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IBM Cognos Dynamic Cubes バージョン 11.0.0 インストールおよび設定ガイド IBM

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IBM Cognos Dynamic Cubesバージョン 11.0.0

インストールおよび設定ガイド

IBM

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注記

本書および本書で紹介する製品をご使用になる前に、 33 ページの『特記事項』に記載されている情報をお読みください。

製品情報

この資料は IBM Cognos Analytics バージョン 11.0.0 を対象として作成されています。また、その後のリリースも対象となる場合があります。

お客様の環境によっては、資料中の円記号がバックスラッシュと表示されたり、バックスラッシュが円記号と表示されたりする場合があります。

 

原典: IBM Cognos Dynamic CubesVersion 11.0.0Installation and Configuration Guide

発行: 日本アイ・ビー・エム株式会社

担当: トランスレーション・サービス・センター

Licensed Materials - Property of IBM

© Copyright IBM Corporation 2012, 2016.

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目次

概要 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . v

第 1 章 IBM Cognos Dynamic Cubes で使用されるコンポーネントおよびツール . . . . . 1サーバー・コンポーネント . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 2

クライアント・ベースのインターフェース . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 2アプリケーション層コンポーネント . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 2データ層: Content Manager . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 3

モデリング・コンポーネント . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 3その他のコンポーネント . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 4

第 2 章 IBM Cognos Dynamic Cubes のインストール準備 . . . . . . . . . . . . . . 5インストール前のリリース・ノートの確認 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 5サポートされる環境の確認 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 6IBM Cognos Dynamic Cubes のシステム要件の確認. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 6

第 3 章 IBM Cognos Dynamic Cubes のインストールおよび設定 . . . . . . . . . . . 9IBM Cognos Dynamic Cubes ソフトウェアを使用するためのインストール・チェックリスト . . . . . . . . 9

IBM Cognos Cube Designer のインストール . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 1064 ビット・バージョンのレポート・サーバーの使用可能化 . . . . . . . . . . . . . . . . . . 10動的クエリー・モードのための、リレーショナル・データ・ソースに対する接続の設定 . . . . . . . . . 11SSL のための Cube Designer の構成 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 15IBM Cognos Cube Designer のインストールのテスト . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 18

第 4 章 IBM Cognos Cube Designer のアンインストール . . . . . . . . . . . . . . 21

第 5 章 Dynamic Query Analyzer のインストールおよび設定 . . . . . . . . . . . . 23サポートされている環境 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 23Dynamic Query Analyzer のインストール . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 23Dynamic Query Analyzer の設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 24

Linux オペレーティング・システムでの Java 環境の更新 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 24ログ・ファイルにアクセスする仮想ディレクトリーの作成 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 24IBM Cognos Configuration の起動 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 25IBM Cognos Analytics サーバーへの接続 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 25別のバージョンのデータの表示 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 26

Dynamic Query Analyzer の起動 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 26

第 6 章 IBM Cognos Dynamic Cubes のサンプルのセットアップ. . . . . . . . . . . 29サンプル動的キューブの配布 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 29

付録. ユーザー補助機能 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 31インストール・ウィザードのショートカット・キー . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 31

特記事項 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 33

索引 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 37

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iv IBM Cognos Dynamic Cubes バージョン 11.0.0: インストールおよび設定ガイド

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概要

本書は、IBM® Cognos® Dynamic Cubes の使用にあたって参照してください。IBM Cognos Dynamic Cubes を IBM Cognos Analytics で使用して、ビジネス・ユーザーおよび分析者は、ディメンション・メタデータをモデル化し、ContentManager でデータ・ソースとして使用する動的キューブを作成することができます。

対象読者

本書は、システム管理者を対象としています。本書を使用するには、基本的なMicrosoft Windows、UNIX、および Linux の管理技術が必要です。

情報の入手方法

製品資料 (各国語版のすべての資料を含む) を Web で入手するには、IBMKnowledge Center (http://www.ibm.com/support/knowledgecenter) にアクセスしてください。リリース・ノートは、IBM Knowledge Center に直接公開されます。最新の Technote や APAR へのリンクも掲載されています。

また、各 HTML ページ上部の PDF リンクをクリックして製品オンライン・ヘルプ・ファイルの PDF バージョンを参照したり、IBM Cognos 製品資料の Web ページ (www.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg27047187) から PDF を取得したりすることもできます。

ユーザー補助機能

ユーザー補助機能は、動作が制限されている方、視力の限られた方など、身体に障害を持つ方々に IT 製品をご使用いただけるように支援する機能です。この製品は、ユーザー補助機能を備えています。これらの機能については、ユーザー補助機能を参照してください。

IBM Cognos HTML 文書には、ユーザー補助機能が備わっています。PDF 文書は補足的なものであるため、追加のユーザー補助機能はありません。

将来の見通しに関する記述

このドキュメントには製品の現在の機能が記載されています。現在利用できない項目への言及が含まれる場合もありますが、将来的に使用可能になることを示唆するものではありません。このような言及は、なんらかの資料、規約、または機能を提供するという誓約、保証、または法的義務ではありません。特性や機能の開発、公開、およびその時期に関しては、引き続き IBM が単独裁量権を有します。

サンプルに関する特記事項

Sample Outdoors 社、Great Outdoors 社、GO 販売、Sample Outdoors またはGreat Outdoors 名のすべてのバリエーション、および Planning サンプルでは、IBM および IBM のお客様向けのサンプル・アプリケーションを開発するために使用されるサンプル・データにより、架空の企業活動が描出されています。これらの

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架空データには、販売取引、商品流通、財務、および人事のサンプル・データが含まれます。実在する名称、住所、連絡先電話番号、取引額とは一切関係がありません。また、サンプル・ファイルの中には、手動またはコンピューターで生成された架空のデータ、学術的ソースまたは公共のソースを基に編集された実際のデータ、版権所有者の許可を得て使われているデータなどが、サンプル・アプリケーションを開発するためのサンプル・データとして使用されている場合もあります。参照される製品名は、それぞれの所有者の商標である可能性があります。許可なく複製することは禁止されています。

vi IBM Cognos Dynamic Cubes バージョン 11.0.0: インストールおよび設定ガイド

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第 1 章 IBM Cognos Dynamic Cubes で使用されるコンポーネントおよびツール

IBM Cognos Dynamic Cubes は、リレーショナル OLAP コンポーネントを動的クエリー・モード・サーバーに追加し、リレーショナル・データウェアハウスの多次元ビューを提供します。これにより、Cognos Dynamic Cubes サーバーを使用して OLAP 分析を実行できます。

IBM Cognos Dynamic Cubes は、ご使用の環境に既存のリソースを使用して、既存のインフラストラクチャーに簡単に統合できます。このような既存のリソースがいくつか必要になります。例えば、Java™ 仮想マシンや、その他のコンテンツ・ストア用データベースなどです。キューブ・データの配布および管理は、管理コンソールを使用して行います。動的クエリー・モード (DQM) サーバーはキューブ・データを実行し、Studio/Authoring ツール・アプリケーションはレポート作成環境のデータを使用します。

さらに、IBM Cognos Cube Designer などの各種ツールが、動的キューブの設計およびモデリング機能を提供します。 IBM Cognos Dynamic Query Analyzer を使用して、必要に応じてデータを分析および最適化します。

Cognos Dynamic Cubes ワークフロー

IBM Cognos Dynamic Cubes のワークフローは、5 つの主要なステップで構成されます。システム分析管理者、モデル作成管理者、レポート作成者などのユーザーは、各種ツールを使用してこれらのステップを管理します。

ワークフローを構成するステップは、以下のとおりです。

v データの分析

IBM Cognos Dynamic Cubes をインストールする前に、モデル作成者およびリレーショナル・データベース管理者は、データが IBM Cognos Dynamic Cubesでの使用に適しているかどうかを判別します。

v 動的キューブの設計およびモデリング

モデル作成者は、基本的な動的キューブを作成し、ビジネス要件を満たす機能を追加して、そのキューブを IBM Cognos Administration で使用できるようにします。

v 動的キューブの配布および管理

動的キューブが Content Manager に公開されたら、管理者は IBM CognosAdministration で初期構成と以降の管理を行います。

v 動的キューブ・データの使用によるレポートの実行

レポート作成者はレポート作成アプリケーションのデータ・ソースとして動的キューブを使用します。

v 動的キューブの最適化

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個々のキューブ・パフォーマンスを最適化するため、管理者は動的キューブのメトリックをモニターし、必要に応じてキューブの構成を変更することができます。

サーバー・コンポーネントサーバー・コンポーネントは、レポート作成および製品構成のためのユーザー・インターフェース (ユーザー要求をルーティングおよび処理するためのサーバー機能など) を提供します。 IBM Cognos Dynamic Cubes に関連付けられたサーバー・コンポーネントは、「インターフェース」、「アプリケーション層コンポーネント」、および「Content Manager コンポーネント」の各機能グループに編成されます。

クライアント・ベースのインターフェースIBM Cognos Dynamic Cubes では、以下のクライアント・ベースのユーザー・インターフェースを使用できます。

IBM Dynamic Query Analyzer

IBM Cognos Dynamic Query Analyzer は Eclipse ベースのクライアント・ユーザー・インターフェースであり、動的クエリー・モードでのクエリーによって生成されるクエリー・ログにグラフィカル表現を提供します。さらに、CognosDynamic Query Analyzer には Dynamic Cubes Aggregate Advisor が付属しています。これは、クエリーのパフォーマンスを改善するために、使用可能なキューブの定義とオプションのクエリー負荷に基づいて動的キューブを分析し、キューブの集計を提案するツールです。

