シビルスケア pc50 ①落し口の位置決定 - panasonic...シビルスケア...

壁の出隅付近

屋根のコーナー付近

落し口位置

谷部

水上位置

屋根奥行落し口1か所当たりの軒とい長さ

基準落し口1か所当たりの屋根投影面積S

A B

降雨量W（L/s）

軒とい排水量Q（L/s）

たてとい排水量Q'（L/s）

①落し口の位置決定落し口1か所当たりの屋根投影面積

1落し口の位置は屋根のコーナー付近（壁の出隅付近）で壁面にたてとい控金具を支持できる箇所に�設定する。

落し口の位置決定1

�

シビルスケア�

PC50

①落し口の位置決定

シビルスケア PC50

◦対象の建築物に対して使用可能な軒とい、たてとい、落し口数を雨量計算（排水能力表）から割り出す。�排水能力の確認は設計・施工条件を参照ください。�もしくは当社ホームページ設計士向け�「排水計算システム」でご確認ください。�

◦ベランダ、疵、雨戸などで、たてといが設置できない場合があります。そのような位置は避けてください。

◦屋根谷部では、雨水が飛び出しやすいため、できるだけ谷部から離れた位置に落し口を設定ください。　（落し口位置は水下となるため、といの位置が下がり雨水が飛び出しやすくなります）

お願い

1

�


PC50

②軒とい金具の種類と基準

■積雪・強風地域での「金具間隔・納まり」は、積雪、強風地域仕様を必ず守る■吊具（ポリカーボネート製）を使用する場合◦固定に使用する木ねじ、タッピンねじはナベねじをご使用ください。（皿ねじ、ラッパねじは吊具の性能を低下させるおそれがあります。）

■軒とい金具固定用の使用固定具は所定の本数で必ず固定する■吊具（ポリカーボネート製）は、穴径より大きなねじの使用は避ける■「いぶし雨とい」吊金具、受金具の固定には銅製の釘を使用する金具の固定が不充分な場合、軒といの外れ、落下のおそれがあります。

■吊具（ポリカーボネート製）・吊金具（ステンレス＋ポリカーボネート製）を使用する場合　◦鼻隠しの不陸を確認してください。不陸が5㎜以上ある場合はスライド式金具を使用してください。　◦�鼻隠しに塩ビ鋼板またはセメント系材料などが使用されている場合、ねじ仮止め機能付きのポリカーボネート製吊具＜�高強度タイプ＞または、金属製かステンレス＋ポリカーボネート製の吊金具をご使用ください。�吊具の機能を低下させるおそれがあります。

　◦�クレオソートの塗布、ネジロック剤の塗布、ペンキ・ラッカーの塗布、ドライヤーによる過熱、接着剤の塗布、有機溶剤〔アセトン、キシレン〕の塗布・接触、アルカリ〔アンモニア、苛性ソーダ、セメント系〕の塗布・接触は劣化（クラック発生など）の原因となりますのでご使用はお避けください。

　◦施工時および保管時に吊具、吊金具が塩ビ鋼板や軟質塩ビ（防水シートなど）に接触しないようにしてください。��（吊具、吊金具の劣化防止のため）軒といが外れ落下により、けがをするおそれがあります。

■金具は瓦の谷部を避けて取り付ける滑雪による破損および金具からの伝い水防止のため、建物を傷める�おそれがあります。屋根瓦と雨といの組み合わせによっては、雨といが水を受けきれず、�雨水が建物内に流れ込む可能性がありますので施工前後に�受水確認をしてください。

