optisystem 14.1 リリースノート - optiwave日本オフィス · 2020. 9. 30. · electrical...

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OptiSystem 14.1 のアップデートは、弊社のウェブサイトにて行います。

下記の示すように、OptiSystem 14.1 プログラムとリリースノートをダウンロードしてください。

OptiSystem 14.1 リリースノート


概略的な機能アップの紹介は、英文のリリースノート“OptiSystem 14.1 Release Notes.pdf”と、この和文資料を合わせてご覧ください。

より詳しい技術資料は、下記の示すように、各コンポーネントのHelpファイルをご参照ください。



OptiSystem 14.1 新コンポーネント・新機能一覧 1. FEC Encoder/Decoder が追加

2. Subsystems ライブラリが追加

3. Set BER が追加

4. Add Noise to Sampled Signal が追加

5. グラフのデータ出力メニューが追加

6. 新しいVBScriptコマンドが追加

OptiSystem 14.1 機能強化一覧 1. Analog to Digital(ADC)/Digital to Analog(DAC) の機能強化

2. LED/ Spatial LED の機能強化

3. OFDM Demodulation/OFDM Demodulation Dual Polarization の機能強化

4. Electrical Jitter の機能強化

5. Electronic Equalizer の機能強化

6. Raman Amplifier 関連コンポーネントの機能強化

7. Bidirectional Optical Fiber の機能強化

8. Power Splitter 関連コンポーネントの機能強化

9. FSO Channel の機能強化

10. プロジェクト・レイアウト画面表示の機能強化

11. Help画面表示機能強化



FEC Encoder/FEC Decoder が追加されました。


• 前方誤り訂正（Forward Error Correction、FEC）転送方式は、リアルタイム性を重視した通信システムによく使われております。

• 今回、新たに追加された FEC Encoder/Decoder は、ブロック符号の一種、リード・ソロモン符号（Reed-Solomon Coding）を利用しております。

• リード・ソロモン符号技術は、デジタル通信とデジタル・ストレージの領域で広く利用されております。

• Storage devices (CD, DVD, Blu-ray Discs, RAID 6 etc)

• Bar codes (PDF-417, MaxiCode, QR Code etc) • Wireless or mobile communications (wireless LAN,

Microwave links, etc) • Satellite Communications including Digital Video

Broadcasting (LEO satellite communication systems, CCSDS standard, DVB-S2 etc)

• Telecommunication standards (DSL, xDSL, etc). • RS (255, 239) which is used in the ITU-T G.709

OTN Recommendation


FEC Encoder/FEC Decoder の例


Without FEC With FEC


Subsystems ライブラリが追加されました。


• Subsystemは、その中のコンポーネント及び接続構造を確認・修正できます。複合コンポーネントより優れております。

• Subsystemは、コンポーネントと同様に、プロジェクト・レイアウトにドラッグ・ドロップします。

• レイアウト画面にコピーした後、中を開いて、各コンポーネントのパラメータに調整を加えることができます。

• 今回は7個のSubsystemが追加されております。今後、さまざまなSubsystemが追加される予定です。

• 現在、ユーザーが作成したSubsystemはこのフォルダに登録・保存できません。今後改善する予定です。


Set BER が追加されました。


• 信号シーケンスにBERを事前に設定したい場合には、非常に便利なツールです。


Add Noise to Sampled Signal が追加されました。


• Sampled (time-domain) noise を Sampled (time-domain) signal に合成します。


グラフのデータ出力メニューが追加されました。



新たな VBScript コマンド（GetGraphDataAsText）が追加されました。


• 2Dグラフをテキストデータにエキスポートします。

• 従来では、2Dグラフのデータをエキスポートするにはループを掛ける必要があったため、大規模なシミュレーションの場合、非常に時間がかかりました。

• この新しいコマンドによって、効率的に2Dグラフのデータを外部ファイルに出力できます。

……

GraphXYData = Graph1.GetGraphDataAsText( 1, FALSE)

OutF.WriteLine(GraphXYData)

……

……

For k = 0 to Graph1.GetNrOfPoints - 1

X = Graph1.GetXDataAt(k,1)

Y = Graph1.GetYDataAt(k,1)

'Send graph values to file

TextLine = ""

TextLine = TextLine + CStr( X ) + " “

TextLine = TextLine + CStr( Y )

OutF.WriteLine( TextLine )

Next

……

Before

After


Analog to Digital/Digital to Analog の機能が大幅に強化されました。


• クリッピング機能が追加され、信号の上限・下限のクリップ値（閾値）を設定できます。

• 内部クロックの時間的な揺らぎを表すためのガウシアン・ランダム・ジッター機能が追加されました。

• ADC・DACの性能を決定する重要な指標、微分非直線性誤差（Differential Nonlinearity (DNL)）が追加されました。DNLは、ガウシアン・ランダム、一様ランダム、あるいはユーザーファイルにて定義できます。

• 2つのグラフが追加されました。DNL か INL（Integral Nonlinearity、積分非直線性誤差）における信号ひずみ効果を確認できます。


Analog to Digital のDNLを示す例



LED/Spatial LED の機能が強化されました。


• 波長域のノイズ・ビンを設定できるようになりました。

• 波長域におけるSampling Rateは、信号とノイズではそれぞれ独立して定義できます。

Before After


OFDM Demodulation/OFDM Demodulation Dual Polarization の機能が強化されました。


• 対応できる変調方式が完全になりました。

BPSK, QPSK, 8PSK, 16PSK, 4QAM, 8QAM (new), 16QAM, 32QAM (new), 64QAM, 128QAM (new), and 256QAM (new).

• QAM変調方式の信号空間ダイヤグラムには、従来の正方形のほかに、星型と円形が追加されました。


Electrical Jitter の機能が強化されました。


• Jitter の幅を設定できるようになりました。

• Sampled Signal に対する補間オプションが追加されました。

Helpの一部コピー


Electrical Equalizer の機能が強化されました。


• 多値強度変調（PAM-N）信号に対応できるようになりました。

• ブラインド適応等価法（Blind Adaptive Equalization）が追加されました。

Without Equalizer With Equalizer


Raman Amplifier の機能が強化されました。


• 複数の Raman Gain Efficiency profiles (associated pump reference wavelength)の設定が可能になりました。

• 従来では、一つだけのRaman Gain Efficiency profiles の設定しかできませんでした。

• すべてのラマン光増幅器（Raman Amplifier - Average Power Model、 Raman Amplifier - Dynamic Model と Raman Amplifier - Steady State Model）に適用します。


Bidirectional Optical Fiber の機能が強化されました。


• 複数の Raman Gain Efficiency profiles (associated pump reference wavelength)の設定が可能になりました。

• 誘導ラマン散乱（SRS）モデルは、ベクトル伝搬にも対応できるようになりました。従来は、スカラー伝搬のみでした。

• 新たな2D/3Dグラフが追加されました。SRSによるゲインと自然放射増幅光（ASE）によるノイズを表示します。


Power Splitter の機能が強化されました。


• Power ratio array のデータがOutput portsの数に一致するように自動修正します。


FSO Channel の機能が強化されました。


• シンチレーション・モデルには、従来のGamma-Gammaモデルのほかに、Log-Normalモデルが追加されました。


Project Layout 画面の表示機能が強化されました。


• グローバル・パラメータの一部をレイアウト画面のトップに表示できるようになりました。


Helpファイルの開き方が強化されました。


• ライブラリの中のコンポーネントをダブル・クリックすることによって、そのコンポーネントのHelpファイルが表示されるようになりました。

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