oracle® hyperion enterprise performance ......oracle epm...
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O R A C L E ® H Y P E R I O N E N T E R P R I S E
P E R F O R M A N C E M A N A G E M E N T S Y S T E M
リ リ ー ス 1 1 . 1 . 2 . 1
コンパクト・デプロイメント
内容の概略
概要 ......................................................................................................................................................... 2
前提条件 ................................................................................................................................................. 2
手順 ......................................................................................................................................................... 2
トラブルシューティング ................................................................................................................... 11
2 コンパクト・デプロイメント
注:本書で説明しているコンパクト・デプロイメントは、開発環境でのみサポートされています。
概要 全体のメモリ要件を低減するためと、立ち上げ時間を短縮するために、現在ではOracle Hyperion Enterprise
Performance Management System Webのすべてのアプリケ-ションを、単一のWebLogic管理対象サーバー
上で実行できるようになっています。
注: Oracle Hyperion Financial Close ManagementとOracle Hyperion Financial Management, Fusion Editionの
Webサービスは、コンパクト・サーバーの一部分ではありません。
前提条件 本書の内容は、次の前提条件に基づいています。
Oracle EPM Systemのインストールおよび構成方法を理解
すべてのWebアプリケーションがインストール済み
WebLogicドメインの管理方法を理解
64ビット版のオペレーティング・システムを使用中
Oracle EPM Systemリリース11.1.2.1を新規でインストール済み
リリース11.1.2.0からリリース11.1.2.1へのメンテナンス・リリースを適用する場合は、コンパクト・
サーバーの作成前に、まずメンテナンス・リリースを適用して完全な環境を稼働させる必要があ
ります。
1つまたは複数のデータベースが作成済み
『Oracle Hyperion Enterprise Performance Management System Installation Start Here』で説明されてい
る要件に適合
手順
サブトピック
製品をコンパクト・モードでデプロイして単一データベースを使用するように構成する場合
製品をコンパクト・モードでデプロイして複数のデータベースを使用するように構成する場合
注: 製品をコンパクト・モードでデプロイすると、Oracle EPM System製品のすべてがアクティブ化さ
れます。
コンパクト・デプロイメント 3
製品をコンパクト・モードでデプロイして単一データベースを
使用するように構成する場合
すべての製品をコンパクト・モードでデプロイして、単一データベースを使用するようにOracle
EPM Systemを構成する方法:
1 Oracle Hyperion Enterprise Performance Management System Installer, Fusion Editionを使
用して、Oracle EPM System製品をインストールします。
詳しくは、『Oracle Hyperion Enterprise Performance Management System Installation and Configuration
Guide』の第3章Installing EPM System Productsを参照してください。
2 次のコマンドを使用してOracle Hyperion Enterprise Performance Management System Configurator
を起動し、必要な構成タスクをすべて実行します。ただし、" Application Serverへのデプロイ"
タスクは実行できないので注意してください。
EPM_ORACLE_HOME/common/config/11.1.2.0/configtool-manual.bat
EPM_ORACLE_HOME/common/config/11.1.2.0/configtool-manual.sh
このコマンドでOracle EPM System Configuratorを起動した場合、Webアプリケーションのデプロイ
メント・タスクは表示されません。
詳しくは、『Oracle Hyperion Enterprise Performance Management System Installation and Configuration
Guide』の第4章Configuring EPM System Productsを参照してください。
3 管理対象のコンパクト・サーバーをWebLogicドメインにデプロイします。
a. 次のコマンドを入力して、コンパクト・サーバーを作成します。
EPM_ORACLE_INSTANCE/bin/compact/runCompactDeploy.bat|sh
b. コマンドライン・プロンプトに従って、必要な情報を入力します。
このプロセスによって、新しいWebLogicドメインが作成され、すでに構成されているデータ
ベースに接続されます。
注:また、コンパクト・デプロイメントでは、既存のWebLogicドメインへの配置もサポート
されています。製品をコンパクト・モードでデプロイする前に、Oracle WebLogic Administration
Serverを停止する必要があります。
4 コンパクト・デプロイメント
4 次のコマンドを入力して、EPMコンパクト・サーバーを停止します。
MIDDLEWARE_HOME/user_projects/domains/domainName/bin/
stopEPMSystem.bat|sh
注:EPMコンパクト・サーバーが稼働していることを確認してから、停止してください。
5 EPM_ORACLE_HOME/common/config/11.1.2.0のconfigtool-manual.bat|shスクリプト
を使用して、Oracle EPM System Configuratorを起動します。
6 次のタスクを選択して、必要な情報を入力します。
"Configure Web Server"(オラクルのHyperion® Foundation Servicesに対して)
"Essbase Custom Configuration"(Oracle Hyperion Profitability and Cost Management, Fusion Edition
およびOracle Hyperion Reporting and Analysisに対して)
7 Oracle EPM System用の単独起動スクリプトを使用して、Oracle EPM Systemコンポーネント
を起動します。
Oracle EPM System Configuratorは、start.bat|shという名前の単独起動スクリプトをEPM_ORACLE_
INSTANCE/binにインストールします。Oracle EPM Systemのデプロイメント内にあるマシン上で
単独起動スクリプトを実行すると、そのマシンにインストールされているすべてのOracle EPM System
サービスが起動します。
8 Oracle Hyperion Enterprise Performance Management System Diagnosticsを使用して、シス
テムを検証します。
EPM_ORACLE_INSTANCE/bin/validate.bat|sh
製品をコンパクト・モードでデプロイして複数のデータベースを
使用するように構成する場合
