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SAP との親和性と 高い運用管理性能が魅力 Blue Prism の採用により 各種業務アプリの シームレスな自動処理を実現 エンタープライズ向け RPA 活用事例 : BluePrism.com/Japan

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Page 1: SAP との親和性と 高い運用管理性能が魅力 Blue Prism の ......Blue Prism は開発ライセンスが無償のため、各部門でのプ ロセス開発が促進しやすいのも特長です。また、開発した処

SAP との親和性と高い運用管理性能が魅力Blue Prism の採用により各種業務アプリのシームレスな自動処理を実現

エンタープライズ向け RPA 活用事例 :

BluePrism.com/Japan

Page 2: SAP との親和性と 高い運用管理性能が魅力 Blue Prism の ......Blue Prism は開発ライセンスが無償のため、各部門でのプ ロセス開発が促進しやすいのも特長です。また、開発した処

ローチャート形式でプロセス開発がロジカルに行えるのも特性です。直感的な開発ツールでは管理者による修正が困難な場合がありますが、Blue Prism ならプロセスを統合管理できるため、本番稼働前に、情報システム部門で問題を事前に検知できます」平野氏

各部門のプロセス開発者はトレーニングで育成。現場で開発したプロセスは、検証環境でテスト実行とコード レビューを行い、なりすましや承認など、社内の RPA ルールで禁じられている処理が含まれていないか確認し、安全なプロセスだけが本番環境にてスケジュールされています。

導入の効果 : 現場の作業負荷の軽減に加えて、業務の可視化を実現飯田氏によると、ネットワンシステムズ株式会社では、現在、34 のプロセスが稼働中で月 550 時間、1 プロセスあたり最大で月 67 時間の効果があるとのことです。社内ポータルにアップする定期レポートのデータをロボットに抽出させている部門もあるように、RPA は繰り返し作業に適しており、間違えたり、忘れたりすることがないのも特長です。

「RPA の導入効果は、現場の作業負荷を軽減できるようになったことに加えて、業務を可視化できるようになったことです。あまりにも壮大な計画や書類化できない例外処理は、RPA では実現性に乏しいため、現場にはフロー化とスリム化をお願いしました。現在では、これらの前提条件を踏まえて、各部門でプロセスを開発。トレーニングの成果もあり、ユーザー自身が開発を行えるまで、RPA が社内で普及しています」飯田氏

Blue Prism は開発ライセンスが無償のため、各部門でのプロセス開発が促進しやすいのも特長です。また、開発した処理は部品 (アセット) として管理されるため、社内で再利用することも可能。多様な基盤で稼働する業務アプリ群をまたいだ複雑な業務処理も、部品の共有でプロセス開発を効率化できます。

さらに、部品はバージョン管理にも大きなメリットがあると、平野氏は語ります。ロボットがアクセスする各システムに更新があると、他のツールでは関連するすべてのプロセスに対して個別に修正しなければならない場合があります。Blue Prism では、サーバー上に格納された部品を修正するだけで、部品を利用するすべてのプロセスに一括で反映されるため、改修作業を大幅に軽減できます。

「先日、SAP のバージョン アップに合わせた修正を関連の部品に行っておりますが、ユーザーは全く影響を受けておりません。また、SAP では、トランザクションごとに部品を作成しているのですが、部品が増えてしまうのが悩みでした。先日、Blue Prismのユーザー会でも発表したのですが、共通ツールを開発することで部品自体の数も削減できるように取り組んでいます」平野氏

今後は、AI やイメージ スキャンなどの活用も検討しています。さらに、システム統制、セキュリティ、および SAP との親和性といった Blue Prism の特長を最大限に活かし、より多くの業務の自動化と効率化を推進。現場の社員がより付加価値の高い業務に専念できる環境を構築することで、全社的に意義のある ROI 向上を目指しています。

間は、自分の作業ができないというジレンマがあり、社員のデスクトップ以外の環境で動作する RPA ツールが必要になりました。

さらに、ロボットがアクセスするのは、より高い信頼性が求められる基幹業務システム。権限とプロセスをサーバー上から集中管理できる Blue Prism は、理想的な RPA システムであったと、飯田氏は語ります。

「デスクトップ型の RPA ではロボットに自分の権限を割り当ててしまうことがあります。このような環境では、本人が行ったのか、ロボットが行ったのか、他のユーザーの処理をロボットが行ったのか不明なため、正確な権限管理が行えません。また、基幹業務システムの更新は夜間にスケジュールしており、ロボットを業務時間外に処理するようにスケジュールしてしまうとトラブルになります。このような課題を解決するには、情報システム部門で集中管理できる RPA が不可欠でした」飯田氏

