電気情報システム工学科 · 2018-09-08 · 電気情報システム工学実験ii...

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電気情報システム工学科 電気情報システム工学実験Ⅰ 電気情報システム工学実験Ⅱ 電気情報システム工学実験Ⅲ 電気情報システム工学卒業研究 電気情報システム概論 電気情報システムプログラミング オペレーションズリサーチ パワーエレクトロニクス エネルギー工学 電力システム工学 システム制御工学Ⅰ システム制御工学Ⅱ 最適化とアルゴリズム 生産システム工学Ⅰ 生産システム工学Ⅱ ディジタル信号処理 通信工学特殊講義 電気応用設計および演習 電気情報システム工学技術英語 電気情報システム工学学外実習

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Page 1: 電気情報システム工学科 · 2018-09-08 · 電気情報システム工学実験II (Laboratory : Electrical and Information Systems Engineering II) 3年次 前期 必修

電気情報システム工学科

電気情報システム工学実験Ⅰ 電気情報システム工学実験Ⅱ 電気情報システム工学実験Ⅲ 電気情報システム工学卒業研究 電気情報システム概論 電 気 数 学 電 気 回 路 Ⅰ 電 気 回 路 Ⅱ 電 磁 気 学 Ⅰ 電 磁 気 学 Ⅱ 電 子 回 路 A 電 気 電 子 計 測 電気情報システムプログラミング オペレーションズリサーチ 電 気 機 器 工 学 パワーエレクトロニクス エ ネ ル ギ ー 工 学 電 力 工 学 電 力 シ ス テ ム 工 学 システム制御工学Ⅰ システム制御工学Ⅱ 最適化とアルゴリズム 生産システム工学Ⅰ 生産システム工学Ⅱ

通 信 シ ス テ ム ディジタル信号処理 情 報 理 論 A 符 号 理 論 通 信 網 工 学 電 磁 波 工 学 光 波 電 子 工 学 通 信 工 学 特 殊 講 義 電 気 法 規 電気応用設計および演習 電気情報システム工学技術英語 電気情報システム工学学外実習

Page 2: 電気情報システム工学科 · 2018-09-08 · 電気情報システム工学実験II (Laboratory : Electrical and Information Systems Engineering II) 3年次 前期 必修

電気情報システム工学実験 I (Laboratory : Electrical and Information Systems Engineering I)

1 年次 後期 必修 2 単位

担 当 者 太田 正哉

授業の概要 ・方法

電気システム,情報通信システムの理論を学習するに先立ち,具体的な回路やシステムに実

際に触れ,製作を通して,電気電子回路に対する基礎知識を身につけ,実験対象の仕組みや原

理に興味を持ち,高学年での学習に対する動機付けとすることを目的とする.具体的には,ま

ず実験を行うにあたって必要な知識を確認し,実験報告書の作成法について学習する.次に電

気電子,情報通信システムに関わる実験に不可欠な基本技術,回路製作法を身につける実習を

行い,テスターなどの基本測定器の取り扱いについて学習する.さらに6つの実験テーマに取

り組み,実験の正確かつ安全な実験遂行力,基本的な測定と検討,わかりやすい報告・プレゼ

ンテーション能力を養う.

学 習 ・ 教 育 目 標 電気情報システム工学科(C1,E3,F1,F2)

学 習 到 達 目 標 ・レポートの論理的記述 ・基礎知識の習得 ・実験データを適切に測定,正確に分析,工学的に考察する能力 ・チームの役割分担,協調性の理解

テ キ ス ト 実験指導書

参 考 書 各担当教員が必要に応じて入門書を紹介する.

関 連 科 目 電気数学,電気回路I,電磁気学I,電子回路A,電気電子計測

成 績 評 価 実験態度(25%)とレポートの評価(75%)により判定する.

授業の具体的項目・ 内容

1.実験ガイダンスおよび報告書作成法,基礎電気回路製作法,基本測定器の使用法,実際の

技術(2回) 2.太陽電池の特性測定と電力の測定(2回) 3.LCの製作と同調回路への応用(2回) 4.トランジスタとライントレースカー(2 回) 5.論理回路による加算器とセグメント LED デコーダ(2回) 6.マイクロプロセッサによるシリアル通信(2回) 7.CR 充放電回路とトーンジェネレータ(2回) 8.追実験のための予備日(1回)

オ フ ィ ス ア ワ ー 備考参照

研 究 室 ・ T E L・ E-mail

B11-426,内線 3237,ota@eis.osakafu-u.ac.jp

備 考

オフィスアワー:各担当教員の時間帯をガイダンス時に説明(Web ページでも公開)

Page 3: 電気情報システム工学科 · 2018-09-08 · 電気情報システム工学実験II (Laboratory : Electrical and Information Systems Engineering II) 3年次 前期 必修

電気情報システム工学実験 II (Laboratory : Electrical and Information Systems Engineering II)

3 年次 前期 必修 2 単位

担 当 者 山田 誠

授業の概要 ・方法

電気システム,情報通信システムの基本的な回路やシステムについて,実験を通してその基礎

原理を理解するとともに,測定方法,データの取り方および処理,結果の評価,検討など,実

験に必要な技術を身につけることを目的とする.具体的には,まず実験を行うにあたって必要

な知識を確認し,実験報告書の作成法について学習する.次に12の実験テーマに取り組み,

実験の計画力,正確かつ安全な実験遂行力,精密な測定,実験データの適切な整理および処

理,グループ内でのディスカッションおよび検討,わかりやすい報告書作成能力・プレゼンテ

ーション能力を養う.

学 習 ・ 教 育 目 標 電気情報システム工学科(C1,E3,F1,F2)

学 習 到 達 目 標 ・チームの役割分担・協調性の理解 ・実験機材を適切に扱う能力 ・レポートを作成する能力 ・実験データを適切に取得,正確に分析,工学的に考察する能力

テ キ ス ト 実験指導書

参 考 書 各担当教員が必要に応じて入門書を紹介する.

関 連 科 目 電気回路 I・II,電磁気学 I,電子回路A,電気電子計測,電気機器工学,電力工学,ディジタ

ル信号処理

成 績 評 価 実験態度(25%),レポート (75%) により判定する.

授業の具体的項目・ 内容

1.実験ガイダンスおよび報告書作成法 2.レポートチェック・指導(1) 3.レポートチェック・指導(2) 4.オペアンプ 5.二端子対回路 6.発振回路 7.変圧器 8.DA・AD変換回路 9.ディジタル信号処理 10.変復調回路 11.電源回路 12.三相誘導電動機 13.直流機 14.制御系シミュレーション 15.IP ネットワーク

オ フ ィ ス ア ワ ー 備考参照

研 究 室 ・ T E L・ E-mail

B11 棟

備 考 オフィスアワー:各担当教員の時間帯をガイダンス時に説明(Web ページでも公開)

Page 4: 電気情報システム工学科 · 2018-09-08 · 電気情報システム工学実験II (Laboratory : Electrical and Information Systems Engineering II) 3年次 前期 必修

電気情報システム工学実験 III (Laboratory:Electrical and Information Systems Engineering III)

3 年次 後期 必修 2 単位

担 当 者 真田 雅之

授業の概要 ・方法

現代社会はエネルギーと情報通信の両面において電気技術に強く依存しており,この分野の

技術者・研究者は,さらなる科学技術の発展や,安全で幸福な社会の実現といったニーズに対

して重要な責任を担っている.本実験では,下記の複数のテーマ群の中からいずれか一つを選

択し,15回の授業の中でシステム構築と検証を通して電気情報系技術者として要求されるデ

ザイン能力・問題解決能力を身に付けることができるようにする. テーマ:「鉄道模型の速度制御・停止位置制御」,「電力システム安定化制御系の設計」,「画像

情報に基づいた自動駐車システムの開発」,「ウェブ上の動画アシスト型遠隔モニターシステム

の作成」,「光通信システムの製作」,「簡易音声信号分析システムの製作」,「生産システムのシ

ミュレーション解析」

学 習 ・ 教 育 目 標 電気情報システム工学科(C1、E3、F1、F2、F3)

学 習 到 達 目 標 制約条件下における基礎的な問題解決能力 チームでプロジェクトを遂行するためのコミュニケーション能力 文章,図表,数式などでの専門的表現能力 基本的なプレゼンテーション能力

テ キ ス ト 実験指導書(各テーマごとに配布)

参 考 書 各テーマのテキストに記載

関 連 科 目 電気回路Ⅰ・II,電磁気学 AⅠ・AII,電子回路 A,電気電子計測,電気機器工学,オペレーシ

ョンズリサーチ,最適化とアルゴリズム システム制御工学Ⅰ・II

成 績 評 価 プロジェクトの遂行状況(50%)、プレゼンテーション(30%)、報告書(20%)により判定する.

授業の具体的項目・ 内容

1.実験テーマごとのガイダンス 2.企画・立案Ⅰ 3.企画・立案 II 4.企画・立案 III 5.システムの設計 I 6.システムの設計 II 7.システムの設計 III 8.システムの設計 IV 9.システムの構築 I 10.システムの構築 II 11.システムの構築 III 12.システムの構築 IV 13.動作試験と調整 14.プレゼンテーションの準備 15.プレゼンテーション

オ フ ィ ス ア ワ ー 備考参照

研 究 室 ・ T E L・ E-mail

B11 棟および A14 棟

備 考

オフィスアワー:各担当教員の時間帯をガイダンス時に説明(Web ページでも公開)

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電気情報システム工学卒業研究 (Graduation Thesis : Electrical and Information Systems Engineering)

4 年次 通年 必修 6 単位

担 当 者 学科教員全員

授業の概要 ・方法

電気情報システム工学の各専門分野で特定の研究題目を与え,専門分野を含む電気情報シス

テム工学分野の専門的知見,知的・道徳的基礎の能力,問題発見・解決能力,国際社会で役立

つ技術者としての能力を身につけさせることを目的とし,将来,社会で貢献できる学生を養成

する.卒業研究は,他の講義・演習科目と異なり,3 生までに習得した知見を学生自らが統合

的に活かし,自発的に学習・研究する教科である. 1 年を通して,以下の事項が実施される.

学 習 ・ 教 育 目 標 電気情報システム工学科(◎:A2,B1~3,C1~3,E3~E6,F1~4,G1~3 ○:A1)

学 習 到 達 目 標 1.技術者として社会への貢献と責任について考える能力を養う。2.自主的・継続的な学習

能力を養う。3.研究を計画的に遂行し、的確に結果を解析し、考察する能力を養う。4.研

究に必要な文献等を調査し、読解する能力を養う。5.研究成果をまとめ、論文として記述す

る能力を養う。6.論文内容に関する適切なプレゼンテーションを行う能力を養う。

テ キ ス ト 各専門分野の専門書や雑誌

参 考 書 各担当教員が必要に応じて紹介する.

関 連 科 目 工学倫理,環境倫理,電気情報システム工学科科目群 A,B,C

成 績 評 価 卒業研究の活動状況(80%)については、定められた様式にしたがって指導教員が評価を行

い、卒業研究発表会(20%)については大講座の教員が評価する。なお、270 時間以上の卒業研

究に関する学習を行ったことを指導教員により認定されることが合格の必要条件である。

授業の具体的項目・ 内容

指導教員と十分に打ち合わせて、講義のない時間帯を計画的に用いて、日々研究に努める。大

まかには、以下に示すような内容について行う。 1.卒業研究に関するゼミや担当教員との議論 2.1のための準備・資料作成 3.卒業研究遂行に必要な文献調査 4.卒業研究遂行に必要な専門知識の習得 5.卒業研究の計画作成 6.中間発表 7.実験装置・プログラムの製作, 8.実験データの解析 9.実験結果のまとめ 10.考察(シミュレーション等) 11.卒業研究発表要旨作成 12.卒論発表会の準備 13.卒論発表の練習 14.卒業研究成果発表 15.卒業論文の作成

オ フ ィ ス ア ワ ー 各教員のオフィスアワーに準ずる

研 究 室 ・ T E L・ E-mail

各教員の研究室・TEL・E-mail に準ずる

備 考

卒業研究履修資格を満たしていること.

