欣態は長き徐々にら後日比の成果であって、そのことは、図民経

演の各部分は全館に、叉全睦は各部分に一致すべきであるといふことに基く。

ω

三、資本源泉の開溌

「我々が支那「工業問題」と稀するところには無数の呉れる問題がその解決を待ってゐる。しかもそこには、支

那の工業後展を遅延せしむる多数の原因.がある。この問題に関して私の三ク年の経験を述べんとすれば優に数

加の書籍を成すであらう』と。

ω之は岡民玖府質業部長隊公博氏が、工業化問題に就て述べた言葉の一節であ

る。図家牧入による直接的な資本創造及び外岡よりの直接的資本創建が同時に考慮せらるべきであるにして

も、

ωこの場合最も重要なる課題の一は資本の生産力を増大することである。資本の生産力は技術的・人的及

び枇合的要因に依って左右せられるものであるから、かh

る要因を受動せしむべき手段が椛ぜられねばならな

い。換言すれば、支那の俸統に束縛されてゐる国民的・経済的秩序に針して、良かれ悪かれ、根本的な革新が加へ

られねばならぬ。カも一一回に於ては、いろんな意味に於て、支那岡民的及び個人的な制度‘風俗、習慣に封してあ

まりに根本的な幾革を加へること無くして、工業化は行はれねばならないが、

ω他国或程度の欧化、印ち、支那

Vgl. ::¥Iarshall， Industry and Trade， a. a. 0.， S. 5. Chen 1王u山III攻史-Po匂， Capi託taland t蛇echnologyin China'、sindustr鼻γy.Ec∞onomic J ourr E三b】enda九1し， S. 2 ff. Vgl. A. G. Coons， The foreizn public 'Debt of China. l~llÌladelphia and

(Chinese (2)

(3) (4)

同民の個人的、九七位的な色々の特質を成引何度まで受草すること無しには徹底した工業化は行はれ得ないこと勿論

である。何れにしても、人が好むと好まざるとに拘はら守、今世紀の初頭以来右の侍統維持的並に倖統後革的な

二潮流が見受けられる。この場合、同家がそれらに封して影響を及除し得る限りに於て、文化攻策、枇曾玖策(そ

れ自らは工業化工作の範固には局しないが)に封して特殊な使命が課せられてゐることは明らかなことである。

工業化と関聯せる必然的な西洋化過程の一つは恐らく、絶えざる人口の身分上の受動並に移住といふ事賓とな

って現はるべきであらう。人口集中は産業軍並に大企業の形成に不可快であるのみなら中‘資本形成並に資本投

下の目的に封しでも亦然り。

ω人口の大部分が主として農村に於てその生活を維持して行く限り、すべての貯蓄

が土地に投下され結局消耗される限り、印ち、

一般に生産手段として役立にぬ限りλ以上のことは支那に昔から

絶え宇行はれて居り、現在に於ても向支那内地では見受けらるこ巾干柄である。)大規模の工業化といふことは起り

得ない。この貼に閲する支那の賂来に就て・本一想的な見解を漣べてゐる戸何込22氏の突の如き所設は必中しも

全く不蛍であるとは忠はれないのである。

ω「北米合衆闘は一平方粁蛍り大凡二十人の住民を有する。そのうち

七O%は都市及び比較的大なる町に住んで居り、都市住民の半数は人口五高以上の都合に住する。それ故車に二一

五日

γ八は半工業園支那に於て人口の牟が都市に集中しにと仮定する。然るとき

は、都市岡有の人口は現在の一七、

000、000人から一躍一七O、

000、000人に増加するであらう。::

、、、、、、

:工業化が高度に達しないうちに、円十くも百一両都市が一七O以上な算へることになるであらうOL都市形成と工業

O，%が農村に居住する誇である。

梁嗣模、支那資本並に貨併特妹問題

二回

Vgl. K. Bucher， Die Entstchung dcr Volkswirぉchaft.Vortriige und Aufsatzc.

11・Aufl.Tubingen 1926. S. 386.

11. Esterer， Chinas naturliche Ordnung und dic .¥Iaschinc.

Technik.) Stut!gart u. Berli~9州. S. 168 f.

(¥Vcgedcr

(1)

(2)

開

業

と

総

抗

二四二

化とは常に相互に原因成は結果となって影響し合ふものであり、その故に、相並んで護展して行く。支那の場合

には‘克じこの上人口の都市集中への傾向を何等かの方法で一居促迩すべき必要がある。かくして、支那人をそ

の家族設に土地への無気力な執者より解放し、延て工業化に封して資本源泉の開設在残らし得ること』なる。部

市住民は第一にその貯者な直接或は間接に、主として商・工業方而に投資しなければならぬ。この場合、すべて

のことは今日明日に念に資現し得るものではない。資本形成並に工業化にとって一般的な攻治的裳反、関税並に

机税制度、行攻機構、教育制度、就中、貸借・伝川攻策が主要なるな設を有することは明らかである。

回、幣

制

改

草

I

幣制改革・の手段

比九常制度をよく統制することに依って工業化過程は促進されるであらう。支那が新しく本枕制度改革に若手し

にことは資本形成放に投資にとって殊に重要なるな義を有する。

一九三同年六月十九日北米合衆岡が銀買上法

Qpd司旬。『20kH♀)