Aggregate Advisor では、以前に実行した IBM Cognos Analytics レポートを分析し、これらのレポートに直接対応する集計の提案も行えます。詳細については、「IBM Cognos Dynamic Query Analyzer ユーザー・ガイド」を参照してください。

アプリケーション層コンポーネントIBM Cognos Analytics のアプリケーション層には、1 つ以上の Cognos Analyticsサーバーが含まれます。Cognos Analytics サーバーでは、レポート、分析、クエリーなど、ゲートウェイによって転送された要求が実行されます。また、IBM CognosAnalytics サーバーは、IBM Cognos Administration と Studio/Authoring インターフェースのレンダリングも行います。レポート作成者は、動的キューブをレポート作成アプリケーションのデータ・ソースとして使用します。

製品の設定と管理 - IBM Cognos Configuration

IBM Cognos Configuration は、IBM Cognos Analytics の設定と、そのサービスの起動および停止を行うために使用するツールです。

コンテンツの発行、管理、および表示 - IBM Cognos Analytics ポータル

IBM Cognos Analytics ポータルは、この製品で利用できる企業データへの単一のアクセス・ポイントとなります。データをクエリー、分析、編成したり、レポー

2 IBM Cognos Dynamic Cubes バージョン 11.0.0: インストールおよび設定ガイド

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ト、スコアカード、およびイベントを作成したりするための単一のエントリー・ポイントを提供します。ユーザーは、ポータルからすべての Web ベースの IBMCognos Analytics アプリケーションを実行できます。他のアプリケーションや、他のアプリケーションへの Web アドレスをポータルに統合できます。

一元管理 - 管理および管理コンソール

IBM Cognos Analytics には、 ポータルから使用可能な管理機能があります。この機能から、一般的な管理タスクを日常的に実行できます。「管理」メニューのオプションから「管理コンソール」を開くことができます。これは、IBM CognosAnalytics の管理タスクが含まれている一元管理インターフェースです。これにより、IBM Cognos 環境のすべての管理に簡単にアクセスできます。ユーザーの権限に応じて、アクセスできる機能が異なります。

発行したコンテンツの表示と操作

IBM Cognos Analytics は、発行されたどのタイプの IBM Cognos コンテンツでも表示および操作できるポートレットです。ポータルおよび既存の企業ポータルからアクセスできます。

プロフェッショナル・レポート

レポート作成者は、Reporting ツールを使用して、さまざまなプロフェッショナル・レポートを作成、編集、および配布できます。

随時クエリーとセルフサービス方式のレポート作成 - Query Studio

Query Studio を使用すると、ほとんどあるいはまったくトレーニングを受けなくても、レポートを素早く設計、作成、および保存でき、Reporting で作成される標準のプロフェッショナル・レポートでは対応できないレポート作成のニーズを満たすことができます。

データ層: Content ManagerContent Manager は、カスタマー・アプリケーション・データ (セキュリティー、構成データ、モデル、メトリック、レポート仕様、およびレポート出力を含む) の保管を管理する IBM Cognos Analytics サービスです。 Content Manager は、パッケージの発行、レポート仕様の取得や保存、スケジュール情報の管理、およびCognos ネームスペースの管理を行うために必要です。

Content Manager では、Content Store データベースに情報が保存されます。

モデリング・コンポーネントモデリング・コンポーネントは、データ・ソース内のデータをモデル化し、ユーザーにとって有意義な形でデータを構造化および表示します。

モデリング・コンポーネントには、以下のようなツールが含まれています。

第 1 章 IBM Cognos Dynamic Cubes で使用されるコンポーネントおよびツール 3

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データのビジネス・ビューの作成 - Framework Manager

IBM Cognos Framework Manager は、IBM Cognos Analytics で使用するビジネス関連のメタデータを作成および管理するためのモデリング・ツールです。メタデータは、レポート作成ツールで使用するためにパッケージとして発行され、任意の数の異種データ・ソースを 1 つに統合したビジネス・ビューを提供します。

動的キューブの設計および準備 - IBM Cognos Cube Designer

IBM Cognos Cube Designer は、動的キューブ、集計キューブ、および仮想キューブの設計に使用するモデリング・ツールです。動的キューブ設計の基準として使用するため、リレーショナル・メタデータがインポートされます。個々の動的キューブは、IBM Cognos Analytics で、Content Manager に対する OLAP データ・ソースとして配布されます。

配布されたキューブを IBM Cognos Studio/Authoring ツールで処理するために、モデル作成者はそれを対象とする Framework Manager パッケージを公開し、配布されたキューブを Query サービスがデータ・ソースとして使用するように構成して、キューブを開始することも必要になります。

その他のコンポーネントIBM Cognos Dynamic Cubes では、提供されているツールに加えて、その他のリソースを使用して作成された以下のコンポーネントが必要になります。

Content Store

Content Store は、レポート仕様や発行されたモデル、およびこれらを含むパッケージ、データ・ソースの接続情報、外部ネームスペースや Cognos ネームスペース自体に関する情報、レポートのスケジュールやバーストに関する情報など、IBMCognos Analytics 製品での処理が必要なデータが保存されるリレーショナル・データベースです。

IBM Cognos Analytics 製品を含む実稼働環境を設定する段階になったら、セキュリティー保護が可能で、パフォーマンスや安定性の調整ができる、サポートされているデータベースを使用するように、Content Store をセットアップします。詳細については、「IBM Cognos Analytics 管理およびセキュリティー・ガイド」のContent Store 全体の配布に関するトピックを参照してください。

設計モデルおよびログ・ファイルは、Content Store には格納されません。

Content Store は、Content Manager という IBM Cognos サービスで使用されます。

データ・ソース

データ・ソースはクエリー・データベースとも呼ばれ、IBM Cognos Analytics からアクセス可能なリレーショナル・データベース、ディメンション・キューブまたは OLAP キューブ、ファイル、またはその他の物理データ・ストアです。アプリケーション層コンポーネントでは、データ・ソース接続を使用してデータ・ソースにアクセスします。

4 IBM Cognos Dynamic Cubes バージョン 11.0.0: インストールおよび設定ガイド

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第 2 章 IBM Cognos Dynamic Cubes のインストール準備

IBM Cognos Dynamic Cubes をインストールする前に、いくつかのインストール前の作業を実行して環境を設定する必要があります。例えば、十分なシステム・リソースがあるかどうかの確認や、IBM Cognos Analytics (BI) ソフトウェアが正しくインストールされているかの確認を行います。

IBM Cognos Analytics ソフトウェアをインストールして、まず製品が正常に動作することを確認します。この処理を行うには、以下の作業が必要です。

v それぞれの必須サーバー・コンポーネント (ゲートウェイ、アプリケーション層コンポーネント、Content Manager) の 1 つのインスタンスをインストールします。

環境を設定したら、まず製品を環境内で稼働させるために必要な設定タスクのみを実行してください。

IBM Cognos 製品を使用環境で稼働させる最も簡単かつ迅速な方法は、設定をカスタマイズする前に、基本インストールによる環境を確実に機能させることです。詳しくは、「IBM Cognos Analytics インストールと構成のガイド」を参照してください。

次のチェックリストに従って、設定作業を行ってください。

v リリース・ノートを確認します。

v サポートされる環境を確認します。

v システム要件を検証します。

これらのタスクの実行後、IBM Cognos Cube Designer のインストールのステップに進むことができます。

インストール前のリリース・ノートの確認IBM Cognos 製品をインストールする前に、インストール計画に影響する可能性があるすべての問題を認識しておくことが重要です。

このインストール・ガイドの作成時点では知られていなかった最新の問題が存在する可能性があります。

製品をインストールする前に、リリース・ノートを確認してください。リリース・ノートには、既知の問題についての最新情報と、ドキュメンテーションの更新、サポート対象外についての情報が含まれています。リリース・ノートは、IBM CognosAnalytics Knowledge Center (http://www.ibm.com/support/knowledgecenter/SSEP7J_11.0.0/com.ibm.swg.ba.cognos.cbi.doc/welcome.html) から入手可能です。

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サポートされる環境の確認製品が正常に動作するように、最低限必要なオペレーティング・システム・パッチをすべて適用し、サポートされているバージョンのサード・パーティーのソフトウェアだけを使用してください。

オペレーティング・システム、パッチ、ブラウザー、Web サーバー、ディレクトリー・サーバー、データベース・サーバー、アプリケーション・サーバーに関する情報など、IBM Cognos Analytics 製品でサポートされる環境の最新のリストを確認するには、IBM ソフトウェア製品の互換性レポートのページ (www.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg27047186) を参照してください。

特に明示されない限り、IBM Cognos 製品には、言及されているバージョンより後のバージョンのパッチおよびサービス・パックとの互換性があります。

Linux オペレーティング・システムは、多くのディストリビューションで提供され、さまざまなハードウェア・プラットフォームをサポートしています。これは重要なことなので注意してください。使用しているオペレーティング・システムとハードウェアの組み合わせがサポートされていることを確認してください。

Cognos 製品および仮想化環境

IBM 仮想化ポリシー (www.ibm.com/software/support/virtualization_policy.html) では、仮想化環境の IBM サポートについて説明されています。

詳しくは、サポートされるサーバー仮想化環境 (製品別) (http://pic.dhe.ibm.com/infocenter/prodguid/v1r0/clarity/vesForProduct.html) を検索してください。

IBM Cognos Dynamic Cubes のシステム要件の確認次の表を使用して、IBM Cognos Dynamic Cubes をインストールして実行するための最小限のハードウェア要件およびソフトウェア要件を確認します。ディスク・スペースなど、追加のリソースが必要になる場合があります。

