society 5.0 実現に向けた日立の取り組み - hitachi事例集の公表...
TRANSCRIPT
日立はみなさまとともに、社会イノベーション事業を通じて
経済の発展と社会課題の解決を両立し、Society 5.0を実現していきます。実現に向けた日立の取り組み
Society 5.0
■ Society 5.0 情報サイト http://www.hitachi.co.jp/society5/
株式会社 日立製作所 社会イノベーション事業推進本部
ものづくりサプライチェーンの無駄の削減
インフラ・まちづくり災害に強く安全安心な
まちづくり
金融金融手続コストの削減、決済の利便性向上
移動住み慣れた地域での
生活維持、ドライバー不足の解消
健康・医療・介護健康寿命の延伸、患者のQoL の向上
1 2
あらゆる人が活き活きと快適に暮らせる持続可能な社会
Society 5.0とは Society 5.0でできるようになること
Society 5.0は、①狩猟社会 ②農耕社会 ③工業社会 ④情報社会に続く5番目の社会として位置づけられています。
*2 SDGs : Sustainable Development Goals国連サミットで採択された2016年~2030年までの国際目標。持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成されています。
*1 QoL : Quality of Life 健康で質の高い生活
Society 5.0とは、日本政府が掲げる新たな社会像であり、その実現に向けた取組みです。
AIやIoT、ロボットなどの革新的な科学技術を用いて、社会の様々なデータを活用することで、
経済の発展と社会課題の解決の両立をめざします。これにより、あらゆる人が活き活きと快適
に暮らせる社会を実現します。
この社会の実現は、国連が定める「持続可能な開発目標(SDGs*2 )」の達成にもつながり
ます。日本からSociety 5.0という社会像を発信することで、世界の社会課題の解決を
リードしていきます。
● 健康・医療・介護蓄積した医療データや、リアルタイムに取得する健康データなどの活用により、病気の早期発見や治療の最適化を実現します。これにより、誰もが健康で質の高い生活を永く送ることができるようになります。
● 移動自動運転の普及が、渋滞と交通事故を大幅に減らします。無人の自動走行車が人々の生活に合わせて送迎し、人も荷物もスムーズかつ安全に目的地まで届けることが可能になります。
● ものづくり人々の日々の暮らしや嗜好に合わせて、必要なものが必要な分だけ生産され、必要なときに手元に届く、無駄のないものづくりができるようになります。
● インフラ・まちづくり道路や建物などにセンサーを付けることで、状態をリアルタイムに把握でき、街を安全に保つことができます。災害時には、危険箇所を把握・推定した上で、ドローンやロボットが人々を安全な場所に誘導します。
● 金融生体情報を使った認証技術の普及によって、世界中どこでもキャッシュレス・カードレスで買い物ができるようになります。個人の行動記録と照合することで、すぐに与信ができ、投資や融資が身近になります。
*1
・地域経済牽引事業の推進支援地域の成長発展に向け、地域未来投資促進法に基づき、地域経済を牽引する中核事業に対するヒト・モノ・カネ・情報・規制の特例措置による支援(3年間で1兆円を投資)
・規制のサンドボックス制度の創設イノベーション成果の大胆な社会実装に向け、参加者・期間を限定し、参加者同意の下での実証を可能にする制度の創設
・人材育成の支援IT人材需給を把握する仕組みの構築、ITスキル標準の全面改訂、個人の「学び直し」の支援
・データ流通基盤の整備分野を跨いだデータの流通を可能にする基盤の整備
・民間によるデータ取引市場の立ち上げ支援民間協議会で策定される自主ルール(認証基準)に基づき、安全・安心かつリアルタイムに様々なデータを取引できる市場の立上げ支援
・セキュリティ基盤の整備サイバー攻撃等の脅威からシステムを守り、組織間のデータ連携を安全・安心に行うための基盤の整備
・研究開発の支援非連続なイノベーションを生み出す革新的な技術の研究開発支援
・データの利用権限に関する契約ガイドラインの整備・普及 組織間のデータ連携に向け、データの利用権限を明確化するための契約ガイドラインの活用促進、個別分野における留意事項の整理・展開
・不正競争防止法の改正 安心なデータ流通に向け、データの不正取得・使用・提供を禁止する法律の整備
・改正個人情報保護法の普及 個人情報及び匿名加工情報の取扱いに関する民間企業等からの相談対応、相談事例集の公表
・AIやロボットの開発・利活用に関するルールの検討・整備AIやロボットが社会にもたらす利益保護とリスク抑制をするためのルールの検討・整備
Society 5.0の大きな特徴は、データを介してさまざまなサービス・産業がつながることで、
より大きく多様なイノベーションが起きることです。
ひとつの分野内では達成できない規模の効率改善や高度化が可能になり、社会課題の解決にも
つながります。
消費動向に応じて製造・流通を最適化し、低コストで素早く、高機能の商品を提供製造×運輸×卸売り・小売×情報通信
エネルギーバリューチェーンを最適化し、エネルギーベストミックスを実現電気×自治体×情報通信
帰宅予想と交通情報をリアルタイムに組みあわせ、1台の車でたくさんの利用者を送迎運輸×宿泊・飲食サービス×情報通信
日々の健康状態や購買行動に基づき、お客様の健康向上を支援する医療保険を提供医療×保険×卸売り・小売×宿泊・飲食サービス×情報通信
日本標準産業分類(平成26年4月1日施行)をもとに日立製作所が作成
Society 5.0で広がるビジネスチャンス
Society 5.0を加速するため、日本政府はさまざまな施策を展開しています
日立は基盤整備やルール検討など政府施策に積極的に参加・支援しています3 4
基盤の整備・強化 ルールの整備・普及 サービス創生の支援
ログデータ
パーソナルデータ
経理データ
法人間取引データ
時刻表データ
地図・道路データ
定期診断データ
ヘルスケア情報
POSデータ
センサーデータ
情報通信
宿泊飲食サービス
運輸郵便
金融保険
健康医療介護
教育建設不動産自治体
電気ガス水道
卸売り小売
製造
農業林業
学術専門サービス
つながる社会
Lumada情報サイト: http://www.hitachi.co.jp/products/it/lumada/about/index.htmlLumada情報サイト: http://www.hitachi.co.jp/products/it/lumada/about/index.html
多様なビジネスの現場から生成されたデジタルデータを収集し、人工知能などの最新のデジタル技術により課題解決を支援します。多様なビジネスの現場から生成されたデジタルデータを収集し、人工知能などの最新のデジタル技術により課題解決を支援します。
LumadaIoTプラットフォーム LumadaIoTプラットフォーム
AIを活用した画像診断支援サービス
地域包括ケアプラットフォームブロックチェーンを活用したサプライチェーンファイナンス
「安全」「安定」運行を実現する列車運行管理システム
ラストワンマイル交通ソリューション 工場全体の稼働状況の見える化/最適化ソリューション
監視カメラ画像を活用した人流解析ソリューション
インフラの予兆保守サービス
生体情報決済サービス
指静脈認証システム熟練ノウハウをデータ化した
作業支援システム
日立は社会イノベーション事業を通じて、革新的な科学技術とデータを駆使した
多様なソリューションやIoTプラットフォームをご提供することで、社会課題を解決し、
みなさまとともにSociety 5.0を実現していきます。
日立との協創で実現するSociety 5.0
Society 5.0の実現に役立つ日立のソリューションとIoTプラットフォーム
5 6
健康・医療・介護 移 動 ものづくり インフラ ・ まちづくり 金 融