教育委員会 教育いばらき -...

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特集1 いばらきオンラインスタディ �����������P2 特集2 令和2年度主要事業 ���������������P4 No. 545 2020.5 教育委員会 教育いばらき この度、教育長に就任いたしました。 新型コロナウイルス感染症拡大予防に伴う学校休業などの対応につきまして、保護者 の皆様、教育に携わる皆様方に多大なる御協力をいただき、心から感謝申し上げます。 県内全域に渡る外出自粛要請など過去に例を見ない今回の状況は、子どもたちにとっ て大変な負担となり、保護者の皆様におかれましては今後の教育活動について御心配の ことと推察いたします。 県教育委員会ではこれまで以上に子どもたちの心に寄り添い、学びの保障など学習面 のサポートに努めて参ります。今後とも、皆様の御理解と御協力を賜りますようお願い 申し上げます。 教育長就任にあたって 茨城県教育委員会 教育長 小泉 元伸

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Page 1: 教育委員会 教育いばらき - edu.pref.ibaraki.jp家庭における教育の重要性を啓保護者へ子育てに関する情報を提供し学級などでの活用を推進し、各家庭の市町村やpta等と連携して家庭教育や、学習プログラムを掲載しています。

特集1 いばらきオンラインスタディ �����������P2特集2 令和2年度主要事業 ���������������P4

No.545� 2020.5

茨 城 県教育委員会 教育いばらき

 この度、教育長に就任いたしました。 新型コロナウイルス感染症拡大予防に伴う学校休業などの対応につきまして、保護者の皆様、教育に携わる皆様方に多大なる御協力をいただき、心から感謝申し上げます。 県内全域に渡る外出自粛要請など過去に例を見ない今回の状況は、子どもたちにとって大変な負担となり、保護者の皆様におかれましては今後の教育活動について御心配のことと推察いたします。 県教育委員会ではこれまで以上に子どもたちの心に寄り添い、学びの保障など学習面のサポートに努めて参ります。今後とも、皆様の御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げます。

教育長就任にあたって

茨城県教育委員会教育長

小泉 元伸

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 茨城県教育委員会では、臨時休業中の児童生徒の学びをサポートするために、県内の小・中学校の先生方を中心に作成した、小・中学生向けの授業動画「いばらきオンラインスタディ」をYouTube 上で公開しています。 動画では先生から質問を受けたり、ワークシートに自分の考えを記入したりするなど、実際に授業を受けているような臨場感や一体感を味わいながら学習を進めることができます。 教育委員会のHPからポータルサイトへアクセスして動画を視聴することができますので、子どもたちの学びの充実のため、ぜひ、ご家庭でご活用ください。

 また、高校生向けには県教育委員会HPで授業動画を公開するとともに、大学入学共通テストへ向けた学習の取り組み方や思考力、判断力、表現力の育成についても紹介しています。 その他、学校休業期間に活用できる学習教材については、文部科学省が運営する「子供の学び応援サイト」などもご覧ください。 茨城県では引き続き、子どもたち一人一人に応じた学びをサポートし、子どもたちが確かな学力を身に付けられるように努めていきます。

 実際の児童の反応やつまずきを想定して、ひっ算の繰り上がりの掲示物や、短く分かりやすい発問を考えて撮影しました。この動画をたくさんの児童に見てもらい、家庭学習の一助になればと思います。

特集 1

新型コロナウイルス感染症にかかる教育関連の情報は、こちらからご確認ください ⇒

▲茨城県教育委員会HP

▲ �HPでは、学校で使用している教科書ごとに動画を選択することができます(画像は小学生用)

▲常陸大宮市立大宮西小学校小松 未希先生

(授業動画を撮影する様子)

◀︎文部科学省 子供の学び応援サイト �(臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト)

▲小学3年生の算数(大日本図書)の授業「たし算とひき算のひっ算①」

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感染症を予防するために

体調に不安を感じたら 症状が続く場合は

相 談 窓 口

学校教育に関するお問い合せ帰国者・接触者相談センター

【受付時間】平日9時~ 17 時県立高等学校に関すること  高校教育課 TEL 029-301-5260

県立特別支援学校に関すること  特別支援教育課 TEL 029-301-5280

運動部活動に関すること  保健体育課 TEL 029-301-5353※市町村立学校に関することについては、各市町村教育 委員会へお問い合せください。

茨城県庁内:24時間対応(土日・祝祭日を含む) 専用電話(直通)029-301-3200      F A X     029-301-6341県内保健所:【受付時間】平日9時~ 17 時

◀茨城県のHPへリンクしています。 お住まいの地域を所管する保健所をご確認ください。

出典:厚生労働省HP

風邪の症状や 37.5℃以上の発熱が 4日以上(高齢者や基礎疾患等がある場合は2日程)続いている(解熱剤を飲み続けなければならないときを含む)

家庭内に感染が疑われる方がいる場合に注意したい8つのポイント▶

・まずはかかりつけ医へ電話で 相談する・学校へ連絡し、自宅で休養する

こんな症状がある時はすぐに連絡を! 帰国者・接触者相談センターにご相談ください!

