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中倫律師事務所 Newsletter Volume 97 Apr, 2016

CONTENTS

Ⅰ. 外商投資

1、 商取引部弁公庁が「2016年電子商取引・情報化作業要

点」を公布

2、 商務部商業科学技術質量センターが「クロスボーダー

電子商取引サービス規範（パブリックコメント募集

稿）」を公布

Ⅱ. 証券・金融

1、 登録制改革の授権に関する決定

2、 外貨管理局が「銀行を通じた国際収支統計申告業務の

ガイドライン（2016 年版）」を公布

Ⅲ. 労務

1、 国務院が「全国社会保障基金条例」を公布

2、 改正「北京市人口及び計画出産条例」が正式公布

Ⅳ. 税務

1、 財政部、税関総署、国家税務総局のクロスボーダー電

子商取引の小売輸入税収政策についての通知

2、 財政部、国家税務総局の、営業税から増値税への徴税

変更に関する試験運用の全面展開に関する通知

Ⅴ. 知的財産権

1、 最高人民法院の特許権侵害紛争案件の審理適用法律の

若干の問題に関する解釈（二）

Ⅵ. その他

1、 商務部・税務総局の天津等の 4 自由貿易試験区におい

て内資リース会社が融資リース業務に従事することに

関する問題の通知

2、 自動車の並行輸入試験を促進することに関する若干の

意見

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Ⅰ. 外商投資

1、商取引部弁公庁が「2016 年電子商取引・情報化作業要点」を公布

（商弁電函[2016]120 号）

背景

商取引部弁公庁は、「インターネット＋流通」行動計画の更なる推進、政策措置の刷新、

公共サービスの向上、資源融合・シェアリングされた電子商取引産業チェーンと電子

政務応用体系の構築加速のため、2016 年 3 月 23 日、「2016 年電子商取引・情報化作業

要点」を公布した。

主な内容

「要点」では 4 つの方面から 2016 年電子商取引・情報化作業の 18 項目の重点任務を

確定している。

計画の牽引力を強化し、制度建設を推進する。

「一三五」電子商取引発展計画を確実に実行し、電子商取引立法及び電子商取引信用

体系を構築し、電子商取引の国際的ルールの制定に積極的に参与する。

重点分野を優先し、刷新・発展を加速させる。

「インターネット＋流通」行動計画の実施を徹底し、電子商取引の農村、コミュニテ

ィへの浸透を加速させ、クロスボーダー電子商取引の発展を推進し、電子商取引人材

の育成を強化する。

模範体系を健全化し、定型的な経験を押し広める。

模範体系の構築作業を徹底して推進し、模範企業の典型的な経験を押し広め、電子商

取引と物流配送の共同発展試験運用を推進する。

手法の刷新を行い、行政機能を高める。

商取引ビッグデータ試験運用作業を展開し、電子商取引統計監督測定体系を完備し、

電子政務資源の整合を推進し、中国国際電子商取引博覧会の準備作業を開始し、公共

商取引情報サービスを最適化し、ネットワークの信用安全を確実に保障する。

出所：

http://www.mofcom.gov.cn/article/ae/ai/201603/20160301281679.shtml

2、商務部商業科学技術質量センターが「クロスボーダー電子商取引サービス

規範（パブリックコメント募集稿）」を公布

（商弁流通函[2014]191 号）

背景

商業科学技術質量センターは、「商務部弁公庁の 2014 年流通業界基準項目計画の通達

に関する通知」に基づき、「クロスボーダー電子商取引サービス規範（パブリックコメ

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ント募集稿）」（以下「規範」という）を起草し、2016 年 3 月 22 日に公布した。

主な内容

「規範」は、クロスボーダーでの商品のオンライン販売者の経営サービス管理、クロ

スボーダー商品プラットフォームサービス者の経営サービス管理、クロスボーダー商

品電子商取引データ資産管理等について、関連の規範を設けている。

主な内容は以下のとおり。

クロスボーダー電子商取引についての定義

クロスボーダー電子商取引の経営主体及びサービスについての定義

クロスボーダー電子商取引の商品価格、計量、検査測定、貨物受け取り、サービ

ス等に関する管理

クロスボーダー電子商取引の税及び関税についての管理

出所：

http://dzsws.mofcom.gov.cn/article/zcfb/201603/20160301279134.shtml#rd?sukey=a76cdd08

