セカンドライフ大学・分校報告 - yokohama...2019/04/15 ·...
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セカンドライフ大学・分校報告 平成17年度より地域デビューを目的に「セカンドライフ大学校」を開催しています。平成26年度より区の
地域デビュー応援事業「エンジョイ!セカンドライフ」として区内地域ケアプラザと共に事業を行いました。
1
参加者 女性80% 常連の方が多い
年 齢 70代後半から80代の方
内 容 趣味は趣味のまま・活動につながらない
これまでは・・・
地域に退職した男性がいるはず!!
2
毎日すっと暇そうに家にいる
買い物・外出が一緒で煩わしい
昼ごはんを付けて 喜んで送り出すわ
夫を残し外出!気が引ける
~色々な講座より~
~奥さんより~
そこで地域でリサーチ
時間・曜日は定例がいい
妻に言われればいってもいいかな?
講師はプロでないとその気にならない。
広報紙・回覧板はそもそも見ない。
対 象 70歳までの男性に限定
日 程 定例の曜日
期 間 3ヶ月 5~6回
費 用 全 6回 4800円
内 容 本物の体験・お酒
1歩が踏み出せる?!
3
~同世代の男性より~
ランチ付き
もちろん
4 その気になせるプログラム
地域デビュー応援事業
平成 29年 3月資料
定年後の男性、地域活動を行ってない方を対象に、仲間作り、地域活動・いきがい活動・社会貢献活動
を行いながら、地域における所属の場を獲得し、自らの今後の生き方のヒントを見つける機会としています。
また将来的に港南区の地域活動を担う一因となることを目的としています。
参加者数 グループ化
平成26年 29名 20名
平成27年 22名 19名
平成28年 14名 13名
合計 65名 52名
セカンドライフ大学校報告書
5 6
セカンドライフ分校
7
つながる
出来ることをやる
動き始めた男性たち
~講座終了後~
社 会 貢 献
健康維持のため楽しく遊ぶ
グループ化の目的は2つ
男性52名が地域デビュー
あれこれの活動へ
町 内 会 長
民生員委員児童委員
防災ライセンスリーダー
送 迎 ボ ラ ン テ ィ ア
~地域の活動へ~
~各地域ケアプラザプログラム 平成 28年度
~
~走り始める男性!!~
キーワード3:お墨付き
キーワード5無所属不安の解消
キーワード6新たなコミュニティ
プラザ名 講 座 名
1 港南台地域ケアプラザ 男性の料理教室
2 東永谷地域ケアプラザ DⅠY講座
3 日野南地域ケアプラザ 男のセカンドステージの生き方を探す
4 野 庭 地 域ケアプラザ 男性のクッキングのば
5 港南中央地域ケアプラザ セカンドライフ
6 下永谷地域ケアプラザ 人生設計講座
7 日限山地域ケアプラザ 男の極み
認知症の方・不登校・ひきこもり
の方のための畑
ゴミ屋敷の掃除
キーワード4:達成目標
健康づくり
つながる 高 齢 者
その気にさせる6つのキーワード
再 開 / リ ベ ン ジ
心のどこかで自分の好きなこと、やりたいことを我慢してきた、何かやり残した感
がある。そこで、今まで仕事中心の生活でできなかったことを、もう一度できる機
会の情報を提示する。
キーワード1
大 儀 名 分
再 開 / リ ベ ン ジ
キーワード2
心のゲートを開くきっかけ
新シニア市場攻略のカギはモラトリアムおじさんだ!書籍より
株式会社ビデオリサーチ ひと研究所
妻や友人に顔が立つ理由があれば「仕方ないなぁ」といいながら動き出す。
自分のためだけでなく、他人のため、社会のためになる対外的な“言い訳”があると
嬉しい。 妻など身近な人から頼まれたりすると効果的
キーワード3
みんなが知っているものには手が出しやすい
達 成 目 標
仕事での成果やその結果が昇進、まわりの評価が生きがいであった。
「自分がいなけらば会社が回らない」という状態にプライドと責任感を感じていた。
達成目標があるとそれをクリアすることで新たな充実感を見出しやすい。
目標があると新たな充実感が見出しやすい
無 所 属 不 安 の 解 消 キーワード5
キーワード4
新 た な コ ミ ュ ニ テ ィ キーワード6
長年の会社人生の影響で「適度な束縛」がかえって安心感につながる。まったくの
自由がむしろストレスと感じている。行先も、役職も名刺もスケジュールもすべ
てを失い、完全な無所属になってしまったことに戸惑いを感じている。
「なんだかわからない」ものには参加できないが、世間から「いいもの」「すごいもの」
「社会に貢献しているもの」などといったお墨付きを与えられていると価値を感じる。
決まった曜日・時間に予定があると心安らぐ
社会とつながっている実感がなくなり、隔離感を感じている。地域や趣味のつなが
りをつくりたいが、一歩が踏み出せない。
新たなコミュニティに参加できる仕掛けがあると動き出す
お 墨 付 き
目 標
キーワード2:大義名分
元建設会社Tさん
元 警 視 庁Oさん
元航空会社Kさん
元 教 員Hさん
元 車 関 係Sさん
●毎月ウォーキング(月 1回)
●お祭・行事などのボランティア
●区社協でのお願いごと
(各地域ケアプラザにて)
(障害児ボランティア・ゴミ屋敷掃除など)
グループ化後の活動
【セカンドライフ大学校の様子】
元 営 業Mさん
8 参 加 者 の 声 よ り
やっと出会えた自分の心地いい居場所
幼なじみのような心地良い仲間ができて良かった
毎日が日曜日 頼まれたら何でもやるよ
同世代の人に教えてあげたい
9
この事業により、新たな人材・それぞれの新たな活動の場がたくさん生まれました。
ビデオリサーチ社のマーケティング結果からの6つのキーワードにもあるように、参加を
促すきっかけ、継続参加する理由となる大義名分や、徐々にコミュニティーに馴染んでいけ
るような仕組みづくりが重要だと思います。
その仕組みよって、動き始めると、持ち前の力を発揮し、「仕方ないなぁ~」といいながら、
それぞれの心地良い新しいコミニュティで活き活きと動き始めていきます。
平成29年度は参加者100名を募集!区内地域ケアプラザと協働してセカンドライフ大
学校・分校を開催します。
多くの方の地域活動へ参加できる「きっかけ」となり、新たな担い手となることを目指し
ています。
ま と め
10 今後の向けて
参加者の増加
企業とのタイアップ
参加者100名大募集
募集チラシを男性用と奥様用2種類作成(奥様用は奥様より誘ってもらうため)
スポーツジム・ビール会社・飲食店・ビデオリサーチ社など企業の社会貢献を促し
協働開催とする。
地域ケアプラザエリアで地域活動へ展開
各地域ケアプラザエリアにて新たな担い手として活動できる。
自治会長さん・委嘱委員さん・福祉ネット担当者などとの顔合わせを実施