製品をコンパクト・モードでデプロイして、複数のデータベースを使用するようにOracle EPM
Systemを構成する方法:
1 Oracle Hyperion Enterprise Performance Management System Installer, Fusion Editionを使
用して、Oracle EPM System製品をインストールします。
コンパクト・デプロイメント 5
詳しくは、『Oracle Hyperion Enterprise Performance Management System Installation and Configuration Guide』
の第3章Installing EPM System Productsを参照してください。
2 次のコマンドを使用してOracle EPM System Configuratorを起動し、必要な構成タスクをすべて
実行します。ただし、" Application Serverへのデプロイ"タスクは実行できないので注意してくだ
さい。
EPM_ORACLE_HOME/common/config/11.1.2.0/configtool-manual.bat
EPM_ORACLE_HOME/common/config/11.1.2.0/configtool-manual.sh
このコマンドでOracle EPM System Configuratorを起動した場合、Webアプリケーションのデプロイ
メント・タスクは表示されません。
詳しくは、『Oracle Hyperion Enterprise Performance Management System Installation and Configuration
Guide』の第4章Configuring EPM System Productsを参照してください。
3 次のファイルをコピーします。
EPM_ORACLE_HOME/common/templates/compact/emp_system_11.1.2.1.jar
コピーしたファイルを、次のディレクトリに貼り付けます。
EPM_ORACLE_HOME/common/templates/applications
4 Oracle Fusion Middleware構成ウィザードを使用して、新しいOracle EPM Systemドメインを
作成します。
a. 次のコマンドを入力して、Oracle Fusion Middleware構成ウィザードを起動します。
MIDDLEWARE_HOME/oracle_common/common/bin/config.bat|sh
b. Select Domain Source画面で、「Generate a domain configured automatically to support the
following products」を選択し、続いて「Oracle EPM System - 11.1.2.1 [EPMSystem11R1]」を
選択します。
6 コンパクト・デプロイメント
Oracle EPM System - 11.1.2.1[EPMSystem11R1]が表示されない場合は、EPM_ORACLE_HOME/
common/templates/compact/emp_system_11.1.2.1.jarファイルがEPM_ORACLE_HOME/
common/templates/applicationsディレクトリにコピーされていません(手順3を参照)。
c. Specify Domain Name and Location画面で、ドメインの名前と場所を入力します。
入力例:
d. Configure Administrator User Name and Password画面で、Oracle WebLogic Server管理者
の資格証明を入力します。
入力例:
コンパクト・デプロイメント 7
e. Configure Server Start Mode and JDK画面で、「Production Mode」を選択し、利用可能な
JDKを入力します。
入力例:
8 コンパクト・デプロイメント
f. Configure JDBC Data Sources画面で、すべてのデータベースに対してそれぞれの詳細情報
を入力します。
入力例:
g. Oracle Fusion Middleware構成ウィザードの残りの各ダイアログ・ボックスで「Next」をク
リックして、ドメインを作成します。
5 次のスクリプトを実行して、ドメイン内にあるすべてのサーバーに対してboot.properties
ファイルを作成します。
MIDDLEWARE_HOME/user_projects/domains/domainName/bin/
processBootProperties.bat|sh
6 テキスト・エディタで、MIDDLEWARE_HOME/user_projects/domains/domainName/ config/
fmwconfig/system-jazn-data.xmlファイルを開きます。ファイルの最終行の後に、次のコー
ドを追加します。
<grant>
<grantee>
<codesource>
<url>
file:${EPM_ORACLE_HOME}/products/Essbase/eas/server/lib/eascsf.jar</url>
</codesource>
</grantee>
<permissions>
<permission>
<class>oracle.security.jps.service.credstore.CredentialAccessPermission</
class>
<name>context=SYSTEM,mapName=CSF_EAS_MAP,keyName=*</name>
<actions>read,write,update,delete</actions>
</permission>
</permissions>
</grant>
<grant>
コンパクト・デプロイメント 9
<grantee>
<codesource>
<url>file:${EPM_ORACLE_HOME}/common/CSS/11.1.2.0/lib/css.jar</url>
</codesource>
</grantee>
<permissions>
<permission>
<class>oracle.security.jps.service.policystore.PolicyStoreAccessPermission</
class>
<name>context=APPLICATION,name=*</name>
<actions>getApplicationPolicy</action>
</permission>
</permissions>
</grant><grant>
<grantee>
<codesource>
<url>file:${EPM_ORACLE_HOME}/common/jlib/11.1.2.0/lib/registry-api.jar</url>
</codesource>
</grantee>
<permissions>
<permission>
<class>oracle.security.jps.service.credstore.CredentialAccessPermission</
class>
<name>context=SYSTEM,mapName=epm_sys_reg_cred_map,keyName=*</name>
<actions>read,write,update,delete</actions>
</permission>
</permissions>
</grant>
7 テキスト・エディタで、MIDDLEWARE_HOME/user_projects/domains/domainName/config/
fmwconfig/jps-config.xmlファイルを開き、次の変更を行います。
<serviceInstances>セクションに、次のコードを追加します。
<serviceInstance name="idstore.loginmodule" provider="jaas.login.provider">
<description>Identity Store Login Module</description>
<property name="loginModuleClassName"
value="oracle.security.jps.internal.jaas.module.idstore.IdStoreLoginModule"/>
<property name="jaas.login.controlFlag" value="REQUIRED"/>
<property name="debug" value="true"/>
<property name="addAllRoles" value="true"/>
</serviceInstance>
jpsContexts/jpsContextセクションに、<serviceInstanceRef ref="idstore.
