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おやにもらったこのイノチ 使わないともったいない
第2あおぞら 下元真人今年は本当に暑い夏でした。パソコンに向かっている今日,8月28日,日曜日,まだ
まだ猛暑の真っ只中ですが,あおぞら便りが発行される頃には過去形になっていること
を願います。
今年は話題に事欠かない年ですね。あまり耳にしたくない話題も多いように思います。
その中でも最たるものが,神奈川県相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で元職員
が刃物で入所者に次々と襲いかかり、19人が死亡、26人が怪我をした、あの事件でしょう。逮捕後の容疑者の発言,耳を疑うものがありました。口にするのもおぞましい内容
です。
事件から数日して,自宅に引きこもっている障害を持った方から電話がかかってきま
した。不安で泣いていました。「僕は死んだ方がいい人間ですか?」質問が胸に刺さりました。
自分の言葉では彼を癒す事が出来ず,知的障害の父といわれる近江学園の糸賀一雄さん
の言葉とその意味を伝えました。「この子らを世の光に」であって、断じて「この子ら
に世の光を」ではない。あおぞらの仲間たちと過ごした 20年,私が仲間たちに出来た事の何倍も,仲間たちからたくさんの光を頂きました,仲間たちから支えられた20年で
す。
明るい話題もありました。一番印象に残っているのは,なんと言っても,オリンピッ
クです。メダルの数,すごいですね。あおぞらの仲間たちにも,メダルラッシュがあり
ました。よさこい祭りに参加した仲間たち,スポーツ大会に参加した仲間たち,嬉しそ
うにメダルを見せてくれました。オリンピックのメダリストに引けをとらない笑顔とド
ラマに感動しました。
嬉しい報告があります。新人職員の畠山さん,新婚さんだったので,少子化問題に早急
に取り組む事が業務命令ですと冗談半分に話していたのですが,なんとさっそく,産休
をとることになりそうです。現場としては非常に困るのですが・・でも,本当におめで
とうございます。産休から復帰した職員さん,何人もいますが,みんなひとまわり(も
ちろん体じゃなくて・・)大きくなって,職場で活躍をされています。
私は子育て,ほぼ終わっていますが、お世話になった産婦人科の先生から頂いて,子
育ての指針としてトイレにずっとはっている詩があります。子育て中のお母さんやお父
さん,まだ独身でこれからの人に,是非読んでいただきたいので紹介します。
書いたのはドロシー・ロー・ノルト、レイチャル・ハリスと言う人で,家庭教育や子
育てのコンサルタントを長年勤めていた人です。「子供が育つ魔法の言葉」という本に
出てきます。題名は有名な言葉なので,知っている方もおられるのではないでしょうか。
「子は親の鏡」
けなされて育つと、子どもは、人をけなすようになる
とげとげした家庭で育つと、子どもは、乱暴になる
不安な気持ちで育てると、子どもも不安になる
「かわいそうな子だ」と言って育てると、子どもは、みじめな気持ちになる
子どもを馬鹿にすると、引っ込みじあんな子になる
親が他人を羨んでばかりいると、子どもも人を羨むようになる
叱りつけてばかりいると、子どもは「自分は悪い子なんだ」と思ってしまう
励ましてあげれば、子どもは、自信を持つようになる
広い心で接すれば、キレる子にはならない
誉めてあげれば、子どもは、明るい子に育つ
愛してあげれば、子どもは、人を愛することを学ぶ
認めてあげれば、子どもは、自分が好きになる
見つめてあげれば、子どもは、頑張り屋になる
分かち合うことを教えれば、子どもは、思いやりを学ぶ
親が正直であれば、子どもは、正直であることの大切さを知る
子どもに公平であれば、子どもは、正義感のある子に育つ
やさしく、思いやりをもって育てれば、子どもは、やさしい子に育つ
守ってあげれば、子どもは、強い子に育つ
和気藹藹とした家庭で育てば、この世の中はいいところだと思えるようになる
今は,子どもの部分を部下や同僚,仲間たちに置き換えて読んでいます。是非お勧めし
ます。(今回のあおぞら便りを担当している黒沢さんに原稿の枚数制限を聞くと,特に
ない、なんぼでも、というので,少し自分の出来事を報告します。)
先日、売り上げの入金に仲間たちと銀行に行くと、入り口にペッパー君というロボッ
トが立っていました。接客を担当しているそうです。年齢当てが得意、さっそく仲間た