感染の疑いがある場合には、専門の外来を紹介しています。マスクを着用し、公共交通機関の利用を避けて受診してください。

出典:厚生労働省HP

毎日検温し記録するなど、家庭内で家族の体調管理を徹底しましょう。

※5月5日時点の情報です。最新の情報をご確認ください。

i 県内各市町村教育委員会のお問い合せ先はこちらでご確認ください ⇒ 3

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i 県教育委員会提供のラジオ番組「みんなの教育」(茨城放送)は、月・水・金曜日(祝日等を除く)の午前7時37分~42分に放送中です。

 県立中高一貫教育校の中学生が1人1台の情報端末を利用できる環境を整備し、遠隔教育やクラウドサービス等の先端技術を活用した教育活動を推進します。

具体的には、情報端末を活用して、他者と協働して課題を解決する力を育成したり、生徒一人一人の学力に応じた学習機会の提供などをしたりします。また、生徒の学びや活動の記録を蓄積し、その後の学習や進路指導に生かしていきます。 先端技術を活用した ICT 教育を推進することで、生徒の情報活用能力を育成するとともに、大きく変化する社会やさまざまな課題に対応できる力を育みます。

 優れた指導力をもつ教員による遠隔授業(エリア型)や高度な専門性をもつ外部人材等による遠隔授業(ピンポイント型)の実証研究を行い、質の高い教育の実現を図ります。 エリア型は配信校からエリア内にある複数の受信校へ配信するだけではなく、受信校同士をつないだ遠隔合同授業も実施します。 ピンポイント型は英語科とプログラミングで行い、一つの配信校・配信地と一つの受信校をつなぎ、英語科ではネイティブスピーカー、プログラミングでは大学教員等による授業を実施します。

 茨城県から全国、世界で活躍するトップアスリートを輩出するため、ジュニアアスリートの発掘・育成を中心に競技力の向上を図ります。

 加えて、モデル競技(バスケットボール・サッカー)でのトップアスリート育成システムを構築します。

 県では「いばらき教育プラン」において、4つの基本方針のもと、様々な施策を進めています。ここでは、令和2年度主要事業について紹介します。

特集 2

子どもたちの

自主性・自立性

を育む

�令和2年度主要事業New! 県立学校先端技術活用教育推進事業

New! 小中学校における遠隔教育実証研究事業

New! 世界へ羽ばたくトップアスリート育成事業

ジュニアアスリートの発掘・育成

選抜され将来性が見込まれる小中高生

体力テスト 体験教室

各競技団体

県・県体育協会

・合同練習会、全国トップレベルの指導者招へい・トレーニング方法や栄養学等の講座�※大学との連携

・専門的な運動能力測定・適性競技への誘導

育�成

発�掘 体力のある子ども・スポーツに興味がある子ども

トップアスリートの育成モデル(バスケットボール・サッカー)

プロチーム・大学等連携

地区ごとにセレクション実施

U16

U12

U18

U14

◦�プロチーム等と連携した育成システム作り

選抜

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i 茨城県にゆかりのある著名人のインタビューなどを掲載! 茨城県 スペシャルインタビュー 検 索

●�

家庭の教育力向上プロジェクト

事業

 

家庭教育ポータルサイトに子どもの

発達段階に応じた家庭教育支援資料

や、学習プログラムを掲載しています。

市町村やPTA等と連携して家庭教育

学級などでの活用を推進し、各家庭の

保護者へ子育てに関する情報を提供し

ます。家庭における教育の重要性を啓

発することで、家庭の教育力向上を図

ります。

●�

地域の教育支援体制等構築事業

 

児童生徒に対して市町村が行う放課

後の学習支援事業や、土曜日等の学習

活動・体験活動を支援します。

「家庭教育支援資料」モバイル版はこちらから

図書館魅力向上推進事業

 