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電気情報システム概論 (Introduction to Electrical and Information Systems)

4 年次 前期 選択 2 単位

担 当 者 学科教員全員

授業の概要 ・方法

電気情報システム工学は現在の産業技術を支える中心的分野であり,本分野の基礎知識を身

につけることは高度情報化社会に生き,人と環境に優しいトータルネットワーク社会を切り開

くために極めて重要である.本講義では,近年の電気システムおよび情報通信システムを支え

るさまざまな基礎理論および要素技術について理解できるようにすると共に,最新技術につい

ても把握できるようにする.講義形式は,パワーエレクトロニクス・モータドライブ,電力シ

ステム,システム制御,生産管理システム,マルチメディアネットワーク,光ファイバ情報通

信,移動体通信の各分野からそれぞれ最新の話題を選び,オムニバス形式で実施する。

学 習 ・ 教 育 目 標 電気情報システム工学科(◎(A2,E3,G2) ○(A1,E4,E5,E6,G3))、

機械工学科(3)、航空宇宙工学科(1)、海洋システム工学科(5)、応用化学科(3)、化学

工学科(3)、マテリアル工学科(2,8)

学 習 到 達 目 標 (1)環境・人間との調和・共生について考える能力、(2)学科の基礎理論を修得して応用

する能力、(3)学科の歴史・現状および今後の動向を把握して問題解決できる能力

テ キ ス ト プリント等の配布資料

参 考 書 各担当教員が必要に応じて紹介する.

関 連 科 目 な し

成 績 評 価 レポートの評価により判定する.

授業の具体的項目・ 内容

1.電気情報システム技術の位置づけと概要 2.マルチメディアネットワーク I, 3.マルチメディアネットワーク II, 4.光ファイバ情報通信 I, 5.光ファイバ情報通信 II, 6.移動体通信 I, 7.移動体通信 II, 8.パワーエレクトロニクス・モータドライブ I, 9.パワーエレクトロニクス・モータドライブ II, 10.電力システム I, 11.電力システム II, 12.電力システム III, 13.システム制御 I, 14.システム制御 II, 15.総合討論 16.期末試験

オ フ ィ ス ア ワ ー

研 究 室 ・ T E L・ E-mail

備 考

オフィスアワー:各担当教員の時間帯をガイダンス時に説明(Web ページでも公開)

Page 7: 電気情報システム工学科 · 2018-09-08 · 電気情報システム工学実験II (Laboratory : Electrical and Information Systems Engineering II) 3年次 前期 必修

電気数学 (Mathematics for Electrical Engineering)

1 年次 前期 必修 2 単位

担 当 者 川本 俊治

授業の概要 ・方法

本講義では,電気電子工学,電磁気学,情報工学,システム工学など電気系工学を理解する

ために必要な数学の基礎知識の習得を目標とする.定理や証明による数学的厳密性にとらわれ

ないで,まず複素数,複素写像および複素関数の意味を理解し,電気系の分野でどのように使

われているかを把握できるようにする.次にベクトルの内積・外積,ベクトルの微分・積分お

よびその解析を明確に理解し,複素数とベクトルが工学でどのように使い分け応用されている

かを理解させる.そして線形代数の行列,固有値,ラプラス変換,フーリエ解析などが専門科

目においてどのように関連し、どのような分野に応用されているかを重点的に理解させ,数学

が電気系工学の基礎になっていることを明確に把握できるようにする.毎回演習を行い,授業

内容の理解をさらに深める.

学 習 ・ 教 育 目 標 電気情報システム工学科(◎(D2,E1,E3) ○(E4,E5,E6))

学 習 到 達 目 標 (1) 基礎知識を習得して応用する能力、(2)学科に必要な数学・物理の基礎知識を身に付

けて応用する能力、(3)専門科目の理解に必要な基礎知識を身につけて応用する能力

テ キ ス ト なし(ノート講義、資料配布)

参 考 書 (1) 後藤尚久:「なっとくする電気数学」,講談社(平成13) (2) 本郷廣平:「電気数学入門」,森北出版(平成 4) (3)内藤善之:「電気電子基礎数学」、オーム社(昭和57年)

関 連 科 目 電気回路Ⅰ・II,電磁気学Ⅰ・II(指定先行科目なし)

成 績 評 価 演習(40%)および期末試験(60%)により総合評価する.

授業の具体的項目・ 内容

1.複素数とは何か 2.複素写像は何を意味しているか 3.複素関数と実関数との違い 4.複素関数を微分するとは何か 5.複素関数を積分するとは何か 6.ベクトルの内積と外積について 7.ベクトルの微分とその意味 8.ベクトルを積分するとは何か 9.ベクトル解析とその応用(Ⅰ) 10.ベクトル解析とその応用(II) 11.行列と逆行列の使い方 12.行列式と固有値の関係 13.ラプラス変換とその応用 14.フーリエ解析とその応用 15.離散数学 16.期末試験

オ フ ィ ス ア ワ ー (火)16:15~18:30

研 究 室 ・ T E L・ E-mail

B11-230 TEL(072)254-9249 E-mail kawamoto@eis.osakafu-u.ac.jp

備 考

-

Page 8: 電気情報システム工学科 · 2018-09-08 · 電気情報システム工学実験II (Laboratory : Electrical and Information Systems Engineering II) 3年次 前期 必修

電気回路 I (Circuit Theory I)

1 年次 後期 必修 2 単位

担 当 者 真田 雅之

授業の概要 ・方法

抵抗器,コイル,静電容量からなる線形回路を対象とした基礎理論と解析法を学ぶ.先ず直

流回路では電圧,電流変数には測定の向きが指定されていることを理解したうえで,オームの

法則とキルヒホッフの法則を定式化できるようにする.また回路方程式を立てて解を得る能力

を培かうと同時に,電力とエネルギーの概念を体得させる.正弦波交流電源によって駆動され

る線形回路の定常状態を解析することは回路解析の基礎であり,そのためには複素表示法を修

得しなければならない.複素表示法による回路解析を学ぶともに振幅と位相,平均電力などの

基礎概念を把握できるようにする.

学 習 ・ 教 育 目 標 電気情報システム工学科(E3)

学 習 到 達 目 標 オームの法則とキルヒホッフの法則の定式化 回路方程式を立てて解を得る能力 複素表示法の修得および複素表示法による回路解析法 振幅と位相,平均電力などの基礎概念

テ キ ス ト 小郷(原著),小亀・石亀:基礎からの交流理論,電気学会,オーム社

参 考 書 大野・西:電気回路(1),オーム社 小澤:電気回路を理解する,昭晃堂

関 連 科 目 電気数学,電気回路 II

成 績 評 価 期末試験の成績(80%),小テスト・レポートの評価(20%)により判定する.

授業の具体的項目・ 内容

1.直流回路(1) 2.直流回路(2) 3.直流回路(3) 4.直流回路(4) 5.正弦波交流 6.回路素子と簡単な交流回路 7.複素表示法 8.複素表示法の応用例 9.複素インピーダンス 10.交流回路の電力諸量 11.相互誘導と変成器 12.理想変成器 13.交流回路における閉路方程式と節点方程式 14.回路の諸定理(1) 15.回路の諸定理(2) 16.期末試験

オ フ ィ ス ア ワ ー 水曜日 12:15~12:45, 16:15~18:30

研 究 室 ・ T E L・ E-mail

B11 棟 2 階 233 号室、072-254-9248、sanada@eis.osakafu-u.ac.

jp 備 考

-

Page 9: 電気情報システム工学科 · 2018-09-08 · 電気情報システム工学実験II (Laboratory : Electrical and Information Systems Engineering II) 3年次 前期 必修

電気回路 II (Circuit Theory II)

2 年次 前期 選択 2 単位

担 当 者 小西 啓治

授業の概要 ・方法

電気回路は,電気工学,通信工学,電子工学,制御工学などを学ぶ者にとって最も重要な基礎

科目の一つである.電気回路Ⅰに引き続き,周波数が同じで位相の異なる2個以上の起電力が

存在する回路が理解できるようにする.そして,電圧,電流の波が完全な正弦波形でない交流

現象や一対の入力端子と他の一対の出力端子をもつ回路の特性が理解できるようにする.ま

た,回路定数 LCR が線路に沿って分布しているような回路の基礎理論が理解できるようにす

る.更に,基本的な回路において過渡期に現れる特異な現象を把握できるようにする.

学 習 ・ 教 育 目 標 電気情報システム工学科(E3)

学 習 到 達 目 標 ・多相交流回路の理解 ・ひずみ波交流の理解 ・四端子回路網の理解 ・分布定数回路の理解 ・過渡現象の理解

テ キ ス ト 小亀,石亀:基礎からの交流理論,電気学会,オーム社

参 考 書 大下:電気回路演習(上)(下),共立出版. 小澤:続・電気回路を理解する,昭晃堂.

関 連 科 目 電気回路Ⅰ,電気数学,電子回路A,電磁気学Ⅰ・II,電気電子計測,電磁波工学,電気機器

工学 成 績 評 価 期末試験(70%),小テスト(30%)により判定する.

授業の具体的項目・ 内容

1.多相交流(1) 2.多相交流(2) 3.多相交流(3) 4.多相交流(4) 5.ひずみ波交流解析(1) 6.ひずみ波交流解析(2) 7. 四端子回路網(1) 8.四端子回路網(2) 9.四端子回路網(3) 10.分布定数回路(1) 11.分布定数回路(2) 12.分布定数回路(3) 13.過渡現象(1) 14.過渡現象(2) 15.過渡現象(3) 16.期末試験

オ フ ィ ス ア ワ ー 月曜 16:15-18:30, 木曜 12:15-12:45

研 究 室 ・ T E L・ E-mail

B11-424, http://www.eis.osakafu-u.ac.jp/~konishi/

備 考

電気回路 I, 電気数学を履修していることが望ましい

Page 10: 電気情報システム工学科 · 2018-09-08 · 電気情報システム工学実験II (Laboratory : Electrical and Information Systems Engineering II) 3年次 前期 必修

電磁気学 I (Electromagnetic Theory I)

2 年次 前期 必修 2 単位

担 当 者 大橋 正治

授業の概要 ・方法

本講義では,真空中,導体および誘電体中での静電場の性質と数学的な記述方法を学習す

る.まず,電磁気学で用いられる基礎的なベクトル解析を理解し,ベクトル計算の取り扱いが

できるようにする.次に,真空中における静電場の性質の把握とその数学的な記述ができるよ

うにする.その中で,ガウスの法則,ラプラスポアソンの方程式の理解と応用ができるように

する.また,導体中における静電場の性質の把握とその数学的な記述ができるようにする.更

に,誘電体および誘電体中における静電場の数学的な記述ができるようにする.誘電体、導体

における境界面における静電場の数学的な記述ができるようにする.また,定常電流界におけ

る電流密度,オームの法則,電気伝導モデル,電気回路と電力についての把握とその数学的な

記述ができるようにする.

学 習 ・ 教 育 目 標 電気情報システム工学科(◎:E3 ○:E4、E5、E6)

学 習 到 達 目 標 静電気現象における原理・法則を理解し、それらを体系的に記述する数学的・物理的技術を修

得する。 1.真空中の静電界の性質の把握と記述方法の習得 2.ガウスの法則,ラプラスポアソンの方程式の理解と応用力修得 3.導体中における静電場の性質の把握とその数学的な記述方法の習得 4.誘電体および誘電体中における静電場の数学的な記述方法の習得 5.定常電流界における電流密度,オームの法則,電気伝導モデル,電気回路と電力についての

把握とその数学的な記述方法の習得

テ キ ス ト 渡辺征夫,青柳晃 共著;工科の物理3「電磁気学」,培風館

参 考 書 Raymond A. Serway 著,松村博之訳:科学者と技術者のための物理学 III「電磁気学」,学術

図書 ファインマン著,宮島龍興訳:ファインマン物理学3「電磁気学」,岩波書店 小塚洋司著:電気磁気学(その物理像と詳論),森北出版 安達三郎,大貫繁雄著:電気磁気学,森北出版

関 連 科 目 電気数学,電気回路 I,電磁気学 II,電気電子計測,電磁波工学,電気機器工学,光波電子工

学 成 績 評 価 期末試験の成績(80%),レポートの評価(20%)により判定する.

