corda technology 191001€¦ · 基盤の後方互換性 ver3.0以降の後方互換性を保証...

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2019年10月1日

Cordaの技術的紹介

ブロックチェーン北海道イノベーションプログラム

（BHIP）御中


自己紹介

1

生永雄輔（いくながゆうすけ） SBI Holdings ブロックチェーン推進室室付部長

• SBIグループ内企業に、ブロックチェーンを使ったビジネスを立ち上げてもらう。

SBI R3 Japan プロダクトサービス部長 • 国内企業にCordaの技術サポートを提供する。

＜経歴＞

学生時代：ゲーム理論・離散数学 (修士@2004）

ITベンチャー：2000-2004（現像した写真をネットで共有）

2009-2013（製造業むけ大型図面管理）

金融機関：2004-2009（緑色のメガバンクで支店、エコノミスト他）

2013-2018（農協の親玉で投資企画）

昨年SBIへ

ITと金融（市場投資）を行ったり来たり


本日のアジェンダ

DLT比較

Cordaの技術的特徴

データモデル

スマートコントラクト

the Corda Networkのご紹介

Q&A

（Advanced） Cordaの匿名化手法 or トークン実装


主要DLT比較

3

～Corda vs Fabric vs Quorum～


ブロックチェーンってまだ息してるの？



World Economic Forum ＠Apr. 19

中銀はブロックチェーン技術（Corda,Fabric,Quorum)を研究している

https://www.weforum.org/whitepapers/central-banks-and-distributed-ledger-technology-how-are-central-banks-exploring-blockchain-today

https://www.gartner.com/en/newsroom/press-releases/2018-08-20-gartner-identifies-five-emerging-technology-trends-that-will-blur-the-lines-between-human-and-machine

Gartner @Aug. 18

5-10年後には成熟した技術となるだろう
































































ちなみに・・・・@Jul. 2011（8年前）

6

• ＮＦＣペイメント（きたか） • クラウドコンピューティング • AR技術



World Economic Forum ＠Apr. 19

中銀はブロックチェーン技術（Corda,Fabric,Quorum)を研究している



Gartner @Aug. 18

5-10年後には成熟した技術となるだろう
































































Blockchain技術の進化

8

• パブリックブロックチェーン

• プライバシー無し

• 複数の固定されたネット

ワーク

• 移転出来ない原本・価値

• 結合/拡大可能なネットワーク

• 移転可能なアセット

第一世代第二世代第三世代

Bitcoin/Ethereum Fabric/Quorum The Corda Network


ブロックチェーンの比較軸といえば・・？

9

プライバシー

インターオペラビリティ

コンセンサス

マイニング有無

Etc….

二重支払い

ファイナリティ

パブリック／コンソーシアム／プライベート

スケーラビリティ・TPS

Cherry Pick?

いいとこどり？


比較軸

10

ビジネス

テクノロジー

IT一般

ブロックチェーン特有

ベンダーロックイン

既存システムとの相性

言語

開発・運用ツール

プライバシー


スマートコントラクト実装

データモデル

の軸


比較軸の軸

11

ビジネス

テクノロジー

IT一般


企画部門が最初に検討すべきゾーン

PMが最初に検討すべきゾーン

ブロックチェーン特有のゾーン

技術の将来性を決めるゾーン


比較軸

12

プライバシー


コンセンサス


データモデル

二重支払い／台帳非負制約


プラットフォーム名称

開発主体

言語 DB


後方互換性

レストア方法

スケーラビリティ



ビジネス

テクノロジー

IT一般




比較軸

13

プライバシー


コンセンサス


データモデル




開発主体

言語 DB


後方互換性

レストア方法




ビジネス

テクノロジー

IT一般



①企画

②PM

③ブロックチェーン特有

④技術の将来性


項目 Corda Hyperledger Fabric Quorum （その他ｴﾝﾀｰﾌﾟﾗｲｽﾞ向けEthereumも同様）


分散台帳プラットフォーム汎用化ブロックチェーンエンタープライズ向け Ethereum

開発主体 R3 IBM JP Morgan（Quorum)


P2Pでのデータのやり取り／契約などを前提としたシステム

決済／ERP／貿易などに適する。

ビジネス参加者が固定されたシステム Or 情報の共有が目的のシステム

ブロードキャスト＋P2Pの組み合わせを前提としている。相性はケースバイケース。プライベートデータに決済情報は載せられない。

ベンダーロックインの回避

◎ 構想当初からベンダーロックインを避ける方針が掲げられている。

× Sier発のプロジェクトであるため、ベンダーロックインを避けるインセンティブが存在しない。

〇方針は明らかではないが、Ethererumベースである事、ベンダー主導ではない事からベンダーロックインを目指すインセンティブは無い。

技術比較①企画

14

プライバシー


コンセンサス


データモデル




開発主体

言語DB


後方互換性

レストア方法




ビジネス

テクノロジー

IT一般



①企画

②PM




技術比較②PM

15

項目 Corda Hyperledger Fabric Quorum

コアモジュール開発言語

Kotlin Go Go／Java／Haskell

スマートコントラクト開発言語

Kotlin / Java Node.js / Go / Java / Python Solidity (Ethereumに準拠)

データベース形式

ＲＤＢ（ﾘﾚｰｼｮﾅﾙﾃﾞｰﾀﾍﾞｰｽ）

キーバリューストア (no-SQL databases, 推奨はCouchDB)

キーバリューストア (levelDB, rocksDB, Ethereumに準拠)