を公布した以後銀伎が暴騰し延て支部よ

り銀の多大の流出を見るに主つに。そこで支郎中央玖府は.九三間年十月十五日銀総出枕を一部に引上けにが向

且‘銀流出の勢を阻止できなかっにので、越えて、

一九二一五年十一月三日.支加玖山川は、抜本来一源的に、縫動常

なき銀債よh

りその本杭制度な解放し以て貨僻位位の安定を計らんとの日的から、従来の銀本位制皮より

離脱し、管理紙幣本位制度とも稲すべき一稜の貨常制度を樹立しに。

ωその幣制改革の要貼は尖の如く

である。

(一)本年十一月間日より小央・中凶・交通.一一銀行の設行する紙桁在以て法化口一となす。あらゆる利税の

納付及び一切の公私の金制の牧支は、すべて法貨に限ることとなし、現銀を行使する在符中。連反

行以全初日ぜ淡牧し、以て銀の宿松山川いぜ防止す。若し故立じ隠院し、或は宿輸出仕立同したるもの以、

危中小山氏附緊急治邦法に本きて、之J

ぜい応分すc

(一一)小央・中凶・交通

J

一一銀行以外の竹て財攻部の許可ル-W川て袋行せゐ銀行の紙併は‘現在流通するも

のに就ては従前泊り行使すること在砕すも、その設行額は十一月三日現在の流通総額ケ以て限度と

-なし、時悩殺すること在位宇。財攻部は期限在的定して、淑弐‘小央銀行の紙慨を以て免換凶牧す。

比つ流通総額の法定準備金並に既に印刷せるも未設行の新紙幣及び銃愛行にして同牧せるr白紙情

も、共に芯く'殺行準備特理委員合に交付して保管す。印刷製おいぜ許可せられにる新紙幣も印刷完了

の時を伐って、全部同へ官の保管に移す。

(一二)法貨準備会の保行及びその後行凶牧の字引は後行準備行訓一委民合を設註して之を底引せしめ、以

て雌笠なること在明かにして、信用を凶くす。北ハの委員命日九千程一以別に公布す。

齢制枝、支那資本並に武俗時妹問題

二四一一.

Fur uie Bewc~grünc1 e uer Silverpolitik der¥. t:r einii~ten S~aatell vgl. : E. Graul!， Die λus¥¥'irknngen des Silverankanfsprogrammf:. dcr amerikanischen Regie-

rung auf den Ha叩n収吋KlelZ¥羽1巾 ch児悶e白I日.1 den ¥γ. e 町 ini ε t臼ωむ凶nStじi正丸却a似lじ川:

wi吋'ir出tおscl出haftli凶che白5λrch市i判Vり).4叫ι4ι.B副【cl.(ln3G H)， S. 473 fr.-Fむ ι1ieSituation

in China unc1 die einzelnen Gesctze vgl. H. H. 1ミung，China's ncw currency policy. (The Central Bank of China Blllletin). Sha昭 hai.II (193G)， ~o. 1， S. 5 fI:←一一E.l'王ann，.>¥n economic Sllrvぞ'yof China for・1935. Euenda， S. 27 ff.--Important Docmncnts relating' tυthc ncw l1lonetary policy. Ebcnda， S. ;')1) IT.

(1)

向件以と

MM

抗

二四円

(問)凡そ銀銭行班、商庇及び其他の公私機関或は個人にして、銀本枕幣或は北他の銀貨・銀地金等の銀類な所

有する者は十一月四日より護行準備管理委員合或はその指定する銀行に交付して法貨に党換すべし。銀本伏

幣は'徳一而金綴に従って法貨に免換するも、其他の銀類は各々その賢際に含有する純銀の分号一に依って党挽

す(五)銀貨の車位を以て締結せる既存の契約は、各々以定の金初にヰき、満期日に於て、すべて法貨を以て決算

し、之を牧支すべし。

(ムハ)法貨の封外震はけ相場を日前の依怖に、安定せしむる日的を以て、中央・中岡・交通の三銀行は無制限に外

同州府川替ル-hHHRすべし。(ふ)

(川一凶行詰)