ハードウェア要件

次の表に、1 台のコンピューターへのインストールに必要な、ハードウェア要件および仕様を示します。

表 1. 1 台のコンピューター・インストールのハードウェア要件

要件 仕様

RAM プロセッサー当たり 4 から 8 GB 以上

ディスク・スペース ソフトウェアをインストールするために 2.5GB 以上の空き領域、IBM Cognos コンポーネントが使用する一時ディレクトリーが配置されているドライブに 1 GB 以上の空き領域が必要。

6 IBM Cognos Dynamic Cubes バージョン 11.0.0: インストールおよび設定ガイド

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ソフトウェア要件

次の表に、1 台のコンピューターへのインストールに必要な、ソフトウェア要件および仕様を示します。

表 2. 1 台のコンピューター・インストールのソフトウェア要件

要件 仕様

オペレーティング・システム Windows

Linux

Java ランタイム環境 (JRE) ライブラリー Windows の場合、JRE はインストールで提供されています。

データベース 以下のリレーショナル・データ・ソースはサポートされています。

v IBM DB2®

v Netezza®

v Microsoft SQL Server

v NCR Teradata

v Oracle

リレーショナル・データ・ソースの場合、動的クエリー・モードで行う必要があるのは、タイプ 4 JDBC ドライバーを適切な場所にコピーすることのみです。

JDBC ドライバー・ライブラリー IBM DB2 Universal Database™ for Linux,UNIX, and Windows

JDBC ドライバー・ファイル

次の表に、一般的なデータベース・ソフトウェアの JDBC ドライバー・ファイルをリストします。

表 3. 一般的なデータベース・ソフトウェアの JDBC ドライバー・ファイル

データベース・ソフトウェア ドライバーネイティブ・システム・ライブラリー

IBM DB2 Universal Database forLinux, UNIX, and Windows

IBM DB2 Universal (タイプ4)

なし

IBM DB2 for z/OS® IBM DB2 Universal (タイプ4)

なし

Oracle Thin ドライバー なし

Microsoft SQL Server 2005 Microsoft SQL Server 2005JDBC ドライバー 1.1

なし

第 2 章 IBM Cognos Dynamic Cubes のインストール準備 7

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8 IBM Cognos Dynamic Cubes バージョン 11.0.0: インストールおよび設定ガイド

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第 3 章 IBM Cognos Dynamic Cubes のインストールおよび設定

動的キューブは、ビジネス・インテリジェンスのレポートおよび分析用のメタデータの大規模なデータ・セットに対して高速なクエリー・パフォーマンスを提供するために最適化されたデータベースです。動的キューブは、的を絞ったキャッシング(データベースに対して実行されるクエリーの頻度を減らす)、集計テーブル (基本的なファクト表より高いレベルでの集計レベルを提供)、およびマルチパス SQL (キャッシュが十分でない場合にデータベースからのデータ取得のパフォーマンスを改善)を使用する機能を実装することにより、高速のクエリー・パフォーマンスを提供します。

IBM Cognos Dynamic Cubes ソフトウェアを実行するには、IBM CognosAnalytics アプリケーション・サーバーおよび IBM Dynamic Query Analyzer がバージョン 11.0.0 で、他の Cognos Analytics アプリケーション層コンポーネントがインストールされているのと同じ場所にインストールされている必要があります。

IBM Cognos Dynamic Cubes ソフトウェアを使用するためのインストール・チェックリスト

IBM Cognos Dynamic Cubes を使用して、ディメンション・メタデータをモデル化し、Content Manager でデータ・ソースとして使用する動的キューブを作成します。ソフトウェアには、動的キューブ、集計キューブ、および仮想キューブを設計するための IBM Cognos Cube Designer が含まれます。

IBM Cognos Dynamic Cubes ソフトウェアをインストールするには、以下のタスクを実行します。

v Windows、UNIX または Linux オペレーティング・システムにおいて、IBMCognos Analytics バージョン 11.0.0 サーバー・ソフトウェアにアップグレードするか、バージョン 11.0.0 をインストールします。

v IBM Cognos Cube Designer をインストールします。

v IBM Cognos Analytics アプリケーション層コンポーネントが現在インストールされている 32 ビットまたは 64 ビットのコンピューターで、IBM CognosDynamic Query Analyzer バージョン 11.0.0 にアップグレードするか、バージョン 11.0.0 をインストールします。

v 64 ビット・バージョンの Report Server を使用可能にします。

v リレーショナル・データ・ソースに対するデータ接続を設定します。

v 「スタート」メニューまたは Framework Manager ソフトウェアから IBMCognos Cube Designer インストールをテストします。

64 ビットのインストール

アプリケーション層コンポーネントに付属のレポート・サーバー・コンポーネントは、32 ビット・バージョンと 64 ビット・バージョンの両方が提供されています。

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使用するバージョンの選択は、インストール後に IBM Cognos Configuration を使用して行います。デフォルトでは、Report Server コンポーネントは 64 ビット・コンピューターにおいても 32 ビット・モードを使用するように設定されています。 32 ビット・モードではすべてのレポートを実行できるのに対し、64 ビット・モードを使用した場合には、レポートのパフォーマンス向上のために動的クエリー・モード用に作成されたレポートのみを実行できます。

64 ビット・レポート・サーバーの構成に関する詳細は、「IBM Cognos Analytics インストールおよび設定ガイド」を参照してください。

IBM Cognos Cube Designer のインストール

手順1. インストール・プログラムを開始します。

v 製品のディスクを挿入します。

インストール・ウィザードが自動的に開かない場合は、オペレーティング・システムのディレクトリーに移動して、ca_dcubemodel_<platform>_<build>.exe ファイルをダブルクリックします。

v インストール・ファイルをダウンロードして解凍した場所に移動し、ca_dcubemodel_<platform>_<build>.exe ファイルをダブルクリックします。

2. インストール時に使用する言語を選択します。

ここで選択した言語によって、ユーザー・インターフェースの言語が決まります。サポートされている言語はすべてインストールされます。インストール後に、インストールされている任意の言語にユーザー・インターフェースを変更することも可能です。

3. 「コンポーネントの選択」ページ上のデフォルトを受け入れます。

4. インストール・ウィザードの指示に従って、必要なファイルをコンピューターにコピーします。

5. インストール・ウィザードの「終了」ページで次の手順を完了します。

a. ログ・ファイルを確認する場合には、目的のログ・ファイルの「表示」をクリックします。

b. 製品に関する最新情報を確認する場合には、IBM Cognos リリース・ノートのチェック・ボックスをオンにします。

c. 「終了」をクリックします。

64 ビット・バージョンのレポート・サーバーの使用可能化IBM Cognos Analytics を 64 ビットでインストールし、動的クエリー・モードを使用する場合は、64 ビットのレポート・サーバーを使用できます。このレポート・サーバーは、動的クエリー・モードで作成されたレポートのみをサポートし、改善されたレポート・パフォーマンスを提供しています。

64 ビットのインストール環境の場合、レポート・サーバー・コンポーネントは 32ビットと 64 ビットの両方のバージョンで提供されます。デフォルトのオプションは 32 ビットです。

10 IBM Cognos Dynamic Cubes バージョン 11.0.0: インストールおよび設定ガイド

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手順1. IBM Cognos Configuration を開始します。

2. 「エクスプローラー」パネルで、「環境」をクリックします。

3. 「Report Server の実行モード」の「値」ボックスをクリックして、「64 ビット」を選択します。

4. 「ファイル」メニューの「保存」をクリックします。

動的クエリー・モードのための、リレーショナル・データ・ソースに対する接続の設定

リレーショナル・データ・ソースの場合、動的クエリー・モードに必要なのは、タイプ 4 Java Database Connectivity (JDBC) ドライバーおよび各ドライバーに該当するライセンス・ファイルにアクセスすることだけです。 JDBC ドライバーは、ベンダーに依存しない API を提供します。この独立性により、IBM Cognos Web アプリケーションがさまざまなデータ・ソースに接続し、標準 SQL ステートメントを使用してデータを検索したり、更新したりすることが可能になります。特定のデータベースが使用するネットワーク・プロトコルは、JDBC 呼び出しを直接変換します。

レポート作成エンジンが動的クエリー・モードを使用してサポートされるリレーショナル・データベースに接続できるようにするには、まず、必要な Java DatabaseConnectivity (JDBC) ドライバー・ファイルをインストールする必要があります。次に、JDBC ドライバーの Java アーカイブ (.jar) ファイルを、アプレットを呼び出す Web ページにアクセス可能なディレクトリーにコピーします。

データ・ソース用のドライバー・ファイルをコピーした後で、ユーザーは動的キューブを作成できるようになります。詳細については、「IBM Cognos Dynamic Cubesユーザー・ガイド」の『動的キューブ・モデル』の章を参照してください。

DB2 データ・ソースに対する接続の設定動的クエリー・モードで DB2 データ・ソースに接続するためには、IBM DB2 タイプ 4 JDBC ドライバーと対応するライセンス・ファイルへのアクセスが必要です。

このタスクについて

タイプ 4 のドライバーは独立した製品であるため、DB2 ソフトウェアのインストールは必須ではありません。つまり、Content Manager をインストールしたコンピューターに DB2 クライアントをインストールする必要がありません。

タイプ 4 の JDBC 接続の場合、Universal ドライバーとそのドライバーに付属のライセンス・ファイルを IBM Cognos のインストール場所にコピーする必要があります。