県立図書館を県民の集まる拠点とし

ていくため、1階フロアにカフェスペー

スを整備し、図書館のさらなる魅力向

上を図ります。�

➡詳細はP.7へ

●美術館・博物館展示事業

 

美術館においては国内外の優れた美

術品の展覧会を、博物館においては自

然や歴史などに関するテーマの企画展

等を開催します。

●運動部活動地域連携再構築事業

 「茨城県部活動の運営方針」を踏ま

え、生徒のスポーツニーズに対応した

部活動運営や部活動指導員の活用、合

同部活動の研究を行うことで、効率的・

持続的な部活動の運営を図ります。

プログラミング・エキスパート

育成事業

 

全国トップレベルのプログラミング

能力を持つ中学生・高校生を育成する

とともに、多くの生徒がプログラミン

グに興味を持つような学習サービスを

提供します。

●外国語指導助手招致事業

 

県立学校等のALT(外国語指導助手)

を増員し、生徒がネイティブスピーカー

と実践的なコミュニケーションを図る

機会を増やします。これにより、英語

で思考・議論する能力を育成します。

●IBARAKIドリーム・パス事業

 

高校生等を対象に、自分の夢実現や

地域の課題解決に向けた企画立案・実

践活動を通して、高い創造意欲を持ち、

リスクに対して挑戦できる力、アント

レプレナーシップ(起業家精神)を養成

します。

いじめ問題対策推進事業

 

LINE等のSNSを使った相談窓

口の開設期間を拡充するとともに、県

と市町村・学校が専門家と連携して、

いじめ等の早期発見から解消まで一貫

してサポートします。

➡詳細はP.7へ

●スクールカウンセラー配置事業

 

臨床心理に関して専門的な知識・経

験を有するスクールカウンセラーを小・

中・高等学校等に配置・派遣し、児童

生徒へのカウンセリングや教職員及び

保護者へカウンセリングに関する助言

と支援を行います。

●�

みんなに優しい学校施設づくり

推進事業

 

県立の特別支援学校・中等教育学校・

高等学校を対象に、学校の生活環境の

改善、避難所としての機能向上及び障

害者等への配慮を目的に、既存トイレ

の洋式化及び多目的トイレの整備を推

進し、児童生徒に優しい施設改修を行

います。

その他主要事業

社会全体による子どもたちの

自主性・自立性の育成

基本方針1

確かな学力の習得と

活用する力の育成

基本方針2

生涯にわたる学習と

文化芸術、スポーツ活動の推進

基本方針3

誰もが安心して学べる

教育環境づくり

基本方針4

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県央地区 TEL 029-221-5550 県北地区 TEL 0294-34-4652鹿行地区 TEL 0291-33-6317 県南地区 TEL 029-823-6770 県西地区 TEL 0296-22-7830

相談方法:電話・面接・Eメール・ホームページ内電子掲示板への書き込み(匿名も可)受付時間:電話・面接:月・水 9:00~16:30 火・木・金 9:00~18:30     Eメール・書き込み:24時間

いじめ・体罰については…

いじめ・体罰解消サポートセンター

不登校・情緒不安などの悩みは・・・

子どもの教育相談

少年相談コーナー茨城県 警察本部 少年課

子どもホットライン

 少年の非行問題、犯罪被害に関し、少年自身、保護者、教育関係者等からの相談に対応しています。一人で悩まず気軽に相談してください。TEL 029-231-0900(水戸) 029-847-0919(つくば)Eメール [email protected] (24時間受付、ただし返信は 平日8:30~17:15の間)受付時間:24時間(平日17:15~翌日8:30 及び土日、祝日は本部当直対応)

子ども専用の相談窓口こ せんよう そうだんまどぐち

TEL 029-221-8181 FAX 029-302-2166相談方法:電話・FAX・Eメール受付時間:24時間(毎日いつでもお電話ください)

(            )

TEL・FAX 0296-71-3870Eメール [email protected]電話受付時間: 8:00~21:00       (毎日、ただし、12/27~1/3を除く)FAX・Eメール:24時間面接での相談受付 TEL 0296-78-3219 月曜日~金曜日の9:00~16:30 ただし土日、祝日、12/29~1/3を除く

子どもの発達についての相談は・・・

発達が気になる子どもの教育相談

TEL 0296-78-2777相談方法:電話・面接(要予約) 面接場所は、県教育研修センター受付時間:9:30~16:30 (土日、祝日、12/29~1/3を除く)

