救急法フェスティバル開催救急法フェスティバル開催 ·...

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Contents 救急法フェスティバル開催………………………………………………………… 1 水戸赤十字病院学術講演会を開催…………………………………………………… 2 赤十字防災ボランティア体験講座の開催…………………………………………… 2 スマトラ島沖地震・津波災害から 3 年……………………………………………… 3 献血運搬車が寄贈されました/英語通訳による救急法短期講習会を開催……… 4 古河赤十字病院救護班員(管理栄養士)が被災地で考えたこと/乳児院のお正月……… 5 はじめよう ! はたちの献血。キャンペーン実施中 !!……………………………… 6 冬場のピンチに一役!「全国学生クリスマス献血キャンペーン」………………… 6 茨城県支部管内の義援金受付状況…………………………………………………… 6 2008 February 〒310-0914 水戸市小吹町2551 TEL(029)241-4516 FAX(029)241-4714 URL http://www.jrci.jp 発行所 日本赤十字社茨城県支部 優勝チーム名・所属(紙面の都合上、各競技優勝チームのみ掲載) Over50 クラス ○三角巾包帯法リレー 日立市赤十字奉仕団十王地区①(日立市地区) ○三角巾本結びリレー 笠間市赤十字奉仕団岩間分団②(笠間市地区) ヤングクラス ○三角巾包帯法リレー 愛正園(一般) ○三角巾本結びリレー IC99 C(茨城キリスト教大学学生奉仕団) 12 月 2 日、水戸市民体育館において、「平成 19 年度赤十字救急法フェスティバル」を開催しました。 このフェスティバルは楽しみながら救急法を学び、 赤十字への理解を図ることを目的に毎年開催してい ます。 今年は一般の方や青少年赤十字メンバー、奉仕団 員など 74 チーム、約 300 名が三角巾を使った包 帯法リレーなど 2 種目の競技を行い技術の正確さと 速さを競いました。 また、競技以外にも「全員チャレンジ AED」と題 して、競技参加者及びスタッフ全員による心肺蘇生 法と AED のミニ講習会を実施しました。参加者か らは「今、話題の AED の使い方は難しいと思って いたが、丁寧に説明してもらい大変わかりやすかった」 との声が多数聞かれ大盛況で終了しました。 なお、競技の結果は次のとおりです。来年度も開 催を予定しておりますので、皆さまの参加をお待ち しております。 救急法フェスティバル開催 救急法フェスティバル開催 救急法フェスティバル開催 (心肺蘇生法・AED講習会) (本結びリレー) (包帯法の実践)

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Contents救急法フェスティバル開催………………………………………………………… 1 水戸赤十字病院学術講演会を開催…………………………………………………… 2 赤十字防災ボランティア体験講座の開催…………………………………………… 2 スマトラ島沖地震・津波災害から3年……………………………………………… 3 献血運搬車が寄贈されました/英語通訳による救急法短期講習会を開催……… 4 古河赤十字病院救護班員(管理栄養士)が被災地で考えたこと/乳児院のお正月……… 5 はじめよう !はたちの献血。キャンペーン実施中 !!……………………………… 6 冬場のピンチに一役 !「全国学生クリスマス献血キャンペーン」………………… 6 茨城県支部管内の義援金受付状況…………………………………………………… 6

2008February

〒310-0914 水戸市小吹町2551 TEL(029)241-4516 FAX(029)241-4714 URL http://www.jrci.jp

発行所

日本赤十字社茨城県支部

優勝チーム名・所属(紙面の都合上、各競技優勝チームのみ掲載) Over50クラス ○三角巾包帯法リレー  日立市赤十字奉仕団十王地区①(日立市地区) ○三角巾本結びリレー  笠間市赤十字奉仕団岩間分団②(笠間市地区)

ヤングクラス ○三角巾包帯法リレー  愛正園(一般) ○三角巾本結びリレー  IC99 C(茨城キリスト教大学学生奉仕団)

12月2日、水戸市民体育館において、「平成19年度赤十字救急法フェスティバル」を開催しました。 このフェスティバルは楽しみながら救急法を学び、赤十字への理解を図ることを目的に毎年開催しています。 今年は一般の方や青少年赤十字メンバー、奉仕団員など74チーム、約300名が三角巾を使った包帯法リレーなど2種目の競技を行い技術の正確さと速さを競いました。

また、競技以外にも「全員チャレンジAED」と題して、競技参加者及びスタッフ全員による心肺蘇生法とAEDのミニ講習会を実施しました。参加者からは「今、話題のAEDの使い方は難しいと思っていたが、丁寧に説明してもらい大変わかりやすかった」との声が多数聞かれ大盛況で終了しました。 なお、競技の結果は次のとおりです。来年度も開催を予定しておりますので、皆さまの参加をお待ちしております。