手順

1. Windows オペレーティング・システムで、DB2 サービスと HTML 検索サーバーを停止します。

2. 接続に使用するデータベースの IBM DB2 インストール・ディレクトリーで、..¥SQLIB¥JAVA ディレクトリーを見つけます。

第 3 章 IBM Cognos Dynamic Cubes のインストールおよび設定 11

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3. 以下のファイルを cognos_analytics_server_install_location¥drivers ディレクトリーにコピーします。

v Universal ドライバー・ファイル db2jcc.jar

v IBM DB2 プラットフォームに基づくライセンス・ファイル

– Linux、UNIX、または Windows 上の DB2 の場合、db2jcc_license_cu.jar

– z/OS 上の DB2 の場合、db2jcc_license_cisuz.jar

4. Windows の場合は、DB2 サービスと HTML 検索サーバーを再起動します。

5. IBM Cognos サービスを停止してから再開します。

次のタスク

データ・ソース用のドライバー・ファイルをコピーした後で、ユーザーは動的キューブを作成できるようになります。詳細については、「IBM Cognos Dynamic Cubesユーザー・ガイド」の『動的キューブ・モデル』の章を参照してください。

Oracle データ・ソースに対する接続の設定IBM Cognos 動的クエリー・モードでは、Oracle データ・ソースに接続するために、同じ Oracle JDBC ドライバーを使用してタイプ 2 Oracle JDBC 接続またはタイプ 4 Oracle JDBC 接続のいずれかを実行できます。

このタスクについて

Oracle JDBC ドライバーのタイプは、IBM Cognos Analytics インストールで使用される Java のバージョンに応じて決まります。

重要: 動的クエリー・モードを使用してタイプ 2 Oracle JDBC 接続を実行している場合、Oracle ネイティブ・ライブラリーをインストールする必要があります。

手順

1. Oracle クライアントがインストールされているコンピューターで、ORACLE_HOME/jdbc/lib ディレクトリーに移動します。

2. ご使用の Java のバージョンに応じて、以下の JDBC ドライバー・ファイルを見つけて、cognos_analytics_server_install_location¥drivers ディレクトリーにコピーします。

表 4. Java のバージョンに基づく Oracle JDBC ドライバー・ファイル

Java のバージョン JDBC ドライバー・ファイル名

1.5 ojdbc5.jar

1.6 ojdbc6.jar

3. ご使用のオペレーティング・システムに応じて、以下の必須の環境変数を設定します。

12 IBM Cognos Dynamic Cubes バージョン 11.0.0: インストールおよび設定ガイド

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表 5. Oracle データベースの環境変数

プラットフォーム Oracle 環境変数 値

Linux LD_LIBRARY_PATH Oracle クライアント ociJDBCXX ライブラリーのインストール・ディレクトリー。

ここで、XX は Oracle のバージョンになります。

MicrosoftWindows

PATH Oracle クライアント ociJDBCXX ライブラリーのインストール・ディレクトリー。

ここで、XX は Oracle のバージョンになります。

4. cognos_analytics_server_install_location¥v5dataserver¥

databaseDriverLocations.properties.sample ファイルを見つけて、databaseDriverLocations.properties に名前変更します。

5. テキスト・エディターで、名前変更した databaseDriverLocations.propertiesファイルを開きます。

6. databaseJNIPath プロパティーを ociJDBCxx ライブラリーが入っているディレクトリーに設定します。ここで、xx は Oracle のバージョンになります。

7. 変更内容を保存して、ファイルを閉じます。

8. 変更内容を有効にするには、IBM Cognos サービスを停止してから再開します。

次のタスク

データ・ソース用のドライバー・ファイルをコピーした後で、ユーザーは動的キューブを作成できるようになります。詳細については、「IBM Cognos Dynamic Cubesユーザー・ガイド」の『動的キューブ・モデル』の章を参照してください。

Netezza データ・ソースに対する接続の設定IBM Cognos 動的クエリー・モードでは、タイプ 4 の JDBC ドライバーを使用して Netezza データベースに接続します。 Netezza JDBC ドライバー・ファイルを、ファイル・システムの該当するディレクトリーにコピーする必要があります。

手順

1. Netezza クライアントのインストール・ディレクトリーで、nzjdbc.jar ファイルを見つけて、cognos_analytics_server_install_location¥drivers ディレクトリーにコピーします。

2. 変更内容を有効にするには、IBM Cognos サービスを停止してから再開します。

次のタスク

データ・ソース用のドライバー・ファイルをコピーした後で、ユーザーは動的キューブを作成できるようになります。詳細については、「IBM Cognos Dynamic Cubesユーザー・ガイド」の『動的キューブ・モデル』の章を参照してください。

第 3 章 IBM Cognos Dynamic Cubes のインストールおよび設定 13

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NCR Teradata データ・ソースに対する接続の設定IBM Cognos 動的クエリー・モードでは、 NCR Teradata 用のタイプ 4 JDBC ドライバーおよびその必須設定ファイルを使用して NCR Teradata データ・ソースに接続します。

手順

1. 接続に使用するデータベースの NCR Teradata インストール・ディレクトリーで、terajdbc4.jar ファイルと tdgssconfig.jar ファイルを見つけてコピーします。

2. ステップ 1 でコピーしたファイルをcognos_analytics_server_install_location¥drivers ディレクトリーに貼り付けます。

3. 変更内容を有効にするには、IBM Cognos サービスを停止してから再開します。

次のタスク

データ・ソース用のドライバー・ファイルをコピーした後で、ユーザーは動的キューブを作成できるようになります。詳細については、「IBM Cognos Dynamic Cubesユーザー・ガイド」の『動的キューブ・モデル』の章を参照してください。

Microsoft SQL Server データ・ソースに対する接続の設定動的クエリー・モードで Microsoft SQL Server データ・ソースに接続するには、アプレットを呼び出す Web ページにアクセス可能なディレクトリーに、JDBC ドライバーの該当する Java アーカイブ (.jar) ファイルをコピーする必要があります。データ・ソースのセキュリティー戦略に応じたファイルをコピーします。

始める前に

Microsoft JDBC Driver for SQL Server を使用して SQL Server データベースのデータにアクセスするには、コンピューターに以下のコンポーネントをインストールしておく必要があります。

v Microsoft JDBC Driver for SQL Server

v Java ランタイム環境

このタスクについて

ファイル要件は、データ・ソースのセキュリティー戦略に応じて異なります。保存されたサインオン情報を渡す非統合セキュリティー接続の場合、動的クエリー・モードでは Microsoft タイプ 4 JDBC ドライバーのみへのアクセスが必要です。データ・ソースへの接続にサービス資格情報を使用する統合セキュリティー接続の場合、動的クエリー・モードでは Microsoft タイプ 4 JDBC ドライバーと、それに関連する 32 ビットまたは 64 ビットの認証ダイナミック・リンク・ライブラリー(DLL) の両方にアクセスする必要があります。以下の表では、IBM CognosAnalytics データ・ソースの認証タイプと、正常な接続を確立するために必要なファイルをリストしています。

14 IBM Cognos Dynamic Cubes バージョン 11.0.0: インストールおよび設定ガイド

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表 6. Microsoft SQL Server JDBC ドライバー・ファイル

IBM Cognos 認証タイプ JDBC ドライバー・ファイル名

認証なし sqljdbc4.jar

IBM Cognos ソフトウェア・サービス資格情報

sqljdbc4.jar

sqljdbc_auth.dll

外部ネームスペース sqljdbc4.jar

sqljdbc_auth.dll

この接続のサインオン sqljdbc4.jar

以下の手順に従って、Windows オペレーティング・システムにインストールされたIBM Cognos Analytics で使用するための Microsoft SQL Server 統合セキュリティー接続を設定します。

手順

1. Microsoft SQL Server JDBC ドライバーを Microsoft Web サイトからダウンロードしてインストールします。

2. Microsoft SQL Server JDBC ドライバーのインストール・ディレクトリーで、sqljdbc4.jar ファイルを見つけて、cognos_analytics_server_install_location¥drivers ディレクトリーにコピーします。

3. Microsoft SQL Server JDBC ドライバーのインストール・ディレクトリーで、32 ビットまたは 64 ビット・バージョンの sqljdbc_auth.dll を見つけて、cognos_analytics_server_install_location¥bin (または bin64) ディレクトリーにコピーします。

4. 変更内容を有効にするには、IBM Cognos サービスを停止してから再開します。

次のタスク

データ・ソース用のドライバー・ファイルをコピーした後で、ユーザーは動的キューブを作成できるようになります。詳細については、「IBM Cognos Dynamic Cubesユーザー・ガイド」の『動的キューブ・モデル』の章を参照してください。

SSL のための Cube Designer の構成このトピックでは、Secure Sockets Layer (SSL) が有効にされた Cognos Analyticsゲートウェイにアクセスするための IBM Cognos Analytics Cube Designer の構成で必要な手順について説明します。

IBM Cognos Analytics Cube Designer は、IBM Cognos Analytics ディスパッチャー URI (外部アプリケーションの場合) および IBM Cognos Analytics ゲートウェイ URI と通信します。Cognos Analytics ゲートウェイと Cognos Analytics ディスパッチャーをホストする Web サーバーが SSL 暗号化プロトコル用に構成されている場合、両方の通信パスで SSL 暗号化プロトコルを使用できます。CognosAnalytics ゲートウェイ URI と Cognos Analytics ディスパッチャー URI の両方を、Cube Designer インストールの IBM Cognos Configuration で指定します。

第 3 章 IBM Cognos Dynamic Cubes のインストールおよび設定 15

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このタスクについて

Cube Designer を開始すると、Cube Designer は、cam_passport として知られる情報の形式で Framework Manager (Cube Designer は Framework Manager から起動できます) から渡すことができる Cognos Analytics への既に認証されているセッションを探します。そのようなセッションが見つからない場合は、CubeDesigner は構成済みの Cognos Analytics ゲートウェイ URI と通信して、CognosAnalytics での認証プロセスをトリガーします。