6edb4fce5c37852d9091dfdac8a92fdade6beb7d1f95c7cffab4b4c80c045b97bac43e4ed5912019

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Ⅱ. 証券・金融

1、登録制改革の授権に関する決定

（中国証券監督管理委員会 HP）

背景

2015 年 12 月 27 日、第十二回全国人民代表大会常務委員会第十八次会議において、「株

式発行登録制改革において『中華人民共和国証券法』の関連規定を調整して適用する

ことについて国務院に授権することに関する決定（草案）」の議案が審議され、通過し

た。

主な内容

登録制の進展について、全人代において既に登録制改革の授権に関する決定が審議さ

れ、通過しており、同決定は 2016 年 3 月 1 日より施行される。2016 年 1 月 8 日の証

券監督管理委員会の記者会見において、報道官は、ここでいう 3 月 1 日は、全人代が

授権を決定した二年間の施行期間の起算点であり、登録制改革が正式にスタートした

起算点ではなく、改革の実施の具体的な期日は関係制度規則が制定された後に別途事

前に公告することを明らかにした。

全人代による授権決定は、株式発行の登録制改革の推進に明確な法的本拠を提供して

いる。このため、国務院が授権に基づき登録制改革について関連制度面の手配を行い、

関連文書を公布することになる。証券監督管理委員会は、国務院の決定に基づき、「株

式公開発行登録管理弁法」等の関連部門規章及び規範性文書を制定することになる。

現在、証券監督管理委員会において、関連規章規則の起草作業が行われており、各種

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条件が整った後、規定通りに社会に公開されて意見が募集される。

登録制が実施された後に資本市場において生じる可能性のある変化について、以下の

通りまとめる。

IPO が更に効率的になる。登録制改革は企業の上場発行の登録条件、登録機関、登録

手続、審査要求について相応の調整を行い、現在の認可制を改め、企業上場による上

場準備作業の効率が大幅に向上することが期待される。

ただし、上場企業は、「お墨付き」を失うことになる。認可制においては、企業が上場

に至ったということは既に監督管理当局による多重の審査を経ているということを意

味していることから、上場した企業は優良企業であると思われてきた。しかし、登録

制においては、投資者は自ら発行者の資産の質、投資価値について判断しなければな

らなくなり、監督管理部門は主に発行者による情報開示の完全制、一致性及び説明の

充実性について監督することになる。これは、投資者は企業の投資価値を厳しく判断

しなければならないことを意味する。企業が法律法規に違反した事実がない限り、投

資者は投資に失敗しても監督管理当局の責任ではないことになる。

「短期の利ざや目当てで新株を買う」ブームが落ち着くことになる。登録制改革の最

も重要な意義は政府と使用との関係を整理し、最終的に発行価格へのコントロールを

なくすところにあり、価格決定はより市場化し、新株上場後のプレミアム水準も落ち

着くことになるため、「短期の利ざや目当てで新株を買う」ブームは過去形になりうる。

「裏口の価値」は低くなる。登録制改革は企業の資金調達コストを大幅に低下させる

ことになる。同時に改革は厳格な上場廃止制度を実施することになり、詐欺による発

行及び重大な法律違反のある上場会社について強制上場廃止を実施する。上場会社の

資格は現在ほど貴重なものではなくなり、「裏口の資源」も現在の高価を失うことにな

る。

違法行為はより高いコストを伴うことになる。資本市場における違法な事件は相次い

でおり、その原因は違法コストが低いこと、処罰が厳重でないことにあったと思われ

る。登録制において、監督管理当局の監督管理の重心は事前の審査承認から上場過程

中、上場後の段階に移り、監査、法執行により多くの力を入れることになり、違法行

為者はより高いコストを払うことになる。

出所：

http://www.csrc.gov.cn/pub/newsite/zjhxwfb/xwfbh/201601/t20160108_289714.html

2、外貨管理局が「銀行を通じた国際収支統計申告業務のガイドライン（2016

年版）」を公布

（匯発〔2016〕4 号 2016 年 3 月 30 日公布、2016 年 4 月 1 日実施）

背景

国家外貨管理局は、2016 年 3 月 30 日、「銀行を通じた国際収支統計申告業務実施細則」

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（匯発[2015]27 号）の実施に協力するため、「国家外貨管理局による『銀行を通じた国