授業の具体的項目・ 内容

1.電磁気学の概要 2.ベクトル解析の基礎 3.電荷,クーロンの法則 4.電界の定義,電気力線 5.ガウスの法則,電界の発散 6.電位の定義,電位と電荷分布 7.導体とは,導体系の電荷と電位 8.静電容量,静電エネルギ 9.分極と分極電荷,誘電体中の電界 10.電束密度とガウスの法則,境界条件 11.誘電体のエネルギー,境界面に働く力,電気映像法 12.電流と電気抵抗,電流密度,オームの法則 13.電気伝導モデル,電源と起電力 14.電気回路と電力,定常電流界のまとめ 15.導体と誘電体の復習 16.期末試験

オ フ ィ ス ア ワ ー 月曜 12:15~12:45、16:15~18:30(変更時は部屋前に掲示)

研 究 室 ・ T E L・ E-mail

B11 棟 431 室 072-254-9255 ohashi@eis.osakafu-u.ac.jp

備 考 電気数学,電気回路 I を履修していることが望ましい.

Page 11: 電気情報システム工学科 · 2018-09-08 · 電気情報システム工学実験II (Laboratory : Electrical and Information Systems Engineering II) 3年次 前期 必修

電磁気学 II (Electromagnetic Theory II)

2 年次 後期 選択 2 単位

担 当 者 大橋 正治

授業の概要 ・方法

電磁気学 II は,電磁気学 I とともに,電気情報システム工学を学ぶものにとって,最も重要

な基礎科目の一つである,本講義では,静磁界,磁性体,電磁誘導,時間的変化を伴う電磁界

について学習するとともに,電磁界を表す方程式の導出方法とその物理的意味を理解すること

に力点を置く.また,様々な電磁気現象を扱うための幅広い応用力の養成を目標とする.ま

ず,電流によって生じる磁束密度ならびに磁界中の電流に働く力を求めることができるように

する.次に,磁性体を含む場合の磁界について学習するとともに,磁気回路の計算ができるよ

うにする.また,電磁誘導の法則について学習するとともに,各種コイルのインダクタンスを

求めることができるようにする.さらに,電磁界を表す方程式の物理的意味ならびに電磁波の

伝搬の原理について理解できるようにする.

学 習 ・ 教 育 目 標 電気情報システム工学科(◎:E3 ○:E4、E5、E6)

学 習 到 達 目 標 静磁界における現象の原理・法則を体系的に記述する物理数学的手法を修得するとともに、基

本的な電磁波の伝搬について修得する。 1.電磁界を表す方程式の導出方法とその物理的意味を修得する。 2.電磁気現象を扱うための幅広い応用力を修得する。 3.定常電流によって発生する磁場について、ビオサバールの法則およびアンペアの法則に基づ

いて理解し、定量的な計算手法を修得する。 4.電磁誘導の法則を理解し、その初歩的な場合について定量的な計算手法を修得する。 5.電磁波に関する性質を理解し、その初歩的な数学的な取り扱いを修得する。

テ キ ス ト 渡辺征夫,青柳晃 共著;工科の物理3「電磁気学」,培風館

参 考 書 熊谷信昭著;『電磁理論』,コロナ社 橋元淳一郎著;『単位が取れる電磁気学ノート』,講談社 『電気磁気学[第2版]』安達三郎、大貫繁雄著、森北出版

関 連 科 目 電磁気学 I,光波電子工学,電磁波工学,電気機器工学,電気電子計測

成 績 評 価 期末試験の成績(80%),レポートの評価(20%)により判定する.

授業の具体的項目・ 内容

1.電流と磁界 2.静磁界 3.磁位とベクトルポテンシャル 4.磁界中の電流に働く力 5.磁性体 6.磁性体の境界条件 7.磁気双極子 8.磁気回路 9.電磁誘導 10.インダクタンス 11.磁界のエネルギー 12.電磁界を表す方程式 13.時間的変化を伴う電磁界 14.正弦的に変動する電磁波 15.復習と演習 16.期末試験

オ フ ィ ス ア ワ ー 月曜 12:15~12:45、16:15~18:30(変更時は部屋前に掲示)

研 究 室 ・ T E L・ E-mail

B11 棟 431 室 072-254-9255 ohashi@eis.osakafu-u.ac.jp

備 考

電磁気学 I を履修していることが望ましい.

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電子回路A (Electronic Circuits A)

2 年次 前期 選択 2 単位

担 当 者 太田 正哉

授業の概要 ・方法

電子回路技術はあらゆる機器を構成するために必要なもっとも重要な要素技術の一つであ

る.本講義では,直流・交流回路理論を基礎とし,アナログ電子回路特有の計算手法について

学習すると共に,デジタル回路とその応用回路について学習する.授業ではまず半導体素子の

特性を理解し,ダイオードおよびトランジスタの静特性について学習する.次にトランジスタ

による小信号増幅回路を等価回路を用いて理解し,発振回路,演算増幅器の動作原理について

学習する.さらに,ブール代数の基礎を理解した後,論理回路,組合せ回路と順序回路につい

て学習する.

学 習 ・ 教 育 目 標 電気情報システム工学科(E3)

学 習 到 達 目 標 ・ダイオード回路の理解 ・トランジスタ回路の理解 ・演算増幅回路の理解 ・ブール代数と論理回路の理解 ・組合せ回路・順序回路の理解

テ キ ス ト 授業開始時に指定する

参 考 書 『アナログ電子回路』藤井信生著,昭晃堂

関 連 科 目 電気数学,電気回路 I,電気電子計測,ディジタル信号処理

成 績 評 価 期末試験の成績(75%)とレポート等の評価(25%)により判定する.

授業の具体的項目・ 内容

1.基礎回路解析(2 回) 2.半導体の特徴 3.ダイオードの静特性 4.トランジスタの静特性 5.ダイオード・トランジスタの等価回路(2 回) 6.小信号増幅回路(3 回) 7.演算増幅回路 8.発信回路 9.ブール代数と論理回路 10.組合せ回路 11.順序回路

オ フ ィ ス ア ワ ー 火曜日 12:15~12:45, 16:15~18:30

研 究 室 ・ T E L・ E-mail

B11-426,内線 3237,ota@eis.osakafu-u.ac.jp

備 考

-

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電気電子計測 (Electrical and Electronic Measurements)

2 年次 後期 選択 2 単位

担 当 者 真田 雅之

授業の概要 ・方法

計測とは,『何らかの目的を持って,事物を量的に捉えるための方法・手段を考究し,実施

し,その結果を用いること』であり,様々な工学の分野において電気的諸量だけでなくその他

の物理量を正確に短時間に測定することは非常に重要である.本講義ではまず,SI単位系と

各種標準器・量子標準について理解する.次に,計器の原理と構造について理解し,測定に及

ぼすこれら計器の影響を定量的に把握できるようにする.さらに,雑音の発生要因と測定時に

おける雑音の除去法を理解するとともに,測定データの統計的処理法を理解する.また,各種

電気電子応用計測の手法を理解する。

学 習 ・ 教 育 目 標 電気情報システム工学科(E3)

学 習 到 達 目 標 計器の原理と構造についての理解 負荷効果の定量的把握と適切な測定法の選択 雑音の発生要因と測定時における雑音除去法の理解 測定データの統計的処理法の理解

テ キ ス ト 『新しい電気・電子計測』大浦宣徳・関根松夫共著,昭晃堂

参 考 書 『電気計測基礎』日野太郎著,電気学会

関 連 科 目 電気回路 I,電気回路 II,電磁気学 I,電磁気学 II

成 績 評 価 期末試験の成績(80%)と小テスト・レポートの評価(20%)により判定する.

授業の具体的項目・ 内容

1.計測の基礎(1) 2.計測の基礎(2) 3.単位と標準 4.センサ 5.A/D・D/A 変換(1) 6.A/D・D/A 変換(2) 7.電圧と電流の測定(1) 8.電圧と電流の測定(2) 9.抵抗の測定 10.インピーダンスの測定 11.周波数と位相の測定 12.電力の測定 13.磁気の測定 14..記録計と波形測定 15.各種応用計測 16.期末試験

オ フ ィ ス ア ワ ー 水曜日 12:15~12:45, 16:15~18:30

研 究 室 ・ T E L・ E-mail

B11 棟 2 階 233 号室、072-254-9248、sanada@eis.osakafu-u.ac.

jp 備 考

-

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電気情報システムプログラミング (Exercises: Programming for Electrical and Information Systems)

2 年次 前期 必修 2 単位

担 当 者 楠川 恵津子

授業の概要 ・方法

電子回路,通信システム,生産システムなどあらゆるシステムにおいてコンピュータ技術を

用いた定量的な観測データの解析が必要となる場面が少なくない.本演習科目では,システム

のデータ解析をプログラミングで行うのに必要なアルゴリズム(問題を解くための手順)の理解

と基礎的なプログラミング技法を習得できるようにする.具体的な例題演習を通して,データ

解析に必要なプログラミング技法への理解を深め,応用力をつけることができるようにする.

学 習 ・ 教 育 目 標 電気情報システム工学科(◎:D1, E2, E3 ○:B3, E4,E5,E6)

学 習 到 達 目 標 (1) 基礎的な探索手法(2 分法・最近隣法)を利用して近似解を求められる. (2) システムに起きる事象を確率的に捉え、シミュレーション・プログラミングを用いてシス

テム解析できる. (3) 実行結果のデータ分析ができる.

テ キ ス ト 配付プリント

参 考 書 新版 明解 C 言語 入門編 柴田望洋,SoftBank Creative (2007 年); 例解 OR-意思決定へのアプローチ,小和田正,加藤豊著,実教出版(1988 年);

関 連 科 目 情報基礎 II(B),統計学基礎,オペレーションズリサーチ

成 績 評 価 レポート評価(80%)と受講態度(20%)により判定する.

授業の具体的項目・ 内容

1.Visual Stuidio 2008 C++ の使い方 および 情報を正しく活用するための 教材配布ダウンロードおよび レポート提出時のマナー (1 回) 2.ファイル入出力操作 (3 回) 3.基本的なアルゴリズム I (3 回) 4.プログラミング演習 I (3 回) 5.基本的なアルゴリズム II (2 回) 6.プログラミング演習 II (3 回)

オ フ ィ ス ア ワ ー 月・火・水: 12:15~12:45 木: 16:15~18:30

研 究 室 ・ T E L・ E-mail

A14-303・072-254-9349・ kusukawa@eis.osakafu-u.ac.jp

備 考

-

Page 15: 電気情報システム工学科 · 2018-09-08 · 電気情報システム工学実験II (Laboratory : Electrical and Information Systems Engineering II) 3年次 前期 必修

オペレーションズリサーチ (Operations Research)

2 年次 前期 選択 2 単位

担 当 者 有薗 育生,森澤 和子

授業の概要 ・方法

オペレーションズリサーチ(OR)とは,組織化されたシステムをシステム全体の目的に最適な

解を与えるよう設計/運用/制御するための意思決定の科学である.システムの設計/運用/

制御の問題に関して最適な解を与えるために,問題の本質を表す数学モデルを作成し,適切な

解法を用いて解く必要がある.本講義ではいくつかの問題の数学モデルについて解説し,これ

を理解できるようにする.さらに,それらの数学モデルの解法について講述し,それを用いて

最適な解を導出できるようにする.これらを通して,OR の基本的な考え方を理解できるよう

にする.