救急法フェスティバル開催 救急法フェスティバル開催 救急法フェスティバル開催

(心肺蘇生法・AED講習会)

(本結びリレー)

(包帯法の実践)

Vol.1562008.2

Red Cross Ibaraki  2 「~守ろう人間の尊さを~赤十字」

献血運搬車が寄贈されました

特別講演「3次元照射と 定位放射線治療」(塚本信宏先生)

事務部「栄養管理の現状と一症例」

検査部「システム化による検体検査 の変遷と診療前検査の現状」

医療社会事業部 「初期被ばく医療対応への検討」

去る平成 19 年 11 月 17 日(土)、

水戸赤十字病院では職員を対象に「第

31回水戸赤十字病院学術講演会」を開

催しました。

演題は、埼玉医科大学埼玉医療センタ

ー講師である塚本信宏先生の特別講演か

らはじまり、診療科部から4題、看護部

から3題、薬剤部、検査部、医療社会事

業部、事務部から1題と、合計12題が

発表され、105名の職員が参加しました。

1演題約10分と短い時間ではありま

したが、実際の症例を交えながらの各科

での診療や、各部署での活動の現状、課

題、新たな取り組みなどについて、学術

知識の向上や情報交換の場となりました。

今後も継続して開催していき、医療の

質の向上に役立てていきたいと思います。

1月26日、防災ボランティアに興味がある一般県民の方々

を対象として「赤十字防災ボランティア体験講座」を開催

しました。

これは、体験を通じ赤十字や防災ボランティア活動への

理解を図るとともに、赤十字防災ボランティアの養成や地

域防災力の向上を目的に開催したものです。

県外も含めた27名の参加者は、災害時における赤十字

の役割や防災ボランティアに求められる活動についての説

明を受けた後、非常食の炊き出しや、担架や毛布を使用し

た搬送法について体験をしました。

また、医療救護所の設営体験では、エアーテントを立ち

上げ、ベッドや医療資機材を組み立て設置をしたほか、軽

傷者エリアや優先的に取り扱う患者の選別をするトリアー

ジエリアの方法など本格的な赤十字の医療救護活動の体験

を行いました。

多くの参加者は赤十字の救護資機材を初めて目にした様で、

興味深そうに説明を受け、積極的に設営に臨んでいました。

当支部では、災害で苦しむ被災者のために何か役に立ち

たい、自分の能力を活かしたい、退職後の生きがいを見つ

けたいなど、災害時に一緒に活動をしてくださる防災ボラ

ンティアを随時募集しています。

興味がある方は、当支部事業推進課までお気軽にお問い

合わせ下さい。

防災ボランティア地区リーダーの指導のもと、 傷病者の担架搬送を行う参加者

水戸赤十字病院学術講演会を開催 水戸赤十字病院学術講演会を開催 古河赤十字病院 救護班員(管理栄養士) が被災地で考えたこと

Red Cross Ibaraki 3「あなたのやさしさを大きな力へ-赤十字」

Vol.1562008.2

 スマトラ島沖地震・津波災害では、全世界から赤十字

に総額約 3,043 億円の寄付金が寄せられました。

2007年9月末までに約1,754億円(58%)が活用

され、住宅2万1000戸と保健医療258施設の再建や、

被災者への心のケア、被災コミュニティーでの防災事業

などが行われています。

 日本赤十字社は、105億8,400万円の予算をもっ

て2010年までの5ヵ年復興支援計画を実施中であり、

11月末現在で81億2,000万円(77%)の救援金が

被災地の復興に活かされてきました。

 インドネシアでは住宅1,062戸と地域の診療所16

ヵ所が完成。スリランカでも、内戦の影響を受けながら、

激戦地トリンコマレー県で住宅171戸が完成、今もな

お、約760戸の建設が続いています。住宅の再建は被

災者の健康的で安全な生活の基礎となる重要な支援の一

つです。

 また、これらハード面の支援と並行して、“人づくり”