基盤の後方互換性

○ Ver3.0以降の後方互換性を保証

〇 1.4以降有り

△ Ethereumの実装に依存

スマートコントラクトの後方互換性

〇 Ver4.0以降、ローリングアップグレードに対応したAPIを用意

△ チャネル毎にアップデート可能（チェネルを跨いだバージョンアップ合意の保証は不可能）

△ Eterereum準拠 Proxyパターンを使ったコードレベルで対応するアップグレードは可能（EIP897等）

バックアップ／レストア

〇 P2Pベースなため各ノードでのバックアップが前提。ただし一貫性の確認のための標準機能は豊富に存在 (Flow Hospital/Ledger-sync)

△ 共有データ／P2Pベースのデータの双方が混在しており、一貫性を維持したレストアは相応に困難。

△ 共有データ／P2Pベースのデータの双方が混在しており、一貫性を維持したレストアは相応に困難。

プライバシー


コンセンサス


データモデル




開発主体

言語DB


後方互換性

レストア方法




ビジネス

テクノロジー

IT一般



①企画

②PM




技術比較③BC特有

16

項目 Corda Hyperledger Fabric Quorum （その他ｴﾝﾀｰﾌﾟﾗｲｽﾞ向けEthereumも同様）

プライバシー確保

○ ・P2Pベースで

トランザクションごとに閲覧権限設定可能

△ ・固定されたチャネル内で共有されるパブリックデータ＋・一意性のないﾌﾟﾗｲﾍﾞｰﾄﾃﾞｰﾀ

× ・ネットワーク全体で共有されるパブリックデータ＋・一意性のないﾌﾟﾗｲﾍﾞｰﾄﾃﾞｰﾀ

コンセンサス △ RAFT/BFTは、実験段階検証は当事者＋Notary （Commandで指定）

△ RAFT/BFT は非公開検証はチャネル内関係者（Endorsement Policyで指定）

◎ PoA/RAFT/BFT実装済み（Quorum) 検証はネットワークで指定されたノードが実施

マイニングの必要性

無し (Notary Node) 無し (Orderer) 無し

ファイナリティ／ダーティーリード

・ファイナリティ有・ダーティーリード不可。

・ファイナリティ有・ダーティーリードを許容。・ファイナリティ確認にはクライアント側でのイベントを捕捉する実装が必要。

・ファイナリティ有（Quorum）・ダーティリード不可

プライバシー


コンセンサス


データモデル




開発主体

言語DB


後方互換性

レストア方法




ビジネス

テクノロジー

IT一般



①企画

②PM




技術比較③（続き・インターオペラビリティ）

17

項目 Hyperledger Fabric Quorum （その他ｴﾝﾀｰﾌﾟﾗｲｽﾞ向けEthereumも同様）

他基盤と接続 (APIレベル)

〇トークン授受の

標準サンプルとしてCorda-Settler を提供。

× 個別開発／実装が必要


他基盤と接続 (Native)

× 個別開発／実装が必要チェーンが分岐する為、実装には工夫が必要。



同一基盤違うネットワーク

〇半順序データモデルなため、自然に実現可能


× 個別開発／実装が必要将来的に、RAFT利用のネットワーク間でインターオペラビリティが提供される予定。

同一基盤同一ネットワーク

〇 P2Pモデルがベースなため、自然に実現可能

× チャネルを超えるだけでも別実装が必要。

〇 Ethereum準拠

プライバシー


コンセンサス


データモデル




開発主体

言語DB


後方互換性

レストア方法




ビジネス

テクノロジー

IT一般



①企画

②PM




項目 Hyperledger Fabric Quorum （その他ｴﾝﾀｰﾌﾟﾗｲｽﾞ向けEthereumも同様）


◎ ノード内検証（Cotract）とノード間検証（Flow）という二つのレベルを持つため、柔軟性に富む。

○ チェーンコード（ノード内検証）のみ。

〇 Ethereum準拠（ノード内検証）

データモデル

UTXOモデルバランスモデルバランスモデル（ethereumに準拠)

価値の移動

〇 UTXO＆P2Pにより、

秘匿化しつつ移動可能

ネットワークを跨いだ移動可能

△ 同一チャネルかつ公開データのみ保証異チャネル or プライベートデータについては防止機能なし

△ 同一ネットワーク/公開データは保証。秘匿化も可能だが速度に課題。異なるネットワークは不可

技術比較④技術の将来性

18

プライバシー


コンセンサス


データモデル




開発主体

言語DB


後方互換性

レストア方法




ビジネス

テクノロジー

IT一般



①企画

②PM




技術比較④（続き）

19

項目 Hyperledger Fabric Quorum

スケーラビリティ（ネットワークサイズ）

高い P2Pベースでトランザクションが発行

されるため、ネットワークサイズに依存しない

低いチャネル内にブロードキャストされるため、チャネル内のノード数に応じて速度低下

低いネットワーク内にブロードキャストされるため、ノード数に応じて速度低下

スケーラビリティ(TPS)

高い P2Pベースでトランザクションが構成されるためマルチスレッド化が容易。 DTCCの実験では、Cordaは

連続6,500TPS ピーク22,000TPS を発揮。 http://www.dtcc.com/news/2018/october/16/dtcc-unveils-groundbreaking-study-on-dlt https://lankydanblog.com/2018/12/14/throughput-a-corda-story/

中程度アンコミット状態でデータ書き込みをして（ダーティリードを許容）スループットを稼ぐ設計

低い基本的にはEthereumベースなため、マルチスレッド／分散化の効果が薄い。 RAFTベースだと200TPS程度が上限 https://medium.com/menapay/menapay-blockchain-tests-quorum-tps-8aac5f51820b

