【背景】 - ycu...
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受動喫煙防止県民フォーラム「スモークフリー」平成23年2月6日(日)
神奈川県公共的施設における神奈川県公共的施設における受動喫煙防止条例と受動喫煙防 条例
各大学における現状調査報告
横浜市立大学医学部医学科4年横浜市立大学医学部医学科4年
社会予防医学実習 第二班
安藤謙 達也 ○鹿毛勇太 金 拓人安藤謙吾 小川達也 ○鹿毛勇太 金子拓人
北嶋宏輝 安田優 山縣英尋
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【背景】たばこの規制に関する世界保健機関枠組み条約たばこの規制に関する世界保健機関枠組み条約(Frame Work Convention on Tobacco Control,FCTC、2005年2月27日発効)第8条 タバコの煙にさらされることからの保護第14条 タバコの需要の減少に関する措置
たばこ消費の抑制を目的とした国際条約
例)アメリカ•自動販売機販売の禁止
健康増進法 (2003年5月1日施行)第25条 受動喫煙を防止するために必要な措置を講じなければならない
国際条約フランス
•たばこ広告の全面禁止
第25条 受動喫煙を防止するために必要な措置を講じなければならない
しかし、これらの法律に強制力はない
そこでそこで・・・
県では全国に先駆けて 罰則( 過料)規定を盛り込んだ県では全国に先駆けて、罰則(=過料)規定を盛り込んだ「神奈川県公共的施設における受動喫煙防止条例」を制定した
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を制定した国が制定すべき禁煙法を自治体の立場からリード
条例について
施設は第一種 第二種
第1種施設は①②③の
施設は第一種、第二種に分類される
第1種施設は①②③のいずれかの対策が必須
①施設内禁煙 ②施設内全面禁煙 ③敷地内全面禁煙
施設 敷地 施設 敷地喫煙所 施設 敷地
①施設内禁煙 ②施設内 面禁煙 ③敷地内 面禁煙
喫煙所喫煙所3
「受動喫煙防止のための政策勧告」Protection from exposure to second‐hand tobacco smokesecond hand tobacco smoke
Section II受動喫煙の健康被害受動喫煙の健康被害受動喫煙の経済的損失Section IV
スモークフリー環境は法律によって規制されるべきであるSection V – Recommendation
100%スモークフリー環境
「健康」と「経済」はtrade‐off出来ない。
なぜなら、たばこが無ければ双方に利益をも粋たらすからだ。(本文抜粋)
(2007年世界保健機関) 4
【実習背景】【実習背景】
が受動喫煙に関する法律が制定されているなか、世界保健機関(WHO)は建物内の100%スモークフリー(=施設
内全面禁煙)を勧告している内全面禁煙)を勧告している
私達大学生が一番長い時間を過ごす場所は大学であるる
大学は第一種施設に分類され、受動喫煙対策が必須であるある
☟ ☟ ☟
私たちの班(7名)は神奈川県内全大学の禁煙状況(遵守状況)について調査することにした
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【実習目的】【実習目的】
神奈川県内の大学における受動喫煙対策の実態を把握して、結果を公表の実態を把握して、結果を公表
☟
きれいな空気で勉強できる
神奈川県を目指す神奈川県を目指す
6出展:神奈川県たばこ対策関連リーフレット・ポスター
【方法】【方法】調査期間:2010年11月11日~2010年12月13日
対象:48大学58キャンパス(学長宛に調査票を送付)☟☟
2010年11月、事前に電話で了解をとりアンケートと資料(条例に関するパンフレット)を
送付し、回答と返送を依頼☟
未回答 施設には 月後電話 督促未回答の10施設には、1月後電話で督促☟
回収率100%を達成回収率100%を達成
7パンフレット(県たばこ対策課御提供)
主要なアンケート項目主要なアンケート項目
1. 健康増進法25条(受動喫煙防止対策)について知 ているかいて知っているか
2. 神奈川県公共的施設における受動喫煙防2. 神奈川県公共的施設における受動喫煙防止条例について知っているか
3 各大学における禁煙状況について3. 各大学における禁煙状況について
4. 今後の予定について
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【結果1】(条例の認知度について)【結果1】(条例の認知度について)
健康増進法第25条について 神奈川県公共的施設におけ健康増進法第 条に いて
知っている る受動喫煙防止条例につい
て知っている2%
5%
7%
はい
いいえ
無回答88%
はい
いいえ無回答88% 98%
n=58 n=58
条例の認知度は極めて高い!!10
【結果2】 (各大学の禁煙状況について)
n=58
9%19% このうち・・・
敷地内全面禁煙の学校敷地内全面禁煙の学校は5大学のみ!!