ち五人と試してみました。ピタリ一名、あとは一~三歳の誤差、まあまあだな。さあ、
私の番である。ペッパー君の手を握り、じっと見つめる。ペッパー君、少し考え込んで
「三十三歳ですね」と答えた。やったぁ~、それから浮かれまくりである。(さて私の
実年齢はいくつでしょう)めったに鏡を見ない私が何度も鏡を見てニヤニヤ、そんな状
態が三日ほど続きました。とうとう娘から、「キモイ、エロづいたオヤジ」といわれる
始末。
それにしても、私のどこを三十三歳と判断したのだろう。フサフサの髪の毛?いや、
パサパサが関の山。肌の艶?・・シミ皺黒ずみが目立つなぁ。眼力?いやいや、黄色く
濁ってとろ~ん。唇?いや、カサカサだ。・・・三日も自分の顔を鏡で見ていると、年相
応の皺やシミ、薄くなりかけた頭髪の白髪が目に付く。ペッパー君のお世辞に浮かれて
しまった自分を恥じた。コンピューターの進歩は驚異的だから、時にはお世辞も言うの
か・・
サミュエル・ウルマンの青春という詩を思い出した。サミュエル・ウルマンとは,詩
人ではありません。詩を書くのが大好きな 80歳のおじいちゃんです。80歳の誕生日に,
おじいちゃんがノートに書き溜めていた詩を,家族が詩集として自費出版してプレゼン
トしました。日本で有名になったのは,昭和天皇とマッカーサー元帥のツーショット写
真からです。その写真に写っていた英文の詩に感動した日本人が訳したのが始まりです。
松下幸之助の目にとまり,あるインタビューで紹介し,雑誌に載った事で有名になりま
した。アメリカでもほとんど知られていなかった詩ですが,日本で有名になった事でア
メリカでも知られるようになりました。転職するには歳がいき過ぎたと悩んでいた時、
友人から頂いた詩,私があおぞらでお世話になるきっかけになった詩でもあります。
『青春とは人生のある期間を言うのではなく心の様相を言うのだ。優れた創造力、逞し
き意志、炎ゆる情熱、怯懦を却ける勇猛心、安易を振り捨てる冒険心,こう言う様相を青
春と言うのだ。年を重ねただけで人は老いない。理想を失う時に初めて老いがくる。歳
月は皮膚のしわを増すが,情熱を失う時に精神はしぼむ。~中略~ 人は信念と共に若く、
疑惑と共に老ゆる。人は自信と共に若く,恐怖
と共に老ゆる。希望ある限り若く 失望と共に老い朽ちる。~後略』
まあ、戸籍謄本の数字なんて関係ないさ。ペッパー君、この詩を知っていたのかも。
閑話休題・・一番言いたい事を 最後に言います。
最近の若い職員さん,こぢんまりとし過ぎています。少し年寄り臭いぞ,覇気がない
のでは? 時には大声を出してみたらどうです? もっと元気に前向きに・・
人は自身の軌跡を残す為,長い人生のある期間,人のために社会のために命がけで,必
死になって、困難と思われる事に損得勘定抜きで取り組むものです。そこに人生の醍醐
味が待っています。達成感や生きている実感、本物のご褒美が待っています。
愚痴や不満はとりあえず置いといて、そろそろ本気になってみてはどうですか?来年
からでも,来月からでも,来週からでもなく,今日,今この瞬間,何かを成す一歩を踏
み出す決意をしませんか。三日坊主でも良いです、三日おきに決意しましょう。人生を
かけるにふさわしい舞台、人のために汗を流す素敵な舞台は、もうとっくに準備されて
います。
人跡繁ければ山も凹む,一緒に力をあわせて頑張りましょう。
Post-script今回,二つの詩を紹介しましたが,今,第 2あおぞらのメンバー前田高昌さんと作詩
に取り組んでいます。前田さんは,もともと詩をかくのが好きで,一昨年のあおぞら便
りに一編載せました。その詩がとても素敵だったのでNHKのハート展に応募しました。
そして見事に入賞の一報を受けました。しかし,未発表のルールがあり,あおぞら便り
に載せていたことが理由で入賞の対象外になってしまいました。本当に残念でした。今
年はそのリベンジに取り組んでいます。最後に,前田さんのハート展入賞の一報があっ
た詩を読んでください。そして糸賀一雄さんの「この子らを世の光に」を噛締めてみま
しょう。
おやにもらったこのイノチ
生きている間に使わないともったいない
じぶんは おやにもらったこのイノチを大事にして
仕事もして 生活もきちんとして 完全燃焼して
おやにもらったこのイノチを使って 頑張って
しぬときまで 生きて生きて いきぬきます
おやにもらったこのイノチ 使わないと もったいない 前田高昌 作