以上は一九一一一五年十一月一二日夜、緊急法令の形式た以て渡来ぜられ、明日リ一同日より官地ぜられれろ財政路市汗中

の主なろ係支であろo

このほか財政部布骨の前段には貨幣改革の必然性と合川性とが叙べられ、後段に於℃口、得制改平

に伶ふ財政制度と銀行制度の改平案が提示され℃ねろ。次にその北支品川町げろo

祈

貨

幣

除

令

財

政

認

有

此

H

注位・肝い界経済恐慌以来件重要同んがは相率いて貨幣政策恥援一丸し硬伎の流通在汗さず。我附は銀た以て貨併と均し、飢

m

wmの控劫激烈となりし以来遂に大影響在受げ凶内通貨緊縮の前九泉照持となるに王れリ。之に閃リ向工業波悌

L百主張はず

又資金制様子て流川し附際収支大いに不利在来ろO

M内民総昨日射に萎敗

Lm々なる不良欣況紛然と

L℃北川すo昨年七月

よリ十日中旬に至る約三ヶ月午の川の鋭の流出向は凡そ二低一河以上に遥ぜリ0

刊行し営時有放の抗百品探らざりしならぽ州

(ー〉一(六)まで官下忠雄氏「引階段り支万1)祈1'1:~Il~ i1i1j度J(上)(支耶肝究、第

四十三競、昭和十二年一11七三・七四瓦)

¥lノ'

••• 1

・22

〆，、、

内引銀の残部も必?流出L志すの一度ありし、』とは此れ同人の問凡ぜ

t所のもの土り。

・本部は川村に昨年十月十五日銀総出枕の徴牧島施行

L並に平衡枕か説

Lて以て資況の外慌た制止し、川阿川水料抗の命脈J

伶似

ち、緊急の危機ル救ふた符にリo其の成功為一刷れは巳に一時的には芥しきものあリ土ろも、究極に於ては根本的救持方法

に非ざりしなり。一年以来各界の人士紛々として、政府の法た設け救前ぜんことた陳情す。近来凶内通貨益々緊縮ら加

へ、人心恐慌

L市況真に不公勾となるo此朕熊島松綜ぜんか経抗の脱出必ずや恕像も及はざろ者之布らん。政府が努力白

救、加出島復興ぜしめんが土めには、必ず凶山本命脈の誌がち所の通貨準備金島保存L以て貨幣金融の永久的安定在計らざ

不可らす。誌に最迂の各川内の先例岳参照し、鯨法在規定、即日抱行寸0

(

以上前段)

以上の枇訟は貨に椛前復興の重嬰計百にして、高々財政の運用た以℃目的とすろものに非す。即ち、中央銀行の組椛亦

府に力めて改苔ら求め以℃銀行の銀行士ろの職務島選さしめんとす。主(他一一般銀行制度も真に健全なろものに改革し、穏

妥なろ伐件の下に於て必恥泣げ立(流到性恥仙川加ぜしめ英資金たして澗出ならしめれトろ後日、以て正常なろ尚工業の需要に

肱?ろた何日んO

M

入、府に不助法抵仲間貸付銀行島常設し、不劫庇抵山H

同法与修正し以て土地・建物の活設島町一一川らんL」すom-花

寸でに、本部は切貨に中備計却し、不日出版次第施行す。凶家財政狭

mの措置に就ても亦牧支の適合ら期寸可き栴訟の平

備わり、且此より授一行は統一し、法貨の準備は路貨となリ監督は股密に

Lて

Cmは徒三川市同とならんo望むらくは、入も凶

人日比一か成此の行た慨し一致迎行制山本島繁栄ぜ

Lむべきことなり。事救凶の要政に闘す。宕

L故志に之島妨害

L、活諸事件

た起し、政は投機J

生布団工、物川山岳際立ぜしむろ者口、法か執行し、股主に縄

L、宅も詐さず。

一・々別々に泡ろの外経め

℃泣に布告

L此島周知ゼしむ。(以上後段)