ソリューション : システム統制、セキュリティ、開発の再利用、そして SAP との親和性が採用の決め手にネットワンシステムズ株式会社の情報システム部門では、同社のニーズに最適なソリューションとして、Blue Prism のエン

タープライズ向け RPA を検討。2017 年 11 月から約 1 年間かけて PoC (Proof of Concept) 開発を実施しました。

各業務部門で繰り返し行われている業務をリストアップし、RPA による自動化が実現可能なタスクの洗い出しをする期間を設けることで、ビジネス部門では業務のスリム化を検討でき、情報システム部門ではツールの知見を蓄積することができたと、平野 篤史 氏 (ネットワンシステムズ株式会社 管理本部 情報システム部) は語ります。

「初めに導入したグループ企業では、保守サービスを提供しているお客様へ定期的に契約更新通知をお送りしていますが、何千件という御見積書を作成しているため、人が行うにはあまりに非効率的で時間もコストもかかり、入力ミスも発生することもあります。このタスクを RPA による自動化のモデル ケースとして評価しました」平野氏

評価ポイントは、システム統制、セキュリティ、開発の再利用、そして SAP との親和性。ネットワンシステムズ株式会社で利用される基幹業務システムのバックボーンは SAP が支えており、SAP の対応実績と知見が充実していることも、Blue Prism 採用の決め手になりました。

「SAP に接続するプロセス開発にあたり、Blue Prism が標準で提供している部品やBlue Prism DX (Digital Exchange) で提供されている部品を最大限活用し、不足している部品は情報システム部門で独自開発しました。Blue Prismではフ

高度なネットワーク技術をコアとして、セキュアなネットワーク基盤やクラウド基盤を提供している、国内有数の規模を誇る独立系インテグレーター、ネットワンシステムズ株式会社。同社では、基幹業務システムのバックボーンである SAP との親和性が高く、各種業務アプリを連携した自動処理が行える、Blue Prism のエンタープライズ向け RPA (ロボティックス プロセス オートメーション) を採用し、各部門でのプロセス開発と情報システム部門による集中管理を両立することで、1 プロセスで 1 月あたり最大 67 時間の効果を得ました。

導入の目的 : 情報システム部門で集中管理が行えるサーバー型 RPA が必要にネットワンシステムズ株式会社は、お客様にとって理想の ICT 環境を構築するため、マルチベンダー製品を高度な技術で組み合わせ、利活用ノウハウとともに提供する、国内有数の規模を誇る独立系インテグレーターです。計画・導入・運用・最適化の一連のライフサイクル全体をワンストップでサービス提供しています。

同社の情報システム部門では、2,000 人以上の社員が利用する基幹業務システムを管理。ビジネス部門で活用される各種業務アプリの運用管理を行っています。

「ビジネス部門ではさまざまな業務処理が行われており、処理数も膨大になっているため、社員の作業負荷軽減は急務の課題でした。現場でも新しいテクノロジーである RPA に着目しており、情報システム部門としてツールの評価を開始。当初は、デスクトップ型の RPA ツールを使用していましたが、現場から運用管理性に優位性があるサーバー型のツールで提供されている機能を利用したいという相談があり、パートナーから Blue Prism の紹介を受けました」飯田 健二 氏 (ネットワンシステムズ株式会社 管理本部 情報システム部長)

Blue Prism の採用以前に使用していたデスクトップ型の RPA ツールは、社内の数か所に設置された担当者のパソコン上で動作。ロボットが動作している時

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ネットワンシステムズ株式会社 管理本部 情報システム部 平野 篤史 氏

ネットワンシステムズ株式会社 管理本部 情報システム部長 飯田 健二 氏

Page 3: SAP との親和性と 高い運用管理性能が魅力 Blue Prism の ......Blue Prism は開発ライセンスが無償のため、各部門でのプ ロセス開発が促進しやすいのも特長です。また、開発した処

ローチャート形式でプロセス開発がロジカルに行えるのも特性です。直感的な開発ツールでは管理者による修正が困難な場合がありますが、Blue Prism ならプロセスを統合管理できるため、本番稼働前に、情報システム部門で問題を事前に検知できます」平野氏

各部門のプロセス開発者はトレーニングで育成。現場で開発したプロセスは、検証環境でテスト実行とコード レビューを行い、なりすましや承認など、社内の RPA ルールで禁じられている処理が含まれていないか確認し、安全なプロセスだけが本番環境にてスケジュールされています。

