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Page 1: PIPE CURE パイプキュア工法 · 第2章 パイプキュア工法 切削破砕推進工法(既設管ガイド方式)の概要 2.1 概要 パイプキュア工治は、老朽管を改築推逭する工治です。

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パイプキュア工法研究会パイプキュア工法研究会パイプキュア工法研究会パイプキュア工法研究会

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第二部第二部第二部第二部 パイパイパイパイプキュア工法プキュア工法プキュア工法プキュア工法 切削切削切削切削破砕推進破砕推進破砕推進破砕推進工法工法工法工法((((既設管ガイド方式既設管ガイド方式既設管ガイド方式既設管ガイド方式))))

【技術編】【技術編】【技術編】【技術編】

第 1 章 改築推進工法の定義

1.1 改築推進工法の分類 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 44

1.2 パイプキュア工法の分類 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 44

第2章 パイプキュア工法 切削破砕推進工法(既設管ガイド方式)の概要

2.1 概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 45

2.2 特長 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 45

2.3 施工方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 46

2.4 施工能力 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 50

第3章 適用管種

3.1 種類 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 51

3.2 改築用先導体と各種新設管の組み合わせ判定表 ・・・・・・・・・・・・・ 55

第4章 機械

4.1 機械構成 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 56

4.2 機械仕様 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 56

4.3 機械構造概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 57

第5章 立坑

5.1 発進立坑および到達立坑 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 59

【積算編】【積算編】【積算編】【積算編】

立坑区分と該当機種 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・ 65

1.積算基準 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 66

2.設計積算にあたっての注意 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 66

3.推進工配置人員 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 67

4.土質区分 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 67

5.日進量 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 67

6.工程 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 67

7.推進工歩掛 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 68

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第ニ部

改築推進工法

パイプキュア工法

【 技 術 編 】

切削破砕推進工法

(既設管ガイド方式)

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第 1 章 改築推進工法の定義

1.1 改築推進工法の分類

改築推進工法とは、構造的、または機能的に低下した下水道管渠を推進工法により、破

砕、排除しながら新管を施設するものです。特長は下記の 3点です。

①既設管の撤去と新管の布設を同時に行なう非開削工法である。

②既設管の占有位置に新管を推進工法で布設すること。

③下水流下能力を向上するための増径も可能としている。

以下に(社)日本管渠推進技術協会の分類を示す。

表表表表 1111----1111 再構築における改築推進工法の位置付け再構築における改築推進工法の位置付け再構築における改築推進工法の位置付け再構築における改築推進工法の位置付け

表表表表 1111----2222 再構築における改築推進工法の位置付け再構築における改築推進工法の位置付け再構築における改築推進工法の位置付け再構築における改築推進工法の位置付け

1.2 パイプキュア工法の分類

パイプキュア工法は、既設管充填方式と既設管ガイド方式の 2 方式に分類される。既設管路

の変位量が 1/3 以上であれば管路内を気泡モルタル等で充填する既設管充填方式、また変位量

が 1/3 程度までの場合は、既設管ガイド方式が選択できます。

再構築 更正工法

設 置 敷設替工法 非開削工法 改築推進工法

再構築

開削工法 その他の工法新設管・

増補管敷設

改築推進工法

引抜推進工法

泥水排土方式

切削破砕推進工法

(既設管ガイド式)

静的破砕推進工法

切削破砕推進工法

(既設管充填式)

圧送排土方式

オーガ方式

オーガ鋼管方式

衝撃的破砕推進工法

パイプキュア工法パイプキュア工法パイプキュア工法パイプキュア工法

スクリュー排土方式 パイプキュア工法パイプキュア工法パイプキュア工法パイプキュア工法

吸引排土方式

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第2章 パイプキュア工法 切削破砕推進工法(既設管ガイド方式)の概要

2.1 概要

パイプキュア工法は、老朽管を改築推進する工法です。

下記にパイプキュア工法 回転破砕推進方式(B)を示します。既設管路の変位量が管径

の1/3程度以下の場合に適用します。まず施工対象区間の水替えを行い、既設マンホー

ルを除去し立坑を構築します。立坑に改築推進機、先導体をセットし既設老朽管を切削、

方向修正しつつ後方より新設管を順次推進する一工程方式です。

新設管は塩ビ管、ヒューム管、レジン管等管材を選びません。適用既設老朽管はヒュー

ム管(B形管)、エンビ管、陶管で、対象径は呼び径250~400まで、推進延長は50m程度で

す。

図図図図2222----1111 システム概要図(システム概要図(システム概要図(システム概要図( パイプキュア工法パイプキュア工法パイプキュア工法パイプキュア工法切削破砕推進工法切削破砕推進工法切削破砕推進工法切削破砕推進工法((((既設管既設管既設管既設管ガイドガイドガイドガイド方式方式方式方式))))))))

2.2 特長

(1) 一工程式での施工が可能です。更新管は、塩ビ管、FRPM 管等、管材を選ばないため、改築

推進後の管路流量が大きくとれ、設計の自由度が高くなります。

(2) 現有の推進機が使用可能で、かつ従来の小口径推進と同様に発進立坑(φ2000,φ2500)、到

達立坑 (350H 以下は既設 1 号人孔に到達)と作業環境面で大変有利な都市対応型のシステ

ムです。

(3) 専用アタッチメント(専用先導管、管支承装置)を用意するのみ、設備投資面でも安価です。

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2.3 施工方法

(1)施工要領(改築推進)

パイプキュア工法の施工要領(改築推進)を以下に示す。

図図図図 2222----2222 施工要領図施工要領図施工要領図施工要領図

1) ポジションセンサー(ターゲット)により先導管の基準軸からの偏位量を計測し、必要に応じ

適切な方向修正を行いながら推進する。

2) 水、滑材注入を行う。

3) 場合により、先行掘りや補助工法等、適切な手段を講じる。

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(2)標準作業順序

1) 土留材搬入

2) 掘削・山留

3) 基礎工

4) 支圧壁工

5) トラッククレーン配置

6) 機械材料搬入工

7) 測量

8) 機械組立据付工

9) 掘削添加材、滑材作成工

10) 埋設管準備工

11) 先導体組立工

12) 先導体据付工

13) 坑口取付工(発進坑側)

14) 鏡切工(発進坑側)

15) 先導体推進工

16) 埋設管据付工

17) 管推進工、注入工

18) (16)~(17)繰り返し

19) 坑口取付工(到達坑側)

20) 鏡切工(到達坑側)

21) 先導体撤去工

22) 回収工(スクリュー ・ケーシング)

23) 機械解体撤去工

24) 機械搬出工

25) トラッククレーン撤収

26) 人孔設置工

27) 埋め戻し

28) 土留材撤去・搬出

図図図図 2222----3333 標準作業順序標準作業順序標準作業順序標準作業順序

(注) 1. 7)は、通常元請けにおいて責任をもってチェックする。

2. 21)、22)は、到達坑の形状・推進延長により順序が変わる場合がある。

3. この内、機械組立・解体を除いた 8)~23)の工程を次頁に示す。

発進・到達立坑築造

パイプキュア

工法作業工程

(2 スパン以上の

場合は繰返し)

回 収

推 進 機 械 解 体

人 孔 築 造

推 進 作 業

推 進 機 械 組 立

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(3)施工手順

1) 本体を発進立坑内に据付け、カッター

ガイド、先導体をセットした後、

先導体を推進する。

2) 先導体を推進した後、地上でケーシ

ング・スクリューをセットした新設

管を発進立坑内に下ろし接続する。

3) 計測機器により先導体の位置を検測

し、既設老朽管を切削しつつ、方向

修正を行いながら、新設管を順次推

進していく。

4) 2)~3)の作業を繰り返し、カッターガイド、

先導体を到達立坑まで推進する。

5) 到達したら到達立坑よりカッターガイド、

ヘッドおよび先導体を回収する。

6) スクリュー、ケーシング、および

油圧ホースは発進坑へ引き抜く。

各機械器具を立坑外に搬出すると

ともに本体を撤去する。

反対方向に推進する場合は、本体を

反転後、再度据付けを行う。

図図図図 2222----4444 標準施工手順標準施工手順標準施工手順標準施工手順

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(4)方向修正・位置検出

発進立坑内後方に設置した測量器により先導体の位置と姿勢を計測し、計画管路に差異があ

る場合は基準線に一致するように先導管に内蔵された4本の油圧シリンダを伸縮させて、掘削

ヘッドを上下方向および左右方向に方向を制御することにより、先導体を所定の位置へと修正

する。

位置検出は、発進立坑内後方の基準位置に設置したレーザーセオドライトよりレーザ光を照

射させ、先導体内に搭載したレーザ光を受光するポジションセンサーの変位量を計測し、発進

立坑内の操作盤に表示する。操作盤の液晶画面上には、先導体の偏位量が数値演算処理され 10

分の 1mm の単位で表示される。

これらの方向修正機能と、位置検出機能により、高い推進精度、到達精度とより長距離の推

進が可能となっている。

図図図図 2222----5555 位置検出位置検出位置検出位置検出

図図図図 2222----6666 方向修正方向修正方向修正方向修正

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(5)滑材の注入

先導体外側面には滑材注入用弁が設けられており、滑材を注入することで推進力を低減させ

ることが可能である。

2.4 施工能力

(1) 管 種

①既設管 管種:開削用コンクリート管、開削用エンビ管、開削用陶管

管径:φ250~φ400

基礎:基礎コンクリート、枕木基礎、砕石

②新設管 同径以上の推進用塩ビ管、ヒューム管、鋼管、レジン管、ダクタイル管

管長:1 m(1.2m)

