2019年度人事担当職員基礎研修 - hiroshima-u.ac.jp20%e5%85… · (※1)...
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2019年度人事担当職員基礎研修
「服務関係(兼業)」について
財務・総務室人事部 人事グループ
服務担当
目次
1.兼業の定義
2.兼業手続き対象職員
3.兼業手続きの流れ
4.兼業手続き上の注意点
5.短期間の兼業
6.職務付加兼業
7.管理職員の兼業
8.役員等兼業
9.兼業時の労働時間管理
10.兼業の許可内容等の変更
11.広島大学HPにおける兼業手続きの掲載
12.問い合わせ先
1-1.兼業の定義
○ 「兼業」とは
・ 報酬の有無にかかわらず,広島大学の業務(本務)以
外の業務を行うこと。
<許可基準>
・ 職員と兼業先に特別な利害関係がなく,又は利害関
係のおそれがなく,かつ,兼業に従事しても職務の遂行
に支障がないと認めるときに限り,許可する。
(職員兼業規則(以下規則)第2条)
報酬の有無にかかわらず,継続的,定期的又は一時的に
次に掲げる職を兼ねること。(規則第3条)
不
許
可
営利企業の役員等兼業 (規則第4条第1項)
例
外
技術移転事業者の役員等(監査役を除く)を兼ねるとき
研究成果活用企業の役員等(監査役を除く)を兼ねるとき
株式会社又は特例有限会社の監査役を兼ねるとき
営利企業の事業に直接関与しない役員等を兼ねるとき
営利企業の役員等以外の
兼業(規則第4条の2)
営利企業の事業に直接関与しない役員等以外の職を
兼ねるとき (※1)
自営の兼業(規則第5条) 客観的に営利を主目的とする事業でないと判断されるとき
許
可
営利企業以外の団体(医療法人,社会福祉法人,学校法人,放送大学学園等)の兼業
(規則第6条) (※2)
教育に関する兼業(規則第7条)(国立大学法人,公立大学法人,専修学校等の職)
国等の行政機関及び独立行政法人の兼業(規則第8条)
弁護士の兼業(規則第8条の2)
法学部,社会科学研究科法政システム専攻又は法務研究科の授業を担当している者
1-2.兼業の定義
(※1) 営利企業の事業に直接関与しない職とは (兼業の取扱要領(以下取扱要領)第18)
①診療所等の医師,歯科医師又はカウンセラー
②専門分野に関する技術指導又は助言等を行う職
③教育施設,研修所及び研修会等又は文化講座等の講師
④その他営利企業の事業に直接関与しないことが明らかであると認められる職
不
許
可
例
外
技術移転事業者の役員等(監査役を除く)を兼ねるとき
研究成果活用企業の役員等(監査役を除く)を兼ねるとき
株式会社又は特例有限会社の監査役を兼ねるとき
営利企業の事業に直接関与しない役員等を兼ねるとき
営利企業の事業に直接関与しない役員等以外の職を
兼ねるとき (※1)
客観的に営利を主目的とする事業でないと判断されるとき
1-3.兼業の定義
(※2) 営利企業以外の団体の兼業 (取扱要領第24)
以下の①~③は原則許可しない。
①法人及び法人格を有しない団体の会長,理事長,理事,監事,顧問,評議員,病院長,
学校(園)長その他職責が重大な職
ただし,無報酬の場合,又は国際交流や産学連携を目的とした団体や学術研究上
有益な団体などの兼業については,許可できる。
②大学等の入学試験の準備を目的として設置・開講されている予備校又はこれに類する
教室,塾,講座等の講師
③国又は地方公共団体等に附置された教育関係機関又は施設の長
許
可
営利企業以外の団体(医療法人,社会福祉法人,学校法人,放送大学学園等)の兼業 (規則第6条) (※2)
教育に関する兼業(規則第7条)(国立大学法人,公立大学法人,専修学校等の職)
国等の行政機関及び独立行政法人の兼業(規則第8条)
弁護士の兼業(規則第8条の2)
法学部,社会科学研究科法政システム専攻又は法務研究科の授業を担当している者
1-4.兼業の定義
2.兼業手続き対象職員 (規則第1条,2条2)
兼業種別 手続き種別
常勤の職員,フルタイム勤務の契約職員及び常勤の役員
パートタイム勤務の契約職員,非常勤職員及び非
常勤の役員
手続きの要/不要
営利企業の役員等兼業(4条)
申請 ・
許可 必 要
不 要
(ただし,業務に支障がな
いことが条件)
営利企業の役員等以外の兼業 (4条の2)