認証されたセッションが確立されるか、またはその前に存在していたセッションが検証されると、Cube Designer は IBM Cognos Analytics の Relational Metadataサービスと通信します。要求は、Cognos Configuration の「外部アプリケーション用ディスパッチャー URI」プロパティーで構成されている URI に送信されます。

Cube Designer と Cognos Analytics ディスパッチャー URI との間の SSL 通信は、構成中に IBM Cognos Analytics によって生成された証明書を使用します。SSL 通信のサポートを許可するために Cube Designer に適用される他の手順はありません。

ただし、構成済みの Cognos Analytics ゲートウェイ URI との通信に同じものは適用されません。同様の通信パスを使用するその他のクライアント (FrameworkManager など) と同じように、Cube Designer はクライアントとして CognosAnalytics ゲートウェイに接続するために組み込みブラウザー・コンポーネントを採用します。これは、認証を実装するためにリダイレクトおよび他の HTTP プロトコル・ベースの技法を採用するセキュリティー・ソリューションによって CognosAnalytics ゲートウェイを保護できるため、重要です。また、このゲートウェイがCognos Analytics へのシングル・サインオン (SSO) ソリューションの一部を形成できるという点でも重要です。

Cognos Analytics ゲートウェイへの SSL 通信をサポートするために、組み込みブラウザー・コンポーネントは、Cognos Analytics ゲートウェイと通信する際に、Web サーバーによって提示されるサーバー証明書への信頼を確立する必要があります。Cube Designer は、XULRunner と呼ばれる Mozilla Organization によって提供されるコンポーネントを使用します。このコンポーネントは、同じコンポーネントを中心に構成される組み込み Mozilla ブラウザー (Firefox など) です。SSLが有効にされたサーバーとの通信をサポートするために、サーバー証明書は信頼できる (トラストストアで使用可能な適切な CA 証明書が含まれている) 必要があります。

Mozilla XULRunner コンポーネントは、同じコンピューターにインストールされる他の Mozilla ベースのブラウザーと鍵ストアを共有しません。その代わりに、XULRunner は独自のプロファイルを使用します。プロファイルは、そのコンピューターの Mozilla ベース・ブラウザーのユーザーごとに存在し、ローカル・コンピューターの専用フォルダーに格納されます。フォルダーの名前は、基盤となるオペレーティング・システムによって指定される基本パスと、アプリケーションが指定する 2 つのサブフォルダー名で構成されます。1 つのフォルダーには組織の名前(「Mozilla」など) が付けられ、もう 1 つのフォルダーには実際のアプリケーションの名前 (「Firefox」など) が付けられます。

16 IBM Cognos Dynamic Cubes バージョン 11.0.0: インストールおよび設定ガイド

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プロファイル・フォルダーには、cert8.db、key3.db、および secmod.db の 3 ファイルで構成される Netscape Security Services (NSS) 形式の鍵ストア (Netscape では証明書データベースと呼ばれる) が存在します。

この鍵ストアには、SSL 通信で使用されるすべての証明書が含まれます。サーバー証明書への信頼を確立するには、適切な CA 証明書をこの鍵ストアにインポートする必要があります。NSS では鍵ストアのプロプラエタリー形式の管理が使用されるため、NSS で提供されている、certutil という名前の証明書データベース・ツールを使用する必要があります (https://developer.mozilla.org/en/docs/NSS/tools/NSS_Tools_certutil)。(Microsoft にも certutil という名前のツールがありますが、これは NSS 鍵ストアで機能しないことに注意してください。)

手順1. IBM Cognos Configuration の「ゲートウェイ URI」プロパティーによって参

照されるエンドポイントが使用するサーバー証明書に直接的または間接的に署名した CA 証明書を取得します。

これは通常、Cognos Analytics ゲートウェイをホストする Web サーバーのサーバー証明書に署名した CA 証明書ですが、中間 CA 証明書を含む証明書チェーンである可能性もあります。「ゲートウェイ URI」プロパティーがロード・バランサーまたはリバース・プロキシーを参照する場合は、それらの適切な署名証明書が必要になります。

証明書の形式は PEM または DER でなければなりません。

2. NSS certutil ツールを取得します。

Mozilla によって提供されている最近の certutil ツールにはバイナリー・バージョンがありません。そのため、ソース・コードからバイナリー形式を作成するか、バイナリーのある古いバージョンを使用するか、または誰かがバイナリーを提供していないかインターネットを検索する必要があります。LDAP の IBMCognos Analytics 認証プロバイダーは、SSL 暗号化を処理するために NSS ツールキットを利用しています。ここでも、NSS 鍵データベースの管理に関する同じ要件が適用されます。NSS ツールキットを取得する方法のヒントについては、http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg21344083 にあるIBM 技術情報を参照してください。

注: 多くの Linux 配布版には、certutil のバイナリー・バージョンが含まれています。証明書データベースはプラットフォーム・アグノスティックであるため、どのプラットフォームで証明書データベースを作成するかは重要ではありません。そのため、Linux ワークステーションまたはサーバーへのアクセスがある場合、その Linux 環境を使用してデータベースを作成および管理し、さらに、データベースを構成する前述の 3 ファイルを作業環境にコピーできます。

3. XULRunner プロファイル・ディレクトリーを見つけます。Cube Designerは、プロファイル・パスでアプリケーション固有のサブフォルダー名に Mozillaおよび eclipse を使用します。Mozilla プロファイル・フォルダーを見つける方法については、https://support.mozilla.org/en-US/kb/profiles-where-firefox-stores-user-data を参照してください。例えば、Windows 2008 の場合、フォルダーは通常、C:¥Users¥<ログイン Windows ユーザー>¥AppData¥Roaming¥Mozilla¥eclipse です。

第 3 章 IBM Cognos Dynamic Cubes のインストールおよび設定 17

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注: Cube Designer XULRunner のプロファイル・パスは、Mozilla ライブラリーを使用する同じコンピューター上の Eclipse フレームワークの他のインストールと衝突する可能性があります。新しい鍵データベースを作成する前に、プロファイル・ディレクトリーが既に存在していないかを確認します。既に存在していて、Eclipse を再構成できる場合、元のファイルのバックアップを取り、Eclipse を再構成して、鍵データベースを共有しないようにします。

4. certutil ツールで以下のコマンドを使用して、CA 証明書を証明書データベースに追加します。

certutil -A -n <alias>-d <profile_directory>-i <ca.cer>-t C,C,C

ここで、<profile_directory> はプロファイル・ディレクトリーです。また、<alias> は証明書データベースで証明書を識別するための簡単な任意のラベルです。

このコマンドは、<ca.cer> によって指定されるファイルに含まれる CA 証明書をデータベースに追加し、サーバー証明書の信頼を検証するために使用することを許可します。

5. Cube Designer を再始動し、Cognos Analytics ゲートウェイへのアクセスが機能することを確認します。

IBM Cognos Cube Designer のインストールのテストIBM Cognos Cube Designer のインストールは、そのショートカットが「スタート」メニューに表示され、Framework Manager からアクセス可能であることを確認することでテストできます (Framework Manager がインストールされている場合)。

手順1. 「スタート」メニューからインストールをテストするには、Windows の「スタ

ート」メニューから、「プログラム」 > 「IBM Cognos Cube Designer」 >「IBM Cognos Cube Designer」の順にクリックします。

2. Framework Manager からインストールをテストするには、以下を実行します。

a. Framework Manager ソフトウェアを起動します。

b. 「ようこそ」ページから、プロジェクトを開くか、プロジェクトを作成することを選択します。

v 既存のプロジェクトを開くには、「プロジェクトを開く」をクリックし、参照してプロジェクト・フォルダーを見つけ、.cpf ファイルを選択し、そして「開く」をクリックします。

v プロジェクトを作成するには、「新規プロジェクトの作成」をクリックします。

c. 「ツール」メニューから、「IBM Cognos Cube Designer を実行」をクリックします。

18 IBM Cognos Dynamic Cubes バージョン 11.0.0: インストールおよび設定ガイド

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タスクの結果

単純なキューブ (1 ディメンション、1 階層、および 1 数値データ) をモデリングし、それをデータ・ソースに発行し、さらにそれをサーバーに配布することにより、IBM Cognos Analytics アプリケーション・サーバーを使用して DynamicCubes をテストできます。詳しくは、「IBM Cognos Dynamic Cubes ユーザー・ガイド」を参照してください。

第 3 章 IBM Cognos Dynamic Cubes のインストールおよび設定 19

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20 IBM Cognos Dynamic Cubes バージョン 11.0.0: インストールおよび設定ガイド

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第 4 章 IBM Cognos Cube Designer のアンインストール

アンインストール・ウィザードを使用して、IBM Cognos Cube Designer ソフトウェアを削除します。

このタスクについて

Microsoft Windows オペレーティング・システムの設定ファイルやデータ・ファイルのバックアップを取る必要はありません。これらのファイルは、アンインストールを行っても削除されることはありません。

手順1. 「スタート」メニューから、「プログラム」、「IBM Cognos Cube

Designer」、「IBM Cognos Cube Designer のアンインストール (UninstallIBM Cognos Cube Designer)」をクリックします。

2. アンインストール・ウィザードで、インストールの言語を選択します。

3. プロンプトに従いながら、アンインストールを完了します。"cognos_uninst_log.htm"ファイルには、ファイルのアンインストール時にアンインストール・ウィザードで実行された処理状況が記録されます。

ヒント: ログ・ファイルは、Temp ディレクトリーにあります。

タスクの結果

アンインストールを行っても、設定ファイルやユーザー・データ・ファイルなど、インストール後に変更されたファイルは削除されません。インストール場所もコンピューターに残り、これらのファイルは手動で削除するまで維持されます。