運用上のスケーラビリティ

容易に対応可能 P2Pベースでデータのやり取りが管理されるため、ノード追加は用意。

非常に困難新しいノード/組織を追加する度にチャネル構成を再構築する必要があり、その作業量は、指数関数的に増加する。

容易に対応可能パブリックブロックチェーンであるEthereumをベースにしているため、ノード追加は容易に実現可能

プライバシー


コンセンサス


データモデル

二重支払い



開発主体

言語DB


後方互換性

レストア方法




ビジネス

テクノロジー

IT一般



①企画部門が最初に検討すべきゾーン

②技術者が最初に検討すべきゾーン

③ブロックチェーン技術の場合なぜか最初に検討される

ゾーン

④技術の将来性を決めるゾーン

http://www.dtcc.com/news/2018/october/16/dtcc-unveils-groundbreaking-study-on-dlt












https://lankydanblog.com/2018/12/14/throughput-a-corda-story/








https://medium.com/menapay/menapay-blockchain-tests-quorum-tps-8aac5f51820b












技術比較⑤その他

20

項目 Corda Hyperledger Fabric quorum

ドキュメント管理機能

〇標準でトランザクションに同梱可能

△ 別途実装が必要

△ 別途実装が必要

高度なセキュリティ技術への対応

○ ・Enterprise版は正式にHSM対応済・Intel SGX対応開発中

× ・HSM対応には別途実装が必要・SGX 機能なし

× ・HSM対応には別途実装が必要・SGX 機能なし

監査対応 △ UTXOモデルに基づく遷移検証は大きなリソースを必要とするが、オブザーバーノード／RDB検索等を利用することで自動化可能。

△ バランスモデルに基づく監査は容易だが、チャネル構成が変化する場合、データの断絶が発生するため、システム的な追跡は非常に困難。

× プライベートトランザクションの検証は、個別トランザクションの追跡が必要なため困難。

ネットワーク運営

Corda Foundation（財団）を設立し、非中央集権化したネットワーク構築が可能に

ーー


結論

21

Corda最高！ Corda最高！

当たり前の技術比較を！

プライバシー


コンセンサス


データモデル




開発主体

言語DB


後方互換性

レストア方法




ビジネス

テクノロジー

IT一般



①企画

②PM




22 後発なので。 ※絵に何の意味もありません



DLT比較

Cordaの技術的特徴データモデルスマートコントラクトネットワーク

Q&A

Cordaの匿名化手法（Advanced）


Corda データモデル

24

～ UTXO×semantic DAG ～


Corda 3つの特徴

1. プライバシー

2. インターオペラビリティ

3. スケーラビリティ

Confidential © 2019 SBI R3 Japan, Inc. All Rights Reserved. CONFIDENTIAL

ブロック１ﾊｯｼｭ1

取引データ

1-1

取引データ

1-n

管理データ1

Input

input

output

output

・・・・・・・・・

・・・・

一般的なブロックチェーン(UTXOモデル）

ブロック２

取引データ

2-1

取引データ

2-m

管理データ2

ﾊｯｼｭ1

ﾊｯｼｭ2

input

ブロック3 ﾊｯｼｭ3

取引データ

3-1

取引データ

3-l

管理データ3

ﾊｯｼｭ2

・・・・

input

複数の取引が一つのブロックに → プライバシー確保は不可能



管理データ1

ブロック２

管理データ2

ﾊｯｼｭ1

ﾊｯｼｭ2 ブロック3

ﾊｯｼｭ3

管理データ3

ﾊｯｼｭ2

複数アプリ/ネットワークは合流できない

一般的なブロックチェーンデータモデル


管理データ1

・・・・・

ブロック２

管理データ2

ﾊｯｼｭ1

ﾊｯｼｭ2

BlockchainＡ

？？？ Blockchain B


Cordaのデータモデル

ブロック１

ﾊｯｼｭ&署名

取引1

input

input

Output

Output

ブロック２

取引2

ブロック３

取引3

input

input

ﾊｯｼｭ&署名

ﾊｯｼｭ&署名

１取引＝１ブロック


取引2

ﾊｯｼｭ&署名

取引1

Output

Output

取引3

input

input

ﾊｯｼｭ&署名

ﾊｯｼｭ&署名

ﾊｯｼｭ&署名

ﾊｯｼｭ&署名

input

Output input

Output input

Output

Output

Output

Output

Cordaのデータモデル

データが全体として半順序を為す（semantic DAG）


プライバシー

関係者しかブロックの存在を知らない⇒プライバシーの実現

ブロック１

ﾊｯｼｭ&署名

取引1

input

input

Output

Output

ブロック２

取引2

ブロック３

取引3

input

input

ﾊｯｼｭ&署名

ﾊｯｼｭ&署名


取引2

ﾊｯｼｭ&署名

取引1

Output

Output

取引3

input

input

ﾊｯｼｭ&署名

ﾊｯｼｭ&署名

ﾊｯｼｭ&署名

ﾊｯｼｭ&署名

input

Output input

Output input

Output

Output

Output

Output

インターオペラビリティ CordaアプリA

CordaアプリB

複数アプリ（ネットワーク）間で価値の移動が可能


速度とスケーラビリティ

従来のBlockChain エコシステム

×並列処理不可 ×速度がネットワークサイズに反比例（1/log(n)）

①並列処理可能 ②ネットワークサイズに依存しない


取引データ

1-1

取引データ

1-n

管理データ 1

Input

input

output

output

・・・・

・・・・

・

・・・・

ブロック２

取引データ

2-1

取引データ

2-m

管理データ 2

ﾊｯｼｭ1

ﾊｯｼｭ2

input

ブロック3ﾊｯｼｭ3

取引データ

3-1

取引データ

3-l

管理データ 3

ﾊｯｼｭ2

・・・・

input

全員で共有

ブロック１

ﾊｯｼｭ&署名

取引1

input

input