中事MK凶二十同年十一日川一一一日

米同の不断の銀史上に基いて銀市坊が附飢されに『)とは支那のみなら中米凶の終消に封しでも不砂思影響を及

M

持制枚、支那資本

-w一に貨幣幹妹川出

二円五

商

業

と

経

済

二四六

ほしにので、

一九三六年五月十八日、米・支聞に銀協定が締結されに。それは弐の如、ぎ内容を有する。

(一)米同攻府は支那の立却に係る宕干長の子持銀に到し、月平均値段に依

0、金及び矯持な以て之が賀入をな

す。買入れに際しては、別伐の布告を匁さ中。

(二)支加攻府は法貨の地位を川市同にせんがために、後行準備として金・銀及び外凶傍日併を充分に府加する。

内、銀準備のけ以低限度は務行総領の百分の一一十五を占むべきものとす。.史に、之邦政府は心的民の便利を計る

4

』、ノ--、

Ji子νtt

一元・半元の銀貨を川崎遣し、以て硬貨の種類を完成す。

この協定締結に際し、支那財政部長孔砕阿川は、米・支銀協定の結果、支郎の溺立せる本伏制度の存続投に支加

出八併の永久的安定は以前川問にされにと護衣しに。

ω

一九三五年十一月三日の市制改革以来多くの特記すべま結果が起ってゐるσー銀行停殺行及び殺行準備金統制の

にめに発行準備管理委員合

(οH吋

55、問。mgd出OD三)が設けられ、一史に新しき補助銭貨が流泌するに五つに。

父、中央銀行(同訓一

MM似一民間川川河川%ろ)は改組の注中にある。一九二・六年六月末までに設行奈川州出委員

九百総合(?三円己見。125ロo日(】)は二億二千五百一尚一万を北品川被し、設券銀行の準備金を川市岡ならしめに。

ω

就小、幣制改革以前に於ては支却は不公気の渦中にあり、絶えざる銀流出と匁替相場の不安定に悩んでゐに。

然るに、常制改革以後は封英鍔佼相場は略ミ安定して居句、叉銀流出は減少しにので、そのすにけ在外震符一小衡

資金に充治されるに至った。総入超池初は(満洲附与除く)突の如き池院を辿ってゐる。

Ebenda， s. a. H.H.I王ung， China's financial rcconstrllction. (The Centr刀叫al13al日lk王of China

13均3ul凶凶I日le凶吋t任illか II(σ19侃36的)， K、ぐ，0.:3， S. 2幻1汀正.一一F日inallc白eRミe叩pヲlortfor the 23nl fisical ，..n......，. T...l...，. 1 (}~~ f 4-r.. 丁目，，~ ~ (l内ア1_.-.__'~ c' ~n 円‘

0)

年

度一九三二年

入趨叙(山単位百品川一一克)

一vO八七

一九三三年

七

一九一一一五年

四三

三六'(桃川改革以後の分)

-FUZah

、目HE

↑

Jノ一二〉，立

他方、工夫化建設計市を休みなく念行せんがためには、《川角すべき多くの事が残ってゐるのであって、支那園

家領土の氏家を恕ひ一史に内外に一旦る玖治的困難ル}恕ふならば、そのことは一厨痛切に了解されるであらう。

一九三五年及び一九三六年度に於ける中央銀行準備金(百両元

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二七九

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同七

11

支那鍛制改革の動機

金及び銀の二程の賞金局は、それらに内在する戎稜の特質、印ち、譲渡性、代詩性、可動性、及び大なる市場

流通性の放に、長年月の間に交換手段印ち代併として沿も遁岱せるものであることが一般に承認されてゐる。若

し、金銀が常に同一宣伝、等しき控用で泌得出来るものであるならば、雨者の問に交換比率に差惑は生ぜ中従つ

設制説、支那資本並に貨幣特妹問題

二四七

(Feclera1 Reserve Bulletill). "¥Va凶shi昭 tωor日1.Vア官羽gl.22(σ1936の)，s. 1023.一一一YgIし.

al悶 h (σFinancia凶a札1an配吋clComme訂rcia凶a1:¥I01叫h日11砂yBu叫1礼l1et吋t“inか IIr (1936め)， No. 10， s. 40 f.

、，ノ唱

iノ

't¥

商

業

と

経

部

二四入

て、何れの同家も二者のうち何れそ貨般財として選探せんかといふ判断に苦しむことは無かつにであらう。然る

に事寅はさにあら宇して、複本位制度の長き歴史のみなら示、長近の銀問題も亦之を雄婦に物語ってゐる。或園

に於て銀本位制を採用し、しかもそれが世界経済に聯闘を有する限り、金銀比債の幾動によって、その闘の経燐

は絶え中間飢されるであらう。世界経済が繁栄するにめには、交換手段の二重性は取除かるべきであらう。支那

がこの問題に就いて熱心であるといふことは、支那が銀債の帥変動によって最も苦痛を嘗めてゐる闘であることを

九日山味する。今日に於ても向、金

J

が枇界本位制度の中心をなしてゐるものと考ふべきであるから、支那が今回の幣

制改革に常り、すべての貨幣政策の基礎を金に置かんとすることは蛍を得てゐると一一一一日ふべきである。支那幣制改

前一・はその根本はかL

る考から出愛してゐるかの如く忠はれる。

111

銀問題の現状

貴金属の債絡は、その生

J

品川数量並に工業上の用途如何によって影響されるものであるとはいへ、銀及び金のお

要は、主としてそれらが貨常素財として使用さるよ以量によって決定されるものなること守考ふれば、その償給

は主に貨僚として用ひらるL

や否やに依って定まると午一一日ふことが出来る。

一閣に於て、或種の賞金印刷に就て、相凡

常上の皮位(り0522Z25m)若くは復位(問。E80Z巴25n)が行はれに場合には、蛍該図に於ける岡民経済的

重要性に感じて、その債絡に多少の謎動が生中る。大戦前に於ける銀債の下落が、

一八七一年以来銀本位諸闘の

金本位同への碍換といふ事貨に師せらるべきことは周知の事柄である。

ω印度貨幣制度史を願るならば、右の事

柄は一居明瞭となるであらうo

印度玖府がル

lピl銀貨在英貨より分離し、

R:ル!ピ

l銀貨とソヴアレン金貨

との比ψ

也、

一Oルlピ!につき一ソヴアレンと定むることによって、ル

lピl貨を金に結び付けに蛍時、印ち、

-'し

Iu--rA・・1J

、

↑

4ノ一寸ノ出lJ

，E-fj

銀債に大なる波動が起つに。銀の金に封する比債は暴落し、市場は混飢に陥つに。

(持者一正)