■スライド式の金具で施工された場合、ナットをしっかり締め付ける軒といの外れ、落下によりけがをするおそれがあります。

ナベねじ皿ねじラッパねじ

瓦の谷部への金具の取り付けは避ける。

山谷

谷



2

PC50 吊金具積雪地対応吊金具用正面打 15mm 出4 寸（21°）勾配MQCY9314F 　図面希望

◦軒先の仕様によって金具を選んでください。

ステンレスポリカーボネート

ポリカーボネートポリカーボネート

シビルスケア PC50／②軒とい金具の種類と基準

吊具（ポリカーボネート製）

受金具（ステンレス）

吊金具（亜鉛めっき品）吊具（ポリカーボネート製��）＋ポリカーボネート製吊具（ステンレス��　��）＋ポリカーボネート製

鼻隠し鼻隠し鼻隠し

・金具を打ち込む前に、下穴をキリであけてください。（割れ防止のため）

軒先仕様軒とい金具

垂　木

吊金具・受金具吊金具受金具

打込み　　　　　　　　　　　横打鶴首

鼻隠し

勾配なし

吊金具・受金具吊具・吊金具・受金具

打込み正面打・出なし（固定式・勾配なし）正面打・出あり（固定式・勾配なし）正面打・出なし（スライド式・勾配なし）

勾配あり

吊具・吊金具・受金具

正面打・出なし（固定式・勾配あり）　正面打・出あり

（固定式・勾配あり）　正面打・出あり（スライド・勾配あり）

固定式スライド調整ねじ

締め付けるスライド調整

ツマミ

つまむ

・固定式は出寸法の調整が　できません。

・スライド式は出寸法の調整ができ、軒先の出寸法が�分からない場合や、軒先形状が複雑な場合におすすめです。

・スライド調整ねじは位置調整後、動かないように必ず�締め付けてください。

・受金具はスライド調整ツマミを�つまむと位置調整できます。

◦鼻隠しの勾配と軒先瓦出寸法に応じて、金具を選んでください。スライド式�（受金具）

スライド式�（吊具・吊金具）

◦鼻隠し勾配と出寸法が合っている

ポイント◦鼻隠し勾配と合っていない　（品ぞろえの勾配以外は特注品対応）

◦出寸法が合っていない

�


PC50


軒とい金具の選定1◦吊具の材質には以下の種類があります。

3


鼻隠し下地使用固定具固定釘・

ねじ類サイズ使用穴

吊金具・受金具吊具（ポリカーボネート製）対象品種

木

釘 φ2.4㎜以上

釘用穴（4か所）



木ねじφ3.5㎜以上

φ4.1㎜以上

アンカーボルト用穴（2か所）



鉄タッピンねじ φ5㎜以上

ALC ALC用アンカーボルト φ6㎜以上

RC アンカーボルト φ6㎜以上

・ALCへの直接施工はお避けください。万一施工される場合は、Lアングル（現地調達品）などで補強してください。・固定釘類は鉄製を使用しますと赤さびが発生するおそれがありますので、さびにくいステンレス製をおすすめします。・釘、ねじなどは下地材（窯業系鼻隠しなどは含まない）から20㎜以上打ち込んでください。

◦鼻隠し下地に適したタッピンねじ、釘、アンカーボルトおよび使用穴を選択してください。

ナベねじ皿ねじラッパねじ

◦釘、ねじは下地材（鼻隠し、木質下地材など）に　20㎜以上打ち込んでください。

◦スライド式の金具は金具取り付け後出寸法を合わせてナットをしっかり締め付け、動かないか確認してください。

ポイント

使用固定具

下地に2０㎜以上打ち込む

鼻隠し

窯業鼻隠し

ナットをしめる

使用固定具

下地に2０㎜以上打ち込む

鼻隠し

窯業鼻隠し

ナットをしめる

■吊具（ポリカーボネート製）の固定に使用する木ねじ、タッピンねじはナベねじを使用する皿ねじ、ラッパねじは吊具の性能が低下し、�落下のおそれがあります。

■軒とい金具固定用の使用固定具は所定の本数で必ず固定する■釘、ねじ（打込み金具含む）は下地材へ20㎜以上打ち込む。打ち込み深さが不足すると軒とい金具が外れ落下のおそれがあります。

■吊具（ポリカーボネート製）は、穴径より大きなねじの使用は避ける■「いぶし雨とい」吊金具、受金具の固定には銅製の釘を使用する金具の固定が不充分な場合、軒といの外れ、落下のおそれがあります。

釘用穴（小穴）

アンカーボルト用穴（大穴）

拡大図（裏面）

固定する

参考穴配置◦釘使用時は釘用穴4か所または3か所で固定する。�アンカーボルト使用時はアンカーボルト用穴2か所を�使用する。

�


PC50


4


・積雪地（中雪地域、多雪地域）では、必ず屋根面に「雪止め」を取り付けてください。　S瓦・和瓦など谷部が深い瓦の場合は、谷部を避けて金具（吊具、吊金具、受金具）を取り付けてください。

