no - 株式会社inpex

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当社の埋蔵量(確認・推定埋蔵量)は約 41.3 億原油換算バレル(2011 3月末 現在)、生産量は日量約42.3万原油換算 バレル( 2011 3 月期 平 均 )にの ぼり ます。当社は、日本企業最大の埋蔵量、 生産量規模を有し、国際的にも石油メ ジャーに次ぐ上流専業企業の中堅に位 置しています。大型LNGプロジェクトの 商業化や新たな権益の獲得で埋蔵量・ 生産量の維持・拡大を進め、上流専業企 業のトップグループにおける確固たる地 位を目指しています。 詳しくは36–37ページをご覧ください INPEX スナップショット No.1 日本企業最大の埋蔵量、生産量規模を保有。 石油メジャーに次ぐ上流専業企業の トップグループにおける 確固たる地位を目指しています。 写真:インドネシア・ボンタンLNGプラント 0 10 20 30 40 50 ネット生産量 (万石油換算バレル/日) 2009 2010 2011 40.5 40.5 42.3 18.2 22.3 18.7 21.8 18.4 23.9 原油 天然ガス 002 国際石油開発帝石株式会社 アニュアルレポート2011 003 国際石油開発帝石株式会社 アニュアルレポート2011

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Page 1: No - 株式会社INPEX

当社の埋蔵量(確認・推定埋蔵量)は約41.3億原油換算バレル(2011年3月末現在)、生産量は日量約42.3万原油換算バレル(2011年3月期平均)にのぼります。当社は、日本企業最大の埋蔵量、生産量規模を有し、国際的にも石油メジャーに次ぐ上流専業企業の中堅に位置しています。大型LNGプロジェクトの商業化や新たな権益の獲得で埋蔵量・生産量の維持・拡大を進め、上流専業企業のトップグループにおける確固たる地位を目指しています。

詳しくは36–37ページをご覧ください

INPEXスナップショット

No.1日本企業最大の埋蔵量、生産量規模を保有。石油メジャーに次ぐ上流専業企業のトップグループにおける確固たる地位を目指しています。

写真:インドネシア・ボンタンLNGプラント0

10

20

30

40

50

ネット生産量(万石油換算バレル/日)

2009 2010 2011

40.5 40.5 42.3

18.2

22.3

18.7

21.8

18.4

23.9

■原油 ■天然ガス

002 国際石油開発帝石株式会社 アニュアルレポート2011 003国際石油開発帝石株式会社 アニュアルレポート2011

Page 2: No - 株式会社INPEX

詳しくは38-39ページをご覧ください

当社では、カントリーリスク・操業リスクなどの観点から特定地域への過度の依存を回避し、石油・天然ガスの比率、探鉱・開発・生産の各事業ステージ、石油契約の形態など、異なるプロジェクトを組み合わせることで、バランスのとれたポートフォリオの形成に取り組んでいます。2011年6月末現在で、日本のほか、アジア、オセアニア、中東、アフリカ、ユーラシア、米州など、世界26カ国で71のプロジェクトを進めています。

世界

26カ国

71プロジェクト

バランスの取れたポートフォリオにより事業リスクの分散を図っています。

INPEXスナップショット

米州

18プロジェクト

アジア・オセアニア

34プロジェクト

ユーラシア

5プロジェクト

中東・アフリカ

13プロジェクト

海外プロジェクト数 (2011年6月末現在)

写真:カザフスタン・カシャガン油田

004 国際石油開発帝石株式会社 アニュアルレポート2011 005国際石油開発帝石株式会社 アニュアルレポート2011

Page 3: No - 株式会社INPEX

詳しくは40–45ページをご覧ください

当社は2000年に大型ガス田の「イクシス」(オーストラリア)と「アバディ」(インドネシア)を発見しました。イクシスは2011年第4四半期に最終投資決定を行い、2016年第4四半期の生産開始を予定しています。アバディは「フローティングLNG」による開発の検討を進めています。両LNGプロジェクトの合計生産量は日本の年間LNG輸入量の15%強に相当する大規模なものであり、当社のさらなる成長に向けて両プロジェクトの商業化を積極的に推進しています。

2大LNGプロジェクト確かな成長に貢献する2つの大型LNGプロジェクトを推進しています。

INPEXスナップショット

写真:オーストラリア・イクシスLNGプロジェクト

アバディLNGプロジェクト(インドネシア)

イクシスLNGプロジェクト(オーストラリア)

ジャカルタ事務所

ダーウィン事務所

パース事務所

LNG生産量250万トン/年(第一次開発)

LNG生産量840万トン/年

イクシス、アバディLNGプロジェクト

006 国際石油開発帝石株式会社 アニュアルレポート2011 007国際石油開発帝石株式会社 アニュアルレポート2011

Page 4: No - 株式会社INPEX

詳しくは32–33ページをご覧ください詳しくは12–14ページをご覧ください

当社の2011年3月期における業績は、為替が円高傾向の中、油価およびガス価の上昇により、連結売上高は9,431

億円(前期比12.2%増)、連結純利益は1,287億円(前期比20.0%増)となりました。

連結売上高9,431億円

連結純利益1,287億円成長目標の達成に向けて3つの基本戦略を推進します。

3つの基本戦略

当社の成長目標である「2020年までにネット生産量日量80~100万原油換算バレルの達成」に向け、3つの基本戦略を推進しています。

1.上流事業の持続的拡大探鉱・開発・生産プロジェクトの運営・推進を通じ、生産量・埋蔵量の持続的な維持・拡大を追求します

2.ガスサプライチェーンの構築と ガスビジネスの積極的展開国内外の天然ガス資産と国内マーケットを有機的に結び付け、付加価値の高いガスサプライチェーンを整備します

3.多様なエネルギーを供給する 企業への成長多様なエネルギーの開発・供給により、持続可能な発展に貢献する企業への成長を追求します

INPEXスナップショット

写真:2011年3月期決算説明会(2011年5月12日) 写真:国内天然ガスパイプラインの工事現場(静岡ライン)

(億円) (億円)

2009 2010 2011

連結売上高/連結純利益

12,000

9,000

6,000

3,000

0

2,000

1,500

1,000

500

0

■連結売上高 ■連結純利益

10,762

8,4041,451

1,072

1,287

9,431

008 国際石油開発帝石株式会社 アニュアルレポート2011 009国際石油開発帝石株式会社 アニュアルレポート2011

Page 5: No - 株式会社INPEX

詳しくは64–73ページをご覧ください

当社は、健康、安全、環境への取り組みを包括する独自のHSEマネジメントシステムを構築、推進しています。また、開発を行う地域社会の発展に貢献することで地域コミュニティとの共生を目指しつつ、経営の効率性と健全性の向上のためのコーポレート・ガバナンスの強化も進めています。

地球環境や地域社会と調和を図りながら、エネルギーの安定的かつ効率的な供給を行います。 決算報告と

トップメッセージ

11.1 財務・事業ハイライト 012

1.2 財務・事業ハイライト(グラフ) 014

1.3 代表取締役からのご挨拶 016

1.4 経営トップからのメッセージ 018

INPEXスナップショット

写真:オーストラリア 北部準州 ブライディン・ポイント

決算報告とトップメッセージ

事業活動の概況

プロジェクトの概況

社会的責任と経営体制

財務情報

/会社関連情報

イクシスLNGプロジェクト、海上リグにて

社会的責任への取り組み

010 国際石油開発帝石株式会社 アニュアルレポート2011