印度仰山制に闘すろ本文の記述に就て、持者は疑問た有寸ろものなろことた断って泣くo

一九二七年、印度玖府は、

JF48認を委員長とする印度通貨金融委員命日(問。

3-の

2E5132F己一吉

出一一円。コ

()戸三

gap-己目

E足。)の報告書に基き、貨常法を制定しに。それはル

lピ!の英貨との比率は一志六片大るべ

きこと在規定し、札、ル|ピ|貨の池剰分会一一億オンス以上に上る)を減らし、同時に印度への銀総入税を二割課す

こと在日的とししに。かくして、この彪大なる銀の北品川積から通貨としての職能そ解放せんと期しにのであつにが、

銀債の刊誌溶か}招くに主つに。

ω一九三間年六月十九日以来銀慣が念騰し、その後多少の高低そ見せにことは、一専

ら米国の銀貨上計主による銀の貨幣復位といふことに基く。近き時前来に於ける銀債の運命は全く米闘の銀政策如

何に依ると一一一一μ

つでも池山一一日ではない。情制改革の結果、支那は銀需要闘の側より銀供給闘の側へ縛換しにYめに、

人ーでは米凶のみが銀市安凶の側に残ってゐる。米国の影響が銀債に如何に著しく強く働くかに就ては、

一九三五

年十二月十日、

ロンドン銀塊市場に於ける劇的事宜が最も明らかに物語ってゐる。その日は貨にロンドン銀塊市

場始って以来品初の事であるが、米凶より註す〈が背無であっしにL

めに、銀塊相場が建てられなかっ仁のである。

梁制枝、支那資本並に貨得格妹問題

二四九

(Economic

V1!l. A. R. Lewis and Chang Lu・Iuan，Silver <tl1d Chillcse price IevcI. Pl~bI. by CoIIege of Agricultll~e and Forestry， the Ul1i¥"ersity of Xankil1g. (K. S.， BllIIetin No. 11.) Xanking 1933. S. 9 f. Sir H.W. A. D~terc1ing ， Silver. Its international position・守、 ¥ 、マ _~"!'__~l__ T_I 宜_0旦 A、」口守内o r

(1)

(2)

向

業

と

秘

消

二五

O

銀債は漣常、午後二時に需要並に供給の数量な基礎として、仲間凡人により決定されるのであるが、その日はいつ

針万に保つべき義務がある。印ちも米岡攻府はその銀買上に就ては、法律により規定且制限されてゐる。

九

(Finaηcial and Commercial ~Ionthly BuIletin). rrI (1 gS6) ， N o. 1-2， S. 8 f.

Graue，九.a. 0.， S. 481. (Financial an<1 COl11mcrciaI ::¥Ionthly BllIletiめ. IIT (19HG)， Xo. 6， S. 7 f.

もの時間になっても、供給のみ多く、需要は皆無であった。米岡大蔵省が後刻註文を設するであらうとの期待は

実切られた。何となれば、屡ーの照合にも拘はら守、米岡大蔵省は総供給数量の凡そ七分ノ一を、前日の相場以

下の低椛な以て賀入るよ府立があるに過ぎなかったから。総供給数日一旦を総一定されに相場にて究入る込べしとの規

定があるために、仲間凡人は相場を建て得なかったと言ふより他に致し方はなかっにom米岡大蔵省の邸の振り方

一つでロンドン銀山崎市場に混乱を来すこと守顧るとき、米同銀買上法の放カが一般に如何に銀の運命に影響を及

し得るかといふことが知られるのであって、我々は、以下に於て、この問題に就き、支那幣制改革の将来と関聯

そ保ちつL

検討を試みるであらう。

IV

米

凶

と

銀

問

題

米同銀史上法第二傑は、「合衆同に於ける金準備に卦する銀準備の比率を増加するにめに、務行準備総額の問分

ノ一を銀準備となす。』旨の規定

ωを有するが放に、米関攻府は、義行準備総街中の銀準備と金準備との比率をお

六年五月中旬、銀準備は既に後行準備総額の略三一

0・七%に注し

ω(五月十四日、銀準備額は大凡二十一億四千

弟、金準備は百三億二千二百一向指)法定限度に接近しに。その間支部は大笠の銀を米闘に資却しにのである。か

(2)

ふることから、

多くの主要なる問題、か起って来る。一一五%の限度に法しに暁、米闘は如何なる成一泣在執るであら

、

・勺ノ

4μ9『・

法律の傑文に従って、米凶が銀の買入在停止した場合には、勢、支那、カナダ、メキシコとの協定

ωは

中止されるに一宇一り、新しき銀恐慌を惹起することは確かである。「市部諸川の銀ブロック』(持者詰)はそれで満足

し得るであらうか?