県の教育行政に関するご質問、ご意見、ご提言

教育行政相談

相談方法:県教育委員会ホームページ内専用 フォームへの書き込み

https://www.edu.pref.ibaraki.jp/board/qa/    soudan/postmail/index.html 県内の公立小中学校に関するご質問等は、各市町村教育委員会までお願いします。

相談の希望は各学校へ 各学校には、いじめや不登校などに対応するため、専門的な知識や経験のあるスクールカウンセラーが配置・派遣されています。 児童生徒だけではなく、保護者からの相談にも応じますので、相談したい方は、直接、学校にお問い合わせください。

スクールカウンセラーにご相談を

その不安や悩み、ぜひ相談してください お子さんの勉強や友人関係、また、しつけのことで不安を抱えたり、悩んでいたりすることはありませんか。 県教育委員会では、各種相談窓口の設置や、学校へのスクールカウンセラー配置・派遣など、児童生徒や保護者の皆さんが相談できる環境を整えています。専門の相談員が、抱えている悩みや不安、思いなどを一緒に考えていきますので、ぜひご相談ください。

いじめ・体罰解消サポートセンター 検 索

教育行政相談 茨城 検 索

子どもホットライン 検 索

i 各種相談窓口では、高校生を含む幅広い年代の子どもたちの相談を受け付けています。ぜひ、ご相談ください。 6

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i

 

高一の娘は、受験勉強を頑張っ

て、高校に入学しました。しか

し、五月の連休明けから、「この学校は

自分には合わない」と言い出しました。

担任からは、宿題を提出せず、授業態

度が意欲的でないので、「このままでは

進学するには成績が心配です。」と言わ

れました。親としてどのように接した

らよいでしょうか。�

(高一女子の母)

 

高校生になったばかりの時期

に、娘さんからのこの言動には、

さぞ困惑のことと思います。

 

ところで、なぜ、「学校は自分に合わ

ない」と言い出したのでしょうか。勉

強についていけないのか、学校での人

間関係に原因があるのかなど、まずは、

理由をよく聴いてみましょう。

 

また、娘さんが抱える問題の解決に

は、娘さん自身に、今自分が何をした

いか、何ができるかを考えさせ、でき

ることから行動に移せるようなアドバ

イスをすることが大切です。その際、

娘さんの気持ちをよく受け止めなが

ら、これからの目標設定や日常生活の

過ごし方について一緒に考えるととも

に、改めて担任から、学校での様子や

進級に関する情報を集めておくとよい

でしょう。

 

心配するあまり、親の考えを押しつ

けるようなことはせず、娘さんに、自

分自身を振り返る時間を持てるように

温かく見守りましょう。

(県教育研修センター子どもの教育相談員)

電話相談0296(71)3870

A

 

子どもが「だれにも相談できない」

という悩みを口にすることがありま

す。「だれにも話せなかった理由」

は子どもによって様々です。

 

どう話せば良いかわからない子、

怒られるのが嫌な子、話すのが恥ず

かしい子、否定されることが怖い

子、弱音やぐちはダメだと思う子、

心配や迷惑をかけたくない子、自分

が悪いと思いやすい子、もう傷つき

たくないと思う子…など、様々な理

由があります。そして、家族や友だ

ち、身近な人に相談できずに苦しん

でいる子どもは決して少なくありま

せん。

 

子どもホットラインでは、電話や

メールなどで届く「子どもの声」に

耳を傾けています。お話をしてくれ

る方の気持ちをていねいに聞き、一

緒に感じたり、悩んだり、考えたり

することを心がけています。「電話

をかけるのは不安だったけれど、知

らない人だからこそ安心して話がで

きた」と感想を教えてくれる子ども

もいます。

 

これからも子どもたちが「誰にも

話せない」と一人で悩みを抱え込む

ことのないよう、子どもたちの心に

寄り添った相談窓口でありたいと思

います。

(こどもホットライン)

電話相談029(221)8181

Q

だれにも話せない

勉強をしなくなった娘

県立美術館・博物館の情報をご確認いただけます。

Information お知らせ

 

茨城県立図書館を県民の集まる拠点と

していくため、館内1階ロビーにカフェを

整備します。

 

カフェの運営は、全国的に展開している

星乃珈琲が行うこととなり、これまでの

県立図書館のイメージを一新するデザイン

となります。

 