Output

Output

ブロック２

取引2

ブロック３

取引3

input

input

ﾊｯｼｭ&署名

ﾊｯｼｭ&署名

関係者共有


【参考】二重支払いを防止できない・・・・

ブロック１

ﾊｯｼｭ&署名

取引1

ブロック２

取引2 Output input

ﾊｯｼｭ&署名

Output

ブロック evil

不正取引

Input

ﾊｯｼｭ&署名

Output

二重支払い


CONFIDENTIAL

ブロック１

ﾊｯｼｭ&署名

Tx1

ブロック２

Tx2 Input

Input

Output1

Output2

Input= Tx1:Output1

ﾊｯｼｭ&署名

Output

①検証＆署名依頼 Notary

Tx1 ハッシュ+Output Index

②使用済みOutputの記録 ③署名の提供

【参考】Cordaの２重支払い防止＝Notary


ブロック１

ﾊｯｼｭ&署名

Tx1

ブロック２

Tx2 Input

Input

Output1

Output2

Input= Tx1:Output1

ﾊｯｼｭ&署名

Output

Notary

Tx1 Output1 ①検証＆署名依頼

ブロック evil

Tx evil

Input= Tx1:Output1

ﾊｯｼｭ&署名

Output

【参考】Cordaの２重支払い防止＝Notary


＝ブロックチェーン＋プライバシー＋インターオペラビリティ＋スケーラビリティ

まとめ


37

※絵に何の意味もありません

ビジネス向け。



DLT比較

Cordaの技術的特徴データモデルスマートコントラクトネットワーク

Q&A

（Advanced）


Corda スマートコントラクト

39

～開発から運用まで～


スマートコントラクト？？？

40

•自動で契約が執行されること

•コントラクト（契約）をスマートに行えるプロトコル

•デジタルに表現される資産を予め定められたルールに従って

自動的に移転させる仕組み

•契約を機械で実装する仕組み、また、そのようにして実装さ

れた契約

スマートコントラクトって？?


スマートコントラクトとは？

41

自動販売機

100円玉＋10円玉＋10円玉 ⇒ ジュース


ジュース販売＋銀行預金の引き落としを同時に

⇒スマートコントラクト


（新）自動販売機の技術要件

42

1. 価値の保存・移転（120円とジュース）

2. 取引ルールのコード化（ジュース１本120円）

3. 事後改ざん不可

この写真の作成者不明な作成者は CC BY-SA のライセンスを許諾されています

取引買い手の１２０円

売り手のジュース

売り手の１２０円

買い手のジュース

取引ルール

&署名

取引買い手の１２０円

売り手のジュース

売り手の１２０円

買い手のジュース

取引ルール

&署名

独自に検証独自に検証

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Gorilla-server.svg

https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/




スマートコントラクト基盤に求められる技術要件

43

ブロックチェーンとして必須

ビジネスで使うために必須

ビジネス上望ましい



44


1.価値の保存

2.適切なVM/言語（チューリング完全かつ決定論的）（検証結果が当事者毎に異ならないことを保証）

3.コードの改ざん防止





45


1. 価値の保存

2. 適切なVM/言語（チューリング完全かつ決定論的）（取引ルールのコード化＋検証結果が当事者毎に異ならないことを保証）

3. コードの改ざん防止


4.アプリ／基盤のアップグレード機能

5.プライバシー




46


1. 価値の保存




4. アプリ／基盤のアップグレード機能



6.アプリケーション間連携

7.スケーラビリティ



47


1. 価値の保存




4. アプリ／基盤のアップグレード機能



6. アプリケーション間連携

7. スケーラビリティ



48

# 要件 Cordaの機能

1 価値の移転 Notary

2 適切なVM言語 DJVM （※開発中）

3 コードの改ざん防止 Signature Constraint機能

4 アップグレード

5 プライバシー半順序型データモデルの採用

6 アプリケーション間連携

7 スケーラビリティ P2Pベーストランザクション処理


Cordaのスマートコントラクト基盤

49

IOU

CONTRACT REF

IOU STATE

PROPERTIESFrom: Alice

To: Bob

Amount: £10

Due: 01/03/2017

Paid: £5Penalty: 20%

PARTICIPANTS

AliceBob

TRANSACTION

OUT0

TX_HASH: c6167d0dc8e3b0a1…

OUT1

IN0

IN1

Sig

AliceSig

Bob

State

Alice

①Tx生成・署名

Bob

②検証・署名

Notary

③検証・支払い済記録

③署名検証

Sig

Notary

FlowContract

Issue

move

redeem

⑤署名検証台帳書き込み

④台帳書き込み

Cordaはスマートコントラクト基盤に必要な要件を充足した唯一の基盤です。※決定論的VM/言語のみベータ版


ついでですが・・・プロマネ目線で見たCorda

50

•枯れた基盤技術の採用

• Java+SQL

•Gradleベースのテストフレームワークの提供

•本番運用/ビジネス運営を見据えたツールの提供

• Corda Firewall

• Corda Enterprise Network Manager→次節にて

•ビジネスサイズに比例する課金体系


51 ※絵に何の意味もありません

プロマネ思い。



DLT比較

Cordaの技術的特徴データモデル


ネットワーク

Q&A

（Advanced）


ネットワーク運営 ①技術面

②ビジネス面

53


ネットワーク運営①技術面

54


名称機能

Node ノード

参加者が使うサーバ各参加者のLedgerを保管スマートコントラクトを認証・実行

Notary ノータリー

価値の移転の実現二重支払い防止

Trust Root トラストルート

ルートＣＡ証明書の保持参加者及びデータに対する認証の源

Identity Manager アイデンティティマネージャー

ネットワーク参加申請承認 (オフレッジャーワークフロー)