自営の兼業(5条)
営利企業以外の団体の兼業 (6条)
教育に関する兼業(7条)
国等の行政機関及び独立行政法人の兼業(8条)
弁護士の兼業(8条の2)
短期の兼業(9条) 届出
・職員就業規則第33条第1項 ・船員就業規則第34条第1項 ・再雇用職員就業規則第23条第1項 ・契約職員就業規則第22条第1項 ・規則第2条第2項 ・役員服務規則6条
・契約職員就業規則第22条第2項 ・非常勤職員就業規則第21条 ・役員服務規則6条
契約職員については,許可の
権限を配属又は所属部局等
の長に委任(営利企業の兼業
を除く)。
→ 差し支えの有無の回答は,
配属又は所属部局等の長
から行うことができる。
3.兼業手続きの流れ
統一様式(別記様式第10号)による手続き
・・・兼業依頼・許可申請書(写し)
兼 業 先 大 学
必要事項を記載し,依頼文書を大学(部局等)へ郵送
兼業依頼・許可申請書(本紙)
人事グループに届いた場合
兼業依頼文書を関係職員に回付
※ 依頼内容に不明な点がある場合は兼業先に確認
部局等に届いた場合
職 員
部 局 等
人事グループ
申請内容チェック決 裁
学長の許可
申請者へ送付(労働時間管理)
兼業に従事可能
学長名での回答が必要な場合,依頼先へ回答を送付
職員に届いた場合
兼業依頼文書を該当部局等に送付
HPからダウンロード
郵送・eメール
大学から様式を入手 兼業依頼・許可申請書に署名・押印後部局等の担当へ提出
※ 依頼内容に不明な点がある場合は兼業先に確認
申請内容チェック従事時間数をチェック部局等内決裁
1
2
3
4
短期兼業の場合は,別記様式第13号による届出で可。
4.兼業手続き上の注意点
委嘱日 兼業先が指定した日(先方の依頼状又は委嘱状の年月日) *許可日ではない
許可日 広島大学長の決裁日
許可する期間 原則として2年以内とする(規則第10条)
ただし,任期の定めが記載された法令,条例,規約又は寄附行為等の写しがある場合はその期間 (兼業の取扱要領第19第2項)
兼業従事時間の
制限
1週間当たりの延べ兼業従事時間数(短期兼業及び無報酬の兼業を除く。)の上限は,原則15時間とする(規則第12条)
ただし,大学が必要と認めるときは,これを超えて許可することができる
○事前の手続が必要 (大学が定める所定の様式により,事前に届出を行い,許可を得なければならない。) 兼業開始予定日の1ヶ月前を目安に手続を!!
○遡っての許可はできない。
○許可ありきの申請手続は不可!
5.短期間の兼業
Ⅰ.定義(規則第9条,取扱要領第27参照)
1月を超える任期がないこと
かつ
1日限りのとき
又は
2日以上6日以内で,総従事時間数が15時間未満のとき。 ただし,あらかじめ従事する日が定まっていることが必要
( 例 12/16,1/7,2/3 1日当たり 各3時間など )
→大学の許可は要しない,部局等への届出のみ
Ⅱ.短期間の兼業の届出方法(取扱要領第28) ・「兼業依頼・許可申請書」(別記様式第10号)
・兼業の依頼文書(先方任意の様式)に,当該職員の確認印を押印したもの
・依頼文書がない場合は,短期兼業届出書(別記様式第13号)に記入したもの
6.職務付加兼業(取扱要領第25)
無報酬
かつ
次の①~④のいずれかに該当すること
① 国又は地方公共団体におかれる審議会委員等の職
② 国の行政機関又は独立行政法人の職
③ 地域社会への貢献度が高いと認められる事業等に関する職
④ その他教育,学術,文化,スポーツ又は医療の振興を図ることを
目的とする法人等の職で,特に公益性が高いと認められるもの
→ 本務として従事することができる
※ 新規に職務付加兼業とする場合は,必ず事前に
人事グループにご相談ください。
7.管理職員の兼業(取扱要領第29)
○管理職員とは
管理職手当の支給を受けている職員(職員給与規則第24条適用者)
(※1)ここでいう「職員」とは当該管理職員が管理している職員のこと
(※2)大学が特に認めるときは,1週間当たりの延べ兼業従事時間数が
おおむね5時間を超えない範囲内で許可できる。
職務付加兼業 職務付加兼業以外
職員(※1)の所定労働時間内 可 不可(※2)
職員 の所定労働時間外 可 可
8-1.役員等兼業
(1)技術移転事業者の役員等(監査役を除く)を兼ねるとき (取扱要領第3~第7)
民間企業等に当該教員等の研究成果を譲渡もしくは実際に使えるような権利を