対象品種◦吊金具・受金具（ステンレス）◦吊金具・受金具（亜鉛めっき品）◦吊金具（ステンレス＋ポリカーボネート）

◦吊具（ポリカーボネート）◦積雪地対応吊金具・受金具

◦吊具（ポリカーボネート）��〈高強度タイプ〉

��建物高さH（m）�

地域（風速�：�Vo）

9m未満 9〜13m未満 13〜31m未満 9m未満 9〜13m未満 13〜31m未満 9m未満 9〜13m未満 13〜31m未満

（3階建て以下）（4階建て以下）（10階建て以下）（3階建て以下）（4階建て以下）（10階建て以下）（3階建て以下）（4階建て以下）（10階建て以下）

一般地域（Vo＝30〜38m／s） 600㎜以内 450㎜以内 600㎜以内 1000㎜以内 600㎜以内

強風場所 450㎜以内 300㎜以内 600㎜以内 450㎜以内 600㎜以内 450㎜以内

強風地域（Vo＝40〜46m／s） 450㎜以内 300㎜以内 600㎜以内 450㎜以内 600㎜以内 450㎜以内

・強風地域は、強風場所の指定はありません。（すべて強風場所としてみなしています。）・建物高さ31mを超える（11階建て以上）場合は、ケイミュー（株）営業所へご相談ください。