(2) 適用土質区分

適用土質区分は下表のとおりです。

表表表表 2222----1111 土質区分土質区分土質区分土質区分

土 質 区 分 適 応 条 件

A 普通土 N値≦50

備考 N値 2 以下の自沈層やN値の変動が激しい互層地盤、あるいは崩壊性の大きな地盤の場合、

補助工法が必要な場合がある。湧水地盤は不可。

(3) 標準推進距離

標準推進距離は、下表のとおりです。

表表表表 2222----3333 標準推進距離標準推進距離標準推進距離標準推進距離

備考 新設管呼び径の末尾 E は塩ビ管(JSWAS K-6)、末尾 Hはヒューム管(JSWAS A-6)を示す。

新設管

呼び径(mm)

標準推進距離 (m)

A土質

300E 50

250H/350E 50

300H/400E 50

350H/450E 50

400H/500E 50

450H 50

500H 50

600H 50

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第3章 適用管種

3.1 種類

(1) 既設老朽管 開削用ヒューム管またはエンビ管

①開削用ヒューム管 B形管 JIS A 5372

(単位:mm)

図 3-1 B形管(JIS A 5372)

図図図図 3333----1111 BBBB 形管(形管(形管(形管(JIS A 5372JIS A 5372JIS A 5372JIS A 5372))))

②セラミック管円形直管 JIS R 1201、JSWAS R-2

(単位:mm)

図図図図 3333----2222 セラミック管円形直管セラミック管円形直管セラミック管円形直管セラミック管円形直管 JIS R 120JIS R 120JIS R 120JIS R 1201111、、、、JSWAS RJSWAS RJSWAS RJSWAS R----2222

③エンビ管 プレーンエンド直管 JSWAS K-1 + 接着受口カラー(開削工法)

エンビ管 接着受口直管(開削工法)

(単位:mm)

図図図図 3333----3333 プレーンエンド直管(プレーンエンド直管(プレーンエンド直管(プレーンエンド直管(JSWAS KJSWAS KJSWAS KJSWAS K----1111))))

呼び径 D D1 D

4 ℓ

1 t L

250 250 314 370 65 28

2000 300 300 368 424 65 30

350 350 422 482 65 32

400 400 478 544 70 35 2430

呼び径 内径D

厚さ

T

受口内径

D1

受口厚さ

D1

受口内径

D1

有効長

250 250 26 340 25 70 1000

300 300 29 400 28 75 1000

350 350 32 460 32 75 1000

400 400 35 520 35 75 1000

呼び径 D t d L

250 267 7.8 250 4000

300 318 9.2 298 4000

350 370 10.5 348 4000

400 420 11.8 395 4000

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④エンビ管 ゴム輪受口直管(開削工法)

(単位:mm)

図図図図 3333----4444 エンビ管ゴム輪受口直管エンビ管ゴム輪受口直管エンビ管ゴム輪受口直管エンビ管ゴム輪受口直管((((開削工法開削工法開削工法開削工法))))

⑤エンビ管 接着形リブカラー直管

(単位:mm)

図図図図 3333----5555 エンビ管エンビ管エンビ管エンビ管 接着形リブカラー直管接着形リブカラー直管接着形リブカラー直管接着形リブカラー直管

呼び径 D t

b

参考

L0

参考

250 267 7.8 16 4182 4000

300 318 9.2 19 4227 4000

350 370 10.5 22 4242 4000

400 420 11.8 25 4255 4000

呼び径 D t

b

参考

L0

参考

250 267 7.8 16 4156 4000

300 318 9.2 19 4184 4000

350 370 10.5 22 4222 4000

400 420 11.8 25 4245 4000

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(2) 新設管 同外径の塩ビ管、レジン管、ダクタイル管、同径の推進用ヒューム管 管長1m

① ヒューム管 E形小口径推進管 JSWAS A-6

図図図図 3333----6666 E形小口径推進管(E形小口径推進管(E形小口径推進管(E形小口径推進管(JSWAS AJSWAS AJSWAS AJSWAS A----6666))))

(単位:mm)

呼び径

内径 厚さ 有効長

l1 S Lc Lc

1 Lc

2 t Dc π(Dc+2t)

参考質量

D D1 πD

1 T L (kg)

250 250 340 1068 55

1000

51 1.5 120 70 50 1.5

355 1125 260

300 300 394 1238 57 409 1294 315

350 350 450 1414 60

1200

465 1470 462

400 400 506 1590 63 521 1646 548

450 450 564 1772 67 579 1828 651

500 500 620 1948 70 635 2004 749

600 600 736 2312 80 81 2.5 170 90 80 2 754 2381 1030

(注) 呼び径 350,400 の管の有効長は 1,000mm とすることができる。

②下水道推進工法用レジンコンクリート管(JSWAS K-12)

図図図図 3333----9999 下水道推進工法用レジンコンクリート管(RS形)(下水道推進工法用レジンコンクリート管(RS形)(下水道推進工法用レジンコンクリート管(RS形)(下水道推進工法用レジンコンクリート管(RS形)(JSWAS KJSWAS KJSWAS KJSWAS K----12121212)))) ((((単位:mm単位:mm単位:mm単位:mm))))

呼び径

内 径 外 径 厚 さ 有効長 カ ラ ー 参考質量 許容耐荷力

D D1 D

2 T L l Lc Lc

1 t Dc (kg)

(kN)

300 300±4 345 360 30

1000±5 30

130

(170)

60

(100)

2.0

355 136 542

350 350±4 396 414 32 409 176 625

400 400±4 451 470 35

2.5

464 266 815

450 450±4 507 526 38 520 324 1030

(注) ( )は耐震性能を考慮したRS-L形である。

③ 硬質塩化ビニル管 SUSカラー付直管(略号SUSR) JSWAS K-6

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図図図図 3333----7777 SUSカラー付直管(SUSカラー付直管(SUSカラー付直管(SUSカラー付直管(JSWAS KJSWAS KJSWAS KJSWAS K----6666)))) (単位:mm)

呼び径

D D1 D2 d d1 t L

(参考)

300 318±1.0 313

+0.6

307

+0.6

286 314.3±0.5 15.1

+2.2

1000±3

-0.3 -0.3 0

350 370±1.2 365

+1.0

359

+1.0

339 366.7±0.5 14.3

+2.0

-0.5 -0.5 0

400 420±1.3 415

+1.0

409

+1.0

385 416.7±0.5 16.2

+2.2

-0.5 -0.5 0

450 470±1.5 465

+1.0

459

+1.0

431 466.7±0.5 18.1

+2.6

-0.5 -0.5 0

500 520±1.6 515

+1.0

509

+1.0

477 516.7±0.5 20.0

+2.8

-0.5 -0.5 0

注)1. D,D1,D2およびd1は、任意箇所における相互に等間隔な2方向以上の直径測定値の平均値又は円周測定値を円周率3.142で除した値をいう。

2. 先頭管とは先導管に接続する管であり、最終管とは推進時の最後に使用する管である。また標準管とはその間の推進時に使用する管をいう。

3. 差し口先端部は、糸面取りとする。

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(3) 改築用先導体と各種新設管の組合せ判定表

表表表表 3333----2222 改築用先導体と各種新設管の組合せ改築用先導体と各種新設管の組合せ改築用先導体と各種新設管の組合せ改築用先導体と各種新設管の組合せ