Network Map ネットワークマップ

ネットワーク参加者の“電話帳”

Cordaネットワークに必要な5つの要素

nodes

Network map

notary

A Corda Network

IM

Identity Manager

IM

Trust Root


Cordaネットワーク運営の3つのパターン

1. The Corda Network（Cordaインターネット）

2. Private Network（プライベート）

3. Segregated Network（１＋２）


The Corda Network

IM Trust Root Network map

Business Network 1

Business Network 2

Business Network 3

Business Network 5

Business Network 4

Business Network 6

Bank

Notary

Customer

• Cordaにおけるインターネット

• ネットワーク機能は第三者機関 The Corda Network Foundation が運営

• 参加者は自ノード運営のみ

（長所） • インターオペラビリティ • 低い運営コスト（短所） • 可視性 • 運営ポリシーに関与できない

ID Manager


Private Network （Corda Enterprise Network Manager使用)

• ネットワーク運営作業を自前で行う（長所） • 参加者秘匿 • あらゆるコントロール可能

SLA/物理的所在/ネットワークパラメータ他

（短所） • インターオペラビリティ無し • 運営コスト • 自前ルートＣＡのセキュリティ

Identity Manager

IM

nodes

Network map

Trust Root

Bank

Notary

Customer

BNO


Segregated Network (The Corda Networkの中でPrivate Network稼働)

• 試験段階（UAT環境では実装例有）

（長所） • コントロール可能 • 運営コスト低減 • 参加者秘匿

（短所） • ノータリー運営 • プライベートネットワークよりは自由度が低い

• 現状はまだ非成熟

IM

Corda Network mainnet

Segregated Network 2

Bank Customer

BNO

Identity Manager Trust

Root

Network map

Network map

Network map


ネットワーク運営②ビジネス面

60


ビジネスネットワーク

•技術だけでビジネスはやっていけない…

参加条件の設定／関係者間契約

オフチェーンガバナンス

ブランディング、マーケテイング

価格設定

運営者（オペレータ―）指定

•上記のような各種機能を総括して

“ビジネスネットワーク (Business Network) ”

ビジネスネットワークの管理者を

“ビジネスネットワークオーナー (BNO) ”

と呼称

Identity Manager

IM

nodes

Network map

Trust Root

Bank

Notary

Customer

BNO

オフチェーンの各種機能＝

ビジネスネットワーク


Business Network Toolkit

62

1. ビジネスネットワークメンバーシップサービス (BNMS). テスト環境での新しい参加者の受け入れ、既存参加者の停止、ノードに関するメタデータの提供

• BNOのための各種ツールをオープンソースで提供中（サポート外）

2. Cordapp配布サービス (CDS). 新しいアプリケーションの自動配布、Maven対応、本番環境への侵入無しの配布

3. データ復旧ツール（Ledger Sync）. 台帳データの正当性確認、データ消失時の復旧

4. ライセンス費用計測（Metering Cordapp）ビジネスネットワーク上でのCorda課金管理(CE4.3より提供開始）

https://github.com/corda/corda-solutions/tree/master/bn-apps/memberships-management













まとめ

DLT比較

⇒ 当たり前の技術比較を

データモデル

⇒ UTXO + semanticDAG

⇒ ﾌﾟﾗｲﾊﾞｼｰ／ｲﾝﾀｰｵﾍﾟﾗﾋﾞﾘﾃｨ／ｽｹｰﾗﾋﾞﾘﾃｨ


⇒ プロマネ目線

ネットワーク

⇒ 技術以外にも目配りを



DLT比較

Cordaの技術的特徴データモデル


ネットワーク

Q&A

（Advanced）

Confidential © 2019 SBI R3 Japan, Inc. All Rights Reserved. 65

Ｑ＆Ａ


エンジニア募集中



DLT比較

Cordaの技術的特徴

Q&A

Cordaの匿名化手法 or トークン実装


Cordaの匿名化手法

68

①基礎知識 ②NetWorkMap ③匿名化手順


基礎知識

69


基礎知識【X509 certificate（証明書）の証明書パス】

70

公開鍵dの持ち主はDさん

X509証明書

証明者(C,c)

公開鍵aの持ち主はAさん

X509証明書

証明者(A,a)

公開鍵bの持ち主はBさん

X509証明書

証明者(A,a)

公開鍵cの持ち主はCさん

X509証明書

証明者(B,b)

