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薬物乱用防止講習会

講師団講師研修会

福岡県保健医療介護部薬務課麻薬係

令和元年１０月４日

福岡県吉塚合同庁舎８０３会議室

目次

○薬物乱用状況について

○福岡県の取り組みについて

（福岡県薬物乱用防止第五次五か年戦略）

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乱用薬物の種類覚醒剤 大麻 MDMA

写真提供：九州厚生局麻薬取締部（シンナーを除く。）

シンナーヘロインLSD

興奮作用

幻覚作用

抑制作用

覚醒剤メタンフェタミン、アンフェタミン

コカイン

MDMA

LSD

マジックマッシュルーム

あへん（けしぼうず）

ヘロインモルヒネ

メチルフェニデート（リタリン－向精神薬）

※不適正使用の場合

大麻 大麻樹脂

睡眠薬（向精神薬）※不適正使用の場合

覚せい剤取締法

麻薬及び向精神薬取締法

大麻取締法

あへん法

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乱用薬物の種類・作用

薬物乱用を取り締まる法律薬物乱用を取り締まる法律薬物乱用を取り締まる法律薬物乱用を取り締まる法律

覚醒剤

覚せい剤取締法

懲役１０年 大麻

大麻取締法

懲役５年

指定薬物

医薬品医療機器法

懲役３年

ＭＤＭＡ

麻薬及び向精神

薬取締法

懲役７年

シンナー等

（吸入目的）

毒物及び劇物取

締法

懲役１年あへん

あへん法

懲役７年

コカイン

麻薬及び向精神

薬取締法

懲役７年 ヘロイン

麻薬及び向精神

薬取締法

懲役１０年

持っているだけでも、懲役刑など厳しく罰せられます！

14,965 14,322

12,200

10,030

2,367 3,762

375 528

0

5,000

10,000

15,000

20,000

薬物事犯全体

覚醒剤

大麻

麻薬・向精神薬

薬物事犯検挙人員の推移（全国）

※警察庁、厚生労働省、海上保安庁（厚生労働省）調べ

平成３０年の薬物情勢（全国）

検挙人員：10,030人（-254）と依然として1万人超再犯者率：65.9%と12年連続増加し、過去最高

→高い依存性、再乱用防止の必要性覚醒剤押収量：1.206.7kg（+70.1）、3年連続で1トン超

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覚醒剤事犯

大麻事犯

検挙人員：3,762人（+544）と5年連続増加、過去最多30歳未満が53.3%で、若年層が半数以上

乾燥大麻押収量：337.3kg（+66.8）、3年連続増加

麻薬事犯

コカイン押収量：157.4kg（+145.8）過去最多MDMA押収量：12,307錠（+9,063）前年より大幅増加

（ ）は前年比

20歳代の覚醒剤事犯及び大麻事犯検挙人員の推移（全国）

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平成３０年は２０歳代

の大麻事犯検挙人員が

覚醒剤事犯検挙人員を初めて上回った。

令和元年上半期（１～６月）警察庁発表（暫定値）

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令和元年上半期の大麻事犯検挙人員は2,093人と前年同期比から403人増加

１０代、２０代の増加が目立つ

警察庁：令和元年上半期における組織犯罪の情勢【暫定値】

大麻事犯検挙人員

3,578 1,690 2,093

157 73 105

370 175 255

1,101 538 537

1,521 707 913

429 197 283

うち中学生 7 1 4

うち高校生 14 34 51

100 46 60

R元

上半期

年齢別大麻事犯

大学生

年

検挙人員

50歳以上

区分H30

H30

上半期

40～49歳

30～39歳

20～29歳

20歳未満

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福岡県のシンナー等乱用少年検挙補導者数の年次推移

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○シンナー等の乱用少年検挙補導者数はほとんどなくなった。

163

115

58

4233

16

1 1 0 1 1

0

20

40

60

80

100

120

140

160

180

（人）

福岡県の覚醒剤事犯検挙補導者数の年次推移

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○覚醒剤事犯検挙者数は、高止まりしている。

福岡県の大麻事犯検挙補導者数の年次推移

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○大麻事犯検挙補導者数が増加している。

目次

○薬物乱用状況について

○福岡県の取り組みについて

（福岡県薬物乱用防止第五次五か年戦略）

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福岡県薬物乱用防止第五次五か年戦略

�福岡県薬物乱用対策推進本部において、平成３１年１月に策定（～令和５年）

�「啓発」・「取締り」・「再乱用防止」

を三本柱として推進

福岡県薬物乱用福岡県薬物乱用福岡県薬物乱用福岡県薬物乱用防止第五次防止第五次防止第五次防止第五次五か年戦略について五か年戦略について五か年戦略について五か年戦略について