改築用先導体

低耐荷力管 高耐荷力管

機種

JSWAS K-6 硬質塩化ビニル管 JSWAS A-6 ヒューム管 鋼 管 ダクタイル管

呼び径 外 径 呼び径 外 径

先導体と

の外径差

判 定 呼び径 外 径

先導体と

の外径差

判 定 呼び径 外 径

先導体と

の外径差

判 定 呼び径 外 径

先導体と

の外径差

判 定 型式

300E 340 300 318 -24 ○ 200 318 -22 ○ 300 318.5 -21.5 ○ 250 334 - 6 ○

250H/350E 385 350 370 -15 ○ 250 360 -25 ○ 350 355.6 -29.4 △ 300 386 1 ●

300H/400E 435 400 420 -15 ○ 300 414 -21 ○ 400 406.4 -28.6 △

350 450

15 ●

350H/450E 485 450 470 -15 ○ 350 470 -15 ○ 450 457.2 -27.8 △ 35 ×

400H/500E 535 500 520 -15 ○ 400 526 - 9 ○ 500 508.0 -27.0 △ 400 502 -33 △

450H 590 - - - - 450 584 - 6 ○ 600 609.6 19.6 ● 500 608 18 ●

SEH-616

500H 646 - - - - 500 640 - 6 ○ 650 660.4 14.4 ● 500 608 -38 ×

600H 766 - - - - 600 760 - 6 ○

750 762.0 - 4.0 ○

700 831 65 ×

800 812.8 46.8 ×

(注) 1. 上記判定は、先導体との外径差が一般土質:-25~0 mm、軟弱土(N値≦5):0~+20mm を目安とした。

○:施工可 △:裏込め等考慮 ●:軟弱土において施工可 ×:施工不可

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第4章 機械

4.1 機械構成

図図図図 4444 ---- 1111 構 成 図構 成 図構 成 図構 成 図

4.2 機械仕様

表表表表 4444 ---- 1111 仕 様仕 様仕 様仕 様 表表表表

注記:発進立坑の底盤~管中心距離は SEH‐508 の場合 550mm以上

SEH‐616 の場合 600mm以上

仕 様

型 式 SEH-508 SEH-616

本 体 全 体 寸 法 (L×W×H) 1,822×1,058×1,510 mm 2,300×1,345×1,630 mm

本 体 質 量 約 1.4 ton 約 3.2 ton

油圧ユニット寸法 (L×W×H) 1,420×1,100×1,500 mm 1,840×1,300×1,500 mm

油圧ユニット質量 約 1.75 ton 約 2.4 ton

形式 油圧モータ 油圧モータ

出力回転数 5~30 min

-1

(rpm) 5~24 min

-1

(rpm)

出力トルク kN-m(tf-m) max. 10 (1.0) max. 20 (2.0)

推進シリンダ

押 力 max.784 kN (80tf) max.1600 kN

引 力 max.343 kN (35tf) Max. 580 kN

ストローク 675 mm 675 mm

伸び速度

高速 50 mm/min 45 mm/min

低速 630 mm/min 625 mm/min

調整シリンダ ストローク 120 mm 160 mm

推進ホルダ移動量 1,320 mm 1,520 mm

専用先導体 新設管呼び径 250H~400H 新設管呼び径 450H~600H

専用先導体 新設管呼び径 300E~500E 新設管呼び径 500E

専用ガイド 開削用ヒューム管 B形 呼び径 250~400 開削用ヒューム管 B形 呼び径 400

専用ガイド 開削用エンビ管 呼び径 250~500 開削用エンビ管 呼び径 500

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4.3 機械構造概要

(1) ガイドフレーム

ガイドフレームは、推進ホルダや掘進機構、埋設管等をガイドするもので、すべての機器

や作業の基準となる重要な部分であり、精密に製作されている。またガイドフレームは、推

進勾配に合わせるための調整用レベルジャッキや、作業時の推進反力を受けるための反力ジ

ャッキを備えている。

(2) 掘進機構

掘進機構は、掘削ヘッド・スクリューコンベヤを駆動させ、掘削および排土を行うための

油圧モーター・減速機で構成されており、掘削位置の前後調整を行う調整シリンダを介して

推進ホルダと連結されている。

(3) 推進ホルダ

推進ホルダは、新設管を保持する管受口と推進シリンダ、制御盤、操作盤が取り付けられ

ている。また推進ホルダの中心部には、位置計測のための計測孔が貫通して設けられている。

(4) スクリュー・ケーシング

スクリューおよびケーシングは、掘削ヘッドにより掘削された新設管、周辺地盤の土砂を

後方に搬送するもので、先導体や新設管の中に挿入して使用する。

スクリューは、スクリューの中心部より水、掘削添加材、エアーが注入可能な構造となっ

ている。

(5) 先導体

先導体は、掘削ヘッド(ベアリング支持ヘッド)、反力受、バックアップパイプなどにより

構成され、人孔での回収を目的に分割可能な構造となっている。

先導体内部には、方向修正のための4本の油圧シリンダ、油圧シリンダを制御するための

電磁切り替え弁、位置検出のためのポジションセンサーが搭載されている。

図図図図 4444----2222 改築用先導体寸法改築用先導体寸法改築用先導体寸法改築用先導体寸法

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表表表表 4444----2222 改築用先導体寸法改築用先導体寸法改築用先導体寸法改築用先導体寸法(単位:mm)

新設管呼び径 外径 A

ベアリング部

反力受け

PP パイプ

バック-F

バック-C

バック-R

接続パイプ

全長 質量

kg

250E 290 280 464 311 170 330 195 195 1945 440

200H/300E 340 285 464 311 170 330 195 195 1950 590

250H/350E 385 440 510 311 170 330 165 255 2180 920

300H/ 400E 435 490 510 311 170 330 165 255 2230 1140

350H /450E 485 490 510 311 170 330 165 255 2230 1390

400H/ 500E 535 520 510 311 170 330 165 255 2260 1650

450H 598 520 540 350 170 330 165 255 2330 1900

500H 654 520 540 350 170 330 165 255 2330 2150

600H 774 520 540 350 170 330 165 255 2330 2560

備考 1. 質量は概算で先端スクリュー含む。

備考 2. 全長はAAAA~GGGGまでの集計でカッター部約80mmmmmmmm は含まず。

備考 3. 新設管呼び径の末尾 E は塩ビ管(JSWAS K-6)、末尾 H はヒューム管(JSWAS A-6)を示す。

(6) 掘削ヘッド

掘削ヘッドは、カッターヘッドとベアリング支持部(刃口)より構成され、後続の反力受

部と油圧シリンダで連結されており、方向修正の際にはカッターヘッドの掘削面の方向を

追従させる構造のため、確実な方向修正が可能となっている。

図図図図 4444----3333 掘削ヘッド部掘削ヘッド部掘削ヘッド部掘削ヘッド部

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第5章 立坑・配置

5.1 発進立坑および到達立坑

(1) 円形φ2.0m or 円形φ2.5m立坑用推進機

1) 発進立坑

底盤~管中心までの高さ 0.55m以上

A. 湧水のない自立地盤

a) 鋼製ケーシング : 呼び径φ2,000mm(内径φ2,000mm)以上

b) RCケーシング : 呼び径φ2,000mm(内径φ2,000mm)以上

c) ライナープレート : 呼び径φ2,000mm(内径φ1,950mm)以上

図図図図 5555----1111 円形円形円形円形φφφφ2.02.02.02.0mmmm or or or or 円形円形円形円形φφφφ2.52.52.52.5m立坑用推進機m立坑用推進機m立坑用推進機m立坑用推進機 発進立坑(湧水なし)発進立坑(湧水なし)発進立坑(湧水なし)発進立坑(湧水なし)

(注) 1. 上記寸法は標準寸法であり、現場作業条件によって変わる。

2. 労働安全規則等の規定により作業階段を設ける場合は、階段寸法を考慮すること。

3. 推進反力は立坑裏側の地山で受けるので、立坑と地山とに間隙がある場合は裏込モ

ルタル等の注入によって一体化すること。また推進力を受ける外側の地盤は、薬注等

で固めること。

4. 人孔作成の寸法は、別途考慮すること。

5. 反力板は、推進力により動かないように鉄板・形鋼等で強固に製作すること。

図図図図 5555----2222 円形円形円形円形φφφφ2.02.02.02.0mmmm or or or or φφφφ2.52.52.52.5m立坑用推進機m立坑用推進機m立坑用推進機m立坑用推進機 反力板(参考)反力板(参考)反力板(参考)反力板(参考)