5月29日(日)に第18回障害者スポーツ大会が春野総合運動公園を中心に行われま
した。今年も陸上、水泳、卓球、フライディングディスク、ボーリングにエントリーし
ていましたが、当日は、雨の影響で、フライングディスク競技が中止になってしまいま
した。しかし、他の競技は、無事に行うことができ、参加したメンバーは、楽しく競技
に参加することができました。メダルが取れて喜びいっぱいのメンバーや、もう少し…
だったけど「頑張った。楽しかった。」と笑顔のメンバーまで、それぞれの頑張りが見
られた大会でした。
あおぞらセンター サービス管理責任者 林 幸孝
今年の夏は、例年より雨が少なく、晴れた天気が続き、暑い中での畑作業が大変でした
が、みんな元気に一生懸命に作業に取り組んでくれていました。
今年の夏の畑での作業は、椎茸原木運び・畑の管理
(草引き、水やり、肥料散布)・どくだみ収穫をメイ
ン
に、みんなで一緒に協力して作業に取り組みました。
どの作業も、直射日光に当てられての作業になるの
で、
熱中症にならないように、塩飴を取ったり、こまめ
に
お茶やポカリなど水分補給するように徹底しました。
今後も、猛暑は続いていくと考えられるので、熱中
症対策・畑作業内容の見直しを考えて、少しでも働きやすい環境を提供できるよう頑
張っていきたいと思います。
花の方は、秋冬用の花の種まきをしています。
パンジー、ビオラ、ペチュニア、ハボタン、
ダスティーミラー、ナデシコなど、
たくさん植えています。
今年は、公園に花を植える目標に向かって、
~毎日暑い中頑
畑より
例年より多くの数を植えているので、
花ハウスでは、土作り、環境整備など
忙しい日々を過ごしています。
これからの季節は、秋冬物の野菜(人参、さつま芋、大根、椎茸)の収穫に向けて、
1人でも多くのお客さんに買ってもらえるように、一つ一つ丁寧に丹精込めて、美味しい
野菜・きれいな花をみんなで協力して作っていきたいと思います。
畑支援員
湯浅 雅弘
新年度となり、主な作業であるサニーマートPFセンターの作業にも変化がありました。従来行ってきた、キャベツの芯取り、人参の皮はぎ作業が無くなり、グリーンリーフ・サニーレタスの下処理が始まっています。開始当初は、職員、メンバーともに苦戦していましたが、少しずつスピードも速くできるようになってきました。野菜の状態によっては非常に難しい作業ではありますが、取り残しや異物混入などに気を付けて頑張ります。
あおぞらファクトリー
☆毎日の納品も
頑張ってます☆
あおぞらファクトリー
戎井 健太郎
8月4日木曜日,お天気にも恵まれ,みんなで『鏡川源流憩いの広場』へバーベキュー
と川遊びに行ってきました!知る人ぞ知る…キャンプ地で,朝一番から場所取りにも気
合いを入れていざ!到着後は,川遊び。皆,思い思いに泳いだり,飛び込み岩に挑戦する
メンバーも♪少し冷たくて,キレイな水なので皆,嬉しそうに泳いでいました。
お昼は,バーベキュー!お肉や野菜,とうもろこし
を焼いて,みんな ご飯のおかわりもしました。
バーベキュー後は,
もうひと泳ぎ。
その後,岡崎牧場に寄っ
てソフトクリームを食べて
帰ってきました。束の間の
蒼空舎 日帰り旅行♪
涼をみんなで楽しんできま
した。
支援員 清藤 美和
8月18日(木)に香北の健康セン
ターセレネのプールに行ってきまし
た。
流れるプールや泡の出るプールなど
で遊んで帰りにジュースを飲んでき
ました。
支援員 山中 悠司
毎月11日は、ジャスコの一階でイエローレシートを集めています。
メンバーの明るく元気な呼びかけにより、いつも沢山のお客様に
ご協力をいただいております。
集まったイエローレシートで、ゴミ袋や掃除用具・洗剤などを購入しました。
イエローレシート活動 いつも保護者の皆様にも
ご協力頂きましてありがとうございます。
セレネプール
あおぞらセンターの仲間とも一緒の机に座って話をしながら交流をしました。中には、「食べ過ぎたぁ~!!」と言ってお腹をさする人も・・・・・お天気にも恵まれ、全員が笑顔で参加できた楽しい行事となりました。
支援員 桑原 くみ
第2あおぞら ~夏の仲間達~流しそうめん
8月23日にあおぞらセンターにて
流しそうめんに参加しました。竹を切っ
ての本格的な行事に、初めて参加する方
は驚きと嬉しさを見せ、初めてではない
方は夢中になって流れて来るそうめんを
取って いました。
支援員 川越 香織
よ さ こ い 踊 り