学 習 ・ 教 育 目 標 電気情報システム工学科:D2, E1, E3, E4, E5, E6

学 習 到 達 目 標 (1)確率・統計に関する基礎理論を理解し,現実のシステムをモデル化し解析するために応用す

ることができる. (2)対象とするシステムの問題構造を把握し,適切な数学モデルを作成することができる. (3)各数学モデルを解くための解法について理解し,それを用いて解を求めることができる. (4)問題のモデル化・モデルの解析・解の導出という OR による問題解決プロセスを理解し,シ

ステム的思考の基礎を体得する.

テ キ ス ト 配布プリント

参 考 書 「例解 OR」 小和田正・加藤豊共著,実教出版(1991 年) 「オペレーションズ・リサーチⅠ」 森雅夫ほか著(朝倉書店 1991)

関 連 科 目 電気情報システムプログラミング,最適化とアルゴリズム,生産システム工学 I・II

成 績 評 価 期末試験の成績(90%),レポートの評価(10%)により判定する.

授業の具体的項目・ 内容

1.オペレーションズリサーチの概要 2.線形計画法 I 3.線形計画法 II 4.確率・統計の基礎知識 I 5.確率・統計の基礎知識 II 6.確率・統計の基礎知識 III 7.在庫管理 I 8.在庫管理 II 9.信頼性理論 I 10.信頼性理論 II 11.信頼性理論 III 12.プロジェクトスケジューリング 13.待ち行列理論 I 14.待ち行列理論 II 15.待ち行列理論 III 16.期末試験

オ フ ィ ス ア ワ ー 金曜日 12:15~12:45,16:15~18:30

研 究 室 ・ T E L・ E-mail

A14-304・内線 2373・morizawa@eis.osakafu-u.ac.jp

備 考

-

Page 16: 電気情報システム工学科 · 2018-09-08 · 電気情報システム工学実験II (Laboratory : Electrical and Information Systems Engineering II) 3年次 前期 必修

電気機器工学 (Electrical Machinery)

3 年次 前期 選択 2 単位

担 当 者 森本 茂雄

授業の概要 ・方法

本講義では,磁気エネルギーを介して電気エネルギーと機械エネルギーの相互変換および電

気エネルギーの形態変換を行う電気機器のうち,一般に広く使用されている直流機,変圧器,

誘導機および同期機の構造,動作原理,特性について学習する.まず,電気機器で共通となる

基礎原理や基本構成要素とそれらの機能を理解できるようにする.その後,それぞれの機器の

具体的な構造と動作原理が理解できるようにする.さらに,等価回路による表現と等価回路を

利用した特性計算ができるようにする.また,実際の応用方法や制御法についても理解できる

ようにする.

学 習 ・ 教 育 目 標 電気情報システム工学科(◎:E4 ○:E3、E5、G2)

学 習 到 達 目 標 (1)電気機器(直流機,変圧器,誘導機および同期機)における共通基礎原理 (2)電気機器の基本構造と動作原理の理解 (3)電気機器の等価回路を用いた特性計算ができる (4)モータの制御法の理解

テ キ ス ト 『電気機器学』松井信行編著,オーム社

参 考 書 『電気機器学』電気学会,オーム社,『大学講義 最新電気機器学』宮人庄太,丸善 『電気機器』松井信行,森北出版

関 連 科 目 電気回路 I,II,電磁気学 II,電気電子計測,パワーエレクトロニクス,電気応用設計および

演習

成 績 評 価 期末試験の成績(70%)とレポートの評価(30%)により判定する.

授業の具体的項目・ 内容

1.電気機器の基礎 2.直流機Ⅰ(構造・原理・等価回路) 3.直流機 II(直流モータの特性) 4.直流機 III(直流モータの制御・直流発電機) 5.変圧器Ⅰ(構造・原理) 6.変圧器 II(等価回路) 7.変圧器 III(ベクトル図・特性) 8.交流機の基礎 9.誘導機Ⅰ(構造・原理) 10.誘導機 II(等価回路・特性) 11.誘導機 III(制御・単相誘導モータ) 12.同期機Ⅰ(構造・等価回路) 13.同期機 II(発電機特性) 14.同期機 III(モータ特性) 15.交流モータのインバータ制御 16.期末試験

オ フ ィ ス ア ワ ー 月曜 12:15~12:45、水曜 16:15~18:30

研 究 室 ・ T E L・ E-mail

B11-232・072-254-9247・morimoto@eis.osakafu-u.ac.jp

備 考

出席回数が9回に満たない場合は期末試験の受験資格を与えない

Page 17: 電気情報システム工学科 · 2018-09-08 · 電気情報システム工学実験II (Laboratory : Electrical and Information Systems Engineering II) 3年次 前期 必修

パワーエレクトロニクス (Power Electronics)

3 年次 後期 選択 2 単位

担 当 者 森本 茂雄

授業の概要 ・方法

本講義では,電力用半導体デバイスを用いてほとんど電力損失を伴わずに電圧,電流および

周波数を自由に変換・制御できるパワーエレクトロニクス技術について基本原理から具体的な

応用まで幅広く学習する.まず,電力変換回路を構成する各種電力用半導体デバイスについて

種類,機能,特性について理解できるようにする.つぎに,各種電力変換回路の回路構成,動

作原理,制御法,特性および応用について理解できるようにする.また,最も応用が進んでい

る電動機制御について,パワーエレクトロニクス技術の適用法や制御法および特性について理

解できるようにする.

学 習 ・ 教 育 目 標 電気情報システム工学科(◎:E4 ○:E3、E5、G2)、電子物理工学科(3)

学 習 到 達 目 標 (1)スイッチングによる電力変換の概念の理解 (1)代表的な電力用半導体デバイスの種類,機能,特性の理解 (2)各種電力変換回路の回路構成,動作原理の理解 (3)電力変換回路の制御法,特性,応用の理解 (4)パワーエレクトロニクス技術を用いた電動機制御法の理解

テ キ ス ト 『パワーエレクトロニクス』平紗多賀男編著,共立出版

参 考 書 『パワーエレクトロニクス』矢野昌雄・打田良平著,丸善 『パワーエレクトロニクス回路』電気学会編,オーム社

関 連 科 目 電気回路 I,II,電気電子計測,電気機器工学,電気応用設計および演習

成 績 評 価 期末試験の成績(70%)とレポートの評価(30%)により判定する.

授業の具体的項目・ 内容

1.パワーエレクトロニクスの基礎 2.電力変換とスイッチング 3.電力用半導体デバイス 4.順変換回路 I 5.順変換回路 II 6.順変換回路 III 7.他励インバータとサイクロコンバータ 8.DC-DC 変換回路 I 9.DC-DC 変換回路 II 10.DC-DC 変換回路 III 11.自励インバータ I 12.自励インバータ II 13.自励インバータ III 14.電動機制御 I 15.電動機制御 II 16.期末試験

オ フ ィ ス ア ワ ー 月曜 12:15~12:45、水曜 16:15~18:30

研 究 室 ・ T E L・ E-mail

B11-232・072-254-9247・morimoto@eis.osakafu-u.ac.jp

備 考

出席回数が9回に満たない場合は期末試験の受験資格を与えない

Page 18: 電気情報システム工学科 · 2018-09-08 · 電気情報システム工学実験II (Laboratory : Electrical and Information Systems Engineering II) 3年次 前期 必修

エネルギー工学 (Energy Engineering)

2 年次 後期 選択 2 単位

担 当 者 石亀 篤司

授業の概要 ・方法

本講義は,人類とエネルギーの関わり,資源問題,電気・熱・力学・化学・原子力などの諸

エネルギー形態間の変換システム,貯蔵システム,燃料電池などの新エネルギーの基本原理な

どについて体系的に説明し,環境と調和する将来のエネルギーシステムを展望し得る素養を習

得させることを目指す.まず,従来から用いられる発電方式について水力学、熱力学を基に解

説し理解させる.次に,原子力発電について核分裂反応を基に解説し,その原理および現状に

ついて理解を深めさせる.さらに,最近話題となっている,新・省エネルギーについて理解で

きるようにする.

学 習 ・ 教 育 目 標 電気情報システム工学科(A1, A2, E3, E5, G2)

学 習 到 達 目 標 ・エネルギー工学に関する基本的な専門用語の意味を理解できる ・人類とエネルギーの関わり,資源問題などを理解し,その持続的な社会の構造を考えること

ができる ・水力,火力,原子力などの発電方式について,その原理について理解し,簡単な効率計算が

できる ・新エネルギー,省エネルギー,エネルギー貯蔵装置について理解できる ・核融合などの将来の発電方式について知識を深める

テ キ ス ト 『電力工学』江間 敏・甲斐隆章 著,コロナ社

参 考 書 『基礎エネルギー工学』 桂井 誠 著,数理工学社 『エネルギー工学と社会』内山 洋司 著,日本放送出版協会

関 連 科 目 電気数学,電力工学,電力システム工学

成 績 評 価 期末試験の成績(80%)とレポートの評価(20%)により判定する.

授業の具体的項目・ 内容

1.エネルギー工学概要 2.電力システム概要 3.火力発電Ⅰ 4.火力発電 II 5.火力発電Ⅲ 6.原子力発電Ⅰ 7.原子力発電 II 8.原子力発電Ⅲ 9.水力発電Ⅰ 10.水力発電 II 11.水力発電Ⅲ 12.太陽光・風力発電 13.燃料電池・熱電併給 14.波力・潮汐発電 15.宇宙太陽光発電・核融合発電 16.期末試験

オ フ ィ ス ア ワ ー 月曜日 12:15~12:45,16:15~18:30

研 究 室 ・ T E L・ E-mail

B11-121・072-254-9250・ishigame@eis.osakafu-u.ac.jp

備 考

-

Page 19: 電気情報システム工学科 · 2018-09-08 · 電気情報システム工学実験II (Laboratory : Electrical and Information Systems Engineering II) 3年次 前期 必修

電力工学 (Electric Power Engineering)

3 年次 前期 選択 2 単位

担 当 者 石亀 篤司

授業の概要 ・方法

電力システムは現代社会の活動を支えるライフラインのひとつであり,その重要性から最新

の科学技術の粋を集めてシステムの構築がなされている.本講義では,発電設備により発生さ

れた電気エネルギーを,消費地まで安全かつ安定に供給する輸送システムである変電・送電・

配電システムを体系的に学習する.また,過渡安定度などについて理解し、簡単な安定度計

算,故障計算ができるようにする.さらに,高電圧大電流を扱う電力流通設備に対する最新の

トピックスを交えた学習,電気事業の歴史と現状および今後の動向についての把握により,電

力工学の応用について理解を深めさせるようにする.

学 習 ・ 教 育 目 標 電気情報システム工学科(E3, E4, E5, G2)

学 習 到 達 目 標 ・電力工学に関する基本的な専門用語の意味を理解できる ・電気事業の歴史と現状および今後の動向について,総合的に把握することができる ・電気エネルギーを消費地まで安全かつ安定に供給する輸送システムである変電・送電・配電

システムを理解できる ・過渡安定度,電圧安定度などのシステム安定性について理解し,簡単な安定度計算、故障計

算ができる ・大電力パワーエレクトロニクス機器,直流送電など電力流通設備の最近のトピックスについ

て知識を深める

テ キ ス ト 『電力工学』 江間 敏,甲斐 隆章 著,コロナ社

参 考 書 『現代電力輸送工学』 関根 泰次 編,オーム社 『送配電工学 [改訂版]』 道上 勉 著,電気学会(オーム社)

関 連 科 目 電気数学,電気回路,電磁気学,エネルギー工学,電力システム工学,電気機器工学

成 績 評 価 期末試験の成績(80%)とレポートの評価(20%)により判定する.