ルートＣＡＤが公開鍵dの持ち主であることを（めぐりめぐって）Ａが保証している。

公開鍵bの持ち主はＢさん

X509証明書

証明者(A,a)＆署名

Hash化 (A,a)の秘密鍵で暗号化

署名

(A,a)の公開鍵で暗号化

元のHash との一致を確認


Network Map Service

71


NetworkMapService（＝電話帳）

72

Public Key CordaX500Name 証明 NodeInfo

c6167d0dc8e3b0a1…

R3 IPアドレス他

7e240de74fb1ed08…

SBI R3 Japan IPアドレス他

d754d0dc8e3b0a1…

SBI Holdings IPアドレス他

5cafdebe4e78588…

Company A

IPアドレス他

NetworkMap Service

証明を受ける人Ｄと公開鍵d

X509証明書

証明者Ｃ

証明を受ける人Ａと公開鍵a

X509証明書

証明を受ける人Ａ

証明を受ける人Ｂと公開鍵b

X509証明書

証明者Ａ

証明を受ける人Ｃと公開鍵c

X509証明書

証明者Ｂ

ルートＣＡ


X509証明書

証明者Ｃ


X509証明書



X509証明書

証明者Ａ


X509証明書

証明者Ｂ

ルートＣＡ


X509証明書

証明者Ｃ


X509証明書



X509証明書

証明者Ａ


X509証明書

証明者Ｂ

ルートＣＡ


X509証明書

証明者Ｃ


X509証明書



X509証明書

証明者Ａ


X509証明書

証明者Ｂ

ルートＣＡ


Corda Node

Corda Node

各ノードはNetworkMapのキャッシュを保持

73

Node

identity service

Identity Service Public Key CordaX500Name 証明 NodeInfo

c6167d0dc8e3b0a1…


7e240de74fb1ed08…


d754d0dc8e3b0a1…

Corporate A IPアドレス他

5cafdebe4e78588…

Corporate B IPアドレス他


X509証明書

証明者Ｃ


X509証明書



X509証明書

証明者Ａ


X509証明書

証明者Ｂ

ルートＣＡ


X509証明書

証明者Ｃ


X509証明書



X509証明書

証明者Ａ


X509証明書

証明者Ｂ

ルートＣＡ


X509証明書

証明者Ｃ


X509証明書



X509証明書

証明者Ａ


X509証明書

証明者Ｂ

ルートＣＡ


X509証明書

証明者Ｃ


X509証明書



X509証明書

証明者Ａ


X509証明書

証明者Ｂ

ルートＣＡ

Public Key CordaX500Name 証明 NodeInfo

c6167d0dc8e3b0a1…


7e240de74fb1ed08…


d754d0dc8e3b0a1…

Corporate A IPアドレス他

5cafdebe4e78588…

Corporate B IPアドレス他

NetworkMap Service


X509証明書

証明者Ｃ


X509証明書



X509証明書

証明者Ａ


X509証明書

証明者Ｂ

ルートＣＡ


X509証明書

証明者Ｃ


X509証明書



X509証明書

証明者Ａ


X509証明書

証明者Ｂ

ルートＣＡ


X509証明書

証明者Ｃ


X509証明書



X509証明書

証明者Ａ


X509証明書

証明者Ｂ

ルートＣＡ


X509証明書

証明者Ｃ


X509証明書



X509証明書

証明者Ａ


X509証明書

証明者Ｂ

ルートＣＡ


匿名化

74


電話帳（Network Map）は全員で共有

75

SBIR3Japan Ｒ３ Network Map Service Public Key CordaX500Na

me

c6167d0dc8e3b0a1…

R3

7e240de74fb1ed08…

SBI R3 Japan

Public Key CordaX500Name

c6167d0dc8e3b0a1…

R3

7e240de74fb1ed08…

SBI R3 Japan


c6167d0dc8e3b0a1…

R3

7e240de74fb1ed08…

SBI R3 Japan

Legal Identity



c6167d0dc8e3b0a1…

R3

7e240de74fb1ed08…

SBI R3 Japan

e5ce0100267181fb…

SBI R3 Japan

5de1ced556270f6b…

R3


c6167d0dc8e3b0a1…

R3

7e240de74fb1ed08…

SBI R3 Japan

e5ce0100267181fb…

SBI R3 Japan

5de1ced556270f6b…

R3

匿名化のために①

76

SBIR3Japan Ｒ３

Confidential Identity

RootCA 公開鍵rootca

X509証明書

RootCA R3

公開鍵c6167

X509証明書

RootCA R3

公開鍵5de1c

X509証明書

R3

SwapIdentitiesFlow

Legal Identity


第三者(SBI Holdings)からすると・・・

77


c6167d0dc8e3b0a1…

R3

7e240de74fb1ed08…

SBI R3 Japan

e5ce0100267181fb…

SBI R3 Japan

5de1ced556270f6b…

R3

SBIR3Japan Ｒ３ SBI holdings


c6167d0dc8e3b0a1…

R3

7e240de74fb1ed08…

SBI R3 Japan


c6167d0dc8e3b0a1…

R3

7e240de74fb1ed08…

SBI R3 Japan

e5ce0100267181fb…

SBI R3 Japan

5de1ced556270f6b…

R3 知らない


トランザクション署名

78

R3はSBI R3 Japanが署名した事を確認可能


c6167d0dc8e3b0a1…

R3

7e240de74fb1ed08…

SBI R3 Japan

e5ce0100267181fb…

SBI R3 Japan

5de1ced556270f6b…

R3

Anonymize Tx 1

OUT1


OUT2

IN0

IN1

Sig e5ce0

Sig 5de1c

R3 & SBIR3Jap


トランザクション署名

SBI holdings Public Key CordaX500Na

me

c6167d0dc8e3b0a1…

R3

7e240de74fb1ed08…

SBI R3 Japan

知らない

Anonymize Tx 1

OUT1


OUT2

IN0

IN1

Sig e5ce0

Sig 5de1c

トランザクションを見ても、誰が署名したのかわからない ⇒匿名化の実現


Cordaのトークン関連実装

１．Token-SDK ２．Cash-Issuer ３．Corda-Settler


概要

81

• Token-SDK トークン発行に必要な機能を実装したアプリケーション開発キット

アプリケーションとして実用するためには個別の開発が必須

商用サポート対象

• Cash Issuer 決済インフラ構築に向けたサンプル実装

商用サポートは想定せず（各国規制要件により実装が変わるため）

• Corda Settler Corda外の決済システムへ接続するためのサンプル実装

XRP/Swiftへの接続サンプルが実装済み

トークン決済

Token-SDK Corda Settler Cash Issuer


Token-SDKの概要

82

トークン決済



Token-SDK①概要

83

トークン関連に必要な基本的な機能を提供するツール

1. ロードショー、発行、売買、イベント、償還、etc…

2. トークンそのものの基本的な分類の提供

特定のユースケースに対応するためには個別実装が必須

商用サポート対象

トークン決済



Token SDKの機能③トークンライフサイクル

84

トークン発行

トークン要綱生成

トークン要綱変更

募集開始前払込/発行トークンイベント

(株式分割/デフォルト他)