際収支統計申告業務のガイドライン（2016 年版）』の公布に関する通知」（以下、「業

務ガイドライン」という）を公布した。

主な内容

業務ガイドラインは、申告主体と銀行による国際収支統計申告義務の履行の利便性を

はかるため、これまでの国際収支統計間接申告に関する規範性書類・問題解答などの

整合及び内容更新を行い、業務革新によって生じた申告問題について明確化、規範化

を行い、国際収支統計間接申告制度体系を更に完備するとしている。

うち、間接申告原則について、本業務ガイドラインは関連問題への回答を行い、居住

者と非居住者の身分認定を明確にし、渉外収支の貨幣種類と金額について確定してい

る。

特殊業務申告とその他業務申告の関連問題についても明確化、規範化を行っている。

本業務ガイドラインの別紙は参考として、国際・国内貿易融資間接申告の実例を提供

している。

本業務ガイドラインは 2016 年 4 月 1 日から正式的に実施し、定期的に改訂する。

出所：

http://www.gov.cn/xinwen/2016-03/30/content_5059680.htm

Ⅲ. 労務

1、国務院が「全国社会保障基金条例」を公布

（中華人民共和国中央人民政府 HP）

国務院は、2016 年 3 月 10 日に「全国社会保障基金条例」（以下、「条例」という。）を

公布した。その中において、全国社会保障基金理事会において、全国社会保障基金の

管理運営を担当し、安全性、収益性及び長期性の原則を徹底し、国務院の承認した固

定収益類、株式類及び未上場持分類等の資産種類及びその比率の範囲内で合理的に資

産を配置しなければならないことを明確にした。条例は 2016年 5月 1日より施行する。

「条例」は、全国社会保障基金は中央財政予算支出金、国有資本振替、基金投資収益

及び国務院の承認したその他方法で調達した資金からなると規定している。

「条例」は、立法趣旨において、全国社会保障基金は「安全を保障する前提で資産の

維持・増加を実現させる」ことを明確に打ち出した。基金のリスク管理及び内部統制

制度をより完全にすることを要求し。全国社会保障基金理事会が基金の資産配置計画

を制定し、重大投資プロジェクトを決定する際にリスク評価をし、且つ多人数で討論

して決定しなければならないこと、リスク管理及び内部統制方法、関連契約を国務院

財政部門等に届出しなければならないことを規定した。

「条例」は一章を設けて専ら基金の監督管理について規定し、基金公開制度の完全化

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を要求し、全国社会保障基金理事会はその公式サイト、全国発行の新聞にて基金の収

支、管理及び投資運営状況を毎年社会に公布し、社会の監督を受けなければならない

ことを規定した。

出所：

http://www.gov.cn/zhengce/content/2016-03/28/content_5059035.htm

2、改正「北京市人口及び計画出産条例」が正式公布

（新華網）

2016 年 3 月 24 日、北京市第十四回人民代表大会常務委員会第 26 次会議において、「北

京市人口及び計画出産条例」の修正に関する決定（以下「条例」という。）が議決され、

通過し、即日発効した。晩婚休暇を廃止し、7 日間の結婚休暇を増やし、女性従業員

の産休は最長 7 ヶ月に達しうることになり、新たに 15 日間の配偶者の父親産休を設け

た。

「条例」は「従業員が晩婚する場合、国の定めた結婚休暇のほか、7 日間の奨励休暇

を増やす」と規定している。これにより、北京において晩婚規定に合致する夫婦（女

性 23 歳、男性 25 歳）は 10 日間の結婚休暇を享有することができることになる。

「条例」は、当市の女性従業員は、国の定めた産休のほか、30 日間の育児奨励休暇を

享有し、その配偶者は 15 日間の父親産休を享有すると規定している。

「条例」は、再婚した夫婦において、結婚前に 1 人の子供しかおらず、結婚後に 1 人

の子供を生んだ場合、さらに 1 人を生むことができ、再婚した夫婦は結婚前に既に 2

人以上の子供がおり、結婚後に共に出産していない場合、さらに 1 人を生むことがで

きると規定している。

出所：

http://www.bj.xinhuanet.com/bjyw/2016-03/29/c_1118470942.htm

Ⅳ. 税務

1、財政部、税関総署、国家税務総局のクロスボーダー電子商取引の小売輸入

税収政策についての通知

（財関税〔2016〕18 号，2016 年 4 月 8 日施行）

主な内容

1、 クロスボーダー電子商取引小売輸入商品の毎回の取引限度額は 2000 元とし、個

人の年間取引限度額は 20000 元とする。限度額以内で輸入するクロスボーダー電

子商取引小売輸入商品の関税税率は暫定的に 0％とする。輸入段階での増値税、

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消費税免税を廃止し、暫定的に法定納税額の 70％で徴収する。毎回の限度額、累