のための保健衛生教育事業やインドネシアでのマングロ

ーブ植林を含む災害対策事業など、ソフト面の支援にも

あわせて取り組んでいます。

 国際社会では、緊急救援における支援団体間の役割分

担の必要性が認識され、このうちテントや仮設住宅等の

「シェルター」分野では、赤十字がリードエージェンシ

ー(主導機関)としてリーダーシップを取っていくこと

が合意されています。

 大規模災害からの復興には、「長期的な取り組みが必要」

ということも、この3年間の大きな教訓となりました。

住宅の再建だけでも、土地の権利問題の調整(インドネ

シア)、沿岸部住宅再建禁止区域の設定と変更や度重な

る紛争(スリランカ)など、事業を進める過程で大きな

問題に直面しました。住宅が再建された後も、災害で仕

事を失い、生計が困難になった住民たちに対して、経済

的な自立を支援していく必要があります。さらに、保健

衛生、将来の災害リスクなどの課題にも対応していかな

ければなりません。

こうした問題に取り組むためには、単に資金やモノを

提供するだけでなく、地域住民の意識と行動を徐々に変

えていく必要があります。

 日本赤十字社では、今後も地元赤十字社のボランティ

アなどとの連携をもとに、時間をかけて働きかけを続け、

理解と納得を得ながら、被災地の復興に向けた支援を継

続していきます。(日赤本社ホームページより転載)

スマトラ島沖地震・津波災害から3年 ~これまでの成果と、支援する側が得た教訓~

(完成した住宅)

(住宅の引き渡しの様子)