授業の具体的項目・ 内容

1.送電方式 2.架空送電線路 3.線路と雷などの気象対策 4.地中送電線路 5.線路定数 6.送電線路の等価回路 7.電力円線図と安定度 8.異常電圧 9.故障計算Ⅰ 10.故障計算Ⅱ 11.中性点接地方式 12.電圧,無効電力,周波数制御 13.保護継電器 14.変電方式 15.配電方式 16.期末試験

オ フ ィ ス ア ワ ー 月曜日 12:15~12:45,16:15~18:30

研 究 室 ・ T E L・ E-mail

B11-121・072-254-9250・ishigame@eis.osakafu-u.ac.jp

備 考

-

Page 20: 電気情報システム工学科 · 2018-09-08 · 電気情報システム工学実験II (Laboratory : Electrical and Information Systems Engineering II) 3年次 前期 必修

電力システム工学 (Electric Power System Engineering)

3 年次 後期 選択 2 単位

担 当 者 川本 俊治

授業の概要 ・方法

本講義では,電力システムが高度に発達した大規模非線形制御システムであり,電気エネル

ギーの発生・輸送・分配・消費にいたる一連のプロセスであることをシステム工学の観点で明

確に把握させる.したがって電力システム工学はエネルギー工学の主要な分野として位置づけ

ることができ,数学・物理および電気回路・電磁気学を基本として,従来の化石燃料によるハ

ードエネルギーと近年の自然エネルギーや燃料電池などによるソフトエネルギーを考慮した電

力システムの諸問題に注目しながら電力システムを理解習得させる.まず電力システムを記述

する単位法,回路網方程式の導出,潮流計算の方法を説明し,システムの安定化に必要な制御

器を最適制御を例に理解させる。次に安定度の考え方,解析方法,等面積法,エネルギー関数

法およびリアプノフ関数法を理解させ,負荷・不安定現象などの問題解決を把握させる.

学 習 ・ 教 育 目 標 電気情報システム工学科(◎(E4) ○(E3,E5,E6,G2))

学 習 到 達 目 標 (1) 電気エネルギーの利用など電気系の専門的知識を身につけて応用する能力

テ キ ス ト 川本俊治 他:「電力システム工学」,オーム社(平成13)

参 考 書 (1) 関根泰次 他:「電力系統工学」,コロナ社(昭和54) (2) 小向敏彦 他:「電力システム工学」,丸善(平成11年)

関 連 科 目 電気数学,電気回路Ⅰ・II,エネルギー工学,電力工学

成 績 評 価 演習・レポート(40%)および期末試験(60%)により総合評価する.

授業の具体的項目・ 内容

1.電力システムの概要について 2.単位法とは何か 3.電力回路網方程式の導出 4.電力潮流の意味と計算方法 5.安定化の考え方と制御器の設計方法 6.最適制御の理論とその設計方法 7.電力システムの安定度と計算方法 8.安定度の解析方法と具体例 9.等面積法の意味とその応用 10.エネルギー関数の構成方法とその使い方 11.臨界故障除去時間の計算 12.リアプノフ関数の構成方法とその使い方 13.負荷の特性と問題点 14.電圧不安定現象の発生メカニズム 15.最近のトピックス 16.期末試験

オ フ ィ ス ア ワ ー (月)16:15~18:30

研 究 室 ・ T E L・ E-mail

B11-230 TEL(072)254-9249 E-mail kawamoto@eis.osakafu-u.ac.jp

備 考

-

Page 21: 電気情報システム工学科 · 2018-09-08 · 電気情報システム工学実験II (Laboratory : Electrical and Information Systems Engineering II) 3年次 前期 必修

システム制御工学 I (Systems Control Engineering I)

3 年次 前期 選択 2 単位

担 当 者 小西 啓治

授業の概要 ・方法

制御は人間の技術的欲求を背景として生まれたものであり、今日では制御の恩恵に与らない技

術を考えつくのが難しいほど、人間社会に深く浸透している。制御技術の進歩は制御対象を動

的システムとしてモデル化するところから始まる。本講義では、1つの入力と1つの出力をも

つプラントを制御対象としたフィードバック制御の概要を講述する.伝達関数とブロック線図

に基づくフィードバック制御系のモデル化手法や代表的な伝達要素の過渡応答、周波数応答に

習熟させるとともに、安定性、速応性、定常偏差などの制御系の性能との関係、性能評価法に

ついて理解させる.

学 習 ・ 教 育 目 標 電気情報システム工学科(E5)、電子物理工学科(3)

学 習 到 達 目 標 ・システムのモデルと伝達関数の理解 ・周波数応答特性の理解 ・システムの安定性の理解 ・特性評価/フィードバック制御系の理解

テ キ ス ト 柴田,藤井,池田 共著:新版 制御工学の基礎 (朝倉書店)

参 考 書 加納 他:動的システムの解析と制御(コロナ社) 森:演習で学ぶ基礎制御工学,森北出版

関 連 科 目 電気数学、電気回路Ⅰ・Ⅱ、ディジタル信号処理、システム制御工学Ⅱ

成 績 評 価 期末試験(70%),小テスト(30%)により判定する.

授業の具体的項目・ 内容

1.序論および制御工学の意義 2.ラプラス変換 3.システムのモデルと伝達関数(1) 4.システムのモデルと伝達関数(2) 5.システムのモデルと伝達関数(3) 6.システムのモデルと伝達関数(4) 7.過渡応答 8.周波数応答(1) 9.周波数応答(2) 10.安定性(1) 11.安定性(2) 12.特性評価(1) 13.特性評価(2) 14.フィードバック制御系の設計(1) 15.フィードバック制御系の設計(2) 16.期末試験

オ フ ィ ス ア ワ ー 月曜 16:15-18:30, 木曜 12:15-12:45

研 究 室 ・ T E L・ E-mail

B11-424, http://www.eis.osakafu-u.ac.jp/~konishi/

備 考

Page 22: 電気情報システム工学科 · 2018-09-08 · 電気情報システム工学実験II (Laboratory : Electrical and Information Systems Engineering II) 3年次 前期 必修

システム制御工学 II (Systems Control Engineering II)

3 年次 後期 選択 2 単位

担 当 者 小西 啓治

授業の概要 ・方法

近年,制御系設計のソフトウェアが手軽に利用できるようになってきた.それらのソフトウェ

アでは,制御対象の状態方程式から導かれた状態空間モデルの制御系が簡単に設計できる.し

たがって,状態空間モデルにもとづくシステム制御の基礎概念を十分理解していることが,エ

ンジニアには必要である.本講義では,現代制御理論の基礎となる状態空間モデルの取り扱い

に習熟させる.具体的には,状態方程式の解の構造を理解し,低次の系では解を計算できるよ

うにする.可制御・可観測の概念が理解できるようにする.さらに状態フィードバックやオブ

ザーバ併用制御系設計についても学習する.

学 習 ・ 教 育 目 標 電気情報システム工学科(E5)

学 習 到 達 目 標 ・状態空間モデルの理解 ・可制御性と可観測性の理解 ・状態フィードバックと極配置の理解 ・オブザーバーの理解

テ キ ス ト 柴田,藤井,池田 共著:新版 制御工学の基礎 (朝倉書店)

参 考 書 加納 他:動的システムの解析と制御(コロナ社) 森:演習で学ぶ現代制御理論,森北出版

関 連 科 目 電気数学、電気回路Ⅰ・Ⅱ、ディジタル信号処理、システム制御工学 I

成 績 評 価 期末試験(70%),小テスト(30%)により判定する.

授業の具体的項目・ 内容

1.状態空間モデル 2.状態方程式の解 3.状態表現と伝達関数 4.可制御性と可観測性(1) 5.可制御性と可観測性(2) 6.可制御性と可観測性(3) 7. 可制御性と可観測性(4) 8.実現問題 9.線形変換と正準形式 10.状態フィードバックと極配置(1) 11.状態フィードバックと極配置(2) 12.最適レギュレーター 13.オブザーバ(1) 14.オブザーバ(2) 15.応用例 16.期末試験

オ フ ィ ス ア ワ ー 水曜 12:15-12:45, 木曜 16:15-18:30

研 究 室 ・ T E L・ E-mail

B11-425, http://www.eis.osakafu-u.ac.jp/~konishi/

備 考

・システム制御工学 I を履修していることが望ましい

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最適化とアルゴリズム (Optimization and Algorithms)

2 年次 後期 選択 2 単位

担 当 者 森澤 和子

授業の概要 ・方法

システムの大規模・複雑化にともない,それを最適に設計し,管理,運用することの重要性

がますます高まっている.本講義では,システム最適化のために有用ないくつかの数学的手法

について学習する.また,それらの手法により実際に問題を解くうえで必要となるコンピュー

タならびにプログラミングに関する基礎知識についても学習し,信頼性が高く効率のよいプロ

グラムを作成するための留意点を理解できるようにする.さらに,講義で取り上げた最適化手

法のプログラム作成を通して,手法の本質についての理解を深めるとともに,コンピュータを

利用した問題解決ができるようにする.

学 習 ・ 教 育 目 標 電気情報システム工学科:E2, E5, D1, E3, E4, E6, G2

学 習 到 達 目 標 (1)現実のシステムにおける諸問題がどのような最適化問題として扱われうるかが理解できる.

(2)各最適化手法の本質を理解し,与えられた条件のもとで対象とする最適化問題に対して有効

な手法を選定できる. (3)各最適化手法のアルゴリズムを理解し,それを用いて解を求めることができる. (4)最適化手法を適切にプログラミングするための基礎知識を修得する. (5) (4)で修得した知識を活かしたプログラムにより,コンピュータを利用して大規模な最適化

問題の解を求めることができる

テ キ ス ト 配布プリント

参 考 書 「C で学ぶデータ構造とアルゴリズム」 杉谷行浩著,東京電機大学出版局(1995 年)

関 連 科 目 オペレーションズリサーチ,電気情報システムプログラミング,生産システム工学Ⅰ・Ⅱ

成 績 評 価 期末試験の成績(80%)とレポートの評価(20%)により判定する.

授業の具体的項目・ 内容

1.最適化問題の基礎知識 2.連続最適化問題とその解法 I 3.連続最適化問題とその解法 II 4.離散的最適化問題の最適解法 I 5.離散的最適化問題の最適解法 II 6.離散的最適化問題の近似解法 I 7.離散的最適化問題の近似解法 II 8.離散的最適化問題のメタ戦略解法 I 9.離散的最適化問題のメタ戦略解法 II 10.多目的最適化 11.アルゴリズムと計算量 12.データ構造 I 13.データ構造 II 14.最適化手法とプログラミング I 15.最適化手法とプログラミング II 16.期末試験

オ フ ィ ス ア ワ ー 金曜日 12:15~12:45,16:15~18:30

研 究 室 ・ T E L・ E-mail

A14-304・内線 2373・morizawa@eis.osakafu-u.ac.jp

備 考

オペレーションズリサーチ,電気情報システムプログラミングを履修していることが望ましい

Page 24: 電気情報システム工学科 · 2018-09-08 · 電気情報システム工学実験II (Laboratory : Electrical and Information Systems Engineering II) 3年次 前期 必修

生産システム工学 I (Manufacturing Systems Engineering I)

3 年次 前期 選択 2 単位

担 当 者 平林 直樹

授業の概要 ・方法

本講義では,家電製品等の生産における「物の流れ」に関する設計・管理・運用法の体系とし

て生産システム工学を学習する.その基本要素である全般的生産計画,生産プロセス計画,生

産スケジューリング,生産実施,生産統制の概要が理解できるようにし,その具体的な手法を

修得させる.これらの手法が普遍的なシステムの基本概念とどのような関係にあるか,また,

生産管理方式の歴史的変遷の中でどのような位置にあるかを理解できるようにする.コンピュ

ータ支援生産システムのシステム管理およびサプライチェーン全体のネットワーク管理の動向

を概観できるようにし,地球環境と調和した生産システムの在り方を考えるための糸口を与え

る.