設定するなどして移転し,活用してもらうことを約束して,役員に就任する。
(2)研究成果活用企業の役員等(監査役を除く)を兼ねるとき (取扱要領第8~第12)
教員等の研究成果(※)を活用することを目的として自ら企業,団体等を設立し,
役員に就任する。
(3)株式会社又は有限会社の監査役を兼ねるとき (取扱要領第13~第17)
(4)営利企業の事業に直接関与しない役員等を兼ねるとき (例:社外取締役)
(※)研究成果とは・・・
自らが発明,考案したもののうち 特許権,実用新案権等として権利化されているもの
又は
論文,学会等で発表されたもの
役員等兼業の手続き
※ 継続の場合も同様の手続が必要。
大 学
職
員
部
局
等
人事グル|プ
①申請内容チェック②審査会の日程調整
学長の許可
申請者へ送付(労働時間管理)
兼業に従事可能
兼業許可申請書等を作成し,所属等の担当へ提出※ 記入内容に不明な点が
ある場合は所属部局等担当者に確認
①申請内容チェック②部局等内決裁
教授会等へ付議
営利企業役員等兼業審査会
兼業状況報告書を作成し,所属等の担当へ提出※ 記入内容に不明な点がある
場合は所属部局等担当者に確認
兼業従事
報告書内容チェック部局等内決裁
報告書内容チェック
約 1~2 ヶ 月
翌年度4月末日〆切
役員等兼業の意思表示連絡
処理方法の相談
今後の流れの説明
関係書類等作成等指示
②
①
②
8-2.役員等兼業
役員等兼業手続き上の注意点
◆事前の手続が必要 【新規の場合】
・教員等から連絡(意思表示)があった時点で速やかに人事グループ
にもご連絡ください。詳しい手続きについて連絡します。
※申請書類の準備や営利企業役員等兼業審査会への付議のため
許可するまでに2ヶ月程度かかる場合もありますので,教員等には
その旨をご説明のうえ,早めにご連絡ください。
【継続の場合】
・任期終了後も継続する場合は,必ず事前に手続きが必要です。
◆兼業状況報告書の提出 ・・・ 〆切:毎年4月末日まで 研究成果活用企業の役員等の兼業→研究成果活用兼業状況報告書(別記様式第6号)
株式会社等の監査役の兼業→監査役兼業状況報告書(別記様式第9号)
(取扱要領第11及び第16)
8-3.役員等兼業
9.兼業時の労働時間管理
・ 兼業に従事する時間(往復に要する時間を含む)は,原則として大学の労働時間には含まない。 ただし,大学が許可した場合は,大学の労働時間を割いて兼業に従事する ことができる。 なお,この労働時間を割いた部分については,給与は減額される。(規則第11条)
兼業は本務ではない(事前に許可又は届出のうえ,所定労働時間「外」に従事できる)ため,兼業にのみ従事する日・時間を「出張」や「研修出張」とすることはできない。 「職務付加兼業」については所定労働時間内に本務として従事することが できる。
・ 専門業務型裁量労働制の適用を受けない教員
→「変形労働時間制割振簿」の作成が必要
・ 専門業務型裁量労働制の適用を受ける教員
→短時間でも「本務」に従事した日であれば労働時間等の割振は不要
・ 教員以外の職員
→原則,所定労働時間内における兼業(職務付加兼業を除く)は不可
10.兼業の許可内容等の変更(取扱要領第32)
既に許可を受けている兼業の内容を変更する場合,当該兼業の
変更後の内容について新たに許可を受けなければならない。
ただし,軽微な変更については,「兼業変更届」(別記様式第14号)を大学に届け出ることで代えられる。 (※学長の回答が必要な場合は,部局等の決裁書類の写しが必要)
軽微な変更とは・・・
・従事する曜日の変更
・従事する時間数の増減
・報酬額の変更
・許可期間の終期より前に兼業が終了した場合 など
たとえ一日であっても許可期間を長くする場合は,軽微な変更とはみなせない 注
「大学案内」-「兼業依頼」 https://www.hiroshima-u.ac.jp/about/sidebusiness
11-1.広大HPにおける兼業手続きの掲載
「各種案内手続き」-「人事 人事関係の制度・手続き」 https://commu.office.hiroshima-u.ac.jp/aqua/2b2d7a7d-334a-4491-b143-d913d887bf9a/view
11-2.「いろは」掲載場所
1-1 就業規則等
1-2 取扱要領