カフェエリアには、ゆったりと読書がで

きるくつろぎスペースやビジネスにも利用

が可能なノートパソコン等が使えるスペー

スを設置し、おひとりでもファミリーでも

友人同士でも、コーヒーと会話を楽しめ

る図書館に変わります。

 

カフェのオープンに向けて、現在県立図

書館は休館中のため、利用者の皆さまに

はご不便をおかけしておりますが、新し

く生まれ変わる県立図書館にぜひご期待

ください。

 

休館等の情報につきましては、県立図

書館ホームページでご確認ください。

 

生涯学習課振興担当

℡029(301)5318

カフェのイメージ図

◀︎図書館のHPはこちらです

 

LINEを活用した中高生専用相談窓

口を開設しています。学校のこと、友達

のこと、自分自身のことなどの相談に、

カウンセリングの専門家があなたの話を

ていねいに聴きます。

【期間】

 

5月1日~9月18日(141日間)

 ※期間を拡張しました。

 

1月4日~1月23日(20日間)

【時間】

 

18時~22時

【相談方法】

 

各学校で配付された周知カードの

QRコードを読み取り、友だち追加して

ください。

※�

電話での相談は「子どもホットライン」

029(221)8181で受け付けて

います。

 

義務教育課生徒指導・いじめ対策推進室

℡029(301)5229

▲周知カード(期間拡張前)

茨城県立図書館1階ロビーに

カフェを作ります

SNS活用相談窓口「いばらき子ども

SNS相談2020」を開設しています

家庭教育相談

子どもホットライン

相談員より

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教育いばらき

第五四五号[茨城県教育委員会ホームページ]https://w

ww.edu.pref.ibaraki.jp/board/index.htm

l

2020年5月21日 

発行/茨城県教育委員会 

編集/茨城県教育庁総務企画部総務課 

〒310―8588�

水戸市笠原町978番6 

電話029―301―5152

ここから下の段は広告です。掲載の広告は、県教育委員会の事業とは関係ありません。この広報紙の制作費用の一部を広告収入でまかなっています。

みんなで読んでみようおしえて ふれあちゃん!

▲ 空から見ると弘道館の広さが分かるね

▲偕楽園で梅を見ながらひと休み

▲弘道館について もっと学んでみよう! HPはこちら。

今から約180年前、日本でいちばん大きな藩校(藩の学校)が水戸につくられました。江戸時代の学校ってどんなところだったのかな。今回は、弘道館について学んでみよう!

ふれあちゃん

 弘道館は水戸藩の第9代藩主徳川斉昭が1841年につくった藩校です。生徒は約1,000人!「文武不岐」といって学問と武芸どちらも大切にされ、午前は歴史や数学などを勉強し、午後は剣術や馬術などで体をきたえました。卒業のしくみはなかったから、大人になっても弘道館に通って学ぶことができたんだよ。

 ほかにも、お医者さんを育てる「医学館」では薬をつくったり種痘(予防接種)の研究などもしていました。今の大学のようにさまざまなことを学ぶことができる場所だったんだね。

い がく

かん しゅ とう   よ  ぼう せっ しゅ

はん しゅ とく がわ なり あき

文 武 不 岐 ~ 学問と武芸どちらも大切 ~

人 能 弘 道 ~ 人こそが道を弘めることができる ~

 斉昭は千波湖のそばに、人々が楽しむことができる庭園として偕楽園をつくりました。弘道館は学問と武芸をがんばる場所、偕楽園はリラックスするための場所、実は二つで一つなんです。 弘道館と偕楽園には合わせて3,800本の梅の木があります。梅は学問の木、そして春になるとどの花よりも先に咲くから、魁の花とも呼ばれるんだよ。時代のリーダーを育てたいという思いが、梅の木には込められていたのかもしれないね。

一 張 一 弛 ~ 勉強のあとはちょっとひと息 ~

ひ と よ く み ち を ひ ろ む ひろ

い っ ち ょう   い っ     し

 どうして弘道館はつくられたのかな? 江戸時代の終わりごろ、それまで鎖国をしていた日本に、外国の船が開国を求めてたくさんやって来ました。その中で、日本がひとつの国として豊かになり、人々が平和に暮らすためには、教育が大事だと斉昭は考えたんです。弘道館という名前には正しい「道」を「弘」める人を育てる学校という意味があるんだよ。『論語』という中国の古い書物からつけられています。

さ こく

ろん ご

今回は弘道館

ぶ ん     ぶ     ふ     き

さきがけ

こう どう かん

▲江戸時代にタイムスリップしたみたい!