学 習 ・ 教 育 目 標 電気情報システム工学科 E5,A1,A2,E3,G2

学 習 到 達 目 標 1) コンピュータ支援生産システムのシステム管理およびサプライチェーン全体のネットワーク

管理の動向を理解する. 2) 生産形態に応じた生産管理システムの特徴を理解する. 3) 在庫管理の概要と基本的な手法を理解し修得する. 4) 生産プロセス計画の諸手法を理解

し修得する. 5) 全般的生産計画モデルと線形計画法,目標計画法の基本的な手法を理解し修

得する. 6) 生産スケジューリングの概要と基本的な手法を理解し修得する.

テ キ ス ト 配付プリント

参 考 書 入門編生産システム工学,人見勝人著,共立出版(1991 年);第2版生産システム工学,人見勝

人著,共立出版(1990 年);生産情報システム,太田雅晴著,日科技連(1994)

関 連 科 目 オペレーションズリサーチ,生産システム工学 II

成 績 評 価 期末試験の成績(80%),レポートの評価(20%)

授業の具体的項目・ 内容

1) 生産システムの発展に伴う生産管理方式の歴史的展開 2) ネットワーク管理の現状と課題 3) 生産形態に応じた生産管理システムの特徴 4) 在庫管理Ⅰ 5) 在庫管理Ⅱ 6) MRP システムとトヨタ生産方式 7) 製品設計とマーケティング 8) 動作時間研究と標準時間の見積法 9) 生産プロセス計画とラインバランシング 10) レイアウト計画 11) 全般的生産計画モデルと生産計画法 12) 線形計画法・目標計画法・多目的線形計画法 13) 生産スケジューリングと計算量 14) 単一機械・2機械フローショップ・スケジューリング 15) ジョブショップ・スケジューリング 16) 期末試験

オ フ ィ ス ア ワ ー 金曜日 12:15~12:45,16:15~18:30

研 究 室 ・ T E L・ E-mail

A14-318・2373・hira@eis.osakafu-u.ac.jp

備 考 オペレーションズリサーチおよび最適化とアルゴリズムを履修していることが望ましい.

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生産システム工学 II (Manufacturing Systems Engineering II)

3 年次 後期 選択 2 単位

担 当 者 平林 直樹

授業の概要 ・方法

本講義では,近年の生産システムにおける設計,計画および運用の重点課題について学習す

る.設備レイアウト問題,生産スケジューリング問題などに関する定式化と数理計画法および

メタ戦略などによる解法,MRP ならびにトヨタ生産方式などの新しい展開について,生産シ

ステム工学 I での基本手法から発展したより高度な手法を理解できるようにする.さらに,国

際競争力の強化,環境を考慮した生産活動の創造などを背景に進められている情報技術を十二

分に利用した環境変化に柔軟な新生産システムの構築および運用法を理解できるようにする.

学 習 ・ 教 育 目 標 電気情報システム工学科 E5,A1,A2,E3,G2

学 習 到 達 目 標 1) 生産スケジューリング問題の各種の最適解法および近似解法を理解し,応用することができ

る. 2) 各種のメタ戦略解法の原理および手法を理解し,応用することができる. 3) MRPシステムとトヨタ生産方式の基本的な考え方,相違点ならびに近年の動向を理解する. 4) 設備レイアウトにおける各種問題の定式化と解法を理解する. 5) 新生産システムの概要と特徴

を理解する.

テ キ ス ト 配付プリント

参 考 書 第2版生産システム工学,人見勝人著,共立出版(1990 年)

関 連 科 目 生産システム工学 I ,オペレーションズリサーチ,最適化とアルゴリズム

成 績 評 価 期末試験の成績(70%),レポートの評価(30%)

授業の具体的項目・ 内容

1) スケジューリングの定理Ⅰ 2) スケジューリングの定理Ⅱ 3) フローショップスケジューリング問題における最適解法 4) ジョブショップスケジューリング問題における最適解法Ⅰ 5) ジョブショップスケジューリング問題における最適解法Ⅱ 6) スケジューリング問題のヒューリスティックス 7) スケジューリング問題のメタ戦略解法 8) ディスパッチングルール 9) 多目的スケジューリング法 10) 設備レイアウト問題Ⅰ 11) 設備レイアウト問題Ⅱ 12) MRPシステム 13) トヨタ生産方式 14) 新生産システムⅠ 15) 新生産システムⅡ 16) 期末試験

オ フ ィ ス ア ワ ー 金曜日 12:15~12:45,16:15~18:30

研 究 室 ・ T E L・ E-mail

A14-318・2373・hira@eis.osakafu-u.ac.jp

備 考

生産システム工学 I および最適化とアルゴリズムを履修していることが望ましい.

Page 26: 電気情報システム工学科 · 2018-09-08 · 電気情報システム工学実験II (Laboratory : Electrical and Information Systems Engineering II) 3年次 前期 必修

通信システム (Communication Systems)

3 年次 後期 選択 2 単位

担 当 者 山田 誠、勝山 豊

授業の概要 ・方法

通信システムは,通信機能をあらゆる面で利用する現代社会の不可欠な基盤である.情報を時

間と空間を越えて利用できる役割は極めて大きい.通信はできるだけ大容量の情報を,高速に

かつ長距離伝送することを目的としており,本講義ではこれを理解できる基礎知識を与えるこ

とが目標である.具体的には,情報を扱う数学的基礎と,電気信号に変換して送信する手法

(変調方式),アナログ通信とディジタル通信,ノイズによる誤り発生とその防止,大容量デ

ータを送信する多重化などの基礎理論について理解できるようにする.

学 習 ・ 教 育 目 標 電気情報システム工学科(◎:E6 ○:C1、E3~E5、G2)、電子物理工学科(3)

学 習 到 達 目 標 (1)信号を時間波形とフーリエ変換したスペクトルとして扱える。 (2)ノイズをガウス分布など確率変数として扱える。 (3)伝送路の損失による通信の距離制限、周波数帯域による伝送容量制限の理解 (4)AM、FM などアナログ変調の理解 (5)ASK、FSK、PSK などディジタル変調の理解

テ キ ス ト 配布プリント

参 考 書 『通信ネットワーク工学』,勝山豊著,森北出版

関 連 科 目 電気数学,通信網工学,情報理論 A,符号理論

成 績 評 価 期末試験により総合評価する.

授業の具体的項目・ 内容

1.情報伝送と信号の劣化 2.送信できる距離と情報の量 3.時間波形とスペクトル 4.周波数領域での扱い方とスペクトルの具体例 5.信号の基礎 6.信号の扱い方と相関 7.確率に基づくノイズの扱い方 8.信号と確率過程によるノイズの扱い方 9.アナログ変調方式:AM変調 10.アナログ変調方式:FM変調 11.通信におけるディジタル化の意味 12.ディジタル変調方式:ASK 13.ディジタル変調方式:FSKと PSK 14.信号の多重とブロードバンド通信方式 15.光通信と今後の動向

オ フ ィ ス ア ワ ー 金曜日 16:15-18:30

研 究 室 ・ T E L・ E-mail

B11-417 室・072-254-9254 myamada@eis.osakafu-u.ac.jp

備 考

出席回数が9回に満たない場合は期末試験の受験資格を与えない

Page 27: 電気情報システム工学科 · 2018-09-08 · 電気情報システム工学実験II (Laboratory : Electrical and Information Systems Engineering II) 3年次 前期 必修

ディジタル信号処理 (Digital Signal Processing)

2 年次 後期 選択 2 単位

担 当 者 太田 正哉

授業の概要 ・方法

近年の半導体集積回路技術の発展により,高速なディジタル信号処理が可能となってきた.

ディジタル信号処理は,アナログ回路では困難であった複雑で柔軟な処理を容易に実現でき

る.本講義ではまず,ディジタル信号処理システムの概要について理解し,離散時間システム

の扱い方について学習する.次に,離散時間信号のフーリエ変換およびサンプリング定理につ

いて学び,さらに,z変換とその性質について学習し,z変換を用いた周波数特性,離散時間

システムの安定性について学ぶ.最後にディジタルフィルタの設計手法について学習する.

学 習 ・ 教 育 目 標 電気情報システム工学科(E5,E6)

学 習 到 達 目 標 ・離散時間システムの表現法 ・インパルス応答とたたみ込み ・周波数特性とフーリエ変換 ・z変換と伝達関数

テ キ ス ト 『例題で学ぶディジタル信号処理』金城繁徳,尾知博著,コロナ社

参 考 書 『ディジタル信号処理』岩田彰著,コロナ社

関 連 科 目 情報理論A,符号理論,システム制御工学I,II

成 績 評 価 期末試験の成績(75%)とレポート等の評価(25%)により判定する.

授業の具体的項目・ 内容

1.ディジタル信号処理概論 2.離散時間信号とシステムの表現 3.離散時間システムの線形性と時不変性 4.インパルス応答と畳み込み(2 回) 5.離散時間システムの因果性と安定性 6.離散時間システムの周波数特性(3 回) 7.離散時間信号のフーリエ変換(2 回) 8.サンプリング定理とエイリアシング 9.z 変換と逆 z 変換 10.伝達関数 11.周波数特性および安定性解析

オ フ ィ ス ア ワ ー 火曜日 12:15~12:45, 16:15~18:30

研 究 室 ・ T E L・ E-mail

B11-426,内線 3237,ota@eis.osakafu-u.ac.jp

備 考

-

Page 28: 電気情報システム工学科 · 2018-09-08 · 電気情報システム工学実験II (Laboratory : Electrical and Information Systems Engineering II) 3年次 前期 必修

情報理論A (Information Theory A)

3 年次 前期 選択 2 単位

担 当 者 山下 勝己

授業の概要 ・方法

本講義では,通信等の技術の根幹をなす,情報伝達,蓄積及び高信頼化に関する基礎理論を学

習する.先ず,情報源及び通信路モデルについての理解を深め,情報理論で取り扱うシステム

を明確に把握できるようにする.次に,情報源から発生する情報源記号を符号化する,効率的

な情報源符号化法及び復号法を見出すと共に,情報源符号化の限界を与える情報源符号化定理

を理解できるようにする.また,相互情報量の概念の理解を深め,更に効率的な符号化ができ

る情報源符号化法を学習すると共に,非可逆な情報源符号化の限界を与える情報源符号化定理

も理解できるようにする.

学 習 ・ 教 育 目 標 電気情報システム工学科(E3,E6,G2)、電子物理工学科(3)

学 習 到 達 目 標 情報源と通信路の数学モデルを明確に理解し,ひずみが許されない場合及び許される場合の情

報源符号化定理を理解すること.更に,基本的情報源符号化法及び算術符号等を理解するこ

と.

テ キ ス ト 『情報理論』今井秀樹著,昭晃堂

参 考 書 『基礎情報理論』藤田広一著,昭晃堂 『情報理論』宮川洋著,コロナ社

関 連 科 目 符号理論,通信システム,通信網工学

成 績 評 価 期末試験の成績(80%)とレポートの 評価(20%)により判定する.但し, 出席回数が9回に満たない場合は期末試験の受験資格を与えない.

授業の具体的項目・ 内容

1.情報理論についてⅠ 2.情報理論について II 3.情報源と通信モデルⅠ 4.情報源と通信モデル II 5.情報源と通信モデル III 6.情報源と通信モデル IV 7.情報源符号化の基礎概念 8.平均符号長の限界 9.情報源符号化定理 10.基本情報源符号化法 11.算術符号Ⅰ 12.算術符号 II 13.情報量とひずみ 14.ひずみが許され場合の情報源符号化 15.総合演習 16.期末試験

オ フ ィ ス ア ワ ー 12:15~12:45,16:15~16:45

研 究 室 ・ T E L・ E-mail

B11-414 室・072-254-9257・yamashita@eis.osakafu-u.ac.jp

備 考

統計学基礎を履修していることが望ましい.