1下記の表を参照に金具の取り付けピッチを決定する。

■風対策

■雪対策（各地方の垂直最深積雪量に応じて、軒とい金具の取り付けピッチを決定する。）

地域一般地域中雪地域多雪地域

��積雪量（cm）�種類 0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200

マルチカバー取付用吊具（ポリカーボネート）〈高強度タイプ〉

1000㎜以内 600㎜以内 450㎜以内 300㎜以内

吊具（ポリカーボネート）〈高強度タイプ〉 1000㎜以内 600㎜以内 300㎜以内

吊具（ポリカーボネート） 600㎜以内 450㎜以内 300㎜以内

ケイミュー（株）営業所へお問い合わせください。

積雪地域対応吊金具・受金具 600㎜以内 450㎜以内 300㎜

以内

吊金具・受金具（ステンレス）、（亜鉛めっき品）（ステンレス＋ポリカーボネート）

600㎜以内 450㎜以内 300㎜以内

金具金具集水器金具止まり

100㎜以内

金具

50～200㎜

金具

100～200㎜内曲りの場合200～300㎜（）

（）

100～200㎜

内曲りの場合

200～300㎜

外曲り

軒継手

300㎜以内 300㎜以内

�


PC50


軒とい金具ピッチの基準2

5


金具金具集水器金具止まり

100㎜以内

金具

50～200㎜

金具

100～200㎜内曲りの場合200～300㎜（）

（）

100～200㎜

内曲りの場合

200～300㎜

外曲り

軒継手

300㎜以内 300㎜以内

■金具施工位置図2金具は下図を参考に割り付ける。

曲り部軒継手部

集水器部止まり部

�


PC50


6


2㎜

6㎜

Ⓐ

2㎜

6㎜

Ⓐ

2㎜

10㎜

Ⓐ

2㎜

10㎜

Ⓐ

突起部合わせる2 勾配調整プレート

取り付ける1

吊具

インパクトドライバー

釘または、木ねじ固定する３

勾配調整プレート

PC50・PGR60用吊具

勾配調整プレート

点線の位置を切断する

PC50・PGR60用

吊具

部不要

◦勾配調整プレートは上下を入れ替えて吊具（ポリカーボネート製）に取り付けることで±0.5寸、±1寸の勾配を調整することができます。

◦勾配調整プレートの厚さ（6㎜、10㎜）分、長い釘・ねじなどを使用してください。

◦穴位置が合わないため、金属製吊金具には使用できません。

◦2枚重ねでの施工はできません。

お願い

1勾配調整プレートの上下を確認し、�吊具に取り付ける。

2勾配調整プレートの突起に吊具を�合わせる。

3釘や木ねじで固定する。�固定後、がたつきがないか確認する。

勾配調整プレートの特長�　（0.5 寸、1寸）3

勾配調整プレートの取り付け4 図は、ファインスケアNF-Ⅰ型用吊具の場合

【0.5寸の勾配を調整する場合】

【0.5寸の勾配を調整する場合】

【1寸の勾配を調整する場合】

【1寸の勾配を調整する場合】

◦シビルスケアPC77・PC50、グランスケアPGR60、� �ジェイスケアPJ70、パラスケアU105の場合は、�勾配調整プレートを切断してください。

お願い

吊具の勾配

Ⓐを上にして吊具に取り付けた場合の

吊具の勾配

Ⓐを下にして吊具に取り付けた場合の

吊具の勾配0.5寸 1寸 0.5寸 1寸

勾配なし 0.5寸勾配 1.0寸勾配 −0.5寸勾配 −1.0寸勾配3寸勾配 3.5寸勾配 4.0寸勾配 2.5寸勾配 2.0寸勾配4寸勾配 4.5寸勾配 5.0寸勾配 3.5寸勾配 3.0寸勾配5寸勾配 5.5寸勾配 6.0寸勾配 4.5寸勾配 4.0寸勾配6寸勾配 6.5寸勾配 7.0寸勾配 5.5寸勾配 5.0寸勾配

�


PC50


7

5m×1/1000落し口（集水器または自在ドレン）　

5㎜

水上金具

軒とい

水勾配の数値を確認

水下側水下側

水上側水下金具


③軒とい金具の水上、水下金具取り付け

化粧止まり（右）

内飾り板

PC30で落す場合

止まり（右）

止まり（右）

■ 8ページ8ページ2■､､1 ■ 9

ページ9ページ3

水勾配の確認1◦水上金具と水下金具の取り付け高さの差は�軒といの長さと水勾配1/1000�または5/1000から換算する。�例えば水上と水下の間隔を5ｍとした場合、�水勾配1/1000で高さの差は�5m×1/1000＝5㎜となります。

瓦の谷部への金具の取り付けは避ける。

山谷

谷

■金具の取り付けは水勾配を必ずとる　雨漏れにより建物を傷めるおそれがあります。

■金具は瓦の谷部を避けて取り付ける滑雪による破損および金具からの伝い水により、建物を傷める�おそれがあります。�また、屋根瓦と雨といの組み合わせによっては、雨といが水を�受けきれず、雨水が建物内に流れ込む可能性がありますので�施工前後に受水確認をしてください。

D

前耳

D～21 D3

2

屋根勾配延長線

超えない位置に設定する

水切り

鼻隠し

注）Dは軒といの　上幅を表す。D

100㎜程度

雪止め

約 D31

位置を下げる

水切り

前耳

鼻隠し

金具水上位置の決定2◦軒といの高さは、軒とい前耳部が屋根延長線上もしくは、

屋根延長線を超えない位置に設定する。�軒といの出寸法は、軒先から前耳を軒とい上幅の1/2〜2/3を出してください。

◦雨水が鼻隠し側に回らないよう、水切りの位置を�確認してください。

ポイント

◦軒先からの距離が離れるため、雨仕舞は悪くなります。◦金属製瓦で流れ長さが長い場合は、雨水の飛び出しが大きくなるため、できるだけ軒といを上に納めてくだ�さい。雨水が鼻隠し側に回らないよう、水切りの位置を確認してください。

ポイント

【軒先からの出寸法（積雪地、寒冷地の場合）】

【軒先からの出寸法（一般地の場合）】

◦積雪地域では積雪荷重を避けるため軒とい出寸法を�軒とい上幅の1/3以下とし、軒とい高さ寸法は100㎜程度下げてください。

※下記の断面図は水上金具部の図です。

�


PC50


8

1屋根延長線を確認し、水上位置と�水下位置の金具を取り付ける。

水下側

水上側

水糸金具に張る2

水平器など水勾配の確認3

水糸

取り付ける4

水下側

水上側

中間の金具

2両端の金具に水糸を張る。

3水平器などを使って水勾配が正しく�とれているか確認する。�逆勾配にならないよう気をつける。

�

4水糸に従い割り付け位置に合わせて、�中間の金具を取り付ける。

金具の取り付け3

1000㎜

1㎜吊具水糸

水平器など水下側

水上側

1000㎜

5㎜吊具水糸

水平器など水下側

水上側

◦1/1000勾配

◦5/1000勾配

取り付け勾配について

金具取り付ける1

鼻隠し

水下側

水上側

シビルスケア PC50／③軒とい金具の水上、水下金具取り付け�


PC50


9

軒継手（外パッチン）切断線を描く１

軒とい

軒とい

充電パワーカッター

金切りバサミ、ヤスリバリを取る１

金ノコ・充電パワーカッター

切断する２

軒とい

差し金切断線を描く１

軒とい

色鉛筆色鉛筆1軒といの切断箇所に差し金などをあて、�切断線を描く。�（直角切断）

2軒といは金ノコ、充電パワーカッターなどで�切断する。

充電パワーカッター使用時の安全に関するご注意◦ご使用前に取扱説明書を必ずよくお読みください。◦安全カバーは絶対に外さないでください。◦作業時は保護具を使用してください。切断くずや�粉じんが目や鼻に入るおそれがあります。