①①①①啓発啓発啓発啓発若年層を中心とした社会全体への啓発活動の強化・推進若年層を中心とした社会全体への啓発活動の強化・推進若年層を中心とした社会全体への啓発活動の強化・推進若年層を中心とした社会全体への啓発活動の強化・推進

により、覚醒剤、大麻等違法薬物乱用の未然防止を目指す。により、覚醒剤、大麻等違法薬物乱用の未然防止を目指す。により、覚醒剤、大麻等違法薬物乱用の未然防止を目指す。により、覚醒剤、大麻等違法薬物乱用の未然防止を目指す。②取締り②取締り②取締り②取締り暴力団等薬物密売組織の壊滅、巧妙化・潜在化する薬物暴力団等薬物密売組織の壊滅、巧妙化・潜在化する薬物暴力団等薬物密売組織の壊滅、巧妙化・潜在化する薬物暴力団等薬物密売組織の壊滅、巧妙化・潜在化する薬物

密売への対処及び多様化する乱用薬物に関する監視指導・密売への対処及び多様化する乱用薬物に関する監視指導・密売への対処及び多様化する乱用薬物に関する監視指導・密売への対処及び多様化する乱用薬物に関する監視指導・取締りの強化により、覚醒剤、大麻等違法薬物の供給遮断取締りの強化により、覚醒剤、大麻等違法薬物の供給遮断取締りの強化により、覚醒剤、大麻等違法薬物の供給遮断取締りの強化により、覚醒剤、大麻等違法薬物の供給遮断を目指す。を目指す。を目指す。を目指す。③再乱用防止③再乱用防止③再乱用防止③再乱用防止医療機関や民間団体などとの連携を強化し、薬物乱用者医療機関や民間団体などとの連携を強化し、薬物乱用者医療機関や民間団体などとの連携を強化し、薬物乱用者医療機関や民間団体などとの連携を強化し、薬物乱用者

の治療、回復及び社会復帰へ包括的かつ継続的に支援するの治療、回復及び社会復帰へ包括的かつ継続的に支援するの治療、回復及び社会復帰へ包括的かつ継続的に支援するの治療、回復及び社会復帰へ包括的かつ継続的に支援することにより、再乱用のない社会を目指す。ことにより、再乱用のない社会を目指す。ことにより、再乱用のない社会を目指す。ことにより、再乱用のない社会を目指す。

目目目目 標標標標

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福岡県薬物乱用福岡県薬物乱用福岡県薬物乱用福岡県薬物乱用防止第五次防止第五次防止第五次防止第五次五か年戦略について五か年戦略について五か年戦略について五か年戦略について

①①①① 小・中・高等学校等における小・中・高等学校等における小・中・高等学校等における小・中・高等学校等における薬物乱用薬物乱用薬物乱用薬物乱用防止教室防止教室防止教室防止教室の開催など大麻等の開催など大麻等の開催など大麻等の開催など大麻等薬物乱用防止に関する指導・薬物乱用防止に関する指導・薬物乱用防止に関する指導・薬物乱用防止に関する指導・教育教育教育教育の充実強化及び大学、専修の充実強化及び大学、専修の充実強化及び大学、専修の充実強化及び大学、専修学校等学校等学校等学校等にににに対する対する対する対する啓発啓発啓発啓発の推進の推進の推進の推進

②②②② 有職・無職少年に対する教育・啓発の強化有職・無職少年に対する教育・啓発の強化有職・無職少年に対する教育・啓発の強化有職・無職少年に対する教育・啓発の強化

③③③③ 家庭や地域における薬物根絶意識の醸成家庭や地域における薬物根絶意識の醸成家庭や地域における薬物根絶意識の醸成家庭や地域における薬物根絶意識の醸成

④④④④ 関係機関等による相談体制の充実強化関係機関等による相談体制の充実強化関係機関等による相談体制の充実強化関係機関等による相談体制の充実強化

⑤⑤⑤⑤ 大麻を中心とした大麻を中心とした大麻を中心とした大麻を中心とした広報広報広報広報啓発活動の啓発活動の啓発活動の啓発活動の推進推進推進推進とととと効果の効果の効果の効果の

検証検証検証検証

⑥⑥⑥⑥ 海外渡航者、訪日外国人に対する広報・啓発海外渡航者、訪日外国人に対する広報・啓発海外渡航者、訪日外国人に対する広報・啓発海外渡航者、訪日外国人に対する広報・啓発