導入の効果 : 現場の作業負荷の軽減に加えて、業務の可視化を実現飯田氏によると、ネットワンシステムズ株式会社では、現在、34 のプロセスが稼働中で月 550 時間、1 プロセスあたり最大で月 67 時間の効果があるとのことです。社内ポータルにアップする定期レポートのデータをロボットに抽出させている部門もあるように、RPA は繰り返し作業に適しており、間違えたり、忘れたりすることがないのも特長です。

「RPA の導入効果は、現場の作業負荷を軽減できるようになったことに加えて、業務を可視化できるようになったことです。あまりにも壮大な計画や書類化できない例外処理は、RPA では実現性に乏しいため、現場にはフロー化とスリム化をお願いしました。現在では、これらの前提条件を踏まえて、各部門でプロセスを開発。トレーニングの成果もあり、ユーザー自身が開発を行えるまで、RPA が社内で普及しています」飯田氏

Blue Prism は開発ライセンスが無償のため、各部門でのプロセス開発が促進しやすいのも特長です。また、開発した処理は部品 (アセット) として管理されるため、社内で再利用することも可能。多様な基盤で稼働する業務アプリ群をまたいだ複雑な業務処理も、部品の共有でプロセス開発を効率化できます。

さらに、部品はバージョン管理にも大きなメリットがあると、平野氏は語ります。ロボットがアクセスする各システムに更新があると、他のツールでは関連するすべてのプロセスに対して個別に修正しなければならない場合があります。Blue Prism では、サーバー上に格納された部品を修正するだけで、部品を利用するすべてのプロセスに一括で反映されるため、改修作業を大幅に軽減できます。

「先日、SAP のバージョン アップに合わせた修正を関連の部品に行っておりますが、ユーザーは全く影響を受けておりません。また、SAP では、トランザクションごとに部品を作成しているのですが、部品が増えてしまうのが悩みでした。先日、Blue Prismのユーザー会でも発表したのですが、共通ツールを開発することで部品自体の数も削減できるように取り組んでいます」平野氏

今後は、AI やイメージ スキャンなどの活用も検討しています。さらに、システム統制、セキュリティ、および SAP との親和性といった Blue Prism の特長を最大限に活かし、より多くの業務の自動化と効率化を推進。現場の社員がより付加価値の高い業務に専念できる環境を構築することで、全社的に意義のある ROI 向上を目指しています。

間は、自分の作業ができないというジレンマがあり、社員のデスクトップ以外の環境で動作する RPA ツールが必要になりました。

さらに、ロボットがアクセスするのは、より高い信頼性が求められる基幹業務システム。権限とプロセスをサーバー上から集中管理できる Blue Prism は、理想的な RPA システムであったと、飯田氏は語ります。

「デスクトップ型の RPA ではロボットに自分の権限を割り当ててしまうことがあります。このような環境では、本人が行ったのか、ロボットが行ったのか、他のユーザーの処理をロボットが行ったのか不明なため、正確な権限管理が行えません。また、基幹業務システムの更新は夜間にスケジュールしており、ロボットを業務時間外に処理するようにスケジュールしてしまうとトラブルになります。このような課題を解決するには、情報システム部門で集中管理できる RPA が不可欠でした」飯田氏

ソリューション : システム統制、セキュリティ、開発の再利用、そして SAP との親和性が採用の決め手にネットワンシステムズ株式会社の情報システム部門では、同社のニーズに最適なソリューションとして、Blue Prism のエン

タープライズ向け RPA を検討。2017 年 11 月から約 1 年間かけて PoC (Proof of Concept) 開発を実施しました。

各業務部門で繰り返し行われている業務をリストアップし、RPA による自動化が実現可能なタスクの洗い出しをする期間を設けることで、ビジネス部門では業務のスリム化を検討でき、情報システム部門ではツールの知見を蓄積することができたと、平野 篤史 氏 (ネットワンシステムズ株式会社 管理本部 情報システム部) は語ります。

「初めに導入したグループ企業では、保守サービスを提供しているお客様へ定期的に契約更新通知をお送りしていますが、何千件という御見積書を作成しているため、人が行うにはあまりに非効率的で時間もコストもかかり、入力ミスも発生することもあります。このタスクを RPA による自動化のモデル ケースとして評価しました」平野氏

評価ポイントは、システム統制、セキュリティ、開発の再利用、そして SAP との親和性。ネットワンシステムズ株式会社で利用される基幹業務システムのバックボーンは SAP が支えており、SAP の対応実績と知見が充実していることも、Blue Prism 採用の決め手になりました。

「SAP に接続するプロセス開発にあたり、Blue Prism が標準で提供している部品やBlue Prism DX (Digital Exchange) で提供されている部品を最大限活用し、不足している部品は情報システム部門で独自開発しました。Blue Prismではフ