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断面図

2) 到達立坑

表表表表 5555----1111 円形円形円形円形φφφφ2.02.02.02.0mmmm or or or or φφφφ2.52.52.52.5m立坑用推進機m立坑用推進機m立坑用推進機m立坑用推進機 到達立坑寸法(最小)到達立坑寸法(最小)到達立坑寸法(最小)到達立坑寸法(最小)

新設管呼び径

一 体 回 収

分 割 回 収

矩 形 円 形

300E 2.0m×1.6m 以上 φ2.0m 以上

1 号人孔(内径φ900mm)

250H /350E

2.4m×1.6m 以上 φ2.5m 以上 300H /400E

350H /450E

備考 1. 一体回収では底盤~先導管とは 10cm 程度の空間が必要。(分割回収は 20cm 以上)

備考 2. 上記は内寸法。

備考 3. 新設管呼び径の末尾 E は塩ビ管(JSWAS K-6)、末尾 H はヒューム管(JSWAS A-6)を示す。

(注) 1. 上記寸法は標準寸法であり、現場作業条件によって変わる。

2. 労働安全規則等の規定により作業階段を設ける場合は、階段寸法を考慮すること。

3. 到達立坑周囲に関し、薬注等により地盤の安全を図る必要があるかを検討のこと。

4. 既設人孔において、インバートはつり・中間スラブ撤去等が必要な場合は、それら

作業費は別途計上する。

図図図図 5555----3333 人孔回収(参考)人孔回収(参考)人孔回収(参考)人孔回収(参考)

(2) 円形φ2.5m(1)立坑用推進機

1) 発進立坑

底盤~管中心までの高さ 0.55m以上

A. 湧水のない自立地盤

a) 鋼製ケーシング : 呼び径φ2,500mm(内径φ2,500mm)以上

b) RCケーシング : 呼び径φ2,500mm(内径φ2,500mm)以上

c) ライナープレート : 呼び径φ2,500mm(内径φ2,450mm)以上

図図図図 5555----4444 円形円形円形円形φφφφ2.5m(1)2.5m(1)2.5m(1)2.5m(1)立坑用推進機立坑用推進機立坑用推進機立坑用推進機 発進立坑発進立坑発進立坑発進立坑

内径φ900

200~300mm

(作業スペース)

100mm

(押し残し)

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断面図

(注) 1. 上記寸法は標準寸法であり、現場作業条件によって変わる。

2. 労働安全規則等の規定により作業階段を設ける場合は、階段寸法を考慮すること。

3. 推進反力は立坑裏側の地山で受けるので、立坑と地山とに間隙がある場合は裏込モ

ルタル等の注入によって一体化すること。また推進力を受ける外側の地盤は、薬注等

で固めること。

4. 人孔作成の寸法は、別途考慮すること。

5. 反力板は、推進力により動かないように鉄板・形鋼等で強固に製作すること

図図図図 5555----5555 円形円形円形円形φφφφ2.5m(1)2.5m(1)2.5m(1)2.5m(1)立坑用推進機立坑用推進機立坑用推進機立坑用推進機 反力板(参考)反力板(参考)反力板(参考)反力板(参考)

2)到達立坑

表表表表 5555----2222 円形円形円形円形φφφφ2.5m(1)2.5m(1)2.5m(1)2.5m(1)立坑用推進機立坑用推進機立坑用推進機立坑用推進機 到達立坑寸法(最小)到達立坑寸法(最小)到達立坑寸法(最小)到達立坑寸法(最小)

新設管呼び径

一 体 回 収

分 割 回 収

矩 形 円 形

400H /500E 2.4m×1.6m 以上 φ2.5m 以上 2 号人孔(内径φ1200mm)

備考 1. 一体回収では底盤~先導管とは 10cm 程度の空間が必要。(分割回収は 20cm 以上)

備考 2. 上記は内寸法。

備考 3. 新設管呼び径の末尾 E は塩ビ管(JSWAS K-6)、末尾 H はヒューム管(JSWAS A-6)を示す。

(注) 1. 上記寸法は標準寸法であり、現場作業条件によって変わる。

2. 労働安全規則等の規定により作業階段を設ける場合は、階段寸法を考慮すること。

3. 到達立坑周囲に関し、薬注等により地盤の安全を図る必要があるかを検討のこと。

4. 既設人孔において、インバートはつり・中間スラブ撤去等が必要な場合は、それら

作業費は別途計上する。

図図図図 5555----6666 人孔回収(参考)人孔回収(参考)人孔回収(参考)人孔回収(参考)

内径φ1,200

200~300mm

(作業スペース) 100mm

(押し残し)

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(3) 円形φ2.5m(2)立坑用推進機

1) 発進立坑

底盤~管中心までの高さ 0.60m以上

A. 湧水のない自立地盤

a) 鋼製ケーシング : 呼び径φ2,500mm(内径φ2,500mm)以上

b) RCケーシング : 呼び径φ2,500mm(内径φ2,500mm)以上

c) ライナープレート : 呼び径φ2,500mm(内径φ2,450mm)以上

図図図図 5555----7777 円形円形円形円形φφφφ2.5m(2)2.5m(2)2.5m(2)2.5m(2)立坑用推進機立坑用推進機立坑用推進機立坑用推進機 発進立坑発進立坑発進立坑発進立坑

(注) 1. 上記寸法は標準寸法であり、現場作業条件によって変わる。

2. 労働安全規則等の規定により作業階段を設ける場合は、階段寸法を考慮すること。

3. 推進反力は立坑裏側の地山で受けるので、立坑と地山とに間隙がある場合は裏込モ

ルタル等の注入によって一体化すること。また推進力を受ける外側の地盤は、薬注等

で固めること。

4. 人孔作成の寸法は、別途考慮すること。

5. 反力板は、推進力により動かないように鉄板・形鋼等で強固に製作すること

図図図図 5555----8888 円形円形円形円形φφφφ2.5m(2)2.5m(2)2.5m(2)2.5m(2)立坑用推進機立坑用推進機立坑用推進機立坑用推進機 反力板(参考)反力板(参考)反力板(参考)反力板(参考)

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断面図

2)到達立坑

表表表表 5555----3333 円形円形円形円形φφφφ2.5m(2)2.5m(2)2.5m(2)2.5m(2)立坑用推進機立坑用推進機立坑用推進機立坑用推進機 到達立坑寸法(最小)到達立坑寸法(最小)到達立坑寸法(最小)到達立坑寸法(最小)

新設管呼び径

一 体 回 収

分 割 回 収

矩 形 円 形

450H

2.8m×1.6m 以上 φ2.8m 以上 3 号人孔(内径φ1500mm) 500H

600H

備考 1. 一体回収では底盤~先導管とは 10cm 程度の空間が必要。(分割回収は 20cm 以上)

備考 2. 上記は内寸法。

備考 3. 新設管呼び径の末尾 E は塩ビ管(JSWAS K-6)、末尾 H はヒューム管(JSWAS A-6)を示す。

(注) 1. 上記寸法は標準寸法であり、現場作業条件によって変わる。

2. 労働安全規則等の規定により作業階段を設ける場合は、階段寸法を考慮すること。

3. 到達立坑周囲に関し、薬注等により地盤の安全を図る必要があるかを検討のこと。

4. 既設人孔において、インバートはつり・中間スラブ撤去等が必要な場合は、それら

作業費は別途計上する。

図図図図 5555----9999 人孔回収(参考)人孔回収(参考)人孔回収(参考)人孔回収(参考)

内径φ1,500

200~300mm

(作業スペース) 100mm

(押し残し)

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改築推進工法

パイプキュア工法

【 積 算 編 】

切削破砕推進破砕推進破砕推進破砕推進工法工法工法工法

((((既設管ガイド方式既設管ガイド方式既設管ガイド方式既設管ガイド方式))))

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パ イ プ キ ュ ア 工 法 積 算 編

切削破砕推進工法(既設管ガイド方式)

立坑区分と該当機種立坑区分と該当機種立坑区分と該当機種立坑区分と該当機種

積算は下記のとおり立坑区分並びに管径区分による。

備考 新設管呼び径の末尾Eは塩ビ管(JSWAS K-6)、末尾Hはヒューム管(JSWAS A-6)を示す。

注)1.本積算編中のゴシック太字での表記は、下水道用標準歩掛表平成24年度に記載に準拠する部分を示す。

2.次のとおり国内施工可能台数が少ない機種があります。ご留意願います。

・円形φ2.5m立坑用推進機(2)は、関東に1台となります。

3.パイプキュア工法は、工事現場状況に応じ先導体などの機材を工事発注後準備する必要があります。

以下のとおり、機材の準備に時間を要しますので、ご留意願います。

・200H/300E~350H/450Eは、機材の準備に1.0~1.5ケ月程度を要する場合がある。

・400H/500E,450H~600Hは、機材の準備に2.5~3ケ月程度を要す。

番号 立 坑 区 分 機 種

新設管呼び径 (mm)