計が個人年間限度額を超える取引、及び税込価格が 2000 元の限度額を超える分

割できない単独の商品について、全て一般貿易方式により全額徴税を行う。

2、 クロスボーダー電子商取引小売輸入商品が通関した後 30 日以内に返品となった

場合、税の返還を申請することができ、且つ相応する個人年間取引総額を調整す

ることができる。

3、 クロスボーダー電子商取引小売輸入商品購入者（注文者）の個人情報に関する認

証を行う。認証を行っていない場合、購入者（注文者）の個人情報は支払い者と

一致しなければならない。

4、 クロスボーダー電子商取引小売輸入税収政策はその他の国又は地区から輸入さ

れた、「クロスボーダー電子商取引小売輸入商品リスト」範囲内の以下の商品に

適用される。

（1） 全ての税関ネットワークを通じた電子商取引プラットフォームでの取引、

取引・支払・物流の電子情報「三単」の照合が実現できるクロスボーダー

電子商取引小売輸入商品。

（2） 税関ネットワークを通じた電子商取引プラットフォームでの取引ではない

が、宅配便、郵政企業が取引・支払・物流等の電子情報を統一して提供す

ることができ、且つ関連法律責任を負うことを承諾して輸入した電子商取

引小売輸入商品。

クロスボーダー電子商取引小売輸入の個人物品に属さず、かつ取引・支払・物流

等の電子情報を提供できないクロスボーダー電子商取引小売輸入商品は、現行規

定に則り執行する。

出所：

http://www.chinatax.gov.cn/n810341/n810755/c2044092/content.html

2、財政部、国家税務総局の、営業税から増値税への徴税変更に関する試験運

用の全面展開に関する通知

（財税〔2016〕36号 執行時期に別途規定がある場合を除き 2016年 5月 1日より施行）

主な内容

1、 国務院の批准を経て、2016 年 5 月 1 日より、全国範囲で営業税から増値税への徴

税変更（以下「営改増」という）に関する試験運用がされる。建築業、不動産業、

金融業、生活サービス業等全ての営業税納税者は試験運用範囲内となり、営業税

納付から増値税納付へ改める。

2、 「財政部、国家税務総局の鉄道輸送及び郵政業の営業税から増値税への変更試験

運用に関する通知」（財税〔2013〕106 号）、「財政部、国家税務総局の鉄道輸

送及び郵政業の営業税から増値税への変更試験運用関連政策に関する補充通知」

（財税〔2013〕121 号）、「財政部、国家税務総局の電信業の営業税から増値税

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への変更試験運用に関する通知」（財税〔2014〕43 号）、「財政部、国家税務総