昭和音楽大学
72%
昭和音楽大学日本医科大学八洲学園大学横浜市立大学横浜市立大学(福浦キャンパス)横浜薬科大学
敷地内全面禁煙
施設内全面禁煙
施設内禁煙
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詳細は禁煙状況一覧(横浜市立大学医学部社会予防医学教室HP)を参照http://www‐user.yokohamacu.ac.jp/~p_health/index.html
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【提案1】施設内全面禁煙は世界標準である!!
☞全大学施設内全面禁煙化まであと11校(=19%)全大学施設内全面禁煙化まであと11校( 19%)
☞神奈川県内の全大学は施設内全面禁煙化へ
医療系大学は敷地内全面禁煙医療系大学は敷地内全面禁煙へ
☞人々の健康を守る立場にある医療関係者の喫煙は人 の健康を守る立場にある医療関係者の喫煙は職業倫理に反する行為である
しかし 一歩外を出ると喫煙者がちらほら・・・しかし、 歩外を出ると喫煙者がちらほら
☞大学や病院の周辺を喫煙禁止区域に!喫煙
(市の条例との組み合わせ)
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【提案2】 大学が出来ること
基幹となる大学が禁煙化促進のプログラムを作成、提案する
【提案2】 大学が出来ること
基幹となる大学が禁煙化促進のプログラムを作成、提案する
例)奈良女子大学保健管理センター(研究班:高橋裕子教授)
大学を禁煙化し、大学生を非喫煙者として社会に送り出そうという取り組み
プロジェクトの目標「生涯にわたって喫煙しない」大学人の育成涯 わ 喫煙 」 育成大学での禁煙対策の促進喫煙学生や喫煙職員への禁煙サポート
神奈川県でもこの取り組みが出来ないのか?
☟☟実際に大学禁煙化に取り組んでいる明治学院大学の例①既に実施している館内禁煙を徹底し、館外においても分煙を推進すること(職員主体)②歩 喫 学 喫 向 努 学 体②歩行喫煙の禁止など、学生の喫煙マナーの向上に努めること(学生主体)といったキャンペーンを推進している。
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明治学院大学と戸塚区との戸塚区との共同開催シンポジウム
(2010年12月15日開催)
NHKニュースサイトに掲載サイトに掲載大学生対象のセミナー(国立がん研究センター主催)(2010年1月14日開催) 15
喫煙者への医療サポート例)神奈川県HP
☟
喫煙者 の医療サポ ト
☟
横浜市内の禁煙相談等実施医療機関の検索
医学的にみても たばこを医学的にみても、たばこをやめたくても止められない人(=ニコチン依存症)
適 な治療を提供すに適切な治療を提供する必要がある
医療サポートの有効活用を!! 16
【提案3】【提案3】市民社会の参画は政策決定に重要 ある
市民社会基幹大学が禁煙化促進プログラムを作成、提案
政策決定に重要である(WHO政策勧告本文抜粋)
大学間network
スモークフリー社会の実現
学生間network
政府大学教育の享受者は学生である
政府は禁煙法を制定するにあたって、市民社会が参加しやすいよう支援するべきである(WHO政策勧告本文抜粋)
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【最後に】【最後に】
(横浜市立大学八景キャンパス) (横浜市立大学福浦キャンパス)
大学は四季折々が感じられる素晴らしい場所です
(横浜市立大学八景キャンパス) (横浜市立大学福浦キャンパス)
大学は 季折 が感じられる素晴らし 場所ですたばこは似合いません
きれいな空気で勉強できる神奈川県を目指していきたいと思います
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