導入の目的 : 情報システム部門で集中管理が行えるサーバー型 RPA が必要にネットワンシステムズ株式会社は、お客様にとって理想の ICT 環境を構築するため、マルチベンダー製品を高度な技術で組み合わせ、利活用ノウハウとともに提供する、国内有数の規模を誇る独立系インテグレーターです。計画・導入・運用・最適化の一連のライフサイクル全体をワンストップでサービス提供しています。

同社の情報システム部門では、2,000 人以上の社員が利用する基幹業務システムを管理。ビジネス部門で活用される各種業務アプリの運用管理を行っています。

「ビジネス部門ではさまざまな業務処理が行われており、処理数も膨大になっているため、社員の作業負荷軽減は急務の課題でした。現場でも新しいテクノロジーである RPA に着目しており、情報システム部門としてツールの評価を開始。当初は、デスクトップ型の RPA ツールを使用していましたが、現場から運用管理性に優位性があるサーバー型のツールで提供されている機能を利用したいという相談があり、パートナーから Blue Prism の紹介を受けました」飯田 健二 氏 (ネットワンシステムズ株式会社 管理本部 情報システム部長)

Blue Prism の採用以前に使用していたデスクトップ型の RPA ツールは、社内の数か所に設置された担当者のパソコン上で動作。ロボットが動作している時

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Page 4: SAP との親和性と 高い運用管理性能が魅力 Blue Prism の ......Blue Prism は開発ライセンスが無償のため、各部門でのプ ロセス開発が促進しやすいのも特長です。また、開発した処

ローチャート形式でプロセス開発がロジカルに行えるのも特性です。直感的な開発ツールでは管理者による修正が困難な場合がありますが、Blue Prism ならプロセスを統合管理できるため、本番稼働前に、情報システム部門で問題を事前に検知できます」平野氏

各部門のプロセス開発者はトレーニングで育成。現場で開発したプロセスは、検証環境でテスト実行とコード レビューを行い、なりすましや承認など、社内の RPA ルールで禁じられている処理が含まれていないか確認し、安全なプロセスだけが本番環境にてスケジュールされています。

導入の効果 : 現場の作業負荷の軽減に加えて、業務の可視化を実現飯田氏によると、ネットワンシステムズ株式会社では、現在、34 のプロセスが稼働中で月 550 時間、1 プロセスあたり最大で月 67 時間の効果があるとのことです。社内ポータルにアップする定期レポートのデータをロボットに抽出させている部門もあるように、RPA は繰り返し作業に適しており、間違えたり、忘れたりすることがないのも特長です。

「RPA の導入効果は、現場の作業負荷を軽減できるようになったことに加えて、業務を可視化できるようになったことです。あまりにも壮大な計画や書類化できない例外処理は、RPA では実現性に乏しいため、現場にはフロー化とスリム化をお願いしました。現在では、これらの前提条件を踏まえて、各部門でプロセスを開発。トレーニングの成果もあり、ユーザー自身が開発を行えるまで、RPA が社内で普及しています」飯田氏

Blue Prism は開発ライセンスが無償のため、各部門でのプロセス開発が促進しやすいのも特長です。また、開発した処理は部品 (アセット) として管理されるため、社内で再利用することも可能。多様な基盤で稼働する業務アプリ群をまたいだ複雑な業務処理も、部品の共有でプロセス開発を効率化できます。

さらに、部品はバージョン管理にも大きなメリットがあると、平野氏は語ります。ロボットがアクセスする各システムに更新があると、他のツールでは関連するすべてのプロセスに対して個別に修正しなければならない場合があります。Blue Prism では、サーバー上に格納された部品を修正するだけで、部品を利用するすべてのプロセスに一括で反映されるため、改修作業を大幅に軽減できます。

「先日、SAP のバージョン アップに合わせた修正を関連の部品に行っておりますが、ユーザーは全く影響を受けておりません。また、SAP では、トランザクションごとに部品を作成しているのですが、部品が増えてしまうのが悩みでした。先日、Blue Prismのユーザー会でも発表したのですが、共通ツールを開発することで部品自体の数も削減できるように取り組んでいます」平野氏

今後は、AI やイメージ スキャンなどの活用も検討しています。さらに、システム統制、セキュリティ、および SAP との親和性といった Blue Prism の特長を最大限に活かし、より多くの業務の自動化と効率化を推進。現場の社員がより付加価値の高い業務に専念できる環境を構築することで、全社的に意義のある ROI 向上を目指しています。