局の国際水上運輸の増値税 0 税率政策に関する補充通知」（財税〔2014〕50 号）、

「財政部、国家税務総局の映画・テレビ等輸出サービスに増値税 0 税率政策を適

用することに関する通知」（財税〔2015〕118 号）は廃止される。

出所：

http://www.chinatax.gov.cn/n810341/n810755/c2043931/content.html

Ⅴ. 知的財産権

1、最高人民法院の特許権侵害紛争案件の審理適用法律の若干の問題に関する

解釈（二）

（最高人民法院 法釈[2016]1 号 2016 年 3 月 21 日公布、2016 年 4 月 1 日実施）

最高人民法院は、特許権侵害紛争案件の正確な審理のため、「中華人民共和国特許法」、

「中華人民共和国権利侵害責任法」、「中華人民共和国民事訴訟法」等の関連法律規定

に基づき、「最高人民法院の特許権侵害紛争案件の審理適用法律の若干の問題に関する

解釈（二）」を制定し、2016 年 4 月 1 日より施行した。

当該司法解釈は計 31 条からなり、主に権利要求の解釈、間接的権利侵害、抗弁実施

基準、合法的な出所抗弁、権利侵害行為の停止、賠償額の計算、特許無効が権利侵害

訴訟に与える影響等、特許審判の実践における重点、難点に関するものである。

1、 特許権侵害訴訟を提起する際、その根拠となる権利要求を明確にする必要がある

司法解釈第 1 条では、権利要求書に 2 項目以上の権利要求があるものについて、権利

者は、訴状において、根拠となる被告がその特許権を侵害したという権利要求を明記

しなければならないと規定している。訴状において明記がない又は記載不明なものに

ついて、人民法院は権利者にこれを明確にするよう要求する。釈明を経ても権利者が

なお明確にしない場合、人民法院は提訴を却下することができる。

2、 特許無効が権利侵害訴訟に与える影響を明確にした

特許権侵害訴訟の異なる段階において、特許無効が権利侵害訴訟に及ぼすそれぞれの

影響を確定した。

3、 法院の権利要求に対する解釈を明確にし、特許権保護範囲の基準を確定した

法院は、権利要求の記載、権利要求書、説明書及び図面、前記特徴、技術手順の順序

等の要素を結合して権利要求に対する解釈を行い、特許権の保護範囲を確定すること

ができる。

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4、 特許権侵害の認定基準問題を明確にした

法院の重点、難点問題についての特許権侵害認定時に遵守すべき基準を確定した。

5、 権利侵害者の負うべき特許権侵害損害責任及びその例外状況を明確にした

これ以外に、司法解釈では最近注目されている機能性特徴、必要特許の基準、規則違

反の禁止、発明特許の臨時保護期間等の問題についても規定を行っている。

出所

http://www.court.gov.cn/fabu-xiangqing-18482.html

Ⅵ. その他

1、商務部・税務総局の天津等の 4 自由貿易試験区において内資リース会社が

融資リース業務に従事することに関する問題の通知

（商流通函[2016]90 号）

背景

商務部と税務総局は、天津・福建・広東自由貿易試験区（以下、「自貿試験区」とい

う）の総体方案の徹底、上海自貿試験区の改革開放方案の更なる深化、自貿試験区で

の融資リース業務の積極的な展開・試験的業務展開の支持、融資リース業務の発展促

進のため、天津等の 4 つの自貿試験区で内資リース会社が融資リース業務に従事する

ことに関する問題について規定を行った。

主な内容

一 2016 年 4 月 1 日から、商務部・税務総局は、自貿試験区で登録した内資リース会

社が融資リース業務を試験的に行うことを確認する作業を各自貿試験区の所在する

省・直轄市・計画単列市級（以下、「省級」という）の商務主管部門及び国家税務局に

委託する。

二 各自貿試験区の所在する省級商務主管部門は同級の国家税務局と共同で、融資リ

ース試験企業提出の資料を審査する責任を負う。条件を満たす企業は、省級商務主管

部門が国家税務総局と共同で公告を行い、内資融資リース試験範囲企業のリストに加

え、商務部・税務総局発表のリストに挙げられた内資融資リース試験企業と同待遇を

受ける。

三 省級商務主管部門は、試験企業が全国融資リース企業管理情報システム（以下、

「管理情報システム」という）を通して各情報を申告することを指導、督促し、企業

が申告した情報を適時に審査する。毎月末、新しく試験範囲に加えられた企業の基本

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状況を商務部に報告し、同時に税務総局にも報告する。

四 監督管理強化のため、本通知の要求に基づき試験範囲に加えられた企業が自貿試

験区から移転する場合、自貿試験区以外の企業による試験企業申告に関する現行の規

定に従い、改めて試験資格を申告、確定すべきとしている。

出所

http://www.mofcom.gov.cn/article/h/redht/201603/20160301282546.shtml

2、自動車の並行輸入試験を促進することに関する若干の意見

（中国（上海）自由貿易試験区管理委員会 HP 2016 年 3 月 5 日公布）

背景

商務部・工業と情報化部・公安部・環境保護部・交通運輸部・税関総署・質検総局・

国家認証認可監督管理委員会などの八つの部門は、2016 年 3 月 5 日公布、国務院の関

連部署の政策を実行するため、「自動車の並行輸入試験を促進することに関する若干の

意見」（以下、「意見」という）を公布し、自動車の並行輸入試験政策措置の実施を速

め、試験業務が実効的に行えるようにする。

主な内容

一 自貿試験区で自動車の並行輸入試験を展開することは、自動車領域で供給側の構

造改革を推進し、自動車流通体制の革新的な発展を速め、自動車市場に活力を与える

大切な措置である。

二 自動車製品自動輸入許可証の申請管理制度の簡素化。試験企業は、自動車を輸入