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22 IBM Cognos Dynamic Cubes バージョン 11.0.0: インストールおよび設定ガイド

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第 5 章 Dynamic Query Analyzer のインストールおよび設定

インストール・ウィザードから Dynamic Query Analyzer をインストールします。製品をインストールしたら、IBM Cognos Configuration を使用して製品を設定します。

サポートされている環境製品が正常に動作するように、オペレーティング・システムのパッチには、必要なものをすべて適用し、サード・パーティーのソフトウェアについてはサポートされているバージョンのみを使用してください。

オペレーティング・システム、パッチ、ブラウザー、Web サーバー、ディレクトリー・サーバー、データベース・サーバー、アプリケーション・サーバーに関する情報など、IBM Cognos Analytics 製品でサポートされる環境の最新のリストを確認するには、IBM ソフトウェア製品の互換性レポートのページ (www.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg27047186) を参照してください。

特に明示されない限り、IBM Cognos 製品には、言及されているバージョンより後のバージョンのパッチまたはサービス・パックとの互換性があります。

Linux オペレーティング・システムは、多くのディストリビューションで提供され、さまざまなハードウェア・プラットフォームをサポートしています。これは重要なことなので注意してください。使用しているオペレーティング・システムとハードウェアの組み合わせがサポートされていることを確認してください。

Cognos 製品および仮想化環境

IBM 仮想化ポリシー (www.ibm.com/software/support/virtualization_policy.html) では、仮想化環境の IBM サポートについて説明されています。

詳しくは、サポートされるサーバー仮想化環境 (製品別) (pic.dhe.ibm.com/infocenter/prodguid/v1r0/clarity/vesForProduct.html) を検索してください。

Dynamic Query Analyzer のインストール以下の手順で Dynamic Query Analyzer をインストールします。

手順1. ディスクを挿入するか、インストール・ファイルをダウンロードして解凍した場

所へ移動します。

2. ディスクまたはダウンロード場所にある、オペレーティング・システムのディレクトリーに移動します。 例えば、winx64h ディレクトリーに移動します。

v Microsoft Windows オペレーティング・システムの場合は、ca_dqa_<platform>_<build>.exe ファイルをダブルクリックします。

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v Linux オペレーティング・システムの場合は、./ca_dqa_<platform>_<build>

と入力します。

3. インストール・ウィザードの指示に従います。

Dynamic Query Analyzer の設定IBM Cognos Configuration を使用して、Dynamic Query Analyzer を設定します。Linux オペレーティング・システムを使用している場合、IBM CognosConfiguration を開始する前に JAVA_HOME 環境変数が設定されていることを確認する必要があります。

Linux オペレーティング・システムでの Java 環境の更新Linux オペレーティング・システムの場合、IBM Cognos Configuration を開始する前に JAVA_HOME 環境変数が設定されていることを確認します。

手順1. IBM Software Compatibility report ページ (www.ibm.com/support/

docview.wss?uid=swg27042164) へ移動します。

2. 少なくとも指定された Java バージョンを所有していることを確認します。

3. インストールされている Java のバージョンに JAVA_HOME 環境変数を設定します。

ログ・ファイルにアクセスする仮想ディレクトリーの作成IBM Cognos Analytics サーバーをインストールしたのと同じコンピューターにDynamic Query Analyzer をインストールしない場合、仮想ディレクトリー (別名)を作成して、Dynamic Query Analyzer がクエリー・ログ・ファイルとワークフロー・ログ・ファイルを読み取れるようにすることができます。

Aggregate Advisor を実行する目的でのみ Dynamic Query Analyzer を使用している場合、仮想ディレクトリーを作成する必要はありません。

手順

IBM Cognos Analytics サーバーの<cognos_analytics_server_installation_location>/logs/XQE の場所を参照する「DQLogs」という名前の仮想ディレクトリーを作成します。

v Apache Web Server または IBM HTTP Server の場合、ディレクトリー定義は以下の例のようになります。

Alias /DQLogs "<cognos_analytics_server_installation_location>/logs/XQE"

<Directory "<cognos_analytics_server_installation_location>/logs/XQE">Order allow,denyAllow from allOptions +Indexes

</Directory>

v Microsoft Internet Information Services (IIS) の場合、仮想ディレクトリーのプロパティーの「ダブル・エスケープを許可」オプションを有効にする必要があります。

24 IBM Cognos Dynamic Cubes バージョン 11.0.0: インストールおよび設定ガイド

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– 「Internet Information Services (IIS) マネージャー」コンソールで、仮想ディレクトリーを作成します。

– 仮想ディレクトリーを選択し、「ディレクトリー参照」をダブルクリックします。

– 「有効」をクリックします。

– 仮想ディレクトリーを選択し、「要求のフィルタリング」をダブルクリックします。

– 「機能設定の編集」をクリックします。

– 「ダブル・エスケープを許可」を有効にし、「OK」をクリックします。

IBM Cognos Configuration の起動IBM Cognos Configuration を使用して、Dynamic Query Analyzer を設定します。

始める前に

Linux オペレーティング・システムの場合、IBM Cognos Configuration を起動する前に Java 環境が更新されていることを確認してください。

手順

次のいずれかのステップを実行します。

v Microsoft Windows オペレーティング・システムの場合、「スタート」メニューから、「プログラム」 > 「IBM Cognos Dynamic Query Analyzer」 >「IBM Cognos Configuration」をクリックします。

Windows Vista、Windows 7、または Windows 2008 コンピューターを使用している場合に、製品を Program Files (x86) ディレクトリーにインストールしたときは、IBM Cognos Configuration を Administrator として始動してください。

v Linux オペレーティング・システムの場合は、<installation_location>/bin64

ディレクトリーへ移動し、以下のコマンドを入力します。

./cogconfig.sh

IBM Cognos Configuration が開かない場合、DISPLAY 環境変数が設定されていることを確認してください。

JAVA.Lang.unsatisfied link というメッセージが表示される場合、サポートされている Java のバージョンを使用していることを確認してください。

Java.lang.unsupportedClassVersionError メッセージが表示された場合は、64ビット・バージョンの Java を使用していることを確認します。

IBM Cognos Analytics サーバーへの接続Dynamic Query Analyzer を設定する場合は、IBM Cognos Analytics ゲートウェイの場所、および分析対象のレポートが配置されているサーバーのディスパッチャーの場所を指定する必要があります。

第 5 章 Dynamic Query Analyzer のインストールおよび設定 25

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手順1. IBM Cognos Configuration の「エクスプローラー」ウィンドウで、「環境」を

クリックします。

2. IBM Cognos Analytics サーバー用に「ゲートウェイ URI」および「外部アプリケーション用ディスパッチャー URI」の値を入力します。

3. 「ファイル」 > 「保存」をクリックします。

4. IBM Cognos Configuration を閉じます。

別のバージョンのデータの表示Dynamic Query Analyzer は、DQA.ini ファイルで定義されているワークスペースからの結果を表示します。ワークスペースは、DQA.ini ファイルを編集することによって変更できます。

例えば、2 つのバージョンの Dynamic Query Analyzer がある場合、各バージョンは独自のワークスペースを参照します。別のバージョンの結果を表示する場合、DQA.ini ファイルを編集して、もう 1 つのバージョンのワークスペースを参照することができます。

重要: Dynamic Query Analyzer は、一度に 1 つのワークスペースの結果を表示することができます。それらの結果を表示する場合は、-data パスが元の場所に変更されていることを確認します。

手順1. 新しいバージョンの Dynamic Query Analyzer をインストールした

installation_location/dqa/os-version/eclipse/workspace ディレクトリーへ移動します。

2. DQA.ini をテキスト・エディターで開きます。

3. 以前のバージョンの Dynamic Query Analyzer のワークスペースを指すように、-data パスを編集します。

4. ファイルを保存して閉じます。

Dynamic Query Analyzer の起動Dynamic Query Analyzer を起動する前に、構成設定が保存されていることと、IBM Cognos サーバーが実行中であることを確認します。

手順1. 次のいずれかのステップを実行します。

v Microsoft Windows オペレーティング・システムの場合、「スタート」メニューから、「プログラム」 > 「IBM Cognos Dynamic Query Analyzer」> 「IBM Cognos Dynamic Query Analyzer」の順にクリックします。

v Linux オペレーティング・システムの場合は、<installation_location>/

bin64 ディレクトリーへ移動し、以下のコマンドを入力します。

./dqa.sh

2. クエリー・ログ・ファイルを分析するために Dynamic Query Analyzer を使用している場合は、以下のステップを実行します。

26 IBM Cognos Dynamic Cubes バージョン 11.0.0: インストールおよび設定ガイド

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a. 「ウィンドウ」 > 「設定」 > 「ログ」をクリックします。

b. 「ログ・ディレクトリーの URL」ボックスに、 24 ページの『ログ・ファイルにアクセスする仮想ディレクトリーの作成』で作成した仮想ディレクトリーへのパスを入力します。

c. 「ログ・ディレクトリーの URL」リンクがセキュリティー保護されている場合、「名前」ボックスに必要なユーザー名を、「パスワード」ボックスにパスワードを入力します。

3. Dynamic Query Analyzer の設定をテストします。

a. Dynamic Query Analyzer で、「ウィンドウ」>「ビューの表示」をクリックします。

b. 「ビューの表示」ダイアログ・ボックスで、「ナビゲーション」 >「Content Store」をクリックしてから「OK」をクリックします。

設定が正しければ、「Content Store」ウィンドウに、指定したサーバーのIBM Cognos コンテンツが表示されます。

第 5 章 Dynamic Query Analyzer のインストールおよび設定 27

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28 IBM Cognos Dynamic Cubes バージョン 11.0.0: インストールおよび設定ガイド