Page 29: 電気情報システム工学科 · 2018-09-08 · 電気情報システム工学実験II (Laboratory : Electrical and Information Systems Engineering II) 3年次 前期 必修

符号理論 (Coding Theory)

3 年次 後期 選択 2 単位

担 当 者 山下 勝己

授業の概要 ・方法

本講義では,データの信頼性を確保する誤り検出及び誤り訂正符号化技術の基礎理論を中心に

学習する.先ず,通信路容量の概念を把握できるようにすると共に,通信路符号化の限界を与

える通信路符号化定理を理解できるようにする.次に,誤り検出及び誤り訂正符号の意味及び

符号の誤り訂正能力の概念を明確に把握できるようにすると共に,種々の符号を構築できるよ

うにする.

学 習 ・ 教 育 目 標 電気情報システム工学科(E3,E6,G2)

学 習 到 達 目 標 通信路容量の概念を把握し,通信路符号化の限界を与える通信路符号化定理を理解できるよう

にすること.更に,誤り検出及び誤り訂正符号の概念を把握し,種々の符号を構築できるこ

と。

テ キ ス ト 『情報理論』今井秀樹著,昭晃堂

参 考 書 『基礎情報理論』藤田広一著,昭晃堂 『情報理論』宮川洋著,コロナ社

関 連 科 目 情報理論 A,通信システム,通信網工学

成 績 評 価 期末試験の成績(70%)とレポートの 評価(30%)により判定する.但し, 出席回数が9回に満たない場合は期末試験の受験資格を与えない.

授業の具体的項目・ 内容

1.通信路容量について 2.通信路符号化とは何か 3.通信路符号化定理とは何か 4.通信路符号化法Ⅰ 5.通信路符号化法 II 6.符号の誤り訂正能力Ⅰ 7.符号の誤り訂正能力 II 8.巡回符号Ⅰ 9.巡回符号 II 10.巡回符号 III 11.ガロア体とはⅠ 12.ガロア体とは II 13.BCH符号とは 14.たたみ込み符号とはⅠ 15.たたみ込み符号とはⅡ 16.期末試験

オ フ ィ ス ア ワ ー 12:15~12:45,16:15~16:45

研 究 室 ・ T E L・ E-mail

B11-414 室・072-254-9257・yamashita@eis.osakafu-u.ac.jp

備 考

情報理論Aを履修していることが望ましい.

Page 30: 電気情報システム工学科 · 2018-09-08 · 電気情報システム工学実験II (Laboratory : Electrical and Information Systems Engineering II) 3年次 前期 必修

通信網工学 (Communication Network Engineering)

3 年次 前期 選択 2 単位

担 当 者 勝山 豊

授業の概要 ・方法

通信技術は急速に発展し,今後の高度情報化社会に向けて通信網の果たすべき役割はますます

重要になっている.また,光通信によるブロードバンド化,インターネットの普及に伴うIP

(Internet Protocol)通信の拡大など技術自体が大きな転換点にさしかか

っている.本講義では,代表的な電話のネットワークと WWW (World-Wide-Web)サービスを

支える IP ネットワークを中心とし,情報通信ネットワークの基礎知識と今後の動向について

把握でき,通信技術の現状と今後の展開について理解できる基礎を与える.

学 習 ・ 教 育 目 標 電気情報システム工学科(◎:E6 ○:C1、E3~E5、G2)

学 習 到 達 目 標 (1)電話ネットワークから最近の IP ネットワークまで通信技術の発展経緯を把握 (2)ディジタル化によるネットワークの統合の意味 (3)IP パケットのルーティングの仕組み (4)TCP/IP の仕組み (5)インターネットと IP サービス (6)光ファイバによるブロードバンド化の意味

テ キ ス ト 『通信ネットワーク工学』,勝山豊著,森北出版

参 考 書 なし

関 連 科 目 通信システム

成 績 評 価 期末試験により総合評価する.

授業の具体的項目・ 内容

1.通信サービスとネットワークの概観 2.デジタル化による通信サービスの統合 3.同期ディジタルハイアラーキ 4.コンピュータネットワーク 5.イーサネット 6.LAN 内での通信 7.電話の回線交換 8.パケットのルーティング 9.インターネット 10.IPネットワークの実際 11.インターネット上での信頼性と名前解決 12.ウエブサービスと IP 電話サービス 13.ブロードバンドネットワーク 14.光ファイバネットワーク 15.今後のトレンド

オ フ ィ ス ア ワ ー 金曜日 16:15-18:30

研 究 室 ・ T E L・ E-mail

B11-418 室・072-254-9253 katsu@eis.osakafu-u.ac.jp

備 考

出席回数が9回に満たない場合は期末試験の受験資格を与えない

Page 31: 電気情報システム工学科 · 2018-09-08 · 電気情報システム工学実験II (Laboratory : Electrical and Information Systems Engineering II) 3年次 前期 必修

電磁波工学 (Antenna and Propagation of Electromagnetic Waves)

3 年次 前期 選択 2 単位

担 当 者 山田 誠

授業の概要 ・方法

「電磁気学」、「電気回路」などの電気電子分野の基礎理論を実際の情報通信システムに応用す

るためには伝送特性、アンテナ基本特性を十分理解する必要がある。本講義では、先ず、マッ

クスウエル方程式の意味を再確認すると共に電磁波の基本特性である平面波の反射・透過特性

を理解できるようにする。次にマックスウエル方程式から伝送線路やアンテナの基本特性がど

のように導出できるかを理解できるようにする。更に、現在一般的に使われている色々な伝送

線路、アンテナの諸特性および電波伝搬特性を把握できるようにする。さらに電磁波技術の応

用として、マイクロ波と物質の相互作用およびマイクロ波加熱に関して学習する。

学 習 ・ 教 育 目 標 電気情報システム工学科(◎E6、○E3、○G3)

学 習 到 達 目 標 目標1.「電気情報システム工学の基礎知識にもとづき、情報通信技術など通信系の専門的知

識を身につけ、応用する能力を養う」 目標 1 の具体的内容:1.マックスウェル方程式を出発として、平面波の伝搬、反射・透過の

理解 2.伝送線路(スラブ導波路や導波管等)やアンテナの理解 3.基本的な伝送線路や

アンテナの基本特性の理解 4.電磁波の各種伝搬の理解 目標 2.「電気情報システム工学の基礎理論を修得し、高度な専門内容を理解するのに必要な基

礎知識と応用能力を養う」、「豊かな人間性を養うとともに、広い視野で様々な課題に柔軟に対

応できる能力を養う」 目標2の具体的内容:1.電磁波工学を理解する上で必要なマクスウェル方程式の理解 2.

電磁波応用に関しての理解

テ キ ス ト 配布資料および『電波工学ノート』堤誠著,総合電子出版社

参 考 書 『電磁気学ノート』藤田広一,コロナ社 『電磁理論』熊谷信明,コロナ社 『電波伝送工学』安達三郎,米山務,コロナ社 『マイクロ波・ミリ波工学』内藤喜之,コロナ社

関 連 科 目 電気数学, 電気回路Ⅰ・II, 電磁気学Ⅰ・II, 電気電子計測

成 績 評 価 期末試験の成績(80%),レポートの評価(20%)により判定する.

授業の具体的項目・ 内容

1.マックスウェル方程式の理解 2.波動方程式と平面波の理解 3.平面波の反射と透過の理解(1) 4.平面波の反射と透過の理解(2) 5.伝送線路理論の理解(1) 6.伝送線路理論の理解(2) 7.伝送線路理論の理解(3) 8.分布定数回路理論の理解(1) 9.分布定数回路理論の理解(2) 10.電磁波放射の理解 11.各種アンテナの理解(1) 12.各種アンテナの理解(2) 13.電波伝搬特性の理解(1) 14.電波伝搬特性の理解(2) 15.電磁波技術の応用例

オ フ ィ ス ア ワ ー

研 究 室 ・ T E L・ E-mail

備 考 電気回路 I・II、電磁気学 I・II を履修していることが望ましい.

Page 32: 電気情報システム工学科 · 2018-09-08 · 電気情報システム工学実験II (Laboratory : Electrical and Information Systems Engineering II) 3年次 前期 必修

光波電子工学 (Guided Wave Optics and Electronics)

3 年次 後期 選択 2 単位

担 当 者 大橋 正治

授業の概要 ・方法

本講義では,光通信システムを構成している光デバイスの構造および原理について学習す

る.まず,電磁現象を記述する Maxwell の方程式について理解を深め,この方程式の直交座標

系での取り扱いができるようにする.次に,光波の基本的な性質について理解させ,数学的な

記述ができるようにする.また、光波の導波原理について,スネルの法則,平面波の屈折・反

射を通して理解を深めさせるとともに,スラブ導波路での電磁界的な取り扱いができるように

する.更に、光通信システムに用いられている光ファイバの基本的な事項に関して理解を深め

させるとともに,光ファイバ中での電磁界解析が行うことができるようにする.また,このよ

うな光ファイバの伝送特性および伝送特性測定法について理解させ,種々の光伝送システムに

適用できる光ファイバの設計ができるようにする.

学 習 ・ 教 育 目 標 電気情報システム工学科(◎:E6 ○:E3、E4、E5、G2)

学 習 到 達 目 標 光通信システムを構成している光デバイスの構造および原理について修得する。 1.マックスウエルの方程式について理解し、初歩的な取り扱いを取得する。 2.光波の基本的な性質を理解し、数学的な記述方法を習得する。 3.光波の導波原理を理解し、スラブ導波路での電磁界方程式の解析法を修得する。 4.光ファイバ中での初歩的な電磁界解析手法を修得する。 5.光ファイバの伝送特性の理解とその測定法について修得する。

テ キ ス ト テキストなし.プリントおよび OHP を使用する.

参 考 書 川上彰二郎,白石和男,大橋正治;光ファイバとファイバ形デバイス,培風館(1997 年) 沢新之輔他;光工学概論,朝倉書店(1995 年) 末松安晴;光ファイバー通信入門,オーム社(1989 年) 岡本勝就;光導波路の基礎,コロナ社(1992)

関 連 科 目 電磁波工学,電磁気学 I・II,電気電子計測,電気機器工学

成 績 評 価 期末試験の成績(80%),レポートの評価(20%)により総合評価する.

授業の具体的項目・ 内容

1.光波電子工学の概要,光通信の歴史 2.Maxwell の方程式とベクトル解析 3.Maxwell の方程式と光波の基本特性 4.平面波,偏光,スネルの法則 5.波動の反射と屈折 6.スラブ導波路の解析 7.光ファイバの基本特性(特徴・製造法・ファイバ種別) 8.光ファイバの導波理論 I 9.光ファイバの導波理論 II 10.光ファイバの損失・分散特性 11.光ファイバの設計法 12.光非線形効果 13.光ファイバの伝送特性測定法 14.光デバイス 15.光波通信技術の動向 16.期末試験

オ フ ィ ス ア ワ ー 月曜 12:15~12:45、16:15~18:30(変更時は部屋前に掲示)

研 究 室 ・ T E L・ E-mail

B11 棟 431 室 072-254-9255 ohashi@eis.osakafu-u.ac.jp

備 考

電磁気学 I・II,電気数学を履修していることが望ましい.