大政行は銀.依の低落に作ひ、銀準備の汗慣を切下けることによって、新しく買上けを匁し

得るであらうと考へられるかも知れないが、か

:ω方法は結局に於て、永続し得ない。米国の金準備が同時に絶え

守増加しつミあったので、これ迄、米凶玖府はその銀準備をおめ符にのである

J

他日、米国政府が多何恨の金を外

闘に吸牧さゐ込の依儀なきに立.全つ仁場合には、事態は如何になるであらうか?

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減少してはならないであらうかソ

何人が、何時、その銀を引受くるや?

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点止イipt、，官uρI11tド月刊/

かくして、米

同攻府は、他日、その銀攻策を一史新すべき必要に泊らゐ込であらう。米同が、その際、ヂレンマを完服し得るや

否やは後日の問題として妓る。唯一つ昨かなことい仏、銀問題の解決は、銀史上法によって喧じ遷延されたにすぎ

ないといふことで、その問題以終来一一般刺しくなり、決定的な似決な必嬰とすゐに.全るであらう。

守山者品)

これは、米凶上・下刷院J

砂地仁℃、処此川州議H

具、淀川北代中一五議

D、により結成され七回附'で、その日的L一寸ろと二

ろ日、ル1メグエルトの恐慌克服たけ的と寸あイシフ

νlシヨシ政筑の一手段として村山ル彼ぴ本位貨幣の一れら[み、以JL

職後以来日市洛た絞げつL

わろ以山川島川彼ぜしめんとすろにあ400

〈支山川町出年版、昭和十-年版二九七百)

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二五

フ!と I~Jq大蔵行 (1、カナダ及びメキジヨよ tJ 析しく庄町 l1:銀在、泣接カナダ鋭行及びメキミノヨ H~行た通じて 13.入ろ』五務lèn~、 o Vgl. ebellda， :Xo. 4， s. !l fI

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商

業

と

経

訴

二五二

五、支那貨幣制度の将来

以上記し来った如く、支那幣制改革によっては理想的な解決は輿へられなかっにのであって、むしろ、米同と

の協定によって躍に妥協が行はれにに過ぎない。とはいへ、客観的欣勢に感じて、達成されにとこ乃のものは、

その常時一達成し得べき最高の限度な示すものであった。外岡より多叙の借款をなすことなく、自力により、限定

的に金本位制度に結び付くことは、如何にして支那本位制度にとって可能であらうか?

支那新貨幣制度の将来

は、向、全く確かではないやうに忠はれる。内外に瓦る攻治的錯綜並に其他の似決困難な諮問題守除いても、米

闘の貨幣攻策及び銀問題それ白らが、支那貨幣一制度な凶離に陥らしめ得るといふことが解る。

銃に述べに如く、米同政府は、他日、従来の銀政策右側悩絞すべきか若くは放来すべきかを決定せねばならぬ必

要に直面するであらう。何れにしても、常に困難が作ふであらう。米関が従来の銀政策を機一線する場合には、資

際問題として、将くの聞のみ之を行ひ得るに過ぎない。銀買上計主は、米闘の租税負挽階級に大なる犠牲在抑一は

しめたのであって、彼等にとっては有難迷惑の話とι一一口はねばならぬ。加之、世界の銀貯蔵高及び年々直接或は間

接に産出さるL

銀の数量は英大であって、米同が提供さる』すべての銀を永久的に買入る=ことは不可能であ

る。

ω米国攻府がその銀攻策守放来するの餓供なきに立.主った相場合には、そのことよ・りして克に銀債の問題が起

って来るのであって、支那はその貨幣攻策を再検討するの必要に泊らる込であらう。何等かの珂山により、何れ

Silvcr and prices in China. lZcport of the Commitcc for thc Stlldy OE

Silvcr VαIllCS and COlmnodity Priccs， :.¥Tinistry of lnclnstrics. Shanghai Hl3fJ. C. ， 1"¥6") 1"

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かの方而よりして、米凶の弼が脅かさる斗に主つに場合には、米同はその本位制度な維持するにめに、金を放来