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第 6 章 IBM Cognos Dynamic Cubes のサンプルのセットアップ

サンプル・データを使用して、動的キューブをモデル化および設計する方法、およびレポート作成環境でデータを使用する方法を学ぶことができます。

IBM Cognos Dynamic Cubes サンプルは、 model.fmd サンプルのデータベース・モデルに基づいています。このモデルは、他の IBM Cognos 製品で使用するサンプル・データが格納されている GOSALESDW データベースを参照します。MicrosoftSQL Server では、動的キューブは GOSALESDW データベースを使用します。IBM DB2 および Oracle では、動的キューブはデータベースの単一のスキーマを使用します。

サンプル・モデルは IBM Cognos Analytics Community から入手可能です。

IBM Cognos Dynamic Cubes のサンプルをセットアップするには、以下の作業を実行します。

v サンプル・モデルを IBM Cognos Analytics Community (www.ibm.com/communities/analytics/cognos-analytics) からダウンロードします。

サンプル動的キューブの配布IBM Cognos Studio/Authoring ツールのサンプル動的キューブを使用する場合、IBM Cognos Cube Designer を使用して、サンプルの動的キューブを配布し、データ・ソースとして使用します。サンプル動的キューブは、gosldw_sales、gosldw_target、および gosldw_sales_and_target です。

始める前に

サンプル動的キューブを配布する前に、great_outdoors_warehouse データ・ソース接続がセットアップされている必要があります。

匿名アクセスが使用不可になっている場合、キューブを発行するためのアカウントと関連した資格情報を使用する必要があります。IBM Cognos Portal の「設定」ダイアログで「個人用」タブに移動し、資格情報を作成してから、作業を続行します。

このタスクについて

サンプル・レポートを使用するためにパッケージを発行する必要はありません。パッケージはサンプル配布に含まれています。

手順1. 「スタート」メニューから、「プログラム」 > 「IBM Cognos Cube

Designer」 > 「IBM Cognos Cube Designer」の順にクリックします。

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ヒント: IBM Cognos Framework Manager から IBM Cognos Cube Designerを開始することもできます。「ツール」メニューから、「IBM Cognos CubeDesigner を実行」を選択します。

2. 配布および発行する動的キューブを含むプロジェクトを開きます。

a. ツールバーから「開く」

をクリックします。

b. サンプル・モデルのダウンロード場所にナビゲートして、model.fmd を開きます

3. 「プロジェクト・エクスプローラー」ツリーで、プロジェクトおよびモデルを展開します。

注: IBM Cognos Analytics サーバーにログオンするようプロンプトが出される場合があります。

4. 「gosldw_sales」動的キューブを右クリックし、「発行」を選択します。

5. 動的キューブを配布し、キューブをデータ・ソースとして構成するには、「発行」ウィンドウで「追加オプション」を展開し、「デフォルト・ディスパッチャーに動的キューブを追加」チェック・ボックスをオンにします。

6. 動的キューブを開始するには、「動的キューブを開始」チェック・ボックスをオンにします。

7. 匿名アクセスが使用不可になっている場合、「アカウントとサインオンをキューブ・データソースに関連付ける」チェック・ボックスが選択されていることを確認します。匿名アクセスの場合は、このチェック・ボックスをクリアしてください。

8. キューブ gosldw_target のステップ 4 から 7 までを繰り返し、最後に 仮想キューブ gosldw_sales_and_target のステップを実行します。

9. 「OK」をクリックします。

タスクの結果

配布および発行の処理が成功すると、エラーは報告されません。キューブが正常に開始されたことを確認するメッセージが表示されます。これで、サンプル・パッケージを使用して動的キューブのデータ・ソースに依存するレポートを作成できるようになりました。また、「チーム・コンテンツ」にあるサンプル・レポートを実行することもできます。

30 IBM Cognos Dynamic Cubes バージョン 11.0.0: インストールおよび設定ガイド

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付録. ユーザー補助機能

ユーザー補助機能は、動作が制限されている方、視力の限られた方など、身体に障害を持つ方々に IT 製品をご使用いただけるように支援する機能です。

IBM のユーザー補助への取り組みについて詳しくは、 IBM アクセシビリティー・センター (http://www.ibm.com/able) を参照してください。

インストール・ウィザードのショートカット・キーショートカット・キーを使用すると、簡単に素早くソフトウェアにナビゲートして使用できます。

インストール・ウィザードでは、アプリケーション固有のキーに加えて、標準のMicrosoft Windows オペレーティング・システム・ナビゲーション・キーを採用しています。

注: 次のショートカット・キーは、米国の標準キーボードに基づいています。

次の表に、Windows オペレーティング・システム上でインストール・ウィザードの主な作業の一部を実行する際に使用できるショートカット・キーを示します。

表 7. Windows オペレーティング・システムでのキーボード・ショートカットのリスト

実行する作業 ショートカット・キー

ページの次のフィールドに移動する Tab

ページの前のフィールドに戻る Shift + Tab

インストール・ウィザードを終了する Alt+F4

次の設定手順に移動する Alt + N

前の設定手順に戻る Alt + B

リストの次の選択肢に移動する ↓

リストの前の選択肢に移動する ↑

次の表に、UNIX または Linux オペレーティング・システム上でインストール・ウィザードの主な作業の一部を実行する際に使用できるショートカット・キーを示します。

表 8. UNIX または Linux オペレーティング・システムでのキーボード・ショートカットのリスト

実行する作業 ショートカット・キー

ページの次のフィールドに移動する Tab

ページの前のフィールドに戻る Shift + Tab

インストール・ウィザードを終了する Alt+F4

リストの次の選択肢に移動する ↓

リストの前の選択肢に移動する ↑

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次の表に、インストール・ウィザードの「使用許諾契約」ページで主な作業の一部を実行する際に使用できるショートカット・キーを示します。

表 9. 「使用許諾契約」ページでのキーボード・ショートカットのリスト

実行する作業 ショートカット・キー

使用許諾契約に同意する Alt + A

使用許諾契約に同意しない Alt + D

インストール・ウィザードを終了する Alt + x

次の表に、Windows オペレーティング・システム上で IBM CognosConfiguration のメインタスクの一部を実行する際に使用できるキーボード・ショートカットを示します。

表 10. Windows オペレーティング・システム上の IBM Cognos Configuration のキーボード・ショートカットのリスト

実行する作業 ショートカット・キー

現行の構成を保存する Crtl+S

IBM Cognos Configuration を閉じる Alt+F4

選択した項目を名前変更する F2

「ファイル」メニューを表示する Alt+F

「編集」メニューを表示する Alt+E

「表示」メニューを表示する Alt+V

「操作」メニューを表示する Alt+A

「ヘルプ」メニューを表示する Alt+H

次の表に、UNIX または Linux オペレーティング・システム上で IBM CognosConfiguration のメインタスクの一部を実行する際に使用できるキーボード・ショートカットを示します。

表 11. UNIX または Linux オペレーティング・システム上の IBM Cognos Configuration のキーボード・ショートカットのリスト

実行する作業 ショートカット・キー

現行の構成を保存する Crtl+S

IBM Cognos Configuration を閉じる Alt+F4

選択した項目を名前変更する F2

32 IBM Cognos Dynamic Cubes バージョン 11.0.0: インストールおよび設定ガイド

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特記事項

本書は IBM が世界各国で提供する製品およびサービスについて作成したものです。

この資料は IBM から他の言語で入手できる場合があります。ただし、これを入手するには、本製品または当該言語版製品を所有している必要がある場合があります。

本書に記載の製品、サービス、または機能が日本においては提供されていない場合があります。日本で利用可能な製品、サービス、および機能については、日本 IBMの営業担当員にお尋ねください。本書で IBM 製品、プログラム、またはサービスに言及していても、その IBM 製品、プログラム、またはサービスのみが使用可能であることを意味するものではありません。これらに代えて、IBM の知的所有権を侵害することのない、機能的に同等の製品、プログラム、またはサービスを使用することができます。ただし、IBM 以外の製品とプログラムの操作またはサービスの評価および検証は、お客様の責任で行っていただきます。本書には、お客様が購入されたプログラムまたはライセンス資格に含まれない製品、サービス、または機能に関する説明が含まれる場合があります。

IBM は、本書に記載されている内容に関して特許権 (特許出願中のものを含む) を保有している場合があります。本書の提供は、お客様にこれらの特許権について実施権を許諾することを意味するものではありません。実施権についてのお問い合わせは、書面にて下記宛先にお送りください。

〒103-8510東京都中央区日本橋箱崎町19番21号日本アイ・ビー・エム株式会社法務・知的財産知的財産権ライセンス渉外

以下の保証は、国または地域の法律に沿わない場合は、適用されません。 IBM およびその直接または間接の子会社は、本書を特定物として現存するままの状態で提供し、商品性の保証、特定目的適合性の保証および法律上の瑕疵担保責任を含むすべての明示もしくは黙示の保証責任を負わないものとします。国または地域によっては、法律の強行規定により、保証責任の制限が禁じられる場合、強行規定の制限を受けるものとします。

この情報には、技術的に不適切な記述や誤植を含む場合があります。本書は定期的に見直され、必要な変更は本書の次版に組み込まれます。 IBM は予告なしに、随時、この文書に記載されている製品またはプログラムに対して、改良または変更を行うことがあります。

本書において IBM 以外の Web サイトに言及している場合がありますが、便宜のため記載しただけであり、決してそれらの Web サイトを推奨するものではありません。それらの Web サイトにある資料は、この IBM 製品の資料の一部ではありません。それらの Web サイトは、お客様の責任でご使用ください。