備 考

塩 ビ 管 ヒューム管

1 円形φ2.0morφ2.5m立坑用推進機 SEH-508型 300E~450E 250H~350H 半管(1.0m)

2 円形φ2.5m立坑用推進機(1) SEH-508型 500E 400H 半管(1.0m)

3 円形φ2.5m立坑用推進機(2) SEH-616型 500E 450H~600H 半管(1.0m,1.2m)

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6.75-α

6.75

1111

ββββ

6.75-α

6.75

1.積算基準1.積算基準1.積算基準1.積算基準

(1) 本積算資料は、パイプキュア工法 切削破砕推進工法(既設管ガイド方式)により既設管(老朽管等)を新設

管に置き換える改築推進工法に適用する。但し、既設管路の変位量が管径の1/3程度以下の場合に適用し、

新設管径は既設管に対し同径以上とする。

(2) 工事地先が公衆土木工事公衆災害防止対策要綱に定める「公衆に係わる地域」に該当する場合は、同要綱

に則って積算する。

2.設計積算にあたっての注意2.設計積算にあたっての注意2.設計積算にあたっての注意2.設計積算にあたっての注意

(1) 工法の選定にあたっては、事前調査を十分に行い、現地の地質条件等を把握した上で決定すること。

(2)積算に関して

(a) 発進立坑区分並びに管径区分とする。

(b) 既設管は、開削用ヒューム管B形管(JIS A 5372)、陶管、エンビ管で、管径はφ250~400 mm とする。

(c) 新設管は、推進用塩ビ管又は推進用ヒューム管とする。管長は、1 m(1.2m)を標準とする

(d) 推進延長は、最大 50 mを標準とする。

(e) 一日の作業時間は、8時間(昼間実働時間6.7時間)とする。

(3) 本標準歩掛り表の適用にあたっては、適用土質の範囲に十分留意すること。

(4) 機械器具損料の補正について

機械器具損料で内地豪雪地域・北海道地域において使用する場合、機械の運転

1時間当たり損料または供用1日当たり損料は補正する。

(5) 労務単価の補正

(a) 標準作業時間は1日8時間とした場合の労務費単価を基準額とする。

但し、昼間実働時間を6.75時間とする。

(b) 夜間作業は実働時間を5.75時間とし、労務費単価は労働基準法37条の定めるところによる。

(6) 交通事情、環境条件などによって作業時間に制約を受ける場合、次のような換算を行う。

(a) 日進量は次式により換算する。

CCCC’====ββββ・C・C・C・C

C’:実日進量

C:昼間6.75時間作業の日進量

β=

α:制約を受ける時間

1)第三者により制約を受ける時間

2)付帯設備の設置・撤去を義務付けられる場合、それに要する作業時間

(b) 歩掛りは次式により換算する(管推進工、仮設備工等)。

AAAA’==== AAAA

A’:作業時間に制約を受ける場合の歩掛り

A:昼間6.75時間作業の歩掛り

β=

α:制約を受ける時間

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3333.推進工配置人員.推進工配置人員.推進工配置人員.推進工配置人員

推進工配置人員は、下記表を標準とする。

表-2 推進工配置人員(人)(D-403-1,A-5-22))))

立坑区分 世 話 役 特殊作業員 普通作業員 計

円形φ2m

円形φ2.5m

1 3 2 6

4.4.4.4.適用土質適用土質適用土質適用土質

適用土質は、下記表を標準とする。

表-2 土質区分表

備考 N値2以下の自沈層やN値の変動が激しい互層地盤、あるいは崩壊性の大きな地盤の場合、

補助工法が必要な場合がある。尚、湧水地盤は不可。

5555.日進量.日進量.日進量.日進量 表-3 標準日進量 (m/日)

備考 1.備考 新設管呼び径の末尾Eは塩ビ管(JSWAS K-6)、末尾Hはヒューム管(JSWAS A-6)を示す。

2.新設管は、半管で管長は1mとする、尚、呼び径450H~600Hについては1.0m、1.2mが選択できる。

3. 車上プラントを使用する場合の日進量は、作業帯の設置、撤去及びケーブル・ホース類等の接続、取り外し作業に要する時

間(60分)を考慮して標準日進量に補正係数0.88 を乗じて算出する。

6666....工工工工 程程程程

1推進区間の標準的な工程を次に示す。

表-8 立坑内駆動方式 工程表(表(表(表(表----403403403403----3333,A,A,A,A----5555----21212121))))

工 種

立 坑 区 分

円形φ2.0m

円形φ2.5m

① 準 備 工 立坑掘削完了時より推進開始まで 5日

② 推 進 工 推進延長÷日進量 推進延長/推進日進量

③ 方向転換

1つの立坑で2方向に推進する場合に1方向

推進完了後より2方向推進開始まで

4日

④ 後片付け 推進完了後より推進設備撤去・器具清掃まで 5日

区分 土 質

A 普通土 N値≦50

新設管呼び径 開削用ヒューム管B形 開削用硬質塩化ビニル管、陶管

300E 5.6 5.8

250H/350E 5.4 5.6

300H/400E 5.0 5.4

350H/450E 4.6 5.3

400H/500E 4.2 4.9

450H 4.0 4.6

500H 3.8 4.4

600H 3.5 4.0

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7.推進工歩掛り7.推進工歩掛り7.推進工歩掛り7.推進工歩掛り

本工事費内訳

種 目 形 状 寸 法 単 位 数 量 単 価 金 額 摘 要

本 工 事 費

管 布 設 工

推 進 工 呼び径○○ 式 1 A-1

マ ン ホ ー ル 設 置 工 式 1

ま す 設 置 及 び

取 付 管 布 設 工

式 1

立 坑 工 式 1

付 帯 工 式 1

推 進 水 替 工 式 1

補 助 工 法 式 1

直 接 工 事 費 計

共 通 仮 設 費 式 1

純 工 事 費 計

現 場 管 理 費 式 1

工 事 原 価 計

一 般 管 理 費 式 1

本 工 事 費 計

推進工内訳

A-1 推進工(呼び径○○) (1式)

種 目 形 状 寸 法 単 位 数 量 単 価 金 額 摘 要

推 進 管 呼び径 ○○mm用 本

推 進 工 m B-1

管 布 設 工 m

注 入 工 m B-2

仮 設 備 工 式 1 B-3

立 坑 工 箇所

水 替 工 式 1

発 生 土 処 分 工 式 1 B-4

止 水 滑 材 箇所 B-5

換 気 設 備 工 式 B-6

目 地 モ ル タ ル 工 箇所

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B-1 推進工 (1m当り)

種 目 形 状 寸 法 単 位 数 量 単 価 金 額 摘 要

推 進 工 呼び径 ○○mm用 m 1 C-1-1

C-1-1 推進工 (D-92-1,A-5-10)(D-403-1,A-5-22) (1m当り)

種 目 形 状 寸 法 単 位 数 量 単 価 金 額 摘 要

世 話 役 人 1.0

特 殊 作 業 員 人 3.0 表-1

普 通 作 業 員 人 2.0

クレーン装置付トラック運転費 4t積、2.9t吊 日 1.0

200~300 機 - 18

350~500 機 - 18

600 機 - 18

車上プラント用トラック賃料 4t積 台 備考 3,4

機 械 器 具 損 料 日 1 C-1-1-1

発動発電機運転費 日 1.0 C-1-1-4

諸雑費 式 1 備考 1

計 1日当り

1m当り 計/推進日進量

備考 1. 諸雑費は、電力料、反力板、検測器等の費用で労務費とトラッククレーン賃料の合計額の3.0%

を計上する。

2. なお、電源に発動発電機を使用する場合には、発動発電機運転費を計上する。発電発動機を使用する場合は、

諸雑費は2.0%を上限として計上できる。

3. 車上プラントの場合補正日進量の算出は、標準日進量に0.88を乗じたものとする。

4. φ200~φ400の半管の場合発電機の有無にかかわらず、トラック台数は 2台とする。

表-9 車上プラントトラック台数

適用条件 車上プラント用トラック台数

発動発電機を積載しない場合 2台

発動発電機を積載する場合 3台

C-1-1-1 推進工機械器具損料 (1日当り)