Page 33: 電気情報システム工学科 · 2018-09-08 · 電気情報システム工学実験II (Laboratory : Electrical and Information Systems Engineering II) 3年次 前期 必修

通信工学特殊講義 (Special Topics: Communication Engineering)

4 年次 前期 選択 2 単位

担 当 者 可児 淳一、薄田 昌広、南谷 祐次

授業の概要 ・方法

本講義では、光通信技術、IP ネットワーク技術および電力線技術(PLC)の動向とセキュリ

ティの概要について学ぶ。光通信に関しては、通信サービスと通信手段の発展の歴史及び光通

信の基本的なしくみを理解する。ブロードバンドアクセスを実現する光通信システムとそのセ

キュリティを理解する。IP ネットワーク技術においては、インターネットを支えるパケット通

信の考え方と、その中でのセキュリティ上の問題点、セキュリティ対策を理解する。IP を例に

してインターネットやイントラネットで行われている具体的な通信手順を理解する。次にセキ

ュリティの基本的な考え方を理解した上で、IP ネットワークにおけるセキュリティの考え方、

問題点、具体的な脅威を理解する。さらにセキュリティの要素技術を理解した上で、通信レイ

ヤ上のセキュリティ対策の対象とするリスクと関連技術を理解できるようにする。最新のデジ

タル変調技術を応用した実用的な通信技術である PLC に関しては、スペクトラム拡散変調技

術や、OFDM 技術が、実システムの中でどのように活かされ、どのような課題を持つのか、

PLC という新技術を題材に検証する。また、PLC は、電気設備を伝送媒体とする通信システ

ムであり、電気・電子・情報通信の総合技術として、システム工学的な思考法を習得すること

を学習目標とする。

学 習 ・ 教 育 目 標 電気情報システム工学科(JABEE 対応◎:E6 ○:B3、E3、E4、E5、G2)

学 習 到 達 目 標 1.光通信技術(FTTH)における基礎的な概要とそれらのセキュリティ技術について修得す

る。 2.IP とインターネットにおける基礎的な概要とそれらのセキュリティ技術について修得する。

3.電力線通信技術における基礎的な概要とそれらのセキュリティ技術について修得する。

テ キ ス ト 配布プリントおよび OHP を使用する.

参 考 書 光ファイバ通信の基礎 菊池和朗著 昭晃堂、改訂版10ギガビット Ethernet 教科書 石田

修、瀬戸康一郎監修、「マスタリング TCP/IP 入門編」オーム社 ・「詳解 TCP/IP〈Vol.1〉プ

ロトコル」ピアソンエデュケーション ・「PLC ハンドブック」(仮題)南谷祐次・高山省吾共

著、リックテレコム(2008)

関 連 科 目 通信システム,通信網工学

成 績 評 価 レポートの評価により判定する.

授業の具体的項目・ 内容

1.なぜ光通信なのか 2.光通信の基本技術 3.ブロードバンドアクセス技術1 4.ブロードバンドアクセス技術2 5.国際標準化と今後の展開 6.IP における通信 7.IP ルーティング 8.セキュリティとネットワークセキュリティの必要性 9.セキュリティ要素技術 10.レイヤ別セキュリティ技術 11.PLC 技術の歴史と規制緩和の背景 12.PLC 技術の基礎 13.PLC システムの設計 14.PLC システムの施工と測定 15.PLC の応用システムと将来動向

オ フ ィ ス ア ワ ー

研 究 室 ・ T E L・ E-mail

備 考

-

Page 34: 電気情報システム工学科 · 2018-09-08 · 電気情報システム工学実験II (Laboratory : Electrical and Information Systems Engineering II) 3年次 前期 必修

電気法規 (Electrical Engineering Law)

4 年次 後期 選択 2 単位

担 当 者 籔本 義雄

授業の概要 ・方法

本講義では,電気技術者として必要な電気関係法規並びに電気施設管理の内容を学習する.

まず,電気事業の変遷と電気保安規制及び電気施設管理の内容について学び,電気関係法規が

なぜ必要かについて理解する. 次に電気事業法について,事業用電気工作物の保安体制,電気主任技術者制度の内容,一般用

電気工作物の保安体制について理解する.また電気工事の安全規制である電気工事士法,電気

工事材料,電気機器の安全規制である電気工事業法について,夫々の規制内容について理解す

る.電気設備の安全基準である技術基準について基本事項,発変電所施設,電気使用場所施設

の規制内容を理解し,電気設備安全確保技術を習得する.そして電気事業者,自家用電気施設

者の電気設備保安管理業務を実行できるようにする.

学 習 ・ 教 育 目 標 電気情報システム工学科(◎:E4 ○:A2,B1,E3,E5,E6,G2)

学 習 到 達 目 標 1.電気エネルギーの利用など電気系の専門的知識を身に付け、応用する能力

テ キ ス ト 電気法規と電気施設管理:竹野正二著,東京電機大学出版局発行

参 考 書 電気事業法の解説:(財)経済産業調査会, 電力小六法;電力新報社,

解説電気設備の技術基準:文一総合出版

関 連 科 目 なし

成 績 評 価 レポート(20%),期末試験(80%)により総合評価する.

授業の具体的項目・ 内容

1.電気事業と電気法規の変遷 2.電気施設管理 3.電気関係法規の必要性 4.電気事業法の目的と事業規制 5.事業用電気工作物の保安 6.電気主任技術者制度 7.一般用電気工作物の保安 8.電気工事士法 9.電気用品安全法 10.電気工事業法 11.技術基準(基本事項) 12.技術基準(発変電所の施設) 13.技術基準(電気使用場所の施設) 14.その他の関係法規 I 15.その他の関係法規 II 16.期末試験

オ フ ィ ス ア ワ ー (金)18:00~19:30

研 究 室 ・ T E L・ E-mail

B11-230(非常勤講師)

備 考

-

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電気応用設計および演習 (Electrical Application Design and Exercise)

4 年次 前期 選択 2 単位

担 当 者 岡田 淳典

授業の概要 ・方法

本講義では,産業や実生活における身近な電気応用技術の例として,『照明』を取り上げ

る.光源,点灯回路(日常良く使われている蛍光ランプの放電による点灯メカニズムを含

む),器具等のハード面だけでなく,生理・心理に起因する『物の見え方』等のソフト面、光

や色の計測方法,照明以外の産業への光源の応用も学習する.また、適宜,演習を行い,講義

内容に即した照明関連の基本設計ができるようにする.さらに,照明設計に関しては,種々の

照明実例を多くのカラースライドを用いて解かりやすく説明し,単に明かりを提供するだけで

はなく,空間演出・空間創造における照明の役割を理解できるようにする.

学 習 ・ 教 育 目 標 電気情報システム工学科(◎:E3、E4 ○:B2、F3、G2)

学 習 到 達 目 標 光源,点灯回路,器具等の理解 光や色の計測方法の理解 照明関連の基本設計 空間演出・空間創造における照明の役割の理解

テ キ ス ト テキストなし.プリント,OHP及びカラースライドを使用する.

参 考 書 大学課程 照明工学:照明学学会編(オーム社出版) 理工学講座 照明工学講義:関重広

(東京電機大学出版局) 電気工学基礎シリーズ 照明・電熱:佐藤清史(東京電機大学出版

局)ライティングハンドブック:照明学会編(オーム社出版)

関 連 科 目 パワーエレクトロニクス,電気機器工学,気体電子工学

成 績 評 価 期末試験の成績(70%),レポートの評価(30%)により判定する.

授業の具体的項目・ 内容

1.光源の歴史 2.照明の基礎 3.測光と測色 4.各種光源の概要Ⅰ 5.各種光源の概要 II 6.各種光源の概要 III 7.点灯回路 8.照明設計概論 9.照明器具 10.対象別照明設計Ⅰ 11.対象別照明設計 II 12.対象別照明設計 III 13.放射応用 14.最新の照明技術 15.照明の今後の動向

オ フ ィ ス ア ワ ー 金曜日 14:35~16:05

研 究 室 ・ T E L・ E-mail

B11-232(非常勤講師)

備 考

出席回数が9回に満たない場合は期末試験の受験資格を与えない

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電気情報システム工学技術英語 (Technical English for Electrical and Information Systems Engineering)

4 年次 前期 必修 2 単位

担 当 者 学科全教員

授業の概要 ・方法

グローバル化した現代社会においては,技術的内容についても英語で情報交換を行う機会が

増えてきている.本講義では,電気情報システム工学に関する英語の図書または文献の講読と

その内容の報告などを通じて,専門的な内容に関する英語によるコミュニケーションの基本的

能力を修得させるとともに,日本語によるプレゼンテーション能力を養うことを目的とする.

学 習 ・ 教 育 目 標 電気情報システム工学科(◎:C2, C3 ○:C1, E3, E4, E5, E6, G2)

学 習 到 達 目 標 専門的な内容に関する英語の図書及び文献内容を理解し、その内容を日本語で相手に伝えるプ

レゼンテーション能力と英語によるコミュニケーションに必要な基本的能力を修得する。

テ キ ス ト 論文等の配布資料

参 考 書 各担当教員が必要に応じて紹介する.

関 連 科 目 英語 AI,II,英語 BI,II,英語 CI,II,電気情報システム工学卒業研究

成 績 評 価 レポート(50%)、と発表(50%)により評価する。

授業の具体的項目・ 内容

1.専門用語の英語表現Ⅰ 2.専門用語の英語表現 II 3.数量・数式の読み方と図表の説明表現Ⅰ 4.数量・数式の読み方と図表の説明表現 II 5.英文レター・e-mail,国際会議発表の基礎 6.コンピュータ関連の英語表現 7.マニュアルなどの読解 8.図書または文献 A の講読 9.図書または文献 A の内容要約 10.図書または文献 A に関するレジュメの作成 11.図書または文献 A に関する報告 12.図書または文献 B の講読 13. 図書または文献 B の内容要約 14. 図書または文献 B に関するレジュメの作成 15. 図書または文献 B に関する報告 16.期末試験

オ フ ィ ス ア ワ ー 各教員のオフィスアワーに準ずる

研 究 室 ・ T E L・ E-mail

各教員の研究室・TEL・E-mail に準ずる

備 考

電気情報システム工学卒業研究を履修していること.

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電気情報システム工学学外実習 (Electrical and Information Systems Engineering Internship)

3 年次 通年 選択 2 単位

担 当 者 森本 茂雄

授業の概要 ・方法

電気情報システム工学に関連する企業や団体等において具体的な実習体験を行う.これを通

して,大学における教育内容と社会,企業,職業との関連を自ら把握する.また,企業等の現

場において独創的な技術やノウハウ等がもたらすダイナミズムを実際に体験する.更に,自己

の職業適性や将来設計について考える機会と捉らえ,主体的な職業選択や高い職業意識の向上

を図ることを目的とする.

学 習 ・ 教 育 目 標 電気情報システム工学科(A2,B2,E3,E4,E5,E6,F3,G3)

学 習 到 達 目 標 自己の職業適性や将来設計について考え,主体的な職業選択や高い職業意識の向上をはかるこ

と.

テ キ ス ト 電気情報システム工学学外実習手引書

参 考 書 出向企業での各種パンフレット,カタログ,資料等

関 連 科 目 電気情報システム工学科の専門科目

成 績 評 価 実習態度,終了後の成果発表会での発表内容および報告書により総合的に判断する.

授業の具体的項目・ 内容

1.学外実習のためのオリエンテーション - 履修希望の受付,実習先志望レポート,実習先の選定 - 実習実施上の心得・注意点 2.実習先での就業体験(2 週間程度) 3.実習成果の発表と報告書の作成

オ フ ィ ス ア ワ ー

研 究 室 ・ T E L・ E-mail

備 考

-

Page 38: 電気情報システム工学科 · 2018-09-08 · 電気情報システム工学実験II (Laboratory : Electrical and Information Systems Engineering II) 3年次 前期 必修

オペレーションズリサーチ

○電気情報システム

プログラミング

電気情報システム工学科標準履修課程の推奨履修フロー

○電気情報システム工学実験Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、電気情報システム工学学外実習、その他の科目(D 群)、工学共通科目の多くを除く

○ は必修

○電気数学 1 前

○電気回路Ⅰ 1 後

4 後

4 前

○電気情報システム工学卒業研究

○工学倫理 3 前

電気機器工学 電力工学 システム制御工学Ⅰ 生産システム工学Ⅰ 通信網工学 電磁波工学 情報理論 A

システム制御工学Ⅱ3 後

○環境倫理 パワーエレクトロニクス 電力システム工学 生産システム工学Ⅱ 通信システム 光波電子工学 符号理論

電気応用設計および演習

電気法規

通信工学特殊講義

電磁気学Ⅱ

電気電子計測

2 後

エネルギー工学 最適化とアルゴリズム デジィタル信号処理

○電気情報システム概論

2 前 電気回路Ⅱ

○電磁気学Ⅰ

電子回路 A

○電気情報システム工学技術英語