間は、自分の作業ができないというジレンマがあり、社員のデスクトップ以外の環境で動作する RPA ツールが必要になりました。

さらに、ロボットがアクセスするのは、より高い信頼性が求められる基幹業務システム。権限とプロセスをサーバー上から集中管理できる Blue Prism は、理想的な RPA システムであったと、飯田氏は語ります。

「デスクトップ型の RPA ではロボットに自分の権限を割り当ててしまうことがあります。このような環境では、本人が行ったのか、ロボットが行ったのか、他のユーザーの処理をロボットが行ったのか不明なため、正確な権限管理が行えません。また、基幹業務システムの更新は夜間にスケジュールしており、ロボットを業務時間外に処理するようにスケジュールしてしまうとトラブルになります。このような課題を解決するには、情報システム部門で集中管理できる RPA が不可欠でした」飯田氏

ソリューション : システム統制、セキュリティ、開発の再利用、そして SAP との親和性が採用の決め手にネットワンシステムズ株式会社の情報システム部門では、同社のニーズに最適なソリューションとして、Blue Prism のエン

タープライズ向け RPA を検討。2017 年 11 月から約 1 年間かけて PoC (Proof of Concept) 開発を実施しました。

各業務部門で繰り返し行われている業務をリストアップし、RPA による自動化が実現可能なタスクの洗い出しをする期間を設けることで、ビジネス部門では業務のスリム化を検討でき、情報システム部門ではツールの知見を蓄積することができたと、平野 篤史 氏 (ネットワンシステムズ株式会社 管理本部 情報システム部) は語ります。

「初めに導入したグループ企業では、保守サービスを提供しているお客様へ定期的に契約更新通知をお送りしていますが、何千件という御見積書を作成しているため、人が行うにはあまりに非効率的で時間もコストもかかり、入力ミスも発生することもあります。このタスクを RPA による自動化のモデル ケースとして評価しました」平野氏

評価ポイントは、システム統制、セキュリティ、開発の再利用、そして SAP との親和性。ネットワンシステムズ株式会社で利用される基幹業務システムのバックボーンは SAP が支えており、SAP の対応実績と知見が充実していることも、Blue Prism 採用の決め手になりました。

「SAP に接続するプロセス開発にあたり、Blue Prism が標準で提供している部品やBlue Prism DX (Digital Exchange) で提供されている部品を最大限活用し、不足している部品は情報システム部門で独自開発しました。Blue Prismではフ

Blue PrismについてBlue Prismは、RPA(ロボティックプロセスオートメーション)のパイオニア、イノベーター、市場リーダーとして、世界中で新たな働き方を実現するデジタルワークフォースの成功に貢献しています。デジタルワーカーは、業務に新たなキャパシティを創出し、重要な業務を自動化するためのインテリジェント スキルを提供し、セキュリティ、コンプライアンス、スケーラビリティという重大かつ厳重なIT要件を満たします。Blue Prismは最先端のAIおよびコグニティブテクノロジを実現するためのスケーラブルで堅牢な実行プラットフォームを提供しており、Fortune 500社が選ぶ信頼できるセキュアなRPAプラットフォームとして認知されるようになりました。詳細はwww.blueprism.com/japanをご覧ください。 お問合せ先:[email protected]

JP2019.11-CS-NOS-v1Blue Prism / ネットワンシステムズ株式会社

導入の目的 : 情報システム部門で集中管理が行えるサーバー型 RPA が必要にネットワンシステムズ株式会社は、お客様にとって理想の ICT 環境を構築するため、マルチベンダー製品を高度な技術で組み合わせ、利活用ノウハウとともに提供する、国内有数の規模を誇る独立系インテグレーターです。計画・導入・運用・最適化の一連のライフサイクル全体をワンストップでサービス提供しています。

同社の情報システム部門では、2,000 人以上の社員が利用する基幹業務システムを管理。ビジネス部門で活用される各種業務アプリの運用管理を行っています。

「ビジネス部門ではさまざまな業務処理が行われており、処理数も膨大になっているため、社員の作業負荷軽減は急務の課題でした。現場でも新しいテクノロジーである RPA に着目しており、情報システム部門としてツールの評価を開始。当初は、デスクトップ型の RPA ツールを使用していましたが、現場から運用管理性に優位性があるサーバー型のツールで提供されている機能を利用したいという相談があり、パートナーから Blue Prism の紹介を受けました」飯田 健二 氏 (ネットワンシステムズ株式会社 管理本部 情報システム部長)

Blue Prism の採用以前に使用していたデスクトップ型の RPA ツールは、社内の数か所に設置された担当者のパソコン上で動作。ロボットが動作している時