今年もグループホーム恒例の「ビヤホール親睦会」を行いました。
結婚式場でもある、ドリーマー ベイシャトーのホールは格調高く、 ちょっぴり優雅な
気分にひたることができました。総勢100 名の参加者でにぎわう会場には、ビュッフ
に
ごちそうが並んでいますが,一度に行くと混み合うため格調高い会場にふさわしく、
「レ
デーファースト」とし、女性から先にお料理を取りに行きました。男性陣は紳士的で、
静かにまっていましたが、「男性もどうぞ!」の声掛けに、今までゆっくり流れていた
時
間が一気に早送りになったようでした。
美味しいごちそうをたくさん食べ、ビールや好きなドリンクも飲み放題で満足・満
足!(もう少し欲しかったとの声もありました。)その後には、カラオケで盛り上がり、
大変楽しい親睦会になりました。
今年も暑い夏がやってきた!高知と言えば 「よさこい踊り」!!毎年、踊るのも見に行くのも大好きな仲間たち。踊った仲間からも、見に行った仲間からも「楽しかったァ~ 」と笑顔での報告がありました。
in ドリーマー ベイシャトー
~上田サービス管理責任者より~5月26日.県知的障害者福祉協会加盟事業所の防災意識と防災機能を高める事を目的とした、防災
委員会が『昭光園』にて開催されました。最初に地盤工学・地盤耐震工学を専門とする高知大学の 原 忠 教授の講演の後、実際 今 何が出来て、何が必要なのか、5つの事業者から、「震災マニュアルの紹介と、併せて地域特性も含めた震災対応の現状と課題の報告」がありました。『あおぞら』からも、今回発表のあった施設の中では唯一、通所でグループホームもある施設の特性、居宅介護には無い困難さや、反面機動性について等紹介させていただくと共に、各方面の課題の多さについても、より強く認識し、一つ一つ不安を払拭出来るようにしなければと、考えさせられる一日となりました。
次回は、9月16日に開催されます。
♪ あおぞらのニューフェイスをご紹介 ♪
☆新メンバー☆
☆また頑張ります☆
好きなことは編み物と本を読むことです。チラシ作業を主に担当し、衣類の仕分け作業値札付けにも取り組んでいます。皆と仲良く作業を していきたいのでよろしくお願いしま
草引きやはっぱをとったりしています。一生懸命頑張ります!
畑仕事と出荷の仕事を頑張っています。草引きや野菜を植えるのが大好き。グループホームではNHKのテレビ番組が大好き。
プロレスや野球の観戦が大好きですこれから第2あお
活動報告
支援員 笹木隆子
☆ 新 職 員 ☆
プロレスや野球の観戦が大好きですこれから第2あお
1月から第2あおぞらで働いています。 不慣れな点も多いと思いますが、仲間の皆さんと一緒に 日々成長をしていきたいです。
5月からグループホームの支援員として仲間入りさせていただいています。かつて学齢時に関わった仲間たちが、あおぞらのグループホームで暮らし、大人として毎日仕事に出かけている姿を見て、とても嬉しく思っています。 これからは、仲間たちと共に「それぞれの幸せな人生」をめざして頑張っていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
メンバーさんと楽しく仕事を頑張って共に成長していきたいと思います☆ 人の気持ちを大事にす
ることを大切にしたいです。
主に花ハウスにて支援をさせていただいてます。園芸や農業の知識も積極的に勉強し、身に付けていきたいです。よろしくお願いします。
明るく元気に頑張ります☆
☆どうぞよろしくお願いします☆
知的障害者生活介護事業 就労継続支援 B 型・就労移行支援事業
ライフ・ステージ あおぞらセンター ライフ・ステージ 蒼 空 舎
高知市神田60-7 高知市春野町西分1188-1
℡:088-844-2829 ℡:088-894-5556
就労継続支援 B 型事業 指定特定相談支援事業
明るく元気に頑張ります☆
慣れないことが多く、ご迷惑をお掛けするかもしれませんが宜しくお願いします。
ライフ・ステージ 第2あおぞら ライフ・サポート 「あおぞら」
高知市越前町2丁目13-12 高知市神田60-7
℡:088-823-8832 ℡:088-844-2852
共同生活援助(介護包括型)
ライフ・タウン あおぞら
第一 第二 第三 さわやか ふれあい 若いづみ たんぽぽ
ひまわり つくし みづき ふきのとう 野の花 ほの風 野うさぎ
よさこい ひだまり なごみ ひづき ときわ ひより まほら
あかり のどか