活動の活動の活動の活動の強化強化強化強化

「啓「啓「啓「啓 発発発発」の」の」の」の取り組み取り組み取り組み取り組み

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第五次五か年戦略のポイント

①大麻等違法薬物乱用に関する若年層

を中心とした啓発の強化

②薬物密売等の流通に関する需要側と

供給側両面からの取締りの強化

③社会復帰支援体制の充実による再乱

用防止対策の強化

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大麻乱用防止対策の取り組み状況

①学校等での薬物乱用防止教室の実施

②啓発活動の内容を大麻中心とし、若年層を

中心に実施

③ＳＮＳなど若年層に向けた効果的な啓発方法を用いた啓発の実施

④薬物乱用防止啓発サイトの内容充実

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大麻乱用防止対策の取り組み状況

①学校等での薬物乱用防止教室の実施

・大麻を中心とした講習を行うよう薬物乱用

防止講習会講師団講師等に対し依頼

（令和元年６月１２日通知）

・講師団講師研修会の開催（10月）

若年層への大麻に係る薬物乱用防止対策の推進について

令和元年６月１２日付けで講師団講師の皆様に文書で依頼

１．薬物乱用防止教室や講習会等の内容について

（１）インターネット等で誤った情報が流布されている

→有害性の教示

（２）大麻に依存性があることの教示

（３）初めて使用した経験の大半が友人等からの誘い

→勧誘への具体的な断り方の教示

２．薬物乱用防止教室や講習会等の実施方法について

（１）薬物情勢等の情報収集、最新の啓発資材の活用

（２）ブレインストーミング等の多様な指導方法の工夫

（３）家庭や地域との連携20

警察庁の大麻乱用防止のHP

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https://www.npa.go.jp/bureau/sosikihanzai/yakubutujyuki/illegal_cannabis/index.html

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大麻乱用防止対策の取り組み状況

②啓発活動の内容を大麻中心とし、若年層を

中心に実施

・大学等に新入生説明会用としてリーフレット

を配布（3月）

・大学生等を対象とした講習会の実施（7月）

・音楽イベント「宗像フェス」で薬物乱用防止

啓発コーナーを設置（9月）

・芸術系大学に大麻啓発ポスター制作依頼

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ＶＲ動画

（内容）

薬物を１度使用するだけでも恐ろしい精神病状態をもたらし得ることを効果的に伝えるもの

若者が多く集まる音楽イベント等の会場で、体験型の啓発を行う。

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芸術系大学の学生による大麻啓発ポスター

（H30年度）

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大麻乱用防止対策の取り組み状況

③ＳＮＳなど若年層に向けた効果的な啓発方法を用いた啓発の実施

（H30年度）

・大麻に特化した30秒の動画広告を作成し、県内の13～24歳の

Twitterユーザーに

配信

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大麻乱用防止対策の取り組み状況

③ＳＮＳなど若年層に向けた効果的な啓発方法を用いた啓発の実施

（R1年度）

・スマートフォンユーザーの興味関心や位置情報（クラブ、フェス参加のログ等）を基に、広告対象者を若年層や大麻の勧誘を受けそうな者に絞り動画広告を配信

R1年度作成の動画放映

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R1年度作成の動画

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海外渡航者への啓発（R1年度）

� 若年層が使用するFacebook、Instagramのタイムラインに15秒の啓発動画を表示。

� 同アプリでの検索、ハッシュタグの履歴をもとに、「海外旅行、旅行、インターナショナル・スクール」等のキーワードに興味や関心がある県内の対象者に表示。� 動画は、Facebookはタイムラインに表示される埋め込み動画の再生ボタンを押すことで再生される。Instagramは画面が表示されると動画が自動で再生される。

� 動画視聴後は、当課の薬物乱用防止啓発サイトへ誘導が可能。

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海外渡航者への啓発

福岡空港国際線の大型ビジョンでの動画放映

出発口前及び到着ロビーで年末年始（12月14日～1月13日）に放映予定

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大麻乱用防止対策の取り組み状況

④薬物乱用防止啓発サイトの内容充実（Ｈ29年度～）・ＶＲ動画（薬物の恐怖の疑似体験が可能）・水谷修氏からのメッセージ（Ｈ30年度～）・大麻への注意喚起を促す特設ページを追加・大麻に特化した動画の掲載（30秒）

（Ｒ１年度）・大麻に特化した動画広告の掲載（15秒）・警察庁が開設した大麻啓発サイトへのリンク

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薬物乱用防止啓発サイト

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水谷修氏から若者へのメッセージ

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大麻への注意喚起

動画（解説編・ドラマ編）

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同世代からのメッセージ

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啓発資料貸出・ダウンロード

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薬物乱用はダメ！！ゼッタイ！！（小学生向け）

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心と体を破壊するドラッグ（中学生以上向け）

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サイトの周知方法

・福岡県だよりに掲載（約２１４万部。全戸配布広報紙）

・当課作成の各種啓発資材にＱＲコードを掲載。リーフレットポスターポケットティッシュウエットティッシュ 等

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ご清聴ありがとうございました。

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