◦薄板金工刃を使用してください。

お願い


④軒といの切断


内飾り板

PC30で落す場合

止まり（右）

止まり（右）

■ 11ページ■ 11ページ､､1 3■ 10ページ10ページ2

軒とい切断面にバリ

軒とい

部材の二重差込口

バリが原因で隙間が発生し、接着不良

軒とい採寸を行う１

コンベックス

色鉛筆

■バリ取りをするときは必ず金切りばさみ、　ヤスリなどを使う　切断面のバリは必ず取ってください。�隙間が発生し水漏れの可能性があります。

1コンベックスを使って施工に必要な軒といの長さの�採寸を行う。�採寸の際は、差し込み代を考慮してください。

軒といの採寸1

◦軒といの採寸は部材の差し込み代分を含めて採寸して�ください。

ポイント

部材の二重差込口

差し込み代

軒とい

（例：外曲り）

�


PC50


軒といの切断2【差し金を使う場合】【軒継手（外パッチン）を使う場合】

10


軒とい

軒とい


金切りばさみ、ヤスリバリを取る１


切断する２

軒とい

差し金切断線を描く１

軒とい

1軒とい切断面のバリは金切りばさみ、ヤスリなどで必ず取る。

◦切断面のバリは軒継手や曲りの取り付け時に隙間が発生する場合がありますので必ず取ってください。　（水漏れ防止のため）

◦切断面は接着剤を塗布し、端面処理をした方がさびの防止に効果的です。

お願い

�


PC50


切断面の補修3シビルスケア PC50／④軒といの切断

11


軒とい引っ掛ける１

軒といの底部押し上げる２

軒とい

吊具（吊金具）

前耳

軒とい


ブリキバサミ、ヤスリバリを取る３


切断する２

挿入ガイド

後耳部手前に引きながら外す２板バネ

板バネを上へ起こす１

後耳部手前に引きながら外す２



軒といスライドさせて外す１

板バネ板バネを上へ起こす１

◦必ず前耳から取り付けてください。　後耳を入れた後には入りません。◦軒といの後耳が吊具（吊金具）の�挿入ガイドの外へ入らないようにしてください。

ポイント

◦吊具（吊金具）の板バネを押さえるように軒といの後耳を手前に引きながら下げると外れます。

ポイント

1軒といの前耳部を吊具（吊金具）の先端に掛ける。

◦軒といを横にスライドさせて外す。

◦吊具（吊金具）の後耳部固定の板バネを上側へ起こす。

◦軒といの後耳を手前に引きながら下へ下げて�1か所ずつ外す。

2軒といの底部を押し上げ、�軒といの後耳部に吊具（吊金具）を�はめ込む。

【軒といの外し方（軒継手、曲りが取り付いていない場合）】

【軒といの外し方（軒継手などでスライドできない場合】


⑤軒といの施工


内飾り板

PC30で落す場合

止まり（右）

止まり（右）

■ 12ページ12ページ1

■前耳・後耳をしっかり吊具（吊金具）にはめ込む　軒といの外れ、落下により、けがをするおそれがあります。

吊具（吊金具）への軒といの取り付け1

3吊具（吊金具）がはまっていることを確認する。

�


PC50

⑤軒といの施工

12


⑥内曲り、外曲りの施工


内飾り板

PC30で落す場合

止まり（右）

止まり（右）


■接着剤は必ず接着剤塗布位置に塗布する　水漏れにより建物を傷めるおそれがあります。

◦接着剤が軒とい・曲りの外側にはみ出したり、付着したりした場合、放置しておくとその部分が変色しますので布ですばやくふき取ってください。

お願い

曲り

接着剤

後耳部

当社接着剤

二重差込口に塗布する１

軒とい前耳

はめ込む3曲り

引っ掛ける2後耳

奥まで押し込む4

曲り

二重差込口

◦内曲り箇所の水切り役物の軒先側先端は�必ず下曲げしてください。�　（雨水飛び出し防止のため）

内曲り

水切り役物先端

下曲げ

水切り役物

1曲りの二重差込口に接着剤を�全周ひも状に切れ目なく塗布する。

（当社接着剤）

2曲りの後耳部を軒とい後耳に引っ掛ける。

3接着剤をかき取らないよう軒といを沿わせながら前耳部にはめ込む。

4軒といが曲りの奥まで入るように、曲りを押し込む。

【二重差込式の場合】

7㎜

3㎜

二重差込口

35㎜

接着剤塗布位置（1条塗布）

曲りの施工1

◦当社品以外の接着剤を使用しますと、変形・割れが発生する�おそれがありますので、必ず当社接着剤をお使いください。◦当社品でも、塗布量が多すぎると変形、割れが発生することがあります。◦当社タニシールなどシーリング剤を使用したりすると、変形や割れが発生しやすくなりますので避けてください。◦接着剤は切れ目なく塗布してください。�途切れ途切れに塗布すると水漏れのおそれがあります。