償還売買

トークン移動

トークン償還

TokenType Token


Token SDKの機能②トークン分類

85

状態変化無し状態変化あり

分割／合算可能

フィアット通貨（Money）中央銀行発行通貨仮想通貨ポイントユニットトラスト

株（Stock）債券（Bond）上場デリバティブ（Future/Forward/Option/CDS他）コモデティ投資信託

分割／合算不可

芸術作品トークンゲームアイテムトークン各種証明書トークンライブチケットトークン（その他非金融分野）

OTCデリバティブ借用書／ローン LPS

※青字は、Liablityとしての性質も重要となるトークン


Token SDK が提供する顧客への価値

86

• 分類(Taxonomy)

• ライフサイクルサポート

ツール顧客価値

• プライバシー確保

• 他Cordappとの連携

• フロント

• 新しい資本調達方法の提供

オーダーメード証券

非金融分野と連携した証券

• 小口化による投資家層の拡大

• ミドル・バック

• ミドル業務効率化・高度化

当局リアルタイム監査

• バック業務効率化

株主名簿管理不要／自動配当／自動決済

Toke

n-S

DK

C

ord

a B

lock

chai

n

• リコンサイル不要


Cash Issuerの概要～Stable Coin実装～

87

トークン決済



Cash Issuerの機能①概要

• Token-SDKを利用した決済インフラ構築のサンプル実装

•商用サポートは想定せず

（各国規制要件により実装が変わるため）


Cash Issuerの機能② 現預金に対する前提知識

•二つの「現預金」が世の中には存在する。

中央銀行発行預金（Central Bank Money)

• 中央銀行の負債

• 現金（紙幣・通貨）又は（商業銀行の保有する）中銀預金として存在

• CBDC（Central Bank Digital Currency）プロジェクトもCordaには

複数存在

商業銀行発行預金（Commercial Bank Money）

• 商業銀行の負債＝商業銀行の数だけ異なるシステムがある。

Cash Issuerのスコープ


Cash Issuer概念図

Cordaの世界

Cordaの外側

Issuer Node

Issuer Daemon

勘定系

英国銀行Open APIに準拠（Mock勘定系もCash Issuer内でサンプル構築）


Cash Issuer 経由（A⇒B 10,000GBP)

口座名支店名・口座番号残高

Party A 111111・12345678 100,000 GBP

Party B 111112・23456789 200,000 GBP

ノストロ

PartyA Node

PartyB Node Issuer

Node

勘定系

Issuer Daemon




Party A 111111・12345678 90,000 GBP

Party B 111112・23456789 200,000 GBP

ノストロ 999999・99999999 10,000 GBP

⓪ Issuer Daemon経由で勘定系のノストロ口座を常に監視 ①監視対象口座（PartyA, PartyBの追加）

②Party Aからノストロへの支払い

10,000 GBP

Issuer Node

勘定系

Issuer Daemon



PartyA Node

PartyB Node


Party A 111111・12345678 90,000 GBP

Party B 111112・23456789 200,000 GBP

ノストロ 999999・99999999 10,000 GBP

③Issuer Daemonがノストロ口座への入金を確認 ④IssuerがPartyAへステーブルコイン (10,000GBP)を発行 ⑤PartyAはコインをPartyBへ委譲