種 目 形 状 寸 法 単 位 数 量 単 価 金 額 摘 要

推進機械器具損料(1) 日 1 C-1-1-2

推進機械器具損料(2) 日 1 C-1-1-3

ピンチ弁 日 泥土圧、滞水層の場合

注水機械器具損料 日 1 C-1-1-4

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C-1-1-2 推進工機械器具損料(1) (E-403-1,A-5-22) (1日当り)

種 目 形 状 寸 法 単 位 数 量 単 価 金 額 摘 要

推 進 機 損 料 日 1

空 気 圧 縮 機 損 料 2.2kw 日

備考 推進機損料は、運転日当りの運転時間を乗じた損料とする。

C-1-1-3 推進工機械器具損料(2) (D-403-1,A-5-22) (1日当り)

種 目 形 状 寸 法 単 位 数 量 単 価 金 額 摘 要

先 導 体 損 料 個 1

標準スクリュー損料 本 a

標準ケーシング損料 本 a

油圧ホース類(管内用)

損 料

本 b

油圧ホース類(管外用)

損 料

式 1

電気ケーブル(管内用)

損 料

本 c

電気ケーブル(管外用)

損 料

式 d

計 1m当り

1日当り 計×推進日進量

備考 数量は次式により算出する。ただし、少数以下は切上げて整数とする。

<円形φ2.0m,φ2.5m,矩形3.5m×2.0m,4.0m×2.0m,4.4m×2.4m立坑用推進機使用時>

<矩形4.8m×2.4m,5.6m×2.8m,6.4m×2.8m,6.4m×3.6m立坑用推進機使用時>

ここに、L :1推進区間の推進延長

ℓ :推進管一本あたりの長さ

C-1-1-4 注水機械器具損料 (1日当り)

種 目 形 状 寸 法 単 位 数 量 単 価 金 額 摘 要

グラウトポンプ損料 8kW 日 1

潜 水 ポ ン プ 損 料 2.2kW 口径50mm 日 1

水 槽 小容量のもの 日 1

備考 泥土圧の場合は計上しない。

10

L

2 b ×= 1 10

L

c +=

10

L

b =

1d =

0c = 0d =

L

a =

L

a =ℓ

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C-1-1-4 発動発電機運転費 (1日当り)

種 目 形 状 寸 法 単 位 数 量 単 価 金 額 摘 要

燃 料 費 軽油 ℓ

発動発電機賃料 日 1.0

備考 1.発動発電機は、呼び径250~700は100KVA、呼び径800~1000は125KVAを適用する。

2.発動発電機の1日当り運転時間は8時間とする。

3.呼び径200~350の半管の場合は60KVAとする。

表-10 運転1日当り燃料消費量

新設管呼び径 軽油(ℓ /日)

200E~350H/450E 78

400H/500E~600H 128

機 - 18 ク レ ― ン 装 置 付 ト ラ ッ ク 運 転 費 (A-5-25) (1日当り)

種 目 形 状 寸 法 単位 数 量 単 価(円) 金 額(円) 摘 要

特 殊 運 転 手 人 1.0 運転労務数量(1.0)

燃 料 費 軽油 ℓ 38 燃料消費量(38)

ク レ ー ン 損 料 4t積,2.9t吊 供用日 1.2 機械損料数量(1.2)

諸 雑 費 式 1

備考 泥土圧方式の場合に適用する。

B-2 注入工 (1m当り)

C-2-1 滑材注入工(D-403-3,A-5-23) (1m当り)

備考 1.滑材注入工は全ての土質で計上する。

2.滑材注入延長は推進延長とする。

3.滑材注入の労力(グラウト機器運転、滑材注入作業等)は、推進作業の編成人員が兼ねるものとし、ここで

は計上しない。

種 目 形 状 寸 法 単 位 数 量 単 価 金 額 摘 要

滑 材 注 入 工 m 1 C-2-1

添 加 材 注 入 工 m 1 C-2-2

種 目 形 状 寸 法 単 位 数 量 単 価 金 額 摘 要

滑 材 K ℓ 表-11

滑材注入機械器具損料 m 1 C-2-1-1

諸 雑 費 式 1 ☆ 端数処理

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表-11 滑材標準注入量(表-403-6,A-5-23) (ℓ /1m当り)

新設管呼び径(mm)

種 別

200E 250E

200H/

300E

250H/

350E

300H/

400E

350H/

450E

400H/

500E

450H 500H 600H

滑 材 ( k ℓ ) 12 18 22 24 27 31 34 38 41 49

C-2-1-1 滑材注入機械器具損料(E-403-3,A-5-23) (1m当り)

種 目 形 状 寸 法 単 位 数 量 単 価 金 額 摘 要

グ ラ ウ トポ ンプ 損 料 ○○kW 単筒 日 1

200~ 700:4kW

800~1,000:8kW

グ ラ ウ ト ミ キ サ 損 料

2kW

200ℓ ×2槽

日 1

潜 水 ポ ン プ 2.2kW 日 1

水 槽 小容量 日 1

小計 1日当り

1m当り 計/推進日進量

ク ゙ ラ ウ ト ホ ー ス 損 料 φ○○mm×4m 本 a

備考 1.グラウトホースの数量は次式により算出する。

ただし、( )内の少数以下は切上げて整数とする。

ここに L:1推進区間の推進延長とする。

C-2-2 添加材注入工(D-403-4,A-5-24) (1m当り)

種 目 形 状 寸 法 単 位 数 量 単 価 金 額 摘 要

添 加 材 kg 表-13

添 加 材 注 入 機 械 器 具 損 料 m 1 C-2-2-1

諸 雑 費 式 1 端数処理

備考 1.注水のみの場合は計上しない。

2.添加材注入延長は推進延長とする。

3.添加材注入の労力(グラウト機器運転、注入作業等)は、推進作業の編成人員が兼ねるも

のとし、ここでは計上しない。

4.添加材量は推進対象土層の物理試験等により算出する。

C-2-2-1 添加材注入機械器具損料 (1m当り)

種 目 形 状 寸 法 単 位 数 量 単 価 金 額 摘 要

添 加 材 プ ラ ン ト 9.2kW 日 1 3.7kW+5.5kW

潜 水 ポ ン プ 2.2kW 日 1

水 槽 小容量 日 1

計 1日当り

1m当り 計/推進日進量

備考 添加材の注入は、スクリューオーガの軸(中空)内を圧送するので、グラウトホースは不要。

×+= 4

L

2

1

2 a

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≪添加材の配合・注入量の算出≫

(1) 水1m

3

当りの添加材使用量の算出は、次式による。

U=1/3×(30-P0.075

)×α×β

ここで、

U :水1m

3

当りの添加材の使用量(kg/m

3

)

P0.075

:0.075mm粒径通過百分率、30%以上は30とする。

α :水質による補正係数

α=300(g/g)/当該水質での飽和吸水倍率(g/g)

[飽和吸水倍率] 水道水 : 300~400 g/g

地下水 : 250~350 g/g

海 水 : 50 g/g

β :均等係数(Uc)による補正係数

Uc≧4 β= 1.0

4>Uc≧3 β= 1.05

3>Uc≧2 β= 1.1

(2) 地山土量1m

3

当りの添加材の溶液注入係数

Q={(30-P0.075

)+(40-P0.25

)+(50-P2.0)}×4/5×1/100

ここで、

Q :地山土量1m

3

当りの添加材の溶液注入係数

P0.075

:0.075mm粒径通過百分率、30%以上は30とする。

P0.25

:0.25 mm粒径通過百分率、40%以上は40とする。

P2.0

:2.0 mm粒径通過百分率、50%以上は50とする。

(3) 添加材の注入量の算出は、次式による。

V=S×L×Q×γ

ここで、

V :添加材の注入量(m

3

)

S :切羽断面積(m

3

)

S=π/4×(先導管外径+ゆるみ幅×2)

L :推進距離(m)

Q :地山1m

3

当りの添加材の溶液注入係数

γ :注入損失係数(1.5~1.8)

表-12 切羽断面積

新設管呼び径(mm) 先導管外径(m) ゆるみ幅(m) 切羽断面積(m

2

)