せねばならなくなるであらう。支那は米闘に、那須均一u及び銀で比較的多額の在外資金ケ有するが故に、恐らくは、

その渦中じ捲き込まれるであらう。元来、支部の金並に鴛替準備の数量は、直接或は間接仁、米岡大蔵省の攻策

に依存してゐる鍔に、支加貨幣制度の運命は、従前同様今後に於ても、米同貨情攻策に左右せられることは明か

である。貨に、支郎以管理紙幣本位制度を採用してゐるが、その支配力は制限されてゐる。

以上に依って明かな如く、銀問題は、結局、米国貨幣制度にとって大なる悩みである。米国並に支那の本杭制

皮が、英・仰のそれと恒別さるべき要貼以、前二者に於ては、法律の規定並に協定に依って一定の割合の銀準備

を必要とすることである。か

JQ事情は、米・支雨闘をして、銀準備に関して起ることあるべき問題郎ちその本

枕制度の動揺といふ問題に就て共通の苦痛な感じさせるのである。勝来に於ける銀債の問題は、米・支雨固にとっ

ては放任し符べき問題ではないぞらである。

w附・末、一尚一、米闘がその銀玖策を放棄すべき俄儀なき事情に立到つ

大場合、

ωち、ll同じことであるが1

1銀宇ぜその成行のきに放任するの止むなきに立到つに場合、ヂレン

マは米・支財閥に同様に起って来る。後本枕制度及び困際複本位制度は何等解決な典へ得るものでは無い。何と

なれば、金属主義は一般に貨僚制度史上肢に過去の事に局するのみなら守、金・銀比債は長い間には必中や稜動

せざるな符ないからであゐom人あって次のやうな恕像伝下し得るかも知れない。米凶はその金融上並に経済上

の優越の故に、時来枇界経演の経理に際して、一件び一倍有力な低椛凶として守一場し、北他の図々に(戦債問題と

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二五三

E. ，Y. KCll1merer， Moncy. The principles of 1l1ol1ey and their excmplifi・

cation in outstallding chaptcrs of l1lonetary history. New York 19~5. S.

83 ff.--Vgl. auch :Marshall， :Money， credit alld cOl11ll1ercc， a. a. 0.， S. G2 n:

(1)

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i

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二五問

関聯して〉多少とも座泊を加へるであらう。従って、常談関係諸問は銀準備在採用すること在以て有利となすに

協定の批前をしにすぐ後、同内政治的事情に依り、協定を破るの止むなきに立到らなかっにであらうか?

i止後

Ein Vorschlag ，"on F. ¥V. Hu・st，.¥Ioncy，gold，日ilvcrall<l paI】er.

HWB. Ygl. auch Detcrdin日， a. a. O.，S. Uil f.

晶¥mericanTrade Pr・ospectsin the Orient. ミcportof thc 人llIcricanEcollo・

lllic -:¥[1州iOIl to thc Far East. ~('\\・ 1・()!・ k ， ~)gι ¥nn 見 、ぐて Iγ

London

迷ひないであらうと。例へば、米・仰・英・溺の大政省放に中央銀行が一致して、金準備v

ぜ一部分に止め、残り

の部分を銀準備に箆克するが如き事態が生じ得るかも知れない。

それらの諮問は、一一.ク月或は七ヶ月一旬にその金

準備の一%を貰却し、その代りに銀ル一市位で賀入る込であらう

U

英同及び罪、他の同々の如く、大戦以来銀貨の.俄

値をその地金の某一従より晴離せしめてゐるところでは、恐らくその過去のものとなれる行、併の銀標準是な復活さ

せ、以て銀に封する需要を培加するであらうomそのことい仏、恐らくは、すべての同々.かその貨幣制度を現在の

米同並に支那の如く規制することを立味するものであって、印ち、

一定の銀準備卒を採用し.孔つ、充分な低位

を有する補助貨怖を流通せしむることをな味するc

か

:ω閥際保約いか成立し、機能し、叉銀間短への倣決を戒し

得るであらうかdr

側めて総に1

第一には、各問攻・府は、米同の宜験に鑑み、

如何に銀が不安定であり札つ銀

の増減に依って如何に貨幣制度への危機が招来せられ得るか在考慮し、各同北八、

ll部分的にると人十一般的にると

を問は宇

ll銀本位制への移行を側めて時路すべきである故に。

ω第こには、か

;ω類の閥際協定は、各闘が現

貨にその協定を宜行するに就ての保殺とはなり得ないからである。米関はロンドン位界経済合議で締結されに銀

に、銀生産の問題いか顧みらるべきである。米同・カナダ・メキシコ・ベル!及びオーストラリアは銀生産同であ

って、銀に封しては直接の利害関係を有する。反之、北他の同々は、大なり小なりの粍・皮に於て銀消費闘であり、

1 )

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銀債在高めることに到しては何等の利盆な有しない。本来の銀鏡石より生産される銀は、現在、全般の三割に泌

