骨密度検査骨密度(bone density)とは、、 骨の強度を表す指標。...
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骨密度検査 放射線科 黒岩堂
骨密度(Bone Density)とは、、
骨の強度を表す指標。 骨に存在するカルシウムやマグネシウム などのミネラル成分が単位面積あたり どの程度あるかを示したものでg/cm2で表記さ れる。
•若年成人比較
•同年齢比較
若年成人比較
若年齢(20歳~44歳の最も骨量が多いとされる成人期)の平均骨密度を100%として比較したもの
若年成人平均値70~80% ⇒骨量減少
〃 70%未満 ⇒骨粗鬆症
同年齢比較
同年齢の平均骨密度を100%として
比較したもの
骨粗鬆症の診断には用いない
結果の見方
骨量が下がる主な要因
•運動不足
• カルシウム・ビタミンD不足
•無理なダイエット
•朝食を抜く習慣
• インスタント食品の食べ過ぎ
•塩分の摂り過ぎ
•喫煙
• アルコールの過剰摂取
日光浴
~骨密度検査の流れ~
立ち上げ
①
②
③
患者登録
ポジショニング
部位選択
ポジショニング[腰椎]
ヤコビー線
ポジショニング[大腿頸部]
4横指
測定開始
腰椎・大腿画像
被曝線量
撮影モード 腰椎正面 [μGy]
大腿骨頸部 [μGy]
備考
スタンダード 37 37 30sec
スマートプレップ 12 12 10sec
~大腿頸部の左右差比較~
目的
•骨密度検査で大腿頸部撮影時、人工骨頭が無い限り左股関節で撮影している。
実際利き足と非利き足で骨密度に左右差が
あるのか比較することを目的とした。
概要
•測定人数;32人
•測定部位;左右大腿頸部
•利き足;右
•性別;男性12名・女性20名
利き足と非利き足で左右差があるのかをt検定
を用いて検討した。
結果
右股関節高値; 17人
左股関節高値; 15人
最大左右差;0.082g/cm2
P=0.75 有意差無し
有意差有り(p<0.05)
考察
測定の結果左右大腿骨の骨密度に有意差は見られなかった。
骨密度は日常生活や運動により受けるメカニカルストレスが多くかかっている側の大腿骨で高くなる傾向がある。(論文より)
メカニカルストレス
・・・骨や関節、筋肉などに毎日使われることで
加わる力
ありがとうございました