し、またはリテールネットワークを構築するため、自動車メーカーから授権を受ける

ことなく、経営活動の実際的な需要に応じて、自動車製品自動輸入許可証を申請する

ことができる。

三 並行輸入自動車の強制的な製品認証の改革の深化。既に完全な家庭用自動車の

「三包」とリコール体系を構築している試験企業において、強制的な製品認証（CCC

認証）の申請に関しメーカーからの授権書類を提出する関連要求を緩和することが可

能になる。車両の一致性を既に有効的に保証している試験企業に対して、非量産車両

認証モードの数量要求を廃止することが可能になる。産業政策・税関と検査検疫の関

連規定と合致し、車両の一致性を既に有効的に保証し、かつ自貿試験区で基準に合致

した改善をする試験企業に対して、状況に応じ、自貿試験区内でその場所について

CCC 認証工場検査をすることが可能になる。

四 自動車並行輸入貿易の便利さの更なる向上。自動車を並行輸入する申告・通関・

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検査などの流れを最適化し、通関効率を高め、通関コストを削減する。自動車並行輸

入の価格審査規制を最適化する。批准され、自動車の並行輸入試験を推進する自貿試

験区では、試験企業が税関特殊監督管理区域で自動車全体の保税と倉入業務を展開す

ることが許容されるが、3 ヶ月の期限で延期されない。

五 自動車の並行輸入の登録登記管理サビースの強化。各地の公安部門は厳格に「自

動車運行安全技術条件」（GB7258）などの国家安全技術標準を実行し、並行輸入され

た自動車の車両識別番号・製品マーク・距離メーター・外部照明器具と信号装置など

を重点的に検査すること。国家標準に一致していない並行輸入された自動車製品につ

いては、登録登記を与えないこと。規定に一致しているものについては、サービスを

最適化し、効率を高め、速やかで便利的に手続を取り扱うこと。

出所

http://www.china-shftz.gov.cn/PublicInformation.aspx?GID=a161f6c2-1975-4475-9a42-767d

595e58f4&CID=953a259a-1544-4d72-be6a-264677089690&Type=99&navType=0

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中倫律師事務所について

中倫律師事務所は、 1993 年に設立し、中国

司法部がパートナーシップ制の律師事務所

を認めて間もない頃にいち早く設立を認め

られた事務所のひとつです。

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を続け、今日では中国における最大規模の総

合法律事務所に成長しました。

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武漢、成都、重慶、青島、香港、東京、ロン

ドン及びニューヨークに支所を設けていま

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経理、人事、マーケティング、IT 等の専門家

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日本業務部について

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に設立され、最も重要な業務部のひとつで

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日本業務部の弁護士は、ほとんどが日本、中

国のトップ大学（院）で法律を学んでおり、

日本の大手法律事務所での勤務経験を持つ

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53 名の弁護士およびスタッフが所属してお

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呉 呉鵬 +86 (10) 5957 2002 wupeng@zhonglun.com

李 海容 +86 (10) 5957 2138 lihairong@zhonglun.com

朴 松燦 +86 (10) 5957 2064 piaosongcan@zhonglun.com

馬 氷 +86 (10) 5957 2147 mabing@zhonglun.com

李 立兵 +86 (10) 8584 4912 lilibing@zhonglun.com

東京事務所

李 美善 +81 (3) 3288 8793 mslee@zhonglun.com

上海事務所

徐 江燕 +86 (21) 6061 3535 xujiangyan@zhonglun.com

丁 丁恒 +86(21) 6061 3736 dingheng@zhonglun.com

劉 氷 +86(21) 6061 3131 liubing@zhonglun.com

深セン事務所

林 克敏 +86 (755) 3325 6855 linkemin@zhonglun.com

広州事務所

朴 松燦 +86 (20) 2826 1789 piaosongcan@zhonglun.com

本ニュースレターに記載の情報はあくまでも一般的参考に供するものであり、

いかなる意味においても弁護士からクライアントの皆様への法的意見やアドバ

イスを提供するものではありません。これら情報への信頼に基づくいかなる行

為に対しても、中倫律師事務所としては一切責任を負うことができかねます。

これらの情報について、何か問題がございましたら、誠にお手数とは存じます

が、大場もも oba@zhonglun.com までご連絡くださいますよう、よろしくお

願い申し上げます。

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