ぎないのであって、残りの七剖は他の鏡石より副産物として生産される事宜在考慮'するならば、銀の生産統制と

いふことは克服し難き難問題に注者することが知られる。銀の供給及び債務を統制することは不可能であって、

あらゆる凶際保約は日以後にこの貼に於て疏くのである。然し乍ら、米同は銀問題に於ける日以も有力な立役者とし

て、銀の山地命に無凶心で民ることは出来ない。米国攻山川M

いい、平晩、同際一辿貨合議守開催し、銀問題を拠出するで

あらうと期待されてゐる。その際、米同はその金融上の努力を決定的に利用するであらう。支那貨，幣制度の時・米

はこの税の九門誌の成行に影響さゐミこと大である。それ故、支那新貨常制度賂来の問題は世界の凶々在網羅し七

る来るべき凶際泌貨合議の問題に合流しなければならぬ。それ故、支那貸幣制度には、向、大なる危機が治在して

ゐるのであって、それは常に現在化し表而に現はれ・米り得るものであることは明らかにさるべきである。この間

山山は筏雑して日出り明的切な快くが、支那の立場より恐らく失の事が一一一同ひ狩るであらう。銀に相応しき且つ銀にのみ

相応しき地位('就中、補助貨が考へられる)在典へ得るならば、銀は段早破壊的な作用在及一ほし符ないのである。か

くて、支那は従前と同じく今後も銀の治在的大同市立者亡。得るであらう。支那の人口の数在思ひ浮べるならば、

その無数の人口が補助貸借にる銀の英大なる・市川支払刊にの得ることは明かである。支那はその貨情制皮そ完成する

仁めに日比つ俊行準備を強化するにめに努力しなければならぬ。かくして、来るべき通貨合議に備へ、溺立的な貨

桁制皮在樹立し、支那貨僚制度の永久的安定を総保し一史には支那工業化に新しき刺成在興へんとするのである。

日出制枝、支那資本市一に坑倣山川刊妹川忠

五ヨL

商

業

と

経

消

二五六

六、信用政策と工業化

貨幣問題と信用問題との密接なる関聯を想ふとき、

幣制改革は信用攻策及び資本形成に針して如何なる希望

を輿へ得たであらうかといふ三とが蛍然問題となって来る。先づ第一に、銀の岡有化と紙常木位制度の施行とに

よって一の珠備金(同236)が集積されたこと、而して、その珠備金が護行準備金として銀行の金庫中に死戒さ

れない限り、それは資本として機能し得べきものなることが明かにさるべきである。その額が幾千に注するか推

量し得ないが、とにかく、それは幣制改革に件ひ獲得された資本であって、それを以て外岡に於ける機械製造投

に投中るとか或は同内工業建設費に投資し得る。右の事柄は信用制度と如何なる関係を有するか?

信用政策に

より産業活動を指導し設展せしめ得るや?

支那は「一代に於てv

資本の限界能率

(52・EDP-。昌弘

gq)在一容に

至るまで略、、均等に引下け得』

ω、以て活動力を略ミ完全に後揮し得る上に於て無能力であらうか?

我々はこ

の問題に封し、支部では、向、信用制度が甚に不完全であるとのm単純なる理由を以て否定的の答申ぜしなければな

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，‘リMV新

貨幣制度と銀行券義行の統一とは近代的信用組織の護法に興って大なるカあれりと一一一一H

ふべきである。中岡・交

通雨銀行の改組及び上海・天津に於ける銀行業同業公舎聯合準備委員合

Co一三月2056出ODE)

の設立等は相倹

って、近代的銀行業務の完成に貢献'するものである。

ω就中、重要なることは、中央銀行は既にその改組を完成

Kcyn伺， a. a. 0.， S. 220. If. H. Kung， Tmprovcmcnts in China"s ll10ney anu banking systcm. (Thc

Ccntral Ban

(1)

(2)

せんとしてゐることで、それにより中央銀行のみが「銀行の銀行」としての機能を登輝することが出来る。支那銀

行制度の建設及び披張が、命、今後長期間を要するであらうことは種々なる例によって知り得られる。

一九三四

年度、農業経済に於ける貸付資本の金融鱈蛍者は次の如き比卒を示す。(百分比

)ω

銀

行

四

メ3、日

f七

百土

ノ、

典

営・・・・・・・・・・・・・・・・・・八・入

ハ3己…

在

ji----ji--五・五

商

居

其他の個人・:::ji--六七・七

(認者註)

原文には合作祉二・四とあるもニ・六の誤植と岡山はれるから訂正して置くo

一九二二年中央由民業買験所調査に依れぼ、「其他の個人」の内認は次の如

Lo

良:fi--:::一八・四

o::!措置苛

μs :tll!

主

四

商

人:::・::::二五・

O

支那金融市場に於ける、商業手形及び近代銀行の割引業務の組織は命未完充分裳達せざる朕態にあるため、大

商業地に於ける銀行業務の完成には命一一居の努力を必要とする。

ω工業化を促進し助成せんがために、大規模の

近代的信用攻策な行はんと欲するならば、信用機関在、向、充分整備すべまである。この貼に閲しては、今の彪

梁嗣枝、支那資本並に貨僻特妹問題

二五七

Gea L. Chen， How to improve China's rural credit? Ebenda， K o. 2， S. 49. Y. S. Tsao， The Tendency towards centralization of Chinese banking.

Ebenda， S. 22.

(1)

(2)

商

業

と

経

済

二五八

用上の種々なる難問題の存在を顧るとき、今後、念漣なる後展を期し得られぬ『}とは明かである。

末、に充分に注目されてゐない。就中、支那工業化は、常制改革がそれによき影響を奥ふるにしても、資本及び信

kr・旨向島ω一-の

立言は呉である。

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l¥Iarshall， Industry and trade， a. a. 0.， Vorw. S. V. (5)