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IBM は、お客様が提供するいかなる情報も、お客様に対してなんら義務も負うことのない、自ら適切と信ずる方法で、使用もしくは配布することができるものとします。

本プログラムのライセンス保持者で、(i) 独自に作成したプログラムとその他のプログラム (本プログラムを含む) との間での情報交換、および (ii) 交換された情報の相互利用を可能にすることを目的として、本プログラムに関する情報を必要とする方は、下記に連絡してください。

IBM Software GroupAttention: Licensing3755 Riverside Dr.Ottawa, ONK1V 1B7Canada

本プログラムに関する上記の情報は、適切な使用条件の下で使用することができますが、有償の場合もあります。

本書で説明されているライセンス・プログラムまたはその他のライセンス資料は、IBM 所定のプログラム契約の契約条項、IBM プログラムのご使用条件、またはそれと同等の条項に基づいて、IBM より提供されます。

この文書に含まれるいかなるパフォーマンス・データも、管理環境下で決定されたものです。そのため、他の操作環境で得られた結果は、異なる可能性があります。一部の測定が、開発レベルのシステムで行われた可能性がありますが、その測定値が、一般に利用可能なシステムのものと同じである保証はありません。さらに、一部の測定値が、推定値である可能性があります。実際の結果は、異なる可能性があります。お客様は、お客様の特定の環境に適したデータを確かめる必要があります。

IBM 以外の製品に関する情報は、その製品の供給者、出版物、もしくはその他の公に利用可能なソースから入手したものです。IBM は、それらの製品のテストは行っておりません。したがって、他社製品に関する実行性、互換性、またはその他の要求については確証できません。IBM 以外の製品の性能に関する質問は、それらの製品の供給者にお願いします。

IBM の将来の方向または意向に関する記述については、予告なしに変更または撤回される場合があり、単に目標を示しているものです。

本書はプランニング目的としてのみ記述されています。記述内容は製品が使用可能になる前に変更になる場合があります。

本書には、日常の業務処理で用いられるデータや報告書の例が含まれています。より具体性を与えるために、それらの例には、個人、企業、ブランド、あるいは製品などの名前が含まれている場合があります。これらの名称はすべて架空のものであり、名称や住所が類似する企業が実在しているとしても、それは偶然にすぎません。

この情報をソフトコピーでご覧になっている場合は、写真やカラーの図表は表示されない場合があります。

34 IBM Cognos Dynamic Cubes バージョン 11.0.0: インストールおよび設定ガイド

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このソフトウェア・オファリングは、展開される構成に応じて、 セッションごとのCookie および持続的な Cookie を使用して、それぞれのお客様に関する以下の情報を収集する場合があります。

v 名前

v ユーザー名

v パスワード

目的は、以下のとおりです。

v セッション管理

v 認証

v お客様の利便性の向上

v シングル・サインオン構成

v セッション管理、認証、お客様の利便性の向上、シングル・サインオン構成以外の、利用の追跡または機能上の目的

これらの Cookie を 無効にすることはできません。

この「ソフトウェア・オファリング」が Cookie およびさまざまなテクノロジーを使用してエンド・ユーザーから個人を特定できる情報を収集する機能を提供する場合、 お客様は、このような情報を収集するにあたって適用される法律、ガイドライン等を遵守する必要があります。これには、エンドユーザーへの通知や同意の要求も含まれますがそれらには限られません。

このような目的での Cookie を含む様々なテクノロジーの使用の詳細については、IBM の『IBM オンラインでのプライバシー・ステートメント』(http://www.ibm.com/privacy/details/jp/ja/) の『クッキー、ウェブ・ビーコン、その他のテクノロジー』および『IBM Software Products andSoftware-as-a-Service Privacy Statement』(http://www.ibm.com/software/info/product-privacy) を参照してください。

商標

IBM、IBM ロゴ、および ibm.com は、世界の多くの国で登録された InternationalBusiness Machines Corp. の商標または登録商標です。他の製品名およびサービス名等は、それぞれ IBM または各社の商標である場合があります。現時点での IBMの商標リストについては、http://www.ibm.com/legal/copytrade.shtml をご覧ください。

以下の会社名、製品名およびサービス名等は、それぞれ各社の商標または登録商標です。

v Adobe、Adobe ロゴ、PostScript、PostScript ロゴは、Adobe SystemsIncorporated の米国およびその他の国における登録商標または商標です。

v Microsoft、Windows、Windows NT および Windows ロゴは、MicrosoftCorporation の米国およびその他の国における商標です。

v Linux は、Linus Torvalds の米国およびその他の国における商標です。

v UNIX は The Open Group の米国およびその他の国における登録商標です。

特記事項 35

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v Java およびすべての Java 関連の商標およびロゴは Oracle やその関連会社の米国およびその他の国における商標または登録商標です。

36 IBM Cognos Dynamic Cubes バージョン 11.0.0: インストールおよび設定ガイド

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索引

日本語, 数字, 英字, 特殊文字の順に配列されています。なお, 濁音と半濁音は清音と同等に扱われています。

[ア行]アプリケーション層コンポーネント 2インストール

ハードウェア要件およびシステム要件 9IBM Cognos Cube Designer のテスト 18

インストール前にリリース・ノートを確認する 5オペレーティング・システム

サポートされているバージョン 6

[カ行]仮想化

サポートされている環境 6仮想キューブ

Cognos Cube Designer の使用 3環境変数

Oracle 12キーボード・ショートカット 31クエリー・データベース 4ゲートウェイ・コンポーネント 2コンポーネント

データ・ソース 4表示 3Content Manager 3Content Store 4Framework Manager 4IBM Cognos Administration 3IBM Cognos Analytics ポータル 2IBM Cognos Configuration 2Query Studio 3Reporting 3

[サ行]サーバー・コンポーネント 2サポートされている環境 6サンプル

動的キューブのデータベース・モデル 29動的キューブの配布 29

システム要件 6集計キューブ

Cognos Cube Designer の使用 3ショートカット・キー 31製品

サポートされているバージョン 6

ソフトウェア

Cube Designer のアンインストール 21ソフトウェア要件 23

サポートされている製品のバージョン 6

[タ行]データ層 3データ・ソース

コンポーネントの説明 4接続の設定 11DB2 接続 11NCR Teradata 接続 14Netezza 接続 13Oracle 接続 12SQL Server 接続 14

動的キューブ

サンプル・データの配布 29Cognos Cube Designer の使用 3

動的クエリー・モード

データ・ソース接続の設定 11

[ハ行]ハードウェア要件 6表示

コンポーネントの説明 3本書の対象読者 v

[マ行]モデリング・コンポーネント 3

[ヤ行]ユーザー補助機能 31

[ラ行]リリース・ノート

インストール前に確認する 5リレーショナル・データ・ソース

接続 11レポート・サーバー

64 ビットの使用可能化 11

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[数字]64 ビット・レポート・サーバー

動的キューブ用に使用可能にする 11

BBI サーバー・ログ・ファイルの仮想ディレクトリー 24

Ccognos_uninst_log.htm ファイル 21Content Manager

コンポーネントの説明 3Content Store

コンポーネントの説明 4

Ddb2jcc_license_cisuz.jar ファイル 11db2jcc_license_cu.jar ファイル 11DLL ファイル

sqljdbc_auth.dll 14Dynamic Query Analyzer のインストール 23Dynamic Query Analyzer の起動 26Dynamic Query Analyzer の設定 24

EEXE ファイル

issetup.exe 10

FFMD ファイル

model.fmd 29Framework Manager

コンポーネントの説明 4Cognos Cube Designer のインストール 10Cognos Cube Designer のインストールのテスト 18Cube Designer のアンインストール 21IBM Cognos Cube Designer 10Microsoft Windows 10

Ggosldw_sales サンプル動的キューブ 29gosldw_sales_and_target サンプル動的キューブ 29gosldw_target サンプル動的キューブ 29

HHTML ファイル

cognos_uninst_log.htm 21

IIBM Cognos Administration

コンポーネントの説明 3IBM Cognos Analytics ポータル

コンポーネントの説明 2IBM Cognos Configuration

コンポーネントの説明 2IBM Cognos Cube Designer 3

アンインストール 21インストールをテストする 18サンプル・キューブの配布 29

IBM Cognos Dynamic Cubesコンポーネント 1

IBM DB2接続の設定 11

issetup.exe ファイル 10

JJAR ファイル

db2jcc_license_cisuz.jar 11db2jcc_license_cu.jar 11nzjdbc.jar 13ojdbc5.jar 12ojdbc6.jar 12sqljdbc4.jar 14tdgssconfig.jar 14terajdbc4.jar 14

Java Database Connectivity (JDBC) クライアント

サポート対象 6Java ランタイム環境 (JRE)

サポート対象 6JRE (Java ランタイム環境)

サポート対象 6

LLD_LIBRARY_PATH (環境変数) 12Linux オペレーティング・システム上での Java 24

MMicrosoft SQL Server

接続の設定 14model.fmd ファイル 29

NNCR Teradata

接続の設定 14Netezza

接続の設定 13nzjdbc.jar ファイル 13

38 IBM Cognos Dynamic Cubes バージョン 11.0.0: インストールおよび設定ガイド

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Oojdbc5.jar ファイル 12ojdbc6.jar ファイル 12Oracle

接続の設定 12

PPATH (環境変数) 12

QQuery Studio

コンポーネントの説明 3

RReporting

コンポーネントの説明 3

Ssqljdbc4.jar ファイル 14sqljdbc_auth.dll ファイル 14SSL

Cube Designer の構成 16

Ttdgssconfig.jar ファイル 14terajdbc4.jar ファイル 14

索引 39