接着剤 7㎜

3㎜

接着剤塗布量の目安

お願い

�


PC50

⑥内曲り、外曲りの施工

13


⑦軒継手の施工 ■ 14ページ14ページ1


接着剤

内押え

外パッチン

外パッチン

内押え

外パッチン

後耳

前耳

塗布位置

当社接着剤塗布する１

広げながら回す３


軒とい

外パッチン後耳にかぶせる２

外パッチン

外パッチン

外パッチン

はめ込む４

接着剤

内押え

外パッチン

外パッチン

内押え

外パッチン

後耳

前耳

塗布位置




軒とい

外パッチン後耳にかぶせる２

外パッチン

外パッチン

外パッチン

はめ込む４

1外パッチンの軒とい接着面に接着剤を�全周ひも状に切れ目なく塗布する。

　（当社接着剤）

15㎜15㎜

3㎜

7㎜接着剤塗布位置（2条塗布）

2外パッチンを軒といの後耳にかぶせる。

3接着剤をかき取らないように外パッチンを手前に広げながら�回す。

4外パッチンを軒といの前耳にはめ込む。

◦接着剤が軒とい・軒継手の外側にはみ出したり、付着したりした場合、放置しておくとその部分が変色しますので布ですばやくふき取ってください。

お願い

◦軒といの継ぎ目が軒継手の中央にくるように合わせてください。

ポイント

■接着剤は必ず接着剤塗布位置に切れ目なく塗布する　水漏れにより建物を傷めるおそれがあります。

軒継手（外パッチン）の取り付け1

◦接着剤塗布位置は商品別編を参照ください。

お願い

�


PC50

⑦軒継手の施工

14

�


PC50

⑦軒継手の施工

接着剤

軒とい

内押え

外パッチンの内側にはめ込む４

軒といの後耳の内側にはめ込む２

塗布位置（2条塗布）

内押え確認する３後耳

押さえ込む５押えリブの先端

バー

内押え

当社接着剤

多めに塗布する１

外パッチン

※矢印部が後耳に確実に　はまっていることを　確認してください。

~~~~~~~~~~

~~~~~~~~

~~~~~~~

押さえリブに指をかけ、中へ押さえ込んでください。

※はめ込み後、内側より接着剤で目どめすると安全です。

前耳

接着剤塗布位置（2条塗布）~~~~~~~~

3㎜

7㎜

10㎜ 10㎜

内押え

外パッチンの内側にはめ込む４

外パッチン

1内押えの軒とい接着面に接着剤を全周ひも状に切れ目なく塗布する。�軒といの内面のため、はみ出しても外観上問題ありません。�


2内押えを軒とい後耳の内側（外パッチンの内側）に�はめ込む。

3確実にはめ込まれているか確認する。

4内押えを接着剤をかき取らないように�外パッチンを手前に広げながら�軒とい�前耳の内側（外パッチンの内側）に�はめ込む。

5内押えの押えリブの先端を指で押さえ込む。

�

シビルスケア PC50／⑦軒継手の施工

3㎜

7㎜

10㎜ 10㎜


軒継手（内押え）の取り付け2

15

�


PC50

⑧止まりの施工

3軒とい後耳に引っ掛けて回すようにしながら�前耳部をはめ込む。

接着剤

当社接着剤

二重差込口に塗布する１

止まり

切断線を描く切断線を描く

7㎜

3㎜

二重差込口


止まりはめ込む３

後耳引っ掛ける２

軒とい

軒とい

二重差込口

軒といを押し込む４止まり

◦一般的な切妻屋根の場合、軒といをケラバ瓦より20㎜程度出して雨水を受けるようにしてください。

お願い

止まり

屋根

ケラバ瓦

20㎜程度

◦接着剤が軒とい・止まりの外側に、はみ出したり、付着したりした場合、放置しておくとその部分が変色しますので布ですばやくふき取ってください。

1止まりの二重差込口に接着剤を全周ひも状に切れ目なく塗布する。


2止まりの後耳部を軒とい後耳に引っ掛ける。


⑧止まりの施工 ■ 16ページ16ページ1

4止まりの二重差込口の奥まで、軒といを押し込む。

止まりの施工1


16

�


PC50