200E 0.240 0.02 0.062

250E 0.290 0.02 0.086

200H/300E 0.340 0.02 0.113

250H/350E 0.385 0.02 0.142

300H/400E 0.426 0.02 0.171

350H/450E 0.484 0.02 0.216

400H/500E 0.540 0.02 0.264

450H 0.598 0.02 0.320

500H 0.654 0.02 0.378

600H 0.774 0.02 0.520

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(4) 添加材の必要量の算出は、次式による。

G=U×V

ここで、

G :添加材の必要量(kg)

U :水1m

3

当たりの掘削添加材の使用量(kg/m

3

)

V :添加材の注入量(m

3

)

従って、 推進1m当りの掘削添加材の必要量は

G'=G/L

G' :推進1m当りの添加材の必要量(kg/m)

G :推進距離当りの添加材の必要量(kg)

L :推進距離(m)

注記:1.上記算定式では細粒分(シルト・粘土等)が30%以上の場合、添加材の使用量が0との結果となるが、諸条

件(被水圧、透水係数)から泥土圧方式と判断される場合は、添加材を想定し計上することが望ましい。

2.土質により必要に応じて添加材の混合率の低い注入を行なう場合がある。

この場合 0.1kg~0.5kg/200ℓ (添加材/水)とし、注入量は次表を参考とする。

表-13 添加材の推進1m当り土質別・管径別必要数量 (参考)

土質区分

普通土 N値≦50

普通土 礫質土質 低水位 礫質土質 高水位 岩盤

U:(kg/m

3

)

α:

β:

Q:

γ:

P0.075

P0.25

P2.0

1.67

1.0

1.0

0.12

1.6

25

30

50

6.67

1.0

1.0

0.36

1.7

10

25

40

8.33

1.0

1.0

0.56

1.8

5

15

30

0.67

1.0

1.0

0.056

1.5

新設管呼び径(mm) 添加材の必要量(kg/m)

200E 0.020 0.238 0.521 0.003

250E 0.026 0.330 0.722 0.005

200H/300E 0.036 0.463 0.953 0.006

250H/350E 0.043 0.543 1.117 0.007

300H/400E 0.057 0.698 1.436 0.010

350H/450E 0.069 0.882 1.814 0.012

400H/500E 0.085 1.078 2.217 0.015

450H 0.103 1.306 2.687 0.018

500H 0.121 1.543 3.174 0.021

600H 0.167 2.123 4.366 -

添加材の種類(参考)

品 名 外 観 おN問い合わせ先 電話

ホリダスミニ10 白色粉末状 松村石油化成㈱ 078-991-3355

G-クイックS 黄白色粉末状 機動建設工業㈱ 06-6453-1857

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B-3 仮設備工 (一式)

種 目

形 状 寸

単 位 数 量 単 価 金 額 摘 要

坑 口 工 箇所 C-3-1

推 進 設 備 工 箇所 C-3-2

推 進 設 備 据 換 工 箇所

先導管据付撤去工 箇所 C-3-3

スクリューコンベヤ類撤去工 m C-3-4

鏡 切 り 工 箇所 C-3-5

スクリューコンベヤ類洗浄工 m C-3-6

備考 方向転換のための推進設備据換工は、推進設備工の50%とする。

C-3-1 坑口工(D-98-7,A-5-48) (1箇所当り)

種 目 形 状 寸 法 単 位 数 量 単 価 金 額 摘 要

止 水 器 組 1

鋼 材 溶 接 工 m

表-14

C-3-1-1

鋼 材 切 断 工 m

表-14

C-3-1-2

普 通 作 業 員 人 表-14

ト ラ ッ ク ク レ ー ン 賃 料

油圧伸縮ジブ型

4.9t吊

日 表-14

諸 雑 費 式 1 ☆ 端数処理

備考 1.坑口工は、立坑内への水・土砂等の流入を防止するためのもので、必要に応じて計上する。

2.1 推進区間の必要箇所数は、発進部および到達部の2箇所となる。

表-14 坑口工歩掛表(表-98-2,A-5-47) (1箇所当り)

種 目

新設管呼び径(mm)

鋼材溶接工

(m)

鋼材切断工

(m)

普通作業員

(人)

トラッククレーン

賃料 (日)

止水器

(組)

200E 1.9 3.8 0.2 0.5

1

250E 2.1 4.2 0.2 0.5

200H/300E 2.1 4.2 0.5 0.50

250H/350E 2.4 4.8 0.6 0.55

300H/400E 2.7 5.4 0.7 0.60

350H/450E 2.9 5.8 0.8 0.65

400H/500E 3.2 6.4 0.9 0.70

450H 3.5 7.0 0.9 0.75

500H 3.7 7.4 1.0 0.80

600H 4.0 8.0 1.1 0.90

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C-3-1-1 鋼材溶接工(E-98-1,A-5-48) (1m当り)

種 目 形 状 寸 法 単 位 数 量 単 価 金 額 摘 要

電 力 料 kWh 2.7

溶 接 棒 kg 0.4

世 話 役 人 0.010

溶 接 工 人 0.076

普 通 作 業 員 人 0.021

溶 接 機 損 料 250A 日 0.076

諸 雑 費 式 1 備考

備考 諸雑費は溶接棒金額の30%以内を上限として計上する。

C-3-1-2 鋼材切断工(E-92-2,A-5-48) (1m当り)

種 目 形 状 寸 法 単 位 数 量 単 価 金 額 摘 要

酸 素 m

3

0.163

ア セ チ レ ン kg 0.028

世 話 役 人 0.007

溶 接 工 人 0.053

普 通 作 業 員 人 0.020

諸 雑 費 式 1 備考

備考 諸雑費はアセチレン金額の30%以内を上限として計上する。

C-3-2 推進設備工(D-101-18,A-5-61) (1箇所当り)

種 目 形 状 寸 法 単 位 数 量 単 価 金 額 摘 要

世 話 役 人 表-15

特 殊 作 業 員 人 表-15

普 通 作 業 員 人 表-15

電 工 人 表-15

ト ラ ッ ク ク レ ー ン 賃 料 油圧伸縮ジブ型〇t吊 日 備考

諸 雑 費 式 1 ☆ 端数処理

備考 1.方向転換のために推進設備を据換える場合は,推進設備工の50%を計上する。

2.φ2.0m,φ2.5,矩形3.5m×2.0m,4.0m×2.0m,4.4m×2.4m立坑用推進機使用時は4.9t吊。

その他の機種使用時は、呼び径250~700で10~11t吊、呼び径800~1,000で15~16t吊。

表-15 推進設備工歩掛表((((表-101-10,A-5-55) (1箇所当り)

種 目

新設管呼び径

世話役

(人)

特殊作業員

(人)

普通作業員

(人)

電工

(人)

トラッククレーン賃料

(日)

200E,250E,

200H/300E~600H

2.0

200E,250E,

200H/300E,

250H/350E~300H/400E

4.0

5.0 2.0 2.0

350H/450E-500H,600H 5.0

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C-3-3 先導管据付撤去工 (D-101-6,A-5-59) (1箇所当り)

種 目 形 状 寸 法 単 位 数 量 単 価 金 額 摘 要

世 話 役 人

特 殊 作 業 員 人

普 通 作 業 員 人

ト ラ ッ ク ク レ ー ン 賃 料

油圧伸縮ジブ型〇

t吊

200~ 450:4.9t吊

500~1000:10~11t吊

諸 雑 費 式 1 ☆ 端数処理

表-16 先導管一体回収撤去工歩掛表(標準立坑、1箇所当り)

種 目

新設管呼び径

世話役

(人)

特 殊

作業員

(人)

普 通

作業員

(人)

トラッククレーン運転日数

(日) 規 格

200E,250E,200H/300E~450H 0.8 1.6 1.6 0.8 4.9t吊

500H~600H 0.8 1.6 1.6 0.8 10~11t吊

表-17 先導管据付分割回収撤去工歩掛表 (表-101-11,12,A-5-56)(小型立坑、1箇所当り)

種 目

新設管呼び径

世話役

(人)

特 殊

作業員

(人)

普 通

作業員

(人)

トラッククレーン運転日数

(日) 規 格

200E,250E,200H/300E~450H 1.0 2.0 2.0 1.0 4.9t吊

500H~600H 1.0 2.0 2.0 1.0 10~11t吊

備考 小型立坑では、先導管を分割し撤去する。

C-3-4 スクリューコンベヤ類撤去工(D-403-2,A-5-23) (1m当り)