救急法フェスティバル開催 救急法フェスティバル開催

Vol.1562008.2

4

 平成19年12月5日、ロックシティ守谷ショッピング

センターにおいてロック開発株式会社羽間社長、守谷市保

健センター高中様、茨城大学学生献血ボランティア2名出

席のもと、贈呈式が行われました。

 同社では、社会貢献活動の一環として、全国のショッピ

ングセンターにおいて献血キャンペーンを実施されており、

また、地域への献血活動の援助として2002年から毎年

1台献血運搬車を寄贈され、本年、通算6台目が日本赤十

字社茨城県支部に寄贈されました。

 寄贈された、献血運搬車は茨城県赤十字血液センターに

配備し、迅速な血液の運搬に活用させていただきます。

~ロック開発株式会社様~

心肺蘇生法の流れを確認

献血運搬車が寄贈されました 献血運搬車が寄贈されました

※茨城県支部語学赤十字奉仕団は英語・

中国・フランス・タイ語など様々

な言語に堪能な方で組織され国際

交流や通訳などの活動をしています。

活動に興味・関心のある方は茨城

県支部事業推進課までお問合せく

ださい。

English英語通訳による救急法短期講習会を開催

 茨城県支部語学赤十字奉仕団は12月9日、水戸市国際

交流センターにおいて、「英語通訳による救急法短期講習会」

を開催しました。赤十字が開催している救急法を日本語が

分からない外国の方々にも受講して欲しいと、県内在住の

方を対象に語学奉仕団が企画したものです。当日は救急法

指導員の説明を奉仕団員が英語通訳するという形式で実施

しました。

 参加者はアメリカやオーストラリア、中国出身の方など

6名で、心肺蘇生法やAED(自動体外式除細動器)の取

り扱い方を約3時間かけて学び、活発に質問などもあり、

みな積極的に取り組んでいました。参加者からは「緊急時

に役に立つ知識を得ることができてよかった。」「親しみや

すい指導員で大変よかった。ぜひ、多くの英語指導助手に

教えて欲しい。」といった感想があがり、語学奉仕団員か

らは「定期的に開催したい。」と今後の開催に意欲的な意

見があがりました。

水戸赤十字病院学術講演会を開催 古河赤十字病院 救護班員(管理栄養士) が被災地で考えたこと

Vol.1562008.2

5Red Cross Ibaraki「PROTECTING HUMAN DIGNITY」

献血運搬車が寄贈されました 水戸赤十字病院学術講演会を開催

 阪神淡路大震災から13年を迎え、その間日本各地で地

震や風水害が多発し、数多くの被災者の方々が避難所生

活を余儀なくされました。被災者の中には高齢者で義歯

を持たずに避難をされた方、自宅介護者で普通食を口に

出来ない方、ミルクや離乳食でなければ口に出来ない乳

幼児などがいます。こういった人々にとっては、健常者

には問題ない食べ物であっても多くの問題があり、特殊

な加工をされた食べ物(ミキサーでペースト状にする、

とろみをつけるなど)や食器などの速やかな調達と提供

が必要となります。しかし、現状ではおにぎりやパンな

どしか提供されていません。

 阪神淡路大震災で救護活動に携わって以来、日常の給

食業務に戻り患者さんに食事を提供する中で、被災され

た方々の食事はどうだったのか、食事に困難はなかった

のだろうかと疑問を感じてきました。

 新潟県では、平成16年に発生した新潟県中越大震災時

の経験を踏まえ「新潟県災害時栄養・食生活支援活動ガ

イドライン」が平成18年3月に策定されるなど、これ

までの地震や風水害の経験から被災地での食事について

各方面で検討されるようになりました。しかし、このよ

うな取り組みはまだ始まったばかりであり、全国に普及

するまでには時間がかかるのではないでしょうか。

 いつ何時災害に遭遇するかわからない今日、地域の中

でこのような対象者を把握し、災害当初から対応できる

ようにドラッグストアの介護コーナーで市販されている

ペーストや裏ごしなど特別に加工された柔らか形態食を

備えておく必要を感じます。

古河赤十字病院 救護班員(管理栄養士) が被災地で考えたこと

古河赤十字病院 救護班員(管理栄養士) が被災地で考えたこと

 「おはよう」と元気な子供達の声で新年を迎えました。

 乳児院では、お正月の伝統的な遊びである羽根つきや

凧揚げ、駒回し等を、遊びのなかに取り入れ、クラス別

に経験しています。特にパンダ(幼児)組は駒回しに熱

中し、コツを掴んでは何度も何度も夢中で回していました。

晴れた日には院庭に出て凧揚げをしたり、コアラ(乳児)

組はボランティアの方々に抱っこされ外気浴を行うなど、

寒さに負けない体力作りにも励んでいます。

 また、行事の日にはお正月料理を昼食に、おやつには

お汁粉を頂きました。「おいしい、おいしい」と笑顔で

食べる子供達の姿に、この一年が健康に過ごせますよう

にと願う年初めでした。

古河赤十字病院 栄養課長 小吹 良典

Red Cross Ibaraki「赤十字活動資金にご協力をお願いいたします」 6

Vol.1562008.2

日本赤十字社茨城県支部には各地の災害発生以降、たくさんの方から善意の義援金をお寄せいただいております。ご協力ありがとうございました。

茨城県支部管内の 義援金受付状況

平成20年1月15日現在

20,514,364円

3,445,780円

4,405円

95,664,565円

116,015円

39,284円

金額

286件

69件

1件

1695件

8件

4件

件数

平成19年新潟県中越沖地震義援金 (受付中)

平成19年能登半島地震義援金 (受付中)

秋田県大雨災害義援金 (受付終了)

新潟県中越地震災害義援金 (受付終了)

熊本県大雨災害義援金 (受付終了)

宮崎県台風5号被害義援金 (受付終了)

名称

※海外救援金は年間を通じて受付しております

はじめよう!はたちの献血。キャンペーン実施中!!  県民の皆様には日頃より献血へのご理解ご協力を賜り誠にありがとうございます。お陰さまで平成 18 年度は95,355人の方々に献血いただき、安全な血液を安定的に患者さまのもとへお届けいたしました。    さて、本年も1月から2ヵ月間、厚生労働省・都道府県・日本赤十字社の主催による「はたちの献血キャンペーン」が全国で実施されます。同キャンペーンでは、献血者が減少しがちな冬期において、安全な血液製剤を安定的に確保するため、新たに成人となる「はたち」の若者を中心とした多くの皆様方に、成分献血や400ml献血へのご協力をお願いしております。  今年はたちを迎える榮倉奈々さんが、「はじめよう!はたちの献血。」をキャンペーンフレーズに、若者達へ献血の理解と献血への参加協力を呼びかけます。

 また、1月から3月にかけては風邪や花粉症等の影響で服薬される方も多く献血者は減少いたしますので皆様方のご協力をお願いいたします。

冬場のピンチに一役!「全国学生クリスマス献血キャンペーン」  昨年12月22~25日までの4日間県内各献血ルームや移動献血会場にて学生ボランティアによる、「全国学生クリスマス献血キャンペーン2007」が実施されました。  24日の移動献血会場(ロックシティ水戸南SC)では、茨城放送の生中継があり、学生代表の菅野さんが取材を受け、同年代へ献血参加を呼びかけました。また、サンタ衣装に身を包んだ常磐短期大学学生ボランティアによるハンドベル演奏も行われ、とても好評でした。  これら学生たちの活動により、若年層への献血普及や冬場のより多くの献血者から協力頂く事が出来ました。  これからも青少年赤十字の高校生・学生ボランティアの皆さんと協力して取り組んでまいりたいと思います。どうも有難うございました。

 12月1日~25日まで「海外たすけあい」募金キャンペーンを実施し、当支部管内には758件、2,607,303円の寄付が寄せられました。この義援金は、バングラデシュ・サイクロン被害被災者救援、スーダンの難民救援等に使われます。皆様のご協力ありがとうございました。

海外たすけあい

(大学生ボランティアによるハンドベル演奏)

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