Issuer Node

勘定系

Issuer Daemon




Party A 111111・12345678 90,000 GBP

Party B 111112・23456789 200,000 GBP

ノストロ 999999・99999999 10,000 GBP

⑥PartyBがIssuerに償還を依頼

PartyA Node

PartyB Node

Issuer Node

勘定系

Issuer Daemon




Party A 111111・12345678 90,000 GBP

Party B 111112・23456789 210,000 GBP

ノストロ 999999・99999999 0 GBP

⑦Issuer DaemonがノストロからPartyBへの支払い

10,000 GBP

⑧償還

PartyA Node

PartyB Node

Issuer Node

勘定系

Issuer Daemon


Cash Issuer 構築から見えてきたリスク要因

96

信用リスク

• Issuerの信用リスク

システム構築にかかるリスク

• システム設計が当局の規制要件に合致しない

• システムが設計通り構築されていない

オペレーション／運用のリスク

• Cordaノード管理者による不正発行／不正償還

• Issureノードの秘密鍵盗難

• Issuerノードの可用性


Corda Settlerの概要～Corda以外の基盤への接続～

トークン決済



Corda settler概念図

Cordaの世界

Cordaの外側決済Oracle

為替Oracle

Corda Settler

外為決済を念頭に為替レート取得

Corda外の決済インフラを監視する

Oracle

XRP Swift 勘定系 Stable Coin 全銀ネット保振


Corda settler概念図

Cordaの世界


XRP Swift 勘定系 Stable Coin 全銀ネット保振


100

Corda settler＋XRP

Cordaの世界


XRP Ledger XRP Swift 勘定系 Stable Coin 全銀ネット保振


101

Corda settler＋XRP

Cordaの世界

Cordaの外側

B社 A社台帳A 台帳A

決済Oracle

XRP Ledger


102

Corda settler＋XRP ①決済内容の確定

Cordaの世界

Cordaの外側

B社 A社台帳A 台帳A

決済Oracle

XRP Ledger

①決済内容の確定/同意Ａ社→Ｂ社 100XRP支払い


103

Corda settler＋XRP ②XRP決済指示

B社 A社

Node A Node B

決済Oracle

XRP Ledger

②XRP決済の指示と決済ID取得


104

Corda settler＋XRP ③決済監視指示

B社 A社

Node A Node B

決済Oracle

XRP Ledger

③決済ID監視指示


105

Corda settler + XRP ④決済待ち→決済完了

B社 A社

Node A Node B

決済Oracle

決済待ち→④決済完了

一定間隔で決済状況確認


106

Corda settler + XRP ⑤決済済みトランザクション発行

Node A Node B

決済Oracle

決済完了

⑤決済完了をOracleが通知 →通知を受けて自動でCorda内の証券決済も可能（未実装）

①決済内容の確定・同意


エンジニア募集中


【参考】匿名化解除

108


次のトランザクションを考えると・・・

109 109

Anonymoise Tx1(R3&SBI R3)


IN0

IN1

OUT0

e5ce01

OUT1 5de1ce


c6167d0dc8e3b0a1…

R3

7e240de74fb1ed08…

SBI R3 Japan

e5ce0100267181fb…

SBI R3 Japan

5de1ced556270f6b…

R3

Sig

e5ce0 Sig

5de1c

Tx２(SBI R3 + SBI Holdings)


IN0 e5ce01

OUT0

OUT1

Sig e5ce01

R3

SBIR3Japan

SBI Holdings※

Tx1 Tx2

※実際にはSBI HoldingsもTx1を入手します。


me

c6167d0dc8e3b0a1…

R3

7e240de74fb1ed08…

SBI R3 Japan

知らない


IdentitySyncFlow

110

Tx２(SBI R3 + SBI Holdings)


IN0 e5ce01

OUT0

OUT1

Sig e5ce01


me

c6167d0dc8e3b0a1…

R3

7e240de74fb1ed08…

SBI R3 Japan

知らない


c6167d0dc8e3b0a1…

R3

7e240de74fb1ed08…

SBI R3 Japan

e5ce0100267181fb…

SBI R3 Japan

5de1ced556270f6b…

R3

SBIR3Jap


【参考】トークンエコノミー実現に向けて

111

～①実現への具体的道のり～


トレーサビリティ

112

https://crypto.watch.impress.co.jp/docs/news/1192599.html https://blockchainmedia.asia/post-480/ https://crypto.watch.impress.co.jp/docs/event/1133659.html

誰がどんな風に作ったのか確認したい

システムに入力されるデータが正しいかどうかがキモ

ノードオーナーが特定できる、プライベートブロックチェーンが適切

https://crypto.watch.impress.co.jp/docs/news/1192599.html

https://blockchainmedia.asia/post-480/



https://crypto.watch.impress.co.jp/docs/event/1133659.html

https://crypto.watch.impress.co.jp/docs/event/1133659.html


トレーサビリティからトークンエコノミーへ・・・・・

トレーサビリティ • 品質確保

SCM

サプライチェーンマネジメント

• 受発注自動化

SCF

サプライチェーンファイナンス

• 運転資金確保

企業グループ内トークン • 運転資金不要

誰がどんな風に作ったのかを確認できる

ようにしたい

注文、製造、配送まで自動化したい

注文履歴を元にお金を借りたい

資金をグループ内で発行したい

113


トレーサビリティからトークンエコノミーへ


SCM


SCF


企業グループ内トークン

ビジネスメリット

・商品に対する顧客の信頼確保

・スピード向上による顧客の信頼確保 ✔事務効率化によるコスト減（人件費・運転資金）

✔事務効率化によるコスト減（人件費） ☑大企業信用力による金利負担減少

☑運転資金極小化

小

大

インパクト

114


トレーサビリティからトークンエコノミーへ


SCM


SCF


企業グループ内トークン

技術要素

①対改竄性

① ＋ ②価値の移動 ③プライバシーの確保

①②③ ＋ ④SCMとのｲﾝﾀｰｵﾍﾟﾗﾋﾞﾘﾃｨ

①②③④

↓ ミッションクリティカル＝ ⑤基盤の安定性 115


トークンエコノミー実現に向けて

116

～②理想の世界はどんなもの？～


銀行

投資家A:

投資家B:

$1,000,000 $900,000 $500,000 $600,000

投資家A

現金

資産

$1,000,000

$900,000

25 Assets

35 Assets

信託銀行

投資家A:

投資家B:

25 Assets 35 Assets 30 Assets 20 Assets

投資家B

現金

資産

$500,000 $600,000 30 Assets 20 Assets

取引

トークン化によるささいな変化・・・

それぞれに契約・審査約定・照合

現状

アトミックトランザクション

規制当局関連当事者ミドル

未来

$100,000 (A) → (B)

10 Assets (B) → (A)

相対照合

投資家B

現金

資産

$500,000 $600,000 30 Assets 20 Assets

投資家A

現金

資産

$1,000,000 $900,000 25 Assets 35 Assets

自動審査自動約定自動照合自動決済 117


ささいな変化によって価値の移動が容易に・・・

分散台帳・ブロックチェーンプラットフォーム

中銀預金国債

預金債券ﾃﾞﾘﾊﾞﾃｨﾌﾞ株式

発注書請求書証明書契約書謄本

取引決済決済決済

信用供与

中央銀行商業銀行商業銀行企業企業

118


…あらゆる法人が銀行サービス（価値の移動）を提供！

銀行サービス

個人

銀行法人 Corda

個人

法人

本当の非中央集権化がここに 119

corda technology 191001€¦ · 基盤の後方互 換性 ver3.0以降の後方互換性を保証...

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