⑨落し口の施工（集水器）


⑨落し口の施工（集水器） ■ 17ページ17ページ1 ■ 18ページ18ページ2◦集水器は軒といの伸縮を逃がす役割もあるため�軒といと接着しません。

1軒といを切り離さない場合は、軒といの落し口位置の底面にエグリバサミまたは、ホルソーで穴をあける。�（穴径は60㎜程度）

【軒といの耳を残す施工方法】

1軒といを切断し端面底部を図のようにたんざくに�切り込みを入れる。

2たんざく部分を折り曲げる。（オダレ加工）�

3軒といは水勾配をとって施工する。�（水勾配は1/1000〜5/1000）

【軒といの縁切り施工方法】

◦切断面は接着剤を塗布し、端面処理を�した方が端面のさび発生の防止には�効果的です。

20㎜

20㎜

軒とい固定する

軒とい軒とい集水器

折り曲げる

60㎜

２

1/1000～5/1000 水勾配をとる３

軒とい

たんざくに切り込みを入れる１

エグリバサミ、ホルソーなど

穴をあける１

軒とい

切り込みを入れ逆「へ」の字に折り曲げる

20㎜

20㎜

軒とい折り曲げる２

３

後耳前耳

お願い

2軒といを右図のようにたんざくに切り込みを入れて、�折り曲げる。（オダレ加工）

3軒といに切り込みを入れて、逆「へ」の字に折り曲げる。�軒といは水勾配をとって施工する。

（水勾配は1/1000〜5/1000）

軒とい側の施工1

角集水器

えん

17

�


PC50

⑨落し口の施工（集水器）

20㎜

20㎜

軒とい固定する

軒とい軒とい集水器

折り曲げる

60㎜

２

1/1000～5/1000 水勾配をとる３

軒とい

たんざくに切り込みを入れる１

エグリバサミ、ホルソーなど

穴をあける１

軒とい

切り込みを入れ逆「へ」の字に折り曲げる

20㎜

20㎜

軒とい折り曲げる２

３

後耳前耳

シビルスケア PC50／⑨落し口の施工（集水器）

集水器の施工2

軒とい

角集水器

後耳に引っ掛ける１

角集水器

前耳部を押し上げる２

パチン前耳にセットする３

◦積雪、強風などの予想される場合は、針金穴（4か所）を利用して補強してください。

お願い

針金

針金穴

鼻隠し

針金穴

鼻隠しに留め付ける

針金

2集水器を起こして、両手の親指で集水器の前耳部を押し上げる。

３軒といの前耳にセットする。�（パチンと音がする。）

1集水器の後耳部を軒といの後耳に引っ掛ける。

◦多雪地は、針金穴（4か所）を補強した後、�針金を鼻隠しに留め付けてください。

18

�


PC50

⑨落し口の施工（F型集水器）


⑨落し口の施工（F型集水器） ■ 19ページ19ページ1

1スライドストッパーの差し込み部に接着剤を塗布する。

2F型集水器を取り付ける側の両方の軒とい�端面にスライドストッパーを取り付ける。�

断面図軒とい差し込み側

PC30・S30・60用の落し口は360 回゚転可能です。

リブ

60mm

お願い


■F型集水器は形状が軒といに近く、落し口のオダレ加工が困難なため、スライドストッパーを　軒とい端面に取り付ける　水漏れにより建物を傷めるおそれがあります。

取り付け方向切り欠き

軒といスライドストッパー

スライドストッパー

取り付ける２

差し込む３

当社接着剤

塗布する１

接着剤

◦スライドストッパーは必ずリブより内側に�付けてください。

F型集水器スライドストッパー

F型集水器の施工1

19

�


PC50

⑨落し口の施工（F型集水器）

前耳

F型集水器

前耳にかぶせはめ込む６パチン

パチン

4Ｆ型集水器の後耳部を軒とい後耳にかぶせる。

５Ｆ型集水器を手前に回す。

６Ｆ型集水器を軒とい前耳にかぶせはめ込む。

◦積雪・強風などの予想される場合は、��針金穴（4か所）を利用して補強してください。

お願い

シビルスケア PC50／⑨落し口の施工（F型集水器）