loginmodule"/>を次のように追加します。
<jpsContext name="default">
<serviceInstanceRef ref="idstore.loginmodule"/>
</jpsContext>
8 単独起動スクリプト用に、Oracle EPM Systemのプロパティ・ファイルを次のように作成します。
a. EPM_ORACLE_INSTANCE¥config¥starterディレクトリに移動します。
b. EPMSystem.propertiesという名前のファイルを作成して、次の行を追加します。
port=<port>
start.script=<start_compact_server_script>
checker=port
10 コンパクト・デプロイメント
type=script
host=<host>
stop.script=<stop_compact_server_script>
wait=true
where:
<port>=コンパクト・サーバーのポート番号(デフォルト設定=9000)
<start_compact_server_script>=コンパクト・サーバー起動スクリプトへのフルパス
注:":"と"¥"の2つの文字については、"¥"を追加してエスケープする必要があります。
<stop_compact_server_script>=コンパクト・サーバー停止スクリプトへのフルパス
注:":"と"¥"の2つの文字については、"¥"を追加してエスケープする必要があります。
追加コードの例:
port=9000
start.script=C¥:¥¥Oracle¥¥Middleware¥¥user_projects¥¥domains¥¥EPMSystem¥¥bin¥
¥startEPMSystem.bat
checker=port
type=script
host=localhoststop.script=C¥:¥¥Oracle¥¥Middleware¥¥user_projects¥¥domains¥¥EPMSystem¥¥bin¥
¥stopEPMSystem.bat
wait=true
9 次のコマンドを入力して、WebLogic管理コンソールを起動します。
MIDDLEWARE_HOME/user_projects/domains/domainName/bin/
startWebLogic.cmd|sh
10 次のコマンドを入力して、EPMコンパクト・サーバーを起動します。
MIDDLEWARE_HOME/user_projects/domains/domainName/bin/
startEPMSystem.bat|sh
11 次のコマンドを入力して、EPMコンパクト・サーバーを停止します。
MIDDLEWARE_HOME/user_projects/domains/domainName/bin/
stopEPMSystem.bat|sh
注:EPMコンパクト・サーバーが稼働していることを確認してから、停止してください。
12 EPM_ORACLE_HOME/common/config/11.1.2.0の configtool-manual.batを使用して、
Oracle EPM System Configuratorを起動します。
13 次のタスクを選択して、必要な情報を入力します。
"Configure Web Server"(オラクルのHyperion® Foundation Servicesに対して)
"Essbase Custom Configuration"(Oracle Hyperion Profitability and Cost Management, Fusion
EditionおよびOracle Hyperion Reporting and Analysisに対して)
14 WebLogic管理コンソールを起動し、次にOracle EPM System用の単独起動スクリプトを使用し
てOracle EPM Systemコンポーネントを起動します。
Oracle Hyperion Enterprise Performance Management System Configuratorは、start.bat|shという名
前の単独起動スクリプトをEPM_ORACLE_INSTANCE/binディレクトリに作成します。
コンパクト・デプロイメント 11
Oracle EPM Systemのデプロイメント内にあるマシン上で単独起動スクリプトを実行すると、その
マシンにインストールされているすべてのOracle EPM Systemサービスが起動します。
15 Oracle Hyperion Enterprise Performance Management System Diagnosticsを使用して、シス
テムを検証します。
EPM_ORACLE_INSTANCE/bin/validate.bat|sh
トラブルシューティング Oracle Hyperion Enterprise Performance Management Systemをコンパクト・モードでデプロイする際に問
題が発生した場合は、user_projects¥domains¥EPMSystem¥servers¥EPMServer0¥logsディ
レクトリにあるepmserver0.logファイルを参照してください。
著作権について
Oracle EPM Systemのコンパクト・デプロイメント、リリース11.1.2.1
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著者:EPM Information Development Team
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