種 目 形 状 寸 法 単 位 数 量 単 価 金 額 摘 要

世 話 役 人 1.0

特 殊 作 業 員 人 3.0

普 通 作 業 員 人 3.0

ト ラ ッ ク ク レ ー ン 賃 料

油圧伸縮ジブ型〇

t吊

日 1.0 表-18

諸 雑 費 式 1 ☆ 端数処理

1m当り撤去量 計/日当りスクリューコンベア類撤去量

備考 スクリューコンベヤ類撤去延長は推進延長とする。

表-18 スクリューコンベヤ類撤去工歩掛表 (表-403A-5,A-5-23) (m/日)

新 設 管 呼 び 径 200E,250E,200H/300E~600H

日 当 り 撤 去 量 40

ト ラ ッ ク ク レ ー ン 規 格 4.9t吊

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C-3-5 鏡切り工(D-100-2~5,A-5-52) (1箇所当り)

種 目 形 状 寸 法 単 位 数 量 単 価 金 額 摘 要

鏡 切 り 工 m

表-19

C-3-6-1

表-19 鏡切り延長(表-101-11,12,A-5-56) (1箇所当り)

種 目

新設管呼び径

ライナープレート

(m)

鋼矢板

(m)

鋼製ケーシング

(m)

200E 1.7 1.3 1.6

250E 2.0 1.6 1.9

200H/300E 2.2 1.8 2.1

250H/350E 2.5 2.0 2.4

300H/400E 3.0 2.0 2.6

350H/450E 3.0 3.0 2.9

400H/500E 3.5 3.0 3.2

450H 3.5 3.5 3.5

500H 4.0 4.0 3.8

600H 4.5 4.5 4.2

備考 発進口、到達口とも切断延長は同延長とする。

C-3-5-1 鏡切り工(D-100-1,A-5-52) (1m当り)

種 目 形 状 寸 法 単 位 数 量 単 価 金 額 摘 要

世 話 役 人 表-20

溶 接 工 人 表-20

普 通 作 業 員 人 表-20

諸 雑 費 式 1 表-20

備考 諸雑費は,酸素及びアセチレン等の費用であり,労務費に表-20の率を乗じた金額を上限として計上する。

表-20 鏡切り工歩掛表(切断延長1m当り)(表-100-10,A-5-52) (人/m)

土留種類

種 目

ライナープレート

(t=2.7~3.2mm)

鋼矢板Ⅱ型

t=10.5mm

鋼矢板Ⅲ型

t=13.0mm

小型立坑

(鋼製ケーシング)

世 話 役 0.006 0.007 0.008 0.008

溶 接 工 0.051 0.057 0.059 0.059

普 通 作 業 員 0.019 0.022 0.019

諸 雑 費 労務費の5% 労務費の10%

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C-3-6 スクリューケーシング類洗浄工 (1m当り)

種 目 形 状 寸 法 単 位 数 量 単 価 金 額 摘 要

世 話 役 人 1

普 通 作 業 員 人 1

高 圧 洗 浄 機 損 料 日 1 表―13

ガ ソ リ ン 代 L 燃料消費率(L/kw-h)

諸 雑 費 式 1

備考 諸雑費は水・洗浄剤等の費用であり労務費の7%を上限として計上する。

表-13 高圧洗浄機 機種・規格

表-14 スクリューコンベヤ類洗浄工歩掛表 (m/日)

新設管 呼び径 200~600

日 当 り 洗 浄 量 100

B-4 発生土処分工 (1式当り)

種 目 形 状 寸 法 単 位 数 量 単 価 金 額 摘 要

発 生 土 処 分 工 m

3

仮 置 き 運 搬 工

C-4-1or

C-4-2

備考 1.仮置き運搬工とは、工事現場から仮置き場までの運搬であり、排出土の性状によりダンプトラックまたは強

力吸引車を使用する。

2.発生土処分工とは、仮置き場より処分地までの運搬であり、仮置き場よりの積込み、運搬及び処分費は別途

とする。

3.排出土量は、注水等により膨張するので切削土量の1.3倍とする。

C-4-1 仮置き運搬工(ダンプトラック運転) (1m当り)

種 目 形 状 寸 法 単 位 数 量 単 価 金 額 摘 要

一 般 運 転 手 人

燃 料 費 軽 油 ℓ

kw×燃料消費率×運転時間

運転時間:表-22,23

ダンプトラック損料 積載重量○t積 日 1 C-4-1-1

タ イ ヤ 損 耗 費 日 1

計 1日当り

1m当り 計/推進日進量

備考 1.標準としては2t、4t、6tダンプトラックの借上げ方式とする。

なお、これにより難い場合は積上げ方式とすることができる。

2.軽油、一般運転手数量は運転時間に応じて計上する。

機 種 吐出量(ℓ /min) 水圧 機関出力kW 摘要

高圧洗浄機 30.8 7.8Mp 5.5kw

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表-21 ダンプトラックの車種と積載量 (単位:m

3

)

車 種 2t車 4t車 6t車

砂・土砂 1.1 2.2 3.3

礫質土 1.0 2.0 3.0

表-22 ダンプトラックの車種と運転手及び軽油数量 (1時間当り)

車 種 2t車 4t車 6t車

運転手(人) 0.17 0.17 0.17

軽 油( ℓ ) 4.4 6.8 8.3

表-23 ダンプトラック借上げ基準

種 別

1日当り

掘削土量

2t車 4t車 6t車

回 数 運転時間 回 数 運転時間 回 数 運転時間

1.1m

3

/日以下 1 2h

1.1~2.2m

3

/日 1 2h

2.2~4.4m

3

/日 2 4h

4.4m

3

/日以上 2 4h

1.0m

3

/日以下 1 2h

1.0~2.0m

3

/日 1 2h

2.0~4.0m

3

/日 2 4h

4.0m

3

/日以上 2 4h

C-4-1-1 ダンプトラック機械器具損料 (1日当り)

種 目 形 状 寸 法 単 位 数 量 単 価 金 額 摘 要

ダ ン プ ト ラ ッ ク 積載重量○t積 日 1 a

ダ ン プ ト ラ ッ ク 時間 H b

備考 a:供用1日当り損料

b:運転1時間当り損料 H:ダンプトラック1日当り実働時間(表-21)

C-4-2 仮 置 き 運 搬 工 (強力吸引車使用) (1日当り)

種 目 形 状 寸 法 単 位 数 量 単 価 金 額 摘 要

一 般 運 転 手 人 0.15

燃 料 費 軽 油 ℓ 7.2

強力吸引車損料 2t車 時間 1

タ イ ヤ 損 耗 費 式 1

計 1 時間当たり

1 日 当 り 計×6.8時間

備考 1.強力吸引車の運転日数は、(推進日数+スクリューコンベア類撤去日数)とし、1以上の整数とする。

2.運転手歩掛は次による。

歩掛=1/T=1/6.8=0.15(人/h)

T:運転日当り運転時間 = =6.8(h/日)

( 90)日数

運転年間標準

(610)年間標準運転時間

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B-5 止水滑材 (管継手1箇所当り)

種 目 形 状 寸 法 単 位 数 量 単 価 金 額 摘 要

止 水 滑 材 kg 表-24

備考 1.新設管がヒューム管の場合のみ計上する。

表-24 ヒューム管用止水滑材使用量 (管継手1箇所当り)

B-6 換気設備工 (1式当り)

種 目 形 状 寸 法 単 位 数 量 単 価 金 額 摘 要

送 風 機 運 転 日 C-6-1

諸 雑 費 式 1

表-20 送風機 機種・規格

C-6-1 送風機運転 (1日当り)

種 目 形 状 寸 法 単 位 数 量 単 価 金 額 摘 要

送風機損料 供用日 1 表-20

発 電 機 運 転 日 1 C-6-1-1

諸 雑 費 式 1

備考 1 諸雑費はスパイラル風管等の費用であり送風機損料及び発電機運転費に5%を乗じた金額を上限として計

上する。

C-6-1-1 発電機運転 (1日当り)

種 目 形 状 寸 法 単 位 数 量 単 価 金 額 摘 要

軽 油 ℓ 13.2

発 電 機 賃 料 10KVA 供用日 1

諸 雑 費 式 1

注:発電機の日当り運転時間は6時間とする。発電機は排ガス対策型又は超低騒音型とする。

新設管呼び径(mm) 200H 250H 300H 350H 400H 450H 500H 600H

使用量(kg) 0.040 0.050 0.060 0.070 0.085 0.090 0.095 0.110

機 種 風量(m

3

/min) 風圧 機関出力kW 摘要

送風機(ファン式) 0~50/60 ― 0.8 50/60hz

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Ed14.07.04