後耳

軒とい

60㎜F型集水器

後耳にかぶせる４

F型集水器

手前に回す５

針金穴針金

針金穴

針金鼻隠し

固定する鼻隠しに留め付ける

◦多雪地は、針金穴（4か所）を補強した後、針金を�鼻隠しに留め付けてください。

20

1自在ドレンを取り付ける位置に�エグリバサミまたはホルソーで穴を�あける。◦自在ドレン60………穴径65㎜◦自在ドレン60（小）…穴径60㎜

2加工部分のバリをきれいに取り、隙間が出ないようにする。�（水漏れ防止のため）

3自在ドレン（上）のツバの裏側と自在ドレン（下）の接続面に接着剤を全周ひも状に切れ目なく塗布する。�


◦当社品以外の接着剤を使用すると、変形・割れが発生するおそれがありますので、必ず当社接着剤をお使いください。

◦当社品でも、塗布量が多すぎると変形、割れが発生することがあります。

◦特に高耐候性仕様の商品の場合、接着剤を増し塗りしたり、�当社タニシールなどコーキング剤を使用したりすると、�変形や割れが発生しやすくなりますのでおやめください。

◦バリで隙間があくと�水漏れのおそれがあります。

お願い

お願い

4自在ドレン（上）と自在ドレン（下）を、軒といの穴をあけた部分に取り付ける。

円を描く

自在ドレン（小）は穴径φ60

穴径φ6５

金切りバサミ固定する穴をあける１

切断面固定するバリをとる２

切断面固定するバリをとる２

ホルソー固定する穴をあける１

水漏れ自在ドレン（下）

自在ドレン（上）

切断時のバリ

�


PC50

⑨落し口の施工（自在ドレン）


⑨落し口の施工（自在ドレン） ■ 21ページ21ページ1

円を描く

自在ドレン（小）は穴径φ60

穴径φ6５

エグリバサミ穴をあける１

ホルソー

穴をあける１

けがき線の2㎜程度外を切断する

バリを取る２

自在ドレン（上）

自在ドレン（下）

接着剤

接着剤

当社接着剤

接着剤を塗布する３

右回転

自在ドレン（上）取り付ける４

自在ドレン（下）

7㎜

3㎜

接着剤塗布量の目安

落し口の取り付け（自在ドレン）1【ホルソーの場合】【エグリバサミの場合】

21

内飾り板、投げ板の施工■右図屋根のような納まりの場合、特に谷部では

一度にたくさんの雨水が流れ、雨といを飛び越えやすいため、投げ板を使用する

　水漏れにより建物を傷めるおそれがあります。


内飾り板

PC30で落す場合

止まり（右）

止まり（右）

■■ 22ページ22ページ2

22ページ22ページ1

1投げ板も飾り板と同様に1〜3の方法ではめ込んでください。

投げ板の取り付け2

◦積雪のおそれのある地域では、針金穴を利用して補強してください。

お願い

針金針金

2内飾り板（左）の下部先端を曲りコーナー部に位置を合わせ、45°ではめ込み、垂直に起こして上部から押し、はめ込む。

3内飾り板（右）の下部先端を曲りコーナー部から30㎜程度離して、2と同様にはめ込む。

軒とい採寸を行う１


内飾り板（右）

４５°ではめ込む３

内飾り板（右）

スライドしてはめ込む４

内飾り板（左）

４５°ではめ込む２

コンベックス

接着剤

内曲りコーナー部

（左）（右）接着剤

接着剤塗布範囲

30㎜

接着剤

パッチン確認！

パッチン確認！

45°ではめ込む垂直に起こす上から押す

1接着剤を軒とい接着面に塗布する。（当社接着剤）

内飾り板の取り付け（左・右）1軒とい投げ板

内飾り板投げ板

4内飾り板（右）を左にスライドして、内飾り板（左）にカチッとはめ込む。

シビルスケア PC50 特殊納まり

22

内飾り板、投げ板の施工

シビルスケア

PC50

特殊納まり

シビルスケア pc50 ①落し口の位置決定 - panasonic...シビルスケア...

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